JP6560738B2 - 車両の吸気構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の吸気構造に関する。
従来、フロントグリルから車両後方に延出されたフィン部と、ラジエータの上部に設けられたシュラウドアッパから車両前方に延出されたシールボードとが車両前後方向においてオーバーラップすることにより、車両前後方向に延びるラビリンス構造が形成された吸気取入構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この吸気取入構造によれば、吸気ダクト内への水の侵入を抑制できるとされている。
実開平7−4133号公報
しかしながら特許文献1の吸気取入構造では、ラジエータの車両前方において車両前後方向に延びるラビリンス構造を形成するため、車両前後方向の寸法が大きくならざるを得ず、車両前後方向における十分なスペースが必要であった。
また、車両前後方向に延びるラビリンス構造では、外気がラビリンス構造内に導入される前に、外気中に含まれる水がその自重によって空気と分離されるものの、自重による分離のみでは十分なものとは言えなかった。またこのようなラビリンス構造では、折り返し部で大きく方向転換して流通する吸気に対して大きな負荷がかかり、吸気量の損失が生じていた。
さらには、車種によってはレイアウトの都合上、吸気ダクトの吸気口がラジエータからより上方に離隔した位置に配置せざるを得ない場合があり、この場合には上述のラビリンス構造もラジエータの上方に配置されることとなる。すると、ラジエータにより暖められた高温の空気が、車両前後方向に延びるラビリンス構造内に侵入するおそれがあった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、従来よりも車両前後方向の寸法を小さくでき、吸気量の損失を低減できるとともに、水や高温の空気が吸気ダクト内に侵入するのを抑制できる車両の吸気構造を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、車両の前部(例えば、後述のフロントグリル3,アッパーダクトメンバ31)に形成された導入口(例えば、後述の導入口,導入口30)から導入される外気を、ラジエータ(例えば、後述のラジエータ5)の上方に配置された吸気ダクト(例えば、後述の吸気ダクト7)に案内する車両の吸気構造(例えば、後述の吸気構造1)であって、前記導入口の車両後方において車両略上下方向に延びて設けられ、前記導入口から導入される外気が衝突する縦壁部材(例えば、後述の縦壁部材11)と、前記縦壁部材の車両後方において前記縦壁部材との間に隙間を設けることで外気が流入する流入口(例えば、後述の流入口120)を形成するとともに、前記流入口から前記ラジエータの上方を通って車両後方にかけて上方に傾斜して延びることで前記吸気ダクトに前記外気を案内する吸気案内部材(例えば、後述の吸気案内部材12)と、を備える車両の吸気構造を提供する。
本発明では、外気が導入される導入口の車両後方において、車両略上下方向に延び、導入口から導入される外気が衝突する縦壁部材を設ける。
これにより、導入口から導入された外気が縦壁部材に衝突することで、外気中に含まれる水の分離が促進され、分離された水が落下する。そのため、水が吸気ダクト内に侵入するのを従来よりも抑制できる。
また本発明では、縦壁部材の車両後方において、縦壁部材との間に隙間を設けることで外気が流入する流入口を形成するとともに、この流入口からラジエータの上方を通って車両後方にかけて上方に傾斜して延び、吸気ダクトに外気を案内する吸気案内部材を設ける。
これにより、先ず、吸気案内部材を車両後方に向かって上方に傾斜して延設することで、吸気構造の車両前後方向の寸法を小さくできる。
また、吸気は流入口に流入した後、吸気案内部材の内壁面(車両前方側の壁面)に沿って案内され、車両後方に向かって上方に傾斜して流れて吸気ダクトに導かれる。そのため、従来の車両前後方向に延びるラビリンス構造のように吸気が大きく方向転換することがないため、吸気に対して大きな負荷がかかることもなく、吸気量の損失を低減できる。
さらには、ラジエータにより暖められた高温の空気は、上昇した後、車両後方に向かって上方に傾斜する吸気案内部の外壁面(車両後方側の壁面)に沿って車両後方へと流れ、流入口から流入するのが抑制されるため、吸気ダクト内に高温の空気が侵入するのを抑制できる。
前記縦壁部材は、その下端から車両後方に延出して車両前後方向における前記吸気案内部材の前端部(例えば、後述の前端部121)の位置近傍まで延びる延出部(例えば、後述の延出部110)を有することが好ましい。
この発明では、縦壁部材の下端から車両後方に延出し、車両前後方向における吸気案内部材の前端部の位置近傍まで延びる延出部を設ける。
これにより、導入口から導入されて車両後方に向かって流れる外気は、延出部の先端部(車両後方側の端部)を回り込んで流入口から吸気構造内に流入する。そのため、下方から吸気構造内に水が浸入するのをより確実に抑制できる。
また、縦壁部材の下端から車両後方に延出する延出部と、車両後方に向かって上方に傾斜する吸気案内部材とにより、従来よりも車両前後方向の寸法が小さく、折り返しも緩やかなラビリンス構造を形成できる。そのため、車両前後方向のスペースが十分でない場合にも本発明の吸気構造を適用できるうえ、従来よりも吸気量の損失を低減できる。
本発明によれば、従来よりも車両前後方向の寸法を小さくでき、吸気量の損失を低減できるとともに、水や高温の空気が吸気ダクト内に侵入するのを抑制できる車両の吸気構造を提供できる。
本発明の一実施形態に係る車両の吸気構造を示す図である。 上記実施形態に係る車両の吸気構造を構成する吸気案内構造体の斜視図である。 上記実施形態に係る車両の吸気構造を構成する吸気案内構造体の上面図である。 上記実施形態に係る車両の吸気構造を構成する吸気案内構造体の正面図である。 上記実施形態に係る車両の吸気構造を構成する吸気案内構造体の縦断面図である。 従来の車両の吸気構造を示す図である。
本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両の吸気構造1を示す図である。図1は、本実施形態に係る車両の吸気構造1を、車両前後方向に延びる鉛直平面で切断したときの断面図(以下、縦断面図)である。なお、図1中に示されるFrは車両前方を示し、Rrは車両後方を示し、Topは車両上方を示し、Downは車両下方を示している(以下、同様)。
図1に示すように、本実施形態に係る車両の吸気構造1は、車両の運転席前方に配置されたエンジンルーム2内に設けられる。エンジンルーム2の車両前部は、フロントグリル3で覆われている。フロントグリル3の車両後方にはアッパーダクトメンバ31が設けられ、このアッパーダクトメンバ31には、図示しないフロントグリル3の導入口を通過した外気が導入される導入口30が形成されている。
エンジンルーム2の車両上部は、エンジンフード4で覆われている。エンジンフード4は、フードパネル41と、フードフレーム42とから構成される。
エンジンルーム2内には、運転席側に配置された図示しないエンジンと、エンジンの車両前方に配置されたラジエータ5と、ラジエータ5の車両前方に配置されたエアコンデンサ6が設けられる。
ラジエータ5は、車幅方向に所定の幅を有して車両上下方向に延びて設けられる。このラジエータ5は、エンジンの冷却水を、外気と熱交換させて冷却する。
エアコンデンサ6は、車幅方向に所定の幅を有して車両上下方向に延びて設けられる。このエアコンデンサ6は、エアコン用の高圧冷媒を、外気と熱交換させて冷却する。エアコンデンサ6は、ラジエータ5の温度よりも低いため、ラジエータ5の車両前方に配置される。
上記導入口30から導入された外気は、これらラジエータ5及びエアコンデンサ6により暖められて、高温の空気HAとなる。
エンジンルーム2内に配置されたラジエータ5及びエアコンデンサ6の上方には、エンジンに接続される吸気ダクト7が配置される。吸気ダクト7は、エンジンから車両前方に向かって延びて設けられ、その車両前端には下方に向けて開口する吸気口70が形成されている。この吸気口70は、後述する本実施形態の吸気構造1を構成する吸気案内構造体10の開口16に接続される。
図1に示すように、本実施形態に係る車両の吸気構造1は、後述する吸気案内構造体10をエンジンルーム2内の所定の位置に配置することにより構成される。具体的には、吸気案内構造体10は、上記ラジエータ5及びエアコンデンサ6の上方に配置されるとともに、上記導入口30が形成されたアッパーダクトメンバ31と、上記吸気口70が形成された吸気ダクト7とを連結する。
ここで、図2は、本実施形態に係る車両の吸気構造1を構成する吸気案内構造体10の斜視図である。図3は、本実施形態に係る車両の吸気構造1を構成する吸気案内構造体10の上面図である。図4は、本実施形態に係る車両の吸気構造1を構成する吸気案内構造体10の正面図(車両前方から見た図)である。図5は、本実施形態に係る車両の吸気構造1を構成する吸気案内構造体10の縦断面図である。
なお、これらの図中に示されるRは運転者から見て右方向を示し、Lは運転者から見て左方向を示している。
これら図2〜図5に示すように、吸気案内構造体10は、上面に開口16が形成された箱状の構造体である。吸気案内構造体10は、車幅方向に所定の幅延びて設けられ、全体として車両後方に向かって上方に傾斜した形状を有する。
吸気案内構造体10は、その前壁部を構成する縦壁部材11と、その底面部を構成する吸気案内部材12と、後壁部13と、左側壁部14と、右側壁部15と、を含んで構成される。
縦壁部材11は、吸気案内構造体10の前壁部を構成する。縦壁部材11は、上記導入口30の車両後方において、車両略上下方向に延びて設けられる。より具体的には、上記導入口30の車両後方側のやや上方に配置され(図1参照)、上方に向かうに従い車両前方に傾斜して延びている。この縦壁部材11には、上記導入口30から導入される外気が衝突するようになっている。
また、縦壁部材11は、右側壁部15から左側壁部14に向かうに従い車両後方に傾斜して設けられる。即ち、縦壁部材11は、右側壁部15側ほど車両前方に位置している。
また縦壁部材11は、その下端から車両後方に延出する延出部110を有する。延出部110は、縦壁部材11の全幅に亘って設けられ、車両後方に向かうに従い下方に傾斜している。この延出部110の車両後方の先端部111は、後述する吸気案内部材12の車両前方の前端部121の位置まで延びている。即ち、延出部110の車両後方の先端部111と、吸気案内部材12の車両前方の前端部121は、車両前後方向においてオーバーラップして配置されている。これにより、延出部110を有する縦壁部材11と後述する吸気案内部材12とにより、緩やかな折り返しのラビリンス構造が形成される。
なお、延出部110の延出長さは、その幅方向において略同一である。従って、上述したように縦壁部材11は右側壁部15から左側壁部14に向かうに従い車両後方に傾斜しているため、後述する吸気案内部材12の前端部121との間の隙間により形成される流入口120の大きさは、右側壁部15側ほど大きくなっている(図3参照)。
吸気案内部材12は、吸気案内構造体10の底面部を構成する。吸気案内部材12は、上記縦壁部材11の車両後方において、延出部110を含めた縦壁部材11との間に隙間を設けて配置される。かかる隙間により、上記導入口30から導入された外気が流入する流入口120が形成される。
吸気案内部材12は、流入口120からラジエータ5の上方を通り、車両後方に向かって上方に傾斜して延びて設けられる。より具体的には、吸気案内部材12は、流入口120の開口縁から車両方向に向かうに従い上方に傾斜して延びる傾斜面部122と、傾斜面部122から車両後方に延びる平面部123と、平面部123の右側壁部15側において上方に突出する凸部124と、を含んで構成される。
上記流入口120から流入した空気Aは、吸気案内部材12の傾斜面部122、平面部123及び凸部124の各内壁面(車両前方側の壁面)に沿って上方に案内され、吸気案内構造体10の開口16に接続される上記吸気ダクト7の吸気口70に導かれる。
後壁部13は、車幅方向に所定の幅に亘って車両上下方向に延びて設けられる。
左側壁部14及び右側壁部15は、それぞれ、車両前後方向に所定長さに亘って車両上下方向に延びて設けられる。
なお、吸気案内構造体10は、熱可塑性樹脂等の樹脂を用いた射出成形により形成される。射出成形の際には、図5中に示すD方向に型抜きすることで容易に型抜きでき、これにより、延出部110の車両後方の先端部111と吸気案内部材12の前端部121とに、車両前後方向のオーバーラップ(ラビリンス構造)を形成することが可能となる。
以上の構成を備える本実施形態の車両の吸気構造1の効果について、図6を参照して従来の車両の吸気構造1Aと比較しながら詳しく説明する。
ここで、図6は、従来の車両の吸気構造1Aを示す図である。なお、図6では、本実施形態の吸気構造1に対応する構成については、同様の規則に従って符号を付している。
図6に示すように、車両前後方向に略水平に延びるラビリンス構造10Aを有する従来の吸気構造1Aは、外気がラビリンス構造10A内に導入される前に、外気中に含まれる水Wがその自重によって空気Aと分離されるものの、自重による分離のみでは十分なものとは言えなかった。またこのようなラビリンス構造10Aでは、折り返し部で大きく方向転換して流通する空気Aに対して大きな負荷がかかり、吸気量の損失が生じていた。
これに対して本実施形態では、外気が導入される導入口30の車両後方において、車両略上下方向に延び、導入口30から導入される外気が衝突する縦壁部材11を設けた。
これにより、図1及び図5に示すように、導入口30から導入された外気が縦壁部材11に衝突することで、外気中に含まれる水Wの分離が促進され、分離された水Wが落下する。そのため、水Wが吸気ダクト7内に侵入するのを従来よりも抑制できる。
また図6に示すように、従来の吸気構造1Aでは、ラジエータ5Aの車両前方において車両前後方向に延びるラビリンス構造10Aを形成するため、車両前後方向の寸法L2が大きくならざるを得ず、車両前後方向における十分なスペースが必要であった。
さらには、車種によってはレイアウトの都合上、吸気ダクト7Aの吸気口70Aがラジエータ5Aからより上方に離隔した位置に配置せざるを得ない場合があり、この場合には上述のラビリンス構造10Aもラジエータ5Aの上方に配置されることとなる。すると、ラジエータ5Aにより暖められた高温の空気HAが、車両前後方向に延びるラビリンス構造10A内に侵入するおそれがあった。
これに対して本実施形態では、縦壁部材11の車両後方において、縦壁部材11との間に隙間を設けることで外気が流入する流入口120を形成するとともに、この流入口120からラジエータ5の上方を通って車両後方にかけて上方に傾斜して延び、吸気ダクト7に外気を案内する吸気案内部材12を設けた。
これにより、先ず、図1及び図6に示すように、吸気案内部材12を車両後方に向かって上方に傾斜して延設することで、吸気構造1の車両前後方向の寸法L1を、従来の吸気構造1Aの車両前後方向の寸法L2よりも小さくできる。
また、図1及び図5に示すように、水Wと分離された空気Aは流入口120に流入した後、吸気案内部材12の内壁面(車両前方側の壁面)に沿って案内され、車両後方に向かって上方に傾斜して流れて吸気ダクト7に導かれる。そのため、従来の車両前後方向に延びるラビリンス構造のように吸気が大きく方向転換することがないため、吸気に対して大きな負荷がかかることもなく、吸気量の損失を低減できる。
さらには、図1及び図5に示すように、ラジエータ5により暖められた高温の空気HAは、エンジンルーム2内を上昇した後、車両後方に向かって上方に傾斜する吸気案内部材12の外壁面(車両後方側の壁面)に沿って車両後方へと流れ、流入口120から流入するのが抑制される。従って、吸気ダクト7内に高温の空気HAが侵入するのを抑制できる。
また本実施形態では、縦壁部材11の下端から車両後方に延出し、車両前後方向における吸気案内部材12の前端部121の位置近傍まで延びる延出部110を設けた。
これにより、図1及び図5に示すように、導入口30から導入されて車両後方に向かって流れる外気は、延出部110の先端部111(車両後方側の端部)を回り込んで流入口120から吸気構造1内に流入する。そのため、下方から吸気構造1内に水が浸入するのをより確実に抑制できる。
また、縦壁部材11の下端から車両後方に延出する延出部110と、車両後方に向かって上方に傾斜する吸気案内部材12とにより、従来よりも車両前後方向の寸法L1が小さく、折り返しも緩やかなラビリンス構造を形成できる。そのため、車両前後方向のスペースが十分でない場合にも本実施形態の吸気構造1を適用できるうえ、従来よりも吸気量の損失を低減できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
1…吸気構造
2…エンジンルーム
3…フロントグリル(車両の前部)
5…ラジエータ
6…エアコンデンサ
7…吸気ダクト
10…吸気案内構造体
11…縦壁部材
12…吸気案内部材
30…導入口
31…アッパーダクトメンバ(車両の前部)
120…流入口

Claims (1)

  1. 車両の前部に形成された導入口から導入される外気を、ラジエータの上方に配置された吸気ダクトに案内する車両の吸気構造であって、
    前記導入口の車両後方において車両略上下方向に延びて設けられ、前記導入口から導入される外気が衝突する縦壁部材と、
    前記縦壁部材の車両後方において前記縦壁部材との間に隙間を設けることで外気が流入する流入口を形成するとともに、前記流入口から前記ラジエータの上方を通って車両後方にかけて上方に傾斜して延びることで前記吸気ダクトに前記外気を案内する吸気案内部材と、を備え、
    前記縦壁部材は、その下端から延出し、車両前後方向における前記吸気案内部材の前端部の位置近傍まで延びる延出部を有し、
    前記吸気案内部材の前記前端部車両後方に下方に向かって傾斜して延出する前記延出部の先端部よりも上にある車両の吸気構造。
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