JP2013180763A - 封印帯付きキャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】消費者がキャップを再閉栓する際に、十分な閉栓感覚を得ることができる封印帯付きキャップを提供する。
【解決手段】封印帯5は、内面に中栓2の側壁外面に設けられたラチェット爪2gと係合するラチェット歯5aと、上部に上蓋3の側壁下部に設けられた突起3jと接触する干渉突起5dとを備え、又、封印帯5は、キャップ1の未開栓時において、ラチェット爪2gとラチェット歯5aが互いに離間するように位置しており、キャップ1の初開栓時に上蓋3と共に開栓方向A1に移動し、ラチェット爪2gとラチェット歯5aが係合する位置で中栓2に保持されるものであって、干渉突起5dは上蓋3の側壁下部に設けられた突起3jとキャップ1の再閉栓時の締め込み完了位置付近で接触するものであることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、開栓の事実の有無を確認するための封印帯を備えた封印帯付きキャップに関する。
従来、各種容器の口部に装着される合成樹脂製のキャップにおいて、消費者が開栓の事実の有無を確認するための封印帯を備えた封印帯付きキャップが広く用いられている。
一般に、この種の封印帯付きキャップは、中栓に螺着される上蓋の下端に連結片を介して封印帯が設けられて、上蓋の開栓方向への回転移動に伴って連結片が破断するものとなっており、その連結片の破断の有無等によってキャップの開栓の有無を確認することができるものとなっている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の容器口部と螺合するキャップにおいて、キャップの螺着完了位置において、キャップに設けた突起が、容器側に設けた突起を乗り越えるなどして、必要以上にキャップを閉め過ぎることがないようにしたものも知られている。(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−59906号公報 実開昭49−43370号公報
しかしながら、従来の封印帯付きキャップに、螺着完了位置において乗り越える突起等を設けようとした場合、製造段階でキャップを装着する際に連結片が破断しやすいものとなってしまうことから、そのような機構を設けることが困難であった。そのため、消費者がキャップを一度開栓(以下「初開栓という」)した後、再度閉栓(以下「再閉栓」という)する際、上蓋の締め込みが完了したかどうかを認識し難いために上蓋を必要以上に締め過ぎてしまい、ネジ山が変形してしまうという問題があった。
この発明は、前記の事情に鑑み、消費者がキャップを再閉栓する際に、十分な閉栓感覚を得ることができる封印帯付きキャップを提供することを目的とする。
この発明は、容器口部に装着される中栓と、前記中栓に螺着される上蓋とからなり、前記上蓋の側壁下部に連結片を介し封印帯が設けられた封印帯付きキャップであって、前記封印帯は、内面に前記中栓の側壁外面に設けられたラチェット爪と係合するラチェット歯と、上部に前記上蓋の側壁下部に設けられた突起と接触する干渉突起とを備え、前記封印帯は、キャップの未開栓時において、前記ラチェット爪と前記ラチェット歯が互いに離間するように位置しており、キャップの初開栓時に前記上蓋と共に開栓方向に移動し、前記ラチェット爪と前記ラチェット歯が係合する位置で前記中栓に保持されるものであって、前記干渉突起は前記上蓋の側壁下部に設けられた突起とキャップの再閉栓時の締め込み完了位置付近で接触するものであることを特徴とする封印帯付きキャップである。
ここで、この発明において、前記封印帯が、前記ラチェット爪と前記ラチェット歯が係合する位置で前記中栓に保持されるという事項には、前記干渉突起が前記上蓋の側壁下部に設けられた突起とキャップの再閉栓時の螺着完了位置付近で接触する範囲内において、前記封印帯が周方向や上下方向の多少の移動が許容されて前記中栓に保持される場合も含むものとする。
又、この発明は、前記中栓は、キャップの再閉栓時において前記封印帯の移動を制限する手段を備えていることを特徴とする封印帯付きキャップである。
又、この発明は、前記中栓の側壁下部には、前記封印帯の移動を制限する手段として、前記干渉突起が前記上蓋の側壁下部に設けられた突起と接触可能な高さ位置に前記封印帯を保持するフランジ部が設けられていることを特徴とする封印帯付きキャップである。
又、この発明は、前記中栓は、前記封印帯の移動を制限する手段として、前記干渉突起が前記上蓋の側壁下部に設けられた突起と接触可能な周方向位置に前記封印帯を保持するリブが前記ラチェット爪の閉栓方向側の位置に設けられていることを特徴とする封印帯付きキャップである。
又、この発明は、前記上蓋の側壁下部に設けられた突起は、キャップの未開栓時において前記連結片よりキャップの開栓方向側の位置に設けられ、封印帯側ストッパ突起と協働し、前記封印帯が連結された状態の前記上蓋を前記中栓に螺着して組み立てをする際に前記連結片が破断することを防止する上蓋側ストッパ突起であることを特徴とする封印帯付きキャップである。
又、この発明は、前記干渉突起は、キャップの未開栓時において、前記連結片よりキャップの閉栓方向側の位置に設けられており、前記連結片を介してキャップの開栓方向に前記封印帯側ストッパと前記上蓋側ストッパ突起とが順次位置して設けられていることを特徴とする封印帯付きキャップである。
この発明によれば、キャップの初開栓時、上蓋を開栓方向に回転させて中栓から螺脱する際、封印帯は上蓋が開栓方向に移動するのに伴ってラチェット歯が中栓のラチェット爪に係合するまで移動するが、キャップの再閉栓時に締め込みの完了位置付近で上蓋に設けられた突起と接触する干渉突起が封印帯に設けられていることで、その締め込みの完了に合わせて上蓋の突起が封印帯の干渉突起に接触したり、接触した上で干渉突起を乗り越えたりする感覚を消費者に与えることができる。
従って、この発明によれば、消費者がキャップを再閉栓する際に、十分な閉栓感覚を得ることができる封印帯付きキャップを提供することができる。
この発明の実施形態の一例を示したものであり、キャップの未開栓時における全体の正面図である。 同上を示したものであり、図1のA−A線矢視断面図である。但し、封印帯側ストッパ突起等の図示は省略してある。 同上のキャップの要部を示したものであり、キャップの未開栓時における(a)が図1のB−B線矢視(平面視)断面図であり、(b)が要部を正面視で拡大した説明図である。る。 同上のキャップの要部を示したものであり、キャップの開栓時における(a)が図3(a)に相当する図であり、(b)が図3(b)に相当する図である。 同上のキャップの要部を示したものであり、キャップの再閉栓時の上蓋側ストッパ突起が封印帯の干渉突起に接触している状態における(a)が図3(a)に相当する図であり、(b)が図3(b)に相当する図である。 同上のキャップの要部を示したものであり、キャップの再閉栓時の上側ストッパ突起が封印帯の干渉突起を乗り越えている状態における(a)が図3(a)に相当する図であり、(b)が図3(b)に相当する図である。 この発明の実施形態の他の例を示したものであり、(a)が中栓単体の正面図であり、(b)がキャップ全体の図3(a)に相当する図である。
この発明の封印帯付きキャップの実施形態を比較的小径の注出口を備えた中栓を有するタイプのものに適用する場合を例に図1乃至図7に基づき説明する。尚、この発明は小径の注出口を備えた中栓を有するタイプのものだけでなく、比較的大径の注出口を備えた中栓を有するタイプのものにも適用することができる。
キャップ1は、容器口部(図示省略)に装着される中栓2と、中栓2に螺着される上蓋3とからなり、上蓋3の側壁3b下部にキャップの初開栓時に破断する連結片4を介して環状の封印帯5が設けられている。
具体的には、図1及び図2に示したように、中栓2は、外周に雄ネジ部2cが形成され、先端に小径の注出口2aを備えた注出筒2bと、この注出筒2bの基部に頂板2nを介して設けられた大径の嵌着筒2dであって、容器口部への嵌着部2kを側壁2mの内側に備えた大径の嵌着筒2dとからなり、又、上蓋3は、前記の側壁3bが周縁部より垂下するように設けられた頂板3aと、側壁3bの内側に順次同心状の配置で頂板3aの内面より垂下するように設けられたアウターリング3cと、螺合筒3eと、インナーリング3gとからなり、アウターリング3cの下端3dが中栓2の嵌着筒2dの頂板2nと当接され、螺合筒3eの内面に形成された雌ネジ部3fが中栓2の雄ネジ部2cと螺合し、インナーリング3gが中栓2の注出口2a内に嵌入されてなり、更に、中栓2にはその注出筒2bの基部に係止面2fを有する中栓側ネジストッパ2eが設けられると共に、上蓋3にはその螺合筒3eの先端部に中栓側ネジストッパ2eの係止面2fと係合する係止面3iを有する上蓋側ネジストッパ3hが設けられており、中栓側ネジストッパ2eの係止面2fと上蓋3の上蓋側ネジストッパ3hの係止面3iとが係合する位置で中栓2に対する螺合の締め込みが完了されるものとなっている(図7参照)。
又、上蓋3の下部には、前記の通り、連結片4を介して環状の封印帯5が設けられているが、図3(a)等に詳細に示したように、封印帯5の内周面には係止面5bを有するラチェット歯5aが設けられており、又、中栓2の嵌着筒2dの側壁2mの外周面には係止面2hを有するラチェット爪2gが設けられており、これらラチェット歯5a及びラチェット爪2gは、係止面5b、2i同士が係合することで、封印帯5の中栓2に対するキャップ1の開栓方向A1への回転移動を所定位置で制限するように協働するものであり、キャップ1の未開栓時には、即ち、封印帯5が連結された上蓋3が中栓2に螺着されてキャップとして組み立てられた状態であって、連結片4が破断せずに上蓋3に封印帯5が連結されている状態にある時には互いに間隔を置いて係合しない位置に位置するものとなっていると共に(図3(a)参照)、キャップ1の初開栓時には、即ち、前記の未開栓の状態から開栓方向A1側に回転移動させて連結片4を破断する時には、上蓋3と共に封印帯5が開栓方向A1側に移動することによって、封印帯5のラチェット歯5aが中栓2のラチェット爪2gと係止面5b、2i同士係合する位置まで開栓方向A1側に移動するものとなっている(図4(a))。尚、本実施形態において、封印帯5のラチェット歯5aは周方向に等角度間隔で合計4個設けられたものとなっており、これに対応して中栓2のラチェット爪2gも周方向に等角度間隔で合計4個設けられたものとなっているが、その個数や角度間隔等は適宜変更することができる。
このキャップ1において、上蓋3の側壁3aの下部には、前記の通り、連結片4を介して環状の封印帯5が設けられているが、本実施形態においては、図1及び図3(a)等に詳細に示したように、上蓋3の側壁3aの下部に、連結片4より開栓方向A1側に位置する上蓋側ストッパ突起3jが更に設けられており、封印帯5の上部に、連結片4よりキャップの開栓方向A1側であって、上蓋側ストッパ突起3jよりもキャップ1の閉栓方向A2側の位置に位置する封印帯側ストッパ突起5cが設けられており、これら上部側ストッパ突起3j及び封印帯側ストッパ突起5cが協働して、上蓋3を封印帯5が連結された状態で中栓2に螺着してキャップとして組み立てる際に、上蓋3を封印帯5と共に閉栓方向A2側に回転移動させて締め込むことによる負荷が連結片4に作用して破断させてしまうのを上蓋側ストッパ突起3jが封印帯側ストッパ突起5cに衝突することによって吸収して防ぐことができるようになっている。尚、本実施形態においては、連結片4は周方向に等角度間隔で合計6個設けられたものとなっており、又、上蓋側ストッパ突起3j及び封印帯側ストッパ突起5cは6個中2個の連結片4に対応して周方向に等角度間隔で2個ずつ設けられたものとなっているが、それら連結片4、上蓋側ストッパ突起3j及び封印帯側ストッパ突起5cの個数や角度間隔等は適宜変更することができる。
そして、キャップ1は、封印帯5の上部に、キャップ1の再閉栓時、即ち、キャップ1の初開栓をして上蓋3を中栓2から螺脱させた後、再度上蓋3を中栓2に螺着して再度閉栓する時、ラチェット歯5aがラチェット爪2gに係合する位置まで開栓方向A1側に移動している状態で上蓋3の側壁3b下部に設けられた突起、一例として前記上蓋側ストッパ突起3jと接触する干渉突起5dが設けられている(図5(a)参照)。
ここで、キャップ1は、キャップ1の初開栓時には、上蓋3をキャップ1の開栓方向A1側に回転移動させて中栓から螺脱する際に、封印帯5は上蓋3の回転移動に伴ってラチェット歯5aが中栓2のラチェット爪2gに係合するまで回転移動し、封印帯5の中栓2に対する位置は開栓方向A1側に変化するが(図4(a))、上蓋3の中栓2に対する締め込みの完了位置は上蓋側ネジストッパ3h及び中栓側ネジストッパ2e等により予め決められた位置から変化しないので、前記のように、キャップ1の再閉栓時に上蓋3に設けられた突起、一例として前記上蓋側ストッパ突起3jと接触する干渉突起5dが設けられていることで、キャップ1の再閉栓時、上蓋3を閉栓方向A2側に回転移動させて中栓2に再度螺着する際、上蓋側ストッパ突起3jが干渉突起5dに接触する位置を上蓋3の中栓2に対する締め込みの完了位置に合わせることができ、その締め込みの完了位置に合わせて上蓋側ストッパ突起3jが干渉突起5dに接触したり(図5(a))、接触した上で干渉突起5dを乗り越えたり(図6(a))する感覚を消費者に与えるものとなっており、消費者が十分な閉栓感覚を得ることのできるものとなっている。
尚、上蓋3の材質については、硬質な樹脂、具体的にはポリプロピレン製とすることができ、それにより、上蓋3を繰り返し開閉栓しても、変形や磨耗が生じ難くすることができ、消費者が最後まで変わらない閉栓感覚を得られるものとすることができる。
更に、本実施形態のキャップ1において、中栓2には、封印帯5の下方への移動を制限する手段として、嵌着筒2dの側壁2mの下部に封印帯5が載置されるフランジ部2hが設けられており、このフランジ2hにより、キャップ1の再閉栓時に封印帯5の干渉突起5dと上蓋3の突起、一例として前記上蓋側ストッパ突起3jが接触可能な高さ位置に封印帯5を保持することができるようになっている。
又、前記の干渉突起5は、本実施形態においては、上蓋側ストッパ突起3j及び封印帯側ストッパ突起5cが近傍位置に設けられている連結片4の近傍位置に設けられたものとなっている。具体的には、干渉突起5は、キャップ1の未開栓時に連結片4より閉栓方向A2側の近傍位置(略5度離間した位置)であって、その連結片4を介して開栓方向A1側に封印帯側ストッパ突起5cと上蓋側ストッパ突起3jとが近傍位置に順次並んで設けられたものとなっている。
又、本実施形態では、干渉突起5に接触する上蓋3の突起として連結片4の破断を防ぐための上蓋側ストッパ突起3jを用いているが、干渉突起5に接触する上蓋3の突起としては上蓋側ストッパ突起3jに代えて他の位置に設けてもよいことは勿論であり、この場合干渉突起5の位置も上蓋3の突起の位置に合わせて変化させる。
次に、キャップ1の未開栓時、初開栓時及び再閉栓時における上蓋3の上蓋側ストッパ突起3j、封印帯5の封印帯側ストッパ突起5c及び干渉突起5d等の特に位置関係について図3乃至図6に基づき説明する。尚、図中のSは各構成部分の位置関係の理解の便宜のために付した基準線である。
キャップ1の未開栓時は、図3(a)及び(b)に示したように、封印帯5のラチェット歯5aと中栓2のラチェット爪2gは互いに係合しない位置に位置しており、そして、封印帯5の封印帯側ストッパ突起5cは連結片4より開栓方向A1方向側の位置に位置し、封印帯5の干渉突起5dは連結片4より閉栓方向A2側の位置に位置しており、又、上蓋3の上蓋側ストッパ突起3jは連結片4より開栓方向A1側の位置であって、封印帯側ストッパ突起5cより開栓方向A1側の位置に位置している。
キャップ1の初開栓時は、図4(a)及び(b)に示したように、未開栓時の状態から上蓋3を封印帯5と共に開栓方向A1側に回転移動させると、封印帯5のラチェット歯5aが中栓2のラチェット爪2gに係合する位置まで移動し、封印帯5の中栓2に対する相対位置は開栓方向A1側に変化する。この位置で封印帯5は開栓方向A1側への回転移動が制限されるので、上蓋3のみを開栓方向A1側に更に回転移動させることで、上蓋3と封印帯5を連結する連結片4が破断して、上蓋3は封印帯5から分離することとなる。
キャップ1の再閉栓時は、図5(a)及び(b)に示したように、初開栓後状態、即ち、封印帯5のラチェット歯5aと中栓2のラチェット爪2gとが係合している状態から上蓋3を閉栓方向A2側に回転移動させると、封印帯5の中栓2との相対位置は開栓方向A1側に変化している一方で、上蓋3の中栓2に対する閉栓方向A2側への締め込みの完了位置は変化していないので、上蓋3の上蓋側ストッパ突起3jは封印帯5の干渉突起5dに接触するまで移動したり、或いは、図6(a)及び(b)に示したように、上蓋3の上蓋側ストッパ突起3jは封印帯5の干渉突起5dに接触した上でそれを乗り越えるまで移動したりする。この際、上蓋3の上蓋側ストッパ突起3jが封印帯5の干渉突起5dに接触する場合(図5(a)及び(b))は、その接触による感覚を消費者に与えることができ、上蓋側ストッパ突起3jが干渉突起5dと接触した上で乗り越える場合(図6(a)及び(b))は、その接触した上で乗り越えることによる感覚を消費者に与えることができる。
ここで、キャップ1において、封印帯5の内径と中栓2の嵌着筒2dの外径とは、容器口部に嵌着される中栓2の嵌着筒2dが拡径されることにより、封印帯5の内周面に中栓2の側壁2mが圧接される寸法のものとなっている。これにより封印帯5の内周面と中栓2の嵌着筒2dの側壁2mの外周面との間に生じる摩擦力によって、初開栓後の封印帯5の位置は、ラチェット歯5aと中栓2のラチェット爪2gとが係合する位置から移動し難い状態が保持されるようになっており、即ち、再閉栓時もその位置で保持されるようになっている。尚、キャップ1の再閉栓時に上蓋3の締め込み完了位置付近で干渉突起5dが上蓋側ストッパ突起3jと接触する可能な範囲内であれば、封印帯5の周方向や上下方向の多少の移動が許容されて保持されるようにしてもよい。
更に、封印帯5をラチェット歯5aと中栓2のラチェット爪2gとが係合する位置でより確実に保持することができるようにするために、中栓2に、初開栓後、例えば再閉栓時に、封印帯5が閉栓方向A2側に移動するのを制限する手段を設けるようにしてもよく、例えば、図7(a)及び(b)に示したように、中栓2のラチェット爪2gより閉栓方向A2側の位置に縦方向に延在するリブ2jを設けるようにしてもよい。尚、このリブ2jは、対角2箇所のラチェット爪2gに合わせて設けたものとなっており、又、初開栓時に封印帯5のラチェット歯5aが容易に乗り越えることができるようにその形状や突出寸法等を設定したものとなっているが、その個数や形状等は、適宜変更してもよい。
1:キャップ 2:中栓 2a:注出口 2b:注出筒 2c:雄ネジ部
2d:嵌着筒 2e:中栓側ネジストッパ 2f:係止面
2g:ラチェット爪 2g:係止面 2h:フランジ 2i:係止面
2j:リブ 2k:嵌着部 2m:側壁 2n:頂板 3:上蓋 3a:頂板
3b:側壁 3c:アウターリング 3d:下端 3e:螺合筒
3f:雌ネジ部 3g:インナーリング 3h:上蓋側ネジストッパ
3i:係止面 3j:上蓋側ストッパ突起 4:連結片 5:封印帯
5a:ラチェット歯 5b:係止面 5c:封印帯側ストッパ突起
5d:干渉突起 A1:開栓方向 A2:閉栓方向

Claims (6)

  1. 容器口部に装着される中栓と、前記中栓に螺着される上蓋とからなり、前記上蓋の側壁下部に連結片を介し封印帯が設けられた封印帯付きキャップであって、
    前記封印帯は、内面に前記中栓の側壁外面に設けられたラチェット爪と係合するラチェット歯と、上部に前記上蓋の側壁下部に設けられた突起と接触する干渉突起とを備え、
    前記封印帯は、キャップの未開栓時において、前記ラチェット爪と前記ラチェット歯が互いに離間するように位置しており、キャップの初開栓時に前記上蓋と共に開栓方向に移動し、前記ラチェット爪と前記ラチェット歯が係合する位置で前記中栓に保持されるものであって、前記干渉突起は前記上蓋の側壁下部に設けられた突起とキャップの再閉栓時の締め込み完了位置付近で接触するものであることを特徴とする封印帯付きキャップ。
  2. 前記中栓は、キャップの再閉栓時において前記封印帯の移動を制限する手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の封印帯付きキャップ。
  3. 前記中栓の側壁下部には、前記封印帯の移動を制限する手段として、前記干渉突起が前記上蓋の側壁下部に設けられた突起と接触可能な高さ位置に前記封印帯を保持するフランジ部が設けられていることを特徴とする請求項2記載の封印帯付きキャップ。
  4. 前記中栓は、前記封印帯の移動を制限する手段として、前記干渉突起が前記上蓋の側壁下部に設けられた突起と接触可能な周方向位置に前記封印帯を保持するリブが前記ラチェット爪の閉栓方向側の位置に設けられていることを特徴とする請求項2又は3記載の封印帯付きキャップ。
  5. 前記上蓋の側壁下部に設けられた突起は、キャップの未開栓時において前記連結片よりキャップの開栓方向側の位置に設けられ、封印帯側ストッパ突起と協働し、前記封印帯が連結された状態の前記上蓋を前記中栓に螺着して組み立てをする際に前記連結片が破断することを防止する上蓋側ストッパ突起であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか記載の封印帯付きキャップ。
  6. 前記干渉突起は、キャップの未開栓時において、前記連結片よりキャップの閉栓方向側の位置に設けられており、前記連結片を介してキャップの開栓方向に前記封印帯側ストッパと前記上蓋側ストッパ突起とが順次位置して設けられていることを特徴とする請求項5記載の封印帯付きキャップ。
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WO2023228890A1 (ja) * 2022-05-24 2023-11-30 武蔵エンジニアリング株式会社 貯留容器用アダプタ、貯留容器および貯留装置

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