JP2012062094A - 容器と蓋との組み合わせ及びかかる組み合わせを使用した包装方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】容器への内容物の充填及び/又は該蓋の装着に関する情報を示す第一のコードマーク52を不可視状態でスカート壁の該タンパーエビデント裾部22の外面に施すと共に、内容物自体の情報を示す第二のコードマークを可視状態でスカート壁の該タンパーエビデント裾部の外面に施す。
【選択図】図3
Description
該容器への内容物の充填及び/又は該蓋の装着に関する情報を示す第一のコードマークが不可視状態で該スカート壁の該タンパーエビデント裾部の外面に施されており、内容物自体の情報を示す第二のコードマークが可視状態で該スカート壁の該タンパーエビデント裾部の外面に施されている、ことを特徴とする組み合わせが提供される。
該蓋を該容器の該口頸部に装着した後に、該容器への内容物の充填及び/又は該蓋の装着に関する情報を示す第一のコードマークを不可視状態で該スカート壁の該タンパーエビデント裾部の外面に施すと共に、内容物自体の情報を示す第二のコードマークを可視状態で該スカート壁の該タンパーエビデント裾部の外面に施す、ことを特徴とする包装方法が提供される。
[蓋の製造に関する情報の付加]
図2に図示する如く、本発明においては、好ましくは容器2の口頸部4に蓋6を装着する前、特に好適には蓋6を圧縮成形或いは射出成形によって成形した直後に、蓋6の製造に関する情報、例えば蓋6の製造日時及び装置を示すコードマーク(第三のコードマーク)48を蓋6のスカート壁16の外面に施す。かかるコードマーク48は不可視状態で施されることが重要である。語句「不可視状態」は、可視光下では目視できない状態を意味する。施されるコードマーク48は文字、数字、記号及び符号等の任意の表示でよい(図2においては便宜上数字1、2、3及び4で表示している)。コードマーク48は不可視状態で施されるが、図2においては、便宜上コードマーク48を多数の点で可視表示している。かようなコードマーク48は、紫外線を照射すると発光して可視状態になる水性インク(例えば特開昭53−140105号公報に開示されている水性インク)を周知のインクジェット方式で所要部位に噴射することによって好都合に施すことができる。コードマーク48を施す領域は、スカート壁16の主部20の外面における下半部(即ち凹凸形状32の下部乃至円錐台形状部30)であるのが好都合である。コードマーク48を天面壁14の外面即ち上面に施すことも好適である。
それ自体は周知の充填機を使用して、容器2内に清涼飲料の如き内容物を充填する。次いで、同様にそれ自体は周知の蓋装着機を使用して容器2の口頸部4に蓋6を装着して、口頸部4を密封する。この際には、図2に二点鎖線で示す如く、蓋6の上半部を収容する収容空間を有する装着工具50が蓋6のスカート壁16の主部20の上半部に係合して蓋6を把持する。装着工具50に把持された蓋6は容器2の口頸部4に被嵌され、次いで閉方向、即ち図2において上方から見て時計方向に回転せしめられ、かくして蓋6の雌螺条34が容器2の口頸部6の雄螺条8に螺合せしめられる。図1に図示する如く、雌螺条34が所要とおりに雄螺条8に螺合せしめられると、蓋6のタンパーエビデント裾部22の内面に形成されている係止手段38が容器2の口頸部4の係止あご部10を弾性的に乗り越えて係止あご部10の下方に係止せしめられる。蓋6の天面壁14の内面に形成されている外側筒状シール片42、内側筒状シール片44及び環状シール突条46は、夫々、容器2の口頸部4の外周面、内周面及び頂面に密接せしめられ、かくして口頸部4が密封される。かような蓋装着方式においては、スカート壁16の主部20の外面下半部及び天面壁14の外面には装着工具50が係合せしめられることがなく、従って上記コードマーク48が毀損されることはない。換言すれば、コードマーク48をスカート壁16の主部20の外面上半部に施した場合には、これに装着工具50が係合することによってコードマーク48が毀損されてしまう虞がある。
図3に図示する如く、容器2の口頸部4に蓋6を装着して口頸部4を密封した後に、蓋6のタンパーエビデント裾部22の外面に、内容物の充填及び/又は蓋6の装着に関する情報、例えば内容物の充填日時及び装置並びに蓋2の装着日時及び装置、を示すコードマーク(第一のコードマーク)52を施す。かかるコードマーク52も、上記コードマーク48と同様に、不可視状態で施されることが重要である。施されるコードマーク52は文字、数字、記号及び符号等の任意の表示でよい(図3においては便宜上欧文字A、B、C及びDで表示している)。コードマーク52は不可視状態で施されるが、図3においても、便宜上コードマーク52を多数の点で可視表示している。かようなコードマーク52も、紫外線を照射すると発光して可視状態になる水性インクを周知のインクジェット方式で所要部位に噴射することによって好都合に施すことができる。
容器2の口頸部4に蓋6を装着した後においては、更に、図4に図示する如く、蓋6のスカート壁16におけるタンパーエビデント裾部22の外面に、賞味期限の如き内容物自体に関する情報を示すコードマーク(第二のコードマーク)54も施す。賞味期限の如き内容物自体に関する情報は消費者が目視して認識することが必要であるので、可視状態で施されることが重要である。かようなコードマーク54は、通常の水性インク(黒或いはその他の適宜の色のインクでよい)を使用してインクジェット方式で所要部位に噴射することによって好都合に施すことができる。コードマーク54と上記コードマーク52とは相互に周方向に離隔して、好ましくは相互に直径方向反対側に位置せしめて、施すのが好都合である。不可視状態で施されるコードマーク48とコードマーク52とは軸線方向に相互に整合せしめて施すのが好都合である。
4:口頸部
6:蓋
14:天面壁
16:スカート壁
18:周方向破断ライン
20:スカート壁の主部
22:タンパーエビデント裾部
48:コードマーク(第三のコードマーク)
52:コードマーク(第一のコードマーク)
54:コードマーク(第二のコードマーク)
Claims (9)
- 容器と、内容物が充填された該容器の口頸部に装着されて該口頸部を密封する、天面壁及び該天面壁の周縁から垂下する筒状スカート壁を有し且つ該スカート壁には周方向破断可能ラインが形成されており該スカート壁は該周方向破断可能ラインよりも上方の主部と該周方向破断可能ラインよりも下方のタンパーエビデント裾部とに区画されている蓋との組み合わせにおいて、
該容器への内容物の充填及び/又は該蓋の装着に関する情報を示す第一のコードマークが不可視状態で該スカート壁の該タンパーエビデント裾部の外面に施されており、内容物自体の情報を示す第二のコードマークが可視状態で該スカート壁の該タンパーエビデント裾部の外面に施されている、ことを特徴とする組み合わせ。 - 該第一のコードマークと該第二のコードマークとは、相互に周方向に離隔して該スカート壁の該タンパーエビデント裾部の外面に施されている、請求項1記載の組み合わせ。
- 該蓋の製造に関する情報を示す第三のコードマークが不可視状態で該スカート壁の主部の外面下半部又は天面壁の外面に施されている、請求項1又は2記載の組み合わせ。
- 該第一のコードマーク及び該第三のコードマークは、紫外線を照射することによって可視状態にせしめられるインクによって印刷されている、請求項1又は2記載の組み合わせ。
- 容器に内容物を充填し、しかる後に該容器の口頸部に、天面壁及び該天面壁の周縁から垂下する筒状スカート壁を有し且つ該スカート壁には周方向破断可能ラインが形成されており該スカート壁は該周方向破断可能ラインよりも上方の主部と該周方向破断可能ラインよりも下方のタンパーエビデント裾部とに区画されている蓋を装着して該口頸部を密封する包装方法において、
該蓋を該容器の該口頸部に装着した後に、該容器への内容物の充填及び/又は該蓋の装着に関する情報を示す第一のコードマークを不可視状態で該スカート壁の該タンパーエビデント裾部の外面に施すと共に、内容物自体の情報を示す第二のコードマークを可視状態で該スカート壁の該タンパーエビデント裾部の外面に施す、ことを特徴とする包装方法。 - 該第一のコードマークと該第二のコードマークとは、相互に周方向に離隔して該スカート壁の該タンパーエビデント裾部の外面に施す、請求項5記載の包装方法。
- 該第二のコードマークを施すのと同時に或いは該第二のコードマークを施した後に、該第一のコードマークを施す、請求項5又は6記載の包装方法。
- 該蓋を該容器の該口頸部に装着する前に、該蓋の製造に関する情報を示す第三のコードマークを不可視状態で該スカート壁の主部の外面下半部又は天面壁の外面に施す、請求項5から7までのいずれかに記載の包装方法。
- 該第一のコードマーク及び該第三のコードマークは、紫外線を照射することによって可視状態にせしめられるインクを使用してインクジェット方式で印刷する、請求項5から8までのいずれかに記載の包装方法。
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