JP2005059933A - 液体用容器のキャップ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 キャップ開封時に軽い回転トルクで注出口を開口できるようにして、老人、身障者等の力の無い使用者にとって親切で構造簡単で廉価な液体用容器のキャップ構造を提供する。
【解決手段】 キャップの内面または内蓋にキャップを螺嵌で開封する時に互いに掛合する掛合部3、被掛合部4のどちらか一方を設けて、その開封時に前記掛合部3と被掛合部4が複数箇所で相互に掛止してキャップと共に回転しながら上昇する掛止部6を構成するようになし、前記内蓋に設けた掛合部3または被掛合部4に連なってその内蓋32に、キャップ開封時の回転方向と同方向またはその回転方向とほぼ同方向を向く薄肉部151、151で挟まれた円弧状の帯状部分15を始端とする切取用脆弱部5を設け、キャップ回転初期時の軽い回転トルクで円弧状帯状部分15を挟む薄肉部151、151を破断し、それを起点にして切取用脆弱部5を切取る。
【選択図】図5

Description

本発明は、液体用容器のキャップ構造、更に詳しくは、キャップを螺嵌によって開封すると同時に内蓋を切り取って注出口を形成することができる便利な液体用容器のキャップ構造に関するものである。
従来、この種の液体用容器のキャップ構造には、キャップに掛着棒を垂設し、その両先端に引っ掛け爪を上向きにもつ引っ掛け部材を回転可能に設け、キャップを取外す時に引っ掛け部材にプルリングが引っ掛かる構造(A構造)、内蓋から連結片を突設し、該連結片をキャップと連結し、内蓋に環状薄肉部を形成した構造(B構造)、キャップの中央に係合部を設け、環状薄肉部を有する内蓋部分にその係合部が上方から係脱不能に係止する係止孔を開孔した構造(C構造)等がある(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3等参照。)。
しかしながら、前記A構造は図14に示すように、キャップ1に掛着棒21を垂設し、その両先端に引っ掛け爪31aを上向きにもつ引っ掛け部材31を回転可能に設け、キャップ1を取外す時に引っ掛け部材31に内蓋32から突設したプルリング7が引っ掛けるようにしているが、プルリング7に引っ掛け爪31aを引っ掛けるためには引っ掛け爪31aをプルリング7の下方に位置させる必要があるが、キャップ1がネジ込み式であるため、引っ掛け爪31をプルリング7下方に位置させる具体的構造が不明であって実施不能であり、また、キャップ1、内蓋32、引っ掛け部材31の3パーツが必要であり、成形コストが高騰する。更に、プルリング7を引き抜くタイプに変わりなく、大きな引き抜きトルクが必要である。
また、前記B構造は図15に示すように、内蓋32から連結片52を突設し、該連結片52をキャップ1と連結し、内蓋32に環状薄肉部62を形成しているが、内蓋32から上方に突設する連結片52を挿入する孔41をキャップ1の天板部1aに開孔し、その挿入孔41への連結片52挿入後、溶接ヘッドで連結片52とその挿入孔41部分を溶接したり、その挿入孔41部分と連結片52部分とを挿入孔41に注入される溶接ゴムや樹脂Aで結合しているが、キャップ1の天板部1aに挿入孔41が開孔されているのでキャップ1としては不衛生であるばかりでなく構造が複雑であり、注出口を開孔する際の回転トルクが環状薄肉部62に同時に作用する構成のため、開口するのに大きなトルクが必要となる。
更にC構造は図16に示すように、キャップ1の中央に矢印形状の係合部51を設け、環状薄肉部62を有する内蓋32部分にその係合部51が上方から係脱不能に係止する係止孔72を開孔しているので、係合部51を強制的に係止孔72に係止する際の差込力で環状薄肉部62を破断する虞れがあり、実用性が乏しい。
特開2000−128217号公報 実用新案登録第3046081号公報 実開昭62−3450号公報
本発明が上記従来事情に鑑みてなされたものでは、その目的とする処は、キャップ開封時の軽い回転トルクで注出口を開口可能にして、老人、身障者等の力の無い使用者にとって親切な液体用容器のキャップ構造を提供することにある。
他の目的とする処は、構造簡単で廉価な液体用容器のキャップ構造を提供することにある。
前記課題を解決するために講じた技術的手段は、キャップの内面または内蓋にキャップを螺嵌で開封する時に互いに掛合する掛合部、被掛合部のどちらか一方を設けて、その開封時に前記掛合部と被掛合部が複数箇所で相互に掛止してキャップと共に回転しながら上昇する掛止部を構成するようになし、前記内蓋に設けた掛合部または被掛合部に連なってその内蓋に、キャップ開封時の回転方向と同方向またはその回転方向とほぼ同方向を向く薄肉部で挟まれた帯状部分を始端とする切取用脆弱部を設けていることを特徴とする液体用容器のキャップ構造である(請求項1)。
前記手段によれば、回転トルクが作用する切取用脆弱部始端の帯状部分を挟む薄肉部を、キャップ開封時の回転方向と同方向またはその回転方向とほぼ同方向を向いて形成して、キャップ回転初期時の軽い回転トルクで帯状部分を挟む薄肉部を破断し、それを起点にして切取用脆弱部を切取る。
また、請求項1記載において、前記掛合部と被掛合部とは、キャップ内面、内蓋上面のどちらか一方にキャップ螺嵌中心を中心とする半径位置を僅かズラして突設した突片部と、その突片部からキャップ螺嵌中心を中心とする円周方向を向いて折曲された折曲片部とを各々備え、前記掛合部、被掛合部の折曲片部は、各々逆方向に折曲してなり、前記掛合部または被掛合部の一方の折曲片部には、その先端にキャップ組付時に他方の突片部、折曲片部の側面に摺接して逃げる方向に弾性変形させてキャップの組付を阻害せず且つキャップ開封時に前記他方の突片部に交差するように案内させる傾斜ガイド片を有し、前記他方の突片部における折曲片部との境界部に、該傾斜ガイド片が交差して前記一方の折曲片部を掛止する掛止凹部を切欠形成し、内蓋に設けた前記掛合部または前記被掛合部に連なってその内蓋に、キャップ開封時の回転方向と同方向またはその回転方向とほぼ同方向を向く薄肉部で挟まれた帯状部分を始端とする切取用脆弱部を設けていると、好ましいものである(請求項2)。
前記手段によれば、キャップ組付時に逃げる方向に弾性変形させて掛合部と被掛合部とを掛合させずに行き違い状態にするその傾斜ガイド片がキャップ開封時にガイドになって掛合部と被掛合部とを互いに掛かり合わせて、掛合部、被掛合部どちらか一方の突片部に形成されている掛止凹部に他方の折曲片部を落下不能に掛止し、その掛止状態で前記帯状部分を挟む薄肉部を破断させて切取用脆弱部を切取る。
前記請求項1記載において、前記被掛合部は、内蓋の上面のキャップ螺嵌中心を中心とする同一円周上に複数箇所に下面を開放した内部中空状をもって隆起させると共にその一面を薄肉部とし、前記掛合部は、キャップ内面において前記被掛合部と同一円周上に設けられ先端にキャップ組付時に前記被掛合部の天板部で弾性的に湾曲変形されると共にその組付完了時に被掛合部方向を向く下向き傾斜状の破断用爪片とを備え、前記薄肉部はキャップ開封時の前記破断用爪片で破られる位置に設けられ、また前記破断用爪片はキャップの内面から垂設する垂設片部から延設して形成してなり、前記内蓋に設けた前記被掛合部に連なってその内蓋にキャップ開封時の回転方向と同方向またはその回転方向とほぼ同方向を向く薄肉部で挟まれた帯状部分を始端とする切取用脆弱部を設け、前記垂設片部は破断用爪片の基部に厚肉ガイド部を形成すると共にその厚肉ガイド部に連続して掛止凹部に凹設形成し、該掛止凹部は、キャップ開封時に被掛合部の一面に形成した前記薄肉部を破断して被掛合部内に破断用爪片が進入した後に厚肉ガイド部で案内される被掛合部の天板部を掛止するものであると、好ましいものである(請求項3)。
前記手段によれば、内蓋に形成されている被掛合部の天板部で弾性的に湾曲形成されキャップの組付を阻害しない破断用爪片が、キャップ開封時に被掛合部の薄肉部を破断して内部中空状のその被掛合部内に進入し継続するキャップの回転で被掛合部の天板部を厚肉ガイド部が掛止凹部に掛止するように案内し、掛止凹部への同天板部の掛止状態で請求項2と同じく前記帯状部分を挟む薄肉部を破断させて切取用脆弱部を切取る。
また、前記掛合部、被掛合部をキャップまたは内蓋と一体成形したり(請求項4)、切取用脆弱部を、平面視S字状を形成する場合も望ましいものである(請求項5)。
本発明は以上のようにキャップの螺嵌で開封する時に互いに掛合部、被掛合部が掛合して構成される掛止部の回転方向と同方向またはその回転方向とほぼ同方向を向く薄肉部で挟まれた帯状部分を始端とする切取用脆弱部を形成して、キャップ回転初期時の軽い回転トルクで切取用脆弱部の始端を破断して、続行されるキャップの回転で切取用脆弱部の切取へと導くようにしているので、回転初期時に例えば、プルリングを引き抜いたり、回転トルクが環状薄肉部に同時に集中する構成のように、大きな回転トルクを必要とせず、老人や身障者等のように力のない使用者であっても開封すると同時に注出口を開口することができる。
しかも、請求項2や請求項3のように構成してあると、キャップの内面に、切り取られた薄肉脆弱部を落下しないように保持でき、切取後のその脆弱部の排除動作が不必要で手指を汚さない。
また、請求項4にあっては、内蓋を有する部材と、その部材に螺嵌されるキャップとの2パーツで構成されるため、構造簡単で安価に提供することができる。
以下、本発明液体用容器のキャップ構造の実施形態数例を説明する。
図1〜図7は本発明液体用容器のキャップ構造の第1の実施の形態を示し、符号1は、キャップ、2は蓋栓である。
蓋栓2は、図1に示すように、ポリプロピレン、ポリエチレン等から成形され、容器口部内側に配置される螺嵌筒12から容器口部外側に掛止させる装着筒22を設け、前記螺嵌筒12内を内蓋32で閉塞した周知の基本的態様になっている。
螺嵌筒22の外周面には、同じくポリプロピレン、ポリエチレン等から成形されたキャップが螺嵌される雄螺条221が螺刻されている。
前記キャップ1は、図1等に示すように、その内側周面に雌螺条1’を螺刻し、また、その内面(天面)または内蓋32上面には、キャップ1を螺嵌で開封する際に互いに掛止する掛合部3、被掛合部4のどちらか一方が設けられている。
この実施の形態では掛合部3をキャップ1に、被掛合部4を内蓋32に設けた場合を説明する。
掛合部3は、図1〜図6等に示すように、キャップ1におけるインナーリング11内側位置においてキャップ1の螺嵌中心を挟む所定の円周上に対称位置各々に一体に下向きに各々突片部13を突設し、各々の突片部13の先端に組付時のキャップ螺嵌方向とは逆方向に折曲片部(水平折曲片部)23を一体に折曲し、該折曲片部23の先端に湾曲状をもって傾斜ガイド片33を内側に折曲形成して、形成されている。
一方、被掛合部4は、図1〜図6等に示すように、前記する掛合部3よりも僅かに短い半径上の内蓋32上面のキャップ螺嵌中心を挟む対称位置に一体に突片部14を各々上向きに突設し、各々の突片部14先端に掛合部3の折曲片部23とは逆方向、即ちキャップ螺嵌方向に折曲片部(水平折曲片部)24を折曲形成し、各々の突片部14の上端位置に前記掛合部3の折曲片部23が掛止する掛止凹部34を切欠して、形成されている。
前記掛合部3と被掛合部4とは、キャップ1の組付完了時に掛合部3の前記傾斜ガイド片33が、被掛合部4の前記掛止凹部34と同一高さ位置で且つ被掛合部4の少なくとも突片部14を通り過ぎる位置に配置されるようにキャップ組付完了時のネジ込み具合及び突片部13、14の突設高さを設定している。
また、前記内蓋32には、注出口を閉塞する切取用脆弱部5が形成されている。
前記切取用脆弱部5は、図1、図2、図4等に示すように、キャップ開封時のキャップ1の回転方向と同方向もしくはその回転方向とほぼ同方向を向く薄肉部151、151で挟まれ円弧状の帯状部分15を始端に有する平面視形状に形成され、本実施の形態では平面視S字状にしてある。
そして、前記円弧状の帯状部分15から前記被掛合部4を一体に突設させてある。
以上のように構成されているこの実施の形態の液体用容器のキャップ構造は、キャップ1を螺嵌する組付時には、図2、図3に示すように、前記掛合部3の折曲片部23先端の傾斜ガイド片33が被掛合部4の折曲片部24や突片部14の外側面で摺接して逃げる方向に掛合部3自体を弾性変形させてキャップ組付を妨害しない。そして、組付完了時には掛合部3の折曲片部23の傾斜ガイド片33は、被掛合部4における突片部14の途中高さ位置に接近する。
そして、液体用容器を購入し、例えばピルファー・プルーフ機能(図示せず)を解除して使用に際して開封する時には、図4、図5に示すように、前記掛合部3の傾斜ガイド片33が被掛合部4における突片部14に交差し折曲片部23を突片部14の内側に案内して掛止凹部34にその折曲片部23を掛止させて掛止部6を構成すると共に折曲片部23、24同士も掛止して、図6に示すように、開封初期時の軽い回転トルクで円弧状の帯状部分15を挟む薄肉部151、151を切取用脆弱部15の始端から破断させ、続行するキャップ1の回転でその切取用脆弱部5を切り取っていく(図7)。
切取用脆弱部5の切取に際して、最もトルク(力)を要するのは、切取用脆弱部5の切取始端である。この実施の形態では、回転初期力が作用する切取用脆弱部5の切取始端の帯状部分15を、キャップ開封時の回転方向と同方向またはその回転方向とほぼ同方向を向いて形成しているため、非常に軽い力で切取用脆弱部5の始端を切取ることができる。尚、切取用脆弱部5をS字状にしている結果、キャップ開封時の回転トルクで中間部の薄肉部が切取られない虞れがある。その時には、キャップ1を外す際の螺嵌解除後の上方向への引き抜きでその部分を簡単に切取れば良いものである。
そして、切取られた切取用脆弱部5は掛止凹部34への折曲片部23の掛止を継続して落下不能に保持される。
次に、図8〜図13は本発明液体用容器のキャップ構造の第2の実施の形態を示し、符号1はキャップ、2は蓋栓である。
蓋栓2とキャップ1の基本的構成は同一であるため、同一符号を付して説明を省略する。
被掛合部4は、図8に示すように内蓋32の上面のキャップ1の螺嵌中心を挟む対称位置の所定円周上に下面を開放した内部中空状をもって膨出形成されている。
他方、掛合部3は、同図8に示すようにキャップ1において被掛合部4と同一円周上に先端に破断用爪片53を有する垂設片部43を垂設して、形成されている。
前記掛合部3は、キャップ1の螺嵌での組付時に被掛合部4の天板部44で弾性変形される前記破断用爪片53を垂設片部43から突設し、該破断用爪片53は、キャップ組付完了時に被掛合部4の一面と同等高さをもって配置されるようにキャップ組付完了時のネジ込み具合及び垂設片部43の高さ等を設定している。
また、被掛合部4は、図8、図9等に示すように、キャップ組付完了時の破断用爪片53と相対する一面を薄肉部(薄肉面部)54で形成すると共にその一面と対向する他一面をも薄肉部(薄肉面部)64で形成している。
そして、垂設片部43は図9等に示すように下端部に厚肉ガイド部63を有し、破断用爪片53はその厚肉ガイド部63からキャップ組付完了時に前記被掛合部4の薄肉部(薄肉面部)54方向に傾斜状をもって一体に成形し、更に前記厚肉ガイド部63を構成壁部として被掛合部4における天板部44厚と同等幅寸法の掛止凹部73を凹設形成している。
また、前記内蓋32には、注出口を閉塞する切取用脆弱部5が形成されている。
切取用脆弱部5は、図8で示すように前記する実施の形態と同様にキャップ開封時のキャップ1の回転方向と同方向もしくはその回転方向とほぼ同方向を向く薄肉部151、151で挟まれ円弧状の帯状部分15を始端に有する平面視形状に形成され、本実施の形態でも平面視S字状になっている。
そして、前記円弧状の帯状部分15に前記実施の形態と同様に前記被掛合部4が一体に膨出形成させてある。
以上のように構成されているこの実施の形態の液体用容器のキャップ構造は、キャップ1を螺嵌する組付時には、掛合部3の破断用爪片53が、図9に示すように被掛合部4の天板部44で弾性的に湾曲変形してキャップ1の組付を妨害しない。
そして、前記実施の形態と同様に液体用容器を購入し、例えばピルファー・プルーフ機能(図示せず)を解除して使用に際して開封する時には、図11に示すようにキャップ開封時に破断用爪片53が被掛合部4の薄肉部(薄肉面部)54を破って内部中空状の被掛合部4内に進入し、図12及び図13に示すように継続するキャップ1の回転で被掛合部4の天板部44を厚肉ガイド部63に掛止凹部73が掛止するように案内して、その掛止状態を維持して帯状部分を挟む薄肉部151、151を破断し、切取用脆弱部5の切取りに導く。
詳細には、破断用爪片53が薄肉部(薄肉面部)54に破って内部中空状の被掛合部4内に進入した後、厚肉ガイド部63が天板部44に掛合して回転トルクを与えることによって切取用脆弱部5の始端の帯状部分15を切り取りながら、被掛合部4自体を持ち上げつつ厚肉ガイド部63でその天板部44をガイドして掛止凹部73に掛止させ、その掛止状態を維持したまま継続する開封初期時の軽い回転トルクで切取用脆弱部5の始端である円弧状の帯状部分15全体を破断し、続いて行なわれるキャップ1の回転でその切取用脆弱部5を切取る。尚、薄肉部(薄肉面部)54を破った破断用爪片5は、連続して薄肉部(薄肉面部)64を破るため、前記天板部44の掛止凹部73への案内の邪魔になることはない。
そして、切取られた切取用脆弱部5は掛合部3の掛止凹部73への天板部44の掛止で落下不能に保持される。
尚、切取用脆弱部5をS字状にしている結果、前記する実施の形態と同様にキャップ開封時の回転トルクで中間部の薄肉部が破断されない虞れがある。その時には、キャップ1を外す際の螺嵌解除後の上方向への引き抜き力でその部分を簡単に破断すれば良いものである。
また、前記被掛合部4は、内部空間が広く破断用爪片5が干渉するものであれば、前記前記薄肉部(薄肉面部)64を厚肉にすること自由なものである。
そして、厚肉にした場合には、一面の端部に連続する側面2面を薄肉部(薄肉面部)で構成しても良いものである。このようにすると側面2面が弾性変形したり、同側面2面が厚肉ガイド部63による天板部44の持ち上げ力で破断されて、天板部44を掛止凹部73に案内することができる。
また、前記する両実施の形態においては、切取用脆弱部5を平面視S字状のものについて説明したが、キャップ開封時の回転方向と同方向またはその回転方向とほぼ同方向を向く薄肉部で挟まれた帯状部分を始端として有する切取用脆弱部であれば、実施の形態に特に平面視形態に限定されるものではない。
第1の実施の形態の液体用容器のキャップ構造を構成する蓋栓とキャップとの分解斜視図。 同キャップ構造の拡大横断平面図で、キャップ組付時を示す。 図2のキャップ組付時において、傾斜ガイド片が被掛合部の突片部、折曲片部の側面に摺接して掛合部を逃げる方向に弾性変形させている状態を示す斜視図で拡大して示す。 同キャップ構造の拡大横断面図で、キャップ開封状態を示す。 図4のキャップ開封時において、傾斜ガイド片が被掛合部の突片部に交差するように案内されて掛合部の折曲片部が掛止凹部に掛止している状態を示す斜視図で拡大して示す。 切取用脆弱部を切取っている状態を部分的に示す正面断面図。 開口された注出口を示す横断平面図。 第2の実施の形態の液体用容器のキャップ構造の横断平面図。 キャップ組付状態を示す拡大断面図。 キャップ開封開始状態を示す拡大断面図。 同キャップ開封状態で破断用爪片が被掛合部の薄肉部を破っている状態を示す拡大断面図。 同キャップ開封状態で、掛止凹部に被掛合部の天板部が掛止して切取用脆弱部の始端を切り取っている状態を示す拡大断面図。 同同キャップ開封状態で、掛止凹部に被掛合部の天板部が掛止して切取用脆弱部を切り取っている状態を示す拡大断面図。 従来のキャップ構造の断面図。 更に他の従来のキャップ構造の断面図。 従来の他のキャップ構造の断面図。
符号の説明
1:キャップ 3:掛合部
4:被掛合部 6:掛止部
15:帯状部分 5:切取用脆弱部
13、14:突片部 23、24:折曲片部
33:傾斜ガイド片 32:内蓋
53:破断用爪片 43:垂設片部
34、73:掛止凹部 63:厚肉ガイド部

Claims (5)

  1. キャップの内面または内蓋上面にキャップを螺嵌で開封する時に互いに掛合する掛合部、被掛合部のどちらか一方を設けて、その開封時に前記掛合部と被掛合部が複数箇所で相互に掛止してキャップと共に回転しながら上昇する掛止部を構成するようになし、前記内蓋に設けた掛合部または被掛合部に連なってその内蓋に、キャップ開封時の回転方向と同方向またはその回転方向とほぼ同方向を向く薄肉部で挟まれた帯状部分を始端とする切取用脆弱部を設けていることを特徴とする液体用容器のキャップ構造。
  2. 前記掛合部と被掛合部とは、キャップ内面、内蓋上面のどちらか一方にキャップ螺嵌中心を中心とする半径位置を僅かズラして突設した突片部と、その突片部からキャップ螺嵌中心を中心とする円周方向を向いて折曲された折曲片部とを各々備え、前記掛合部、被掛合部の折曲片部は、各々逆方向に折曲してなり、前記掛合部または被掛合部の一方の折曲片部には、その先端にキャップ組付時に他方の突片部、折曲片部の側面に摺接して逃げる方向に弾性変形させてキャップの組付を阻害せず且つキャップ開封時に前記他方の突片部に交差するように案内させる傾斜ガイド片を有し、前記他方の突片部における折曲片部との境界部に、該傾斜ガイド片が交差して前記一方の折曲片部を掛止する掛止凹部を切欠形成し、内蓋に設けた前記掛合部または前記被掛合部に連なってその内蓋に、キャップ開封時の回転方向と同方向またはその回転方向とほぼ同方向を向く薄肉部で挟まれた帯状部分を始端とする切取用脆弱部を設けていることを特徴とする請求項1記載の液体用容器のキャップ構造。
  3. 前記被掛合部は、内蓋の上面のキャップ螺嵌中心を中心とする同一円周上に複数箇所に下面を開放した内部中空状をもって隆起させると共にその一面を薄肉部とし、前記掛合部は、キャップ内面において前記被掛合部と同一円周上に設けられ先端にキャップ組付時に前記被掛合部の天板部で弾性的に湾曲変形されると共にその組付完了時に被掛合部方向を向く下向き傾斜状の破断用爪片とを備え、前記薄肉部はキャップ開封時の前記破断用爪片で破られる位置に設けられ、また前記破断用爪片はキャップの内面から垂設する垂設片部から延設して形成してなり、前記内蓋に設けた前記被掛合部に連なってその内蓋にキャップ開封時の回転方向と同方向またはその回転方向とほぼ同方向を向く薄肉部で挟まれた帯状部分を始端とする切取用脆弱部を設け、前記垂設片部は破断用爪片の基部に厚肉ガイド部を形成すると共にその厚肉ガイド部に連続して掛止凹部に凹設形成し、該掛止凹部は、キャップ開封時に被掛合部の一面に形成した前記薄肉部を破断して被掛合部内に破断用爪片が進入した後に厚肉ガイド部で案内される被掛合部の天板部を掛止するものであることを特徴とする請求項1記載の液体用容器のキャップ構造。
  4. 前記掛合部、被掛合部をキャップまたは内蓋と一体成形していることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の液体用容器のキャップ構造。
  5. 前記切取用脆弱部が、平面視S字状を呈することを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の液体用容器のキャップ構造。
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