JP7079596B2 - 水中油型乳化化粧料の製造方法 - Google Patents

水中油型乳化化粧料の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、水中油型乳化化粧料の製造方法に関する。
水中油型乳化化粧料は、みずみずしい感触、使用感に優れることから、広く用いられている。
例えば、特許文献1には、水溶性多糖誘導体、特定のフッ素変性シリコーン、トリデカフルオロオクチルトリエトキシシランで処理した粉体、微粒子酸化亜鉛を含有する水中油型乳化化粧料が、耐水性、耐皮脂性を維持しつつ、仕上がりの肌のかさつき感が抑制され、仕上がった肌に、滑らかさやしっとり感が得られることが記載されている。
特開2015-44759号公報
しかしながら、従来の水中油型乳化化粧料は、粉体を配合することにより、塗布後の肌に厚塗り感がでてしまい、水中油型の良さであるみずみずしい感触が損なわれ、白浮き感や不自然な仕上がりが生じる課題があった。
本発明者は、疎水化処理された着色顔料を揮発性油に予め分散させたスラリー状分散液と、パラメトキシケイ皮酸オクチル、特定のIOB値のエステル油及び有機シリコーン樹脂を併用することにより得られる水中油型乳化化粧料が、塗布後の肌に厚塗り感や白浮きがなく、薄膜感や自然な仕上がりを維持しつつ、血色感のある仕上がりが得られることを見出した。
本発明は、(A)疎水化処理された着色顔料及び(B)揮発性油を撹拌混合してスラリー状分散液を調製し、これに、(C)パラメトキシケイ皮酸オクチル 1~20質量%、(D)成分(C)以外で、IOB値が0.1~0.38のエステル油 0.2~15質量%、及び(E)有機シリコーン樹脂 0.01~5質量%を含む油相成分を混合し、さらに、水相成分を混合することを特徴とする、水中油型乳化化粧料の製造方法に関する。
また、本発明は、
(A)疎水化処理された着色顔料、
(B)揮発性油、
(C)パラメトキシケイ皮酸オクチル 1~20質量%、
(D)成分(C)以外で、IOB値が0.10~0.38のエステル油 0.2~15質量%、及び
(E)有機シリコーン樹脂 0.01~5質量%
を含有する水中油型乳化化粧料であって、成分(A)及び(B)を撹拌混合してスラリー状分散液を調製し、これに、成分(C)、(D)及び(E)を含む油相成分を混合し、さらに、水相成分を混合することにより得られる水中油型乳化化粧料に関する。
本発明により得られる水中油型乳化化粧料は、塗布時に均一な付着感があり、塗布後の肌に粉感や、厚塗り感、白浮きがなく、薄膜感や自然な仕上がりを維持しつつ、血色感があり、ツヤの高い仕上がりが実現できるものである。
本発明で用いる成分(A)は、疎水化処理された着色顔料である。
着色顔料としては、通常の化粧料に用いられるもので、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化アルミニウム、黄酸化鉄、黒酸化鉄、ベンガラ、紺青、群青、酸化クロム、水酸化クロム等の金属酸化物、マンガンバイオレット、チタン酸コバルト等の金属錯体、更にカーボンブラック等の無機顔料;赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色405号、赤色505号、橙色203号、橙色204号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色401号、青色1号、青色404号等の合成有機顔料;β-カロチン、カラメル、パプリカ色素等の天然有機色素等が挙げられ、これらの着色顔料の複合体、これらの着色顔料とパール顔料とを組み合わせた複合顔料などが挙げられる。処理されるパール顔料としては、例えば、雲母、金雲母、タルク、シリカ、セリサイト、マイカ、ガラス、カオリン、オキシ塩化ビスマス、酸化セリウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、板状アルミナ粉末等の天然又は合成の無機粉体が挙げられる。複合顔料の具体例としては、酸化チタン被覆雲母、酸化鉄被覆雲母、酸化鉄被覆雲母チタン、酸化鉄被覆合成金雲母、酸化クロム被覆雲母チタン、酸化チタン被覆ガラス末、酸化鉄被覆ガラス末、酸化チタン内包ガラス末、酸化鉄内包ガラス末等が挙げられる。
成分(A)の着色顔料としては、酸化チタン、黄酸化鉄、黒酸化鉄、ベンガラから選ばれる少なくとも1種又は2種以上が好ましく、少なくとも酸化チタン、黄酸化鉄、黒酸化鉄、ベンガラを含むことがより好ましい。
これらの着色顔料の疎水化処理としては、例えば、フッ素化合物処理、シリコーン処理、アルキル処理、アルキルシラン処理、金属石鹸処理、水溶性高分子処理、アミノ酸処理、アシル化アミノ酸処理、レシチン処理、有機チタネート処理、ポリオール処理、アクリル樹脂処理、メタクリ樹脂処理、ウレタン樹脂処理等の表面処理が挙げられる。なかでも、シリコーン処理、アルキルシラン処理、アミノ酸処理、アシル化アミノ酸処理を1種又は2種以上含むことが好ましい。
疎水化処理としては、肌への付きが良く、艶やかで、肌表面が均一に仕上がって見える点から、アミノ酸処理、アシル化アミノ酸処理から選ばれる少なくとも1種又は2種以上が好ましく、少なくともアシル化アミノ酸処理を含むことがより好ましい。
着色顔料を処理するアミノ酸としては、例えば、プロリン、ヒドロキシプロリン、アラニン、グリシン、サルコシン、リジン、アスパラギン酸、グルタミン酸等が挙げられ、これらの塩が含まれる。また、アシル化アミノ酸のアシル基を構成する脂肪酸は、炭素数1~23の脂肪酸が好ましく、炭素数8~20の脂肪酸がより好ましく、なかでも、ステアロイルグルタミン酸、ラウロイルアスパラギン酸、ジラウロイルグルタミン酸リシン、ラウロイルリジンがさらに好ましい。これらの塩としては、Na、Ca、Al、Mg、Zn、Zr、Ti塩が挙げられる。
具体的には、肌へのムラづきを抑制し、艶やかで、肌表面が均一に仕上がって見える点から、ステアロイルグルタミン酸2Na、ラウロイルアスパラギン酸Na等で処理されたものが好ましく、なかでも、ステアロイルグルタミン酸2Naで処理されたものがより好ましい。
着色顔料を疎水化処理するには、通常の方法により、行うことができる。
成分(A)としては、疎水化処理された黄酸化鉄、疎水化処理された黒酸化鉄、疎水化処理されたベンガラから選ばれる1種または2種以上と疎水化処理された酸化チタンを組み合わせて用いるのが好ましく、アシル化アミノ酸処理された黄酸化鉄、アシル化アミノ酸処理された黒酸化鉄、アシル化アミノ酸処理されたベンガラから選ばれる1種または2種以上とアシル化アミノ酸処理された酸化チタンを組み合わせて用いるのがより好ましい。
成分(A)は、1種又は2種以上を用いることができ、肌を綺麗なメイクアップ効果で仕上げる点から、含有量は、水中油型乳化化粧料中に1質量%以上であるのが好ましく、3質量%以上がより好ましく、4質量%以上がさらに好ましく、25質量%以下が好ましく、20質量%以下がより好ましく、15質量%以下がさらに好ましい。また、成分(A)の含有量は、水中油型乳化化粧料中に1~25質量%であるのが好ましく、3~20質量%がより好ましく、4~15質量%がさらに好ましい。
成分(B)の揮発性油において、揮発性とは、35~87℃の引火点を有するものである。また、25℃で液状のものである。ここでいう成分(B)は、成分(A)をスラリー状にするために必要な揮発性油を指す。
揮発性油としては、揮発性シリコーン油、揮発性炭化水素油が挙げられる。
揮発性シリコーン油としては、揮発性シリコーン油が好ましく、例えば、ジメチルポリシロキサン(1cs)、ジメチルポリシロキサン(1.5cs)、ジメチルポリシロキサン(2cs)等の直鎖状ジメチルポリシロキサン;メチルトリメチコン、トリス(トリメチルシリル)メチルシラン、テトラキス(トリメチルシリル)シラン等の分岐状シロキサン;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状ジメチルシロキサンなどが挙げられる。これらのうち、ジメチルポリシロキサン(1cs)、ジメチルポリシロキサン(1.5cs)、メチルトリメチコン、デカメチルシクロペンタシロキサンが好ましく、デカメチルシクロペンタシロキサンを含むことがより好ましい。
揮発性炭化水素油としては、例えば、n-デカン、n-ウンデカン、n-ドデカン等のパラフィン系炭化水素油;イソデカン、イソドデカン、水添ポリイソブテン等のイソパラフィン系炭化水素油;シクロデカン、シクロドデカン等の環状パラフィン炭化水素油が挙げられる。これらのうち、炭素数8~16の炭化水素油が好ましく、炭素数10~16の炭化水素油がより好ましく、炭素数12の炭化水素油がさらに好ましい。なかでも、イソパラフィン系炭化水素油が好ましく、イソドデカン、炭素数12の水添ポリイソブテンがより好ましい。
成分(B)としては、塗布時に均一な付着感を与える点から、揮発性シリコーン油を含むことが好ましく、少なくともデカメチルシクロペンタシロキサンを含むことがより好ましい。
成分(B)は、1種又は2種以上を用いることができ、少なくとも揮発性シリコーン油を含有するのが好ましい。また、疎水化処理された着色顔料を滑らかに分散させ、艶やかに、潤って見せる点から、含有量は、水中油型乳化化粧料中に0.4質量%以上であるのが好ましく、1質量%以上がより好ましく、2質量%以上がさらに好ましく、25質量%以下が好ましく、20質量%以下がより好ましく、10質量%以下がさらに好ましい。また、成分(B)の含有量は、水中油型乳化化粧料中に0.4~25質量%であるのが好ましく、1~20質量%がより好ましく、2~10質量%がさらに好ましい。
成分(A)の疎水化処理された着色顔料と、成分(B)の揮発性油を撹拌混合して得られるスラリー状分散液の総含有量は、水中油型乳化化粧料中に1.4質量%以上であるのが好ましく、4質量%以上がより好ましく、6質量%以上がさらに好ましく、50質量%以下が好ましく、40質量%以下がより好ましく、25質量%以下がさらに好ましい。また、成分(A)及び(B)を撹拌混合して得られるスラリー状分散液の総含有量は、水中油型乳化化粧料中に1.4~50質量%であるのが好ましく、4~40質量%がより好ましく、6~25質量%がさらに好ましい。
本発明において、成分(B)に対する成分(A)の質量割合(A)/(B)は、疎水化処理された着色顔料の分散性を高める点から、0.4以上が好ましく、0.5以上がより好ましく、0.6以上がさらに好ましく、9以下が好ましく、6以下がより好ましく、5以下がさらに好ましい。また、成分(B)に対する成分(A)の質量割合(A)/(B)は、0.4~9であるのが好ましく、0.5~6がより好ましく、0.6~5がさらに好ましい。
成分(C)のパラメトキシケイ皮酸オクチルの含有量は、紫外線防止効果を高める点から、水中油型乳化化粧料中に1質量%以上であり、3質量%以上が好ましく、4質量%以上がより好ましく、20質量%以下であり、15質量%以下が好ましく、10質量%以下がより好ましい。また、成分(C)の含有量は、水中油型乳化化粧料中に1~20質量%であり、3~15質量%が好ましく、4~10質量%がより好ましい。
本発明において、成分(C)に対する成分(A)及び成分(B)の合計含有量の質量割合[(A)+(B)]/(C)は、塗布後の肌の皮溝・皮丘に均一な付着し、肌の粉感や、厚塗り感、白浮きを抑制し、薄膜感や自然な仕上がりを維持させ、血色感のあるつややかな肌に仕上げる点から、0.2以上が好ましく、0.5以上がより好ましく、1以上がさらに好ましく、10以下が好ましく、5以下がより好ましく、3以下がさらに好ましい。また、成分(C)に対する成分(A)及び成分(B)の合計含有量の質量割合[(A)+(B)]/(C)は、0.2~10であるのが好ましく、0.5~5がより好ましく、1~3がさらに好ましい。
成分(D)のエステル油は、成分(C)以外のもので、IOB値が0.10~0.38のものである。
IOB値とは、Inorganic/Organic Balance(無機性/有機性比)の略であって、無機性値の有機性値に対する比率を表す値であり、有機化合物の極性の度合いを示す指標となるものである。IOB値は、具体的には、IOB値=無機性値/有機性値として表される。ここで、「無機性値」、「有機性値」のそれぞれについては、例えば、分子中の炭素原子1個について「有機性値」が20、同水酸基1個について「無機性値」が100といったように、各種原子又は官能基に応じた「無機性値」、「有機性値」が設定されており、有機化合物中の全ての原子及び官能基の「無機性値」、「有機性値」を積算することによって、当該有機化合物のIOB値を算出することができる(例えば、甲田善生著、「有機概念図-基礎と応用-」p11~17、三共出版1984年発行参照)。
成分(D)のエステル油としては、例えば、パルミチン酸オクチル(IOB=0.13)、2-エチルヘキサン酸セチル(IOB=0.13)、オクタン酸セチル(IOB=0.13)、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン(IOB=0.14)、イソノナン酸イソトリデシル(IOB=0.15)、ジイソステアリン酸プロピレングリコール(IOB=0.15)、ジステアリン酸グリコール(IOB=0.16)、ミリスチン酸イソプロピル(IOB=0.18)、トリイソステアリン酸グリセリル(IOB=0.18)、イソノナン酸イソノニル(IOB=0.20)、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン(IOB=0.20)、イソノナン酸イソノニル(IOB=0.20)、イソデシルベンゾエート(IOB=0.23)、ジカプリル酸ネオペンチルグリコール(IOB=0.25)、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール(IOB=0.25)、リンゴ酸ジイソステアリル(IOB=0.27)、ジイソステアリン酸グリセリル(IOB=0.29)、トリエチルヘキサン酸トリメチロールプロパン(IOB=0.31)、トリオクタン酸トリメチロールプロパン(IOB=0.31)、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル(IOB=0.32)、ジカプリン酸プロピレングリコール(IOB=0.32)、コハク酸ジ2-エチルヘキシル(IOB=0.32)、テトラ(ベヘン酸/安息香酸/エチルヘキサン酸)ペンタエリスリット(IOB=0.35)、トリオクタノイン(IOB=0.35)、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル(IOB=0.35)、テトラオクタン酸ペンタエリスリット(IOB=0.35)、テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリット(IOB=0.35)、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル(IOB=0.36)等のエステル油などが挙げられる。
成分(D)としては、IOB値が0.13~0.33のものが好ましい。
成分(D)は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、含有量は、塗布後の肌の粉感や、厚塗り感、白浮きを抑制し、薄膜感や自然な仕上がりを維持させる点から、水中油型乳化化粧料中に0.2質量%以上であり、0.4質量%以上が好ましく、1質量%以上がより好ましく、15質量%以下であり、10質量%以下が好ましく、5質量%以下がより好ましい。また、成分(D)の含有量は、水中油型乳化化粧料中に0.2~15質量%であり、0.4~10質量%が好ましく、1~5質量%がより好ましい。
なお、成分(D)に含まれる2以上のエステル油を用いる場合、それら混合物のIOB値は、それぞれの混合割合の加重平均値で示される。また、任意成分として、成分(D)で規定するIOB値に含まれないエステル油を配合することもできるが、その時のIOB値の加重平均値には含めない。
本発明において、成分(D)に対する成分(A)及び成分(B)の合計含有量の質量割合[(A)+(B)]/(D)は、塗布後の肌の皮溝・皮丘に均一な付着し、肌の粉感や、厚塗り感、白浮きを抑制し、薄膜感や自然な仕上がりを維持させ、血色感のあるつややかな肌に仕上げる点から、1以上が好ましく、2以上がより好ましく、3以上がさらに好ましく、20以下が好ましく、15以下がより好ましく、12以下がさらに好ましい。また、成分(D)に対する成分(A)及び成分(B)の合計含有量の質量割合[(A)+(B)]/(D)は、1~20であるのが好ましく、2~15がより好ましく、3~12がさらに好ましい。
本発明において、成分(D)に対する成分(C)の質量割合(C)/(D)は、パラメトキシケイ皮酸オクチルを水中油型乳化化粧料に安定的に保持させ、仕上がりを持続させる目的から、0.2以上が好ましく、0.5以上がより好ましく、1以上がさらに好ましく、15以下が好ましく、10以下がより好ましく、5以下がさらに好ましい。また、成分(D)に対する成分(C)の質量割合(C)/(D)は、0.2~15であるのが好ましく、0.5~10がより好ましく、1~5がさらに好ましい。
成分(E)の有機シリコーン樹脂は、塗布後の仕上がった肌の厚塗り感を抑制させることができる。通常化粧料に用いられるものであればいずれのものも使用することができ、例えば、トリメチルシロキシケイ酸、フッ素変性シリコーン樹脂等が挙げられる。
成分(E)のうち、成分(E-1)トリメチルシロキシケイ酸としては、通常の化粧料に用いられるものであれば制限されず、シロキサン構造を主骨格とした架橋構造を持つ化合物で、[(CH33SiO1/2a[SiO2b(aは1~3、bは0.5~8)で表されるものが好ましい。
成分(E-1)トリメチルシロキシケイ酸は、使用感と化粧持ちの点から、質量平均分子量が1000~10000のものが好ましく、2000~9000のものがより好ましく、3000~6000のものがさらに好ましい。また、その性状は、25℃で液状、ガム状、ペースト状、固体状などのいずれでも良いが、得られる化粧持ちの観点から、固体状のものが好ましい。また、配合性の観点から、溶剤によって希釈された溶液や分散液であること、または、事前に混合して得られる溶液や分散液の状態で使用することも可能である。希釈又は分散させる溶剤としては、ジメチルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、イソドデカンから選ばれる1種又は2種以上が好ましく、揮発性のジメチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサンがより好ましい。なお、揮発性とは、35~87℃の引火点を有するものである。
成分(E-1)の市販品としては、予め溶剤に溶解させたもので、KF-7312J(固形分50%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液)、KF-9021(50%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液)、X21-5249(50%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液)(以上、信越化学工業社製)、SS4267(35%ジメチルポリシロキサン溶液)、SR1000(以上、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製)、BY11-018(30%シクロペンタシロキサン溶液)(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)、BELSIL TMS 803(Wacker Chemie AG社製)等を使用することができる。
成分(E)のうち、成分(E-2)フッ素変性シリコーン樹脂としては、一般式(1)
1 aSiO(4-a)/2 (1)
(式中、R1は炭素数1~8の炭化水素基、フェニル基、水酸基又は一般式-R2-Rf(R2は炭素数2~6の2価のアルキレン基を示し、Rfは炭素数1~8のパーフルオロアルキル基を示す)であって、水酸基及び一般式-R2-Rfを必須とする官能基から任意に選ばれ、aは平均数で1.0≦a≦1.8である)
で表される構造を有するものが好ましい。
フッ素変性シリコーン樹脂は、皮膚や粉体に対する付着性の点から、分子内にシラノール基を有し、シラノール基中のOH基の割合が、樹脂質量に対して0.1~5質量%であるのが好ましく、0.5~5質量%がより好ましい。
成分(E-2)は、25℃で固体のものが好ましく、配合性の観点から、溶剤によって希釈された溶液や分散液であること、または、事前に混合して得られる溶液や分散液の状態で使用することも可能である。希釈又は分散させる溶剤としては、環状シリコーン、ジメチルポリシロキサン等に溶解して使用するのが好ましい。環状シリコーンとしては、オクタメチルシクロテトラシロキサン(D4)及びデカメチルシクロペンタシロキサン(D5)から選ばれる1種以上に溶解して用いるのが好ましい。
このようなフッ素変性シリコーン樹脂としては、INCI名「トリフルオロプロピルジメチル/トリメチルシロキシシリケート(Trifluoropropyldimethyl/Trimethylsiloxysilicate)」である、XS66-B8226、XS66-C1191、XS66-B8636(以上、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製)等の市販品を用いることができる。
成分(E)としては、塗布後の仕上がった肌の粉感や厚塗り感を抑制する点から、(E-1)トリメチルシロキシケイ酸を含むのが好ましい。
成分(E)の有機シリコーン樹脂は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、含有量は、塗布後の肌の皮溝・皮丘に均一な付着し、肌の粉感や、厚塗り感、白浮きを抑制し、薄膜感のある仕上がりを維持させる点から、水中油型乳化化粧料中に0.01質量%以上であり、0.03質量%以上が好ましく、0.05質量%以上がより好ましく、5質量%以下であり、2質量%以下が好ましく、0.5質量%以下がより好ましい。また、成分(E)の含有量は、水中油型乳化化粧料中に0.01~5質量%であり、0.03~2質量%が好ましく、0.05~0.5質量%がより好ましい。
本発明により得られる水中油型乳化化粧料は、さらに、成分(A)以外の任意の粉体を含有することができる。
任意の粉体としては、化粧料に通常用いられる粉体であれば、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず用いることができる。具体的には、ベンガラ、水酸化鉄、チタン酸鉄、黄酸化鉄、黒酸化鉄、カーボンブラック、紺青、群青、マンガンバイオレット、コバルトバイオレット、酸化クロム、水酸化クロム、酸化コバルト、チタン酸コバルト等の有色顔料類;酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化セリウム、酸化アルミニウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、タルク、マイカ、カオリン、セリサイト、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、ヒドロキシアパタイト、バーミキュライト、ベントナイト、モンモリロナイト、ヘクトライト、スメクタイト、ゼオライト、セラミックスパウダー、第二リン酸カルシウム、アルミナ、シリカ、水酸化アルミニウム、窒化ホウ素、合成セリサイト等の白色又は体質顔料類;酸化チタン被覆雲母(雲母チタン)、魚鱗箔、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、雲母、酸化チタン被覆板状シリカ、中空板状酸化チタン、酸化鉄被覆雲母、板状酸化鉄(MIO)、アルミニウムフレーク、ステンレスフレーク、酸化チタン被覆板状アルミナ、真珠殻、金箔、金蒸着樹脂フィルム、金属蒸着樹脂フィルム等のパール顔料(光輝性粉体)類;ポリメチルシルセスキオキサン、シリコーン樹脂パウダー、ナイロンパウダー、シルクパウダー、ウレタンパウダー、セルロースパウダー等の有機粉体類;赤色104号、赤色102号、赤色226号、赤色201号、赤色202号、黄色4号、黒色401号等の有機タール系顔料、有機色素及びそのレーキ化物類が挙げられ、これらを1種又は2種以上用いることができる。
これらの粉体は、そのまま使用することができるほか、疎水化処理、親水化処理を施して使用することができる。
本発明により得られる水中油型乳化化粧料は、さらに、成分(B)、(C)、(D)以外の油相成分を含有することができる。
かかる油相成分としては、化粧料に通常用いられるものであれば、制限されないが、25℃で液状の油成分を含有することができる。
25℃で液状の油成分としては、成分(B)、(C)、(D)以外のエステル油、アルコール油、エーテル油、炭化水素油、シリコーン油、フッ素油を含有することができる。
また、本発明の水中油型乳化化粧料は、さらに、非イオン界面活性剤を含有することができ、肌になじみ易く、使用感に優れた乳液やクリーム等の製剤をつくることができる。
非イオン界面活性剤としては、通常の化粧料に用いられるものであれば制限されず、例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンプロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンフィトスタノールエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロースエーテル、ポリオキシエチレンコレスタノールエーテル、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキル共変性オルガノポリシロキサン等が挙げられる。
これらのうち、乳化安定性の点から、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を1種又は2種以上含むことが好ましい。
非イオン界面活性剤は、さらに乳化安定性の点から、HLBが9以上、19以下が好ましく、HLBが12以上、18以下がより好ましい。
ここで、HLB(親水性-親油性のバランス〈Hydrophilic-Lipophilic Balance〉)は、界面活性剤の全分子量に占める親水基部分の分子量を示すものであり、非イオン界面活性剤については、グリフィン(Griffin)の式により求められるものである。
2種以上の非イオン界面活性剤から構成される混合界面活性剤のHLBは、次のようにして求められる。混合界面活性剤のHLBは、各非イオン界面活性剤のHLB値をその配合比率に基づいて相加算平均したものである。
混合HLB=Σ(HLBx×Wx)/ΣWx
HLBxは、非イオン界面活性剤XのHLB値を示す。
Wxは、HLBxの値を有する非イオン界面活性剤Xの重量(g)を示す。
非イオン界面活性剤は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、肌になじみ易く、使用感に優れる点から、含有量は、全組成中に0.1質量%以上が好ましく、0.3質量%以上がより好ましく、0.5質量%以上がさらに好ましく、5質量%以下が好ましく、3質量%以下がより好ましく、2質量%以下がさらに好ましい。また、非イオン界面活性剤の含有量は、全組成中に0.1~5質量%が好ましく、0.3~3質量%がより好ましく、0.5~2質量%がさらに好ましい。
本発明において、水の含有量は、水中油型乳化化粧料中に30質量%以上が好ましく、40質量%以上がより好ましく、45質量%以上がさらに好ましく、70質量%以下が好ましく、65質量%以下がより好ましく、60質量%以下がさらに好ましい。また、本発明において、水の含有量は、水中油型乳化化粧料中に30~70質量%が好ましく、40~65質量%がより好ましく、45~60質量%がさらに好ましい。
本発明の水中油型乳化化粧料は、前記成分以外に、通常化粧料に用いられる成分、例えば、前記以外の半固形・固形の油性成分、水溶性高分子、酸化防止剤、香料、色素、防腐剤、増粘剤、pH調整剤、血行促進剤、冷感剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤、保湿剤、清涼剤等を含有することができる。
本発明の水中油型乳化化粧料は、(A)疎水化処理された着色顔料及び(B)揮発性油を撹拌混合してスラリー状分散液を調製し、これに、(C)パラメトキシケイ皮酸オクチル 1~20質量%、(D)成分(C)以外で、IOB値が0.1~0.38のエステル油 0.2~15質量%、及び(E)有機シリコーン樹脂 0.01~5質量%を含む油相成分を混合し、さらに、水相成分を混合することにより、製造する。
成分(A)及び(B)のスラリー状分散液は、(A)疎水化処理された着色顔料及び(B)揮発性油をボールミル法にて、撹拌混合してスラリー状分散液を調製することが好ましい。
また、成分(A)及び(B)のスラリー状分散液は、成分(A)を、あらかじめ成分(B)によって希釈された市販の分散液を使用することもできる。
本発明の水中油型乳化化粧料に、成分(A)以外の粉体を配合する場合には、成分(A)及び(B)のスラリー分散液を調製した後、当該スラリー分散液に添加混合して、調製することができる。
また、その他の任意成分については、油溶性のものは油相中に、水溶性のものは水相中に、それぞれ添加することにより、配合することができる。
本発明により得られる水中油型乳化化粧料は、液状、乳液液、ペースト状、クリーム状、ジェル状等の剤型にすることができ、乳液状、クリーム状が好ましい。
また、本発明により得られる水中油型乳化化粧料は、下地化粧料、ファンデーション、コンシーラー;ほお紅、アイシャドウ、マスカラ、アイライナー、アイブロウ、オーバーコート剤、口紅等のメイクアップ化粧料;日やけ止め乳液、日焼け止めクリーム等の紫外線防御化粧料;スキンケア乳液、スキンケアクリーム、BBクリーム、美容液等のスキンケア化粧料などとして適用することができる。なかでも、メイクアップ化粧料が好ましく、化粧下地、リキッドファンデーション、クリームファンデーションがより好ましい。
本発明により得られる水中油型乳化化粧料は、単品のみの使用においても、リキッドファンデーションやパウダーファンデーション・白粉等の粉体化粧料の重ね付けにおいても使用することができる。
実施例1~9、比較例1~2
表1に示す組成の水中油型乳化化粧料(化粧下地)を製造し、塗布時の均一な付着感、塗布後の肌の粉感のなさ(みずみずしさ)、塗布後の肌の厚塗り感のなさ、塗布後の仕上がった肌の白浮きのなさ、塗布後の仕上がった肌の薄膜感、塗布後の仕上がった肌の血色感を評価した。結果を表1に併せて示す。
(製造方法)
(1)実施例1~9、比較例2:
成分(A)及び(B)を撹拌混合して得られたスラリー状分散液に、成分(C)、(D)及び(E)を含む油相成分を加えて混合し、その後、水相成分を添加し、ディスパーで混合した後、さらに、ホモミキサーで撹拌することにより、水中油型乳化化粧料を得た。
(2)比較例1:
成分(A)を混合して得られた粉体相に、成分(B)、(C)、(D)及び(E)を含む油相成分を加えて混合し、その後、水相成分を添加し、ディスパーで混合した後、さらに、ホモミキサーで撹拌することにより、水中油型乳化化粧料を得た。
(評価方法)
(1)塗布時の均一な付着感:
5;塗布後の肌(皮溝・皮丘)の化粧料の付着状態が均一。
4;塗布後の肌(皮溝・皮丘)の化粧料の付着状態がやや均一。
3;塗布後の肌(皮溝・皮丘)の化粧料の付着状態がやや不均一。
2;塗布後の肌(皮溝・皮丘)の化粧料の付着状態が不均一。
1;塗布後の肌(皮溝・皮丘)に化粧料が付着していない。
(2)塗布後の肌の粉感のなさ(みずみずしさ):
5;塗布後の肌にみずみずしさを感じる。
4;塗布後の肌にみずみずしさをやや感じる。
3;塗布後の肌にみずみすしさをあまり感じない。
2;塗布後の肌にみずみすしさを感じない。
1;塗布後の肌にみずみすしさをまったく感じない。
(3)塗布後の肌の厚塗り感のなさ:
5;塗布後の肌に厚塗り感をまったく見られない。
4;塗布後の肌に厚塗り感を見られない。
3;塗布後の肌に厚塗り感をあまり見られない。
2;塗布後の肌に厚塗り感をやや見られる。
1;塗布後の肌に厚塗り感を見られる。
(4)塗布後の仕上がった肌の白浮きのなさ:
5;塗布後の肌に白浮きが目立たない。
4;塗布後の肌に白浮きがあまり目立たない。
3;塗布後の肌に白浮きがやや目立つ。
2;塗布後の肌に白浮きが目立つ。
1;塗布後の肌に白浮きがかなり目立つ。
(5)塗布後の仕上がった肌の薄膜感:
5;塗布後の肌全体に化粧の薄膜感を感じる。
4;塗布後の肌全体に化粧の薄膜感をやや感じる。
3;塗布後の肌全体に化粧の薄膜感をあまり感じない。
2;塗布後の肌全体に化粧の薄膜感を感じない。
1;塗布後の肌全体に化粧の薄膜感をまったく感じない。
(6)塗布後の仕上がった肌の血色感:
5;塗布後に肌に血色の良さをかなり感じる。
4;塗布後に肌に血色の良さを感じる。
3;塗布後に肌に血色の良さをやや感じる。
2;塗布後に肌に血色の良さをあまり感じない。
1;塗布後に肌に血色の良さを感じない。
Figure 0007079596000001
実施例10
実施例1と同様にして、表2に示す組成の水中油型乳化化粧料(化粧下地)を製造し、塗布後の肌の粉感のなさ(みずみずしさ)、塗布後の肌の厚塗り感のなさ、塗布後の仕上がった肌の白浮きのなさ、塗布後の仕上がった肌の薄膜感、塗布後の仕上がった肌の血色感を評価した。結果を表2に併せて示す。
Figure 0007079596000002
実施例11
実施例1と同様にして、表3に示す組成の水中油型乳化化粧料(化粧下地)を製造した。
得られた水中油型乳化化粧料は、塗布時に均一な付着感があり、塗布後の肌の粉感がなく、みずみずしく、塗布後の肌の厚塗り感がなく、塗布後の仕上がった肌に白浮きがなく、薄膜感、血色感が得られる。
Figure 0007079596000003
実施例12
実施例1と同様にして、表4に示す組成の水中油型乳化化粧料(リキッドタイプのファンデーション)を製造した。
得られた水中油型乳化化粧料は、塗布時に均一な付着感があり、塗布後の肌の粉感がなく、みずみずしく、塗布後の肌の厚塗り感がなく、塗布後の仕上がった肌に白浮きがなく、薄膜感、血色感が得られる。
Figure 0007079596000004

Claims (7)

  1. (A)疎水化処理された着色顔料及び(B)揮発性油を撹拌混合してスラリー状分散液を調製し、これに、(C)パラメトキシケイ皮酸オクチル 1~20質量%、(D)成分(C)以外で、IOB値が0.10~0.38のエステル油 0.2~15質量%、及び(E)有機シリコーン樹脂 0.01~5質量%を含み、成分(D)に対する成分(C)の質量割合(C)/(D)が、0.5~15である油相成分を混合し、さらに、水相成分を混合することを特徴とする、水中油型乳化化粧料の製造方法。
  2. 水中油型乳化化粧料中のスラリー状分散液の含有量が、1.4~50質量%である請求項1記載の水中油型乳化化粧料の製造方法。
  3. スラリー状分散液中の(B)揮発性油が、少なくとも揮発性シリコーン油を含有する請求項1又は2記載の水中油型乳化化粧料の製造方法。
  4. 成分(C)に対する成分(A)及び成分(B)の合計含有量の質量割合[(A)+(B)]/(C)が、0.2~10である請求項1~3のいずれか1項記載の水中油型乳化化粧料の製造方法。
  5. 成分(D)に対する成分(A)及び成分(B)の合計含有量の質量割合[(A)+(B)]/(D)が、1~20である請求項1~4のいずれか1項記載の水中油型乳化化粧料の製造方法。
  6. 成分(A)の疎水化処理が、アミノ酸処理、アシル化アミノ酸処理から選ばれる少なくとも1種又は2種以上を含む請求項1~のいずれか1項記載の水中油型乳化化粧料の製造方法。
  7. 成分(E)の有機シリコーン樹脂が、少なくとも(E-1)トリメチルシロキシケイ酸を含有する請求項1~のいずれか1項記載の水中油型乳化化粧料の製造方法。
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