JP6045885B2 - 中栓と蓋本体とから構成された容器蓋 - Google Patents
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Description
該中栓は円形閉塞壁及び該閉塞壁の外周縁に接続された筒形装着壁を含み、該装着壁を容器の口頸部の外周面に嵌合せしめることによって容器の口頸部に装着され、該閉塞壁が容器の口頸部を閉塞し、
該蓋本体は円形覆壁及び該覆壁の外周縁に接続された筒形嵌合壁を含み、該嵌合壁を該中栓の該装着壁の外周面に嵌合することによって該中栓に回転自在に装着され、該覆壁が該中栓の該閉塞壁の上方に位置し、
該中栓の該閉塞壁には少なくとも1個の破断可能薄肉ラインが形成されており、該破断可能薄肉ラインは破断開始端部から延びる外側弧状部と該破断開始端部から延びる内側弧状部とを有し、該外側弧状部と該内側弧状部との間に弧状変形領域が規定されており、
該変形領域における該破断開始端近傍上面には被係止手段が配設されており、
該蓋本体の該覆壁には少なくとも1個の排出開口が形成されており、該覆壁の下面には該中栓に該蓋本体を装着すると該中栓の該被係止手段に係止せしめられる係止手段が配設されており、
該中栓の該装着壁の外周面と該蓋本体の該嵌合壁の内周面との一方には案内手段が配設され、他方には該案内手段と協働する被案内手段が配設されており、
該案内手段は所定方向に向かって漸次上方に変位するカム溝から構成され、該被案内手段は該カム溝内に収容されるカム突起から構成されており、
該カム突起の周方向長さと同等の周方向長さを有する没入部が形成されており、周方向において該カム突起を該没入部に整合せしめて該中栓に該蓋本体を装着することによって、該中栓の該被係止手段の各々に該蓋本体の該係止手段の各々が係止せしめられ、
該中栓に該蓋本体を装着した状態において該蓋本体を該所定方向に回転せしめると該案内手段と該被案内手段との協働によって該蓋本体は回転と共に該中栓に対して漸次上昇せしめられ、該係止手段及び該被係止手段を介して該変形領域に力が加えられ、該中栓の該破断可能薄肉ラインが破断されると共に該変形領域が変形され、これによって該中栓の該閉塞壁に通過開口が生成される、
ことを特徴とする容器蓋が提供される。
方向側には近接して回転阻止手段を構成する回転防止壁20が位置する故に、蓋本体6は中栓4に対して所定方向と反対方向、即ち時計方向に回転せしめられることが阻止される。この状態で、中栓4及び蓋本体6は図7に二点鎖線で図示するガラス或いはポリエチレンテレフタレート製の如き適宜の容器の口頸部84に装着される。口頸部84は上面が開口された略円筒形状であり、その外周面上端部には環状係止あご部86が形成されている。中栓4及び蓋本体6は、中栓4のシール部8bを口頸部84内に挿入し、装着壁10を口頸部84の外周に被嵌せしめることによって口頸部84に装着される。シール部8bの外周面は口頸部84の内周面に密接せしめられる。装着壁10の内周面に形成されている係止突条14は、口頸部84の係止あご部86を弾性的に乗り越えて、これに係止せしめられ、容器の口頸部84に中栓4及び蓋本体6が保持される。
6:蓋本体
8:閉塞壁
10:装着壁
18:カム溝(案内手段)
20:回転防止壁(回転阻止手段)
22:回転制限壁(回転制限手段)
24:突出部(逆転阻止手段)
26:没入部
32:薄肉ライン
34:外側弧状部
36:内側弧状部
38:変形領域
40:被係止手段
42:支柱
44:リング
46:覆壁
48:嵌合壁
52:外蓋
62:排出開口
64:切欠
68:カム突起(被案内手段)
70:天面壁
72:スカート壁
80:係止手段
82:フック形状片
84:口頸部
86:係止あご部
88:通過開口
Claims (8)
- 容器の口頸部に装着される合成樹脂製中栓と該中栓に装着される合成樹脂製蓋本体とから構成され、
該中栓は円形閉塞壁及び該閉塞壁の外周縁に接続された筒形装着壁を含み、該装着壁を容器の口頸部の外周面に嵌合せしめることによって容器の口頸部に装着され、該閉塞壁が容器の口頸部を閉塞し、
該蓋本体は円形覆壁及び該覆壁の外周縁に接続された筒形嵌合壁を含み、該嵌合壁を該中栓の該装着壁の外周面に嵌合することによって該中栓に回転自在に装着され、該覆壁が該中栓の該閉塞壁の上方に位置し、
該中栓の該閉塞壁には少なくとも1個の破断可能薄肉ラインが形成されており、該破断可能薄肉ラインは破断開始端部から延びる外側弧状部と該破断開始端部から延びる内側弧状部とを有し、該外側弧状部と該内側弧状部との間に弧状変形領域が規定されており、
該変形領域における該破断開始端近傍上面には被係止手段が配設されており、
該蓋本体の該覆壁には少なくとも1個の排出開口が形成されており、該覆壁の下面には該中栓に該蓋本体を装着すると該中栓の該被係止手段に係止せしめられる係止手段が配設されており、
該中栓の該装着壁の外周面と該蓋本体の該嵌合壁の内周面との一方には案内手段が配設され、他方には該案内手段と協働する被案内手段が配設されており、
該案内手段は所定方向に向かって漸次上方に変位するカム溝から構成され、該被案内手段は該カム溝内に収容されるカム突起から構成されており、
該カム突起の周方向長さと同等の周方向長さを有する没入部が形成されており、周方向において該カム突起を該没入部に整合せしめて該中栓に該蓋本体を装着することによって、該中栓の該被係止手段の各々に該蓋本体の該係止手段の各々が係止せしめられ、
該中栓に該蓋本体を装着した状態において該蓋本体を該所定方向に回転せしめると該案内手段と該被案内手段との協働によって該蓋本体は回転と共に該中栓に対して漸次上昇せしめられ、該係止手段及び該被係止手段を介して該変形領域に力が加えられ、該中栓の該破断可能薄肉ラインが破断されると共に該変形領域が変形され、これによって該中栓の該閉塞壁に通過開口が生成される、
ことを特徴とする容器蓋。 - 該中栓の該閉塞壁には該破断可能薄肉ラインが周方向に等間隔をおいて2個乃至3個形成され、該変形領域が周方向に等間隔をおいて2個乃至3個規定されている、請求項1記載の容器蓋。
- 該中栓の該閉塞壁に形成されている該破断可能薄肉ラインの該外側弧状部及び該内側弧状部は上方から見て反時計方向に該破断開始端から延在し、該所定方向は上方から見て反時計方向である、請求項1又は2記載の容器蓋。
- 該カム溝には該カム突起と協働して該中栓に対して該蓋本体が該所定方向の反対方向に回転するのを阻止する回転阻止手段が付設されている、請求項1から3までのいずれかに記載の容器蓋。
- 該カム溝には該中栓に対する該蓋本体の該所定方向への回転を所定角度に制限する回転制限手段が付設されている、請求項1から4までのいずれかに記載の容器蓋。
- 該カム溝には該中栓に対して該蓋本体が該所定方向に該回転制限手段によって制限されるまで回転せしめられると、該中栓に対して該蓋本体が該所定方向の反対方向に回転するのを阻止する逆転阻止手段が形成されている、請求項5記載の容器蓋。
- 該没入部は該所定方向に見て該回転阻止手段の下流側に形成されている、請求項4から6までのいずれかに記載の容器蓋。
- 該中栓の該被係止手段は該変形領域から上方に延びる支柱と該支柱に付設されたリングとから構成されており、該蓋本体の該係止手段は該覆壁から垂下するフック形状片から構成されている、請求項1から7までのいずれかに記載の容器蓋。
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JP2012253394A JP6045885B2 (ja) | 2012-11-19 | 2012-11-19 | 中栓と蓋本体とから構成された容器蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012253394A JP6045885B2 (ja) | 2012-11-19 | 2012-11-19 | 中栓と蓋本体とから構成された容器蓋 |
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JP6045885B2 true JP6045885B2 (ja) | 2016-12-14 |
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Family Applications (1)
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2012
- 2012-11-19 JP JP2012253394A patent/JP6045885B2/ja active Active
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