JP6519950B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に関し、更に詳しくは、感光体ドラムの表面を走査して画像を形成する画像形成装置及び画像形成方法に関する。
近年、感光体ドラムの表面を走査して画像を形成する画像形成装置の開発が盛んに行われている。
例えば、特許文献1には、画像の副走査方向及び主走査方向の2次元の濃度ムラを抑制する画像形成装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1の画像形成装置では、生産性の低下を抑制しつつ画像の副走査方向及び主走査方向の2次元の濃度ムラを抑制することに関して向上の余地があった。
本発明は、感光体ドラムと、光源を含み、該光源からの光によって前記感光体ドラムの表面を主走査方向に走査し、該表面に潜像を形成する潜像形成装置と、前記潜像を現像する現像装置と、前記現像装置で現像された画像の主走査方向の少なくとも4つの位置の濃度を検出する濃度検出装置と、前記画像の両端の2つの位置に対応する光量補正テーブル、及び前記両端の2つの位置間の少なくとも1つの位置に個別に対応し、前記両端の2つの位置間の少なくとも1つの位置は、前記濃度の変動に基づいて選択され、対応する位置における副走査方向の濃度変動を抑制するための少なくともつの光量補正テーブルを取得し、走査毎に、前記少なくともつの位置のうち隣り合う2つの位置に個別に対応する2つの前記光量補正テーブルの対応する補正データの差分に基づいて、前記光源の光量を設定する設定値を補正する処理装置と、を備える画像形成装置である。
本発明によれば、生産性の低下を抑制しつつ画像の副走査方向及び主走査方向の2次元の濃度ムラを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るカラープリンタの概略構成を示す図である。 濃度検出器について説明するための図である。 光学センサについて説明するための図である。 光走査装置を説明するための図(その1)である。 光走査装置を説明するための図(その2)である。 光走査装置を説明するための図(その3)である。 光走査装置を説明するための図(その4)である。 走査制御装置を説明するための図である。 光量補正テーブル取得処理を説明するためのフローチャートである。 5つの光学センサOS1〜OS5及び濃度変動計測用パターンP1〜P5を示す図である。 5つの光学センサOS1〜OS5の出力信号を示す図である。 5つの光学センサOS1〜OS5の出力信号の周期関数近似を説明するための図である。 光量補正テーブルをRAMに格納する方法を説明するための図である。 主走査方向の3つの位置に個別に対応する3つの光量補正テーブルを取得する場合について説明するための図(その1)である。 主走査方向の3つの位置に個別に対応する3つの光量補正テーブルを取得する場合について説明するための図(その2)である。 光量補正データ生成処理を説明するためのフローチャートである。 光量補正データ生成処理を説明するための図(その1)である。 光量補正データ生成処理を説明するための図(その2)である。 光量補正データ生成処理を説明するための図(その3)である。 光量補正データ生成処理を説明するための図(その4)である。 変形例1の光量補正データ生成処理を説明するための図(その1)である。 変形例1の光量補正データ生成処理を説明するための図(その2)である。 変形例2の光量補正テーブル取得処理について説明するための図である。 濃度変動計測用パターン(ベタパターン)を示す図である。 トナー画像の濃度変動の具体例を示す図である。 光量補正データ生成処理を説明するための図(その5)である。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図20に基づいて説明する。図1には、一実施形態に係る画像形成装置としてのカラープリンタ2000の概略構成が示されている。
このカラープリンタ2000は、4色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)を重ね合わせてフルカラーの画像を形成するタンデム方式の多色カラープリンタであり、光走査装置2010、4つの感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)、4つのクリーニングユニット(2031a、2031b、2031c、2031d)、4つの帯電装置(2032a、2032b、2032c、2032d)、4つの現像ローラ(2033a、2033b、2033c、2033d)、4つのトナーカートリッジ(2034a、2034b、2034c、2034d)、転写ベルト2040、転写ローラ2042、定着ローラ2050、給紙コロ2054、レジストローラ対2056、排紙ローラ2058、給紙トレイ2060、排紙トレイ2070、通信制御装置2080、濃度検出器2240、4つのホームポジションセンサ(2246a、2246b、2246c、2246d)、4つの電位センサ(不図示)、上記各部を統括的に制御するプリンタ制御装置2090などを備えている。以下では、4つの感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)を区別しない場合は、感光体ドラム2030と総称する。4つの現像ローラ(2033a、2033b、2033c、2033d)を区別しない場合は、現像ローラ2033と総称する。
通信制御装置2080は、ネットワークなどを介した上位装置(例えばパソコン)との双方向の通信を制御する。
プリンタ制御装置2090は、CPU、該CPUにて解読可能なコードで記述されたプログラム及び該プログラムを実行する際に用いられる各種データが格納されているROM、作業用のメモリであるRAM、アナログデータをデジタルデータに変換するAD変換回路などを有している。そして、プリンタ制御装置2090は、上位装置からの要求に応じて各部を制御するとともに、上位装置からの画像データ(画像情報)を光走査装置2010に送る。
感光体ドラム2030a、帯電装置2032a、現像ローラ2033a、トナーカートリッジ2034a、及びクリーニングユニット2031aは、組として使用され、ブラックの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Kステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030b、帯電装置2032b、現像ローラ2033b、トナーカートリッジ2034b、及びクリーニングユニット2031bは、組として使用され、シアンの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Cステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030c、帯電装置2032c、現像ローラ2033c、トナーカートリッジ2034c、及びクリーニングユニット2031cは、組として使用され、マゼンタの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Mステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030d、帯電装置2032d、現像ローラ2033d、トナーカートリッジ2034d、及びクリーニングユニット2031dは、組として使用され、イエローの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Yステーション」ともいう)を構成する。
以下では、画像形成ステーションを単に「ステーション」とも呼ぶ。
各感光体ドラムはいずれも、その表面に感光層が形成されている。すなわち、各感光体ドラムの表面がそれぞれ被走査面である。なお、各感光体ドラムは、不図示の回転機構により、図1における面内で矢印方向に回転するものとする。
なお、ここでは、XYZ3次元直交座標系において、各感光体ドラムの長手方向に沿った方向をY軸方向、4つの感光体ドラムの配列方向に沿った方向をX軸方向として説明する。
各帯電装置は、対応する感光体ドラムの表面をそれぞれ均一に帯電させる。
光走査装置2010は、上位装置からの多色の画像情報(ブラック画像情報、シアン画像情報、マゼンタ画像情報、イエロー画像情報)に基づいて、色毎に変調された光束を、対応する帯電された感光体ドラムの表面にそれぞれ照射する。これにより、各感光体ドラムの表面では、光が照射された部分だけ電荷が消失し、画像情報に対応した潜像が各感光体ドラムの表面にそれぞれ形成される。ここで形成された潜像は、感光体ドラムの回転に伴って対応する現像ローラの方向に移動する。なお、この光走査装置2010の構成については後述する。
ところで、各感光体ドラムにおいて、画像情報が書き込まれる領域は、「有効走査領域」、「画像形成領域」、「有効画像領域」などと呼ばれている。
トナーカートリッジ2034aにはブラックトナーが格納されており、該トナーは現像ローラ2033aに供給される。トナーカートリッジ2034bにはシアントナーが格納されており、該トナーは現像ローラ2033bに供給される。トナーカートリッジ2034cにはマゼンタトナーが格納されており、該トナーは現像ローラ2033cに供給される。トナーカートリッジ2034dにはイエロートナーが格納されており、該トナーは現像ローラ2033dに供給される。
各現像ローラは、回転に伴って、対応するトナーカートリッジからのトナーが、その表面に薄く均一に塗布される。そして、各現像ローラの表面のトナーは、対応する感光体ドラムの表面に接すると、該表面における光が照射された部分にだけ移行し、そこに付着する。すなわち、各現像ローラは、対応する感光体ドラムの表面に形成された潜像にトナーを付着させて顕像化させる。ここでトナーが付着した像(トナー画像)は、感光体ドラムの回転に伴って転写ベルト2040の方向に移動する。
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナー画像は、所定のタイミングで転写ベルト2040上に順次転写され、重ね合わされてカラー画像が形成される。
給紙トレイ2060には記録紙が格納されている。この給紙トレイ2060の近傍には給紙コロ2054が配置されており、該給紙コロ2054は、記録紙を給紙トレイ2060から1枚ずつ取り出し、レジストローラ対2056に搬送する。該レジストローラ対2056は、所定のタイミングで記録紙を転写ベルト2040と転写ローラ2042との間隙に向けて送り出す。これにより、転写ベルト2040上のカラー画像が記録紙に転写される。ここで転写された記録紙は、定着ローラ2050に送られる。
定着ローラ2050では、熱と圧力とが記録紙に加えられ、これによってトナーが記録紙上に定着される。ここで定着された記録紙は、排紙ローラ2058を介して排紙トレイ2070に送られ、排紙トレイ2070上に順次スタックされる。
各クリーニングユニットは、対応する感光体ドラムの表面に残ったトナー(残留トナー)を除去する。残留トナーが除去された感光体ドラムの表面は、再度対応する帯電装置に対向する位置に戻る。
濃度検出器2240は、転写ベルト2040の−X側に配置されている。この濃度検出器2240は、一例として図2に示されるように、5つの光学センサOS1〜OS5を有している。
5つの光学センサOS1〜OS5は、転写ベルト2040の有効画像領域に対向し、Y軸方向に略等間隔で配置されている。詳述すると、光学センサOS1は最も−Y側に配置され、光学センサOS5は最も+Y側に配置され、光学センサOS2〜OS4は2つの光学センサOS1、OS5間に−Y側から+Y側にかけて順に配置されている。
各光学センサは、いずれも一例として図3に示されるように、転写ベルト2040に向けて光(以下、「検出用光」ともいう)を射出するLED11、転写ベルト2040あるいは転写ベルト2040上のトナーパッドからの正反射光を受光する正反射光受光素子12、転写ベルト2040あるいは転写ベルト2040上のトナーパッドからの拡散反射光を受光する拡散反射光受光素子13を有している。各受光素子は、いずれも受光量に応じた信号(光電変換信号)を出力する。
ホームポジションセンサ2246aは、感光体ドラム2030aにおける回転のホームポジションを検出する。
ホームポジションセンサ2246bは、感光体ドラム2030bにおける回転のホームポジションを検出する。
ホームポジションセンサ2246cは、感光体ドラム2030cにおける回転のホームポジションを検出する。
ホームポジションセンサ2246dは、感光体ドラム2030dにおける回転のホームポジションを検出する。
また、4つの電位センサは、4つの感光体ドラム2030に個別に対向して配置されており、それぞれ対向する感光体ドラム2030の表面電位情報を検知する。
次に、前記光走査装置2010の構成について説明する。
光走査装置2010は、一例として図4〜図8に示されるように、4つの光源(2200a、2200b、2200c、2200d)と、4つのカップリングレンズ(2201a、2201b、2201c、2201d)と、4つの開口板(2202a、2202b、2202c、2202d)と、4つのシリンドリカルレンズ(2204a、2204b、2204c、2204d)と、ポリゴンミラー2104、4つの走査レンズ(2105a、2105b、2105c、2105d)と、6枚の折り返しミラー(2106a、2106b、2106c、2106d、2108b、2108c)とを含む潜像形成装置(光走査系)、及び走査制御装置3020(図4〜図7では図示省略、図8参照)を備えている。そして、これらは、光学ハウジング(図示省略)の所定位置に組み付けられている。以下では、4つの光源(2200a、2200b、2200c、2200d)を区別しない場合は、光源2200と総称する。
各光源は、複数(例えば40個)の発光部が2次元配列されている面発光レーザアレイを含んでいる。該面発光レーザアレイの複数の発光部は、一例として、すべての発光部を副走査対応方向に伸びる仮想線上に正射影したときに、発光部間隔が等間隔となるように配置されている。すなわち、複数の発光部は、少なくとも副走査方向に対応する方向に離間して配置されている。なお、本明細書では、「発光部間隔」とは2つの発光部の中心間距離をいう。
カップリングレンズ2201aは、光源2200aから射出された光束の光路上に配置され、該光束を略平行光束とする。
カップリングレンズ2201bは、光源2200bから射出された光束の光路上に配置され、該光束を略平行光束とする。
カップリングレンズ2201cは、光源2200cから射出された光束の光路上に配置され、該光束を略平行光束とする。
カップリングレンズ2201dは、光源2200dから射出された光束の光路上に配置され、該光束を略平行光束とする。
開口板2202aは、開口部を有し、カップリングレンズ2201aを介した光束を整形する。
開口板2202bは、開口部を有し、カップリングレンズ2201bを介した光束を整形する。
開口板2202cは、開口部を有し、カップリングレンズ2201cを介した光束を整形する。
開口板2202dは、開口部を有し、カップリングレンズ2201dを介した光束を整形する。
シリンドリカルレンズ2204aは、開口板2202aの開口部を通過した光束を、ポリゴンミラー2104の偏向反射面近傍にZ軸方向に関して結像する。
シリンドリカルレンズ2204bは、開口板2202bの開口部を通過した光束を、ポリゴンミラー2104の偏向反射面近傍にZ軸方向に関して結像する。
シリンドリカルレンズ2204cは、開口板2202cの開口部を通過した光束を、ポリゴンミラー2104の偏向反射面近傍にZ軸方向に関して結像する。
シリンドリカルレンズ2204dは、開口板2202dの開口部を通過した光束を、ポリゴンミラー2104の偏向反射面近傍にZ軸方向に関して結像する。
カップリングレンズ2201aと開口板2202aとシリンドリカルレンズ2204aとからなる光学系は、Kステーションの偏向器前光学系である。
カップリングレンズ2201bと開口板2202bとシリンドリカルレンズ2204bとからなる光学系は、Cステーションの偏向器前光学系である。
カップリングレンズ2201cと開口板2202cとシリンドリカルレンズ2204cとからなる光学系は、Mステーションの偏向器前光学系である。
カップリングレンズ2201dと開口板2202dとシリンドリカルレンズ2204dとからなる光学系は、Yステーションの偏向器前光学系である。
ポリゴンミラー2104は、Z軸に平行な軸まわりに回転する2段構造の4面鏡を有し、各鏡がそれぞれ偏向反射面となる。そして、1段目(下段)の4面鏡ではシリンドリカルレンズ2204bからの光束及びシリンドリカルレンズ2204cからの光束がそれぞれ偏向され、2段目(上段)の4面鏡ではシリンドリカルレンズ2204aからの光束及びシリンドリカルレンズ2204dからの光束がそれぞれ偏向されるように配置されている。
また、シリンドリカルレンズ2204a及びシリンドリカルレンズ2204bからの各光束はポリゴンミラー2104の−X側に偏向され、シリンドリカルレンズ2204c及びシリンドリカルレンズ2204dからの各光束はポリゴンミラー2104の+X側に偏向される。
各走査レンズはそれぞれ、光束を対応する感光体ドラム近傍に集光する光学的パワー、及びポリゴンミラー2104の回転に伴って、対応する感光体ドラム面上で光スポットが主走査方向に等速で移動するような光学的パワーを有している。
走査レンズ2105a及び走査レンズ2105bは、ポリゴンミラー2104の−X側に配置され、走査レンズ2105c及び走査レンズ2105dは、ポリゴンミラー2104の+X側に配置されている。
そして、走査レンズ2105aと走査レンズ2105bはZ軸方向に積層され、走査レンズ2105bは1段目の4面鏡に対向し、走査レンズ2105aは2段目の4面鏡に対向している。また、走査レンズ2105cと走査レンズ2105dはZ軸方向に積層され、走査レンズ2105cは1段目の4面鏡に対向し、走査レンズ2105dは2段目の4面鏡に対向している。
ポリゴンミラー2104で偏向されたシリンドリカルレンズ2204aからの光束は、走査レンズ2105a、折り返しミラー2106aを介して、感光体ドラム2030aに照射され、光スポットが形成される。この光スポットは、ポリゴンミラー2104の回転に伴って感光体ドラム2030aの長手方向に移動する。すなわち、感光体ドラム2030a上を走査する。このときの光スポットの移動方向が、感光体ドラム2030aでの「主走査方向」であり、感光体ドラム2030aの回転方向が、感光体ドラム2030aでの「副走査方向」である。
また、ポリゴンミラー2104で偏向されたシリンドリカルレンズ2204bからの光束は、走査レンズ2105b、折り返しミラー2106b及び折り返しミラー2108bを介して、感光体ドラム2030bに照射され、光スポットが形成される。この光スポットは、ポリゴンミラー2104の回転に伴って感光体ドラム2030bの長手方向に移動する。すなわち、感光体ドラム2030b上を走査する。このときの光スポットの移動方向が、感光体ドラム2030bでの「主走査方向」であり、感光体ドラム2030bの回転方向が、感光体ドラム2030bでの「副走査方向」である。
また、ポリゴンミラー2104で偏向されたシリンドリカルレンズ2204cからの光束は、走査レンズ2105c、折り返しミラー2106c及び折り返しミラー2108cを介して、感光体ドラム2030cに照射され、光スポットが形成される。この光スポットは、ポリゴンミラー2104の回転に伴って感光体ドラム2030cの長手方向に移動する。すなわち、感光体ドラム2030c上を走査する。このときの光スポットの移動方向が、感光体ドラム2030cでの「主走査方向」であり、感光体ドラム2030cの回転方向が、感光体ドラム2030cでの「副走査方向」である。
また、ポリゴンミラー2104で偏向されたシリンドリカルレンズ2204dからの光束は、走査レンズ2105d、折り返しミラー2106dを介して、感光体ドラム2030dに照射され、光スポットが形成される。この光スポットは、ポリゴンミラー2104の回転に伴って感光体ドラム2030dの長手方向に移動する。すなわち、感光体ドラム2030d上を走査する。このときの光スポットの移動方向が、感光体ドラム2030dでの「主走査方向」であり、感光体ドラム2030dの回転方向が、感光体ドラム2030dでの「副走査方向」である。
なお、各折り返しミラーは、ポリゴンミラー2104から各感光体ドラムに至る各光路長が互いに一致するとともに、各感光体ドラムにおける光束の入射位置及び入射角がいずれも互いに等しくなるように、それぞれ配置されている。
ポリゴンミラー2104と各感光体ドラムとの間の光路上に配置される光学系は、走査光学系とも呼ばれている。ここでは、走査レンズ2105aと折り返しミラー2106aとからKステーションの走査光学系が構成されている。また、走査レンズ2105bと2枚の折り返しミラー(2106b、2108b)とからCステーションの走査光学系が構成されている。そして、走査レンズ2105cと2枚の折り返しミラー(2106c、2108c)とからMステーションの走査光学系が構成されている。さらに、走査レンズ2105dと折り返しミラー2106dとからYステーションの走査光学系が構成されている。なお、各走査光学系において、走査レンズが複数のレンズから構成されていても良い。
図8には、走査制御装置3020の構成が示されている。走査制御装置3020は、図8に示されるように、インターフェイスユニット3022と、画像処理ユニット3023と、駆動制御ユニット3024と、を備えている。
インターフェイスユニット3022は、上位装置(例えばパソコン)から通信制御装置2080、プリンタ制御装置2090を介して転送されてきたRGB形式の画像データ(入力画像データ)を、後段の画像処理ユニット3023に転送する。
画像処理ユニット3023は、画像処理部として機能する。画像処理ユニット3023は、インターフェイスユニット3022から画像データを取得して、印刷方式に対応したカラーの画像データに変換する。一例として、画像処理ユニット3023は、RGB形式の画像データを、タンデム形式(CMYK形式)の画像データに変換する。また、画像処理ユニット3023は、データ形式の変換に加えて、画像データに各種の画像処理を施す。そして、画像処理ユニット3023は、変換した画像データを駆動制御ユニット3024に送る。
駆動制御ユニット3024は、画像処理ユニット3023からの画像データを画素の発光タイミングを示すクロック信号に変調して、色毎の独立した変調信号を生成する。そして、駆動制御ユニット3024は、光源2200a,2200b,2200c,2200dを、それぞれの色に対応した変調信号に応じて駆動して発光させる。
駆動制御ユニット3024は、一例として、光源2200a,2200b,2200c,2200dの近傍に設けられたワンチップ化された単一の集積デバイスである。このため、組み付けや取り外しが容易であり、メンテナンス性、交換性に優れる。画像処理ユニット3023及びインターフェイスユニット3022は、駆動制御ユニット3024と比較して、光源2200a,2200b,2200c,2200dよりも遠くに配置される。そして、画像処理ユニット3023と駆動制御ユニット3024との間は、ケーブル(不図示)により接続される。
以上のように構成される光走査装置2010は、画像データに応じた光を各光源から射出させて対応する感光体ドラムの表面に潜像を形成することができる。
以下に、走査制御装置3020の各ユニットについて詳しく説明する。
インターフェイスユニット3022は、一例として、フラッシュメモリ3211と、RAM3212と、IF3214と、CPU3210とを有する。フラッシュメモリ3211、RAM3212、IF3214及びCPU3210は、それぞれバスで接続される。
フラッシュメモリ3211は、CPU3210で実行されるプログラム、及びCPU3210でのプログラムの実行に必要な各種データを格納する。RAM3212は、CPU3210がプログラムを実行する際の作業用の記憶領域である。IF3214は、プリンタ制御装置2090と双方向の通信をする。
CPU3210は、フラッシュメモリ3211に格納されたプログラムに従って動作して、光走査装置2010の全体を制御する。
以上のように構成されるインターフェイスユニット3022は、プリンタ制御装置2090からの入力画像データ(解像度N、8ビット、RGB形式)を、画像処理ユニット3023に受け渡す。
画像処理ユニット3023は、属性分離部3215と、色変換部3216と、墨生成部3217と、γ補正部3218と、疑似中間調処理部3219とを有する。
属性分離部3215は、インターフェイスユニット3022から、入力画像データ(解像度N、8ビット、RGB形式)を受け取る。ここで、入力画像データの各画素には、属性情報(属性データ)が付加されている。属性情報は、その領域(画素)のソースとなるオブジェクトの種類を示す。例えば、画素が文字の一部であれば、属性情報には、「文字」を示す属性が示される。例えば、画素が線の一部であれば、属性情報には、「線」を示す属性が示される。また、画素が図形の一部であれば、属性情報には、「図形」を示す属性が示される。また、画素が写真の一部であれば、属性情報には、「写真」を示す属性が示される。
属性分離部3215は、入力画像データから属性情報及び画像データを分離する。属性分離部3215は、画像データ(解像度N、8ビット、RGB形式)を色変換部3216に送る。
色変換部3216は、属性分離部3215からのRGB形式の画像データを、CMY形式の画像データに変換し、墨生成部3217に送る。
墨生成部3217は、色変換部3216からのCMY形式の画像データから、黒成分を生成してCMYK形式の画像データを生成し、γ補正部3218に送る。
γ補正部3218は、墨生成部3217からのCMYK形式の画像データを、テーブル等を用いて各色のレベルを線形変換し、疑似中間調処理部3219に送る。
疑似中間調処理部3219は、γ補正部3218からのCMYK形式の画像データの階調数を低減して、1ビットの画像データを出力する。すなわち、疑似中間調処理部3219は、例えば、ディザ処理、誤差拡散処理等の疑似中間調処理をすることにより、8ビットの画像データの階調数を1ビットに低減する。この結果、画像データに周期性のあるスクリーン(例えば網点スクリーン、ラインスクリーン等)、すなわち絵柄を構成するスクリーンが形成される。そして、疑似中間調処理部3219は、解像度N、1ビット、CMYK形式の画像データを、駆動制御ユニット3024に送信する。
なお、画像処理ユニット3023は、一部または全部がハードウェアにより実現されていても良いし、CPU3210がソフトウェアプログラムを実行することにより実現されても良い。
駆動制御ユニット3024は、画素クロック生成部3223と、変調信号生成部3222と、光源駆動部3224と、信号処理部3225と、RAM3226(ランダムアクセスメモリ)とを有する。
画素クロック生成部3223は、画素の発光タイミングを示す画素クロック信号を生成する。
変調信号生成部3222は、画像処理ユニット3023からの画像データを画素クロック信号に同期した、色毎に独立した各変調信号(発光タイミング信号)を生成し、光源駆動部3224に送る。
信号処理部3225は、レジスタに設定された値や、RAM3226に格納された後述する光量補正テーブルの値から光源2200の電流指令値(DAC値)を生成し、光源駆動部3224に送る。
光源駆動部3224は、変調信号生成部3222からの色毎に独立した各変調信号と信号処理部3225からのDAC値に応じて、対応する光源2200を駆動する。これにより光源駆動部3224は、各光源2200を対応する変調信号に応じたパターン、DAC値に応じた光量で発光させることができる。
以上のように構成される光走査装置2010は、各光源2200から画像データに応じた光を射出させて、該光源に対応する感光体ドラムの表面に潜像を形成することができる。
ところで、感光体ドラムが偏心している場合や、断面が真円でない場合、感光体ドラムが回転したときに、感光体ドラムと現像ローラとの間の間隙が周期的に変動する。この間隙の変動は現像プロセスの変動となり、出力画像(最終的に形成される画像)において、副走査方向に周期的な濃度変動(濃度ムラ)を招く。感光体ドラムの他にも、現像ローラや帯電ローラ等の作像エンジン部の回転体も同様な濃度変動を発生させる。これらの濃度変動に対して、周期的に現像バイアス、帯電バイアス、または光量を変調することで、濃度変動を補正する画像形成装置が既に知られている。
しかし、従来の副走査方向の周期的濃度変動を補正する画像形成装置では、副走査方向に一律に作像条件(光源の発光光量、現像バイアス、帯電バイアス)を変調し、濃度変動を補正しているにすぎなかった。感光体ドラム等の回転体の形状(真円度)は主走査方向に偏差を持つうえ、帯電ムラによる影響もあるため、実際に発生しているトナー画像の濃度変動は副走査方向に一律ではない(図25参照)。この場合、出力画像には、副走査方向及び主走査方向の2次元の濃度ムラが発生する。
そのため、一律に作像条件を変調することで副走査方向の濃度変動を補正しようとすると、逆に過補正によって濃度変動を発生させてしまうという問題がある。
また、副走査方向及び主走査方向の2次元の濃度変動を補正するために2次元の補正値を計算する場合には、煩雑な演算を行い大量のデータをメモリに格納する必要がありため、演算時間、転送時間が非常に長くなり、ひいては生産性が著しく低下してしまう。
そこで、発明者らは、以下に説明するように、生成性の低下を抑制しつつ出力画像に発生し得る2次元の濃度ムラを抑制する技術を開発し、その技術を本実施形態の画像形成方法に導入した。
本実施形態の画像形成方法では、先ず、主走査方向の複数位置(例えば3つの位置)における副走査方向の濃度変動を個別に抑制するための複数(例えば3つ)の光量補正テーブルを取得する処理(光量補正テーブル取得処理)を行う。
以下に、本実施形態の光量補正テーブル取得処理を、図9を参照して説明する。図9のフローチャートは、信号処理部3225によって実行される処理アルゴリズムに対応している。この光量補正テーブル取得処理は、例えば定期的に(例えば8時間〜24時間毎)にステーション毎に行われる。ここでは、代表的にKステーションについて説明する。
ここで、予め、主走査方向のシェーディング補正、すなわち光走査装置2010の光学系に起因する主走査方向の偏差補正が、該光学系の透過率等の影響を補償して像面の光量を一定することにより行われ、主走査方向のシェーディング値(以下では単に「シェーディング値」とも呼ぶ)が取得され、レジスタに設定されている。設定された主走査方向のシェーディング値に応じて、光量を決める電流指令値であるDAC値を変化(増減)させる。DAC値の変化は、主走査シェーディングフラグのタイミングで実施される(図18参照)。
最初のステップS1では、5つの濃度変動計測用パターンP1〜P5を転写ベルト2040に形成する。以下では、5つの濃度変動計測用パターンP1〜P5を、それぞれパターンP1〜P5と略称する。さらに、パターンP1〜P5を、特に区別しない場合には、パターンと総称する。
具体的には、走査毎に、光源2200の光量を設定するDAC値(設定値)をシェーディング値で補正し、シェーディング補正後のDAC値(以下では「初期DAC値」とも呼ぶ)と変調信号で該光源を駆動して感光体ドラム2030a表面を走査し、図10に示されるように、感光体ドラム2030aの少なくとも1周分の5つのパターンP1〜P5を転写ベルト2040の5つの光学センサOS1〜OS5に個別に対応する位置に形成する。
ここでは、5つのパターンP1〜P5は、それぞれがX軸方向(副走査方向)に延びる細長いトナーパターンであり、Y軸方向(主走査方向)に略等間隔で並んでいる。詳述すると、パターンP1は、最も−Y側(走査先端側)に位置し、パターンP5は、最も+Y側(走査後端側)に位置し、パターンP2〜P4は、2つのパターンP1、P5間に−Y側から+Y側にかけて順に並んでいる。
そして、各光学センサのLED11を点灯させる。各LED11からの検出用光は、転写ベルト2040が回転(周回)するにつれて、すなわち時間が経過するとともに対応するパターンを副走査対応方向に沿って照明する。
次のステップS2では、各パターンの副走査方向の濃度変動を取得する。
具体的には、各光学センサのLED11から対応するパターンに検出用光が照射されているときに、所定の時間間隔で該光学センサの正反射光受光素子12及び拡散反射光受光素子13の出力信号を取得し、センサ出力信号からトナー濃度を算出する(図11参照)。
このようにして、転写ベルト2040における、主走査方向に配置された5つの光学センサOS1〜OS5に個別に対応する5つの主走査位置(ここでは5つのパターンP1〜P5)のトナー濃度を算出することで、副走査方向の周期的な濃度変動と、主走査方向の濃度偏差の両方を取得できる。すなわち、頁内の2次元の濃度変動情報を取得できる。
次のステップS3では、各パターンの副走査方向の濃度変動を周期関数近似する。
具体的には、ホームポジションセンサ2246aの出力信号(以下では、HP信号とも称する)に基づいて、各パターンの副走査方向の濃度変動を、感光体ドラム2030aの回転周期(ドラム回転周期Td)と同じ周期の周期関数、一例として正弦波パターンとして抽出する(図12参照)。
次のステップS4では、パターンP2〜P4の周期関数近似された濃度変動のうち振幅が最大の濃度変動及びパターンP1、P5の周期関数近似された濃度変動に個別に対応する3つの光量補正テーブル(それぞれ感光体ドラム2030aの回転周期分(1周期分))を取得する。以下では、パターンP1に対応する光量補正テーブルを第1光量補正テーブルと呼び、上記振幅が最大の濃度変動のパターンに対応する光量補正テーブルを第2光量補正テーブルと呼び、パターンP5に対応する光量補正テーブルを第3光量補正テーブルと呼ぶ。
具体的には、ステップS3で得られた各正弦波パターンの1周期分を、感光体ドラム2030aの回転周期分の光量補正テーブル(該正弦波パターンの位相を180°ずらしたパターン)に変換する。すなわち、各光量補正テーブルは、感光体ドラム2030aの副走査方向の濃度変動を抑制するように作成される。
第1及び第3光量補正テーブルは、それぞれパターンP1、P5に対応するため、謂わば固定であり、第2光量補正テーブルは、パターンP2〜P4のいずれかに対応するため謂わば可変である(図14参照)。
すなわち、第1及び第3光量補正テーブルは、主走査方向の両端の2つの位置の濃度変動を抑制するように作成され、第2光量補正テーブルは、主走査方向の両端間における補正の必要性が最も高い位置の濃度変動を抑制するように作成されることになる(図15参照)。
次のステップS5では、各光量補正テーブルをRAM3226に格納する。
具体的には、光量補正値を、図13に示されるように、前走査から何ステップだけ変調するかといったような量子化された差分の値に変換し、RAM3226に格納する。この場合、RAM3226に格納するデータ量が低減される。光量変調のステップ数やステップ量は、例えば光量変調の最低分解能等で決まる。画像に対する不具合を抑制するため、一走査に対して基本的には最低分解能の0 or ±1 or ±2ステップ分だけの変調とするのが望ましい。また、1走査毎に上記のような光量補正値を格納するのではなく、複数走査毎(例えば4走査毎、図13参照)に光量補正値を生成し格納することで、RAM3226に格納するデータ量を更に低減できる。複数走査毎の光量補正値は、1走査毎の補正値として図13のように展開し、適用される。
以下に、2次元マトリクスとして光量補正値を格納する場合と、本実施形態との、必要メモリデータ量の比較を行う。主走査64分割でデータ深さを8bitとして、1024走査分の補正値を考慮すると、2次元マトリクスの場合は単純計算で64×8×1024=524288bit必要となる。一方、本実施形態では、主走査分64×8bit+1024/4(4走査毎)×3、(走査先端、走査中央、走査後端)×4bit(図13参照、前走査からの差分値)=3584bitというように、大幅に補正値格納のメモリデータ量を少なくすることが可能となる。
さらに、上記ステップS4において、両端の2つのパターンP1、P5に対応する2つの光量補正テーブルと、該2つのパターンP1、P5の間の3つのパターンP2〜P4のうち濃度変動の振幅が最大のパターンに対応する光量補正テーブルを作成することで、より少ないメモリデータ量で頁内の2次元の濃度変動情報を取得できる。
なお、3つのパターンP2〜P4のうち光量補正テーブルの作成対象となるパターンは濃度変動の振幅が最大のものでなくても良い。また、パターンP2〜P4のうち2つ以上のパターンの濃度変動に対応する光量補正テーブルを作成しても良い。この場合、必要なメモリデータ量は増えるが、頁内の2次元の濃度変動情報をより精度良く取得できる。
以上のようにして図9のフローチャートに示される光量補正テーブル取得処理が行われた後、上位装置から通信制御装置2080、プリンタ制御装置2090を介してインターフェイスユニット3022に画像データが入力されると、該画像データは、画像処理ユニット3023で所定の処理が施された後、駆動制御ユニット3024に送られる。
そこで、変調信号生成部3222は、画素クロック生成部3223からの画素クロックに従って画像データに応じた色毎の変調信号を生成し、該変調信号を光源駆動部3224に送る。
このとき、信号処理部3225は、RAM3226からステーション毎の第1〜第3光量補正テーブルを読み出し、後述する光量補正データ生成処理を行い、生成された光量補正データを光源駆動部3224に送る。
そこで、光源駆動部3224は、色毎に対応する光量補正データで初期DAC値(シェーディング補正後のDAC値)を補正し、補正後の初期DAC値を対応する光源に出力する。
このとき、対応する変調信号と補正後の初期DAC値により駆動された各光源から射出された光により、対応する回転する感光体ドラムの表面が主走査方向に走査される。
この結果、各感光体ドラムの表面には、副走査方向及び主走査方向の2次元の濃度変動が抑制されたトナー画像が形成され、ひいては記録紙に2次元の濃度ムラが抑制された画像が形成される。
以下に、光量補正データ生成処理について図16〜図18を参照して説明する。図16のフローチャートは、信号処理部3225によって実行される処理アルゴリズムに対応している。この光量補正データ生成処理は、各ステーションで、走査毎に行われる。ここでは、代表的に、Kステーションについて説明する。なお、図17には、便宜上、最初の走査から数走査分のデータのみが示されている。
最初のステップS11では、各光量補正テーブルの4走査分の補正値を1走査毎の光量変化ステップ数(補正値)に展開する(図17参照)。光量変化ステップのステップ幅は、初期DAC値の最低値(例えば80)を100%としたときに1%未満(ここでは0.1%)に設定されている。なお、図17では、第1光量補正テーブル及び該第1光量補正テーブルの展開後の1走査毎の光量変化ステップ数のみを代表的に図示している。
次のステップS12では、各光量補正テーブルの最初の走査から当該走査(最初の走査も含む)までの光量変化ステップ数の累計を求め、該累計を当該走査の累計値として取得する(図17参照)。
次のステップS13では、第1及び第2光量補正テーブルの同一走査における光量変化ステップ数の累計値の差分値、第1光量補正テーブル側(主走査方向上流側)から第2光量補正テーブル側(主走査方向下流側)にかけての変化方向(増減方向)を求める(図17参照)。ここでは、差分の変化方向は、0が増加方向、1が減少方向となる。
次のステップS14では、第2及び第3光量補正テーブルの同一走査における光量変化ステップ数の累計値の差分値、第2光量補正テーブル側(主走査方向走査上流側)から第3光量補正テーブル側(主走査方向下流側)にかけての変化方向(増減方向)を求める(図17参照)。なお、ステップS13、S14の順序は、逆であっても良い。
ステップS13、S14で求められた差分値と、変化方向は、副走査方向の濃度変動の主走査方向の偏差を補正するための補正パラメータを構成する。
次のステップS15では、初期DAC値に上記差分値を変化方向に応じて重畳する(図18、図19参照)。
ここでは、上記差分値が重畳されたタイミングでも主走査シェーディングフラグを発生させ、該主走査シェーディングフラグのタイミングで初期DAC値(シェーディング補正後のDAC値)を変化(増減)させる(図18、図19参照)。
詳述すると、各走査において、走査先端から走査中央までの任意のタイミングで主走査シェーディングフラグを発生させ、該走査に対応する第1及び第2光量補正テーブル間の上記差分値分だけその変化方向に初期DAC値を増減させる。この結果、該シェーディングフラグ発生タイミング以後の初期DAC値が上記差分値分だけその変化方向に一律にシフトする(図19、図20、図26参照)。
同様に、各走査において、走査中央から走査後端までの任意のタイミングで主走査シェーディングフラグを発生させ、該走査に対応する第2及び第3光量補正テーブル間の上記差分値分だけその変化方向に初期DAC値を増減させる。この結果、該シェーディングフラグ発生タイミング以後の初期DAC値が上記差分値分だけその変化方向に一律にシフトする。
以上のようにして、信号処理部3225は、走査毎に、該走査に対応する上記差分値分だけ増減された初期DAC値を光量補正データとして、光源駆動部3224に送る。
そこで、光源駆動部3224は、光量補正データの該走査に対応する補正後の初期DAC値に応じた電流を光源2200に印加する。
この結果、副走査方向の周期的な濃度変動成分と主走査方向の偏差成分を含む2次元の濃度変動を抑制するための光量変調を、簡易かつ迅速に実現でき、頁内の2次元の濃度ムラを効果的に抑制することが可能となる。
以上説明した本実施形態のカラープリンタ2000(画像形成装置)は、感光体ドラム2030と、光源2200を含み、該光源2200からの光によって感光体ドラム2030の表面を主走査方向に走査し、該表面に潜像を形成する潜像形成装置と、潜像を現像する現像装置と、該現像装置で現像された画像の主走査方向の複数位置(例えば5つの位置)の濃度を検出する、例えば5つの光学センサOS1〜OS5を含む濃度検出器2240(濃度検出装置)と、画像の主走査方向の複数位置の少なくとも2つ(例えば3つ)の位置における副走査方向の濃度変動に個別に対応する少なくとも2つ(例えば3つ)の光量補正テーブルを取得し、走査毎に、上記少なくとも2つ(例えば3つ)の位置のうち隣り合う2つの位置に個別に対応する2つの光量補正テーブルの対応する補正データの差分に基づいて、光源2200の光量を設定する設定値であるDAC値(電流指令値)を補正する走査制御装置3020(処理装置)と、を備えている。
この場合、画像の主走査方向の少なくとも2つの位置における副走査方向の濃度変動に個別に対応する少なくとも2つの光量補正テーブルを取得することで、副走査方向の濃度変動と主走査方向の濃度偏差を反映する2次元の濃度変動情報を取得できる。そして、2つの光量補正テーブル間の主走査方向に関する偏差に基づいてDAC値を補正するため、副走査方向の濃度変動と主走査方向の濃度偏差による出力画像の2次元の濃度ムラを抑制できる。
この結果、仮に主走査方向及び副走査方向の2次元の補正値を取得して画像における2次元の濃度ムラを抑制する場合に比べて、演算時間、転送時間を短縮できる。
結果として、カラープリンタ2000によれば、生産性の低下を抑制しつつ画像における主走査方向及び副走査方向の2次元の濃後ムラを抑制することができる。
また、走査制御装置3020は、任意の一の走査において、隣り合う2つの位置のうち主走査方向上流側の位置に対応する一方の光量補正テーブルの最初の走査から当該一の走査までの補正値の累計(補正データ)と主走査方向下流側の位置に対応する他方の光量補正テーブルの差最初の走査から当該一の走査までの補正値の累計(補正データ)の差分値をDAC値(電流指令値)に重畳する。
この場合、簡易な手法により、生産性の低下を抑制しつつ2次元の濃度ムラを効果的に抑制できる。
また、走査制御装置3020は、一方の光量補正テーブル側から他方の光量補正テーブル側にかけての上記累計の変化方向に応じて上記差分値をDAC値に重畳するため、2次元の濃度ムラを確実に抑制できるよう光源2200の発光光量を調整できる。
走査制御装置3020は、光量補正テーブルを取得するとき、DAC値(設定値)に主走査方向のシェーディング値を重畳し、走査毎に、該シェーディング値が重畳されたDAC値に上記差分値を重畳するため、光学系に起因する主走査方向の濃度偏差を補正するパラメータである主走査方向のシェーディング値を、作像エンジン部に起因する主走査方向の濃度偏差を補正するパラメータである上記差分値で補正することができ、2次元の濃度ムラをより確実に抑制できる。
また、上記複数位置は、少なくとも4つの位置であり、走査制御装置3020が、少なくとも4つの位置のうち、両端の2つの位置に対応する第1及び第3光量補正テーブル及び両端の2つの位置間の2つ以上の位置の少なくとも1つ(例えば1つ)の位置に対応する第2光量補正テーブルを取得する場合には、発生している濃度変動に応じて柔軟な補正が可能となる。
また、両端の2つの位置間の、光量補正テーブルを取得する少なくとも1つの位置が1つの位置である場合には、光量補正テーブルの取得数を少なくして、2次元の濃度ムラを効果的に抑制できる。すなわち、少ないメモリデータ量で2次元の濃度ムラを抑制できる。
また、両端の2つの位置間の、光量補正テーブルを取得する少なくとも1つの位置が複数の位置である場合には、メモリデータ量は、若干多くなるが、2次元の濃度ムラを更に抑制できる。
また、走査制御装置3020は、2つ以上の位置の濃度変動に基づいて光量補正テーブルを取得する少なとも1つの位置を選択する場合には、2次元の濃度ムラをより高精度に抑制できる。
また、両端の2つ位置間の、光量補正テーブルを取得する少なくとも1つの位置が2つ以上の位置のうち濃度変動の振幅が最大の位置を含む場合には、2次元の濃度ムラを、主に最大の濃度ムラを中心に抑制できる。
また、走査制御装置3020は、光量補正テーブルの補正値を、前走査からの差分の形式で取得するため、より少ない演算時間、転送時間で光量補正テーブルを取得できる。
また、走査制御装置3020は、光量補正テーブルの補正値を、複数走査毎に(複数走査単位で)取得するため、より少ない演算時間、転送時間で光量補正テーブルを取得でき、かつ必要なメモリ容量を大幅に減少できる。
また、光源2200は、面発光レーザアレイを含むため、感光体ドラム2030の表面を複数の光で高密度かつ高速に走査することができ、生産性の向上を図ることができる。
また、本実施形態の画像形成方法は、光源2200からの光により感光体ドラム2030の表面を主走査方向に走査し、該表面に潜像を形成する工程と、該潜像を現像する工程と、該現像する工程で現像された画像の複数位置の濃度を検出する工程と、画像の複数位置の少なくとも2つの位置の副走査方向の濃度変動に個別に対応する少なくとも2つの光量補正テーブルを取得する工程と、走査毎に、少なくとも2つの位置のうち隣り合う2つの位置に個別に対応する2つの光量補正テーブルの対応する補正データの差分に基づいて、光源の光量を設定する設定値であるDAC値(電流指令値)を補正する工程と、を含む。
この結果、仮に主走査方向及び副走査方向の2次元の補正値を取得して画像における主走査方向及び副走査方向の濃度ムラ(2次元の濃度ムラ)を抑制する場合に比べて、演算時間、転送時間を短縮できる。
結果として、本実施形態の画像形成方法によれば、生産性の低下を抑制しつつ画像における主走査方向及び副走査方向の2次元の濃後ムラを抑制することができる。
ところで、上記実施形態のように、4走査毎に光量変化ステップ数を設定する場合、必要なメモリ容量は減少するが、4走査は単調増加もしくは単調減少であるため、副走査方向の急峻な濃度変動に対応できない場合がある。
例えば、図21及び図22に示される変形例1のように、走査制御装置3020が、副走査方向の濃度変動の周期が通常時(例えば感光体ドラムの回転周期と略一致するとき)よりも短くなる非常時(例えば現像ローラの回転周期と略一致するとき)には、濃度変動の変化が急峻となるため、光量変化ステップ(光量補正値の補正単位)のステップ幅(該補正単位の大きさ)を通常時よりも、大きくしても良い。
変形例1では、光量変化ステップのステップ幅(DAC値の変化幅)を通常時には最低分解能の1とし、非常時には2とする。例えば、ステップ幅が1は、光量に換算すると、0.1%であり、ステップ幅が2は、光量に換算すると、0.2%である。
なお、これに限らず、通常時よりも非常時が大きい条件下で、通常時に2以上、非常時に3以上としても良い。
このように、光量変化ステップのステップ幅を変更することで、光量変化ステップ数を変えずに、一律に光量補正量を変えることができる。なお、光量変化ステップのステップ幅を不変(一定)とし、光量変化ステップ数を変えることによっても、光量補正量を変えることはできる。
変形例1によれば、走査制御装置3020は、光量補正テーブルの補正値の補正単位の大きさを調整可能であるため、多様な周期の副走査方向の濃度変動に対応できる。
また、図23に示される変形例2のように、5つのパターン1〜5に個別に対応する5つの光量補正テーブルを取得しても良い。この場合、若干メモリデータ量は増えるが、2次元の濃度ムラをより高精度に補正可能となる。
なお、複数の光量補正テーブルからは、作像エンジン部に起因する主走査方向の全域の偏差を補正するための情報は得られないため、光量補正テーブルを極力多く作成、取得し、極力多くの主走査方向の位置間の濃度偏差情報を得ることが好ましい。ただし、取得する光量補正テーブルの数が多いほどメモリデータ量が増え生産性が低下するため、生産性とのバランスをとることが重要である。
変形例2の場合も、上記実施形態と同様に、走査毎に、隣り合う2つのパターンの副走査方向の濃度変動に個別に対応する2つの光量補正テーブル間の主走査方向の偏差に基づいて、光量補正データを生成し、該光量補正データをシェーディング補正後のDAC値(初期DAC値)に重畳する。
なお、上記実施形態では、上記差分値を初期DAC値に重畳させているが、上記差分値をシェーディング補正前のDAC値(設定値)に直接的に重畳しても良い。
この場合、光量補正テーブル取得処理において、DAC値(電流指令値)に対して主走査方向のシェーディング値を設定せずに、例えば光源の発光光量を主走査方向に関して一定にして(主走査方向のシェーディング補正をせずに)複数の光量補正テーブルを取得する。この結果、複数の光量補正テーブルから、光走査装置2010の光学系による主走査方向の濃度偏差も反映する2次元の濃度変動補正情報が得られるため、2次元の濃度ムラを抑制することが可能である。
すなわち、本実施形態において、主走査方向のシェーディング値は、必須ではない。
また、上記実施形態及び各変形例では、濃度変動計測用パターンとして、複数(例えば5つ)の光学センサに個別に対応する位置に複数(例えば5つ)のパターンを形成しているが、これに限らず、要は、複数の光学センサのうち少なくとも2つの光学センサに対応する少なくとも1つのパターンが形成されれば良い。例えば、複数の光学センサ全てに対応(対向)する1つのベタパターンが形成されても良い(図24参照)。
また、例えば、複数の光学センサのうち主走査方向の両端に位置する2つの光学センサに個別に対応する2つのパターンのみを形成しても良い。
また、複数の光学センサに個別に対向する複数の主走査位置(主走査方向の位置)のうち少なくとも2つの主走査位置の副走査方向の濃度変動に対応する光量補正テーブルを取得すれば良い。
また、上記実施形態及び各変形例では、複数(例えば5つ)の光学センサは、Y軸方向(主走査方向)に配置されているが、これに限らず、要は、少なくともY軸方向の位置(主走査位置)が互いに異なる複数位置に配置されれば良い。例えば、Y軸方向に傾斜する方向に配置されても良い。
また、上記実施形態及び各変形例では、感光体ドラム2030に形成された潜像を転写ベルト2040を介して記録紙に転写しているが、これに限られない。例えば、感光体ドラム2030に形成された潜像を記録紙に直接転写する方式を採用しても良い。この場合は、記録紙に濃度変動計測用パターンを形成し、該濃度計測用パターンの副走査方向の濃度変動を濃度検出器2240を用いて検出、取得し、光量補正テーブルや光量補正データを生成することができる。
また、感光体ドラム2030の表面に形成(現像)されたトナー画像の濃度変動を、濃度検出器2240を用いて直接的に検出しても良い。
また、濃度検出器2240の光学センサの構成、数、配置は、上記実施形態及び各変形例で説明したものに限らず、適宜変更可能である。要は、濃度検出器は、トナー画像の主走査方向の複数位置における副走査方向の濃度を検出可能であれば良い。
また、上記実施形態及び各変形例では、記憶部としてRAM3226を用いているが、これに限らず、例えばRAM以外の少なくとも1つのメモリ(例えばフラッシュメモリ)、ハードディスク等であっても良い。
また、上記実施形態及び各変形例では、信号処理部3225が光量補正テーブル取得処理、光量補正データ生成処理を行っているが、これらの処理のうち少なくとも1つの処理を、例えば、CPU3210が行っても良いし、プリンタ制御装置2090が行っても良いし、画像形成装置(例えばカラープリンタ2000)に接続される外部処理装置が行っても良い。
また、走査制御装置の構成は、適宜変更可能である。例えば、駆動制御ユニットが行う処理の少なくとも一部を、画像処理ユニットが行うこととしても良い。
また、例えば、画像処理ユニットが行う処理の少なくとも一部を、駆動制御ユニットが行うこととしても良い。
また、例えば、走査制御装置3020での処理の少なくとも一部を、プリンタ制御装置2090が行っても良い。また、プリンタ制御装置2090での処理の少なくとも一部を、走査制御装置3020が行っても良い。
また、上記実施形態では、光走査装置が一体的に構成される場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、画像形成ステーション毎に光走査装置が設けられても良いし、2つの画像形成ステーション毎に光走査装置が設けられても良い。
また、上記実施形態及び各変形例では、光源は、面発光レーザを含んでいるが、これに限らず、例えばLED(発光ダイオード)、有機EL素子、LD(端面発光レーザ)、その他のレーザ等を含んでいても良い。
また、上記実施形態及び各変形例では、カラープリンタ2000は、感光体ドラムを4つ備えているが、これに限定されるものではない。例えば、感光体ドラムを5つ以上備えていても良い。
また、上記実施形態及び各変形例では、画像形成装置としてカラープリンタ2000の場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、画像形成装置は、モノクロプリンタであっても良い。
また、例えば、レーザ光によって発色する媒体(例えば、用紙)に直接、レーザ光を照射する画像形成装置であっても良い。
また、像担持体として銀塩フィルムを用いた画像形成装置であっても良い。この場合には、光走査により銀塩フィルム上に潜像が形成され、この潜像は通常の銀塩写真プロセスにおける現像処理と同等の処理で可視化することができる。そして、通常の銀塩写真プロセスにおける焼付け処理と同等の処理で印画紙に転写することができる。このような画像形成装置は光製版装置や、CTスキャン画像等を描画する光描画装置として実施できる。
また、画像形成装置として、プリンタ以外の画像形成装置、例えば、複写機、ファクシミリ、又はこれらが集約された複合機であっても良い。
2000…カラープリンタ(画像形成装置)、2010…光走査装置、2030a、2030b、2030c、2030d…感光体ドラム、2033a、2033b、2033c、2033d…現像ローラ(現像装置)、2200a、2200b、2200c、2200d…光源、2240…濃度検出器(濃度検出装置)、3020…走査制御装置(処理装置)。
特開2005−070068号公報

Claims (12)

  1. 感光体ドラムと、
    光源を含み、該光源からの光によって前記感光体ドラムの表面を主走査方向に走査し、該表面に潜像を形成する潜像形成装置と、
    前記潜像を現像する現像装置と、
    前記現像装置で現像された画像の主走査方向の少なくとも4つの位置の濃度を検出する濃度検出装置と、
    前記画像の両端の2つの位置に対応する光量補正テーブル、及び前記両端の2つの位置間の少なくとも1つの位置に個別に対応し、前記両端の2つの位置間の少なくとも1つの位置は、前記濃度の変動に基づいて選択され、対応する位置における副走査方向の濃度変動を抑制するための少なくとも3つの光量補正テーブルを取得し、
    走査毎に、前記少なくとも3つの位置のうち隣り合う2つの位置に個別に対応する2つの前記光量補正テーブルの対応する補正データの差分に基づいて、前記光源の光量を設定する設定値を補正する処理装置と、を備える画像形成装置。
  2. 前記処理装置は、任意の一の走査において、前記隣り合う2つの位置のうち主走査方向上流側の位置に対応する一方の光量補正テーブルの最初の走査から前記一の走査までの補正値の累計と主走査方向下流側の位置に対応する他方の光量補正テーブルの最初の走査から前記一の走査までの補正値の累計の差分値を前記設定値に重畳することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記処理装置は、前記一方の光量補正テーブル側から前記他方の光量補正テーブル側にかけての前記累計の変化方向に応じて前記差分値を前記設定値に重畳することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記処理装置は、
    前記光量補正テーブルを取得するとき、前記設定値に主走査方向のシェーディング値を重畳し、
    走査毎に、前記差分値を前記シェーディング値に重畳し、該重畳後の前記シェーディング値を前記設定値に重畳することをする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記少なくとも1つの位置は、1つの位置であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記少なくとも1つの位置は、複数の位置であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記少なくとも1つの位置は、前記2つ以上の位置のうち前記濃度変動の振幅が最大の位置を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記処理装置は、前記光量補正テーブルの補正値を、前走査からの差分の形式で取得することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記処理装置は、前記光量補正テーブルの補正値を、複数走査毎に取得することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記処理装置は、前記光量補正テーブルの補正値の補正単位の大きさを調整可能なことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記光源は、面発光レーザアレイを含むことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 光源からの光により感光体ドラムの表面を主走査方向に走査し、該表面に潜像を形成する工程と、
    前記潜像を現像する工程と、
    前記現像する工程で現像された画像の主走査方向の少なくとも4つの位置の濃度を検出する工程と、
    前記画像の両端の2つの位置に対応する光量補正テーブル、及び前記両端の2つの位置間の少なくとも1つの位置に個別に対応し、前記両端の2つの位置間の少なくとも1つの位置は、前記濃度を検出する工程で検出された濃度の変動に基づいて選択され、対応する位置における副走査方向の濃度変動を抑制するための少なくとも3つの光量補正テーブルを取得する工程と、
    走査毎に、前記少なくとも3つの位置のうち隣り合う2つの位置に個別に対応する2つの前記光量補正テーブルの対応する補正データの差分に基づいて、前記光源の光量を設定する設定値を補正する工程と、を含む画像形成方法。
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