JP6465143B2 - タッチ式入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばディスプレイ表面上に設けられ、ユーザーが指で直接触れるもしくは専用の器具を用いて触れることにより、平面上の位置情報と押圧情報とを同時に入力できるタッチ式入力装置に関するものである。
近年、タッチ式入力装置、所謂タッチパネル方式を採用した機器が大幅に増加している。銀行ATMや駅の券売機のみならず、携帯電話、携帯ゲーム機、携帯音楽プレーヤーなど、薄型ディスプレイ技術の発展と相まって入力インターフェースとしてタッチパネル方式が採用される機器が大幅に増加している。
現状用いられているタッチパネルは主に抵抗膜式や静電容量式が主流であり、これ以外にも光学式、電磁誘導式、圧電による弾性表面波を利用したものなどがある。通常はこれらの方式を用いて位置情報を検出する。即ちタッチパネル上のどの地点をユーザーがタッチしたのかを座標情報として取得し、この情報をもとに指定された処理が実行される。銀行ATMに代表されるように、画面に表示されたボタンの部分を触れることにより、ユーザーはあたかも実際のボタンを押して操作したかのように機器を操作することが出来る。最近のグラフィックユーザーインターフェース(GUI)処理技術の発達により、ユーザーが画面上を撫でることにより表示画像をスクロールさせたり、グラフィックとして表示されたスライドスイッチを指で直接コントロールできるような装置もある。
タッチパネルにはさらなる多様性が求められつつあり、最近では位置情報と合わせて押圧情報を同時に得たいという要望が高まっている。即ちユーザーが画面のどの位置をどのぐらいの強さで触れたかという2値の情報を検出すれば、さらなる操作性の向上が図られる。
これに関する技術として特許文献1には、位置検出用素子と感圧センサーとを重ねることにより、位置情報と押圧情報とを同時に検出する技術が開示されている。
また特許文献2には、圧電体フィルムを用いて押圧情報を取得すると共に、この圧電体フィルムに格子状に形成された複数の電極線のどの部分に検知電圧が現れたのかを検出して位置情報を取得する方式が開示されている。
特開平5−61592号公報 特開2006−163618号公報
特許文献1に記載のタッチパネルでは、位置検出のみを行う通常のタッチパネルの上にさらに、圧電フィルムや感圧抵抗体シートで形成された感圧センサーを重ねている。感圧センサーはタッチパネルの全面を覆っている。
通常のタッチパネルは、何らかの画像表示装置の上に設置されることが通例であり、高い透明度が要求される。位置検出用のタッチパネル、感圧センサーともそれぞれ複数のフィルムと電極層とを有する。フィルムを透明とし、電極にITO等の透明電極を用いれば全体を透明とすることが出来るが、積層数が多いため光線透過率が低下するという問題点があった。また複数の部品とプロセスが必要であるためコストアップの要因となる。さらに位置情報と押圧情報が別々に検出されるため信号処理が複雑となるといった問題点があった。
また、特許文献2に記載のタッチパネルでは、位置情報と押圧情報を同時に検出するために、圧電体フィルムに対して格子状の微細配線電極を形成している。信号がこの格子状電極のどの電極から強く検出されたかによって位置情報を得るため、これらの微細配線の全てを演算処理部に接続する必要があり構造がかなり複雑となるといった問題点があった。
上記問題点を解決するために本発明の第1の局面は、分子配向させたポリ乳酸フィルムからなるタッチパネルであって、前記ポリ乳酸フィルムの第1の主面と第2の主面とに電極が形成されており、前記第1の主面の電極は、少なくとも4つに電気的に分割された分割電極とされていることを特徴とする。
また本発明の第2の局面は、本発明の第1の局面のタッチパネルにおいて、前記第2の主面の電極は、前記第1の主面の前記分割電極とそれぞれが対向するように形成された分割電極であることを特徴とする。
また本発明の第3の局面は、本発明の第1の局面のタッチパネルにおいて、前記第2の主面の電極は、前記第1の主面の前記分割電極と不足無く対向するように形成された一様なグランド電極であることを特徴とする。
また本発明の第4の局面は、本発明の第1から第3の何れかの局面のタッチパネルにおいて、前記分割電極は、電極非形成部分からなる複数の電極分割線により電気的に分割されており、該電極分割線は、所定の幅を有する直線で形成されていることを特徴とする。
また本発明の第5の局面は、本発明の第4の局面のタッチパネルにおいて、前記電極分割線のそれぞれは、前記ポリ乳酸フィルムの略中央の1点で所定の角度で交わっていることを特徴とする。
また本発明の第6の局面は、本発明の第5の局面のタッチパネルにおいて、前記複数の電極分割線のなす角は互いに等しいことを特徴とする。
また本発明の第7の局面は、本発明の第1から第6の何れかの局面のタッチパネルにおいて、前記ポリ乳酸フィルムは、1軸延伸により分子配向されていることを特徴とする。
また本発明の第8の局面は、本発明の第7の局面のタッチパネルにおいて、前記複数の電極分割線は、第1の電極分割線と、第2の電極分割線とで形成されており、前記第1の電極分割線と、前記ポリ乳酸フィルムの延伸方向とのなす角をθ1、前記第2の電極分割線と、前記ポリ乳酸フィルムの延伸方向とのなす角をθ2、としたとき、前記θ1およびθ2が下記の数式の条件を満たすことを特徴とする。
−12°≦θ1≦12°,−102°≦θ2≦−78°
また本発明の第9の局面は、本発明の第8の局面のタッチパネルにおいて、前記第1の電極分割線は、前記ポリ乳酸フィルムの延伸方向と略一致する方向に形成されており、前記第2の電極分割線は、前記第1の電極分割線と略直交する方向に形成されていることを特徴とする。
また本発明の第10の局面は、本発明の第1から第9の何れかの局面のタッチパネルにおいて、前記電極はZnOを主成分とする透明電極であることを特徴とする。
また本発明の第11の局面は、本発明の第1から第10の何れかの局面のタッチパネルにおいて、前記ポリ乳酸フィルムが2層以上積層されたことを特徴とする。
また本発明の第12の局面は、本発明の第1から第11の何れかの局面のタッチパネルを備えたタッチ式入力装置であって、前記分割電極のそれぞれは、該分割電極から互いに独立して検出される電圧を元に位置情報および/または押圧情報を出力する処理装置に接続されていることを特徴とする。
また本発明の第13の局面は、銀行ATMや駅の券売機、携帯電話、携帯ゲーム機、携帯音楽プレーヤーなどの機器であって、本発明の第12の局面のタッチ式入力装置を入力インターフェースとして用いたことを特徴とする。
分子配向されたポリ乳酸フィルムは圧電性を有し、かつその透明度はアクリルに匹敵する。従って本発明によれば、ポリ乳酸フィルムに透明電極を設けることにより、透明度が非常に高く、位置情報のみではなく押圧情報も同時得られる安価なタッチパネルおよびタッチ式入力装置が実現できる。
本発明のタッチパネル基本構造を示す斜視図である。 (a)本発明のタッチパネルの表面電極構成を示す平面図である。(b)本発明のタッチパネルの裏面電極構成を示す平面図である。(c)本発明のタッチパネルの裏面の他の例の電極構成を示す平面図である。 ポリ乳酸の圧電現象による変形を説明するための説明図である。 本発明の基本動作を説明するための斜視図である。 本発明の基本動作を説明するための座標を定義した平面図である。 本発明のタッチパネルの対角線に沿って押圧力を加えた際に、押圧位置と各電極から発生する電圧の関係を示すグラフである。 本発明のタッチパネルの中央部から等距離でX軸と所定の角度を成す位置に押圧力を加えた際に、押圧位置と各電極から発生する電圧の関係を示すグラフである。 本発明のタッチパネルの所定の位置に所定の押圧力を加え、その押圧力を変化させた際に各電極から生じる電圧のパターンをグラフ化したものである。 本発明のタッチ式入力装置のブロックダイアグラムである。 (a)本発明の第2の実施例を示す平面図である。(b)本発明の第2の実施例の変形例を示す平面図である。 (a)本発明の第3の実施例を示す平面図である。(b)本発明の第3の実施例の変形例を示す平面図である。 本発明の第3の実施例を説明するための第1の説明図である。 本発明の第3の実施例に示すタッチパネルにおいて、電極分割線と延伸軸のなす方向と各電極に発生する電圧の関係を示す第1のグラフである。 本発明の第3の実施例を説明するための第2の説明図である。 本発明の第3の実施例に示すタッチパネルにおいて、電極分割線と延伸軸のなす方向と各電極に発生する電圧の関係を示す第2のグラフである。 本発明の第4の実施例を示す平面図である。 本発明の第5の実施例を示す平面図である。 本発明の第6の実施例を示す平面図である。 本発明の第7の実施例を説明するための説明図である。
(実施例1)
図1は第1の実施例を示す斜視図である。図1は本発明のタッチ式入力装置の主要構成部であるタッチパネル1を拡大して示したものである。タッチパネル1は処理装置に接続され本発明のタッチ式入力装置を成す。尚、処理装置については後述する。タッチパネル1は基体2と、基体2の両主面に形成された電極から構成されている。基体2の第1の主面には電極分割線5aおよび5bにより電気的に分割された電極3a〜3dが形成されている。電極分割線5aおよび5bはフィルムの中心を通り互いに略90°の角度を成して交わっている。基体2はポリ乳酸フィルムで構成されており、ポリ乳酸フィルムの延伸軸は電極分割線5aの長手方向と略一致する方向とされている。尚、図は説明のために各部を誇張して描いており実際の寸法関係とは異なっている。また、ここではタッチパネルをほぼ正方形として示したが、特に正方形に限られるものではない。
図2(a)はタッチパネル1の平面図である。矢印10はポリ乳酸フィルムの延伸軸方向を示している。矢印10は説明を分かりやすくするために平面図上に書き入れた物で、実際のタッチパネル1にはこのような矢印は描かれていない。電極3a〜3dは電圧を検出する装置に電気的に接続されているが本図ではこれを省略している。
図2(b)は、図2(a)に示したタッチパネル1の第2の主面(裏面)の一例を示す平面図であり、電極分割線50aを軸として図2(a)を裏返しにして示したものである。第2の主面には、第1の主面の電極3a〜3dのそれぞれと過不足無く対向するように、電極分割線50a,50bによって分割された電極30a〜30dが形成されている。電極30a〜30dは、この順序で電極3a〜3dとそれぞれ対向している。電極30a〜30dは電圧を検出する装置に電気的に接続されているが本図ではこれを省略している。
図2(c)は、図2(a)に示したタッチパネル1の第2の主面の他の一例を示す平面図である。第2の主面には、第1の主面の電極3a〜3dの全てを含めて対向するように一様な電極4が形成されている。電極4はグランド電位とされている。電極4はタッチパネル1が装備される機器のグランドに電気的に接続されているが本図ではこれを省略している。
また、通常タッチパネルの表面および裏面には反射防止フィルムや保護フィルムが設けられる、もしくは反射防止層や保護層がコーティングされているが本実施例ではこれを省略している。
第1の主面の電極に対して、第2の主面の電極を図2(b)に示したような分割電極とするか、図2(c)に示したような一様な電極とするかは実施時に適宜選択できる設計事項である。それぞれの利点については後述する。
電極3a〜3d、電極30a〜30dもしくは電極4はZnO、ITO、IZO(登録商標)、またはこれらを主成分とする無機電極、もしくはポリチオフェンを主成分とする有機電極で構成されており、このような電極を用いることにより電極を透明とすることが可能である。尤も透明性が必要とされない場合には金属による電極を構成しても良い。電極の構成方法としては蒸着、スパッタ、メッキ、箔の貼り付け等様々な方法が適用可能である。また、第1の主面の電極と第2の主面の電極は必ずしも同じ種類とする必要はなく、異なる種類の電極を用いても良い。
特にZnOは常温での成膜が可能で透明度も高いためポリ乳酸に好適に用いられる。元来ZnOは大気中の水分との反応によりキャリア供給源である酸素欠損が再酸化され抵抗の上昇を招くという欠点があった。ZnOにIIIB族元素であるGaを7重量%以上の高濃度でドープし、オフアクシスタイプのマグネトロンスパッタリング法で形成した透明電極は、H2OとZnOとの反応の活性化エネルギーが上昇し優れた耐湿性を示すため実用上問題はない。また実使用上においては、タッチパネル1には保護フィルムが設けられるか、保護層がコーティングされるのが通例であり、ZnOに対して直接水分が供給される確率は極めて低い。
ここでポリ乳酸の圧電性について説明する。ポリ乳酸フィルムは分子を配向させた後、熱処理を施したフィルムである。通常1軸延伸を施すことにより延伸軸方向にポリマーの主鎖を配向させることが出来る。ポリ乳酸は乳酸の縮合重合体であり、乳酸モノマーは不斉炭素を含むためキラリティがある。そのためポリ乳酸には主鎖が左巻きとなるL型ポリ乳酸と、主鎖が右巻きとなるD型ポリ乳酸がある。前者をPLLA、後者をPDLAと呼ぶ。一般的に流通する物はPLLAであるため、以降本明細書内ではポリ乳酸をPLLAと表記する。
PLLAはポリマー内にC=Oをはじめとして、永久双極子を発生する分子群が存在する。一本の分子鎖全体について双極子の和を求めると螺旋軸方向に大きな双極子が残る。一方、PLLAの結晶単位胞内では逆向きの分子鎖がそれぞれ一本ずつ存在し結晶全体としては双極子はうち消されてしまう。PLLA結晶の点群はD2に属し、圧電歪み定数としてd14,d25,d36のテンソル成分がある。
フィルムを1軸延伸して配向させるとポリマーの螺旋構造の影響で一部の対称性が崩れ、ズリ圧電性が発現することが知られている。圧電歪み定数として観測される成分はd14,d25であり、d36に関しては垂直な鏡面の存在によりその成分がうち消されてしまう。
延伸倍率は3〜8倍程度が好適である。延伸後に熱処理を施すことにより、延びきり鎖結晶の結晶化が促進され圧電定数が向上する。尚、2軸延伸した場合はそれぞれの軸の延伸倍率を異ならせることによって1軸延伸と同様の効果を得ることが出来る。例えばある方向をX軸としてその方向に8倍、その軸に直交するY軸方向に2倍の延伸を施した場合、圧電定数に関してはおよそX軸方向に4倍の1軸延伸を施した場合と同等の効果が得られる。単純に1軸延伸したフィルムは延伸軸方向に沿って裂け易いため、前述したような2軸延伸を行うことにより幾分強度を増すことが出来る。
PLLAを配向させる方法に関しては、ここに述べた1軸延伸もしくは2軸延伸以外にも方法がある。例えばポリマーの側鎖の一部をメソゲン基で置換し、磁場もしくは電場によりメソゲン基が配向する性質を用いて、主鎖そのものを溶液中で配向させ、この状態で溶媒を蒸発させて配向したフィルムを得る等の方法がある。またフィルムの厚み方向に高圧をかけることによっても配向が可能である。
図3はPLLAの圧電現象による変形を説明した概念図である。紙面の手前から奥に向かう軸を1軸、矢印10で示される延伸軸を3軸としている。PLLAフィルム2aに対し1軸の方向に向かって電場をかけると、d14によるズリ弾性の影響により、対角線12aとほぼ一致する方向に伸び、対角線12bとほぼ一致する方向に縮む様な変形を生じる。結果的にPLLAフィルムは2bで示される形へと変形する。シンボル11は電場の向きを表しており、紙面手前から奥に向かって電場が存在していることを示す。尚、変形量は誇張して表現されている。
PLLAのd14は、延伸条件、熱処理条件、添加物の配合等の条件を整えることにより10〜20pC/Nもの値が得られることが知られている。
このような圧電性を有するフィルムは、上述したように電場をかけると変形を生ずるが、逆に変形を与えると電圧が生じる。このような性質を論ずる指標として圧電応力定数(g定数)がある。PLLAの場合、g14は300〜500×10-3Vm/Nにも達し、PVDF(g31=216×10-3Vm/N)、PZT(g31=11×10-3Vm/N)と比較して非常に大きい。従ってPLLAはセンシング用途として非常に好適である。
次にPLLAのg14を利用して位置情報および押圧情報を得る方法について説明する。
図4(a)は図1のタッチパネル1の平面図に説明用の対角線13a〜13dを追加した物である。同じ図形要素には同じ番号を付し説明を省略する。タッチパネル1の中央部に下方向の力を加えた場合、タッチパネル1の中央部はそれに応じて撓みを生じる。この変形の様子を図4(b)に示す。矢印20はタッチパネル1の中央部に加えられる力を表している。
図4(b)から分かるように対角線13a〜13dは何れもほぼ均等に伸びる。この図4(b)に図3を適応して説明する。即ち図4(b)に示す対角線13a,13cは図3の対角線12aに対応し図4(b)の対角線13b,13dは図3の対角線12bに対応する。
前述した図3による説明を逆に考えると、対角線12aが伸びることによりシンボル11で示される電場が生じる。従って対角線13a,13cが伸びることにより、電極3a,3cにはプラスの電位が生じることになる。図3において対角線12bは縮んでいるが、対角線12bが伸びる場合にはシンボル11が示す電場は逆方向となる。従って対角線13b,13dが伸びることにより、電極3b,3dにはマイナスの電位が生じることになる。
次に図4(b)に示したモデルを用い有限要素法シミュレーションを行った結果を示す。表1は計算の際の条件を示し、表2は計算結果を示している。尚、この計算の際の裏面の電極は図2(c)に示した如く、一様なグランド電極とされている。
Figure 0006465143
Figure 0006465143
前述したように、電極3a,3cにはプラスの電位が発生し、電極3b,3dにはマイナスの電位が発生している。それぞれの発生電圧はほぼ等しい。
次に、図5に示すようにタッチパネル1の中央部が原点となるように座標軸を設定し、様々な箇所を押したときに発生する電圧を有限要素法シミュレーションにより求めた結果を示す。計算時の条件は表1に示したものと同様である。表3は対角線13aに沿う位置を押したときに発生する電圧をまとめて示したものである。尚、表中の数値の単位はmVである。
Figure 0006465143
図6は表3の結果をグラフ化したものである。凡例に示すプロット点、A,B,C,Dはそれぞれ電極3a,3b,3c,3dに発生する電圧を示している。押す位置が変化するに従って発生する電圧がほぼ滑らかに変化していることが分かる。
表4は押圧座標の原点からの距離を12.5mmとし、X軸となす角度を変化させて、電極3a〜3dに発生する電圧を有限要素法シミュレーションにより求めた結果である。計算時の条件は表1に示した物と同様である。
Figure 0006465143
図7は表4の結果をグラフ化したものである。図6と同様に凡例に示すプロット点、A,B,C,Dはそれぞれ電極3a,3b,3c,3dに発生する電圧を示している。押す位置が変化するに従って発生する電圧がほぼ滑らかに変化していることが分かる。
表2〜表4で示したように、押圧する座標により電極3a〜3dに発生する電圧が変化する。それぞれの電極に発生する電圧の符号、絶対値の大小関係には一定のパターンが存在し、このパターンを解析することによって、タッチパネル1のどの部分が押されたかを位置情報として得ることが出来る。
次に押圧力の検出方法について説明する。表5は(X,Y)=(12.5,12.5)、(−12.5,12.5)、(−12.5,−12.5)、(12.5,−12.5)の各位置について、押圧力を0.05N、0.1N、0.2Nとしたときの発生電圧を有限要素法シミュレーションにより求めた結果を示している。各座標において、表中の数値の上段、中段、下段がそれぞれ押圧力0.05N、0.1N、0.2Nに対応している。
Figure 0006465143
それぞれの座標において、それぞれの電極における発生電圧を比較すると、押圧力が0.1Nの時の発生電圧は、押圧力が0.05Nの時のほぼ2倍となっており、さらに押圧力が0.2Nの時の発生電圧は、押圧力が0.1Nの時のほぼ2倍となっていることが分かる。
図8は、座標(12.5,12.5)における各電極の発生電圧を、押圧力別に棒グラフにしたものである。この棒グラフそのものが視覚化された電圧パターンである。押圧力に応じて発生電圧の大きさがリニアに変位していることが分かる。従ってここで述べた方式により、総合的な発生電圧の大きさを評価することにより押圧情報を得ることが出来る。以上の説明を総合し、位置情報および押圧情報を同時に得る機能を改めて説明する。図9はタッチ式入力装置100を説明するものであり、タッチパネル1と処理装置101の接続概念図である。処理装置101は、検出部102と演算部103と記憶部104とを備えている。検出部102は接続線105a〜105dによって、タッチパネル1の電極3a〜3dにそれぞれ接続されている。検出部102は、タッチパネル1の表面に力が加えられたときに、電極3a〜3dに発生する電圧を独立に検出する。
記憶部104には、所定の押圧力で所定の位置が押されたときに電極3a〜3dに生じる電圧が電圧パターンとして記憶されている。電圧パターンとは電極3a〜3dに生じる電圧の符号、電圧の大きさをひとまとめの情報としたものである。電圧の大きさの記憶方法としては、その絶対値をそのまま記憶しても良いし、基準となる電極の電圧からの差分、もしくはその比率として記憶しても良い。特に記憶の方法に関してはここに記載された方法に限らなくとも良い。
電圧パターンは複数個記憶されており、このデータの作成にあたってはシミュレーションで行っても良いし、実際にタッチパネル1を押した時の情報をそのまま記憶してもよい。予め記憶される電圧パターンの個数はタッチ式入力装置に求められる座標精度に鑑みて適宜決定されるものである。
検出部102により検出された電圧は演算部103に送られる。演算部103は記憶部104に記憶されている電圧パターンと同じ方式で、検出部102で検出された電圧の電圧パターンを生成する。例えば、記憶部104に記憶されている電圧パターンが、各電極に生じる最大電圧を基準として全てこの電圧に対する比率で記憶されている場合、検出された電圧の電圧パターンもこれと同様の方法で生成する。次に演算部103は生成された電圧パターンと記憶部104に記憶されている電圧パターンを、符号を含めて比較する。記憶部104に記憶されている電圧パターンは位置情報に対応したものであるが、記憶容量の制限や演算速度を考慮して、位置情報に対応する押圧位置はある程度離散的なものとされている。従ってほぼ完全に合致する電圧パターンは得られない可能性がある。記憶された電圧パターンと比較する際には、記憶された電圧パターンと測定された電圧パターンの各電圧比率の誤差の二乗和を求め、その値の小さい物から順に数点を選択し、その大きさから位置情報を推定する。位置情報の推定が完了すれば、演算部103はその位置の周辺に位置するポイントの電圧パターンを記憶部104から読みとり、その位置における最大の電圧を生じる電極の電圧値を線形補完により生成する。生成された電圧値と検出された電圧の最大値の比率を求め、記憶部103に記憶されている所定の押圧力に乗じることにより実際の押圧力を求めることが出来る。尚、位置情報と押圧情報の求め方についてはここに記載したものに限られるものではない。
前述したように、ここの計算においては電極3a〜3dに対向する裏面の電極は、図2(c)に示すような一様なグランド電極4とした。一様なグランド電極4は構成が単純で、パターニングが不要であるため安価に形成が可能である。また、裏面には電極非形成部分が無いために、表面から裏面を透視的に見たときに、電極のパターンは視認されにくい。
また、図2(b)に示すように、表面と同様な分割電極を裏面に構成した際には、前者の場合と比較して発生電圧が大きくなるというメリットがある。
上記した方法により、非常に簡単な構成のタッチパネル1を用いて位置情報と押圧情報を同時に出力可能なタッチ式入力装置を構成することが出来る。タッチパネル1の基体2の材料として利用したPLLAは前述したように乳酸の縮合重合体である。通常、乳酸はトウモロコシを原料とする澱粉から微生物の力を利用して作られている。従ってPLLAは材料として化石燃料を用いていないため、廃棄により空気中の二酸化炭素を増加させることがない。また製造時における二酸化炭素排出量も他のポリマーに比較して極めて少ない。さらに生分解性という特徴も持つため環境負荷の極めて低いデバイスとすることが出来る。
ここで述べた方式による位置情報検知、押圧情報検知に関しては、同様の電極構成に対し、基体2にPVDF等の他の圧電ポリマーを用いることによっても達成できる。PVDFを用いた場合、各電極から発生する電圧は全てがプラスの電位もしくはマイナスの電位となる。何れになるかはPVDFのポーリングの方向による。PLLAの場合は、各電極生じる電圧に極性があるため、PVDFと比較して得られる情報量が多い。また、PVDFはポーリング処理を行っているため、経時的に圧電定数の低下が見られるが、PLLAの圧電性は延伸と熱処理により生じる分子配向に起因するため半永久的に保持される。さらにPVDFは乳白色のポリマーであり、薄くすると透明となるがPLLAと比較すると透明度は劣る、この点を鑑みてもタッチパネルとしてPLLAは非常に優れている。
(実施例2)
図10(a)は図1、図2に示した実施例1の他の実施形態を示したものである。図10(a)は図2(a)に対応しており、図2(b)(c)に対応する裏面の作図は省略する。以降の実施例、変形例においても裏面の電極が一様な電極の場合には作図を省略するものとする。同じ機能を有する構成要素には同じ記号を付し説明を省略する。基体2は長方形とされている。タッチパネルはディスプレイの表面に設けられることが多く、ディスプレイは通常長方形状のものが圧倒的に多いため、必然的にタッチパネルも同様の形状となる。このような形状としても実施例1に説明した場合と同様に機能させることが出来る。
図10(b)は図10(a)に示した実施例の変形例である。電極分割線5aおよび5bは基体2の中央を通っておらず、その交点は基体2の中央部からずれた位置にある。電極の接続線との位置関係や、下に表示される画像との兼ね合いがあれば本例のように電極分割線5a,5bの交点を基体2の中央から所定量ずらした形としても差し支えない。最も頻繁に位置検知が必要な部分の近傍に電極分割線5a,5bの交点を設定することが好適である。ずらし量に関しては、検知精度を確認し設計に合わせて適宜設定すればよい。
(実施例3)
図11(a)は実施例2の他の実施形態を示したものである。同じ機能を有する構成要素には同じ記号を付し説明を省略する。基体2は実施例2と同様に長方形とされている。基体2のPLLAは、延伸軸が基体2の外枠の辺に対して45°の角度を成すように切り出されている。図3を用いて前述説明したように、PLLAは電圧の印加により延伸軸と45°をなす方向に対して伸び縮みが発生する。従って効率よく電圧検知を行うためには図11(a)に示すように電極分割線5a,5bの何れかを延伸軸と同方向に向け、他方を延伸軸と90°の角度を成す方向に向けることが好適である。この場合も図10(b)の様に電極分割線5a,5bの交点を基体2の中心からずらして構成しても良い。
図11(b)は図11(a)に示した実施例の変形例である。基体2のPLLAの延伸軸の向きは図11(a)に示す場合と同様であるが、電極分割線5a、5bの何れも延伸軸の方向に沿っておらず、基体2の対角線に沿う様に形成されている。図11(a)の場合と比較してやや検知電圧が落ちる場合があるが、実用上問題なく使用できる。
次に、PLLAの延伸軸と電極分割線のなす角度による検知電圧の変化について説明する。図3に関する前述の説明を引用すると、PLLAフィルムの厚み方向に一様な電場をかけることにより、延伸軸に対して45°の角度を成す対角線12aは伸び、延伸軸に対して−45°の角度を成す対角線12bは縮む。従って延伸軸に対しては図2(a)に示した電極パターンの様に各電極を配置すれば理想的な電圧変化が観測できる。
図12は、図2の変形例を示したものであり、図2の電極分割線5a,5bの直交状態を保ったまま電極分割線5aを45°回転した場合の平面図を示している。即ち図中のθ1=45°,θ2=−45°である。この状態で基体2の中心部を押さえたとき、前述したとおり電極分割線5aに沿う部分にはプラスの電位が発生し、電極分割線5bに沿う部分にはほぼ絶対値の等しいマイナスの電位が発生する。従って電極3a〜3dのそれぞれにおいては電圧がほぼ相殺されてしまうこととなる。従って、電極分割線を2本のみとする場合には、0°≦θ1<45°、−90°≦θ2<−45°とすることが好ましい。
図13は、図12に示すモデルにおいて、基体2の中央部を押したときに発生する電圧を有限要素法シミュレーションで計算した結果を示すグラフである。θ1=0°、θ2=−90°を基点として、θ1が45°まで増加したときの各電極に生じる電圧を、θ1=0°、θ2=−90°の時の電圧値を基準としてそれに対する比率を示したものである。ただし、θ2=θ1−90°とする。このグラフによればθ1=45°の時に発生電圧は最小となり、45°から少し小さくなった時点で電圧値は急激に上昇することが分かる。θ1=25°のときでも最大値のほぼ8割の電圧が得られている。従って、実用上出来るだけ有利にθ1を設定するならば、θ1≦25°とする事が好適である。尚このグラフは、θ1=0°を対称軸としてほぼ左右対称となるため、−25°≦θ1≦25°として差し支えない。
次に、θ2=θ1−90°の関係が満たされない場合に関して説明する。図14は図2の変形例を示したものであり、電極分割線5aは延伸軸からθ1回転され、電極分割線5bは延伸軸からθ2回転された場合の平面図を示している。
図15は、図14に示すモデルにおいて、基体2の中央部を押したときに発生する電圧を有限要素法シミュレーションで計算した結果を示すグラフである。θ1=0°、θ2=−90°を基点として、θ1が30°まで増加したときの各電極に生じる電圧を、θ1=0°、θ2=−90°の時の電圧値を基準としてそれに対する比率を示したものである。ただし、θ2=−θ1−90°とする。このグラフによれば、分割電極3a、3cの電圧は徐々に上昇し、分割電極3b、3dの電圧が徐々に低下しているのが分かる。分割電極3b、3dの電圧の低下の割合の方が、分割電極3a、3cの電圧の上昇の割合よりも大きい。最大値の8割の電圧を得ようとすればθ1の範囲は、0°≦θ1≦12°となる。尚、このグラフは、θ1=0°を対称軸としてほぼ左右対称となるため、−12°≦θ1≦12°として差し支えない。図12、図13を用いて説明したように、θ2=θ1−90°なる関係を満たすとき、−25°≦θ1≦25°であれば、電圧発生の最大値に対して8割以上の電圧が検知できる。従って、総合的に考えれば−12°≦θ1≦12°のとき、θ2が、−102°≦θ2≦−78°の範囲にあれば、θ1およびθ2の特別な関係を設定せずとも、実用上好適な範囲が決定できる。尚、ここでは最大電圧に対する電圧の低下量を8割として説明したが、これは当該技術者が極一般的に考え得る量であり、実使用上問題なければ低下量をこれより小さい値と考え、θ1およびθ2の取りうる値を適宜拡大しても何ら差し支えない。
(実施例4)
図16は、実施例1〜3の他の実施形態を示す平面図である。前述した実施例と同じ機能を有する構成要素には同じ番号を付け説明を省略する。基体2の主面に形成された電極は電極分割線5a〜5dによって、8つの分割電極3a〜3hに分割されている。本実施例の動作原理は実施例1において説明したものと同等である。
電圧検出要素が増したことにより、位置情報に対する電圧パターンがより細かく形成できる。これにより位置情報、押圧情報共に精度を高めることが出来る。
本実施例において電極分割線5a〜5dは全て基体2の中央部で交わっているが、実施例2で説明したように必ずしも中央部で交わる必要はない。
電極分割線は、延伸軸と一致する方向にあるものと、それに直交するもの、もしくは実施例3において説明したような角度で設定されたものを設け、それらの電極分割線が成す角度を等分するように他の電極分割線を設ける、もしくは電極分割線により分割される分割電極が出来るだけ等面積で分割されるように他の電極分割線を設けることが好適である。
(実施例5)
図17は、実施例1〜4の他の実施形態を示す平面図である。前述した実施例と同じ機能を有する構成要素には同じ番号を付け説明を省略する。基体2の主面には異形の電極3a〜3dと、電極非形成領域8a〜8gが形成されている。電極非形成領域により電極3a〜3dは電気的に分割されており、他の実施例と同様の動作が可能である。中心線31a〜31dは電極の長軸を示す中心線である。ここで示したように、電極は必ずしも基体2の主面全面を覆わなくとも良い。図17に示した電極構成では、電極3a〜3dのそれぞれは矢印10で示される延伸軸と45°もしくは−45°を向く方向とされている、即ち中心線31a〜31dのそれぞれが矢印10で示される延伸軸と45°もしくは−45°を向く方向とされているため、押圧により1つの電極の島の中には同符号の電荷しか発生しない場合の確率が非常に高まる。従って逆電荷により電圧がうち消されてしまう確率が非常に小さくなる。
電極は基体2の中心線に対して必ずしも線対称形とする必要はない。実施例2や実施例4で示した方法を複合して、多様性のある電極形状が設定可能である。電極の縁も必ずしも直線とする必要はなく、曲線としても何ら差し支えはない。これらは設計に応じて適宜決定される事項である。
(実施例6)
図18は、電極形状について実施例1〜5と異なる概念の実施形態を示す平面図である。基体2の主面には市松模様状に電極9a〜9tが形成されている。電極9a〜9tの全ての引き出し電極は作図を省略している。基体2上の所定の箇所に押圧力を加えることにより、電極9a〜9tそれぞれには押圧座標と押圧力に応じた電圧が発生する。電極が複数存在するため、詳細な電圧パターンが取得可能となり、位置検知精度の向上が期待できる。取得電圧個数が多く解析処理の負担が大きくなるため、特定の閾値以上の電圧を出力した電極に絞って演算処理を実行しても良い。
ここで示した例のように分割電極の個数を多くした場合には、延伸軸との向きに関する考慮は意味を成さなくなるため、自由な配置が可能である。ここでは電極を市松模様状に配置した例を示したが、格子状の電極分割線で区切られたマトリックス電極としても良い。このときの格子状の電極分割線は、縦軸又は横軸の何れか一方が延伸軸に沿い、他方はその軸と略90°となるようにされているとさらに好適である。
また電極の形状は正方形や長方形に限らず、多角形、円形、楕円形、その他の異形でも構わない。位置情報、押圧情報の取得方法は実施例1に記載された方法と同じである。電極の分割数は信号の処理能力を考慮して決定されるべき設計事項である。
実施例2〜6に示したそれぞれの例の裏面の電極に関しては、実施例1において説明したように、それぞれの例に示した平面図に示された電極に対向した分割電極が構成されていても良いし、一様なグランド電極が形成されていても構わない。これに関しては実施に際して適宜選択できる設計事項である。
ここで分割電極の数を4つより減らした場合について説明する。例えば主面に形成される電極を2分割とした場合、検知される電圧のパターンが著しく減少し、位置情報の検出が粗くなってしまう。タッチパネルに求められる精度は、適用される機器によって様々なものがあるため、粗い精度しか要求されないものでは電極分割数を減らすことが出来る。例えばタッチパネルの右半分もしくは左半分のどちらを押したのかのみを判断すれば良い場合には、電極の分割数は2〜3程度でも構わない。
(実施例7)
図19は、さらなる実施形態を説明する概念図である。基体2は、2枚のPLLAフィルム201aおよび201bが積層された構造となっている。PLLAフィルム201aおよび201bにはそれぞれ、これまでの実施例で説明されてきたような電極が形成されている。PLLAフィルム201aと201bの接着界面部が双方のフィルムのグランド電極側とされていることが構造上簡単で好ましい形態である。尚、本図では電極、接着剤等は省略している。図15は矢印20で示される応力が加わった部分の断面を示したものであり、この応力により基体2は撓みを生じる。界面を中立面としてPLLAフィルム201aには圧縮応力、PLLAフィルム201bには引っ張り応力が発生する。PLLAフィルム201aおよび201bに4分割された電極が形成されているとすれば、それぞれの電極には応力に応じた電圧が発生することとなる。一層の場合と比較して電圧パターンがより詳細に形成できるため、位置情報、押圧情報共に精度を高めることが出来る。また、PLLAフィルム201aとPLLAフィルム201bの延伸方向同士がなす角が90°となるように構成すれば、透過的に見て分子鎖が格子状を成すように構成されるため、丈夫なタッチパネルが構成可能である。尤も延伸軸同士の角度は必ず90°とする必要はなく、0°より大きければ強度向上の効果が期待できるものである。また積層数は2層に限られるものではなく、必要に応じて積層数を増やしても良い。以上の実施例1〜5に示したものは、本発明の代表的な例を示したものにすぎない。有限要素法シミュレーションにより計算した結果は、フィルムの厚み、その他の電気的定数、積層される保護フィルムの種類や厚み、およびその硬さによって変化するものであり、ここに示した数値が唯一の数値とはならない。従って実施の際にはその設計に応じて検知電圧の分布やその検出方法、演算方法等を決定すればよい。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明のタッチ式入力装置は、簡単な構造で位置情報と押圧情報を同時に取得することが可能で、透明度が高くしかも安価に構成できる。さらに廃棄時に環境に負荷を与えないと言う点で非常に大きなメリットが得られるために、産業上の利用可能性がある。
1 タッチパネル、2 基体、3a〜3h 分割電極、4 グランド電極、5a〜5d 電極分割線、8a〜8g 電極非形成部分、9a〜9t 電極、10 フィルムの延伸軸を示す矢印、11 電場の方向を示すシンボル、30a〜30d 電極、31a〜31d 電極中心線、50a,50b 電極分割線、100 タッチ式入力装置、101 処理部、201a,201b PLLAフィルム。

Claims (3)

  1. 圧電性を有し、第1主面および前記第1主面の逆側の面である第2主面を有するフィルムと、
    前記第1主面に設けられ、第1の電極分割線によって電気的に分割された第1電極と、
    前記フィルムを挟んで前記第1電極に対向するように、前記第2主面に設けられた第2電極とを備え、
    前記第1電極と前記第2電極とは、前記フィルムの変形によって発生する電圧に基づいて、加えられた押圧力を検出するように設けられ、
    前記第2電極は、前記第1の電極分割線と同様な第2の電極分割線によって電気的に分割されており、
    分割された電極にはそれぞれ接続線が1つのみ接続されている、タッチ式入力装置。
  2. 前記第1の電極分割線はフィルムの中央を通っていない、請求項1に記載のタッチ式入力装置。
  3. 前記第1電極および前記第2電極は、格子状の電極分割線で区切られたマトリックス電極である、請求項1に記載のタッチ式入力装置。
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