JP5950053B2 - 押圧検出センサ - Google Patents
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Description
本発明は、操作面が押し込まれた際の押圧力を検出する押圧検出センサに関する。
従来、操作者による操作面への操作を検出する操作検出センサが各種考案されている。操作検出センサとしては、静電容量方式、熱抵抗方式、圧電音響方式、赤外線センサ方式等があるが、操作面に対する押圧力を検出する場合には、これらとは別の押圧検出センサを設置する必要がある。
特許文献1には、操作検出センサであるタッチパネル、操作面の押し込みを検出する感圧センサを備えるタッチ式入力装置が記載されている。特許文献1のタッチ式入力装置では、感圧センサは、タッチパネルの下側の面(操作面と反対側の面)に配置されており、タッチパネルと同じ面積からなる。また、特許文献1のタッチ式入力装置では、タッチパネルの操作面側に保護層が配置されている。
この場合、感圧センサは、保護層とタッチセンサを介して、操作面が押し込まれることによる応力を受け、当該応力に応じた押圧力を検出する。
特許文献1に示すような構成では、保護層とタッチセンサ、タッチセンサと感圧センサをそれぞれ接着する必要があり、それぞれの箇所を接着部材によって接着している。
このような操作検出センサにおいて、透光性を有する保護層を備える操作検出センサの場合、保護層とタッチセンサとを接着する接着部材には、透光性の高いアクリル系粘着剤を用いることが多い。
この粘着剤は、−10℃〜−50℃程度のガラス転移点を有するものが多く、この温度を境界として急激に弾性率が変化する。図5は、粘着剤の弾性率の温度特性を示すグラフである。図5に示すように、ガラス転移点付近よりも低温での弾性率が、ガラス転移点付近よりも高温での弾性率よりも大幅に高くなる。
このため、保護層とタッチセンサを粘着剤で接着した多層部材の撓み量は、同じ押圧力で操作面(保護層)を押し込んでも、ガラス転移点付近よりも低温の状態と、ガラス転移点よりも高温の状態とで大幅に変化する。図6は、多層部材の撓み量の温度特性を示すグラフである。図6に示すように、同じ押圧力で操作面を押し込んだ場合に、ガラス転移点付近よりも高温での撓み量は、ガラス転移点付近よりも低温での撓み量と比較して大幅に大きくなる(例えば、図6の場合であれば約4倍)。
したがって、ガラス転移点付近よりも高温での感圧センサの押圧検出値は、ガラス転移点付近よりも低温での感圧センサの押圧検出値よりも大幅に大きくなってしまう。
本発明の目的は、温度依存性が無く、押圧力に応じた検出値を得られる押圧検出センサを提供することにある。
この発明は、操作受付部材と圧電センサを備える押圧検出センサに関するものであり、次の構成を特徴としている。操作受付部材は、複数の剛体板を第1の粘着剤で接着して積層した構造からなり、積層方向に直交する一方主面が操作面となる板状部材である。圧電センサは、操作受付部材の他方主面側で、操作受付部材に加わる応力が伝搬する位置に配置された平膜状の部材である。さらに、圧電センサは、圧電性フィルムと、該圧電性フィルムの両主面に形成された検出用電極とを備える。操作受付部材側の検出用電極と圧電性フィルムとは第2の粘着剤によって接着されている。
この構成では、温度によって操作受付部材の撓みに差が生じる際に、圧電センサの粘着剤(第2の粘着剤)の弾性率も温度によって変化する。したがって、温度変化による操作受付部材の撓みの差が、圧電センサの粘着剤の弾性率の温度変化で緩和される。これにより、圧電性フィルムの撓み量、すなわち圧電性フィルムに加わる応力が、温度よって変化する量を抑制することができる。
また、この発明の押圧検出センサでは、圧電センサは操作受付部材の他方主面に接着されていることが好ましい。
この構成では、操作受付部材の撓みによる応力を圧電センサで直接受けることができ、押し込みの検出感度を向上させることができる。
また、この発明の押圧検出センサでは、第1の粘着剤と第2の粘着剤は同じ材料からなることが好ましい。
この構成では、温度の違いによって生じる操作受付部材の撓みの差を、より正確に緩和し易くなる。
また、この発明の押圧検出センサでは、第1の粘着剤と第2の粘着剤は、アクリル系粘着剤であることが好ましい。この構成では、高い透光性を実現し易いアクリル系粘着剤を用いているので、操作受付部材に透光性を要する場合に好適である。
また、この発明の押圧検出センサでは、圧電性フィルムはポリ乳酸を含むことが好ましい。この構成では、撓みを高感度に検出することができる。
また、この発明の押圧検出センサでは、操作受付部材は、一方主面が操作面となるカバーガラスと、該カバーガラスの他方主面側に配置された平板状の位置検出センサと、を備えていてもよい。この構成では、操作受付部材によって、操作位置を検出することができる。
また、この発明の押圧検出センサでは、操作受付部材は、位置検出センサのカバーガラスと反対側の面に配置された表示パネルをさらに備えていてもよい。この構成では、操作受付部材によって、表示機能付きタッチパネルを実現できる。
この発明によれば、操作面への押圧力に応じて、温度に影響されない一定の押圧検出値を得ることができる。
本発明の実施形態に係る押圧検出センサについて、図を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係る押圧検出センサの平面図および概略構成を示す側面断面図である。なお、図1では、操作受付部材および圧電センサの具体的な層構成は図示せず、図2に操作受付部材および圧電センサの具体的な層構成を図示している。図2は、本発明の実施形態に係る操作受付部材および圧電センサの具体的な層構成を示す図である。
図1に示すように、押圧検出センサ1は、圧電センサ10、操作受付部材20、および接着部材30を備える。操作受付部材20は、矩形の平板からなる。操作受付部材20は、少なくとも短手方向の両端が、図示しない筐体等の剛体に固定されている。この際、操作受付部材20の短手方向の両端を構成する長手方向に沿った端辺の略全長が筐体等の剛体に固定されていることが好ましい。
圧電センサ10は長尺状の平膜である。圧電センサ10は、接着部材30によって操作受付部材20の裏面に接着されている。接着部材30は接着剤からなる。接着剤30は、圧電センサ10の操作受付部材20に当接する略全面に設けられている。
なお、本実施形態では、約−30[℃]〜約+60[℃]の範囲内において弾性率が108[Pa]〜109[Pa]以上のものを接着剤とする。常温での弾性率が低温での弾性率と比較して大幅に低下するもの、例えば具体的に、常温(約25[℃])での弾性率が104〜106程度になるものを粘着剤とする。
圧電センサ10は、操作受付部材20の長手方向の一方端付近に接着されている。この際、圧電センサ10は、自身の長尺方向が操作受付部材20の短手方向と平行になるように、操作受付部材20に接着されている。
このような構成とすることで、操作面への押し込みにより操作受付部材20が撓むと、圧電センサ10も撓む。すなわち、操作面への押し込みで生じる操作受付部材20の撓みによる応力が接着部材30を介して圧電センサ10にも伝わり、操作面への押し込みによる応力が圧電センサ10に加わる。圧電センサ10は、この撓みの応力によって検出電圧を発生する。この検出電圧を取得することで、押し込みを検出することができる。また、この検出電圧の値は、押込量すなわち押圧力によって一意に決まるので、検出電圧値を取得することで、押圧力を検出することができる。
次に、操作受付部材20および圧電センサ10の具体的な構成について、図2を参照して説明する。
操作受付部材20は、厚み方向に沿って、カバーガラス21、位置検出センサ22、および表示パネル23が積層されてなる。これらカバーガラス21、位置検出センサ22、および表示パネル23が本発明の「剛体板」に相当する。カバーガラス21、位置検出センサ22、および表示パネル23は、矩形の平板であり、それぞれの主面が重なるように積層されている。この際、カバーガラス21の表面、すなわち、位置検出センサ22が接着されていない側の面が、操作受付部材20の操作面となる。
カバーガラス21と位置検出センサ22は、粘着剤231を介して接着されている。粘着剤231は、カバーガラス21と位置検出センサ22が対向する主面の略全面に設けられている。位置検出センサ22と表示パネル23は、粘着剤232を介して接着されている。粘着剤231,232は、アクリル系粘着剤であることが望ましい。アクリル系粘着剤は高い透光性を有するので、表示パネル30の表示画像を、操作面に効率的に表示することができる。
圧電センサ10は、圧電性フィルム11、第1検出部材12、第2検出部材13を備える。
圧電性フィルム11は、ポリ乳酸(PLA)、より具体的にはL型ポリ乳酸(PLLA)からなり、長尺状の平膜からなる。圧電性フィルム11の分子の配向方向900は、圧電性フィルム11の長尺方向および短尺方向に対して45°を成す。言い換えれば、圧電性フィルム11の一軸延伸方向は、圧電性フィルム11の長尺方向および短尺方向に対して略45°を成す。
ここで、圧電性フィルム11を形成するPLLAの特性について説明する。
PLLAはキラル高分子からなる。PLLAは、主鎖が螺旋構造を有する。PLLAは、一軸延伸された方向に分子が配向し、当該分子の配向によって圧電性を有する。そして、一軸延伸されたPLLAは、圧電性フィルム11にひずみが生じることで、電荷を発生する。ここで、圧電性フィルム11に生じるひずみとは、圧電性フィルム11が所定方向に伸長することである。この際、発生する電荷量は、圧電性フィルム11のひずみ量によって決まる。一軸延伸されたPLLAの圧電定数は、高分子中で非常に高い部類に属する。例えば、PLLAの圧電歪み定数d14は、延伸条件、熱処理条件、添加物の配合等の条件を整えることにより10〜20pC/Nという高い値が得られる。
そして、上述のように圧電センサ10を操作受付部材20に接着することで、押し込みの応力によって圧電性フィルム11が撓んで伸長する方向と、一軸延伸方向が略45°の角度をなすので、押し込みを効果的に電荷に変換することができる。
なお、圧電性フィルム11の延伸倍率は3〜8倍程度が好適である。延伸後に熱処理を施すことにより、ポリ乳酸の延びきり鎖結晶の結晶化が促進され圧電定数が向上する。尚、二軸延伸した場合はそれぞれの軸の延伸倍率を異ならせることによって一軸延伸と同様の効果を得ることが出来る。例えばある方向をX軸としてその方向に8倍、その軸に直交するY軸方向に2倍の延伸を施した場合、圧電定数に関してはおよそX軸方向に4倍の一軸延伸を施した場合とほぼ同等の効果が得られる。単純に一軸延伸したフィルムは延伸軸方向に沿って裂け易いため、前述したような二軸延伸を行うことにより幾分強度を増すことができる。
また、PLLAは、延伸等による分子の配向処理で圧電性を生じるので、PVDF等の他のポリマーや圧電セラミックスのように、ポーリング処理を行う必要がない。すなわち、強誘電体に属さないPLLAの圧電性は、PVDFやPZT等の強誘電体のようにイオンの分極によって発現するものではなく、分子の特徴的な構造である螺旋構造に由来するものである。このため、PVDF等は経時的に脱分極による圧電定数の変動が見られ、場合によっては圧電定数が著しく低下する場合があるが、PLLAの圧電定数は経時的に極めて安定している。したがって、出力電荷量が周囲環境に影響されない。さらに、PLLAは、他の強誘電性の圧電体で生じる焦電性が生じないため、温度変化による誤検知の可能性が少なくなる。
第1検出部材12は、ベースフィルム121,123、電極122,124を備える。ベースフィルム121,123は、ポリイミド等の可撓性を有する絶縁性フィルムからなる。電極122は、銅箔等の導電率が高い導体膜からなり、ベースフィルム121の主面に形成されている。電極124は、銅箔等の導電率が高い導体膜からなり、ベースフィルム123の主面に形成されている。この際、ベースフィルム121,123は、圧電性フィルム11よりも広い面積で形成されており、電極122,124は、圧電性フィルム11と略同じで且つ圧電性フィルム11よりも小さい面積で形成されている。
電極122が形成されたベースフィルム121と、電極124が形成されたベースフィルム123は、ベースフィルム121、電極122、ベースフィルム123、電極124の順に並ぶように積層化されている。この積層体によって第1検出部材12が構成される。
第1検出部材12は、電極124が圧電性フィルム11に当接するように、粘着剤141を介して、圧電性フィルム11に接着されている。この際、第1検出部材12は、電極122,124が圧電性フィルム11に重なるように、圧電性フィルム11に接着されている。粘着剤141は、上述の粘着剤231,232と同じ材料からなる。
第2検出部材13は、ベースフィルム131、電極132を備える。ベースフィルム131は、ポリイミド等の可撓性を有する絶縁性フィルムからなる。電極132は、銅箔等の導電率が高い導体膜からなり、ベースフィルム131の主面に形成されている。この際、ベースフィルム131は、圧電性フィルム11よりも広い面積で形成されており、電極132は、圧電性フィルム11と略同じで且つ圧電性フィルム11よりも小さい面積で形成されている。
第2検出部材13は、電極132が圧電性フィルム11に当接するように、粘着剤142を介して、圧電性フィルム11に接着されている。この際、第1検出部材12は、電極122,124が圧電性フィルム11に重なるように、圧電性フィルム11に接着されている。粘着剤142は、上述の粘着剤141,231,232と同じ材料からなる。
このような構成とすることで、圧電性フィルム11に撓みの応力が加わって圧電性フィルム11が伸長する際に生じる電荷を、電極124,132で検知できる。そして、この電極124,132が電荷を検知したことにより、上述の検出電圧を取得することができる。
なお、電極122および当該電極122が形成されるベースフィルム121は省略することもできる。しかしながら、電極122をグランド電位に接続することで、操作面側からのノイズをシールドすることができ、押し込みによる検出電圧値を正確に得ることができる。
上述の構成を用いることで、温度に応じて、次に示すように押圧力が検出される。図3は、操作面が押し込まれた場合の各部の撓み方を模式化した図である。図3(A)は高温時の状態を示し、図3(B)は低温時の状態を示す。図3は、操作受付部材20の短手方向の両端を固定点として、操作受付部材20の短手方向の中心を押し込んだ状態を示している。
なお、本実施形態に示す高温は、粘着剤のガラス転移点よりも高温のことを示し、低温は粘着剤のガラス転移点よりも低温のことを示す。図3(A)、図3(B)では、押圧力Pは同じである。
(高温時)
図3(A)に示すように、高温時には、操作受付部材20を構成する粘着剤231,232の弾性率が低下するため、押圧力Pで操作面が押し込まれると、操作受付部材20は大きな撓みDLG20Hを生じる。この操作受付部材20の撓みDLG20Hによる応力は、接着部材30によって操作受付部材20に接着している第1検出部材12に伝搬し、さらに粘着剤124によって第1検出部材12と接着している圧電性フィルム11に伝搬する。
図3(A)に示すように、高温時には、操作受付部材20を構成する粘着剤231,232の弾性率が低下するため、押圧力Pで操作面が押し込まれると、操作受付部材20は大きな撓みDLG20Hを生じる。この操作受付部材20の撓みDLG20Hによる応力は、接着部材30によって操作受付部材20に接着している第1検出部材12に伝搬し、さらに粘着剤124によって第1検出部材12と接着している圧電性フィルム11に伝搬する。
ここで、第1検出部材12は粘着剤141を介して圧電性フィルム11に接着されており、当該粘着剤141も弾性率が低下している。したがって、操作受付部材20の撓みDLG20Hによる応力は緩和され、圧電性フィルム11の撓みDLP20Hは、操作受付部材20の撓みDLG20Hと比較して大幅に小さくなる(DLP20H<<DLG20H)。
(低温時)
図3(B)に示すように、低温時には、操作受付部材20を構成する粘着剤231,232の弾性率が高いので、押圧力Pで操作面が押し込まれると、操作受付部材20は小さな撓みDLG20Lを生じる。このように低温時での操作受付部材20の撓みDLG20Lは、高温時での操作受付部材20の撓みDLG20Hと比較して大幅に小さくなる(DLG20L<<DLG20H)。
図3(B)に示すように、低温時には、操作受付部材20を構成する粘着剤231,232の弾性率が高いので、押圧力Pで操作面が押し込まれると、操作受付部材20は小さな撓みDLG20Lを生じる。このように低温時での操作受付部材20の撓みDLG20Lは、高温時での操作受付部材20の撓みDLG20Hと比較して大幅に小さくなる(DLG20L<<DLG20H)。
この操作受付部材20の撓みDLG20Lによる応力は、接着部材30によって操作受付部材20に接着している第1検出部材12に伝搬し、さらに粘着剤124によって第1検出部材12と接着している圧電性フィルム11に伝搬する。
ここで、第1検出部材12は粘着剤141を介して圧電性フィルム11に接着されており、当該粘着剤141も弾性率が高い。したがって、操作受付部材20の撓みDLG20Hによる応力は殆ど緩和されず、圧電性フィルム11の撓みDLP20Lは、操作受付部材20の撓みDLG20Lと略同じなる(DLP20L≒DLG20L)。
このように、本実施形態の構成を用いることで、高温時に操作受付部材20が相対的に大きく撓んでも、低温時に操作受付部材20が相対的に小さく撓んでも、圧電性フィルム11の撓みは略同じになる(DLA20L≒DLA20H)。
これにより、同じ押圧力Pで操作面が押し込まれていれば、温度に依存することなく、圧電性フィルム11の発生する電荷量は略同じになり、圧電センサ10の発生する検出電圧値は略同じになる。
図4は、本発明の実施形態に係る押圧検出センサの圧電性フィルムが発生する電荷量の温度特性、および従来構成の押圧検出センサの圧電性フィルムが発生する電荷量の温度特性を示す図である。図4は、押圧力を一定とし、温度を変化させた時の検出電荷量を示すグラフである。なお、図4に示す従来構成とは、第1検出部材12の粘着剤を接着剤に置き換えた態様を示す。
図4に示すように、従来構成では、検出電荷量が温度によって大きく異なってしまう。しかしながら、本実施形態の構成を用いることで、温度に依存することなく検出電荷量は略一定になる。
このように、本実施形態の構成を用いることで、温度に影響されない、操作面への押圧力のみに依存する押圧検出値を得る押圧検出センサを実現することができる。
なお、圧電センサ10の操作受付部材20への装着位置は、上述の位置に限らず、操作面への押し込みにより操作受付部材20が撓むことによる応力を受けられる位置であれば、他の位置であってもよい。また、圧電センサ10は、操作受付部材20が押し込まれたことによる撓みの応力が伝搬される位置であれば、当該押圧検出センサを構成する他の構成要素(例えば、操作受付部材20の裏面側に配置された板金部材等)に装着されていてもよい。
1:押圧検出センサ
10:圧電センサ
11:圧電性フィルム
12:第1検出部材
13:第2検出部材
20:操作受付部材
21:カバーガラス
22:位置検出センサ
23:表示パネル
30:接着部材
231,232:粘着剤
121,123,131:ベースフィルム
122,124,132:電極
141,142:粘着剤
10:圧電センサ
11:圧電性フィルム
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20:操作受付部材
21:カバーガラス
22:位置検出センサ
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231,232:粘着剤
121,123,131:ベースフィルム
122,124,132:電極
141,142:粘着剤
Claims (6)
- 複数の剛体板を第1の粘着剤で接着して積層した構造からなり、積層方向に直交する一方主面が操作面となる操作受付部材と、
該操作受付部材の他方主面側で、前記操作受付部材に加わる応力が伝搬する位置に配置された平膜状の圧電センサと、を備えた押圧検出センサであって、
前記圧電センサは、
圧電性フィルムと、該圧電性フィルムの両主面に形成された検出用電極とを備え、
前記操作受付部材側の前記検出用電極と前記圧電性フィルムとは、第2の粘着剤によって接着されており、
前記第1の粘着剤と前記第2の粘着剤は同じ材料からなる、押圧検出センサ。 - 前記圧電センサは、前記操作受付部材の前記他方主面に接着されている、請求項1に記載の押圧検出センサ。
- 前記第1の粘着剤と前記第2の粘着剤は、アクリル系粘着剤である、請求項1又は2に記載の押圧検出センサ。
- 前記圧電性フィルムはポリ乳酸を含む、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の押圧検出センサ。
- 前記操作受付部材は、
一方主面が前記操作面となるカバーガラスと、
該カバーガラスの他方主面側に配置された平板状の位置検出センサと、を備える、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の押圧検出センサ。 - 前記操作受付部材は、
前記位置検出センサの前記カバーガラスと反対側の面に配置された表示パネルをさらに備える、請求項5に記載の押圧検出センサ。
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