以下、実施例及び実験例により本発明をさらに詳細に説明する。但し、これらの実施例などは、本発明の単なる例示であり、本発明の範囲がこれらによって限定されるものではない。
1,3,4−オキサジアゾールスルホンアミド誘導体化合物の製造
化学式Iの化合物の具体的な製造方法は、下記の通りである。
実施例1:化合物11044の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(ピリジン−2−イルメチル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(ピリジン−2−イルメチル)メタンスルホンアミドの合成
ピリジン−2−イルメタンアミン(1.000g、9.247mmol)、ピリジン(0.821mL、10.172mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.865mL、11.097mmol)を室温で塩化メチレン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。析出した固体を濾過し、塩化メチレンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(1.050g、61.0%)を褐色固体として得た。
[ステップ2]メチル3−フルオロ−4−((N−(ピリジン−2−イルメチル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(ピリジン−2−イルメチル)メタンスルホンアミド(0.300g、1.611mmol)、水素化ナトリウム(60.00%、0.077g、1.933mmol)、そしてメチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.438g、1.772mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.290g、51.1%)を白色固体として得た。
[ステップ3]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(ピリジン−2−イルメチル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(ピリジン−2−イルメチル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.400g、1.135mmol)とヒドラジンハイドレート(0.568g、11.351mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.370g、92.5%、黄色固体)。
[ステップ4]N−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(ピリジン−2−イルメチル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(ピリジン−2−イルメチル)メタンスルホンアミド(0.370g、1.050mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.131mL、0.945mmol)、そしてトリエチルアミン(0.220mL、1.575mmol)を室温で塩化メチレン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、塩化メチレンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.350g、74.3%)を黄色固体として得た。
[ステップ5]化合物11044の合成
ステップ4で製造されたN−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(ピリジン−2−イルメチル)メタンスルホンアミド(0.350g、0.781mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.279g、1.171mmol)を150℃でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で30分間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.095g、28.3%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.62−8.55(m,1H),7.90(dd,1H,J=8.1,1.7Hz),7.81−7.72(m,2H),7.72−7.66(m,1H),7.34−7.21(m,3H),4.65(s,2H),4.57(s,2H),3.07(s,3H);LRMS(ES)m/z431.1(M++1).
実施例2:化合物11045の合成、N−(ピリジン−2−イルメチル)−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル4−((N−(ピリジン−2−イルメチル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例1のステップ1で製造されたN−(ピリジン−2−イルメチル)メタンスルホンアミド(0.300g、1.611mmol)、水素化ナトリウム(60.00%、0.077g、1.933mmol)、そしてメチル4−(ブロモメチル)ベンゾエート(0.406g、1.772mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.270g、50.1%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(ピリジン−2−イルメチル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−((N−(ピリジン−2−イルメチル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.420g、1.256mmol)とヒドラジンハイドレート(0.629g、12.560mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.330g、78.6%、黄色固体)。
[ステップ3]N−(ピリジン−2−イルメチル)−N−(4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(ピリジン−2−イルメチル)メタンスルホンアミド(0.332g、0.993mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.124mL、0.894mmol)、そしてトリエチルアミン(0.208mL、1.489mmol)を室温で塩化メチレン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、塩化メチレンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.330g、77.2%)を黄色固体として得た。
[ステップ4]化合物11045の合成
ステップ3で製造されたN−(ピリジン−2−イルメチル)−N−(4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミド(0.330g、0.767mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.274g、1.150mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.100g、31.6%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.62−8.56(m,1H),8.10−8.03(m,2H),7.76−7.67(m,1H),7.60−7.53(m,2H),7.34−7.25(m,2H),4.58(s,4H),3.04(s,3H);LRMS(ES)m/z413.1(M++1).
実施例3:化合物11078の合成、4−メトキシ−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール2−イル)ベンジル)ベンゼンスルホンアミド
[ステップ1]t−ブチル(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)カルバメートの合成
メチル4−(((t−ブトキシカルボニル)アミノ)メチル)ベンゾエート(10.000g、37.692mmol)とヒドラジンモノハイドレート(9.661g、301.534mmol)を室温でエタノール(20mL)に混ぜた混合物を20時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(9.800g、98.0%)を白色固体として得た。
[ステップ2]t−ブチル(4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジンカルボニル)ベンジル)カルバメートの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)カルバメート(5.000g、18.846mmol)を0℃で塩化メチレン(20mL)に溶かした溶液に、トリエチルアミン(3.396mL、24.500mmol)を加え、同じ温度で撹拌した。反応混合物にトリフルオロ酢酸無水物(2.760mL、20.730mmol)を加え、室温で3時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(6.000g、88.1%、白色固体)。
[ステップ3]t−ブチル(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)カルバメートの合成
ステップ2で製造されたt−ブチル4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジンカルボニル)ベンジルカルバメート(6.990g、19.346mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、7.438g、29.019mmol)をテトラヒドロフラン(25mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、80gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(4.500g、67.8%)を白色固体として得た。
[ステップ4](4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)メタンアミンヒドロクロリドの合成
ステップ3で製造されたt−ブチル(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)カルバメート(3.760g、10.953mmol)を室温で塩化メチレン(20mL)に溶かした溶液に、塩酸(4.00M solution、3.012mL、12.048mmol)を加え、同じ温度で8時間撹拌した。析出した固体を濾過し、塩化メチレンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(2.800g、91.4%)を白色固体として得た。
[ステップ5]化合物11078の合成
ステップ4で製造された(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)メタンアミンヒドロクロリド(0.050g、0.179mmol)、4−メトキシベンゼン−1−スルホニルクロリド(0.041g、0.197mmol)、そしてピリジン(0.017g、0.215mmol)を室温で塩化メチレン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で20分間撹拌した。反応混合物に1N−塩酸水溶液を注ぎ、塩化メチレンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.065g、87.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ8.20(s,1H),8.06−8.01(m,2H),7.81−7.72(m,2H),7.58−7.53(m,2H),7.17−7.09(m,2H),4.11(s,2H),3.86(d,3H,J=0.9Hz);LRMS(ES)m/z414.0(M++1).
実施例4:化合物11088の合成、N−(ピリジン−3−イル)−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ピリジン−3−アミン(3.000g、31.874mmol)、ピリジン(2.830mL、35.062mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(4.381g、38.249mmol)を室温で塩化メチレン(80mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。析出した固体を濾過し、塩化メチレンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(3.200g、58.3%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]メチル4−((N−(ピリジン−3−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド(0.400g、2.323mmol)、水素化ナトリウム(60.00%、0.111g、2.787mmol)、そしてメチル4−(ブロモメチル)ベンゾエート(0.585g、2.555mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.210g、28.2%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル4−((N−(ピリジン−3−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.210g、0.656mmol)とヒドラジンハイドレート(0.328g、6.555mmol)を120℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で1時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.150g、71.4%、黄色固体)。
[ステップ4]N−(ピリジン−3−イル)−N−(4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド(0.150g、0.468mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.059mL、0.421mmol)、そしてトリエチルアミン(0.098mL、0.702mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.110g、56.4%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ5]化合物11088の合成
ステップ4で製造されたN−(ピリジン−3−イル)−N−(4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミド(0.110g、0.264mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.094g、0.396mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.073g、69.4%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.07(s,1H),8.59(s,1H),8.08(d,2H,J=8.3Hz),7.97(d,1H,J=8.5Hz),7.55(d,3H,J=8.1Hz),5.15(s,2H),3.15(s,3H);LRMS(ES)m/z399.19(M++1).
実施例5:化合物11089の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル3−フルオロ−4−((N−(ピリジン−3−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例4のステップ1で製造されたN−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド(0.400g、2.323mmol)、水素化ナトリウム(60.00%、0.111g、2.787mmol)、そしてメチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.631g、2.555mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.250g、31.8%)を白色固体として得た。
[ステップ2]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(ピリジン−3−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.250g、0.739mmol)とヒドラジンハイドレート(0.370g、7.389mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.200g、80.0%、黄色固体)。
[ステップ3]N−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド(0.200g、0.591mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.074mL、0.532mmol)、そしてトリエチルアミン(0.124mL、0.887mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.130g、50.6%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ4]化合物11089の合成
ステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド(0.130g、0.299mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.107g、0.449mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.091g、73.0%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.70(s,1H),8.58(d,1H,J=4.7Hz),7.91(dd,1H,J=8.0,1.5Hz),7.81−7.73(m,2H),7.69(t,1H,J=7.6Hz),7.40(dd,1H,J=8.3,4.8Hz),5.09(s,2H),3.09(s,3H);LRMS(ES)m/z416.9(M++1).
実施例6:化合物11120の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル3−フルオロ−4−((N−(ピリジン−3−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例4のステップ1で製造されたN−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド(0.800g、4.646mmol)、水素化ナトリウム(60.00%、0.223g、5.575mmol)、そしてメチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(1.263g、5.110mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.740g、47.1%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(ピリジン−3−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.740g、2.187mmol)とヒドラジンハイドレート(1.095g、21.871mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.610g、82.4%、黄色固体)。
[ステップ3]化合物11120の合成
ステップ2で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド(0.080g、0.236mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.031mL、0.284mmol)、そしてトリエチルアミン(0.066mL、0.473mmol)を室温でジクロロメタン(1mL)に溶かした溶液を、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.041g、43.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.92(s,1H),8.65−8.59(m,1H),8.02−7.95(m,1H),7.92(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.78(dd,1H,J=10.0,1.7Hz),7.67(t,1H,J=7.6Hz),7.59(dd,1H,J=8.4,5.1Hz),7.06(s,0.2H),6.93(s,0.4H),6.80(s,0.2H),5.13(s,2H),3.13(s,3H);LRMS(ES)m/z399.1(M++1).
実施例7:化合物11121の合成、N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)メタンスルホンアミド
実施例3のステップ4で製造された(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェニル)メタンアミンヒドロクロリド(0.050g、0.179mmol)を室温でジクロロメタン(2mL)に溶かした溶液に、トリエチルアミン(0.032mL、0.232mmol)を加え、同じ温度で10分間撹拌した。反応混合物にメタンスルホニルクロリド(0.015mL、0.197mmol)を加え、同じ温度で5時間さらに撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.055g、95.7%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ8.17−8.07(m,2H),7.77(s,1H),7.66(d,2H,J=8.2Hz),4.32(d,2H,J=3.6Hz),2.96(s,3H);LRMS(ES)m/z320.19(M+−1).
実施例8:化合物11128の合成、N−(ピリジン−2−イルメチル)−N−((5−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル6−((N−(ピリジン−2−イルメチル)メチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
実施例1のステップ1で製造されたN−(ピリジン−2−イルメチル)メタンスルホンアミド(0.300g、1.611mmol)、水素化ナトリウム(60.00%、0.077g、1.933mmol)、そしてメチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.408g、1.772mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.290g、53.7%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(ピリジン−2−イルメチル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル6−((N−(ピリジン−2−イルメチル)メチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.290g、0.865mmol)とヒドラジンハイドレート(0.433g、8.647mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.110g、37.9%、白色固体)。
[ステップ3]N−(ピリジン−2−イルメチル)−N−((5−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたN−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(ピリジン−2−イルメチル)メタンスルホンアミド(0.110g、0.328mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.041mL、0.295mmol)、そしてトリエチルアミン(0.069mL、0.492mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.091g、64.3%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ4]化合物11128の合成
ステップ3で製造されたN−(ピリジン−2−イルメチル)−N−((5−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド(0.091g、0.211mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.075g、0.316mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.021g、24.1%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.27(dd,1H,J=2.2,0.9Hz),8.61−8.54(m,1H),8.43−8.35(m,1H),7.76(t,1H,J=7.8Hz),7.67(dd,1H,J=8.2,0.8Hz),7.46(d,1H,J=7.9Hz),7.29(s,1H),4.73(s,2H),4.67(s,2H),3.16(s,3H);LRMS(ES)m/z414.3(M++1).
実施例9:化合物11129の合成、N−(2−メトキシ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル3−メトキシ−4−((N−(ピリジン−3−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例4のステップ1で製造されたN−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド(0.500g、2.904mmol)、水素化ナトリウム(60.00%、0.139g、3.484mmol)、そしてメチル4−(ブロモメチル)−3−メトキシベンゾエート(0.828g、3.194mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.117g、11.5%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)−2−メトキシベンジル)−N−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル3−メトキシ−4−((N−(ピリジン−3−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.117g、0.334mmol)とヒドラジンハイドレート(0.167g、3.339mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.100g、85.5%、黄色オイル)。
[ステップ3]N−(2−メトキシ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)−2−メトキシベンジル)−N−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド(0.100g、0.285mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.036mL、0.257mmol)、そしてトリエチルアミン(0.059mL、0.428mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.090g、70.6%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ4]化合物11129の合成
ステップ3で製造されたN−(2−メトキシ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド(0.090g、0.202mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.072g、0.302mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.036g、41.7%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.76(s,1H),8.56(d,1H,J=5.1Hz),8.01(d,1H,J=8.5Hz),7.67(dd,1H,J=7.9,1.6Hz),7.61−7.52(m,3H),5.08(s,2H),3.90(s,3H),3.09(s,3H);LRMS(ES)m/z429.3(M++1).
実施例10:化合物11133の合成、N−(3−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル2−フルオロ−4−((ピリジン−3−イルアミノ)メチル)ベンゾエートの合成
ピリジン−3−アミン(0.700g、7.437mmol)を室温で塩化メチレン(20mL)に溶かした溶液に、メチル2−フルオロ−4−ホルミルベンゾエート(1.490g、8.181mmol)と酢酸(0.501mL、8.181mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(3.153g、14.875mmol)を加え、同じ温度で12時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.500g、25.8%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ2]メチル2−フルオロ−4−((N−(ピリジン−3−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたメチル2−フルオロ−4−((ピリジン−3−イルアミノ)メチル)ベンゾエート(0.500g、1.921mmol)、ピリジン(0.171mL、2.113mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.180mL、2.305mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.160g、24.6%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(3−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル2−フルオロ−4−((N−(ピリジン−3−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.160g、0.473mmol)とヒドラジンハイドレート(0.237g、4.729mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.109g、68.1%、黄色オイル)。
[ステップ4]N−(3−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたN−(3−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド(0.109g、0.322mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.040mL、0.290mmol)、そしてトリエチルアミン(0.067mL、0.483mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜60%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.071g、50.7%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ5]化合物11133の合成
ステップ4で製造されたN−(3−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド(0.071g、0.163mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.058g、0.245mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.031g、45.6%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.24(s,1H),8.60(d,1H,J=5.1Hz),8.13−8.02(m,2H),7.67−7.54(m,1H),7.37(d,2H,J=9.3Hz),5.19(s,2H),3.16(s,3H);LRMS(ES)m/z417.1(M++1).
実施例11:化合物11151の合成、N−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピリジン−3−スルホンアミド
[ステップ1]N−フェニルピリジン−4−スルホンアミドの合成
アニリン(0.200g、2.147mmol)とピリジン(0.260mL、3.221mmol)を室温でジクロロメタン(6mL)に溶かした溶液に、ピリジン4−スルホニルクロリドヒドロクロリド(0.483g、2.255mmol)を加え、同じ温度で10時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.250g、49.7%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]メチル4−((N−フェニルピリジン−3−スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−フェニルピリジン−3−スルホンアミド(0.400g、1.707mmol)を0℃でN,N−ジメチルホルムアミド(8mL)に溶かした溶液に、水素化ナトリウム(60.00%、0.082g、2.049mmol)を加え、同じ温度で20分間撹拌した。反応混合物にメチル4−(ブロモメチル)ベンゾエート(0.430g、1.878mmol)を加え、室温で8時間さらに撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.380g、58.2%)を白色固体として得た。
[ステップ3]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルピリジン−3−スルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル4−((N−フェニルピリジン−3−スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.330g、0.863mmol)とヒドラジンハイドレート(0.138g、4.315mmol)を室温でエタノール(6mL)に混ぜた混合物を16時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.320g、97.0%)を白色固体として得た。
[ステップ4]化合物11151の合成
ステップ3で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルピリジン−3−スルホンアミド(0.160g、0.418mmol)を室温でテトラヒドロフラン(8mL)に溶かした溶液に、トリエチルアミン(0.075mL、0.544mmol)を加え、同じ温度で10分間撹拌した。反応混合物にトリフルオロ酢酸無水物(0.061mL、0.460mmol)を加え、14時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.150g、77.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ8.95(dd,1H,J=4.9,1.6Hz),8.84(dd,1H,J=2.4,0.8Hz),8.10(ddd,1H,J=8.1,2.4,1.6Hz),8.06−7.99(m,2H),7.73(ddd,1H,J=8.1,4.9,0.8Hz),7.66−7.54(m,2H),7.38−7.24(m,3H),7.21−7.12(m,2H),5.04(s,2H);LRMS(ES)m/z462.0(M++1).
実施例12:化合物11152の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルピリジン−3−スルホンアミド
実施例11のステップ3で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルピリジン−3−スルホンアミド(0.160g、0.418mmol)を室温でテトラヒドロフラン(8mL)に溶かした溶液に、トリエチルアミン(0.075mL、0.544mmol)を加え、同じ温度で10分間撹拌した。反応混合物に2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.050mL、0.460mmol)を加え、14時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.140g、75.6%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ8.95(dd,1H,J=4.9,1.6Hz),8.84(dd,1H,J=2.3,0.8Hz),8.09(ddd,1H,J=8.1,2.4,1.6Hz),8.06−7.96(m,2H),7.78−7.66(m,1H),7.64−7.53(m,3H),7.43(s,0H),7.38−7.26(m,3H),7.21−7.12(m,2H),5.03(s,2H);LRMS(ES)m/z444.0(M++1).
実施例13:化合物11153の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル3−フルオロ−4−((N−フェニルエチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
エタンスルホニルクロリド(0.219mL、2.314mmol)、N,N−ジメチルピリジン−4−アミン(DMAP、0.071g、0.579mmol)、そしてピリジン(0.233mL、2.893mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を30分間撹拌し、メチル3−フルオロ−4−((フェニルアミノ)メチル)ベンゾエート(0.500g、1.928mmol)を加えて5時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜25%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.450g、66.4%)を白色固体として得た。
[ステップ2]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルエタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−フェニルエチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.450g、1.281mmol)とヒドラジンハイドレート(0.205g、6.403mmol)を室温でエタノール(8mL)に混ぜた混合物を16時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.420g、93.3%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11153の合成
ステップ2で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルエタンスルホンアミド(0.080g、0.228mmol)とトリエチルアミン(0.041mL、0.296mmol)を室温でテトラヒドロフラン(2mL)に溶かした溶液を10分間撹拌してトリフルオロ酢酸無水物(0.033mL、0.250mmol)を加え、6時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.075g、76.7%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.91(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.84(dd,1H,J=10.1,1.7Hz),7.71(t,1H,J=7.7Hz),7.51−7.43(m,2H),7.44−7.30(m,3H),5.11(s,2H),3.31(q,2H,J=7.3Hz),1.33(t,3H,J=7.3Hz);LRMS(ES)m/z430.0(M++1).
実施例14:化合物11154の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルエタンスルホンアミド
実施例13のステップ2で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルエタンスルホンアミド(0.080g、0.228mmol)とトリエチルアミン(0.041mL、0.296mmol)を室温でテトラヒドロフラン(2mL)に溶かした溶液を10分間撹拌し、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.030mL、0.273mmol)を加えて3時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.065g、69.4%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.88(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.80(dd,1H,J=10.2,1.7Hz),7.75−7.67(m,1H),7.58−7.40(m,3H),7.39(dd,2H,J=8.5,6.9Hz),7.34−7.27(m,1H),5.10(s,2H),3.30(q,2H,J=7.4Hz),1.33(t,3H,J=7.3Hz);LRMS(ES)m/z412.3(M++1).
実施例15:化合物11155の合成、N−(3−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピリジン−3−スルホンアミド
[ステップ1]N−(3−フルオロフェニル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)ピリジン−3−スルホンアミドの合成
メチル4−((N−(3−フルオロフェニル)ピリジン−3−スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.300g、0.749mmol)とヒドラジンハイドレート(0.120g、3.746mmol)を室温でエタノール(6mL)に混ぜた混合物を16時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.290g、96.7%)を白色固体として得た。
[ステップ2]化合物11155の合成
ステップ1で製造されたN−(3−フルオロフェニル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)ピリジン−3−スルホンアミド(0.100g、0.250mmol)とトリエチルアミン(0.045mL、0.325mmol)を室温でテトラヒドロフラン(2mL)に溶かした溶液を10分間撹拌し、トリフルオロ酢酸無水物(0.037mL、0.275mmol)を加えて3時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.060g、50.2%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ8.97(dd,1H,J=4.9,1.6Hz),8.87(dd,1H,J=2.4,0.8Hz),8.11(ddd,1H,J=8.1,2.4,1.6Hz),8.05−7.95(m,2H),7.74(ddd,1H,J=8.1,4.9,0.8Hz),7.69(s,0.2H),7.62−7.57(m,2H),7.56(s,0.5H),7.43(s,0.2H),7.37(dd,1H,J=8.2,6.6Hz),7.21−7.11(m,2H),7.07(ddd,1H,J=8.1,2.0,1.0Hz),5.04(s,2H);LRMS(ES)m/z477.2(M+−1).
実施例16:化合物11156の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)ピリジン−3−スルホンアミド
[ステップ1]N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)ピリジン−3−スルホンアミドの合成
実施例15のステップ1で製造されたN−(3−フルオロフェニル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)ピリジン−3−スルホンアミド(0.100g、0.250mmol)とトリエチルアミン(0.045mL、0.325mmol)を室温でテトラヒドロフラン(2mL)に溶かした溶液を10分間撹拌し、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.033mL、0.300mmol)を加えて3時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.080g、67.0%)を白色固体として得た。
[ステップ2]化合物11156の合成
ステップ1で製造されたN−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)ピリジン−3−スルホンアミド(0.080g、0.167mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.035g、0.201mmol)をテトラヒドロフラン(2mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.055g、71.4%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ8.97(dd,1H,J=4.9,1.5Hz),8.87(d,1H,J=2.3Hz),8.11(ddd,1H,J=8.1,2.4,1.6Hz),8.08−7.97(m,2H),7.74(ddd,1H,J=8.0,4.9,0.8Hz),7.60(d,2H,J=8.2Hz),7.37(td,1H,J=8.1,6.6Hz),7.22−7.10(m,2H),7.10−7.02(m,1H),5.05(s,2H);LRMS(ES)m/z462.0(M++1).
実施例17:化合物11167の合成、N−フェニル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−フェニルメタンスルホンアミドの合成
アニリン(3.000g、32.213mmol)、ピリジン(2.860mL、35.434mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(3.012mL、38.656mmol)を室温でジクロロメタン(80mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(4.100g、74.3%、白色固体)。
[ステップ2]メチル4−((N−フェニルメチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−フェニルメタンスルホンアミド(0.800g、4.673mmol)、水素化ナトリウム(60.00%、0.224g、5.607mmol)、そしてメチル4−(ブロモメチル)ベンゾエート(1.177g、5.140mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.700g、46.9%)を白色固体として得た。
[ステップ3]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルメタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル4−((N−フェニルメチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.700g、2.192mmol)とヒドラジンハイドレート(1.097g、21.917mmol)をジクロロメタン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.430g、61.4%、黄色オイル)。
[ステップ4]化合物11167の合成
ステップ3で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルメタンスルホンアミド(0.200g、0.626mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.096mL、0.689mmol)、そしてトリエチルアミン(0.175mL、1.252mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.140g、56.3%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.09−8.01(m,2H),7.54−7.47(m,2H),7.42−7.26(m,5H),4.97(s,2H),3.01(s,3H);LRMS(ES)m/z398.1(M++1).
実施例18:化合物11168の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルメタンスルホンアミド
実施例17のステップ3で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルメタンスルホンアミド(0.200g、0.626mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.075mL、0.689mmol)、そしてトリエチルアミン(0.131mL、0.939mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.110g、46.3%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.08−7.97(m,2H),7.53−7.45(m,2H),7.44−7.26(m,5H),7.05(s,0.2H),6.92(s,0.5H),6.79(s,0.2H),4.96(s,2H),3.01(s,3H);LRMS(ES)m/z380.0(M++1).
実施例19:化合物11169の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルメタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル3−フルオロ−4−((N−フェニルメチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例17のステップ1で製造されたN−フェニルメタンスルホンアミド(0.800g、4.673mmol)、水素化ナトリウム(60.00%、0.224g、5.607mmol)、そしてメチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(1.270g、5.140mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.752g、47.7%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルメタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−フェニルメチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.752g、2.229mmol)とヒドラジンハイドレート(1.116g、22.290mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.700g、93.1%、黄色オイル)。
[ステップ3]N−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−フェニルメタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルメタンスルホンアミド(0.200g、0.593mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.091mL、0.652mmol)、そしてトリエチルアミン(0.124mL、0.889mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.150g、58.4%、黄色オイル)。
[ステップ4]化合物11169の合成
ステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−フェニルメタンスルホンアミド(0.150g、0.346mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.124g、0.519mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.091g、63.3%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.88(dd,1H,J=8.1,1.7Hz),7.75(dd,1H,J=9.8,1.6Hz),7.71(t,1H,J=7.6Hz),7.42−7.29(m,5H),5.05(s,2H),3.03(s,3H);LRMS(ES)m/z416.3(M++1).
実施例20:化合物11170の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルメタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルメタンスルホンアミドの合成
実施例19のステップ2で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルメタンスルホンアミド(0.200g、0.593mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.071mL、0.652mmol)、そしてトリエチルアミン(0.124mL、0.889mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.110g、44.7%、黄色固体)。
[ステップ2]化合物11170の合成
ステップ1で製造されたN−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルメタンスルホンアミド(0.110g、0.254mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.091g、0.381mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.071g、70.4%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.88(d,1H,J=8.3Hz),7.75(d,1H,J=10.0Hz),7.68(t,1H,J=7.7Hz),7.42−7.29(m,5H),7.05(s,0.2H),6.92(s,0.5H),6.79(s,0.2H),5.04(s,2H),3.03(s,3H);LRMS(ES)m/z398.5(M++1).
実施例21:化合物11171の合成、N−フェニル−N−((5−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル6−((N−フェニルメチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
実施例17のステップ1で製造されたN−フェニルメタンスルホンアミド(0.800g、4.673mmol)、水素化ナトリウム(60.00%、0.224g、5.607mmol)、そしてメチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(1.182g、5.140mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.323g、21.6%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルメタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル6−((N−フェニルメチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.323g、1.008mmol)とヒドラジンハイドレート(0.505g、10.082mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.300g、92.9%、黄色オイル)。
[ステップ3]N−フェニル−N−((5−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたN−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルメタンスルホンアミド(0.100g、0.312mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.048mL、0.343mmol)、そしてトリエチルアミン(0.065mL、0.468mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.083g、63.9%、黄色オイル)。
[ステップ4]化合物11171の合成
ステップ3で製造されたN−フェニル−N−((5−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド(0.083g、0.199mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.071g、0.299mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜60%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.053g、66.7%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.25(dd,1H,J=2.3,0.8Hz),8.40(dd,1H,J=8.3,2.3Hz),7.76(dd,1H,J=8.2,0.8Hz),7.46−7.34(m,4H),7.35−7.29(m,1H),5.18(s,2H),3.08(s,3H);LRMS(ES)m/z399.3(M++1).
実施例22:化合物11172の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルメタンスルホンアミド
[ステップ1]N−((5−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルメタンスルホンアミドの合成
実施例21のステップ2で製造されたN−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルメタンスルホンアミド(0.100g、0.312mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.037mL、0.343mmol)、そしてトリエチルアミン(0.065mL、0.468mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.083g、66.7%、黄色オイル)。
[ステップ2]化合物11172の合成
ステップ1で製造されたN−((5−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルメタンスルホンアミド(0.083g、0.208mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.074g、0.313mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.043g、54.3%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.25(dd,1H,J=2.2,0.9Hz),8.40(dd,1H,J=8.3,2.2Hz),7.74(dd,1H,J=8.1,0.8Hz),7.49−7.29(m,5H),7.08(s,0.2H),6.95(s,0.5H),6.82(s,0.2H),5.17(s,2H),3.09(s,3H);LRMS(ES)m/z381.2(M++1).
[ステップ3]化合物11172塩酸塩の合成
ステップ2で製造されたN−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルメタンスルホンアミド(0.026g、0.068mmol)を室温で酢酸エチル(2mL)に溶かした溶液に、塩酸(1.00M solution in EtOAc、0.075mL、0.075mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。析出した固体を濾過し、酢酸エチルで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.028g、98.3%)を白色固体として得た。
実施例23:化合物11173の合成、N−フェニル−N−((6−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル)メチル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル5−((フェニルアミノ)メチル)ピコリネートの合成
アニリン(0.500g、5.369mmol)を室温でジクロロメタン(20mL)に溶かした溶液に、メチル5−ホルミルピコリネート(0.975g、5.906mmol)と酢酸(0.338mL、5.906mmol)を加え、同じ温度で30分間撹拌した。反応混合物にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(2.276g、10.738mmol)を加え、同じ温度で12時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.672g、51.7%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]メチル5−((N−フェニルメチルスルホンアミド)メチル)ピコリネートの合成
ステップ1で製造されたメチル5−((フェニルアミノ)メチル)ピコリネート(0.672g、2.774mmol)、トリエチルアミン(0.773mL、5.547mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.259mL、3.328mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.620g、69.8%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ3]N−((6−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−3−イル)メチル)−N−フェニルメタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル5−((N−フェニルメチルスルホンアミド)メチル)ピコリネート(0.620g、1.935mmol)とヒドラジンハイドレート(0.969g、19.353mmol)をジクロロメタン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.590g、95.2%、黄色オイル)。
[ステップ4]化合物11173の合成
ステップ3で製造されたN−((6−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−3−イル)メチル)−N−フェニルメタンスルホンアミド(0.200g、0.624mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.096mL、0.687mmol)、そしてトリエチルアミン(0.131mL、0.936mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.100g、40.2%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.67−8.60(m,1H),8.31−8.24(m,1H),8.04−7.96(m,1H),7.45−7.24(m,5H),5.01(s,2H),3.03(s,3H);LRMS(ES)m/z399.0(M++1).
実施例24:化合物11174の合成、N−((6−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−3−イル)メチル)−N−フェニルメタンスルホンアミド
実施例23のステップ3で製造されたN−((6−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−3−イル)メチル)−N−フェニルメタンスルホンアミド(0.200g、0.624mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.075mL、0.687mmol)、そしてトリエチルアミン(0.131mL、0.936mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.110g、46.3%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.63(dd,1H,J=2.2,0.8Hz),8.25(d,1H,J=8.1,0.8Hz),8.02−7.95(m,1H),7.41−7.29(m,5H),7.07(s,0.2H),6.94(s,0.5H),6.81(s,0.2H),5.01(s,2H),3.03(s,3H);LRMS(ES)m/z381.3(M++1).
実施例25:化合物11175の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミドの合成
3−(トリフルオロメチル)アニリン(1.000g、6.206mmol)、ピリジン(0.551mL、6.827mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.580mL、7.447mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(1.050g、70.7%、黄色オイル)。
[ステップ2]メチル3−フルオロ−4−((N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミド(0.500g、2.090mmol)、水素化ナトリウム(60.00%、0.100g、2.508mmol)、そしてメチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.568g、2.299mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.600g、70.8%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.665g、1.641mmol)とヒドラジンハイドレート(0.821g、16.405mmol)をジクロロメタン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.520g、78.2%、黄色オイル)。
[ステップ4]N−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミド(0.200g、0.493mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.075mL、0.543mmol)、そしてトリエチルアミン(0.103mL、0.740mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.140g、56.6%、白色固体)。
[ステップ5]化合物11175の合成
ステップ4で製造されたN−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミド(0.140g、0.279mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.100g、0.419mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.094g、69.6%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.89(dt,1H,J=8.1,4.0Hz),7.81−7.72(m,1H),7.68(t,1H,J=7.6Hz),7.63−7.56(m,2H),7.56−7.45(m,2H),5.07(s,2H),3.06(s,3H);LRMS(ES)m/z484.3(M++1).
実施例26:化合物11176の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミドの合成
実施例25のステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミド(0.200g、0.493mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.059mL、0.543mmol)、そしてトリエチルアミン(0.103mL、0.740mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.130g、54.5%、白色固体)。
[ステップ2]化合物11176の合成
ステップ1で製造されたN−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミド(0.130g、0.269mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.096g、0.403mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.094g、75.1%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.90(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.76(dd,1H,J=9.9,1.7Hz),7.66(t,1H,J=7.6Hz),7.61−7.55(m,2H),7.55−7.45(m,2H),7.05(s,0.2H),6.92(s,0.4H),6.79(s,0.2H),5.06(s,2H),3.05(s,3H);LRMS(ES)m/z466.2(M++1).
実施例27:化合物11177の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(m−トリル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(m−トリル)メタンスルホンアミドの合成
m−トルイジン塩酸塩(1.000g、6.963mmol)、ピリジン(0.618mL、7.660mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.651mL、8.356mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(1.100g、85.3%、白色固体)。
[ステップ2]メチル3−フルオロ−4−((N−(m−トリル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(m−トリル)メタンスルホンアミド(0.500g、2.699mmol)、水素化ナトリウム(60.00%、0.130g、3.239mmol)、そしてメチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.734g、2.969mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.630g、66.4%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(m−トリル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(m−トリル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.630g、1.793mmol)とヒドラジンハイドレート(0.898g、17.929mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.590g、93.7%、黄色オイル)。
[ステップ4]N−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(m−トリル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(m−トリル)メタンスルホンアミド(0.200g、0.569mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.087mL、0.626mmol)、そしてトリエチルアミン(0.119mL、0.854mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.153g、60.1%、白色固体)。
[ステップ5]化合物11177の合成
ステップ4で製造されたN−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(m−トリル)メタンスルホンアミド(0.153g、0.342mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.122g、0.513mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.100g、68.1%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.88(dd,1H,J=8.1,1.7Hz),7.79−7.67(m,2H),7.30−7.09(m,4H),5.03(s,2H),3.02(s,3H),2.34(s,3H);LRMS(ES)m/z430.0(M++1).
実施例28:化合物11178の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)2−フルオロベンジル)−N−(m−トリル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(m−トリル)メタンスルホンアミドの合成
実施例27のステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(m−トリル)メタンスルホンアミド(0.200g、0.569mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.068mL、0.626mmol)、そしてトリエチルアミン(0.119mL、0.854mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.130g、53.2%、白色固体)。
[ステップ2]化合物11178の合成
ステップ1で製造されたN−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(m−トリル)メタンスルホンアミド(0.130g、0.303mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.108g、0.454mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.091g、73.1%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.92−7.83(m,1H),7.79−7.64(m,2H),7.25(dd,1H,J=15.9,8.2Hz),7.19−7.08(m,3H),7.05(s,0.2H),6.92(S,0.5H),6.79(s,0.2H),5.02(s,2H),3.02(s,3H),2.34(s,3H);LRMS(ES)m/z412.0(M++1).
実施例29:化合物11179の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(3−メトキシフェニル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(3−メトキシフェニル)メタンスルホンアミドの合成
3−メトキシアニリン(1.000g、8.120mmol)、ピリジン(0.721mL、8.931mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.759mL、9.743mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.920g、52.6%、黄色オイル)。
[ステップ2]メチル3−フルオロ−4−((N−(3−メトキシフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(3−メトキシフェニル)メタンスルホンアミド(0.700g、3.252mmol)、水素化ナトリウム(60.00%、0.156g、3.902mmol)、そしてメチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.884g、3.577mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.900g、75.3%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−メトキシフェニル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(3−メトキシフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.973g、2.648mmol)とヒドラジンハイドレート(1.326g、26.484mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.830g、85.3%、黄色オイル)。
[ステップ4]N−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(3−メトキシフェニル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−メトキシフェニル)メタンスルホンアミド(0.200g、0.544mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.083mL、0.599mmol)、そしてトリエチルアミン(0.114mL、0.817mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.140g、55.5%、黄色固体)。
[ステップ5]化合物11179の合成
ステップ4で製造されたN−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(3−メトキシフェニル)メタンスルホンアミド(0.140g、0.302mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.108g、0.453mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.100g、74.3%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.90−7.82(m,1H),7.79−7.65(m,2H),7.31−7.20(m,1H),6.96−6.80(m,3H),5.03(s,2H),3.77(s,3H),3.02(s,3H);LRMS(ES)m/z446.3(M++1).
実施例30:化合物11180の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−メトキシフェニル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−メトキシフェニル)メタンスルホンアミドの合成
実施例29のステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−メトキシフェニル)メタンスルホンアミド(0.200g、0.544mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.065mL、0.599mmol)、そしてトリエチルアミン(0.114mL、0.817mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.160g、66.0%、白色固体)。
[ステップ2]化合物11180の合成
ステップ1で製造されたN−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−メトキシフェニル)メタンスルホンアミド(0.160g、0.359mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.128g、0.539mmol)をジクロロメタン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.120g、78.2%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.88(dd,1H,J=7.9,1.7Hz),7.75(dd,1H,J=10.0,1.7Hz),7.68(t,1H,J=7.6Hz),7.31−7.22(m,1H),7.05(s,0.2H),6.95−6.81(m,3H),6.79(s,0.2H),5.03(s,2H),3.78(d,3H,J=0.6Hz),3.03(d,3H,J=0.5Hz);LRMS(ES)m/z428.1(M++1).
実施例31:化合物11181の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(3−フルオロフェニル)メタンスルホンアミド合成
3−フルオロアニリン(0.800g、7.199mmol)、ピリジン(0.639mL、7.919mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.673mL、8.639mmol)を室温でジクロロメタン(20mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.610g、44.8%、黄色オイル)。
[ステップ2]メチル3−フルオロ−4−((N−(3−フルオロフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(3−フルオロフェニル)メタンスルホンアミド(0.610g、3.224mmol)、水素化ナトリウム(0.093g、3.869mmol)、そしてメチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.876g、3.547mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.590g、51.5%、黄色オイル)。
[ステップ3]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(3−フルオロフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.590g、1.660mmol)とヒドラジンハイドレート(0.831g、16.603mmol)をジクロロメタン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.500g、84.7%、黄色オイル)。
[ステップ4]N−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)メタンスルホンアミド(0.200g、0.563mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.086mL、0.619mmol)、そしてトリエチルアミン(0.118mL、0.844mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.150g、59.0%、黄色固体)。
[ステップ5]化合物11181の合成
ステップ4で製造されたN−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)メタンスルホンアミド(0.150g、0.332mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.119g、0.498mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.091g、63.2%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.89(dd,1H,J=8.1,1.7Hz),7.77(dd,1H,J=9.8,1.6Hz),7.68(t,1H,J=7.6Hz),7.39−7.30(m,1H),7.18−6.99(m,3H),5.04(s,2H),3.05(s,3H);LRMS(ES)m/z434.1(M++1).
実施例32:化合物11182の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)メタンスルホンアミドの合成
実施例31のステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)メタンスルホンアミド(0.200g、0.563mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.067mL、0.619mmol)、そしてトリエチルアミン(0.118mL、0.844mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.150g、61.5%、白色固体)。
[ステップ2]化合物11182の合成
ステップ1で製造されたN−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)メタンスルホンアミド(0.150g、0.346mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.124g、0.519mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.089g、61.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.89(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.77(dd,1H,J=9.9,1.7Hz),7.66(t,1H,J=7.6Hz),7.34(td,1H,J=8.2,6.3Hz),7.18−6.98(m,3H),6.92(s,0.5H),6.79(s,0.2H),5.03(s,2H),3.04(s,3H);LRMS(ES)m/z416.3(M++1).
実施例33:化合物11183の合成、N−(3−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルメタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル2−フルオロ−4−((フェニルアミノ)メチル)ベンゾエートの合成
アニリン(0.500g、5.369mmol)を室温でジクロロメタン(30mL)に溶かした溶液に、メチル2−フルオロ−4−ホルミルベンゾエート(1.076g、5.906mmol)と酢酸(0.338mL、5.906mmol)を加え、同じ温度で30分間撹拌した。反応混合物にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(2.276g、10.738mmol)を加え、同じ温度で12時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.000g、71.8%)を透明オイルとして得た。
[ステップ2]メチル2−フルオロ−4−((N−フェニルメチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたメチル2−フルオロ−4−((フェニルアミノ)メチル)ベンゾエート(0.540g、2.083mmol)、トリエチルアミン(0.581mL、4.165mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.195mL、2.499mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜35%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.600g、85.4%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(3−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルメタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル2−フルオロ−4−((N−フェニルメチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.600g、1.778mmol)とヒドラジンハイドレート(0.890g、17.785mmol)をジクロロメタン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.520g、86.7%、黄色オイル)。
[ステップ4]N−(3−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−フェニルメタンスルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたN−(3−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルメタンスルホンアミド(0.200g、0.593mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.091mL、0.652mmol)、そしてトリエチルアミン(0.124mL、0.889mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.120g、46.7%、白色固体)。
[ステップ5]化合物11183の合成
ステップ4で製造されたN−(3−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−フェニルメタンスルホンアミド(0.120g、0.277mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.099g、0.415mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.079g、68.7%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.05(dd,1H,J=8.2,7.0Hz),7.46−7.25(m,7H),4.96(s,2H),3.02(s,3H);LRMS(ES)m/z416.3(M++1).
実施例34:化合物11184の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−フルオロベンジル)−N−フェニルメタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−3−フルオロベンジル)−N−フェニルメタンスルホンアミドの合成
実施例33のステップ3で製造されたN−(3−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルメタンスルホンアミド(0.200g、0.593mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.071mL、0.652mmol)、そしてトリエチルアミン(0.124mL、0.889mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.130g、52.8%、白色固体)。
[ステップ2]化合物11184の合成
ステップ1で製造されたN−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−3−フルオロベンジル)−N−フェニルメタンスルホンアミド(0.130g、0.313mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.112g、0.469mmol)を、150℃でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で30分間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.096g、77.2%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.04(dd,1H,J=8.2,7.0Hz),7.45−7.28(m,6H),7.06(s,0H),6.94(s,0H),6.81(s,0H),4.96(s,2H),3.02(s,3H);LRMS(ES)m/z398.3(M++1).
実施例35:化合物11186の合成、N,N−ビス(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]ジメチル4,4’−(アザンジイルビス(メチレン))ジベンゾエートの合成
メチル4−(アミノメチル)ベンゾエート(0.260g、1.574mmol)とメチル4−ホルミルベンゾエート(0.284g、1.731mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、酢酸(0.099mL、1.731mmol)を加え、同じ温度で30分間撹拌した。反応混合物にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.667g、3.148mmol)を加え、同じ温度で12時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.248g、50.3%)を白色固体として得た。
[ステップ2]ジメチル4,4’−(((メチルスルホニル)アザンジイル)ビス(メチレン))ジベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたジメチル4,4’−(アザンジイルビス(メチレン))ジベンゾエート(0.248g、0.791mmol)、トリエチルアミン(0.165mL、1.187mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.074mL、0.950mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.250g、80.7%)を白色固体として得た。
[ステップ3]N,N−ビス(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたジメチル4,4’−(((メチルスルホニル)アザンジイル)ビス(メチレン))ジベンゾエート(0.250g、0.639mmol)とヒドラジンハイドレート(0.320g、6.387mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.210g、84.0%、白色固体)。
[ステップ4]化合物11186の合成
ステップ3で製造されたN,N−ビス(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.033mL、0.307mmol)、そしてトリエチルアミン(0.071mL、0.511mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.079g、60.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.10(d,4H,J=8.0Hz),7.48(d,4H,J=7.8Hz),7.07(s,0.3H),6.94(s,0.8H),6.81(s,0.4H),4.49(s,4H),2.96(s,3H);LRMS(ES)m/z512.2(M++1).
実施例36:化合物11190の合成、N−(3−クロロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(3−クロロフェニル)メタンスルホンアミドの合成
3−クロロアニリン(0.500g、3.919mmol)、ピリジン(0.348mL、4.311mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.366mL、4.703mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.700g、86.8%、黄色固体)。
[ステップ2]メチル4−((N−(3−クロロフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(3−クロロフェニル)メタンスルホンアミド(0.700g、3.404mmol)、水素化ナトリウム(60.00%、0.163g、4.084mmol)、そしてメチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.925g、3.744mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.640g、50.6%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(3−クロロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル4−((N−(3−クロロフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエート(0.640g、1.721mmol)とヒドラジンハイドレート(0.862g、17.213mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.570g、89.1%、白色固体)。
[ステップ4]N−(3−クロロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたN−(3−クロロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミド(0.250g、0.672mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.112mL、0.807mmol)、そしてトリエチルアミン(0.187mL、1.345mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.170g、54.0%、黄色固体)。
[ステップ5]化合物11190の合成
ステップ4で製造されたN−(3−クロロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミド(0.170g、0.363mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.130g、0.545mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.110g、67.3%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.90(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.78(dd,1H,J=9.9,1.7Hz),7.68(t,1H,J=7.6Hz),7.39−7.27(m,3H),7.32−7.19(m,1H),5.03(s,2H),3.04(s,3H);LRMS(ES)m/z450.2(M++1).
実施例37:化合物11191の合成、N−(3−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(3−クロロフェニル)−N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)メタンスルホンアミドの合成
実施例36のステップ3で製造されたN−(3−クロロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミド(0.250g、0.672mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.088mL、0.807mmol)、そしてトリエチルアミン(0.187mL、1.345mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.180g、59.5%、黄色固体)。
[ステップ2]化合物11191の合成
ステップ1で製造されたN−(3−クロロフェニル)−N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)メタンスルホンアミド(0.180g、0.400mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.143g、0.600mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.120g、69.4%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.89(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.76(dd,1H,J=10.0,1.7Hz),7.65(t,1H,J=7.6Hz),7.39−7.18(m,4H),7.05(s,0.2H),6.93(s,0.5H),6.80(s,0.2H),5.02(s,2H),3.04(s,3H);LRMS(ES)m/z432.0(M++1).
実施例38:化合物11192の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(4−メトキシフェニル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(4−メトキシフェニル)メタンスルホンアミドの合成
4−メトキシアニリン(0.600g、4.872mmol)、ピリジン(0.424g、5.359mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.670g、5.846mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.840g、85.7%、黄色固体)。
[ステップ2]メチル3−フルオロ−4−((N−(4−メトキシフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(4−メトキシフェニル)メタンスルホンアミド(1.000g、4.969mmol)、水素化ナトリウム(60.00%、0.239g、5.963mmol)、そしてメチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(1.350g、5.466mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.810g、44.4%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(4−メトキシフェニル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(4−メトキシフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.810g、2.205mmol)とヒドラジンハイドレート(1.104g、22.047mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.700g、86.4%、白色固体)。
[ステップ4]N−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(4−メトキシフェニル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(4−メトキシフェニル)メタンスルホンアミド(0.350g、0.953mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.159mL、1.143mmol)、そしてトリエチルアミン(0.264mL、1.905mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.250g、56.6%、黄色固体)。
[ステップ5]化合物11192の合成
ステップ4で製造されたN−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(4−メトキシフェニル)メタンスルホンアミド(0.250g、0.539mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.193g、0.809mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間に加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.190g、79.1%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.88(dd,1H,J=8.0,1.8Hz),7.78−7.65(m,2H),7.26−7.16(m,2H),6.92−6.81(m,2H),4.98(s,2H),3.79(s,3H),3.01(s,3H);LRMS(ES)m/z446.2(M++1).
実施例39:化合物11193の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(4−メトキシフェニル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(4−メトキシフェニル)メタンスルホンアミドの合成
実施例38のステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(4−メトキシフェニル)メタンスルホンアミド(0.350g、0.953mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.124mL、1.143mmol)、そしてトリエチルアミン(0.264mL、1.905mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.260g、61.3%、白色固体)。
[ステップ2]化合物11193の合成
ステップ1で製造されたN−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(4−メトキシフェニル)メタンスルホンアミド(0.260g、0.584mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.209g、0.876mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.180g、72.1%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.88(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.75(dd,1H,J=9.9,1.7Hz),7.67(dd,1H,J=8.0,7.3Hz),7.26−7.16(m,2H),7.05(s,0.2H),6.92(s,0.5H),6.89−6.82(m,2H),6.80(s,0.2H),4.98(s,2H),3.79(s,3H),3.01(s,3H);LRMS(ES)m/z428.3(M++1).
実施例40:化合物11194の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(ピリミジン−5−イル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(ピリミジン−5−イル)メタンスルホンアミドの合成
ピリミジン−5−アミン(0.500g、5.257mmol)、ピリジン(0.467mL、5.783mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.492mL、6.308mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.610g、67.0%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]メチル3−フルオロ−4−((N−(ピリミジン−5−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(ピリミジン−5−イル)メタンスルホンアミド(0.610g、3.522mmol)、水素化ナトリウム(60.00%、0.169g、4.227mmol)、そしてメチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.957g、3.874mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.590g、49.4%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(ピリミジン−5−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(ピリミジン−5−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.590g、1.739mmol)とヒドラジンハイドレート(0.870g、17.387mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.520g、88.1%、白色固体)。
[ステップ4]N−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(ピリミジン−5−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(ピリミジン−5−イル)メタンスルホンアミド(0.245g、0.722mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.121mL、0.866mmol)、そしてトリエチルアミン(0.200mL、1.444mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.180g、57.3%、黄色固体)。
[ステップ5]化合物11194の合成
ステップ4で製造されたN−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(ピリミジン−5−イル)メタンスルホンアミド(0.180g、0.413mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.148g、0.620mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜60%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.090g、52.2%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.14(d,1H,J=0.6Hz),8.73(s,2H),7.94(dd,1H,J=8.1,1.6Hz),7.81(dd,1H,J=9.8,1.7Hz),7.68(t,1H,J=7.6Hz),5.07(s,2H),3.10(s,3H);LRMS(ES)m/z418.3(M++1).
実施例41:化合物11195の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(ピリミジン−5−イル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(ピリミジン−5−イル)メタンスルホンアミドの合成
実施例40のステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(ピリミジン−5−イル)メタンスルホンアミド(0.245g、0.722mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.094mL、0.866mmol)、そしてトリエチルアミン(0.200mL、1.444mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.170g、52.3%、黄色固体)。
[ステップ2]化合物11195の合成
ステップ1で製造されたN−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(ピリミジン−5−イル)メタンスルホンアミド(0.170g、0.407mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.146g、0.611mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.100g、61.5%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.12(s,1H),8.70(s,2H),7.91(dd,1H,J=8.1,1.6Hz),7.78(dd,1H,J=10.0,1.6Hz),7.64(t,1H,J=7.6Hz),7.04(s,0.04H),6.91(s,0.06H),6.78(s,0.2H),5.04(s,2H),3.08(s,3H);LRMS(ES)m/z400.1(M++1).
実施例42:化合物11196の合成、N−(3−ブロモフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(3−ブロモフェニル)メタンスルホンアミドの合成
3−ブロモアニリン(1.000g、5.813mmol)、ピリジン(0.516mL、6.394mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.799g、6.976mmol)を室温でジクロロメタン(50mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.100g、75.7%)を白色固体として得た。
[ステップ2]メチル4−((N−(3−ブロモフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(3−ブロモフェニル)メタンスルホンアミド(0.500g、1.999mmol)、水素化ナトリウム(60.00%、0.096g、2.399mmol)、そしてメチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.543g、2.199mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.490g、58.9%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(3−ブロモフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル4−((N−(3−ブロモフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエート(0.490g、1.177mmol)とヒドラジンハイドレート(0.589g、11.771mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.400g、81.6%、白色固体)。
[ステップ4]化合物11196の合成
ステップ3で製造されたN−(3−ブロモフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミド(0.200g、0.480mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.074mL、0.529mmol)、そしてトリエチルアミン(0.100mL、0.721mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.100g、42.1%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.90(dd,1H,J=8.1,1.7Hz),7.77(dd,1H,J=9.8,1.6Hz),7.68(dd,1H,J=8.1,7.2Hz),7.52(t,1H,J=1.9Hz),7.48−7.44(m,1H),7.29−7.22(m,2H),5.03(s,2H),3.04(s,3H);LRMS(ES)m/z496.2(M++1).
実施例43:化合物11197の合成、N−(3−ブロモフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)メタンスルホンアミド
実施例42のステップ3で製造されたN−(3−ブロモフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミド(0.200g、0.480mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.057mL、0.529mmol)、そしてトリエチルアミン(0.100mL、0.721mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.130g、56.8%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.89(dd,1H,J=8.0,1.6Hz),7.77(dt,1H,J=10.0,1.3Hz),7.65(t,1H,J=7.6Hz),7.54−7.49(m,1H),7.48−7.42(m,1H),7.32−7.20(m,2H),7.05(s,0.2H),6.93(s,0.5H),6.80(s,0.2H),5.02(s,2H),3.04(s,3H);LRMS(ES)m/z478.2(M++1).
実施例44:化合物11216の合成、N−(3−フルオロフェニル)−N−((5−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル6−(((3−フルオロフェニル)アミノ)メチル)ニコチネートの合成
3−フルオロアニリン(0.500g、4.500mmol)とメチル6−ホルミルニコチネート(0.817g、4.950mmol)を室温でジクロロメタン(20mL)に溶かした溶液に、酢酸(0.283mL、4.950mmol)を加え、同じ温度で30分間撹拌した。反応混合物にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(1.907g、8.999mmol)を加え、同じ温度で12時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.500g、42.7%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ2]メチル6−((N−(3−フルオロフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
ステップ1で製造されたメチル6−(((3−フルオロフェニル)アミノ)メチル)ニコチネート(0.500g、1.921mmol)、ピリジン(0.186mL、2.305mmol)、N,N−ジメチルピリジン−4−アミン(DMAP、0.012g、0.096mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.180mL、2.305mmol)を50℃でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.380g、58.5%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(3−フルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル6−((N−(3−フルオロフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.380g、1.123mmol)とヒドラジンハイドレート(0.562g、11.231mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.280g、73.7%、白色固体)。
[ステップ4]化合物11216の合成
ステップ3で製造されたN−(3−フルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド(0.090g、0.266mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.041mL、0.293mmol)、そしてトリエチルアミン(0.055mL、0.399mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.043g、38.8%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.27(dd,1H,J=2.3,0.8Hz),8.41(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.73−7.66(m,1H),7.38−7.31(m,1H),7.26−7.17(m,2H),7.07−6.97(m,1H),5.16(s,2H),3.10(s,3H);LRMS(ES)m/z417.3(M++1).
実施例45:化合物11217の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(3−フルオロフェニル)メタンスルホンアミド
実施例44のステップ3で製造されたN−(3−フルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド(0.090g、0.266mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.032mL、0.293mmol)、そしてトリエチルアミン(0.055mL、0.399mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.053g、50.0%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.27(dd,1H,J=2.3,0.9Hz),8.40(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.68(dd,1H,J=8.3,0.8Hz),7.38−7.30(m,1H),7.27−7.16(m,2H),7.08(s,0.2H),7.05−6.98(m,1H),6.95(s,0.5H),6.82(s,0.2H),5.15(s,2H),3.10(s,3H);LRMS(ES)m/z399.0(M++1).
実施例46:化合物11218の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミドの合成
2−(トリフルオロメチル)アニリン(1.000g、6.206mmol)、ピリジン(0.551mL、6.827mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.580mL、7.447mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(1.100g、74.1%、黄色固体)。
[ステップ2]メチル3−フルオロ−4−((N−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミド(0.500g、2.090mmol)、水素化ナトリウム(60.00%、0.100g、2.508mmol)、そしてメチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.568g、2.299mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.610g、72.0%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.610g、1.505mmol)とヒドラジンハイドレート(0.753g、15.048mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.530g、86.9%、黄色固体)。
[ステップ4]化合物11218の合成
ステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミド(0.265g、0.654mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.100mL、0.719mmol)、そしてトリエチルアミン(0.136mL、0.981mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.190g、60.1%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.87(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.79−7.70(m,2H),7.66−7.57(m,1H),7.56−7.46(m,2H),7.31−7.21(m,1H),5.01(dd,1H,J=14.7,1.5Hz),4.86(d,1H,J=14.7Hz),3.12(s,3H);LRMS(ES)m/z484.2(M++1).
実施例47:化合物11219の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミドの合成
実施例46のステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミド(0.270g、0.666mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.087mL、0.799mmol)、そしてトリエチルアミン(0.185mL、1.332mmol)を室温で(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.192g、59.6%、黄色固体)。
[ステップ2]化合物11219の合成
ステップ1で製造されたN−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミド(0.192g、0.397mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.142g、0.596mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.110g、59.5%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.87(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.79−7.70(m,2H),7.59(t,1H,J=7.6Hz),7.55−7.46(m,2H),7.27−7.21(m,1H),7.06(s,0.2H),6.93(s,0.5H),6.80(s,0.2H),5.00(dd,1H,J=14.8,1.4Hz),4.86(d,1H,J=14.6Hz),3.12(s,3H);LRMS(ES)m/z466.2(M++1).
実施例48:化合物11220の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミドの合成
4−(トリフルオロメチル)アニリン(1.000g、6.206mmol)、ピリジン(0.551mL、6.827mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.580mL、7.447mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(1.200g、80.8%、黄色オイル)。
[ステップ2]メチル3−フルオロ−4−((N−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミド(0.500g、2.090mmol)、水素化ナトリウム(60.00%、0.100g、2.508mmol)、そしてメチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.568g、2.299mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.630g、74.4%)を白色固体として得た。
[ステップ3]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.630g、1.554mmol)とヒドラジンハイドレート(0.778g、15.542mmol)を120℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で1時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.600g、95.2%、黄色固体)。
[ステップ4]N−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミド(0.240g、0.592mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.091mL、0.651mmol)、そしてトリエチルアミン(0.123mL、0.888mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.180g、60.6%、黄色固体)。
[ステップ5]化合物11220の合成
ステップ4で製造されたN−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミド(0.180g、0.359mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.128g、0.539mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.130g、74.9%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.89(dd,1H,J=8.1,1.7Hz),7.78(dd,1H,J=9.8,1.7Hz),7.72−7.60(m,3H),7.52−7.45(m,2H),5.09(s,2H),3.05(s,3H);LRMS(ES)m/z484.4(M++1).
実施例49:化合物11221の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミドの合成
実施例48のステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミド(0.240g、0.592mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.077mL、0.710mmol)、そしてトリエチルアミン(0.123mL、0.888mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.140g、48.9%、黄色固体)。
[ステップ2]化合物11221の合成
ステップ1で製造されたN−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミド(0.140g、0.365mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.131g、0.548mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.092g、54.1%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.89(dd,1H,J=8.1,1.7Hz),7.77(dd,1H,J=10.0,1.7Hz),7.70−7.60(m,3H),7.52−7.44(m,2H),7.05(s,0.2H),6.92(s,0.5H),6.79(s,0.2H),5.08(s,2H),3.05(s,3H);LRMS(ES)m/z466.3(M++1).
実施例50:化合物11222の合成、N−ブチル−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)メタンスルホンアミド
実施例7で製造されたN−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)メタンスルホンアミド(0.100g、0.311mmol)を0℃でN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)に溶かした溶液に、水素化ナトリウム(60.00%、0.016g、0.405mmol)を加え、30分間撹拌した。反応混合物に1−ヨードブタン(0.063g、0.342mmol)を加え、同じ温度で30分間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜25%)で精製及び濃縮した後、表題化合物を再びクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;アセトニトリル/1%−ギ酸水溶液=5%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.035g、29.8%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.14−8.06(m,2H),7.61−7.53(m,2H),4.46(s,2H),3.27−3.12(m,2H),2.90(s,3H),1.47(ddt,2H,J=9.3,7.7,3.4Hz),1.28−1.21(m,2H),0.84(t,3H,J=7.3Hz);LRMS(ES)m/z378.3(M++1).
実施例51:化合物11225の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)ピリジン−3−スルホンアミド
[ステップ1]N−(3−フルオロフェニル)ピリジン−3−スルホンアミドの合成
3−フルオロアニリン(1.000g、8.999mmol)を室温でジクロロメタン(14mL)に溶かした溶液に、トリエチルアミン(1.622mL、11.699mmol)を加え、同じ温度で10分間撹拌した。反応混合物にピリジン−3−スルホニルクロリド(1.758g、9.899mmol)を加え、同じ温度で24時間さらに撹拌した。析出した固体を濾過し、ジエチルエーテルで洗浄し、乾燥して、表題化合物(1.900g、83.7%)を淡黄色固体として得た。
[ステップ2]メチル3−フルオロ−4−((N−(3−フルオロフェニル)ピリジン−3−スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(3−フルオロフェニル)ピリジン−3−スルホンアミド(0.400g、1.586mmol)を0℃でN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)に溶かした溶液に、水素化ナトリウム(60.00%、0.076g、1.903mmol)を加え、同じ温度で20分間撹拌した。反応混合物にメチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.411g、1.665mmol)を加え、室温で16時間さらに撹拌した。反応混合物に1N−塩酸水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.250g、37.7%)を白色固体として得た。
[ステップ3]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)ピリジン−3−スルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(3−フルオロフェニル)ピリジン−3−スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.250g、0.598mmol)とヒドラジンハイドレート(0.057g、1.793mmol)を室温でエタノール(6mL)に混ぜた混合物を24時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.220g、88.0%)を白色固体として得た。
[ステップ4]化合物11225の合成
ステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)ピリジン−3−スルホンアミド(0.040g、0.096mmol)とトリエチルアミン(0.017mL、0.124mmol)を室温でテトラヒドロフラン(2mL)に溶かした溶液を10分間撹拌し、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.012mL、0.115mmol)を加えて8時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.035g、76.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ8.96(dd,1H,J=4.9,1.6Hz),8.87(dd,1H,J=2.4,0.8Hz),8.11(ddd,1H,J=8.1,2.4,1.6Hz),7.91−7.78(m,2H),7.78−7.69(m,2H),7.68(s,0.25H),7.56(s,0.5H),7.44(s,0.25H),7.39(td,1H,J=8.2,6.6Hz),7.24−7.11(m,2H),7.06(ddd,1H,J=8.0,2.0,0.9Hz),5.08(s,2H);LRMS(ES)m/z480.1(M++1).
実施例52:化合物11226の合成、N−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソル−5−イル)−N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1、3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソル−5−イル)メタンスルホンアミドの合成
ベンゾ[d][1,3]ジオキソル−5−アミン(1.000g、7.292mmol)を室温でジクロロメタン(14mL)に溶かした溶液に、トリエチルアミン(1.314mL、9.479mmol)を加え、同じ温度で10分間撹拌した。反応混合物にメタンスルホニルクロリド(0.621mL、8.021mmol)を加え、同じ温度で24時間さらに撹拌した。反応混合物に0.1N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(1.400g、89.2%、淡黄色固体)。
[ステップ2]メチル4−((N−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソル−5−イル)メチルスルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソル−5−イル)メタンスルホンアミド(0.300g、1.394mmol)を0℃でN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)に溶かした溶液に、水素化ナトリウム(60.00%、0.067g、1.673mmol)を加え、同じ温度で20分間撹拌した。反応混合物にメチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.362g、1.464mmol)を加え、室温で16時間さらに撹拌した。反応混合物に1N−塩酸水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.210g、39.5%)を白色固体として得た。
[ステップ3]N−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソル−5−イル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル4−((N−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソル−5−イル)メチルスルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエート(0.210g、0.551mmol)とヒドラジンハイドレート(0.053g、1.652mmol)を室温でエタノール(6mL)に混ぜた混合物を24時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注いで撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.190g、90.5%)を白色固体として得た。
[ステップ4]化合物11226の合成
ステップ3で製造されたN−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソル−5−イル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミド(0.055g、0.144mmol)とトリエチルアミン(0.026mL、0.187mmol)を室温でテトラヒドロフラン(2mL)に溶かした溶液を10分間撹拌し、トリフルオロ酢酸無水物(0.021mL、0.159mmol)を加えて8時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.040g、60.4%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.98−7.80(m,2H),7.72(t,1H,J=7.7Hz),6.99−6.86(m,2H),6.06(s,2H),4.99(s,2H),3.15(s,3H);LRMS(ES)m/z460.2(M++1).
実施例53:化合物11227の合成、N−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソル−5−イル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)メタンスルホンアミド
実施例52のステップ3で製造されたN−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソル−5−イル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミド(0.055g、0.144mmol)とトリエチルアミン(0.026mL、0.187mmol)を室温でテトラヒドロフラン(2mL)に溶かした溶液を10分間撹拌し、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.019mL、0.173mmol)を加えて8時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.035g、55.0%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.90(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.82(dd,1H,J=10.3,1.6Hz),7.71(t,1H,J=6.8Hz),7.69(s,0.25H),7.57(d,0.5H),7.44(s,0.25H),7.10(s,1H),6.96−6.85(m,2H),6.06(s,2H),4.98(s,2H),3.14(d,3H,J=0.7Hz);LRMS(ES)m/z442.2(M++1).
実施例54:化合物11229の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルシクロヘキサンスルホンアミド
[ステップ1]N−フェニルシクロヘキサンスルホンアミドの合成
アニリン(0.500g、5.369mmol)とピリジン(0.520mL、6.443mmol)を塩化メチレン(10mL)に混合し、室温でシクロヘキサンスルホニルクロリド(1.079g、5.906mmol)を加え、同じ温度で5分間撹拌し、同じ温度で2時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、塩化メチレンにて抽出した。有機層を0.1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(1.400g、109.0%、褐色固体)。
[ステップ2]化合物11229の合成
ステップ1で製造されたN−フェニルシクロヘキサンスルホンアミド(0.040g、0.169mmol)と2−(4−(ブロモメチル)−3−フルオロフェニル)−5−(ジフルオロメチル)−1、3,4−オキサジアゾール(0.050g、0.154mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に混合し、室温で水素化ナトリウム(60.00%、0.007g、0.185mmol)を加え、同じ温度で5分間撹拌し、同じ温度で12時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.070g、97.8%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.88−7.86(m,1H),7.74−7.69(m,2H),7.35−7.27(m,5H),6.91(t,1H,J=52.0Hz),5.08(brs,2H),3.05−3.00(m,1H),2.23−2.14(m,2H),1.92(m,2H),1.72−1.66(m,4H),1.28−1.24(m,2H);LRMS(ES)m/z466.30(M++1).
実施例55:化合物11230の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルブタン−2−スルホンアミド
[ステップ1]N−フェニルブタン−2−スルホンアミドの合成
アニリン(0.078mL、0.859mmol)とピリジン(0.083mL、1.031mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に混ぜた混合物にブタン−2−スルホニルクロリド(0.148g、0.945mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を0.1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.160g、87.3%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]化合物11230の合成
ステップ1で製造されたN−フェニルブタン−2−スルホンアミド(0.036g、0.169mmol)と2−(4−(ブロモメチル)−3−フルオロフェニル)−5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール(0.050g、0.154mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、水素化ナトリウム(60.00%、0.007g、0.185mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を0.1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.045g、64.0%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.88−7.86(m,1H),7.74−7.69(m,2H),7.35−7.27(m,5H),6.91(t,1H,J=52.0Hz),5.11−5.08(m,2H),3.09−3.04(m,1H),2.13−2.07(m,1H),1.74−1.64(m,1H),1.44(d,3H,J=8.0Hz),1.03(t,3H,J=8.0Hz);LRMS(ES)m/zm/z440.23(M++1).
実施例56:化合物11231の合成、メチル2−(N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルスルファモイル)アセテート
[ステップ1]メチル2−(N−フェニルスルファモイル)アセテートの合成
アニリン(0.147mL、1.611mmol)とピリジン(0.156mL、1.933mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に混ぜた混合物に、メチル2−(クロロスルホニル)アセテート(0.306g、1.772mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を0.1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.300g、75.3%、褐色固体)。
[ステップ2]化合物11231の合成
ステップ1で製造されたメチル2−(N−フェニルスルファモイル)アセテート(0.039g、0.169mmol)、2−(4−(ブロモメチル)−3−フルオロフェニル)−5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール(0.050g、0.154mmol)、そして水素化ナトリウム(60.00%、0.007g、0.185mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を0.1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.035g、50.0%)を淡黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.89−7.87(m,1H),7.72−7.66(m,2H),7.47−7.45(m,2H),7.40−7.28(m,3H),6.91(t,1H,J=52.0Hz),5.12(s,2H),4.07(s,2H),3.87(s,3H);LRMS(ES)m/z454.27(M+−1).
実施例57:化合物11248の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(o−トリル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(o−トリル)メタンスルホンアミドの合成
o−トルイジン(1.000g、9.332mmol)、ピリジン(0.829mL、10.265mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.873mL、11.198mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.910g、52.6%、黄色固体)。
[ステップ2]メチル3−フルオロ−4−((N−(o−トリル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(o−トリル)メタンスルホンアミド(0.500g、2.699mmol)、水素化ナトリウム(60.00%、0.130g、3.239mmol)、そしてメチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.734g、2.969mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.610g、64.3%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(o−トリル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(o−トリル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.610g、1.736mmol)とヒドラジンハイドレート(0.869g、17.360mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.530g、86.9%、黄色固体)。
[ステップ4]N−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(o−トリル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(o−トリル)メタンスルホンアミド(0.260g、0.740mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.113mL、0.814mmol)、そしてトリエチルアミン(0.154mL、1.110mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.190g、57.4%、黄色固体)。
[ステップ5]化合物11248の合成
ステップ4で製造されたN−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(o−トリル)メタンスルホンアミド(0.190g、0.425mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.152g、0.637mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.100g、54.8%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.85(dd,1H,J=8.1,2.0Hz),7.80−7.72(m,1H),7.61−7.51(m,1H),7.28−7.15(m,4H),4.92(s,2H),3.07(s,3H),2.23(s,3H);LRMS(ES)m/z430.3(M++1).
実施例58:化合物11249の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(o−トリル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(o−トリル)メタンスルホンアミドの合成
実施例57のステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(o−トリル)メタンスルホンアミド(0.260g、0.740mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.097mL、0.888mmol)、そしてトリエチルアミン(0.205mL、1.480mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.180g、56.7%、黄色固体)。
[ステップ2]化合物11249の合成
ステップ1で製造されたN−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(o−トリル)メタンスルホンアミド(0.180g、0.419mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.150g、0.629mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.110g、63.8%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.84(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.74(dd,1H,J=9.7,1.7Hz),7.57−7.47(m,1H),7.27−7.15(m,4H),7.05(s,0.2H),6.92(s,0.5H),6.80(s,0.2H),4.91(s,2H),3.06(s,3H),2.22(s,3H);LRMS(ES)m/z412.3(M++1).
実施例59:化合物11250の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(2−メトキシフェニル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(2−メトキシフェニル)メタンスルホンアミドの合成
2−メトキシアニリン(1.000g、8.120mmol)、ピリジン(0.721mL、8.931mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.759mL、9.743mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.920g、56.3%、褐色固体)。
[ステップ2]メチル3−フルオロ−4−((N−(2−メトキシフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(2−メトキシフェニル)メタンスルホンアミド(0.500g、2.485mmol)、水素化ナトリウム(60.00%、0.119g、2.982mmol)、そしてメチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.675g、2.733mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.630g、69.0%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(2−メトキシフェニル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(2−メトキシフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.630g、1.715mmol)とヒドラジンハイドレート(0.858g、17.148mmol)を120℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で1時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.520g、82.5%、黄色固体)。
[ステップ4]N−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(2−メトキシフェニル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(2−メトキシフェニル)メタンスルホンアミド(0.260g、0.708mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.108mL、0.778mmol)、そしてトリエチルアミン(0.147mL、1.062mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.210g、64.0%、黄色固体)。
[ステップ5]化合物11250の合成
ステップ4で製造されたN−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(2−メトキシフェニル)メタンスルホンアミド(0.210g、0.453mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.162g、0.680mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.130g、64.4%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.87(dd,1H,J=8.0,1.8Hz),7.80−7.67(m,2H),7.36−7.26(m,1H),7.24−7.15(m,1H),7.02−6.94(m,1H),6.93−6.82(m,1H),4.97(s,2H),3.94(d,3H,J=0.9Hz),3.04(d,3H,J=1.0Hz);LRMS(ES)m/z446.0(M++1).
実施例60:化合物11251の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(2−メトキシフェニル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(2−メトキシフェニル)メタンスルホンアミドの合成
実施例59のステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(2−メトキシフェニル)メタンスルホンアミド(0.260g、0.708mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.092mL、0.849mmol)、そしてトリエチルアミン(0.196mL、1.415mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.210g、66.6%、黄色固体)。
[ステップ2]化合物11251の合成
ステップ1で製造されたN−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(2−メトキシフェニル)メタンスルホンアミド(0.210g、0.471mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.169g、0.707mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.126g、62.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.91−7.83(m,1H),7.77−7.66(m,2H),7.36−7.26(m,1H),7.22−7.15(m,1H),7.05(s,0.2H),7.00−6.94(m,1H),6.92(s,0.5H),6.91−6.83(m,1H),6.79(s,0.2H),4.97(s,2H),3.94(s,3H),3.04(s,3H);LRMS(ES)m/z428.1(M++1).
実施例61:化合物11252の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルピリジン−3−スルホンアミド
[ステップ1]N−フェニルピリジン−3−スルホンアミドの合成
ピリジン−3−スルホニルクロリド(2.002g、11.275mmol)とピリジン(1.274g、16.107mmol)をジクロロメタン(14mL)に溶かした溶液を室温で20分間撹拌し、アニリン(1.000g、10.738mmol)を加えて同じ温度で24時間さらに撹拌した。反応混合物に0.1N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(2.300g、91.4%、オレンジ色固体)。
[ステップ2]3−フルオロ−4−メチルベンゾヒドラジドの合成
メチル3−フルオロ−4−メチルベンゾエート(10.000g、59.464mmol)とヒドラジンハイドレート(9.526g、297.318mmol)を室温でエタノール(20mL)に混ぜた混合物を16時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(9.500g、95.0%)を白色固体として得た。
[ステップ3]N’−(2,2−ジフルオロアセチル)−3−フルオロ−4−メチルベンゾヒドラジドの合成
ステップ2で製造された3−フルオロ−4−メチルベンゾヒドラジド(4.000g、23.785mmol)とトリエチルアミン(4.286mL、30.921mmol)を室温でテトラヒドロフラン(12mL)に溶かした溶液を10分間撹拌し、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(3.105mL、28.543mmol)を加えて8時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、24gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(4.900g、83.7%)を白色固体として得た。
[ステップ4]2−(ジフルオロメチル)−5−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾールの合成
ステップ3で製造されたN’−(2,2−ジフルオロアセチル)−3−フルオロ−4−メチルベンゾヒドラジド(4.800g、19.497mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、3.563g、20.472mmol)を室温でテトラヒドロフラン(25mL)に混ぜた混合物を16時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(2.830g、63.6%)を白色固体として得た。
[ステップ5]2−(4−(ブロモメチル)−3−フルオロフェニル)−5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾールの合成
ステップ4で製造された2−(ジフルオロメチル)−5−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール(2.830g、12.403mmol)、1−ブロモピロリジン−2,5−オン(NBS、2.317g、13.023mmol)、そしてアゾビスイソブチロニトリル(AIBN、0.102g、0.620mmol)を室温でジクロロメタン(20mL)に混ぜた混合物を24時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(2.900g、76.1%)を白色固体として得た。
[ステップ6]化合物11252の合成
ステップ1で製造されたN−フェニルピリジン−3−スルホンアミド(0.035g、0.149mmol)を0℃でN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)に溶かした溶液に、水素化ナトリウム(60.00%、0.007g、0.179mmol)を加え、同じ温度で20分間撹拌した。反応混合物に、ステップ5で製造された2−(4−(ブロモメチル)−3−フルオロフェニル)−5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール(0.048g、0.157mmol)を加え、室温で16時間さらに撹拌した。反応混合物に0.1N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.055g、80.0%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.94−8.85(m,2H),7.96−7.84(m,2H),7.74−7.66(m,2H),7.52−7.46(m,1H),7.35−7.24(m,3H),7.05(ddd,2H,J=6.7,3.1,1.1Hz),7.04−6.76(m,1H),4.95(s,2H);LRMS(ES)m/z461.0(M++1).
実施例62:化合物11253の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ピリジン−3−スルホンアミド
N−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)ピリジン−3−スルホンアミド(0.045g、0.148mmol)を0℃でN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)に溶かした溶液に、水素化ナトリウム(60.00%、0.007g、0.178mmol)を加え、同じ温度で30分間撹拌した。反応混合物に2−(4−(ブロモメチル)−3−フルオロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール(0.051g、0.156mmol)を加え、室温で16時間さらに撹拌した。反応混合物に0.1N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜60%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.045g、55.4%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.95(d,1H,J=2.4Hz),8.87(dd,1H,J=4.9,1.6Hz),8.02(dt,1H,J=8.0,2.0Hz),7.90(t,1H,J=7.9Hz),7.82(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.79−7.71(m,2H),7.63(t,1H,J=7.6Hz),7.54−7.47(m,2H),5.22(s,2H);LRMS(ES)m/z546.18(M+−1).
実施例63:化合物11254の合成、N−(3−アセチルフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(3−アセチルフェニル)メタンスルホンアミドの合成
1−(3−アミノフェニル)エタン−1−オン(1.000g、7.398mmol)を室温でジクロロメタン(14mL)に溶かした溶液に、トリエチルアミン(1.333mL、9.618mmol)を加え、同じ温度で10分間撹拌した。反応混合物にメタンスルホニルクロリド(0.630mL、8.138mmol)を加え、同じ温度で24時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、24gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.750g、47.5%)を白色固体として得た。
[ステップ2]化合物11254の合成
ステップ1で製造されたN−(3−アセチルフェニル)メタンスルホンアミド(0.030g、0.141mmol)を0℃でN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)に溶かした溶液に、水素化ナトリウム(60.00%、0.007g、0.169mmol)を加え、同じ温度で30分間撹拌した。反応混合物に2−(4−(ブロモメチル)−3−フルオロフェニル)−5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール(0.045g、0.148mmol)を加え、室温で16時間さらに撹拌した。反応混合物に0.1N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.030g、48.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.92(t,1H,J=1.9Hz),7.89−7.82(m,2H),7.72(dd,1H,J=9.9,1.7Hz),7.64(t,1H,J=7.6Hz),7.52(ddd,1H,J=8.0,2.3,1.2Hz),7.45(t,1H,J=7.8Hz),6.89(t,1H,J=51.7Hz),5.04(s,2H),3.02(s,3H),2.58(s,3H);LRMS(ES)m/z438.16(M+−1).
実施例64:化合物11255の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−スルホンアミド1,1−ジオキシド
[ステップ1]N−(3−フルオロフェニル)テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−スルホンアミド1,1−ジオキシドの合成
アニリン(0.100g、0.900mmol)を0℃でジクロロメタン(4mL)に溶かした溶液に、トリエチルアミン(0.162mL、1.170mmol)を加え、同じ温度で10分間撹拌した。反応混合物にテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−スルホニルクロリド1,1−ジオキシド(0.209g、0.900mmol)を加え、室温で25時間さらに撹拌した。反応混合物に0.1N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.250g、90.4%)を白色固体として得た。
[ステップ2]メチル3−フルオロ−4−(((N−(3−フルオロフェニル)−1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラン)−4−スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(3−フルオロフェニル)テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−スルホンアミド1,1−ジオキシド(0.244g、0.794mmol)を0℃でN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)に溶かした溶液に、水素化ナトリウム(60.00%、0.041g、1.032mmol)を加え、20分間撹拌した。反応混合物にメチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.216g、0.873mmol)を加え、同じ温度で20分間撹拌した。反応混合物に1N−塩酸水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.220g、58.5%)を無色オイルとして得た。
[ステップ3]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−スルホンアミド1,1−ジオキシドの合成
ステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−(((N−(3−フルオロフェニル)−1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラン)−4−スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.220g、0.465mmol)とヒドラジンハイドレート(0.074g、2.323mmol)を室温でエタノール(8mL)に混ぜた混合物を18時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に水を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.200g、90.9%)を白色固体として得た。
[ステップ4]化合物11255の合成
ステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−スルホンアミド1,1−ジオキシド(0.070g、0.148mmol)とトリエチルアミン(0.027mL、0.192mmol)を室温でテトラヒドロフラン(2mL)に溶かした溶液を10分間撹拌し、トリフルオロ酢酸無水物(0.022mL、0.163mmol)を加えて16時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.065g、79.7%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.93(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.85(dd,1H,J=10.1,1.7Hz),7.68(t,1H,J=7.7Hz),7.51−7.39(m,2H),7.35−7.30(m,1H),7.22−7.15(m,1H),5.18(s,2H),3.76(t,1H,J=11.7Hz),3.51−3.43(m,2H),3.37−3.29(m,2H),3.23(d,2H,J=13.8Hz),2.18(q,2H,J=12.6Hz);LRMS(ES)m/z552.3(M++1).
実施例65:化合物11256の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−スルホンアミド1,1−ジオキシド
実施例64のステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−フルオロフェニル)テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−スルホンアミド1,1−ジオキシド(0.070g、0.148mmol)とトリエチルアミン(0.027mL、0.192mmol)を室温でテトラヒドロフラン(2mL)に溶かした溶液を10分間撹拌し、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.019mL、0.177mmol)を加えて16時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.070g、88.8%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.90(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.82(dd,1H,J=10.1,1.7Hz),7.68(d,1H,J=8.2Hz),7.65(s,0.25H),7.56(s,0.5H),7.49(m,0.25H),7.49−7.37(m,2H),7.33(dd,1H,J=8.2,1.9Hz),7.19(td,1H,J=8.2,2.2Hz),5.17(s,2H),3.75(t,1H,J=11.8Hz),3.53−3.41(m,2H),3.36−3.28(m,2H),3.23(d,2H,J=13.6Hz),2.18(q,2H,J=12.6Hz);LRMS(ES)m/z534.3(M++1).
実施例66:化合物11271の合成、N−(4−クロロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(4−クロロフェニル)メタンスルホンアミドの合成
4−クロロアニリン(1.000g、7.839mmol)、ピリジン(0.696mL、8.623mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.733mL、9.407mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.950g、58.9%、褐色固体)。
[ステップ2]メチル4−((N−(4−クロロフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(4−クロロフェニル)メタンスルホンアミド(0.500g、2.431mmol)、水素化ナトリウム(60.00%、0.117g、2.917mmol)、そしてメチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.661g、2.674mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.690g、76.3%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(4−クロロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル4−((N−(4−クロロフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエート(0.690g、1.856mmol)とヒドラジンハイドレート(0.929g、18.558mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.580g、84.1%、黄色固体)。
[ステップ4]化合物11271の合成
ステップ3で製造されたN−(4−クロロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミド(0.300g、0.807mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.123mL、0.888mmol)、そしてトリエチルアミン(0.169mL、1.210mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた物質にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.120g、33.1%、白色固体)。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.88(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.76(dd,1H,J=9.8,1.7Hz),7.67(t,1H,J=7.6Hz),7.38−7.29(m,2H),7.31−7.22(m,2H),5.01(s,2H),3.02(s,3H);LRMS(ES)m/z450.3(M++1).
実施例67:化合物11272の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(5−フルオロピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(5−フルオロピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
5−フルオロピリジン−3−アミン(1.000g、8.920mmol)、ピリジン(0.792mL、9.812mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.834mL、10.704mmol)を室温でジクロロメタン(20mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。析出した固体を濾過し、飽和ジクロロメタン溶液で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.890g、52.5%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]メチル3−フルオロ−4−((N−(5−フルオロピリジン−3−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(5−フルオロピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド(0.380g、1.998mmol)、水素化ナトリウム(60.00%、0.096g、2.398mmol)、そしてメチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.543g、2.198mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.510g、71.6%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(5−フルオロピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(5−フルオロピリジン−3−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.510g、1.431mmol)とヒドラジンハイドレート(0.716g、14.312mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.440g、86.3%、黄色固体)。
[ステップ4]化合物11272の合成
ステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(5−フルオロピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド(0.220g、0.617mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.094mL、0.679mmol)、そしてトリエチルアミン(0.129mL、0.926mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物をさらなる精製過程を経ずに得た(0.110g、41.0%、黄色固体)。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.48−8.42(m,2H),7.92(dd,1H,J=8.1,1.7Hz),7.80(dd,1H,J=9.8,1.7Hz),7.67(t,1H,J=7.6Hz),7.52−7.43(m,1H),5.07(s,2H),3.09(s,3H);LRMS(ES)m/z435.1(M++1).
実施例68:化合物11273の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(2−フルオロフェニル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(2−フルオロフェニル)メタンスルホンアミドの合成
2−フルオロアニリン(1.000g、8.999mmol)、ピリジン(0.799mL、9.899mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.841mL、10.799mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.900g、52.9%、黄色固体)。
[ステップ2]メチル3−フルオロ−4−((N−(2−フルオロフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(2−フルオロフェニル)メタンスルホンアミド(0.500g、2.643mmol)、水素化ナトリウム(60.00%、0.127g、3.171mmol)、そしてメチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.718g、2.907mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.630g、67.1%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(2−フルオロフェニル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(2−フルオロフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.680g、1.914mmol)とヒドラジンハイドレート(0.958g、19.136mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.590g、86.8%、白色固体)。
[ステップ4]N−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(2−フルオロフェニル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(2−フルオロフェニル)メタンスルホンアミド(0.290g、0.816mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.125mL、0.898mmol)、そしてトリエチルアミン(0.170mL、1.224mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.210g、57.0%、黄色固体)。
[ステップ5]化合物11273の合成
ステップ4で製造されたN−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(2−フルオロフェニル)メタンスルホンアミド(0.210g、0.465mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液に、1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.166g、0.698mmol)を加え、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.150g、74.4%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.89(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.79−7.67(m,2H),7.41−7.30(m,1H),7.32−7.23(m,1H),7.22−7.07(m,2H),5.00(s,2H),3.09(s,3H);LRMS(ES)m/z434.0(M++1).
実施例69:化合物11274の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(2−フルオロフェニル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(2−フルオロフェニル)メタンスルホンアミドの合成
実施例68のステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(2−フルオロフェニル)メタンスルホンアミド(0.290g、0.816mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.098mL、0.898mmol)、そしてトリエチルアミン(0.170mL、1.224mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.200g、56.5%、黄色固体)。
[ステップ2]化合物11274の合成
ステップ1で製造されたN−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(2−フルオロフェニル)メタンスルホンアミド(0.200g、0.461mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.165g、0.692mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.110g、57.4%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.89(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.74(dd,1H,J=9.9,1.6Hz),7.68(t,1H,J=7.6Hz),7.38−7.31(m,1H),7.30−7.24(m,1H),7.20−7.08(m,2H),7.05(s,0.2H),6.92(s,0.5H),6.80(s,0.2H),4.99(s,2H),3.09(s,3H);LRMS(ES)m/z416.3(M++1).
実施例70:化合物11275の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(4−フルオロフェニル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(4−フルオロフェニル)メタンスルホンアミドの合成
4−フルオロアニリン(1.000g、8.999mmol)、ピリジン(0.799mL、9.899mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.841mL、10.799mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.960g、56.4%、褐色固体)。
[ステップ2]メチル3−フルオロ−4−((N−(4−フルオロフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(4−フルオロフェニル)メタンスルホンアミド(0.500g、2.643mmol)、水素化ナトリウム(60.00%、0.127g、3.171mmol)、そしてメチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.718g、2.907mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.690g、73.5%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(4−フルオロフェニル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(4−フルオロフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.690g、1.942mmol)とヒドラジンハイドレート(0.972g、19.417mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.610g、88.4%、黄色固体)。
[ステップ4]N−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(4−フルオロフェニル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(4−フルオロフェニル)メタンスルホンアミド(0.300g、0.844mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.129mL、0.929mmol)、そしてトリエチルアミン(0.176mL、1.266mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.210g、55.1%、黄色固体)。
[ステップ5]化合物11275の合成
ステップ4で製造されたN−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(4−フルオロフェニル)メタンスルホンアミド(0.210g、0.465mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.166g、0.698mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.140g、69.4%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.89(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.76(dd,1H,J=9.8,1.6Hz),7.68(t,1H,J=7.6Hz),7.35−7.23(m,2H),7.13−7.00(m,2H),5.00(s,2H),3.03(s,3H);LRMS(ES)m/z434.2(M++1).
実施例71:化合物11276の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(4−フルオロフェニル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(4−フルオロフェニル)メタンスルホンアミドの合成
実施例70のステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(4−フルオロフェニル)メタンスルホンアミド(0.300g、0.844mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.101mL、0.929mmol)、そしてトリエチルアミン(0.176mL、1.266mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.230g、62.9%、黄色固体)。
[ステップ2]化合物11276の合成
ステップ1で製造されたN−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(4−フルオロフェニル)メタンスルホンアミド(0.230g、0.531mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.190g、0.796mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.140g、63.5%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.89(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.76(dd,1H,J=9.9,1.7Hz),7.65(t,1H,J=7.6Hz),7.34−7.24(m,2H),7.11−7.00(m,2H),6.93(s,0.5H),6.80(s,0.2H),4.99(s,2H),3.03(s,3H);LRMS(ES)m/z416.3(M++1).
実施例72:化合物11277の合成、N−(4−ブロモフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(4−ブロモフェニル)メタンスルホンアミドの合成
4−ブロモアニリン(1.000g、5.813mmol)、ピリジン(0.516mL、6.395mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.544mL、6.976mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.960g、66.0%、黄色固体)。
[ステップ2]メチル4−((N−(4−ブロモフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(4−ブロモフェニル)メタンスルホンアミド(0.500g、1.999mmol)、水素化ナトリウム(60.00%、0.096g、2.399mmol)、そしてメチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.543g、2.199mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.680g、81.7%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(4−ブロモフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル4−((N−(4−ブロモフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエート(0.680g、1.634mmol)とヒドラジンハイドレート(0.818g、16.336mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.650g、95.6%、白色固体)。
[ステップ4]N−(4−ブロモフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたN−(4−ブロモフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミド(0.290g、0.697mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.108mL、0.766mmol)、そしてトリエチルアミン(0.117mL、0.836mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.258g、72.3%、黄色固体)。
[ステップ5]化合物11277の合成
ステップ4で製造されたN−(4−ブロモフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミド(0.290g、0.566mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.202g、0.849mmol)を150℃でテトラヒドロフラン(10mL )に溶かした溶液を、同じ温度で30分間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2,4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.190g、67.9%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.92−7.85(m,1H),7.76(dd,1H,J=9.9,1.7Hz),7.71−7.62(m,1H),7.54−7.45(m,2H),7.24−7.17(m,2H),5.01(s,2H),3.02(s,3H);LRMS(ES)m/z496.2(M++1).
実施例73:化合物11278の合成、N−(4−ブロモフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(4−ブロモフェニル)−N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)メタンスルホンアミドの合成
実施例72のステップ3で製造されたN−(4−ブロモフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミド(0.300g、0.721mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.138g、0.793mmol)、そしてトリエチルアミン(0.121mL、0.865mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.240g、67.4%、黄色固体)。
[ステップ2]化合物11278の合成
ステップ1で製造されたN−(4−ブロモフェニル)−N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)メタンスルホンアミド(0.240g、0.486mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.174g、0.728mmol)をジクロロメタン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2,4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.150g、64.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.89(dd,1H,J=8.1,1.7Hz),7.76(dd,1H,J=9.9,1.7Hz),7.64(t,1H,J=7.6Hz),7.54−7.45(m,2H),7.25−7.16(m,2H),7.05(s,0.2H),6.93(s,0.5H),6.80(s,0.2H),5.01(s,2H),3.02(s,3H);LRMS(ES)m/z476.2(M++1).
実施例74:化合物11279の合成、N−(2−クロロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(2−クロロフェニル)メタンスルホンアミドの合成
2−クロロアニリン(1.000g、7.839mmol)、ピリジン(0.696mL、8.623mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.733mL、9.407mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.940g、58.3%、黄色固体)。
[ステップ2]メチル4−((N−(2−クロロフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(2−クロロフェニル)メタンスルホンアミド(0.500g、2.431mmol)、水素化ナトリウム(60.00%、0.117g、2.917mmol)、そしてメチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.661g、2.674mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.640g、70.8%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(2−クロロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル4−((N−(2−クロロフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエート(0.640g、1.721mmol)とヒドラジンハイドレート(0.862g、17.213mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.580g、90.6%、黄色固体)。
[ステップ4]N−(2−クロロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたN−(2−クロロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミド(0.290g、0.780mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.121mL、0.858mmol)、そしてトリエチルアミン(0.130mL、0.936mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.200g、54.8%、黄色固体)。
[ステップ5]化合物11279の合成
ステップ4で製造されたN−(2−クロロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミド(0.200g、0.428mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.153g、0.641mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.120g、65.0%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.89(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.77−7.66(m,2H),7.52−7.44(m,1H),7.36−7.17(m,3H),5.04(s,2H),3.14(s,3H);LRMS(ES)m/z450.0(M++1).
実施例75:化合物11280の合成、N−(2−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(2−クロロフェニル)−N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)メタンスルホンアミドの合成
実施例74のステップ3で製造されたN−(2−クロロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミド(0.290g、0.780mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.093mL、0.858mmol)、そしてトリエチルアミン(0.130mL、0.936mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.220g、62.7%、黄色固体)。
[ステップ2]化合物11280の合成
ステップ1で製造されたN−(2−クロロフェニル)−N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)メタンスルホンアミド(0.220g、0.489mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.175g、0.734mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.130g、61.6%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.91−7.82(m,1H),7.78−7.62(m,2H),7.53−7.43(m,1H),7.36−7.26(m,1H),7.26−7.17(m,2H),7.06(s,0.2H),6.93(s,0.5H),6.80(s,0.2H),5.02(s,2H),3.13(s,3H);LRMS(ES)m/z432.2(M++1).
実施例76:化合物11281の合成、N−(4−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(4−クロロフェニル)−N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)メタンスルホンアミドの合成
実施例66のステップ3で製造されたN−(4−クロロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミド(0.300g、0.807mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.097mL、0.888mmol)、そしてトリエチルアミン(0.135mL、0.968mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.240g、66.1%、黄色固体)。
[ステップ2]化合物11281の合成
ステップ1で製造されたN−(4−クロロフェニル)−N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)メタンスルホンアミド(0.240g、0.534mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.191g、0.800mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.140g、60.8%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.93−7.85(m,1H),7.80−7.72(m,1H),7.65(t,1H,J=7.7Hz),7.37−7.30(m,2H),7.30−7.22(m,2H),7.05(s,0.2H),6.93(s,0.5H),6.80(s,0.2H),5.01(s,2H),3.02(s,3H);LRMS(ES)m/z432.2(M++1).
実施例77:化合物11282の合成、N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(p−トリル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(p−トリル)メタンスルホンアミドの合成
p−トルイジン(1.000g、9.332mmol)、ピリジン(0.829mL、10.265mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.873mL、11.198mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(1.100g、63.6%、黄色固体)。
[ステップ2]メチル3−フルオロ−4−((N−(p−トリル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(p−トリル)メタンスルホンアミド(0.500g、2.699mmol)、水素化ナトリウム(60.00%、0.130g、3.239mmol)、そしてメチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.734g、2.969mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.660g、69.6%)を白色固体として得た。
[ステップ3]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(p−トリル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(p−トリル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.660g、1.878mmol)とヒドラジンハイドレート(0.940g、18.783mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.540g、81.8%、白色固体)。
[ステップ4]N−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(p−トリル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(p−トリル)メタンスルホンアミド(0.270g、0.768mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.118mL、0.845mmol)、そしてトリエチルアミン(0.161mL、1.153mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.190g、55.3%、白色固体)。
[ステップ5]化合物11282の合成
ステップ4で製造されたN−(2−フルオロ−4−(2−(2,2,2−トリフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−(p−トリル)メタンスルホンアミド(0.190g、0.425mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.152g、0.637mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.110g、60.3%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.88(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.79−7.65(m,2H),7.25−7.08(m,4H),5.02(s,2H),3.01(s,3H),2.33(s,3H);LRMS(ES)m/z430.3(M++1).
実施例78:化合物11283の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(p−トリル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(p−トリル)メタンスルホンアミドの合成
実施例77のステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(p−トリル)メタンスルホンアミド(0.270g、0.768mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.092mL、0.845mmol)、そしてトリエチルアミン(0.129mL、0.922mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.210g、63.6%、黄色固体)。
[ステップ2]化合物11283の合成
ステップ1で製造されたN−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(p−トリル)メタンスルホンアミド(0.210g、0.489mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.175g、0.734mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.120g、59.6%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.87(dd,1H,J=8.1,1.6Hz),7.74(dd,1H,J=9.9,1.7Hz),7.68(t,1H,J=7.7Hz),7.25−7.12(m,4H),7.05(s,0.2H),6.92(s,0.5H),6.79(s,0.2H),5.01(s,2H),3.01(s,3H),2.33(s,3H);LRMS(ES)m/z412.4(M++1).
実施例79:化合物11284の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(5−フルオロピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(5−フルオロピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
実施例67のステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(5−フルオロピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド(0.220g、0.617mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.074mL、0.679mmol)、そしてトリエチルアミン(0.129mL、0.926mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.140g、52.2%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]化合物11284の合成
ステップ1で製造されたN−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(5−フルオロピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド(0.140g、0.322mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.115g、0.483mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.086g、64.1%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.46(s,2H),7.92(dd,1H,J=8.1,1.7Hz),7.80(dd,1H,J=9.8,1.3Hz),7.65(t,1H,J=7.7Hz),7.54−7.43(m,1H),7.06(s,0.2H),6.93(s,0.5H),6.80(s,0.2H),5.07(s,2H),3.09(d,3H,J=1.1Hz);LRMS(ES)m/z417.3(M++1).
実施例80:化合物11287の合成、メチル3−(N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルスルファモイル)プロパノエート
[ステップ1]メチル3−(N−フェニルスルファモイル)プロパノエートの合成
アニリン(0.490mL、5.369mmol)とピリジン(0.520mL、6.443mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、メチル3−(クロロスルホニル)プロパノエート(1.102g、5.906mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を0.1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(1.000g、71.3%、褐色固体)。
[ステップ2]化合物11287の合成
ステップ1で製造されたメチル3−(N−フェニルスルファモイル)プロパノエート(0.070g、0.288mmol)を0℃でN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)に溶かした溶液に、水素化ナトリウム(60.00%、0.014g、0.345mmol)を加え、同じ温度で20分間撹拌した。反応混合物に2−(4−(ブロモメチル)−3−フルオロフェニル)−5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール(0.093g、0.302mmol)を加え、室温で16時間さらに撹拌した。反応混合物に0.1N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.085g、62.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.88(dd,1H,J=8.1,1.7Hz),7.80(dd,1H,J=10.2,1.7Hz),7.73−7.67(m,1H),7.66(s,0.25H),7.56(s,0.5H),7.50(s,0.25H),7.50−7.45(m,2H),7.44−7.36(m,2H),7.36−7.29(m,1H),5.11(s,2H),3.67(s,3H),3.59(t,2H,J=7.4Hz),2.84(t,2H,J=7.4Hz);LRMS(ES)m/z470.2(M++1).
実施例81:化合物11288の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−3−メトキシ−2−メチル−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド
[ステップ1]3−メトキシ−2−メチル−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミドの合成
アニリン(0.245mL、2.684mmol)とピリジン(0.260mL、3.221mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に混ぜた混合物に、3−メトキシ−2−メチルプロパン−1−スルホニルクロリド(0.551g、2.953mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を0.1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.500g、71.3%、褐色固体)。
[ステップ2]化合物11288の合成
ステップ1で製造された3−メトキシ−2−メチル−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド(0.060g、0.247mmol)を0℃でN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)に溶かした溶液に、水素化ナトリウム(60.00%、0.012g、0.296mmol)を加え、同じ温度で20分間撹拌した。反応混合物に2−(4−(ブロモメチル)−3−フルオロフェニル)−5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール(0.080g、0.259mmol)を加え、室温で16時間さらに撹拌した。反応混合物に0.1N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.045g、38.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)400MHz):δ7.88(dd,1H,J=8.1,1.7Hz),7.80(dd,1H,J=10.2,1.7Hz),7.70(d,1H,J=8.0Hz),7.67(s,0.25H),7.56(s,0.5H),7.53−7.44(m,2H),7.43(s,0.25H),7.43−7.34(m,2H),7.36−7.27(m,1H),5.09(s,2H),3.49−3.40(m,2H),3.33−3.22(m,4H),3.12(dd,1H,J=14.0,8.2Hz),2.32(tt,1H,J=12.8,6.1Hz),1.08(d,3H,J=6.8Hz);LRMS(ES)m/z468.17(M+−1).
実施例82:化合物11289の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド
[ステップ1]N−フェニルプロパン−1−スルホンアミドの合成
アニリン(0.490mL、5.369mmol)とプロパン−1−スルホニルクロリド(0.628mL、5.637mmol)を塩化メチレン(10mL)に混ぜた混合物を室温で5分間撹拌し、トリエチルアミン(1.497mL、10.738mmol)を加え、同じ温度で12時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、塩化メチレンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.130g、12.2%)を淡黄色オイルとして得た。
[ステップ2]化合物11289の合成
ステップ1で製造されたN−フェニルプロパン−1−スルホンアミド(0.045g、0.226mmol)を0℃でN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)に溶かした溶液に、水素化ナトリウム(60.00%、0.011g、0.271mmol)を加え、同じ温度で20分間撹拌した。反応混合物に2−(4−(ブロモメチル)−3−フルオロフェニル)−5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール(0.073g、0.237mmol)を加え、室温で16時間さらに撹拌した。反応混合物に0.1N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.060g、62.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.87(dd,1H,J=8.1,1.6Hz),7.77−7.65(m,2H),7.41−7.27(m,5H),6.92(t,1H,J=51.7Hz),5.06(s,2H),3.17−2.99(m,2H),2.06−1.83(m,2H),1.09(t,3H,J=7.4Hz);LRMS(ES)m/z424.32(M+−1).
実施例83:化合物11290の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルブタン−1−スルホンアミド
[ステップ1]N−フェニルブタン−1−スルホンアミドの合成
アニリン(0.500g、5.369mmol)とブタン−1−スルホニルクロリド(0.883g、5.637mmol)を塩化メチレン(10mL)に溶かした溶液を、室温で5分間撹拌してトリエチルアミン(1.497mL、10.738mmol)を加え、同じ温度で12時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、塩化メチレンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.460g、40.2%)を淡黄色オイルとして得た。
[ステップ2]化合物11290の合成
ステップ1で製造されたN−フェニルブタン−1−スルホンアミド(0.045g、0.211mmol)を0℃でN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)に溶かした溶液に、水素化ナトリウム(60.00%、0.010g、0.253mmol)を加え、同じ温度で20分間撹拌した。反応混合物に2−(4−(ブロモメチル)−3−フルオロフェニル)−5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール(0.068g、0.222mmol)を加え、室温で16時間さらに撹拌した。反応混合物に0.1N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.060g、64.7%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.87(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.78−7.63(m,2H),7.42−7.25(m,5H),6.92(t,1H,J=51.7Hz),5.06(s,2H),3.15−3.03(m,2H),1.98−1.79(m,2H),1.48(h,2H,J=7.4Hz),0.97(t,3H,J=7.3Hz);LRMS(ES)m/z440.2(M++1).
実施例84:化合物11291の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−フェニルシクロプロパンスルホンアミド
[ステップ1]N−フェニルシクロプロパンスルホンアミドの合成
アニリン(0.500g、5.369mmol)とトリエチルアミン(1.630g、16.107mmol)を塩化メチレン(10mL)に溶かした溶液を室温で10分間撹拌し、シクロプロパンスルホニルクロリド(1.510g、10.738mmol)を加え、同じ温度で12時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、塩化メチレンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.650g、61.4%)を白色固体として得た。
[ステップ2]化合物11291の合成
ステップ1で製造されたN−フェニルシクロプロパンスルホンアミド(0.045g、0.228mmol)を0℃でN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)に溶かした溶液に、水素化ナトリウム(60.00%、0.011g、0.274mmol)を加え、同じ温度で20分間撹拌した。反応混合物に2−(4−(ブロモメチル)−3−フルオロフェニル)−5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール(0.074g、0.240mmol)を加え、室温で16時間さらに撹拌した。反応混合物に0.1N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.055g、56.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.87(dd,1H,J=8.1,1.6Hz),7.76−7.65(m,2H),7.41−7.26(m,5H),6.92(t,1H,J=51.7Hz),5.07(s,2H),2.51(tt,1H,J=8.0,4.8Hz),1.18−1.11(m,2H),1.06−0.98(m,2H);LRMS(ES)m/z424.3(M++1).
実施例85:化合物11292の合成、N−シクロヘキシル−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−シクロヘキシルメタンスルホンアミドの合成
メタンスルホニルクロリド(0.858mL、11.091mmol)とピリジン(1.221mL、15.124mmol)をジクロロメタン(16mL)に溶かした溶液を室温で10分間撹拌し、シクロヘキサンアミン(1.000g、10.083mmol)を加え、同じ温度で24時間さらに撹拌した。反応混合物に0.1N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(1.700g、95.1%、黄色固体)。
[ステップ2]化合物11292の合成
ステップ1で製造されたN−シクロヘキシルメタンスルホンアミド(0.050g、0.282mmol)を0℃でN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)に溶かした溶液に、水素化ナトリウム(60.00%、0.014g、0.338mmol)を加え、同じ温度で20分間撹拌した。反応混合物に2−(4−(ブロモメチル)−3−フルオロフェニル)−5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール(0.087g、0.282mmol)を加え、室温で16時間さらに撹拌した。反応混合物に0.1N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.080g、70.3%)を淡黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.88(dd,1H,J=8.2,1.6Hz),7.84−7.72(m,2H),6.91(t,1H,J=51.7Hz),4.49(s,2H),3.74(tt,1H,J=11.3,2.9Hz),2.94(d,3H,J=9.4Hz),1.87−1.66(m,4H),1.66−1.52(m,1H),1.31(qt,4H,J=12.6,6.9Hz),1.01(dt,1H,J=9.5,6.3Hz);LRMS(ES)m/z404.0(M++1).
実施例86:化合物11323の合成、N−((5−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル6−((N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)メチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミド(0.500g、2.090mmol)、水素化ナトリウム(60.00%、0.100g、2.508mmol)、そしてメチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.529g、2.299mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.400g、49.3%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル6−((N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)メチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.400g、1.030mmol)とヒドラジンハイドレート(0.516g、10.300mmol)をエタノール(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で1時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.300g、75.0%、黄色固体)。
[ステップ3]化合物11323の合成
ステップ2で製造されたN−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミド(0.150g、0.386mmol)、トリフルオロ酢酸無水物(0.060mL、0.425mmol)、そしてトリエチルアミン(0.081mL、0.579mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.067g、37.2%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.28(dd,1H,J=2.3,0.8Hz),8.41(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.76−7.62(m,3H),7.62−7.47(m,2H),5.18(s,2H),3.10(s,3H);LRMS(ES)m/z467.3(M++1).
実施例87:化合物11324の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミド
実施例86のステップ2で製造されたN−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)メタンスルホンアミド(0.150g、0.386mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.050mL、0.463mmol)、そしてトリエチルアミン(0.081mL、0.579mmol)をジクロロメタン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.074g、42.7%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.28(dd,1H,J=2.2,0.9Hz),8.42(dd,1H,J=8.2,2.2,0.8Hz),7.73(dq,1H,J=3.0,0.8Hz),7.70−7.62(m,2H),7.62−7.45(m,2H),7.08(s,0.2H),6.95(s,0.5H),6.83(s,0.2H),5.18(s,2H),3.10(d,3H,J=0.7Hz);LRMS(ES)m/z449.3(M++1).
実施例88:化合物11338の合成、t−ブチル4−(N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)メチルスルホンアミド)ピペリジン−1−カルボキシレート
[ステップ1]t−ブチル4−(メチルスルホンアミド)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
メタンスルホニルクロリド(0.425mL、5.492mmol)とピリジン(0.605mL、7.490mmol)をジクロロメタン(14mL)に溶かした溶液を室温で20分間撹拌し、t−ブチル4−アミノピペリジン−1−カルボキシレート(1.000g、4.993mmol)を加え、同じ温度で24時間さらに撹拌した。反応混合物に0.1N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(1.300g、93.5%、白色固体)。
[ステップ2]t−ブチル4−(N−(2−フルオロ−4−(メトキシカルボニル)ベンジル)メチルスルホンアミド)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル4−(メチルスルホンアミド)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.000g、3.592mmol)を0℃でN,N−ジメチルホルムアミド(8mL)に溶かした溶液に、水素化ナトリウム(60.00%、0.172g、4.311mmol)を加え、同じ温度で20分間撹拌した。反応混合物にメチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.932g、3.772mmol)を加え、室温で16時間さらに撹拌した。反応混合物に0.1N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.200g、75.1%)を白色固体として得た。
[ステップ3]t−ブチル4−(N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メチルスルホンアミド)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ2で製造されたt−ブチル4−(N−(2−フルオロ−4−(メトキシカルボニル)ベンジル)メチルスルホンアミド)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.200g、2.700mmol)とヒドラジンハイドレート(0.394mL、8.099mmol)を室温でエタノール(10mL)に混ぜた混合物を24時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(1.100g、91.7%、白色固体)。
[ステップ4]化合物11338の合成
ステップ3で製造されたt−ブチル4−(N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メチルスルホンアミド)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.300g、0.675mmol)を室温でジクロロメタン(8mL)に溶かした溶液に、トリエチルアミン(0.122mL、0.877mmol)を加え、同じ温度で20分間撹拌した。反応混合物に2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.088mL、0.810mmol)を加えて16時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に0.1N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.280g、82.2%)を淡黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.91(dd,1H,J=8.2,1.6Hz),7.83−7.77(m,2H),6.92(t,1H,J=51.7Hz),4.50(s,2H),4.11(q,2H,J=7.2Hz),3.92(tt,1H,J=12.1,3.8Hz),2.94(s,3H),2.71(t,2H,J=12.8Hz),1.70(t,2H,J=13.6Hz),1.64−1.48(m,2H),1.42(s,9H);LRMS(ES)m/z405.33(M++1).
実施例89:化合物11345の合成、N−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソル−5−イル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル6−((ベンゾ[d][1,3]ジオキソル−5−イルアミノ)メチル)ニコチネートの合成
ベンゾ[d][1,3]ジオキソル−5−アミン(0.300g、2.188mmol)とメチル6−ホルミルニコチネート(0.379g、2.297mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、酢酸(0.150mL、2.625mmol)を加え、同じ温度で30分間撹拌した。反応混合物にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.927g、4.375mmol)を加え、同じ温度で12時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、methyl 6−((benzo[d][1,3]dioxol−5−ylamino)methyl)nicotinate(0.492g、78.6%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]メチル6−((N−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソル−5−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
ステップ1で製造されたメチル6−((ベンゾ[d][1,3]ジオキソル−5−イルアミノ)メチル)ニコチネート(0.490g、1.712mmol)、トリエチルアミン(0.477mL、3.423mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.160mL、2.054mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に混ぜた混合物を15時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.216g、34.6%)を褐色オイルとして得た。
[ステップ3]N−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソル−5−イル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル6−((N−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソル−5−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.216g、0.593mmol)とヒドラジンハイドレート(50.00% solution、0.165mL、1.778mmol)を室温でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.131g、60.6%)を白色泡状固体として得た。
[ステップ4]化合物11345の合成
ステップ3で製造されたN−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソル−5−イル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド(0.135g、0.371mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.060mL、0.556mmol)、そしてトリエチルアミン(0.155mL、1.112mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物を36時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=10%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.097g、61.7%)を褐色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.23(d,1H,J=2.2Hz),8.37(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.67(d,1H,J=8.2Hz),7.26(s,0.4H),7.06(s,0.2H),6.93(s,0.5H),6.88−6.76(m,2H),6.72(d,1H,J=8.2Hz),5.96(s,2H),5.04(s,2H),3.06(s,3H);LRMS(ES)m/z425.24(M++1).
実施例90:化合物11346の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(4−メトキシフェニル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル6−(((4−メトキシフェニル)アミノ)メチル)ニコチネートの合成
4−メトキシアニリン(0.300g、2.436mmol)とメチル6−ホルミルニコチネート(0.422g、2.558mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、酢酸(0.167mL、2.923mmol)を加え、同じ温度で30分間撹拌した。反応混合物にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(1.033g、4.872mmol)を加え、同じ温度で12時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、メチル6−(((4−メトキシフェニル)アミノ)メチル)ニコチネート(0.537g、81.0%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]メチル6−((N−(4−メトキシフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
ステップ1で製造されたメチル6−(((4−メトキシフェニル)アミノ)メチル)ニコチネート(0.530g、1.946mmol)、トリエチルアミン(0.543mL、3.893mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.182mL、2.336mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.305g、44.7%)を淡褐色固体として得た。
[ステップ3]N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(4−メトキシフェニル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル6−((N−(4−メトキシフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.305g、0.870mmol)とヒドラジンハイドレート(50.00% solution、0.242mL、2.611mmol)を室温でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.282g、92.5%)を白色固体として得た。
[ステップ4]化合物11346の合成
ステップ3で製造されたN−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(4−メトキシフェニル)メタンスルホンアミド(0.282g、0.805mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.131mL、1.207mmol)、そしてトリエチルアミン(0.337mL、2.414mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物を36時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、エチル酢酸にて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=10%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.228g、69.0%)を褐色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.22(dd,1H,J=2.2,0.9Hz),8.37(dd,1H,J=8.3,2.2Hz),7.71(d,1H,J=8.2Hz),7.34−7.21(m,2H),7.06(s,0.2H),6.93(s,0.4H),6.88−6.81(m,2H),6.80(s,0.2H),5.08(s,2H),3.76(s,3H),3.05(s,3H);LRMS(ES)m/z411.28(M++1).
実施例91:化合物11347の合成、N−(5−ブロモピリジン−2−イル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル4−((N−(5−ブロモピリジン−2−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
メタンスルホニルクロリド(0.106mL、1.370mmol)、N,N−ジメチルピリジン−4−アミン(DMAP、0.046g、0.374mmol)、そしてピリジン(0.151mL、1.868mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を20分間撹拌し、メチル4−(((5−ブロモピリジン−2−イル)アミノ)メチル)ベンゾエート(0.400g、1.245mmol)を加えて24時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に0.1N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.350g、70.4%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]N−(5−ブロモピリジン−2−イル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−((N−(5−ブロモピリジン−2−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.350g、0.877mmol)とヒドラジンハイドレート(0.084g、2.630mmol)を室温でエタノール(8mL)に混ぜた混合物を24時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.290g、82.9%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11347の合成
ステップ2で製造されたN−(5−ブロモピリジン−2−イル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミド(0.072g、0.180mmol)を室温でテトラヒドロフラン(1mL)に溶かした溶液に、トリエチルアミン(0.032mL、0.234mmol)を加え、同じ温度で10分間撹拌した。反応混合物に2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.024mL、0.216mmol)を加えて6時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮した後、表題化合物を再びクロマトグラフィー法(SiO2 plate、20×20×1mm;酢酸エチル/ヘキサン=30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.035g、42.3%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.39−8.31(m,1H),8.08−7.99(m,2H),7.61(dd,1H,J=8.7,2.6Hz),7.56−7.46(m,2H),7.32−7.26(m,2H),6.89(t,1H,J=51.7Hz),5.16(s,2H),3.07(s,3H);LRMS(ES)m/z461.1(M++1).
実施例92:化合物11348の合成、N−(5−クロロピリジン−2−イル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル4−((N−(5−クロロピリジン−2−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
メタンスルホニルクロリド(0.123mL、1.590mmol)、N,N−ジメチルピリジン−4−アミン(DMAP、0.053g、0.434mmol)、そしてピリジン(0.175mL、2.168mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を20分間撹拌し、メチル4−(((5−クロロピリジン−2−イル)アミノ)メチル)ベンゾエート(0.400g、1.446mmol)を加えて24時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に0.1N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.320g、62.4%)を白色固体として得た。
[ステップ2]N−(5−クロロピリジン−2−イル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−((N−(5−クロロピリジン−2−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.320g、0.902mmol)とヒドラジンハイドレート(0.087g、2.706mmol)を室温でエタノール(8mL)に混ぜた混合物を24時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.280g、87.5%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11348の合成
ステップ2で製造されたN−(5−クロロピリジン−2−イル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミド(0.074g、0.207mmol)を室温でテトラヒドロフラン(1mL)に溶かした溶液に、トリエチルアミン(0.037mL、0.269mmol)を加え、同じ温度で10分間撹拌した。反応混合物に2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.027mL、0.249mmol)を加えて6時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮した後、表題化合物を再びクロマトグラフィー法(SiO2 plate、20×20×1mm;酢酸エチル/ヘキサン=30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.030g、34.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.48(dd,1H,J=2.6,0.7Hz),8.09−8.00(m,2H),7.77(ddd,1H,J=8.6,2.5,0.6Hz),7.54(d,2H,J=8.2Hz),7.30−7.27(m,1H),6.92(t,1H,J=51.7Hz),5.19(s,2H),3.10(s,3H);LRMS(ES)m/z415.2(M++1).
実施例93:化合物11350の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−スルホンアミド1,1−ジオキシド
[ステップ1]N−フェニルテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−スルホンアミド1,1−ジオキシドの合成
アニリン(0.100g、1.074mmol)を0℃でジクロロメタン(6mL)に溶かした溶液に、トリエチルアミン(0.193mL、1.396mmol)を加え、同じ温度で20分間撹拌した。反応混合物にテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−スルホニルクロリド1,1−ジオキシド(0.250g、1.074mmol)を加え、室温で16時間さらに撹拌した。反応混合物に0.1N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.310g、99.8%、白色固体)。
[ステップ2]メチル6−(((1,1−ジオキシド−N−フェニルテトラヒドロ−2H−チオピラン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.125g、0.544mmol)とヨウ化カリウム(0.017g、0.104mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)に溶かした溶液を室温で20分間撹拌し、ステップ1で製造されたN−フェニルテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−スルホンアミド1,1−ジオキシド(0.150g、0.518mmol)と炭酸カリウム(0.086g、0.622mmol)を加え、同じ温度で24時間さらに撹拌した。反応混合物に0.1N−塩酸水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜60%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.200g、87.9%)を白色固体として得た。
[ステップ3]N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−スルホンアミド1,1−ジオキシドの合成
ステップ2で製造されたメチル6−(((1,1−ジオキシド−N−フェニルテトラヒドロ−2H−チオピラン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.200g、0.456mmol)とヒドラジンハイドレート(0.067mL、1.368mmol)を室温でエタノール(4mL)に混ぜた混合物を16時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.180g、90.0%)を白色固体として得た。
[ステップ4]化合物11350の合成
ステップ3で製造されたN−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−スルホンアミド1,1−ジオキシド(0.090g、0.205mmol)を室温でテトラヒドロフラン(1mL)に溶かした溶液に、トリエチルアミン(0.057mL、0.410mmol)を加え、同じ温度で10分間撹拌した。反応混合物に2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.033mL、0.308mmol)を加えて6時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.070g、68.4%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.24(d,1H,J=2.1Hz),8.37(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.59(d,1H,J=8.2Hz),7.45−7.28(m,5H),6.95(t,1H,J=51.6Hz),5.16(s,2H),3.45(p,1H,J=6.3Hz),3.41−3.28(m,2H),3.05−2.94(m,2H),2.64(q,4H,J=6.3Hz);LRMS(ES)m/z499.3(M++1).
実施例94:化合物11351の合成、N−シクロヘキシル−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル6−((N−シクロヘキシルメチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.164g、0.711mmol)とヨウ化カリウム(0.022g、0.135mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)に溶かした溶液を室温で20分間撹拌し、N−シクロヘキシルメタンスルホンアミド(0.120g、0.677mmol)と炭酸カリウム(0.112g、0.812mmol)を加え、同じ温度で24時間さらに撹拌した。反応混合物に0.1N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.210g、95.0%)を白色固体として得た。
[ステップ2]N−シクロヘキシル−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル6−((N−シクロヘキシルメチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.210g、0.643mmol)とヒドラジンハイドレート(0.094mL、1.930mmol)を室温でエタノール(4mL)に混ぜた混合物を16時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.180g、85.7%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11351の合成
ステップ2で製造されたN−シクロヘキシル−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド(0.090g、0.276mmol)を室温でテトラヒドロフラン(1mL)に溶かした溶液に、トリエチルアミン(0.077mL、0.551mmol)を加え、同じ温度で10分間撹拌した。反応混合物に2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.045mL、0.414mmol)を加えて6時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.070g、65.7%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.21(dd,1H,J=2.3,0.8Hz),8.36(dd,1H,J=8.3,2.2Hz),7.80(dd,1H,J=8.3,0.8Hz),6.93(t,1H,J=51.6Hz),4.59(s,2H),3.86−3.69(m,1H),3.00(s,3H),1.84−1.66(m,4H),1.59(d,1H,J=13.6Hz),1.31(td,4H,J=9.4,2.8Hz),1.07−0.88(m,1H);LRMS(ES)m/z387.0(M++1).
実施例95:化合物11352の合成、N−(3−クロロフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル6−((N−(3−クロロフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.294g、1.276mmol)とヨウ化カリウム(0.040g、0.243mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)に溶かした溶液を室温で20分間撹拌し、N−(3−クロロフェニル)メタンスルホンアミド(0.250g、1.216mmol)と炭酸カリウム(0.202g、1.459mmol)を加え、同じ温度で24時間さらに撹拌した。反応混合物に0.1N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.292g、67.7%)を淡黄色固体として得た。
[ステップ2]N−(3−クロロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル6−((N−(3−クロロフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.292g、0.823mmol)とヒドラジンハイドレート(0.087mL、2.469mmol)を室温でエタノール(6mL)に混ぜた混合物を16時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.250g、85.6%、白色固体)。
[ステップ3]N−(3−クロロフェニル)−N−((5−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたN−(3−クロロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド(0.190g、0.535mmol)を室温でテトラヒドロフラン(3mL)に溶かした溶液に、トリエチルアミン(0.112mL、0.803mmol)を加え、同じ温度で10分間撹拌した。反応混合物に2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.070mL、0.643mmol)を加えて16時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.210g、90.6%)を白色固体として得た。
[ステップ4]化合物11352の合成
ステップ3で製造されたN−(3−クロロフェニル)−N−((5−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド(0.110g、0.254mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.073g、0.305mmol)をテトラヒドロフラン(6mL)に混合し、マイクロ波を照射して130℃で30分間加熱した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.080g、75.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.27(dd,1H,J=2.3,0.8Hz),8.41(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.67(dd,1H,J=8.2,0.9Hz),7.47(dt,1H,J=2.6,1.1Hz),7.36−7.26(m,4H),6.95(t,1H,J=51.6Hz),5.14(s,2H),3.10(s,3H);LRMS(ES)m/z417.0(M++1).
実施例96:化合物11353の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル6−((N−(ピリジン−3−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.168g、0.732mmol)とヨウ化カリウム(0.023g、0.139mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)に溶かした溶液を室温で20分間撹拌し、N−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド(0.120g、0.697mmol)と炭酸カリウム(0.116g、0.836mmol)を加え、同じ温度で24時間さらに撹拌した。反応混合物に0.1N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.140g、62.5%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル6−((N−(ピリジン−3−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.140g、0.436mmol)とヒドラジンハイドレート(0.064mL、1.307mmol)を室温でエタノール(4mL)に混ぜた混合物を16時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.135g、96.4%、淡黄色オイル)。
[ステップ3]N−((5−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたN−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド(0.135g、0.420mmol)を室温でテトラヒドロフラン(1mL)に溶かした溶液に、トリエチルアミン(0.117mL、0.840mmol)を加え、同じ温度で10分間撹拌した。反応混合物に2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.069mL、0.630mmol)を加えて6時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.070g、43.7%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ4]化合物11353の合成
ステップ3で製造されたN−((5−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド(0.070g、0.184mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.052g、0.220mmol)をテトラヒドロフラン(2mL)に混合し、マイクロ波を照射して130℃で30分間加熱した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.025g、35.7%)を淡黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.28(d,J=1.7Hz,1H),8.89(d,J=2.1Hz,1H),8.57(dd,J=5.0,1.2Hz,1H),8.42(dd,J=8.2,2.2Hz,1H),8.15(d,J=9.0Hz,1H),7.54(m,1H),6.94(t,J=51.6Hz,1H),5.19(s,2H),3.10(s,3H);LRMS(ES)m/z382.27(M++1).
実施例97:化合物11354の合成、N−(3−ブロモフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル6−((N−(3−ブロモフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.193g、0.840mmol)とヨウ化カリウム(0.027g、0.160mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)に溶かした溶液を室温で20分間撹拌し、N−(3−ブロモフェニル)メタンスルホンアミド(0.200g、0.800mmol)と炭酸カリウム(0.144g、1.040mmol)を加え、同じ温度で24時間さらに撹拌した。反応混合物に0.1N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.270g、84.6%)を白色固体として得た。
[ステップ2]N−(3−ブロモフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル6−((N−(3−ブロモフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.270g、0.676mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.099mL、2.029mmol)を室温でエタノール(6mL)に混ぜた混合物を8時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.250g、92.6%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11354の合成
ステップ2で製造されたN−(3−ブロモフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド(0.061g、0.152mmol)を室温でテトラヒドロフラン(2mL)に溶かした溶液に、トリエチルアミン(0.042mL、0.304mmol)を加え、同じ温度で20分間撹拌した。反応混合物に2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.025mL、0.228mmol)を加えて8時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.055g、78.8%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.26(d,J=1.7Hz,1H),8.40(dd,J=8.2,2.1Hz,1H),7.67(d,J=8.2Hz,1H),7.61(m,1H),7.44−7.37(m,2H),7.24(t,J=8.0Hz,1H),6.95(t,J=51.6Hz,1H),5.13(s,2H),3.09(s,3H);LRMS(ES)m/z491.06(M++1).
実施例98:化合物11355の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(m−トリル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]6−((N−(m−トリル)メチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.196g、0.850mmol)とヨウ化カリウム(0.027g、0.162mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)に溶かした溶液を室温で20分間撹拌し、N−(m−トリル)メタンスルホンアミド(0.150g、0.810mmol)と炭酸カリウム(0.145g、1.053mmol)を加え、同じ温度で24時間さらに撹拌した。反応混合物に0.1N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、メチル表題化合物(0.200g、73.9%)を白色固体として得た。
[ステップ2]N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(m−トリル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル6−((N−(m−トリル)メチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.200g、0.598mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.087mL、1.794mmol)を室温でエタノール(3mL)に混ぜた混合物を8時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.190g、95.0%、白色固体)。
[ステップ3]化合物11355の合成
ステップ2で製造されたN−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(m−トリル)メタンスルホンアミド(0.065g、0.196mmol)を室温でテトラヒドロフラン(2mL)に溶かした溶液に、トリエチルアミン(0.055mL、0.391mmol)を加え、同じ温度で20分間撹拌した。反応混合物に2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.032mL、0.293mmol)を加えて8時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.048g、62.2%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.23(d,J=2.0Hz,1H),8.39(dd,J=8.3,2.2Hz,1H),7.75(d,J=8.3Hz,1H),7.28−7.18(m,3H),6.95(t,J=51.6Hz,1H),5.14(s,2H),3.07(s,3H);LRMS(ES)m/z394.99(M++1).
実施例99:化合物11366の合成、N−(3−ブロモフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(3−ブロモフェニル)エタンスルホンアミドの合成
3−ブロモアニリン(3.000g、17.439mmol)、ピリジン(1.545mL、19.183mmol)、そしてエタンスルホニルクロリド(2.148mL、22.670mmol)を室温でジクロロメタン(100mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(4.000g、86.8%)を透明オイルとして得た。
[ステップ2]メチル6−((N−(3−ブロモフェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.479g、2.082mmol)とヨウ化カリウム(0.063g、0.379mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)に溶かした溶液を室温で30分間撹拌し、ステップ1で製造されたN−(3−ブロモフェニル)エタンスルホンアミド(0.500g、1.893mmol)と炭酸カリウム(0.392g、2.839mmol)を加え、50℃で12時間さらに撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.582g、74.4%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(3−ブロモフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル6−((N−(3−ブロモフェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.582g、1.458mmol)とヒドラジンハイドレート(0.730g、14.577mmol)を室温でエタノール(40mL)に混ぜた混合物を5時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.500g、85.9%、透明オイル)。
[ステップ4]化合物11366の合成
ステップ3で製造されたN−(3−ブロモフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド(0.500g、1.252mmol)、トリエチルアミン(0.873mL、6.262mmol)、そしてジフルオロ酢酸無水物(0.341mL、3.131mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、エチル酢酸にて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.430g、74.8%)を透明オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.25(d,1H,J=1.8Hz),8.40(dd,1H,J=8.2,2.3Hz),7.70(d,1H,J=8.3Hz),7.63−7.62(m,1H),7.43−7.37(m,2H),7.24−7.20(m,1H),7.07(s,0.2H),6.95(s,0.5H),6.82(s,0.8H),5.16(s,2H),3.21(q,2H,J=7.4Hz),1.48−1.41(m,3H);LRMS(ES)m/z473.0(M++1).
実施例100:化合物11367の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−メチル−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド
[ステップ1]t−ブチル4−(N−フェニルスルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
アニリン(0.980mL、10.738mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、トリエチルアミン(1.946mL、13.959mmol)を加え、同じ温度で20分間撹拌した。反応混合物にt−ブチル4−(クロロスルホニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(3.199g、11.275mmol)を加え、同じ温度で16時間さらに撹拌した。反応混合物に0.1N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(3.600g、98.5%、白色固体)。
[ステップ2]メチル6−(((1−(t−ブトキシカルボニル)−N−フェニルピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.710g、3.084mmol)とヨウ化カリウム(0.098g、0.587mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)に溶かした溶液を室温で30分間撹拌し、ステップ1で製造されたt−ブチル4−(N−フェニルスルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.000g、2.937mmol)と炭酸カリウム(0.487g、3.525mmol)を加え、同じ温度で24時間さらに撹拌した。反応混合物に水を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(1.350g、93.9%)を褐色固体として得た。
[ステップ3]メチル6−((N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートヒドロクロリドの合成
ステップ2で製造されたメチル6−(((1−(t−ブトキシカルボニル)−N−フェニルピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.436g、0.891mmol)と塩酸(4.00M solution in 1,4−dioxane、0.891mL、3.562mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.350g、92.3%、黄色固体)。
[ステップ4]メチル6−(((1−メチル−N−フェニルピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
ステップ3で製造されたメチル6−((N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートヒドロクロリド(0.200g、0.470mmol)とホルムアルデヒド(0.141g、4.696mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、酢酸(0.032mL、0.563mmol)を加え、同じ温度で30分間撹拌した。反応混合物にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.199g、0.939mmol)を加え、同じ温度で12時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.142g、74.9%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ5]N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−メチル−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミドの合成
ステップ4で製造されたメチル6−(((1−メチル−N−フェニルピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.142g、0.352mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.171mL、3.519mmol)を室温でエタノール(10mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.130g、91.5%、黄色固体)。
[ステップ6]化合物11367の合成
ステップ5で製造されたN−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−メチル−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド(0.130g、0.322mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.062g、0.354mmol)、そしてトリエチルアミン(0.054mL、0.387mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に混ぜた混合物を5時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.094g、62.9%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.29−9.20(m,1H),8.41−8.37(m,1H),7.60−7.47(m,2H),7.36−7.29(m,4H),7.08(s,0.2H),6.95(s,0.5H),6.82(s,0.2H),5.14(s,2H),3.68−3.65(m,2H),3.45−3.35(m,3H),3.17−3.10(m,2H),2.84(s,3H),2.64−2.49(m,2H);LRMS(ES)m/z464.4(M++1).
実施例101:化合物11368の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−エチル−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド
[ステップ1]メチル6−(((1−エチル−N−フェニルピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
実施例100のステップ3で製造されたメチル6−((N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートヒドロクロリド(0.200g、0.470mmol)とアセトアルデヒド(0.207g、4.696mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、酢酸(0.032mL、0.563mmol)を加え、同じ温度で30分間撹拌した。反応混合物にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.199g、0.939mmol)を加え、同じ温度で12時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.139g、70.9%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ2]1−エチル−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル6−(((1−エチル−N−フェニルピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.139g、0.333mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.162mL、3.329mmol)を室温でエタノール(10mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.120g、86.3%、白色固体)。
[ステップ3]化合物11368の合成
ステップ2で製造された1−エチル−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド(0.120g、0.287mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.055g、0.316mmol)、そしてトリエチルアミン(0.048mL、0.345mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に混ぜた混合物を5時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.082g、59.7%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.30−9.20(m,1H),8.40−8.34(m,1H),7.55−7.54(m,1H),7.47−7.45(m,1H),7.41−7.29(m,4H),7.08(s,0.2H),6.95(s,0.5H),6.82(s,0.2H),5.14(s,2H),3.80−3.65(m,2H),3.45−3.31(m,2H),3.29−3.07(m,3H),2.70−2.61(m,2H),2.55−2.50(m,2H),1.41−1.26(m,3H);LRMS(ES)m/z478.4(M++1).
実施例102:化合物11372の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−1−メチル−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド
[ステップ1]t−ブチル4−(N−(2−フルオロ−4−(メトキシカルボニル)ベンジル)−N−フェニルスルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
メチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.610g、2.467mmol)とヨウ化カリウム(0.039g、0.235mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(8mL)に溶かした溶液を室温で30分間撹拌し、実施例100のステップ1で製造されたt−ブチル4−(N−フェニルスルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.800g、2.350mmol)と炭酸カリウム(0.422g、3.055mmol)を加え、同じ温度で24時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜70%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.100g、92.4%)を白色固体として得た。
[ステップ2]メチル3−フルオロ−4−((N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド)メチル)ベンゾエートヒドロクロリドの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル4−(N−(2−フルオロ−4−(メトキシカルボニル)ベンジル)−N−フェニルスルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.100g、2.171mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、塩酸(0.158g、4.343mmol)を加え、同じ温度で5時間撹拌した。析出した固体を濾過し、ジクロロメタンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.850g、88.4%)を白色固体として得た。
[ステップ3]メチル3−フルオロ−4−(((1−メチル−N−フェニルピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド)メチル)ベンゾエートヒドロクロリド(0.100g、0.226mmol)、ホルムアルデヒド(0.034g、1.129mmol)、そして酢酸(0.006mL、0.113mmol)をメタノール(2mL)に溶かした溶液を室温で20分間撹拌し、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.043g、0.677mmol)を加え、同じ温度で5時間さらに撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.080g、84.3%)を白色固体として得た。
[ステップ4]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−1−メチル−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたメチル3−フルオロ−4−(((1−メチル−N−フェニルピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.080g、0.190mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.028mL、0.571mmol)を室温でエタノール(3mL)に混ぜた混合物を16時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注いで撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.075g、93.8%)を白色固体として得た。
[ステップ5]化合物11372の合成
ステップ4で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−1−メチル−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド(0.069g、0.164mmol)を室温でテトラヒドロフラン(2mL)に溶かした溶液に、トリエチルアミン(0.046mL、0.327mmol)を加え、同じ温度で10分間撹拌した。反応混合物に2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.027mL、0.245mmol)を加えて5時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.055g、70.0%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.85(dd,1H,J=8.0,1.6Hz),7.69(d,1H,J=16.4Hz),7.62(t,1H,J=7.4Hz),7.37−7.26(m,5H),7.02(s,0.25H),6.89(s,0.5H),6.76(s,0.25H),5.06(s,2H),3.19(m,3H),2.51−2.42(m,4H),2.28−2.04(m,5H);LRMS(ES)m/z481.21(M++1).
実施例103:化合物11373の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−1−エチル−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド
[ステップ1]メチル4−(((1−エチル−N−フェニルピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエートの合成
実施例102のステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド)メチル)ベンゾエートヒドロクロリド(0.100g、0.226mmol)とアセトアルデヒド(0.038mL、0.677mmol)をメタノール(2mL)に溶かした溶液を室温で20分間撹拌し、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.043g、0.677mmol)を加え、同じ温度で5時間さらに撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜100%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.080g、81.5%)を白色固体として得た。
[ステップ2]1−エチル−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−(((1−エチル−N−フェニルピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエート(0.080g、0.184mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.045mL、0.921mmol)を室温でエタノール(3mL)に混ぜた混合物を18時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.070g、87.5%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11373の合成
ステップ2で製造された1−エチル−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド(0.063g、0.145mmol)を室温でテトラヒドロフラン(2mL)に溶かした溶液に、トリエチルアミン(0.040mL、0.289mmol)を加え、同じ温度で10分間撹拌した。反応混合物に2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.024mL、0.217mmol)を加えて5時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.055g、77.0%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.85(dd,1H,J=8.1,1.6Hz),7.69(dd,1H,J=9.8,1.4Hz),7.64(t,1H,J=6.7Hz),7.33−7.02(m,5H),7.02(s,0.25H),6.89(s,0.5H),6.76(s,0.25H),5.06(s,2H),3.21(m,3H),2.65(m,3H),2.24(m,5H),1.24(m,3H);LRMS(ES)m/z495.18(M++1).
実施例104:化合物11377の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド
[ステップ1]エチル3−フルオロ−4−(((1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−N−フェニルピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例102のステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド)メチル)ベンゾエートヒドロクロリド(0.090g、0.203mmol)、2,2−ジメチルオキシラン(0.073g、1.016mmol)、そして炭酸カリウム(0.056g、0.406mmol)をエタノール(6mL)に混合し、マイクロ波を照射して120℃で30分間加熱した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.080g、79.9%)を白色固体として得た。
[ステップ2]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたエチル3−フルオロ−4−(((1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−N−フェニルピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.080g、0.162mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.039mL、0.812mmol)を室温でエタノール(2mL)に混ぜた混合物を16時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注いで撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.065g、83.6%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11377の合成
ステップ2で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド(0.043g、0.090mmol)を室温でテトラヒドロフラン(3mL)に溶かした溶液に、トリエチルアミン(0.025mL、0.180mmol)を加え、同じ温度で10分間撹拌した。反応混合物に2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.015mL、0.135mmol)を加えて5時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜70%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.015g、31.0%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.85(dd,1H,J=8.0,1.5Hz),7.70(dd,1H,J=9.9,1.5Hz),7.63(t,1H,J=7.6Hz),7.35−7.27(m,5H),7.02(s,0.25H),6.89(s,0.5H),6.76(s,0.25H),5.05(s,2H),3.24(m,2H),3.14(m,1H),2.63−2.54(m,4H),2.23−2.16(m,4H),1.25(S,6H);LRMS(ES)m/z539.54(M++1).
実施例105:化合物11386の合成、N−(4−((4−アセチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3、4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミド
[ステップ1]t−ブチル4−(4−ニトロベンジル)ピペラジン−1−カルボキシレートの合成
1−(ブロモメチル)−4−ニトロベンゼン(1.000g、4.629mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.209mL、6.943mmol)、そしてt−ブチルピペラジン−1−カルボキシレート(0.948g、5.092mmol)を室温でアセトニトリル(50mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.100g、73.9%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ2]t−ブチル4−(4−アミノベンジル)ピペラジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル4−(4−ニトロベンジル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.100g、3.423mmol)、塩化アンモニウム(0.915g、17.114mmol)、そして亜鉛末(1.119g、17.114mmol)を室温でテトラヒドロフラン(20mL)/水(20mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物をガラスフィルターで濾過して固体を除去したろ液に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した。(0.900g、90.2%、黄色固体)
[ステップ3]t−ブチル4−(4−(エチルスルホンアミド)ベンジル)ピペラジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ2で製造されたt−ブチル4−(4−アミノベンジル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.900g、3.089mmol)、ピリジン(0.299mL、3.706mmol)、そしてエタンスルホニルクロリド(0.477g、3.706mmol)を室温でジクロロメタン(30mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.800g、67.5%)を黄色固体として得た。
[ステップ4]t−ブチル4−(4−(N−((5−(メトキシカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エチルスルホンアミド)ベンジル)ピペラジン−1−カルボキシレートの合成
メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.528g、2.295mmol)とヨウ化カリウム(0.069g、0.417mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)に溶かした溶液を室温で30分間撹拌し、ステップ3で製造されたt−ブチル4−(4−(エチルスルホンアミド)ベンジル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.800g、2.086mmol)と炭酸カリウム(0.432g、3.129mmol)を加え、50℃で12時間さらに撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.623g、56.1%)を黄色固体として得た。
[ステップ5]メチル6−((N−(4−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートヒドロクロリドの合成
ステップ4で製造されたt−ブチル4−(4−(N−((5−(メトキシカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エチルスルホンアミド)ベンジル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.623g、1.170mmol)と塩酸(4.00M solution in 1,4−dioxane、1.170mL、4.678mmol)を室温でジクロロメタン(30mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.500g、91.2%、黄色固体)。
[ステップ6]メチル6−((N−(4−((4−アセチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
ステップ5で製造されたメチル6−((N−(4−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートヒドロクロリド(0.150g、0.320mmol)、トリエチルアミン(0.067mL、0.480mmol)、そして酢酸無水物(0.042g、0.416mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.090g、59.3%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ7]N−(4−((4−アセチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ6で製造されたメチル6−((N−(4−((4−アセチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.090g、0.190mmol)とヒドラジンハイドレート(0.095g、1.896mmol)を90℃でエタノール(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した。(0.071g、78.9%、白色固体)
[ステップ8]化合物11386の合成
ステップ7で製造されたN−(4−((4−アセチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミド(0.072g、0.152mmol)、トリエチルアミン(0.085mL、0.607mmol)、そしてジフルオロ酢酸無水物(0.033mL、0.303mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に混ぜた混合物を5時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.026g、32.1%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.23(dd,1H,J=2.2,0.9Hz),8.39(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.77(d,1H,J=8.3Hz),7.39(s,4H),6.95(m,1H),5.18(s,2H),3.62(s,3H),3.50(s,3H),3.22(q,2H,J=7.4Hz),2.43(s,4H),2.09(s,3H),1.47(t,3H,J=7.4Hz);LRMS(ES)m/z535.34(M++1).
実施例106:化合物11387の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(4−((4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)エタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル6−((N−(4−((4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
実施例105のステップ5で製造されたメチル6−((N−(4−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートヒドロクロリド(0.150g、0.320mmol)、トリエチルアミン(0.067mL、0.480mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.032mL、0.416mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.094g、57.6%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ2]N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(4−((4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル6−((N−(4−((4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.094g、0.184mmol)とヒドラジンハイドレート(0.092g、1.841mmol)を90℃でエタノール(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.069g、73.4%、白色固体)。
[ステップ3]化合物11387の合成
ステップ2で製造されたN−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(4−((4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)エタンスルホンアミド(0.090g、0.176mmol)、トリエチルアミン(0.098mL、0.705mmol)、そしてジフルオロ酢酸無水物(0.038mL、0.353mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に混ぜた混合物を5時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.031g、30.8%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.22(td,1H,J=2.2,0.9Hz),8.39(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.70(ddd,1H,J=8.2,4.7,0.9Hz),7.53−7.44(m,2H),7.46−7.37(m,2H),7.11−6.80(m,1H),5.17(s,2H),3.72(s,1H),3.55−3.50(m,3H),3.22(q,2H,J=7.4Hz),3.06(s,4H),2.84(s,3H),1.44(s,5H);LRMS(ES)m/z571.37(M++1).
実施例107:化合物11388の合成、N−(3−((4−アセチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3、4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミド
[ステップ1]t−ブチル4−(3−ニトロベンジル)ピペラジン−1−カルボキシレートの合成
1−(ブロモメチル)−3−ニトロベンゼン(1.000g、4.629mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.209mL、6.943mmol)、そしてt−ブチルピペラジン−1−カルボキシレート(0.948g、5.092mmol)を室温でアセトニトリル(20mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.050g、70.6%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ2]t−ブチル4−(3−アミノベンジル)ピペラジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル4−(3−ニトロベンジル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.050g、3.267mmol)、塩化アンモニウム(0.874g、16.336mmol)、そして亜鉛末(1.068g、16.336mmol)を室温でテトラヒドロフラン(20mL)/水(20mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物をガラスフィルターで濾過して固体を除去したろ液に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.940g、98.7%、黄色固体)。
[ステップ3]t−ブチル4−(3−(エチルスルホンアミド)ベンジル)ピペラジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ2で製造されたt−ブチル4−(3−アミノベンジル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.940g、3.226mmol)、ピリジン(0.312mL、3.871mmol)、そしてエタンスルホニルクロリド(0.456g、3.548mmol)を室温でジクロロメタン(30mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.080g、87.3%)を黄色固体として得た。
[ステップ4]t−ブチル4−(3−(N−((5−(メトキシカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エチルスルホンアミド)ベンジル)ピペラジン−1−カルボキシレートの合成
メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.713g、3.098mmol)とヨウ化カリウム(0.093g、0.563mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)に溶かした溶液を室温で30分間撹拌し、ステップ3で製造されたt−ブチル4−(3−(エチルスルホンアミド)ベンジル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.080g、2.816mmol)と炭酸カリウム(0.584g、4.224mmol)を加え、50℃で12時間さらに撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.616g、41.1%)を黄色固体として得た。
[ステップ5]メチル6−((N−(3−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートヒドロクロリドの合成
ステップ4で製造されたt−ブチル4−(3−(N−((5−(メトキシカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エチルスルホンアミド)ベンジル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.616g、1.156mmol)と塩酸(4.00M solution in 1,4−dioxane、1.156mL、4.626mmol)を室温でジクロロメタン(20mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.520g、95.9%、黄色固体)。
[ステップ6]メチル6−((N−(3−((4−アセチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
ステップ5で製造されたメチル6−((N−(3−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートヒドロクロリド(0.150g、0.320mmol)、トリエチルアミン(0.067mL、0.480mmol)、そして酢酸無水物(0.039g、0.384mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.094g、61.9%)を黄色固体として得た。
[ステップ7]N−(3−((4−アセチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ6で製造されたメチル6−((N−(3−((4−アセチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.094g、0.198mmol)とヒドラジンハイドレート(0.099g、1.981mmol)を90℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.064g、68.1%、白色固体)。
[ステップ8]化合物11388の合成
ステップ7で製造されたN−(3−((4−アセチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミド(0.061g、0.129mmol)、トリエチルアミン(0.072mL、0.514mmol)、そしてジフルオロ酢酸無水物(0.028mL、0.257mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に混ぜた混合物を5時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.018g、26.2%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.21(d,1H,J=2.2Hz),8.38(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.76(d,1H,J=8.2Hz),7.44(s,1H),7.35−7.23(m,3H),7.13−6.77(m,1H),5.18(s,2H),3.88−3.33(m,6H),3.21(q,2H,J=7.4Hz),2.40(s,4H),2.08(s,3H),1.46(t,3H,J=7.4Hz);LRMS(ES)m/z535.47(M++1).
実施例108:化合物11389の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンジル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]t−ブチル(4−シアノベンジル)カルバメートの合成
4−(アミノメチル)ベンゾニトリルヒドロクロリド(5.000g、29.652mmol)を室温で塩化メチレン(20mL)に溶かした溶液に、トリエチルアミン(4.932mL、35.583mmol)を加え、同じ温度で20分間撹拌した。反応混合物に二炭酸ジ−t−ブチル(6.795g、31.135mmol)を加え、同じ温度で5時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、塩化メチレンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(6.850g、99.5%、白色固体)。
[ステップ2]t−ブチル(Z)−(4−(N’−ヒドロキシカルバムイミドイル)ベンジル)カルバメートの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル(4−シアノベンジル)カルバメート(6.800g、29.275mmol)、ヒドロキシルアミン(6.103g、87.825mmol)、炭酸ナトリウム(9.309g、87.825mmol)、そしてヒドロキシルアミン(50.00% solution in water、5.372mL、87.825mmol)を室温でエタノール(20mL)に混ぜた混合物を14時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(7.500g、96.6%)を白色固体として得た。
[ステップ3]t−ブチル(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンジル)カルバメートの合成
ステップ2で製造されたt−ブチル(Z)−(4−(N’−ヒドロキシカルバムイミドイル)ベンジル)カルバメート(7.800g、29.400mmol)を0℃でN,N−ジメチルホルムアミド(25mL)に溶かした溶液に、トリエチルアミン(5.298mL、38.219mmol)を加え、同じ温度で撹拌した。反応混合物にトリフルオロ酢酸無水物(4.305mL、32.340mmol)を加え、80℃で2時間さらに撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に飽和塩化アンモニウム水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、80gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(5.240g、51.9%)を無色オイルとして得た。
[ステップ4](4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)メタンアミンヒドロクロリドの合成
ステップ3で製造されたt−ブチル(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンジル)カルバメート(5.240g、15.263mmol)を室温でジクロロメタン(20mL)に溶かした溶液に、塩酸(4.00M solution、4.197mL、16.789mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。析出した固体を濾過し、塩化メチレンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(3.900g、91.4%)を白色固体として得た。
[ステップ5]N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンジル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ4で製造された(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル)メタンアミンヒドロクロリド(0.100g、0.358mmol)を室温でジクロロメタン(4mL)に溶かした溶液に、トリエチルアミン(0.060mL、0.429mmol)を加え、同じ温度で10分間撹拌した。反応混合物にメタンスルホニルクロリド(0.028mL、0.358mmol)を加え、同じ温度で3時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.110g、95.7%、白色固体)。
[ステップ6]N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンジル)メタンスルホンアミドの合成
実施例61のステップ5で製造された2−(4−(ブロモメチル)−3−フルオロフェニル)−5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール(0.043g、0.141mmol)とヨウ化カリウム(0.004g、0.027mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)に溶かした溶液を室温で30分間撹拌し、ステップ5で製造されたN−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンジル)メタンスルホンアミド(0.043g、0.134mmol)と炭酸カリウム(0.028g、0.201mmol)を加え、同じ温度で8時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜35%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.050g、66.1%)を黄色固体として得た。
[ステップ7]化合物11389の合成
ステップ6で製造されたN−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)−N−(4−(5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンジル)メタンスルホンアミド(0.050g、0.088mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.063g、0.265mmol)をテトラヒドロフラン(4mL)に混合し、マイクロ波を照射して130℃で30分間加熱した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2,4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜25%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.025g、51.6%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−D6)δ7.94(d,2H,J=8.3Hz),7.78(dd,1H,J=25.9,17.9Hz),7.70−7.67(m,1.25H),7.62(t,5H,J=7.8Hz),7.56(s,0.5H),7.50(d,1H,J=8.3Hz),7.43(s,0.25H),4.60(s,2H),4.55(s,2H),3.17(s,3H);LRMS(ES)m/z548.38(M++1).
実施例109:化合物11390の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−スルホンアミド
[ステップ1]N−フェニルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−スルホンアミドの合成
アニリン(0.294mL、3.221mmol)とトリエチルアミン(0.539mL、3.866mmol)をジクロロメタン(8mL)に溶かした溶液を0℃で10分間撹拌し、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−スルホニルクロリド(0.624g、3.382mmol)を加え、室温で6時間さらに撹拌した。反応混合物に0.1N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、N−フェニルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−スルホンアミド(0.650g、83.6%)を淡黄色オイルとして得た。
[ステップ2]メチル6−(((N−フェニルテトラヒドロ−2H−ピラン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.497g、2.158mmol)とヨウ化カリウム(0.068g、0.411mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(8mL)に溶かした溶液を室温で20分間撹拌し、ステップ1で製造されたN−フェニルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−スルホンアミド(0.496g、2.055mmol)と炭酸カリウム(0.369g、2.672mmol)を加え、同じ温度で18時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.650g、81.0%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−スルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル6−(((N−フェニルテトラヒドロ−2H−ピラン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.650g、1.665mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.405mL、8.324mmol)を室温でエタノール(10mL)に混ぜた混合物を8時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.580g、89.2%)を白色固体として得た。
[ステップ4]化合物11390の合成
ステップ3で製造されたN−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−スルホンアミド(0.054g、0.138mmol)を室温でテトラヒドロフラン(2mL)に溶かした溶液に、トリエチルアミン(0.039mL、0.277mmol)を加え、同じ温度で10分間撹拌した。反応混合物に2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.023mL、0.207mmol)を加えて3時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.055g、88.3%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.18(d,1H,J=2.2Hz),8.38(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.75(d,1H,J=8.2Hz),7.40(m,2Hz),7.35(m,2H),7.25(m,1Hz),7.05(s,0.25H),6.92(s,0.5H),6.79(s,0.25H),5.20(s,2H),4.11−4.07(m,2H),3.39−3.30(m,3H),2.20−1.99(m,4H);LRMS(ES)m/z451.35(M++1).
実施例110:化合物11392の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−((1,1−ジオキシドチオモルホリノ)メチル)フェニル)エタンスルホンアミド
[ステップ1]4−(3−ニトロベンジル)チオモルホリン1,1−ジオキシドの合成
1−(ブロモメチル)−3−ニトロベンゼン(2.400g、11.110mmol)、チオモルホリン1,1−ジオキシド(1.427g、10.554mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.516mL、14.442mmol)を室温でアセトニトリル(16mL)に溶かした溶液を、同じ温度で24時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(2.800g、93.2%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]4−(3−アミノベンジル)チオモルホリン1,1−ジオキシドの合成
ステップ1で製造された4−(3−ニトロベンジル)チオモルホリン1,1−ジオキシド(2.750g、10.174mmol)、亜鉛(2.661g、40.696mmol)、そして塩化アンモニウム(2.177g、40.696mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)/水(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で16時間撹拌した。反応混合物をろ紙で濾過して固体を除去したろ液に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(2.100g、85.9%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(3−((1,1−ジオキシドチオモルホリノ)メチル)フェニル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造された4−(3−アミノベンジル)チオモルホリン1,1−ジオキシド(1.000g、4.161mmol)とピリジン(0.402mL、4.993mmol)をジクロロメタン(20mL)に溶かして、0℃でエタンスルホニルクロリド(0.387mL、4.369mmol)を加え、同じ温度で20分間撹拌し、室温で16時間さらに撹拌した。反応混合物に0.1N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.200g、86.8%)を淡黄色固体として得た。
[ステップ4]メチル4−((N−(3−((1,1−ジオキシドチオモルホリノ)メチル)フェニル)エチルスルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエートの合成
メチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.531g、2.148mmol)とヨウ化カリウム(0.068g、0.409mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(8mL)に溶かした溶液を室温で20分間撹拌し、ステップ3で製造されたN−(3−((1,1−ジオキシドチオモルホリノ)メチル)フェニル)エタンスルホンアミド(0.680g、2.046mmol)と炭酸カリウム(0.368g、2.659mmol)を加え、同じ温度で8時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜70%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.880g、86.3%)を白色固体として得た。
[ステップ5]N−(3−((1,1−ジオキシドチオモルホリノ)メチル)フェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ4で製造されたメチル4−((N−(3−((1,1−ジオキシドチオモルホリノ)メチル)フェニル)エチルスルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエート(0.880g、1.765mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.257mL、5.295mmol)を室温でエタノール(8mL)に混ぜた混合物を14時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.850g、96.6%)を白色固体として得た。
[ステップ6]化合物11392の合成
ステップ5で製造されたN−(3−((1,1−ジオキシドチオモルホリノ)メチル)フェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)エタンスルホンアミド(0.050g、0.100mmol)を室温でテトラヒドロフラン(2mL)に溶かした溶液に、トリエチルアミン(0.028mL、0.201mmol)を加え、同じ温度で10分間撹拌した。反応混合物に2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.016mL、0.150mmol)を加えて5時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.045g、80.3%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.86(dd,1H,J=8.1,1.5Hz),7.84−7.66(m,2H),7.32−7.28(m,2Hz),7.25−7.21(m,2Hz),7.02(s,0.25H),6.89(s,0.5H),6.77(s,0.25H),5.03(s,2H),3.62(m,2H),3.13(q,2H,J=7.4Hz),3.02(m,4H),2.87(m,4H),1.45(t,3H,J=7.4Hz);LRMS(ES)m/z560.47(M++1).
実施例111:化合物11402の合成、N−(4−((4−アセチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3、4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)エタンスルホンアミド
[ステップ1]t−ブチル4−(4−(N−(2−フルオロ−4−(メトキシカルボニル)ベンジル)エチルスルホンアミド)ベンジル)ピペラジン−1−カルボキシレートの合成
メチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.454g、1.836mmol)とヨウ化カリウム(0.055g、0.334mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)に溶かした溶液を室温で30分間撹拌し、実施例105のステップ3で製造されたt−ブチル4−(4−(エチルスルホンアミド)ベンジル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.640g、1.669mmol)と炭酸カリウム(0.346g、2.503mmol)を加え、50℃で12時間さらに撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.780g、85.0%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]メチル3−フルオロ−4−((N−(4−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートヒドロクロリドの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル4−(4−(N−(2−フルオロ−4−(メトキシカルボニル)ベンジル)エチルスルホンアミド)ベンジル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.780g、1.419mmol)と塩酸(4.00M solution in 1,4−dioxane、1.419mL、5.676mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.680g、98.6%、白色固体)。
[ステップ3]メチル4−((N−(4−((4−アセチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)エチルスルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエートの合成
ステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(4−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートヒドロクロリド(0.200g、0.412mmol)、トリエチルアミン(0.086mL、0.617mmol)、そして酢酸無水物(0.047mL、0.494mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.130g、64.3%、黄色オイル)。
[ステップ4]N−(4−((4−アセチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたメチル4−((N−(4−((4−アセチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)エチルスルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエート(0.130g、0.264mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.129mL、2.645mmol)を室温でエタノール(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.096g、73.8%、黄色固体)。
[ステップ5]化合物11402の合成
ステップ4で製造されたN−(4−((4−アセチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)エタンスルホンアミド(0.096g、0.195mmol)、トリエチルアミン(0.109mL、0.781mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.042mL、0.391mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に混ぜた混合物を5時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.021g、19.5%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.88(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.76−7.66(m,2H),7.30(t,4H,J=4.7Hz),7.10−6.72(m,1H),5.05(s,2H),3.62(s,2H),3.52−3.42(m,4H),3.20−3.08(m,2H),2.41(s,4H),2.08(d,3H,J=1.5Hz),1.51−1.39(m,3H);LRMS(ES)m/z552.45(M++1).
実施例112:化合物11403の合成、N−(3−((4−アセチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3、4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)エタンスルホンアミド
[ステップ1]t−ブチル4−(3−(N−(2−フルオロ−4−(メトキシカルボニル)ベンジル)エチルスルホンアミド)ベンジル)ピペラジン−1−カルボキシレートの合成
メチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.454g、1.836mmol)とヨウ化カリウム(0.055g、0.334mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)に溶かした溶液を室温で30分間撹拌し、実施例107のステップ3で製造されたt−ブチル4−(3−(エチルスルホンアミド)ベンジル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.640g、1.669mmol)と炭酸カリウム(0.346g、2.503mmol)を加え、50℃で12時間さらに撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.780g、85.0%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]メチル3−フルオロ−4−((N−(3−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートヒドロクロリドの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル4−(3−(N−(2−フルオロ−4−(メトキシカルボニル)ベンジル)エチルスルホンアミド)ベンジル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.780g、1.419mmol)と塩酸(4.00M solution in 1,4−dioxane、1.419mL、5.676mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.680g、98.6%、白色固体)。
[ステップ3]メチル4−((N−(3−((4−アセチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)エチルスルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエートの合成
ステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(3−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートヒドロクロリド(0.200g、0.412mmol)、トリエチルアミン(0.086mL、0.617mmol)、そして酢酸無水物(0.050mL、0.535mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.160g、79.1%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ4]N−(3−((4−アセチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたメチル4−((N−(3−((4−アセチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)エチルスルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエート(0.160g、0.325mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.158mL、3.255mmol)を90℃でエタノール(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.096g、60.0%、黄色固体)。
[ステップ5]化合物11403の合成
ステップ4で製造されたN−(3−((4−アセチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)エタンスルホンアミド(0.096g、0.195mmol)、トリエチルアミン(0.109mL、0.781mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.042mL、0.391mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に混ぜた混合物を5時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.021g、19.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.85(dd,1H,J=8.0,1.6Hz),7.73−7.63(m,2H),7.34−7.25(m,2H),7.27−7.18(m,2H),7.11−6.77(m,1H),5.05(s,2H),3.57(d,2H,J=6.2Hz),3.51−3.39(m,4H),3.15(q,2H,J=7.4Hz),2.33(t,4H,J=10.2Hz),2.06(s,3H),1.45(t,3H,J=7.4Hz);LRMS(ES)m/z552.51(M++1).
実施例113:化合物11404の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−((4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)エタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル3−フルオロ−4−((N−(3−((4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例112のステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(3−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートヒドロクロリド(0.200g、0.412mmol)、トリエチルアミン(0.086mL、0.617mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.041mL、0.535mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.130g、59.9%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ2]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−((4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(3−((4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.130g、0.246mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.120mL、2.464mmol)を90℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.092g、70.8%、黄色固体)。
[ステップ3]化合物11404の合成
ステップ2で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−((4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)エタンスルホンアミド(0.160g、0.303mmol)、トリエチルアミン(0.169mL、1.213mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.066mL、0.606mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.110g、61.7%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.86(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.73−7.63(m,2H),7.36−7.16(m,4H),7.11−6.75(m,1H),5.04(s,2H),3.52(s,2H),3.21−3.10(m,6H),2.78(s,3H),2.45(s,4H),1.51−1.40(m,3H);LRMS(ES)m/z588.48(M++1).
実施例114:化合物11405の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)エタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル3−フルオロ−4−((N−(3−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例112のステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(3−(ピペラジン−1−イルメチル)フェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートヒドロクロリド(0.200g、0.412mmol)、ホルムアルデヒド(0.037g、1.235mmol)、そして酢酸(0.026mL、0.453mmol)をジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を室温で30分間撹拌し、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.131g、0.617mmol)を加え、同じ温度で5時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.120g、62.9%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ2]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(3−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.120g、0.259mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.126mL、2.589mmol)を90℃でエタノール(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.089g、74.2%、黄色固体)。
[ステップ3]化合物11405の合成
ステップ2で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)エタンスルホンアミド(0.150g、0.324mmol)、トリエチルアミン(0.180mL、1.294mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.070mL、0.647mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.090g、53.1%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.87(dd,1H,J=8.1,1.7Hz),7.75−7.65(m,2H),7.34−7.18(m,4H),7.12−6.73(m,1H),5.06(s,2H),3.50(s,2H),3.15(q,2H,J=7.4Hz),2.71−2.40(m,8H),2.37(s,3H),1.47(t,3H,J=7.4Hz);LRMS(ES)m/z524.50(M++1).
実施例115:化合物11406の合成、N−(3−((4−アセチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−N−(2−フルオロ−4−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)エタンスルホンアミド
実施例112のステップ4で製造されたN−(3−((4−アセチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)エタンスルホンアミド(0.052g、0.106mmol)、トリエチルアミン(0.059mL、0.423mmol)、そしてトリフルオロ酢酸無水物(0.030mL、0.212mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜100%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.021g、34.9%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.88(dd,1H,J=8.0,1.6Hz),7.77−7.68(m,2H),7.61(s,1H),7.48−7.32(m,3H),5.07(s,2H),4.18(s,2H),3.85(s,2H),3.18(q,3H,J=7.4Hz),3.07(s,5H),2.13(s,3H),1.46(t,3H,J=7.4Hz);LRMS(ES)m/z570.56(M++1).
実施例116:化合物11411の合成、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エタンスルホンアミドの合成
3−クロロ−4−フルオロアニリン(2.000g、13.740mmol)、ピリジン(1.328mL、16.488mmol)、そしてエタンスルホニルクロリド(1.943g、15.114mmol)を室温でジクロロメタン(100mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(2.100g、64.3%、黒色固体)。
[ステップ2]メチル6−((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.658g、2.861mmol)とヨウ化カリウム(0.086g、0.520mmol)を50℃でN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)に溶かした溶液に、ステップ1で製造されたN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エタンスルホンアミド(0.600g、2.601mmol)と炭酸カリウム(0.539g、3.902mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.510g、50.7%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル6−((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.510g、1.318mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.641mL、13.184mmol)を90℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.300g、58.8%、白色固体)。
[ステップ4]化合物11411の合成
ステップ3で製造されたN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミド(0.150g、0.388mmol)、トリエチルアミン(0.216mL、1.551mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.084mL、0.776mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.092g、53.1%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.26(dd,1H,J=2.3,0.9Hz),8.42(ddd,1H,J=8.3,2.3,0.7Hz),7.70(dd,1H,J=8.2,0.9Hz),7.54(ddd,1H,J=6.5,2.7,0.7Hz),7.38−7.26(m,1H),7.16−7.09(m,1H),7.09−6.81(m,1H),5.13(s,2H),3.21(qd,2H,J=7.4,0.7Hz),1.45(td,3H,J=7.4,0.8Hz);LRMS(ES)m/z447.44(M++1).
実施例117:化合物11412の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルエタンスルホンアミド
[ステップ1]N−フェニルエタンスルホンアミドの合成
アニリン(0.980mL、10.738mmol)を0℃でジクロロメタン(12mL)に溶かした溶液に、トリエチルアミン(1.946mL、13.959mmol)を加え、同じ温度で20分間撹拌した。反応混合物にエタンスルホニルクロリド(1.119mL、11.811mmol)を加え、室温で24時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.400g、70.4%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ2]メチル6−((N−フェニルエチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.710g、3.088mmol)とヨウ化カリウム(0.093g、0.561mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)に溶かした溶液に、ステップ1で製造されたN−フェニルエタンスルホンアミド(0.520g、2.807mmol)と炭酸カリウム(0.582g、4.211mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜100%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.500g、53.3%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルエタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル6−((N−フェニルエチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.300g、0.897mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.436mL、8.972mmol)を90℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.220g、73.3%、白色固体)。
[ステップ4]化合物11412の合成
ステップ3で製造されたN−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルエタンスルホンアミド(0.220g、0.658mmol)、トリエチルアミン(0.367mL、2.632mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.143mL、1.316mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.120g、46.2%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.23(dd,1H,J=2.2,0.8Hz),8.42(dd,1H,J=8.3,2.2Hz),7.80(dd,1H,J=8.3,0.8Hz),7.48−7.24(m,5H),7.09−6.80(m,1H),5.22(s,2H),3.21(q,2H,J=7.4Hz),1.46(t,3H,J=7.4Hz);LRMS(ES)m/z395.43(M++1).
実施例118:化合物11426の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−(メチルスルホニル)−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド
[ステップ1]メチル6−(((1−(メチルスルホニル)−N−フェニルピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
実施例100のステップ3で製造されたメチル6−((N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートヒドロクロリド(0.165g、0.387mmol)、トリエチルアミン(0.081mL、0.581mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.036mL、0.465mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.110g、60.7%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−(メチルスルホニル)−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル6−(((1−(メチルスルホニル)−N−フェニルピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.110g、0.235mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.118g、2.353mmol)を室温でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.086g、78.2%、黄色固体)。
[ステップ3]化合物11426の合成
ステップ2で製造されたN−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−(メチルスルホニル)−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド(0.086g、0.184mmol)、トリエチルアミン(0.103mL、0.736mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.040mL、0.368mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.053g、54.6%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.23(s,1H),8.40(dd,1H,J=8.3,2.2Hz),7.71(d,1H,J=8.2Hz),7.46−7.32(m,3H),7.34−7.26(m,2H),7.11−6.78(m,1H),5.21(s,2H),3.96−3.88(m,2H),3.31−3.21(m,1H),2.86−2.76(m,5H),2.32−2.23(m,2H),2.15−2.01(m,2H);LRMS(ES)m/z528.51(M++1).
実施例119:化合物11427の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(3−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)エタンスルホンアミド
[ステップ1]t−ブチル4−(3−(エチルスルホンアミド)フェニル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレートの合成
実施例99のステップ1で製造されたN−(3−ブロモフェニル)エタンスルホンアミド(1.000g、3.786mmol)、t−ブチル4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3、2−ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート(1.288g、4.164mmol)、[1,1’−ビス(ジ−t−ブチルホスフィノ)−フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド(0.247g、0.379mmol)、そして炭酸ナトリウム(0.602g、5.679mmol)を室温で1,4−ジオキサン(50mL)/水(10mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物をセライトパッドで濾過し、固体を除去したろ液に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.300g、93.7%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]t−ブチル4−(3−(エチルスルホンアミド)フェニル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル4−(3−(エチルスルホンアミド)フェニル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート(0.900g、2.456mmol)を室温でPd/C(50mg)、メタノール(20mL)に溶かした溶液を、H2(gas)下で同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物をセライトパッドで濾過し、固体を除去したろ液に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.820g、90.6%、黄色固体)。
[ステップ3]t−ブチル4−(3−(N−(2−フルオロ−4−(メトキシカルボニル)ベンジル)エチルスルホンアミド)フェニル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
メチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.605g、2.448mmol)とヨウ化カリウム(0.074g、0.445mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を室温で30分間撹拌し、ステップ2で製造されたt−ブチル4−(3−(エチルスルホンアミド)フェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.820g、2.225mmol)と炭酸カリウム(0.461g、3.338mmol)を加え、50℃で12時間さらに撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.900g、75.6%)を黄色固体として得た。
[ステップ4]メチル3−フルオロ−4−((N−(3−(ピペリジン−4−イル)フェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートヒドロクロリドの合成
ステップ3で製造されたt−ブチル4−(3−(N−(2−フルオロ−4−(メトキシカルボニル)ベンジル)エチルスルホンアミド)フェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.900g、1.683mmol)と塩酸(4.00M solution in 1,4−dioxane、1.683mL、6.734mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.750g、94.6%、黄色固体)。
[ステップ5]メチル3−フルオロ−4−((N−(3−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ4で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(3−(ピペリジン−4−イル)フェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートヒドロクロリド(0.300g、0.637mmol)、ホルムアルデヒド(0.057g、1.911mmol)、そして酢酸(0.044mL、0.764mmol)をジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を室温で30分間撹拌し、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.202g、0.955mmol)を加え、同じ温度で12時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.264g、92.4%)を黄色固体として得た。
[ステップ6]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ5で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(3−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.264g、0.589mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.286mL、5.886mmol)を90℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.176g、66.7%、黄色固体)。
[ステップ7]化合物11427の合成
ステップ6で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(3−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)エタンスルホンアミド(0.176g、0.392mmol)、トリエチルアミン(0.219mL、1.569mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.085mL、0.785mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.098g、49.1%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.87(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.76−7.64(m,2H),7.29(d,1H,J=15.5Hz),7.24−7.11(m,3H),7.08−6.73(m,1H),5.05(s,2H),3.14(q,4H,J=7.4Hz),2.54(tt,1H,J=11.9,3.8Hz),2.48(s,3H),2.35−2.24(m,2H),2.07−1.91(m,2H),1.89−1.81(m,2H),1.46(t,3H,J=7.4Hz);LRMS(ES)m/z509.40(M++1).
実施例120:化合物11428の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルテトラヒドロフラン−3−スルホンアミド
[ステップ1]N−フェニルテトラヒドロフラン−3−スルホンアミドの合成
アニリン(0.147mL、1.611mmol)、トリエチルアミン(0.337mL、2.416mmol)、そしてテトラヒドロフラン−3−スルホニルクロリド(0.330g、1.933mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.300g、82.0%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]メチル6−(((N−フェニルテトラヒドロフラン)−3−スルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
ステップ1で製造されたN−フェニルテトラヒドロフラン−3−スルホンアミド(0.300g、1.320mmol)、炭酸カリウム(0.274g、1.980mmol)、メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.334g、1.452mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.110g、0.660mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜70%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.120g、24.2%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルテトラヒドロフラン−3−スルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル6−(((N−フェニルテトラヒドロフラン)−3−スルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.120g、0.319mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.155mL、3.188mmol)を90℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.082g、68.3%、白色固体)。
[ステップ4]化合物11428の合成
ステップ3で製造されたN−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルテトラヒドロフラン−3−スルホンアミド(0.082g、0.218mmol)、トリエチルアミン(0.121mL、0.871mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.047mL、0.436mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.051g、53.6%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.23(dd,1H,J=2.3,0.9Hz),8.39(dd,1H,J=8.3,2.2Hz),7.72(dd,1H,J=8.2,0.8Hz),7.47−7.25(m,5H),7.11−6.77(m,1H),5.28−5.13(m,2H),4.20−3.91(m,4H),3.85(ddd,1H,J=8.8,7.3,6.1Hz),2.45−2.20(m,2H);LRMS(ES)m/z437.41(M++1).
実施例121:化合物11429の合成、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−((5−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミド
実施例116のステップ3で製造されたN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミド(0.068g、0.176mmol)、トリエチルアミン(0.098mL、0.703mmol)、そしてトリフルオロ酢酸無水物(0.050mL、0.352mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.042g、51.4%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.26(dd,1H,J=2.3,0.8Hz),8.42(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.70(dd,1H,J=8.3,0.8Hz),7.54(dd,1H,J=6.4,2.7Hz),7.34(ddd,1H,J=8.9,4.1,2.7Hz),7.12(t,1H,J=8.6Hz),5.13(s,2H),3.20(q,2H,J=7.4Hz),1.45(t,3H,J=7.4Hz);LRMS(ES)m/z465.30(M++1).
実施例122:化合物11430の合成、N−フェニル−N−((5−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミド
実施例117のステップ3で製造されたN−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルエタンスルホンアミド(0.056g、0.167mmol)、トリエチルアミン(0.093mL、0.670mmol)、そしてトリフルオロ酢酸無水物(0.047mL、0.335mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜60%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.036g、52.1%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.22(dd,1H,J=2.2,0.8Hz),8.38(dd,1H,J=8.3,2.2Hz),7.78(dt,1H,J=8.3,0.7Hz),7.47−7.40(m,2H),7.45−7.32(m,2H),7.36−7.24(m,1H),5.20(s,2H),3.20(q,2H,J=7.4Hz),1.50−1.41(m,3H);LRMS(ES)m/z413.0(M++1).
実施例123:化合物11431の合成、N−フェニル−N−((5−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−スルホンアミド
実施例109のステップ3で製造されたN−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−スルホンアミド(0.095g、0.243mmol)、トリエチルアミン(0.136mL、0.973mmol)、そしてトリフルオロ酢酸無水物(0.069mL、0.487mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜60%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.056g、49.1%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.20(dt,1H,J=2.1,1.0Hz),8.39(dt,1H,J=8.3,2.0Hz),7.78(dt,1H,J=8.3,1.1Hz),7.43(ddd,2H,J=8.3,1.8,0.8Hz),7.44−7.32(m,2H),7.36−7.21(m,1H),5.22(d,2H,J=1.5Hz),4.19−4.07(m,2H),3.46−3.28(m,3H),2.10−1.96(m,4H);LRMS(ES)m/z469.30(M++1).
実施例124:化合物11432の合成、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−((5−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)メタンスルホンアミドの合成
3−クロロ−4−フルオロアニリン(2.000g、13.740mmol)、ピリジン(1.217mL、15.114mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(1.276mL、16.488mmol)を室温でジクロロメタン(80mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(2.600g、84.6%、黒色固体)。
[ステップ2]メチル6−((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.339g、1.476mmol)とヨウ化カリウム(0.111g、0.671mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を室温で30分間撹拌し、ステップ1で製造されたN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)メタンスルホンアミド(0.300g、1.341mmol)と炭酸カリウム(0.278g、2.012mmol)を加え、同じ温度で12時間中さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.290g、58.0%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル6−((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)メチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.100g、0.268mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.130mL、2.682mmol)を90℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.071g、71.0%、黄色固体)。
[ステップ4]化合物11432の合成
ステップ3で製造されたN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド(0.071g、0.190mmol)、トリエチルアミン(0.106mL、0.762mmol)、そしてトリフルオロ酢酸無水物(0.054mL、0.381mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.036g、41.9%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.29(dd,1H,J=2.3,0.8Hz),8.43(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.67(dt,1H,J=8.3,0.7Hz),7.54(dd,1H,J=6.4,2.7Hz),7.41−7.26(m,1H),7.14(t,1H,J=8.6Hz),5.11(s,2H),3.09(d,3H,J=0.4Hz);LRMS(ES)m/z451.38(M++1).
実施例125:化合物11433の合成、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド
実施例124のステップ3で製造されたN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド(0.070g、0.188mmol)、トリエチルアミン(0.105mL、0.751mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.047mL、0.376mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.046g、56.6%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.29(d,1H,J=2.1Hz),8.42(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.65(dd,1H,J=8.1,0.8Hz),7.54(dd,1H,J=6.5,2.7Hz),7.34(ddd,1H,J=8.8,4.1,2.7Hz),7.14(t,1H,J=8.7Hz),7.10−6.81(m,1H),5.10(s,2H),3.09(s,3H);LRMS(ES)m/z433.40(M++1).
実施例126:化合物11447の合成、1−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)ピペリジン−4−スルホンアミド
[ステップ1]t−ブチル4−(N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
3−クロロ−4−フルオロアニリン(2.200g、15.114mmol)とt−ブチル4−(クロロスルホニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(4.289g、15.114mmol)を室温でジクロロメタン(20mL)に混ぜた混合物にトリエチルアミン(2.528mL、18.137mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=10%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(2.940g、49.5%)を淡紫色固体として得た。
[ステップ2]t−ブチル4−(N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(メトキシカルボニル)ベンジル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル4−(N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.500g、3.818mmol)、メチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(1.132g、4.582mmol)、炭酸カリウム(0.792g、5.727mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.951g、5.727mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に混ぜた混合物を、同じ温度で16時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=20%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.860g、87.1%)を白色固体として得た。
[ステップ3]メチル4−((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ピペリジン−4−スルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエートヒドロクロリドの合成
ステップ2で製造されたt−ブチル4−(N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(メトキシカルボニル)ベンジル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.860g、3.327mmol)を室温で1,4−ジオキサン(8mL)に溶かした溶液に、塩酸(4.00M 1,4−ジオキサン溶液、8.318mL、33.273mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(10mL)とヘキサン(50mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(1.620g、98.3%)を淡褐色固体として得た。
[ステップ4]t−ブチル3−(4−(N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(メトキシカルボニル)ベンジル)スルファモイル)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ3で製造されたメチル4−((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ピペリジン−4−スルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエートヒドロクロリド(1.300g、2.624mmol)、t−ブチル3−オキソアゼチジン−1−カルボキシレート(0.674g、3.937mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.686mL、3.937mmol)を室温でジクロロメタン(50mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(1.112g、5.249mmol)を加え、同じ温度で16時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=40%〜70%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.178g、73.1%)を白色固体として得た。
[ステップ5]t−ブチル3−(4−(N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)スルファモイル)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ4で製造されたt−ブチル3−(4−(N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(メトキシカルボニル)ベンジル)スルファモイル)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(1.178g、1.918mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.932mL、19.183mmol)を室温でエタノール(20mL)に混ぜた混合物を110℃で2時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に水(100mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(1.149g、97.5%)を白色固体として得た。
[ステップ6]t−ブチル3−(4−(N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)スルファモイル)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ5で製造されたt−ブチル3−(4−(N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)スルファモイル)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(1.149g、1.871mmol)を70℃でテトラヒドロフラン(30mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.244mL、2.245mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.489mL、2.807mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=30%〜60%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.058g、81.7%)を白色固体として得た。
[ステップ7]t−ブチル3−(4−(N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)スルファモイル)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ6で製造されたt−ブチル3−(4−(N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)−2−フルオロベンジル)スルファモイル)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(1.000g、1.445mmol)を室温でジクロロメタン(30mL)に溶かした溶液に、メタンスルホニルクロリド(0.134mL、1.734mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.377mL、2.167mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=40%〜70%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.680g、69.8%)を明るい黄色の固体として得た。
[ステップ8]1−(アゼチジン−3−イル)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)ピペリジン−4−スルホンアミドジヒドロクロリドの合成
ステップ7で製造されたt−ブチル3−(4−(N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)スルファモイル)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(0.680g、1.009mmol)を室温で1,4−ジオキサン(10mL)に溶かした溶液に、塩酸(4.00M 1,4−ジオキサン溶液、5.044mL、20.175mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(10mL)とヘキサン(70mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.620g、95.0%)を白色固体として得た。
[ステップ9]化合物11447の合成
ステップ8で製造された1−(アゼチジン−3−イル)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)ピペリジン−4−スルホンアミドジヒドロクロリド(0.050g、0.077mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた懸濁溶液に、塩化アセチル(0.008mL、0.116mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.047mL、0.271mmol)を加え、同じ温度で3時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.023g、48.3%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.88(dd,2H,J=7.9,1.6Hz),7.83−7.75(m,2H),7.71−7.62(m,1.25H),7.54(s,0.5H),7.51−7.47(m,1H),7.44−7.36(m,1.25H),5.12(s,2H),4.10(t,1H,J=7.9Hz),3.92(dd,1H,J=8.6,5.0Hz),3.82(t,1H,J=8.5Hz),3.63(m,1H),3.12−3.06(m,1H),2.89(t,2H,J=12.8Hz),2.11(d,2H,J=11.2Hz),2.01−1.89(m,2H),1.89(s,3H),1.75−1.71(m,2H);LRMS(ES)m/z616.5(M++1).
実施例127:化合物11448の合成、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−1−(1−(メチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例126のステップ8で製造された1−(アゼチジン−3−イル)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1、3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)ピペリジン−4−スルホンアミドジヒドロクロリド(0.050g、0.077mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた懸濁溶液に、メタンスルホニルクロリド(0.009mL、0.116mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.047mL、0.271mmol)を加え、同じ温度で3時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=50%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.026g、51.6%)を明るい黄色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.88(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.83−7.75(m,2H),7.70−7.61(m,1.25H),7.54(s,0.5H),7.49(m,1H),7.44−7.36(m,1.25H),5.12(s,2H),3.85(t,2H,J=7.7Hz),3.75(dd,2H,J=8.4,6.0Hz),3.16(q,1H,J=6.5Hz),3.00(s,3H),2.87(d,2H,J=11.0Hz),2.10(d,2H,J=12.1Hz),1.97−1.86(m,2H),1.76−1.62(m,2H);LRMS(ES)m/z652.4(M++1).
実施例128:化合物11451の合成、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−1−(1−メチルアゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例126のステップ8で製造された1−(アゼチジン−3−イル)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1、3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)ピペリジン−4−スルホンアミドジヒドロクロリド(0.100g、0.155mmol)とホルムアルデヒド(37.00%水溶液、0.023mL、0.309mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.066g、0.309mmol)を加え、同じ温度で3時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜15%)で精製及び濃縮した後、得られた物質に酢酸エチル(1mL)とヘキサン(10mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.022g、24.2%)を明るい黄色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.87(dd,2H,J=8.0,1.7Hz),7.83−7.74(m,2H),7.70−7.61(m,1.25H),7.54(s,0.5H),7.48(m,1H),7.45−7.35(m,1.25H),5.11(s,2H),3.50−3.47(m,2H),2.92−2.86(m,3H),2.79(d,2H,J=11.2Hz),2.31(s,3H),2.08−2.04(m,2H),1.83(t,2H,J=11.5Hz),1.67(dt,2H,J=12.2,6.3Hz);LRMS(ES)m/z588.6(M++1).
実施例129:化合物11452の合成、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−1−(1−(2−ヒドロキシアセチル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例126のステップ8で製造された1−(アゼチジン−3−イル)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1、3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)ピペリジン−4−スルホンアミドジヒドロクロリド(0.100g、0.155mmol)、2−ヒドロキシ酢酸(0.013g、0.170mmol)、そして、1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−オール(HOBt、0.031g、0.232mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(EDC、0.036g、0.232mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.121mL、0.696mmol)を加え、同じ温度で16時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮した後、得られた物質に酢酸エチル(1mL)とヘキサン(10mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.041g、42.0%)を明るい黄色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.87(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.83−7.75(m,2H),7.70−7.62(m,1.25H),7.54(s,0.5H),7.49(m,1H),7.44−7.35(m,1.25H),5.12(s,2H),4.88(t,1H,J=6.0Hz),4.16(m,1H),3.98(m,1H),3.91−3.87(m,2H),3.69(dd,1H,J=10.0,5.1Hz),3.37(m,1H),3.14(dq,1H,J=12.4,6.6,5.9Hz),2.92−2.84(m,2H),2.10(d,2H,J=12.0Hz),1.93−1.86(m,2H),1.77−1.62(m,2H);LRMS(ES)m/z632.6(M++1).
実施例130:化合物11460の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)エタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)エタンスルホンアミドの合成
3−フルオロ−4−メチルアニリン(0.457mL、3.995mmol)、ピリジン(0.483mL、5.993mmol)、そしてエタンスルホニルクロリド(0.453mL、4.794mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を1M−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で、表題化合物(0.623g、71.8%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]メチル6−((N−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
ステップ1で製造されたN−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)エタンスルホンアミド(0.250g、1.151mmol)、メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.318g、1.381mmol)、炭酸カリウム(0.239g、1.726mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.019g、0.115mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜100%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.290g、68.8%)を白色固体として得た。
[ステップ3]N−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル6−((N−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.290g、0.791mmol)とヒドラジンモノハイドレート(1.154mL、23.744mmol)を室温でエタノール(8mL)/水(2mL)に溶かした溶液を90℃で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.259g、89.3%、黄色固体)。
[ステップ4]N−((5−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたN−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミド(0.080g、0.218mmol)とトリエチルアミン(0.046mL、0.328mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.029mL、0.262mmol)を加え、50℃で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.087g、89.7%、黄色オイル)。
[ステップ5]化合物11460の合成
ステップ4で製造されたN−((5−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)エタンスルホンアミド(0.090g、0.203mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.145g、0.608mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜100%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.050g、57.9%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.21(dd,1H,J=2.2,0.9Hz),8.37(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.75−7.66(m,1H),7.16−7.07(m,3H),6.86(d,1H,J=51.6Hz),5.14(s,2H),3.18(q,2H,J=7.4Hz),2.20(d,3H,J=1.9Hz),1.42(t,3H,J=7.4Hz);LRMS(ES)m/z427.3(M++1).
実施例131:化合物11461の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)エタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)エタンスルホンアミドの合成
4−フルオロ−3−メチルアニリン(0.500g、3.995mmol)、ピリジン(0.483mL、5.993mmol)、そしてエタンスルホニルクロリド(0.453mL、4.794mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を1M−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.633g、72.9%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]メチル6−((N−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
ステップ1で製造されたN−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)エタンスルホンアミド(0.250g、1.151mmol)、メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.318g、1.381mmol)、炭酸カリウム(0.239g、1.726mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.019g、0.115mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜100%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.230g、54.6%)を白色固体として得た。
[ステップ3]N−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル6−((N−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.230g、0.628 mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.915mL、18.831mmol)を室温でエタノール(8mL)/水(2mL)に溶かした溶液を、90℃で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.222g、96.5%、黄色固体)。
[ステップ4]N−((5−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたN−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミド(0.080g、0.218mmol)とトリエチルアミン(0.046mL、0.328mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.029mL、0.262mmol)を加え、50℃で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.088g、94.5%、黄色オイル)。
[ステップ5]化合物11461の合成
ステップ4で製造されたN−((5−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(4−フルオロ−3−メチルフェニル)エタンスルホンアミド(0.090g、0.203mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.145g、0.608mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜100%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.070g、81.1%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.21(dd,1H,J=2.2,0.8Hz),8.39(dd,1H,J=8.3,2.2Hz),7.74(dd,1H,J=8.3,0.9Hz),7.25−7.12(m,2H),7.07−6.78(m,2H),5.12(s,2H),3.17(q,2H,J=7.4Hz),2.22(d,3H,J=2.0Hz),1.44(t,3H,J=7.4Hz);LRMS(ES)m/z427.3(M++1).
実施例132:化合物11462の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(3,4−ジフルオロフェニル)エタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(3,4−ジフルオロフェニル)エタンスルホンアミドの合成
3,4−ジフルオロアニリン(0.384mL、3.873mmol)、ピリジン(0.468mL、5.809mmol)、そしてエタンスルホニルクロリド(0.439mL、4.647mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を1M−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.670g、78.2%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]メチル6−((N−(3,4−ジフルオロフェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
ステップ1で製造されたN−(3,4−ジフルオロフェニル)エタンスルホンアミド(0.250g、1.130mmol)、メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.312g、1.356mmol)、炭酸カリウム(0.234g、1.695mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.019g、0.113mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜100%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.151g、36.1%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(3,4−ジフルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル6−((N−(3,4−ジフルオロフェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.160g、0.432mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.630mL、12.960mmol)を室温でエタノール(8mL)/水(2mL)に溶かした溶液を90℃で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.152g、95.0%、黄色固体)。
[ステップ4]N−((5−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(3,4−ジフルオロフェニル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ3でN−(3,4−ジフルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミド(0.080g、0.216mmol)とトリエチルアミン(0.045mL、0.324mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.028mL、0.259mmol)を加え、50℃で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.090g、92.9%、黄色オイル)。
[ステップ5]化合物11462の合成
ステップ4で製造されたN−((5−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(3,4−ジフルオロフェニル)エタンスルホンアミド(0.090g、0.201mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.143g、0.602mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜100%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.053g、61.4%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.24(dd,1H,J=2.2,0.8Hz),8.42(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.69(dd,1H,J=8.2,0.8Hz),7.32(ddd,1H,J=11.0,7.0,2.6Hz),7.22−7.08(m,2H),6.93(t,1H,J=51.6Hz),5.13(s,2H),3.18(q,2H,J=7.4Hz),1.42(t,3H,J=7.4Hz);LRMS(ES)m/z431.3(M++1).
実施例133:化合物11463の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(3,5−ジフルオロフェニル)エタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(3,5−ジフルオロフェニル)エタンスルホンアミドの合成
3,5−ジフルオロアニリン(0.500g、3.873mmol)、ピリジン(0.468mL、5.809mmol)、そしてエタンスルホニルクロリド(0.439mL、4.647mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を1M−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.611g、71.3%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]メチル6−((N−(3,5−ジフルオロフェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
ステップ1で製造されたN−(3,5−ジフルオロフェニル)エタンスルホンアミド(0.250g、1.130mmol)、メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.312g、1.356mmol)、炭酸カリウム(0.234g、1.695mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.019g、0.113mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜100%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.175g、41.8%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(3,5−ジフルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル6−((N−(3,5−ジフルオロフェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.180g、0.486mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.709mL、14.580mmol)を室温でエタノール(8mL)/水(2mL)に溶かした溶液を90℃で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.177g、98.3%、黄色固体)。
[ステップ4]N−((5−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(3,5−ジフルオロフェニル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたN−(3,5−ジフルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミド(0.080g、0.216mmol)とトリエチルアミン(0.045mL、0.324mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.028mL、0.259mmol)を加え、50℃で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.092g、95.0%、黄色オイル)。
[ステップ5]化合物11463の合成
ステップ4で製造されたN−((5−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(3,5−ジフルオロフェニル)エタンスルホンアミド(0.090g、0.201mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.143g、0.602mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で30分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜100%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.046g、53.2%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.25(dd,1H,J=2.2,0.9Hz),8.39(dd,1H,J=8.3,2.2Hz),7.65(d,1H,J=8.2Hz),7.10−7.00(m,2H),6.87(d,1H,J=51.6Hz),6.70(tt,1H,J=8.6,2.3Hz),5.16(s,2H),3.22(q,2H,J=7.4Hz),1.41(t,3H,J=7.4Hz);LRMS(ES)m/z431.2(M++1).
実施例134:化合物11497の合成、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−スルホンアミド1,1−ジオキシド
[ステップ1]N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−スルホンアミド1,1−ジオキシドの合成
3−クロロ−4−フルオロアニリン(0.300g、2.061mmol)、トリエチルアミン(0.575mL、4.122mmol)、そしてテトラヒドロ−2H−チオピラン−4−スルホニルクロリド1,1−ジオキシド(0.528g、2.267mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.265g、37.6%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]メチル6−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
ステップ1で製造されたN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−スルホンアミド1,1−ジオキシド(0.265g、0.775mmol)、炭酸カリウム(0.161g、1.163mmol)、メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.196g、0.853mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.064g、0.388mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(15mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜60%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.370g、97.2%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−スルホンアミド1,1−ジオキシドの合成
ステップ2で製造されたメチル6−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1,1−ジオキシドテトラヒドロ−2H−チオピラン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.370g、0.754mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.377g、7.536mmol)を90℃でエタノール(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に炭酸水素ナトリウム(20mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.220g、59.5%)を白色固体として得た。
[ステップ4]N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−((5−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−スルホンアミド1,1−ジオキシドの合成
ステップ3で製造されたN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−スルホンアミド1,1−ジオキシド(0.220g、0.448mmol)、トリエチルアミン(0.250mL、1.792mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.111mL、0.896mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.140g、54.9%、黄色固体)。
[ステップ5]化合物11497の合成
N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−((5−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−スルホンアミド1,1−ジオキシド(0.140g、0.246mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.176g、0.738mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(15mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜60%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.095g、70.1%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.30(dd,1H,J=2.2,0.9Hz),8.42(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.57−7.48(m,2H),7.35−7.27(m,1H),7.13(t,1H,J=8.6Hz),7.10−6.82(m,1H),5.09(s,2H),3.49−3.31(m,3H),3.07−2.95(m,2H),2.70−2.61(m,4H);LRMS(ES)m/z551.45(M++1).
実施例135:化合物11501の合成、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−スルホンアミド
[ステップ1]メチル6−(((1−(t−ブトキシカルボニル)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
実施例126のステップ1で製造されたt−ブチル4−(N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.440g、3.665mmol)、メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(1.012g、4.398mmol)、炭酸カリウム(0.760g、5.498mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.913g、5.498mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)に混ぜた混合物を、同じ温度で16時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、80gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=20%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.920g、96.6%)を淡褐色固体として得た。
[ステップ2]メチル6−((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ピペリジン−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートジヒドロクロリドの合成
ステップ1で製造されたメチル6−(((1−(t−ブトキシカルボニル)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネート(1.920g、3.542mmol)を室温で1,4−ジオキサン(10mL)に溶かした溶液に、塩酸(4.00M 1,4−ジオキサン溶液、8.856mL、35.423mmol)を加え、同じ温度で3時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に酢酸エチル(20mL)とヘキサン(20mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(1.760g、96.5%)を褐色固体として得た。
[ステップ3]メチル6−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
ステップ2で製造されたメチル6−((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ピペリジン−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートジヒドロクロリド(0.300g、0.583mmol)、オキセタン−3−オン(0.084g、1.165mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.254mL、1.457mmol)を室温でジクロロメタン(20mL)に混ぜた混合物にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.247g、1.165mmol)を加え、同じ温度で16時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=50%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.286g、98.6%)を淡褐色固体として得た。
[ステップ4]N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−スルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたメチル6−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.286g、0.574mmol)を室温でエタノール(5mL)に混ぜた懸濁溶液に、ヒドラジンモノハイドレート(0.558mL、11.487mmol)を加え、110℃で16時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に酢酸エチル(5mL)とヘキサン(30mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.243g、85.0%)を白色固体として得た。
[ステップ5]化合物11501の合成
ステップ4で製造されたN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−スルホンアミド(0.243g、0.488mmol)を70℃でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.152mL、1.220mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.255mL、1.464mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=60%〜90%)で精製及び濃縮した後、得られた物質にジクロロメタン(3mL)とヘキサン(30mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.126g、46.3%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.11(s,1H),8.42(m,1H),7.83(m,1H),7.73−7.69(m,1.25H),7.56−7.54(m,1.5H),7.46−7.36(m,1.25H),5.18(s,2H),4.53(t,2H,J=6.5Hz),4.42(t,2H,J=6.1Hz),3.44(m,1H),2.80(d,2H,J=10.9Hz),2.11(d,2H,J=11.9Hz),1.86(t,2H,J=11.7Hz),1.72(t,2H,J=12.1Hz);LRMS(ES)m/z558.5(M++1).
実施例136:化合物11502の合成、1−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)ピペリジン−4−スルホンアミド
[ステップ1]メチル6−(((1−(1−(t−ブトキシカルボニル)アゼチジン−3−イル)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
実施例135のステップ2で製造されたメチル6−((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ピペリジン−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートジヒドロクロリド(1.600g、3.108mmol)、t−ブチル3−オキソアゼチジン−1−カルボキシレート(0.798g、4.662mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.353mL、7.770mmol)を室温でジクロロメタン(50mL)に混ぜた混合物にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(1.317g、6.216mmol)を加え、同じ温度で16時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=30%〜60%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.520g、81.9%)を淡褐色固体として得た。
[ステップ2]メチル6−(((1−(アゼチジン−3−イル)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートトリヒドロクロリドの合成
ステップ1で製造されたメチル6−(((1−(1−(t−ブトキシカルボニル)アゼチジン−3−イル)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネート(1.520g、2.546mmol)を室温で1,4−ジオキサン(20mL)に溶かした溶液に、塩酸(4.00M 1,4−ジオキサン溶液、9.546mL、38.185mmol)を加え、同じ温度で3時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に酢酸エチル(20mL)とヘキサン(50mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(1.420g、92.0%)を淡褐色固体として得た。
[ステップ3]メチル6−(((1−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
ステップ2で製造されたメチル6−(((1−(アゼチジン−3−イル)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートトリヒドロクロリド(0.300g、0.604mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.210mL、1.207mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、酢酸無水物(0.085mL、0.905mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.320g、98.3%)を無色オイルとして得た。
[ステップ4]1−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)ピペリジン−4−スルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたメチル6−(((1−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.330g、0.612mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.893mL、18.367mmol)を室温でエタノール(8mL)/水(2mL)に溶かした溶液を80℃で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.288g、87.3%、白色固体)。
[ステップ5]化合物11502の合成
ステップ4で製造された1−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)ピペリジン−4−スルホンアミド(0.288g、0.534mmol)とトリエチルアミン(0.223mL、1.603mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.199mL、1.603mmol)を加え、80℃で1時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.020g、6.2%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.20(dd,1H,J=2.2,0.8Hz),8.37(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.63(dd,1H,J=8.2,0.8Hz),7.49(dd,1H,J=6.4,2.7Hz),7.29(ddd,1H,J=8.9,4.1,2.7Hz),7.12−7.03(m,1H),6.86(d,1H,J=51.6Hz),5.09(d,2H,J=1.6Hz),4.12(t,1H,J=7.8Hz),4.05−3.91(m,2H),3.84(dd,1H,J=10.0,5.3Hz),3.20−3.06(m,2H),3.00−2.89(m,1H),2.16(d,1H,J=13.5Hz),1.95(td,6H,J=12.7,10.8,5.1Hz),1.86(s,3H);LRMS(ES)m/z599.5(M++1).
実施例137:化合物11503の合成、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−(1−(メチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−スルホンアミド
[ステップ1]メチル6−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1−(1−(メチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
実施例136のステップ2で製造されたメチル6−(((1−(アゼチジン−3−イル)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートトリヒドロクロリド(0.300g、0.604mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、メタンスルホニルクロリド(0.070mL、0.905mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.280g、80.7%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−(1−(メチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−スルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル6−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1−(1−(メチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.280g、0.487mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.710mL、14.607mmol)を室温でエタノール(8mL)/水(2mL)に溶かした溶液を80℃で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.245g、87.5%、白色固体)
[ステップ3]化合物11503の合成
ステップ2で製造されたN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−(1−(メチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−スルホンアミド(0.245g、0.426mmol)とトリエチルアミン(0.178mL、1.278mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.159mL、1.278mmol)を加え、80℃で1時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.120g、44.4%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.19(dd,1H,J=2.3,0.8Hz),8.35(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.61(dd,1H,J=8.3,0.9Hz),7.48(dd,1H,J=6.4,2.7Hz),7.33−7.27(m,2H),7.10−7.05(m,2H),7.05−6.78(m,1H),5.07(s,2H),3.85(ddd,4H,J=30.8,8.0,6.6Hz),3.18(q,1H,J=6.6Hz),3.10(s,1H),2.87(s,3H),2.12(s,2H),1.93(t,4H,J=9.7Hz);LRMS(ES)m/z635.5(M++1).
実施例138:化合物11504の合成、N−(4−クロロ−3−メチルフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(4−クロロ−3−メチルフェニル)エタンスルホンアミドの合成
4−クロロ−3−メチルアニリン(0.500g、3.531mmol)とピリジン(0.427mL、5.297mmol)をジクロロメタン(20mL)に溶かし、室温でエタンスルホニルクロリド(0.400mL、4.237mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に1M−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=5%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.440g、53.3%)をベージュ色固体として得た。
[ステップ2]メチル6−((N−(4−クロロ−3−メチルフェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
ステップ1で製造されたN−(4−クロロ−3−メチルフェニル)エタンスルホンアミド(0.200g、0.856mmol)、炭酸カリウム(0.177g、1.284mmol)、メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.217g、0.941mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.071g、0.428mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.150g、45.8%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(4−クロロ−3−メチルフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル6−((N−(4−クロロ−3−メチルフェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.150g、0.392mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.190mL、3.918mmol)を90℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.077g、51.3%、黄色オイル)。
[ステップ4]化合物11504の合成
ステップ3で製造されたN−(4−クロロ−3−メチルフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミド(0.077g、0.201mmol)、トリエチルアミン(0.112mL、0.804mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.050mL、0.402mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.035g、39.3%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.23(dd,1H,J=2.2,0.9Hz),8.41(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.75(dd,1H,J=8.2,0.9Hz),7.35−7.26(m,2H),7.19(ddd,1H,J=8.6,2.7,0.7Hz),7.10−6.80(m,1H),5.16(s,2H),3.20(q,2H,J=7.4Hz),2.35(s,3H),1.46(t,3H,J=7.4Hz);LRMS(ES)m/z443.3(M++1).
実施例139:化合物11505の合成、N−(3−クロロ−4−メチルフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(3−クロロ−4−メチルフェニル)エタンスルホンアミドの合成
3−クロロ−4−メチルアニリン(0.500g、3.531mmol)、エタンスルホニルクロリド(0.501mL、5.297mmol)、そしてピリジン(0.341mL、4.237mmol)を室温でジクロロメタン(15mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を1M−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.528g、64.0%)を赤色固体として得た。
[ステップ2]メチル6−((N−(3−クロロ−4−メチルフェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.217g、0.941mmol)とヨウ化カリウム(0.071g、0.428mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液に、ステップ1で製造されたN−(3−クロロ−4−メチルフェニル)エタンスルホンアミド(0.200g、0.856mmol)と炭酸カリウム(0.177g、1.284mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.140g、42.7%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(3−クロロ−4−メチルフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル6−((N−(3−クロロ−4−メチルフェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.140g、0.366mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.178mL、3.657mmol)を90℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.088g、62.9%、黄色オイル)。
[ステップ4]化合物11505の合成
ステップ3で製造されたN−(3−クロロ−4−メチルフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミド(0.088g、0.230mmol)、トリエチルアミン(0.128mL、0.919mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.057mL、0.460mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.055g、54.0%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.23(dd,1H,J=2.2,0.9Hz),8.40(dd,1H,J=8.3,2.2Hz),7.73(dd,1H,J=8.3,0.9Hz),7.44(d,1H,J=2.1Hz),7.33−7.16(m,2H),7.10−6.80(m,1H),5.14(s,2H),3.20(q,2H,J=7.4Hz),2.33(s,3H),1.45(t,3H,J=7.4Hz);LRMS(ES)m/z443.43(M++1).
実施例140:化合物11506の合成、N−(3,5−ジクロロフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(3,5−ジクロロフェニル)エタンスルホンアミドの合成
3,5−ジクロロアニリン(0.500g、3.086mmol)とピリジン(0.298mL、3.703mmol)を室温でジクロロメタン(15mL)に溶かした溶液に、エタンスルホニルクロリド(0.437mL、4.629mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.638g、81.3%)を白色固体として得た。
[ステップ2]メチル6−((N−(3,5−ジクロロフェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.199g、0.866mmol)とヨウ化カリウム(0.065g、0.393mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液に、ステップ1で製造されたN−(3,5−ジクロロフェニル)エタンスルホンアミド(0.200g、0.787mmol)と炭酸カリウム(0.163g、1.180mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.160g、50.4%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(3,5−ジクロロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル6−((N−(3,5−ジクロロフェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.160g、0.397mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.193mL、3.968mmol)を90℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.087g、54.4%、黄色オイル)。
[ステップ4]化合物11506の合成
ステップ3で製造されたN−(3,5−ジクロロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミド(0.087g、0.216mmol)、トリエチルアミン(0.120mL、0.863mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.054mL、0.431mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.039g、39.0%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.28(dd,1H,J=2.2,0.9Hz),8.43(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.67(dt,1H,J=8.2,0.7Hz),7.41(d,2H,J=1.8Hz),7.28(d,1H,J=1.8Hz),7.10−6.81(m,1H),5.15(s,2H),3.23(q,2H,J=7.4Hz),1.45(t,3H,J=7.4Hz);LRMS(ES)m/z463.35(M++1).
実施例141:化合物11507の合成、N−(3,4−ジクロロフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(3,4−ジクロロフェニル)エタンスルホンアミドの合成
3,4−ジクロロアニリン(0.500g、3.086mmol)とピリジン(0.373mL、4.629mmol)をジクロロメタン(20mL)に溶かし、室温でエタンスルホニルクロリド(0.350mL、3.703mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に1M−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=5%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.430g、54.8%)を赤色固体として得た。
[ステップ2]メチル6−((N−(3,4−ジクロロフェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.199g、0.866mmol)とヨウ化カリウム(0.065g、0.393mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液に、ステップ1で製造されたN−(3,4−ジクロロフェニル)エタンスルホンアミド(0.200g、0.787mmol)と炭酸カリウム(0.163g、1.180mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.110g、34.7%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(3,4−ジクロロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル6−((N−(3,4−ジクロロフェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.110g、0.273mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.133mL、2.728mmol)を90℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.046g、41.8%、黄色オイル)。
[ステップ4]N−(3,4−ジクロロフェニル)−N−((5−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたN−(3,4−ジクロロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミド(0.046g、0.114mmol)、トリエチルアミン(0.064mL、0.456mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.028mL、0.228mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.029g、52.8%、黄色オイル)。
[ステップ5]化合物11507の合成
ステップ4で製造されたN−(3,4−ジクロロフェニル)−N−((5−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミド(0.029g、0.060mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.029g、0.121mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.012g、43.0%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.26(dd,1H,J=2.2,0.9Hz),8.41(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.68(dd,1H,J=8.2,0.9Hz),7.60(d,1H,J=2.5Hz),7.42(d,1H,J=8.7Hz),7.36−7.25(m,1H),7.16−6.77(m,1H),5.15(s,2H),3.21(q,2H,J=7.4Hz),1.49−1.38(m,3H);LRMS(ES)m/z463.35(M++1).
実施例142:化合物11508の合成、N−(3−クロロ−5−メチルフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(3−クロロ−5−メチルフェニル)エタンスルホンアミドの合成
3−クロロ−5−メチルアニリン(0.500g、3.531mmol)とピリジン(0.427mL、5.297mmol)をジクロロメタン(20mL)に溶かし、室温でエタンスルホニルクロリド(0.400mL、4.237mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に1M−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=5%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.380g、46.0%)をベージュ色固体として得た。
[ステップ2]メチル6−((N−(3−クロロ−5−メチルフェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.217g、0.941mmol)とヨウ化カリウム(0.071g、0.428mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液に、ステップ1で製造されたN−(3−クロロ−5−メチルフェニル)エタンスルホンアミド(0.200g、0.856mmol)と炭酸カリウム(0.177g、1.284mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.130g、39.7%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(3−クロロ−5−メチルフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル6−((N−(3−クロロ−5−メチルフェニル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.130g、0.340mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.165mL、3.395mmol)を90℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.063g、48.5%、黄色オイル)。
[ステップ4]N−(3−クロロ−5−メチルフェニル)−N−((5−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたN−(3−クロロ−5−メチルフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミド(0.063g、0.165mmol)、トリエチルアミン(0.092mL、0.658mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.041mL、0.329mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.034g、44.8%、黄色オイル)。
[ステップ5]化合物11508の合成
ステップ4で製造されたN−(3−クロロ−5−メチルフェニル)−N−((5−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミド(0.034g、0.074mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.035g、0.148mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、N−(3−クロロ−5−メチルフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)エタンスルホンアミド(0.026g、79.6%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.25(dd,1H,J=2.2,0.9Hz),8.41(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.73(dd,1H,J=8.2,0.8Hz),7.26(td,1H,J=2.0,0.6Hz),7.16(ddt,1H,J=2.3,1.5,0.8Hz),7.12−7.06(m,1H),7.02−6.79(m,1H),5.15(s,2H),3.21(q,2H,J=7.4Hz),2.32(s,3H),1.46(t,3H,J=7.4Hz);LRMS(ES)m/z443.36(M++1).
実施例143:化合物11514の合成、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−2−(ピロリジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミド
[ステップ1]N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エテンスルホンアミドの合成
3−クロロ−4−フルオロアニリン(3.000g、20.610mmol)と2−ジクロロエタン−1−スルホニルクロリド(2.369mL、22.671mmol)を室温でジクロロメタン(14mL)に溶かした溶液に、ピリジン(2.158mL、26.793mmol)を加え、同じ温度で6時間撹拌した。反応混合物に0.1N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、24gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(3.800g、78.2%)を灰色固体として得た。
[ステップ2]メチル4−((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ビニルスルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エテンスルホンアミド(2.000g、8.487mmol)、メチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(3.145g、12.730mmol)、そして炭酸カリウム(1.290g、9.335mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で16時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、24gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(2.700g、91.1%)を淡黄色固体として得た。
[ステップ3]メチル4−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)スルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエートの合成
ステップ2で製造されたメチル4−((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ビニルスルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエート(0.200g、0.498mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.104mL、0.597mmol)、そしてピロリジン(0.071g、0.995mmol)を室温でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜60%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.150g、63.7%)を黄色固体として得た。
[ステップ4]N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−(ピロリジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたメチル4−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)スルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエート(0.150g、0.317mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.154mL、3.172mmol)を90℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に炭酸水素ナトリウム(10mL)と水(5mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.100g、66.7%)を白色固体として得た。
[ステップ5]化合物11514の合成
ステップ4で製造されたN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−(ピロリジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミド(0.100g、0.211mmol)、トリエチルアミン(0.147mL、1.057mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.079mL、0.634mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.045g、39.9%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.90(dd,1H,J=8.1,1.6Hz),7.75(dd,1H,J=9.9,1.7Hz),7.67(dd,1H,J=8.0,7.2Hz),7.51(dd,1H,J=6.4,2.6Hz),7.25(ddd,1H,J=8.8,4.2,2.7Hz),7.10(t,1H,J=8.6Hz),7.06−6.77(m,1H),5.04(s,2H),3.32(dd,2H,J=7.4,6.5Hz),3.05(dd,2H,J=7.4,6.4Hz),2.75−2.49(m,4H),1.96−1.84(m,4H);LRMS(ES)m/z533.40(M++1).
実施例144:化合物11518の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピラジン−2−イル)メチル)−N−フェニルメタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル5−(ブロモメチル)ピラジン−2−カルボキシレートの合成
メチル5−メチルピラジン−2−カルボキシレート(3.000g、19.717mmol)、1−ブロモピロリジン−2,5−オン(NBS、3.685g、20.703mmol)、そしてアゾビスイソブチロニトリル(AIBN、1.295g、7.887mmol)を室温で四塩化炭素(20mL)に混ぜた混合物を10時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.500g、32.9%)を灰色固体として得た。
[ステップ2]メチル5−((N−フェニルメチルスルホンアミド)メチル)ピラジン−2−カルボキシレートの合成
ステップ1で製造されたメチル5−(ブロモメチル)ピラジン−2−カルボキシレート(0.567g、2.453mmol)とヨウ化カリウム(0.039g、0.234mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)に溶かした溶液を室温で30分間撹拌し、実施例17のステップ1で製造されたN−フェニルメタンスルホンアミド(0.400g、2.336mmol)と炭酸カリウム(0.420g、3.037mmol)を加え、同じ温度で8時間さらに撹拌した。反応混合物に水を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.710g、94.6%)を白色固体として得た。
[ステップ3]N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピラジン−2−イル)メチル)−N−フェニルメタンスルホンアミドの合成
ステップ2でメチル5−((N−フェニルメチルスルホンアミド)メチル)ピラジン−2−カルボキシレート(0.400g、1.245mmol)と炭酸カリウム(0.860g、6.224mmol)を室温でエタノール(4mL)に溶かした溶液に、ヒドラジンモノハイドレート(0.605mL、12.447mmol)を加えて2時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.350g、87.5%、白色固体)。
[ステップ4]化合物11518の合成
ステップ3で製造されたN−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピラジン−2−イル)メチル)−N−フェニルメタンスルホンアミド(0.100g、0.311mmol)とトリエチルアミン(0.130mL、0.934mmol)を室温でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.085mL、0.685mmol)を加えて5時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜60%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.070g、59.0%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.39(d,1H,J=1.4Hz),8.90(d,1H,J=1.4Hz),7.41−7.35(m,4Hz),7.32(m,1Hz),7.07(s,0.25H),6.94(s,0.5H),6.81(s,0.25H),5.19(s,2H),3.05(s,3H);LRMS(ES)m/z382.34(M++1).
実施例145:化合物11520の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(1−メチル−1H−インダゾール−4−イル)エタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(1−メチル−1H−インダゾール−4−イル)エタンスルホンアミドの合成
1−メチル−1H−インダゾール−4−アミン(0.300g、2.038mmol)、ピリジン(0.197mL、2.446mmol)、そしてエタンスルホニルクロリド(0.231mL、2.446mmol)を室温でジクロロメタン(20mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.350g、71.8%、黄色オイル)。
[ステップ2]メチル3−フルオロ−4−((N−(1−メチル−1H−インダゾール−4−イル)エチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
メチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.216g、0.873mmol)とヨウ化カリウム(0.066g、0.397mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)に溶かした溶液を室温で30分間撹拌し、ステップ1で製造されたN−(1−メチル−1H−インダゾール−4−イル)エタンスルホンアミド(0.190g、0.794mmol)と炭酸カリウム(0.165g、1.191mmol)を加え、50℃で12時間さらに撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.250g、77.7%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(1−メチル−1H−インダゾール−4−イル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(1−メチル−1H−インダゾール−4−イル)エチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.250g、0.617mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.300mL、6.166mmol)を90℃でエタノール(15mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.200g、80.0%、黄色オイル)。
[ステップ4]化合物11520の合成
ステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(1−メチル−1H−インダゾール−4−イル)エタンスルホンアミド(0.200g、0.493mmol)、トリエチルアミン(0.344mL、2.466mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.184mL、1.480mmol)を室温でテトラヒドロフラン(15mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.110g、47.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.01(d,1H,J=0.9Hz),7.82(dt,1H,J=8.1,1.5Hz),7.71−7.62(m,2H),7.42−7.30(m,2H),7.13(dd,1H,J=7.0,1.1Hz),7.07−6.74(m,1H),5.17(s,2H),4.08(s,3H),3.20(q,2H,J=7.4Hz),1.48(td,3H,J=7.4,1.1Hz);LRMS(ES)m/z466.42(M++1).
実施例146:化合物11521の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)エタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)エタンスルホンアミドの合成
1−メチル−1H−インダゾール−6−アミン(0.300g、2.038mmol)、ピリジン(0.197mL、2.446mmol)、そしてエタンスルホニルクロリド(0.231mL、2.446mmol)を室温でジクロロメタン(20mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.360g、73.8%、黄色オイル)。
[ステップ2]メチル3−フルオロ−4−((N−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)エチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
メチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.261g、1.057mmol)とヨウ化カリウム(0.080g、0.481mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)に溶かした溶液を室温で30分間撹拌し、ステップ1で製造されたN−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)エタンスルホンアミド(0.230g、0.961mmol)と炭酸カリウム(0.199g、1.442mmol)を加え、50℃で12時間さらに撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.200g、51.3%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ3]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)エチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.200g、0.493mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.240mL、4.933mmol)を90℃でエタノール(20mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.180g、90.0%、白色固体)。
[ステップ4]化合物11521の合成
ステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)エタンスルホンアミド(0.180g、0.444mmol)、トリエチルアミン(0.309mL、2.220mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.166mL、1.332mmol)を室温でテトラヒドロフラン(15mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.130g、62.9%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.96(d,1H,J=1.0Hz),7.88(dd,1H,J=8.0,1.6Hz),7.77−7.66(m,3H),7.42(dt,1H,J=1.8,0.8Hz),7.11(dd,1H,J=8.6,1.8Hz),7.06−6.76(m,1H),5.16(s,2H),4.04(s,3H),3.17(q,2H,J=7.4Hz),1.49(d,3H,J=7.3Hz);LRMS(ES)m/z466.30(M++1).
実施例147:化合物11522の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)エタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)エタンスルホンアミドの合成
1−メチル−1H−インダゾール−7−アミン(0.500g、3.397mmol)、ピリジン(0.328mL、4.077mmol)、そしてエタンスルホニルクロリド(0.385mL、4.077mmol)を室温でジクロロメタン(20mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.550g、67.7%、黄色固体)。
[ステップ2]メチル3−フルオロ−4−((N−(1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)エチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
メチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(0.227g、0.919mmol)とヨウ化カリウム(0.069g、0.418mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を室温で30分間撹拌し、ステップ1で製造されたN−(1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)エタンスルホンアミド(0.200g、0.836mmol)と炭酸カリウム(0.173g、1.254mmol)を加え、50℃で12時間さらに撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.240g、70.8%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ3]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−(1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)エチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.240g、0.592mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.288mL、5.919mmol)を90℃でエタノール(20mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.200g、83.3%、黄色オイル)。
[ステップ4]化合物11522の合成
ステップ3で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)エタンスルホンアミド(0.200g、0.493mmol)、トリエチルアミン(0.344mL、2.466mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.184mL、1.480mmol)を室温でテトラヒドロフラン(15mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.150g、65.3%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.98(d,1H,J=1.5Hz),7.80(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.78−7.71(m,2H),7.42(t,1H,J=7.6Hz),7.27−7.20(m,1H),7.12(dd,1H,J=8.0,7.4Hz),7.07−6.76(m,1H),5.07(d,2H,J=1.0Hz),4.13(s,3H),3.29(qd,2H,J=7.4,1.8Hz),1.52(t,3H,J=7.4Hz);LRMS(ES)m/z466.42(M++1).
実施例148:化合物11539の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(1−メチル−1H−インダゾール−4−イル)エタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル6−((N−(1−メチル−1H−インダゾール−4−イル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.159g、0.690mmol)とヨウ化カリウム(0.052g、0.313mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(15mL)に溶かした溶液に、実施例145のステップ1で製造されたN−(1−メチル−1H−インダゾール−4−イル)エタンスルホンアミド(0.150g、0.627mmol)と炭酸カリウム(0.130g、0.940mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.190g、78.0%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ2]N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(1−メチル−1H−インダゾール−4−イル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル6−((N−(1−メチル−1H−インダゾール−4−イル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.190g、0.489mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.245g、4.891mmol)を90℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に水(10mL)と炭酸水素ナトリウム(5mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.150g、78.9%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11539の合成
ステップ2で製造されたN−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(1−メチル−1H−インダゾール−4−イル)エタンスルホンアミド(0.080g、0.206mmol)、トリエチルアミン(0.144mL、1.030mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.077mL、0.618mmol)を室温でテトラヒドロフラン(5mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.056g、60.6%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.17(dd,1H,J=2.2,0.9Hz),8.35(dd,1H,J=8.3,2.3Hz),8.08(d,1H,J=0.8Hz),7.78(dd,1H,J=8.3,0.9Hz),7.42−7.26(m,2H),7.21(dd,1H,J=6.6,1.5Hz),7.10−6.76(m,1H),5.28(s,2H),4.08(s,3H),3.26(q,2H,J=7.4Hz),1.48(t,3H,J=7.4Hz);LRMS(ES)m/z449.40(M++1).
実施例149:化合物11540の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)エタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル6−((N−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.212g、0.919mmol)とヨウ化カリウム(0.069g、0.418mmol)を50℃でN,N−ジメチルホルムアミド(15mL)に溶かした溶液に、実施例146のステップ1で製造されたN−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)エタンスルホンアミド(0.200g、0.836mmol)と炭酸カリウム(0.173g、1.254mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.220g、67.8%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル6−((N−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.200g、0.515mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.258g、5.149mmol)を90℃でエタノール(20mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物に水(10mL)と炭酸水素ナトリウム(5mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.170g、85.0%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]化合物11540の合成
ステップ2で製造されたN−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(1−メチル−1H−インダゾール−6−イル)エタンスルホンアミド(0.100g、0.257mmol)、トリエチルアミン(0.179mL、1.287mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.096mL、0.772mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.089g、77.1%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.22(dd,1H,J=2.2,0.9Hz),8.38(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.95(d,1H,J=1.0Hz),7.78(dd,1H,J=8.3,0.9Hz),7.70(dd,1H,J=8.6,0.7Hz),7.54(dt,1H,J=1.7,0.9Hz),7.19(dd,1H,J=8.6,1.8Hz),7.10−6.75(m,1H),5.27(s,2H),4.06(s,3H),3.23(q,2H,J=7.4Hz),1.47(t,3H,J=7.4Hz);LRMS(ES)m/z449.34(M++1).
実施例150:化合物11541の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)エタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル6−((N−(1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.212g、0.919mmol)とヨウ化カリウム(0.069g、0.418mmol)を50℃でN,N−ジメチルホルムアミド(15mL)に溶かした溶液に、実施例147のステップ1で製造されたN−(1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)エタンスルホンアミド(0.200g、0.836mmol)と炭酸カリウム(0.173g、1.254mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.230g、70.8%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル6−((N−(1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.230g、0.592mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.296g、5.921mmol)を90℃でエタノール(20mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物に水(10mL)と炭酸水素ナトリウム(5mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.180g、78.3%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]化合物11541の合成
ステップ2で製造されたN−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(1−メチル−1H−インダゾール−7−イル)エタンスルホンアミド(0.050g、0.129mmol)、トリエチルアミン(0.090mL、0.644mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.048mL、0.386mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.039g、67.6%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.34(dd,1H,J=2.2,0.8Hz),8.33(dd,1H,J=8.1,2.3Hz),8.01(s,1H),7.71(dd,1H,J=8.0,1.0Hz),7.36(dd,1H,J=8.1,0.9Hz),7.17(dd,1H,J=7.4,1.0Hz),7.02(dd,1H,J=8.0,7.4Hz),6.97−6.81(m,1H),5.39(d,1H,J=15.1Hz),4.91(d,1H,J=15.1Hz),4.33(s,3H),3.61(dq,1H,J=13.6,7.5Hz),3.42(dq,1H,J=13.5,7.4Hz),1.51(t,3H,J=7.4Hz);LRMS(ES)m/z449.46(M++1).
実施例151:化合物11552の合成、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミド
[ステップ1]t−ブチル4−(2−(N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(メトキシカルボニル)ベンジル)スルファモイル)エチル)ピペラジン−1−カルボキシレートの合成
実施例143のステップ2で製造されたメチル4−((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ビニルスルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエート(1.000g、2.489mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.650mL、3.733mmol)、そしてt−ブチルピペラジン−1−カルボキシレート(0.603g、3.235mmol)を室温でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.300g、88.8%)を白色固体として得た。
[ステップ2]メチル4−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−(ピペラジン−1−イル)エチル)スルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエートヒドロクロリドの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル4−(2−(N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(メトキシカルボニル)ベンジル)スルファモイル)エチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.300g、2.211mmol)と塩化水素(4.00M solution in 1,4−dioxane、1.105mL、4.421mmol)を室温でジクロロメタン(50mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。析出した固体を濾過し、ジクロロメタンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(1.150g、99.2%)を白色固体として得た。
[ステップ3]メチル4−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)スルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエートの合成
ステップ2で製造されたメチル4−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−(ピペラジン−1−イル)エチル)スルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエートヒドロクロリド(0.200g、0.381mmol)、ホルムアルデヒド(0.023g、0.763mmol)、そして酢酸(0.024mL、0.420mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.162g、0.763mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.150g、78.4%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ4]N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたメチル4−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)スルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエート(0.150g、0.299mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.145mL、2.988mmol)を90℃でエタノール(20mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に水(10mL)と炭酸水素ナトリウム(5mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.120g、80.0%)を白色固体として得た。
[ステップ5]化合物11552の合成
ステップ4で製造されたN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミド(0.080g、0.159mmol)、トリエチルアミン(0.111mL、0.797mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.059mL、0.478mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.056g、62.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.91(dd,1H,J=7.9,1.6Hz),7.76(dd,1H,J=9.9,1.6Hz),7.66(t,1H,J=7.6Hz),7.50(dd,1H,J=6.5,2.6Hz),7.24(ddd,1H,J=8.8,4.1,2.7Hz),7.11(t,1H,J=8.6Hz),7.07−6.74(m,1H),5.03(s,2H),3.28(t,2H,J=6.9Hz),2.94(t,2H,J=6.9Hz),2.59(s,8H),2.36(s,3H);LRMS(ES)m/z562.47(M++1).
実施例152:化合物11553の合成、2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)エタン−1−スルホンアミド
[ステップ1]メチル4−(((2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル)スルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエートの合成
実施例151のステップ2で製造されたメチル4−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−(ピペラジン−1−イル)エチル)スルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエートヒドロクロリド(0.200g、0.381mmol)、トリエチルアミン(0.080mL、0.572mmol)、そして酢酸無水物(0.047mL、0.496mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.160g、79.2%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ2]2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)エタン−1−スルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−(((2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル)スルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエート(0.160g、0.302mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.147mL、3.019mmol)を90℃でエタノール(20mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物に水(10mL)と炭酸水素ナトリウム(5mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.130g、81.2%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11553の合成
ステップ2で製造された2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)エタン−1−スルホンアミド(0.080g、0.151mmol)、トリエチルアミン(0.105mL、0.755mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.056mL、0.453mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.051g、57.3%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.91(dd,1H,J=8.1,1.7Hz),7.77(dd,1H,J=9.9,1.6Hz),7.64(t,1H,J=7.6Hz),7.45(dd,1H,J=6.4,2.6Hz),7.22(ddd,1H,J=8.9,4.2,2.6Hz),7.12(t,1H,J=8.6Hz),7.08−6.77(m,1H),5.01(s,2H),3.68(t,2H,J=5.1Hz),3.57−3.49(m,2H),3.29(dd,2H,J=8.1,6.1Hz),2.94(dd,2H,J=8.0,6.1Hz),2.57−2.45(m,4H),2.12(s,3H);LRMS(ES)m/z590.42(M++1).
実施例153:化合物11554の合成、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−2−(4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミド
[ステップ1]メチル4−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−(4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)エチル)スルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエートの合成
実施例151のステップ2で製造されたメチル4−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−(ピペラジン−1−イル)エチル)スルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエートヒドロクロリド(0.200g、0.381mmol)、トリエチルアミン(0.106mL、0.763mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.038mL、0.496mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.180g、83.4%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−(4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−(4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)エチル)スルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエート(0.180g、0.318mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.155mL、3.180mmol)を90℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に水(10mL)と炭酸水素ナトリウム(5mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.130g、72.2%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11554の合成
ステップ2で製造されたN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−(4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミド(0.080g、0.141mmol)、トリエチルアミン(0.098mL、0.707mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.053mL、0.424mmol)を室温でテトラヒドロフラン(5mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.034g、38.4%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.95−7.86(m,1H),7.81−7.73(m,1H),7.63(t,1H,J=7.7Hz),7.44(dt,1H,J=6.5,2.2Hz),7.27−7.16(m,1H),7.17−7.07(m,1H),7.08−6.75(m,1H),5.01(s,2H),3.34−3.25(m,6H),2.98(td,2H,J=7.0,1.7Hz),2.82(s,3H),2.68−2.61(m,4H);LRMS(ES)m/z626.39(M++1).
実施例154:化合物11564の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリミジン−2−イル)メチル)−N−フェニルメタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル2−(ブロモメチル)ピリミジン−5−カルボキシレートの合成
メチル2−メチルピリミジン−5−カルボキシレート(1.000g、6.572mmol)、1−ブロモピロリジン−2,5−オン(NBS、1.228g、6.901mmol)、そしてアゾビスイソブチロニトリル(AIBN、0.432g、2.629mmol)を室温で四塩化炭素(6mL)に混ぜた混合物を10時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、24gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.390g、25.7%)を灰色固体として得た。
[ステップ2]メチル2−((N−フェニルメチルスルホンアミド)メチル)ピリミジン−5−カルボキシレートの合成
ステップ1で製造されたメチル2−(ブロモメチル)ピリミジン−5−カルボキシレート(0.383g、1.656mmol)とヨウ化カリウム(0.026g、0.158mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(4mL)に溶かした溶液に、実施例17のステップ1で製造されたN−フェニルメタンスルホンアミド(0.270g、1.577mmol)と炭酸カリウム(0.262g、1.892mmol)を加え、同じ温度で30分間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮して(0.370g、73.0%)を白色固体として得た。
[ステップ3]N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリミジン−2−イル)メチル)−N−フェニルメタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル2−((N−フェニルメチルスルホンアミド)メチル)ピリミジン−5−カルボキシレート(0.200g、0.622mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.151mL、3.112mmol)を室温でエタノール(5mL)に混ぜた混合物を5時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.150g、75.0%、白色固体)。
[ステップ4]化合物11564の合成
ステップ3で製造されたN−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリミジン−2−イル)メチル)−N−フェニルメタンスルホンアミド(0.070g、0.218mmol)、トリエチルアミン(0.152mL、1.089mmol)そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.081mL、0.653mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜60%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.049g、59.0%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.43(s,2H),7.54−7.46(m,2H),7.43−7.27(m,3H),7.17−6.79(m,1H),5.30(s,2H),3.24(s,3H);LRMS(ES)m/z382.34(M++1).
実施例155:化合物11565の合成、N−フェニル−N−((5−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリミジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド
実施例154のステップ3で製造されたN−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリミジン−2−イル)メチル)−N−フェニルメタンスルホンアミド(0.056g、0.174mmol)、トリエチルアミン(0.121mL、0.871mmol)、そしてトリフルオロ酢酸無水物(0.074mL、0.523mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.031g、44.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.44(s,2H),7.55−7.46(m,2H),7.43−7.27(m,3H),5.31(s,2H),3.23(s,3H);LRMS(ES)m/z400.30(M++1).
実施例156:化合物11566の合成、N−((6−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリダジン−3−イル)メチル)−N−フェニルメタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル6−(ブロモメチル)ピリダジン−3−カルボキシレートの合成
メチル6−メチルピリダジン−3−カルボキシレート(1.000g、6.572mmol)、1−ブロモピロリジン−2,5−オン(NBS、1.228g、6.901mmol)、そしてアゾビスイソブチロニトリル(AIBN、0.432g、2.629mmol)を室温で四塩化炭素(6mL)に混ぜた混合物を10時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、24gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.490g、32.3%)を白色固体として得た。
[ステップ2]メチル6−((N−フェニルメチルスルホンアミド)メチル)ピリダジン−3−カルボキシレートの合成
ステップ1で製造されたメチル6−(ブロモメチル)ピリダジン−3−カルボキシレート(0.468g、2.024mmol)とヨウ化カリウム(0.032g、0.193mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)に溶かした溶液を室温で30分間撹拌し、実施例17のステップ1で製造されたN−フェニルメタンスルホンアミド(0.330g、1.927mmol)と炭酸カリウム(0.346g、2.506mmol)を加え、同じ温度で24時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜70%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.450g、72.7%)を白色固体として得た。
[ステップ3]N−((6−(ヒドラジンカルボニル)ピリダジン−3−イル)メチル)−N−フェニルメタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル6−((N−フェニルメチルスルホンアミド)メチル)ピリダジン−3−カルボキシレート(0.200g、0.622mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.151mL、3.112mmol)を室温でエタノール(5mL)に混ぜた混合物を3時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.150g、75.0%、白色固体)。
[ステップ4]化合物11566の合成
ステップ3で製造されたN−((6−(ヒドラジンカルボニル)ピリダジン−3−イル)メチル)−N−フェニルメタンスルホンアミド(0.080g、0.249mmol)、トリエチルアミン(0.173mL、1.245mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.093mL、0.747mmol)を90℃でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜60%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.059g、62.1%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.42(d,1H,J=8.8Hz),8.01(d,1H,J=8.8Hz),7.47−7.41(m,2H),7.42−7.36(m,2H),7.35−7.29(m,1H),7.14−6.82(m,1H),5.40(s,2H),3.10(s,3H);LRMS(ES)m/z381.90(M++1).
実施例157:化合物11567の合成、N−フェニル−N−((6−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリダジン−3−イル)メチル)メタンスルホンアミド
実施例156のステップ3で製造されたN−((6−(ヒドラジンカルボニル)ピリダジン−3−イル)メチル)−N−フェニルメタンスルホンアミド(0.067g、0.208mmol)、トリエチルアミン(0.145mL、1.042mmol)、そしてトリフルオロ酢酸無水物(0.088mL、0.625mmol)を90℃でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜60%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.042g、50.4%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.44(d,1H,J=8.8Hz),8.03(d,1H,J=8.8Hz),7.48−7.34(m,4H),7.37−7.28(m,1H),5.40(s,2H),3.10(s,3H);LRMS(ES)m/z400.2(M++1).
実施例158:化合物11573の合成、N−フェニル−N−((5−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピラジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド
実施例144のステップ3で製造されたN−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピラジン−2−イル)メチル)−N−フェニルメタンスルホンアミド(0.080g、0.249mmol)とトリエチルアミン(0.104mL、0.747mmol)を室温でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液に、トリフルオロ酢酸無水物(0.077mL、0.548mmol)を加えて5時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜60%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.055g、55.3%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.40(d,1H,J=1.4Hz),8.92(d,1H,J=1.5Hz),7.41−7.35(m,4H),7.33−7.29(m,1H),5.19(s,2H),3.00(s,3H);LRMS(ES)m/z400.32(M++1).
実施例159:化合物11582の合成、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−2−(4−(1−(メチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミド
[ステップ1]t−ブチル3−(4−(2−(N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(メトキシカルボニル)ベンジル)スルファモイル)エチル)ピペラジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートの合成
実施例151のステップ2で製造されたメチル4−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−(ピペラジン−1−イル)エチル)スルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエートヒドロクロリド(0.400g、0.763mmol)、t−ブチル3−オキソアゼチジン−1−カルボキシレート(0.157g、0.915mmol)、酢酸(0.065mL、1.144mmol)、そしてナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.323g、1.526mmol)を室温でジクロロメタン(20mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.350g、71.3%)を白色固体として得た。
[ステップ2]メチル4−(((2−(4−(アゼチジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル)スルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエートヒドロクロリドの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル3−(4−(2−(N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(メトキシカルボニル)ベンジル)スルファモイル)エチル)ピペラジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(0.350g、0.544mmol)と塩化水素(4.00M solution in 1,4−dioxane、0.272mL、1.088mmol)を室温でジクロロメタン(20mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した。析出した固体を濾過し、ジクロロメタンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.300g、95.1%)を白色固体として得た。
[ステップ3]メチル4−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−(4−(1−(メチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エチル)スルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエートの合成
ステップ2で製造されたメチル4−(((2−(4−(アゼチジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル)スルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエートヒドロクロリド(0.100g、0.173mmol)、トリエチルアミン(0.036mL、0.259mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.016mL、0.207mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.083g、77.4%)を白色固体として得た。
[ステップ4]N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−(4−(1−(メチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたメチル4−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−(4−(1−(メチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エチル)スルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエート(0.100g、0.161mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.078mL、1.610mmol)を90℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に水(10mL)と炭酸水素ナトリウム(5mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、乾燥して表題化合物(0.083g、83.0%)を白色固体として得た。
[ステップ5]化合物11582の合成
ステップ4で製造されたN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−(4−(1−(メチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミド(0.070g、0.113mmol)、トリエチルアミン(0.079mL、0.563mmol)、そしてジフルオロ酢酸無水物(0.042mL、0.338mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に1.0N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.041g、53.4%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.90(dd,1H,J=8.0,1.6Hz),7.76(dd,1H,J=9.8,1.6Hz),7.64(t,1H,J=7.6Hz),7.47(dd,1H,J=6.4,2.6Hz),7.28−7.20(m,1H),7.11(t,1H,J=8.6Hz),7.08−6.77(m,1H),5.02(s,2H),3.99−3.84(m,4H),3.35−3.30(m,2H),3.31−3.20(m,1H),2.97(t,2H,J=7.1Hz),2.91(s,3H),2.63(s,4H),2.50(s,4H);LRMS(ES)m/z681.52(M++1).
実施例160:化合物11583の合成、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−2−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミド
[ステップ1]メチル4−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エチル)スルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエートの合成
実施例151のステップ2で製造されたメチル4−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−(ピペラジン−1−イル)エチル)スルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエートヒドロクロリド(0.200g、0.381mmol)、オキセタン−3−オン(0.036g、0.496mmol)、そして酢酸(0.024mL、0.420mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.162g、0.763mmol)を加え、同じ温度で30分間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.150g、72.3%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エチル)スルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエート(0.150g、0.276mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.134mL、2.757mmol)を90℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に水(10mL)と炭酸水素ナトリウム(5mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.120g、80.0%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11583の合成
ステップ2で製造されたN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−(4−(オキセタン−3−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミド(0.070g、0.129mmol)、トリエチルアミン(0.090mL、0.643mmol)、そしてジフルオロ酢酸無水物(0.048mL、0.386mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に1.0N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.040g、51.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.91(dd,1H,J=8.1,1.7Hz),7.77(dd,1H,J=9.9,1.7Hz),7.65(t,1H,J=7.6Hz),7.48(dd,1H,J=6.4,2.7Hz),7.27−7.21(m,1H),7.11(t,1H,J=8.6Hz),7.07−6.77(m,1H),5.02(s,2H),4.68(dt,4H,J=22.2,6.4Hz),3.64−3.53(m,1H),3.34(s,2H),2.99(t,2H,J=7.0Hz),2.68(s,4H),2.50(s,4H);LRMS(ES)m/z604.45(M++1).
実施例161:化合物11588の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−3−モルホリノ−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド
[ステップ1]3−クロロ−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミドの合成
アニリン(0.980mL、10.738mmol)、トリエチルアミン(1.796mL、12.885mmol)、そして3−クロロプロパン−1−スルホニルクロリド(2.091g、11.811mmol)を室温でジクロロメタン(30mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、24gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、3−クロロ−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド(2.000g、79.7%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ2]メチル4−(((3−クロロ−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエートの合成
ステップ1で製造された3−クロロ−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド(2.000g、8.558mmol)、炭酸カリウム(1.774g、12.836mmol)、メチル4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾエート(2.326g、9.413mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.710g、4.279mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)に溶かした溶液を室温で30分間撹拌し、50℃で12時間さらに撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、塩化アンモニウムで抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、24gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(2.800g、81.8%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ3]メチル3−フルオロ−4−(((3−モルホリノ−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ2で製造されたメチル4−(((3−クロロ−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエート(0.200g、0.500mmol)、ヨウ化カリウム(0.042g、0.250mmol)、炭酸カリウム(0.104g、0.750mmol)、そしてモルホリン(0.056mL、0.650mmol)を50℃でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に1.0N−塩酸水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.110g、48.8%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ4]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−3−モルホリンノ−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたメチル3−フルオロ−4−(((3−モルホリノ−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.100g、0.222mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.108mL、2.220mmol)を90℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に水(5mL)と飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(3mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、乾燥して表題化合物(0.089g、89.0%)を白色固体として得た。
[ステップ5]化合物11588の合成
ステップ4で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−3−モルホリノ−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド(0.089g、0.198mmol)、トリエチルアミン(0.138mL、0.988mmol)、そしてジフルオロ酢酸無水物(0.074mL、0.593mmol)を室温でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に1.0N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.040g、39.7%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.85(dd,1H,J=8.0,1.7Hz),7.73(dd,1H,J=9.9,1.6Hz),7.59(t,1H,J=7.6Hz),7.41−7.27(m,5H),7.07−6.75(m,1H),5.04(s,2H),4.01(t,4H,J=4.8Hz),3.31(t,4H,J=6.9Hz),3.21(t,4H,J=7.8Hz),2.51−2.31(m,2H);LRMS(ES)m/z511.40(M++1).
実施例162:化合物11589の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド
[ステップ1]メチル3−フルオロ−4−(((3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例161のステップ2で製造されたメチル4−(((3−クロロ−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)−3−フルオロベンゾエート(0.200g、0.500mmol)、ヨウ化カリウム(0.042g、0.250mmol)、炭酸カリウム(0.104g、0.750mmol)、そして1−メチルピペラジン(0.072mL、0.650mmol)を50℃でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に1.0N−塩酸水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.160g、71.2%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ2]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル3−フルオロ−4−(((3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.088g、0.190mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.092mL、1.898mmol)を90℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に水(5mL)と炭酸水素ナトリウム(2mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、乾燥して、表題化合物(0.070g、79.5%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11589の合成
ステップ2で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド(0.070g、0.151mmol)、トリエチルアミン(0.105mL、0.755mmol)、そしてジフルオロ酢酸無水物(0.079g、0.453mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に1.0N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.031g、39.2%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.87(dd,1H,J=8.1,1.6Hz),7.74(dd,1H,J=9.9,1.6Hz),7.63(t,1H,J=7.6Hz),7.42−7.27(m,5H),7.08−6.76(m,1H),5.06(s,2H),3.28−3.19(m,4H),3.07−3.02(m,4H),2.80−2.72(m,5H),2.21−2.08(m,4H);LRMS(ES)m/z524.44(M++1).
実施例163:化合物11605の合成、N−((2−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリミジン−5−イル)メチル)−N−フェニルメタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル5−(ブロモメチル)ピリミジン−2−カルボキシレートの合成
メチル5−メチルピリミジン−2−カルボキシレート(0.500g、3.286mmol)、1−ブロモピロリジン−2,5−オン(NBS、0.643g、3.615mmol)、そしてアゾビスイソブチロニトリル(AIBN、0.216g、1.314mmol)を室温で四塩化炭素(4mL)に混ぜた混合物を10時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.380g、50.0%)を白色固体として得た。
[ステップ2]メチル5−((N−フェニルメチルスルホンアミド)メチル)ピリミジン−2−カルボキシレートの合成
ステップ1で製造されたメチル5−(ブロモメチル)ピリミジン−2−カルボキシレート(0.270g、1.168mmol)とヨウ化カリウム(0.019g、0.117mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)に溶かした溶液を室温で20分間撹拌し、実施例17のステップ1で製造されたN−フェニルメタンスルホンアミド(0.200g、1.168mmol)と炭酸カリウム(0.194g、1.402mmol)を加え、同じ温度で8時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.220g、58.6%)を淡黄色固体として得た。
[ステップ3]N−((2−(ヒドラジンカルボニル)ピリミジン−5−イル)メチル)−N−フェニルメタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル5−((N−フェニルメチルスルホンアミド)メチル)ピリミジン−2−カルボキシレート(0.220g、0.685mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.166mL、3.423mmol)を室温でエタノール(4mL)に混ぜた混合物を5時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.190g、86.4%、白色固体)。
[ステップ4]化合物11605の合成
ステップ3で製造されたN−((2−(ヒドラジンカルボニル)ピリミジン−5−イル)メチル)−N−フェニルメタンスルホンアミド(0.045g、0.140mmol)とトリエチルアミン(0.059mL、0.420mmol)を室温でテトラヒドロフラン(1.5mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.038mL、0.308mmol)を加え、60℃で2時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.040g、74.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.87(s,2H),7.41−7.34(m,3H),7.31(d,2H,J=9.8Hz),7.07(s,0.25H),6.94(s,0.5H),6.81(s,0.25H),5.00(s,2H),3.01(s,3H);LRMS(ES)m/z382.34(M++1).
実施例164:化合物11606の合成、N−フェニル−N−((2−(5−(トリフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリミジン−5−イル)メチル)メタンスルホンアミド
実施例163のステップ3で製造されたN−((2−(ヒドラジンカルボニル)ピリミジン−5−イル)メチル)−N−フェニルメタンスルホンアミド(0.030g、0.093mmol)とトリエチルアミン(0.039mL、0.280mmol)を室温でテトラヒドロフラン(1.5mL)に溶かした溶液に、トリフルオロ酢酸無水物(0.029mL、0.205mmol)を加え、60℃で2時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.028g、75.1%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.89(s,2H),7.42−7.28(m,5H),5.00(s,2H),3.01(s,3H);LRMS(ES)m/z400.38(M++1).
実施例165:化合物11625の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−1−(オキセタン−3−イル)−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド
[ステップ1]メチル3−フルオロ−4−(((1−(オキセタン−3−イル)−N−フェニルピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例102のステップ2で製造されたメチル3−フルオロ−4−((N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド)メチル)ベンゾエートヒドロクロリド(0.100g、0.226mmol)、オキセタン−3−オン(0.020g、0.271mmol)、そして酢酸(0.014mL、0.248mmol)をジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を室温で30分間撹拌し、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.096g、0.452mmol)を加え、同じ温度で12時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜60%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.090g、86.2%)を白色固体として得た。
[ステップ2]N−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−1−(オキセタン−3−イル)−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル3−フルオロ−4−(((1−(オキセタン−3−イル)−N−フェニルピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.100g、0.216mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.105mL、2.162mmol)を室温でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に水(10mL)と炭酸水素ナトリウム(5mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.089g、89.0%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11625の合成
ステップ2で製造されたN−(2−フルオロ−4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−1−(オキセタン−3−イル)−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド(0.050g、0.108mmol)、トリエチルアミン(0.075mL、0.540mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.040mL、0.324mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜70%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.023g、40.7%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.87(dd,1H,J=8.1,1.6Hz),7.73(dd,1H,J=9.9,1.6Hz),7.60(t,1H,J=7.6Hz),7.41−7.27(m,5H),7.10−6.75(m,1H),5.07(s,2H),4.98−4.91(m,2H),4.74(t,2H,J=7.2Hz),3.93(s,1H),3.37−3.16(m,3H),2.65−2.60(m,2H),2.48−2.43(m,2H),2.40−2.31(m,2H);LRMS(ES)m/z523.38(M++1).
実施例166:化合物11628の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル4−((N−(ピリジン−3−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例4のステップ1で製造されたN−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド(1.000g、5.807mmol)、メチル4−(ブロモメチル)ベンゾエート(1.995g、8.711mmol)、炭酸カリウム(1.204g、8.711mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.096g、0.581mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)に溶かした溶液を、50℃で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.510g、81.2%)を赤色固体として得た。
[ステップ2]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−((N−(ピリジン−3−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(1.500g、4.682mmol)とヒドラジンモノハイドレート(5.689mL、117.056mmol)を室温でエタノール(20mL)/水(5mL)に溶かした溶液を80℃で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(1.120g、74.7%、黄色固体)。
[ステップ3]化合物11628の合成
ステップ2で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(ピリジン−3−イル)メタンスルホンアミド(0.200g、0.624mmol)とトリエチルアミン(0.261mL、1.873mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.233mL、1.873mmol)を加え、80℃で1時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をクロマトグラフィー法(SiO2 plate、20×20×1mm;メタノール/ジクロロメタン=10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.023g、9.7%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ8.57(d,1H,J=2.4Hz),8.43(dd,J=4.8,1.1Hz,1H),7.98(d,2H,J=8.2Hz),7.90(d,1H,J=8.2Hz),7.65−7.38(m,4H),5.03(s,2H),3.20(s,3H);LRMS(ES)m/z380.9(M++1).
実施例167:化合物11629の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニル−2−(ピペリジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミド
[ステップ1]N−フェニルエテンスルホンアミドの合成
アニリン(0.980mL、10.738mmol)、2−クロロエタン−1−スルホニルクロリド(1.233mL、11.811mmol)、そしてピリジン(1.730mL、21.475mmol)を室温でジクロロメタン(20mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.945g、48.0%)を黄色液体として得た。
[ステップ2]メチル4−((N−フェニルビニルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−フェニルエテンスルホンアミド(0.945g、5.157mmol)、メチル4−(ブロモメチル)ベンゾエート(1.300g、5.673mmol)、ヨウ化カリウム(0.428g、2.579mmol)、そして炭酸カリウム(1.069g、7.736mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.500g、87.8%)を淡緑色固体として得た。
[ステップ3]メチル4−(((N−フェニル−2−(ピペリジン−1−イル)エチル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ2で製造されたメチル4−((N−フェニルビニルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.300g、0.905mmol)、ピペリジン(0.179mL、1.811mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.189mL、1.086mmol)を室温でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=20%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.334g、88.7%)を白色固体として得た。
[ステップ4]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニル−2−(ピペリジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたメチル4−(((N−フェニル−2−(ピペリジン−1−イル)エチル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.334g、0.803mmol)とヒドラジンハイドレート(0.402g、8.028mmol)を90℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10mL)と水(5mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.273g、81.7%)を白色固体として得た。
[ステップ5]化合物11629の合成
ステップ4で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニル−2−(ピペリジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミド(0.100g、0.240mmol)、トリエチルアミン(0.167mL、1.200mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.090mL、0.720mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.035g、30.8%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.02(d,2H,J=8.4Hz),7.46(d,2H,J=8.4Hz),7.47−7.28(m,5H),6.91(t,1H,J=51.7Hz),5.00(s,2H),3.58−3.56(m,2H),3.06(t,2H,J=7.1Hz),2.70(brs,4H),1.79(brs,4H),1.55(brs,2H);LRMS(ES)m/z477.3(M++1).
実施例168:化合物11630の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
[ステップ1]メチル4−(((2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N−フェニルエチル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例167のステップ2で製造されたメチル4−((N−フェニルビニルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.300g、0.905mmol)、1−メチルピペラジン(0.202mL、1.811mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.189mL、1.086mmol)を室温でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=20%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.362g、92.7%)を白色固体として得た。
[ステップ2]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−(((2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N−フェニルエチル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.362g、0.840mmol)とヒドラジンハイドレート(0.420g、8.395mmol)を90℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10mL)と水(5mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.237g、65.5%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11630の合成
ステップ2で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド(0.100g、0.232mmol)、トリエチルアミン(0.161mL、1.159mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.086mL、0.695mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.033g、28.7%)を無色液体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.04(d,2H,J=8.4Hz),7.47(d,2H,J=8.6Hz),7.36−7.30(m,5H),6.92(t,1H,J=51.7Hz),4.97(s,2H),3.29(dd,2H,J=8.3,6.2Hz),3.01(dd,2H,J=8.2,6.3Hz),2.79(brs,8H),2.57(s,3H);LRMS(ES)m/z492.3(M++1).
実施例169:化合物11631の合成、t−ブチル4−(2−(N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルスルファモイル)エチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
[ステップ1]t−ブチル4−(2−(N−(4−(メトキシカルボニル)ベンジル)−N−フェニルスルファモイル)エチル)ピペラジン−1−カルボキシレートの合成
実施例167のステップ2で製造されたメチル4−((N−フェニルビニルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.300g、0.905mmol)、t−ブチルピペラジン−1−カルボキシレート(0.337g、1.811mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.189mL、1.086mmol)を室温でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=20%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.411g、87.7%)を白色固体として得た。
[ステップ2]t−ブチル4−(2−(N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルスルファモイル)エチル)ピペラジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル4−(2−(N−(4−(メトキシカルボニル)ベンジル)−N−フェニルスルファモイル)エチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.411g、0.794mmol)とヒドラジンハイドレート(0.397g、7.936mmol)を90℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10mL)と水(5mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.344g、83.8%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11631の合成
ステップ2で製造されたt−ブチル4−(2−(N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルスルファモイル)エチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.240g、0.464mmol)、トリエチルアミン(0.323mL、2.318mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.173mL、1.391mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.199g、74.3%)を黄色液体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.03(d,2H,J=8.5Hz),7.46(d,2H,J=8.6Hz),7.37−7.28(m,5H),6.92(t,1H,J=51.7Hz),4.98(s,2H),3.54(brs,4H),3.41(brs,2H),3.00(t,2H,J=7.3Hz),2.56(brs,4H),1.48(s,9H);LRMS(ES)m/z578.3(M++1).
実施例170:化合物11632の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−((3S,5R)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
[ステップ1]メチル4−(((2−((3S,5R)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)−N−フェニルエチル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例167のステップ2で製造されたメチル4−((N−フェニルビニルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.300g、0.905mmol)、(2S,6R)−2,6−ジメチルピペラジン(0.207g、1.811mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.189mL、1.086mmol)を室温でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、メチル表題化合物(0.403g、99.9%)を白色固体として得た。
[ステップ2]2−((3S,5R)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−(((2−((3S,5R)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)−N−フェニルエチル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.403g、0.904mmol)とヒドラジンハイドレート(0.453g、9.042mmol)を90℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10mL)と水(5mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.263g、65.3%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−2−((3S,5R)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミドの合成
ステップ2で製造された2−((3S,5R)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド(0.100g、0.224mmol)、トリエチルアミン(0.156mL、1.122mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.084mL、0.673mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた物質にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(表題化合物、0.125g、106.4%)
[ステップ4]化合物11632の合成
ステップ3で製造されたN−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−2−((3S,5R)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド(0.125g、0.239mmol)と1−メトキシ−N−トリエチルアンモニオスルホニル−メタンイミダート(Burgess reagent、0.171g、0.716mmol)をテトラヒドロフラン(2mL)に混合し、マイクロ波を照射して150℃で0.5時間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.015g、12.0%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3+CD3OD)δ7.99−7.97(m,2H),7.42(d,2H,J=8.1Hz),7.31−7.28(m,5H),6.88(t,1H,J=51.9Hz),4.93(s,2H),3.39−3.36(m,4H),3.12−2.96(m,4H),2.74−2.46(m,4H),1.37(S,6H).;LRMS(ES)m/z506.4(M++1).
実施例171:化合物11633の合成、2−(4−アセチルピペラジン−1−イル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
[ステップ1]N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニル−2−(ピペラジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミドヒドロクロリドの合成
実施例169のステップ3で製造されたt−ブチル4−(2−(N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルスルファモイル)エチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.150g、0.290mmol)と塩化水素(4.00M solution in 1,4−dioxane、0.362mL、1.449mmol)を室温で1,4−ジオキサン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物にジエチルエーテル(10mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ジエチルエーテルで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.146g、98.0%)を白色固体として得た。
[ステップ2]化合物11633の合成
ステップ1で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニル−2−(ピペラジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミドヒドロクロリド(0.050g、0.097mmol)、酢酸無水物(0.014mL、0.146mmol)、そしてトリエチルアミン(0.041mL、0.292mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=30%〜100%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.033g、65.3%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.04(d,2H,J=8.1Hz),7.46(d,2H,J=8.2Hz),7.37−7.31(m,5H),6.92(t,1H,J=51.8Hz),4.99(s,2H),3.75−3.70(m,4H),3.63−3.49(m,2H),3.10−3.05(m,2H),2.72−2.50(m,4H),2.12(s,3H);LRMS(ES)m/z520.3(M++1).
実施例172:化合物11634の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例171のステップ1で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニル−2−(ピペラジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミドヒドロクロリド(0.050g、0.097mmol)、メタンスルホニルクロリド(0.011mL、0.146mmol)、そしてトリエチルアミン(0.041mL、0.292mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=30%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.041g、75.3%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.4Hz,2H),7.46(d,2H,J=8.5Hz),7.38−7.29(m,5H),6.92(t,1H,J=51.7Hz),4.98(s,2H),3.40−3.37(m,6H),3.06−3.05(m,2H),2.83(s,3H),2.74(brs,4H);LRMS(ES)m/z556.3(M++1).
実施例173:化合物11636の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(ピリミジン−5−イル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル4−((N−(ピリミジン−5−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例40のステップ1で製造されたN−(ピリミジン−5−イル)メタンスルホンアミド(0.300g、1.732mmol)と炭酸カリウム(0.359g、2.598mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を室温で30分間撹拌し、メチル4−(ブロモメチル)ベンゾエート(0.436g、1.905mmol)とヨウ化カリウム(0.144g、0.866mmol)を加え、50℃で12時間さらに撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.350g、62.9%)を白色固体として得た。
[ステップ2]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(ピリミジン−5−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−((N−(ピリミジン−5−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.350g、1.089mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.529mL、10.892mmol)を90℃でエタノール(20mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に水(10mL)と炭酸水素ナトリウム(5mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.290g、82.9%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11636の合成
ステップ2で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(ピリミジン−5−イル)メタンスルホンアミド(0.100g、0.311mmol)、トリエチルアミン(0.217mL、1.556mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.116mL、0.934mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜60%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.073g、61.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,MeOD)δ9.00(s,1H),8.86(s,2H),8.08(d,2H,J=6.6Hz),7.62(d,2H,J=8.4Hz),7.34(s,0.3H),7.21(s,0.5H),7.08(s,0.3H),5.14(s,2H),3.20(s,3H);LRMS(ES)m/z382.2(M++1).
実施例174:化合物11637の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−1−メチル−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド
[ステップ1]t−ブチル4−(N−(4−(メトキシカルボニル)ベンジル)−N−フェニルスルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
実施例100のステップ1で製造されたt−ブチル4−(N−フェニルスルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.600g、1.763mmol)、メチル4−(ブロモメチル)ベンゾエート(0.606g、2.644mmol)、炭酸カリウム(0.487g、3.526mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.029g、0.176mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(15mL)に溶かした溶液を、50℃で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.855g、99.3%)を白色固体として得た。
[ステップ2]メチル4−((N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド)メチル)ベンゾエートヒドロクロリドの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル4−(N−(4−(メトキシカルボニル)ベンジル)−N−フェニルスルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.855g、1.750mmol)を室温でジクロロメタン(15mL)に溶かした溶液に、塩酸(4.00M solution、1.750mL、7.000mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、析出した固体を濾過し、ジクロロメタンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.558g、75.0%)を白色固体として得た。
[ステップ3]メチル4−(((1−メチル−N−フェニルピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ2で製造されたメチル4−((N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド)メチル)ベンゾエートヒドロクロリド(0.100g、0.235mmol)とパラホルムアルデヒド(0.011g、0.353mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.100g、0.471mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.067g、70.7%)を白色固体として得た。
[ステップ4]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−1−メチル−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたメチル4−(((1−メチル−N−フェニルピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.067g、0.166mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.243mL、4.994mmol)を室温でエタノール(16mL)/水(4mL)に溶かした溶液を、80℃で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.050g、74.6%、白色固体)。
[ステップ5]化合物11637の合成
ステップ4で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−1−メチル−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド(0.050g、0.124mmol)とトリエチルアミン(0.035mL、0.248mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.046mL、0.373mmol)を加え、80℃で1時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.017g、29.6%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.00(d,2H,J=8.4Hz),7.42(d,2H,J=8.4Hz),7.42−7.23(m,5H),7.01(s,0.25H),6.88(s,0.5H),6.75(s,0.25H),4.98(s,2H),3.20−3.0(m,3H),2.51−2.38(m,3H),2.38−2.10(m,6H);LRMS(ES)m/z463.3(M++1).
実施例175:化合物11638の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−1−イソプロピル−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド
[ステップ1]メチル4−(((1−イソプロピル−N−フェニルピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例174のステップ2で製造されたメチル4−((N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド)メチル)ベンゾエートヒドロクロリド(0.100g、0.235mmol)とプロパン−2−オン(0.021mL、0.282mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.100g、0.471mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.078g、77.0%)を白色固体として得た。
[ステップ2]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−1−イソプロピル−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−(((1−イソプロピル−N−フェニルピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.078g、0.181mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.264mL、5.435mmol)を室温でエタノール(16mL)/水(4mL)に溶かした溶液を、80℃で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.061g、78.2%、白色固体)。
[ステップ3]化合物11638の合成
ステップ2で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−1−イソプロピル−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド(0.061g、0.142mmol)とトリエチルアミン(0.039mL、0.283mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.053mL、0.425mmol)を加え、80℃で1時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.044g、63.3%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.00(d,2H,J=8.2Hz),7.42(d,2H,J=8.2Hz),7.30−7.24(m,5H),7.01(s,0.25H),6.88(s,0.5H),6.75(s,0.25H),4.99(s,2H),3.45−2.88(m,4H),2.65−1.82(m,6H),1.53−0.89(m,6H);LRMS(ES)m/z491.3(M++1).
実施例176:化合物11639の合成、1−シクロブチル−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド
[ステップ1]メチル4−(((1−シクロブチル−N−フェニルピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例174のステップ2で製造されたメチル4−((N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド)メチル)ベンゾエートヒドロクロリド(0.100g、0.235mmol)とシクロブタノン(0.021mL、0.282mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.100g、0.471mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.084g、80.7%)を白色固体として得た。
[ステップ2]1−シクロブチル−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−(((1−シクロブチル−N−フェニルピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.084g、0.190mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.277mL、5.694mmol)を室温でエタノール(16mL)/水(4mL)に溶かした溶液を、80℃で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.078g、92.9%、白色固体)。
[ステップ3]化合物11639の合成
ステップ2で製造された1−シクロブチル−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド(0.078g、0.176mmol)とトリエチルアミン(0.049mL、0.352mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.066mL、0.529mmol)を加え、80℃で1時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.058g、65.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.99(d,2H,J=8.4Hz),7.42(d,2H,J=8.4Hz),7.32−7.21(m,5H),7.01(s,0.25H),6.88(s,0.5H),6.75(s,0.25H),4.97(s,2H),3.18−2.91(m,3H),2.83−2.62(m,2H),2.25−1.85(m,8H),1.85−1.60(m,4H);LRMS(ES)m/z503.2(M++1).
実施例177:化合物11645の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニル−2−(ピロリジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミド
[ステップ1]メチル4−(((N−フェニル−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例167のステップ2で製造されたメチル4−((N−フェニルビニルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.200g、0.604mmol)、ピロリジン(0.086g、1.207mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.126mL、0.724mmol)を室温でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=20%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.173g、71.1%)を白色固体として得た。
[ステップ2]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニル−2−(ピロリジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−(((N−フェニル−2−(ピロリジン−1−イル)エチル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.173g、0.429mmol)とヒドラジンハイドレート(0.215g、4.288mmol)を90℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10mL)と水(5mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.173g、99.9%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11645の合成
ステップ2で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニル−2−(ピロリジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミド(0.650g、1.615mmol)、トリエチルアミン(1.125mL、8.074mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.602mL、4.845mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(2mL)に溶かした溶液を、同じ温度で0.5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.020g、2.7%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.03(d,2H,J=8.3Hz),7.47(d,2H,J=8.2Hz),7.35−7.28(m,5H),6.91(t,1H,J=51.7Hz),4.99(s,2H),3.51(brs,2H),3.15(t,2H,J=7.4Hz),2.78(brs,4H),1.94(brs,4H);LRMS(ES)m/z463.3(M++1).
実施例178:化合物11646の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニル−2−((3S,5R)−3,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミド
[ステップ1]メチル4−(((N−フェニル−2−((3S,5R)−3,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル)エチル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例170のステップ1で製造されたメチル4−(((2−((3S,5R)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)−N−フェニルエチル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.500g、1.122mmol)とホルムアルデヒド(0.413mL、11.221mmol)を室温でアセトニトリル(5mL)に溶かした溶液に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(1.189g、5.611mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.309g、59.9%)を白色固体として得た。
[ステップ2]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニル−2−((3S,5R)−3,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−(((N−フェニル−2−((3S,5R)−3,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル)エチル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.160g、0.348mmol)とヒドラジンハイドレート(0.174g、3.481mmol)を90℃でエタノール(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20mL)と水(10mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.078g、48.8%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11646の合成
ステップ2で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニル−2−((3S,5R)−3,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミド(0.078g、0.170mmol)、トリエチルアミン(0.118mL、0.849mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.063mL、0.509mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で1時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.068g、76.7%)を黄色液体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.04(d,2H,J=8.4Hz),7.47(d,2H,J=8.4Hz),7.38−7.29(m,5H),6.92(t,1H,J=51.7Hz),4.97(s,2H),3.32(t,2H,J=7.0Hz),3.14(brs,2H),3.06(t,2H,J=7.0Hz),2.88−2.85(m,4H),2.80(s,3H),1.47(d,6H,J=5.8Hz);LRMS(ES)m/z520.3(M++1).
実施例179:化合物11647の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニル−3−(ピロリジン−1−イル)プロパン−1−スルホンアミド
[ステップ1]3−クロロ−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミドの合成
アニリン(1.961mL、21.475mmol)、3−クロロプロパン−1−スルホニルクロリド(2.865mL、23.623mmol)、そしてピリジン(3.460mL、42.951mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に1.0N−塩酸水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(3.160g、63.0%)を黄色液体として得た。
[ステップ2]メチル4−(((3−クロロ−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造された3−クロロ−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド(3.160g、13.521mmol)、メチル4−(ブロモメチル)ベンゾエート(3.407g、14.873mmol)、ヨウ化カリウム(1.122g、6.761mmol)、そして炭酸カリウム(2.803g、20.282mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、80gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(3.200g、62.0%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]メチル4−(((N−フェニル−3−(ピロリジン−1−イル)プロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ2で製造されたメチル4−(((3−クロロ−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.500g、1.309mmol)、ピロリジン(0.186g、2.619mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.274mL、1.571mmol)をテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液を、室温で18時間撹拌し、90℃で2時間さらに撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.340g、62.3%)をアイボリー色固体として得た。
[ステップ4]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニル−3−(ピロリジン−1−イル)プロパン−1−スルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたメチル4−(((N−フェニル−3−(ピロリジン−1−イル)プロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.200g、0.480mmol)とヒドラジンハイドレート(0.240g、4.801mmol)を90℃でエタノール(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20mL)と水(10mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.181g、90.5%)を白色固体として得た。
[ステップ5]化合物11647の合成
ステップ4で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニル−3−(ピロリジン−1−イル)プロパン−1−スルホンアミド(0.092g、0.221mmol)、トリエチルアミン(0.154mL、1.104mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.082mL、0.663mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で1時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.071g、67.3%)を黄色液体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.01(d,2H,J=8.5Hz),7.45(d,2H,J=8.6Hz),7.36−7.25(m,5H),6.91(t,1H,J=51.7Hz),4.98(s,2H),3.80−3.79(m,2H),3.33−3.26(m,4H),2.80−2.79(m,2H),2.42−2.35(m,2H),2.10−2.05(m,4H);LRMS(ES)m/z447.1(M++1).
実施例180:化合物11648の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−3−(4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド
[ステップ1]t−ブチル4−(3−(N−(4−(メトキシカルボニル)ベンジル)−N−フェニルスルファモイル)プロピル)ピペラジン−1−カルボキシレートの合成
実施例179のステップ2で製造されたメチル4−(((3−クロロ−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.978g、2.561mmol)、t−ブチルピペラジン−1−カルボキシレート(0.954g、5.122mmol)、そして炭酸カリウム(0.531g、3.842mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.190g、87.4%)を白色固体として得た。
[ステップ2]メチル4−(((N−フェニル−3−(ピペラジン−1−イル)プロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエートヒドロクロリドの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル4−(3−(N−(4−(メトキシカルボニル)ベンジル)−N−フェニルスルファモイル)プロピル)ピペラジン−1−カルボキシレート(1.190g、2.238mmol)と塩酸(4.00M solution、2.798mL、11.191mmol)を室温で1,4−ジオキサン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物にジエチルエーテル(20mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ジエチルエーテルで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.932g、89.0%)を白色固体として得た。
[ステップ3]メチル4−(((3−(4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ2で製造されたメチル4−(((N−フェニル−3−(ピペラジン−1−イル)プロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエートヒドロクロリド(0.300g、0.641mmol)、メタンスルホニルクロリド(0.074mL、0.962mmol)、そしてトリエチルアミン(0.268mL、1.923mmol)を室温でジクロロメタン(2mL)に溶かした溶液を、同じ温度で3時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.131g、40.2%)を白色固体として得た。
[ステップ4]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−3−(4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたメチル4−(((3−(4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.131g、0.257mmol)とヒドラジンハイドレート(0.129g、2.570mmol)を90℃でエタノール(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20mL)と水(10mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.056g、42.7%)を淡いピンク色の固体として得た。
[ステップ5]化合物11648の合成
ステップ4で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−3−(4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド(0.056g、0.110mmol)、トリエチルアミン(0.077mL、0.549mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.041mL、0.330mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で1時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.059g、93.6%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.02(d,2H,J=8.4Hz),7.44(d,2H,J=8.5Hz),7.35−7.27(m,5H),6.92(t,1H,J=51.7Hz),4.96(s,2H),3.59(brs,4H),3.26(t,2H,J=7.1Hz),3.22−3.12(m,6H),2.87(s,3H),2.37−2.30(m,2H);LRMS(ES)m/z570.3(M++1).
実施例181:化合物11655の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−モルホリノ−N−フェニルエタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル4−((2−モルホリノ−N−フェニルエチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例167のステップ2で製造されたメチル4−((N−フェニルビニルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.300g、0.905mmol)、モルホリン(0.078mL、0.905mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.312mL、1.811mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、メチル4−((2−モルホリノ−N−フェニルエチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.250g、66.0%)を白色固体として得た。
[ステップ2]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−モルホリノ−N−フェニルエタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−((2−モルホリノ−N−フェニルエチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.250g、0.597mmol)とヒドラジン(0.375mL、11.947mmol)を80℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で6時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に水を加え、室温で結晶化し、濾過して得られた固体を乾燥して、N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−モルホリノ−N−フェニルエタンスルホンアミド(0.180g、72.0%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11655の合成
ステップ2で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−モルホリノ−N−フェニルエタンスルホンアミド(0.180g、0.430mmol)、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.160mL、1.290mmol)、そしてトリエチルアミン(0.300mL、2.150mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3、4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−モルホリノ−N−フェニルエタンスルホンアミド(0.179g、87.0%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.99(d,2H,J=8.3Hz),7.54−7.52(m,2H),7.45−7.33(m,4H),7.26(t,1H,J=7.3Hz),6.21(t,1H,J=53.5Hz),5.04(s,2H),3.64−3.61(m,4H),3.53−3.49(m,2H),2.89−2.85(m,2H),2.60−2.56(m,4H);LRMS(ES)m/z479.0(M++1).
実施例182:化合物11656の合成、3−(4−アセチルピペラジン−1−イル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド
[ステップ1]メチル4−(((3−(4−アセチルピペラジン−1−イル)−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例180のステップ2で製造されたメチル4−(((N−フェニル−3−(ピペラジン−1−イル)プロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエートヒドロクロリド(0.300g、0.641mmol)、酢酸無水物(0.091mL、0.962mmol)、そしてトリエチルアミン(0.268mL、1.923mmol)を室温でジクロロメタン(2mL)に溶かした溶液を、同じ温度で3時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.201g、66.2%)を無色液体として得た。
[ステップ2]3−(4−アセチルピペラジン−1−イル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−(((3−(4−アセチルピペラジン−1−イル)−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.118g、0.232mmol)とヒドラジンハイドレート(0.116g、2.315mmol)を90℃でエタノール(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20mL)と水(10mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.078g、71.1%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11656の合成
ステップ2で製造された3−(4−アセチルピペラジン−1−イル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド(0.118g、0.249mmol)、トリエチルアミン(0.174mL、1.246mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.093mL、0.747mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で1時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.020g、15.2%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.04(d,2H,J=8.2Hz),7.48(d,2H,J=8.1Hz),7.38−7.28(m,5H),6.92(t,1H,J=51.8Hz),5.00(s,2H),3.73−7.64(m,4H),3.29(m,2H),2.81−2.60(m,6H),2.28−2.24(m,2H),2.12(s,3H);LRMS(ES)m/z534.2(M++1).
実施例183:化合物11657の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニル−3−(ピペリジン−1−イル)プロパン−1−スルホンアミド
[ステップ1]メチル4−(((N−フェニル−3−(ピペリジン−1−イル)プロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例179のステップ2で製造されたメチル4−(((3−クロロ−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.500g、1.309mmol)、ピペリジン(0.259mL、2.619mmol)、そして炭酸カリウム(0.271g、1.964mmol)を80℃でN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.127g、22.5%)を白色固体として得た。
[ステップ2]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニル−3−(ピペリジン−1−イル)プロパン−1−スルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−(((N−フェニル−3−(ピペリジン−1−イル)プロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.127g、0.295mmol)とヒドラジンハイドレート(0.148g、2.950mmol)を90℃でエタノール(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20mL)と水(10mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.123g、96.8%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11657の合成
ステップ2で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニル−3−(ピペリジン−1−イル)プロパン−1−スルホンアミド(0.123g、0.286mmol)、トリエチルアミン(0.198mL、1.43mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.107mL、0.858mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で1時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.081g、58.0%)を黄色液体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.03(d,2H,J=8.4Hz),7.47(d,2H,J=8.4Hz),7.36−7.26(m,5H),6.91(t,1H,J=51.7Hz),4.99(s,2H),3.24−3.17(m,2H),2.64−2.59(m,6H),2.21−2.15(m,2H),1.70−1.69(m,4H),1.51−1.36(m,2H);LRMS(ES)m/z491.3(M++1).
実施例184:化合物11658の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド
[ステップ1]メチル4−(((3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例179のステップ2で製造されたメチル4−(((3−クロロ−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.500g、1.309mmol)、1−メチルピペラジン(0.291mL、2.619mmol)、そして炭酸カリウム(0.271g、1.964mmol)を80℃でN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.464g、79.6%)を白色固体として得た。
[ステップ2]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−(((3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.200g、0.449mmol)とヒドラジンハイドレート(0.225g、4.489mmol)を90℃でエタノール(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20mL)と水(10mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.116g、58.0%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11658の合成
ステップ2で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド(0.116g、0.260mmol)、トリエチルアミン(0.181mL、1.302mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.097mL、0.781mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で1時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.068g、51.6%)を黄色液体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.04(d,2H,J=8.3Hz),7.47(d,2H,J=8.3Hz),7.37−7.27(m,5H),6.91(t,1H,J=51.7Hz),4.98(s,2H),3.20−3.13(m,2H),2.61−2.54(m,8H),2.54−2.49(m,2H),2.44(s,3H),2.09−2.03(m,2H);LRMS(ES)m/z506.4(M++1).
実施例185:化合物11663の合成、2−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル4−((2−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−N−フェニルエチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例167のステップ2で製造されたメチル4−((N−フェニルビニルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.500g、1.509mmol)、1−ベンジルピペラジン(0.258mL、1.509mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.520mL、3.018mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、メチル4−((2−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−N−フェニルエチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.430g、56.1%)を白色固体として得た。
[ステップ2]2−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルエタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−((2−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−N−フェニルエチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.200g、0.394mmol)とヒドラジン(0.247mL、7.880mmol)を80℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で6時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物を、室温で結晶化し、濾過して得られた固体を乾燥して、2−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルエタンスルホンアミド(0.160g、80.0%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11663の合成
ステップ2で製造された2−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルエタンスルホンアミド(0.160g、0.315mmol)、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.118mL、0.946mmol)、そしてトリエチルアミン(0.220mL、1.576mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、2−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエタンスルホンアミド(0.060g、33.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.98(d,2H,J=8.3Hz),7.52(d,2H,J=8.4Hz),7.41−7.24(m,11H),5.03(s,2H),3.91−3.88(m,2H),3.49(t,2H,J=7.0Hz),2.88−2.65(m,6H);LRMS(ES)m/z568.1(M++1).
実施例186:化合物11665の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニル−3−((3R,5S)−3,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル)プロパン−1−スルホンアミド
[ステップ1]メチル4−(((3−((3R,5S)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例179のステップ2で製造されたメチル4−(((3−クロロ−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.500g、1.309mmol)、(2R,6S)−2,6−ジメチルピペラジン(0.299g、2.619mmol)、そして炭酸カリウム(0.271g、1.964mmol)を80℃でN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.515g、85.6%)を白色固体として得た。
[ステップ2]メチル4−(((N−フェニル−3−((3R,5S)−3,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル)プロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたメチル4−(((3−((3R,5S)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル)−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.200g、0.435mmol)、パラホルムアルデヒド(0.131g、4.352mmol)、そしてナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.461g、2.176mmol)を室温でアセトニトリル(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.063g、30.3%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニル−3−((3R,5S)−3,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル)プロパン−1−スルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル4−(((N−フェニル−3−((3R,5S)−3,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル)プロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.063g、0.133mmol)とヒドラジンハイドレート(0.067g、1.330mmol)を90℃でエタノール(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(20mL)と水(10mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.041g、64.4%)を白色固体として得た。
[ステップ4]化合物11665の合成
ステップ3で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニル−3−((3R,5S)−3,4,5−トリメチルピペラジン−1−イル)プロパン−1−スルホンアミド(0.041g、0.086mmol)、トリエチルアミン(0.060mL、0.429mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.032mL、0.257mmol)を90℃でテトラヒドロフラン(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で1時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.031g、67.3%)を無色液体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.04(dt,2H,J=8.5,1.8Hz),7.47(d,2H,J=8.6Hz),7.37−7.26(m,5H),6.91(t,1H,J=51.7Hz),4.98(s,2H),3.19−3.15(m,2H),2.72(d,2H,J=10.6Hz),2.42(t,2H,J=6.8Hz),2.35(brs,4H),2.09−2.01(m,4H),1.16(d,6H,J=5.1Hz);LRMS(ES)m/z534.1(M++1).
実施例187:化合物11668の合成、N−((アダマンタン−1−イル)メチル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル4−((((アダマンタン−1−イル)メチル)アミノ)メチル)ベンゾエートの合成
メチル4−ホルミルベンゾエート(0.500g、3.046mmol)と(アダマンタン−1−イル)メタンアミン(0.654mL、3.960mmol)を室温でジクロロメタン(20mL)に混ぜた混合物にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(1.291g、6.092mmol)を加え、同じ温度で3時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=30%〜70%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.860g、90.1%)を無色液体として得た。
[ステップ2]メチル4−((N−((アダマンタン−1−イル)メチル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたメチル4−((((アダマンタン−1−イル)メチル)アミノ)メチル)ベンゾエート(0.860g、2.744mmol)を室温でジクロロメタン(50mL)に溶かした溶液に、メタンスルホニルクロリド(0.276mL、3.567mmol)とトリエチルアミン(0.574mL、4.116mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=20%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.956g、89.0%)を淡褐色固体として得た。
[ステップ3]N−((アダマンタン−1−イル)メチル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル4−((N−((アダマンタン−1−イル)メチル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.956g、2.442mmol)を室温でテトラヒドロフラン(7mL)/エタノール(7mL)に溶かした溶液に、ヒドラジンモノハイドレート(2.373mL、48.834mmol)を加えて18時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物に酢酸エチル(10mL)とヘキサン(50mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.935g、97.8%)を白色固体として得た。
[ステップ4]化合物11668の合成
ステップ3で製造されたN−((アダマンタン−1−イル)メチル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミド(0.300g、0.766mmol)とトリエチルアミン(0.427mL、3.065mmol)を室温でテトラヒドロフラン(20mL)に混ぜた混合物に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.286mL、2.299mmol)を加えて1時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=20%〜50%)で精製及び濃縮した後、得られた物質に酢酸エチル(5mL)とヘキサン(30mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.262g、75.7%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ8.07(d,2H,J=8.4Hz),7.68(s,0.25H),7.65(d,2H,J=8.4Hz),7.55(s,0.5H),7.42(s,0.25H),4.51(s,2H),2.97(s,3H),2.93(s,2H),1.86(s,3H),1.64−1.56(m,3H),1.53−1.47(m,3H),1.47−1.41(m,6H);LRMS(ES)m/z452.1(M++1).
実施例188:化合物11669の合成、N−((アダマンタン−1−イル)メチル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル6−((((アダマンタン−1−イル)メチル)アミノ)メチル)ニコチネートの合成
メチル6−ホルミルニコチネート(0.320g、1.938mmol)と(アダマンタン−1−イル)メタンアミン(0.416mL、2.519mmol)を室温でジクロロメタン(20mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.821g、3.875mmol)を加え、同じ温度で3時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=30%〜70%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.530g、87.0%)を黄色液体として得た。
[ステップ2]メチル6−((N−((アダマンタン−1−イル)メチル)メチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
ステップ1で製造されたメチル6−((((アダマンタン−1−イル)メチル)アミノ)メチル)ニコチネート(0.530g、1.686mmol)を室温でジクロロメタン(50mL)に溶かした溶液に、メタンスルホニルクロリド(0.170mL、2.191mmol)とトリエチルアミン(0.352mL、2.528mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=30%〜70%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.510g、77.1%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−((アダマンタン−1−イル)メチル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル6−((N−((アダマンタン−1−イル)メチル)メチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.510g、1.299mmol)を室温でテトラヒドロフラン(7mL)/エタノール(7mL)に溶かした溶液に、ヒドラジンモノハイドレート(1.263mL、25.987mmol)を加えて18時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物に酢酸エチル(10mL)とヘキサン(50mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.365g、71.6%)を白色固体として得た。
[ステップ4]化合物11669の合成
ステップ3で製造されたN−((アダマンタン−1−イル)メチル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド(0.300g、0.764mmol)とトリエチルアミン(0.426mL、3.057mmol)を室温でテトラヒドロフラン(20mL)に混ぜた混合物に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.285mL、2.293mmol)を加えて1時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=30%〜60%)で精製及び濃縮した後、得られた物質に酢酸エチル(5mL)とヘキサン(30mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.241g、69.7%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.17(dd,1H,J=2.2,0.8Hz),8.50(dd,1H,J=8.3,2.3Hz),7.83(dd,1H,J=8.3,0.9Hz),7.58(t,1H,J=51.3Hz),4.61(s,2H),3.01(s,3H),2.96(s,2H),1.88(s,3H),1.66−1.58(m,3H),1.57−1.51(m,3H),1.50−1.45(m,6H);LRMS(ES)m/z453.3(M++1).
実施例189:化合物11675の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(4−メチルピペリジン−1−イル)−N−フェニルエタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル4−((2−(4−メチルピペリジン−1−イル)−N−フェニルエチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例167のステップ2で製造されたメチル4−((N−フェニルビニルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.200g、0.604mmol)、4−メチルピペリジン(0.060g、0.604mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.208mL、1.207mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=5%〜10%)で精製及び濃縮し、メチル4−((2−(4−メチルピペリジン−1−イル)−N−フェニルエチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.230g、88.5%)を白色固体として得た。
[ステップ2]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−(4−メチルピペリジン−1−イル)−N−フェニルエタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−((2−(4−メチルピペリジン−1−イル)−N−フェニルエチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.230g、0.534mmol)とヒドラジン(0.335mL、10.684mmol)を室温でエタノール(5mL)に混ぜた混合物を6時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に水を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、乾燥して、N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−(4−メチルピペリジン−1−イル)−N−フェニルエタンスルホンアミド(0.160g、69.6%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11675の合成
ステップ2で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−(4−メチルピペリジン−1−イル)−N−フェニルエタンスルホンアミド(0.160g、0.372mmol)、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.139mL、1.115mmol)、そしてトリエチルアミン(0.259mL、1.858mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3、4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(4−メチルピペリジン−1−イル)−N−フェニルエタンスルホンアミド(0.060g、32.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.00(d,2H,J=8.1Hz),7.43(d,2H,J=8.0Hz),7.33−7.27(m,5H),6.91(t,1H,J=51.9Hz),4.96(s,2H),3.84−3.75(m,2H),3.58−3.48(m,2H),3.40−3.36(m,2H),2.66(m,2H),1.86−1.84(m,2H),1.65(m,2H),1.27(t,1H,J=1.3Hz),1.03−1.02(m,3H);LRMS(ES)m/z491.8(M++1).
実施例190:化合物11676の合成、(1−(2−(N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルスルファモイル)エチル)ピペリジン−4−イル)メチル2,2−ジフルオロアセテート
[ステップ1]メチル4−((2−(4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル)−N−フェニルエチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例167のステップ2で製造されたメチル4−((N−フェニルビニルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.200g、0.604mmol)、ピペリジン−4−イルメタノール(0.070g、0.604mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.208mL、1.207mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=5%〜10%)で精製及び濃縮し、メチル4−((2−(4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル)−N−フェニルエチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.180g、66.8%)を白色固体として得た。
[ステップ2]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−(4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル)−N−フェニルエタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−((2−(4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル)−N−フェニルエチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.180g、0.403mmol)とヒドラジン(0.253mL、8.062mmol)を室温でエタノール(5mL)に混ぜた混合物を6時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に水を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、乾燥して、N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−(4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル)−N−フェニルエタンスルホンアミド(0.100g、55.6%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11676の合成
ステップ2で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−(4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル)−N−フェニルエタンスルホンアミド(0.100g、0.224mmol)、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.084mL、0.672mmol)、そしてトリエチルアミン(0.156mL、1.120mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、(1−(2−(N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルスルファモイル)エチル)ピペリジン−4−イル)メチル2,2−ジフルオロアセテート(0.050g、38.2%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.02(d,2H,J=8.3Hz),7.44(d,2H,J=8.0Hz),7.37−7.28(m,5H),6.91(t,1H,J=51.7Hz),5.96(t,1H,J=53.1Hz),4.97(d,2H),4.22(d,2H,J=6.1Hz),3.84−3.81(m,2H),3.69−3.65(m,2H),3.44−3.40(m,2H),2.77(m,2H),2.02−1.78(m,5H);LRMS(ES)m/z585.9(M++1).
実施例191:化合物11677の合成、t−ブチル2,2−ジフルオロアセチル(1−(2−(N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルスルファモイル)エチル)ピペリジン−4−イル)カルバメート
[ステップ1]メチル4−((2−(4−(t−ブトキシカルボニルアミノ)ピペリジン−1−イル)−N−フェニルエチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例167のステップ2で製造されたメチル4−((N−フェニルビニルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.200g、0.604mmol)とt−ブチルピペリジン−4−イルカルバメート(0.121g、0.604mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=5%〜10%)で精製及び濃縮し、メチル4−((2−(4−(t−ブトキシカルボニルアミノ)ピペリジン−1−イル)−N−フェニルエチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.220g、68.6%)を白色固体として得た。
[ステップ2]t−ブチル1−(2−(N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルスルファモイル)エチル)ピペリジン−4−イルカルバメートの合成
ステップ1で製造されたメチル4−((2−(4−(t−ブトキシカルボニルアミノ)ピペリジン−1−イル)−N−フェニルエチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.220g、0.414mmol)とヒドラジン(0.260mL、8.276mmol)を室温でエタノール(5mL)に混ぜた混合物を6時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に水を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、乾燥して、t−ブチル1−(2−(N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルスルファモイル)エチル)ピペリジン−4−イルカルバメート(0.120g、54.5%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11677の合成
ステップ2で製造されたt−ブチル1−(2−(N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルスルファモイル)エチル)ピペリジン−4−イルカルバメート(0.120g、0.226mmol)、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.084mL、0.677mmol)、そしてトリエチルアミン(0.157mL、1.129mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、t−ブチル2,2−ジフルオロアセチル(1−(2−(N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルスルファモイル)エチル)ピペリジン−4−イル)カルバメート(0.050g、33.1%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.01(d,2H,J=8.2Hz),7.43(d,2H,J=8.2Hz),7.33−7.28(m,5H),6.91(t,1H,J=51.7Hz),5.87(t,1H,J=54.6Hz),4.95(d,2H),4.60(m,1H),3.79−3.70(m,4H),3.47−3.44(m,2H),2.95−2.84(m,4H),1.89(m,2H),1.58−1.44(m,9H);LRMS(ES)m/z670.4(M++1).
実施例192:化合物11678の合成、2−(5−(2,2−ジフルオロアセチル)−1H−イミダゾール−1−イル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
[ステップ1]メチル4−((2−(1H−イミダゾール−1−イル)−N−フェニルエチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例167のステップ2で製造されたメチル4−((N−フェニルビニルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.200g、0.604mmol)、1H−イミダゾール(0.041g、0.604mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.208mL、1.207mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=5%〜10%)で精製及び濃縮し、メチル4−((2−(1H−イミダゾール−1−イル)−N−フェニルエチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.210g、87.1%)を白色固体として得た。
[ステップ2]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−(1H−イミダゾール−1−イル)−N−フェニルエタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−((2−(1H−イミダゾール−1−イル)−N−フェニルエチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.210g、0.526mmol)とヒドラジン(0.330mL、10.514mmol)を室温でエタノール(5mL)に混ぜた混合物を6時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に水を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、乾燥して、N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−(1H−イミダゾール−1−イル)−N−フェニルエタンスルホンアミド(0.130g、61.9%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11678の合成
ステップ2で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−(1H−イミダゾール−1−イル)−N−フェニルエタンスルホンアミド(0.130g、0.325mmol)、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.121mL、0.976mmol)、そしてトリエチルアミン(0.227mL、1.627mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、2−(5−(2,2−ジフルオロアセチル)−1H−イミダゾール−1−イル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド(0.040g、22.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.99(d,2H),7.97(s,1H),7.53−7.52(m,3H),7.43−7.29(m,5H),7.09(t,1H,J=51.7Hz),6.25(t,1H,J=54.6Hz),5.03(s,1H),4.88−4.84(m,2H),3.85−3.82(m,2H);LRMS(ES)m/z583.3(M++1).
実施例193:化合物11679の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(4−(3−ヒドロキシプロピル)ピペラジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
[ステップ1]メチル4−((2−(4−(3−ヒドロキシプロピル)ピペラジン−1−イル)−N−フェニルエチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート
実施例167のステップ2で製造されたメチル4−((N−フェニルビニルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.200g、0.604mmol)、3−(ピペラジン−1−イル)プロパン−1−オール(0.087g、0.604mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.208mL、1.207mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=5%〜10%)で精製及び濃縮し、メチル4−((2−(4−(3−ヒドロキシプロピル)ピペラジン−1−イル)−N−フェニルエチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.230g、80.1%)を白色固体として得た。
[ステップ2]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−(4−(3−ヒドロキシプロピル)ピペラジン−1−イル)−N−フェニルエタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−((2−(4−(3−ヒドロキシプロピル)ピペラジン−1−イル)−N−フェニルエチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.230g、0.484mmol)とヒドラジン(0.304mL、9.672mmol)を室温でエタノール(5mL)に混ぜた混合物を6時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、濃縮物に水を入れて撹拌し、析出された固体を濾過し、乾燥して、N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−(4−(3−ヒドロキシプロピル)ピペラジン−1−イル)−N−フェニルエタンスルホンアミド(0.140g、60.9%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11679の合成
ステップ2で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−(4−(3−ヒドロキシプロピル)ピペラジン−1−イル)−N−フェニルエタンスルホンアミド(0.140g、0.294mmol)、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.110mL、0.883mmol)、そしてトリエチルアミン(0.205mL、1.472mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(4−(3−ヒドロキシプロピル)ピペラジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド(0.080g、50.7%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ8.03−7.98(m,2H),7.55−7.53(m,2H),7.44−7.24(m,5H),5.86(t,1H,J=55.2Hz),5.04(s,2H),3.51−3.39(m,6H),3.38−3.20(m,4H),2.94−2.91(m,4H),2.68(m,2H),1.99−1.78(m,2H);LRMS(ES)m/z534.9(M++1).
実施例194:化合物11680の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−1−(オキセタン−3−イル)−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド
[ステップ1]t−ブチル4−(N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルスルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
実施例174のステップ1で製造されたt−ブチル4−(N−(4−(メトキシカルボニル)ベンジル)−N−フェニルスルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.830g、1.699mmol)とヒドラジンモノハイドレート(2.477mL、50.962mmol)を室温でテトラヒドロフラン(7mL)/エタノール(7mL)に混ぜた混合物を、マイクロ波を照射して120℃で90分間加熱した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に酢酸エチル(20mL)とヘキサン(40mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.720g、86.7%)を白色固体として得た。
[ステップ2]t−ブチル4−(N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−フェニルスルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル4−(N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルスルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.720g、1.474mmol)とトリエチルアミン(1.027mL、7.368mmol)を室温でテトラヒドロフラン(20mL)に混ぜた混合物に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.550mL、4.421mmol)を加え、70℃で1時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=30%〜60%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.610g、73.1%)を白色固体として得た。
[ステップ3]t−ブチル4−(N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルスルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ2で製造されたt−ブチル4−(N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−N−フェニルスルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.610g、1.077mmol)とトリエチルアミン(0.450mL、3.230mmol)を室温でジクロロメタン(30mL)に混ぜた混合物に、メタンスルホニルクロリド(0.208mL、2.691mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=20%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.360g、61.0%)を白色固体として得た。
[ステップ4]N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミドヒドロクロリドの合成
ステップ3で製造されたt−ブチル4−(N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルスルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.360g、0.656mmol)を室温で1,4−ジオキサン(10mL)に溶かした溶液に、塩酸(4.00M 1,4−ジオキサン溶液、4.922mL、19.686mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に酢酸エチル(20mL)とヘキサン(20mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.290g、91.1%)を白色固体として得た。
[ステップ5]化合物11680の合成
ステップ4で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミドヒドロクロリド(0.100g、0.206mmol)、オキセタン−3−オン(0.074g、1.031mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.072mL、0.412mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.087g、0.412mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮した後、得られた物質に酢酸エチル(3mL)とヘキサン(30mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.062g、59.6%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ8.00(d,2H,J=8.3Hz),7.65(s,0.25H),7.55−7.47(m,2.5H),7.47−7.39(m,2.25H),7.33(t,2H,J=7.7Hz),7.23(t,1H,J=7.3Hz),5.08(s,2H),4.53(t,2H,J=6.5Hz),4.42(t,2H,J=6.1Hz),3.44(m,1H),3.29(m,1H),2.79(d,2H,J=10.9Hz),2.08(d,2H,J=12.3Hz),1.84(t,2H,J=11.5Hz),1.80−1.66(m,2H);LRMS(ES)m/z505.3(M++1).
実施例195:化合物11681の合成、N−(3−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−スルホンアミド
[ステップ1]t−ブチル4−(N−(3−クロロフェニル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
t−ブチル4−(クロロスルホニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(3.000g、10.572mmol)を室温でジクロロメタン(50mL)に溶かした溶液に、3−クロロアニリン(1.618g、12.686mmol)とトリエチルアミン(2.210mL、15.858mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=20%〜50%)で精製及び濃縮した後、得られた物質に酢酸エチル(10mL)とヘキサン(100mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.860g、21.7%)を白色固体として得た。
[ステップ2]t−ブチル4−(N−(3−クロロフェニル)−N−(4−(メトキシカルボニル)ベンジル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル4−(N−(3−クロロフェニル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.400g、1.067mmol)、メチル4−(ブロモメチル)ベンゾエート(0.318g、1.387mmol)、炭酸カリウム(0.295g、2.134mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.354g、2.134mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に混ぜた混合物を、同じ温度で6時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=20%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.430g、77.0%)を淡褐色固体として得た。
[ステップ3]t−ブチル4−(N−(3−クロロフェニル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ2で製造されたt−ブチル4−(N−(3−クロロフェニル)−N−(4−(メトキシカルボニル)ベンジル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.430g、0.822mmol)を室温でテトラヒドロフラン(7mL)/エタノール(7mL)に溶かした溶液に、ヒドラジンモノハイドレート(1.199mL、24.664mmol)を加えて18時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に水(50mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.369g、85.8%)を白色固体として得た。
[ステップ4]t−ブチル4−(N−(3−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ3で製造されたt−ブチル4−(N−(3−クロロフェニル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.369g、0.705mmol)とトリエチルアミン(0.393mL、2.822mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に混ぜた混合物に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.263mL、2.116mmol)を加えて1時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=20%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.352g、85.6%)を白色固体として得た。
[ステップ5]N−(3−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−スルホンアミドヒドロクロリドの合成
ステップ4で製造されたt−ブチル4−(N−(3−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.352g、0.604mmol)を室温で1,4−ジオキサン(2mL)に溶かした溶液に、塩酸(4.00M 1,4−ジオキサン溶液、3.019mL、12.074mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(5mL)とヘキサン(20mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.290g、92.5%)を白色固体として得た。
[ステップ6]化合物11681の合成
ステップ5で製造されたN−(3−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−スルホンアミドヒドロクロリド(0.100g、0.193mmol)、オキセタン−3−オン(0.069g、0.963mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.067mL、0.385mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.082g、0.385mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮した後、得られた物質に酢酸エチル(3mL)とヘキサン(30mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.068g、65.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ8.00(d,2H,J=8.4Hz),7.66(s,0.25H),7.59−7.53(t,1H,J=2.0Hz),7.53−7.48(m,2.5H),7.44(ddd,1H,J=7.9,2.1,1.1Hz),7.40(s,0.25H),7.35(t,1H,J=8.0Hz),7.29(ddd,1H,J=8.1,2.1,1.2Hz),5.12(s,2H),4.53(t,2H,J=6.5Hz),4.42(t,2H,J=6.1Hz),3.40(m,1H),3.31(m,1H),2.80(d,2H,J=11.1Hz),2.12−2.00(m,2H),1.86(t,2H,J=11.4Hz),1.79−1.65(m,2H);LRMS(ES)m/z539.2(M++1).
実施例196:化合物11682の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−1−(オキセタン−3−イル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミド
[ステップ1]t−ブチル4−(N−(m−トリル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
t−ブチル4−(クロロスルホニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(3.000g、10.572mmol)を室温でジクロロメタン(50mL)に溶かした溶液に、m−トルイジン塩酸塩(1.822g、12.686mmol)とトリエチルアミン(3.684mL、26.430mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=20%〜50%)で精製及び濃縮した後、得られた物質に酢酸エチル(10mL)とヘキサン(100mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(1.880g、50.2%)を白色固体として得た。
[ステップ2]t−ブチル4−(N−(4−(メトキシカルボニル)ベンジル)−N−(m−トリル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル4−(N−(m−トリル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.880g、2.483mmol)、メチル4−(ブロモメチル)ベンゾエート(0.739g、3.227mmol)、炭酸カリウム(0.686g、4.965mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.824g、4.965mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)に混ぜた混合物を、同じ温度で6時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=20%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.930g、74.5%)を淡褐色固体として得た。
[ステップ3]t−ブチル4−(N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(m−トリル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ2で製造されたt−ブチル4−(N−(4−(メトキシカルボニル)ベンジル)−N−(m−トリル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.930g、1.850mmol)を室温でテトラヒドロフラン(20mL)/エタノール(20mL)に溶かした溶液に、ヒドラジンモノハイドレート(2.698mL、55.508mmol)を加えて18時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に水(50mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.866g、93.1%)を白色固体として得た。
[ステップ4]t−ブチル4−(N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(m−トリル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ3で製造されたt−ブチル4−(N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(m−トリル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.866g、1.723mmol)とトリエチルアミン(0.961mL、6.892mmol)を室温でテトラヒドロフラン(20mL)に混ぜた混合物に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.643mL、5.169mmol)を加えて1時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=20%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.823g、84.9%)を白色固体として得た。
[ステップ5]N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミドヒドロクロリドの合成
ステップ4で製造されたt−ブチル4−(N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(m−トリル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.823g、1.463mmol)を室温で1,4−ジオキサン(5mL)に混ぜたsuspensionに、塩酸(4.00M 1,4−ジオキサン溶液、5.485mL、21.942mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(10mL)とヘキサン(30mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.723g、99.1%)を白色固体として得た。
[ステップ6]化合物11682の合成
ステップ5で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミドヒドロクロリド(0.100g、0.200mmol)、オキセタン−3−オン(0.072g、1.002mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.070mL、0.401mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.085g、0.401mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮した後、得られた物質に酢酸エチル(3mL)とヘキサン(30mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.072g、69.3%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.98(d,2H,J=8.3Hz),7.66(s,0.25H),7.56−7.47(m,2.5H),7.40(s,0.25H),7.27−7.17(m,3H),7.04(d,1H,J=6.9Hz),5.06(s,2H),4.53(t,2H,J=6.5Hz),4.42(t,2H,J=6.1Hz),3.40(m,1H),3.25(m,1H),2.80(d,2H,J=10.8Hz),2.25(s,3H),2.14−2.02(m,2H),1.81(t,2H,J=11.5Hz),1.79−1.69(m,2H);LRMS(ES)m/z519.3(M++1).
実施例197:化合物11683の合成、N−(3−クロロフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−(オキセタン−3−イル)ピペリジン−4−スルホンアミド
[ステップ1]メチル6−(((1−(t−ブトキシカルボニル)−N−(3−クロロフェニル)ピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
実施例195のステップ1で製造されたt−ブチル4−(N−(3−クロロフェニル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.460g、1.227mmol)、メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.367g、1.595mmol)、炭酸カリウム(0.339g、2.454mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.407g、2.454mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に混ぜた混合物を、同じ温度で6時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=30%〜60%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.436g、67.8%)を白色固体として得た。
[ステップ2]t−ブチル4−(N−(3−クロロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ1で製造されたメチル6−(((1−(t−ブトキシカルボニル)−N−(3−クロロフェニル)ピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.436g、0.832mmol)を室温でテトラヒドロフラン(7mL)/エタノール(7mL)に溶かした溶液に、ヒドラジンモノハイドレート(1.213mL、24.960mmol)を加えて18時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に水(50mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.275g、63.1%)を白色固体として得た。
[ステップ3]t−ブチル4−(N−(3−クロロフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ2で製造されたt−ブチル4−(N−(3−クロロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.275g、0.525mmol)とトリエチルアミン(0.293mL、2.099mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に混ぜた混合物に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.196mL、1.574mmol)を加えて1時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=20%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.230g、75.0%)を白色固体として得た。
[ステップ4]N−(3−クロロフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)ピペリジン−4−スルホンアミドジヒドロクロリドの合成
ステップ3で製造されたt−ブチル4−(N−(3−クロロフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.230g、0.394mmol)を室温で1,4−ジオキサン(2mL)に溶かした溶液に、塩酸(4.00M 1,4−ジオキサン溶液、1.969mL、7.876mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(5mL)とヘキサン(20mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.206g、93.9%)を白色固体として得た。
[ステップ5]化合物11683の合成
ステップ4で製造されたN−(3−クロロフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)ピペリジン−4−スルホンアミドジヒドロクロリド(0.100g、0.180mmol)、オキセタン−3−オン(0.065g、0.898mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.094mL、0.539mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.076g、0.359mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮した後、得られた物質に酢酸エチル(3mL)とヘキサン(30mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.076g、78.4%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.10(d,1H,J=2.2Hz),8.41(m,1H),7.72−7.67(m,1.25H),7.64(t,1H,J=2.1Hz),7.56(s,0.5H),7.51(m,1H),7.43(s,0.25H),7.37(t,1H,J=8.0Hz),7.31(m,1H),5.21(s,2H),4.52(t,2H,J=6.5Hz),4.42(t,2H,J=6.1Hz),3.47−3.38(m,2H),2.80(d,2H,J=11.1Hz),2.11(d,2H,J=12.5Hz),1.85(t,2H,J=11.4Hz),1.77−1.64(m,2H);LRMS(ES)m/z540.2(M++1).
実施例198:化合物11684の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−(オキセタン−3−イル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミド
[ステップ1]メチル6−(((1−(t−ブトキシカルボニル)−N−(m−トリル)ピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
実施例196のステップ1で製造されたt−ブチル4−(N−(m−トリル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.000g、2.821mmol)、メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(0.844g、3.667mmol)、炭酸カリウム(0.780g、5.642mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.937g、5.642mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)に混ぜた混合物を、同じ温度で6時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=30%〜60%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.230g、86.6%)を白色固体として得た。
[ステップ2]t−ブチル4−(N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(m−トリル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ1で製造されたメチル6−(((1−(t−ブトキシカルボニル)−N−(m−トリル)ピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネート(1.230g、2.442mmol)を室温でテトラヒドロフラン(7mL)/エタノール(7mL)に溶かした溶液に、ヒドラジンモノハイドレート(3.561mL、73.271mmol)を加えて18時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に水(50mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.961g、78.1%)を白色固体として得た。
[ステップ3]t−ブチル4−(N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(m−トリル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ2で製造されたt−ブチル4−(N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(m−トリル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.961g、1.908mmol)とトリエチルアミン(1.064mL、7.633mmol)を室温でテトラヒドロフラン(20mL)に混ぜた混合物に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.712mL、5.725mmol)を加えて1時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=20%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.910g、84.6%)を白色固体として得た。
[ステップ4]N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミドジヒドロクロリドの合成
ステップ3で製造されたt−ブチル4−(N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(m−トリル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.910g、1.615mmol)を室温で1,4−ジオキサン(5mL)に溶かした溶液に、塩酸(4.00M 1,4−ジオキサン溶液、6.055mL、24.218mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(10mL)とヘキサン(30mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.843g、97.3%)を白色固体として得た。
[ステップ5]化合物11684の合成
ステップ4で製造されたN−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミドジヒドロクロリド(0.100g、0.186mmol)、オキセタン−3−オン(0.067g、0.932mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.097mL、0.559mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.079g、0.373mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮した後、得られた物質に酢酸エチル(3mL)とヘキサン(30mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.049g、50.6%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.09(dd,1H,J=2.1,0.8Hz),8.41(dd,1H,J=8.3,2.3Hz),7.71(d,1H,J=8.6Hz),7.56(t,1H,J=51.3Hz),7.33(s,1H),7.30(d,1H,J=8.0Hz),7.22(t,1H,J=7.7Hz),7.06(d,1H,J=7.5Hz),5.15(s,2H),4.52(t,2H,J=6.5Hz),4.42(t,2H,J=6.1Hz),3.40(m,1H),3.26(m,1H),2.79(d,2H,J=11.0Hz),2.26(s,3H),2.11(d,2H,J=12.2Hz),1.84(t,2H,J=11.4Hz),1.79−1.64(m,2H);LRMS(ES)m/z520.3(M++1).
実施例199:化合物11685の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−3−(ジメチルアミノ)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド
[ステップ1]メチル4−(((3−(ジメチルアミノ)−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例179のステップ2で製造されたメチル4−(((3−クロロ−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.250g、0.655mmol)、アゼチジン塩酸塩(0.122g、1.309mmol)、そして炭酸カリウム(0.136g、0.982mmol)を80℃でN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.108g、42.2%)を白色固体として得た。
[ステップ2]3−(ジメチルアミノ)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−(((3−(ジメチルアミノ)−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.108g、0.277mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.134mL、2.766mmol)を80℃でエタノール(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(5mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、乾燥して表題化合物(0.099g、91.5%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11685の合成
ステップ2で製造された3−(ジメチルアミノ)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド(0.099g、0.253mmol)、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.314mL、2.528mmol)、そしてトリエチルアミン(0.176mL、1.264mmol)を、80℃でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で1時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.023g、20.2%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CD3OD)δ8.03(d,2H,J=8.4Hz),7.55(d,2H,J=8.4Hz),7.43−7.26(m,5H),7.21(t,1H,J=51.7Hz),5.05(s,2H),3.28(t,2H,J=7.6Hz),2.60(t,2H,J=7.5Hz),2.36(S,6H),2.11−2.03(m,2H);LRMS(ES)m/z451.3(M++1).
実施例200:化合物11686の合成、1−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例198のステップ4で製造されたN−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミドジヒドロクロリド(0.050g、0.093mmol)、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オン(0.021g、0.186mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.041mL、0.233mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.040g、0.186mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=50%〜80%)で精製及び濃縮した後、得られた物質に酢酸エチル(3mL)とヘキサン(30mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.039g、75.0%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.09(dd,1H,J=2.4,0.8Hz),8.42(dd,1H,J=8.3,2.3Hz),7.71(d,1H,J=8.3Hz),7.56(t,1H,J=51.2Hz),7.33(s,1H),7.29(d,1H,J=8.2Hz),7.22(t,1H,J=7.7Hz),7.06(d,1H,J=7.5Hz),5.15(s,2H),3.25(m,1H),3.03−2.89(m,2H),2.29−2.24(m,4H),2.19(m,1H),2.15−2.04(m,3H),1.84−1.62(m,6H),1.43(m,1H),1.32(m,1H),1.27−1.13(m,3H),0.81(m,1H);LRMS(ES)m/z558.3(M++1).
実施例201:化合物11687の合成、1−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例198のステップ4で製造されたN−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミドジヒドロクロリド(0.050g、0.093mmol)、4,4−ジフルオロシクロヘキサン−1−オン(0.025g、0.186mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.041mL、0.233mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.040g、0.186mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=50%〜80%)で精製及び濃縮した後、得られた物質に酢酸エチル(3mL)とヘキサン(30mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.036g、66.4%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.09(m,1H),8.41(dd,1H,J=8.3,2.3Hz),7.71(d,1H,J=8.2Hz),7.56(t,1H,J=51.3Hz),7.33(s,1H),7.29(d,1H,J=8.3Hz),7.22(t,1H,J=7.7Hz),7.06(d,1H,J=7.6Hz),5.15(s,2H),3.41(m,1H),3.25(m,1H),2.92(d,2H,J=11.1Hz),2.26(s,3H),2.19(t,2H,J=11.4Hz),2.13−1.98(m,4H),1.87−1.62(m,6H),1.58−1.47(m,2H);LRMS(ES)m/z582.3(M++1).
実施例202:化合物11688の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−((1r,4r)−4−フルオロシクロヘキシル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例198のステップ4で製造されたN−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミドジヒドロクロリド(0.050g、0.093mmol)、4−フルオロシクロヘキサン−1−オン(0.022g、0.186mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.041mL、0.233mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.040g、0.186mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=60%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.008g、15.2%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.09(m,1H),8.41(dd,1H,J=8.3,2.3Hz),7.71(d,1H,J=8.3Hz),7.56(t,1H,J=51.3Hz),7.33(s,1H),7.29(d,1H,J=8.0Hz),7.22(t,1H,J=7.7Hz),7.05(d,1H,J=7.7Hz),5.14(s,2H),4.63−4.36(ddt,1H,J=49.3,10.0,5.5Hz),3.21(m,1H),2.91(d,2H,J=11.1Hz),2.33(m,1H),2.26(s,3H),2.23−2.12(m,2H),2.12−1.99(m,4H),1.77−1.69(m,2H),1.69−1.58(m,2H),1.47−1.26(m,4H);LRMS(ES)m/z564.2(M++1).
実施例203:化合物11689の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−((1s,4s)−4−フルオロシクロヘキシル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例198のステップ4で製造されたN−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミドジヒドロクロリド(0.050g、0.093mmol)、4−フルオロシクロヘキサン−1−オン(0.022g、0.186mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.041mL、0.233mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.040g、0.186mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=60%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.011g、20.9%)を明るい黄色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.09(d,1H,J=2.2Hz),8.41(dd,1H,J=8.2,2.3Hz),7.71(d,1H,J=8.4Hz),7.56(t,1H,J=51.2Hz),7.37−7.27(m,2H),7.22(t,1H,J=7.7Hz),7.06(d,1H,J=7.6Hz),5.15(s,2H),4.76(d,1H,J=48.7Hz),3.22(m,1H),2.93(d,2H,J=11.1Hz),2.37(m,1H),2.28−2.17(m,5H),2.09(d,2H,J=12.0Hz),1.96−1.88(m,2H),1.73−1.61(m,2H),1.60−1.43(m,6H);LRMS(ES)m/z564.2(M++1).
実施例204:化合物11690の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(m−トリル)−1−((1r,4r)−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例198のステップ4で製造されたN−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミドジヒドロクロリド(0.050g、0.093mmol)、4−(トリフルオロメチル)シクロヘキサン−1−オン(0.031g、0.186mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.041mL、0.233mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.040g、0.186mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=60%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.009g、15.7%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.09(d,1H,J=2.2Hz),8.41(dd,1H,J=8.3,2.3Hz),7.72(d,1H,J=8.2Hz),7.56(t,1H,J=51.3Hz),7.33(s,1H),7.29(d,1H,J=8.4Hz),7.22(t,1H,J=7.7Hz),7.06(d,1H,J=7.5Hz),5.16(s,2H),3.28(m,1H),3.08(d,2H,J=11.3Hz),2.33(m,1H),2.26(s,3H),2.23(m,1H),2.15−2.06(m,2H),1.96−1.82(m,4H),1.75−1.58(m,4H),1.57−1.48(m,2H),1.42(t,2H,J=12.6Hz);LRMS(ES)m/z614.3(M++1).
実施例205:化合物11691の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(m−トリル)−1−((1s,4s)−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例198のステップ4で製造されたN−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミドジヒドロクロリド(0.050g、0.093mmol)、4−(トリフルオロメチル)シクロヘキサン−1−オン(0.031g、0.186mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.041mL、0.233mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.040g、0.186mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=60%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.010g、17.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.09(d,1H,J=2.3Hz),8.41(dd,1H,J=8.2,2.3Hz),7.71(d,1H,J=8.2Hz),7.56(t,1H,J=51.3Hz),7.33(s,1H),7.29(m,1H),7.22(t,1H,J=7.7Hz),7.05(d,1H,J=7.4Hz),5.15(s,2H),3.21(m,1H),2.90(d,2H,J=11.1Hz),2.33(m,1H),2.30−2.18(m,6H),2.08(d,2H,J=11.8Hz),1.91−1.86(m,2H),1.84−1.76(m,2H),1.72−1.58(m,2H),1.37−1.13(m,4H);LRMS(ES)m/z614.3(M++1).
実施例206:化合物11692の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例198のステップ4で製造されたN−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミドジヒドロクロリド(0.050g、0.093mmol)、テトラヒドロ−4H−ピラン−4−オン(0.019g、0.186mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.041mL、0.233mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.040g、0.186mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=70%〜100%)で精製及び濃縮した後、得られた物質に酢酸エチル(3mL)とヘキサン(30mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.044g、86.2%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.09(d,1H,J=2.2Hz),8.42(dd,1H,J=8.3,2.2Hz),7.71(d,1H,J=8.1Hz),7.56(t,1H,J=51.3Hz),7.33(s,1H),7.30(d,1H,J=8.7Hz),7.22(t,1H,J=7.7Hz),7.06(d,1H,J=7.5Hz),5.15(s,2H),3.87(d,2H,J=8.7Hz),3.31−3.21(m,4H),2.97(d,2H,J=11.2Hz),2.26(s,3H),2.21−2.05(m,4H),1.73−1.59(m,4H),1.49−1.33(m,2H);LRMS(ES)m/z548.0(M++1).
実施例207:化合物11693の合成、1−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例196のステップ5で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミドヒドロクロリド(0.050g、0.100mmol)、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オン(0.022g、0.200mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.026mL、0.150mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.042g、0.200mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=50%〜80%)で精製及び濃縮した後、得られた物質に酢酸エチル(3mL)とヘキサン(30mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.026g、46.6%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.98(d,2H,J=8.3Hz),7.66(s,0.25H),7.56−7.47(m,2.5H),7.40(s,0.25H),7.28−7.16(m,3H),7.04(d,1H,J=6.6Hz),5.06(s,2H),3.19(m,1H),3.03−2.89(m,2H),2.27−2.23(m,4H),2.20(m,1H),2.13(m,1H),2.05(d,2H,J=11.0Hz),1.84−1.63(m,6H),1.45(m,1H),1.32(m,1H),1.27−1.13(m,3H),0.83(m,1H);LRMS(ES)m/z557.0(M++1).
実施例208:化合物11694の合成、1−(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例196のステップ5で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミドヒドロクロリド(0.050g、0.100mmol)、4,4−ジフルオロシクロヘキサン−1−オン(0.027g、0.200mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.026mL、0.150mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.042g、0.200mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=50%〜80%)で精製及び濃縮した後、得られた物質に酢酸エチル(3mL)とヘキサン(30mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.037g、63.6%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.98(d,2H,J=8.4Hz),7.66(s,0.25H),7.55−7.47(m,2.5H),7.40(s,0.25H),7.27−7.18(m,3H),7.04(d,1H,J=6.7Hz),5.05(s,2H),3.31(m,1H),3.17(m,1H),2.93(d,2H,J=11.1Hz),2.25(s,3H),2.19(t,2H,J=11.4Hz),2.11−1.98(m,4H),1.88−1.61(m,6H),1.58−1.47(m,2H);LRMS(ES)m/z581.2(M++1).
実施例209:化合物11695の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−1−((1r,4r)−4−フルオロシクロヘキシル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例196のステップ5で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミドヒドロクロリド(0.050g、0.100mmol)、4−フルオロシクロヘキサン−1−オン(0.023g、0.200mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.026mL、0.150mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.042g、0.200mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=60%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.011g、19.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.98(d,2H,J=8.4Hz),7.66(s,0.25H),7.55−7.47(m,2.5H),7.40(s,0.25H),7.27−7.15(m,3H),7.04(m,1H),5.05(s,2H),4.49(dt,1H,J=10.3,5.6Hz),3.16(m,1H),2.91(d,2H,J=11.1Hz),2.35(m,1H),2.25(s,3H),2.22−2.12(m,2H),2.09−1.98(m,4H),1.77−1.58(m,4H),1.50−1.26(m,4H);LRMS(ES)m/z563.2(M++1).
実施例210:化合物11696の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−1−((1s,4s)−4−フルオロシクロヘキシル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例196のステップ5で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミドヒドロクロリド(0.050g、0.100mmol)、4−フルオロシクロヘキサン−1−オン(0.023g、0.200mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.026mL、0.150mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.042g、0.200mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=60%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.013g、23.1%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.98(d,2H,J=8.4Hz),7.66(s,0.25H),7.55−7.47(m,2.5H),7.40(s,0.25H),7.28−7.16(m,3H),7.04(m,1H),5.06(s,2H),4.76(d,1H,J=49.0Hz),3.17(m,1H),2.93(d,2H,J=11.1Hz),2.36(m,1H),2.27−2.12(m,5H),2.11−2.03(m,2H),2.02−1.88(m,2H),1.74−1.62(m,2H),1.59−1.38(m,6H);LRMS(ES)m/z563.3(M++1).
実施例211:化合物11697の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(m−トリル)−1−((1r,4r)−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例196のステップ5で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミドヒドロクロリド(0.050g、0.100mmol)、4−(トリフルオロメチル)シクロヘキサン−1−オン(0.033g、0.200mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.026mL、0.150mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.042g、0.200mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=60%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.013g、21.2%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.98(d,2H,J=8.4Hz),7.66(s,0.25H),7.55−7.47(m,2.5H),7.40(s,0.25H),7.29−7.15(m,3H),7.04(m,1H),5.06(s,2H),3.21(m,1H),3.09(d,2H,J=11.3Hz),2.34(m,1H),2.27−2.20(m,4H),2.07(d,2H,J=12.3Hz),1.96−1.85(m,4H),1.75−1.58(m,4H),1.57−1.48(m,2H),1.42(t,2H,J=12.5Hz);LRMS(ES)m/z613.3(M++1).
実施例212:化合物11698の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(m−トリル)−1−((1s,4s)−4−(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例196のステップ5で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミドヒドロクロリド(0.050g、0.100mmol)、4−(トリフルオロメチル)シクロヘキサン−1−オン(0.033g、0.200mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.026mL、0.150mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.042g、0.200mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=60%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.016g、26.1%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.98(d,2H,J=8.4Hz),7.66(s,0.25H),7.55−7.47(m,2.5H),7.40(s,0.25H),7.27−7.16(m,3H),7.04(d,1H,J=6.8Hz),5.05(s,2H),3.15(m,1H),2.90(d,2H,J=11.0Hz),2.34(m,1H),2.29−2.14(m,6H),2.06(d,2H,J=11.8Hz),1.93−1.75(m,4H),1.72−1.61(m,2H),1.34−1.21(m,4H);LRMS(ES)m/z613.3(M++1).
実施例213:化合物11699の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例196のステップ5で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミドヒドロクロリド(0.050g、0.100mmol)、テトラヒドロ−4H−ピラン−4−オン(0.020g、0.200mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.026mL、0.150mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.042g、0.200mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=70%〜100%)で精製及び濃縮した後、得られた物質に酢酸エチル(3mL)とヘキサン(30mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.030g、54.8%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.98(d,2H,J=8.4Hz),7.66(s,0.25H),7.55−7.47(m,2.5H),7.40(s,0.25H),7.27−7.16(m,3H),7.04(d,1H,J=6.6Hz),5.06(s,2H),3.92−3.84(m,2H),3.31−3.22(m,2H),3.18(m,1H),2.98(d,2H,J=11.0Hz),2.45(m,1H),2.25(s,3H),2.16(t,2H,J=11.4Hz),2.07(d,2H,J=12.4Hz),1.74−1.59(m,4H),1.49−1.34(qd,2H,J=12.0,4.4Hz);LRMS(ES)m/z547.3(M++1).
実施例214:化合物11700の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−フェニルエタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル4−((2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−フェニルエチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例167のステップ2で製造されたメチル4−((N−フェニルビニルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.200g、0.604mmol)、ピペリジン−3−オール(0.082g、0.604mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.208mL、1.207mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=5%〜10%)で精製及び濃縮し、メチル4−((2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−フェニルエチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.220g、84.3%)を白色固体として得た。
[ステップ2]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−フェニルエタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−((2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−フェニルエチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.220g、0.509mmol)とヒドラジン(0.319mL、10.173mmol)を室温でエタノール(5mL)に混ぜた混合物を6時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に水を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、乾燥して、N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−フェニルエタンスルホンアミド(0.130g、59.1%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11700の合成
ステップ2で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−フェニルエタンスルホンアミド(0.130g、0.301mmol)、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.112mL、0.902mmol)、そしてトリエチルアミン(0.209mL、1.503mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3、4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−フェニルエタンスルホンアミド(0.001g、0.7%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CD3OD)δ8.03(d,2H,J=8.44Hz),7.56(d,2H,J=8.48Hz),7.45−7.29(m,5H),7.21(t,1H,J=51.6Hz),5.07(s,2H),3.75−3.65(m,2H),3.44−3.40(m,2H),2.93−2.89(m,1H),2.23−2.12(m,1H),2.14−2.01(m,1H),1.95−1.85(m,1H),1.91−1.86(m,1H),1.86−1.78(m,1H),1.82−1.77(m,1H),1.64−1.50(m,1H),1.32−1.24(m,1H);LRMS(ES)m/z493.3(M++1).
実施例215:化合物11705の合成、(S)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−3−(3−フルオロピロリジン−1−イル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド
[ステップ1]メチル(S)−4−(((3−(3−フルオロピロリジン−1−イル)−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例179のステップ2でメチル4−(((3−クロロ−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.250g、0.655mmol)、(S)−3−フルオロピロリジンヒドロクロリド(0.123g、0.982mmol)、そして炭酸カリウム(0.136g、0.982mmol)を、80℃でN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.162g、57.0%)を無色液体として得た。
[ステップ2](S)−3−(3−フルオロピロリジン−1−イル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル(S)−4−(((3−(3−フルオロピロリジン−1−イル)−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.162g、0.373mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.181mL、3.730mmol)を80℃でエタノール(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(5mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、乾燥して表題化合物(0.106g、65.4%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11705の合成
ステップ2で製造された(S)−3−(3−フルオロピロリジン−1−イル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド(0.106g、0.244mmol)、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.303mL、2.439mmol)、そしてトリエチルアミン(0.170mL、1.220mmol)を80℃でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で1時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.059g、49.0%)を無色液体として得た。
1H NMR(400MHz,CD3OD)δ8.00(d,2H,J=8.4Hz),7.54(d,2H,J=8.6Hz),7.43−7.25(m,5H),7.21(t,1H,J=51.7Hz),5.26−5.09(m,1H),5.05(s,2H),3.31−3.26(m,2H),2.99−2.88(m,2H),2.69(dd,1H,J=11.7,4.9Hz),2.65−2.59(m,2H),2.41(q,1H,J=8.0Hz),2.28−2.14(m,1H),2.12−2.03(m,2H),2.02−1.93(m,1H);LRMS(ES)m/z495.3(M++1).
実施例216:化合物11706の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−3−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド
[ステップ1]メチル4−(((3−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例179のステップ2でメチル4−(((3−クロロ−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.250g、0.655mmol)、3,3−ジフルオロピロリジンヒドロクロリド(0.188g、1.309mmol)、そして炭酸カリウム(0.136g、0.982mmol)を80℃でN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.277g、93.5%)を黄色液体として得た。
[ステップ2]3−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−(((3−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.277g、0.612mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.297mL、6.119mmol)を80℃でエタノール(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(5mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、乾燥して、表題化合物(0.139g、50.2%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11706の合成
ステップ2で製造された3−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド(0.139g、0.307mmol)、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.382mL、3.072mmol)、そしてトリエチルアミン(0.214mL、1.536mmol)を80℃でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で1時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.079g、49.9%)を無色液体として得た。
1H NMR(400MHz,CD3OD)δ7.99(d,2H,J=8.5Hz),7.53(d,2H,J=8.5Hz),7.42−7.26(m,5H),7.20(t,1H,J=51.7Hz),5.05(s,2H),4.22(t,2H,J=6.1Hz),3.68(q,2H,J=11.6Hz),3.61−3.54(m,2H),3.32−3.30(m,2H),2.44−2.34(m,2H),2.25−2.18(m,2H);LRMS(ES)m/z557.3(M++1).
実施例217:化合物11707の合成、(S)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−3−(2−メチルピロリジン−1−イル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド
[ステップ1]メチル(S)−4−(((3−(2−メチルピロリジン−1−イル)−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例179のステップ2でメチル4−(((3−クロロ−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.250g、0.655mmol)、(S)−2−メチルピロリジンヒドロクロリド(0.076g、0.622mmol)、そして炭酸カリウム(0.136g、0.982mmol)を80℃でN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.158g、56.0%)を白色固体として得た。
[ステップ2](S)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−3−(2−メチルピロリジン−1−イル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル(S)−4−(((3−(2−メチルピロリジン−1−イル)−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.158g、0.367mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.178mL、3.667mmol)を80℃でエタノール(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(5mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、乾燥して、表題化合物(0.110g、69.7%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11707の合成
ステップ2で製造された(S)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−3−(2−メチルピロリジン−1−イル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド(0.110g、0.255mmol)、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.318mL、2.555mmol)、そしてトリエチルアミン(0.178mL、1.277mmol)を80℃でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で1時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.083g、66.4%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CD3OD)δ8.00(d,2H,J=8.5Hz),7.54(d,2H,J=8.5Hz),7.43−7.27(m,5H),7.22(t,1H,J=51.7Hz),5.05(s,2H),3.74(brs,1H),3.55(brs,1H),3.47−3.39(m,3H),3.16−3.14(m,2H),2.34−2.26(m,3H),2.11−2.08(m,2H),1.79−1.76(m,1H),1.45(d,3H,J=5.4Hz);LRMS(ES)m/z491.3(M++1).
実施例218:化合物11708の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−3−ヒドロキシ−N−フェニルプロパン1−スルホンアミド
[ステップ1]メチル(R)−4−(((3−(3−フルオロピロリジン−1−イル)−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例179のステップ2でメチル4−(((3−クロロ−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.250g、0.655mmol)、(R)−3−フルオロピロリジンヒドロクロリド(0.123g、0.982mmol)、そして炭酸カリウム(0.136g、0.982mmol)を80℃でN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.225g、79.1%)を無色液体として得た。
[ステップ2]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−3−ヒドロキシ−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル(R)−4−(((3−(3−フルオロピロリジン−1−イル)−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.225g、0.518mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.252mL、5.178mmol)を80℃でエタノール(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(5mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、乾燥して、表題化合物(0.180g、95.7%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11708の合成
ステップ2で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−3−ヒドロキシ−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド(0.100g、0.275mmol)、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.342mL、2.752mmol)、そしてトリエチルアミン(0.192mL、1.376mmol)を80℃でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で1時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.036g、30.9%)を無色液体として得た。
1H NMR(400MHz,CD3OD)δ8.04(d,2H,J=8.5Hz),7.48(d,2H,J=8.6Hz),7.35−7.28(m,5H),6.92(t,1H,J=51.7Hz),4.98(s,2H),3.82(t,2H,J=5.9Hz),3.27(dd,1H,J=8.8,6.2Hz),2.29−2.12(m,2H),1.74(brs,1H);LRMS(ES)m/z424.3(M++1).
実施例219:化合物11709の合成、3−(N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルスルファモイル)プロピル2,2−ジフルオロアセテート
実施例218のステップ2で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−3−ヒドロキシ−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド(0.080g、0.220mmol)、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.274mL、2.201mmol)、そしてトリエチルアミン(0.153mL、1.101mmol)を80℃でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で1時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=20%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.029g、26.5%)を無色液体として得た。
1H NMR(400MHz,CD3OD)δ8.02(d,2H,J=8.6Hz),7.54(d,2H,J=8.6Hz),7.42−7.26(m,5H),7.21(t,1H,J=51.6Hz),5.05(s,2H),4.43(t,2H,J=6.3Hz),3.37−3.35(m,2H),2.32−2.25(m,2H);LRMS(ES)m/z502.1(M++1).
実施例220:化合物11710の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニル−3−(ピロリジン−1−イル)プロパン−1−スルホンアミド
[ステップ1]メチル6−(((3−クロロ−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
実施例161のステップ1で製造された3−クロロ−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド(2.000g、8.558mmol)と炭酸カリウム(1.774g、12.836mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(100mL)に溶かした溶液を室温で30分間撹拌し、メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(2.067g、8.985mmol)とヨウ化カリウム(0.710g、4.279mmol)を加え、同じ温度で12時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、24gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(2.000g、61.0%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]メチル6−(((N−フェニル−3−(ピロリジン−1−イル)プロピル)スルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
ステップ1で製造されたメチル6−(((3−クロロ−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.200g、0.522mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.136mL、0.784mmol)、そしてピロリジン(0.074g、1.045mmol)を70℃でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で表題化合物(0.130g、59.6%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニル−3−(ピロリジン−1−イル)プロパン−1−スルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル6−(((N−フェニル−3−(ピロリジン−1−イル)プロピル)スルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.130g、0.311mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.151mL、3.114mmol)を90℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に水(5mL)と炭酸水素ナトリウム(3mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、乾燥して、表題化合物(0.098g、75.4%)を白色固体として得た。
[ステップ4]化合物11710の合成
ステップ3で製造されたN−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニル−3−(ピロリジン−1−イル)プロパン−1−スルホンアミド(0.070g、0.168mmol)、トリエチルアミン(0.117mL、0.838mmol)、そしてジフルオロ酢酸無水物(0.063mL、0.503mmol)を70℃でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.049g、61.2%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.24(s,1H),8.38−8.36(m,1H),7.69(d,1H,J=8.3Hz),7.45−7.28(m,5H),7.07(s,0.2H),6.94(s,0.5H),6.81(s,0.3H),5.17(s,2H),3.14−3.37(m,2H),2.95−2.90(m,6H),2.32−2.30(m,2H),2.06−1.98(m,4H);LRMS(ES)m/z478.3(M++1).
実施例221:化合物11711の合成、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−3−モルホリノプロパン−1−スルホンアミド
[ステップ1]3−クロロ−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)プロパン−1−スルホンアミドの合成
3−クロロ−4−フルオロアニリン(5.000g、34.350mmol)とピリジン(5.534mL、68.700mmol)を室温でジクロロメタン(50mL)に溶かした溶液に、3−クロロプロパン−1−スルホニルクロリド(4.594mL、37.785mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、80gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(8.700g、88.5%)を褐色固体として得た。
[ステップ2]メチル6−(((3−クロロ−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)プロピル)スルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
ステップ1で製造された3−クロロ−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)プロパン−1−スルホンアミド(2.500g、8.737mmol)、メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(2.010g、8.737mmol)、炭酸カリウム(2.415g、17.474mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.725g、4.368mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)に溶かした溶液を50℃で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(3.800g、99.9%)を赤色オイルとして得た。
[ステップ3]メチル6−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−3−モルホリノプロピル)スルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
ステップ2で製造されたメチル6−(((3−クロロ−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)プロピル)スルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.200g、0.459mmol)、モルホリン(0.048mL、0.551mmol)、炭酸カリウム(0.127g、0.919mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.008g、0.046mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(15mL)に溶かした溶液を80℃で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.058g、26.0%)を黄色オイルとして得た。
[ステップ4]N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−3−モルホリノプロパン−1−スルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたメチル6−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−3−モルホリノプロピル)スルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.058g、0.119mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.174mL、3.581mmol)を室温でエタノール(10mL)に溶かした溶液を70℃で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.057g、98.3%、白色固体)。
[ステップ5]化合物11711の合成
ステップ4で製造されたN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−3−モルホリノプロパン−1−スルホンアミド(0.057g、0.117mmol)とトリエチルアミン(0.033mL、0.235mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.044mL、0.352mmol)を加え、80℃で2時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.025g、39.0%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.23−9.22(m,1H),8.38(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.63(d,1H,J=8.2Hz),7.52−7.50(m,1H),7.33−7.29(m,1H),7.11−7.06(m,1H),7.06(s,0.25H),6.93(s,0.5H),6.80(s,0.25H),5.07(s,2H),;LRMS(ES)m/z546.3(M++1).
実施例222:化合物11712の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(2−メチルイソインドリン−4−イル)エタンスルホンアミド
[ステップ1]t−ブチル4−(エチルスルホンアミド)イソインドリン−2−カルボキシレートの合成
t−ブチル4−アミノイソインドリン−2−カルボキシレート(2.000g、8.536mmol)を室温でジクロロメタン(50mL)に溶かした溶液に、エタンスルホニルクロリド(0.887mL、9.390mmol)とトリエチルアミン(1.785mL、12.804mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=10%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(2.770g、99.4%)を白色固体として得た。
[ステップ2]t−ブチル4−(N−((5−(メトキシカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エチルスルホンアミド)イソインドリン−2−カルボキシレートの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル4−(エチルスルホンアミド)イソインドリン−2−カルボキシレート(1.380g、4.228mmol)、メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(1.264g、5.496mmol)、ヨウ化カリウム(1.404g、8.456mmol)、そして炭酸カリウム(1.169g、8.456mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)に混ぜた混合物を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=20%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.506g、25.2%)を褐色固体として得た。
[ステップ3]メチル6−((N−(イソインドリン−4−イル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートジヒドロクロリドの合成
ステップ2で製造されたt−ブチル4−(N−((5−(メトキシカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エチルスルホンアミド)イソインドリン−2−カルボキシレート(0.506g、1.064mmol)を室温で1,4−ジオキサン(5mL)に溶かした溶液に、塩酸(4.00M 1,4−ジオキサン溶液、5.320mL、21.280mmol)を加え、同じ温度で3時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に酢酸エチル(10mL)とヘキサン(10mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.420g、88.0%)を褐色固体として得た。
[ステップ4]メチル6−((N−(2−メチルイソインドリン−4−イル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
ステップ3で製造されたメチル6−((N−(イソインドリン−4−イル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネートジヒドロクロリド(0.200g、0.446mmol)、パラホルムアルデヒド(0.067g、2.230mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.194mL、1.115mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.189g、0.892mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.077g、44.3%)を褐色固体として得た。
[ステップ5]N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(2−メチルイソインドリン−4−イル)エタンスルホンアミドの合成
ステップ4で製造されたメチル6−((N−(2−メチルイソインドリン−4−イル)エチルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.077g、0.198mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.480mL、9.885mmol)を室温でエタノール(5mL)に混ぜた混合物を110℃で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、得られた物質にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(表題化合物、0.077g、100.0%、褐色固体)。
[ステップ6]化合物11712の合成
ステップ5で製造されたN−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(2−メチルイソインドリン−4−イル)エタンスルホンアミド(0.077g、0.198mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.074mL、0.593mmol)とトリエチルアミン(0.110mL、0.791mmol)を加えて1時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.046g、51.8%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.10(m,1H),8.42(dd,1H,J=8.2,2.3Hz),7.73−7.65(m,1.25H),7.56(s,0.5H),7.43(s,0.25H),7.32(d,1H,J=7.6Hz),7.21(t,1H,J=7.6Hz),7.16(d,1H,J=7.3Hz),5.00(s,2H),3.85(s,2H),3.76(s,2H),3.48−3.40(m,2H),2.41(s,3H),1.31(t,3H,J=7.3Hz);LRMS(ES)m/z450.3(M++1).
実施例223:化合物11717の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル)−N−フェニルエタンスルホンアミド
[ステップ1]メチル4−(((2−(4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル)−N−フェニルエチル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例167のステップ2で製造されたメチル4−((N−フェニルビニルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.300g、0.905mmol)、2−(ピペラジン−1−イル)エタノール(0.122mL、0.996mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.312mL、1.811mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、メチル4−(((2−(4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル)−N−フェニルエチル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.350g、83.8%)を白色固体として得た。
[ステップ2]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−(4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル)−N−フェニルエタンスルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−(((2−(4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル)−N−フェニルエチル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.350g、0.758mmol)とヒドラジン(0.476mL、15.166mmol)を室温でエタノール(5mL)に混ぜた混合物を12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、析出した固体を濾過し、乾燥して、N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−(4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル)−N−フェニルエタンスルホンアミド(0.130g、37.1%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11717の合成
ステップ2で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−2−(4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル)−N−フェニルエタンスルホンアミド(0.130g、0.282mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(0.105mL、0.845mmol)、そしてトリエチルアミン(0.196mL、1.408mmol)を室温でテトラヒドロフラン(5mL)に混ぜた混合物を6時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3、4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル)−N−フェニルエタンスルホンアミド(0.070g、47.7%)をオレンジ色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.99(d,2H,J=8.4Hz),7.54−7.52(m,2H),7.43−7.24(m,6H),5.04(s,2H),3.77−3.76(m,2H),3.49−3.45(m,4H),3.18(m,2H),3.04(m,4H),2.84(m,2H),2.50(m,2H);LRMS(ES)m/z522.0(M++1).
実施例224:化合物11718の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−3−モルホリノ−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド
[ステップ1]メチル6−(((3−モルホリノ−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
実施例220のステップ1で製造されたメチル6−(((3−クロロ−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.150g、0.392mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.341mL、1.959mmol)、そしてモルホリン(0.102mL、1.175mmol)を70℃でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.080g、47.1%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−3−モルホリノ−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル6−(((3−モルホリノ−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.080g、0.185mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.090mL、1.845mmol)を90℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた物質にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(表題化合物、0.069g、86.2%、白色固体)。
[ステップ3]化合物11718の合成
ステップ2で製造されたN−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−3−モルホリノ−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド(0.100g、0.231mmol)、トリエチルアミン(0.161mL、1.153mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.086mL、0.692mmol)を70℃でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.041g、36.0%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.25−9.24(m,1H),8.38−8.36(m,1H),7.73−7.70(m,1H),7.44−7.30(m,5H),5.17(s,2H),3.76−3.73(m,4H),3.33−3.29(m,2H),2.55−2.46(m,6H),2.16−2.14(m,2H);LRMS(ES)m/z494.3(M++1).
実施例225:化合物11719の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−3−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド
[ステップ1]メチル6−(((3−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
実施例220のステップ1で製造されたメチル6−(((3−クロロ−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.150g、0.392mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.341mL、1.959mmol)、そして3,3−ジフルオロピロリジン(0.126g、1.175mmol)を70℃でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.049g、27.6%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]3−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル6−(((3−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.049g、0.108mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.053mL、1.080mmol)を90℃でエタノール(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた物質にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(表題化合物、0.023g、46.9%、黄色固体)。
[ステップ3]化合物11719の合成
ステップ2で製造された3−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド(0.057g、0.126mmol)、トリエチルアミン(0.088mL、0.628mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.047mL、0.377mmol)を70℃でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.019g、29.4%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.23−9.22(m,1H),8.38−8.36(m,1H),7.72−7.70(m,1H),7.44−7.27(m,5H),7.07(s,0.2H),6.94(s,0.5H),6.81(s,0.2H),5.16(s,2H),3.31−3.28(m,2H),2.97−2.91(m,2H),2.79(brs,2H),2.66(brs,2H),2.35−2.25(m,2H),2.11−2.04(m,2H);LRMS(ES)m/z514.3(M++1).
実施例226:化合物11721の合成、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−3−(ピロリジン−1−イル)プロパン−1−スルホンアミド
[ステップ1]メチル6−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−3−(ピロリジン−1−イル)プロピル)スルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
実施例221のステップ2で製造されたメチル6−(((3−クロロ−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)プロピル)スルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.200g、0.459mmol)、ピロリジン(0.057mL、0.689mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.160mL、0.919mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液を80℃で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.123g、57.0%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−3−(ピロリジン−1−イル)プロパン−1−スルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル6−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−3−(ピロリジン−1−イル)プロピル)スルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.123g、0.262mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.382mL、7.852mmol)を室温でエタノール(10mL)に溶かした溶液を70℃で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.121g、98.4%、無色オイル)。
[ステップ3]化合物11721の合成
ステップ2で製造されたN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−3−(ピロリジン−1−イル)プロパン−1−スルホンアミド(0.130g、0.277mmol)とトリエチルアミン(0.116mL、0.830mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.103mL、0.830mmol)を加え、70℃で2時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.056g、38.2%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.21−9.21(m,1H),8.36(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.63(d,1H,J=8.2Hz),7.52−7.50(m,1H),7.32−7.28(m,1H),7.10−7.06(m,1H),7.05(s,0.25H),6.92(s,0.5H),6.79(s,0.25H),5.07(s,2H),3.30−3.26(m,2H),2.70−2.66(m,2H),2.65−2.58(m,4H),2.14−2.02(m,2H),1.86−1.81(m,4H);LRMS(ES)m/z530.2(M++1).
実施例227:化合物11722の合成、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−3−(ピロリジン−1−イル)プロパン−1−スルホンアミド
[ステップ1]メチル4−(((3−クロロ−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)プロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例221のステップ1で製造された3−クロロ−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)プロパン−1−スルホンアミド(3.000g、10.484mmol)、メチル4−(ブロモメチル)ベンゾエート(2.522g、11.009mmol)、ヨウ化カリウム(0.870g、5.242mmol)、そして炭酸カリウム(2.898g、20.969mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)に溶かした溶液を、50℃で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(4.500g、98.8%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]メチル4−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−3−(ピロリジン−1−イル)プロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたメチル4−(((3−クロロ−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)プロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.200g、0.461mmol)、ピロリジン(0.076mL、0.921mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.160mL、0.921mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液を、80℃で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.135g、62.5%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−3−(ピロリジン−1−イル)プロパン−1−スルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル4−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−3−(ピロリジン−1−イル)プロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.135g、0.288mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.420mL、8.636mmol)を室温でエタノール(10mL)に溶かした溶液を70℃で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.130g、96.3%、無色オイル)。
[ステップ4]化合物11722の合成
ステップ3で製造されたN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−3−(ピロリジン−1−イル)プロパン−1−スルホンアミド(0.130g、0.277mmol)とトリエチルアミン(0.116mL、0.832mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.103mL、0.832mmol)を加え、70℃で2時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.063g、43.0%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.02−8.00(m,2H),7.43(d,2H,J=8.4Hz),7.37(dd,1H,J=6.4,2.6Hz),7.18−7.14(m,1H),7.07−7.03(m,1H),7.02(s,0.25H),6.89(s,0.5H),6.76(s,0.25H),4.90(s,2H),3.23−3.19(m,2H),2.65−2.62(m,2H),2.60−2.50(m,4H),2.13−2.02(m,2H),1.86−1.77(m,4H);LRMS(ES)m/z529.3(M++1).
実施例228:化合物11723の合成、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−3−モルホリノプロパン−1−スルホンアミド
[ステップ1]メチル4−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−3−モルホリノプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
実施例227のステップ1で製造されたメチル4−(((3−クロロ−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)プロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.200g、0.461mmol)、モルホリン(0.060mL、0.691mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.160mL、0.921mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液を80℃で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.031g、13.9%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−3−モルホリノプロパン−1−スルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル4−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−3−モルホリノプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.031g、0.064mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.093mL、1.918mmol)を室温でエタノール(10mL)に溶かした溶液を70℃で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.030g、96.8%、無色オイル)。
[ステップ3]化合物11723の合成
ステップ2で製造されたN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−3−モルホリノプロパン−1−スルホンアミド(0.030g、0.062mmol)とトリエチルアミン(0.026mL、0.186mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.023mL、0.186mmol)を加え、70℃で2時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.020g、59.3%)を黄色オイルとして得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.05−8.01(m,2H),7.44(d,2H,J=8.4Hz),7.37(dd,1H,J=6.4,2.6Hz),7.18−7.14(m,1H),7.10−7.05(m,1H),7.02(s,0.25H),6.90(s,0.5H),6.77(s,0.25H),4.91(s,2H),3.83−3.62(m,4H),3.29−3.18(m,2H),2.62−2.40(m,6H),2.18−2.05(m,2H);LRMS(ES)m/z545.2(M++1).
実施例229:化合物11724の合成、(R)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−3−(3−フルオロピロリジン−1−イル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド
[ステップ1](R)−3−(3−フルオロピロリジン−1−イル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミドの合成
実施例218のステップ1で製造されたメチル(R)−4−(((3−(3−フルオロピロリジン−1−イル)−N−フェニルプロピル)スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.095g、0.219mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.106mL、2.186mmol)を80℃でエタノール(2mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。得られた物質にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(表題化合物、0.078g、82.1%、黄色液体)。
[ステップ2](R)−N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−3−(3−フルオロピロリジン−1−イル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミドの合成
ステップ1で製造された(R)−3−(3−フルオロピロリジン−1−イル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド(0.078g、0.180mmol)、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.045mL、0.359mmol)、そしてトリエチルアミン(0.050mL、0.359mmol)を80℃でテトラヒドロフラン(2mL)に溶かした溶液を、同じ温度で0.5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.058g、63.0%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11724の合成
ステップ2で製造された(R)−N−(4−(2−(2,2−ジフルオロアセチル)ヒドラジン−1−カルボニル)ベンジル)−3−(3−フルオロピロリジン−1−イル)−N−フェニルプロパン−1−スルホンアミド(0.058g、0.113mmol)、メタンスルホニルクロリド(0.026mL、0.339mmol)、そしてトリエチルアミン(0.032mL、0.226mmol)を室温でジクロロメタン(2mL)に溶かした溶液を、同じ温度で0.5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した後、プラスチックフィルターで濾過して固体残留物と水溶液層を除去し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.008g、14.3%)を黄色液体として得た。
1H NMR(400MHz,CD3OD)δ8.03(d,2H,J=8.5Hz),7.56(d,2H,J=8.6Hz),7.43−7.26(m,5H),7.21(t,1H,J=51.6Hz),5.30−5.16(m,1H),5.06(s,2H),3.14−3.02(m,2H),2.91−2.83(m,1H),2.79−2.72(m,2H),2.63−2.57(m,1H),2.40−2.17(m,2H),2.15−2.00(m,4H);LRMS(ES)m/z495.3(M++1).
実施例230:化合物11725の合成、N−(3−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−1−((1r,4r)−4−フルオロシクロヘキシル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例195のステップ5で製造されたN−(3−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−スルホンアミドヒドロクロリド(0.150g、0.289mmol)、4−フルオロシクロヘキサン−1−オン(0.101g、0.866mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.101mL、0.578mmol)を室温でジクロロメタン(6mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.122g、0.578mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=80%〜100%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.047g、27.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.99(d,2H,J=8.4Hz),7.66(s,0.25H),7.57−7.47(m,3.5H),7.44(m,1H),7.40(s,0.25H),7.35(t,1H,J=8.0Hz),7.29(m,1H),5.11(s,2H),4.48(m,1H),3.28(m,1H),2.91(d,2H,J=11.1Hz),2.33(m,1H),2.24−2.14(m,2H),2.10−1.94(m,4H),1.77−1.57(m,4H),1.48−1.28(m,4H);LRMS(ES)m/z583.2(M++1).
実施例231:化合物11726の合成、N−(3−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−1−((1s,4s)−4−フルオロシクロヘキシル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例195のステップ5で製造されたN−(3−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−スルホンアミドヒドロクロリド(0.150g、0.289mmol)、4−フルオロシクロヘキサン−1−オン(0.101g、0.866mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.101mL、0.578mmol)を室温でジクロロメタン(6mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.122g、0.578mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=80%〜100%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.036g、21.4%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.99(d,2H,J=8.4Hz),7.66(s,0.25H),7.58−7.48(m,3.5H),7.46(m,1H),7.40(s,0.25H),7.35(t,1H,J=8.0Hz),7.29(m,1H),5.11(s,2H),4.76(d,1H,J=48.8Hz),3.28(m,1H),2.93(d,2H,J=11.1Hz),2.36(m,1H),2.29−2.15(m,2H),2.11−2.03(d,2H,J=11.4Hz),2.01−1.84(m,2H),1.66(qd,2H,J=12.2,3.9Hz),1.60−1.40(m,6H);LRMS(ES)m/z583.3(M++1).
実施例232:化合物11727の合成、N−(3−クロロフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−((1r,4r)−4−フルオロシクロヘキシル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例197のステップ4で製造されたN−(3−クロロフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)ピペリジン−4−スルホンアミドジヒドロクロリド(0.100g、0.180mmol)、4−フルオロシクロヘキサン−1−オン(0.063g、0.539mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.094mL、0.539mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に混ぜた混合物にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.076g、0.359mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=80%〜100%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.032g、30.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.10(dd,1H,J=2.2,0.8Hz),8.41(dd,1H,J=8.3,2.3Hz),7.72−7.65(m,1.25H),7.62(t,1H,J=2.1Hz),7.56(s,0.5H),7.50(ddd,1H,J=8.0,2.2,1.1Hz),7.43(s,0.25H),7.37(t,1H,J=8.0Hz),7.30(ddd,1H,J=8.1,2.1,1.1Hz),5.20(s,2H),4.49(m,1H),3.31(m,1H),2.91(d,2H,J=11.2Hz),2.33(m,1H),2.19(t,2H,J=11.4Hz),2.11−1.97(m,4H),1.77−1.57(m,4H),1.46−1.29(m,4H);LRMS(ES)m/z584.3(M++1).
実施例233:化合物11728の合成、N−(3−クロロフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−((1s,4s)−4−フルオロシクロヘキシル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例197のステップ4で製造されたN−(3−クロロフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)ピペリジン−4−スルホンアミドジヒドロクロリド(0.100g、0.180mmol)、4−フルオロシクロヘキサン−1−オン(0.063g、0.539mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.094mL、0.539mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.076g、0.359mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=80%〜100%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.033g、31.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.10(dd,1H,J=2.3,0.9Hz),8.41(dd,1H,J=8.2,2.3Hz),7.74−7.67(m,1.25H),7.63(t,1H,J=2.0Hz),7.56(s,0.5H),7.50(ddd,1H,J=8.1,2.2,1.2Hz),7.43(s,0.25H),7.37(t,1H,J=8.0Hz),7.31(ddd,1H,J=8.1,2.1,1.1Hz),5.20(s,2H),4.76(d,1H,J=48.9Hz),3.28(m,1H),2.93(d,2H,J=11.2Hz),2.36(m,1H),2.29−2.19(m,2H),2.13−2.05(m,2H),1.99−1.87(m,2H),1.71−1.60(m,2H),1.60−1.42(m,6H);LRMS(ES)m/z584.2(M++1).
実施例234:化合物11729の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(2−メチルイソインドリン−5−イル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]t−ブチル5−(メチルスルホンアミド)イソインドリン−2−カルボキシレートの合成
t−ブチル5−アミノイソインドリン−2−カルボキシレート(2.000g、8.536mmol)を室温でジクロロメタン(50mL)に溶かした溶液に、メタンスルホニルクロリド(0.661mL、8.536mmol)とトリエチルアミン(1.428mL、10.243mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=20%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(2.220g、83.3%)を白色固体として得た。
[ステップ2]t−ブチル5−(N−(4−(メトキシカルボニル)ベンジル)メチルスルホンアミド)イソインドリン−2−カルボキシレートの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル5−(メチルスルホンアミド)イソインドリン−2−カルボキシレート(0.800g、2.561mmol)、メチル4−(ブロモメチル)ベンゾエート(0.763g、3.329mmol)、ヨウ化カリウム(0.850g、5.122mmol)、そして炭酸カリウム(0.708g、5.122mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(15mL)に混ぜた混合物を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=30%〜60%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.000g、84.8%)を白色固体として得た。
[ステップ3]t−ブチル5−(N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メチルスルホンアミド)イソインドリン−2−カルボキシレートの合成
ステップ2で製造されたt−ブチル5−(N−(4−(メトキシカルボニル)ベンジル)メチルスルホンアミド)イソインドリン−2−カルボキシレート(1.000g、2.171mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)/エタノール(10mL)に溶かした溶液に、ヒドラジンモノハイドレート(2.111mL、43.426mmol)を加えて18時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、得られた物質にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(表題化合物、0.914g、91.4%、白色固体)。
[ステップ4]t−ブチル5−(N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)メチルスルホンアミド)イソインドリン−2−カルボキシレートの合成
ステップ3で製造されたt−ブチル5−(N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メチルスルホンアミド)イソインドリン−2−カルボキシレート(0.914g、1.985mmol)を50℃でテトラヒドロフラン(30mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.987mL、7.938mmol)とトリエチルアミン(1.383mL、9.923mmol)を加えて1時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=20%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.963g、93.2%)を白色固体として得た。
[ステップ5]N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(イソインドリン−5−イル)メタンスルホンアミドヒドロクロリドの合成
ステップ4で製造されたt−ブチル5−(N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)メチルスルホンアミド)イソインドリン−2−カルボキシレート(0.963g、1.850mmol)を室温で1,4−ジオキサン(10mL)に溶かした溶液に、塩酸(4.00M 1,4−ジオキサン溶液、4.625mL、18.500mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(5mL)とヘキサン(30mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.835g、98.8%)を淡褐色固体として得た。
[ステップ6]化合物11729の合成
ステップ5で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(イソインドリン−5−イル)メタンスルホンアミドヒドロクロリド(0.050g、0.109mmol)、パラホルムアルデヒド(0.016g、0.547mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.038mL、0.219mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.046g、0.219mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.013g、27.3%)を明るい黄色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.98(d,2H,J=8.3Hz),7.67(s,0.25H),7.58−7.51(m,2.5H),7.41(s,0.25H),7.31(s,1H),7.24(dd,1H,J=8.0,2.0Hz),7.19(d,1H,J=8.0Hz),4.96(s,2H),3.81(s,2H),3.80(s,2H),3.12(s,3H),2.48(s,3H);LRMS(ES)m/z435.3(M++1).
実施例235:化合物11730の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(2−イソプロピルイソインドリン−5−イル)メタンスルホンアミド
実施例234のステップ5で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(イソインドリン−5−イル)メタンスルホンアミドヒドロクロリド(0.050g、0.109mmol)、アセトン(0.040mL、0.547mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.038mL、0.219mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.046g、0.219mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.016g、31.6%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.98(d,2H,J=7.9Hz),7.66(s,0.25H),7.60−7.50(m,2.5H),7.41(s,0.25H),7.29(s,1H),7.26−7.15(m,2H),4.96(s,2H),3.78(s,4H),3.14(s,3H),2.65(p,1H,J=6.2Hz),1.05(d,6H,J=6.2Hz);LRMS(ES)m/z463.3(M++1).
実施例236:化合物11731の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(2−(オキセタン−3−イル)イソインドリン−5−イル)メタンスルホンアミド
実施例234のステップ5で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(イソインドリン−5−イル)メタンスルホンアミドヒドロクロリド(0.050g、0.109mmol)、オキセタン−3−オン(0.039g、0.547mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.038mL、0.219mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.046g、0.219mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.027g、51.8%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.98(d,2H,J=8.2Hz),7.66(s,0.25H),7.59−7.51(m,2.5H),7.31(s,0.25H),7.26(s,1H),7.28−7.15(m,2H),4.96(s,2H),4.61(t,2H,J=6.6Hz),4.52(t,2H,J=5.9Hz),3.93(p,1H,J=6.1Hz),3.81(s,4H),3.12(s,3H);LRMS(ES)m/z477.3(M++1).
実施例237:化合物11732の合成、N−(2−アセチルイソインドリン−5−イル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)メタンスルホンアミド
実施例234のステップ5で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(イソインドリン−5−イル)メタンスルホンアミドヒドロクロリド(0.050g、0.109mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、塩化アセチル(0.023mL、0.328mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.038mL、0.219mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.038g、75.1%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.98(d,2H,J=7.9Hz),7.66(s,0.25H),7.59−7.51(m,2.5H),7.47−7.36(m,1.25H),7.36−7.25(m,2H),4.98(s,2H),4.76(s,2H),4.55(d,2H,J=6.0Hz),3.14(s,3H),2.02(s,3H);LRMS(ES)m/z463.3(M++1).
実施例238:化合物11733の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(2−メチルイソインドリン−5−イル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]t−ブチル5−(N−((5−(メトキシカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)メチルスルホンアミド)イソインドリン−2−カルボキシレートの合成
実施例234のステップ1で製造されたt−ブチル5−(メチルスルホンアミド)イソインドリン−2−カルボキシレート(1.420g、4.546mmol)、メチル6−(ブロモメチル)ニコチネート(1.360g、5.909mmol)、ヨウ化カリウム(1.509g、9.091mmol)、そして炭酸カリウム(1.256g、9.091mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)に混ぜた混合物を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=40%〜70%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.826g、87.0%)を褐色固体として得た。
[ステップ2]t−ブチル5−(N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)メチルスルホンアミド)イソインドリン−2−カルボキシレートの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル5−(N−((5−(メトキシカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)メチルスルホンアミド)イソインドリン−2−カルボキシレート(1.826g、3.956mmol)を室温でテトラヒドロフラン(15mL)/エタノール(15mL)に溶かした溶液に、ヒドラジンモノハイドレート(3.846mL、79.128mmol)を加えて18時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、得られた物質にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(表題化合物、1.757g、96.2%、淡褐色固体)。
[ステップ3]t−ブチル5−(N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)メチルスルホンアミド)イソインドリン−2−カルボキシレートの合成
ステップ2で製造されたt−ブチル5−(N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)メチルスルホンアミド)イソインドリン−2−カルボキシレート(1.757g、3.807mmol)を50℃でテトラヒドロフラン(50mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(1.893mL、15.227mmol)とトリエチルアミン(2.653mL、19.034mmol)を加えて1時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=30%〜70%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.518g、76.5%)を白色固体として得た。
[ステップ4]N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(イソインドリン−5イル)メタンスルホンアミドジヒドロクロリドの合成
ステップ3で製造されたt−ブチル5−(N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)メチルスルホンアミド)イソインドリン−2−カルボキシレート(1.518g、2.911mmol)を室温で1,4−ジオキサン(15mL)に溶かした溶液に、塩酸(4.00M 1,4−ジオキサン溶液、7.277mL、29.106mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(10mL)とヘキサン(50mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(1.320g、91.7%)を淡褐色固体として得た。
[ステップ5]化合物11733の合成
ステップ4で製造されたN−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(イソインドリン−5−イル)メタンスルホンアミドジヒドロクロリド(0.050g、0.101mmol)、パラホルムアルデヒド(0.015g、0.506mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.035mL、0.202mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.043g、0.202mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.018g、40.9%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.10(d,1H,J=2.2Hz),8.41(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.75(d,1H,J=8.3Hz),7.57(t,1H,J=51.2Hz),7.36(s,1H),7.28(dd,1H,J=8.1,1.9Hz),7.20(d,1H,J=8.0Hz),5.07(s,2H),3.78(s,2H),3.76(s,2H),3.16(s,3H),2.45(s,3H);LRMS(ES)m/z436.0(M++1).
実施例239:化合物11734の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(2−イソプロピルイソインドリン−5−イル)メタンスルホンアミド
実施例238のステップ4で製造されたN−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(イソインドリン−5−イル)メタンスルホンアミドジヒドロクロリド(0.050g、0.101mmol)、アセトン(0.037mL、0.506mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.035mL、0.202mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.043g、0.202mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.039g、83.2%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.10(d,1H,J=2.2Hz),8.40(dd,1H,J=8.2,2.3Hz),7.74(d,1H,J=8.3Hz),7.56(t,1H,J=51.3Hz),7.35(s,1H),7.27(dd,1H,J=8.0,2.0Hz),7.20(d,1H,J=8.1Hz),5.07(s,2H),3.80(s,2H),3.79(s,2H),3.16(s,3H),2.66(p,1H,J=6.2Hz),1.06(d,6H,J=6.2Hz);LRMS(ES)m/z464.1(M++1).
実施例240:化合物11735の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(2−(オキセタン−3−イル)イソインドリン−5−イル)メタンスルホンアミド
実施例238のステップ4で製造されたN−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(イソインドリン−5−イル)メタンスルホンアミドジヒドロクロリド(0.050g、0.101mmol)、オキセタン−3−オン(0.036g、0.506mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.035mL、0.202mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.043g、0.202mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.012g、24.8%)を褐色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.11(d,1H,J=2.2Hz),8.41(dd,1H,J=8.2,2.3Hz),7.75(d,1H,J=8.3Hz),7.57(t,1H,J=51.2Hz),7.38(s,1H),7.30(dd,1H,J=8.0,2.0Hz),7.23(d,1H,J=8.0Hz),5.08(s,2H),4.62(t,2H,J=6.5Hz),4.53(t,2H,J=5.7Hz),3.94(p,1H,J=6.1Hz),3.83(s,2H),3.82(s,2H),3.17(s,3H);LRMS(ES)m/z478.3(M++1).
実施例241:化合物11736の合成、N−(2−アセチルイソインドリン−5−イル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)メタンスルホンアミド
実施例238のステップ4で製造されたN−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(イソインドリン−5−イル)メタンスルホンアミドジヒドロクロリド(0.050g、0.101mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、塩化アセチル(0.022mL、0.303mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.035mL、0.202mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.036g、76.8%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.11(d,1H,J=2.2Hz),8.41(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.75(dd,1H,J=8.3,3.2Hz),7.70(s,0.25H),7.57(s,0.5H),7.52−7.42(m,1.25H),7.39(td,1H,J=8.0,2.1Hz),7.33(t,1H,J=8.4Hz),5.10(s,2H),4.78(d,2H,J=5.3Hz),4.56(d,2H,J=5.2Hz),3.19(s,3H),2.03(s,3H);LRMS(ES)m/z464.3(M++1).
実施例242:化合物11737の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)−N−フェニルエタンスルホンアミド
[ステップ1]4−(クロロメチル)ベンゾヒドラジドの合成
4−(クロロメチル)ベンゾイルクロリド(7.200g、38.087mmol)とヒドラジン(11.954mL、380.872mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。析出した固体を濾過し、乾燥して、4−(クロロメチル)ベンゾヒドラジド(7.000g、99.5%)を白色固体として得た。
[ステップ2]2−(4−(クロロメチル)フェニル)−5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾールの合成
ステップ1で製造された4−(クロロメチル)ベンゾヒドラジド(7.300g、39.541mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(14.747mL、118.622mmol)、そしてトリエチルアミン(27.556mL、197.703mmol)を室温でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=5%〜10%)で精製及び濃縮し、2−(4−(クロロメチル)フェニル)−5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール(5.012g、51.8%)を白色固体として得た
[ステップ3]N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミドの合成
実施例167のステップ1で製造されたN−フェニルエテンスルホンアミド(0.200g、1.092mmol)、ステップ2で製造された2−(4−(クロロメチル)フェニル)−5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール(0.267g、1.092mmol)、炭酸カリウム(0.151g、1.092mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.018g、0.109mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3、4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.220g、51.5%)を白色固体として得た。
[ステップ4]化合物11737の合成
ステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、1−メチルホモピペラジン(0.035mL、0.281mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.088mL、0.511mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)−N−フェニルエタンスルホンアミド(0.016g、12.4%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.98(d,2H,J=8.4Hz),7.54−7.52(m,2H),7.45−7.25(m,6H),5.04(s,2H),3.42−3.39(m,2H),2.94−2.90(m,2H),2.70−2.67(m,4H),2.57−2.56(m,4H),2.27(s,3H),1.71(m,2H);LRMS(ES)m/z507.0(M++1).
実施例243:化合物11738の合成、2−(アゼチジン−1−イル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエタンスルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、アゼチジン(0.026g、0.281mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.088mL、0.511mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、2−(アゼチジン−1−イル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエタンスルホンアミド(0.045g、39.3%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ8.98(d,2H,J=8.4Hz),7.54−7.52(m,2H),7.44−7.23(m,6H),5.03(s,2H),3.24−3.20(m,2H),3.13(t,4H,J=6.9Hz),2.77−2.73(m,2H),2.00−1.93(m,2H);LRMS(ES)m/z449.2(M++1).
実施例244:化合物11739の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(チアゾール−2−イル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(チアゾール−2−イル)メタンスルホンアミドの合成
チアゾール−2−アミン(0.500g、4.993mmol)、ピリジン(0.603mL、7.490mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.502mL、6.491mmol)を室温でジクロロメタン(20mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた物質にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(表題化合物、0.390g、43.8%、黄色固体)。
[ステップ2]メチル4−((N−(チアゾール−2−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(チアゾール−2−イル)メタンスルホンアミド(0.300g、1.683mmol)と炭酸カリウム(0.349g、2.525mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)に溶かした溶液に、メチル4−(ブロモメチル)ベンゾエート(4.240g、1.852mmol)とヨウ化カリウム(0.140g、0.842mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.210g、38.2%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(チアゾール−2−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル4−((N−(チアゾール−2−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.210g、0.643mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.313mL、6.434mmol)を90℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた物質にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(表題化合物、0.130g、61.9%、白色固体)。
[ステップ4]化合物11739の合成
ステップ3で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(チアゾール−2−イル)メタンスルホンアミド(0.130g、0.398mmol)、トリエチルアミン(0.278mL、1.991mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.149mL、1.195mmol)を70℃でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.059g、38.3%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.10(d,2H,J=8.4Hz),7.67(d,2H,J=8.5Hz),7.51(d,1H,J=3.6Hz),7.06(d,1H,J=3.6Hz),7.05(s,0.3H),6.92(s,0.5H),6.79(s,0.3H),5.28(s,2H),3.11(s,3H);LRMS(ES)m/z387.2(M++1).
実施例245:化合物11740の合成、N−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)メタンスルホンアミドの合成
ベンゾ[d]チアゾール−2−アミン(0.500g、3.329mmol)、ピリジン(0.402mL、4.993mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.335mL、4.328mmol)を室温でジクロロメタン(20mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を1N−塩酸水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた物質にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(表題化合物、0.390g、51.3%、黄色固体)。
[ステップ2]メチル4−((N−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)メタンスルホンアミド(0.250g、1.095mmol)と炭酸カリウム(0.227g、1.643mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)に溶かした溶液に、メチル4−(ブロモメチル)ベンゾエート(0.276g、1.205mmol)とヨウ化カリウム(0.091g、0.548mmol)を加え、同じ温度で12時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.190g、46.1%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル4−((N−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.190g、0.505mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.245mL、5.047mmol)を90℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた物質にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(表題化合物、0.090g、47.4%、黄色固体)。
[ステップ4]化合物11740の合成
ステップ3で製造されたN−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミド(0.090g、0.239mmol)、トリエチルアミン(0.167mL、1.195mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.089mL、0.717mmol)を70℃でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.039g、37.4%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.11(d,2H,J=6.8Hz),7.86−7.84(m,1H),7.76(d,3H,J=7.3Hz),7.48−7.46(m,1H),7.44−7.32(m,1H),7.04(s,0.2H),6.92(s,0.4H),6.79(s,0.2H),5.45(s,2H),3.14(s,3H);LRMS(ES)m/z437.2(M++1).
実施例246:化合物11741の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(オキサゾール−2−イル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(オキサゾール−2−イル)メタンスルホンアミドの合成
(Ms: )
オキサゾール−2−アミン(0.300g、3.568mmol)、メタンスルホニルクロリド(0.304mL、3.925mmol)、そしてトリエチルアミン(0.746mL、5.352mmol)を室温でジクロロメタン(3mL)に溶かした溶液を同じ温度で3時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.150g、25.9%)を黄色液体として得た。
[ステップ2]メチル4−((N−(オキサゾール−2−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(オキサゾール−2−イル)メタンスルホンアミド(0.200g、1.233mmol)、メチル4−(ブロモメチル)ベンゾエート(0.339g、1.480mmol)、炭酸カリウム(0.205g、1.480mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.102g、0.617mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.106g、27.7%)を白色固体として得た。
[ステップ3]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(オキサゾール−2−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル4−((N−(オキサゾール−2−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.106g、0.342mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.166mL、3.416mmol)を80℃でエタノール(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(5mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、乾燥して、表題化合物(0.075g、70.8%)を白色固体として得た。
[ステップ4]化合物11741の合成
ステップ3で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(オキサゾール−2−イル)メタンスルホンアミド(0.075g、0.242mmol)、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.090mL、0.725mmol)、そしてトリエチルアミン(0.101mL、0.725mmol)を80℃でテトラヒドロフラン(2mL)に溶かした溶液を、同じ温度で0.5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.034g、38.0%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CD3OD)δ8.11(d,2H,J=8.1Hz),7.74(s,1H),7.64(d,2H,J=8.0Hz),7.10(s,1H),7.23(t,1H,J=51.8Hz),5.13(s,2H),3.38(s,3H);LRMS(ES)m/z371.2(M++1).
実施例247:化合物11742の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(1−イソプロピル−1H−インダゾール−6−イル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(1−イソプロピル−1H−インダゾール−6−イル)メタンスルホンアミドの合成
1−イソプロピル−1H−インダゾール−6−アミン(0.300g、1.712mmol)、メタンスルホニルクロリド(0.146mL、1.883mmol)、そしてトリエチルアミン(0.358mL、2.568mmol)を室温でジクロロメタン(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で3時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.407g、93.8%)をオレンジ色固体として得た。
[ステップ2]メチル4−((N−(1−イソプロピル−1H−インダゾール−6−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(1−イソプロピル−1H−インダゾール−6−イル)メタンスルホンアミド(0.200g、0.790mmol)、メチル4−(ブロモメチル)ベンゾエート(0.217g、0.947mmol)、炭酸カリウム(0.131g、0.947mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.066g、0.395mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.251g、79.3%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(1−イソプロピル−1H−インダゾール−6−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル4−((N−(1−イソプロピル−1H−インダゾール−6−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.251g、0.625mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.304mL、6.252mmol)を80℃でエタノール(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に炭酸水素ナトリウム(5mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、乾燥して表題化合物(0.242g、96.6%)を白色固体として得た。
[ステップ4]化合物11741の合成
ステップ3で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(1−イソプロピル−1H−インダゾール−6−イル)メタンスルホンアミド(0.080g、0.199mmol)、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.074mL、0.598mmol)、そしてトリエチルアミン(0.083mL、0.598mmol)を80℃でテトラヒドロフラン(2mL)に溶かした溶液を、同じ温度で0.5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.075g、82.0%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CD3OD)δ8.01(d,2H,J=8.3Hz),7.99(s,1H),7.73(d,1H,J=8.6Hz),7.62(s,1H),7.58(d,2H,J=8.2Hz),7.19(t,1H,J=51.7Hz),7.22(dd,1H,J=8.7,1.3Hz),4.93−4.87(m,1H),3.33(s,3H),1.50(d,6H,J=6.6Hz);LRMS(ES)m/z462.2(M++1).
実施例248:化合物11743の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(1−エチル−1H−インダゾール−6−イル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(1−エチル−1H−インダゾール−6−イル)メタンスルホンアミドの合成
1−エチル−1H−インダゾール−6−アミン(0.350g、2.171mmol)、メタンスルホニルクロリド(0.185mL、2.388mmol)、そしてトリエチルアミン(0.454mL、3.257mmol)を室温でジクロロメタン(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で3時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.508g、97.7%)をピンク色固体として得た。
[ステップ2]メチル4−((N−(1−エチル−1H−インダゾール−6−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(1−エチル−1H−インダゾール−6−イル)メタンスルホンアミド(0.200g、0.836mmol)、メチル4−(ブロモメチル)ベンゾエート(0.230g、1.003mmol)、炭酸カリウム(0.139g、1.003mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.069g、0.418mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.223g、68.9%)をアイボリー色固体として得た。
[ステップ3]N−(1−エチル−1H−インダゾール−6−イル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル4−((N−(1−エチル−1H−インダゾール−6−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.223g、0.576mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.280mL、5.756mmol)を80℃でエタノール(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(5mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、乾燥して、表題化合物(0.205g、91.8%)を白色固体として得た。
[ステップ4]化合物11743の合成
ステップ3で製造されたN−(1−エチル−1H−インダゾール−6−イル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミド(0.080g、0.206mmol)、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.077mL、0.619mmol)、そしてトリエチルアミン(0.086mL、0.619mmol)を、80℃でテトラヒドロフラン(2mL)に溶かした溶液を、同じ温度で0.5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.054g、58.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CD3OD)δ8.01(d,2H,J=8.3Hz),7.92(s,1H),7.74(d,1H,J=8.6Hz),7.63(s,1H),7.59(d,2H,J=8.2Hz),7.19(t,1H,J=51.7Hz),7.23(dd,1H,J=8.6,1.7Hz),5.10(s,2H),4.42(q,2H,J=7.2Hz),3.13(s,3H),1.41(t,3H,J=7.2Hz);LRMS(ES)m/z448.2(M++1).
実施例249:化合物11744の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(2−イソプロピルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(2−イソプロピルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)メタンスルホンアミドの合成
2−イソプロピルベンゾ[d]チアゾール−6−アミン(0.250g、1.300mmol)、メタンスルホニルクロリド(0.111mL、1.430mmol)、そしてトリエチルアミン(0.272mL、1.950mmol)を室温でジクロロメタン(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で3時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.307g、87.2%)をオレンジ色固体として得た。
[ステップ2]メチル4−((N−(2−イソプロピルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(2−イソプロピルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)メタンスルホンアミド(0.300g、1.110mmol)、メチル4−(ブロモメチル)ベンゾエート(0.305g、1.332mmol)、炭酸カリウム(0.184g、1.332mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.092g、0.555mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.415g、89.3%)をピンク色固体として得た。
[ステップ3]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(2−イソプロピルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル4−((N−(2−イソプロピルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.415g、0.992mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.482mL、9.916mmol)を80℃でエタノール(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(5mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、乾燥して、表題化合物(0.307g、74.0%)をオレンジ色固体として得た。
[ステップ4]化合物11744の合成
ステップ3で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(2−イソプロピルベンゾ[d]チアゾール−6−イル)メタンスルホンアミド(0.080g、0.191mmol)、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.071mL、0.573mmol)、そしてトリエチルアミン(0.080mL、0.573mmol)を、80℃でテトラヒドロフラン(2mL)に溶かした溶液を、同じ温度で0.5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.057g、62.3%)をアイボリー色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CD3OD)δ8.01(d,1H,J=1.8Hz),7.98(d,2H,J=8.3Hz),7.86(d,1H,J=8.7Hz),7.57−7.53(m,3H),7.19(t,1H,J=51.7Hz),5.07(s,2H),3.43−3.36(m,1H),3.12(s,3H),1.43(d,6H,J=6.9Hz);LRMS(ES)m/z479.3(M++1).
実施例250:化合物11745の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(1,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(1,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)メタンスルホンアミドの合成
5−アミノ−1,3−ジメチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−オン(0.350g、1.975mmol)、メタンスルホニルクロリド(0.168mL、2.173mmol)、そしてトリエチルアミン(0.413mL、2.963mmol)を室温でジクロロメタン(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で3時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.432g、85.6%)をピンク色固体として得た。
[ステップ2]メチル4−((N−(1,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(1,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)メタンスルホンアミド(0.200g、0.783mmol)、メチル4−(ブロモメチル)ベンゾエート(0.215g、0.940mmol)、炭酸カリウム(0.130g、0.940mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.065g、0.392mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.291g、92.1%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(1,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル4−((N−(1,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.291g、0.721mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.351mL、7.213mmol)を80℃でエタノール(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(5mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、乾燥して、表題化合物(0.188g、64.5%)を黄色固体として得た。
[ステップ4]化合物11745の合成
ステップ3で製造されたN−(1,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミド(0.080g、0.198mmol)、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.074mL、0.595mmol)、そしてトリエチルアミン(0.083mL、0.595mmol)を80℃でテトラヒドロフラン(2mL)に溶かした溶液を、同じ温度で0.5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.083g、90.6%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CD3OD)δ7.99(d,2H,J=8.4Hz),7.55(d,2H,J=8.4Hz),7.20(t,1H,J=51.7Hz),7.19−7.15(m,2H),7.06(d,1H,J=8.3Hz),5.01(s,2H),3.35(s,3H),3.33(s,3H),3.10(s,3H);LRMS(ES)m/z464.2(M++1).
実施例251:化合物11746の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−5−イル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−5−イル)メタンスルホンアミドの合成
1,3−ジメチル−1H−インダゾール−5−アミン(0.250g、1.551mmol)、メタンスルホニルクロリド(0.132mL、1.706mmol)、そしてトリエチルアミン(0.324mL、2.326mmol)を室温でジクロロメタン(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で3時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.220g、59.3%)を白色固体として得た。
[ステップ2]メチル4−((N−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−5−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたN−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−5−イル)メタンスルホンアミド(0.250g、1.045mmol)、メチル4−(ブロモメチル)ベンゾエート(0.287g、1.254mmol)、炭酸カリウム(0.173g、1.254mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.087g、0.522mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.341g、84.2%)を黄色固体として得た。
[ステップ3]N−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−5−イル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ2で製造されたメチル4−((N−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−5−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.341g、0.880mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.428mL、8.801mmol)を80℃でエタノール(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(5mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、乾燥して、表題化合物(0.280g、82.0%)を白色固体として得た。
[ステップ4]化合物11746の合成
ステップ3で製造されたN−(1,3−ジメチル−1H−インダゾール−5−イル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)メタンスルホンアミド(0.080g、0.206mmol)、2、2ジフルオロ酢酸無水物(0.077mL、0.619mmol)、そしてトリエチルアミン(0.086mL、0.619mmol)を80℃でテトラヒドロフラン(2mL)に溶かした溶液を、同じ温度で0.5時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.078g、84.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CD3OD)δ7.97(d,2H,J=8.2Hz),7.75(s,1H),7.54(d,2H,J=8.2Hz),7.42−7.37(m,2H),7.19(t,1H,J=51.7Hz),5.04(s,2H),3.93(s,3H),3.10(s,3H),2.48(s,3H);LRMS(ES)m/z448.3(M++1).
実施例252:化合物11747の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(2、3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)メタンスルホンアミドの合成
2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−アミン(0.500g、3.754mmol)とピリジン(0.605mL、7.508mmol)を室温でジクロロメタン(20mL)に溶かした溶液に、メタンスルホニルクロリド(0.320mL、4.129mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に1M−塩酸水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜80%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.660g、83.2%)を黄色固体として得た。
[ステップ2]化合物11747の合成
ステップ1で製造されたN−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル)メタンスルホンアミド(0.200g、0.947mmol)、2−(4−(ブロモメチル)−3−フルオロフェニル)−5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール(0.320g、1.041mmol)、炭酸カリウム(0.262g、1.893mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.047g、0.284mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.240g、58.0%)を黄色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.87−7.84(m,1H),7.73−7.66(m,2H),7.17−7.15(m,2H),7.05−7.02(m,1H),7.03(s,0.25H),6.89(s,0.5H),6.76(s,0.25H),4.98(s,2H),2.99(s,3H),2.88−2.83(m,4H),2.11−1.02(m,2H);LRMS(ES)m/z438.1(M++1).
実施例253:化合物11748の合成、(R)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メタンスルホンアミド
[ステップ1](R)−N−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メタンスルホンアミドの合成
(R)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−アミン(0.500g、3.754mmol)とピリジン(0.605mL、7.508mmol)を室温でジクロロメタン(20mL)に溶かした溶液に、メタンスルホニルクロリド(0.320mL、4.129mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に1M−塩酸水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.407g、51.3%)を白色固体として得た。
[ステップ2]化合物11748の合成
ステップ1で製造された(R)−N−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メタンスルホンアミド(0.200g、0.947mmol)、2−(4−(ブロモメチル)−3−フルオロフェニル)−5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール(0.320g、1.041mmol)、炭酸カリウム(0.262g、1.893mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.047g、0.284mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.017g、4.1%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.83−7.81(m,1H),7.72−7.68(m,1H),7.57(dd,1H,J=10.2,1.6Hz),7.21−7.14(m,3H),7.07−7.04(m,1H),7.03(s,0.25H),6.90(s,0.5H),6.77(s,0.25H),5.62−5.58(m,1H),4.43−4.29(m,2H),3.05(s,3H),2.98−2.81(m,2H),2.54−2.45(m,1H),2.06−1.97(m,1H);LRMS(ES)m/z438.3(M++1).
実施例254:化合物11749の合成、(S)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メタンスルホンアミド
[ステップ1](S)−N−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メタンスルホンアミドの合成
(S)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−アミン(0.500g、3.754mmol)とピリジン(0.605mL、7.508mmol)を室温でジクロロメタン(20mL)に溶かした溶液に、メタンスルホニルクロリド(0.320mL、4.129mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に1M−塩酸水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.542g、68.3%)を白色固体として得た。
[ステップ2]化合物11749の合成
ステップ1で製造された(S)−N−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)メタンスルホンアミド(0.200g、0.947mmol)、2−(4−(ブロモメチル)−3−フルオロフェニル)−5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール(0.320g、1.041mmol)、炭酸カリウム(0.262g、1.893mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.047g、0.284mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.011g、2.7%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.83−7.81(m,1H),7.72−7.68(m,1H),7.59−7.56(m,1H),7.21−7.18(m,2H),7.16−7.15(m,1H),7.07−7.04(m,1H),7.03(s,0.25H),6.90(s,0.5H),6.77(s,0.25H),5.62−5.59(m,1H),4.43−4.29(m,2H),3.05(s,3H),2.98−2.81(m,2H),2.54−2.45(m,1H),2.06−1.97(m,1H);LRMS(ES)m/z438.2(M++1).
実施例255:化合物11750の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(5−メチル−4、5,6,7−テトラヒドロチアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−イル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]t−ブチル2−((4−(メトキシカルボニル)ベンジル)アミノ)−6,7−ジヒドロチアゾロ[5,4−c]ピリジン−5(4H)−カルボキシレートの合成
t−ブチル2−アミノ−6,7−ジヒドロチアゾロ[5,4−c]ピリジン−5(4H)−カルボキシレート(0.500g、1.958mmol)、メチル4−ホルミルベンゾエート(0.354g、2.154mmol)、そして酢酸(0.135mL、2.350mmol)をジクロロメタン(20mL)に溶かした溶液を室温で30分間撹拌し、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.830g、3.916mmol)を加え、同じ温度で12時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、t−ブチル2−((4−(メトキシカルボニル)ベンジル)アミノ)−6,7−ジヒドロチアゾロ[5,4−c]ピリジン−5(4H)−カルボキシレート(0.350g、44.3%)を白色固体として得た。
[ステップ2]t−ブチル2−(N−(4−(メトキシカルボニル)ベンジル)メチルスルホンアミド)−6,7−ジヒドロチアゾロ[5,4−c]ピリジン−5(4H)−カルボキシレートの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル2−((4−(メトキシカルボニル)ベンジル)アミノ)−6,7−ジヒドロチアゾロ[5,4−c]ピリジン−5(4H)−カルボキシレート(0.170g、0.421mmol)、トリエチルアミン(0.056g、0.548mmol)、N,N− ジメチルピリジン−4−アミン(0.005g、0.042mmol)、そしてメタンスルホニルクロリド(0.039mL、0.506mmol)を50℃でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜30%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.110g、54.2%)を白色固体として得た。
[ステップ3]メチル4−((N−(4,5,6,7−テトラヒドロチアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートヒドロクロリドの合成
ステップ2で製造されたt−ブチル2−(N−(4−(メトキシカルボニル)ベンジル)メチルスルホンアミド)−6,7−ジヒドロチアゾロ[5,4−c]ピリジン−5(4H)−カルボキシレート(0.110g、0.228mmol)と塩化水素(4.00M solution in 1,4−dioxane、0.114mL、0.457mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で5時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、得られた物質にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(表題化合物、0.089g、93.2%、白色固体)。
[ステップ4]メチル4−((N−(5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ3で製造されたメチル4−((N−(4,5,6,7−テトラヒドロチアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエートヒドロクロリド(0.089g、0.213mmol)、パラホルムアルデヒド(0.013g、0.426mmol)、そして酢酸(0.015mL、0.256mmol)を(10mL)に溶かした溶液を室温で30分間撹拌し、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.090g、0.426mmol)を加え、同じ温度で12時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.073g、86.7%)を黄色固体として得た。
[ステップ5]N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−イル)メタンスルホンアミドの合成
ステップ4で製造されたメチル4−((N−(5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−イル)メチルスルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.035g、0.088mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.043mL、0.885mmol)を90℃でエタノール(10mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた物質にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(表題化合物、0.021g、60.0%、白色固体)。
[ステップ6]化合物11750の合成
ステップ5で製造されたN−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)−N−(5−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロチアゾロ[5,4−c]ピリジン−2−イル)メタンスルホンアミド(0.038g、0.096mmol)、トリエチルアミン(0.049g、0.480mmol)、そして2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.050g、0.288mmol)を70℃でテトラヒドロフラン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で12時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜40%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.010g、22.8%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.09(d,2H,J=6.7Hz),7.63(d,2H,J=8.5Hz),7.05(s,0.2H),6.92(s,0.5H),6.80(s,0.3H),5.19(s,2H),3.54(s,2H),3.09(s,3H),2.84−2.78(m,4H),2.49(s,3H);LRMS(ES)m/z456.3(M++1).
実施例256:化合物11751の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(4−(2−モルホリノ−2−オキソエチル)ピペラジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、1−(モルホリン−4−イル)−2−(ピペラジン−1−イル)エタン−1−オン(0.109g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.015g、9.7%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.04−8.02(m,2H),7.46(d,2H,J=8.3Hz),7.36−7.28(m,5H),6.92(t,1H,J=51.7Hz),5.00(s,2H),3.77−3.66(m,6H),3.69−3.59(m,2H),3.58−3.51(m,4H),3.36−3.31(m,2H),3.11−3.06(m,2H),2.87−2.82(m,6H));LRMS(ES)m/z605.2(M++1).
実施例257:化合物11752の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(1,4−オキサゼパン−4−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、ホモモルホリンヒドロクロリド(0.070g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.017g、13.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.04−8.02(m,2H),7.47(d,2H,J=8.4Hz),7.38−7.27(m,5H),6.91(t,1H,J=51.7Hz),4.99(s,2H),3.84−3.71(m,4H),3.40−3.31(m,2H),3.17−3.09(m,2H),2.86−2.75(m,4H),2.00−1.97(m,2H);LRMS(ES)m/z493.1(M++1).
実施例258化合物11753の合成、(R)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(3−フルオロピロリジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、(R)−(−)3−フルオロピロリジンヒドロクロリド(0.064g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.089g、72.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ7.98−7.97(m,2H),7.45(d,2H,J=8.5Hz),7.34−7.23(m,5H),6.90(t,1H,J=51.7Hz),5.23(m,1H),4.99(s,2H),3.32−3.30(m,2H),3.07−2.95(m,4H),2.70−2.63(m,1H),2.42−2.41(m,1H),2.23−2.18(m,2H);LRMS(ES)m/z481.3(M++1).
実施例259:化合物11754の合成、(R)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
[ステップ1]化合物11754の合成
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、(R)−(+)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジンジヒドロクロリド(0.096g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.082g、63.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ8.00(d,2H,J=8.5Hz),7.44(d,2H,J=8.5Hz),7.33−7.24(m,5H),6.90(t,1H,J=51.7Hz),4.96(s,2H),3.28(t,2H,J=7.5Hz),3.05−2.98(m,2H),2.97−2.90(m,2H),2.78−2.59(m,2H),2.47(m,1H),2.27(S,6H),2.06−1.98(m,1H),1.79(m,1H);LRMS(ES)m/z506.4(M++1).
実施例260:化合物11755の合成、(S)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、(S)−(−)−3−ジメチルアミノピロリジンジヒドロクロリド(0.096g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.120g、92.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ8.07−7.01(m,2H),7.46−7.44(m,2H),7.34−7.26(m,5H),6.91(t,1H,J=51.7Hz),4.97(s,2H),3.28(t,2H,J=7.4Hz),3.05−3.00(m,2H),2.98−2.84(m,1H),2.84−2.79(m,1H),2.74−2.68(m,1H),2.65−2.59(m,1H),2.55−2.50(m,1H),2.29(S,6H),2.08−1.99(m,1H),1.85−1.77(m,1H);LRMS(ES)m/z506.3(M++1).
実施例261:化合物11756の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(イソインドリン−2−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、イソインドリン(0.061g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.032g、24.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ8.02(d,2H,J=8.5Hz),7.46(d,2H,J=8.5Hz),7.35−7.24(m,5H),),6.91(t,1H,J=51.7Hz),5.01(s,2H),4.11(s,4H),3.51−3.46(dd,1H,J=9.1,5.7Hz),3.37−3.32(m,1H);LRMS(ES)m/z511.3(M++1).
実施例262:化合物11757の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(4−エチルピペラジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、1−エチルピペラジン(0.061g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.032g、24.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ8.04−8.02(m,2H),7.46(d,2H,J=8.5Hz),7.35−7.28(m,5H),6.91(t,1H,J=51.7Hz),4.97(s,2H),3.30−3.28(m,2H),2.98−2.96(m,2H),2.66−2.57(m,10H),1.19(t,3H,J=7.2Hz);LRMS(ES)m/z506.1(M++1).
実施例263:化合物11758の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(4−(2−メトキシエチル)ピペラジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、1−(2−メトキシエチル)ピペラジン(0.074g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.040g、29.2%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ8.01−8.00(m,2H),7.45(d,2H,J=8.5Hz),7.34−7.26(m,5H),6.91(t,1H,J=51.7Hz),4.96(s,2H),3.55(t,3H,J=5.5Hz),3.36(s,3H),3.29−3.27(m,2H),2.94−2.93(m,2H),2.65−2.60(m,10H);LRMS(ES)m/z536.4(M++1).
実施例264:化合物11759の合成、2−(4−アセチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、N−アセチルホモピペラジン(0.073g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.032g、23.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ8.04−8.00(m,2H),7.45(d,2H,J=8.3Hz),7.36−7.27(m,5H),6.91(t,1H,J=51.7Hz),4.96(s,2H),3.68−3.66(m,1H),3.64−3.59(m,1H),3.56−3.51(m,2H),3.36−3.33(m,1H),3.32−3.27(m,1H),3.13−3.07(m,2H),2.79−2.66(m,4H),2.11−2.09(m,3H),1.97(m,1H),1.88−1.87(m,1H);LRMS(ES)m/z534.3(M++1).
実施例265:化合物11760の合成、2−(4−ベンジル−1,4−ジアゼパン−1−イル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、1−ベンジルホモピペラジン(0.097g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.032g、21.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ8.03−7.98(m,2H),7.47−7.44(m,2H),7.38−7.28(m,10H),),6.92(t,1H,J=51.7Hz),4.97(s,2H),3.82(s,2H),3.30−3.28(m,2H),3.13−3.11(m,2H),2.85−2.80(m,8H),1.96(m,2H);LRMS(ES)m/z582.4(M++1).
実施例266:化合物11761の合成、2−(4−(シクロプロパンカルボニル)ピペラジン−1−イル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、1−(シクロプロピルカルボニル)ピペラジン(0.079g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.034g、24.4%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ8.03−8.02(m,2H),7.47−7.45(m,2H),7.36−7.30(m,2H),7.33−7.275(m,3H),6.91(t,1H,J=51.7Hz),4.98(s,2H),3.77(m,2H),3.73−3.71(m,2H),3.40−3.35(t,2H,J=7.2Hz),3.01−2.99(m,2H),2.63−2.55(m,4H),1.75−1.71(tt,1H,J=8.0,4.7Hz),1.01−0.99(m,2H),0.81(m,2H);LRMS(ES)m/z546.0(M++1).
実施例267:化合物11762の合成、2−(4−ベンジルピペリジン−1−イル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、4−ベンジルピペリジン(0.090g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.042g、29.0%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ8.06−8.02(m,2H),7.46(d,2H,J=8.5Hz),7.36−7.14(m,10H),6.91(t,1H,J=51.7Hz),4.97(s,2H),3.30−3.28(m,2H),2.90−2.88(m,4H),2.58−2.57(m,2H),2.04−2.01(m,2H),1.71−1.69(m,2H),1.57−1.56(m,1H),1.34−1.32(m,2H);LRMS(ES)m/z567.0(M++1).
実施例268:化合物11763の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(4−モルホリノピペリジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエタンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、4−モルホリノピペリジン(0.087g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.110g、76.7%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ8.01−8.00(m,2H),7.45(d,2H,J=8.5Hz),7.34−7.26(m,5H),6.91(t,1H,J=51.7Hz),4.96(d,2H),3.75(t,4H,J=4.6Hz),3.29−3.27(m,2H),2.97−2.95(dt,2H,J=11.3,3.4Hz),2.90−2.88(m,2H),2.58(t,4H,J=4.7Hz),2.23−2.22(m,1H),2.10−2.07(td,1H,J=11.8,2.3Hz),1.90−1.86(dt,1H,J=12.8,3.0Hz),1.61−1.55(td,1H,J=12.1,3.7Hz);LRMS(ES)m/z562.1(M++1).
実施例269:化合物11764の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(4−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、4−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン(0.085g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.115g、80.6%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ8.02−8.00(m,2H),7.46−7.45(m,2H),7.34−7.27(m,5H),6.91(t,1H,J=51.7Hz),4.97(s,2H),3.33−3.31(m,2H),2.96−2.93(m,5H),2.38(s,3H),2.29−2.27(m,2H),2.15−2.13(m,2H),1.98−1.93(m,2H);LRMS(ES)m/z559.3(M++1).
実施例270:化合物11765の合成、2−(ベンジル(エチル)アミノ)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、N−エチルベンジルアミン(0.069g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.018g、13.4%)を白色固体として得た。
1HNMR(700MHz,CDCl3)δ8.04−7.93(m,2H),7.45−7.24(m,10H),7.34−7.21(m,2H),6.91(t,1H,J=51.7Hz),4.82(s,2H),3.64(s,2H),3.26(m,2H),3.05−3.02(m,2H),2.64−2.59(m,2H),1.13(t,3H,J=7.1Hz);LRMS(ES)m/z527.4(M++1).
実施例271:化合物11766の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニル−2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、1−フェニルピペラジン(0.083g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.021g、14.8%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ8.05−7.97(m,2H),7.49−7.41(m,2H),7.38−7.28(m,8H),7.00−6.88(m,2H),6.91(t,1H,J=51.7Hz),5.01(s,2H),3.47(m,2H),3.32−3.25(m,4H),3.09−3.05(m,2H),2.91−2.80(m,4H);LRMS(ES)m/z555.1(M++1).
実施例272:化合物11767の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニル−2−(4−(ピリジン−2−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、1−(2−ピリジル)ピペラジン(0.083g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.025g、17.6%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.22−8.16(m,1H),8.04−7.97(m,2H),7.51(m,1H),7.49−7.38(m,2H),7.41−7.25(m,5H),6.91(t,1H,J=51.7Hz),6.70−6.68(m,2H),5.01(s,2H),3.67(t,4H,J=5.0Hz),3.44(t,2H,J=7.4Hz),3.04(dd,2H,J=8.8,6.1Hz),2.27−2.67(m,4H);LRMS(ES)m/z555.2(M++1).
実施例273:化合物11768の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニル−2−(4−(ピリジン−4−イル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、1−(4−ピリジル)ピペラジン(0.083g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.023g、16.2%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.30−8.26(m,2H),8.04−8.02(m,2H),7.47−7.45(m,2H),7.38−7.28(m,5H),6.92(t,1H,J=51.7Hz),6.78−6.73(m,2H),4.98(s,2H),3.46(t,4H,J=5.1Hz),3.35−3.31(m,2H),2.99−2.96(m,2H),2.71−2.63(m,4H);LRMS(ES)m/z555.2(M++1).
実施例274:化合物11769の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、1−(4−フルオロフェニル)ピペラジンジヒドロクロリド(0.129g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.110g、75.3%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ8.02−7.97(m,2H),7.46−7.42(m,2H),7.36−7.23(m,5H),6.98−6.93(m,2H),6.91−6.85(m,3H),5.00(s,2H),3.36−3.34(m,2H),3.16−3.15(m,4H),3.01−2.99(m,2H),2.69−2.68(m,4H);LRMS(ES)m/z572.1(M++1).
実施例275:化合物11770の合成、2−(4−(3,4−ジクロロフェニル)ピペラジン−1−イル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3、4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、1−(3,4−ジクロロフェニル)ピペラジン(0.118g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.087g、54.8%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ8.02−7.98(m,2H),7.47−7.43(m,2H),7.36−7.25(m,6H),6.99(s,1H),6.92(t,1H,J=51.7Hz),6.75−6.74(dd,2H,J=8.9,2.9Hz),4.99(s,2H),3.39−3.37(t,2H,J=7.3Hz),3.23−3.22(t,4H,J=5.0Hz),3.02−3.00(m,2H),2.69−2.65(t,2H,J=4.8Hz);LRMS(ES)m/z622.3(M++1).
実施例276:化合物11771の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(4−フェネチルピペラジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、1−(2−フェニルエチル)ピペラジン(0.097g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.100g、67.3%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ8.01−7.98(m,2H),7.47−7.43(d,2H,J=8.4Hz),7.37−7.21(m,10H),6.91(t,1H,J=51.7Hz),4.98(s,2H),3.32−3.30(m,2H),2.97−2.95(m,2H),2.86−2.83(m,2H),2.67−2.61(m,10H);LRMS(ES)m/z582.4(M++1).
実施例277:化合物11772の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニル−2−(4−(2−(ピリジン−4−イル)エチル)ピペラジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、1−(2−ピリジン−4−−エチル)ピペラジン(0.098g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.110g、73.9%)を白色固体として得た。
1HNMR(700MHz,CDCl3)δ8.49−8.45(m,2H),8.01−7.99(m,2H),7.44(d,2H,J=8.4Hz),7.33−7.26(m,5H),7.15−7.14(m,2H),6.91(t,1H,J=51.7Hz),4.96(s,2H),3.30−3.28(m,2H),2.94−2.92(m,2H),2.83−2.81(dd,2H,J=9.5,6.4Hz),2.67−2.58(m,10H);LRMS(ES)m/z583.1(M++1).
実施例278:化合物11773の合成、2−(4−シンナミルピペラジン−1−イル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、トランス−1−シンナミルピペラジン(0.103g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.120g、79.1%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ8.02−7.97(m,2H),7.47−7.42(m,2H),7.40−7.36(m,2H),7.33−7.30(s,3H),7.36−7.21(m,5H),6.91(t,1H,J=51.7Hz),6.57−6.52(dd,1H,J=15.9,1.5Hz),6.31−6.24(dt,1H,J=15.9,6.8Hz),4.97(s,2H),3.31−3.29(m,2H),3.20−3.19(dd,2H,J=6.9,1.4Hz),2.95−2.93(m,2H),2.58(m,8H);LRMS(ES)m/z594.2(M++1).
実施例279:化合物11774の合成、N−(ベンゾ[d]オキサゾール−6−イル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(ベンゾ[d]オキサゾール−6−イル)メタンスルホンアミドの合成
ベンゾ[d]オキサゾール−6−アミン(0.500g、3.727mmol)、メタンスルホニルクロリド(0.317mL、4.100mmol)、そしてトリエチルアミン(0.779mL、5.591mmol)を室温でジクロロメタン(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で3時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.351g、44.4%)を紫色固体として得た。
[ステップ2]化合物11774の合成
ステップ1で製造されたN−(ベンゾ[d]オキサゾール−6−イル)メタンスルホンアミド(0.030g、0.141mmol)、2−(4−(ブロモメチル)−3−フルオロフェニル)−5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール(0.052g、0.170mmol)、炭酸カリウム(0.039g、0.283mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.012g、0.071mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.040g、64.5%)を黄色液体として得た。
1H NMR(400MHz,CD3OD)δ8.50(s,1H),7.86−7.69(m,5H),7.51(dd,1H,J=8.5,1.9Hz),7.21(t,1H,J=51.6Hz),5.14(s,2H),3.13(s,3H);LRMS(ES)m/z439.2(M++1).
実施例280:化合物11775の合成、N−(ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)メタンスルホンアミドの合成
ベンゾ[d]チアゾール−6−アミン(0.500g、3.329mmol)、メタンスルホニルクロリド(0.283mL、3.662mmol)、そしてトリエチルアミン(0.696mL、4.993mmol)を室温でジクロロメタン(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で3時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.320g、42.1%)を淡紫色固体として得た。
[ステップ2]化合物11775の合成
ステップ1で製造されたN−(ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)メタンスルホンアミド(0.020g、0.088mmol)、2−(4−(ブロモメチル)−3−フルオロフェニル)−5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール(0.032g、0.105mmol)、炭酸カリウム(0.024g、0.175mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.007g、0.044mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.021g、52.7%)を黄色液体として得た。
1H NMR(400MHz,CD3OD)δ9.27(s,1H),8.18(d,1H,J=1.9Hz),8.04(d,1H,J=8.7Hz),7.84(dd,1H,J=8.0,1.1Hz),7.74−7.70(m,2H),7.63(dd,1H,J=8.7,2.0Hz),7.20(t,1H,J=51.6Hz),5.16(s,2H),3.14(s,3H);LRMS(ES)m/z445.2(M++1).
実施例281:化合物11776の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−2−フルオロベンジル)−N−(1、3,4−チアジアゾール−2−イル)メタンスルホンアミド
[ステップ1]N−(1,3,4−チアジアゾール−2−イル)メタンスルホンアミドの合成
1,3,4−チアジアゾール−2−アミン(0.300g、2.966mmol)、メタンスルホニルクロリド(0.253mL、3.263mmol)、そしてトリエチルアミン(0.620mL、4.450mmol)を室温でジクロロメタン(3mL)に溶かした溶液を、同じ温度で3時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.382g、71.8%)を白色固体として得た。
[ステップ2]化合物11776の合成
ステップ1で製造されたN−(1,3,4−チアジアゾール−2−イル)メタンスルホンアミド(0.030g、0.167mmol)、2−(4−(ブロモメチル)−3−フルオロフェニル)−5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール(0.062g、0.201mmol)、炭酸カリウム(0.046g、0.335mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.014g、0.084mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、4gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=0%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.027g、39.3%)を黄色液体として得た。
1H NMR(400MHz,CD3OD)δ8.64(s,1H),8.00−7.99(m,2H),7.62−7.57(m,1H),7.24(t,1H,J=51.7Hz),5.55(s,2H),3.02(s,3H);LRMS(ES)m/z406.1(M++1).
実施例282:化合物11777の合成、N−(3−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−1−(1−エチルアゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−スルホンアミド
[ステップ1]t−ブチル3−(4−(N−(3−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)スルファモイル)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートの合成
実施例195のステップ5で製造されたN−(3−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−スルホンアミドヒドロクロリド(0.760g、1.463mmol)、t−ブチル3−オキソアゼチジン−1−カルボキシレート(0.752g、4.390mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.510mL、2.927mmol)を室温でジクロロメタン(20mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.620g、2.927mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=60%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.795g、85.1%)を白色固体として得た。
[ステップ2]1−(アゼチジン−3−イル)−N−(3−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−スルホンアミドジヒドロクロリドの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル3−(4−(N−(3−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)スルファモイル)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(0.795g、1.246mmol)を室温で1,4−ジオキサン(6mL)に溶かした溶液に、塩化水素(4.00M 1,4−ジオキサン溶液、3.115mL、12.458mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(5mL)とヘキサン(30mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.752g、98.8%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11777の合成
ステップ2で製造された1−(アゼチジン−3−イル)−N−(3−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−スルホンアミドジヒドロクロリド(0.050g、0.082mmol)、アセトアルデヒド(0.023mL、0.409mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.043mL、0.246mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.035g、0.164mmol)を加え、同じ温度で6時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.021g、45.3%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.99(d,2H,J=8.4Hz),7.66(s,0.25H),7.55(t,1H,J=2.0Hz),7.54(s,0.5H),7.51(d,2H,J=8.4Hz),7.44(m,1H),7.41(s,0.25H),7.35(t,1H,J=8.0Hz),7.29(m,1H),5.11(s,2H),3.65−3.55(m,2H),3.34(m,1H),3.09(s,2H),2.97(q,1H,J=6.6Hz),2.82(d,2H,J=11.0Hz),2.70−2.61(m,2H),2.07(d,2H,J=12.2Hz),1.91−1.81(m,2H),1.74−1.61(m,2H),0.97−0.90(t,3H,J=7.1Hz);LRMS(ES)m/z566.1(M++1).
実施例283:化合物11778の合成、N−(3−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−1−(1−イソプロピルアゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例282のステップ2で製造された1−(アゼチジン−3−イル)−N−(3−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−スルホンアミドジヒドロクロリド(0.050g、0.082mmol)、アセトン(0.030mL、0.409mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.043mL、0.246mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物にナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.035g、0.164mmol)を加え、同じ温度で6時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.026g、54.8%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.99(d,2H,J=8.4Hz),7.66(s,0.25H),7.55(t,1H,J=2.0Hz),7.53(s,0.5H),7.51(d,2H,J=8.4Hz),7.44(ddd,1H,J=8.0,2.2,1.2Hz),7.41(s,0.25H),7.35(t,1H,J=8.0Hz),7.29(ddd,1H,J=8.0,2.1,1.2Hz),5.11(s,2H),3.43(s,2H),3.10(m,1H),2.93−2.73(m,5H),2.34(m,1H),2.11−2.03(m,2H),1.89−1.78(m,2H),1.67(qd,2H,J=11.9,3.7Hz),0.86(d,6H,J=6.2Hz);LRMS(ES)m/z580.1(M++1).
実施例284:化合物11779の合成、1−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)−N−(3−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3、4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例282のステップ2で製造された1−(アゼチジン−3−イル)−N−(3−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−スルホンアミドジヒドロクロリド(0.050g、0.082mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、塩化アセチル(0.017mL、0.246mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.057mL、0.327mmol)を加え、同じ温度で6時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.030g、63.2%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.99(d,2H,J=8.4Hz),7.66(s,0.25H),7.56(t,1H,J=2.1Hz),7.53(s,0.5H),7.51(d,2H,J=8.4Hz),7.45(ddd,1H,J=8.0,2.1,1.2Hz),7.40(s,0.25H),7.35(t,1H,J=8.0Hz),7.28(ddd,1H,J=8.0,2.0,1.1Hz),5.12(s,2H),4.09(m,1H),3.91(m,1H),3.82(m,1H),3.62(dd,1H,J=9.9,5.1Hz),3.37(m,1H),3.09(m,1H),2.89(t,2H,J=12.8Hz),2.09(d,2H,J=11.9Hz),1.96−1.83(m,2H),1.79−1.66(m,5H);LRMS(ES)m/z580.3(M++1).
実施例285:化合物11780の合成、N−(3−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−1−(1−プロピオニルアゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例282のステップ2で製造された1−(アゼチジン−3−イル)−N−(3−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−スルホンアミドジヒドロクロリド(0.050g、0.082mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、塩化プロピオニル(0.021mL、0.246mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.057mL、0.327mmol)を加え、同じ温度で6時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.029g、59.6%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.99(d,2H,J=8.4Hz),7.66(s,0.25H),7.56(t,1H,J=2.0Hz),7.53(s,0.5H),7.51(d,2H,J=8.4Hz),7.45(ddd,1H,J=8.1,2.1,1.2Hz),7.40(s,0.25H),7.35(t,1H,J=8.0Hz),7.29(ddd,1H,J=8.0,2.0,1.1Hz),5.12(s,2H),4.07(t,1H,J=9.7Hz),3.90(m,1H),3.81(m,1H),3.62(dd,1H,J=9.8,5.1Hz),3.37(m,1H),3.09(m,1H),2.94−2.83(m,2H),2.13−2.01(m,4H),1.88(q,2H,J=10.9Hz),1.70(q,2H,J=12.1Hz),0.95(t,3H,J=7.5Hz);LRMS(ES)m/z594.3(M++1).
実施例286:化合物11781の合成、N−(3−クロロフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−(1−イソプロピルアゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−スルホンアミド
[ステップ1]t−ブチル3−(4−(N−(3−クロロフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)スルファモイル)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートの合成
実施例197のステップ4で製造されたN−(3−クロロフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)ピペリジン−4−スルホンアミドジヒドロクロリド(0.490g、0.880mmol)、t−ブチル3−オキソアゼチジン−1−カルボキシレート(0.452g、2.640mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.460mL、2.640mmol)を室温でジクロロメタン(15mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.373g、1.760mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=70%〜100%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.386g、68.6%)を白色固体として得た。
[ステップ2]1−(アゼチジン−3−イル)−N−(3−クロロフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)ピペリジン−4−スルホンアミドトリヒドロクロリドの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル3−(4−(N−(3−クロロフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)スルファモイル)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(0.386g、0.604mmol)を室温で1,4−ジオキサン(5mL)に溶かした溶液に、塩化水素(4.00M 1,4−ジオキサン溶液、2.265mL、9.059mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(5mL)とヘキサン(30mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.372g、95.0%)を白色固体として得た。
[ステップ3]化合物11781の合成
ステップ2で製造された1−(アゼチジン−3−イル)−N−(3−クロロフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)ピペリジン−4−スルホンアミドトリヒドロクロリド(0.050g、0.077mmol)、アセトン(0.028mL、0.386mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.054mL、0.308mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.033g、0.154mmol)を加え、同じ温度で6時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.020g、44.6%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.11(d,1H,J=2.3Hz),8.42(dd,1H,J=8.3,2.3Hz),7.73−7.63(m,2.25H),7.57(s,0.5H),7.51(m,1H),7.44(s,0.25H),7.38(m,1H),7.32(m,1H),5.21(s,2H),4.10−4.02(m,2H),3.85(m,1H),3.61(m,1H),3.45−3.42(m,2H),3.16(m,1H),3.02(m,1H),2.84(m,1H),2.18−2.12(m,2H),2.00−1.89(m,2H),1.72(m,2H),1.19−1.08(m,6H);LRMS(ES)m/z581.1(M++1).
実施例287:化合物11782の合成、N−(3−クロロフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−(1−プロピオニルアゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例286のステップ2で製造された1−(アゼチジン−3−イル)−N−(3−クロロフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)ピペリジン−4−スルホンアミドトリヒドロクロリド(0.050g、0.077mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、塩化プロピオニル(0.020mL、0.231mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.054mL、0.308mmol)を加え、同じ温度で6時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.027g、58.8%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.10(dd,1H,J=2.3,0.8Hz),8.41(dd,1H,J=8.2,2.3Hz),7.72−7.67(m,1.25H),7.64(t,1H,J=2.0Hz),7.56(s,0.5H),7.51(ddd,1H,J=8.0,2.2,1.2Hz),7.44(s,0.25H),7.37(t,1H,J=8.0Hz),7.31(ddd,1H,J=8.1,2.0,1.1Hz),5.21(s,2H),4.07(t,1H,J=7.9Hz),3.91(m,1H),3.81(m,1H),3.63(m,1H),3.40(m,1H),3.09(m,1H),2.88(t,2H,J=12.9Hz),2.11(d,2H,J=12.0Hz),2.07−1.99(m,2H),1.95−1.83(m,2H),1.69(q,2H,J=12.1Hz),0.95(t,3H,J=7.5Hz);LRMS(ES)m/z595.1(M++1).
実施例288:化合物11783の合成、N−(3−クロロフェニル)−1−(1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例282のステップ2で製造された1−(アゼチジン−3−イル)−N−(3−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−スルホンアミドジヒドロクロリド(0.050g、0.082mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、シクロプロパンカルボニルクロリド(0.026g、0.246mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.057mL、0.327mmol)を加え、同じ温度で6時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.039g、78.6%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.99(d,2H,J=8.4Hz),7.66(s,0.25H),7.56(t,1H,J=2.0Hz),7.53(s,0.5H),7.51(d,2H,J=8.4Hz),7.45(ddd,1H,J=8.0,2.1,1.2Hz),7.40(s,0.25H),7.35(t,1H,J=8.0Hz),7.29(ddd,1H,J=8.0,2.0,1.1Hz),5.12(s,2H),4.24(t,1H,J=7.9Hz),4.03(m,1H),3.83(dd,1H,J=9.8,7.2Hz),3.65(dd,1H,J=9.8,5.1Hz),3.38(m,1H),3.14(p,1H,J=6.3Hz),2.90(s,2H),2.09(d,2H,J=11.9Hz),1.94−1.85(m,2H),1.72(m,2H),1.50(m,1H),0.71−0.65(m,4H);LRMS(ES)m/z606.1(M++1).
実施例289:化合物11784の合成、N−(3−クロロフェニル)−1−(1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例286のステップ2で製造された1−(アゼチジン−3−イル)−N−(3−クロロフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)ピペリジン−4−スルホンアミドトリヒドロクロリド(0.050g、0.077mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、シクロプロパンカルボニルクロリド(0.024g、0.231mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.054mL、0.308mmol)を加え、同じ温度で6時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.017g、36.3%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.10(dd,1H,J=2.3,0.8Hz),8.41(dd,1H,J=8.3,2.3Hz),7.72−7.67(m,1.25H),7.65(t,1H,J=2.0Hz),7.56(s,0.5H),7.51(ddd,1H,J=8.1,2.2,1.2Hz),7.44(s,0.25H),7.37(t,1H,J=8.0Hz),7.31(ddd,1H,J=8.0,2.0,1.1Hz),5.22(s,2H),4.24(t,1H,J=7.9Hz),4.03(dd,1H,J=8.6,4.9Hz),3.84(m,1H),3.65(dd,1H,J=9.7,5.1Hz),3.41(m,1H),3.14(m,1H),2.90(s,2H),2.13(d,2H,J=12.2Hz),1.90(m,2H),1.72−1.68(m,2H),1.50(m,1H),0.71−0.66(m,4H);LRMS(ES)m/z607.1(M++1).
実施例290:化合物11785の合成、N−(3−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−1−(1−メチルアゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例282のステップ2で製造された1−(アゼチジン−3−イル)−N−(3−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−スルホンアミドジヒドロクロリド(0.050g、0.082mmol)、パラホルムアルデヒド(0.012g、0.409mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.043mL、0.246mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.035g、0.164mmol)を加え、同じ温度で6時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.016g、35.4%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.99(d,2H,J=8.4Hz),7.66(s,0.25H),7.58−7.48(m,3.5H),7.44(m,1H),7.41(s,0.25H),7.35(t,1H,J=7.9Hz),7.29(m,1H),5.11(s,2H),3.49−3.44(m,2H),3.21(m,1H),2.90−2.74(m,4H),2.31−2.15(m,4H),2.06(d,2H,J=12.3Hz),1.83(t,2H,J=11.6Hz),1.73−1.63(m,2H);LRMS(ES)m/z552.3(M++1).
実施例291:化合物11786の合成、N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−2−(4−フルオロピペリジン−1−イル)エタン−1−スルホンアミド
[ステップ1]メチル6−(((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)メチル)ニコチネートの合成
メチル6−ホルミルニコチネート(1.000g、6.055mmol)と3−クロロ−4−フルオロアニリン(0.970g、6.661mmol)をテトラヒドロフラン(50mL)に混ぜた混合物を室温で30分間撹拌し、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(1.925g、9.083mmol)を加え、同じ温度で18時間さらに撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.510g、28.6%)を褐色固体として得た。
[ステップ2]メチル6−((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ビニルスルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
ステップ1で製造されたメチル6−(((3−クロロ−4−フルオロフェニル)アミノ)メチル)ニコチネート(0.510g、1.731mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、2−クロロエタン−1−スルホニルクロリド(0.310g、1.904mmol)とトリエチルアミン(0.289mL、2.077mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=20%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.247g、37.1%)を褐色固体として得た。
[ステップ3]メチル6−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−(4−フルオロピペリジン−1−イル)エチル)スルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
ステップ2で製造されたメチル6−((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ビニルスルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.247g、0.642mmol)と4−フルオロピペリジンヒドロクロリド(0.179g、1.284mmol)を室温でジクロロメタン(10mL)に混ぜた混合物に、トリエチルアミン(0.268mL、1.926mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=60%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.250g、79.8%)を明るい黄色の固体として得た。
[ステップ4]N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−(4−フルオロピペリジン−1−イル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エタン−1−スルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたメチル6−(((N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−(4−フルオロピペリジン−1−イル)エチル)スルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.250g、0.512mmol)を室温でテトラヒドロフラン(7mL)/エタノール(7mL)に溶かした溶液に、ヒドラジンモノハイドレート(0.498mL、10.247mmol)を加えて18時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に水(30mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.230g、92.0%)を白色固体として得た。
[ステップ5]化合物11786の合成
ステップ4で製造されたN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−(4−フルオロピペリジン−1−イル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)エタン−1−スルホンアミド(0.230g、0.471mmol)を50℃でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.176mL、1.414mmol)とトリエチルアミン(0.263mL、1.885mmol)を加えて1時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=60%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.146g、56.5%)を明るい黄色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.11(s,1H),8.41(d,1H,J=8.3Hz),7.83(d,1H,J=5.4Hz),7.74(d,1H,J=8.3Hz),7.70(s,0.25H),7.57(s,0.5H),7.53(s,1H),7.43(d,1H,J=8.2Hz),7.40(s,0.25H),5.15(s,2H),4.70(d,1H,J=49.1Hz),3.54(t,2H,J=7.2Hz),2.80−2.73(m,2H),2.59(s,2H),2.38(s,2H),1.94−1.80(m,2H),1.80−1.66(m,2H);LRMS(ES)m/z548.2(M++1).
実施例292:化合物11790の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−(1−メトキシプロパン−2−イル)−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド
[ステップ1]t−ブチル4−(N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルスルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
実施例100のステップ2で製造されたメチル6−(((1−(t−ブトキシカルボニル)−N−フェニルピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネート(1.000g、2.043mmol)を室温でテトラヒドロフラン(7mL)/エタノール(7mL)に溶かした溶液に、ヒドラジンモノハイドレート(2.978mL、61.276mmol)を加えて18時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、濃縮物に水(50mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、水で洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.899g、89.9%)を白色固体として得た。
[ステップ2]t−ブチル4−(N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルスルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ1で製造されたt−ブチル4−(N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルスルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.899g、1.836mmol)とトリエチルアミン(1.024mL、7.345mmol)を室温でテトラヒドロフラン(20mL)に混ぜた混合物に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.685mL、5.509mmol)を加えて1時間加熱し還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=20%〜50%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.882g、87.4%)を白色固体として得た。
[ステップ3]N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミドジヒドロクロリドの合成
ステップ2で製造されたt−ブチル4−(N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルスルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.882g、1.605mmol)を室温で1,4−ジオキサン(5mL)に溶かした溶液に、塩酸(4.00M 1,4−ジオキサン溶液、6.018mL、24.072mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(10mL)とヘキサン(30mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.760g、90.7%)を白色固体として得た。
[ステップ4]化合物11790の合成
ステップ3で製造されたN−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミドジヒドロクロリド(0.050g、0.096mmol)、1−メトキシプロパン−2−オン(0.042g、0.479mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.050mL、0.287mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.041g、0.191mmol)を加え、同じ温度で6時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.009g、18.0%)を明るい黄色の液体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.08(d,1H,J=2.2Hz),8.41(dd,1H,J=8.2,2.3Hz),7.74−7.67(m,1.25H),7.56(s,0.5H),7.50(d,2H,J=7.5Hz),7.43(s,0.25H),7.39−7.30(m,2H),7.24(t,1H,J=7.3Hz),5.17(s,2H),3.39(m,1H),3.27−3.18(m,5H),2.93−2.85(m,2H),2.77(p,1H,J=6.4Hz),2.36−2.23(m,2H),2.07(d,2H,J=12.0Hz),1.71−1.58(m,2H),0.93(d,3H,J=6.7Hz);LRMS(ES)m/z522.4(M++1).
実施例293:化合物11791の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−(3−ヒドロキシシクロブチル)−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド
実施例292のステップ3で製造されたN−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミドジヒドロクロリド(0.090g、0.172mmol)、3−ヒドロキシシクロブタン−1−オン(0.044g、0.517mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.090mL、0.517mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.073g、0.345mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.039g、43.6%)を淡いオレンジ色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.09(d,1H,J=2.2Hz),8.41(dd,1H,J=8.2,2.3Hz),7.72−7.68(m,1.25H),7.56(s,0.5H),7.49(d,2H,J=7.5Hz),7.43(s,0.25H),7.38−7.31(m,2H),7.25(t,1H,J=7.3Hz),5.17(s,2H),4.93(m,1H),4.18(m,0.5H),3.78(m,0.5H),3.00−2.80(m,2H),2.34(m,1H),2.15−2.03(m,4H),2.00(m,1H),1.90−1.54(m,6H);LRMS(ES)m/z520.4(M++1).
実施例294:化合物11792の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−1−(3−ヒドロキシシクロブチル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例196のステップ5で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミドヒドロクロリド(0.090g、0.180mmol)、3−ヒドロキシシクロブタン−1−オン(0.047g、0.541mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.063mL、0.361mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.076g、0.361mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.031g、32.3%)を明るい黄色の固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.98(d,2H,J=6.6Hz),7.66(s,0.25H),7.53(s,0.5H),7.50(d,2H,J=8.3Hz),7.40(s,0.25H),7.27−7.16(m,3H),7.04(m,1H),5.05(s,2H),4.93(m,1H),4.14(m,0.5H),3.75(m,0.5H),3.19(m,1H),2.93(m,1H),2.91−2.78(m,2H),2.33(m,1H),2.25(s,3H),2.13−2.02(m,3H),1.86(m,1H),1.77−1.53(m,5H);LRMS(ES)m/z533.4(M++1).
実施例295:化合物11793の合成、N−(3−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−1−(3−ヒドロキシシクロブチル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例195のステップ5で製造されたN−(3−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−スルホンアミドヒドロクロリド(0.050g、0.096mmol)、3−ヒドロキシシクロブタン−1−オン(0.025g、0.289mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.034mL、0.193mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.041g、0.193mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.021g、39.4%)をオレンジ色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ8.04−7.95(m,2H),7.65(s,0.25H),7.56−7.42(m,3.5H),7.41−7.38(m,1.25H),7.37−7.27(m,2H),5.11(s,2H),4.93(m,1H),4.20(m,1H),3.03−2.88(m,2H),2.34(m,1H),2.16−2.05(m,4H),2.04−1.97(m,2H),1.92−1.85(m,2H),1.79−1.58(m,3H);LRMS(ES)m/z553.2(M++1).
実施例296:化合物11794の合成、1−シクロブチル−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド
[ステップ1]メチル6−(((1−シクロブチル−N−フェニルピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
実施例100のステップ3で製造されたメチル6−((N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートヒドロクロリド(0.202g、0.474mmol)とシクロブタノン(0.053mL、0.711mmol)をジクロロメタン(20mL)に溶かした溶液を室温で10分間撹拌し、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.302g、1.423mmol)を加え、同じ温度で18時間さらに撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、メチル6−(((1−シクロブチル−N−フェニルピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.100g、47.5%)を白色固体として得た。
[ステップ2]1−シクロブチル−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミドの合成
ステップ1で製造されたメチル6−(((1−シクロブチル−N−フェニルピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.100g、0.225mmol)とヒドラジンモノハイドレート(0.329mL、6.763mmol)を室温でエタノール(8mL)に溶かした溶液を80℃で18時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、表題化合物にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(0.078g、78.0%、白色固体)。
[ステップ3]化合物11794の合成
ステップ2で製造された1−シクロブチル−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド(0.058g、0.131mmol)とトリエチルアミン(0.091mL、0.654mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に溶かした溶液に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.049mL、0.392mmol)を加え、80℃で1時間撹拌した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜15%)で精製及び濃縮し、1−シクロブチル−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルピペリジン−4−スルホンアミド(0.032g、48.6%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ9.17(s,1H),8.34(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.70−7.65(m,1H),7.41−7.39(m,2H),7.34−7.30(m,2H),7.26−7.23(m,1H),7.04(s,0.25H),6.91(s,0.5H),6.78(s,0.25H),5.16(s,2H),3.18−2.74(m,4H),2.47−1.23(m,13H);LRMS(ES)m/z504.1(M++1).
実施例297:化合物11795の合成、(S)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(3−フルオロピロリジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、(S)−(+)−3−フルオロピロリジンヒドロクロリド(0.064g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.015g、12.2%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.03(d,2H,J=8.3Hz),7.47(d,2H,J=8.3Hz),7.36−7.26(m,5H),6.91(t,1H,J=51.7Hz),5.32−5.19(s,1H),5.01(s,2H),3.42−3.41(s,2H),3.18−3.11(m,2H),3.08−2.97(m,3H),2.68(m,1H),2.31−2.15(m,2H);LRMS(ES)m/z481.3(M++1).
実施例298:化合物11796の合成、2−(ジベンジルアミノ)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、ジベンジルアミン(0.101g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.054g、35.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.00−7.98(m,2H),7.41−7.24(m,15H),6.95(m,2H),6.91(t,1H,J=51.7Hz),4.71(s,2H),3.66(m,4H),3.23(m,2H),3.06(m,2H);LRMS(ES)m/z590.1(M++1).
実施例299:化合物11797の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(ジメチルアミノ)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、ジメチルアミン(2.00M in THF solution、0.255mL、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.052g、46.6%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ8.03−8.02(m,2H),7.47−7.46(m,2H),7.44−7.13(m,5H),6.91(t,1H,J=51.7Hz),4.97(s,2H),3.40−3.35(m,2H),3.04−2.90(m,2H),2.39(S,6H);LRMS(ES)m/z437.3(M++1).
実施例300:化合物11798の合成、2−(ジエチルアミノ)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、ジエチルアミン(0.056g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.064g、53.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CDCl3)δ8.03−8.02(m,2H),7.47−7.43(m,2H),7.35−7.26(m,5H),6.91(t,1H,J=51.7Hz),4.99(s,2H),3.36−3.31(m,2H),3.07−3.02(m,2H),2.65−2.59(m,4H),1.10(t,6H,J=7.2Hz);LRMS(ES)m/z465.0(M++1).
実施例301:化合物11799の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、3−ヒドロキシアゼチジンヒドロクロリド(0.056g、0.511mmol)、そしてジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.043g、36.2%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CD3OD)δ8.00(d,2H,J=8.3Hz),7.47(d,2H,J=8.3Hz),7.31−7.26(m,5H),7.02(t,1H,J=51.7Hz),4.98(s,2H),4.49(m,1H),4.04−4.00(m,2H),3.42−3.27(m,6H);LRMS(ES)m/z465.1(M++1).
実施例302:化合物11800の合成、(S)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、(s)−3−ピロリジノール(0.045g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(Waters、C18;アセトニトリル/0.1%−ギ酸水溶液=10%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.040g、32.7%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CD3OD)δ7.98−7.97(m,2H),7.45(d,2H,J=8.9Hz),7.32−7.25(m,5H),6.97(t,1H,J=51.7Hz),4.97(s,2H),4.42−4.38(m,1H),3.48−3.46(m,2H),3.23−3.21(m,2H),3.09−3.05(m,1H),3.02−3.00(m,1H),2.87−2.84(m,2H),2.17−2.14(m,1H),1.87−1.85(m,1H);LRMS(ES)m/z479.2(M++1).
実施例303:化合物11801の合成、(R)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、(R)−3−ピロリジノール(0.045g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(Waters、C18;アセトニトリル/0.1%−ギ酸水溶液=10%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.036g、29.4%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CD3OD)δ8.03−8.01(m,2H),7.55(d,2H,J=8.5Hz),7.44−7.43(m,2H),7.37−7.28(m,3H),7.21(t,1H,J=51.7Hz),5.07(s,2H),4.43−4.41(m,1H),3.49−3.47(m,2H),3.16−3.14(m,2H),3.02−2.93(m,1H),2.92−2.88(dd,1H,J=10.6,5.5Hz),2.79−2.69(m,2H),2.21−2.14(ddt,1H,J=13.7,8.3,6.9Hz),1.84(ddddd,1H,J=13.4,8.0,5.5,2.8,0.9Hz);LRMS(ES)m/z479.0(M++1).
実施例304:化合物11802の合成、(S)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、L−プロリノール(0.052g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(Waters、C18;アセトニトリル/0.1%−ギ酸水溶液=10%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.049g、38.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CD3OD)δ8.02−8.01(m,2H),7.54(d,2H,J=8.5Hz),7.42−7.38(m,2H),7.37−7.32(dd,2H,J=8.6,7.1Hz),7.30−7.25(m,1H),7.21(t,1H,J=51.7Hz),5.06(s,2H),3.67−3.62(dd,1H,J=11.5,4.6Hz),3.60−3.50(m,4H),3.33(m,1H),3.12−3.11(ddd,1H,J=11.5,8.6,4.8Hz),3.02−2.95(m,1H),2.66−2.59(td,1H,J=9.5,7.4Hz),2.06−2.03(m,1H),1.91(m,2H),1.73(dddd,1H,J=12.6,9.1,6.7,5.0Hz);LRMS(ES)m/z493.0(M++1).
実施例305:化合物11803の合成、(R)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、(R)−(−)−プロリノール(0.052g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(Waters、C18;アセトニトリル/0.1%−ギ酸水溶液=10%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.053g、42.1%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CD3OD)δ8.02−8.01(m,2H),7.54(d,2H,J=8.5Hz),7.43−7.41(m,2H),7.38−7.35(m,2H),7.31−7.29(m,1H),7.21(t,1H,J=51.7Hz),5.06(s,2H),3.68−3.66(dd,1H,J=11.6,4.5Hz),3.62−3.56(m,4H),3.34(m,1H),3.14−3.13(ddt,1H,J=9.8,7.1,4.8Hz),3.04(dtd,1H,J=8.7,6.3,4.8Hz),2.68−2.66(td,1H,J=9.5,7.4Hz),2.07−2.04(m,1H),1.92−1.85(m,2H),1.74(m,1H);LRMS(ES)m/z493.0(M++1).
実施例306:化合物11804の合成、(S)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(3−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、(S)−ピロリジン−3−イルメタノール(0.052g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(Waters、C18;アセトニトリル/0.1%−ギ酸水溶液=10%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.035g、27.8%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CD3OD)δ8.02−8.01(m,2H),7.54(d,2H,J=8.4Hz),7.43−7.42(m,2H),7.38−7.35(m,2H),7.31−7.29(m,1H),7.21(t,1H,J=51.7Hz),5.06(s,2H),3.59−3.57(ddd,3H,J=10.7,5.6,2.2Hz),3.54−3.51(dd,1H,J=10.7,6.8Hz),3.33−3.30(m,2H),3.15−3.13(dd,1H,J=10.4,8.1Hz),3.04−3.02(m,2H),2.85−2.84(dd,1H,J=10.4,6.5Hz),2.54−2.51(tt,1H,J=8.4,6.3Hz),2.12−2.05(m,1H),1.74−1.71(dtd,1H,J=13.6,7.5,6.2Hz);LRMS(ES)m/z493.0(M++1).
実施例307:化合物11805の合成、(R)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(3−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、(R)−3−(ヒドロキシメチル)ピロリジン(0.052g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(Waters、C18;アセトニトリル/0.1%−ギ酸水溶液=10%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.040g、31.8%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CD3OD)δ8.04−8.03(m,2H),7.55(d,2H,J=8.5Hz),7.43−7.42(m,2H),7.38−7.36(m,2H),7.31−7.28(m,1H),7.21(t,1H,J=51.7Hz),5.07(s,2H),3.58−3.52(dd,1H,J=10.6,5.9Hz),3.54−3.50(m,3H),3.23−3.20(m,2H),3.04−3.01(dd,1H,J=10.1,8.0Hz),2.92−2.90(t,2H,J=7.2Hz),2.73−2.71(dd,1H,J=10.1,6.3Hz),2.50−2.48(tdd,1H,J=8.9,6.4,4.0Hz),2.09−2.05(m,1H),1.69−1.67(dtd,1H,J=13.4,7.3,6.0Hz);LRMS(ES)m/z493.0(M++1).
実施例308:化合物11806の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(2−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、2−メチルイミダゾール(0.042g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(Waters、C18;アセトニトリル/0.1%−ギ酸水溶液=10%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.034g、28.1%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CD3OD)δ8.02−8.01(m,2H),7.52(d,2H,J=8.5Hz),7.39−7.35(m,4H),7.32−7.28(m,2H),7.21(t,1H,J=51.7Hz),7.11(m,1H),5.01(s,2H),4.52(t,2H,J=6.5Hz),3.76(t,2H,J=6.5Hz),2.50(s,3H);LRMS(ES)m/z474.3(M++1).
実施例309:化合物11807の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(5−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、4−メチルイミダゾール(0.042g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(Waters、C18;アセトニトリル/0.1%−ギ酸水溶液=10%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.060g、49.6%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CD3OD)δ8.01−7.94(m,2H),7.52−7.51(m,2H),7.39−7.34(m,5H),7.29(m,1H),7.28(m,1H),7.21(t,1H,J=51.7Hz),5.02(d,2H,J=8.3Hz),4.54−4.51(td,2H,J=6.7,2.3Hz),3.76−3.72(dt,2H,J=19.3,6.7Hz),2.29−2.28(m,3H);LRMS(ES)m/z474.1(M++1).
実施例310:化合物11808の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(4−(ヒドロキシメチル)−1H−イミダゾール−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、(1H−イミダゾール−4−イル)メタノール(0.050g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(Waters、C18;アセトニトリル/0.1%−ギ酸水溶液=10%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.043g、34.4%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CD3OD)δ7.98(d,2H,J=8.3Hz),7.49(dd,2H,J=8.5,2.3Hz),7.40−7.28(m,7H),7.21(t,1H,J=51.6Hz),5.01(d,2H,J=5.9Hz),4.66−4.55(m,4H),3.88(t,1H,J=6.9Hz),3.76(t,1H,J=6.7Hz);LRMS(ES)m/z490.3(M++1).
実施例311:化合物11809の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)エタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、1,2,4−1H−トリアゾール(0.035g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(Waters、C18;アセトニトリル/0.1%−ギ酸水溶液=10%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.030g、25.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.38(s,1H),8.05−8.01(m,3H),7.41(d,2H,J=8.4Hz),7.37−7.23(m,5H),6.91(t,1H,J=51.7Hz),4.85(s,2H),4.69(t,2H,J=6.8Hz),3.71(t,2H,J=6.8Hz);LRMS(ES)m/z461.0(M++1).
実施例312:化合物11810の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、ピペリジン−4−イルメタノール(0.059g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(Waters、C18;アセトニトリル/0.1%−ギ酸水溶液=10%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.100g、77.3%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.00(d,2H,J=8.3Hz),7.45(d,2H,J=8.3Hz),7.35−7.24(m,5H),6.91(t,1H,J=51.7Hz),4.97(s,2H),3.51(d,2H,J=6.4Hz),3.34−3.31(m,2H),2.96−2.90(m,4H),2.10(td,1H,J=11.7,2.5Hz),1.97(m,1H),1.81−1.78(m,2H),1.56−1.49(m,1H),1.37−1.33(m,2H);LRMS(ES)m/z507.3(M++1).
実施例313:化合物11811の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(3−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、3−ピペリジンメタノール(0.059g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(Waters、C18;アセトニトリル/0.1%−ギ酸水溶液=10%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.090g、69.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.01(d,2H,J=8.2Hz),7.45(d,2H,J=8.2Hz),7.35−7.24(m,5H),6.91(t,1H,J=51.7Hz),4.97(s,2H),3.62−3.47(m,2H),3.34(t,2H,J=7.4Hz),2.92(qt,4H,J=7.4,4.5Hz),2.75(dd,1H,J=10.2,5.4Hz),2.17(td,1H,J=10.4,2.6Hz),2.01(t,1H,J=10.1Hz),1.87(dd,1H,J=11.7,6.3Hz),1.76(ddt,1H,J=15.6,8.6,4.2Hz),1.74−1.55(m,1H),1.08(td,1H,J=14.0,12.7,6.0Hz));LRMS(ES)m/z507.4(M++1).
実施例314:化合物11812の合成、(S)−1−(2−(N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルスルファモイル)エチル)ピロリジン−2−カルボキサミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、L−プロリンアミド(0.058g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(Waters、C18;アセトニトリル/0.1%−ギ酸水溶液=10%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.120g、92.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.95(d,2H,J=8.0Hz),7.48(d,2H,J=8.1Hz),7.39−7.21(m,6H),7.08(br,2H),4.99(s,2H),3.99(q,1H,J=5.3Hz),3.45(m,2H),3.32−3.15(m,2H),2.95−2.82(m,2H),2.31(m,1H),2.07(m,1H),1.74−1.69(m,2H);LRMS(ES)m/z506.3(M++1).
実施例315:化合物11813の合成、(R)−1−(2−(N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルスルファモイル)エチル)ピロリジン−2−カルボキサミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、D−(−)−プロリンアミド(0.058g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(Waters、C18;アセトニトリル/0.1%−ギ酸水溶液=10%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.120g、92.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.96(d,2H,J=8.4Hz),7.50(d,2H,J=8.3Hz),7.43−7.22(m,6H),7.11(br,2H),5.00(s,2H),4.02(q,1H,J=5.2Hz),3.47(m,2H),3.32(s,1H),3.15−3.13(m,1H),2.94−2.81(m,2H),2.34−2.30(m,1H),2.06(m,1H),1.74−1.69(m,2H);LRMS(ES)m/z506.1(M++1).
実施例316:化合物11814の合成、t−ブチル7−(2−(N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルスルファモイル)エチル)−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−2−カルボキシレート
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、2,7−ジアザスピロ[3,5]ノナン−2−カルボン酸t−ブチルエステル(0.116g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(Waters、C18;アセトニトリル/0.1%−ギ酸水溶液=10%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.040g、25.3%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CD3OD)δ8.01(d,2H,J=8.4Hz),7.54(d,2H,J=8.4Hz),7.43−7.41(m,2H),7.37−7.34(m,2H),7.30−7.28(m,1H),7.21(t,1H,J=51.7Hz),5.05(s,2H),3.64−3.63(s,4H),3.43−3.41(m,2H),2.90−2.87(m,2H),2.49(s,4H),1.85(m,4H),1.46(s,9H);LRMS(ES)m/z618.4(M++1).
実施例317:化合物11815の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、3,3−ジフルオロピロリジンヒドロクロリド(0.073g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(Waters、C18;アセトニトリル/0.1%−ギ酸水溶液=10%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.035g、27.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CD3OD)δ8.03−8.02(m,2H),7.55(d,2H,J=8.5Hz),7.43−7.42(m,2H),7.37−7.35(m,2H),7.30−7.28(m,1H),7.21(t,1H,J=51.7Hz),5.06(s,2H),3.43−3.40(m,2H),3.02−2.98(m,4H),2.85−2.83(t,2H,J=7.0Hz),2.31(tt,2H,J=14.6,7.0Hz);LRMS(ES)m/z499.1(M++1).
実施例318:化合物11816の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(1H−イミダゾール−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、イミダゾール(0.035g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(Waters、C18;アセトニトリル/0.1%−ギ酸水溶液=10%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.042g、35.8%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CD3OD)δ8.03−8.02(m,2H),7.86(s,1H),7.53(d,2H,J=8.5Hz),7.39−7.35(m,4H),7.31−7.28(m,2H),7.21(t,1H,J=51.7Hz),7.06(s,1H),5.01(s,2H),4.57(t,2H,J=6.8Hz),3.75(t,2H,J=6.8Hz);LRMS(ES)m/z460.0(M++1).
実施例319:化合物11817の合成、(S)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、(S)−3−ヒドロキシピペリジンヒドロクロリド(0.070g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(Waters、C18;アセトニトリル/0.1%−ギ酸水溶液=10%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.051g、40.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(700MHz,CD3OD)δ7.98(d,2H,J=8.3Hz),7.51(d,2H,J=8.3Hz),7.44−7.42(m,2H),7.37−7.34(m,2H),7.30−7.28(m,1H),7.21(t,1H,J=51.6Hz),5.05(s,2H),3.87(tt,1H,J=7.5,3.4Hz),3.59(td,2H,J=6.9,2.3Hz),3.21(dd,2H,J=8.3,6.9Hz),3.07(dd,1H,J=11.4,3.2Hz),2.92(m,1H),2.66(m,1H),2.58(m,1H),1.92(m,2H),1.74−1.59(m,1H),1.47(m,1H);LRMS(ES)m/z493.3(M++1).
実施例320:化合物11818の合成、2−(4−シアノピペリジン−1−イル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、4−シアノピペリジン(0.056g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(Waters、C18;アセトニトリル/0.1%−ギ酸水溶液=10%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.080g、62.4%)を白色固体として得た。
1HNMR(700MHz,CD3OD)δ8.03(d,2H,J=8.3Hz),7.55(d,2H,J=8.3Hz),7.43−7.41(m,2H),7.37−7.35(m,2H),7.30−7.28(m,1H),7.21(t,1H,J=51.7Hz),5.06(s,2H),3.43−3.42(m,2H),2.91−2.89(m,2H),2.84−2.74(m,3H),2.45(m,2H),2.02−1.98(m,2H),1.88−1.84(m,2H);LRMS(ES)m/z502.3(M++1).
実施例321:化合物11819の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(4−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、4−(4−フルオロフェニル)−ピペリジンヒドロクロリド(0.110g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(Waters、C18;アセトニトリル/0.1%−ギ酸水溶液=10%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.040g、27.4%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.74(d,2H,J=8.3Hz),7.23−7.20(m,2H),7.15−7.03(m,4H),6.98−6.96(m,2H),6.83−6.68(m,4H),4.76(s,2H),3.65−3.59(m,2H),3.43−3.41(m,2H),3.29−3.27(m,2H),2.84−2.81(m,2H),2.59−2.55(m,1H),1.97−1.92(m,2H),1.84−1.80(m,2H);LRMS(ES)m/z571.2(M++1).
実施例322:化合物11820の合成、メチル1−(2−(N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルスルファモイル)エチル)アゼチジン−3−カルボキシレート
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、メチルアゼチジン−3−カルボキシレートヒドロクロリド(0.077g、0.511mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(Waters、C18;アセトニトリル/0.1%−ギ酸水溶液=10%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.042g、32.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CD3OD)δ8.04−8.02(m,2H),7.55(d,2H,J=8.5Hz),7.43−7.42(m,2H),7.37−7.35(m,2H),7.31−7.28(m,1H),7.21(t,1H,J=51.7Hz),5.06(s,2H),3.76−3.74(m,2H),3.75(s,3H),3.65−3.62(m,2H),3.45−3.40(m,1H),3.33−3.32(m,2H),3.14−3.13(t,2H,J=7.1Hz);LRMS(ES)m/z507.3(M++1).
実施例323:化合物11821の合成、2−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、3,3−ジフルオロアゼチジンヒドロクロリド(0.066g、0.511mmol)、そしてジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.065g、52.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CD3OD)δ8.02−8.00(m,2H),7.54(d,2H,J=8.5Hz),7.43−7.41(m,2H),7.42−7.33(m,2H),7.30−7.28(m,1H),7.21(t,1H,J=51.6Hz),5.05(s,2H),3.69(t,4H,J=12.1Hz),3.37−3.30(m,4H),3.11−3.07(m,2H));LRMS(ES)m/z485.3(M++1).
実施例324:化合物11822の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、4−ヒドロキシピペリジン(0.052g、0.511mmol)、そしてジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(Waters、C18;アセトニトリル/0.1%−ギ酸水溶液=10%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.046g、36.6%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CD3OD)δ8.00(d,2H,J=8.4Hz),7.53(d,2H,J=8.4Hz),7.43−7.42(m,2H),7.37−7.34(m,2H),7.31−7.29(m,1H),7.21(t,1H,J=51.6Hz),5.05(s,2H),3.73(m,1H),3.52−3.37(m,2H),3.07−2.97(m,4H),2.53−2.50(m,2H),1.96−1.91(m,2H),1.68−1.63(m,2H);LRMS(ES)m/z493.0(M++1).
実施例325:化合物11836の合成、N−(3−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−1−(1−(2−ヒドロキシアセチル)アゼチジン−3−イル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例282のステップ2で製造された1−(アゼチジン−3−イル)−N−(3−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)ピペリジン−4−スルホンアミドジヒドロクロリド(0.080g、0.131mmol)、2−ヒドロキシ酢酸(0.030g、0.393mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(EDC、0.081g、0.524mmol)、そして1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−オール(HOBt、0.071g、0.524mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.182mL、1.048mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮した後、得られた物質にジエチルエーテル(5mL)とヘキサン(30mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.059g、75.6%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.99(d,2H,J=8.4Hz),7.66(s,0.25H),7.56(t,1H,J=2.0Hz),7.53(s,0.5H),7.51(d,2H,J=8.4Hz),7.45(m,1H),7.40(s,0.25H),7.35(t,1H,J=8.0Hz),7.29(m,1H),5.12(s,2H),4.89(m,1H),4.19−4.13(m,2H),3.97(m,1H),3.90−3.85(m,2H),3.69(m,1H),3.38(m,1H),3.13(m,1H),2.93−2.84(m,2H),2.11−2.07(m,2H),1.91−1.87(m,2H),1.75−1.68(m,2H);LRMS(ES)m/z596.3(M++1).
実施例326:化合物11837の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−(1−イソプロピルアゼチジン−3−イル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミド
[ステップ1]メチル6−((N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートジヒドロクロリドの合成
実施例198のステップ1で製造されたメチル6−(((1−(t−ブトキシカルボニル)−N−(m−トリル)ピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.510g、1.013mmol)を室温で1,4−ジオキサン(5mL)に溶かした溶液に、塩酸(4.00M 1,4−ジオキサン溶液、5.063mL、20.254mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(5mL)とヘキサン(30mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.460g、95.3%)を白色固体として得た。
[ステップ2]メチル6−(((1−(1−(t−ブトキシカルボニル)アゼチジン−3−イル)−N−(m−トリル)ピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
ステップ1で製造されたメチル6−((N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートジヒドロクロリド(0.460g、0.966mmol)、t−ブチル3−オキソアゼチジン−1−カルボキシレート(0.331g、1.931mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.505mL、2.897mmol)を室温でジクロロメタン(20mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.409g、1.931mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.520g、96.4%)を淡褐色固体として得た。
[ステップ3]t−ブチル3−(4−(N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(m−トリル)スルファモイル)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ2で製造されたメチル6−(((1−(1−(t−ブトキシカルボニル)アゼチジン−3−イル)−N−(m−トリル)ピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.520g、0.931mmol)を室温でテトラヒドロフラン(5mL)/エタノール(10mL)に溶かした溶液に、ヒドラジンモノハイドレート(0.905mL、18.615mmol)を加えて18時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物に酢酸エチル(10mL)とヘキサン(30mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.370g、71.2%)を白色固体として得た。
[ステップ4]t−ブチル3−(4−(N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(m−トリル)スルファモイル)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレートの合成
ステップ3で製造されたt−ブチル3−(4−(N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(m−トリル)スルファモイル)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(0.370g、0.662mmol)とトリエチルアミン(0.369mL、2.649mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に混ぜた混合物に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.247mL、1.987mmol)を加えて1時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=70%〜100%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.350g、85.4%)を白色固体として得た。
[ステップ5]1−(アゼチジン−3−イル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミドトリヒドロクロリドの合成
ステップ4で製造されたt−ブチル3−(4−(N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(m−トリル)スルファモイル)ピペリジン−1−イル)アゼチジン−1−カルボキシレート(0.350g、0.566mmol)を室温で1,4−ジオキサン(5mL)に溶かした溶液に、塩酸(4.00M 1,4−ジオキサン溶液、2.829mL、11.314mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物にジエチルエーテル(20mL)とヘキサン(30mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.310g、87.3%)を明るい黄色の固体として得た。
[ステップ6]化合物11837の合成
ステップ5で製造された1−(アゼチジン−3−イル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミドトリヒドロクロリド(0.080g、0.127mmol)、アセトン(0.047mL、0.637mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.089mL、0.510mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.054g、0.255mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=5%〜15%)で精製及び濃縮した後、得られた物質にジエチルエーテル(5mL)とヘキサン(30mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.028g、39.2%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.09(dd,1H,J=2.1,0.8Hz),8.41(dd,1H,J=8.3,2.3Hz),7.71(d,1H,J=8.6Hz),7.57(t,1H,J=51.3Hz),7.33(s,1H),7.30(d,1H,J=8.0Hz),7.22(t,1H,J=7.7Hz),7.06(d,1H,J=7.5Hz),5.15(s,2H),3.57−3.39(m,3H),3.29−3.22(m,2H),2.84−2.80(m,3H),2.53(m,1H),2.27(s,3H),2.13−2.09(m,2H),1.87−1.81(m,2H),1.69−1.61(m,2H),0.91(d,6H,J=4.2Hz);LRMS(ES)m/z561.1(M++1).
実施例327:化合物11838の合成、1−(1−アセチルアゼチジン−3−イル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例326のステップ5で製造された1−(アゼチジン−3−イル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミドトリヒドロクロリド(0.080g、0.127mmol)とN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.089mL、0.510mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、酢酸無水物(0.024mL、0.255mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮した後、得られた物質にジエチルエーテル(5mL)とヘキサン(30mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.036g、50.4%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.09(dd,1H,J=2.1,0.8Hz),8.41(dd,1H,J=8.3,2.3Hz),7.71(d,1H,J=8.6Hz),7.56(t,1H,J=51.3Hz),7.34(s,1H),7.30(d,1H,J=8.0Hz),7.22(t,1H,J=7.7Hz),7.06(d,1H,J=7.5Hz),5.16(s,2H),4.09(m,1H),3.91(m,1H),3.81(m,1H),3.63(m,1H),3.30(m,1H),3.09(m,1H),2.92−2.85(m,2H),2.27(s,3H),2.16−2.10(m,2H),1.90−1.84(m,2H),1.76−1.67(m,5H);LRMS(ES)m/z561.2(M++1).
実施例328:化合物11839の合成、N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−(1−(2−ヒドロキシアセチル)アゼチジン−3−イル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミド
実施例326のステップ5で製造された1−(アゼチジン−3−イル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−(m−トリル)ピペリジン−4−スルホンアミドトリヒドロクロリド(0.080g、0.127mmol)、2−ヒドロキシ酢酸(0.029g、0.382mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(EDC、0.079g、0.510mmol)、そして1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−オール(HOBt、0.069g、0.510mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に混ぜた混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.178mL、1.019mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜10%)で精製及び濃縮した後、得られた物質にジエチルエーテル(5mL)とヘキサン(30mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.031g、42.2%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.09(dd,1H,J=2.1,0.8Hz),8.41(dd,1H,J=8.3,2.3Hz),7.71(d,1H,J=8.6Hz),7.56(t,1H,J=51.3Hz),7.33(s,1H),7.30(d,1H,J=8.0Hz),7.22(t,1H,J=7.7Hz),7.06(d,1H,J=7.5Hz),5.16(s,2H),4.88(m,1H),4.60(m,1H),4.19−4.08(m,2H),3.98(m,1H),3.91−3.87(m,2H),3.69(m,1H),3.16(m,1H),2.92−2.84(m,2H),2.27(s,3H),2.15−2.10(m,2H),1.90−1.84(m,2H),1.75−1.67(m,2H);LRMS(ES)m/z577.3(M++1).
実施例329:化合物11840の合成、N−(3−クロロフェニル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−1−(3−フルオロシクロブチル)ピペリジン−4−スルホンアミド
[ステップ1]メチル4−((N−(3−クロロフェニル)ピペリジン−4−スルホンアミド)メチル)ベンゾエートヒドロクロリドの合成
実施例195のステップ2で製造されたt−ブチル4−(N−(3−クロロフェニル)−N−(4−(メトキシカルボニル)ベンジル)スルファモイル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.937g、1.791mmol)を室温で1,4−ジオキサン(10mL)に溶かした溶液に、塩化水素(4.00M 1,4−ジオキサン溶液、8.957mL、35.829mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(20mL)とヘキサン(40mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.790g、96.0%)を白色固体として得た。
[ステップ2]メチル4−(((N−(3−クロロフェニル)−1−(3−ヒドロキシシクロブチル)ピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ1で製造されたメチル4−((N−(3−クロロフェニル)ピペリジン−4−スルホンアミド)メチル)ベンゾエートヒドロクロリド(0.790g、1.720mmol)、3−ヒドロキシシクロブタン−1−オン(0.296g、3.439mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.599mL、3.439mmol)を室温でジクロロメタン(20mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.729g、3.439mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.830g、97.9%)を淡褐色固体として得た。
[ステップ3]メチル4−(((N−(3−クロロフェニル)−1−(3−フルオロシクロブチル)ピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ベンゾエートの合成
ステップ2で製造されたメチル4−(((N−(3−クロロフェニル)−1−(3−ヒドロキシシクロブチル)ピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.650g、1.318mmol)を室温でジクロロメタン(30mL)に溶かした溶液に、ビス(2−メトキシエチル)アミノスルファトリフルオリド(0.365mL、1.978mmol)を加えて18時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.530g、81.2%)を濃褐色固体として得た。
[ステップ4]N−(3−クロロフェニル)−1−(3−フルオロシクロブチル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)ピペリジン−4−スルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたメチル4−(((N−(3−クロロフェニル)−1−(3−フルオロシクロブチル)ピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ベンゾエート(0.530g、1.071mmol)を室温でテトラヒドロフラン(5mL)/エタノール(10mL)に溶かした溶液に、ヒドラジンモノハイドレート(1.041mL、21.414mmol)を加えて18時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、得られた物質にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(表題化合物、0.530g、100.0%、褐色固体)。
[ステップ5]化合物11840の合成
ステップ4で製造されたN−(3−クロロフェニル)−1−(3−フルオロシクロブチル)−N−(4−(ヒドラジンカルボニル)ベンジル)ピペリジン−4−スルホンアミド(0.530g、1.071mmol)とトリエチルアミン(0.597mL、4.283mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に混ぜた混合物に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.399mL、3.212mmol)を加えて1時間加熱し還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮した後、得られた物質にジエチルエーテル(5mL)とヘキサン(30mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.049g、8.2%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ7.99(d,2H,J=8.4Hz),7.66(s,0.25H),7.55(t,1H,J=2.0Hz),7.54(s,0.5H),7.51(d,2H,J=8.4Hz),7.44(m,1H),7.40(s,0.25H),7.35(t,1H,J=8.0Hz),7.29(m,1H),5.18(m,0.5H),5.11(s,2H),5.04(m,0.5H),3.29(m,1H),2.99−2.85(m,3H),2.43(m,1H),2.26−2.16(m,3H),2.09−2.04(m,2H),1.83−1.75(m,2H),1.72−1.66(m,2H);LRMS(ES)m/z555.3(M++1).
実施例330:化合物11841の合成、N−(3−クロロフェニル)−N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−1−(3−フルオロシクロブチル)ピペリジン−4−スルホンアミド
[ステップ1]メチル6−((N−(3−クロロフェニル)ピペリジン−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートジヒドロクロリドの合成
実施例197のステップ1で製造されたメチル6−(((1−(t−ブトキシカルボニル)−N−(3−クロロフェニル)ピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.845g、1.613mmol)を室温で1,4−ジオキサン(10mL)に溶かした溶液に、塩化水素(4.00M 1,4−ジオキサン溶液、6.047mL、24.188mmol)を加え、同じ温度で1時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(20mL)とヘキサン(40mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、メチル6−((N−(3−クロロフェニル)ピペリジン−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートジヒドロクロリド(0.780g、97.4%)を淡褐色固体として得た。
[ステップ2]メチル6−(((N−(3−クロロフェニル)−1−(3−ヒドロキシシクロブチル)ピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
ステップ1で製造されたメチル6−((N−(3−クロロフェニル)ピペリジン−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートジヒドロクロリド(0.780g、1.570mmol)、3−ヒドロキシシクロブタン−1−オン(0.270g、3.140mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.820mL、4.710mmol)を室温でジクロロメタン(20mL)に混ぜた混合物に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.665g、3.140mmol)を加え、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.710g、91.5%)を淡褐色固体として得た。
[ステップ3]メチル6−(((N−(3−クロロフェニル)−1−(3−フルオロシクロブチル)ピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネートの合成
ステップ2で製造されたメチル6−(((N−(3−クロロフェニル)−1−(3−ヒドロキシシクロブチル)ピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.580g、1.174mmol)を室温でジクロロメタン(30mL)に溶かした溶液に、ビス(2−メトキシエチル)アミノスルファトリフルオリド(0.325mL、1.761mmol)を加えて18時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、40gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.420g、72.1%)を濃褐色固体として得た。
[ステップ4]N−(3−クロロフェニル)−1−(3−フルオロシクロブチル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)ピペリジン−4−スルホンアミドの合成
ステップ3で製造されたメチル6−(((N−(3−クロロフェニル)−1−(3−フルオロシクロブチル)ピペリジン)−4−スルホンアミド)メチル)ニコチネート(0.420g、0.847mmol)を室温でテトラヒドロフラン(5mL)/エタノール(10mL)に溶かした溶液に、ヒドラジンモノハイドレート(0.823mL、16.936mmol)を加えて18時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去した後、得られた物質にさらなる精製を加えずに、そのまま使用した(表題化合物、0.420g、100.0%、褐色固体)。
[ステップ5]化合物11841の合成
ステップ4で製造されたN−(3−クロロフェニル)−1−(3−フルオロシクロブチル)−N−((5−(ヒドラジンカルボニル)ピリジン−2−イル)メチル)ピペリジン−4−スルホンアミド(0.420g、0.847mmol)とトリエチルアミン(0.472mL、3.387mmol)を室温でテトラヒドロフラン(10mL)に混ぜた混合物に、2,2−ジフルオロ酢酸無水物(0.316mL、2.540mmol)を加えて1時間加熱還流した後、温度を室温に下げて反応を終了した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=0%〜5%)で精製及び濃縮した後、得られた物質にジエチルエーテル(5mL)とヘキサン(30mL)を入れて撹拌し、析出した固体を濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して、表題化合物(0.036g、7.6%)を淡褐色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6)δ9.10(d,1H,J=2.2Hz),8.41(m,1H),7.72−7.67(m,1.25H),7.63(t,1H,J=2.1Hz),7.56(s,0.5H),7.51(m,1H),7.43(s,0.25H),7.37(t,1H,J=8.0Hz),7.31(m,1H),5.21(s,2H),5.11(m,1H),3.40(m,1H),2.97−2.86(m,3H),2.55(m,1H),2.28−2.17(m,3H),2.12−2.08(m,2H),1.78(t,2H,J=12.0Hz),1.71−1.64(m,2H);LRMS(ES)m/z556.3(M++1).
実施例331:化合物11842の合成、2−(4−(4−クロロフェニル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−イル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、4−(4−クロロフェニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジンモノヒドロクロリド(0.118g、0.511mmol)、そしてジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.070g、46.8%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO):δ8.01−7.94(m,2H),7.53(d,2H,J=8.1Hz),7.46(dd,4H,J=10.1,8.0Hz),7.42−7.30(m,6H),7.25(t,1H,J=7.3Hz),5.06(s,2H),3.52(t,2H,J=7.3Hz),3.36(d,2H,J=9.4Hz),3.16(q,2H,J=3.0Hz),2.90(t,2H,J=7.3Hz),2.72(t,2H,J=5.6Hz),2.51−2.44(m,3H);LRMS(ES)m/z586.3(M++1).
実施例332:化合物11843の合成、2−(1H−ベンゾ[de]イソキノリン−2(3H)−イル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、2,3−ジヒドロ−1h−ベン[de]イソキノリン(0.086g、0.511mmol)、そしてジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.040g、27.9%)をオレンジ色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6):δ7.94−7.87(m,2H),7.78(d,2H,J=8.2Hz),7.53−7.17(m,12H),4.98(s,2H),4.05(d,4H,J=11.8Hz),3.62(t,2H,J=7.0Hz),3.16−3.04(m,2H);LRMS(ES)m/z561.3(M++1).
実施例333:化合物11844の合成、2−(4−(ベンゾ[d]イソオキサゾール−3−イル)ピペラジン−1−イル)−N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、3−(1−ピペラジンイル)−1,2−ベンズイソオキサゾール、96%(0.104g、0.511mmol)、そしてジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=3%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.030g、19.7%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,DMSO−d6):δ7.98(dd,2H,J=8.6,2.3Hz),7.63−7.48(m,5H),7.46(dd,2H,J=7.6,1.7Hz),7.35(t,2H,J=7.8Hz),7.35−7.21(m,2H),5.07(s,2H),3.52(dd,6H,J=6.1,3.8Hz),2.87(dd,2H,J=8.4,6.2Hz),2.67(t,4H,J=4.9Hz);LRMS(ES)m/z595.3(M++1).
実施例334:化合物11845の合成、N−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−2−(4−(2−メトキシフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−フェニルエタン−1−スルホンアミド
実施例242のステップ3で製造されたN−(4−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ベンジル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、4−(2−メトキシフェニル)ピペリジン(0.098g、0.511mmol)、そしてジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.022mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で18時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;アセトニトリル/0.1%−ギ酸水溶液=10%〜90%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.070g、47.0%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CD3OD):δ8.08−8.00(m,2H),7.60−7.53(m,2H),7.49−7.25(m,6H),7.24−7.13(m,2H),6.98−6.87(m,2H),5.09(s,2H),3.83(s,3H),3.53−3.41(m,2H),3.10(d,2H,J=11.3Hz),3.06−2.93(m,2H),2.31(td,2H,J=11.3,3.7Hz),1.86−1.72(m,5H);LRMS(ES)m/z583.4(M++1).
実施例335:化合物11847の合成、(S)−1−(2−(N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルスルファモイル)エチル)ピロリジン−2−カルボキサミド
[ステップ1]2−(ジフルオロメチル)−5−(6−メチルピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾールの合成
6−メチルニコチノヒドラジド(5.000g、33.075mmol)、ジフルオロ酢酸無水物(12.336mL、99.226mmol)、そしてトリエチルアミン(23.050mL、165.377mmol)を室温でテトラヒドロフラン(40mL)に溶かした溶液を、同じ温度で6時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;ジクロロメタン/メタノール=0%〜5%)で精製及び濃縮し、表題化合物(6.200g、88.8%)を褐色固体として得た。
[ステップ2]2−(6−(ブロモメチル)ピリジン−3−イル)−5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾールの合成
ステップ1で製造された2−(ジフルオロメチル)−5−(6−メチルピリジン−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール(6.200g、29.360mmol)、N−ブロモスクシンイミド(5.487g、30.828mmol)、そしてアゾビスイソブチロニトリル(0.482g、2.936mmol)を室温でクロロホルム(100mL)に混ぜた混合物を、12時間加熱還流した後、室温に下げ、反応混合物に飽和チオ硫酸ナトリウム(Na2S2O3)水溶液を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=10%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.830g、21.5%)を紫色固体として得た。
[ステップ3]N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルエテンスルホンアミドの合成
N−フェニルエテンスルホンアミド(1.830g、9.987mmol)、ステップ2で製造された2−(6−(ブロモメチル)ピリジン−3−イル)−5−(ジフルオロメチル)−1,3、4−オキサジアゾール(2.897g、9.987mmol)、炭酸カリウム(1.380g、9.987mmol)、そしてヨウ化カリウム(0.166g、0.999mmol)を室温でN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で6時間撹拌した。反応混合物を減圧下で溶媒を除去し、得られた濃縮物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;酢酸エチル/ヘキサン=10%〜20%)で精製及び濃縮し、表題化合物(1.890g、48.2%)を褐色固体として得た。
[ステップ4]化合物11847の合成
ステップ3で製造されたN−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、L−プロリンアミド(0.058g、0.510mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.019mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で24時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=5%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.040g、31.0%)を白色固体として得た。
1HNMR(400MHz,CD3OD):δ9.17(dd,1H,J=2.2,0.8Hz),8.44(dd,1H,J=8.2,2.2Hz),7.76(dd,1H,J=8.3,0.8Hz),7.52−7.45(m,2H),7.45−7.29(m,3H),7.34−7.20(m,2H),5.17(s,1H),3.55(ddd,2H,J=7.4,6.2,3.0Hz),3.33−3.22(m,2H),3.26−3.11(m,1H),3.14−2.99(m,1H),2.99−2.80(m,1H),2.40(td,1H,J=9.2,6.7Hz),2.28−2.12(m,1H),1.92−1.71(m,2H);LRMS(ES)m/z507.1(M++1).
実施例336:化合物11848の合成、(R)−1−(2−(N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルスルファモイル)エチル)ピロリジン−2−カルボキサミド
実施例335のステップ3で製造されたN−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、D−(−)−プロリンアミド(0.058g、0.510mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.019mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で24時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=5%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.045g、34.9%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CD3OD):δ9.17(dd,1H,J=2.2,0.8Hz),8.43(dd,1H,J=8.3,2.3Hz),7.76(dd,1H,J=8.2,0.8Hz),7.55−7.44(m,2H),7.46−7.35(m,1H),7.40−7.19(m,3H),5.17(s,2H),3.63−3.46(m,2H),3.32−2.76(m,3H),2.65(q,1H,J=7.3Hz),2.45−2.28(m,1H),2.30−2.12(m,1H),1.92−1.71(m,3H);LRMS(ES)m/z507.3(M++1).
実施例337:化合物11849の合成、(2S,4R)−1−(2−(N−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルスルファモイル)エチル)−4−ヒドロキシピロリジン−2−カルボキサミド
実施例335のステップ3で製造されたN−((5−(5−(ジフルオロメチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)ピリジン−2−イル)メチル)−N−フェニルエテンスルホンアミド(0.100g、0.255mmol)、(2s,4r)−4−ヒドロキシピロリジン−2−カルボキサミド;ヒドロクロリド(0.085g、0.510mmol)、そしてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.176mL、1.019mmol)を室温でジクロロメタン(5mL)に溶かした溶液を、同じ温度で24時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、ジクロロメタンにて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで水分を除去した後、濾過し、減圧下で濃縮した。濃縮物をカラムクロマトグラフィー法(SiO2、12gカートリッジ;メタノール/ジクロロメタン=5%〜10%)で精製及び濃縮し、表題化合物(0.050g、37.5%)を白色固体として得た。
1H NMR(400MHz,CD3OD):δ9.17(d,1H,J=2.2Hz),8.43(dd,1H,J=14.5,3.8Hz),7.76(d,1H,J=14.4Hz),7.55−7.30(m,5H),7.31−7.10(m,1H),5.17(s,2H),4.34−4.31(m,1H),3.57−3.55(m,2H),3.53−3.46(m,1H),3.45−3.26(m,3H),3.24−3.01(m,1H),2.48−2.45(m,1H),2.16−2.13(m,1H),2.00−1.95(m,1H);LRMS(ES)m/z523.3(M++1).
本発明の化合物の活性の測定及び分析プロトコル
<実験例1>HDAC酵素活性の阻害の検索(in vitro)
HDAC1及びHDAC6酵素活性の阻害実験を通じて、本発明の化学式Iで表される化合物のHDAC6の選択性を確認すべく、既存の開発物質を対照群とし、比較実験を行った。
HDAC酵素活性は、Enzo Life Science社のHDAC Fluorimetric Drug Discovery Kit(BML−AK511、516)を用いて測定した。HDAC1酵素活性試験のために、ヒト組み換えHDAC1(BML−SE456)を酵素源として用い、Fluor de Lys(登録商標)−“SIRT1(BNL−KI177)を基質として用いた。96ウェルプレートに5倍に希釈した化合物を分配した後、各ウェル当り0.3μgの酵素と10μMの基質を入れ、30℃で60分間反応させた後、Fluor de Lys(登録商標)DeveloperII(BML−KI176)を入れて30分間反応させて終了した後、multi−plate reader(Flexstation3、Molecular Device)を用いて蛍光値(Ex360、Em460)を測定した。HDAC6酵素は、Calbiochem社のヒト組み換えHDAC6(382180)を用い、HDAC1酵素活性試験法と同様のプロトコルで実験した。最終的な結果は、GraphPad Prism 4.0 プログラムを用いてそれぞれのIC50値を計算した。
上記[表2]に記載の通り、HDAC1とHDAC6の活性阻害試験の結果から本発明の1,3,4−オキサジアゾールスルホンアミド誘導体化合物、その光学異性体、又はその薬剤学的に許容可能な塩は、優れた選択的HDAC6阻害活性を示すことを確認した。
<実験例2> HDAC6特異的阻害剤がミトコンドリアの軸索輸送に及ぼす効果の分析(in vitro)
HDAC6特異的阻害剤がミトコンドリアの軸索輸送に及ぼす効果を分析し、本発明の化学式Iで表される化合物がHDAC6活性を選択的に阻害し、HDAC6の主要基質であるTubulinのアセチル化を増加させることによって、神経細胞の軸索内でAmyloid−beta処理により減少しているミトコンドリアの輸送速度について改善効果を示すか確認すべく、既存の開発物質を対照群とし、比較実験を行った。
受精17〜18日目(E17−18)のSprague−Dawley(SD)ラットの胎児から海馬神経細胞を細胞外基質がコーティングされたイメージング用の培養容器に7日間培養し、Amyloid−betaタンパク切片を1μMの濃度で処理した。24時間後、器内培養8日目に化合物を処理し、3時間後にMitoTracker Red CMXRos(Life Technologies、NY、USA)を最終5分間処理してミトコンドリアを染色した。染色された神経細胞のミトコンドリアの軸索輸送は、共焦点顕微鏡(Leica SP8;Leica microsystems、UK)を用い、1秒間隔で1分間のイメージを撮影し、IMARIS解析プログラム(BITPLANE、Zurich、Switzerland)で各ミトコンドリアの1秒当たりの輸送速度を測定した。
その結果、本発明の1,3,4−オキサジアゾールスルホンアミド誘導体化合物、その光学異性体、又はその薬剤学的に許容可能な塩は、ミトコンドリアの軸索輸送速度に改善効果を示すことを確認した。