JP2014061943A - 抜栓キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】 中栓に対するキャップ本体の締め込み位置を正確に規制して、容器への組み付け作業を容易にするとともに、不用意な開封を防止して使用時まで未開封状態を維持し、いたずら等を防止することができる抜栓キャップを提供すること。
【解決手段】 容器に装着される中栓と、中栓に螺着され注出口を有するキャップ本体と、キャップ本体に被嵌され注出口を塞ぐ上蓋とからなり、キャップ本体は、注出口を開口する環状上壁と、環状上壁から垂設され先端に刃部を具えた切断リングと、中栓のおねじと螺合するめねじを形成した側周壁と、側周壁に分離可能に連設された封緘部材とを具え、封緘部材は、側周壁の下端部に配設され中栓の環状基壁に当接するスペーサリング部と、スペーサリング部に連設するとともに上蓋と係合して閉蓋状態を維持する封緘板とを具えていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、容器の口部に装着され、開封機構を備える抜栓キャップに関し、とくに容器内部を密閉する中栓にキャップ本体を螺合することによって開封する抜栓キャップに関するものである。
螺合操作により開封する抜栓キャップとして、容器の口部に容器内部を密閉する中栓を嵌着し、容器本体に螺合するとともに中栓の開口予定部を形成する分離部と螺合するオーバーキャップに刃先状部分を有するスリーブを設け、オーバーキャップの回転動作により分離部を中栓から切り取って開口部を形成するキャップが従来より知られている(例えば、特許文献1参照)。
特再表WO2007/126062号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のキャップでは、利用者の使い勝手をよくするために、スリーブの下端の刃先状部は分離部を画成する薄肉のスコアに「当接または近接」させなければならないため、キャップを容器に組み付ける際に、オーバーキャップのねじの締め込み位置を安定させることが難しく、作業性が悪かった。
その上、未開封の状態を維持し、いたずら等を防止するためには、シュリンクで覆って固定するなどの別工程が必要であった。
また、搬送時や市場で容器が落下したりしたときの衝撃により、キャップが不用意に開封してしまうこともあった。
上記特許文献1には、オーバーキャップの下端にストッパを設け、これを容器本体に近接配置したものも提案されているが、当該ストッパーは非使用時に誤って開封することを防止するためのものであり、キャップを組み付ける際にオーバーキャップの締め込み位置を規制するものではない。
しかも、ストッパーが「近接」する容器本体は、傾斜面をなしているとともに、形状にバラツキがあってキャップ本体の取付位置との誤差が大きいから、当該ストッパーをオーバーキャップの締め込み位置を規制するために用いることはできなかった。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、容器を密閉する中栓に対するキャップ本体の締め込み位置を正確に規制して、容器への組み付け作業を容易にするとともに、不用意な開封を防止して使用時まで未開封状態を維持することができ、さらに、開封状態を目視で確認できることによりいたずら等を防止することができる抜栓キャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、抜栓キャップとして、容器の口部に装着される中栓と、中栓に螺着され注出口を有するキャップ本体と、キャップ本体に被嵌され注出口を塞ぐ上蓋とからなり、中栓は、環状基壁と、環状基壁の内周側に垂設される内筒および外周側に垂設される外筒からなる嵌合筒部と、環状基壁の上部に立設され、外周面におねじを形成した立筒壁部と、内筒または立筒壁部の内周に連設され容器内を密閉する隔壁とからなり、キャップ本体は、注出口を開口する環状上壁と、環状上壁から垂設され中栓の立筒壁部内周に挿入可能で先端に刃部を具えた切断リングと、環状上壁から垂設され内周に立筒壁部のおねじと螺合するめねじを形成した側周壁と、側周壁に分離可能に連設された封緘部材とを具え、封緘部材は、側周壁の下端部に配設され中栓の環状基壁に当接するスペーサリング部と、スペーサリング部に連設するとともに上蓋と係合して閉蓋状態を維持する封緘板とを具えていることを特徴とする構成を採用する。
抜栓キャップの具体的実施形態として、スペーサリング部の上部には、側周壁の下端部と分離可能に連設する薄肉の連結片と、側周壁の下端面と微小間隙を隔てて形成された上部突起とを周方向複数箇所に設け、封緘板の連設部位に隣接するスペーサリング部の周方向1箇所には、上下方向に切欠き溝を形成した分離可能な薄肉の引き裂き部を設けたことを特徴とする構成、また、側周壁の下端部には、スペーサリング部の上部突起に隣接して下方に突出する下部突起を少なくとも1つ設け、該下部突起の締め付け方向側に上部突起が隣接配置されるようにしたことを特徴とする構成、または、スペーサリング部の上部に設けられた係合突起にわずかな遊びをもって嵌合する少なくとも1つの係合凹部が設けられていることを特徴とする構成を採用する。
抜栓キャップのさらなる具体的実施形態として、スペーサリング部の下端には、周方向複数箇所に径方向に切り欠いた所定高さの水抜き溝が設けられていることを特徴とする構成、また、隔壁には、切断リングによって破断されて開口する開口予定部を画成する薄肉弱化部が形成されていることを特徴とする構成、さらに、切断リングの刃部の刃先は、径方向で互いに対向する最下端部と最上端部とを有して傾斜しており、最上端部付近の刃先は、平面視で薄肉弱化部よりもやや内側に配置されていることを特徴とする構成、または、切断リングの下端は、最下端部からめねじの解放方向側に向かって最上端部まで所定範囲にわたって設けられた刃部と、少なくとも刃部の最上端部より高く刃を形成していない下端が設けられた押折部とからなり、刃部の刃先の周方向の傾きは、おねじとめねじのリード角より大きく設定されていることを特徴とする構成を採用する。
抜栓キャップのさらなる具体的実施形態として、切断リングが隔壁の切断を開始する軸方向位置から、切断開始後にキャップ本体のねじ込みを規制してそれ以上の下降を阻止する規制部によって切断を終了する軸方向位置まで下降する距離は、中栓とキャップ本体のねじのピッチより小さく、隔壁に所定範囲の切り残し部を設けるようにしたことを特徴とする構成、また、切断開始後にキャップ本体のねじ込みを規制する規制部は、中栓上端の天面とキャップ本体の環状上壁の下面とから構成されることを特徴とする構成、さらに、上蓋は、ヒンジを介してキャップ本体に連設されており、切り残し部がヒンジ側に形成されるようにキャップ本体のねじ込みを規制する規制部を設定することを特徴とする構成を採用する。
抜栓キャップのさらなる具体的実施形態として、隔壁の薄肉弱化部のヒンジ側には、ヒンジの中心よりめねじの締め付け方向に寄った周方向位置に厚肉リブを設けたことを特徴とする構成、また、隔壁の開口予定部には、切り残し部に略一致する周方向範囲の薄肉弱化部に隣接する部位に、肉盛り部を設けたことを特徴とする構成を採用する。
抜栓キャップのさらなる具体的実施形態として、封緘板は、スペーサリング部の外周面に連設するとともに側周壁に沿って立ち上がって上部にフック状の係合部が設けられ、該係合部が上蓋のヒンジと反対側に設けられたつまみ部に係合して閉蓋状態を維持することを特徴とする構成、また、中栓の外筒内周に設けられ、容器の口部に係合する縮径突条の周方向1箇所に、縦方向に溝が切り欠かれた縦薄肉部が形成され、該縦薄肉部は、縮径突条より上方で外筒外周から周方向に切り欠かれた溝によって形成された横薄肉部に連続しており、縦薄肉部を起点として横薄肉部16より下方に少なくとも半周以上にわたって形成された帯状部が、これら縦薄肉部および横薄肉部により外筒から分離可能に形成されていることを特徴とする構成を採用する。
本発明の抜栓キャップは、キャップ本体の側周壁に分離可能に連設された封緘部材が、側周壁の下端部に配設され中栓の環状基壁に当接するスペーサリング部と、スペーサリング部に連設するとともに上蓋と係合して閉蓋状態を維持する封緘板とを具えていることにより、スペーサリング部がキャップ本体の締め込み位置を規制するから、キャップ本体を中栓に組み付ける際に、スペーサリング部の下端が中栓の環状基壁上面に接するまで締め込めばよく、切断リングの刃部を隔壁に近接した位置まで締め込まなければならない場合でも、誤って開封されることがないように締め込み位置を安定して得ることができる。
また、封緘部材を除去しないかぎり開封することができないため、目視で開封状況を容易に確認することができるから、いたずら等による開封を防止することができる。
さらに、容器が落下して抜栓キャップが衝撃を受けたような場合でも、スペーサリング部によってキャップ本体の下降を阻止し、不用意な開封を防止することができる。
第1実施例の抜栓キャップを容器本体に組み付けたセット状態(未使用状態)を示す断面側面図である。 第1実施例の抜栓キャップの中栓を半断面図で示した正面図である。 (a)は第1実施例の抜栓キャップの中栓を半断面図で示した側面図、(b)は同中栓の下面図である。 第1実施例の抜栓キャップのキャップ本体を示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面図である。 第1実施例の抜栓キャップのキャップ本体の下面図である。 (a)は第1実施例の抜栓キャップのキャップ本体を半断面図で示した正面図であり、(b)は図(a)におけるJ−J断面図である。 第1実施例の抜栓キャップの使用状態を示す断面側面図である。 第2実施例の抜栓キャップのセット状態(未使用状態)を示す断面側面図である。 第2実施例の抜栓キャップの中栓を示す図であり、(a)は上面図、(b)は正面半断面図である。 第2実施例の抜栓キャップのキャップ本体を示す図であり、(a)は上面図、(b)は断面側面図である。 第2実施例の抜栓キャップのキャップ本体を示す図であり、(a)は下面図、(b)はT−T断面における切断リング下端部のX矢視図、(c)はT−T断面における切断リング下端部のY矢視図である。 第2実施例の封緘部材を除去した抜栓キャップの一部を省略した下面図であり、(a)はセット状態、(b)はスペーサリング部を除去し、刃部が隔壁に当接する位置に降下した状態を示す。 第2実施例の抜栓キャップの使用状態を示す図であり,(a)は断面側面図、(b)は下面図である。
次に、本発明の抜栓キャップについて、実施例を示した図面を参照して説明する。
図1〜7において、Aは中栓、Bはキャップ本体、CはヒンジDを介してキャップ本体Aと連設された上蓋、Eは容器本体、Fはキャップ本体Bに連設された封緘部材である。
図1に示すように、容器本体Eの口部1の外周面には係合突条2が設けられ、その下方にはネックリング3が設けられている。
容器本体Eの口部1には、中栓Aが、容器天面4上に配置される環状基壁5から垂設される嵌合筒部6によって被嵌される。
図1〜3に示すように、中栓Aは、リング状の平面を形成する環状基壁5と、環状基壁5の内周縁から垂設される内筒7および外周縁から垂設される外筒8からなる嵌合筒部6と、環状基壁5の上部に立設され、外周面におねじ9を形成した立筒壁部10と、内筒7の内周面と連続した立筒壁部10の内周面に連設する隔壁11とからなっている。
隔壁11は容器内部を外部から密閉しており、隔壁11には、容器を使用する時に破断されて開口する開口予定部12を画成する薄肉弱化部13が、平面視で円形状に形成されている。
中栓Aの外筒8の下部には、内周側に環状に突出して容器本体Eの係合突条2に係合する縮径突条15が設けられるとともに、容器を使用後に中栓Aを容器本体Eから分離して廃棄するために、口部1を縮径突条15による係合から解放する分別構造が設けられている。
本実施例では、外筒8に設けられる分別構造として、縮径突条15より上方位置に外周側から周方向に横溝が切り欠かれ、分離可能な横薄肉部16が所定円弧範囲にわたって形成されるとともに、横薄肉部16に連続する分離可能な縦薄肉部17が周方向1箇所に設けられている。
縦薄肉部17では、縮径突条15に縦方向に切り込み溝が形成され、縦薄肉部17を起点として横薄肉部16より下方に少なくとも半周以上にわたって形成された帯状部18が、外筒8から分離可能となっている。
外筒8の外周面には、縦薄肉部17が形成される部位から周方向に延びる凹部20が形成され、凹部20は、縦薄肉部17を十分薄肉に形成して分離可能にするとともに、横薄肉部16を形成する横溝に接続するように設けられている。
凹部20には、帯状部18の縦薄肉部17側の端部から外筒8の外周面に沿って、凹部20との間に間隙21を有して把持部22が設けられている。把持部22の所定部位には、不用意に引き剥がされることがないように、凹部20と連結する分離可能な結合部23が設けられている。
帯状部18の他端側、すなわち横薄肉部16の終端と同始端との所定周範囲では、嵌合筒部6から分離されない外筒基部24が形成されている。
図4〜6に示されるように、キャップ本体Bは、内周縁に注出筒31を立設し注出口sを開口する環状上壁30と、環状上壁30の内周縁から垂設され先端に刃部32を具えた切断リング33と、環状上壁30の外周縁から垂設され内周に立筒壁部10のおねじ9と螺合するめねじ34を形成した側周壁35と、側周壁35に分離可能に連設された封緘部材Fとを具えている。
切断リング33の刃部32の刃先は、最下端部36と最上端部37とが径方向で互いに対向するように、すなわち中心を挟んで互いに180°の位置で向き合うようにして、傾斜した刃先面を形成している。
刃部32の刃先は、平面視で円状の薄肉弱化部13と略一致しているが、図5に示すように、最上端部37付近の所定範囲は、平面視で薄肉弱化部13よりもやや内側に配設された押折刃部32aとなっており、図1に示すように、押接刃部32aの刃先は鋭角部がわずかにカットされて、最下端部36側よりも切れにくくなっている。
刃部32の傾斜した刃先の周方向の角度は、おねじ9とめねじ34のリード角よりも小さく設定され、押折刃部32aによって薄肉弱化部13に切り残し部58が形成されるようになっている。
切断リング33の上部外周面は、刃部32より若干大きな外径を有し、中栓Aの立筒壁部10内周に密接して嵌入されるシール部を形成している。
また、環状上壁30の下面にはシール突条25が設けられ、隔壁11が切断された容器の使用状態において、立筒壁部10の天面26に当接してシール部を形成するとともに、キャップ本体Bが所定以上ねじ込まれないように位置を規制する規制部として働く。
封緘部材Fが除去されたキャップ本体Bが所定以上ねじ込まれるのを防ぐ規制部としては、シール突条25は必ずしも必要ではなく、環状上壁30の下面が天面26に当接すればよく、さらに、環状上壁30の下面と天面26との当接に限らず、封緘部材Fが分離された側周壁35の下端部と環状基壁5の上面との当接など、他の部位に設けてもよい。
環状上壁30の上部には、注出筒31より外側に上蓋Cを係止する環状の蓋係合部38が立設され、側周壁35の外周上端部には上蓋Cを連設するヒンジDが設けられている。
側周壁35の下端部には、周方向6箇所に設けられた分離可能な薄肉連結片41を介して封緘部材Fのスペーサリング部42が連設され、スペーサリング部42は、容器の未使用状態において、中栓Aの環状基壁5の上面に当接してキャップ本体Bの締め込み位置を規制する役割を果たす。
スペーサリング部42の外周面には、上蓋Cと係合して閉蓋状態を維持する封緘板43がヒンジDと反対側に連設されている。
図6に詳細に示されるように、スペーサリング部42の上部には、キャップ本体Bの締め込みまたは衝撃などによる下降を阻止するために、側周壁35の下端面と微小間隙を有して対向する上部突起44が周方向6箇所に設けられている。
側周壁35の下端には、上部突起44に隣接して下方に突出する下部突起39が径方向に対向する2箇所に設けられ、スペーサリング部42は、隣接する上部突起44が下部突起39の締め付け方向側に配置されるように、側周壁35に連設されている。
また、スペーサリング部42の下端には、周方向8箇所に径方向に切り欠いた所定高さの水抜き溝45が設けられ、容器を滅菌および冷却する際のシャワー水などがスペーサリング内周側に滞留しないように排出することができるようになっている。
なお、上部突起44,水抜き溝45が配置される箇所の数や位置は、本実施例に限定されることはなく、適宜の複数箇所に設けることができる。また、下部突起39は少なくとも1箇所に設ければよく、その数や配置は適宜決定できる。
スペーサリング部42の外周には、封緘板43の連設部位に隣接する周方向1箇所に、上下方向に切欠き溝を形成して分離可能な薄肉の引き裂き部46を設け、容器を使用するときに該引き裂き部46を破断して封緘部bを除去することができるようになっている。
封緘板43は、スペーサリング部42の外周面に連設して外方に突出し、側周壁35に沿って立ち上がり、上部にフック状の係合部47を設けている。
封緘板43は、不用意に倒されて引き裂き部46が破断してしまうことがないように、中間付近を側周壁35に連結する連結柱部48が設けられ、上部の中央付近には手指を掛けやすいように凹設段部49が設けられている。
上蓋Cは、頂壁51の周縁から垂設された外周壁52の所定箇所でヒンジDに連結され、キャップ本体Bに対して回動可能に連設されている。
外周壁52の内周下端部には、蓋係合部38と係合可能な縮径係合部53が環状に突設され、縮径係合部53より上方の内周には、外周壁を補強するための縦リブ54が設けられている。
外周壁52の外周下端部には、ヒンジDと反対側につまみ部55が設けられ、つまみ部55の先端部付近の上面には、封緘板43のフック状係合部47に係合する突条56が設けられている。
頂壁51の裏面には、密封筒57が垂設され、閉蓋時に注出筒31に嵌入されて、注出口sを密封するようになっている。
なお、本実施例では、上蓋をヒンジでキャップ本体に連設するヒンジキャップとしたが、必ずしもこのようなヒンジキャップとする必要はなく、キャップ本体とは別体のスナップ係合によるキャップやねじによるキャップなどでもかまわない。
また、本実施例では、隔壁11に薄肉弱化部13を設けているが、切断リング33により切断ないしは押折が可能であれば、薄肉弱化部13を設けなくてもよい。
次に、本実施例の使用態様と作用効果について、抜栓キャップを容器本体に組み付けた未使用のセット状態を示す図1と、隔壁11の切断が終了した容器の使用状態を示す図7を参照しながら説明する。
本発明の抜栓キャップを容器本体Eに取着するには、まず内容物を充填した後、中栓Aの嵌合筒部6を口部1に被嵌して打栓し、容器本体Eに装着する。
次いで、キャップ本体Bのめねじ34が中栓Aのおねじ9に螺合し、封緘部材Fのスペーサリング部42の下端が中栓Aの環状基壁5の上面に接するまで締め込まれることによって、抜栓キャップの容器本体Eへの取り付けが完了したセット状態となる。
このとき、側周壁35下端の下部突起39はスペーサリング部42の上部突起44に隣接しているので、スペーサリング部42がキャップ本体Bと一体となって回転することを保証し、薄肉連結片41が破断するようなことはないとともに、スペーサリング部42の下端が中栓Aの環状基壁5の上面に接するまで締め込めばよいから、刃部32が隔壁11に近接した締め込み位置を安定して得ることができる。
また、容器が落下して抜栓キャップが衝撃を受けたような場合でも、スペーサリング部42の上部突起44が側周壁35の下降を阻止し、切断リング33の下降をも阻止するため、刃部32が不用意に隔壁11を破断して開封してしまうようなことはない。
そして、封緘部材Fを除去しないかぎり開封することができないため、目視で開封状況を容易に確認することができるから、いたずら等による開封を防止することができる。
内容物を滅菌するために、内容物を加熱充填してから抜栓キャップを容器本体Eに装着するような場合は、抜栓キャップ装着後にシャワー水等により容器が冷却されることがある。
このような場合、シャワー水がスペーサリング部42の内側に侵入することがあるが、スペーサリング部42の下端には、周方向複数箇所に径方向に切り欠いた水抜き溝45が設けられているので、スペーサリング部42の内周にシャワー水などが滞留することはなく、容器を清潔に保つことができる。
抜栓キャップを開封して使用するには、封緘部材Fの封緘板43の凹設段部49に手指をかけて手前に引き、フック状係合部47を上蓋Cのつまみ部55の突条56との係合から解放し、手前に倒していくと連結柱部48が破断する。
側周壁35から離れた封緘板bを手前に引いていくと、スペーサリング部42に接する薄肉連結部41が破断するとともに、引き裂き部46が破断するようになり、さらにキャップ本体Bから自由になった封緘板bをさらに周方向に引っ張っていくと、周方向8箇所にある薄肉連結部41が全て破断し、封緘部材Fをキャップ本体Bから完全に分離除去することができる。
封緘部材Fを除去すると、キャップ本体Bの側周壁35下端と中栓Aの環状基壁5上面との間に、さらなる締め込みを可能とする間隙ができるから、キャップ本体Bのめねじ34を締め込んでいくと、切断リング33の刃部32の最下端部36が隔壁11の薄肉弱化部13に接するところまで下降し、薄肉弱化部13を切断するようになる。
キャップ本体Bの締め込みによって切断リング33が回転するとともに下降して、薄肉弱化部13の切断部位が周方向に進んでいくが、刃部32の最上端部37付近の押折刃部32aが切断部位にさしかかるようになると、押折刃部32aの刃先は円状の薄肉弱化部13よりもやや内側に配置されているとともに先端の鋭角部がカットされて切れにくくなっているので、薄肉弱化部13にわずかな切り残し部58が形成され、開講予定部12は隔壁11から切り離されずに下方に折り曲がるようになる。
そして図7に示すように、シール突条25が立筒壁部10の天面26に当接してキャップ本体Bのそれ以上の下降が阻止されるところまで下降すると、刃部32が完全に隔壁11を突き抜けて下降し、開口予定部12は下方に折れ下がって、切断リング33により開口部が確保され開封状態が維持される。
開口予定部12は、内容物を注出するときに邪魔にならないようにヒンジC側に折れ下がることが好ましい。
そのためには、押折刃部32aがヒンジC側にきたときにシール突条25が立筒壁部10の天面26に当接するように、シール突条25と天面26の位置関係をめねじ34の回転量に対応して設定しておく必要がある。
また、薄肉弱化部13に切り残し部58が形成されるためには、めねじ34の1ピッチより小さい回転量で薄肉弱化部13を切断しなければならないため、刃部32の傾斜した刃先の周方向の角度は、めねじ34のリード角よりも小さく設定される必要がある。
なお、開口予定部12は、内容物によっては完全に切り離してしまってもよく、その場合は、刃部32に押折刃部32aを設ける必要はない。
その後容器を使用するには、上蓋Cのつまみ部55に手指をかけて引き上げ、蓋係合部38と縮径係合部53の係合を解除して上蓋Bを回動すると、密封筒57と注出筒31とのシールが解除され、注出筒31が開放されて、容器を傾けることによって内容物が注出筒31により案内され注出される。
容器を使用した後には、中栓Aに設けられた分別構造により、抜栓キャップを容器本体Eから分離して廃棄することができる。
中栓Aの外筒8の把持部22を手指で把持して外方に引っ張ると、結合部23が破断して把持部22が凹部20から分離して引き出され、さらに把持部22を引っ張ると、縦薄肉部17が破断するとともに横薄肉部16が破断を始め、帯状部18が外筒8から分離し始める。
横薄肉部16は縦薄肉部17を起点として少なくとも半周以上、好ましくは3/4周程度まで形成されているので、横薄肉部16の破断が周方向に進み終端までくると、外筒8はわずかに外筒基部24のみで口部1と係合するとともに内筒7と連結している状態となるので、把持部22および帯状部18を上方に引き上げれば、縮径突条15と口部1との係合が解除され、抜栓キャップを容器本体Eから分別して廃棄することができる。
次に、切断リング等の構成を変更した第2実施例について、図8〜13を参照して説明する。
以下、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号に添字bを付し、相違点を中心に説明する。
図11に示すように、本実施例の切断リング33bの下端部は、T−Q−T線を境にして刃部60と刃が形成されていない押折部61とからなり、刃部60は、めねじ34bの締め込み方向側の先端に最下端部62が形成され、めねじ34bの解放方向側で最上端部63が形成されている。
押折部61は、刃部60の最上端部63と同じ高さで、内外周にわずかなRを有するほぼ平坦な下面を形成している。
なお、押折部61の下端の高さは、少なくとも刃部60の最上端部63より高ければよく、必ずしも最上端部63と同じ高さでなくともよい。
刃部60は、最下端部62から最上端部63に向けて傾斜する刃先を有するが、刃先の周方向の傾斜角度は、切り残し部58bを形成するようにめねじ34bのリード角よりも大きな角度を有している。
ここで刃部60の刃先の周方向傾斜角度とは、最下端部62から最上端部63までの刃先を連ねる傾斜を言い、本実施例のように漸次傾斜する刃先の場合に限らない。
最下端部62の刃先の周方向位置は、ヒンジC側の中心位置から角度βだけめねじ34bの解放方向側に寄った位置に配置されている。この角度βは、後に詳述するように、切り残し部58bがヒンジ側に形成される際の切り残し部58bの円弧範囲を決定するように設定され、本実施例では約20°に設定されている。
また、刃部60の円弧範囲を示す中心角αは、本実施例では約160°程度であるが、押折部61が切り残し部58bを押折することができる円弧範囲を確保することができれば、適宜の角度に設定可能である。
図8,9に示すように、隔壁11bの開口予定部12bの上面には、薄肉弱化部13bに隣接して、所定円弧範囲に肉盛り部65が形成されている。
肉盛り部65は、切り残し部58bが形成される円弧範囲に略対応する円弧範囲に形成され、少なくとも薄肉弱化部13に隣接する部位には傾斜面66が形成されている。
本実施例では、隔壁11bに薄肉弱化部13bを形成するために全周に設けられた傾斜面に連続して傾斜面66が形成されている。
また、肉盛り部65のめねじ34b締め込み方向側の端部付近の薄肉弱化部13bには、他所の薄肉弱化部13bよりも肉厚にした厚肉リブ67が設けられている。
図10(b)に示すように、キャップ本体Bの側周壁35bの下端部には、スペーサリング部42bの上部に設けられた係合突起70にわずかな遊びをもって嵌合する係合凹部71が設けられている。
係合突起70、係合凹部71は、本実施例では各々2個所に設けられているが、少なくとも1個所に設けられればよい。
係合突起70が嵌合する係合凹部71は、第1実施例における下部突起39の締め付け方向側に配置された上部突起44に相当するものであり、スペーサリング部42bがキャップ本体Bと一体に回転することを保証している。
なお、スペーサリング部42bの上部に設けられた薄肉連結片41b,および他の上部突起44bについては第1実施例と格別変わるところはない。
また、蓋係合部38bは、本実施例では環状上壁30bの周縁部に外方に突出して設けられ、封緘板43bには第1実施例のような連結柱部48は設けられていない。
その他の構成は、第1実施例と同じである。
次に、本実施例の使用態様と作用効果について、セット状態の抜栓キャップからキャップ本体Bbを回転してねじ込んでいく様子を示す図12、および隔壁11bの切断が終了した状態を示す図13を参照しながら説明する。
図12(a)は封緘部材Fbを除去した直後の抜栓キャップ、すなわちセット状態における中栓Abとキャップ本体Bbの位置関係を示した下面図であり、刃部60の最下端部62は周方向で厚肉リブ67よりめねじ34b解放側のQ−N1線上にあって、その高さは薄肉弱化部13bよりわずかに上方にある。
この図では、ヒンジDbとの位置関係がわかりやすいように、一部省略した上蓋Cbを開蓋した状態で記載している。
図12(a)の状態からキャップ本体Bbを回転してねじ込んでいくと(図中、矢印Mがキャップ本体Bbの回転方向)、セット状態における刃部60の最下端部62と薄肉弱化部13bとの間隔は小さく設定されているので、わずかな角度の回転で最下端部62が薄肉弱化部13bに当接するようになる。
図12(b)には、刃部60の最下端部62が薄肉弱化部13bに当たり始めるときの周方向位置がQ−N2線で示され、この時点では、まだ厚肉リブ67よりめねじ34bの解放側にある。
抜栓キャップは合成樹脂などの若干の弾性を有する部材からなるので、刃部60が薄肉弱化部13bに当たり始めても薄肉弱化部13bが変形して直ぐには切断されず、回転につれて最下端部62がさらに降下していく。
さらにわずかな回転によって最下端部62は厚肉リブ67上に当接するようになるが、厚肉リブ67が肉厚なため、ここでも切断するには至らず、次第に降下量を大きくしていく最下端部62は、厚肉リブ67を通過した直後のQ−G線上の薄肉弱化部13bにおいて切断を開始する。
その後、キャップ本体Bbの回転にともなって薄肉弱化部13bの切断が進んでいくが、刃部60の刃先の周方向の傾斜角度はめねじ34bのリード角よりも大きいので、厚肉リブ67が切断されることはない。
最下端部62が肉盛り部65のある円弧範囲に接近するところまで回転が進むと、大きく降下した切断リング33bの押折部61が薄肉弱化部13bの高さ位置よりも下方に突き出すようになり、肉盛り部65の傾斜面66に当接するようになる。
さらにキャップ本体Bbが回転して、シール突条25bが中栓Abの天面26に当接すると、キャップ本体Bbのそれ以上の下降が阻止される。
このとき、図13に示すように、刃部60の最下端部62は、肉盛り部65の円弧範囲にわずかに食い込むQ−N3線上の位置まで進んでおり、この状態で肉盛り部65の周方向中心位置とヒンジDbの中心位置とが一致するようになっている。
肉盛り部65の周方向中心位置とヒンジDbの中心位置とを一致させるには、セット状態におけるシール突条25bと天面26との間隔を、めねじ34bの回転量に見合って設定すればよい。
したがって、この状態では、肉盛り部65の周方向中心線と最下端部62の周方向位置を示すQ−N3線とは、角度βをなすことになる。
図13に示す切断完了状態では、刃部60の最下端部62の切断完了位置Q−N3と切断開始位置Q−G(厚肉リブ67のねじ締め込み方向側端部位置)との間の円弧範囲が切り残し部58bとなり、押折部61が、肉盛り部65の傾斜面66を押圧して隔壁11bの開口予定部12bを内筒7bの内周面に沿って湾曲させながら折り下げている。
このように、切断開始位置と切断完了位置とをヒンジDbの位置に対応して設定したから、開口予定部12bを切り残し部58bで連設し、しかもヒンジDb側で内筒7bの内周面に沿わせることによって、内容物を注出する際に、開口予定部12bが邪魔をすることなく円滑に注出することができる。
その他の作用効果は、第1実施例と同様である。
本発明の抜栓キャップは、キャップ本体をねじ込むだけで開封することができ、プルリング等の開封手段よりも開封が容易であるから、使用時まで高い密閉性を要する内容物を収納する容器の開封手段を具えるキャップとして広く利用することができ、とくに手指の力が弱いお年寄りや子供向けの容器の抜栓キャップとして好適に利用できる。
A Ab 中栓
B Bb キャップ本体
C Cb 上蓋
D Db ヒンジ
E Eb 容器本体
F Fb 封緘部材
Q 軸心
s sb 注出口
1 1b 口部
2 2b 係合突条
3 3b ネックリング
4 4b 容器天面
5 5b 環状基壁
6 6b 嵌合筒部
7 7b 内筒
8 8b 外筒
9 9b おねじ
10 10b 立筒壁部
11 11b 隔壁
12 12b 開口予定部
13 13b 薄肉弱化部
15 15b 縮径突条
16 16b 横薄肉部
17 17b 縦薄肉部
18 18b 帯状部
20 20b 凹部
21 21b 間隙
22 22b 把持部
23 23b 結合部
24 24b 外筒基部
25 25b シール突条
26 26b 天面
30 30b 環状上壁
31 31b 注出筒
32 刃部
32a 押折刃部
33 33b 切断リング
34 34b めねじ
35 35b 側周壁
36 最下端部
37 最上端部
38 38b 蓋係合部
39 下部突起
41 41b 薄肉連結片
42 42b スペーサリング部
43 43b 封緘板
44 44b 上部突起
45 45b 水抜き溝
46 46b 引き裂き部
47 47b フック状係合部
48 連結柱部
49 49b 凹設段部
51 51b 頂壁
52 52b 外周壁
53 53b 縮径係合部
54 54b 縦リブ
55 55b つまみ部
56 56b 突条
57 57b 密封筒
58 58b 切り残し部
60 刃部
61 押折部
62 最下端部
63 最上端部
65 肉盛り部
66 傾斜面
67 厚肉リブ
70 係合突起
71 係合凹部

Claims (15)

  1. 容器の口部に装着される中栓と、中栓に螺着され注出口を有するキャップ本体と、キャップ本体に被嵌され注出口を塞ぐ上蓋とからなり、
    中栓は、環状基壁と、環状基壁の内周側に垂設される内筒および外周側に垂設される外筒からなる嵌合筒部と、環状基壁の上部に立設され、外周面におねじを形成した立筒壁部と、内筒または立筒壁部の内周に連設され容器内を密閉する隔壁とからなり、
    キャップ本体は、注出口を開口する環状上壁と、環状上壁から垂設され中栓の立筒壁部内周に挿入可能で先端に刃部を具えた切断リングと、環状上壁から垂設され内周に立筒壁部のおねじと螺合するめねじを形成した側周壁と、側周壁に分離可能に連設された封緘部材とを具え、
    封緘部材は、側周壁の下端部に配設され中栓の環状基壁に当接するスペーサリング部と、スペーサリング部に連設するとともに上蓋と係合して閉蓋状態を維持する封緘板とを具えていることを特徴とする抜栓キャップ。
  2. スペーサリング部の上部には、側周壁の下端部と分離可能に連設する薄肉の連結片と、側周壁の下端面と微小間隙を隔てて形成された上部突起とを周方向複数箇所に設け、封緘板の連設部位に隣接するスペーサリング部の周方向1箇所には、上下方向に切欠き溝を形成した分離可能な薄肉の引き裂き部を設けたことを特徴とする請求項1記載の抜栓キャップ。
  3. 側周壁の下端部には、スペーサリング部の上部突起に隣接して下方に突出する下部突起を少なくとも1つ設け、該下部突起の締め付け方向側に上部突起が隣接配置されるようにしたことを特徴とする請求項2記載の抜栓キャップ。
  4. 側周壁の下端部には、スペーサリング部の上部に設けられた係合突起にわずかな遊びをもって嵌合する少なくとも1つの係合凹部が設けられていることを特徴とする請求項2記載の抜栓キャップ。
  5. スペーサリング部の下端には、周方向複数箇所に径方向に切り欠いた所定高さの水抜き溝が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の抜栓キャップ。
  6. 隔壁には、切断リングによって破断されて開口する開口予定部を画成する薄肉弱化部が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の抜栓キャップ。
  7. 切断リングの刃部の刃先は、径方向で互いに対向する最下端部と最上端部とを有して傾斜しており、最上端部付近の刃先は、平面視で薄肉弱化部よりもやや内側に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の抜栓キャップ。
  8. 切断リングの下端は、最下端部からめねじの解放方向側に向かって最上端部まで所定範囲にわたって設けられた刃部と、少なくとも刃部の最上端部より高く刃を形成していない下端が設けられた押折部とからなり、刃部の刃先の周方向の傾きは、おねじとめねじのリード角より大きく設定されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の抜栓キャップ。
  9. 切断リングが隔壁の切断を開始する軸方向位置から、切断開始後にキャップ本体のねじ込みを規制してそれ以上の下降を阻止する規制部によって切断を終了する軸方向位置まで下降する距離は、中栓とキャップ本体のねじのピッチより小さく、隔壁に所定範囲の切り残し部を設けるようにしたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の抜栓キャップ。
  10. 切断開始後にキャップ本体のねじ込みを規制する規制部は、中栓上端の天面とキャップ本体の環状上壁の下面とから構成されることを特徴とする請求項9記載の抜栓キャップ。
  11. 上蓋は、ヒンジを介してキャップ本体に連設されており、切り残し部がヒンジ側に形成されるようにキャップ本体のねじ込みを規制する規制部を設定することを特徴とする請求項9または10記載の抜栓キャップ。
  12. 隔壁の薄肉弱化部のヒンジ側には、ヒンジの中心よりめねじの締め付け方向に寄った周方向位置に厚肉リブを設けたことを特徴とする請求項11に記載の抜栓キャップ。
  13. 隔壁の開口予定部には、切り残し部に略一致する周方向範囲の薄肉弱化部に隣接する部位に、肉盛り部を設けたことを特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載の抜栓キャップ。
  14. 封緘板は、スペーサリング部の外周面に連設するとともに側周壁に沿って立ち上がって上部にフック状の係合部が設けられ、該係合部が上蓋のヒンジと反対側に設けられたつまみ部に係合して閉蓋状態を維持することを特徴とする請求項11〜13のいずれかに記載の抜栓キャップ。
  15. 中栓の外筒内周に設けられ、容器の口部に係合する縮径突条の周方向1箇所に、縦方向に溝が切り欠かれた縦薄肉部が形成され、該縦薄肉部は、縮径突条より上方で外筒外周から周方向に切り欠かれた溝によって形成された横薄肉部に連続しており、縦薄肉部を起点として横薄肉部16より下方に少なくとも半周以上にわたって形成された帯状部が、これら縦薄肉部および横薄肉部により外筒から分離可能に形成されていることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の抜栓キャップ。
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