JP7438632B2 - 抜栓キャップ - Google Patents
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Description
図1(a)に示すように、容器本体Aは、口部1に、中栓Bを嵌着して抜け止め保持する係止突条2を備えている。
注出筒10の基部11の内周面には、全周にわたって形成された薄肉弱化部14を介して移行栓体15が一体に連設されている。
移行栓体15は、頂部が閉鎖された中空の柱状壁16と、柱状壁16の底部に設けられたリング状の底壁17とを備え、薄肉弱化部14とともに注出口を密閉している。
広幅外歯18は、後述するねじキャップCの第2係合部と係合する略径方向に形成された第1係合面18aと、その周方向反対側に形成され柱状壁16の外周面から螺着方向に傾斜した第1非係合面18bと、柱状壁16に沿って円弧状に形成された肉抜き部18cとを備えている。
図5に示すように、所定の角度範囲について説明すると、移行栓体15の広幅外歯18の第1係合面18aの延長上の角度を0°とし、この0°は、薄肉弱化部14の破断開始位置でもあり、破断開始位置からねじキャップCの螺着方向(矢印と反対方向)に向かう角度をθとすると、外凹溝13と内凹溝19は、角度θが30°から60°の範囲に形成されている。
図1(b)に示すように、雄ねじ23は、通常のねじ山のように、断面が上下対称ではなく、上面が急傾斜して形成される傾斜上面23aと、下面が平坦に形成される平坦下面23bとから構成され、雄ねじ23は、図3(a)に示すように、上端部が180°間隔で始まる2条ねじで形成されている。
なお、本実施例では、雄ねじ23は、2条ねじとしているが、ねじ壁部8の高さに応じて、3条以上の多条ねじとすることができる。
図3に示すように、天壁9の周縁部には、外周側に陥没した段部25が設けられ、段部25の内周側には、180°間隔で2個所に音出し突部26が配設されている。
図3に示すように、上壁7の上面には、周方向の2個所にストッパー28が設けられている。
分別機構30は、図2および図3に示すように、外筒5の下部外周面の所定円弧範囲にわたって軸方向に形成されたスリット31を介して把持部32が設けられ、把持部32は、薄肉の縦切断部33によって外筒5から切り離され外方に展開可能になっている。
スリット31は、縦切断部33から把持部32と反対方向に始端部31aまで延び、他方の端部である終端部31bで把持部32が外筒5と一体となっている。
なお、本実施例では、スリット31は、約120°の円弧範囲にわたって形成され、スリット31のうち、始端部31aから引っ掛け凹部34に隣接する中間部31cまでは、上下方向に貫通しており、中間部31cから終端部31bまでの部分は、容易に破断できるように薄肉で接続されている。
外筒5の切欠き凹部29には、スリット31の終端部31bから背面方向に延び、始端部31a付近までの間の外筒5の内周側に破断可能な薄肉の周方向切断部36と、周方向切断部36の端部と終端部31bとの間の大部分が把持部32に対向する厚肉の厚肉連結部37が形成されている。
狭幅内歯51は、開封時に、ねじキャップCを開蓋方向に回動させたとき、移行栓体15の広幅外歯18の第1係合面18aと係合する略径方向の第2係合面51aと、その周方向反対側に形成され密封筒部43の内周面から螺脱方向に傾斜した第2非係合面51bとを備えている。
なお、雌ねじ55は、前述のように、雄ねじ23に対応して、3条以上の多条ねじとすることができる。
ストッパー28およびくさび状凹部56は、本実施例では周方向2個所に設けられているが、これに限定されず適宜の複数個所に設けることができる。
音出し部材45は、ねじキャップCの締め込み終了直前に振動片58の先端が中栓Bの音出し突部26に当接し、振動片58を湾曲変形させながら締め込みが進み、締め込み終了と同時に振動片58が音出し突部26を乗り越え、復元しようとすることにより、振動し、音が発生されるように設定される。
本実施例では、基部57は、同心円上の180°間隔で2個所に分かれて配設されているが、基部57は、リング状に連続したものであっても構わない。
まず、本実施例の抜栓キャップを容器本体Aに装着するには、中栓Bの上部からねじキャップCを打栓し、中栓BとねじキャップCをセットしてから口部1に中栓Bの嵌合筒部4を当てがって打栓する。
このとき、密封筒部43の第2係着突部48は、中栓Bの移行栓体15に形成された第1係着突部21を乗り越えて拡径部20の外周面に嵌合するようになる。
同時に、ねじ筒部44の下部のくさび状凹部56が中栓Bの上壁7のストッパー28に嵌合することにより、両ねじの螺合が完了する。
このように、本実施例の抜栓キャップは、ねじキャップCを中栓Bにセットする際に、ねじキャップCを打栓によって中栓Bに装着することができるので、従来の抜栓キャップのようにラチェット機構を必要とせず、ワンタッチでねじキャップCと中栓Bとのセットを完了させることができるとともに、密封筒部43の先端部を従来よりも延長して第2係着突部48を形成したことにより、ねじキャップCを移行栓体15に対して安定して案内することができるので、ねじキャップCと中栓Bとのセット作業性を向上させることができる。
なお、本実施例では、ラチェット機構を用いていないが、従来の抜栓キャップのようにラチェット機構を用いてねじキャップCを中栓Bに螺合する構造としても構わない。
ねじキャップCを回動すると、密封筒部43の狭幅内歯51が回動して、その第2係合面51aが移行栓体15の広幅外歯18の第1係合面18aに当接すると、ねじキャップCの回動力が内外歯を介して移行栓体15に加わるようになる。
解析には、材質がポリプロピレン樹脂で、図5に示すように、中栓Bの薄肉弱化部14(注出口)の穴径φが19.5mmの抜栓キャップを使用し、広幅外歯18の第1係合面18aに3kgf/cm2 の圧力をかけ、薄肉弱化部14にかかる最大応力を解析し、抜栓キャップの開封トルクを測定した。
中栓No.0は、注出筒10の基部11の下面および移行栓体15のフランジ部22の下面に、外凹溝13および内凹溝19を形成していないものであり、最大応力は、740000N/m2 で、開封トルクは、190.6N・cmであった。
中栓No.1は、図5に示す角度θが0°から30°の範囲に、移行栓体15のフランジ部22の下面に、内凸リブを対向する2個所に形成したところ、最大応力は、740000N/m2 で、応力が高い部分の範囲が広がり、開封トルクは、213.6N・cmであった。
中栓No.2は、図5に示す角度θが30°から60°の範囲に、注出筒10の基部11の下面および移行栓体15のフランジ部22の下面に、外凹溝13および内凹溝19をそれぞれ対向する2個所に形成したところ、最大応力は、710000N/m2 で、応力が高い部分の範囲が狭くなり、開封トルクは、159.8N・cmであった。
ねじキャップCの回動が進むと、移行栓体15に加わる回動力と引き上げ力により、ついには薄肉弱化部14が破断して注出筒10内に注出口が開口され、注出筒10から分離された移行栓体15は、底壁17の第1係着突部21と係合する密封筒部43の第2係着突部48によって引き上げられ、ねじキャップCとともに上昇していく。
また、両ねじの螺合が完了する際には、再度、音出し部材45の振動片58先端が、音出し突部26に当接して振動し、音が発せられるので、本実施例の利用者は、感覚的にキャップの閉蓋終了を知ることができる。
まず、図3(b)に示す縦切断部33付近の引っ掛け凹部34に手指を掛けて把持部32を手前に引っ張ると、縦切断部33が破断し、把持部32が外方に展開する。
把持部32を指で把持しながら、さらに把持部32を引っ張ると、スリット31の中間部31cから終端部31bまでの薄肉部分は、簡単に破断された後、スリット31の終端部31bに隣接して設けられた薄肉始断部35が破断し、周方向切断部36へと破断が進んでいく。
B 中栓
C ねじキャップ
θ 角度
φ 穴径
1 口部
2 係止突条
4 嵌合筒部
5 外筒
6 内筒
7 上壁
8 ねじ壁部
9 天壁
10 注出筒
11 基部
12 リップ部
13 外凹溝
14 薄肉弱化部
15 移行栓体
16 柱状壁
17 底壁
18 広幅外歯(第1係合部)
18a 第1係合面
18b 第1非係合面
18c 肉抜き部
19 内凹溝
20 拡径部
21 第1係着突部(第1係着部)
22 フランジ部
23 雄ねじ(第1ねじ部)
23a 傾斜上面
23b 平坦下面
24 補強リブ
25 段部
26 音出し突部
27 係止縮径部
28 ストッパー
29 切欠き凹部
30 分別機構
31 スリット
31a 始端部
31b 終端部
31c 中間部
32 把持部
33 縦切断部
34 引っ掛け凹部
35 薄肉始断部
36 周方向切断部
37 厚肉連結部
40 頂壁
41 外周壁
43 密封筒部
44 ねじ筒部
45 音出し部材
48 第2係着突部(第2係着部)
50 シール部
51 狭幅内歯(第2係合部)
51a 第2係合面
51b 第2非係合面
55 雌ねじ(第2ねじ部)
55a 平坦上面
55b 傾斜下面
56 くさび状凹部
57 基部
58 振動片
Claims (3)
- 容器本体の口部に装着される中栓と、中栓に螺合して着脱自在に装着されるねじキャップとを備える抜栓キャップであって、
中栓は、注出筒と、注出筒の内周面に薄肉弱化部を介して連設され、周方向に第1係合部が形成された移行栓体とを有し、
ねじキャップは、頂壁と、頂壁から垂下され、閉蓋時に外周で注出筒を密閉する密封筒部と、移行栓体の第1係合部と係合可能な第2係合部とを有し、
第1係合部は、略径方向に形成され、第2係合部と係合する第1係合面を有し、
第2係合部は、略径方向に形成され、第1係合部の第1係合面と係合する第2係合面を有し、
中栓は、薄肉弱化部を挟んだ内側と外側に、下面から形成された凹溝を有し、
凹溝は、第1係合部の第1係合面から螺着方向に0°~105°の範囲に対向して形成されることを特徴とする抜栓キャップ。 - 凹溝は、第1係合部の第1係合面から螺着方向に30°~60°の範囲に形成されることを特徴とする請求項1に記載の抜栓キャップ。
- 第1係合部と第2係合部は、対向する位置にそれぞれ2個所形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の抜栓キャップ。
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