JP5616080B2 - 注出キャップ - Google Patents
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そして従来から、例えば下記特許文献1に示されるように、オーバーキャップ部材に円筒体が下方に向けて突設されるとともに、該円筒体にキャップ径方向の内方に向けて第1係合部が突設され、閉塞体に、前記円筒体内に挿入されるとともに前記第1係合部にキャップ周方向の一方側から係合する第2係合部が立設された注出キャップが知られている。
この注出キャップにおいては、オーバーキャップ部材を中栓部材に対してキャップ周方向の一方側に回転させると、第1係合部が第2係合部に係合することで、容易破断部がキャップ周方向のせん断力によって破断され開封される。
一方、オーバーキャップ部材を閉塞体に対してキャップ周方向の他方側へ回転させると、第1係合部と第2係合部とが互いに摺接し合い両者間にキャップ径方向の力が発生することで、前記連結板がキャップ径方向に弾性変形させられ、第1係合部が第2係合部をキャップ周方向の他方側に向けて通過する。
そして、前記両係合部のうちの少なくとも一方が、キャップ径方向に弾性変形可能な連結板に配設されているので、例えば、容器体内に内容物を充填した後に口部に注出キャップを装着する際、若しくは中栓部材が装着された容器体の口部にオーバーキャップ部材を装着する際、あるいは開封前等に、オーバーキャップ部材に外力が加えられても、この外力が、前記両係合部および閉塞体を介して容易破断部に伝達する前に、前記連結板を弾性変形させることにより低減されることとなり、容易破断部が予期せず破断してしまうのを抑制することができる。
したがって、注出キャップの容器体への装着時に、中栓部材がオーバーキャップ部材と共回りしなかった場合にも、連結板をキャップ径方向に弾性変形させることで、その回転力が容易破断部に伝達されるのを抑制することが可能になる。
これにより、前述のように容易破断部が予期せず破断してしまうのを確実に抑制することができる。
なお、開封に際しては、オーバーキャップ部材と、容器体および中栓部材と、を相対的にキャップ周方向に沿う緩み側に向けて回転させると、第1係合部と第2係合部とが係合し合い、前述のように容易破断部が破断されて開封される。
本実施形態に係る注出キャップ1は、図1および図2に示されるように、容器体100の口部100aに装着されるとともに、注出口11が形成された中栓部材12と、中栓部材12の注出口11を開閉自在に覆うオーバーキャップ部材13と、を備えている。
ここで、中栓部材12およびオーバーキャップ部材13はそれぞれ、有頂筒状に形成さるとともに、共通軸と同軸に配設されている。以下、この共通軸をキャップ軸Oといい、キャップ軸O方向に沿ってオーバーキャップ部材13の天壁部14側を上側、オーバーキャップ部材13の周壁部15の開放端側を下側といい、また、キャップ軸Oに直交する方向をキャップ径方向といい、キャップ軸Oを中心に周回する方向をキャップ周方向という。
ここで、中栓部材12には、注出口11を閉塞する閉塞体16が容易破断部17を介して接続されている。閉塞体16は板状に形成されるとともに、容易破断部17は薄肉部とされ、閉塞体16の外周縁が容易破断部17を介して注出口11の内周面に接続されている。
オーバーキャップ部材13の周壁部15の下部は、容器体100の口部100aに螺合する雌ねじ筒部25と、該雌ねじ筒部25に下方から連なるリング体26と、これらの雌ねじ筒部25とリング体26との間に配設されキャップ周方向の全周にわたって延びる破断可能な弱化ライン27と、を備えている。
弱化ライン27は、キャップ周方向の全周にわたって薄肉に形成されるとともに、この弱化ライン27にキャップ周方向に間隔をあけて貫通孔27aが複数形成されている。
リング体26内には、上方に向けて延びる折り返し片26aが、キャップ周方向に間隔をあけて複数形成されており、容器体100において口部100aと胴部100bとの間に位置する部分に突設された環状突出部100cに下側から係合している。
ここで、オーバーキャップ部材13には、キャップ径方向に弾性変形可能な連結板28が突設されている。図示の例では、連結板28は、オーバーキャップ部材13の天壁部14に下方に向けて突設されていて、上端を固定端、下端を自由端として撓み変形することでキャップ径方向に弾性変形するように構成されている。また連結板28は、キャップ周方向に間隔をあけて複数配設されている。図示の例では、複数の連結板28は、円筒体をキャップ軸O方向に延びるスリットでキャップ周方向に複数分断した形態となっている。
そして、筒状体34に複数の連結板28が内挿され、筒状体34の第2係合部30内に、連結板28の第1係合部29が配設されている。また、第1係合部29は、連結板28がキャップ径方向に弾性変形することで、キャップ周方向に沿う前記締込側Yに第2係合部30を乗り越えて通過するようになっている。
ここで、閉塞体16における筒状体34の外周面には、オーバーキャップ部材13の中間筒31の内周面に突設された第3係合部32に係合する第4係合部33が形成されている。
図示の例では、第3係合部32は、中間筒31の内周面における上下方向の中央部に配設された凸部となっている。第4係合部33は、閉塞体16における筒状体34の外周面に、キャップ周方向の全周にわたって連続して延びる環状溝となっている。そして、第4係合部33内に第3係合部32がキャップ周方向に摺動自在に配設されている。これにより、第4係合部33が第3係合部32に上方から係合することで、閉塞体16のオーバーキャップ部材13からの脱落が規制されている。
また本実施形態では、閉塞体16に、オーバーキャップ部材13内に設けられた第3係合部32に係合する第4係合部33が設けられているので、前述のように容易破断部17を破断して開封したときに、閉塞体16のオーバーキャップ部材13からの脱落が規制される。
したがって、注出キャップ1の容器体100への装着時に、中栓部材12がオーバーキャップ部材13と共回りしなかった場合にも、連結板28をキャップ径方向に弾性変形させることで、その回転力が容易破断部17に伝達されるのを抑制することが可能になる。
これにより、前述のように容易破断部17が予期せず破断してしまうのを確実に抑制することができる。
さらに本実施形態では、開封に際し、複数の第1係合部29の全てが同時に、複数の第2係合部30に係合するので、容易破断部17に力をより一層効率よく伝達させることができる。
また、図4および図5に示されるように、注出筒19は、中栓部材12においてシール筒20と周壁部21との間に位置する部分に立設してもよい。
第2係合部30は、図6に示されるように、閉塞体16の周壁部16aに複数形成されるとともに、キャップ周方向に沿って前記締込側Yに向かうに従い漸次キャップ径方向の外側に向けた突出高さが高くなっていて、前記締込側Yの端縁30aは、該締込側Yを向く平面になっている。
以上説明した図4から図6に示す注出キャップ2においても図1から図3に示した注出キャップ1と同様の作用効果が奏功される。
また、前記実施形態では、オーバーキャップ部材13を容器体100の口部100aに螺着したが、これに限らず例えば嵌合させる等して装着してもよい。
11 注出口
12 中栓部材
13 オーバーキャップ部材
16 閉塞体
17 容易破断部
28 連結板
29 第1係合部
30 第2係合部
32 第3係合部
33 第4係合部
100 容器体
100a 口部
X 緩み側(キャップ周方向の一方側)
Y 締込側(キャップ周方向の他方側)
O キャップ軸
Claims (4)
- 容器体の口部に装着されるとともに、注出口が形成された中栓部材と、
該中栓部材の注出口を開閉自在に覆うオーバーキャップ部材と、を備え、
前記中栓部材に、前記注出口を閉塞する閉塞体が容易破断部を介して接続された注出キャップであって、
前記閉塞体、およびオーバーキャップ部材のうちの少なくとも一方には、キャップ径方向に弾性変形可能な連結板が突設され、
前記閉塞体には、オーバーキャップ部材のキャップ周方向の一方側への回転によって、該オーバーキャップ部材に設けられた第1係合部に係合する第2係合部が設けられ、これらの両係合部のうちの少なくとも一方は前記連結板に配設され、
前記第1係合部は、オーバーキャップ部材をキャップ周方向の他方側へ回転させた際に、前記連結板がキャップ径方向に弾性変形することで前記第2係合部を通過するように形成され、
前記連結板は、一端を固定端、他端を自由端として撓み変形することでキャップ径方向に弾性変形するように構成され、
前記両係合部のうちの一方は、キャップ径方向に突出する突部とされ、かつ他方はキャップ径方向に窪む凹部となっていることを特徴とする注出キャップ。 - 請求項1記載の注出キャップであって、
前記閉塞体には、前記オーバーキャップ部材内に設けられた第3係合部に係合して該閉塞体のオーバーキャップ部材からの脱落を規制する第4係合部が設けられていることを特徴とする注出キャップ。 - 請求項1または2に記載の注出キャップであって、
前記オーバーキャップ部材は、前記容器体の口部に螺着されていることを特徴とする注出キャップ。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の注出キャップであって、
前記第1係合部、第2係合部、および連結板はそれぞれ、キャップ周方向に間隔をあけて複数ずつ配設されていることを特徴とする注出キャップ。
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