JP2006306482A - タンパーエビデントキャップ - Google Patents

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Yuichi Sugano
祐一 菅野
Masao Shoji
政男 小路
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Tohto Molding Co Ltd
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Abstract

【課題】 上板部と、その周縁から垂下する筒状部と、その下端縁に破断可能に連結される環状の裾部とからなるタンパーエビデントキャップにおいて、筒状部と裾部との連結部分を全周に亘って同時に破断することができ、且つ製造容易とする。
【解決手段】 裾部5の内周面下端部に、容器口部6の外周であってフランジ部63の上方に位置し径方向外方に張り出すように形成された張出部62に先端が下方から当接するように折り返された折返部7が形成され、裾部5の内周面であって折返部7の先端より上方の位置に、径方向内方に突出し、開栓時の回転方向側の側面を垂直面8aとし、閉栓時の回転方向側の側面を傾斜面8bとしたラチェット部8が形成され、ラチェット部8の垂直面8aは、張出部62の外周に形成された突部64と係合する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、合成樹脂製容器の口部に螺着して閉塞するキャップであって、不正開栓表示機能(タンパーエビデント)を有するものに関する。
従来、清涼飲料等の容器として用いられるポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂製容器の口部を閉塞するためのキャップとして、不正に開栓されたことを表示することができるタンパーエビデントキャップが用いられている。
このキャップは、上板部と、その周縁から垂下し内周面が容器口部に螺着する雌ねじに形成された筒状部と、その下端縁に破断可能な複数の橋絡部を介して連結される環状の裾部と、裾部の内周面に設けられ、容器口部の外周面に形成された張出部に下方から当接する係合子とからなる。このキャップによれば、一度開栓すると、橋絡部が破断され、裾部が落下するため、再び閉栓すると筒状部と裾部との間に間隙が生じる。この間隙の有無により一度開栓したものであるか否かが容易に分かる。
ここで、キャップの開栓時に、橋絡部の一部しか破断しないと、裾部が片側だけ落下して傾斜状態となることがある。この場合、全ての橋絡部が破断しておらず、筒状部と裾部とが未だ連結した状態となっているため、裾部が傾斜して容器口部の外周面に接触することによる摩擦抵抗増加の影響により、開栓が困難となる。これを防止するため、裾部にラチェット機構を設け、裾部の回転を防止し、全ての橋絡部が同時に破断せしめるように構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1のものでは、ラチェット機構として、裾部の内周面に上方に向かって傾斜して延出した長方形板状ラチェット片が複数設けられている。容器口部の外周面にはラチェット片の先端が下方から当接する径方向外方に張り出した張出部が形成されている。張出部の下方にはフランジ部が形成され、裾部の下端縁は、フランジ部と所定の間隔を存して位置するように構成されている。張出部とフランジ部との間には、径方向外方に張り出して上下方向にのびる突条部が複数形成されている。突条部の下端はフランジ部の上面に接続され一体となっている。
上記構成によれば、ラチェット片の開栓時の回転方向側の側縁が前記突条部に係止されることにより、開栓時に裾部の回転が防止され、全ての橋絡部が同時に破断される。
しかしながら、上記キャップは、ラチェット片が上方に向かって傾斜した長方形板状であるため、比較的撓み易く、開栓時に、ラチェット片が回転力に耐えられずに撓んでしまい、裾部が筒状部と一緒に回転してしまうことがある。この場合には、全ての橋絡部が同時に破断されない虞がある。
上記特許文献1には、ラチェット片の開栓時の回転方向側の側縁を、肉厚にしたものも記載されており、これにより、上記問題を幾分解消することも可能であるが、キャップの構造が複雑となり、製造が困難である。
一方、上記問題を解決できるものとして、裾部の内周面に開栓時の回転方向を指向するラチェット片を形成したものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
上記特許文献2のものでは、ラチェット片の先端が、容器口部の外周であって下端がフランジ部の上面と一体に接続すると共にフランジ部の上方にのびるように形成された突条部に係合し、開栓時の裾部の回転を防止する。又、ラチェット片の付け根部に径方向内方に突出する係合子としての係止用突起を設け、係止用突起が、容器口部外周であって突条部の上方に形成された張出部と係合することにより、開栓により切り離された裾部が容器を傾けた際に脱落することを防止している。
上記特許文献2のものによれば、上記特許文献1の問題は解消することができる。しかしながら、上記特許文献2のものでは、キャップを容器口部に取付ける際に、係止用突起は張出部を乗り越えなければならいために、係止用突起の突出量をあまり大きくすることができない。又、逆に開栓時には係止用突起は張出部によって確実に係止される大きさでなければ、開栓後、内容物を取り出すために容器を傾けた際に裾部が容器口部から脱落して内容物と混じってしまう虞がある。このような相対する2つの作用を満たすために、係止用突起を極めて精密に形成しなければ成らず、製造が困難である。
特開平7−291317号公報(第6−7頁、第1図、第2図) 特開平9−150846号公報(第3−4頁、第1図、第4図)
本発明は、以上の点に鑑み、筒状部と裾部との連結部分を全周に亘って同時に破断することができ、且つ製造が容易なタンパーエビデントキャップを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、上板部と、その周縁から垂下し内周面が容器口部に螺着する雌ねじに形成された筒状部と、その下端縁に破断可能に連結される環状の裾部とからなるタンパーエビデントキャップであって、容器口部に取付けたときに、裾部の下端縁が容器口部の外周に形成されたフランジ部から所定の間隔を存して位置するように構成されたものにおいて、前記裾部の内周面下端部に、容器口部の外周であってフランジ部の上方に位置し径方向外方に張り出すように形成された張出部に先端が下方から当接するように折り返された折返部が形成され、前記裾部の内周面であって折返部の先端より上方の位置に、径方向内方に突出し、開栓時の回転方向側の側面を垂直面とし、閉栓時の回転方向側の側面を傾斜面としたラチェット部が形成され、ラチェット部の垂直面は、張出部の外周に形成された突部と係合することを特徴とする。
かかる構成によれば、ラチェット部は、開栓時の回転方向側の一側面を垂直面とし、他側面を傾斜面とする形状を備えているため、従来品のような上方に傾斜した長方形板状のラチェット片と比較して、開栓時の回転力に耐え得る十分な強度を有し、突部と確実に係合することができる。これにより、筒状部と裾部との連結部分を全周に亘って同時に破断することができる。又、従来品のようにラチェット片の開栓時の回転方向側の側縁を肉厚に形成するような複雑な構造を採用する必要はなく、製造が容易となる。
又、折返部は、キャップを容器口部に取付ける際に、径方向外方に押し広げられて張出部を容易に乗り越えることができる。折返部は、張出部を乗り越えた後、元の形状に復元する。開栓後には、折返部の先端が張出部に下方から当接するため、開栓後に容器を傾けても、裾部が容器口部から脱落することはない。又、折返部は、従来品の係止用突起のような精密性は要求されないため、従来品と比較して製造が容易となる。
又、開栓時の回転によって筒状部から切り離された裾部は、容器口部のフランジ部上に落下し、再度閉栓しても筒状部から切り離されていることが容易に視認できるので、開封されたことが容易に分かる。
本発明の実施の形態を図1から図3を参照して説明する。図1は本発明の実施形態のタンパーエビデントキャップを示した断面図、図2はタンパーエビデントキャップを容器口部に取付けた状態を示す説明図、図3は開栓した状態を示す説明図である。
本発明の実施形態のタンパーエビデントキャップ1(以下、キャップ1という。)は、図1に示すように、上板部2と、その周縁から垂下した筒状部3と、その下端縁に破断可能な複数の橋絡部(連結部分)4を介して連結される裾部5とからなる。上板部2の内面には、軟質の合成樹脂で形成された中栓部材21が取付けられ、これにより、キャップ1を容器口部6に取付けた際に、容器口部6の開口端6aを液密に密閉する。筒状部3の内周面は、容器口部6に螺着する雌ねじ3aに形成されている。
裾部5の下端縁には、径方向内方であって、上方に向かって折り返された折返部7が全周に亘って形成されている。尚、折返部7は、裾部5の下端縁に周方向に間隔を存して複数形成するようにしてもよい。又、裾部5の内周面には、折返部7の先端より上方に位置するラチェット部8が周方向に間隔を存して複数形成されている。ラチェット部8は、開栓時の回転方向側の側面が垂直面8aに、閉栓時の回転方向側の側面が傾斜面8bに形成されている。
容器口部6の外周面には、キャップ1が螺着するための雄ねじ61aが形成された螺着部61と、螺着部61の下方に位置し径方向外方に張り出す張出部62と、張出部62の下方に所定の間隔を存して位置し径方向外方に張り出すフランジ部63とが形成されている。このフランジ部63は、内容物の充填やキャップ1の取付け等の際に、容器を自動搬送するために利用される。又、フランジ部63は、キャップ1を容器口部6に取付けた際、裾部5の下端縁から所定の間隔を存して位置するように形成されている。
張出部62の外周には、突部64が周方向に間隔を存して複数形成されている。突部64は、閉栓時のキャップ1の回転方向側の側面が垂直面64aに、開栓時のキャップ1の回転方向側の側面が傾斜面64bに形成されている。
図2に示すように、キャップ1を容器口部6に取付ける際には、キャップ1を回転させて容器口部6に螺着させる。折返部7は張出部62及び突部64に上方から当接することにより径方向外方に押し広げられ、又、ラチェット部8は、その傾斜面8bが突部64の傾斜面64bに当接するため、容易に突部64を乗り越えることができる。このため、キャップ1をスムーズに容器口部6に螺着させることができる。キャップ1により容器口部を完全に閉塞したときには、押し広げられた折返部7は、張出部62の下方に位置し、元の形状に復元する。
開栓する際には、筒状部3の外周を把持して開栓方向に回転させる。このとき、ラチェット部8の垂直面8aと突部64の垂直面64aとが係合するため、裾部5は回転することができない。このため、全ての橋絡部4が同時に破断し、裾部5が筒状部3から切り離される。これにより、図3に示すように、裾部5がフランジ部63上に落下し、図中破線で示すように、再び閉栓しても筒状部3と裾部5との間に間隙が生じるため、開栓したことが容易に分かる。又、折返部7の先端は張出部62に下方から当接するため、開栓後、内容物を取り出すために容器を傾けても、切り離された裾部5が容器口部6から脱落することはない。
実施形態のキャップ1によれば、ラチェット部8は、開栓時の回転方向側の一側面を垂直面8aとし、他側面を傾斜面8bとする形状を備えているため、従来品のような上方に傾斜した長方形板状のラチェット片と比較して、開栓時の回転力に耐え得る十分な強度を有し、突部64と確実に係合することができる。又、従来品のようにラチェット片の開栓時の回転方向側の側縁を肉厚に形成するような複雑な構造を採用する必要はなく、製造が容易となる。又、折返部7は、従来品の係止用突起のような精密性は要求されないため、従来品と比較して製造が容易となる。
尚、実施形態においては、折返部7を裾部5の下端縁に設けたものを説明したが、これに限られず、折返部7を裾部5の内周面下端部に設けてもよい。
本発明の実施形態のタンパーエビデントキャップを示した断面図。 タンパーエビデントキャップを容器口部に取付けた状態を示す説明図。 開栓した状態を示す説明図。
符号の説明
1…タンパーエビデントキャップ(キャップ)、 2…上板部、 3…筒状部、 3a…雌ねじ、 5…裾部、 6…容器口部、 62…張出部、 63…フランジ部、 64…突部、 7…折返部、 8…ラチェット部、 8a…垂直面、 8b…傾斜面。

Claims (1)

  1. 上板部と、その周縁から垂下し内周面が容器口部に螺着する雌ねじに形成された筒状部と、その下端縁に破断可能に連結される環状の裾部とからなるタンパーエビデントキャップであって、容器口部に取付けたときに、裾部の下端縁が容器口部の外周に形成されたフランジ部から所定の間隔を存して位置するように構成されたものにおいて、
    前記裾部の内周面下端部に、容器口部の外周であってフランジ部の上方に位置し径方向外方に張り出すように形成された張出部に先端が下方から当接するように折り返された折返部が形成され、
    前記裾部の内周面であって折返部の先端より上方の位置に、径方向内方に突出し、開栓時の回転方向側の側面を垂直面とし、閉栓時の回転方向側の側面を傾斜面としたラチェット部が形成され、
    ラチェット部の垂直面は、張出部の外周に形成された突部と係合することを特徴とするタンパーエビデントキャップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102007005594A1 (de) * 2007-01-31 2008-08-07 Bericap Gmbh & Co. Kg Schraubverschluß mit definierter Garantiebandablösung
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