JP2006168765A - キャップおよび容器ならびに閉止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 容易な操作で開栓でき、かつ再閉栓したときに確実な密閉が可能であり、しかも紛失や汚れ付着を防ぐことができるキャップを提供する。
【解決手段】 雄ネジ32に螺合する本体ネジ部10が形成された筒状のキャップ本体2と、キャップ本体2にヒンジ回動可能に取り付けられ、キャップ本体2の上部開口2aを開閉する閉止体3とを備えたキャップ1。閉止体3には、容器30の雄ネジ34に係合する閉止ネジ部17が設けられている。閉止ネジ部17は、閉栓位置において雄ネジ34に対し係合状態となり、かつ仮閉栓位置において雄ネジ34に対し非係合状態となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、容器口部を閉止するキャップ、このキャップが装着される容器、および閉止装置に関する。
図8は、従来のキャップの一例を示すものである(特許文献1を参照)。
ここに示すキャップ41は、プレスクリューキャップであり、天板部42の周縁から筒部43が垂下したキャップ本体44と、天板部42内面に設けられたライナー45とを備えている。
筒部43は、水平スコア46によって主部48と、ブリッジ47によって主部48の下端に連結されたTEリング部49とに区画されている。
筒部43には、容器60の口部61に形成された雄ネジ62に螺合するネジ部50が形成されている。
TEリング部49内面には、容器60の膨出段部63に係止する板状のタブ51が形成されている。
このほか、キャップとしては、いわゆるイージーオープンキャップがある。
このキャップは、例えば頂板部と、スカート部と、スカート部に連設された引張片とを備え、頂板部とスカート部に弱化線が形成されている。このキャップは、引張片を引っ張ることにより弱化線が破断して開栓されるようになっている(例えば特許文献2を参照)。
特開2001−114312号公報 実用新案登録第2521095号公報
上記プレスクリューキャップは、開栓した後に再閉栓することができること、および確実な密封が可能である点で優れている。
しかしながら、このキャップでは、開栓の際に大きく回転させることが必要となるため、開栓に手間がかかるという不満があった。このため、開栓が容易なキャップが要望されていた。
また、このキャップでは、開栓によって容器から取り外されたキャップが紛失したり、汚れが付着することによって再閉栓ができなくなることがあった。
一方、イージーオープンキャップは、開栓が容易であるという点で優れているが、開栓した後に再閉栓すると、容器から外れやすいという問題がある。
このため、再閉栓した容器を鞄などに入れて持ち運ぶ場合には、持ち運びの際にキャップに力が加えられてキャップが容器から外れ、飲み残し飲料等がこぼれ出るおそれがあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、容易な操作で開栓でき、かつ再閉栓したときに確実な密閉が可能であり、しかも紛失や汚れ付着を防ぐことができるキャップ、このキャップが装着された容器、およびこれらを用いた閉止装置を提供することを目的としている。
本発明のキャップは、雄ネジが形成された容器口部を閉止するキャップであって、前記雄ネジに螺合する本体ネジ部が形成された筒状のキャップ本体と、このキャップ本体にヒンジ回動可能に取り付けられ、キャップ本体の上部開口を開閉する閉止体とを備え、この閉止体に、前記容器の雄ネジに係合する閉止ネジ部が設けられ、この閉止ネジ部が、キャップ本体が閉栓位置にあるときに前記雄ネジに対し係合状態となり、かつキャップ本体が仮閉栓位置あるときに前記雄ネジに対し非係合状態となることを特徴とする。
本発明のキャップは、前記閉止体に、前記容器に係止する係止部が設けられ、この係止部が、仮閉栓位置において前記容器に着脱自在に係止する構成とすることができる。
本発明のキャップは、閉止体が、容器口部を開閉自在に閉止する構成とすることができる。
本発明のキャップは、閉止体に、容器口部に挿入されてその内面に当接する筒状の内側シール突起が形成された構成とすることができる。
本発明のキャップは、閉止体に、容器口部の開口端面に当接する環状の開口端シール突起と、容器口部の外面に当接する環状の外側シール突起とが形成された構成とすることができる。
本発明のキャップは、内側シール突起が、閉栓位置と仮閉栓位置のうちいずれにおいても容器口部を閉止可能である構成とすることができる。
本発明のキャップは、キャップ本体に、仮閉栓位置において、容器に設けられた凹部または凸部である容器側嵌合部に嵌合する凹部または凸部であるキャップ側嵌合部が設けられた構成とすることができる。
本発明のキャップは、閉止体が、破断可能な連結手段によってキャップ本体に連結された構成とすることができる。
本発明の容器は、口部にキャップが装着される容器であって、前記口部が、太径部と、その上端から上方に延びる細径部とを備え、これら太径部および細径部にそれぞれ雄ネジが形成されたことを特徴とする。
本発明の容器は、雄ネジが複数の単ネジ部からなり、これら単ネジ部が多条ネジを構成していてもよい。
本発明の容器は、太径部に、キャップに設けられた凹部または凸部であるキャップ側嵌合部に嵌合する凹部または凸部である容器側嵌合部が設けられた構成とすることができる。
本発明の閉止装置は、容器と、その口部に装着されるキャップとを備えた閉止装置であって、キャップが、上述のものであることを特徴とする。
本発明の飲料入り閉止装置は、上記閉止装置内に、飲料が充填されていることを特徴とする。
本発明のキャップでは、閉栓位置において閉止ネジ部が雄ネジに係合状態となり、かつ仮閉栓位置において閉止ネジ部が雄ネジに対し非係合状態となるため、キャップを閉栓位置からわずかに回転させて仮閉栓位置に移動させることによって、閉止体を開閉可能な状態とすることができる。よって、容易な操作で開栓することができる。
また、本発明のキャップでは、仮閉栓位置から閉栓位置に戻すことによって、閉止ネジ部を容器に係合させることができるため、誤って閉止体が外れて容器口部が開放されるのを防ぐことができる。よって、再閉栓時においても確実な密閉が可能である。
さらには、閉止体がキャップ本体にヒンジ回動可能に取り付けられているので、容器口部から取り外すことなく内溶液を取り出すことができる。
このため、取り外し可能な従来のキャップと異なり、キャップが紛失したり、取り外したキャップが落下して汚れが付着することがない。
このように、このキャップでは、容易な操作で開栓でき、かつ再閉栓したときに確実な密封が可能であり、しかも紛失や汚れ付着を防ぐことができる。
図1および図2は、本発明のキャップの一例を用いた閉止装置を示すもので、ここに示す閉止装置は、容器30と、その口部31に装着されるキャップ1とからなる。
まず、キャップ1について説明する。
キャップ1は、円筒状のキャップ本体2と、キャップ本体2の上部開口2aを開閉する閉止体3とを備えている。
キャップ本体2は、水平スコア6(弱化線)によって、主部8と、ブリッジ7によって主部8の下端に連結されたタンパーエビデンスリング部9(以下、TEリング部9という)とに区画されている。
主部8の内面には、容器口部31の下部雄ネジ32に螺合する本体ネジ部10が形成されている。
TEリング部9の内面には、容器30の膨出段部33に係止する係止手段である突条11が形成されている。
キャップ本体2の上部の内面には、キャップ側嵌合部である嵌合凸部15が形成されている。図示例では、嵌合凸部15は半球状に形成されている。
キャップ本体2の外面には、上下方向に沿う突条であるナール部22が形成されている。
閉止体3は、円形の天板部4と、その周縁から垂下する筒部5と、筒部5の外面に形成された突出部16を備えている。突出部16は、天板部4にほぼ平行に、筒部5の下部から外方に突出して形成されている。
天板部4の内面には、容器口部31に挿入されてその内面31aに当接する筒状の内側シール突起12を形成するのが好ましい。
天板部4の内面には、容器口部31の開口端面31bに当接する環状の開口端シール突起13と、容器口部31の外面31cに当接する環状の外側シール突起14とを形成するのが好ましい。
図2に示すように、筒部5の内面には、容器口部31の上部雄ネジ34に螺合する閉止ネジ部17と、容器口部31に係止する係止部18が形成されている。
閉止ネジ部17は、周方向に間隔をおいて形成された複数の単ネジ部19からなる。図示例では、閉止ネジ部17は周方向に一定間隔をおいて形成された3つの単ネジ部19からなる。
閉止ネジ部17は、すべての単ネジ部19が全体として1つのネジを構成する単条ネジであってもよいし、各単ネジ部19が異なるネジを構成する多条ネジであってもよい。図示例では、閉止ネジ部17は多条ネジであり、各単ネジ部19は、ほぼ同じ高さに形成されている。
係止部18は、容器口部31の上部雄ネジ34に着脱自在に係止するようになっている。
閉止体3は、キャップ本体2の上端に設けられたヒンジ部21に取り付けられ、ヒンジ部21を支点としてヒンジ回動可能となっている。
図1に示すように、閉止体3は、連結手段である薄膜23を介してキャップ本体2の上端に連結するのが好ましい。
薄膜23は、キャップ本体2および閉止体3に一体に形成され、周方向に連続して形成されている。薄膜23は、閉止体3に上方への力を加えることによって容易に破断し、閉止体3を開放することができるようになっている。
なお、閉止体3は、周方向に断続的に形成されたブリッジである連結手段を介してキャップ本体2に連結することもできる。
キャップ1の材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂を使用することもできる。
次に、容器30について説明する。
容器口部31は、太径部35と、その上端から上方に延びる細径部36とを備えている。
細径部36の外面には、上部雄ネジ34が形成されている。
上部雄ネジ34は、周方向に間隔をおいて形成された複数の単ネジ部37からなることが好ましい。図示例では、上部雄ネジ34は周方向に一定間隔をおいて形成された3つの単ネジ部37からなる。
以下、隣り合う単ネジ部37の間を、不連続部38という。
上部雄ネジ34は、すべての単ネジ部37が全体として1つのネジを構成する単条ネジであってもよいし、各単ネジ部37が異なるネジを構成する多条ネジであってもよい。図示例では、上部雄ネジ34は多条ネジであり、各単ネジ部37は、ほぼ同じ高さに形成されている。
太径部35は、細径部36より外径が大きくされており、その外面には、下部雄ネジ32が形成されている。
太径部35の内径は、細径部36の内径にほぼ等しくされている。
太径部35の下部には、膨出段部33が形成されている。
太径部35の上部には、容器側嵌合部である嵌合凹部39が形成されている。嵌合凹部39は、キャップ1に形成された嵌合凸部15が嵌合可能となるように形成されている。
図示例では、嵌合凹部39は、太径部35の上端部から下方に延びる溝状に形成され、その断面形状は、深さ方向に徐々に幅が狭くなる台形状とされている。
容器30としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの合成樹脂や、ガラスからなるものを使用することもできる。
次に、キャップ1の使用方法の一例を説明する。
図2および図3に示すように、キャップ1を容器口部31に完全に巻き締めた状態では、キャップ本体2の本体ネジ部10が下部雄ネジ32に係合するとともに、閉止体3の閉止ネジ部17が上部雄ネジ34に係合する(係合状態)。
閉止ネジ部17が上部雄ネジ34に係合するとは、単ネジ部19の大部分が単ネジ部37の下方に位置するため閉止体3が上方移動できなくなることをいう。
このキャップ1の位置を閉栓位置という。
この閉栓位置では、内側シール突起12が内面31aをシールする。同様に、開口端シール突起13が開口端面31bをシールし、外側シール突起14が外面31cをシールする。
図4および図5に示すように、キャップ1を閉栓位置から開栓方向に所定角度(図示例では約60°)回転させると、上部雄ネジ34に対する閉止ネジ部17の位置が変わり、単ネジ部19の大部分は、単ネジ部37の上方または不連続部38(隣り合う単ネジ部37の間)に位置するようになる。
これによって、閉止ネジ部17は上部雄ネジ34から外れた状態(非係合状態)となり、閉止体3は上方移動可能となる。
このキャップ1の位置を仮閉栓位置という。
この仮閉栓位置においても、内側シール突起12は内面31aに当接し、内側シール突起12による容器口部31の密封が維持される。仮閉栓位置では、キャップ本体2の本体ネジ部10は下部雄ネジ32に係合した状態にある。
図4に示すように、仮閉栓位置においては、キャップ1の嵌合凸部15が容器口部31の嵌合凹部39に嵌合する。嵌合凸部15が嵌合凹部39に嵌合する際に得られるクリック感によって、使用者はキャップ1が仮閉栓位置に達したことを認識することができる。
仮閉栓位置では、係止部18は、少なくとも一部が上部雄ネジ34の下方に位置し、この上部雄ネジ34に係止した状態となる。
図6および図7に示すように、この仮閉栓位置において突出部16に上方への力を加えると、閉止体3とキャップ本体2との間の薄膜23が破断するとともに、係止部18が上部雄ネジ34を上方に乗り越え、この上部雄ネジ34に対する係止が解除される。
閉止体3は、ヒンジ部21を支点として回動し、容器口部31が開放される。
これによって、使用者は容器口部31から内容液を取り出すことができる。
図4および図5に示すように、閉止体3を回動させ再び容器口部31に被せると、係止部18が上部雄ネジ34を下方に乗り越え、この上部雄ネジ34に係止する。
図2および図3に示すように、キャップ1を閉栓方向に所定角度(図示例では約60°)回転させると、キャップ1は閉栓位置に至り、閉止ネジ部17が上部雄ネジ34に係合する。
キャップ1を、閉栓位置から仮閉栓位置を越えてさらに開栓方向に回すと、キャップ1が上昇し、シール突起12、13、14が容器口部31から離れ、容器30の密封が解除される。
このキャップ開栓の過程では、TEリング部9が膨出段部33に係止することから、主部8は回転に従って上昇する一方、TEリング部9は上方への移動が阻止され、その結果、主部8とTEリング部9とを連結しているブリッジ7に引張力が作用し、ブリッジ7が破断し、主部8がTEリング部9から切り離される。
キャップ1では、閉栓位置において閉止ネジ部17が上部雄ネジ34に係合状態となり、かつ仮閉栓位置において閉止ネジ部17が上部雄ネジ34に対し非係合状態となる。
このため、キャップ1を閉栓位置からわずかに回転させて仮閉栓位置に移動させることによって、閉止体3を開閉可能な状態とすることができる。よって、キャップ1を容易な操作で開栓することができる。
また、キャップ1では、仮閉栓位置から閉栓位置に戻すことによって、閉止ネジ部17を容器口部31の上部雄ネジ34に係合させることができるため、誤って閉止体3が外れて容器口部31が開放されるのを確実に防ぐことができる。よって、再閉栓時においても確実な密閉が可能である。
さらには、閉止体3がキャップ本体2にヒンジ回動可能に取り付けられているので、容器口部31から取り外すことなく内溶液を取り出すことができる。
このため、取り外し可能な従来のキャップと異なり、キャップが紛失したり、取り外したキャップが落下して汚れが付着することがない。
このように、キャップ1では、容易な操作で開栓でき、かつ再閉栓したときに確実な密封が可能であり、しかも紛失や汚れ付着を防ぐことができる。
キャップ1は、例えば次に示す使用方法が可能である。
飲料が充填された容器30に装着されたキャップ1を、開栓方向に回転させて仮閉栓位置に移動させ、閉止体3を開放し、飲料の一部を容器30から取り出す。
仮閉栓位置では、閉止体3を容易に開閉できるため、開閉を頻繁に行う場合でも使用者の負担にはならない。
飲料の一部が残った状態の容器30を鞄などに入れて持ち運ぶ際には、キャップ1を閉栓方向に回転させて閉栓位置に戻す。
この状態では、キャップ1の閉止ネジ部17が上部雄ネジ34に係合しているため、持ち運びの際に閉止体3に大きな力が加えられた場合でも、閉止体3が開放されることが起こり得ない。
従って、再閉栓された容器から飲み残しの飲料が鞄のなかでこぼれ出る事故を未然に防ぐことができる。
このように、キャップ1では、開閉が容易であるにもかかわらず、確実な密閉を実現できる。
これに対し、閉止体がキャップ本体の位置によらず開閉自在とされたキャップでは、閉止体の開閉操作の容易さと、密封の確実性を両立させるのは困難である。
キャップ1では、閉止体3に、容器口部31の上部雄ネジ34に着脱自在に係止する係止部18を設けたので、仮閉栓位置において閉止体3によって閉止された状態の容器口部31が誤って開放されるのを防ぐことができる。
キャップ1では、閉止体3が容器口部31を閉止するようになっているので、容器口部31を確実に密封できる。
閉止体3は、内側シール突起12を備えているので、仮閉栓位置においても容器口部31を閉止することができる。
キャップ本体2には、仮閉栓位置において嵌合凹部39に嵌合する嵌合凸部15が設けられているので、嵌合凸部15が嵌合凹部39に嵌合する際に得られるクリック感によって、使用者はキャップ1が仮閉栓位置に達したことを認識することができる。
キャップ1は、閉止体3が破断可能な薄膜23によってキャップ本体2に連結されているので、キャップ1が未開栓であるか開栓済みであるかを容易に識別できる。
図1に示す例では、キャップ1に、容器30の嵌合凹部39に嵌合する嵌合凸部15が形成されているが、逆に、キャップに嵌合凹部が設けられ、容器に、前記嵌合凹部に嵌合する嵌合凸部が設けられていてもよい。
また、キャップ1では、係止部18が上部雄ネジ34に係止するようになっているが、係止部が容器の他の部分に係止する構成も可能である。また、容器に、キャップの係止部が係止する係止凸部または係止凹部を設けてもよい。また、本発明のキャップは、係止部を設けない構成も可能である。
また、図1に示す容器30では、上部雄ネジ34が複数の単ネジ部37からなるが、上部雄ネジは1本のネジからなる形状としてもよい。
上記閉止装置は、果汁飲料、茶飲料、コーヒー飲料、炭酸飲料等の飲料を容器30に充填し、口部31にキャップ1を装着することによって、飲料が充填された飲料入り閉止装置とすることができる。
本発明のキャップおよび容器の一例を示す一部断面斜視図である。 閉栓位置にあるときのキャップおよび容器を示す斜視図である。 図2に示す状態のキャップおよび容器を示す断面図である。 仮閉栓位置にあるときのキャップおよび容器を示す斜視図である。 図4に示す状態のキャップおよび容器を示す断面図である。 閉止体を回動させて容器口部を開放した状態のキャップおよび容器を示す斜視図である。 図6に示す状態のキャップおよび容器を示す断面図である。 従来のキャップの動作を示す図である。
符号の説明
1・・・キャップ、2・・・キャップ本体、2a…上部開口、3・・・閉止体、10…本体ネジ部、12・・・内側シール突起、13・・・開口端シール突起、14…外側シール突起、15…嵌合凸部(キャップ側嵌合部)、17…閉止ネジ部、18…係止部、21…ヒンジ部、23…薄膜、30・・・容器、31…口部、31a…内面、31b…開口端面、31c…外面、32…下部雄ネジ、34…上部雄ネジ、35…太径部、36…細径部、37…単ネジ部、39…嵌合凹部(容器側嵌合部)

Claims (13)

  1. 雄ネジが形成された容器口部を閉止するキャップであって、
    前記雄ネジに螺合する本体ネジ部が形成された筒状のキャップ本体と、このキャップ本体にヒンジ回動可能に取り付けられ、キャップ本体の上部開口を開閉する閉止体とを備え、
    この閉止体に、前記容器の雄ネジに係合する閉止ネジ部が設けられ、
    この閉止ネジ部は、キャップ本体が閉栓位置にあるときに前記雄ネジに対し係合状態となり、かつキャップ本体が仮閉栓位置にあるときに前記雄ネジに対し非係合状態となることを特徴とするキャップ。
  2. 閉止体に、前記容器に係止する係止部が設けられ、
    この係止部は、仮閉栓位置において前記容器に着脱自在に係止するようにされていることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
  3. 閉止体は、容器口部を開閉自在に閉止するようになっていることを特徴とする請求項1または2に記載のキャップ。
  4. 閉止体には、容器口部に挿入されてその内面に当接する筒状の内側シール突起が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のキャップ。
  5. 閉止体には、容器口部の開口端面に当接する環状の開口端シール突起と、容器口部の外面に当接する環状の外側シール突起とが形成されていることを特徴とする請求項4に記載のキャップ。
  6. 内側シール突起は、閉栓位置と仮閉栓位置のうちいずれにおいても容器口部を閉止可能であることを特徴とする請求項4または5に記載のキャップ。
  7. キャップ本体には、仮閉栓位置において、容器に設けられた凹部または凸部である容器側嵌合部に嵌合する凹部または凸部であるキャップ側嵌合部が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか1項に記載のキャップ。
  8. 閉止体は、破断可能な連結手段によってキャップ本体に連結されていることを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか1項に記載のキャップ。
  9. 口部にキャップが装着される容器であって、
    前記口部は、太径部と、その上端から上方に延びる細径部とを備え、
    これら太径部および細径部にそれぞれ雄ネジが形成されていることを特徴とする容器。
  10. 雄ネジは、複数の単ネジ部からなり、これら単ネジ部が多条ネジを構成することを特徴とする請求項9に記載の容器。
  11. 太径部には、前記キャップに設けられた凹部または凸部であるキャップ側嵌合部に嵌合する凹部または凸部である容器側嵌合部が設けられていることを特徴とする請求項9または10に記載の容器。
  12. 容器と、その口部に装着されるキャップとを備えた閉止装置であって、
    キャップが、請求項1〜8のうちいずれか1項に記載のものであることを特徴とする閉止装置。
  13. 請求項12に記載の閉止装置内に、飲料が充填されていることを特徴とする飲料入り閉止装置。
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