JP5625698B2 - 容器用口栓および容器 - Google Patents
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Description
さらに、プルタブに指を掛ける際には、指で注出口の内面に触れてしまう場合が多く、開封後に内容物が当該内面に触れてしまうと衛生面で問題となる場合もある。
加えて、注出口本体から切り離したプルタブは、それ自体が廃棄物となるため、廃棄の手間がかかるという問題もある。
本発明の他の目的は、大きな力を必要とせずに、容易かつ衛生的に開封することができる容器を提供することである。
また、前記封止板部は薄肉部位を有し、前記スロープリブが押圧されて前記封止板部が変位するときに前記薄肉部位が断裂して複数の封止板に分割されてもよい。
図1は、本実施形態の容器1の全体構成を示す図である。容器1は、本発明の容器用口栓を備えるものであり、ソース、醤油、ドレッシング、油、だし、たれ、ふりかけ等の液体または粉体の各種食品や調味料等の内容物が充填されて使用されるものである。
キャップ70は、保管時等において容器用口栓20を覆って密閉し、充填された内容物を保護したり、容器本体10内への異物の侵入を防いだりする。
図3の上側は第一部材21の平面図であり、下側は当該平面図のA−A線における断面図である。第一部材21は樹脂等で形成されており、略円筒状の円筒部23と、容器本体10に係合させるための係合部24とを備えている。
フランジ部32のうち、係合筒部33が延びる側と反対側の上面には、一対のストッパー34が設けられている。一対のストッパー34は、係合筒部33の軸線を挟んで対向する位置であって、各スロープリブ28の第三領域31に対応する位相の位置に形成されている。係合筒部33には、内腔に突出する係合突起33Aが周方向にわたって形成されており、図2に示すように、容器本体10の開口部12において径方向外側に突出した被係合部12Aと係合することにより、第一部材21が容器本体10に対して係合固定されている。
係合筒部33の外周面には、径方向外側に突出した凸部33Bが周方向にわたって形成されている。凸部33Bは、第一部材21と第二部材22とを嵌合させるために用いられる。
第二部材22は樹脂等で形成されており、注出口35が形成された筒状部36と、第一部材21に嵌合させるための嵌合部37と、容器用口栓の開封時に封止板部25を押圧する押圧リブ(押圧部)38とを備えている。
略円盤状のフランジ部41のうち、嵌合筒部42が延びる裏面には、円筒部39を囲むように略円筒状の支持壁43が形成されている。支持壁43と嵌合筒部42との間であって、円筒部39の軸線を挟んで対向する位置には、一対のスペーサー44が設けられている。
図6の底面図に示すように、各スペーサー44は、各押圧リブ38とほぼ同一の位相であるが、少し左回りに位相がずれた位置に形成されている。
容器1に内容物が充填された食品の製造時においては、開口部12から容器本体10内に内容物を充填後、容器用口栓20を開口部12に取り付け、キャップ70を締めることにより完成する。その後、キャップ70が輸送中に外れないように必要に応じてシュリンクフィルム等で覆う等してから出荷される。
容器1の開封時は、使用者はキャップ70を取り外し、容器本体10を保持しながら、容器用口栓20の第二部材22を所定の方向(本実施形態では注出口35側から見て右回り)に回転させる。すると、容器本体10に固定された第一部材21に対して、第二部材22が当該所定の方向に相対回転する。
この時点で押圧リブ38が接触する第三領域31は、第二領域30よりも一段低くなっているため、第二部材22が逆回転する等により押圧リブ38が再び第二領域30に移動する事態は発生しにくい。その結果、押圧リブ38による封止板部25の押し込み状態が保持され、容器1の開封状態が保持される。
なお、連結部27における各封止板25A、25Bと円筒部23との接続は、容器1の開封後も維持されるため、開封によって各封止板25A、25Bが液体容器10内に落下することはない。
また、内容物の流路となる円筒部23および39の内面等に触れることなく開封することができるため、衛生面でも優れている。
さらに、プルタブタイプの口栓および容器と異なり、開封時に内容物のはね等が生じにくく、切り離された廃棄物が発生しないため、環境への負荷が少なく、取り扱いが容易な容器とすることができる。
また、薄肉部位を形成するV溝は、第二端部23B側の面に設けられてもよい。
図15は、液体用容器81上部の断面図である。第一部材83は、概ね第一部材21と同様の構造を備えているが、封止板部85にはV溝26Bはなく、V溝26Aが第二端部23B側の面に設けられている。またスロープリブ28に代えて、スロープリブ86が設けられている。スロープリブ86は、封止板部85の平面視において、封止板部85の中心を通り径方向に延びる平坦な板状に形成されている。また、そのスロープには第一領域や第二領域等はなく、概ね単純なスロープ形状となっている。封止板部85と円筒部23とを接続する連結部27は、スロープリブ86の突出高さが最も高くなる部位またはその周辺に設けられている。
また、キャップ70に代えて、第二部材にヒンジで接続された蓋を設け、この蓋によって容器用口栓開封後の容器の密閉を行ってもよい。
さらに、容器本体として、例えばゲーブルトップ型等の紙製容器が用いられてもよい。本発明の容器用口栓は、プルタブタイプの口栓と異なり、開封時に容器用口栓を容器本体から離間させるような力を作用させる必要がないため、剛性の比較的低い紙製容器にも好適に用いることができる。
10 容器本体
20、82 容器用口栓
21、83 第一部材
22、84 第二部材
23 円筒部
25、85 封止板部
25A、25B 封止板
25D、50A、50B、50C 薄肉部位
26、86 スロープリブ
29 第一領域
30 第二領域
38 押圧リブ(押圧部)
87 押圧筒部(押圧部)
Claims (4)
- 液体または粉体の内容物が充填される容器本体に取り付けられる容器用口栓であって、
円筒部と、前記円筒部の内腔を塞ぐ封止板部と、前記封止板部に突出して設けられ、少なくとも一部が徐々に突出高さが増加するスロープ形状とされたスロープリブとを有し、前記容器本体に取り付けられる第一部材と、
前記スロープリブを押圧する押圧部を有し、前記第一部材に対して、相対回転可能かつ前記円筒部の軸線方向に相対移動不能に取り付けられた第二部材と、
を備え、
前記第二部材を前記第一部材に対して所定の方向に相対回転させると、前記押圧部により前記スロープリブが押圧されて前記封止板部が変位することにより前記円筒部の内腔が開通するとともに、
前記封止板部は、前記スロープリブが押圧されて前記封止板部が変位するときに断裂する薄肉部位を有することを特徴とする容器用口栓。 - 前記スロープ形状は、第一の傾斜角を有する第一領域と、前記第一の傾斜角よりも小さい第二の傾斜角を有する第二領域とを含むことを特徴とする請求項1に記載の容器用口栓。
- 前記封止板部は薄肉部位を有し、前記スロープリブが押圧されて前記封止板部が変位するときに前記薄肉部位が断裂して複数の封止板に分割されることを特徴とする請求項1または2に記載の容器用口栓。
- 請求項1から3のいずれか1項に記載の容器用口栓と、
前記容器本体と、
を備えることを特徴とする容器。
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