JP2003276758A - 洗浄性に優れた樹脂キャップ - Google Patents

洗浄性に優れた樹脂キャップ

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 スカート内面に容器口部の外面と螺子係合す
る螺条を備え、且つフラップ片を内面に備えたタンパー
エビデントバンドがスカート下端に破断可能なブリッジ
を介して設けられている樹脂キャップにおいて、容器口
部に装着されている状態での洗浄性に優れ、特にフラッ
プ片付け根部における洗浄液の付着が有効に防止され、
洗浄液の液切れ性が改善された樹脂キャップを提供す
る。 【解決手段】 スカート内面の螺条に、キャップ軸線方
向に延びている複数の切り欠き25を形成し、各フラッ
プ片13の付け根部15の上面を、その周方向両端部分
よりも中央部分が高くなった湾曲状とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄性に優れた樹
脂キャップに関するものであり、より詳細には、容器口
部に装着された状態での洗浄性に優れた樹脂キャップに
関する。
【0002】
【従来の技術】飲料等の液体が充填されたボトル等の容
器のキャップとして、容器口部に螺子係合により装着さ
れる樹脂キャップが広く使用されている。かかる樹脂キ
ャップとしては、不正使用防止のために、キャップのス
カート下端に、内面に複数のフラップ片を備えたタンパ
ーエビデントバンド(以下TEバンドという)を破断可
能なブリッジを介して設けたものがある。即ち、容器口
部に装着されたキャップを開栓方向に旋回していくと、
スカートを備えたキャップ本体は上昇するが、TEバン
ドの内面に設けられているフラップ片の先端が容器口部
に形成されているあご部と係合するため、TEバンドの
上昇は抑制される。この結果、スカート下端とTEバン
ドとを連結しているブリッジが破断し、TEバンドとキ
ャップ本体とが切り離され、TEバンドは容器口部側に
残り、キャップ本体のみが容器口部から取り除かれるこ
とになる。或いは、TEバンドに軸方向のスコア又はス
リットを設けておき、開栓に際して、TEバンドが帯状
となり、キャップ本体と一体に容器口部から取り除かれ
ることになる。したがって、キャップ本体とTEバンド
とが切り離されているときには、該キャップは、一旦開
封されたものであり、両者が切り離されていなければ、
該キャップは未開封である。このようにして、一般需要
者にキャップの開封履歴を示すことにより、いたずら等
の不正使用が防止されるものである。
【0003】ところで、飲料等が充填された容器に適用
される樹脂キャップは、容器口部に装着された状態で、
加熱された圧力水等の洗浄液を噴霧し、容器口部とキャ
ップとの間の空間に洗浄液を流し、容器口部外面とキャ
ップ内面との間に付着している容器内充填液等を洗い流
し、次いで乾燥した後に市場に供される。したがって、
このような樹脂キャップでは、洗浄液が容器口部とキャ
ップとの間の空間をスムーズに流れるようにする必要が
あり、このために種々の提案がなされている。例えば、
実公平4−54119号公報には、キャップ本体のスカ
ート内面に設けられている螺条に、キャップ軸線方向に
延びている溝部(切り欠き)を複数形成することが開示
されている。また、この先行技術には、上記溝部(切り
欠き)のキャップ軸線方向の延長線上に、隣り合うフラ
ップ片の間の部分が位置することも記載されている。
【0004】上記の先行技術に開示されている樹脂キャ
ップでは、溝部(切り欠き)が洗浄液の通路となる。従
って、例えばキャップ本体のスカートの上方部分にスリ
ット等の洗浄液導入口を形成しておき、加圧した洗浄液
を容器口部に装着されたキャップの外面に吹き付けるこ
とにより、洗浄液はキャップ内部の螺条からフラップ片
の間をスムーズに流れ、容器口部とキャップとの間の空
間の洗浄を有効に行うことができるというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行技術のように、スカート内面の螺条に溝部(切り欠
き)を形成した樹脂キャップにおいても、十分に満足す
べき洗浄性は得られず、その改善が求められているのが
現状である。即ち、上記樹脂キャップは、これを容器口
部に装着した状態において、洗浄液が樹脂キャップと容
器口部との間の空間をスムーズに流れるという点では優
れているが、洗浄液の液切れが悪いという欠点がある。
即ち、洗浄液がフラップ片の付け根部分に付着してしま
い、この洗浄液を効率良く、短時間で除去することが困
難となっている。洗浄液が樹脂キャップと容器口部との
間に残存していると、カビ等の原因となってしまう。
【0006】従って本発明の目的は、スカート内面に容
器口部の外面と螺子係合する螺条を備え、且つフラップ
片を内面に備えたタンパーエビデントバンドがスカート
下端に破断可能なブリッジを介して設けられている樹脂
キャップにおいて、容器口部に装着されている状態での
洗浄性に優れ、特にフラップ片付け根部における洗浄液
の付着が有効に防止され、洗浄液の液切れ性が改善され
た樹脂キャップを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、天面及
び天面周縁から下方に延びているスカートを有するキャ
ップ本体と、キャップ本体のスカート下端に破断可能な
ブリッジを介して連結されたタンパーエビデントバンド
とから成り、前記スカート内面には、容器口部の外面と
螺子係合する螺条が設けられており、且つ前記タンパー
エビデントバンドの内面には、内方に向けて上向きのフ
ラップ片が適当な間隔で周状に複数形成されている樹脂
キャップにおいて、各フラップ片の付け根部の上面は、
その周方向両端部分よりも中央部分が高くなった湾曲状
に形成されていることを特徴とする樹脂キャップが提供
される。
【0008】本発明において、容器口部に装着されてい
る樹脂キャップと容器口部との間の空間への洗浄液の導
入は、例えば加圧された洗浄液を、スカート下端とTE
バンドとの間の隙間から吹き付けることにより、或い
は、樹脂キャップの下端(タンパーエビデントバンドの
下端)と容器口部との間の隙間から上方に吹き付けるこ
とにより、或いは、スカートの上方部分に洗浄液導入用
のスリットを形成しておき、加圧された洗浄液を樹脂キ
ャップのスカート側面から吹き付けることにより行われ
る。導入された洗浄液は、スカートの螺条に形成され且
つキャップ軸線方向に延びている複数の切り欠きを通っ
て隅々まで流れ渡り、隣り合うフラップ片の間の部分か
ら排出される。しかるに、本発明の樹脂キャップでは、
フラップ片の付け根部の上面が、その周方向両端部分よ
りも中央部分が高くなった湾曲状となっているため、こ
の付け根部上面に流れ込んだ洗浄液は、速やかに隣り合
うフラップ片の間の部分から下方に落下して排出され、
フラップ片の付け根部の上面に付着・残存することがな
く、従って、極めて優れた液切れ性を示す。
【0009】また、本発明においては、前記各フラップ
片の付け根部の下面は、前記上面と略同形状の湾曲状に
形成することが好適である。即ち、キャップの成形は、
キャップの射出或いは圧縮成形時には、フラップ片は内
方に向けて下向きに成形され、その後内方に向けて上向
きに反転して行われるが、各フラップ片の付け根部の形
状をこのように形成することにより、フラップ片の反転
を容易に行うことが出来るようになる。
【0010】また、本発明においては、スカート内面の
螺条には、キャップ軸線方向に延びている複数の切り欠
きが形成されており、前記切り欠きのキャップ軸線方向
への延長線上に、隣り合うフラップ片の間の部分が位置
していることが好適である。即ち、スカート内面の螺条
の切り欠きをこのような位置に形成することにより、例
えば洗浄液の導入或いは排出を速やかに行うことが可能
となり、洗浄性のさらなる向上がもたらされる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明を、以下、添付図面に示す
具体例に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の樹
脂キャップの側断面図であり、図2は、図1のキャップ
の底面図であり、図3は、図1のキャップにおける本発
明の要部であるフラップ片を拡大して示す図であり、図
3(a)はフラップ片の正面図、図3(b)はフラップ
片の側面図を示し、図4は、本発明において用いること
ができるフラップ片の形状の他の例を示す拡大図であ
る。
【0012】図1及び図2において、本発明の樹脂キャ
ップは、キャップ本体1とタンパーエビデントバンド
(TEバンド)2とからなっている。キャップ本体1
は、天面3と、天面1の周縁から下方に延びているスカ
ート4とからなっており、TEバンド2は、破断可能な
複数のブリッジ6を介して、スカート4の下端に連結さ
れている。
【0013】キャップ本体1の天面3の内面には、スカ
ート4と間隔をおいて下方に延びているインナーリング
7が設けられており、さらに、インナーリング7とスカ
ート4との間の部分にアウターリング8が環状に形成さ
れ、インナーリング7とアウターリング8との間の部分
には、環状の小突起9が形成されている。即ち、この樹
脂キャップが容器口部(図示せず)に装着された状態に
おいて、容器口部の上方部分は、インナーリング7とア
ウターリング8との間の空間に入り込んでしっかりと保
持され、且つ容器口部の上端には、環状の小突起9が密
着し、これにより、密封性が確保されるようになってい
る。
【0014】また、スカート4の内面には螺条10が形
成されており、この螺条10が容器口部の外面に形成さ
れている螺条と係合することにより、この樹脂キャップ
は容器口部に装着されるようになっている。
【0015】一方、TEバンド2の内面には、内方に向
けて上向きのフラップ片13が適当な間隔で周方向に複
数形成されている。このフラップ片13は、キャップ本
体1及びTEバンド2と一体に成形されるが、型抜きの
ために、成形時には、下向きとなっている。即ち、この
フラップ片13は、成形後に、ポンチ等を挿入して上方
に反転される。また、上記のような反転により形成され
るため、図1、図2及び後述する図3(b)に示されて
いるように、TEバンド2の内面には、比較的薄肉の付
け根部15を介して、内方に向けて上向きにフラップ片
13が形成されている。即ち、このような比較的薄肉の
付け根部15を介してフラップ片13を下向きに成形す
ることにより、その後の上方への反転を容易に行うこと
ができる。
【0016】上述したスカート4の下端とTEバンド2
の上端とは、破断可能な複数のブリッジ6により連結さ
れており、容器口部に装着された樹脂キャップを開栓方
向に旋回させると、このブリッジ6は破断してキャップ
本体1とTEバンド2とは切り離される。即ち、樹脂キ
ャップを開栓方向に旋回させると、キャップ本体1は上
昇する一方で、フラップ片13の上端が容器口部の外面
に形成されている顎部の下側に当接するため、TEバン
ド2の上昇は制限される。この結果、ブリッジ6に応力
が集中し、ブリッジ6が破断する。このような樹脂キャ
ップの開栓時におけるブリッジ6の破断、即ち、キャッ
プ本体1とTEバンド2との切り離しにより、該キャッ
プの開封履歴が明らかとなり、不正使用が防止される。
【0017】ところで、上記のようなブリッジ6は、樹
脂製であるため、伸びや変形等により、速やかに破断せ
ず、例えば、密封性が損なわれた後の段階でブリッジ6
の破断が生じることがある。このような場合には、ブリ
ッジ6が破断せず、キャップ本体1とTEバンド2とが
切り離されていないという事実は、密封性が確保されて
いるという事実を示すことにはならず、従って、少なく
とも密封性が損なわれる前の段階で確実にブリッジ6が
破断するような構造とすることが好ましい。
【0018】このために、上述した樹脂キャップでは、
図1から明らかな通り、隣り合うブリッジ6,6の間の
部分において、一対の係合突起20a,20bとブリッ
ジ破断防止突起22とが形成されている。即ち、一方の
係合突起20aは、スカート4の下端に形成されてお
り、他方の係合突起20bは、TEバンド2の上端に形
成されており且つ係合突起20aに対して、キャップの
閉栓方向下流側に小間隔をおいて位置している。従って
閉栓に際して、キャップを閉栓方向に旋回させると、係
合突起20aと係合突起20bとが係合するため、或い
は、スカート部下端がブリッジ破断防止突起22に当接
するために、TEバンド2は、ブリッジ6を破断するこ
となくキャップ本体1と一体に閉栓方向に旋回されるこ
とになり、容器口部への装着を行うことができる。この
結果、TEバンド2は、キャップ本体1と一体的に上昇
し、TEバンド2のフラップ片13の上端は、容器口部
外面に形成されている顎部の下側に位置する。開栓に際
して、キャップを開栓方向に旋回させると、フラップ片
13の上端が顎部の下側に当接し、TEバンド2の上昇
移動は制限されるが、キャップ本体1は、引き続き、開
栓方向に旋回されて上昇を続ける。この結果、キャップ
本体1の開栓方向への旋回を続けることにより、ブリッ
ジ6は破断し、キャップ本体1とTEバンド2とは切り
離される。このようにして、密封破壊が生じる前の段階
で、ブリッジ6を有効に破断することができる。
【0019】図1及び図2にから明らかな通り、本発明
においては、スカート4の内面に形成されている螺条1
0には、キャップの軸線方向に延びている切り欠き25
が複数形成されている。即ち、この切り欠き25が洗浄
液の通路となって、容器口部に装着された樹脂キャップ
と容器口部との間の空間の隅々まで洗浄液が流され、か
かる空間に付着した異物(例えば容器内に充填される
液)を有効に除去することができる。また、このような
切り欠き25は、そのキャップ軸方向への延長線上に、
フラップ片13の間の部分が位置するように形成されて
いることが好ましい。これにより、容器口部に装着され
た樹脂キャップと容器口部との間の空間への洗浄液の導
入及び排出を効率よく、有効に行うことができる。
【0020】尚、上述した構造の樹脂キャップにおいて
は、容器口部に装着された樹脂キャップと容器口部との
間の空間への洗浄液の導入は、例えば、加圧された洗浄
液を、該スカート4の下端とTEバンド2の上端との間
に形成される隙間の部分に吹き付けることにより、容易
に行うことができる。勿論、スカート4の上方部分に小
幅のスリット(図示せず)を設け、上方或いはスカート
4の側面から加圧された洗浄液を吹き付けることによ
り、洗浄液を導入することも可能である。上述した切り
欠き25の数や幅は、特に制限されるものではなく、キ
ャップの形状等に応じて、優れた洗浄性が確保され、且
つ螺条10の螺子係合性が損なわれない程度に設定され
ればよい。
【0021】本発明においては、図3(a)及び図3
(b)に示されているように、TEバンド2の内面に形
成されているフラップ片13の付け根部15の上面(図
3においてXで示す)を、その中央部分が周方向両端部
よりも高くなった湾曲形状に形成する。即ち、フラップ
片13の付け根部15の上面Xを、このような湾曲形状
とすることにより、この部分に流れ込んだ洗浄液は、こ
の部分に付着残存することなく、速やかにフラップ片1
3の間の部分に流れ出して排出される。かくして、本発
明の樹脂キャップは、洗浄液の液切れ性に優れ、洗浄液
の残存による不都合を有効に回避することができる。
【0022】また、フラップ片13の付け根部15の上
面Xにおける中央部分と周方向両端部分との高低差d
は、フラップ片13の幅等によっても異なるが、一般的
には、0.3乃至2.0mm程度に設定されていること
が好適である。この高低差dがあまり小さいと、この部
分に流れ込んだ洗浄液の排出を有効に行うことが困難と
なり、洗浄液の液切れ性を十分に向上させることが困難
となるおそれがある。一方、既に述べたとおり、このフ
ラップ片13は、下向きの状態に成形され、成形後に上
向きに反転される。従って、上記高低差dが過度に大き
くなると、フラップ片13を上向きに反転することが困
難となり、また、反転できたとしても、フラップ片13
自体に歪みが生じたり、或いは反転形状が不安定とな
り、下向きの戻ってしまうなどの不都合を生じやすくな
ってしまう。更に、本発明において、フラップ片13の
付け根部15の下面(図3においてYで示す)も、上面
Xとほぼ平行な湾曲形状となっていることが好ましい。
即ち、フラップ片13の付け根部15の厚みをほぼ均等
なものとすることにより、成形後のフラップ片13の上
方への反転を有効に行うことができるからである。
【0023】尚、本発明において、成形後におけるフラ
ップ片13の反転を有効に行い、且つその反転形状を有
効に維持することができる限りにおいて、例えば図4に
示すように、フラップ片13の付け根部15の下面Y
を、実質上、フラットな直線形状とすることも可能であ
る。
【0024】上述した本発明の樹脂キャップは、各種の
プラスチック、例えば、低−、中−または高密度ポリエ
チレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、熱
可塑性ポリエステル、ポリアミド、スチレン系樹脂、A
BS樹脂等を用いて、射出成形、圧縮成形等の一体成形
により、容易に製造することができる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、スカート内面の螺条
に、キャップ軸線方向に延びているベントを複数形成す
るとともに、TEバンド内面に設けられているフラップ
片の付け根部上面を、その周方向両端部分よりも中央部
分が高くなった湾曲形状とすることにより、キャップが
容器口部に装着された状態において、洗浄液をキャップ
内面の隅々まで流して洗浄効率を高めることが可能とな
るとともに、フラップ片の付け根部上面への洗浄液の排
出を有効に行い、洗浄液の液切れ性を著しく向上させる
ことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の樹脂キャップの側断面図。
【図2】図1のキャップの底面図。
【図3】図1のキャップにおける本発明の要部であるフ
ラップ片を拡大して示す図であり、図3(a)はフラッ
プ片の正面図、図3(b)はフラップ片の側面図。
【図4】本発明において用いることができるフラップ片
の形状の他の例を示す拡大図。
【符号の説明】
1:キャップ本体 2:TEバンド 10:螺条 13:フラップ片 15:フラップ片付け根部 25:切り欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA12 AB01 BA01 CA01 CC03 CC04 CC05 DA01 DB02 DB12 DB13 DC03 DC04 DC05 FA09 FB01 FB05 FC04 FC09 GA01 GB01 HB02 HD01 HD04 KA13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天面及び天面周縁から下方に延びている
    スカートを有するキャップ本体と、キャップ本体のスカ
    ート下端に破断可能なブリッジを介して連結されたタン
    パーエビデントバンドとから成り、前記スカート内面に
    は、容器口部の外面と螺子係合する螺条が設けられてお
    り、且つ前記タンパーエビデントバンドの内面には、内
    方に向けて上向きのフラップ片が適当な間隔で周状に複
    数形成されている樹脂キャップにおいて、各フラップ片
    の付け根部の上面は、その周方向両端部分よりも中央部
    分が高くなった湾曲状に形成されていることを特徴とす
    る樹脂キャップ。
  2. 【請求項2】 前記各フラップ片の付け根部の下面は、
    前記上面と略同形状の湾曲状に形成されている請求項1
    に記載の樹脂キャップ。
  3. 【請求項3】 スカート内面の螺条には、キャップ軸線
    方向に延びている複数の切り欠きが形成されており、前
    記切り欠きは、そのキャップ軸線方向への延長線上に、
    隣り合うフラップ片の間の部分が位置するように形成さ
    れている請求項1に記載の樹脂キャップ。
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