JP6605943B2 - トンネル内部構造及びその構築方法 - Google Patents
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Description
先ず、本発明に係る第1の実施形態について、図1〜図4を用いて説明する。本実施形態のトンネルは、シールド工法により構築される断面が円形のシールドトンネル1であり、掘削した坑の壁面に組み付けられるリング10を、掘削方向に並んで配置していくことにより構築される。掘削坑の壁面に組み付けられたリング10は、トンネル壁部を構成する。図1では、当該リング10について、全周の図示は省略し、下半分を示している。なお、この例の掘削方向は、トンネル軸方向に相当し、略水平に延びている。
次に、本発明に係る第2の実施形態について、図5を用いて説明する。本実施形態は、第1の実施形態(図1〜図4)の変形例であって、第1の実施形態と同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。なお、図5では、インバート50(プレキャストインバート51)等の図示を省略している。
上記実施形態の説明は、本発明を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
10 リング
10a 円弧状セグメント
10b 内壁面
15 側壁コンクリート
15a リング接続部
15b 上面部
20 床版
21 プレキャスト床版
25 アンカーボルト
30 中間壁
31 板状体
31a 下端面
32 下側張出部
33 上側張出部
35 本体部
38 凸型金物(突出部)
38a インサート部
38b ピンボルト
39 桁材
40 開口部
50 インバート
51 プレキャストインバート
51a 平坦面
58 凹型金物(穴部)
58a ケーシング
58b バックアップ材
58c 四つ割りコマ
58d 保持リング
58e 前蓋
60 コンクリート層
Claims (5)
- トンネルの軸方向に並んで配置され該トンネルの壁部を構成する複数のリングと、前記トンネル内の底部に起立した状態で配置され、トンネル軸方向に延びている中間壁と、前記中間壁の上部に配置されている床版と、を備え、
前記床版の下方に形成された空間が前記中間壁によって分割されているトンネル内部構造において、
前記床版は、トンネル軸方向に並んで配置された複数のプレキャスト床版によって形成され、前記中間壁は、トンネル軸方向に並んで配置された複数の板状体によって形成されており、
前記トンネル内の前記底部上には、上部に平面を有しているインバートが配置され、該インバートは、トンネル軸方向に並んで配置された複数のプレキャストインバートによって形成されており、
前記プレキャストインバートのトンネル軸方向長さと、前記リングのトンネル軸方向長さとは、同じになるように設定され、
前記プレキャストインバートの前記平面上のそれぞれには、前記板状体が載置されており、
前記各板状体の下部には、トンネル軸方向の少なくとも一方に張り出している下側張出部が設けられ、
前記床版と、前記各板状体の前記下側張出部との間には、開口部が設けられていることを特徴とするトンネル内部構造。 - 前記各板状体の下部を埋設するコンクリート層を備えていることを特徴とする請求項1に記載のトンネル内部構造。
- 前記各板状体の上端と前記床版の間には、トンネル軸方向に延びる桁材が配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトンネル内部構造。
- 前記板状体の下面及び前記インバートの前記平面のうちの一方の面には、他方の面に向かって突出する突出部が設けられ、前記他方の面には、前記突出部に対応する位置に穴部が設けられており、
前記突出部と前記穴部とが嵌合している状態で、前記板状体と前記インバートとが連結されていることを特徴とする請求項1に記載のトンネル内部構造。 - 請求項1または請求項4に記載のトンネル内部構造の構築方法であって、シールド機と、該シールド機のトンネル軸方向の掘進に合せて移動する後続台車との間で、又はその後続台車で、トンネル軸方向に向かって前記リングを設置した後に前記プレキャストインバートを設置し、更にその後方で、前記プレキャストインバート上に前記中間壁の前記板状体を設置し、前記板状体上に前記プレキャスト床版を設置することを特徴とするトンネル内部構造の構築方法。
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