JP6834055B2 - トンネル内部構造の構築方法 - Google Patents
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Description
本発明の第2態様は、トンネル内の底部上に配置されて上部に平面を有するインバートと、該インバートより上方に配置される床版と、を備えるトンネル内部構造の構築方法であって、シールド機と、該シールド機のトンネル軸方向の掘進に合せて移動する後続台車との間で、又はその後続台車で、トンネル軸方向に向かってプレキャストインバートを設置し、更にその後方で、前記プレキャストインバートより上方に前記床版を設置することを含み、前記プレキャストインバート上を、前記シールド機に資機材を運搬する資機材運搬車両が走行する。
先ず、本発明に係る第1の実施形態について、図1〜図4を用いて説明する。本実施形態のトンネルは、シールド工法により構築される断面が円形のシールドトンネル1であり、掘削した坑の壁面に組み付けられるリング10を、掘削方向に並んで配置していくことにより構築される。掘削坑の壁面に組み付けられたリング10は、トンネル壁部を構成する。図1では、当該リング10について、全周の図示は省略し、下半分を示している。なお、この例の掘削方向は、トンネル軸方向に相当し、略水平に延びている。
次に、本発明に係る第2の実施形態について、図5を用いて説明する。本実施形態は、第1の実施形態(図1〜図4)の変形例であって、第1の実施形態と同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。なお、図5では、インバート50(プレキャストインバート51)等の図示を省略している。
上記実施形態の説明は、本発明を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
[請求項1]
トンネル内の底部上に配置され、上部に平面を有しているインバートと、該インバート上に起立した状態で配置され、前記トンネルの軸方向に延びている中間壁と、前記中間壁の上部に配置されている床版と、を備え、
前記床版の下方に形成された空間が前記中間壁によって分割されているトンネル内部構造において、
前記中間壁は、軸方向に並んで配置された複数の板状体によって形成され、前記インバートは、トンネル軸方向に並んで配置された複数のプレキャストインバートによって形成され、該プレキャストインバートの前記平面上のそれぞれには、前記板状体が載置されており、
前記各プレキャストインバート上には、前記各板状体の下部を埋設するコンクリート層が打設されていることを特徴とする、トンネル内部構造。
[請求項2]
前記各板状体の下部には、トンネル軸方向の少なくとも一方に張り出している下側張出部が設けられ、
前記床版と、前記各板状体の前記下側張出部との間には、開口部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のトンネル内部構造。
[請求項3]
前記トンネルの壁部は、トンネル軸方向に並んで配置された複数のリングによって形成され、
前記プレキャストインバートのトンネル軸方向長さと、前記リングのトンネル軸方向長さとは、同じになるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載のトンネル内部構造。
[請求項4]
前記各板状体の上端と前記床版の間には、トンネル軸方向に延びる桁材が配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のトンネル内部構造。
[請求項5]
請求項1に記載のトンネル内部構造の構築方法であって、シールド機と、該シールド機のトンネル軸方向の掘進に合せて移動する後続台車との間で、又はその後続台車で、トンネル軸方向に向かって前記プレキャストインバートを設置し、更にその後方で、前記プレキャストインバート上に前記中間壁の前記板状体を設置し、前記床版を設置した後に、前記プレキャストインバート上に、前記コンクリート層を打設することを特徴とするトンネル内部構造の構築方法。
10 リング
10a 円弧状セグメント
10b 内壁面
15 側壁コンクリート
15a リング接続部
15b 上面部
20 床版
21 プレキャスト床版
25 アンカーボルト
30 中間壁
31 板状体
31a 下端面
32 下側張出部
33 上側張出部
35 本体部
38 凸型金物(突出部)
38a インサート部
38b ピンボルト
39 桁材
40 開口部
50 インバート
51 プレキャストインバート
51a 平坦面
58 凹型金物(穴部)
58a ケーシング
58b バックアップ材
58c 四つ割りコマ
58d 保持リング
58e 前蓋
60 コンクリート層
Claims (3)
- トンネル内の底部上に配置されて上部に平面を有するインバートと、該インバートより上方に配置される床版と、を備えるトンネル内部構造の構築方法であって、
シールド機で地中を掘削し、後方部でセグメントを組み立てて掘削断面を支保する覆工を構築し、その後、トンネル軸方向に向かってプレキャストインバートを設置し、前記プレキャストインバートより上方に前記床版を設置することを含み、
前記プレキャストインバート上を、前記シールド機に資機材を運搬する資機材運搬車両が走行する、トンネル内部構造の構築方法。 - 前記覆工を構築した後、前記シールド機と、前記シールド機のトンネル軸方向の掘進に合せて移動する後続台車との間で、又はその後続台車で、トンネル軸方向に向かって前記プレキャストインバートを設置し、更にその後方で、前記プレキャストインバートより上方に前記床版を設置する、請求項1に記載のトンネル内部構造の構築方法。
- トンネル内の底部上に配置されて上部に平面を有するインバートと、該インバートより上方に配置される床版と、を備えるトンネル内部構造の構築方法であって、
シールド機と、該シールド機のトンネル軸方向の掘進に合せて移動する後続台車との間で、又はその後続台車で、トンネル軸方向に向かってプレキャストインバートを設置し、更にその後方で、前記プレキャストインバートより上方に前記床版を設置することを含み、
前記プレキャストインバート上を、前記シールド機に資機材を運搬する資機材運搬車両が走行する、トンネル内部構造の構築方法。
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