JP6529603B2 - エレベータの制御装置および制御方法 - Google Patents

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Description

この発明は、エレベータの制御装置および制御方法、特に一般利用客に比べてかご内の占有面積が広い、例えば車椅子を利用する身障者利用客等の特定利用客へのサービスを行う際の一般利用客の利用効率に関するものである。
例えば下記特許文献1には、車椅子を利用する身障者等の特定利用客の乗場呼びが登録された時、かご内に乗車可能空間があると判断されると、乗車可能空間を保持したまま、特定利用客呼び登録階までかごを移動させるように構成されたエレベータ装置が記載されている。
特開2015−51853号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のものにおいては、身障者呼び登録階まで常に乗車可能空間を保持したまま運行するため、一般利用客の利用効率が低下してしまうという課題があった。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、一般利用客に比べてかご内の占有面積が広い車椅子を利用する身障者等の利用客、ベビーカー利用者利用客等の特定利用客へのサービスを行う際の、一般利用客の利用効率の低下の抑制が可能なエレベータの制御装置および制御方法を提供することを目的とする。
この発明は、各階の乗場に設置された一般利用客の乗場呼びを登録する一般利用客乗場呼び登録装置と、各階の乗場に設置された前記一般利用客に比べてかご内占有面積が広い特定利用客の乗場呼びを登録する特定利用客乗場呼び登録装置と、かご内に設置されたかご呼びを登録するかご呼び登録装置と、かご内の一般利用客占有面積を検出する一般利用客占有面積検出装置と、かご内に必要な特定利用客占有面積を検出する特定利用客占有面積検出装置と、乗場およびかご内に報知を行う報知装置と、制御部と、を備え、前記制御部が、前記一般利用客乗場呼び登録装置、前記特定利用客乗場呼び登録装置、および前記かご呼び登録装置からの呼び登録に従って、かごの駆動制御を行う運転制御部と、かご床面積、および前記一般利用客占有面積検出装置と前記特定利用客占有面積検出装置の検出結果に基づいて、かご内占有面積を判断するかご内占有面積判断部と、かご内に必要とされるかご内特定利用客占有面積が確保できない場合に、乗場呼び登録を無効にし、特定利用客の乗場呼び登録がされた階から先の階に対しての新たなかご呼び登録を無効にする呼び登録制御部と、乗車制限に関す情報を乗場およびかご内の一方または両方に報知させる報知制御部と、を含む、エレベータの制御装置等にある。
この発明によれば、一般利用客に比べてかご内の占有面積が広い車椅子を利用する利用客または身障者利用客、ベビーカーを利用する利用客等の特定利用客へのサービスを行う際の、一般利用客の利用効率の低下の抑制が可能なエレベータの制御装置および制御方法を提供できる。
この発明の一実施の形態におけるエレベータの制御装置で制御されるエレベータを設けた建物の構成の一例を示す図である。 図1のかごの内部を上部から見た図である。 この発明の一実施の形態におけるエレベータの制御装置のかご内操作盤の正面図である。 この発明の一実施の形態におけるエレベータの制御装置の乗場の正面図である。 この発明の一実施の形態におけるエレベータの制御装置の構成を示す図である。 図5の制御部の具体的構成の一例を示す図である。 この発明の一実施の形態におけるエレベータの制御装置の身障者利用客乗場呼びが登録される時の動作を説明する動作フローチャートである。 この発明の一実施の形態におけるエレベータの制御装置の身障者乗場呼びが登録された時点で、かご内に身障者利用客占有面積が確保されている場合の動作を説明する動作フローチャートである。 この発明の一実施の形態におけるエレベータの制御装置の身障者乗場呼びが登録された時点で、かご内に身障者利用客占有面積が確保されていない場合の動作を説明する動作フローチャートである。
この発明によるエレベータの制御装置および制御方法によれば、一般利用客に比べてかご内の占有面積が広い身障者利用客、ベビーカー利用客等の特定利用客の乗場呼び登録階の前の階床までのかご呼び登録を条件付きで許可することで、一般利用客の利用効率の向上が図れるができる。
以下、この発明によるエレベータの制御装置および制御方法を実施の形態に従って図面を用いて説明する。なお、各図において、同一もしくは相当部分は同一符号で示し、また重複する説明は省略する。
また一般利用客に比べてかご内の占有面積が広い特定利用客としては、車椅子を利用する身障者、ベビーカーやショッピングカート等の押し車利用者、大きい荷物を持った人等がいる。説明の便宜上、以下の説明では、車椅子を利用する身障者利用客として説明し、さらに単に身障者利用客または身障者として記載する場合がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の一実施の形態におけるエレベータの制御装置で制御されるエレベータを設けた建物の構成の一例を示す。図1の建物は6階建で、エレベータの昇降路1が設けられる。昇降路1は建物の各階床に亘って延びている。
各階床には、エレベータの乗場2が設けられている。各乗場2は、昇降路1に対向する。昇降路1内には、エレベータのかご3が設けられ、昇降路1に沿って昇降する。
例えば、建物には、一般利用客が存在する。例えば、1階に一般利用客4aが存在する。2階に一般利用客4bが存在する。3階に一般利用客4cが存在する。5階に一般利用客4dが存在する。また建物には4階に身障者利用客5が存在する。
次に図2を用いてかご3での占有面積について説明をする。図2はかご3の内部を上部から見た図である。図2に示すように、かご床面積6、かご内の一般利用客占有面積7、呼び登録を行った身障者のための身障者利用客占有面積8が示されている。
かご内の一般利用客占有面積7は、それぞれ図示を省略した例えば、床下の圧力センサ、天井部からの監視カメラのカメラ映像、床部の照度センサ、乗客の所持するICタグとその読み取り装置、等により検出することができる。
また、呼び登録を行った身障者利用客の身障者利用客占有面積8は、例えば、図示を省略した身障者利用客の所持するICタグとその読み取り装置、身障者利用客5が操作する後述する身障者利用客乗場呼び登録ボタン14で示される、乗場操作盤からの入力、等から得ることができる。ICタグは、ショッピングビルなどで貸し出されるベビーカーやショッピングカートに内蔵されたもの、総合受付等にてデポジット制で貸し出されるもの、オフィスビルなどで、社員証に内蔵されているものでもよい。
次に図3を用いて、かご内操作盤9の説明をする。図3はこの発明の本実施の形態におけるエレベータの制御装置のかご内操作盤の正面図である。かご内操作盤9は、かご呼び登録装置としてのかご呼び登録ボタン10a、10b、10c、11a、11b、11cと、かご内の報知装置としてのスピーカー12を備える。
例えば、かご3が1階にあり、身障者利用客5により4階の後述する図4に示した身障者呼び登録ボタン14が操作されて、身障者乗場呼び登録がされた時、身障者利用客占有面積8が確保されていなければ、2階かご呼び登録ボタン10b、3階かご呼び登録ボタン10cは操作可能とし、4階かご呼び登録ボタン11a、5階かご呼び登録ボタン11b、6階かご呼び登録ボタン11cは操作不可とする。4階かご呼び登録ボタン11aを無効とする理由は、かご3が3階出発までに身障者利用客占有面積8を確保することで、4階で乗車する身障者利用客5が気まずい思いをしないようにするためである。
次に図4を用いて、乗場2の説明をする。図4はこの発明の本実施の形態におけるエレベータの制御装置の乗場の正面図である。図4に示すように、各階床の乗場2には、一般利用客乗場呼び登録装置を構成する例えば一般利用客乗場呼び登録ボタン13と、身障者利用客乗場呼び登録装置を構成する例えば身障者利用客乗場呼び登録ボタン14と、乗場の報知装置としてのスピーカー15がそれぞれに設けられている。
例えば、かご内に乗車している一般利用客41と、乗場2に待機している一般利用客42と、かごに乗車しようとする一般利用客43が存在する。一般利用客43が乗車したことで、身障者利用客占有面積8が確保されなくなれば、その時点で、4階かご呼び登録ボタン11a、5階かご呼び登録ボタン11b、6階かご呼び登録ボタン11cは操作不可とする。例えば、その後に乗車する乗場2に待機している一般利用客42に対して、スピーカー15から呼び登録制限がかかったことをアナウンスする。
図5はこの発明の本実施の形態におけるエレベータの制御装置の構成を示す図である。制御部100は、一般利用客乗場呼び登録装置13、特定利用客乗場呼び登録装置14、およびかご呼び登録装置10からの呼び登録に従ってかごの駆動制御を行う運転制御部101と共に、かご内専有面積判断部102、呼び登録制御部103、報知制御部104、記憶部110を含む。
そして制御部100は、
図4に示した各階床の乗場2にそれぞれに設けられた、一般利用客乗場呼び登録ボタン13と、身障者利用客乗場呼び登録ボタン14と、スピーカー15、
図3に示した、符号10でまとめて示すかご呼び登録ボタンとスピーカー12を設けたかご内操作盤9、
かご内の一般利用客占有面積7を検出する各種装置を代表して示す一般利用客占有面積検出装置D4、
かご内の身障者利用客占有面積8を検出する各種装置を代表して示す身障者利用客占有面積検出装置D5、
かご3を昇降路1に昇降させる巻上げ機等からなる駆動装置DD、
さらに、別のエレベータの制御部200、
が接続されている。
制御部100は例えばプロセッサから構成される。プロセッサ100Aは公知のように、例えば概略、図6に示すような構成を有する。インターフェース(I/F)100aを介して外部との入出力を行い、CPU100bがメモリ100cに格納された制御処理に必要なプログラムおよびデータ、さらに外部からのデータ、信号等に従って種々の制御のための演算処理を行い、処理結果を外部に出力すると共に、必要に応じてメモリ100cにデータを記録しておく。図5の制御部100では、上記プログラムに従って実行される各処理が機能ブロックとして示されている。
一般利用客乗場呼び登録装置13は、各階の乗場に設置された一般利用客の乗場呼びを登録するためのものである。
特定利用客乗場呼び登録装置14は、各階の乗場に設置された一般利用客に比べてかご内占有面積が広い特定利用客の乗場呼びを登録するためのものである。
かご呼び登録装置10は、かご内に設置されたかご呼びを登録するためのものである。
一般利用客占有面積検出装置D4は、かご内の一般利用客占有面積を検出するためのものである。
特定利用客占有面積検出装置D5は、かご内に必要な特定利用客占有面積を検出するためのものである。
報知装置12,15は乗場およびかご内に報知を行うためのものである。
また制御部100の、
運転制御部101は、一般利用客乗場呼び登録装置13、特定利用客乗場呼び登録装置14、およびかご呼び登録装置10からの呼び登録に従って、かごの駆動制御を行う。
かご内占有面積判断部102は、かご床面積、および一般利用客占有面積検出装置と特定利用客占有面積検出装置の検出結果に基づいて、かご内占有面積を判断する。
呼び登録制御部103は、かご内占有面積に従って呼び登録を制御する。
報知制御部104は、呼び登録、乗車制限に関す情報をスピーカー12,15を使って乗場およびかご内の一方または両方に報知させる。
次に図7−9を用いて一連の動作を説明する。図7−9は図5に示すこの発明の本実施の形態におけるエレベータの制御装置の制御系の動作を説明する動作フローチャートである。
図7は身障者利用客乗場呼びが登録される時の動作を説明する動作フローチャートである。
図8は身障者乗場呼びが登録された時点で、かご3内に身障者利用客占有面積8が確保されている場合の動作を説明する動作フローチャートである。
図9は身障者乗場呼びが登録された時点で、かご3内に身障者利用客占有面積8が確保されていない場合の動作を説明する動作フローチャートである。
図7において、身障者利用客乗場呼び登録ボタン14が押下されると(ステップS1)、呼び登録制御部103が、身障者利用客乗場呼び登録を検出すると共に、かご内占有面積判断部102が、一般利用客占有面積検出装置D4および身障者利用客占有面積検出装置D5から、利用客占有面積を取得する(ステップS2)。
次に、呼び登録制御部103が運転制御部101の情報に従って、身障者利用客乗場呼び登録階がかごの走行方向にあるか否かを判定する(ステップS3)。登録階がサービス方向すなわちかごの走行方向にない場合は、走行方向が反転するまでステップS3に留まる。登録階が走行方向にある場合はステップS4へ進む。
ステップS4では、報知制御部104が、身障者利用客5の存在をかご3内のスピーカー12からアナウンスさせる(ステップS4)。例えば、身障者利用客占有面積8をアナウンスしてもよい。また、身障者利用客占有面積8をプロジェクタでかご床に投影させたり、またはかご床下照明装置でかご床に表示させてもよい。これらのプロジェクタ、かご床下照明装置を図5に身障者利用客占有面積かご内表示装置D8として示す。
次に、かご内占有面積判断部102が、例えば記憶部110に予め格納されたかご床面積6、および一般利用客占有面積検出装置13と特定利用客占有面積検出装置14の検出結果に基づいてかご内に身障者利用客占有面積8を確保できるか否かを判定する。確保できる場合は、図8のフローチャートF1へ進む。確保できない場合は、図9のフローチャートF2へ進む(ステップS5)。
図8のフローチャートF1において、報知制御部104が、呼び登録制御部103および運転制御部101の情報に従って、乗場呼び登録のある各階床のスピーカー15から、身障者利用客5の存在と、身障者利用客乗場呼び登録のあった階より先の階では乗車制限すなわちかご呼び登録が不可となる可能性があることをアナウンスさせる(ステップS6)。なお、”身障者利用客乗場呼び登録のあった階より先の階”とは、身障者利用客乗場呼び登録のあった階を含むものとする。すなわち身障者利用客乗場呼び登録のあった階より”先の階”とは、身障者利用客乗場呼び登録のあった階と、身障者利用客乗場呼び登録のあった階のかご3の走行方向側の階とを含むものであり、以下同様とする。
次に、かご内占有面積判断部102が、かご3が停止中の乗客乗降により、かご内に身障者利用客占有面積8が確保できなくなったか否かを判定する。確保できている場合は、ステップS7を繰り返す。確保できなくなった場合は、ステップS8へ進む(ステップS7)。
次に、確保できなくなった場合は、呼び登録制御部103が、全ての階床の乗場呼び登録を無効とする(ステップS8)。
次に、呼び登録制御部103が、身障者利用客5が乗場呼び登録した階床から先の各階床へ行くための新たなかご呼び登録操作を、図3で示したように不可とする(ステップS9)。
次に、報知制御部104が、乗場呼び登録のある各階床の乗場のスピーカー15から、身障者利用客5が乗場呼び登録した階床をアナウンスさせ、さらに、この乗場呼び登録より後に乗車する人は、この乗場呼び登録階よりも手前すなわちかご3の走行方向の手前の階床までなら乗車可能すなわちかご3に乗車していることが可能であることをアナウンスさせる(ステップS10)。
次に、かご内占有面積判断部102が、身障者利用客乗場呼び登録階より手前の停止可能階、例えば身障者利用客乗場呼び登録階より1階手前の階床、に到着するまでに、身障者利用客占有面積8がかご内に確保されているか否かを判定する。確保されていれば、ステップS14へ進む。確保されていなければ、ステップS12へ進む(ステップS11)。
ステップS12では、運転制御部101が、身障者利用客乗場呼び登録階より手前の停止可能階にかご3を停止させる。そして報知制御部104が、かご内のスピーカー12から、身障者利用客5の存在と降車を促すアナウンスを報知させる。身障者利用客占有面積8がかご内に確保されるまで、運転制御部101が、かご3は走行不可とし、報知制御部104が、その旨もアナウンスする(ステップS12)。その後ステップS13へ進む。
ステップS13では、かご内占有面積判断部102が、身障者利用客占有面積8がかご内に確保されたかどうかを判定する。確保されなければ、ステップS12へ進む。確保されればステップS14へ進む(ステップS13)。
ステップS14では、運転制御部101が、身障者利用客乗場呼び登録階へ走行させ、身障者利用客乗場呼び登録に応答する(ステップS14)。その後、フローチャートF1は終了する。
図9のフローチャートF2において、呼び登録制御部103が、全ての階床の乗場呼び登録を無効とする(ステップS15)。
次に、呼び登録制御部103が、身障者利用客5が乗場呼び登録した階から先の各階へ行くための新たなかご呼び登録操作を、図3で示したように不可とする(ステップS16)。
次に、呼び登録制御部103が、かご呼びと乗場呼びどちらも登録されている階床があるか否かを判定する。ある場合は、ステップS18へ進む。ない場合は、ステップS19へ進む(ステップS17)。
ステップS18では、報知制御部104が、呼び登録制御部103および運転制御部101の情報に従って、身障者利用客乗場呼び登録階より手前のかご呼びと乗場呼びどちらも登録されている階の乗場に対し、乗場スピーカー15から、身障者利用客5の存在と、身障者利用客乗場呼び登録のあった階の先の階では乗車制限すなわちかご呼び登録不可であることをアナウンスする(ステップS18)。
ステップS19では、運転制御部101が、かご3を停止させ、乗客乗降時に報知制御部104が、乗場のスピーカー15から、身障者利用客5の身障者利用客乗場呼び登録のあった階床をアナウンスし、さらに、その階床よりもかご3の走行方向の手前の階床までなら乗車可能すなわちかご3に乗車していることが可能であることをアナウンスする(ステップS19)。
次に、運転制御部101が、身障者利用客乗場呼び登録のあった階床より手前の階床へのかご呼び階に応答する(ステップS20)。そしてかご内占有面積判断部102が、身障者利用客乗場呼び登録のあった階床より手前の階床に到着するまでに、身障者利用客占有面積8がかご内に確保されているか否かを判定する。確保できていればステップS26に進む。確保できていなければステップS22に進む(ステップS21)。
ステップS22では、報知制御部104が、かご内のスピーカー12から、身障者利用客5の存在と、降車を促すアナウンスを報知させる(ステップS22)。
次に、かご内占有面積判断部102が、身障者利用客占有面積8がかご内に確保されているか否かを判定する。確保できていればステップS25に進む。確保できていなければ、ステップS24に進む(ステップS23)。
ステップS24では、運転制御部101は、身障者利用客5の身障者利用客乗場呼び登録には応答しない(ステップS24)。
ステップS25では、報知制御部104が、降車客に対して、御礼と他号機を優先して呼ぶ旨をアナウンスさせる。また呼び登録制御部103は、別のエレベータの制御部200に該当階床への呼び登録指令を送る(ステップS25)。
そして運転制御部101は、かご3を身障者利用客乗場呼び登録に応答させる(ステップS26)。
以上で説明した本実施の形態によれば、身障者利用客乗場呼び登録階まで利用したい一般利用客に対して、身障者利用客占有面積8のスペースの乗車を許可することで、一般利用客の利用効率を向上し、身障者利用客乗場呼び登録階までに、身障者利用客占有面積8を確保することができ、身障者利用客が乗車できる面積をかご内に確保することができる。
この発明に係るエレベータの制御装置は、種々の形態のエレベータに適用可能であり同様な効果を奏する。

Claims (7)

  1. 各階の乗場に設置された一般利用客の乗場呼びを登録する一般利用客乗場呼び登録装置と、
    各階の乗場に設置された前記一般利用客に比べてかご内占有面積が広い特定利用客の乗場呼びを登録する特定利用客乗場呼び登録装置と、
    かご内に設置されたかご呼びを登録するかご呼び登録装置と、
    かご内の一般利用客占有面積を検出する一般利用客占有面積検出装置と、
    かご内に必要な特定利用客占有面積を検出する特定利用客占有面積検出装置と、
    乗場およびかご内に報知を行う報知装置と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部が、
    前記一般利用客乗場呼び登録装置、前記特定利用客乗場呼び登録装置、および前記かご呼び登録装置からの呼び登録に従って、かごの駆動制御を行う運転制御部と、
    かご床面積、および前記一般利用客占有面積検出装置と前記特定利用客占有面積検出装置の検出結果に基づいて、かご内占有面積を判断するかご内占有面積判断部と、
    かご内に必要とされるかご内特定利用客占有面積が確保できない場合に、乗場呼び登録を無効にし、特定利用客の乗場呼び登録がされた階から先の階に対しての新たなかご呼び登録を無効にする呼び登録制御部と、
    乗車制限に関す情報を乗場およびかご内の一方または両方に報知させる報知制御部と、
    を含む、エレベータの制御装置。
  2. 前記報知制御部が、特定利用客の乗場呼び登録があった場合にその旨かご内に報知させる、請求項1に記載のエレベータの制御装置。
  3. 前記かご内占有面積判断部が、かご内に必要とされるかご内特定利用客占有面積が確保できないと判断した場合に、前記報知制御部が、乗車制限されることがある旨を報知させる、請求項1または2に記載のエレベータの制御装置。
  4. 前記かご内占有面積判断部が、かご内に必要とされるかご内特定利用客占有面積が確保できないと判断した場合に、
    前記運転制御部が、前記特定利用客の乗車を優先するときには、かごを発車させない、請求項1から3までのいずれか一項に記載のエレベータの制御装置。
  5. 前記報知制御部が、かご内に必要とされるかご内特定利用客占有面積が確保できるように降車を促す報知を行わせる、請求項4に記載のエレベータの制御装置。
  6. 前記呼び登録制御部が、別のエレベータの制御部に該当階床への呼び登録を送る、請求項5に記載のエレベータの制御装置。
  7. 各階の乗場に設置された一般利用客の乗場呼びを登録する一般利用客乗場呼び登録装置と、
    各階の乗場に設置された前記一般利用客に比べてかご内占有面積が広い特定利用客の乗場呼びを登録する特定利用客乗場呼び登録装置と、
    かご内に設置されたかご呼びを登録するかご呼び登録装置と、
    かご内の一般利用客占有面積を検出する一般利用客占有面積検出装置と、
    かご内に必要な特定利用客占有面積を検出する特定利用客占有面積検出装置と、
    乗場およびかご内に報知を行う報知装置と、
    を備えたエレベータの制御において、
    前記一般利用客乗場呼び登録装置、前記特定利用客乗場呼び登録装置、および前記かご呼び登録装置からの呼び登録に従って、かごの駆動制御を行い、
    かご床面積、および前記一般利用客占有面積検出装置と前記特定利用客占有面積検出装置の検出結果に基づいて、かご内占有面積を判断し、
    かご内に必要とされるかご内特定利用客占有面積が確保できない場合に、乗場呼び登録を無効にし、特定利用客の乗場呼び登録がされた階から先の階に対しての新たなかご呼び登録を無効にし、
    乗車制限に関す情報を乗場およびかご内の一方または両方に報知させる、
    ことを含む、エレベータの制御方法。
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