JP2003146354A - バージンプルーフキャップ装置 - Google Patents

バージンプルーフキャップ装置

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JP2003146354A
JP2003146354A JP2001349545A JP2001349545A JP2003146354A JP 2003146354 A JP2003146354 A JP 2003146354A JP 2001349545 A JP2001349545 A JP 2001349545A JP 2001349545 A JP2001349545 A JP 2001349545A JP 2003146354 A JP2003146354 A JP 2003146354A
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JP
Japan
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virgin proof
virgin
cap device
opening
tamper
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JP2001349545A
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English (en)
Inventor
Kazuo Uejima
一夫 上島
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Shirouma Science Co Ltd
Original Assignee
Shirouma Science Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器首部に取り付けた開閉蓋体
を有するキャップ本体において、キャップ本体と開閉蓋
体との間のバージンプルーフ性と、キャップ本体と容器
首部との間のバージンプルーフ性を同時に付与するバー
ジンプルーフキャップ装置。 【解決手段】 開閉蓋体10を有するキャップ
本体1のスカート部にタンパーエビデントリング30を
設けると共に、開閉蓋体10とタンパーエビデントリン
グ30との間に、バージンプルーフ体20を設けてなる
バージンプルーフキャップ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開閉蓋付キャップ
が未開封であることを証明する機能を有するバージンプ
ルーフキャップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、容器首部に取り付けた開閉蓋体を
有するキャップ本体において、キャップ本体と開閉蓋体
との間にバージンプルーフ体を分離可能に設けて、バー
ジンプルーフ体を除去しないと開閉蓋体を開くことがで
きないようにして、キャップ本体と開閉蓋体との間のバ
ージンプルーフ性を付与するバージンプルーフキャップ
装置、又は、キャップ本体のスカート部にタンパーエビ
デントリングを離脱可能に設けて、タンパーエビデント
リングを離脱しないと容器首部からキャップ本体を離脱
することができないようにして、キャップ本体と容器首
部との間のバージンプルーフ性を付与するバージンプル
ーフキャップ装置は個々に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、容器首部に
取り付けた開閉蓋体を有するキャップ本体において、キ
ャップ本体と開閉蓋体との間のバージンプルーフ性と、
キャップ本体と容器首部との間のバージンプルーフ性を
同時に付与するバージンプルーフキャップ装置を提供し
ようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、請求
項1に記載のように、開閉蓋体を有するキャップ本体の
スカート部にタンパーエビデントリングを設けると共
に、開閉蓋体とタンパーエビデントリングとの間に、バ
ージンプルーフ体を設けてなるバージンプルーフキャッ
プ装置を提供するものである。
【0005】本発明によれば、容器首部に取り付けた開
閉蓋体を有するキャップ本体において、バージンプルー
フ体を除去しないと開閉蓋体を開くことができないと共
に、容器首部からキャップ本体を離脱しようとすると、
タンパーエビデントリングと同時にバージンプルーフ体
も離脱することとなり、キャップ本体と開閉蓋体との間
のバージンプルーフ性と、キャップ本体と容器首部との
間のバージンプルーフ性を同時に付与することができ
る。
【0006】また、本発明は、請求項2に記載のよう
に、請求項1に記載のバージンプルーフキャップ装置に
おいて、バージンプルーフ体を幅広連結部を介して開閉
蓋体に連結してなるバージンプルーフキャップ装置を提
供するものである。本発明によれば、基端部をタンパー
エビデントリングに連結したバージンプルーフ体を幅広
連結部を介して開閉蓋体に連結することにより、バージ
ンプルーフ体と開閉蓋体との連結状態を明確に標示し、
バージンプルーフ体が開閉蓋体から分離しているか否か
を明示することができる。
【0007】また、本発明は、請求項3に記載のよう
に、請求項1又は2に記載のバージンプルーフキャップ
装置において、バージンプルーフ体を開閉蓋体に離脱容
易に設けてなるバージンプルーフキャップ装置を提供す
るものである。本発明によれば、開閉蓋体又はタンパー
エビデントリングを取り外す際に、開閉蓋体からバージ
ンプルーフ体が容易に分離して、開閉蓋体の開封後の使
用を容易にすると共に、開閉蓋体又はタンパーエビデン
トリングのバージンプルーフ性が失われていることが容
易に判ることとなる。
【0008】また、本発明は、請求項4に記載のよう
に、請求項1、2又は3に記載のバージンプルーフキャ
ップ装置において、バージンプルーフ体の少なくとも一
部をタンパーエビデントリングに離脱容易に設けてなる
バージンプルーフキャップ装置を提供するものである。
本発明によれば、開閉蓋体又はタンパーエビデントリン
グを取り外す際に、タンパーエビデントリングからバー
ジンプルーフ体が容易に分離して、開閉蓋体又はタンパ
ーエビデントリングのバージンプルーフ性が失われてい
ることが容易に判ることとなる。
【0009】また、本発明は、請求項5に記載のよう
に、請求項1乃至4のいずれかに記載のバージンプルー
フキャップ装置において、タンパーエビデントリングに
バージンプルーフ体を複数個所の連結部において連結し
てなるバージンプルーフキャップ装置を提供するもので
ある。本発明によれば、タンパーエビデントリングに複
数個のバージンプルーフ体を連結したり、開閉蓋体の上
部を通したテープ状又は網状のバージンプルーフ体の下
端部をタンパーエビデントリングに複数個所の連結部に
おいて連結することができる。
【0010】また、本発明は、請求項6に記載のよう
に、請求項5に記載のバージンプルーフキャップ装置に
おいて、少なくとも1個のバージンプルーフ体を、蓋体
を間に介して、2個所以上の連結部でタンパーエビデン
トリングに連結してなるバージンプルーフキャップ装置
を提供するものである。本発明によれば、1個のバージ
ンプルーフ体によって、開閉蓋体を開かないようにタン
パーエビデントリングに連結することができる。
【0011】また、本発明は、請求項7に記載のよう
に、請求項1乃至6のいずれかに記載のバージンプルー
フキャップ装置において、開閉蓋体とバージンプルーフ
体との接合部、又は、キャップ本体とタンパーエビデン
トリングとの接合部に、互いに離脱可能に嵌合する凹部
と凸部とからなる凹凸接合部を設けてなるバージンプル
ーフキャップ装置を提供するものである。本発明によれ
ば、開閉蓋体とバージンプルーフ体、又は、キャップ本
体とタンパーエビデントリングを、接合部に設けた互い
に離脱可能に嵌合する凹凸接合部により確実に接合する
ことができる。
【0012】また、本発明は、請求項8に記載のよう
に、請求項7に記載のバージンプルーフキャップ装置に
おいて、スクリュウキャップ体からなるキャップ体とタ
ンパーエビデントリングとの凹凸接合部を、キャップ本
体のねじ込み方向においてタンパーエビデントリングと
一体に回転するように係合し、ねじ戻し方向には容易に
分離するように設けてなるバージンプルーフキャップ装
置を提供するものである。
【0013】本発明によれば、キャップ本体をねじ込み
方向に回転して容器首部に装着するとき、凹凸接合部に
よりタンパーエビデントリングと一体に回転するからタ
ンパーエビデントリングが離脱するのを防止することが
できる一方、キャップ本体をねじ戻し方向に回転して取
り外すときには、容易に分離してタンパーエビデントリ
ングが外れやすいようにすることができるから、キャッ
プ本体にタンパーエビデントリングを離脱容易に連結す
るブリッジ等をそれだけ弱く作ることができる。
【0014】また、本発明は、請求項9に記載のよう
に、請求項7又は8に記載のバージンプルーフキャップ
装置において、キャップ本体とタンパーエビデントリン
グとの凹凸接合部を、キャップ本体のスカート部の下縁
端部に設けてなるバージンプルーフキャップ装置を提供
するものである。本発明によれば、タンパーエビデント
リングをキャップ本体のスカート部の下に外径がキャッ
プ本体よりあまり大きくならないように設けることがで
きると共に、凹凸接合部がキャップ本体の外側面から突
出しないようにすることができる。
【0015】また、本発明は、請求項10に記載のよう
に、請求項1乃至9のいずれかに記載のバージンプルー
フキャップ装置において、開閉蓋体を有するキャップ本
体に、プラスチック製のバージンプルーフ体とタンパー
エビデントリングとを一体にインサート成形してなるバ
ージンプルーフキャップ装置を提供するものである。こ
こで、本発明において、「開閉蓋体を有するキャップ本
体に、プラスチック製のバージンプルーフ体とタンパー
エビデントリングとを一体にインサート成形してなる」
とは、予め成形した開閉蓋体を有するキャップ本体を、
キャップ本体に開閉蓋体を閉じて組み立てた状態で、イ
ンサート成形用のプラスチック射出成形金型に入れて
(インサートして)から後に、該金型内にバージンプル
ーフ体とタンパーエビデントリングになる樹脂を一気に
充填して、開閉蓋体を有するキャップ本体に、プラスチ
ック製のバージンプルーフ体とタンパーエビデントリン
グとを一体に成形してなることを意味する。
【0016】本発明によれば、先に成形してある開閉蓋
体を有するキャップ本体に対して、プラスチック製のバ
ージンプルーフ体とタンパーエビデントリングとを、同
じでも可能であるが、例えば、異なる素材でインサート
成形することができ、それによって、色を違えることな
どが容易にでき、開閉蓋体とバージンプルーフ体又はキ
ャップ本体とタンパーエビデントリングの外観を異にす
ることにより、開閉蓋体とキャップ本体からバージンプ
ルーフ体やタンパーエビデントリングが離脱している状
況を明確に認識することができるようにすることができ
る。
【0017】また、インサート成形により、開閉蓋体と
バージンプルーフ体、又はキャップ本体とタンパーエビ
デントリングとの凹凸接合部等を分離可能に容易に連結
することができるから、両者間に従来設けていた連結ブ
リッジに代わる連結手段を容易に採用することができ
る。また、インサート成形により、キャップスカート部
に対してタンパーエビデントリングを外側に突出するこ
となくほぼ同一外形に構成することができる等、設計の
自由度を増大させることができる。
【0018】また、本発明は、請求項11に記載のよう
に、請求項10に記載のバージンプルーフキャップ装置
において、開閉蓋体を有するキャップ本体にインサート
用連結部を設けて、プラスチック製のバージンプルーフ
体とタンパーエビデントリングを一体にインサート成形
してなるバージンプルーフキャップ装置を提供するもの
である。本発明によれば、キャップ成形時に、予め開閉
蓋体やキャップスカート部にインサート用連結部を設け
ておくことにより、このインサート用連結部の周囲に、
インサート成形時にバージンプルーフ体又はタンパーエ
ビデントリングとなる樹脂の一部が充填されて、インサ
ート成形連結部として分離可能に成形され、開閉蓋体と
バージンプルーフ体又はキャップ本体とタンパーエビデ
ントリングとを離脱可能に容易に連結することができ
る。
【0019】また、本発明は、請求項12に記載のよう
に、請求項11に記載のバージンプルーフキャップ装置
において、インサート用連結部を凹部として設けて、プ
ラスチック製のバージンプルーフ体とタンパーエビデン
トリングを一体にインサート成形してなるバージンプル
ーフキャップ装置を提供するものである。本発明によれ
ば、開閉蓋体やキャップ本体に設けたインサート用連結
部が凹部からなるから、キャップからインサート用連結
部が突出することがないから、インサート成形前やタン
パーエビデントリング離脱後のキャップの取り扱いが突
起がないから便利であると共に、このインサート連結部
の凹部内に、インサート成形時にバージンプルーフ体や
タンパーエビデントリングとなる樹脂の一部が一気に充
填されて、インサート成形連結部として分離可能に嵌合
した形で成形され、開閉蓋体とバージンプルーフ体又は
キャップ本体とタンパーエビデントリングとを離脱可能
に容易に連結することができる。
【0020】また、本発明は、請求項13に記載のよう
に、請求項7乃至12のいずれかに記載のバージンプル
ーフキャップ装置において、凹凸接合部をインサート用
連結部に溶融樹脂をインサート成形することによって構
成してなるバージンプルーフキャップ装置を提供するも
のである。本発明によれば、インサート用連結部が凸部
或いは凹部のいずれからなる凹凸接合部として、インサ
ート成形によって容易に分離可能に接合されることとな
る。
【0021】また、本発明は、請求項14に記載のよう
に、請求項7乃至13のいずれかに記載のバージンプル
ーフキャップ装置において、開閉蓋体とバージンプルー
フ体との凹凸接合部が、開閉蓋体に設けた突起部をイン
サート成形時にバージンプルーフ体となる溶融樹脂の一
部が抱き込んで凹凸接合部を構成してなるバージンプル
ーフキャップ装置を提供するものである。本発明によれ
ば、開閉蓋体に設けた突起部をインサート成形時にバー
ジンプルーフ体となる溶融樹脂の一部が抱き込んで、凹
凸接合部を容易に形成することができる。
【0022】また、本発明は、請求項15に記載のよう
に、請求項14に記載のバージンプルーフキャップ装置
において、開閉蓋体に突起部を引き千切り容易に設けて
なるバージンプルーフキャップ装置を提供するものであ
る。本発明によれば、開閉蓋体を開けようとするとき
に、突起部が千切れてバージンプルーフ体を開閉蓋体か
ら簡単に分離するようにすることができる。
【0023】また、本発明は、請求項16に記載のよう
に、請求項7乃至15に記載のバージンプルーフキャッ
プ装置の製法において、プラスチック製の開閉蓋体付キ
ャップ本体に、開閉蓋体及びキャップ本体とは異なるプ
ラスチック材料からなるバージンプルーフ体とタンパー
エビデントリングをインサート成形してなるバージンプ
ルーフキャップ装置を提供するものである。本発明によ
れば、プラスチック製の開閉蓋体付のキャップ本体に、
インサート成形により、異なるプラスチック材料からな
るバージンプルーフ体やタンパーエビデントリングを分
離可能に一体成形するから、例えば、キャップと色の異
なるタンパーエビデントリングを容易に成形することが
できのみならず、異なるプラスチック材料からなるから
キャップとタンパーエビデントリングが溶着し難くな
り、容易に分離可能に一体成形することができる。
【0024】また、本発明は、請求項17に記載のよう
に、請求項1乃至16のいずれかに記載のバージンプル
ーフキャップ装置において、容器首部からタンパーエビ
デントリングを離脱容易に設けてなるバージンプルーフ
キャップ装置を提供するものである。本発明によれば、
タンパーエビデントリングを容器首部から容易に離脱し
て、容器にキャップ本体を装着して使用することができ
ると共に、タンパーエビデントリングをガラス容器等か
ら容易に分別破棄処理することができる。
【0025】また、本発明は、請求項18に記載のよう
に、請求項1乃至17のいずれかに記載のバージンプル
ーフキャップ装置において、タンパーエビデントリング
に、容器のねじ戻し止め部にねじ込み方向から当接して
撓み、ねじ戻し方向から当接して掛止するねじ戻し阻止
片を設けてなるバージンプルーフキャップ装置を提供す
るものである。本発明によれば、キャップ本体ねじ込み
装着時に、タンパーエビデントリングのねじ戻し阻止片
が容器のねじ戻し止め部に当接するときは、撓んで軽快
に通過してねじ込みを容易にすると共に、タンパーエビ
デントリングの離脱を防止する一方、キャップ本体をね
じ戻して取り外すときには、ねじ戻し阻止片がねじ戻し
止め部に当接して掛止し、タンパーエビデントリングの
ねじ戻しを阻止し、キャップ本体から離脱することとな
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下図示する実施例により本発明
の実施の形態を説明する。図の実施例において、1は開
閉蓋体10を有するキャップ本体で、この場合、開閉蓋
体10はヒンジ11により図1又は図4に記載の開放位
置と、図2又は図5に記載の閉鎖位置との間でキャップ
本体1の天板部2にワンタッチで開閉するように構成し
てある。上記実施例の場合、キャップ本体1の天板部2
には多数の振出孔3が設けてあり、これに開閉蓋体10
の対応した閉鎖突起12が嵌着して閉鎖するように構成
してある。
【0027】13はヒンジ11に設けたワンタッチばね
板で、屈曲方向へのばね弾力を付与してあり、図1又は
図4に記載の開放位置と、図2又は図5に記載の閉鎖位
置との中間の中立位置を境に、いずれか一方に開閉蓋体
10を引き寄せて、いずれか一方の位置にワンタッチで
開閉蓋体10を移動し、その位置で停止状態に維持する
ように構成してある。
【0028】開閉蓋体10はヒンジ11の反対側に開放
用鍔部14を一体に具備し、図2又は図5に記載のよう
に、閉鎖状態においてキャップ本体1の凹面部4に相対
するように構成してある。20はタンパーエビデントリ
ング30に一体に設けたバージンプルーフ体で、図1乃
至図3の実施例では、先端部に開閉蓋体10に連結すべ
き幅広連結部21を具備しており、図4及び図5に記載
の実施例では、開閉蓋体10を中間に掛け渡してタンパ
ーエビデントリング30に両端を連結したテープ状の構
成を有する。
【0029】図1乃至図3の実施例では、幅広連結部2
1を開閉蓋体10に連結すべく、開閉蓋体10にはイン
サート用連結部15が設けてあり、図示の実施例では、
インサート用連結部15は開閉蓋体10の側面にあって
インサート成形時に充填されるバージンプルーフ体20
の溶融樹脂との間で凹凸接合部を構成する突起16とガ
イド溝17が設けてある。突起16は千切れ易いように
根本が細く成形されており、開閉蓋体10を開く時に根
本から折れて、バージンプルーフ体20が外れて、開封
が証明されることとなる。
【0030】また、図4及び図5に記載の実施例では、
バージンプルーフ体20となる溶融樹脂を流動させ確実
にインサート成形して掛け渡すためのガイド溝18が開
閉蓋体10に設けてある。また、キャップ本体1の側面
には、同様にバージンプルーフ体20をインサート成形
してタンパーエビデントリング30をキャップ本体1に
組付けるガイド溝5が適宜に設けてある。また、開閉蓋
体10を有するキャップ本体1は予めプラスチックの射
出成形等により一体に成形され、開閉蓋体10を閉じた
状態のキャップ本体1を金型内に収容して、バージンプ
ルーフ体20とタンパーエビデントリング30とをプラ
スチック射出成形等によりインサート成形して一体に組
付接合するように構成してある。
【0031】なお、この場合、開閉蓋体10とキャップ
本体1との一次成形において、冷却により収縮がほぼ終
了し、表面が冷却した状態において、二次成形としてバ
ージンプルーフ体20とタンパーエビデントリング30
とをインサート成形することにより、開閉蓋体10とキ
ャップ本体1の表面温度と、インサート成形されるバー
ジンプルーフ体20とタンパーエビデントリング30と
の温度差により、同一樹脂によりインサート成形したと
しても、組付接合部での溶着性が失われて、バージンプ
ルーフ体20とタンパーエビデントリング30の分離性
が確保されることとなる。
【0032】また、バージンプルーフ体10は、冷却時
の収縮により、開閉蓋体10を弾性的に強く拘束するこ
とができる。また、一次成形される開閉蓋体10とキャ
ップ本体1と、二次成形されるバージンプルーフ体20
とタンパーエビデントリング30の樹脂の種類を変える
ことにより、接合部での溶着性を防止し、色合いを変え
たり、成形性を向上させたり、分離処理性を向上させた
りすることができることは勿論である。
【0033】キャップ本体とタンパーエビデントリング
との直接接合部には、互いに離脱可能に嵌合する凹部と
凸部とからなる凹凸接合部6、31が設けてあり、図示
の実施例では、予め成形されるキャップ本体1のスカー
ト部の下縁端部に凹部接合部6が等間隔に多数個設けて
あり、これにインサート成形時に流入する樹脂がタンパ
ーエビデントリング30の接合部として凸部接合部31
を形成し嵌合するように構成してある。なお、凹凸接合
部6,31はいずれか一方が凹部で、他方が凸部であれ
ば良いが、容器使用時に破棄処分するタンパーエビデン
トリング30側が凸部で、使用するキャップ本体1側が
凹部の方が、外観も良く、使用上も引き掛かったりせず
好ましい。
【0034】また、本発明の凹凸接合部6,31は、図
6に記載のように、凸部接合部31をキャップ本体1の
容器首部へのねじ込み方向においてタンパーエビデント
リング30と一体に回転するように、ねじ込み方向に面
してストッパ面32を具備する一方、ねじ戻し方向には
容易に分離するように、ねじ戻し方向にテーパー面33
を具備しており、図では省略したが、キャップ本体1の
凹部接合部6は、凸部接合部31のストッパ面32とテ
ーパー面33に対応して当接する凹溝が設けてある。
【0035】前述のごとく、バージンプルーフ体20及
びタンパーエビデントリング30の素材は、キャップ1
及び開閉蓋体10と同じ樹脂、例えば、ポリプロピレン
であってもよいが、同一樹脂の場合は、成形時に接合部
や連結部に溶着を起こし易く、分離困難になる可能性が
あるから、接合部及び連結部を浅く小さくする必要が生
じる場合がある。
【0036】従って、キャップ側がポリプロピレンの場
合には、タンパーエビデントリング側はポリエチレンに
する等のように、異なる樹脂を使用して溶着を防止し、
きれいに分離することができるようにすることが好まし
い。なお、例えば、インサート用凹凸接合部6、31の
形状、連結深さ、設置個所、設置数等は、キャップ又は
タンパーエビデントリング10の素材等をも考慮して、
通常の技術手段により適宜に実験して選択することが可
能である。
【0037】また、本発明によれば、図1、図4又は図
6に記載のように、タンパーエビデントリング30の内
周面には、複数個所に弾性変形可能な突起からなるねじ
戻し阻止片34が等間隔に設けてある。ねじ戻し阻止片
34は、図7乃至図9に記載のように、容器40の容器
首部41にタンパーエビデントリング30を有するキャ
ップ本体1をねじ込むとき、容器首部41のねじ戻し止
め部43とねじ込み方向から円滑面35が当接して撓
み、ねじ戻し方向からストッパ先端部36が当接して掛
け止めするように設けてある。
【0038】即ち、タンパーエビデントリング部30に
は、ねじ戻し阻止片34の基部37が固定され、先端部
36側が弾性変形して撓むように突出して設けてあり、
その突出方向はねじ戻し阻止片34の中間部が容器首部
41のねじ戻し止め部43に対してねじ込み方向におい
て基部37側から当接し、ねじ戻し方向において先端部
36が当接するように設けてある。
【0039】従って、キャップねじ込み装着時に、ネジ
戻し阻止片34の中間部の円滑面35がねじ戻し止め部
43と当接して弾性変形して撓み、容易に逃げるから、
図8に記載のように、キャップ本体1を容器首部41に
軽快に装着することができる。このとき、前述の凸部接
合部31のストッパ面32がキャップ本体1の凹部接合
部6と当接して、キャップ本体1の容器首部41へのね
じ込み方向においてタンパーエビデントリング30と一
体に回転することとなる。
【0040】また、逆に、キャップねじ戻し時には、ね
じ戻し阻止片34のストッパ先端部36がねじ戻し止め
部43に当接して支え棒のように掛け止めして、タンパ
ーエビデントリング30のネジ戻し方向の回転を阻止
し、このとき前述の凸部接合部31のテーパー面33が
キャップ本体1の凹部接合部6と当接して、タンパーエ
ビデントリング30に分離する方向の力が作用し、図9
に記載のように、タンパーエビデントリング30を容器
首部21に残してキャップ本体1のみをねじ戻して離脱
して取り外すことができる。
【0041】そして、図7乃至図9に記載のように、キ
ャップ本体1をねじ込み方向に回転して容器首部41に
装着するとき、雌ねじ部7が雄ねじ部42に螺合して、
凹凸接合部6,31によりタンパーエビデントリング3
0と一体に回転するからタンパーエビデントリング30
が離脱するのを防止することができる一方、キャップ本
体1をねじ戻し方向に回転して取り外すときには、容易
に分離してタンパーエビデントリング30が外れやすい
ようにすることができるから、キャップ本体1にタンパ
ーエビデントリング30を離脱容易に連結することがで
き、特にブリッジ等を設ける必要が無く、また、接合部
にスポット溶接等によりブリッジ部を設けたとしてもそ
れだけ弱い目立たない形で設けることができる。
【0042】図示の実施例の場合、離脱したタンパーエ
ビデントリング30は容器肩部44まで落下して、その
ままキャップ本体1を再度閉めたときには、キャップ本
体1とタンパーエビデントリング30との間に隙間が生
じ、タンパーエビデントリング30の離脱状態が明確に
判るように構成してある。なお、ねじ戻し阻止片34は
図示の実施例のように、弓形にしてねじ込み時にねじ戻
し止め部43と円滑に接触し撓みやすく形成することが
好ましい。
【0043】また、ねじ戻し阻止片34はキャップスカ
ート部の下端縁部の内円周内に収まるように設けてあ
り、図7及び図8に記載のように、キャップ本体1を容
器首部41に装着するときに、キャップスカート部と外
形がほとんど変わらない小型のタンパーエビデントリン
グ30が雄ねじ部42等に当接することなく円滑に装着
するように構成することができると共に、図9のキャッ
プ本体1を容器首部41から取り外した後に、タンパー
エビデントリング30を容易に容器首部41から取り外
して分別破棄処理することができる。なお、図6又は図
7において、凹凸接合部6,31を矢標Aで示し、ねじ
戻し阻止片34を矢標Bで示し、ねじ戻し止め部43を
矢標Cで示してある。また、実施例のワンタッチ式の開
閉蓋体10の構成に代えて、キャップ本体1の天板部2
を覆うねじ式の開閉蓋体であっても良いことは勿論であ
る。
【0044】上記の実施例の構成において、図1又は図
4に記載のように、開閉蓋体10を有するキャップ本体
1と、バージンプルーフ体20を有するタンパーエビデ
ントリング30とは、それぞれプラスチック射出成形等
によりそれぞれ別個に成形してから、凹凸接合部が6,
31が合致すると共に、バージンプルーフ体20がキャ
ップ本体1及び開閉蓋体10の所定の組付位置に合致す
るように組付接合され、図1の実施例では、バージンプ
ルーフ体20の先端部21と開閉蓋体10のインサート
用連結部15とを接合時にスポット溶接成形するように
構成してあり、図4の実施例においては、バージンプル
ーフ体20とタンパーエビデントリング30との連結部
22において同時的にスポット溶接成形するように構成
してある。なお、図示のように連結部22は引き千切り
部として構成してある。
【0045】
【発明の効果】以上の通り、本発明に係るバージンプル
ーフキャップ装置によれば、請求項1に記載のように、
開閉蓋体を有するキャップ本体のスカート部にタンパー
エビデントリングを設けると共に、開閉蓋体とタンパー
エビデントリングとの間に、バージンプルーフ体を設け
てなる構成を有することにより、容器首部に取り付けた
開閉蓋体を有するキャップ本体において、バージンプル
ーフ体を除去しないと開閉蓋体を開くことができないと
共に、容器首部からキャップ本体を離脱しようとする
と、タンパーエビデントリングと同時にバージンプルー
フ体も離脱することとなり、キャップ本体と開閉蓋体と
の間のバージンプルーフ性と、キャップ本体と容器首部
との間のバージンプルーフ性を同時に獲得することがで
きる効果がある。
【0046】また、本発明は、請求項2に記載のよう
に、請求項1に記載のバージンプルーフキャップ装置に
おいて、バージンプルーフ体を幅広連結部を介して開閉
蓋体に連結してなる構成を有することにより、基端部を
タンパーエビデントリングに連結したバージンプルーフ
体を幅広連結部を介して開閉蓋体に連結することによ
り、バージンプルーフ体と開閉蓋体との連結状態を明確
に標示し、バージンプルーフ体が開閉蓋体から分離して
いるか否かを明示することができる効果がある。
【0047】また、本発明は、請求項3に記載のよう
に、請求項1又は2に記載のバージンプルーフキャップ
装置において、バージンプルーフ体を開閉蓋体に離脱容
易に設けてなる構成を有することにより、開閉蓋体又は
タンパーエビデントリングを取り外す際に、開閉蓋体か
らバージンプルーフ体が容易に分離して、開閉蓋体又は
タンパーエビデントリングのバージンプルーフ性が失わ
れていることが容易に判るようにすることができる効果
がある。
【0048】また、本発明は、請求項4に記載のよう
に、請求項1、2又は3に記載のバージンプルーフキャ
ップ装置において、バージンプルーフ体の少なくとも一
部をタンパーエビデントリングに離脱容易に設けてなる
構成を有することにより、開閉蓋体又はタンパーエビデ
ントリングを取り外す際に、タンパーエビデントリング
からバージンプルーフ体が容易に分離して、開閉蓋体又
はタンパーエビデントリングのバージンプルーフ性が失
われていることが容易に判ることとなる効果がある。
【0049】また、本発明は、請求項5に記載のよう
に、請求項1乃至4のいずれかに記載のバージンプルー
フキャップ装置において、タンパーエビデントリングに
バージンプルーフ体を複数個所の連結部において連結し
てなる構成を有することにより、タンパーエビデントリ
ングに複数個のバージンプルーフ体を連結したり、開閉
蓋体の上部を通したテープ状又は網状のバージンプルー
フ体の下端部をタンパーエビデントリングに複数個所の
連結部において連結することができる効果がある。
【0050】また、本発明は、請求項6に記載のよう
に、請求項5に記載のバージンプルーフキャップ装置に
おいて、少なくとも1個のバージンプルーフ体を、蓋体
を間に介して、2個所以上の連結部でタンパーエビデン
トリングに連結してなる構成を有することにより、少な
くとも1個のバージンプルーフ体の両端をタンパーエビ
デントリングに連結することにより、開閉蓋体を開かな
いように保持することができる効果がある。
【0051】また、本発明は、請求項7に記載のよう
に、請求項1乃至6のいずれかに記載のバージンプルー
フキャップ装置において、開閉蓋体とバージンプルーフ
体との接合部、又は、キャップ本体とタンパーエビデン
トリングとの接合部に、互いに離脱可能に嵌合する凹部
と凸部とからなる凹凸接合部を設けてなる構成を有する
ことにより、開閉蓋体とバージンプルーフ体、又は、キ
ャップ本体とタンパーエビデントリングを、接合部に設
けた互いに離脱可能に嵌合する凹凸接合部により確実に
接合することができる効果がある。
【0052】また、本発明は、請求項8に記載のよう
に、請求項7に記載のバージンプルーフキャップ装置に
おいて、スクリュウキャップ体からなるキャップ体とタ
ンパーエビデントリングとの凹凸接合部を、キャップ本
体のねじ込み方向においてタンパーエビデントリングと
一体に回転するように係合し、ねじ戻し方向には容易に
分離するように設けてなる構成を有することにより、キ
ャップ本体をねじ込み方向に回転して容器首部に装着す
るとき、凹凸接合部によりタンパーエビデントリングと
一体に回転するからタンパーエビデントリングが離脱す
るのを防止することができる一方、キャップ本体をねじ
戻し方向に回転して取り外すときには、容易に分離して
タンパーエビデントリングが外れやすいようにすること
ができ、キャップ本体にタンパーエビデントリングを離
脱容易に連結するブリッジ等をそれだけ弱く作ることが
でき、また、不要とすることができる効果がある。
【0053】また、本発明は、請求項9に記載のよう
に、請求項7又は8に記載のバージンプルーフキャップ
装置において、キャップ本体とタンパーエビデントリン
グとの凹凸接合部を、キャップ本体のスカート部の下縁
端部に設けてなる構成を有することにより、タンパーエ
ビデントリングをキャップ本体のスカート部の下に外径
がキャップ本体よりあまり大きくならないように設ける
ことができると共に、凹凸接合部がキャップ本体の外側
面から突出しないようにすることができる効果がある。
【0054】また、本発明は、請求項10に記載のよう
に、請求項1乃至9のいずれかに記載のバージンプルー
フキャップ装置において、開閉蓋体を有するキャップ本
体に、プラスチック製のバージンプルーフ体とタンパー
エビデントリングとを一体にインサート成形してなる構
成を有することにより、先に成形してある開閉蓋体を有
するキャップ本体に対して、プラスチック製のバージン
プルーフ体とタンパーエビデントリングとを異なる素材
でインサート成形することができ、例えば、色を違える
ことなどが容易にでき、開閉蓋体とバージンプルーフ体
又はキャップ本体とタンパーエビデントリングの外観を
異にすることにより、開閉蓋体とキャップ本体からバー
ジンプルーフ体やタンパーエビデントリングが離脱して
いる状況を明確に認識することができるようにすること
ができる効果がある。
【0055】また、インサート成形により、開閉蓋体と
バージンプルーフ体、又はキャップ本体とタンパーエビ
デントリングとの凹凸接合部等を分離可能に容易に連結
することができるから、両者間に従来設けていた連結ブ
リッジに代わる連結手段を容易に採用することができる
効果がある。また、インサート成形により、キャップス
カート部に対してタンパーエビデントリングを外側に突
出することなくほぼ同一外形に構成することができる
等、設計の自由度を増大させることができる効果があ
る。
【0056】また、本発明は、請求項11に記載のよう
に、請求項10に記載のバージンプルーフキャップ装置
において、開閉蓋体を有するキャップ本体にインサート
用連結部を設けて、プラスチック製のバージンプルーフ
体とタンパーエビデントリングを一体にインサート成形
してなる構成を有することにより、キャップ成形時に、
予め開閉蓋体やキャップスカート部にインサート用連結
部を設けておくことにより、このインサート用連結部の
周囲に、インサート成形時にバージンプルーフ体又はタ
ンパーエビデントリングとなる樹脂の一部が充填され
て、インサート成形連結部として分離可能に成形され、
開閉蓋体とバージンプルーフ体又はキャップ本体とタン
パーエビデントリングとを離脱可能に容易に連結するこ
とができる効果がある。
【0057】また、本発明は、請求項12に記載のよう
に、請求項11に記載のバージンプルーフキャップ装置
において、インサート用連結部を凹部として設けて、プ
ラスチック製のバージンプルーフ体とタンパーエビデン
トリングを一体にインサート成形してなる構成を有する
ことにより、開閉蓋体やキャップ本体に設けたインサー
ト用連結部が凹部からなるから、キャップからインサー
ト用連結部が突出することがないから、インサート成形
前やタンパーエビデントリング離脱後のキャップの取り
扱いが突起がないから便利であると共に、このインサー
ト連結部の凹部内に、インサート成形時にバージンプル
ーフ体やタンパーエビデントリングとなる樹脂の一部が
一気に充填されて、インサート成形連結部として分離可
能に嵌合した形で成形され、開閉蓋体とバージンプルー
フ体又はキャップ本体とタンパーエビデントリングとを
離脱可能に容易に連結することができる効果がある。
【0058】また、本発明は、請求項13に記載のよう
に、請求項7乃至12のいずれかに記載のバージンプル
ーフキャップ装置において、凹凸接合部をインサート用
連結部に溶融樹脂をインサート成形することによって構
成してなることにより、インサート用連結部が凸部或い
は凹部のいずれからなる凹凸接合部として、インサート
成形によって容易に分離可能に接合される効果がある。
【0059】また、本発明は、請求項14に記載のよう
に、請求項7乃至13のいずれかに記載のバージンプル
ーフキャップ装置において、開閉蓋体とバージンプルー
フ体との凹凸接合部が、開閉蓋体に設けた突起部をイン
サート成形時にバージンプルーフ体となる溶融樹脂の一
部が抱き込んで凹凸接合部を構成してなる構成を有する
ことにより、開閉蓋体に設けた突起部をインサート成形
時にバージンプルーフ体となる溶融樹脂の一部が抱き込
んで、凹凸接合部を容易に形成することができる効果が
ある。
【0060】また、本発明は、請求項15に記載のよう
に、請求項14に記載のバージンプルーフキャップ装置
において、開閉蓋体に突起部を引き千切り容易に設けて
なる構成を有することにより、開閉蓋体を開けようとす
るときに、突起部が千切れてバージンプルーフ体を開閉
蓋体から簡単に分離するようにすることができる効果が
ある。
【0061】また、本発明は、請求項16に記載のよう
に、請求項7乃至15に記載のバージンプルーフキャッ
プ装置の製法において、プラスチック製の開閉蓋体付キ
ャップ本体に、開閉蓋体及びキャップ本体とは異なるプ
ラスチック材料からなるバージンプルーフ体とタンパー
エビデントリングをインサート成形してなる構成を有す
ることにより、プラスチック製の開閉蓋体付のキャップ
本体に、インサート成形により、異なるプラスチック材
料からなるバージンプルーフ体やタンパーエビデントリ
ングを分離可能に一体成形するから、例えば、キャップ
と色の異なるタンパーエビデントリングを容易に成形す
ることができのみならず、異なるプラスチック材料から
なるからキャップとタンパーエビデントリングが溶着し
難くなり、容易に分離可能に一体成形することができる
効果がある。
【0062】また、本発明は、請求項17に記載のよう
に、請求項1乃至16のいずれかに記載のバージンプル
ーフキャップ装置において、容器首部からタンパーエビ
デントリングを離脱容易に設けてなる構成を有すること
により、タンパーエビデントリングを容器首部から容易
に離脱して、容器にキャップ本体を装着して使用するこ
とができると共に、タンパーエビデントリングをガラス
容器等から容易に分別破棄処理することができる効果が
ある。
【0063】また、本発明は、請求項18に記載のよう
に、請求項1乃至17のいずれかに記載のバージンプル
ーフキャップ装置において、タンパーエビデントリング
に、容器のねじ戻し止め部にねじ込み方向から当接して
撓み、ねじ戻し方向から当接して掛止するねじ戻し阻止
片を設けてなる構成を有することにより、自動機械等に
より容器首部にキャップ本体をねじ込み装着する時に、
タンパーエビデントリングのねじ戻し阻止片が容器のね
じ戻し止め部に当接する際に、撓んで軽快に通過してね
じ込みを容易にすると共に、タンパーエビデントリング
の離脱を防止する一方、キャップ本体をねじ戻して取り
外すときには、ねじ戻し阻止片がねじ戻し止め部に当接
して掛止し、タンパーエビデントリングのねじ戻しを阻
止し、キャップ本体から容易に離脱する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の概略分解斜視説明図。
【図2】 その実施例の概略側面説明図。
【図3】 図2のA−A’部分概略断面説明図。
【図4】 本発明の他の一実施例の概略分解斜視説明
図。
【図5】 その実施例の概略側面説明図。
【図6】 その実施例の要部の一部拡大斜視説明図。
【図7】 各実施例の要部の使用態様を説明する説明
図。
【図8】 各実施例の要部の他の使用態様を説明する
説明図。
【図9】 各実施例の要部の他の使用態様を説明する
説明図。
【符号の説明】
1 キャップ本体 2 天板部 3 振出孔 4 凹面部 5 ガイド溝 6 凹凸接合部 7 雌ねじ部 10 開閉蓋体 11 ヒンジ 12 閉鎖突起 13 ワンタッチばね板 14 開放用鍔部 15 連結部 16 突起 17 ガイド溝 18 ガイド溝 20 バージンプルーフ体 21 幅広連結部 22 連結部 30 タンパーエビデントリング 31 凹凸接合部 32 ストッパ面 33 テーパー面 34 ねじ戻し阻止片 35 円滑面 36 ストッパ先端部 37 基部 40 容器 41 容器首部 42 雄ねじ部 43 ねじ戻し止め部 44 容器肩部

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉蓋体を有するキャップ本体
    のスカート部にタンパーエビデントリングを設けると共
    に、開閉蓋体とタンパーエビデントリングとの間に、バ
    ージンプルーフ体を設けてなるバージンプルーフキャッ
    プ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のバージンプルー
    フキャップ装置において、バージンプルーフ体を幅広連
    結部を介して開閉蓋体に連結してなるバージンプルーフ
    キャップ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のバージン
    プルーフキャップ装置において、バージンプルーフ体を
    開閉蓋体に離脱容易に設けてなるバージンプルーフキャ
    ップ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3に記載のバー
    ジンプルーフキャップ装置において、バージンプルーフ
    体の少なくとも一部をタンパーエビデントリングに離脱
    容易に設けてなるバージンプルーフキャップ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記
    載のバージンプルーフキャップ装置において、タンパー
    エビデントリングにバージンプルーフ体を複数個所の連
    結部において連結してなるバージンプルーフキャップ装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のバージンプルー
    フキャップ装置において、少なくとも1個のバージンプ
    ルーフ体を、蓋体を間に介して、2個所以上の連結部で
    タンパーエビデントリングに連結してなるバージンプル
    ーフキャップ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載
    のバージンプルーフキャップ装置において、蓋体とバー
    ジンプルーフ体との接合部、又は、キャップ本体とタン
    パーエビデントリングとの接合部に、互いに離脱可能に
    嵌合する凹部と凸部とからなる凹凸接合部を設けてなる
    バージンプルーフキャップ装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のバージンプルー
    フキャップ装置において、スクリュウキャップ体からな
    るキャップ本体とタンパーエビデントリングとの凹凸接
    合部を、キャップ本体のねじ込み方向においてタンパー
    エビデントリングと一体に回転するように係合し、ねじ
    戻し方向には容易に分離するように設けてなるバージン
    プルーフキャップ装置。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8に記載のバージン
    プルーフキャップ装置において、キャップ本体とタンパ
    ーエビデントリングとの凹凸接合部を、キャップ本体の
    スカート部の下縁端部に設けてなるバージンプルーフキ
    ャップ装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれかに記
    載のバージンプルーフキャップ装置において、開閉蓋体
    を有するキャップ本体に、プラスチック製のバージンプ
    ルーフ体とタンパーエビデントリングとを一体にインサ
    ート成形してなるバージンプルーフキャップ装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のバージンプ
    ルーフキャップ装置において、開閉蓋体を有するキャッ
    プ本体にインサート用連結部を設けて、プラスチック製
    のバージンプルーフ体とタンパーエビデントリングを一
    体にインサート成形してなるバージンプルーフキャップ
    装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のバージンプ
    ルーフキャップ装置において、インサート用連結部を凹
    部として設けて、プラスチック製のバージンプルーフ体
    とタンパーエビデントリングを一体にインサート成形し
    てなるバージンプルーフキャップ装置。
  13. 【請求項13】 請求項7乃至12のいずれかに
    記載のバージンプルーフキャップ装置において、凹凸接
    合部をインサート用連結部に溶融樹脂をインサート成形
    することによって構成してなるバージンプルーフキャッ
    プ装置。
  14. 【請求項14】 請求項7乃至13のいずれかに
    記載のバージンプルーフキャップ装置において、蓋体と
    バージンプルーフ体との凹凸接合部が、開閉蓋体に設け
    た突起部をインサート成形時にバージンプルーフ体とな
    る溶融樹脂が抱き込んで凹凸接合部を構成してなるバー
    ジンプルーフキャップ装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のバージンプ
    ルーフキャップ装置において、開閉蓋体に突起部を引き
    千切り容易に設けてなるバージンプルーフキャップ装
    置。
  16. 【請求項16】 請求項7乃至15に記載のバー
    ジンプルーフキャップ装置の製法において、プラスチッ
    ク製の開閉蓋体付キャップ本体に、開閉蓋体及びキャッ
    プ本体とは異なるプラスチック材料からなるバージンプ
    ルーフ体とタンパーエビデントリングをインサート成形
    してなるバージンプルーフキャップ装置。
  17. 【請求項17】 請求項1乃至16のいずれか
    に記載のバージンプルーフキャップ装置において、容器
    首部からタンパーエビデントリングを離脱容易に設けて
    なるバージンプルーフキャップ装置。
  18. 【請求項18】 請求項1乃至17のいずれか
    に記載のバージンプルーフキャップ装置において、タン
    パーエビデントリングに容器のねじ戻し止め部にねじ込
    み方向から当接して撓み、ねじ戻し方向から当接して掛
    止するねじ戻し阻止片を設けてなるバージンプルーフキ
    ャップ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008056322A (ja) * 2006-09-01 2008-03-13 Key Tranding Co Ltd キャップ付き容器
JP2014061943A (ja) * 2012-08-31 2014-04-10 Yoshino Kogyosho Co Ltd 抜栓キャップ
JP2016188088A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 凸版印刷株式会社 液体用紙容器の口栓とそれを取り付けた液体用紙容器
JP7423386B2 (ja) 2020-03-31 2024-01-29 株式会社吉野工業所 ヒンジキャップ

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