JP2008222249A - キャップおよび閉止装置ならびに飲料入り閉止装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】口元部31の周方向に回転可能な筒状のキャップ本体2と、キャップ本体2にヒンジ部21を介して回動可能に取り付けられてキャップ本体2の上部開口2aを開閉する閉止体3とを備えたキャップ1。閉止体3は、口元部31の雄ネジ34に係合可能な閉止ネジ部17を有する。キャップ本体2は、容器30の膨出段部33に係止してキャップ本体2の上昇を阻止する係止部11を有する。閉止体3は、周方向の回転により閉止ネジ部17が雄ネジ34により押し上げられることによって、ヒンジ部21を支点として開放方向に回動するように形成されている。
【選択図】図1
Description
上記キャップでは、利用者は手指などで閉止体に力を加えてこれを開放方向に回動させることによって閉止体を開放することができる。未開封の状態では、閉止体が連結体を介してキャップ本体に接続されているため、利用者は手指などで閉止体に力を加えて連結体を切断して閉止体を開放する。
しかしながら、開閉時の操作性を考慮して閉止体をキャップ本体から離れやすくすると、密封性が問題となるおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、キャップ本体にヒンジ部を介して回動可能に取り付けられた閉止体を備えたキャップにおいて、閉止体を開閉する操作が容易であり、しかも十分な密封性を確保できるキャップ、このキャップを用いた閉止装置および飲料入り閉止装置を提供することを目的とする。
前記係止部は、前記閉止体が押し上げられる過程で、押上げ部に対する係合突起の係合が外れるのと同時またはそれ以降に、前記容器に係止するように形成されていることが好ましい。
前記押上げ部は、前記口元部外面に形成された雄ネジとすることができる。前記係合突起は、前記雄ネジに螺合するネジ部とすることができる。
前記閉止体は、前記押し上げにより切断可能な連結手段を介して前記キャップ本体に連結されていることが好ましい。
本発明の飲料入り閉止装置は、前記閉止装置内に、飲料が充填されていることを特徴とする。
また、キャップを閉栓方向に回動させて閉止状態とすると、係合突起が押上げ部に係合するため、閉止体が口元部から外れることがなく、確実な密封が可能である。
したがって、密封性を損なうことなく、閉止体を開放する操作を容易にすることができる。
図1に示すように、この閉止装置は、容器30と、その口元部31に装着されるキャップ1とからなる。
キャップ1は、円筒状のキャップ本体2と、キャップ本体2の上部開口2aを開閉する閉止体3とを備えている。
キャップ本体2の内面には、容器30の膨出段部33に係止する係止部11が形成されている。図示例では、係止部11は、周方向に沿って形成された突出部であり、周方向に断続的に形成されている。
天板部4の内面には、口元部31に挿入されてその内面31aに当接する筒状の内側シール突起12を形成するのが好ましい。また、天板部4の内面には、口元部31の開口端面31bに当接する環状の開口端シール突起13と、口元部31の外面31cに当接する環状の外側シール突起14とを形成するのが好ましい。
閉止ネジ部17は、雄ネジ34に係合可能な係合突起であり、図示例では、閉止ネジ部17は、周方向に間隔をおいて形成された複数の単ネジ部17aからなる。閉止ネジ部17は、単条ネジであってもよいし、多条ネジであってもよい。
ヒンジ部21は、キャップ本体2と閉止体3とを接続する接続部23からなる。接続部23は、可撓性を有する薄板状に形成され、閉止体3の開閉動作の支点として機能する。
なお、閉止体3とキャップ本体2とを連結する手段は、閉止体3に上方への力を加えることによって容易に破断するものであればよく、周方向に断続的に形成されたブリッジ7に限らず、周方向に連続的に形成された薄膜状の連結体であってもよい。
キャップ1の材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂を使用することができる。
キャップ1の成形法としては、圧縮成形、射出成形などを採用できる。
図1に示すように、口元部31は、円筒状の太径部35と、その上端から上方に延びる円筒状の細径部36とを備えている。
細径部36の外面には、雄ネジ34(押上げ部)が形成されている。
雄ネジ34は、閉止ネジ部17に係合して閉止体3を押し上げることができるように形成されている。
図示例では、雄ネジ34は周方向に所定の間隔をおいて形成された3つの単ネジ部34aからなる。雄ネジ34は、各単ネジ部34aがそれぞれ異なるネジを構成する多条ネジであることが好ましい。単ネジ部34aは、ほぼ同じ高さに形成されている。隣り合う単ネジ部34aの間を、不連続部38という。
雄ネジ34は、多条ネジに限らず、単条ネジであってもよいが、多条ネジを採用すると、水平面(開口端面31bに沿う面)に対する単ネジ部34aの形成角度を大きくするのが容易となるため、わずかな回転で閉止体3を大きく上昇させることができる。
太径部35の下部には、膨出段部33が形成されている。膨出段部33は、環状に突出して形成されている。
容器30の材料としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの合成樹脂、ガラスを挙げることができる。
図2に示す状態では、内側シール突起12が口元部31に挿入され、その内面に当接することによって、口元部31は閉止される(以下、閉止状態という)。図示例では、係止部11は、膨出段部33から下方に離れた位置にある。
開栓方向への回転によって、閉止ネジ部17の雄ネジ34に対する係合は解除される。すなわち、単ネジ部17aが、単ネジ部34aの上方または不連続部38に位置するようになる。これによって、閉止体3は、雄ネジ34から外れた状態(非係合状態)となる。
図3に示す位置では、閉止体3は雄ネジ34から外れたものの、ブリッジ7によりキャップ本体2に連結されているため、キャップ本体2から離れることはない。また、この位置では、内側シール突起12は口元部31内に挿入されており、密封が維持されている。
これによって、閉止体3が十分に上昇した状態で開放方向に回動可能となるため、閉止体3に無理な力が加えられることがなく、閉止体3の開閉動作がスムーズになる。
キャップ1を回転させて閉止体3が押し上げられる過程においては、ブリッジ7が破断して閉止体3が回動可能となるまでは、内側シール突起12が口元部31内に挿入されて密封が維持されていることが望ましい。
閉止体3をさらに大きく回動させれば、容器30から内容液を取り出すのが容易になる。
図示例では、雄ネジ34は3つの単ネジ部34aからなる多条ネジであるため、閉止ネジ部17を雄ネジ34に係合させるには、単ネジ部17aを、3つの単ネジ部34aのうちいずれかに係合する位置に配置すればよい。このため、閉止ネジ部17と雄ネジ34とを係合させるのが容易である。
これに対し、キャップ1では、周方向(開栓方向)に回転させるだけで、閉止体3を開放方向に回動させることができるため、開栓操作に要する力が小さくて済む。
また、キャップ1を閉栓方向に回動させて閉止状態とすると、閉止ネジ部17が雄ネジ34に係合するため、閉止体3が口元部31から外れることがなく、確実な密封が可能である。
したがって、密封性を損なうことなく、閉止体3を開放する操作を容易にすることができる。
また、本発明の閉止装置は、飲料に限らず、液状物全般に適用可能である。例えば調味料(醤油等)、調理油(サラダ油等)、化粧品(化粧水等)などに適用できる。
Claims (6)
- 押上げ部が形成された容器口元部を閉止するキャップであって、
前記口元部の周方向に回転可能な筒状のキャップ本体と、このキャップ本体にヒンジ部を介して回動可能に取り付けられてこのキャップ本体の上部開口を開閉する閉止体とを備え、
前記閉止体が、前記口元部の押上げ部に係合可能な係合突起を有し、
前記キャップ本体が、前記容器に係止してこのキャップ本体の上昇を阻止する係止部を有し、
前記閉止体は、前記周方向の回転により前記係合突起が前記押上げ部により押し上げられることによって、前記ヒンジ部を支点として開放方向に回動するように形成されていることを特徴とするキャップ。 - 前記係止部は、前記閉止体が押し上げられる過程で、押上げ部に対する係合突起の係合が外れるのと同時またはそれ以降に、前記容器に係止するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
- 前記押上げ部は、前記口元部外面に形成された雄ネジであり、
前記係合突起は、前記雄ネジに螺合するネジ部であることを特徴とする請求項1または2に記載のキャップ。 - 前記閉止体は、前記押し上げにより切断可能な連結手段を介して前記キャップ本体に連結されていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のキャップ。
- 容器と、その口元部に装着されるキャップとを備えた閉止装置であって、
キャップが、請求項1〜4のうちいずれか1項に記載のものであることを特徴とする閉止装置。 - 請求項5に記載の閉止装置内に、飲料が充填されていることを特徴とする飲料入り閉止装置。
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