JP6723021B2 - 容器蓋 - Google Patents

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Description

本発明は、容器の口頸部に装着される合成樹脂製中栓、及びこの中栓又は口頸部に装着される合成樹脂製外蓋を具備する容器蓋に関する。
下記特許文献1には、容器の口頸部に装着される合成樹脂製中栓、及びこの中栓又は口頸部に装着される合成樹脂製外蓋を具備する容器蓋が開示されている。中栓は破断可能薄肉ラインによって規定された除去領域を有する閉塞壁を含んでいる。この閉塞壁の除去領域には上方に延出する円筒形被係止壁部が形成されている。被係止壁部には被係止突条が配設されている。外蓋は天面壁とこの天面壁の内面中央部から垂下する円筒形係止片とを含む。係止片には係止突条が配設されている。外蓋が中栓又は口頸部に装着される際には、外蓋の天面壁が中栓の閉塞壁を覆うと共に、外蓋の係止片に配設されている係止突条が中栓の被係止壁部に形成されている被係止突条の下方に係止される。中栓又は口頸部から外蓋が離脱される際には、破断可能薄肉ラインが破断されて除去領域が閉塞壁のその他の部分から分離され外蓋と共に口頸部から離脱される。
然るに、上述したとおりの従来の容器蓋には、中栓又は口頸部から離脱した外蓋を中栓又は外蓋に再装着した際に、外蓋に対して除去領域が上方に変位して被係止突条と係止突条との係止が解除されて除去領域の拘束が不充分になり、外蓋に対して除去領域が傾動してしまう傾向がある。そして、外蓋に対して除去領域が傾動してしまうと、中栓又は口頸部から外蓋を再び離脱する際に除去領域が外蓋から偶発的に脱落してしまうことがある。除去領域が外蓋から脱落してしまうと、外蓋を中栓又は口頸部に再装着した時に除去領域による閉塞壁に生成された開口の仮密封が不可能となる。
特開2013−43691号公報
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、中栓又は口頸部に再装着された外蓋を再度中栓又は口頸部から離脱せしめる際に、除去領域が外蓋から脱落してしまうことが可及的に防止される、新規且つ改良された容器蓋を提供することである。
本発明者等は、鋭意検討の結果、中栓の被係止壁部における被係止突条よりも下方の部位に、補助被係止突条を配設し、中栓又は口頸部から離脱された外蓋が中栓又は口頸部に再装着される際に外蓋に対して除去領域が上方に変位されて、外蓋の係止片に配設されている係止突条が中栓の被係止壁部に配設されている補助被係止突条の下方に係止するように構成することによって上記主たる技術的課題が達成されることを見出した。
即ち、本発明によれば、上記主たる技術的課題を達成することができる容器蓋として、容器の口頸部に装着される合成樹脂製中栓、及び該中栓又は該口頸部に装着される合成樹脂製外蓋を具備し、
該中栓は破断可能薄肉ラインによって規定された除去領域を有する閉塞壁を含み、該閉塞壁の該除去領域には上方に延出する円筒形被係止壁部が形成されており、該被係止壁部には被係止突条が配設され、
該外蓋は天面壁と該天面壁の内面中央部から垂下する円筒形係止片とを含み、該係止片には係止突条が配設されており、
該外蓋が該中栓又は該口頸部に装着される際には、該外蓋の該天面壁が該中栓の該閉塞壁を覆うと共に、該外蓋の該係止片に配設されている該係止突条が該中栓の該被係止壁部に形成されている該被係止突条の下方に係止され、
該中栓又は該口頸部から該外蓋が離脱される際には、該破断可能薄肉ラインが破断され
て該除去領域が該閉塞壁のその他の部分から分離され該外蓋と共に該口頸部から離脱される容器蓋において、
該中栓の該被係止壁部における該被係止突条よりも下方の部位には、補助被係止突条が配設されており、
該中栓又は該口頸部から離脱された該外蓋が該中栓又は該口頸部に再装着される際には、該外蓋に対して該除去領域が上方に変位されて、該外蓋の該係止片に配設されている該係止突条が該中栓の該被係止壁部に配設されている該補助被係止突条の下方に係止すると共に、該中栓の該被係止壁部に配設されている該被係止突条が該外蓋の該係止片に配設されている該係止突条よりも上方の位置にて該係止片と対向する、
ことを特徴とする容器蓋が提供される。
好ましくは、該中栓の該閉塞壁の下面には、該破断可能薄肉ラインの半径方向内側において該閉塞壁の下面に接続された基端から半径方向外方に向かって下方に傾斜して延出し、延出端は半径方向において該破断可能薄肉ラインよりも外方に位置する環状シール片が形成されており、該外蓋が該中栓又は該口頸部から離脱される際には該シール片は弾性的に撓んで該その他の部分より上方に移動し、該外蓋が該中栓又は該口頸部に再装着される際には該シール片が該閉塞壁の該その他の部分の上面に当接して該除去領域の下方への移動が阻止される。好適には、該被係止突条及び該係止突条を介して伝えられる力によって該破断可能薄肉ラインは破断する。該被係止壁部の該補助被係止突条の下方には被係合手段が配設され、該係止片の該係止突条の下方には係合手段が配設され、該被係合手段及び該係合手段を介して伝えられる力によって該破断可能薄肉ラインは破断してもよい。該外蓋の該天面壁の下面或いは該係止片又は該中栓の該被係止壁部の上面には、該外蓋が該中栓又は該口頸部に再装着される際に該被係止壁部又は該天面壁に当接して該外蓋に対する該除去領域の上昇を阻止する阻止片が形成されているのが好適である。該外蓋の該天面壁の下面又は該係止片には、該外蓋が該中栓又は該口頸部に再装着される際に該被係止壁部に当接して該外蓋に対する該除去領域の上昇を阻止する阻止片が形成されているのが好適である。該中栓の該被係止壁部の上面には、該外蓋が該中栓又は該口頸部に再装着される際に該外蓋の該天面壁の下面に当接して該外蓋に対する該除去領域の上昇を阻止する阻止片が形成されていてもよい。
本発明の容器蓋においては、中栓又は口頸部から離脱された外蓋が中栓又は口頸部に再装着される際には外蓋に対して除去領域が上方に変位されて、外蓋の係止片に配設されている係止突条が中栓の被係止壁部に配設されている補助被係止突条の下方に係止すると共に、中栓の被係止壁部に配設されている被係止突条が外蓋の係止片に配設されている係止突条よりも上方の位置にて係止片と対向する。これによって外蓋に対して除去領域が傾動することが防止され、除去領域が外蓋から脱落することが可及的に防止される。
本発明に従って構成された容器蓋の好適実施形態における中栓を、一部を断面で示す正面図。 図1の中栓の平面図。 図1の中栓の底面図。 本発明に従って構成された容器蓋の好適実施形態における外蓋を、一部を断面で示す正面図。 図4の外蓋の底面図。 図4の外蓋を図1の中栓に装着した状態を示す縦断面図。 図6に示す状態から図4の外蓋を図1の中栓から離脱せしめた後に図1の中栓に再装着した状態を示す縦断面図。 本発明の他の実施形態を示す部分拡大断面図。 本発明の更に他の実施形態を示す部分拡大断面図。
以下、本発明に従って構成された容器蓋の好適実施形態を図示している添付図面を参照して更に詳細に説明する。
本発明に従って構成された容器蓋は、図1乃至図3に示す中栓2と図4及び図5に示す外蓋4とから構成されている。中栓2はポリエチレン又はポリプロピレンの如き適宜の合成樹脂から射出成形することができ、同様に外蓋4もポリエチレン又はポリプロピレンの如き適宜の合成樹脂から射出成形することができる。
図1及び図2を参照して説明すると、中栓2は閉塞壁6を含む。この閉塞壁6は円環形状の破断可能薄肉ライン8によって規定された円形除去領域10を有する。閉塞壁6の上面には、その外周縁部において上方に延出する円筒形被装着壁12と、半径方向に見て被装着壁12と破断可能薄肉ライン8との間において上方に延出する略円筒形注出壁14とが形成されている。被装着壁12の外周面には雄螺条16が形成されている。注出壁14の上端部はその基端部よりも肉厚が薄肉にせしめられており、半径方向外方にカールせしめられている。注出壁14の延出高さは被装着壁12及び後述する被係止壁部の延出高さよりも高い。
閉塞壁6の上面には、除去領域10の中央部において上方に延出する円筒形被係止壁部18も形成されている。被係止壁部18の上端には実質上水平な円形壁面20が設けられている。被係止壁部18の外周面の上端部には周方向に連続して延在する1個の被係止突条22が配設されている。被係止壁部18における被係止突条22よりも下方の部位には、補助被係止突条24が配設されていることが重要である。図示の実施形態においては、補助被係止突条24は被係止壁部18の外周面において周方向に連続して延在している。被係止壁部18の外周面における補助被係止突条24の下方には、被係合手段26が配設されている。図2に明確に図示する如く、図示の実施形態においては、被係合手段26は周方向に等角度間隔をおいて6個配設されている。被係合手段26の各々は被係止壁部18の外周面から半径方向外方に向かって鋭く切り立つ被係合面26aと、この被係合面26aの半径方向外方の延出端から図2において(即ち上方から見て)反時計方向に向かって直線状に延びる外周面26bと、この外周面26bの図2において反時計方向延出端から半径方向内方に弧状に曲げられた後に緩やかに傾斜して再び被係止壁部18の外周面に接続される逃げ面26cとを有している。被係止壁部18の内周面には軸線方向に延びるリブ27が周方向に等角度間隔を置いて4個形成されている。リブ27は、中栓2に外蓋4を装着する際に所定の治具と協働して外蓋4に対する中栓2の回転を規制することを可能とする。
図1及び図3を参照して説明すると、閉塞壁6の下面には、その外周縁から垂下する円筒形嵌合壁28と、半径方向に見て嵌合壁28と破断可能薄肉ライン8との間において下方に延出する環状シール壁30と、半径方向に見てシール壁30と破断可能薄肉ライン8との間に位置するラチェット部32(特に図3を参照されたい)とが形成されている。嵌合壁28の内周面下端部には環状嵌合突条34が設けられている。更に、嵌合壁28の上端部を除く部分は比較的肉厚にせしめられると共に、上方に開放された環状空隙28aが形成されている。かような嵌合壁28の構成はそれ自体周知であり、容器蓋の分別廃棄に際して、容器蓋を容器口部から容易に取り除くことを可能とする(特開平10−59400号及び特開2004−83092号公報を参照されたい)。ラチェット部32もそれ自体周知の構成であり、中栓2に外蓋4を装着する際に所定の治具と協働して外蓋4に対する中栓2の回転を規制することを可能とする(特開2008−273531号公報を参照されたい)。閉塞壁6の下面には、破断可能薄肉ライン8の半径方向内側において閉塞壁6の下面に接続された基端から半径方向外方に向かって下方に傾斜して延出し、延出端は半径方向において破断可能薄肉ライン8よりも外方に位置する環状シール片36も形成されている。シール片36は比較的肉薄であり弾性的に変形することが可能である。
図4及び図5を参照して説明を続けると、外蓋4は天面壁38とこの天面壁38の内面中央部から垂下する円筒形係止片40と天面壁38の外周縁部から垂下する円筒形装着壁42とを含む。天面壁38の外周縁には縦断面図において半径方向外方及び下方に円弧状に延び、次いで下方に鉛直に延びるスカート壁44が設けられている。スカート壁44の外周面には掛けられる指の滑りを防止するためのナール(凹凸形状)46が形成されている。天面壁38の内面には、半径方向に見て係止片40と装着壁42との間において下方に垂下する筒状液留め片48と、半径方向に見て液留め片48と係止片40との間において下方に垂下する筒状補助シール片50とが形成されている。装着壁42の内周面下部には雌螺条52が形成されている。装着壁42の内周面上端部には周方向に等角度間隔をおいて6個の突出片54が形成されている。突出片54の各々の下面には実質上水平な停止面56が形成されている。係止片40の内周面における軸線方向中間部には周方向に連続して延びる1個の係止突条58が配設されている。係止片40の内周面において係止突条58の下方には係合手段60が配設されている。図5に明確に図示する如く、図示の実施形態においては、係合手段60は周方向に等角度間隔をおいて6個配設されている。係合手段60の各々は係止片40の内周面から半径方向内方に向かって鋭く切り立つ係合面60aと、この係合面60aの半径方向内方の延出端から図5において(即ち下方から見て)反時計方向に向かって緩やかに傾斜して再び係止片40の内周面に接続される傾斜面60bとを有している。
上述したとおりの中栓2と外蓋4とは、中栓2に外蓋4を被嵌した状態で中栓2に対して外蓋4を上方から見て時計方向に回転し、中栓2の雄螺条16に外蓋4の雄螺条48を螺合せしめることによって相互に組み合わされる。この際には、上述したとおり中栓2のリブ27及びラチェット部32に所定の治具を作用させて、外蓋4に対する中栓2の回転を規制した状態で行われる。中栓2に対して外蓋4を上記方向に回転せしめて外蓋4が中栓2に対して降下する際には、外蓋4における係合手段60の傾斜面60bが中栓2における被係合手段26の逃げ面26c及び外周面26bを弾性的に乗り越え、中栓2に対する外蓋4の回転が被係合手段26と係合手段60との共働によって規制されることはない。外蓋4は、その突出片54に形成された停止面56が中栓2の被装着壁12の上面に当接するまで中栓2に対して回転せしめられる。
図6を参照して説明を続けると、外蓋4の装着壁42に形成されている雌螺条52が中栓2に形成されている雄螺条16に螺合されて外蓋4が中栓2に装着されると、外蓋4の天面壁38が中栓2の閉塞壁6を覆うと共に、外蓋4の係止片40に配設されている係止突条58が中栓2の被係止壁部18に形成されている被係止突条22を弾性的に乗り越えてこれの下方に係止される。かかる状態においては、外蓋4の補助シール片50の外周面が中栓2の注出壁14の上端部の内周面に密着する。上記のとおりに組み合わされた容器蓋は、図6に示す容器の口頸部62に対して図6に示す状態まで強制的に下降せしめることによって容器の口頸部62に装着される。かくすると、中栓4における嵌合壁28の内周面に形成されている嵌合突条34が口頸部2の外周面に形成されている係止あご部64を弾性的に乗り越えてこれに係止せしめられ、中栓2が口頸部62に固着される。また、中栓2のシール壁30が口頸部62内に進入せしめられ、これによって口頸部62が密封される。
容器の内容物を消費する際には、外蓋4のスカート壁44に指を掛けて、中栓2に装着されている外蓋4を上方から見て反時計方向に回転する。中栓2に対して外蓋4を上記方向に回転すると、外蓋4の装着壁42に形成されている雌螺条52と中栓2に形成されている雄螺条16との螺合が解除されて中栓2に対して外蓋4が上昇せしめられる。このとき、外蓋4の係止突条58が中栓2の被係止突条22に係止して中栓2に対する外蓋4の上昇が規制される。従って、外蓋4を更に中栓2に対して上記方向に回転せしめると、係止突条58及び被係止突条22を介して破断可能薄肉ライン8に上下方向の力が伝えられこれに集中し、かかる力によって破断可能薄肉ライン8が破断される。本実施形態においては更に、外蓋4に係合手段60が配設されていると共に中栓2に被係合手段26が配設されていることに起因して、外蓋4における係合手段60の係合面60aが中栓2における被係合手段26の係合面24aと係合して、中栓2に対する外蓋4の上記回転も規制される。そのため、係合手段60及び被係合手段26を介して破断可能薄肉ライン8に横方向の力も伝えられ、破断可能薄肉ライン8の破断が助長される。破断可能薄肉ライン8が破断して中栓2の閉塞壁6に開口が生成された後、外蓋4を中栓2に対して上記方向に更に回転せしめると、除去領域10が閉塞壁6のその他の部分から分離され外蓋4と共に除去領域10が中栓2に対して上昇する。除去領域10が閉塞壁6のその他の部分から除去される際にはシール片36は弾性的に撓んで上記その他の部分より上方に移動する。そして、外蓋4を中栓2に対して上記方向に更に回転せしめると、外蓋4と共に除去領域10が口頸部62から離脱される。しかる後においては中栓2の閉塞壁6に生成された開口を通して内容物を排出することができる。
内容物の必要量の排出が終了した後においては、外蓋4を中栓2に被嵌し、次いで上方から見て時計方向に回転して外蓋4の装着壁42の内周面に形成されている雌螺条52を中栓2の被装着壁12の外周面に形成されている雄螺条16に螺合せしめて中栓2に対して外蓋4を降下させる。外蓋4を中栓2に対して上記方向に回転して中栓2に対して外蓋4を降下させると、シール片36が閉塞壁6の上記その他の部分の上面に当接して除去領域10の下方への移動が阻止されると共に、閉塞壁6に生成された開口が閉じられる。かくして、中栓2から離脱された外蓋4が中栓2に再装着される。このとき、本発明の容器蓋においては、中栓2から離脱された外蓋4が中栓2に再装着されると外蓋4に対して除去領域10が上方に変位されて、外蓋4の係止片40に配設されている係止突条58が中栓2の被係止壁部18に配設されている補助被係止突条24の下方に係止すると共に、中栓2の被係止壁部18に配設されている被係止突条22が外蓋4の係止片40に配設されている係止突条58よりも上方の位置にて係止片40と対向する。これによって外蓋4に対して除去領域10が傾動することが防止され、除去領域10が外蓋4から脱落することが可及的に防止される。
図8には本発明に従って構成された容器の他の実施形態が図示されている。かかる実施形態における容器蓋おいては、外蓋の天面壁38の下面には、外蓋が中栓又は口頸部に再装着される際に、被係止壁部18に当接して外蓋に対する除去領域の上昇を阻止する阻止片66が形成されている。図示の実施形態においては、阻止片66は天面壁38の下面中央部において下方に突出する円筒形状部材である。所望ならば、阻止片66は周方向に等角度間隔を置いて周方向に延びる複数個の環状突条としてもよい。阻止片66を天面壁38の下面に形成することにより、中栓から離脱された外蓋が中栓に再装着された際に、阻止片66が被係止壁部18の壁面20の上面に当接して被係止壁部18と天面壁38の下面との間の隙間を除去することが可能となり、これにより、外蓋に対して除去領域10が傾動することがより一層防止され、除去領域10が外蓋から脱落する虞をより一層低減させることができる。なお、図示の形態においては、阻止片66は外蓋の天面壁38の下面に形成されているが、これに代えて、阻止片66を中栓の被係止壁部18の上面、即ち壁面20の上面に形成してもよい。
図9には本発明に従って構成された容器の更に他の実施形態が図示されている。かかる実施形態における容器蓋おいては、外蓋の係止片40の内周面には、外蓋が中栓又は口頸部に再装着される際に、被係止壁部18に当接して外蓋に対する除去領域の上昇を阻止する阻止片68が形成されている。図示の実施形態においては、阻止片68は係止片40の内周面上端部を全周に亘って幾分肉厚にせしめることにより構成されている。所望ならば、阻止片68は、係止片40の内周面上端部を全周に亘って幾分肉厚にせしめることに代えて、係止片40の内周面上端部を幾分肉厚にせしめる部位を周方向に等角度間隔を置いて複数個設けるようにしてもよい。ようにしてもよい。阻止片68を係止片40の内周面に形成することにより、中栓から離脱された外蓋が中栓に再装着された際に、阻止片66が被係止壁部18の外周面に当接することで、外蓋に対して除去領域10が傾動することがより一層防止され、除去領域10が外蓋から脱落する虞をより一層低減させることができる。
以上、添付図面を参照して本発明に従って構成された容器蓋の好適実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能であることは多言を要しない。例えば、図示の実施形態においては、雄螺条は中栓に形成され外蓋は中栓に装着されていたが、これに代えて、雄螺条を容器の口頸部に形成し外蓋は容器の口頸部に装着されるようにしてもよい。また、上記いずれの実施形態においても、中栓に配設される被係止突条は被係止壁部の外周面に形成されると共に外蓋に配設される係止突条及び係合手段は係止片の内周面に形成されていたが、これに代えて、被係止突条を被係止壁部の内周面に形成すると共に係止突条及び係合手段を係止片の外周面に形成するようにしてもよい。この場合には、上述した実施形態においては被係止壁部の上端に形成されていた壁面を下端部にせしめる必要がある。係止突条及び係合手段を係止片の外周面に形成する場合には、阻止片は係止片の外周面上端部に形成される。更にまた、図示の実施形態においては、被係止突条及び補助被係止突条並びに係止突条は共に周方向に連続して延在する1個であったが、これに代えて、周方向に間隔を置いて周方向に延びる複数個としてもよい。この場合には、周方向に間隔を置いて配設された被係止突条及び補助被係止突条並びに係止突条における夫々の周方向間隔及び周方向長さは、係止突条が被係止突条及び補助被係止突条と夫々係止するように適宜調整される。
2:中栓
4:外蓋
6:閉塞壁
8:破断可能薄肉ライン
10:除去領域
16:雄螺条
18:被係止壁部
22:被係止突条
24:補助被係止突条
38:天面壁
40:係止片
48:雌螺条
58:係止突条
62:口頸部

Claims (6)

  1. 容器の口頸部に装着される合成樹脂製中栓、及び該中栓又は該口頸部に装着される合成樹脂製外蓋を具備し、
    該中栓は破断可能薄肉ラインによって規定された除去領域を有する閉塞壁を含み、該閉塞壁の該除去領域には上方に延出する円筒形被係止壁部が形成されており、該被係止壁部には被係止突条が配設され、
    該外蓋は天面壁と該天面壁の内面中央部から垂下する円筒形係止片とを含み、該係止片には係止突条が配設されており、
    該外蓋が該中栓又は該口頸部に装着される際には、該外蓋の該天面壁が該中栓の該閉塞壁を覆うと共に、該外蓋の該係止片に配設されている該係止突条が該中栓の該被係止壁部に形成されている該被係止突条の下方に係止され、
    該中栓又は該口頸部から該外蓋が離脱される際には、該破断可能薄肉ラインが破断されて該除去領域が該閉塞壁のその他の部分から分離され該外蓋と共に該口頸部から離脱される容器蓋において、
    該中栓の該被係止壁部における該被係止突条よりも下方の部位には、補助被係止突条が配設されており、
    該中栓又は該口頸部から離脱された該外蓋が該中栓又は該口頸部に再装着される際には、該外蓋に対して該除去領域が上方に変位されて、該外蓋の該係止片に配設されている該係止突条が該中栓の該被係止壁部に配設されている該補助被係止突条の下方に係止すると共に、該中栓の該被係止壁部に配設されている該被係止突条が該外蓋の該係止片に配設されている該係止突条よりも上方の位置にて該係止片と対向する、
    ことを特徴とする容器蓋。
  2. 該中栓の該閉塞壁の下面には、該破断可能薄肉ラインの半径方向内側において該閉塞壁の下面に接続された基端から半径方向外方に向かって下方に傾斜して延出し、延出端は半径方向において該破断可能薄肉ラインよりも外方に位置する環状シール片が形成されており、該外蓋が該中栓又は該口頸部から離脱される際には該シール片は弾性的に撓んで該その他の部分より上方に移動し、該外蓋が該中栓又は該口頸部に再装着される際には該シール片が該閉塞壁の該その他の部分の上面に当接して該除去領域の下方への移動が阻止される、請求項1記載の容器蓋。
  3. 該被係止突条及び該係止突条を介して伝えられる力によって該破断可能薄肉ラインは破断する、請求項1又は2に記載の容器蓋。
  4. 該被係止壁部の該補助被係止突条の下方には被係合手段が配設され、該係止片の該係止突条の下方には係合手段が配設され、
    該被係合手段及び該係合手段を介して伝えられる力によって該破断可能薄肉ラインは破断する、請求項1から3までのいずれかに記載の容器蓋。
  5. 該外蓋の該天面壁の下面又は該係止片には、該外蓋が該中栓又は該口頸部に再装着される際に該被係止壁部に当接して該外蓋に対する該除去領域の上昇を阻止する阻止片が形成されている、請求項1から4までのいずれかに記載の容器蓋。
  6. 該中栓の該被係止壁部の上面には、該外蓋が該中栓又は該口頸部に再装着される際に該外蓋の該天面壁の下面に当接して該外蓋に対する該除去領域の上昇を阻止する阻止片が形成されている、請求項1から4までのいずれかに記載の容器蓋。
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