JP2001058658A - プラスチックキャップ - Google Patents

プラスチックキャップ

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JP2001058658A
JP2001058658A JP11237176A JP23717699A JP2001058658A JP 2001058658 A JP2001058658 A JP 2001058658A JP 11237176 A JP11237176 A JP 11237176A JP 23717699 A JP23717699 A JP 23717699A JP 2001058658 A JP2001058658 A JP 2001058658A
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恭典 山崎
Shigenori Murakami
榮規 村上
Yutaka Shibayama
裕 柴山
Osamu Ishii
修 石井
Seiji Suzuki
誠治 鈴木
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    • B65D41/00Caps, e.g. crown caps or crown seals, i.e. members having parts arranged for engagement with the external periphery of a neck or wall defining a pouring opening or discharge aperture; Protective cap-like covers for closure members, e.g. decorative covers of metal foil or paper
    • B65D41/32Caps or cap-like covers with lines of weakness, tearing-strips, tags, or like opening or removal devices, e.g. to facilitate formation of pouring openings
    • B65D41/34Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt
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    • B65D41/3428Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt with flexible tabs, or elements rotated from a non-engaging to an engaging position, formed on the tamper element or in the closure skirt the tamper element being integrally connected to the closure by means of bridges
    • B65D41/3433Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt with flexible tabs, or elements rotated from a non-engaging to an engaging position, formed on the tamper element or in the closure skirt the tamper element being integrally connected to the closure by means of bridges with drive means between closure and tamper element

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 周状バンドの容器口部からの取り外し作業性
と、確実な閉栓作業性乃至タンパーエビデント性とが両
立したプラスチックキャップを提供すること。 【解決手段】 周状バンドには取り外しのための弱化部
が上下方向に形成され、弱化部は薄肉部或いは該薄肉部
と切り欠き部との組合せから成り、弱化部に対し、周状
バンドの開栓方向側端部乃至その近傍に破断可能なブリ
ッジが位置し且つ周状バンドの閉栓方向側端部からブリ
ッジが離隔して位置するように、両ブリッジが前記弱化
部に対して非対称に配置されていることを特徴とするプ
ラスチックキャップ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開封明示機能、即
ち一般にタンパーエビデント(TE)特性といわれる機
能と、分別廃棄機能とを有するプラスチックキャップの
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記TE特性を有するプラスチックキャ
ップは、キャップ本体の下部に破断可能なブリッジを介
して周状バンド部が形成された構造を有している。この
代表的なものは、周状バンド部の内面の部分が、容器首
部外周の部分と係合することにより周状バンド部が固定
され、キャップ本体の開栓に伴って前記ブリッジが破断
してキャップ本体と周状バンド部とが切り離されるとい
うものである。
【0003】このようなプラスチックキャップの例とし
て、特開昭57−28767号公報には、外周面に螺条
と該螺条に隣接してその下方に位置するあご部とが形成
されている容器口部を備えた容器のための、ピルフアー
プルーフ特性を有する合成樹脂製容器蓋であつて、天面
と、該天面の周縁から垂下する筒状スカートとを具備
し、該スカートには周方向に延ぴる破断ラインが形成さ
れていて、該スカートは該破断ラインより上方の主部と
該破断ラインより下方のピルフアープルーフ裾部とに区
画されており、該主部の内面には、該容器口部の該螺条
に螺合せしめられる螺条が形成されているところの容器
蓋において、該ピルフアープルーフ裾部の内面には該容
器口部の該あご部に係合せしめられる半径方向内方に突
出した突条が形成され、そして該ピルフアープルーフ裾
部には軸線方向に延びる少なくとも1個の軸線方向スリ
ットが形成されていることを特徴とする容器蓋が記載さ
れている。
【0004】また、特公平4−40267号公報には、
外周面に雄螺条と該雄螺条の下方に位置する係止あご部
とが形成されている口頸部を具備する容器のための、ピ
ルフアープルーフ特性を有する合成樹脂製容器蓋であつ
て、天面壁と該天面壁の周縁から垂下する筒状スカート
壁とを具備し、該スカート壁には周方向に延ぴる周方向
弱化ラインが形成されていて、該スカート壁は該周方向
弱化ラインより上方の主部と該周方向弱化ラインより下
方のピルフアープルーフ裾部とに区画されており、該主
部の内面には、該口頸部の該雄螺条に螺合せしめられる
雌螺条が形成され、該ピルフアープルーフ裾部の内面に
は、該口頸部の該係止あご部に係合せしめられる係止手
段が形成され、そして更に、該ピルフアープルーフ裾部
には、軸線方向に延びる軸線方向弱化ラインが形成され
ているところの容器蓋において;該軸線方向弱化ラィン
は材料厚さが低滅せしめられたスコアから構成されてお
り、該スコアの上端部においては残留材料厚さが上方に
向つて漸次減少せしめられている、ことを特徴といする
容器蓋が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらの公知のプラス
チックキャップにおいては、キャップ本体と周状バンド
とが破断可能なブリッジを介して連結され、しかも前記
周状バンドにはこれを容器口部から取り外すための垂直
方向弱化部が形成されているものであり、前記第一の従
来例では、破断された周状バンドはキャップ本体から分
離された状態で容器口部に残るようにすることも、また
周状バンドの一部がキャップ本体に連結した状態で容器
口部から取り外すことが可能なことも記載されている。
しかしながら、破断された周状バンドがキャップ本体か
ら分離された状態で容器口部に残るようなプラスチック
キャップ(以下単に分離型キャップと呼ぶことがある)
では、周状バンドの容器口部からの取り外しが必ずしも
容易ではないという問題がある。
【0006】従来、プラスチックキャップ付のボトルで
は、内容物を使い切るまで、何回でもリシールして使用
可能であるという特徴があり、この目的に使用されるキ
ャップ付ボトルでは、デザイン上、周状バンドが廃棄す
る前までボトル口部に残っていることが望まれる場合も
多い。
【0007】一方、ゴミの廃棄量を削減し、資源を有効
に再利用するという見地から、分別廃棄の要請があり、
この要請に沿うためには、上述したキャップ付ボトルで
も、ボトルの廃棄に先立って口部に残留する周状バンド
を取り外すことが必要となる。
【0008】ところが、前述した分離型キャップでは、
周状バンドの容器口部からの取り外し作業性と、確実な
閉栓作業性乃至タンパーエビデント性とが両立しがたい
という問題があることが分かった。即ち、閉栓に際して
周状バンドはキャップ本体と共に容器口部に挿入され且
つネジで係合されて、容器口部のあご部に係止されるも
のであるため、周状バンドの垂直方向弱化部が、容器口
部からの取り外しが容易に行われるように弱化されてい
ると、閉栓操作に際して垂直方向弱化部の破壊が生じ
て、閉栓作業が困難となったり、タンパーエビデント性
が得られないという事態を招き、一方、周状バンドの垂
直方向弱化部が、閉栓操作が失敗なしに確実に行われる
ような強度を有する場合には、容器口部からの周状バン
ドの取り外しが簡単に行えないという問題を発生する。
【0009】したがって、本発明の目的は、周状バンド
の容器口部からの取り外し作業性と、確実な閉栓作業性
乃至タンパーエビデント性とが両立したプラスチックキ
ャップを提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、頂板部
とスカート部とからなり且つスカート部内周壁には容器
口部のネジと係合するネジを備えたキャップ本体と、ス
カート部下方に位置し且つ開栓に際して容器口部のあご
部に係止される周状バンドと、スカート部下端と周状バ
ンドとの接続部とからなり、前記接続部は周状に分布し
て配置された複数の破断可能なブリッジと、前記ブリッ
ジ間に配置されたスカート部下端と周状バンドとの垂直
方向及びキャップの閉栓方向への係止部とからなり、開
栓に際しては前記周状バンドが容器口部に保持されるプ
ラスチックキャップにおいて、前記周状バンドには取り
外しのための弱化部が上下方向に形成され、前記弱化部
は薄肉部或いは該薄肉部と切り欠き部との組合せから成
り、前記弱化部に対し、周状バンドの開栓方向側端部乃
至その近傍に破断可能なブリッジが位置し且つ周状バン
ドの閉栓方向側端部からブリッジが離隔して位置するよ
うに、両ブリッジが前記弱化部に対して非対称に配置さ
れていることを特徴とするプラスチックキャップが提供
される。本発明のキャップにおいては、 1.弱化部に対し開栓方向側バンド端部に位置するブリ
ッジとこのブリッジの閉栓方向側に隣り合ったブリッジ
との間に、スカート部下端と周状バンドとのキャップの
閉栓方向への係止部が位置していること、 2.弱化部に対し開栓方向側バンド端部に位置するブリ
ッジとこのブリッジの開栓方向側に隣り合ったブリッジ
との間に、スカート部下端と周状バンドとの垂直方向へ
の係止部が位置していること、 3.前記弱化部が切り欠き部と少なくとも1個の薄肉連
結部とからなり且つ前記薄肉連結部は周状バンドの少な
くとも下側に設けられていること、 4.前記連結部が周方向に厚みが減少する勾配を有して
いること、 5.前記周状バンドが径内向に厚肉となった逆L字型断
面構造の上端部を有すること、 6.前記ブリッジの周囲に周状バンドの外周面と内周面
とを貫通する窓部が形成されていること、 7.前記周状バンドの容器口部のあご部への係止手段が
上下に折り曲げ可能な周状のフラップ片であること、 8.前記フラップ片が中心側から周状バンドの内面に径
方向に延びる幅の広い切り欠き部により周方向に分割さ
れており且つ幅広の切り欠き部間にフラップ片の先端か
ら付け根への途中に至る幅の狭い切り欠き部を備えてい
ること、 9.上記8において、弱化部が幅広の切り欠き部に重な
る位置にあること、 10.前記弱化部がスカート部の垂直方向にネジが1条
で存在する部分に設けられていること、 11.周状バンドには指の掛かりをよくするためのタブ
或いは切り欠き部を設けること、 が好ましい。本発明によればまた、上記プラスチックキ
ャップと、該プラスチックキャップ内に収納され、容器
口部を密封する中栓とからなることを特徴とする中栓付
プラスチックキャップが提供される。この中栓は、容器
口部が挿入される溝を備えたフランジ部と、フランジ部
の下部の内周側に形成された水平壁と、フランジ部の内
周上部に設けられた注ぎ口と、水平壁の開口予定部と、
開口予定部を区画する開口用スコアと、開口予定部に設
けられた開口用タブとから形成されていることが好まし
く、フランジ部の下部内周には下方への筒状延長部から
なる容器口部のガイドが形成されていることが特に好ま
しい。また、フランジ部の外周下部には薄片状の突起部
が形成されており、プラスチックキャップのネジの上部
にはこの薄片状突起部と係止可能な環状突起部が形成さ
れていることが、中栓とプラスチックキャップとを同時
に閉栓可能にするために望ましい。
【0011】
【発明の実施形態】本発明のプラスチックキャップは、
頂板部とスカート部とからなり且つスカート部内周壁に
は容器口部のネジと係合するネジを備えたキャップ本体
と、スカート部下方に位置し且つ開栓に際して容器口部
のあご部に係止される周状バンドと、スカート部下端と
周状バンドとの接続部と、前記接続部は周状に分布して
配置された複数の破断可能なブリッジと、前記ブリッジ
間に配置されたスカート部下端と周状バンドとの垂直方
向及びキャップの閉栓方向への係止部とからなってい
て、開栓に際しては前記周状バンドが容器口部に残留、
保持されるものであるが、 1)周状バンドには取り外しのための弱化部を上下方向
に形成したこと、 2)前記弱化部を薄肉部或いは該薄肉部と切り欠き部と
の組合せから構成したこと、及び 3)前記弱化部に対し、周状バンドの開栓方向側端部乃
至その近傍に破断可能なブリッジが位置し且つ周状バン
ドの閉栓方向側端部からブリッジが離隔して位置するよ
うに、両ブリッジを弱化部に対して非対称に配置したこ
と、 が特徴である。
【0012】上記分離型のプラスチックキャップにおい
て、容器口部に残留、保持される周状バンドを、廃棄に
際して容器口部から取り外し、分別廃棄を可能とするた
めには、周状バンドに上下方向の弱化部を形成させるこ
とが必須不可欠である。また、この弱化部の構造として
は、この部分を薄肉部或いは薄肉部と切り欠き部との組
合せとすることが取り外しのための応力を小さくする上
で好ましい。
【0013】ところが、弱化部を、薄肉部或いは薄肉部
と切り欠き部との組合せの構造とすると、閉栓に際し
て、この薄肉部に応力集中が生じて、この部分が破損す
るという問題を生じる。一般に、キャップ本体と周状バ
ンドとがブリッジで接続され且つ周状バンドに弱化部が
形成された分離型のプラスチックキャップでは、特開昭
57−28767号公報の第三図に示されるように、一
対のブリッジの中間に垂直方向弱化部を設けるのが一般
的であるが、このようなブリッジと弱化部との構造で
は、閉栓時の応力集中による弱化部の破壊が頻繁に起こ
ることが認められた。
【0014】これに対して、本発明では、前記弱化部に
対し、周状バンドの開栓方向側端部乃至その近傍にブリ
ッジが位置し且つ周状バンドの閉栓方向側端部からブリ
ッジが離隔して位置するように、両ブリッジを弱化部に
対して非対称に配置することにより、閉栓時の応力集中
による破損を防止しながら、容器口部からの周状バンド
の取り外しを容易に行うことができる。
【0015】この理由は次のように考えられる。即ち、
一対のブリッジの中間に上下方向弱化部を設けたブリッ
ジ−弱化部の構造では、ブリッジを通して流入する樹脂
が合流する部分に薄肉弱化部が形成されるため、この薄
肉弱化部にウエルドの影響がでやすく、これが強度低下
の原因となる。これに対して、本発明では、弱化部に対
し、周状バンドの開栓方向側端部乃至その近傍にブリッ
ジが位置し且つ周状バンドの閉栓方向側端部からブリッ
ジが離隔して位置するように、両ブリッジを弱化部に対
して非対称に配置することにより、ウエルドが薄肉弱化
部以外の厚肉の周状バンドに形成され、薄肉弱化部の強
度低下を防止できるものと認められる。また、閉栓に際
して、周状バンドは容器口部のあご部を乗り越えてあご
部と係合するものであるため、周状バンドは閉栓に際し
て径外方向に広がろうとする傾向があり、この傾向は、
弱化部に対し開栓方向側に位置するバンド端部において
最も顕著である。本発明においては、弱化部に対し開栓
方向側に位置するバンド端部乃至その近傍にブリッジを
配置したため、周状バンドの開栓方向側端部が径外方向
に広がるのが抑制され、これにより薄肉弱化部の破損を
防止できるものと考えられる。尚、本明細書において
は、弱化部に対し開栓方向側に位置するバンド端部乃至
その近傍に設けられたブリッジを、その位置及び作用に
注目して、弱化部保護ブリッジと呼ぶが、この弱化部保
護ブリッジが他のブリッジに比して断面積が特に大きく
設けられていることを意味するものではない。
【0016】本発明のキャップにおいては、弱化部に対
して非対称にブリッジを配置したため、弱化部に対し開
栓方向側バンド端部乃至その近傍に位置するブリッジと
このブリッジの閉栓方向側に隣り合ったブリッジとの間
に、スカート部下端と周状バンドとのキャップの閉栓方
向への係止部を配置することが可能となり、この係止部
により弱化部回りの周状バンドの閉栓方向への回動を円
滑に行うことができる。
【0017】また、弱化部に対し開栓方向側バンド端部
乃至その近傍に位置するブリッジ(弱化部保護ブリッ
ジ)とこのブリッジの開栓方向側に隣り合ったブリッジ
との間に、スカート部下端と周状バンドとの垂直方向へ
の係止部を配置することが好ましく、この垂直方向係止
部は、閉栓に際して、周状バンドの係止部を容器口部の
ネジ及びあご部を乗り越えてあご部と係合させる際、弱
化部保護ブリッジを破損から守る作用がある。
【0018】更に、本発明のキャップでは、前記弱化部
を、切り欠き部と厚みの減少された少なくとも1個の連
結部とから形成し、しかもこの連結部を周状バンドの少
なくとも下側に設けるのが好ましい。即ち、弱化部に設
けた切り欠き部は周状バンドの取り外しに必要な力を減
少させるのに有効であり、一方周状バンドの下側に設け
られた薄肉連結部は、キャップ閉栓時に周状バンドが径
外方向に広がるのを防止する作用がある。
【0019】上記の薄肉部乃至薄肉連結部は、周方向に
厚みが減少する勾配を有していること、特に弱化部に対
し開栓方向側に位置する周状バンドの端部に向けて厚み
が減少するような勾配を有することが好ましい。上記の
ような厚みの勾配を薄肉部乃至薄肉連結部に設けること
により、容器口部に残留する周状バンドの取り外しに際
して、最薄肉部に取り外しの力が集中し、周状バンドの
破断を容易に行うことが可能となる。
【0020】本発明のキャップでは、周状バンドが径内
向に厚肉となった逆L字型断面構造の上端部を有するこ
とが好ましい。即ち、周状バンドの上端部を厚肉にする
ことにより、スカート部下端と周状バンドとの垂直方向
及びキャップの閉栓方向への係止部を十分な面積にわた
って形成でき、スカート部と周状バンドとの垂直方向及
び閉栓方向への係合を確実且つ緊密に行うことが可能と
なる。また、本発明のキャップでは、ブリッジの周囲に
周状バンドの外周面と内周面とを貫通する窓部が形成さ
れていることが好ましい。周状バンドの上記窓内にブリ
ッジを設けることにより、ブリッジの成形が確実に行え
ると共に、上記窓部の外には、周状バンドの壁が存在す
るので、キャップ同士や異物との接触によるブリッジの
偶発的な損傷が防止されることになる。
【0021】更に、本発明において、周状バンドの容器
口部のあご部への係止手段は、従来この種のキャップに
一般的に用いられている任意の係止手段であってよい
が、本発明の目的には、周状バンドの内周側下部に上下
に折り曲げ可能に一体に設けられた周状のフラップ片で
あることが好ましい。このフラップ片は、上方に折り曲
げられた状態で容器口部に挿入され、容器口部のあご部
を乗り越えあご部の下部と係合することにより、周状バ
ンドの容器口部への保持が可能となっている。このフラ
ップ片は、中心側から周状バンドの内面に径方向に延び
る幅の広い切り欠き部により周方向に分割されており且
つ幅広の切り欠き部間にフラップ片の先端から付け根へ
の途中に至る幅の狭い切り欠き部を備えていることが好
ましい。幅広の切り欠き部はフラップ片の上下への折り
曲げをを可能とするものであり、一方幅広の切り欠き部
間に設けられた幅狭い切り欠き部はこの折り曲げを助け
る補助作用を行うものである。また、アセプティック充
填用に用いる場合、キャップ内面の殺菌及び洗浄後に液
を容易にキャップ外に排出することができる。
【0022】この場合、周状バンドの弱化部はフラップ
片の幅広の切り欠き部に重なる位置に設けることが、弱
化部の保護の点及び周状バンドの取り外し廃棄の点で好
ましい。即ち、弱化部をフラップ片の幅広の切り欠き部
に重なる位置に設けることにより、フラップ片に加わる
荷重が弱化部に加わるのが防止され、弱化部の保護が有
効に行われる。また、周状バンドの弱化部とフラップ片
の幅広の切り欠き部とを上記のように対応させないと、
フラップ片も切断しなければバンドを切ることができな
い。
【0023】更に、閉栓時において弱化部を保護するに
は、弱化部がスカート部内面の容器口部との係合ネジの
内、垂直方向にネジが一条で存在する部分に設けられて
いることが好ましい。一般にスカート部内面の容器口部
との係合ネジには、ネジの始め及び終わりにある垂直方
向に2条のネジが存在する部分とそれらの中間にある1
条のネジの部分とがある。これらのネジの内2条のネジ
の部分では容器口部との締結による歪みの影響が大きく
でるが、1条のネジに対応する部分に周状バンドの弱化
部を設けることにより、歪みの影響が弱化部に及ぶのを
有効に回避することができる。
【0024】本発明ではまた、周状バンドには指の掛か
りをよくするためのタブ或いは切り欠き部を設けること
が、使用済み容器の口部から周状バンドの取り外しを容
易に行うために好ましい。
【0025】本発明のプラスチックキャップは、容器口
部を密封する中栓を内部に収納した中栓付プラスチック
キャップとして特に有用である。即ち、本発明のプラス
チックキャップでは、ブリッジや周状バンド弱化部の破
損を防止しながら比較的大きな締結トルクでの容器口部
への巻締が可能となるため、閉栓の際に中栓を容器口部
に確実に密封係合させることができ、しかも中栓と容器
口部との密封係合状態は、プラスチックキャップの開栓
後にも維持することができる。このため、本発明の中栓
付プラスチックキャップでは、周状バンドと中栓とによ
る二重のタンパーエビデント機能が達成される。中栓
は、容器口部が挿入される溝を備えたフランジ部と、フ
ランジ部の下部の内周側に形成された水平壁と、フラン
ジ部の内周上部に設けられた注ぎ口と、水平壁の開口予
定部と、開口予定部を区画する開口用スコアと、開口予
定部に設けられた開口用タブとから形成されていること
が好ましく、プラスチックキャップを開栓した後、開口
用タブを把持し、開口用スコアを破断して開口予定部を
取り外し、注ぎ口を経て内容物を容器外に取り出すこと
ができる。
【0026】本発明の中栓付プラスチックキャップにお
いては、フランジ部の下部内周には下方への筒状延長部
からなる容器口部のガイドが形成されていることが好ま
しい。上記の中栓は容器に保持された状態で使用される
ため、中栓と容器との係合力が強固である。このため、
キャップをネジ込みながら、容器内に挿入するときにか
なりの抵抗を受ける。この抵抗により中栓が傾いたり、
位置ずれを起こすことがあり、中栓の容器へのネジ込み
が円滑に進行しがたい傾向がある。本発明の中栓付きプ
ラスチックキャップでは、キャップ内の中栓に若干の傾
きなどがある場合でも、前記ガイドの作用により、容器
口部がフランジ部の溝の中に確実に案内され、中栓の容
器口部へのネジ込みに際しても中栓が容器口部へ正しく
位置決めされ、中栓の容器口部への密封係合保持が確実
に行えるという利点がある。また、中栓フランジ部の外
周下部には薄片状の突起部を形成すると共に、プラスチ
ックキャップのネジの上部にはこの薄片状突起部と係止
可能な環状突起部を形成すると、キャップの移送中や閉
栓操作時に中栓が離脱することなくプラスチックキャッ
プに確実に保持され、しかも中栓の突起部が薄片状であ
るため、開栓時にはキャップの環状突起部との係合状態
が外れ、中栓を容器口部との密封状態を保ったまま容器
口部に残すことが可能となる。
【0027】
【実施例】本発明を添付図面に示す実施例に基づき以下
に詳細に説明する。添付図面において、図1は本発明の
キャップの一例の側面図であり、図2は図1のキャップ
(フラップ片を上方且つ内方に反転させる前の状態)の
下面図であり、図3は図1のキャップの拡大側断面図で
あり、図4は図1のキャップの図3の線IV−IVにおける
水平断面図であり、図5は図1のキャップの図4の線V
−Vにおける垂直断面図であり、図6は図1のキャップ
の図4の線VI−VIにおける垂直断面図であり、図7は図
1のキャップの図4の線VII−VIIにおける垂直断面図で
あり、図8は図1のキャップと組み合わせで用いる中栓
の断面図であり、図9は図8の中栓の上面図であり、図
10は図1のキャップ(フラップ片を反転後)及び図8
の中栓を容器口部に締結した状態を示す断面図であり、
図11は本発明のキャップ(フラップ片を上方且つ内方
に反転させる前の状態)の他の例の側面図であり、図1
2は本発明のキャップ(フラップ片を上方且つ内方に反
転させる前の状態)の更に他の例の側面図であり、図1
3は図12のキャップの下面図である。
【0028】本発明のプラスチックキャップの1実施例
を示す図1及び図2において、このキャップは、頂板部
10とスカート部20とからなり且つスカート部20内
周壁には容器口部のネジと係合するネジ30(図3)を
備えたキャップ本体1と、スカート部下方に位置し且つ
開栓に際して容器口部のあご部に係止される係止手段1
00を備えた周状バンド40と、スカート部20の下端
と周状バンド40との接続部50と、前記接続部に周状
に分布して配置された複数の破断可能なブリッジ60
と、前記ブリッジ60間に配置されたスカート部下端と
周状バンドとの垂直方向の係止部70及びキャップの閉
栓方向への係止部80と、前記周状バンド40に設けら
れた取り外しのための上下方向弱化部90とから成って
いる。この具体例において、上下方向弱化部90は垂直
方向に設けられているが、上下に傾斜して設けられてい
てもよい。
【0029】本発明のキャップでは、この上下方向弱化
部90に対し、周状バンドの開栓方向(図1において右
方向)側端部乃至その近傍にブリッジ61を設け且つ周
状バンドの閉栓方向(図1において左方向)側端部から
閉栓方向に離隔してブリッジ62を設け、弱化部90に
対してブリッジ61、62を非対称に配置することによ
り、閉栓時の応力集中による破損を防止しながら、容器
口部からの周状バンドの取り外しを容易に行うことがで
きるものである。
【0030】弱化部90に対して非対称にブリッジ6
1、62を配置したため、弱化部に対し開栓方向側バン
ド端部乃至その近傍に位置するブリッジ61とこのブリ
ッジの閉栓方向側に隣り合ったブリッジ62との間に、
スカート部下端と周状バンドとのキャップの閉栓方向へ
の係止部80を配置することが可能となり、この係止部
80により弱化部回りの周状バンド40の閉栓方向への
回動を円滑に行うことができる。
【0031】また、弱化部90に対し開栓方向側バンド
端部乃至その近傍に位置するブリッジ(弱化部保護ブリ
ッジ)61とこのブリッジの開栓方向側に隣り合ったブ
リッジ63との間に、スカート部下端と周状バンドとの
垂直方向への係止部70が配置されており、この垂直方
向係止部70は、閉栓に際して、周状バンドの係止手段
100を容器口部のあご部を乗り越えてあご部と係合さ
せる際、弱化部保護ブリッジ61を破損から守る作用が
ある。
【0032】この実施例のキャップでは、上下方向弱化
部90を、切り欠き部91と厚みの減少された連結部9
2、93とから形成し、しかも連結部の一方92を周状
バンド40の下側に設けている。弱化部90に設けた切
り欠き部91は周状バンドの取り外しに必要な力を減少
させるのに有効であり、一方周状バンド40の下側に設
けられた薄肉連結部92は、キャップ閉栓時に周状バン
ドが径外方向に広がるのを防止する作用がある。
【0033】この薄肉連結部92は、図2によく示され
るように、周方向に厚みが減少する勾配を有しているこ
と、特に弱化部に対し開栓方向側に位置する周状バンド
の端部に向けて厚みが減少するような勾配を有すること
が好ましい。上記のような厚みの勾配を薄肉連結部92
に設けることにより、容器口部に残留する周状バンドの
取り外しに際して、最薄肉部に取り外しの力が集中し、
周状バンドの破断を容易に行うことが可能となる。
【0034】この実施例のキャップでは、図3によく示
されるように、周状バンド40が径内向に厚肉となった
逆L字型断面構造の上端部41を有することが好まし
い。即ち、周状バンド40の上端部41を厚肉にするこ
とにより、スカート部下端と周状バンドとの垂直方向係
止部70及びキャップの閉栓方向への係止部80を十分
な面積にわたって形成でき、スカート部と周状バンドと
の垂直方向及び閉栓方向への係合を確実且つ緊密に行う
ことが可能となる。
【0035】また、この実施例のキャップでは、ブリッ
ジ60(61、62、63)の周囲に周状バンドの外周
面と内周面とを貫通する窓部64が形成されていること
が好ましい。周状バンドの上記窓部64内にブリッジ6
0を設けることにより、ブリッジ60の成形が確実に行
えると共に、上記窓部の外には、周状バンドの壁が存在
するので、キャップ同士や異物との接触によるブリッジ
の偶発的な損傷が防止されることになる。
【0036】更に、この実施例のキャップでは、周状バ
ンド40の係止手段100は、周状バンドの内周側下部
に上下に折り曲げ可能に一体に設けられた周状のフラッ
プ片から成っている。このフラップ片100は、上方且
つ内方に折り曲げられた状態で容器口部に挿入され、容
器口部のあご部を乗り越えあご部の下部と係合すること
により、周状バンドの容器口部への保持が可能となって
いる。図1乃至図6においては、フラップ片は射出成形
などにより成形された状態を示している。この状態では
フラップ片は周状バンド40の内面から下方且つ内方に
向けて延びている。その後、図示しない工具によりフラ
ップ片は上方且つ内方に向けて延びた状態に変形され、
容器口部に巻締られる。
【0037】このフラップ片100は、中心側から周状
バンドの内面に径方向に延びる幅の広い切り欠き部10
1により周方向に分割されており且つ幅広の切り欠き部
101、101間にフラップ片の先端から付け根への途
中に至る幅の狭い切り欠き部102を備えていることが
好ましい。幅広の切り欠き部101はフラップ片100
の上下への折り曲げをを可能とすると共に液抜きをも可
能にするものであり、一方幅広の切り欠き部間に設けら
れた幅狭い切り欠き部102はこの折り曲げを助ける補
助作用を行うものである。
【0038】この場合、周状バンド40の上下方向弱化
部90はフラップ片100の幅広の切り欠き部101に
重なる位置に設けることが、弱化部90の保護の点で好
ましい。即ち、弱化部90をフラップ片100の幅広の
切り欠き部101に重なる位置に設けることにより、フ
ラップ片100に加わる荷重が弱化部90に加わるのが
防止され、弱化部90の保護が有効に行われる。
【0039】更に、閉栓時において弱化部90を保護す
るには、図3に示されるように、弱化部90がスカート
部内面の容器口部との係合ネジ30の内、垂直方向に見
て1条のネジ33に対応する部分に設けられていること
が好ましい。一般にスカート部内面の容器口部との係合
ネジ30には、ネジの始め及び終わりにある垂直方向に
2条のネジ31、32の部分とそれらの中間にある1条
のネジ33の部分とがある。これらのネジの内2条のネ
ジ31、32の部分では容器口部との締結による歪みの
影響が大きくでるが、1条のネジ33に対応する部分に
周状バンド40の弱化部90を設けることにより、歪み
の影響が弱化部90に及ぶのを有効に回避することがで
きる。
【0040】本実施例のキャップでは、容器口部との密
封に用いられるそれ自体公知の機構が設けられている。
【0041】図示するキャップでは、キャップ本体1の
頂板部10の内面には、容器口部に取り付けられる中栓
110(図8乃至図10参照)との密封機構11が設け
られており、この具体例の場合、この密封機構11は、
閉栓に際して中栓110を容器口部に押し込み、更には
閉栓状態で注出筒部の変形を防止するための外側リング
12及び中栓の注出筒部114の内周と係合するリシー
ル用のインナーリング13から成っている。
【0042】スカート部20の内周壁には容器口部のネ
ジ132と係合するネジ30が形成されており、一方ス
カート部20の外周面にはキャップの指による把持を容
易にするためのローレット溝21が形成されている。ま
た、スカート部20の下部は下向きに次第に径が増大す
るテーパ部22となっており、接続部50を介して周状
バンド40の外周面に滑らかに接続されている。
【0043】スカート部20の内周面35に設けられた
ネジ30は係合始めのネジ部31と係合終わりのネジ部
32とから成る垂直方向に2条のネジ部と、これらの中
間の1条のネジ部33とから成っており、本発明では後
述するとおりこの1条のネジ部33に対応する部分に周
状バンド40の上下方向弱化部90を形成するものであ
る。
【0044】周状バンド40は、スカート部20の下方
に位置し、図3に示されるとおり、その外面42は下向
きに径が大きくなるテーパ面となっているが、その内面
43は全体としてほぼスレートな面となっており、しか
も径内向に厚肉となった逆L字型断面構造の上端部41
を有している。フラップ片100は、薄肉の付け根部4
4を介して周状バンド40の内面下方部に接続されてお
り、径内方に向けて次第に厚肉となる断面形状を有して
いる。フラップ片100は、図1及び3に示すように、
下向きに傾斜した状態で成形されるが、上向きに折り返
すことができ、この上向きに折り返された状態でも安定
に保たれるようになっており、この状態で容器口部に螺
合させることができる。
【0045】周状バンド40の内周面43が垂直方向に
ほぼストレートな面となっていることは、既に述べた
が、この内周面43はキャップ本体のスカート部内面3
5の内径よりも大きな内径を有している。このため、フ
ラップ片100が上向きに折り返された状態で容器口部
に挿入されるとき、フラップ片100がこの内径の増大
したスペース内に収納され、閉栓時に無理な荷重がかか
らないようになっている。
【0046】スカート部20下端と周状バンド40との
垂直方向係止部70では、周状バンド40の上部に、前
記窓部64の部分を除いて上方への小突起部66を形成
させ、閉栓時にこの突起部66の上面とスカート部20
の下端面23とが当接することにより、垂直方向への係
止が行われる。一方、スカート部下端と周状バンドとの
キャップの閉栓方向への係止部80では、スカート部2
0の下端にスカート部20の下端面23よりも下方に突
出した小突起部25を形成させ、一方周状バンド40に
もこれに対応して上方に突出した突起部67を形成さ
せ、閉栓時にこれらの両突起部25、67の垂直面同士
を当接させることにより、閉栓方向への当接が行われ
る。
【0047】本実施例のキャップにおいては、隣接する
ブリッジ間に、垂直方向係止部70及びキャップの閉栓
方向への係止部80の一つが位置するように配置されて
いる。スカート部下端と周状バンドとのキャップの閉栓
方向への係止部80は少なくとも1個配置されているの
がよいが、本実施例では、図4に最もよく示されるよう
に、キャップの軸を対称にして2個のキャップの閉栓方
向への係止部80が設けられており、ブリッジ60を保
護しながら、閉栓操作が円滑に行われるようになってい
る。尚、周状バンド40に設けられた上方突起部67の
上面はフラットな面となっており、この面がスカート部
の下端面23と当接して垂直方向係止部70としての作
用も兼ねている。
【0048】フラップ片100に設けた幅の広い切り欠
き部101に対応して、図6に示すとおり、周状バンド
40の下方内面には、内径の増大した段差部46が形成
されている。この段差構造に伴い、図7に示すとおり、
上下方向弱化部90の薄肉連結部92、93も段差のあ
る構造となっており、上部の薄肉連結部93は相対的に
径が小さく、下部の薄肉連結部92は相対的に径が大き
く、したがって弱化部90では径の異なる部分での二重
の連結が行われていることが明らかである。この径の異
なる二重連結構造では、強度の低い上下方向弱化部90
でのねじれ変形を有効に防止でき、意図外の弱化部破損
防止や外観特性向上の点で著効がある。
【0049】ブリッジ60は、図4乃至図6から明らか
なとおり、周状バンド40の上部41の最内周側に設け
られているのが、ブリッジ保護のため好ましい。また、
ブリッジ60の寸法は、所定の強度を維持しつつ開栓を
容易とする観点から、断面積で0.4乃至0.7mm
、特に0.5乃至0.6mmであることが好ま
しく、垂直方向で0.2乃至0.6mm、特に0.3乃
至0.5mmであることが好ましい。ブリッジ60は、
一周当たり4乃至18個、特に6乃至12個設けられる
ことが好ましい。
【0050】一方、上下方向弱化部90の幅、薄肉部乃
至薄肉連結部の個数、幅及び厚みは、閉栓作業性や周状
バンドの取り外し性の観点から決められるが、弱化部の
幅は0.3乃至2.0mm、特に0.5乃至1.5mm
であることが好ましく、その個数は、上下に各1個、そ
の垂直方向の幅は0.8乃至1.5mmであることが好
ましく、その厚みは0.2乃至0.7mm、特に0.2
5乃至0.40mmであることが好ましい。
【0051】図1のキャップとの組み合わせで好適に使
用される中栓を示す図8及び9において、この中栓11
0は、容器口部130(図10参照)が挿入される溝1
11を備えたフランジ部112と、フランジ部112の
下部の内周側に形成された水平壁113と、フランジ部
112の内周上部に設けられた注出筒部114と、水平
壁の開口予定部115と、開口予定部115を区画する
開口用スコア116と、開口予定部115に設けられた
開口用タブ117とを備えている。
【0052】フランジの外周部118の内面には容器口
部の上方あご部と係合する内向きの突起部119が形成
されている。一方、フランジの内周部120の外面には
シール部121が形成されている。注出筒部114は上
方に向けて径の増大するラッパ形状となっていて、注ぎ
出す液体の液切れを行うことが可能となっている。開口
用タブ117は開口予定部115に足部122を介して
一体に設けられたプルリング123からなっており、プ
ルリング123を指で把持し、これを引っ張り上げるこ
とにより、スコア116を剪断して、開口予定部115
の取り外しが可能となっている。
【0053】フランジ部112の内周部120の下部に
は下方への筒状延長部からなる容器口部のガイド124
が形成されている。中栓110はプラスチックキャップ
内に収納された状態で一挙に容器口部との閉栓操作に付
されるが、キャップ内の中栓110に若干の傾きなどが
ある場合でも、前記ガイド124の作用により、容器口
部130がフランジ部の溝111の中に確実に案内さ
れ、中栓110と容器口部130との密封係合が確実に
行えるという利点がある。ガイド124は、容器口部の
内径よりも小さい外径を有し、しかも下向きに次第に径
が小さくなるテーパ状に形成されているのがよい。
【0054】また、中栓フランジ部112の外周部11
8の下部には複数個の薄片状の突起部125を形成する
と共に、プラスチックキャップのネジの上部にはこの薄
片状突起部125と係止可能な環状突起部15を形成す
る。これにより、キャップの移送中や閉栓操作時に中栓
110が離脱することなくプラスチックキャップに確実
に保持され、しかも中栓の突起部125が薄片状である
ため、開栓時にはキャップの環状突起部15との係合状
態が外れ、中栓110を容器口部との密封状態を保った
まま容器口部に残すことが可能となる。
【0055】中栓110及び図1のキャップと密封係合
している状態の容器を示す図10において、この容器口
部130は、容器口部の外周に、中栓保持用のあご部1
31、キャップ締結用のネジ132、周状バンド保持用
のあご部133及びサポートリング134を備えてい
る。
【0056】中栓110及び図1のキャップを容器口部
に締結させるには、中栓が内部に収納保持されている中
栓付プラスチックキャップを、容器口部に被せ、キャッ
プのネジ30と容器口部のネジ132とを係合させ、キ
ャップを旋回させる。この旋回に伴って、容器口部13
0の内側に先ず中栓のガイド124が挿入され、容器口
部に対して中栓の正しい位置規制が行われる。キャップ
の旋回角度が一定角度、例えばキャップのネジ30と容
器口部のネジ132とが螺合開始から180度以上に達
した時点で、容器口部の頂部135と中栓突起部119
とが係合する。キャップの閉栓のための旋回が続くにつ
れて、中栓110はキャップの外側リング12により押
し下げられ、中栓突起部119が容器口部の中栓係止用
あご部131を乗り越えて、中栓と容器口部との密封係
合が行われる。この状態では、キャップ周状バンドのフ
ラップ片100が容器口部の周状バンド保持用のあご部
133を乗り越えてその下部と係合しており、これによ
り周状バンド40の容器口部への固定も行われる。
【0057】開栓に際しては、キャップのローレット2
1を指で把持して、キャップ本体を開栓方向に旋回させ
るが、周状バンド40はフラップ片100により容器口
部に固定されているため、ブリッジ60が切断し、中栓
110が容器口部と密封係合した状態でキャップ本体1
の容器口部130からの取り外しが可能となる。中栓1
10の開封は既に説明した動作により行われ、所定量の
内容物を取り出した後、キャップ本体を再び容器口部に
被せ、閉栓方向にキャップ本体を旋回させて、キャップ
によるリシールを行うことができる。
【0058】本発明の他の実施例を示す図11では、基
本的構成及び動作は図1乃至10に示したものと同様で
あるが、この実施例では、周状バンド40には指の掛か
りをよくするためのタブ45が設けられており、使用済
み容器の口部から周状バンド40の取り外しが容易に行
われるようになっている。
【0059】図1乃至10に示した実施例では、周方向
に1個の上下方向弱化部90のみが設けられているが、
図12及び図13に示した実施例では、周方向に4個の
上下方向弱化部90が設けられている。
【0060】本発明のプラスチックキャップは、通常、
射出成形、圧縮成形等によりキャップ本体及び周状バン
ドが一体化した状態で製造される。成形に用いる樹脂と
しては、各種プラスチック、例えば、低−、中−又は高
−密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、熱可塑性ポリエステル、ポリアミド、スチレ
ン系樹脂、ABS樹脂等が挙げられる。キャップ本体と
は、別個にライナーを施すこともでき、この場合、低密
度ポリエチレン、エチレン系共重合体、各種ゴム乃至熱
可塑性エラストマー、アクリル樹脂プラスチゾル、塩化
ビニル樹脂プラスチゾル等を用いることができる。
【0061】本発明のプラスチックキャップでは、本発
明の精神を逸脱しない範囲で多くの変更が可能である。
例えば、周状バンドの容器口部への固定機構としては、
前述したフラップ片の代わりに、公知の複数個のフィン
による固定機構や、ラチェットの係合による固定機構を
用いることができる。
【0062】また、容器口部との密封機構としても、中
栓を介して密封を行うものの代わりに、容器口部の内周
部と係合するインナーリングや、容器口部の外周部と係
合するアウターリングや、容器口部の頂部と係合する密
封部を用いることができる。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、頂板部とスカート部と
からなり且つスカート部内周壁には容器口部のネジと係
合するネジを備えたキャップ本体と、スカート部下方に
位置し且つ開栓に際して容器口部のあご部に係止される
周状バンドと、スカート部下端と周状バンドとの接続部
と、前記接続部は周状に分布して配置された複数の破断
可能なブリッジと、前記ブリッジ間に配置されたスカー
ト部下端と周状バンドとの垂直方向及びキャップの閉栓
方向への係止部とからなり、開栓に際しては前記周状バ
ンドが容器口部に保持されるプラスチックキャップにお
いて、前記周状バンドには取り外しのための弱化部を上
下方向に形成し、前記弱化部を薄肉部或いは該薄肉部と
切り欠き部との組合せから構成し、前記弱化部に対し、
周状バンドの開栓方向側端部乃至その近傍に破断可能な
ブリッジを位置させ且つ周状バンドの閉栓方向側端部か
らブリッジをが離隔して位置させるように、両ブリッジ
を前記弱化部に対して非対称に配置したことにより、周
状バンドの容器口部からの取り外し作業性と、確実な閉
栓作業性乃至タンパーエビデント性とを両立させること
が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャップ(フラップ片を上方且つ内方
に反転させる前の状態)の一例の側面図である。
【図2】図1のキャップの下面図である。
【図3】図1のキャップの拡大側断面図である。
【図4】図1のキャップの図3の線IV−IVにおける水平
断面図である。
【図5】図1のキャップの図4の線V−Vにおける垂直
断面図である。
【図6】図1のキャップの図4の線VI−VIにおける垂直
断面図である。
【図7】図1のキャップの図4の線VII−VIIにおける垂
直断面図である。
【図8】図1のキャップと組み合わせで用いる中栓の断
面図である。
【図9】図8の中栓の上面図である。
【図10】図1のキャップ(フラップ片を反転後)及び
図8の中栓を容器口部に締結した状態を示す断面図であ
る。
【図11】本発明のキャップ(フラップ片を上方且つ内
方に反転させる前の状態)の他の例の側面図である。
【図12】本発明のキャップ(フラップ片を上方且つ内
方に反転させる前の状態)の他の例の側面図である。
【図13】図12のキャップの下面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴山 裕 神奈川県平塚市長瀞2番12号 日本クラウ ンコルク株式会社平塚工場内 (72)発明者 石井 修 神奈川県平塚市長瀞2番12号 日本クラウ ンコルク株式会社平塚工場内 (72)発明者 鈴木 誠治 愛知県小牧市大字下末字流180番地 日本 クラウンコルク株式会社小牧事業所内 Fターム(参考) 3E084 AA12 BA03 CA01 CC03 DA01 DB05 DB12 DC03 EA04 EB03 EB04 EC03 FA09 FB01 GA01 GB01 GB08 GB12 GB14 GB17 HA03 HB01 HC03 HD04 KA15 LA03 LA07 LA17 LB02 LB07 LD01

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頂板部とスカート部とからなり且つスカ
    ート部内周壁には容器口部のネジと係合するネジを備え
    たキャップ本体と、スカート部下方に位置し且つ開栓に
    際して容器口部のあご部に係止される周状バンドと、ス
    カート部下端と周状バンドとの接続部とからなり、前記
    接続部は周状に分布して配置された複数の破断可能なブ
    リッジと、前記ブリッジ間に配置されたスカート部下端
    と周状バンドとの垂直方向及びキャップの閉栓方向への
    係止部とからなり、開栓に際しては前記周状バンドが容
    器口部に保持されるプラスチックキャップにおいて、前
    記周状バンドには取り外しのための弱化部が上下方向に
    形成され、前記弱化部は薄肉部或いは該薄肉部と切り欠
    き部との組合せから成り、前記弱化部に対し、周状バン
    ドの開栓方向側端部乃至その近傍に破断可能なブリッジ
    が位置し且つ周状バンドの閉栓方向側端部からブリッジ
    が離隔して位置するように、両ブリッジが前記弱化部に
    対して非対称に配置されていることを特徴とするプラス
    チックキャップ。
  2. 【請求項2】 弱化部に対し開栓方向側バンド端部に位
    置するブリッジとこのブリッジの閉栓方向側に隣り合っ
    たブリッジとの間に、スカート部下端と周状バンドとの
    キャップの閉栓方向への係止部が位置していることを特
    徴とする請求項1に記載のプラスチックキャップ。
  3. 【請求項3】 弱化部に対し開栓方向側バンド端部に位
    置するブリッジとこのブリッジの開栓方向側に隣り合っ
    たブリッジとの間に、スカート部下端と周状バンドとの
    垂直方向への係止部が位置していることを特徴とする請
    求項1または2に記載のプラスチックキャップ。
  4. 【請求項4】 前記弱化部が切り欠き部と少なくとも1
    個の薄肉連結部とからなり且つ前記連結部は周状バンド
    の少なくとも下側に設けられていることを特徴とする請
    求項1乃至3の何れかに記載のプラスチックキャップ。
  5. 【請求項5】 前記薄肉部または薄肉連結部が周方向に
    厚みが減少する勾配を有していることを特徴とする請求
    項1乃至4の何れかに記載のプラスチックキャップ。
  6. 【請求項6】 前記周状バンドが径内向に厚肉となった
    逆L字型断面構造の上端部を有することを特徴とする請
    求項1乃至5の何れかに記載のプラスチックキャップ。
  7. 【請求項7】 前記ブリッジの周囲に周状バンドの外周
    面と内周面とを貫通する窓部が形成されていることを特
    徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のプラスチック
    キャップ。
  8. 【請求項8】 前記周状バンドの容器口部のあご部への
    係止手段が上下に折り曲げ可能な周状のフラップ片であ
    ることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のプ
    ラスチックキャップ。
  9. 【請求項9】 前記フラップ片が中心側から周状バンド
    の内面に径方向に延びる幅の広い切り欠き部により周方
    向に分割されており且つ幅広の切り欠き部間にフラップ
    片の先端から付け根への途中に至る幅の狭い切り欠き部
    を備えていることを特徴とする請求項8に記載のプラス
    チックキャップ。
  10. 【請求項10】 弱化部が幅広の切り欠き部に重なる位
    置にあることを特徴とする請求項9に記載のプラスチッ
    クキャップ。
  11. 【請求項11】 前記弱化部がスカート部の垂直方向に
    ネジが1条で存在する部分に設けられていることを特徴
    とする請求項1乃至10の何れかに記載のプラスチック
    キャップ。
  12. 【請求項12】 周状バンドには指の掛かりをよくする
    ためのタブ或いは切り欠き部を設けたことを特徴とする
    請求項1乃至11の何れかに記載のプラスチックキャッ
    プ。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至12の何れかに記載のプ
    ラスチックキャップと、該プラスチックキャップ内に収
    納され、容器口部を密封する中栓とからなることを特徴
    とする中栓付プラスチックキャップ。
  14. 【請求項14】 前記中栓は、容器口部が挿入される溝
    を備えたフランジ部と、フランジ部の下部の内周側に形
    成された水平壁と、フランジ部の内周上部に設けられた
    注ぎ口と、水平壁の開口予定部と、開口予定部を区画す
    る開口用スコアと、開口予定部に設けられた開口用タブ
    とから形成されていることを特徴とする請求項13記載
    の中栓付プラスチックキャップ。
  15. 【請求項15】 フランジ部の下部内周には下方への筒
    状延長部からなる容器口部のガイドが形成されているこ
    とを特徴とする請求項14記載の中栓付プラスチックキ
    ャップ。
  16. 【請求項16】 フランジ部の外周下部には薄片状の突
    起部が形成されており、プラスチックキャップのネジの
    上部にはこの薄片状突起部と係止可能な環状突起部が形
    成されていることを特徴とする請求項14または15に
    記載の中栓付プラスチックキャップ。
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