JP2016033043A - 不正開封防止キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】 不用意な開封を防止するとともに開封状態を外部から確実に視認することができ、容器本体と分別廃棄することが容易な不正開封防止キャップを提供すること。
【解決手段】 容器本体Aの口部に装着され、注出筒10を有する中栓Bと、該中栓Bに着脱可能に装着されるキャップCとからなり、中栓Bは、口部1を嵌合する嵌合筒部4と、雄ねじ24を有するねじ筒部8とを具え、キャップCは、前記雄ねじ24に螺合する雌ねじ34を有するキャップ本体C1と、キャップ本体C1の下端に破断可能な上弱化連結部32を介して連結された封緘バンドC2と、封緘バンドC2の下端に破断可能な下弱化連結部33を介して連結された保持リングC3とからなることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、不正な開蓋や不用意な開蓋を防ぐ封緘部を有する不正開封防止キャップに関し、とくに、開封状態が外部から確実に視認することができ、分別廃棄が容易な不正開封防止キャップに関するものである。
不正開封防止機能を有するキャップとして、容器本体の口部に螺合するキャップ本体の下端に、複数の弱化連結片を介して、口部の係止突条に抜け出し不能に係止する封緘リングが連結され、該封緘リングが開封時のキャップ螺脱操作により上記弱化連結片が破断されて、キャップ本体と分離し、口部の下部に落下して残留し、これによりキャップが開封されたことを判別できるようにしたものが従来より知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−52823号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の二剤混合容器では、内容物を消費した後もバージンリングB2,C2は容器本体Aの口筒部1の下部に残留し、係止突条3,19により容易に抜け出し不能な状態となるため、分別回収に当って、このバージンリングB2,C2を容器本体Aから容易に取外すことができない、と云う問題があった。
また、バージンリングB2,C2は、キャップ本体B1,C1を螺脱開蓋した後も落下せず、係止突条3,19に係合したまま残っている場合があり、その場合には開封状態を判別できないか、ないしは判別を誤ることがあった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、衝撃等による不用意な開封を防止するとともに開封状態を外部から確実に視認することができ、容器本体と分別廃棄することが容易な不正開封防止キャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、不正開封防止キャップとして、容器本体の口部に装着され、注出口を形成して内容物を案内する注出筒を有する中栓と、該中栓に螺合して着脱可能に装着されるキャップとからなり、中栓は、口部を嵌合する嵌合筒部と、雄ねじを有するねじ筒部とを具え、キャップは、前記雄ねじに螺合する雌ねじを有するキャップ本体と、キャップ本体の下端に破断可能な上弱化連結部を介して連結された封緘バンドと、封緘バンドの下端に破断可能な下弱化連結部を介して連結された保持リングとからなることを特徴とする構成を採用する。
不正開封防止キャップの具体的実施形態として、キャップ本体は、頂壁と、頂壁周縁から垂設される側周壁とを具え、側周壁は、内周に雌ねじが形成された上筒部と、下端で上弱化連結部を介して封緘バンドに連結された下筒部と、上筒部下端から拡径し周縁で下筒部に連設する拡径部とからなり、封緘バンドは、周方向の一端に摘み部が形成され、摘み部は下筒部と拡径部周縁に設けられた切欠き部を通って上方に延設されていることを特徴とする構成、また、嵌合筒部の外周下部には外周ローレット部が設けられ、保持リングの内周面には、外周ローレット部と噛み合う内周ローレット部が形成されていることを特徴とする構成、さらに、中栓は、注出筒の内周面に薄肉弱化部を介して連結され、内周に第1係合突部を設けるとともに外周に第1歯部を設けた筒状壁を立設する栓体を具え、キャップ本体は、頂壁裏面から垂下し、外周に第1係合突部に係合可能な第2係合突部が形成された係着部と、係着部の外側に配設され内周に第2歯部を設けた切断筒部とをさらに具え、第1歯部と第2歯部は、キャップ本体を螺脱させるときのみ当接係合するラチェット機構を構成することを特徴とする構成を採用する。
不正開封防止キャップのさらなる具体的実施形態として、第1歯部は、周方向複数個所に設けられた係合突起からなり、該係合突起は、筒状壁外周面から略径方向に形成された第1係合面と、筒状壁外周面から螺着方向に傾斜した非係合面とを有し、第2歯部は、周方向複数個所に設けられた弾性変形可能な係合腕からなり、該係合腕は、切断筒部内周面から螺脱方向に傾斜して延びる腕部と、腕部の先端に設けられ略径方向に形成された第2係合面を有する先端係合部とを具え、キャップ本体を螺脱させるときのみ第1係合面と第2係合面が当接係合することを特徴とする構成、また、嵌合筒部は、下面に容器本体の口部に嵌合する環状溝を形成する上壁と、上壁から環状溝を挟んで垂設された内筒と外筒とを具え、上壁の上面には、周方向複数個所にストッパーが設けられ、各ストッパーには螺脱方向に略垂直な第1当接面と、螺着方向に第1傾斜面とが形成されており、キャップ本体の拡径部下面には、前記ストッパーに対応する第2当接面と第2傾斜面とを有するくさび状凹部が設けられ、ストッパーとくさび状凹部は、第1当接面と第2当接面が当接したとき、係合腕の腕部が係合突起の非係合面に当接ないしは当接寸前の状態になるように配設されていることを特徴とする構成、さらに、周方向に隣接するくさび状凹部の間には、拡径部下面の最下端を形成する平坦部が設けられていることを特徴とする構成を採用する。
本発明の不正開封防止キャップは、キャップが、中栓の雄ねじに螺合する雌ねじを有するキャップ本体と、キャップ本体の下端に破断可能な上弱化連結部を介して連結された封緘バンドと、封緘バンドの下端に破断可能な下弱化連結部を介して連結された保持リングとからなり、保持リングの内周面には、中栓の外周ローレット部と噛み合う内周ローレット部が形成されているから、両ローレット部によって回動不能に固定された保持リングによって不用意な開封を防止することができる。
また、保持リングは両ローレット部によって中栓側に保持され、封緘バンドをキャップ本体および保持リングから容易に切り離すことができるとともに、封緘バンドを除去した後には、キャップ本体と保持リングとの間に間隙が形成されて開封状態であることを確実に視認することができる。
さらに、容器を使用した後には、保持リングを引き上げれば、両ローレット部の噛み合いが外れて中栓から容易に取り外すことができ、キャップ本体とともに中栓を容器本体から容易に分別廃棄することができる。
本発明の不正開封防止キャップは、封緘バンドの周方向の一端に摘み部が形成され、該摘み部が、キャップ本体の下筒部と拡径部周縁に設けられた切欠き部を通って上方に延設されている実施形態では、切欠き部から指先を入れて摘み部を引き出し、封緘バンドを容易に切り離すことができる。
さらに、中栓が、注出筒の内周面に薄肉弱化部を介して連結され、外周に第1歯部を設けた筒状壁を立設する栓体を具え、キャップ本体が、外周に第1係合突部に係合可能な第2係合突部が形成された係着部と、係着部の外側に配設され内周に第2歯部を設けた切断筒部とを具え、第1歯部と第2歯部がキャップ本体を螺脱させるときのみ当接係合するラチェット機構を構成する実施形態では、開封に指先の力を必要とするプルリングを用いずに、キャップ本体を螺脱回動するという通常の開蓋操作により簡単に開栓することができる。
不正開封防止キャップの実施例において、組み立て前のキャップと中栓の一部断面斜視図である。 不正開封防止キャップの実施例において、容器本体に打栓して装着した直後の状態を示す図であり、(a)は図(b)におけるE−E断面矢視図、(b)は正面半断面図である。 実施例不正開封防止キャップの中栓を示す図であり、(a)は正面図、(b)は下面図である。 実施例不正開封防止キャップの中栓を示す図であり、(a)は上面図、(b)は正面断面図である。 実施例不正開封防止キャップのキャップを示す図であり、(a)は正面図、(b)は下面図である。 実施例不正開封防止キャップのキャップを示す図であり、(a)は図(b)におけるF−F断面矢視図、(b)は正面断面図である。 実施例不正開封防止キャップのローレット部の作用を説明する図であり、図2(b)における要部Gにおいて、(a)は図2(b)における要部Gの打栓前の状態を示す拡大図、(b)は図(a)におけるH−H断面矢視図、(c)は図2(b)における要部Gの打栓後の状態を示す拡大図、(d)は図(c)におけるJ−J断面矢視図である。 実施例不正開封防止キャップから封緘リングを切り離す操作を説明する図であり、(a)は図2(a)において摘み部を手前に起こした状態、(b)は同摘み部を引っ張り封緘リングをキャップから切り離している状態を示す図である。 実施例不正開封防止キャップを装着した容器において、封緘リングを除去した直後の状態を示す正面図である。 実施例不正開封防止キャップのラチェット動作を説明するために図2(a)のE−E断面矢視図を示した図であり、(a)はキャップを中栓に締め込む際の動作、(b)はキャップ本体を螺脱して開栓する際の動作を示す図である。 実施例不正開封防止キャップを装着した容器のキャップ本体を中栓から螺脱分離した状態を示す図である。
次に、本発明の不正開封防止キャップについて、実施例を示した図面を参照して説明する。
図1〜11において、Aは容器本体、Bは容器本体Aに装着される中栓、Cは中栓Bに螺合装着されるキャップである。
図2に示すように、容器本体Aの口部1は、中栓Bに嵌着して抜け止め保持する係止突条2を具えている。
図1,3,4に示すように、中栓Bは、外周側の外筒5、内周側の内筒6、口部1の天面側に位置する上壁7とからなり、口部1が嵌入する環状溝を形成する嵌合筒部4と、上壁7に連設して立設されたねじ筒部8と、ねじ筒部8の上端に段部9を介して連設された注出筒10とからなっている。
注出筒10は容器本体A内に収容された内容物を注出する注出口を形成し、円筒状の基部11と、基部11の上部に拡径して外側に湾曲するリップ部12とを有する。
注出筒10の基部11の内周面には、全周にわたって形成された薄肉弱化部15を介して栓体16が一体に連設されている。
栓体16は、上部に円筒状の筒状壁17が立設され、下部は底壁14が薄肉弱化部15とともに注出口を密閉している。
筒状壁17は、外周にラチェット機構の一方の第1歯部を構成する係合突起18が周方向6個所に突設され、内周上部には第1係合突部19が環状に突設されている。
係合突起18は、後述するキャップCの第2歯部と係合する略径方向に形成された第1係合面20と、その周方向反対側に傾斜面を形成する非係合面21とを有し、その平面視形状は、筒状壁17の外周面側を底辺とする略台形状をなしている。
本実施例の係合突起18における平面視台形の底辺と上辺に相当する辺は、正確には円弧状であり、ここで言う本発明における略台形状とはこのような場合を含む。
また、本実施例では係合突起18は周方向6個所に設けているが、6個所に限らず栓体の形状等に合わせて複数の適宜個所に設けることができ、必ずしも台形状である必要はなく直角三角形状でもよい。
底壁14は、筒状壁17の外周側に下面から所定の高さを有する拡径部22と、拡径部22の外周側に連設され、外側に向けて漸次肉薄になるとともに薄肉弱化部15に連設するフランジ部23とを有している。
ねじ筒部8は、注出筒10の下部に内周縁で連設した段部9の外周縁から垂設され、外周面には雄ねじ24が設けられている。
ねじ筒部8の内周面には、上部を段部9に連設し軸方向に延びる補強リブ26が突設されている。
嵌合筒部4は、下面に容器本体Aの口部1が嵌入する嵌合溝が形成された上壁7が内周縁でねじ筒部8の下部に連設し、上壁7の下部には該嵌合溝を挟んで外周側の外筒5と内周側の内筒6が垂設されている。
外筒5の内周には、係止突条2に係合して口部1を抜け止めする係止縮径部27が設けられ、外筒5の外周面下部には、上下方向に溝が切られた外周ローレット部25が設けられている。
上壁7の上面には、周方向3箇所にストッパー28が設けられ、その螺脱方向には略垂直に立ち上がった第1当接面28aが形成され、螺着方向には第1傾斜面28bが形成されている。
図1,5,6に示すように、キャップCは、雄ねじ24に螺合する雌ねじ34を有するキャップ本体C1と、キャップ本体C1に破断可能な上連結片32を介して連結された封緘バンドC2と、封緘バンドC2に破断可能な下連結片33を介して連結された保持リングC3とからなっている。
上連結片32と下連結片33は、周方向複数箇所に設けられた破断可能な小さな断面を有する小リブ状の連結片である。
上連結片32と下連結片33は、それぞれ本発明の上弱化連結部、下弱化連結部を構成しているが、上弱化連結部、下弱化連結部はこのような連結片に限定されず、薄肉の弱化部やミシン目の入った薄肉部などの適宜形態の弱化部とすることができる。
また、上連結片32と下連結片33は、本実施例では周方向同じ位置に設けられているが、交互に異なる位置に形成しても良く、交互に異なる位置に形成した場合は破断に要する力が分散して小さくなりさらに破断し易くなる。
キャップ本体C1は、天板部に設けられた頂壁30と、頂壁30の外周縁から垂設された側周壁31と、頂壁30裏面から垂設された係着部35と、係着部35の外側に垂設された切断筒部36とを具えている。
側周壁31は、内周に雌ねじ34が形成された上筒部38と、下端で上連結片32を介して封緘バンドC2に連結された下筒部40と、上筒部38下端から拡径し周縁で下筒部40に連設する拡径部39とからなっている。
上筒部38の外周には、周方向に断続的に複数箇所、本実施例では8箇所に周面ローレット37が設けられている。
拡径部39の下面の雌ねじ34の下方部位には、ストッパー28に対応するくさび状凹部42と、隣接するくさび状凹部42の間に平坦部43が周方向3箇所に設けられている。
くさび状凹部42は、第1当接面28a、第2傾斜面28bに対応する、それぞれ第2当接面42aと第2傾斜面42bとを有する。
平坦部43は、それぞれ中心角20°程度のわずかな周方向範囲に設けられ、拡径部39の最下面を形成するように下方にわずかに突出している。
ストッパー28およびくさび状凹部42は、本実施例では周方向3個所に設けられているが、これに限定されず適宜の複数個所に設けることができる。
封緘バンドC2は、周方向1箇所に間隙を有する不連続な環状をなし、その間隙を形成する周方向の一端に摘み部44が形成されている。
摘み部44は、下筒部40の外周と拡径部39周縁に上下方向に設けられた切欠き部45を通って上方に延設されている。
切欠き部45は、指先が入る程度の周方向幅が確保され、摘み部44の上端は拡径部39の周縁上部よりわずかに突出している。
摘み部44に近接した周方向端部と反対側の封緘バンドC2には、薄肉部46が設けられ、摘み部44が容易に手前に引き出されるようになっている。
保持リングC3の内周面には、中栓Bの外周ローレット部25と噛み合うように上下方向に溝が切られた内周ローレット部47が形成されている。
図7に示すように、外周ローレット部25の内周面と内周ローレット部47の外周面とは、中栓BにキャップCが螺着された組立体が容器本体Aに打栓される前には、相互に回動可能な程度にわずかに隙間があいているが、打栓後には、嵌合筒部4に口部1が嵌入して外筒5がわずかに変形して拡径すると、互いのローレットの山と溝が噛み合うように設定されている。
また、ローレットの溝の深さ、すなわち山の高さは、内周ローレット部47の方が外周ローレット部25より高くなっている。
なお、両ローレット部25,47がなくても、外筒5の拡径により保持リングC3を摩擦力等で固定することは可能であるが、本実施例のようにローレット部を形成すると、外筒5の拡径度合いを小さくして保持リングC3を容易に取り外すことができる。
係着部35には、中栓Bの第1係合突部19を乗り越えて筒状壁17の内周面に緊密に嵌合する環状の第2係合突部50が先端外周に形成されている。
切断筒部36の内周には、第1歯部を構成する係合突起18に係合する第2歯部を構成する係合腕52が係合突起18と同数の周方向6個所に設けられ、切断筒部36の先端外周には、注出筒10の内周面に当接して注出口を密閉するシール部53が形成されている。
係合突起18と係合腕52は、キャップ本体C1を螺脱させるときのみ当接係合するラチェット機構を構成している。
切断筒部36の長さは、キャップCの締め込み完了時に、シール部53が注出筒10の基部11内周面に当接し、先端部が栓体16の拡径部22の外周面とわずかな隙間をもって嵌入するように設定されている。
係合腕52は、図10(b)に示されるように、開栓時にキャップ本体C1をねじ解放方向(矢印L方向)に回転させたとき、係合突起18の第1係合面20に係合して略径方向に延びる第2係合面55を有する先端係合部54と、切断筒部36の内周面から螺脱方向に傾斜して延びる先端係合部54より薄肉の腕部56を具えている。
係合腕52は、開封時に薄肉弱化部15を破断可能な回転力を伝えることができる程度の強度と、図10(a)に示されるように、キャップCの締め込み時に係合突起18を乗り越えることができる程度の可撓性を有する部材からなっている。
本実施例では、第1歯部として係合突起18を、第2歯部を係合腕52としたが、逆に第1歯部を係合腕とし、第2歯部を係合突起としてラチェット機構を構成することも可能である。
次に、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
まず、本実施例の不正開封防止キャップを容器本体Aに装着するには、中栓BにキャップCを螺合して締め込み、中栓BとキャップCを組み立ててから口部1に中栓Bの嵌合筒部4をあてがって上部から打栓する。
中栓Bの雄ねじ24にキャップCの雌ねじ34を螺合して締め込む際には、図10(a)に示すように、キャップCが矢印R方向に回転し、係合腕52は非係合面21に乗り上げ、係合突起18を乗り越えて、キャップCの回転を許容する。
また、打栓前には、図7(a)、(b)に示すように、外周ローレット部25の内周面と内周ローレット部47の外周面とは、相互に回動可能な程度にわずかに隙間があいているので、保持リングC3がキャップCの回転を邪魔したり、上連結片32が破断して保持リングC3がキャップCから分離するようなことはない。
なお、中栓BにキャップCを締め込むには、図示しない治具を用いて中栓Bを固定して行うことができる。
キャップCが螺合によって下降していくと、係着部35の第2係合突部50が筒状壁17の第1係合突部19に当接するようになり、さらに下降することにより、第2係合突部50が第1係合突部19を乗り越えて、筒状壁17の内周面に嵌合するようになる。
また、切断筒部36は、シール部53が注出筒10の基部11内周面に当接するようになり、先端部が栓体16の拡径部22の外周面と注出筒10内周面との隙間に嵌入していく。
同時に、雌ねじ34下部に設けられた拡径部39下面のくさび状凹部42がストッパー28に嵌合するようになり、さらに、雄ねじ24と雌ねじ34の締結が進んでいくと、くさび状凹部42の第2当接面42aがストッパー28の第1当接面28aに当接して両ねじの締結が完了する(図2参照)。
このとき、平坦部43は、それぞれ中心角20°程度のわずかな周方向範囲に拡径部39の最下面として形成されているので、キャップ本体C1は平坦部43のみで上壁7に当接し、キャップCを中栓Bに安定して締め込むことができる。
また、切断筒部36は、キャップCの締め込み完了時には、シール部53が注出筒10の内周面との間を密封するとともに、先端部内周面が拡径部22の外周面とわずかな隙間をもって注出筒10との隙間に嵌入している。
第2当接面42aが第1当接面28aに当接し、くさび状凹部42がストッパー28に完全に嵌合した状態、すなわち、雄ねじ24と雌ねじ34の締結が完了したとき、ラチェット機構は、図2に示すセット状態、すなわち、係合腕52の第2係合面55と反対側の腕部56が、係合突起18の非係合面21に当接ないしは当接寸前の状態にセットされるように設定されている。
セット状態に組立られた本実施例の不正開封防止キャップを容器本体Aに打栓すると、図7(c),(d)に示すように、口部1が嵌合筒部4に嵌合して外筒5を外側にわずかに押し広げ、外周ローレット部25が形成された外筒5の外周面が拡径して、外周ローレット部25と内周ローレット部47が互いに噛み合って保持リングC3を回動不能に固定する。
打栓された不正開封防止キャップは、キャップ本体C1が封緘バンドC2を介して保持リングC3に連結しているため、封緘バンドC2を除去しないかぎり開封することができず、衝撃等による不用意な開封を防ぐことができる。
また、封緘バンドC2を除去すれば、キャップ本体C1と保持リングC3との間に隙間が空いて目視で開封状況を容易に確認することができ、いたずら等による開封を防止することができる。
次に、本実施例の不正開封防止キャップが打栓され装着された容器を使用するには、まず、封緘バンドC2をキャップCから切り離し除去する。
切欠き部45は手指の先が入る程度の幅が確保されているから、図8(a)に示すように、切欠き部45の上方まで延びている摘み部44を手前につまみ出す。
このとき、封緘バンドC2には、摘み部44に近接した位置に薄肉部46が設けられているので、摘み部44は指先をかけるだけで容易に手前に引き出される。
手前に引き出された摘み部44をつかんで、径方向に引き出すように引っ張ると、図8(b)に示すように、上連結片32と下連結片33は容易に破断し、封緘バンドC2はキャップ本体C1と保持リングC3とから切り離されて除去される。
このとき、保持リングC3は拡径された外筒5によって回動不能に固定されて、外周ローレット部25が形成された外筒5の下部にとどまり、キャップ本体C1は中栓Bに螺合締着されているから、キャップ本体C1の下端と保持リングC3の上端との間には隙間が形成される。
そのため、図9に示すように、当該隙間に外筒5の外周面が露出するため、容器が開封されているかどうかを外観から容易に視認できる。
とくに、中栓BとキャップCの色を異ならせておけば、開封状態をより容易に視認することができる。
封緘バンドC2を除去した後は、回動可能となったキャップ本体C1を螺脱方向に回転させる。
キャップ本体C1は、図2(a)に示すセット状態から、図10(b)に矢印Lで示す螺脱方向に回転すると、切断筒部36の内周面から延びる係合腕52が回動して、その先端係合部54の第2係合面55が係合突起18の第1係合面20に当接するようになり、キャップ本体C1の回転力がラチェット機構を介して栓体16に加わるようになる。
係合腕52の先端係合部54は腕部56より厚肉に形成されているので、第2係合面55は第1係合面20に広い面積でしっかり当接係合するとともに回転力に負けない強度を有する。
このとき、係着部35の第2係合突部50が筒状壁17の内周面に緊密に嵌合しているので、筒状壁17を内側から補強してキャップ本体C1の回転力がラチェット機構を介して栓体16に伝わりやすくなっているとともに、ねじの回転に伴って栓体16を上方に引き上げる力を発生させる。
キャップ本体C1の回転が進むと、栓体16に加わる回転力と引き上げ力により、ついには薄肉弱化部15が破断して注出口が開栓され、注出筒10から分離された栓体16は筒状壁17に係合する係着部35によって引き上げられてキャップ本体C1とともに上昇していく。
さらに、雌ねじ34が雄ねじ24から螺脱してキャップ本体C1を中栓Bから離脱させれば、キャップ本体C1とともに栓体16が除去された注出筒10の開口から容器内の内容物を注出することができる(図11参照)。
内容物を注出した後、再度キャップ本体C1を中栓Bに螺合装着する際には、栓体16のフランジ部23および破断した薄肉弱化部15の残片によって、注出筒10の内周面に付着した内容物が掻き落とされ、注出筒10の内周面を清潔に保つことができる。
また、切断筒部36の先端部は、外周のシール部53が注出筒10に当接して容器内を密封するとともに、内周が栓体16の拡径部22とわずかな隙間をもって嵌入しているので、当該隙間から切断筒部36の内側に内容物が入りにくくなっている。
そのため、キャップ本体C1内を清潔に保つことができるとともに、キャップ本体C1を容器本体Aから取り外したときに内容物が垂れて周囲を汚したりすることを防止することができる。
保持リングC3は、容器を使用した後には、内周ローレット部47が外周ローレット部25と上下方向の山と溝で嵌合固定しているだけなので、保持リングC3をつかんで上方へ強く引き上げれば、中栓Bから容易に取り外すことができる。
外筒5を外側から締め付けていた保持リングC3を取り外した後は、再度キャップ本体C1を中栓Bに螺着嵌合し、一体となったキャップ本体C1と中栓Bとを容器本体Aからもぎとるように斜めに力を加えれば、容器本体Aから容易に取り外すことができ、容易に分別廃棄することができる。
本実施例の不正開封防止キャップは、不用意な開封を防止するとともに開封状態を外部から確実に視認することができ、容器本体と分別廃棄することが容易なので、飲食品や調味料などの食品用容器として広く利用可能である。
また、プルリングを用いずに通常の開蓋操作により容易に開栓することができるので、子供やお年寄りでも安心して利用できる容器として好適である。
A 容器本体
B 中栓
C キャップ
C1 キャップ本体
C2 封緘バンド
C3 保持リング
1 口部
2 係止突条
4 嵌合筒部
5 外筒
6 内筒
7 上壁
8 ねじ筒部
9 段部
10 注出筒
11 基部
12 リップ部
14 底壁
15 薄肉弱化部
16 栓体
17 筒状壁
18 係合突起(第1歯部)
19 第1係合突部
20 第1係合面
21 非係合面
22 拡径部
23 フランジ部
24 雄ねじ
25 外周ローレット部
26 補強リブ
27 係止縮径部
28 ストッパー
28a 第1当接面
28b 第1傾斜面
30 頂壁
31 側周壁
32 上連結片(上弱化連結部)
33 下連結片(下弱化連結部)
34 雌ねじ
35 係着部
36 切断筒部
37 周面ローレット
38 上筒部
39 拡径部
40 下筒部
42 くさび状凹部
42a 第2当接面
42b 第2傾斜面
43 平坦部
44 摘み部
45 切欠き部
46 薄肉部
47 内周ローレット部
50 第2係合突部
52 係合腕(第2歯部)
53 シール部
54 先端係合部
55 第2係合面
56 腕部

Claims (7)

  1. 容器本体の口部に装着され、注出口を形成して内容物を案内する注出筒を有する中栓と、該中栓に螺合して着脱可能に装着されるキャップとからなり、
    中栓は、口部を嵌合する嵌合筒部と、雄ねじを有するねじ筒部とを具え、
    キャップは、前記雄ねじに螺合する雌ねじを有するキャップ本体と、キャップ本体の下端に破断可能な上弱化連結部を介して連結された封緘バンドと、封緘バンドの下端に破断可能な下弱化連結部を介して連結された保持リングとからなることを特徴とする不正開封防止キャップ。
  2. キャップ本体は、頂壁と、頂壁周縁から垂設される側周壁とを具え、
    側周壁は、内周に雌ねじが形成された上筒部と、下端で上弱化連結部を介して封緘バンドに連結された下筒部と、上筒部下端から拡径し周縁で下筒部に連設する拡径部とからなり、
    封緘バンドは、周方向の一端に摘み部が形成され、摘み部は下筒部と拡径部周縁に設けられた切欠き部を通って上方に延設されていることを特徴とする請求項1記載の不正開封防止キャップ。
  3. 嵌合筒部の外周下部には外周ローレット部が設けられ、保持リングの内周面には、外周ローレット部と噛み合う内周ローレット部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の不正開封防止キャップ。
  4. 中栓は、注出筒の内周面に薄肉弱化部を介して連結され、内周に第1係合突部を設けるとともに外周に第1歯部を設けた筒状壁を立設する栓体を具え、
    キャップ本体は、頂壁裏面から垂下し、外周に第1係合突部に係合可能な第2係合突部が形成された係着部と、係着部の外側に配設され内周に第2歯部を設けた切断筒部とをさらに具え、
    第1歯部と第2歯部は、キャップ本体を螺脱させるときのみ当接係合するラチェット機構を構成することを特徴とする請求項2または3に記載の不正開封防止キャップ。
  5. 第1歯部は、周方向複数個所に設けられた係合突起からなり、該係合突起は、筒状壁外周面から略径方向に形成された第1係合面と、筒状壁外周面から螺着方向に傾斜した非係合面とを有し、
    第2歯部は、周方向複数個所に設けられた弾性変形可能な係合腕からなり、該係合腕は、切断筒部内周面から螺脱方向に傾斜して延びる腕部と、腕部の先端に設けられ略径方向に形成された第2係合面を有する先端係合部とを具え、
    キャップ本体を螺脱させるときのみ第1係合面と第2係合面が当接係合することを特徴とする請求項4記載の不正開封防止キャップ。
  6. 嵌合筒部は、下面に容器本体の口部に嵌合する環状溝を形成する上壁と、上壁から環状溝を挟んで垂設された内筒と外筒とを具え、
    上壁の上面には、周方向複数個所にストッパーが設けられ、各ストッパーには螺脱方向に略垂直な第1当接面と、螺着方向に第1傾斜面とが形成されており、
    キャップ本体の拡径部下面には、前記ストッパーに対応する第2当接面と第2傾斜面とを有するくさび状凹部が設けられ、
    ストッパーとくさび状凹部は、第1当接面と第2当接面が当接したとき、係合腕の腕部が係合突起の非係合面に当接ないしは当接寸前の状態になるように配設されていることを特徴とする請求項5記載の不正開封防止キャップ。
  7. 周方向に隣接するくさび状凹部の間には、拡径部下面の最下端を形成する平坦部が設けられていることを特徴とする請求項6記載の不正開封防止キャップ。
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