JP6616123B2 - メークアップ化粧料 - Google Patents
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Description
本発明のメークアップ化粧料は、必須成分として、成分(a)フェニル基含有シリコーン処理板状粉体及び、成分(b)板状粉体の表面に平均粒子径が0.1〜5μmの酸化亜鉛が固着されている複合粉体を含有するものである。
また、凹凸への均一な付着性により優れる点から、フェニル基含有シリコーンの1種又は2種以上の混合物の30℃における粘度が10〜1000mPa・sであるものが好ましく、10〜500mPa・sのものが更に好ましい。
本発明の成分(a)に用いられる板状粉体は、特に限定されないが、平均粒子径1〜20μmのものが、滑らかな使用感、凹凸への均一な付着性、化粧持続性により優れる点から好ましく、更に1〜10μmのものがそれらの効果が特に顕著であるためより好ましい。
合成マイカ(PDM−10L/トピー工業社製)(平均粒子径:10μm)とジフェニルジメチコン(KF−54/信越化学工業社製)2質量部、イソプロピルアルコール20質量部とを混合し、プラネタリーミキサーで1時間混練後、イソプロピルアルコールを除去し、その後アトマイザーにて粉砕処理し、フェニル基含有シリコーン処理板状粉体を得た。
製造例2[フェニル基含有シリコーン処理板状粉体]
合成マイカ(ミクロマイカ MK−100/コープケミカル社製)(平均粒子径:5μm)とジフェニルシロキシフェニルトリメチコンン(シリコン KF−56/東レ・ダウコーニング社製)2質量部、イソプロピルアルコール20質量部とを混合し、プラネタリーミキサーで1時間混練後、イソプロピルアルコールを除去し、その後アトマイザーにて粉砕処理し、フェニル基含有シリコーン処理板状粉体を得た。
製造例3[フェニル基含有シリコーン処理板状粉体]
合成マイカ(ミクロマイカ MK−200/コープケミカル社製)(平均粒子径:7μm)とフェニルトリメチコン(SH−556/東レ・ダウコーニング社製)2質量部、イソプロピルアルコール20質量部とを混合し、プラネタリーミキサーで1時間混練後、イソプロピルアルコールを除去し、その後アトマイザーにて粉砕処理し、フェニル基含有シリコーン処理板状粉体を得た。
製造例4[シリコーン処理板状粉体]
合成マイカ(PDM−10L/トピー工業社製)(平均粒子径:10μm)とジメチコン(SH200C FLUID 6CS/東レ・ダウコーニング社製)2質量部、イソプロピルアルコール20質量部とを混合し、プラネタリーミキサーで1時間混練後、イソプロピルアルコールを除去し、その後アトマイザーにて粉砕処理し、シリコーン処理板状粉体を得た。
合成マイカ(ミクロマイカ MK−200/コープケミカル社製)(平均粒子径:7μm)50質量部と酸化亜鉛(六角板状酸化亜鉛 XZ−1000F/堺化学工業社製)(平均粒子径:1.0μm、板状)50質量部とを混合し、その後、アトマイザーにて粉砕処理し、合成マイカ/酸化亜鉛複合粉体を得た。得られた複合粉体を質量比5:1でディスパーミキサー(回転数:1000rpm)を用いて5分間分散させた後、水を除去し、得られた粉体の表面状態を走査型電子顕微鏡を用いて観察し、粉体の表面状態が分散前の状態と比較し、変化がないことを確認した。
製造例6[リン脂質処理マイカ/酸化亜鉛複合粉体]
マイカ(Y−2300X/ヤマグチマイカ社製)(平均粒子径:19μm)99質量部、リン脂質(HSL−70/ワイエムシィ社製)1質量部、イソプロピルアルコール20質量部とを混合し、プラネタリーミキサーで1時間混練後、イソプロピルアルコールを除去し、その後アトマイザーにて粉砕処理し、リン脂質処理マイカを得た。得られたリン脂質処理マイカ50質量部と、酸化亜鉛(六角板状酸化亜鉛 XZ−300F/堺化学工業社製)(平均粒子径:0.3μm、板状)50質量部とを混合し、その後、アトマイザーにて粉砕処理し、リン脂質処理合成マイカ/酸化亜鉛複合粉体を得た。得られた複合粉体を質量比5:1でディスパーミキサー(回転数:1000rpm)を用いて5分間分散させた後、水を除去し、得られた粉体の表面状態を走査型電子顕微鏡を用いて観察し、粉体の表面状態が分散前の状態と比較し、変化がないことを確認した。
製造例7[ステアロイルグルタミン酸2Na処理セリサイト/酸化亜鉛複合粉体]
セリサイト(セリサイトFSE/三信鉱工社製)(平均粒子径:10μm)99質量部、ステアロイルグルタミン酸2Na1質量部、イソプロピルアルコール20質量部とを混合し、プラネタリーミキサーで1時間混練後、イソプロピルアルコールを除去し、その後アトマイザーにて粉砕処理し、ステアロイルグルタミン酸2Na処理合成マイカを得た。得られたステアロイルグルタミン酸2Na処理合成マイカ50質量部と、酸化亜鉛(六角板状酸化亜鉛 XZ−100F/堺化学工業社製)(平均粒子径:0.1μm、板状)50質量部とを混合し、その後、アトマイザーにて粉砕処理し、ステアロイルグルタミン酸2Na処理合成マイカ/酸化亜鉛複合粉体を得た。得られた複合粉体を質量比5:1でディスパーミキサー(回転数:1000rpm)を用いて5分間分散させた後、水を除去し、得られた粉体の表面状態を走査型電子顕微鏡を用いて観察し、粉体の表面状態が分散前の状態と比較し、変化がないことを確認した。
製造例8[リン脂質処理合成マイカ/シリコーン処理酸化亜鉛複合粉体]
合成マイカ(PDM−5L/トピー工業社製)(平均粒子径:5μm)99質量部に対し、リン脂質(HSL−70/ワイエムシィ社製)1質量部、イソプロピルアルコール20質量部とを混合し、プラネタリーミキサーで1時間混練後、イソプロピルアルコールを除去し、その後アトマイザーにて粉砕処理し、リン脂質処理合成マイカを得た。得られたリン脂質処理合成マイカ50質量部と、シリコーン処理酸化亜鉛(六角板状酸化亜鉛 XZ−300F−LP/堺化学工業社製)(平均粒子径:0.3μm、板状)50質量部とを混合し、その後、アトマイザーにて粉砕処理し、リン脂質処理合成マイカ/シリコーン処理酸化亜鉛複合粉体を得た。得られた複合粉体を質量比5:1でディスパーミキサー(回転数:1000rpm)を用いて5分間分散させた後、水を除去し、得られた粉体の表面状態を走査型電子顕微鏡を用いて観察し、粉体の表面状態が分散前の状態と比較し、変化がないことを確認した。
製造例9[ステアロイルグルタミン酸2Na処理合成マイカ/シリコーン処理酸化亜鉛複合粉体]
合成マイカ(ミクロマイカ MK−200/コープケミカル社製)(平均粒子径:7μm)99質量部、ステアロイルグルタミン酸2Na1質量部、イソプロピルアルコール20質量部とを混合し、プラネタリーミキサーで1時間混練後、イソプロピルアルコールを除去し、その後アトマイザーにて粉砕処理し、ステアロイルグルタミン酸2Na処理合成マイカを得た。得られたステアロイルグルタミン酸2Na処理合成マイカ50質量部と、シリコーン処理酸化亜鉛(六角板状酸化亜鉛 XZ−100F−LP/堺化学工業社製)(平均粒子径:0.1μm、板状)50質量部とを混合し、その後、アトマイザーにて粉砕処理し、ステアロイルグルタミン酸2Na処理合成マイカ/シリコーン処理酸化亜鉛複合粉体を得た。得られた複合粉体を質量比5:1でディスパーミキサー(回転数:1000rpm)を用いて5分間分散させた後、水を除去し、得られた粉体の表面状態を走査型電子顕微鏡を用いて観察し、粉体の表面状態が分散前の状態と比較し、変化がないことを確認した。
製造例10[合成マイカ/酸化亜鉛複合粉体]
合成マイカ(ミクロマイカ MK200/コープケミカル社製)(平均粒子径:7μm)50質量部と酸化亜鉛(MZ−500/テイカ社製)(平均粒子径:0.025μm、不定形)50質量部とを混合し、その後、アトマイザーにて粉砕処理し、合成マイカ/酸化亜鉛複合粉体を得た。得られた複合粉体を質量比5:1でディスパーミキサー(回転数:1000rpm)を用いて5分間分散させた後、水を除去し、得られた粉体の表面状態を走査型電子顕微鏡を用いて観察し、粉体の表面状態が分散前の状態と比較し、変化がないことを確認した。
(実施例1〜9、比較例1〜4)
A:成分1〜20を混合する。
B:Aに成分21〜24を加え混合する。
C:Bをパルベライザーで粉砕する。
D:Cを樹脂皿にプレス充填し、粉末固形ファンデーションを得た。
化粧料評価専門パネル20名に、表1に記載の粉末固形ファンデーションを使用してもらい、塗布時の「滑らかな使用感」、「凹凸への均一な付着性」、塗布後の「シミ・ソバカスのカバー力」、化粧料塗布5時間後の「化粧持続性」の其々の項目について、各自が以下の評価基準に従って5段階評価し、試料毎に評点を付した。更に、塗布後の「自然で若々しい印象」については、第三者の化粧料評価専門パネル5名による客観的評価により、以下の評価基準に従って5段階評価し、試料毎に評点を付した。評価更に全パネルの評点の平均点を以下の判定基準に従って判定した。
イ:「滑らかな使用感」
ロ:「凹凸への均一な付着性」
ハ:「シミ・ソバカスのカバー力」
ニ:「化粧持続性」
ホ:「自然で若々しい印象」
評価基準:
(評価結果) :(評点)
非常に良好 : 5点
良好 : 4点
普通 : 3点
やや不良 : 2点
不良 : 1点
判定基準:
(評点の平均点) :(判定)
4.5以上 : ◎
3.5以上〜4.5未満: ○
1.5以上〜3.5未満: △
1.5未満 : ×
これに対して、フェニル基含有シリコーン処理を行わない板状粉体を含有した比較例1では、「凹凸への均一な付着性」で特に劣るものであった。また、フェニル基含有シリコーン処理板状粉体の代わりにフェニル基を含有しないシリコーン処理板状粉体を含有した比較例2では、化粧料塗布5時間後の「化粧持続性」特に劣るものであった。一方、板状粉体と酸化亜鉛を複合化しない比較例3では、塗布時の「滑らかな使用感」と「凹凸への均一な付着性」で特に劣るものであった。また、複合粉体に用いられている酸化亜鉛の平均粒子径が0.1〜5μmでない比較例4では、塗布後の「シミ・ソバカスのカバー力」で特に劣るものであった。
(成分) (%)
1.製造例1記載のフェニル基含有シリコーン処理板状粉体 10.0
2.製造例5記載の複合粉体 10.0
3.ジメチルポリシロキサン処理タルク 20.0
4.ジメチルポリシロキサン処理マイカ 10.0
5.ジメチルポリシロキサン処理セリサイト 残量
6.窒化ホウ素 5.0
8.酸化チタン 1.0
7.黄酸化鉄 2.0
8.ベンガラ 0.5
9.黒酸化鉄 0.2
10.ポリメタクリル酸メチル(※4) 5.0
11.(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)
クロスポリマー(※5) 2.0
12.シリカ(※6) 0.5
11.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
13.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 8.0
14.ジメチルポリシロキサン 1.0
15.2−エチルヘキサン酸グリセリル 1.0
16.香料 0.2
(※4)ケミスノーMR−5C(綜研化学社製)
(※5)KSP−101(信越化学工業社製)
(※6)Chiffonsil P−3R(日揮触媒化成社製)
(製法)
A:成分1〜12をヘンシェルミキサー(三井三池社製)で均一に分散する。
B:成分13〜16を均一に混合溶解する。
C:(A)をヘンシェルミキサーにて攪拌しながら、(B)を添加し、均一分散する。
D:(C)をパルベライザーにて粉砕する。
E:(D)を金皿に充填し、圧縮成型し、固形状ファンデーションを得た。
実施例10の固形状ファンデーションは塗布時の「滑らかな使用感」、「凹凸への均一な付着性」、塗布後の「シミ・ソバカスのカバー力」、「自然で若々しい印象」、化粧料塗布5時間後の「化粧持続性」の全ての項目に優れたものであった。
(成分) (%)
1.製造例2記載のフェニル基含有シリコーン処理板状粉体 5.0
2.製造例6記載の複合粉体 10.0
3.トリイソステアリン酸イソプロピルチタン処理タルク 10.0
4.ジメチルポリシロキサン処理マイカ 10.0
5.ジメチルポリシロキサン処理セリサイト 残量
6.窒化ホウ素 10.0
8.ステアロイルグルタミン酸2Na処理酸化チタン 5.0
7.ステアロイルグルタミン酸2Na処理黄酸化鉄 0.5
8.ステアロイルグルタミン酸2Na処理処理ベンガラ 0.2
9.ステアロイルグルタミン酸2Na処理黒酸化鉄 0.1
10.(HDI/トリメチロールヘキシルラクトン)クロスポリマー(※7)5.0
11.(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/
シルセスキオキサン)クロスポリマー(※8) 10.0
12.ナイロン−12(※9) 8.0
13.ラウロイルロシン 5.0
14.パラオキシ安息香酸エチル 0.1
15.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 5.0
16.流動パラフィン 2.0
17.ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/
ステアリル/ベヘニル) 1.0
18.ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 1.0
19.香料 0.1
(※7)PLASTIC POWDER D−400(根上工業社製)
(※8)KSP−300(信越化学工業社製)
(※9)オルガソール 2002D(アトフィナ・ジャパン社製)
(製法)
A:成分1〜14をヘンシェルミキサー(三井三池社製)で均一に分散する。
B:成分15〜19を均一に混合溶解する。
C:(A)をヘンシェルミキサーにて攪拌しながら、(B)を添加し、均一分散する。
D:(C)をパルベライザーにて粉砕する。
E:(D)を樹脂皿に充填し、粉末状ファンデーションを得た。
実施例11の粉末状ファンデーションは、塗布時の「滑らかな使用感」、「凹凸への均一な付着性」、塗布後の「シミ・ソバカスのカバー力」、「自然で若々しい印象」、化粧料塗布5時間後の「化粧持続性」の全ての項目に優れたものであった。
(成分) (%)
1.セトステアリルアルコール 2.0
2.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 8.0
3.ジカプリン酸プロピレングリコール 2.0
4.ジエチルアミノヒドロキシベンゾイルヘキシルベンゾエイト(※10) 2.0
5.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 3.0
6.精製水 残量
7.N−ステアロイル−N−メチルタウリンナトリウム 0.5
8.カルボキシビニルポリマー 0.1
8.アクリル酸/メタクリル酸アルキルエステル共重合体 0.1
10.水酸化ナトリウム 0.05
11.製造例7記載の複合粉体 5.0
12.製造例3記載のフェニル基含有シリコーン処理板状粉体 5.0
13.水添レシチン(※11) 0.2
14.エタノール 10.0
15.1,3−ブチレングリコール 10.0
16.グリセリン 1.0
17.ポリエチレングリコール 1.0
18.1,2−ペンタンジオール 0.1
(※10)UVINUL A PLUS GRANULAR(BASF社製)
(※11)ニッコールレシノー S−10EZ(日光ケミカルズ社製)
(製法)
A:成分1〜5を80℃にて均一に溶解する。
B:成分6〜17を80℃にて均一に溶解する。
C:(B)に(A)を添加し、乳化する。
D:(C)に成分18を添加、冷却し、水中油型化粧下地を得た。
実施例12の水中油型化粧下地は、塗布時の「滑らかな使用感」、「凹凸への均一な付着性」、塗布後の「シミ・ソバカスのカバー力」、「自然で若々しい印象」、化粧料塗布5時間後の「化粧持続性」の全ての項目に優れたものであった。
(成分) (%)
1.製造例3記載のフェニル基含有シリコーン処理板状粉体 5.0
2.製造例8記載の複合粉体 20.0
3.トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル 5.0
4.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 3.0
5.パルミチン酸オクチル 3.0
6.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 10.0
7.ビスエチルヘキシルオキシフェノール
メトキシフェニルトリアジン(※12) 2.0
8.デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0
9.メチルポリシロキサン/セチルメチルポリシロキサン/
ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)
メチルポリシロキサン共重合体(※13) 1.8
10.PEG−3ジメチコン(※14) 3.0
11.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
12.塩化ナトリウム 0.3
13.精製水 残量
14.ジプロピレングリコール 5.0
15.トリプロピレングリコール 3.0
16.メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール(※15)
3.0
17.エタノール 5.0
18.香料 適量
(※12)Tinosorb S(BASF社製)
(※13)ABIL EM−90(EVONIC GOLDSCHMIDT GMBH社製)
(※14)KF−6015(信越化学工業社製)
(※15)Tinosorb M(BASF社製)
(製法)
A:成分6、7を加温溶解した後、成分1〜5を添加しローラーにて均一に分散する。
B:成分8〜10と(A)を均一に混合する。
C:成分11〜17を混合溶解させた後、(B)へ添加し乳化する。
D:(C)に成分18を添加し均一に混合し、油中水型日焼け止め料を得た。
実施例13の油中水型日焼け止め料は、塗布時の「滑らかな使用感」、「凹凸への均一な付着性」、塗布後の「シミ・ソバカスのカバー力」、「自然で若々しい印象」、化粧料塗布5時間後の「化粧持続性」の全ての項目に優れたものであった。
(成分) (%)
1.製造例3記載のフェニル基含有シリコーン処理板状粉体 10.0
2.製造例9記載の複合粉体 20.0
3.タルク 10.0
4.酸化チタン被覆マイカ(※16) 3.0
5.ラウリン酸亜鉛処理マイカ 10.0
6.セリサイト 残量
7.窒化ホウ素 10.0
8.シリカ(※17) 5.0
9.結晶セルロース(※18) 10.0
10.カオリン(※19) 8.0
11.デヒドロ酢酸ナトリウム 0.1
12.ジフェニルジメチコン 1.0
13.ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル 0.5
14.イソノナン酸イソノニル 1.0
15.(ジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマー)(※20) 1.0
(※16)TIMIRON SUPERSHEEN MP1001(メルク社製)
(※17)サイロスフェア C−1504(富士シリシア化学社製)
(※18)セオラス PH102(旭化成ケミカルズ社製)
(※19)日本薬局方カオリン(JP100)(竹原化学工業社製)
(※20)KSG−16(信越化学工業社製)
(製法)
A:成分1〜11をヘンシェルミキサー(三井三池社製)で均一に分散する。
B:成分12〜15を均一に混合溶解する。
C:(A)をヘンシェルミキサーにて攪拌しながら、(B)を添加し、均一分散する。
D:(C)をパルベライザーにて粉砕する。
E:(D)を樹脂皿に充填し、粉末状白粉を得た。
実施例14の粉末状白粉は、塗布時の「滑らかな使用感」、「凹凸への均一な付着性」、塗布後の「シミ・ソバカスのカバー力」、「自然で若々しい印象」、化粧料塗布5時間後の「化粧持続性」の全ての項目に優れたものであった。
成分) (%)
1.製造例3記載のフェニル基含有シリコーン処理板状粉体 10.0
2.タルク 残量
3.製造例5記載の複合粉体 30.0
4.群青 0.5
5.赤226号 0.2
6.ポリアクリル酸アルキル 1.0
7.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
8.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 5.0
9.流動パラフィン 2.0
10.ジメチルポリシロキサン 1.0
11.2−エチルヘキサン酸グリセリル 1.0
12.香料 0.1
(製法)
A:成分1〜7をヘンシェルミキサー(三井三池社製)で均一に分散する。
B:成分8〜11を均一に混合溶解する。
C:(A)をヘンシェルミキサーにて攪拌しながら、(B)及び12を添加し、均一分散する。
D:(C)をパルベライザーにて粉砕する。
E:(D)を金皿に充填し、圧縮成型し、固形頬紅を得た。
実施例15の固形頬紅は、塗布時の「滑らかな使用感」、「凹凸への均一な付着性」、塗布後の「シミ・ソバカスのカバー力」、「自然で若々しい印象」、化粧料塗布5時間後の「化粧持続性」の全ての項目に優れたものであった。
(成分) (%)
1.ジメチルポリシロキサン処理合成マイカ 10.0
2.パーフルオロヘキシルエチルトリエトキシシラン処理タルク 5.0
3.合成マイカ 残量
3.製造例5記載の複合粉体 30.0
4.製造例3記載のフェニル基含有シリコーン処理板状粉体 5.0
5.ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末 5.0
6.板状硫酸バリウムHL(※21) 10.0
7.赤202号 1.0
8.黄色4号アルミニウムレーキ 0.8
9.青色1号 0.1
10.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
11.マイクロクリスタリンワックス 1.0
12.ワセリン 2.0
13.水添ポリイソブテン 3.0
14.ジメチルポリシロキサン 3.0
15.リンゴ酸ジイソステアリル 2.0
16.香料 0.1
(※21)板状硫酸バリウムHL(堺化学工業社製)
(製法)
A:成分1〜10をヘンシェルミキサー(三井三池社製)で均一に分散する。
B:成分11〜15を90℃で均一に混合溶解する。
C:(A)をヘンシェルミキサーにて攪拌しながら、(B)及び16を添加し、均一分散する。
D:(C)をパルベライザーにて粉砕する。
E:(D)を金皿に充填し、圧縮成型し、固形アイシャドウを得た。
実施例16の固形アイシャドウは、塗布時の「滑らかな使用感」、「凹凸への均一な付着性」、塗布後の「シミ・ソバカスのカバー力」、「自然で若々しい印象」、化粧料塗布5時間後の「化粧持続性」の全ての項目に優れたものであった。
Claims (7)
- 次の成分(a)及び(b);
成分(a)フェニル基含有シリコーン処理板状粉体
成分(b)板状粉体の表面に平均粒子径が0.1〜5μmの酸化亜鉛が固着されている複合粉体
を含有し、
前記成分(b)の酸化亜鉛の形状が板状であるメークアップ化粧料。 - 前記成分(a)の平均粒子径が1〜20μmである請求項1に記載のメークアップ化粧料。
- 前記成分(b)の板状粉体の平均粒子径が1〜20μmである請求項1又は2に記載のメークアップ化粧料。
- 前記成分(b)の板状粉体の表面がさらに、シリコーン油、リン脂質、アミノ酸、アミノ酸誘導体から選ばれる1種又は2種以上で処理されている請求項1〜3のいずれかに記載のメークアップ化粧料。
- 前記成分(b)の酸化亜鉛の表面がさらに、シリコーン油、リン脂質、アミノ酸、アミノ酸誘導体から選ばれる1種又は2種以上で処理されている請求項1〜4のいずれかに記載のメークアップ化粧料。
- 前記成分(b)の複合粉体の表面がさらに、シリコーン油、リン脂質、アミノ酸、アミノ酸誘導体から選ばれる1種又は2種以上で処理されている請求項1〜5のいずれかに記載のメークアップ化粧料。
- 前記成分(a):(b)の含有質量比が8:1〜1:10である請求項1〜6のいずれかに記載のメークアップ化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015163174A JP6616123B2 (ja) | 2015-08-20 | 2015-08-20 | メークアップ化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
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