JPWO2019244594A1 - 押圧センサ及び押圧検出装置 - Google Patents

押圧センサ及び押圧検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2019244594A1
JPWO2019244594A1 JP2019558642A JP2019558642A JPWO2019244594A1 JP WO2019244594 A1 JPWO2019244594 A1 JP WO2019244594A1 JP 2019558642 A JP2019558642 A JP 2019558642A JP 2019558642 A JP2019558642 A JP 2019558642A JP WO2019244594 A1 JPWO2019244594 A1 JP WO2019244594A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure sensor
sensor
adhesive material
adhesive layer
piezoelectric film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019558642A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6708315B2 (ja
Inventor
森 健一
健一 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP6708315B2 publication Critical patent/JP6708315B2/ja
Publication of JPWO2019244594A1 publication Critical patent/JPWO2019244594A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L1/00Measuring force or stress, in general
    • G01L1/16Measuring force or stress, in general using properties of piezoelectric devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B7/00Layered products characterised by the relation between layers; Layered products characterised by the relative orientation of features between layers, or by the relative values of a measurable parameter between layers, i.e. products comprising layers having different physical, chemical or physicochemical properties; Layered products characterised by the interconnection of layers
    • B32B7/02Physical, chemical or physicochemical properties
    • B32B7/022Mechanical properties
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J9/00Adhesives characterised by their physical nature or the effects produced, e.g. glue sticks
    • C09J9/02Electrically-conducting adhesives
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/02Input arrangements using manually operated switches, e.g. using keyboards or dials
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H35/00Switches operated by change of a physical condition
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2203/00Indexing scheme relating to G06F3/00 - G06F3/048
    • G06F2203/041Indexing scheme relating to G06F3/041 - G06F3/045
    • G06F2203/04105Pressure sensors for measuring the pressure or force exerted on the touch surface without providing the touch position

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

補強板(21)と、粘着材(22)と、粘着材(22)を介して基板(21)の第1主面(14)に配置されたセンサ部(23)と、を備え、基板(21)の弾性率をE1、粘着材(22)の弾性率をEA、及びセンサ部(23)の弾性率をESとすると、E1、EA、及びESは、EA<ES及びEA<E1を満たす。

Description

本発明は、押圧を検知する押圧センサ、並びに押圧センサを用いた押圧検出装置に関する。
特許文献1では、圧力検出器において、貼合材を介して支持基板に固定された押圧センサが開示されている(特許文献1を参照)。貼合材に使用される接着剤は、硬化させることにより使用される場合又は、時間経過とともに固化することがあるため、後々で扱い難くなることがある。このため、接着剤に変えて粘着剤を貼合材として使用することがある。
ユーザが特許文献1に記載の支持基板の表面側を押圧すると、支持基板の表面側は縮むと同時に、支持基板の裏面側は伸びる。ここで、支持基板に接する粘着層が硬い場合、支持基板の裏面側で発生した伸びがそのまま粘着層を伝わり、粘着層全体が伸びる。このため、粘着層を介して支持基板に固定された押圧センサも伸びる。このとき、押圧センサは、ユーザが押圧した支持基板の表面から遠い位置であるほど、発生する伸びが大きくなる。一方、ユーザが特許文献1に記載の支持基板の表面側から手を離すとき、支持基板の表面側は伸びると同時に、支持基板の裏面側は縮む。この場合、ユーザが支持基板の表面側を押圧した時とは逆に、押圧センサに、縮みが伝わる。
特開2017−198573号公報
粘着層は、いわゆる粘弾性体である。粘弾性体は、外部から加えられた力によって変形する。このとき、応力緩和によって粘弾性体には、粘弾性体に生じた変形を元の状態に戻そうとする力が働く。以下、粘弾性体に生じた変形を元の状態に戻そうとする逆向きの力が働くことを、「跳ね返り」として説明する。跳ね返りの力の大きさは、粘弾性体に生じた変形の大きさに比例する。
特許文献1に記載の押圧センサを粘着層で支持基板に固定する場合、粘着層が硬いと、上述のように押圧センサで発生する伸びが大きくなる。従って、押圧センサで発生する跳ね返りが大きくなる。このとき、跳ね返りは縮む向きの力であるため、押圧センサで発生する伸びとは逆向きである。従って、跳ね返りにより押圧センサで検出される電圧は、ユーザが特許文献1に記載の支持基板の表面側を押圧した時に押圧センサが検出する電圧と逆向きの極性となる。一方、ユーザが特許文献1に記載の支持基板の表面側から手を離すとき、押圧センサは縮む。このため、ユーザが支持基板の表面側から手を離すときに押圧センサが検出する電圧と、ユーザが支持基板の表面側を押圧した時の跳ね返りにより押圧センサで検出される電圧の極性は同一である。従って、跳ね返りが大きくなる場合、ユーザが支持基板の表面側から手を離していないにも関わらず、跳ね返りによって手を離したと誤検知される虞がある。
そこで、本発明の一実施形態の目的は、粘着層を使用した場合でも応力緩和の影響が少なく、跳ね返りが小さく抑制され、誤検知を抑制できる押圧センサ、押圧検出装置及び電子機器を提供することにある。
本発明の一実施形態に係る押圧センサは、基板と、粘着層と、前記粘着層を介して前記基板の第1主面に配置されたセンサ部と、を備える。前記基板の弾性率をE、前記粘着層の弾性率をE、及び前記センサ部の弾性率をEとすると、E、E、及びEは、E<E及びE<Eを満たす。
前記基板、前記粘着層、及び前記センサ部の積層方向の歪みに対する応力の中立面が、前記基板、前記粘着層、及び前記センサ部にそれぞれ一つ存在する。
前記粘着層の弾性率をEとすると、弾性率Eは、7×10Pa≦E≦5×10Paを満たす。
以上の条件によって、跳ね返りによる影響が抑制される。従って、押圧センサは、応力緩和による影響が少なく、誤検知を抑制できる。
本発明の一実施形態に係る押圧検出装置は、上記押圧センサと、前記押圧センサが配置される筐体と、を備える。
この構成において、押圧検出装置は、上記押圧センサを備える。このため、押圧検出装置は、応力緩和の影響が少なく、跳ね返りが小さく抑制され、誤検知を抑制できる。
本発明の一実施形態に係る押圧センサは、粘着層を使用した場合でも粘着層の応力緩和による影響が少なく、跳ね返りが小さく抑制され、誤検知を抑制できる。
図1(A)は第一実施形態に係る押圧センサ111を備えた電子機器101の斜視図、図1(B)はその断面図である。 図2は、第一実施形態に係る押圧センサ111の断面を説明するための模式図である。 図3は、第一実施形態に係る圧電フィルム10を説明するための図である。 図4(A)〜図4(F)は、第一実施形態に係る押圧センサ111において発生する応力を説明するための図である。 図5は、第一実施形態に係る粘着材22の弾性率と、出力の跳ね返り率との関係を示すグラフである。 図6は、第一実施形態に係る押圧センサ111に荷重をかけた場合における、出力電圧を説明するための図である。 図7は、第一実施形態に係る押圧センサ111をユーザが長押しした場合に発生する応力を説明するための図である。 図8は、第二実施形態に係る粘着材22の弾性率と、出力の跳ね返り率との関係を示すグラフである。 図9は、第二実施形態に係る押圧センサ112をユーザが長押しした場合に発生する応力を説明するための図である。 図10は、第三実施形態に係る押圧センサ113の断面を説明するための模式図である。
以下、本発明の実施形態に係る押圧センサ及び押圧検出装置について説明する。
図1(A)は第一実施形態に係る押圧センサ111を備えた電子機器101の斜視図、図1(B)は図1(A)をI−Iで切断した断面図である。図2は、押圧センサ111の断面を説明するための模式図である。図3は、第一実施形態に係る圧電フィルム10を説明するための図である。なお、図1(A)に示す電子機器101は、本発明に係る「押圧検出装置」の一例であり、これに限るものではなく仕様に応じて適宜変更することができる。また、各図面において、説明の都合上、配線などは省略している。
図1(A)に示すように、電子機器101は、上面が開口した略直方体形状の筐体102を備える。電子機器101は、筐体102の上面の開口部を封止するように配置された平板状の表面パネル103を備える。表面パネル103は、利用者が指又はペンなどを用いてタッチ操作を行う操作面として機能する。以下では、筐体102の幅方向(横方向)をX方向とし、長さ方向(縦方向)をY方向とし、厚み方向をZ方向として説明する。
図1(B)に示すように、電子機器101は、筐体102の内側に表示部104、貼合材105、及び押圧センサ111を備える。表示部104は、表面パネル103の筐体102内側の面に形成されている。押圧センサ111は、貼合材105によって、筐体102の内部の側壁に着脱可能に貼合されている。なお、押圧センサ111が貼合されている位置は、側壁には限定されない。例えば、表示部104、表面パネル103と反対側の面、又は筐体102の底面であってもよい。
図2に示すように、押圧センサ111は、補強板21、粘着材22及びセンサ部23を備える。補強板21、粘着材22及びセンサ部23は、この順に筐体102側から積層されている。なお、粘着材22は、本発明に係る「粘着層」の一例である。
センサ部23は、粘着材22を介して補強板21の第1主面14に配置されている。補強板21の第1主面14と逆の第2主面15は、貼合材105を介して筐体102と貼合されている。補強板21は、金属材料から成る。これにより、補強板21は、ある程度の強度を有し、かつ、後で述べるように筐体102側からのノイズを抑制することができる。なお、補強板21は、本発明における「基板」の一例である。
センサ部23は、圧電フィルム10、信号電極31、グランド電極32、センサ基材24、接着層25、及びシールド電極26を備える。
センサ部23は、粘着材22側から、センサ基材24、接着層25、圧電フィルム10、シールド電極26の順に積層されている。センサ基材24は、圧電フィルム10より粘着材22側に配置されている。センサ基材24は、電子機器101に付与される歪みの検出対象である。
圧電フィルム10は、センサ基材24の第1主面16に配置されている。接着層25は、圧電フィルム10とセンサ基材24とを接着している。圧電フィルム10は、第1主面17及び第2主面18を有する。信号電極31及びグランド電極32は、センサ基材24の第1主面16に配置されている。信号電極31は、圧電フィルム10のうちセンサ基材24と対面する第1主面17側に配置される。グランド電極32は、センサ基材24において圧電フィルム10が配置されていない箇所に配置されている。すなわち、センサ部23を平面視した時、信号電極31とグランド電極32は、重ならないように配置されている。これにより、信号電極31及びグランド電極32における短絡を抑制できる。
シールド電極26は、圧電フィルム10の第2主面18に配置されている。シールド電極26は、圧電フィルム10と接していない箇所において、グランド電極32に接触している。シールド電極26は、圧電フィルム10の第2主面18とグランド電極32とを接続している。これによりシールド電極26は、圧電フィルム10の外部からのノイズの影響を抑制することができる。
次に、圧電フィルム10について説明する。図3は、圧電フィルム10を平面視した図である。図3に示すように、圧電フィルム10はキラル高分子から形成されるフィルムであってもよい。キラル高分子として、第一実施形態では、ポリ乳酸(PLA)、特にL型ポリ乳酸(PLLA)を用いている。キラル高分子からなるPLLAは、主鎖が螺旋構造を有する。PLLAは、一軸延伸されて分子が配向すると圧電性を有する。そして、一軸延伸されたPLLAは、圧電フィルム10の平板面が押圧されることにより、電圧を発生する。この際、発生する電圧量は、押圧により平板面が当該平板面に直交する方向へ変位する変位率、すなわち変位の時間変化(変位量の時間に対する微分値)に依存する。
第一実施形態では、圧電フィルム10(PLLA)の一軸延伸方向は、図3の矢印901に示すように、Y方向及びZ方向に対して45度の角度を成す方向としている。この45度には、例えば45度±10度程度を含む角度を含む。このため、Y方向又はZ方向に圧電フィルム10が伸縮すると、圧電フィルム10は電荷を生じる。これにより、圧電フィルム10が押圧されることにより電圧が発生する。
PLLAは、延伸等による分子の配向処理で圧電性を生じるため、PVDF等の他のポリマー又は圧電セラミックスのように、ポーリング処理を行う必要がない。すなわち、強誘電体に属さないPLLAの圧電性は、PVDF又はPZT等の強誘電体のようにイオンの分極によって発現するものではなく、分子の特徴的な構造である螺旋構造に由来するものである。このため、PLLAには、他の強誘電性の圧電体で生じる焦電性が生じない。焦電性がなく、ユーザの指の温度又は摩擦熱による影響が生じないため、押圧センサ111に好適である。さらに、PVDF等は経時的に圧電定数の変動が見られ、場合によっては圧電定数が著しく低下する場合があるが、PLLAの圧電定数は経時的に極めて安定している。従って、周囲環境に影響されることなく、押圧による変位を高感度に検出することができる。
なお、圧電フィルム10は、PLLAに代えて、ポーリング処理を行ったPVDF又はPZT等のようなイオンが分極した強誘電体から形成されるフィルムからなるものであってもよい。
圧電フィルム10の主面に形成されている信号電極31、グランド電極32又はシールド電極26は、アルミニウム又は銅等の金属系の電極を用いることができる。このような信号電極31、グランド電極32又はシールド電極26を設けることで、圧電フィルム10が発生する電荷を電圧として取得でき、押圧量に応じた電圧値の押圧量検出信号を外部へ出力することができる。
押圧センサ111を筐体102に貼合するための貼合材105は、粘弾性体である。ユーザが押圧センサ111に荷重をかけ、ユーザが荷重をかけ終わると、貼合材105の応力緩和によって押圧センサ111には、押圧センサ111に生じた変形を元の状態に戻そうとする力が働く。本実施形態において、押圧センサ111に生じた変形を元の状態に戻そうとする逆向きの力が働くことを、「跳ね返り」と示す。
図4(A)、図4(C)、及び図4(E)は、ユーザが押圧センサ111を押し始めたときに押圧センサ111において発生する応力を説明するための図である。図4(B)、図4(D)、及び図4(F)は、ユーザが押圧センサ111を押し終わりのときに押圧センサ111において発生する応力を説明するための図である。図4(A)及び図4(B)は、粘着材22の弾性率EがE<7×10Paを満たす場合について示した図である。図4(C)及び図4(D)は、粘着材22の弾性率Eが7×10Pa≦E≦5×10Paを満たす場合について示した図である。図4(E)及び図4(F)は、粘着材22の弾性率EがE>5×10Paを満たす場合について示した図である。なお、図4(A)〜図4(F)において、押圧センサ111の一部のみが表されている。
図4(A)及び図4(C)に示すように、ユーザが押圧センサ111を押し始めると、補強板21の表面が縮み、圧縮応力が発生する。ユーザが押圧センサ111を押し始めると、補強板21の表面に発生した圧縮応力に対して、補強板21の粘着材22側は伸び(引張応力)が発生する。このとき、引張応力と圧縮応力とが均衡する応力の中立面61は、補強板21の内部に生じる。
粘着材22の弾性率EがE<7×10Paを満たす場合、粘着材22は柔軟性に富む。粘着材22の弾性率Eが7×10Pa≦E≦5×10Paを満たす場合、粘着材22は適度な硬さとなる。粘着材22は柔軟性に富む、又は適度な硬さであるため、粘着材22の補強板21側で発生する引張応力は、粘着材22内部で維持されない。このため、粘着材22のセンサ基材24側では逆方向の圧縮応力が発生する。このとき、応力の中立面62は、粘着材22の内部に生じる。粘着材22のセンサ基材24側で発生する圧縮応力はセンサ基材24内部で維持されずに、圧電フィルム10のセンサ基材24側で引張応力が発生する。このとき、応力の中立面63は、センサ基材24の内部に生じる。
このように、応力の中立面61、中立面62、及び中立面63は、補強板21、粘着材22、及びセンサ基材24のそれぞれにおいて生じる。センサ基材24において生じる応力の中立面63は、圧電フィルム10から近い。発生する変位量(応力)の大きさは、中立面からの距離に依存する。つまり、センサ部23自体に中立面が存在するため、応力の中立面が補強板21側よりも近い位置となる。従って、押圧センサ111が操作を受け付けた時の跳ね返りが小さく抑制される。
一方、図4(B)及び図4(D)に示すように、ユーザが押圧センサ111を押し終わると、補強板21の表面は応力緩和による引張応力が優位になる。補強板21の表面に発生した引張応力に対して、補強板21の粘着材22側では圧縮応力が発生する。このとき、中立面61は、補強板21の内部に生じる。粘着材22は柔軟性に富む、又は適度な硬さであるため、粘着材22の補強板21側で発生する圧縮応力は、粘着材22内部で維持されない。このため、粘着材22のセンサ基材24側では逆方向の引張応力が発生する。このとき、応力の中立面62は、粘着材22の内部に生じる。粘着材22のセンサ基材24側で発生する引張応力はセンサ基材24内部で維持されずに、圧電フィルム10のセンサ基材24側で圧縮応力が発生する。このとき、中立面63は、センサ基材24の内部に生じる。
このように、応力の中立面61、中立面62、及び中立面63は、補強板21、粘着材22、及びセンサ基材24のそれぞれにおいて生じる。センサ基材24において生じる応力の中立面63は、圧電フィルム10から近い。このため、ユーザが押圧センサ111を押し終わるとき、圧電フィルム10において応力緩和によって発生する圧縮応力は小さくなる。
これに対して、図4(E)に示すように、ユーザが押圧センサ111を押し始めると、補強板21の表面に圧縮応力が発生する。補強板21の表面で発生した圧縮応力に対して、補強板21の粘着材22側では引張応力が発生する。粘着材22の弾性率E>5×10Paを満たす場合、粘着材22は硬い。このため、粘着材22の補強板21側に緩和によって発生する引張応力は粘着材22内部を伝わり、粘着材22のセンサ基材24側で引張応力が発生する。粘着材22のセンサ基材24側で発生する引張応力は、さらにセンサ基材24内部を伝わり、圧電フィルム10のセンサ基材24側で引張応力が発生する。
このとき、応力の中立面61は、補強板21の粘着材22付近に生じる。発生する応力の大きさは、中立面からの距離に依存するため、押圧センサ111においては、粘着材22から圧電フィルム10に向かうにつれて、発生する引張応力が大きくなる。
そして、図4(F)に示すように、ユーザが押圧センサ111を押し終わると、補強板21の表面に応力緩和による引張応力が優位になる。補強板21の表面で発生した引張応力に対して、補強板21の粘着材22側では圧縮応力が発生する。粘着材22の弾性率E>5×10Paを満たす場合、粘着材22は硬いため、粘着材22の補強板21側に緩和によって発生する圧縮応力は粘着材22内部を伝わり、粘着材22のセンサ基材24側で圧縮応力が発生する。粘着材22のセンサ基材24側で発生する圧縮応力は、さらにセンサ基材24内部を伝わり、圧電フィルム10のセンサ基材24側で圧縮応力が発生する。このとき、応力の中立面61は、補強板21の粘着材22付近に生じる。
この場合、押圧センサ111においては、粘着材22から圧電フィルム10に向かうにつれて、発生する圧縮応力が大きくなる。このため、ユーザが押圧センサ111を押し終わるときに、圧電フィルム10において応力緩和によって発生する圧縮応力は大きくなる。
ここで、粘着材22の弾性率Eにおける、押圧センサ111の押し始めに圧電フィルム10で発生する引張応力と、押圧センサ111の押し終わりに圧電フィルム10で発生する圧縮応力とをそれぞれ比較する。粘着材22の弾性率Eが7×10Pa≦E≦5×10Paを満たす場合、押圧センサ111の押し始めに圧電フィルム10で発生する引張応力に対する押圧センサ111の押し終わりに圧電フィルム10で発生する圧縮応力の割合は小さい。粘着材22の弾性率EがE<7×10Paを満たす場合、押圧センサ111の押し始めに圧電フィルム10で発生する引張応力に対する押圧センサ111の押し終わりに圧電フィルム10で発生する圧縮応力の割合は、粘着材22の弾性率Eが7×10Pa≦E≦5×10Paを満たす場合に比べて大きい。粘着材22の弾性率EがE>5×10Paを満たす場合、押圧センサ111の押し始めに圧電フィルム10で発生する引張応力に対する押圧センサ111の押し終わりに圧電フィルム10で発生する圧縮応力の割合は、粘着材22の弾性率Eが7×10Pa≦E≦5×10Paを満たす場合に比べて大きい。一方、粘着材22の弾性率Eが7×10Pa≦E≦5×10Paを満たす場合、粘着材22の弾性率EがE<7×10Paを満たす場合に比べて、押圧センサ111に対する粘着材22の影響が小さい。このため、粘着材22の弾性率Eが7×10Pa≦E≦5×10Paを満たす場合、押圧センサ111の押し始めに圧電フィルム10で発生する引張応力に対する押圧センサ111の押し終わりに圧電フィルム10で発生する圧縮応力の割合は、粘着材22の弾性率EがE<7×10Paを満たす場合に比べて小さくなる。
このように、押圧センサ111の押し始めに圧電フィルム10で発生する引張応力に対する押圧センサ111の押し終わりに圧電フィルム10で発生する圧縮応力の割合は、粘着材22の弾性率Eが7×10Pa≦E≦5×10Paを満たす場合、E>5×10Paを満たす場合、E<7×10Paを満たす場合の順に大きくなる。このため、粘着材22の弾性率Eが7×10Pa≦E≦5×10Paを満たす場合に最も押圧センサ111は応力緩和による影響を抑制することができる。
また、応力の中立面61、中立面62、及び中立面63が、補強板21、粘着材22、及びセンサ部23の一部であるセンサ基材24のそれぞれにおいて生じる場合も、押圧センサ111の押し始めに圧電フィルム10で発生する引張応力に対する押圧センサ111の押し終わりに圧電フィルム10で発生する圧縮応力の割合は小さい。このため、圧電フィルム10において応力緩和によって発生する圧縮応力は比較的小さくなり、押圧センサ111は応力緩和による影響を抑制することができる。
ここで、図4(D)を用いて、補強板21の弾性率をE、粘着材22の弾性率をE、及びセンサ部23の弾性率をEとすると、E、E、及びEは、E<E及びE<Eを満たす場合について説明する。粘着材22の弾性率は、補強板21及びセンサ部23の一部であるセンサ基材24より弾性率が小さい。この場合、粘着材22の弾性率は補強板21の弾性率より小さいため、図4(C)に示すように、補強板21の表面に発生した引張応力に対して、補強板21の粘着材22側で圧縮応力が発生する。補強板21の粘着材22側で発生した圧縮応力は、粘着材22内部で維持されない。このため、粘着材22のセンサ基材24側では逆方向の引張応力が発生する。センサ基材24の弾性率は粘着材22の弾性率より大きいため、センサ基材24の粘着材22側で発生した引張応力に対して、センサ基材24の圧電フィルム10側では圧縮応力が発生する。従って、圧電フィルム10のセンサ基材24側で圧縮応力が発生する。
この場合も、応力の中立面61、中立面62、及び中立面63は、補強板21、粘着材22、及びセンサ部23の一部であるセンサ基材24のそれぞれにおいて生じる。つまり、応力の中立面が補強板21側よりも近い位置となる。中立面が補強板21側よりも近い場合、押圧センサ111を押し終えたときにセンサ部23に発生する圧縮応力は上記引張応力に比べて小さくなる。押圧センサ111の押し始めに圧電フィルム10で発生する引張応力に対して、押圧センサ111の押し終わりに圧電フィルム10で発生する圧縮応力は小さい。このため、圧電フィルム10において応力緩和によって発生する圧縮応力は小さくなり、押圧センサ111は応力緩和による影響を抑制することができる。
図5は、第一実施形態に係る粘着材22の弾性率と、出力の跳ね返り率との関係を示すグラフである。図6は、第一実施形態に係る押圧センサ111に荷重をかけた場合における、出力電圧を説明するための図である。
ここで、跳ね返り率について説明する。ユーザが押圧センサ111に所定の荷重をかけた場合、押圧センサ111に変形が生じる。これにより、圧電フィルム10が変形し、所定の荷重に応じた電圧V1を発生する。圧電フィルム10が変形すると、応力緩和によって押圧センサ111には跳ね返りが生じる。跳ね返りによって圧電フィルム10にはユーザが押圧センサ111に荷重をかけた場合と逆向きの変形が生じる。このため、圧電フィルム10は、ユーザが押圧センサ111に荷重をかけた場合と逆向きの電圧V2を発生する。跳ね返り率とは、ユーザが押圧センサ111に所定の荷重をかけた場合に生じる電圧の大きさV1に対する、跳ね返りで生じる逆向きの電圧V2の大きさの割合である。以下、粘着材22の弾性率と、出力の跳ね返り率との関係について説明する。
粘着材22の弾性率Eは、7×10Pa≦E≦5×10Paを満たす。図5に示すように、粘着材22の弾性率Eは、7×10Pa≦E≦5×10Paを満たす場合、出力の跳ね返り率は20%以下である。すなわち、ユーザが押圧センサ111を押し始めたときに生じる電圧V1を100%とすると、跳ね返りで生じる電圧V2は電圧V1の20%以下である。図6に示すように、ユーザが押圧センサ111に荷重をかけた場合、押圧センサ111は跳ね返りによって、ユーザが押圧センサ111に荷重をかけた場合と逆極性の電圧V2を出力する。粘着材22において、弾性率Eは、6×10Paのとき最も跳ね返り率が低くなる。
また、出力の跳ね返り率は20%以下であるため、閾値T1を20%に予め設定しておくと、電圧V1の値に対して逆方向の電圧V2の値が閾値T1以下である場合、跳ね返りによって生じた出力電圧として判断することができる。このため、ユーザが押圧センサ111に荷重をかけた場合、押圧センサ111が出力する正規の値に対する跳ね返りによる影響を抑制できる。
また、ユーザが押圧センサ111から手を離し、ユーザの押圧センサ111にかける荷重が小さくなる場合、図6に示すように、押圧センサ111はユーザが押圧センサ111に荷重をかけた場合と逆極性の電圧V3を出力する。この場合の、逆極性の出力電圧V3は、ユーザが押圧センサ111に荷重をかけた場合の出力電圧V1と概ね同様な大きさである。このため、ユーザが手を離したときに押圧センサ111が出力する出力電圧V3は、跳ね返りによって生じる出力電圧V2に比べて十分に大きい。すなわち、出力電圧V3は、閾値T1より大きく検出される。従って、跳ね返りによって生じる出力電圧V2と、ユーザが手を離したときに押圧センサ111が出力する出力電圧V3とを判別することができるため、跳ね返りによって誤判定されることを防止することができる。つまり、粘着材22の弾性率Eが、7×10Pa≦E≦5×10Paを満たす場合、粘着材22は所定の剛性を有し、押圧センサ111の正規の出力に対する跳ね返りの出力が20%以下である。このため、跳ね返りによる影響が抑制される。従って、押圧センサ111は、粘着材22による影響が少なく、誤検知を抑制できる。
図7は、第一実施形態に係る押圧センサ111をユーザが長押しした場合に発生する応力を説明するための図である。ユーザが押圧センサ111を長押しすると、図7に示すように、ユーザが押圧センサ111にかける荷重は押し始めたときから徐々に下がっていく。このため、ユーザが押圧センサ111から手を離したときの出力は小さくなる。例えば、ユーザが押圧センサ111から手を離したときの出力電圧V6は、ユーザが押圧センサ111を押し始めたときの出力電圧V4の40%程度である。この場合に比べてユーザがさらにゆっくり押圧センサ111から手を離したときの出力は、ユーザが押圧センサ111を押し始めたときの出力の30%程度に低下する。
押圧センサ111において、出力の跳ね返り率は20%以下である。閾値T1を20%に予め設定しておくと、電圧V6の値と電圧V5の値が閾値T1を境に判断することができる。出力電圧が閾値T1以下である場合、跳ね返りによって生じたものであり、出力電圧が閾値T1より大きい場合、ユーザが押圧センサ111から手を離したときの出力電圧であることが判る。このため、ユーザが押圧センサ111を長押しした場合であっても、跳ね返りによる逆極性の出力電圧V5は、ユーザが押圧センサ111を長押して押圧センサ111から手を離したときに発生する逆極性の出力電圧V6よりも小さい。従って、押圧センサ111は、長押し時においても跳ね返りによる出力電圧V5と、押圧センサ111から手を離したときの出力電圧V6とを判別することができるため、跳ね返りによって誤判定されることを防止することができる。
以下、第二実施形態に係る押圧センサ112について説明する。図8は、第二実施形態に係る粘着材22の弾性率と、出力の跳ね返り率との関係を示すグラフである。図9は、第二実施形態に係る押圧センサ112をユーザが長押しした場合に発生する応力を説明するための図である。図8に示すように、押圧センサ112は、粘着材22の弾性率Eは、2×10Pa≦E≦2×10Paを満たす点で、第一実施形態に係る押圧センサ111と異なる。このため、押圧センサ112については、押圧センサ111と異なる点について説明し、同様の点については省略する。なお、押圧センサ112の構造は押圧センサ111と同一であるため、図示は省略する。
粘着材22の弾性率Eは、2×10Pa≦E≦2×10Paを満たす。図8に示すように、粘着材22の弾性率Eは、2×10Pa≦E≦2×10Paを満たす場合、出力の跳ね返り率は10%以下である。
図9に示すように、ユーザが押圧センサ112に荷重をかけた場合、押圧センサ112は跳ね返りによって、ユーザが押圧センサ112に荷重をかけた場合と逆極性の電圧を出力する。出力の跳ね返り率が10%以下であると、跳ね返りによる逆極性の出力が10%以下に抑えられる。このため、押圧センサ112は、押圧センサ111と比べて跳ね返りによる影響が少なく、逆極性の出力を抑制できる。
また、図9に示すように、押圧センサ112からの出力を積分した場合、積分値はユーザが加えた荷重に対応する。出力の跳ね返り率は10%以下であるため、積分値の減少はおよそ5%以内である。押圧センサ112において、5%はユーザの操作ばらつきと同程度の大きさであるため、押圧センサ112は十分な精度を有することができる。
さらに、押圧センサ112において、段階的な押圧検出をする場合について説明する。例えば、押圧センサ112において押圧操作を受けた時の最大の荷重を100%とする。押圧センサ112は、受けた押圧操作の荷重の大きさにより段階的に荷重のレベルを判別する構成とする。例えば、押圧センサ112は、受けた押圧操作の荷重が、0%〜20%、40〜60%、及び80〜100%の三段階の時をそれぞれ判別する。このとき、押圧センサ112において、跳ね返り率による積分値の影響はおよそ5%以内である。このため、段階的に操作した場合であっても、0%〜20%、40〜60%、及び80〜100%の三段階のそれぞれの検出範囲が重ならない。すなわち、一番目の段階の0%〜20%が0%〜25%になったとしても、二番目の段階の35〜60%と重ならない。従って、段階的な押圧検出をする場合においても、誤検出を防止できる。
以下、第三実施形態に係る押圧センサ113について説明する。図10は、第三実施形態に係る押圧センサ113の断面を説明するための模式図である。なお、図10では、配線等の図示は省略している。図10に示すように、押圧センサ113は、グランド電極33をさらに備える点で、第二実施形態に係る押圧センサ111と異なる。このため、押圧センサ113については、押圧センサ111と異なる点について説明し、同様の点については省略する。
押圧センサ113は、グランド電極33を備える。グランド電極33は、センサ基材24を挟んでグランド電極32と対向するように配置されている。グランド電極32及びグランド電極33とは、例えば不図示のビア電極などで互いに電気的に接続されている。例えば、ビア電極は、センサ基材24の一部に、センサ基材24を貫通するように形成されている。なお、グランド電極32及びグランド電極33との間はビア電極で接続するものに限られず、グランド電極32及びグランド電極33との間を導通させるものであれば使用できる。
押圧センサ113において、粘着材22は、導電性を有する。ここで補強板21は、金属材料から成る。このため、グランド電極33と粘着材22と及び補強板21とが導通し、補強板21がグランド電極となる。補強板21は、押圧センサ113において、電子機器101の筐体102側に設けられている。すなわち、補強板21は、信号電極31と電子機器101の筐体102との間に位置する。これにより、補強板21はシールド電極として機能するため、筐体102側、すなわち電子機器101の外部からのノイズを抑制することができる。
最後に、前記実施形態の説明は、すべての点で例示であり、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲は、特許請求の範囲と均等の範囲を含む。
10…圧電フィルム
14…第1主面
15…第2主面
16…第1主面
17…第1主面
18…第2主面
21…補強板(基板)
22…粘着材(粘着層)
23…センサ部
24…センサ基材
25…接着層
26…シールド電極
31…信号電極
32,33…グランド電極
61,62,63…中立面
101…電子機器
102…筐体
103…表面パネル
104…表示部
105…貼合材
111,112,113…押圧センサ
901…矢印

Claims (12)

  1. 基板と、
    粘着層と、
    前記粘着層を介して前記基板の第1主面に配置されたセンサ部と、
    を備え、
    前記基板の弾性率をE、前記粘着層の弾性率をE、及び前記センサ部の弾性率をEとすると、
    、E、及びEは、E<E及びE<Eを満たす、
    押圧センサ。
  2. 基板と、
    粘着層と、
    前記粘着層を介して前記基板の第1主面に配置されたセンサ部と、
    を備え、
    前記基板、前記粘着層、及び前記センサ部の積層方向の歪みに対する応力の中立面が、前記基板、前記粘着層、及び前記センサ部にそれぞれ一つ存在する、
    押圧センサ。
  3. 基板と、
    粘着層と、
    前記粘着層を介して前記基板の第1主面に配置されたセンサ部と、
    を備え、
    前記粘着層の弾性率をEとすると、
    弾性率Eは、7×10Pa≦E≦5×10Paを満たす、
    押圧センサ。
  4. 前記弾性率Eは、2×10Pa≦E≦2×10Paを満たす、
    請求項3に記載の押圧センサ。
  5. 前記センサ部は、センサ基材及び前記センサ基材の主面に配置される圧電フィルムを備える、
    請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の押圧センサ。
  6. 前記センサ基材は、前記圧電フィルムより前記粘着層側に配置され、
    前記センサ部は、前記圧電フィルムの主面のうち前記センサ基材が配置された主面に信号電極を備える、
    請求項5に記載の押圧センサ。
  7. 前記センサ部は、前記圧電フィルムの主面のうち前記センサ基材が配置された主面と逆の主面にシールド電極を備える、
    請求項6に記載の押圧センサ。
  8. 前記センサ部は、前記センサ基材の主面のうち前記粘着層側の主面にグランド電極を備える、
    請求項5〜請求項7のいずれか1項に記載の押圧センサ。
  9. 前記粘着層は、導電性を有する、
    請求項8に記載の押圧センサ。
  10. 前記基板は、金属材料から成る、
    請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の押圧センサ。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の押圧センサと、
    前記押圧センサが配置される筐体と、
    を備えた押圧検出装置。
  12. 前記押圧センサは、前記筐体に着脱可能に貼合される、
    請求項11に記載の押圧検出装置。
JP2019558642A 2018-06-20 2019-05-30 押圧センサ及び押圧検出装置 Active JP6708315B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018116851 2018-06-20
JP2018116851 2018-06-20
PCT/JP2019/021527 WO2019244594A1 (ja) 2018-06-20 2019-05-30 押圧センサ及び押圧検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6708315B2 JP6708315B2 (ja) 2020-06-10
JPWO2019244594A1 true JPWO2019244594A1 (ja) 2020-06-25

Family

ID=68983640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019558642A Active JP6708315B2 (ja) 2018-06-20 2019-05-30 押圧センサ及び押圧検出装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11846551B2 (ja)
JP (1) JP6708315B2 (ja)
CN (1) CN214748552U (ja)
WO (1) WO2019244594A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022155336A (ja) * 2021-03-30 2022-10-13 ミツミ電機株式会社 検出装置及び検出装置の製造方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000275114A (ja) * 1999-03-23 2000-10-06 Tokai Rubber Ind Ltd センサ
WO2010143528A1 (ja) * 2009-06-11 2010-12-16 株式会社村田製作所 タッチパネルおよびタッチ式入力装置
JP5950053B2 (ja) * 2013-09-20 2016-07-13 株式会社村田製作所 押圧検出センサ
JP6015867B2 (ja) * 2013-12-06 2016-10-26 株式会社村田製作所 押圧センサ
JP6052437B2 (ja) * 2014-01-20 2016-12-27 株式会社村田製作所 圧電センサ
WO2017051865A1 (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 株式会社村田製作所 タッチパネル、タッチ式入力装置
JP6126692B2 (ja) * 2013-08-06 2017-05-10 株式会社村田製作所 押圧検出センサ
WO2018131674A1 (ja) * 2017-01-12 2018-07-19 株式会社村田製作所 こすれ検知センサ及び電子機器
JP6652882B2 (ja) * 2016-04-28 2020-02-26 Nissha株式会社 圧力検出装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3270527B2 (ja) * 1992-07-08 2002-04-02 呉羽化学工業株式会社 筒状ないし曲面化圧電素子
JP2009134473A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Sony Corp 押圧検知センサ、入力装置及び電子機器
JP4771028B2 (ja) * 2009-07-17 2011-09-14 株式会社村田製作所 金属板と圧電体との接着構造及び接着方法
WO2013157508A1 (ja) * 2012-04-17 2013-10-24 株式会社村田製作所 押圧力センサ
JP6041978B2 (ja) * 2013-03-21 2016-12-14 株式会社村田製作所 変位センサ、押込量検出センサ、およびタッチ式入力装置
WO2015041049A1 (ja) * 2013-09-20 2015-03-26 株式会社村田製作所 圧電センサ
US9970831B2 (en) * 2014-02-10 2018-05-15 Texas Instruments Incorporated Piezoelectric thin-film sensor
JP2015176984A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 株式会社東芝 プリント配線板
WO2015159628A1 (ja) * 2014-04-18 2015-10-22 株式会社村田製作所 押圧センサ
JP6128283B2 (ja) * 2014-08-19 2017-05-17 株式会社村田製作所 入力端末
TWI708168B (zh) * 2015-03-09 2020-10-21 日商新力股份有限公司 輸入裝置及電氣機器
JP6269899B2 (ja) * 2015-05-29 2018-01-31 株式会社村田製作所 圧電フィルムセンサおよび保持状態検出装置
US10189626B2 (en) * 2017-05-23 2019-01-29 Reuben Bahar Package handling system
JP7052441B2 (ja) * 2018-03-13 2022-04-12 富士電機株式会社 センサ装置

Patent Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000275114A (ja) * 1999-03-23 2000-10-06 Tokai Rubber Ind Ltd センサ
JP6123859B2 (ja) * 2009-06-11 2017-05-10 株式会社村田製作所 タッチ式入力装置
JP6465143B2 (ja) * 2009-06-11 2019-02-06 株式会社村田製作所 タッチ式入力装置
JP5644908B2 (ja) * 2009-06-11 2014-12-24 株式会社村田製作所 タッチパネル、タッチ式入力装置および機器
JP5819890B2 (ja) * 2009-06-11 2015-11-24 株式会社村田製作所 タッチパネル、タッチ式入力装置および機器
JP5376180B2 (ja) * 2009-06-11 2013-12-25 株式会社村田製作所 タッチ式入力装置
WO2010143528A1 (ja) * 2009-06-11 2010-12-16 株式会社村田製作所 タッチパネルおよびタッチ式入力装置
JP6126692B2 (ja) * 2013-08-06 2017-05-10 株式会社村田製作所 押圧検出センサ
JP5950053B2 (ja) * 2013-09-20 2016-07-13 株式会社村田製作所 押圧検出センサ
JP6015867B2 (ja) * 2013-12-06 2016-10-26 株式会社村田製作所 押圧センサ
JP6052437B2 (ja) * 2014-01-20 2016-12-27 株式会社村田製作所 圧電センサ
WO2017051865A1 (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 株式会社村田製作所 タッチパネル、タッチ式入力装置
JP6418335B2 (ja) * 2015-09-24 2018-11-07 株式会社村田製作所 タッチパネル、タッチ式入力装置
JP6652882B2 (ja) * 2016-04-28 2020-02-26 Nissha株式会社 圧力検出装置
WO2018131674A1 (ja) * 2017-01-12 2018-07-19 株式会社村田製作所 こすれ検知センサ及び電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP6708315B2 (ja) 2020-06-10
US11846551B2 (en) 2023-12-19
US20210096033A1 (en) 2021-04-01
WO2019244594A1 (ja) 2019-12-26
CN214748552U (zh) 2021-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5950053B2 (ja) 押圧検出センサ
US10664054B2 (en) Vibrating device
JP6123947B2 (ja) 押圧センサ及び電子機器
JP6156587B2 (ja) タッチ式入力装置、電子機器
WO2015146367A1 (ja) 圧力検出装置
JP6497264B2 (ja) タッチ式入力装置
JP6079931B2 (ja) 押圧センサ
JP6988486B2 (ja) バスタブ型筐体に用いるセンサ及び電子機器
JP6795097B2 (ja) 押圧センサ及び電子機器
JP6708315B2 (ja) 押圧センサ及び押圧検出装置
CN213120924U (zh) 位移检测传感器和柔性设备
JP6652882B2 (ja) 圧力検出装置
WO2020129346A1 (ja) 押圧センサおよび押圧検出装置
JP6197962B2 (ja) タッチ式入力装置及びタッチ入力検出方法
JP6693602B2 (ja) 押圧検知センサ及び電子機器
WO2023153426A1 (ja) 電子機器
JP6052431B2 (ja) 圧電センサ
JP6737426B1 (ja) 押圧センサの配置構造及び電子機器
WO2023153427A1 (ja) 電子機器
WO2023153428A1 (ja) 電子機器
WO2020202631A1 (ja) 押圧センサの配置構造及び電子機器
JP2023091157A (ja) 電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191025

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191025

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20191025

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20191112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200120

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200323

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20200323

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20200330

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20200331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200421

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200504

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6708315

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150