JP5697505B2 - 合成樹脂製容器蓋 - Google Patents

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Description

本発明は、容器の口頸部を開封した後においても容器蓋の全体が容器から分離されることがない型のタンパーエビデント特性を備えた合成樹脂製容器蓋、更に詳しくは本体とこの本体に一対の非破断接続片及び複数個の破断橋絡部をして接続されたタンパーエビデント裾部とを含み、橋絡部が破断されて本体が容器の口頸部から離脱されても、容器の口頸部に装着され続けるタンパーエビデント裾部に非破断接続片を介して本体が接続され続ける型の合成樹脂製容器蓋に関する。
口頸部の外周面には雄螺条及びこの雄螺条の下方に位置する係止あご部が形成されている容器に適用される、タンパーエビデント特性を備えた合成樹脂製容器蓋として、下記特許文献1には、円形天面壁及びこの天面壁の周縁から垂下する円筒形スカート壁を有し、スカート壁の内周面には雄螺条に螺合せしめられる雌螺条が形成されている本体と、一対の非破断接続片及び複数個の破断橋絡部を介して本体に接続され、内周面には係止あご部に係止せしめられる係止手段が配設されているタンパーエビデント裾部とを含む合成樹脂製容器蓋が開示されている。スカート壁には下方に突出する突出片が形成され、タンパーエビデント裾部には該突出片の突出端部を受け入れる切欠が形成され、一対の非破断接続片は突出片に隣接してその周方向両側に配置され、複数個の破断橋絡部は突出片及び一対の非破断接続片が存在する領域以外の領域に周方向に間隔をおいて配置されている。一対の非破断接続片の各々はタンパーエビデント裾部に対して本体が上方に移動せしめられると鉛直線に対する傾斜角度が漸次減少せしめられる傾動部を有する。
容器の口頸部を開封する際には、本体を開方向に回転せしめて雄螺条に対する雌螺条の螺合を漸次解除する。かくすると、本体は口頸部に対して漸次上昇されるが、タンパーエビデント裾部は係止手段が口頸部の係止あご部に係止せしめられる故に上昇が阻止され、従って破断橋絡部に応力が生成されて破断橋絡部が破断される。一方、非破断接続片は傾動部の傾斜角度が漸次減少せしめられるが破断されることはない。従って、本体が容器の口頸部から離脱されても、口頸部に装着され続けているタンパーエビデント裾部に一対の非破断接続片を介して本体が接続され続ける。容器の口頸部上から本体を変位せしめるために、一対の非破断接続片の所定部位を旋回中心としてタンパーエビデント裾部に対して本体を旋回せしめると、本体に配設されている突出片は、口頸部の係止あご部を弾性的に乗り越え、これによって本体は旋回されて口頸部上から変位した位置に保持される。突出片が係止あご部を弾性的に乗り越える際には突出片が弾性的に復元して係止あご部の上面側に当接することに起因して音が生成される。
特開2010−18290号公報
本発明者等の経験によれば、上述したとおりの従来の合成樹脂製容器蓋には次のとおりの解決すべき問題が存在する。容器の口頸部から離脱せしめられた本体をタンパーエビデント裾部に対して旋回せしめる際に、突出片が係止あご部を乗り越えるのに先立って、タンパーエビデント裾部の内周面に配設されている係止手段(この係止手段は周方向に間隔をおいて半径方向内方及び上方に延出する複数個の弧状係止片或いは周方向に連続して延在し且つ半径方向内方及び上方に延出する環状係止片から構成されている)に当接し、これに起因して本体の旋回動が阻害され、そしてまた音が生成される。突出片が口頸部の係止あご部を乗り越えて本体が所用位置まで旋回されたときに生成される音は、本体が所要位置まで旋回されたことを消費者に認知せしめるので好ましいが、本体を所要位置まで旋回せしめる途中で音が生成されることは、消費者が例えば容器蓋の一部が破損したと誤認してしまう、音が生成された時点で消費者が本体の旋回を中断してしまう等の傾向があり、好ましくない。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、容器の口頸部から離脱せしめられた本体をタンパーエビデント裾部に対して旋回せしめる際に、突出片が係止あご部を乗り越えるのに先立って、タンパーエビデント裾部の内周面に配設されている係止手段に当接するのを回避して、従来の容器蓋に存在する上述したとおりの問題を解決することである。
本体を旋回せしめる際に突出片が係止手段に当接するのを回避するためには、突出片が存在する角度位置において係止手段を省略することが意図され得る。しかしながら、突出片が存在する角度位置においてはタンパーエビデント裾部の突出片の突出端部を受け入れる切欠が形成されている故に、タンパーエビデント裾部の軸線方向寸法が局部的に低減せしめられ、従ってタンパーエビデント裾部の強度が局部的に低減せしめられており、係止手段を省略するとタンパーエビデント裾部の局部的強度低減が助長されてしまう。そこで、本発明においては、突出片が存在する角度位置において係止手段を構成する係止片の延出端部に突出片の干渉を回避する切欠を形成し、かくしてタンパーエビデント裾部の局部的強度低減を可及的に抑制して突出片が係止手段に当接することを確実に回避する。
即ち、本発明によれば、上記主たる技術的課題を達成する合成樹脂製容器蓋として、口頸部の外周面には雄螺条及び該雄螺条の下方に位置する係止あご部が形成されている容器に適用される合成樹脂製容器蓋であって、
円形天面壁及び該天面壁の周縁から垂下する円筒形スカート壁を有し、該スカート壁の内周面には該雄螺条に螺合せしめられる雌螺条が形成されている本体と、一対の非破断接続片及び複数個の破断橋絡部を介して該本体に接続され、内周面には該係止あご部に係止せしめられる係止手段が配設されているタンパーエビデント裾部とを含み、
該スカート壁には下方に突出する突出片が形成され、該タンパーエビデント裾部には該突出片の突出端部を受け入れる切欠が形成され、該一対の非破断接続片は該突出片に隣接してその周方向両側に配置され、該複数個の破断橋絡部は該突出片及び該一対の非破断接続片が存在する領域以外の領域に周方向に間隔をおいて配置され、該一対の非破断接続片の各々は該タンパーエビデント裾部に対して該本体が上方に移動せしめられると鉛直線に対する傾斜角度が漸次減少せしめられる傾動部を有し、
該タンパーエビデント裾部の内周面に配設された該係止手段は、周方向に間隔をおいて半径方向内方及び上方に延出する複数個の弧状係止片或いは周方向に連続して延在し且つ半径方向内方及び上方に延出する環状係止片から構成されている、合成樹脂製容器蓋において、
該突出片が配設されている角度位置において、該弧状係止片或いは環状係止片の延出端部には該突出片の干渉を回避するための切欠が形成されている、ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋が提供される。
本発明においては、弧状係止片あるいは環状係止片に形成された切欠の存在により、タンパーエビデント裾部に対して本体を旋回せしめる際に突出片が弧状係止片或いは環状係止片に当接することが確実に回避される。突出片が存在する角度位置において、係止片を省略するのではなくて、弧状係止片或いは環状係止片に必要最小限度の切欠を形成しているので、タンパーエビデント裾部の局部的強度低減は可及的に抑制される。
本発明に従って構成された容器蓋の好適実施形態を示す正面図。 図1の容器蓋の、一部を断面で示す背面図。 図1の容器蓋の底面図。 図1の容器蓋を容器の口頸部に装着した状態を、一部を断面で示す正面図。 図1の容器蓋の本体を容器の口頸部から離脱せしめるために本体を開方向に回転せしめて上昇せしめた開封操作中間状態を示す正面図。 図1の容器蓋の本体を、口頸部から離脱した後にタンパーエビデント裾部に対して幾分か旋回せしめた状態を示す断面図。 図1の容器蓋の本体を容器の口頸部から離脱せしめて所定位置に保持した状態を示す断面図。
以下、添付図面を参照して、本発明に従って構成された合成樹脂製容器蓋の好適実施形態について、更に詳述する。
本発明に従って構成された合成樹脂製容器蓋の好適実施形態を図示している図1乃至図3を参照して説明すると、ポリエチレン又はポリプロピレンの如き適宜の合成樹脂から射出成形又は圧縮成形によって好都合に一体成形することができる、全体を番号2で示す容器蓋は、本体4とタンパーエビデント裾部6とを含んでいる。本体4は円形天面壁8とこの天面壁8の周縁から垂下する円筒形状のスカート壁10を有する。天面壁8の内面には、周方向に等間隔をおいて半径方向に延びる3個の突起14及び隣接する突起14間に配置され弧状に延びる3個の突起16が形成されている。天面壁8の内面には2条のシール突条、即ち内側環状突条18及び外側環状突条20が形成されている。スカート壁10の外周面にはそこに掛けられる指の滑りを防止するための凹凸22が繰り返し形成されている。スカート壁10の内周面には雌螺条24が形成されている。この雌螺条24には周方向に間隔をおいて切欠26が形成されている。タンパーエビデント裾部6は全体として円筒形状であり、後述する破断橋絡部及び一対の非破断接続片を介して本体のスカート壁10に接続されている。タンパーエビデント裾部6の内周面には係止手段28が配設されている(係止手段28については後に更に詳述する)。
図1乃至図3を参照して説明を続けると、番号30で示す領域において、本体4のスカート壁10の下端縁は他の領域の下端縁よりの上方に変位せしめられており、またタンパーエビデント裾部6の上端縁は他の領域の上端縁よりも下方に変位せしめられており、スカート壁10とタンパーエビデント裾部6との間には正面図において略横長矩形状の開口32が生成されている。開口32の周方向中央部において、スカート壁10には下方に突出する略矩形状の突出片34が形成されている。図1と共に図7を参照することによって明確に理解される如く、突出片34は実質上垂直に垂下し、次いで半径方向外方に若干変位した後に実質上鉛直に垂下しており、その外面には段部36が形成されている。突出片34に対応して、タンパーエビデント裾部6には突出片34の突出端部を受け入れる切欠38が形成されている。
図1及び図2に明確に図示するとおり、上記開口32内には、更に、上記突出片34に隣接してその周方向両側に一対の非破断接続片40a及び40bが配設されている。図示の実施形態における非破断接続片40aは、スカート壁10の下端縁に接続された上端部42a、この上端部42aに続いて周方向片側(図1及び図2において右側)に実質上水平に延びる第一の傾動部44a、中間部46a、中間部46aに続いて周方向他側(図1及び図2において左側)に実質上水平に延びる第二の傾動部48a及びタンパーエビデント裾部6に接続された下端部50aから構成されている。非破断接続片40bは、スカート壁10の下端縁に接続された上端部42b、この上端部42bに続いて周方向片側(図1及び図2において左側)に実質上水平に延びる第一の傾動部44b、中間部46b、中間部46bに続いて周方向他側(図1及び図2において右側)に実質上水平に延びる第二の傾動部48b及びタンパーエビデント裾部6に接続された下端部50bから構成されている。所望ならば、非破断接続片40aにおける第一の傾動部44a及び第二の傾動部48a並びに非破断接続片40bにおける第一の傾動部44b及び第二の傾動部48bを実質上水平ではなく所定方向に傾斜せしめることもできる。図示の実施形態においては、非破断接続片40aと非破断接続片40bとは線対称ではなく、構成要素の周方向寸法が幾分相違せしめられているが、その理由については本出願人の出願にかかる特願2010−222318号明細書の記載を参照されたい。
番号30で示す領域即ち突出片34並びに一対の非破断接続片40a及び40bが存在する領域以外の領域には、タンパーエビデント裾部6を本体4のスカート壁10の下端に接続する複数個の破断橋絡部60が周方向に間隔をおいて複数個、例えば6個、配設されている。破断橋絡部60の各々は周知の形態でよい。
図2と共に図3を参照することによって明確に理解される如く、タンパーエビデント裾部6の内周面に配設されている係止手段28は、図示の実施形態においては周方向に間隔をおいて形成された6個の弧状係止片62a乃至62fから構成されている。弧状係止片62a乃至62fの各々は、タンパーエビデント裾部6の内周面から半径方向内方及び軸線方向上方に延出せしめられている。図3に明確に図示する如く、番号30で示す領域に配設されている弧状係止片62aの周方向長さは他の弧状係止片62b乃至62fの周方向長さよりも幾分長くせしめられている。弧状係止片62aには、本体4の上記突出片34が配設されている角度位置において、突出片34の干渉を回避するための切欠64が形成されていることが重要である。切欠64は必要最小限の大きさである、従って突出片34の突出端部の形状に合致した形状である、のが好適である。弧状係止片62a以外の弧状係止片、即ち弧状係止片62b乃至62fの各々には、周方向中間部位には延出端縁から半径方向外方に延びるスリット66が形成されている。図示の実施形態においては係止手段28は周方向に間隔をおいて半径方向内方及び上方に延出する複数個の弧状係止片62a乃至62fから構成されているが、所望ならば周方向に連続して延在し半径方向内方及び上方に延出する環状係止片から係止手段を構成し、環状係止片における本体4の上記突出片34が配設されている角度位置に、突出片34の干渉を回避するための切欠を形成することもできる。
図4には、容器蓋2と共に容器の口頸部68も図示されている。ポリエチレンテレフタレートの如き適宜の合成樹脂或いはガラスから形成することができる容器の口頸部68は全体として円筒形状であり、その上面は開口されている。口頸部68の外周面には、雄螺条70とこの雄螺条70の下方に位置する係止あご部72が形成されている。
口頸部68に容器蓋2を装着して口頸部68を密封する際には、口頸部68に容器蓋2を被嵌して閉方向(図4において上方から見て時計方向)に回転せしめ、口頸部68の雄螺条70に容器蓋2の雌螺条24を螺合せしめる。雄螺条70に対する雌螺条24の螺合の進行に応じて容器蓋2は口頸部68に対して漸次下降する。図4に図示する状態まで口頸部68に対して容器蓋2が下降せしめられると、容器蓋2の本体4における天面壁8の内面に形成されている内側環状突条18及び外側環状突条20が夫々口頸部68の内周面及び外周面に密接せしめられ、これによって口頸部68が密封される。容器蓋2のタンパーエビデント裾部6の内周面に配設されている係止手段28は口頸部68の係止あご部72を弾性的に乗り越えて、係止あご部72の下面に係止せしめられる。
口頸部68を開封する際には、容器蓋2を開方向(図4において上方から見て反時計方向)に回転せしめ、口頸部68の雄螺条70に対する容器蓋2の雌螺条24の螺合を漸次解除する。螺合を漸次解除すると容器蓋2の本体4は開方向に回転せしめられると共に上昇せしめられるが、タンパーエビデント裾部6は係止手段28が口頸部68の係止あご部72に係止しているので上昇が阻止され、これに起因して破断橋絡部60に相当な応力が生成され、破断橋絡部60が破断される。しかる後においては、容器蓋2の本体4は開方向への回転と共に上昇し、タンパーエビデント裾部6から上方に漸次離間せしめられる。図4と共に図5を参照することによって明確に理解される如く、タンパーエビデント裾部6から本体4が漸次上方に離間せしめられると、非破断接続片40aの第一の傾動片44a及び非破断接続片40bの第二の傾動部48bは夫々の上端及び下端を中心として図4及び図5において時計方向に旋回、即ち時計方向に傾動され、一方非破断接続片40aの第二の傾動片48a及び非破断接続片40bの第一の傾動部44bは夫々の下端及び上端を中心として図4及び図5において反時計方向に旋回、即ち反時計方向に傾動され、これに応じて非破断接続片40a及び40bにおける第一の傾動部44a及び44b並びに第二の傾動部48a及び48bの鉛直線に対する傾斜角度が漸次低減される。図4及び図5と共に図6を参照することによって明確に理解される如く、口頸部68の雄螺条70に対する容器蓋2の雌螺条24の螺合が完全に解除されると、容器蓋2の本体4は口頸部68から離脱される。しかしながら、本体4は非破断接続片40a及び40bを介して、口頸部68に装着され続けているタンパーエビデント裾部6に接続され続けている故に、容器の口頸部68から離間されることはない。
容器蓋2の本体4が口頸部68から離脱された後においては、非破断接続片40a及び40bをヒンジ支点として本体4を口頸部68から遠ざかる方向に旋回する。この際には、図6を参照することによって明確に理解される如く、弧状係止片62aは切欠64が形成されているので、本体4の突出片34は弧状係止片62aに干渉することなく切欠64を通過する。本体4を図7に図示する状態まで旋回せしめると、突出片34は口頸部68の係止あご部72を弾性的に乗り越えて係止あご部72の上面に当接し、突出片34の外面に形成されている段部36が係止あご部72の上面に係止せしめられ、これによって本体4は図7に図示する位置に解除自在に保持される。従って、消費者は本体4の存在によって阻害されることなく、容器内に存在する清涼飲料の如き内容物を飲食することができる。突出片34が係止あご部72を乗り越えて弾性的に復元して係止あご部72の上面に当接するときには音が生成され、これによって消費者は本体4が所要位置まで旋回されたことを認知することができる。
内容物の飲食を途中で中断した場合には、図7に図示する位置に保持されている本体4を口頸部68に接近する方向に旋回せしめて再び口頸部68に被嵌し、そして容器蓋2を閉方向に回転せしめて口頸部68の雄螺条70に容器蓋2の雌螺条24を螺合せしめ、かくして容器蓋2を再び図4に図示する状態に位置せしめ、口頸部68を仮密封することができる。
2:容器蓋
4:本体
6:タンパーエビデント裾部
8:天面壁
10:スカート壁
24:雌螺条
28:係止手段
34:突出片
40a:非破断接続片
40b:非破断接続片
60:破断橋絡部
62a:弧状係止片
62b:弧状係止片
62c:弧状係止片
62d:弧状係止片
62e:弧状係止片
62f:弧状係止片
64:切欠
68:口頸部
70:雄螺条
72:係止あご部

Claims (1)

  1. 口頸部の外周面には雄螺条及び該雄螺条の下方に位置する係止あご部が形成されている容器に適用される合成樹脂製容器蓋であって、
    円形天面壁及び該天面壁の周縁から垂下する円筒形スカート壁を有し、該スカート壁の内周面には該雄螺条に螺合せしめられる雌螺条が形成されている本体と、一対の非破断接続片及び複数個の破断橋絡部を介して該本体に接続され、内周面には該係止あご部に係止せしめられる係止手段が配設されているタンパーエビデント裾部とを含み、
    該スカート壁には下方に突出する突出片が形成され、該タンパーエビデント裾部には該突出片の突出端部を受け入れる切欠が形成され、該一対の非破断接続片は該突出片に隣接してその周方向両側に配置され、該複数個の破断橋絡部は該突出片及び該一対の非破断接続片が存在する領域以外の領域に周方向に間隔をおいて配置され、該一対の非破断接続片の各々は該タンパーエビデント裾部に対して該本体が上方に移動せしめられると鉛直線に対する傾斜角度が漸次減少せしめられる傾動部を有し、
    該タンパーエビデント裾部の内周面に配設された該係止手段は、周方向に間隔をおいて半径方向内方及び上方に延出する複数個の弧状係止片或いは周方向に連続して延在し且つ半径方向内方及び上方に延出する環状係止片から構成されている、合成樹脂製容器蓋において、
    該突出片が配設されている角度位置において、該弧状係止片或いは環状係止片の延出端部には該突出片の干渉を回避するための切欠が形成されている、ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋。
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