JP6202194B2 - 入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、入力装置に関する。
従来より、接触感知素子がディスプレイの下の保護されたスペースに置かれている接触感知ディスプレイ構造がある。ディスプレイに触れると、力はディスプレイを通して接触感知フィルムに伝わる。接触を検出するために好ましくは例えばEMF(Electro Mechanical Film (電気機械フィルム))フィルムが接触感知素子として使用され、ディスプレイとしては例えばLCDディスプレイが使用される。
EMFフィルムにおける電荷の変化を測定するもっと好ましい方法は、電荷増幅器を使用することである。電荷増幅器では、フィルムの電極の間の電流を短絡回路で測定する。電荷増幅器接続は、演算増幅器、抵抗器、及びコンデンサから成る。抵抗器及びコンデンサは演算増幅器の入力インピーダンスを平衡させるために使われていて、これらは該接続の伝達関数に影響を及ぼさない。抵抗器は、直流増幅を制限するために使われている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−097382号公報
ところで、従来の接触感知ディスプレイ構造では、利用者がディスプレイを押し続けて接触感知素子にリーク電流が流れると、接触感知素子の出力が変動し、ディスプレイへの操作入力による押圧を正確に検出できないおそれがある。
そこで、操作入力による押圧を正確に検出できる入力装置を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態の入力装置は、タッチパネルと、前記タッチパネルへの操作入力による操作面への押圧に応じた電圧を出力する一対の端子を有する圧力センサと、前記圧力センサの一対の端子に接続され、オンにされると前記一対の端子間の電位を等しくするスイッチと、前記圧力センサの出力に基づいて前記操作面への押圧を検出した後に、前記タッチパネルへの操作入力がなくなると、又は、前記圧力センサの出力が非押圧を表す所定レベル以下になると、前記スイッチをオンにする、制御部とを含む。
操作入力による押圧を正確に検出できる入力装置を提供することができる。
実施の形態1の入力装置を含む電子機器100を示す斜視図である。 実施の形態1の入力装置を含む電子機器100を示す平面図である。 図2に示す電子機器100のA−A矢視断面を示す図である。 実施の形態の入力装置100Aを含む電子機器100の構成を示すブロック図である。 圧力センサ140の断面構造を示す図である。 圧力センサ140の等価回路を示す図である。 圧力センサモジュール200の回路構成を示す図である。 実施の形態の入力装置100Aの制御部202がリセットスイッチ201のオン/オフの制御を行うときの処理を示すフローチャートである。 圧力センサモジュール200の端子215から出力される電圧のシミュレーション結果を示す図である。 比較用の圧力センサモジュール20の内部の回路を示す図である。 圧力センサモジュール20の端子215から出力される電圧のシミュレーション結果を示す図である。 実施の形態の変形例による入力装置の圧力センサモジュール200Aの内部の回路を示す図である。
以下、本発明の入力装置を適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1の入力装置を含む電子機器100を示す斜視図である。
電子機器100は、一例として、スマートフォン端末機、又は、タブレット型コンピュータである。電子機器100は、タッチパネルを入力操作部とする機器であればよいため、例えば、携帯情報端末機、パーソナルコンピュータ、又は、ATM(Automatic Teller Machine)のように特定の場所に設置されて利用される機器であってもよい。パーソナルコンピュータの場合には、タッチパネルは、ディスプレイに重ねて、又は、キーボードの近傍のタッチパッドとして設けられていてもよい。
電子機器100の入力操作部101は、タッチパネルの下にディスプレイパネルが配設されており、ディスプレイパネルに様々なボタン102等の操作部、及び、画像等が表示される。
電子機器100の利用者は、通常、GUI操作部102を操作するために、指先で入力操作部101に触れる。
次に、図2を用いて、電子機器100の具体的な構成について説明する。
図2は、実施の形態1の入力装置を含む電子機器100を示す平面図であり、図3は、図2に示す電子機器100のA−A矢視断面を示す図である。なお、図2及び図3では、図示するように直交座標系であるXYZ座標系を定義する。
電子機器100は、筐体110、トップパネル120、両面テープ130A、130B、圧力センサ140、タッチパネル150、ディスプレイパネル160、及び基板170を含む。
筐体110は、例えば、樹脂製であり、図3に示すように凹部110Aに基板170、ディスプレイパネル160、及びタッチパネル150が配設されるとともに、両面テープ130A、130Bによってトップパネル120が接着されている。なお、両面テープ130Aと130Bとの間には、圧力センサ140が設けられている。
トップパネル120は、平面視で長方形の薄い平板状の部材であり、透明なガラス、又は、ポリカーボネートのような強化プラスティックで作製される。トップパネル120の表面(Z軸正方向側の面)は、電子機器100の利用者が操作入力を行う操作面の一例である。
トップパネル120は、平面視における四辺が両面テープ130A、130Bによって筐体110に接着されている。なお、両面テープ130A、130Bは、トップパネル120の四辺を筐体110に接着できればよく、図3に示すように矩形環状である必要はない。
トップパネル120のZ軸負方向側にはタッチパネル150が配設される。トップパネル120は、タッチパネル150の表面を保護するために設けられている。なお、トップパネル120の表面に、さらに別なパネル又は保護膜等が設けられていてもよい。
圧力センサ140は、平面視で矩形環状のフィルム状の圧力センサであり、厚さ方向(Z軸方向)への押圧に応じた電圧を出力する。圧力センサ140の平面視での形状は、両面テープ130A、130Bと同様の矩形環状であり、両面テープ130Aと130Bとの間に設けられている。これは、トップパネル120の押圧を圧力センサ140で検出するためである。
圧力センサ140の詳細は、図5を用いて後述するが、厚さ方向の上側(Z軸正方向側)と下側(Z軸負方向側)とにそれぞれ配設される一対の電極の間に、感圧材料層を挟んだ構成を有する。圧力センサ140は、厚さ方向にかかる圧力に応じた電圧を一対の電極間に出力する。
タッチパネル150は、ディスプレイパネル160の上(Z軸正方向側)で、トップパネル120の下(Z軸負方向側)に配設されている。タッチパネル150は、電子機器100の利用者がトップパネル120に触れる位置(以下、操作入力の位置と称す)を検出する座標検出部の一例である。タッチパネル150は、操作入力の位置を表す座標信号を出力する。タッチパネル150が操作入力の位置を検出しているときは、タッチパネル150は操作入力の位置の座標を表す座標信号を出力する。タッチパネル150が操作入力の位置を検出していないときは、タッチパネル150は座標信号を出力しない。
タッチパネル150の下にあるディスプレイパネル160には、GUIによる様々なボタン等(以下、GUI操作部と称す)が表示される。このため、電子機器100の利用者は、通常、GUI操作部を操作するために、指先でトップパネル120に触れる。
タッチパネル150は、利用者のトップパネル120への操作入力の位置を検出できる座標検出部であればよく、例えば、静電容量型又は抵抗膜型の座標検出部であればよい。ここでは、タッチパネル150が静電容量型の座標検出部である形態について説明する。タッチパネル150とトップパネル120との間に隙間があっても、静電容量型のタッチパネル150は、トップパネル120への操作入力を検出できる。
また、ここでは、タッチパネル150の入力面側にトップパネル120が配設される形態について説明するが、トップパネル120はタッチパネル150と一体的であってもよい。この場合、タッチパネル150の表面が図2及び図3に示すトップパネル120の表面になり、操作面を構築する。また、図2及び図3に示すトップパネル120を省いた構成であってもよい。この場合も、タッチパネル150の表面が操作面を構築する。
また、タッチパネル150が静電容量型の場合は、トップパネル120の上にタッチパネル150が配設されていてもよい。この場合も、タッチパネル150の表面が操作面を構築する。また、タッチパネル150が静電容量型の場合は、図2及び図3に示すトップパネル120を省いた構成であってもよい。この場合も、タッチパネル150の表面が操作面を構築する。
ディスプレイパネル160は、例えば、液晶ディスプレイパネル又は有機EL(Electroluminescence)パネル等の画像を表示できる表示部であればよい。ディスプレイパネル160は、筐体110の凹部110Aの内部で、図示を省略するホルダ等によって基板170の上(Z軸正方向側)に設置される。
ディスプレイパネル160は、後述するドライバIC(Integrated Circuit)によって駆動制御が行われ、電子機器100の動作状況に応じて、GUI操作部、画像、文字、記号、図形等を表示する。
基板170は、筐体110の凹部110Aの内部に配設される。基板170の上には、ディスプレイパネル160及びタッチパネル150が配設される。ディスプレイパネル160及びタッチパネル150は、図示を省略するホルダ等によって基板170及び筐体110に固定されている。
基板170は、例えば、FR−4(Flame Retardant type 4)規格のプリント基板であり、複数の絶縁層と複数の配線層とを含む。基板170には、電子機器100の駆動に必要な種々の回路等が実装される。
ここで、実施の形態の入力装置において操作を確定するには、2段階の操作が必要である。1段階目では、利用者はトップパネル120への操作入力によって所望のGUI操作部を選択する。そして2段階目では、利用者は、さらにトップパネル120を押圧して操作を確定する。
実施の形態の入力装置は、2段階目の操作の確定を検出するために、圧力センサ140を用いている。圧力センサ140が出力する電圧値が所定の閾値以上になったときに、操作が確定される。
図4は、実施の形態の入力装置100Aを含む電子機器100の構成を示すブロック図である。
電子機器100は、タッチパネル150、ディスプレイパネル160、CPU(Central Processing Unit)181、バス182、RAM(Random Access Memory)183、内蔵ストレージ184、記憶媒体185、及び圧力センサモジュール200を含む。なお、タッチパネル150及びディスプレイパネル160と、圧力センサモジュール200に含まれる圧力センサ140とは、図2及び図3に示すものと同様である。
図4に示す構成要素のうち、タッチパネル150、ディスプレイパネル160、及び圧力センサモジュール200は、実施の形態の入力装置100Aを構築する。
CPU181は、電子機器100の動作に伴う処理を行う演算処理部である。CPU181は、バス182によって、タッチパネル150、ディスプレイパネル160、RAM183、内蔵ストレージ184、記憶媒体185、及び圧力センサモジュール200に接続されている。
RAM183は、CPU181のメインメモリである。RAM183には、例えば、CPU181が実行するプログラムが展開される。内蔵ストレージ184は、電子機器100の動作に必要なデータ又はプログラムを格納するメモリである。記憶媒体185は、電子機器100の動作に必要なオペレーションシステム(OS)、アプリケーションプログラム、及びデータファイル等を格納するメモリである。なお、内蔵ストレージ184は、書き換え可能な記憶媒体である。
圧力センサモジュール200は、圧力センサ140、リセットスイッチ201、及び制御部202を有する。リセットスイッチ201は、圧力センサモジュール200の出力をリセットするスイッチであり、制御部202によって駆動される。
図5は、圧力センサ140の断面構造を示す図である。
図5に示すように、圧力センサ140は、一対の電極141、142と、感圧材料層143とを有する。電極141、142は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)であり、図2に示すように、平面視ではタッチパネル150及びディスプレイパネル160を囲むように矩形環状に形成される。
また、電極141、142は、図3に示す基板170、又は、基板170とは別の圧力センサモジュール200の内部の基板の配線等を介して、リセットスイッチ201及び制御部202(図4参照)に接続される。
感圧材料層143は、エレクトレット材料143Aを含み、厚さ方向に押圧されると図5に示すように電荷が発生し、一対の電極141、142間に電圧が発生する。感圧材料層143が発生する電圧は、厚さ方向にかかる圧力に応じて変化する。感圧材料層143が発生する電圧は、圧力がゼロの場合は0Vであり、圧力の増大に伴って増大する。
このような圧力センサ140を両面テープ130Aと130B(図3参照)との間に設けることにより、トップパネル120への押圧を圧力センサ140で検出する。
図6は、圧力センサ140の等価回路を示す図である。
圧力センサ140が発生する電圧は、圧力がゼロの場合は0Vであり、圧力の増大に伴って増大するため、図6に示す圧力センサ140の等価回路では、圧力センサ140を押圧領域140Aと非押圧領域140Bとに分けて説明する。
非押圧領域140Bでは、圧力センサ140は1つのキャパシタCBで表される。これは、一対の電極141、142(図5参照)が対向してキャパシタを構築するため、圧力センサ140のうちの非押圧領域140Bの部分は、1つのキャパシタと等価だからである。
押圧領域140Aでは、感圧材料層143のエレクトレット材料143Aに起電力が生じるため、3つのキャパシタC1A、C2A、C3Aが存在することと等価である。ここでは、エレクトレット材料143Aの発電機能をキャパシタC2Aに並列に接続する電源Vで表す。キャパシタC1Aの上側の電極は、電極141(図5参照)に対応する。キャパシタC3Aの下側の電極は、電極142(図5参照)に対応する。感圧材料層143は、キャパシタC1Aの下側の電極と、キャパシタC2Aと、キャパシタC3Aの上側の電極とに対応する。
ここで、圧力センサ140の上下に示す抵抗器R11、R12は、基板170(図3参照)、又は、圧力センサモジュール200の内部の基板等の絶縁抵抗を抵抗器の記号を用いて表したものである。絶縁抵抗とは、基板170又は圧力センサモジュール200の内部の基板等の複数の配線層同士の間の絶縁層の抵抗である。絶縁層の抵抗は、例えばギガオーム(GΩ)オーダであるが、ごく微小の電流が流れるため、圧力センサ140のキャパシタC1Aの上側の電極(電極141)と、キャパシタC3Aの下側の電極(電極142)には絶縁層を介して矢印で示すようにリーク電流が流れる。
このため、利用者がトップパネル120を押し続けると、エレクトレット材料143Aの起電力によって圧力センサ140のキャパシタC1Aの上側の電極(電極141)と、キャパシタC3Aの下側の電極(電極142)とに生じる電荷が打ち消されてしまい、トップパネル120への押圧を圧力センサ140で正確に検出できなくなるおそれがある。
これは、感圧材料層143のエレクトレット材料143Aは、圧電応力定数(g定数)が大きく、小さな圧力で押圧される場合でも高い電圧が発生するため、高感度な検出に向いているが、高い発生電圧のわりには,圧電歪定数(d定数)が大きくなく、発生する電荷量が多くないため、押圧状態が継続されると検出回路のリーク電流により、発生した電荷が相殺されやすいからである。
このため、利用者がトップパネル120を例えば数秒間にわたって押し続けると、トップパネル120への押圧を圧力センサ140で正確に検出できなくなるおそれがある。
そこで、実施の形態の入力装置100Aでは、リセットスイッチ201を用いることにより、圧力センサ140でトップパネル120への押圧を正確に検出できるようにする。
図7は、圧力センサモジュール200の回路構成を示す図である。
圧力センサモジュール200は、圧力センサ140、リセットスイッチ201、制御部202、オペアンプ211、212、213、214、抵抗器R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及びキャパシタC1、C2、C3、C4を含む。
図7には、圧力センサ140の一対の端子144、145を示す。また、図7には、上述した絶縁抵抗としての抵抗器R11、R12を示す。
リセットスイッチ201は、圧力センサ140の一対の端子144、145の間に接続されている。リセットスイッチ201は、例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)によって実現されるスイッチ、又は、トランジスタであり、制御部202によってオン/オフの制御が行われる。リセットスイッチ201は、スイッチの一例である。
リセットスイッチ201は、圧力センサ140によってトップパネル120の押圧が検出された後に、タッチパネル150への操作入力が行われなくなると、所定の期間だけオンにされる。この所定の期間以外は、リセットスイッチ201は基本的にオフにされる。
オペアンプ211は、非反転入力端子が圧力センサ140の端子144に接続され、反転入力端子が抵抗器R1を介して自己の出力端子に接続される。オペアンプ211は、圧力センサ140の端子144の出力を増幅して出力する。
オペアンプ212は、非反転入力端子が圧力センサ140の端子145に接続され、反転入力端子が抵抗器R3を介して自己の出力端子に接続される。オペアンプ212は、圧力センサ140の端子145の出力を増幅して出力する。なお、オペアンプ211、212の増幅率は、抵抗器R1、R2、R3によって設定される。
オペアンプ213は、反転入力端子が抵抗器R4を介してオペアンプ211の出力端子に接続され、非反転入力端子が抵抗器R6を介してオペアンプ212の出力端子に接続される。また、オペアンプ213の反転入力端子と出力端子との間には、抵抗器R5とキャパシタC1の並列回路が接続される。また、オペアンプ213の非反転入力端子と抵抗器R6と接地電位点との間には、抵抗器R7とキャパシタC2の並列回路が接続される。なお、オペアンプ213の増幅率は、抵抗器R4とR5の比によって設定される。抵抗器R4とR5の比は、抵抗器R6とR7の比に等しい。
オペアンプ214は、非反転入力端子がオペアンプ213の出力端子に接続され、反転入力端子は自己の出力端子に負帰還接続される。また、オペアンプ214の出力端子は、圧力センサ140の出力を増幅して出力する端子215に接続される。端子215は、制御部202に接続されている。
キャパシタC3とC4は、圧力センサ140とリセットスイッチ201との間に接続される。より具体的には、キャパシタC3は、圧力センサ140の端子144とリセットスイッチ201の上側の端子との間に一方の端子が接続され、他方の端子は接地される。キャパシタC4は、圧力センサ140の端子145とリセットスイッチ201の下側の端子との間に一方の端子が接続され、他方の端子は接地される。
以上のような回路構成の圧力センサモジュール200において、制御部202は、端子215から出力される電圧に基づいて、トップパネル120への押圧の有無を判定する。制御部202は、押圧の有無を判定する際に所定の閾値を設定し、端子215の出力電圧が所定の閾値以上のとき押圧が行われていることを検出する。
図8は、実施の形態の入力装置100Aの制御部202がリセットスイッチ201のオン/オフの制御を行うときの処理を示すフローチャートである。
制御部202は、電子機器100の電源が投入されると処理をスタートする(スタート)。
制御部202は、タッチパネル150が座標信号を出力しているかどうかを判定する(ステップS1)。利用者によってトップパネル120に操作入力が行われているかどうかを判定するためである。なお、制御部202は、座標信号が出力されるまでステップS1の処理を繰り返し実行する。
制御部202は、タッチパネル150が座標信号を出力している(S1:YES)と判定すると、圧力センサ140の出力電圧が閾値以上であるかどうかを判定する(ステップS2)。トップパネル120を押圧することにより、利用者が操作を確定しようとしているかどうかを判定するためである。なお、ここでは、圧力センサ140の出力電圧を増幅した端子215の出力電圧と閾値を比較する。
制御部202は、圧力センサ140の出力電圧が閾値以上である(S2:YES)と判定すると、タッチパネル150が出力する座標信号から操作入力の行われている座標を取得する(ステップS3)。
次いで、制御部202は、取得した座標に応じた選択確定処理を行う(ステップS4)。電子機器100のディスプレイパネル160に表示されるGUI操作部のうちの1つが選択され、さらにトップパネル120の押圧によって選択が確定されたため、選択が確定したGUI操作部への操作による処理を行うためである。この結果、制御部202は、選択確定処理の結果をCPU181(図4参照)に通知し、CPU181は、選択が確定されたGUI操作部への操作に対応する処理を実行する。
次いで、制御部202は、圧力センサ140の出力が閾値以上であるかどうかを判定する(ステップS5)。押圧の有無を判定するためである。なお、制御部202は、圧力センサ140の出力が閾値以上ではなくなるまでステップS5の処理を繰り返し実行する。
制御部202は、圧力センサ140の出力が閾値以上ではない(S5:NO)と判定すると、タッチパネル150が座標信号を出力しているかどうかを判定する(ステップS6)。利用者によって引き続きトップパネル120への操作入力が行われているかどうかを判定するためである。
制御部202は、タッチパネル150が座標信号を出力していない(S6:NO)と判定すると、リセットスイッチ201を所定期間だけオンにする(ステップS7)。リセットスイッチ201がオンにされると圧力センサ140の端子144と145の電位が等しくなることによって端子215の出力電圧が0Vになるので、端子215の出力電圧を0Vにリセットするためである。
また、ステップS6でタッチパネル150が座標信号を出力していない(S6:NO)と判定した場合にリセットスイッチ201を所定期間だけオンにするようにしたのは次のような理由による。すなわち、ステップS5で圧力センサ140の出力が閾値以上ではない(S5:NO)と判定した場合でも、利用者の指先がトップパネル120に軽く触れている場合があるからである。このため、ステップS5で圧力センサ140の出力が閾値以上ではない(S5:NO)と判定し、かつ、ステップS6でタッチパネル150が座標信号を出力していない(S6:NO)と判定した場合にリセットスイッチ201を所定期間だけオンにするようにした。
なお、ステップS7の処理が終わると、制御部202は、フローをステップS1にリターンする。
また、制御部202は、ステップS2において圧力センサ140の出力電圧が閾値以上ではない(S2:NO)と判定すると、フローをステップS8に進行させる。
制御部202は、タッチパネル150が座標信号を出力しているかどうかを判定する(ステップS8)。利用者によって引き続きトップパネル120への操作入力が行われているかどうかを判定するためである。
制御部202は、タッチパネル150が座標信号を出力していない(S8:NO)と判定すると、リセットスイッチ201を所定期間だけオンにする(ステップS9)。操作が確定されなかった場合でも、次の操作入力に備えて端子215の出力電圧を0Vにリセットするためである。
なお、制御部202は、ステップS6において、タッチパネル150が座標信号を出力している(S6:YES)と判定すると、フローをステップS2にリターンする。トップパネル120を押圧することにより、利用者が操作を確定しようとしているかどうかを判定するためである。
また、制御部202は、ステップS8において、タッチパネル150が座標信号を出力している(S8:YES)と判定すると、フローをステップS2にリターンする。トップパネル120を押圧することにより、利用者が操作を確定しようとしているかどうかを判定するためである。
以上の処理は、電子機器100の電源がオフになるまで繰り返し実行される。
次に、図9を用いて、端子215から出力される電圧のシミュレーション結果について説明する。
図9は、圧力センサモジュール200の端子215から出力される電圧のシミュレーション結果を示す図である。ここでは、キャパシタC3とC4の静電容量がともに1nF、2nF、3nFである3つの条件でシミュレーションを行った。また、絶縁抵抗としての抵抗器R11、R12の抵抗値はともに30GΩに設定した。
図9では、横軸はシミュレーション開始からの経過時間を示し、経過時間が1秒の時点から6秒の時点までの5秒間にわたって、トップパネル120が一定の圧力で押圧される。そして、経過時間が6秒の時点のときにトップパネル120への操作入力が行われなくなり、経過時間が11秒の時点から再び一定の圧力でトップパネル120が押圧される。
また、図9の縦軸は、圧力センサモジュール200の端子215から出力される電圧を示す。制御部202は、キャパシタC3とC4の静電容量がともに1nF、2nF、3nFである場合に、それぞれ、所定の閾値Vth(1nF)、Vth(2nF)、Vth(3nF)を用い、端子215の出力電圧が所定の閾値以上のとき押圧が行われていることを検出する。
図9では、制御部202は、圧力センサ140によってトップパネル120の押圧が検出された後に、経過時間が6秒の時点において、タッチパネル150への操作入力が行われなくなると、所定の期間だけリセットスイッチ201がオンにされる。
ここでは、リセットスイッチ201をオンにする所定の期間は、圧力センサ140のキャパシタC1Aの上側の電極(電極141)と、キャパシタC3Aの下側の電極(電極142)との電位が等しくなるのに十分な時間として、一例として、1マイクロ秒に設定した。
経過時間が1秒の時点から一定の圧力でトップパネル120が押圧されると、端子215の出力電圧が上昇する。これは、トップパネル120が押圧されることにより、感圧材料層143に起電力が生じるからである。
経過時間が1秒の時点から6秒の時点までの5秒間にわたってトップパネル120が一定の圧力で押圧されると、端子215の出力電圧は、いずれも徐々に低下した。これは、絶縁抵抗としての抵抗器R11、R12にリーク電流が流れるからである。なお、このような傾向は、キャパシタC3とC4の静電容量がともに1nF、2nF、3nFのいずれの場合においても同様である。
経過時間が6秒のときにトップパネル120への操作入力が行われなくなると、端子215の出力電圧は急激に低下するが、その直後にリセットスイッチ201がオンにされることにより、端子215の出力電圧は0Vになる。
これは、リセットスイッチ201がオンにされると圧力センサ140の端子144と145の電位が等しくなることによって端子215の出力電圧が0Vになるからである。すなわち、端子215の出力電圧は0Vにリセットされる。
その後、経過時間が11秒の時点から再び一定の圧力でトップパネル120が押圧されると、経過時間が1秒の時点のときにトップパネル120が押圧されたときと同様に、端子215の出力電圧が上昇する。
経過時間が11秒の時点からトップパネル120が一定の圧力で押圧されると、端子215の出力電圧は、いずれも徐々に低下する。これは、絶縁抵抗としての抵抗器R11、R12にリーク電流が流れるからである。なお、このような傾向は、キャパシタC3とC4の静電容量がともに1nF、2nF、3nFのいずれの場合においても同様である。
以上のように、実施の形態の入力装置100Aによれば、トップパネル120が押圧された後に、操作入力が行われなくなったことがタッチパネル150によって検出されると、制御部202がリセットスイッチ201を所定の期間だけオンにする。そして、これにより端子215の出力電圧は0Vにリセットされる。
このため、2回目にトップパネル120が押圧されるときに、感圧材料層143の起電力による電荷が端子144と145に生じ、1回目の押圧のときと同様に端子215の出力電圧が上昇する。従って、2回目にトップパネル120が押圧されるときも1回目にトップパネル120が押圧されるときと同様に、トップパネル120の押圧を正しく検出することができる。これは、3回目以降の押圧においても同様である。
ここで、もし、トップパネル120の押圧後に操作入力が行われなくなったときに、リセットスイッチ201をオンにしないと、端子215の出力電圧が0Vにリセットされずに負電圧となる。このため、2回目の押圧が行われたときに、端子215の出力電圧が閾値を超えない状態が発生すると、トップパネル120の押圧を正しく検出できなくなる。
これに対して、実施の形態の入力装置100Aは、トップパネル120の押圧後に、操作入力が行われなくなると、リセットスイッチ201を所定の期間だけオンにするので、端子215の出力電圧は0Vにリセットされ、トップパネル120の押圧を正しく検出することができる。
ここで、図10及び図11を用いて、比較用の入力装置について説明する。
図10は、比較用の圧力センサモジュール20の内部の回路を示す図である。図10に示す比較用の圧力センサモジュール20は、図7に示す実施の形態の圧力センサモジュール200から、リセットスイッチ201とキャパシタC3及びC4とを取り除いた構成を有する。その他の構成要素は同様であるため、同様の符号を用い、説明を省略する。
なお、圧力センサモジュール20は、リセットスイッチ201を含まないため、制御部202は、端子215の出力電圧を閾値と比較し、選択された操作入力を確定する処理(選択確定処理)を行う。
図11は、圧力センサモジュール20の端子215から出力される電圧のシミュレーション結果を示す図である。ここでは、絶縁抵抗としての抵抗器R11、R12がともに1GΩ、10GΩ、30GΩである3つの条件でシミュレーションを行った。
図11では、横軸はシミュレーション開始からの経過時間を示し、経過時間が1秒の時点から6秒の時点までの5秒間にわたって、トップパネル120が一定の圧力で押圧される。そして、経過時間が6秒の時点のときにトップパネル120への操作入力が行われなくなり、経過時間が11秒の時点から再び一定の圧力でトップパネル120が押圧される。
また、図11の縦軸は、圧力センサモジュール20の端子215から出力される電圧を示す。制御部202は、所定の閾値Vthを用い、端子215の出力電圧が所定の閾値以上のとき押圧が行われていることを検出する。なお、ここでは、所定の閾値Vthを1.5Vに設定する。
経過時間が1秒の時点から一定の圧力でトップパネル120が押圧されると、端子215の出力電圧が上昇する。これは、トップパネル120が押圧されることにより、感圧材料層143に起電力が生じるからである。
ここで、抵抗器R11、R12がともに1GΩ、10GΩ、30GΩのいずれの場合でも、トップパネル120が押圧された瞬間には、端子215の出力電圧は約3.0Vまで上昇する。これは所定の閾値Vth(1.5V)以上であるため、制御部202は、押圧が行われていることを検出する。
経過時間が1秒の時点から6秒の時点までの5秒間にわたってトップパネル120が一定の圧力で押圧されると、端子215の出力電圧は、いずれも低下した。これは、絶縁抵抗としての抵抗器R11、R12にリーク電流が流れるからである。
ここで、抵抗器R11、R12がともに1GΩの場合には端子215の出力電圧が急激に低下し、経過時間が約1.3秒の時点で所定の閾値Vth(1.5V)未満になっている。
また、抵抗器R11、R12がともに10GΩの場合には、端子215の出力電圧は、経過時間が約2.4秒の時点で所定の閾値Vth(1.5V)未満になっている。
また、抵抗器R11、R12がともに30GΩの場合には、端子215の出力電圧は、経過時間が約5.2秒の時点で所定の閾値Vth(1.5V)未満になっている。
このように、抵抗器R11、R12がともに1GΩ、10GΩ、30GΩいずれの場合でも、利用者が押圧を止める6秒の時点よりも前に、端子215の出力電圧は所定の閾値Vth(1.5V)未満になっている。
特に、1GΩと10GΩの場合には、端子215の出力電圧の低下は急激であり、それぞれ、経過時間が約1.3秒、約2.4秒以降は、押圧が行われていても押圧が検出されない状態になっている。
また、30GΩの場合であっても、経過時間が約5.2秒以降は、押圧が行われていても押圧が検出されない状態になっている。
そして、経過時間が6秒の時点でトップパネル120への押圧及び操作入力が行われなくなると、端子215の出力電圧は急激に低下する。
ここで、抵抗器R11、R12がともに1GΩ、10GΩの場合には、トップパネル120への押圧及び操作入力が行われなくなった瞬間に、端子215の出力電圧は約−2.8Vまで低下する。
また、抵抗器R11、R12がともに30GΩの場合には、トップパネル120への押圧及び操作入力が行われなくなった瞬間に、端子215の出力電圧は約−1.8Vまで低下する。
これは、経過時間が1秒の時点から6秒の時点までの5秒間にわたってトップパネル120が押圧されることにより、抵抗器R11、R12にリーク電流が流れ続け、キャパシタC1Aの上側の電極(電極141)と、キャパシタC3Aの下側の電極(電極142)とに蓄積された電荷が引き抜かれたためである。
また、1GΩ、10GΩの場合の端子215の出力電圧が30GΩの場合の端子215の出力電圧よりも低いのは、リーク電流の電流量が多くためである。
経過時間が6秒の時点で端子215の出力電圧は急激に低下した後は、1GΩの場合は端子215の出力電圧は、経過時間が約7秒の時点で0Vに復帰する。
また、10GΩ、30GΩの場合には端子215の出力電圧は徐々に上昇するが、経過時間が11秒の時点でも0Vまで復帰しておらず、それぞれ、約−0.3V、約−0.8Vである。
その後、経過時間が11秒の時点から再び一定の圧力でトップパネル120が押圧されると、端子215の出力電圧が上昇する。
抵抗器R11、R12がともに1GΩの場合には、トップパネル120が押圧された瞬間には、端子215の出力電圧は約2.8Vまで上昇する。
また、抵抗器R11、R12がともに10GΩ、30GΩの場合には、トップパネル120が押圧された瞬間には、端子215の出力電圧は、それぞれ、約2.6V、約2.2Vまで上昇する。
経過時間が11秒の時点からトップパネル120が一定の圧力で押圧されると、端子215の出力電圧は、抵抗器R11、R12にリーク電流の影響によっていずれも徐々に低下する。
しかし、抵抗器R11、R12がともに1GΩの場合には端子215の出力電圧が急激に低下し、経過時間が約11.3秒の時点で所定の閾値Vth(1.5V)未満になっている。
また、抵抗器R11、R12がともに10GΩの場合には、端子215の出力電圧は、経過時間が約12.2秒の時点で所定の閾値Vth(1.5V)未満になっている。
また、抵抗器R11、R12がともに30GΩの場合には、端子215の出力電圧は、経過時間が約13.5秒の時点で所定の閾値Vth(1.5V)未満になっている。
このように、抵抗器R11、R12がともに1GΩ、10GΩ、30GΩいずれの場合でも、利用者が押圧を行っている間に、端子215の出力電圧は所定の閾値Vth(1.5V)未満になっている。
特に、1GΩと10GΩの場合には、端子215の出力電圧の低下は急激であり、それぞれ、経過時間が約11.3秒、約12.2秒以降は、押圧が行われていても押圧が検出されない状態になっている。
また、30GΩの場合であっても、経過時間が約13.5秒以降は、押圧が行われていても押圧が検出されない状態になっている。
以上のシミュレーション結果は、利用者が押圧を数秒間以上の比較的長い時間にわたって行った場合に、押圧を開始した直後は制御部202が押圧を検出できるが、それ以降は押圧を検出できないことを意味する。
従って、比較用の圧力センサモジュール20では、利用者によるトップパネル120の押圧を正確に検出することができない。
利用者が押圧を比較的長い時間にわたって行った場合に、抵抗器R11、R12にリーク電流が流れ続け、キャパシタC1Aの上側の電極(電極141)と、キャパシタC3Aの下側の電極(電極142)とに蓄積された電荷が引き抜かれる。この結果、次の押圧が行われるまでに、キャパシタC1Aの上側の電極(電極141)と、キャパシタC3Aの下側の電極(電極142)との電位が負電位に保持されるため、再び押圧が行われた場合に、押圧を正確に検出することができなくなる。
これに対して、図7に示す圧力センサモジュール200を含む実施の形態の入力装置100A(図4参照)では、トップパネル120が押圧された後に、操作入力が行われなくなったことがタッチパネル150によって検出されると、制御部202がリセットスイッチ201を所定の期間だけオンにして、端子215の出力電圧を0Vにリセットする。
従って、実施の形態の入力装置100Aは、例えば数秒間のように比較的長い時間にわたってトップパネル120が押圧されて押圧及び操作入力が行われなくなった後に、再び押圧が行われても、トップパネル120の押圧を正しく検出することができる。
このため、実施の形態によれば、操作入力による押圧を正確に検出できる入力装置100Aを提供することができる。
なお、以上では、圧力センサモジュール200が制御部202を有し、制御部202がリセットスイッチ201を駆動する形態について説明したが、CPU181がリセットスイッチ201を駆動する構成であってもよい。この場合には、圧力センサモジュール200は、制御部202を含まなくてよい。
また、以上では、圧力センサ140によってトップパネル120の押圧が検出され、押圧が行われなくなった後に、さらにタッチパネル150への操作入力が行われなったときに、所定の期間だけリセットスイッチ201をオンにする形態について説明した。しかしながら、タッチパネル150への操作入力が行われなくなることの代わりに、圧力センサ140によって非押圧状態が検出されることをリセットスイッチ201のオンの条件にしてもよい。
すなわち、圧力センサ140によってトップパネル120の押圧が検出された後に、圧力センサ140によって非押圧状態が検出されるようになると、所定の期間だけオンにしてもよい。これは、図8のフローチャートでは、ステップS5で圧力センサ140の出力が閾値以上ではない(S5:NO)と判定した場合にリセットスイッチ201を所定期間だけオンにするようにすることに対応する。
なお、圧力センサ140で非押圧状態を検出するには、例えば、圧力センサ140の出力電圧が非押圧状態に対応する所定の電圧以下になった場合に、圧力センサ140による非押圧状態の検出が行われるようにすればよい。この所定の電圧は、圧力センサ140で押圧を検出する際の所定の閾値と同じであってもよく、所定の閾値よりも低い電圧であってもよい。
また、以上では、圧力センサ140の端子144と145との間にリセットスイッチ201を接続する形態について説明した。
しかしながら、リセットスイッチ201の代わりに、図12に示すように、圧力センサ140の端子144と145をそれぞれ接地電位点に接続するリセットスイッチ201A、201Bを用いてもよい。
また、以上では、圧力センサ140を両面テープ130A、130Bの間に設ける形態について説明した。しかしながら、圧力センサ140は、トップパネル120への操作入寮による押圧を検出できればよいため、必ずしも両面テープ130A、130Bの間に設ける必要はない。例えば、平面視で両面テープ130A、130Bの内側又は外側に矩形環状の圧力センサ140を設けてもよい。また、例えば、平面視でトップパネル120の四隅に、あるいは、四辺に沿って、複数の圧力センサ140を設けてもよい。
また、以上では、キャパシタC3とC4を圧力センサ140の端子144、145にそれぞれ接続する形態について説明したが、キャパシタC3とC4のいずれか一方のみが接続される構成であってもよい。
図12は、実施の形態の変形例による入力装置の圧力センサモジュール200Aの内部の回路を示す図である。
圧力センサモジュール200Aは、図7に示すリセットスイッチ201の代わりに、リセットスイッチ201A、201Bを用いる。リセットスイッチ201A、201Bは、それぞれ、一端が圧力センサ140の端子144、145に接続され、他端が接地されている。リセットスイッチ201A、201Bは、それぞれ、第1スイッチ、第2スイッチの一例である。
このようなリセットスイッチ201A、201Bを用いても、図7に示すリセットスイッチ201を用いる場合と同様に、リセットスイッチ201A、201Bがオンにされると圧力センサ140の端子144と145の電位がともに接地電位で等しくなる。
これによって端子215の出力電圧が0Vになり、端子215の出力電圧は0Vにリセットされる。
従って、実施の形態の変形例によれば、操作入力による押圧を正確に検出できる入力装置を提供することができる。
以上、本発明の例示的な実施の形態の入力装置について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
100 電子機器
110 筐体
120 トップパネル
130A、130B 両面テープ
140 圧力センサ
141、142 電極
143 感圧材料層
143A エレクトレット材料
150 タッチパネル
160 ディスプレイパネル
170 基板
200 圧力センサモジュール
201 リセットスイッチ
202 制御部

Claims (7)

  1. タッチパネルと、
    前記タッチパネルへの操作入力による操作面への押圧に応じた電圧を出力する一対の端子を有する圧力センサと、
    前記圧力センサの一対の端子に接続され、オンにされると前記一対の端子間の電位を等しくするスイッチと、
    前記圧力センサの出力に基づいて前記操作面への押圧を検出した後に、前記タッチパネルへの操作入力がなくなると、又は、前記圧力センサの出力が非押圧を表す所定レベル以下になると、前記スイッチをオンにする、制御部と
    を含む、入力装置。
  2. 前記スイッチは、前記圧力センサの一対の端子間に接続される、請求項1記載の入力装置。
  3. 前記スイッチは、前記圧力センサの一対の端子の一方と基準電位点との間に接続される第1スイッチと、前記圧力センサの一対の端子の他方と前記基準電位点との間に接続される第2スイッチとを有する、請求項1記載の入力装置。
  4. 前記圧力センサの一対の端子のうちの少なくとも一方と基準電位点との間に接続されるキャパシタをさらに含む、請求項1乃至3のいずれか一項記載の入力装置。
  5. 前記制御部は、所定の短期間にわたって前記スイッチをオンにする、請求項1乃至4のいずれか一項記載の入力装置。
  6. 前記制御部は、前記圧力センサ及び前記スイッチを含む圧力センサモジュールに含まれる、請求項1乃至5のいずれか一項記載の入力装置。
  7. 前記制御部は、前記圧力センサ及び前記スイッチを含む圧力センサモジュールの外部に設けられる演算処理装置に含まれる、請求項1乃至5のいずれか一項記載の入力装置。
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