JP7016876B2 - 電子機器 - Google Patents

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    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means

Description

本発明の一実施形態は、折り畳み可能な電子機器に関する。
特許文献1には、折り畳み可能なスマートフォンが開示されている。
米国特許第9348362号明細書
特許文献1に記載のスマートフォン等の端末においては、端末自体の小型化、薄型化、及びディスプレイの拡大化が求められている。この場合、スマートフォンの筐体にメカニカルスィッチを配置することが困難となる。このため、メカニカルスィッチを配置する代わりに、ディスプレイのタッチパネルで操作する仕様が多くなってきている。
ここで、全てのメカニカルスィッチをディスプレイのタッチパネル上で操作する仕様とすると、操作する度に端末を開いた状態にして、ディスプレイを操作できる状態にする必要がある。このため、片手などで操作し難く、また、端末を開く度にディスプレイの表示が起動するため、消費電力が多くなるといったおそれがある。
そこで、本発明の一実施形態の目的は、折り畳んだ状態で操作でき、かつ消費電力を抑制できる電子機器を提供することにある。
本発明の一実施形態に係る電子機器は、折り畳み可能な筐体と、押圧センサと、状態検知部と、処理部と、を備えることを特徴とする。押圧センサは、圧電フィルムと、前記圧電フィルムの第1主面に配置される第1電極と、前記圧電フィルムの第2主面に、前記第1電極と対向するように配置される第2電極と、を備える。状態検知部は、前記筐体が折り畳まれた状態であるか否かを検知する。処理部は、前記状態検知部が前記筐体の折り畳まれていない状態を検知した場合に、前記圧電フィルムが押圧操作を受け付けたとき、前記押圧センサで発生する信号を第1の操作として処理し、前記状態検知部が前記筐体の折り畳まれた状態を検知した場合に、前記圧電フィルムが押圧操作を受け付けたとき、前記押圧センサで発生する信号を第2の操作として処理する。
この構成では、状態検知部は筐体が折り畳まれた状態であるか否かを検知することができる。筐体が折り畳まれていない状態において、圧電フィルムが押圧操作を受け付けたとき、処理部は押圧センサで発生する信号を第1の操作として処理する。これにより、筐体を開いた状態で電子機器を操作することができる。これに対して、筐体が折り畳まれた状態において、圧電フィルムが押圧操作を受け付けたとき、処理部は押圧センサで発生する信号を第2の操作として処理する。これにより、筐体を折り畳んだまま開くことなく外部から電子機器を操作することができ、筐体を開いた状態において発生する消費電力を抑制することができる。また、電子機器は筐体の開閉状態に応じた信号処理を行うため、それぞれの状態に応じた操作を受け付けることができる。
本発明の一実施形態によれば、折り畳んだ状態で操作でき、かつ消費電力を抑制できる。
図1(A)は第一実施形態に係る電子機器を開いた一状態の斜視図、図1(B)は第一実施形態に係る電子機器を折り畳んだ一状態の斜視図である。 図2は第一実施形態に係る電子機器を説明するための断面概念図である。 図3(A)は第一実施形態に係る電子機器に用いられる押圧センサの分解斜視図、図3(B)はその断面図である。 図4は第一実施形態に係る圧電フィルムを説明するための図である。 図5(A)~図5(C)は第一実施形態に係る電子機器の使用状態を説明するための断面概略図である。 図6(A)及び図6(B)は第二実施形態に係る電子機器を説明するための断面概略図である。 図7は第三実施形態に係る電子機器を説明するための斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係る電子機器について説明する。図1(A)は第一実施形態に係る電子機器を開いた一状態の斜視図、図1(B)は第一実施形態に係る電子機器を折り畳んだ一状態の斜視図である。図2は、図1(A)に示すI-I線における模式的な断面図である。なお、図1(A)及び図1(B)に示す電子機器はあくまで一例であり、これに限るものではなく仕様に応じて適宜変更することができる。また、各図面において、説明の都合上配線などは省略している。
図1(A)に示すように、電子機器100は、上面が開口した略直方体形状の筐体102を備える。図1(A)において、電子機器100は少し閉じる方向へ曲げられているが、電子機器100は平らな状態又は逆方向へ曲げられた状態で使用することも可能である。
電子機器100は、筐体102の上面の開口部を封止するように配置された平板状の表面パネル103を備える。表面パネル103は、利用者が指やペンなどを用いてタッチ操作を行う操作面として機能する。以下では、筐体102の幅方向(横方向)をX方向とし、長さ方向(縦方向)をY方向とし、厚み方向をZ方向として説明する。
電子機器100は、全体が可撓性を有する材料で形成されている。図1(B)に示すように、第一実施形態において、電子機器100はX方向を折れ曲がり線として折り畳むことができる。すなわち、電子機器100は、開閉又は巻回することができる。電子機器100は折り畳まれた状態において、裏面105が表に露出している。
図2に示すように、電子機器100は、筐体102の内側に表示部104、押圧センサ1、状態検知部21、及び処理部22を備える。押圧センサ1及び表示部104は、この順に筐体102の内側から外側に向かって積層されている。表示部104は、表面パネル103の筐体102内側の面に形成されている。なお、押圧センサ1及び表示部104は、逆の配置であってもよい。この場合、押圧センサ1は透光性を有するもので形成される。
表面パネル103に利用者が指やペンなどを用いてタッチ操作を行うと、表面パネル103及び表示部104を介して押圧センサ1に押圧力が伝わる。後で詳述するが、押圧センサ1は、表面パネル103で受け付けた操作による押圧力に応じた電位を出力する。
状態検知部21は、筐体102が折り畳まれた状態であるか否かを検知する。処理部22は、押圧センサ1で発生する信号を状態検知部21において検知される状態に応じて処理する。
図3(A)は第一実施形態に係る電子機器に用いられる押圧センサの分解斜視図、図3(B)はその断面図である。図4は第一実施形態に係る圧電フィルムを説明するための図である。図3(A)及び図3(B)に示すように、押圧センサ1は、圧電フィルム10、第1電極11、及び第2電極12を備える。なお、図3(A)及び図3(B)では、圧電フィルム10、第1電極11、及び第2電極12以外の図示は省略している。
圧電フィルム10は、第1主面14及び第2主面15を有する。第1電極11は平膜状であり、平面視で圧電フィルム10と同様に矩形状に形成されている。第1電極11は、圧電フィルム10の第1主面14に設けられている。第2電極12は平膜状であり、圧電フィルム10の第2主面15に設けられている。なお、圧電フィルム10、第1電極11、及び第2電極12の数や形状は、仕様に応じて適宜変更可能である。
図3(B)に示すように、押圧センサ1において、第1電極11又は第2電極12の少なくとも一方は、上面視で圧電フィルム10と完全に重なるか、圧電フィルム10より面方向内側に位置していると良い。これにより、第1電極11及び第2電極12の端部における短絡を抑制できる。
図4は、圧電フィルム10を平面視した図である。圧電フィルム10はキラル高分子から形成されるフィルムであってもよい。キラル高分子として、第一実施形態では、ポリ乳酸(PLA)、特にL型ポリ乳酸(PLLA)を用いている。キラル高分子からなるPLLAは、主鎖が螺旋構造を有する。PLLAは、一軸延伸されて分子が配向すると圧電性を有する。そして、一軸延伸されたPLLAは、圧電フィルム10の平板面が押圧されることにより、電圧を発生する。この際、発生する電圧量は、押圧量により平板面が当該平板面に直交する方向へ変位する変位量に依存する。
第一実施形態では、圧電フィルム10(PLLA)の一軸延伸方向は、図4の矢印901に示すように、Y方向及びZ方向に対して45度の角度を成す方向としている。この45度には、例えば45度±10度程度を含む角度を含む。これにより、圧電フィルム10が押圧されることにより電圧が発生する。
PLLAは、延伸等による分子の配向処理で圧電性を生じるため、PVDF等の他のポリマーや圧電セラミックスのように、ポーリング処理を行う必要がない。すなわち、強誘電体に属さないPLLAの圧電性は、PVDF又はPZT等の強誘電体のようにイオンの分極によって発現するものではなく、分子の特徴的な構造である螺旋構造に由来するものである。このため、PLLAには、他の強誘電性の圧電体で生じる焦電性が生じない。焦電性がないため、ユーザの指の温度や摩擦熱による影響が生じないため、押圧センサ3を薄く形成することができる。さらに、PVDF等は経時的に圧電定数の変動が見られ、場合によっては圧電定数が著しく低下する場合があるが、PLLAの圧電定数は経時的に極めて安定している。従って、周囲環境に影響されることなく、押圧による変位を高感度に検出することができる。
なお、圧電フィルム10は、PLLAに代えて、ポーリング処理を行ったPVDF又はPZT等のようなイオンが分極した強誘電体から形成されるフィルムからなるものであってもよい。
圧電フィルム10の両主面に形成されている第1電極11及び第2電極12は、アルミニウムや銅等の金属系の電極を用いることができる。また電極に透明性が求められる場合、第1電極11及び第2電極12は、ITOやPEDOTなどの透明性の高い材料を用いることができる。このような第1電極11及び第2電極12を設けることで、圧電フィルム10が発生する電荷を電圧として取得でき、押圧量に応じた電圧値の押圧量検出信号を外部へ出力することができる。
状態検知部21は、筐体102が折り畳まれた状態であるか否かを検知する。すなわち、状態検知部21は、押圧センサ1に備えられている圧電フィルム10が折り畳まれた状態であるか否かを検知する。
状態検知部21が筐体102の折り畳まれていない状態を検知した場合に、圧電フィルム10が押圧操作を受け付けたとき、処理部22は押圧センサ1で発生する信号を第1の操作として処理する。一方、状態検知部21が筐体102の折り畳まれた状態を検知した場合に、圧電フィルム10が押圧操作を受け付けたとき、処理部22は押圧センサ1で発生する信号を第2の操作として処理する。筐体102の折り畳まれた状態と処理部22が行う処理について以下詳細に説明する。
図5(A)~図5(C)は電子機器100の使用状態を説明するための断面概略図である。図5(A)は、電子機器100が折り畳まれていない状態における押圧センサ1の断面概略図である。図5(B)は、図5(A)の線IIで電子機器100が半分に折り畳まれた状態における電子機器100の断面概略図である。図5(C)は、図5(A)の線IIIで電子機器100の一部が折り畳まれた状態における電子機器100の断面概略図である。なお、図5(A)~図5(C)においては、説明の便宜上、筐体102の一部及び押圧センサ1のみを示しその他の構成は省略されている。
図5(A)に示すように、電子機器100は折り畳まれていない状態、すなわち電子機器100が開かれている状態であり、例えば図1(A)に示すように表面パネル103が表に露出している状態である。電子機器100が開かれている状態において、押圧センサ1の圧電フィルム10には殆ど力が加わっていないため、大きく伸縮されている箇所はない。この状態において、押圧センサ1のいずれの位置が押圧操作を受けても、押圧センサ1は通常の出力をする。これにより状態検知部21は、筐体102が開かれている状態であることを検知する。
電子機器100が折り畳まれていない状態において、図5(A)の矢印501に示すように、ユーザが電子機器100の表面パネル103側から電子機器100にタッチ操作を行うと、表面パネル103及び表示部104を介して押圧センサ1に押圧力が伝わる。押圧センサ1にはZ軸の負方向に押圧力が加えられる。押圧センサ1は、受け付けた押圧力に応じた電荷を出力する。処理部22は押圧センサ1で発生する信号を第1の操作として処理する。第1の操作とは、例えば、表面パネル103側から入力された信号として扱うことを示す。この場合、処理部22は押圧センサ1で発生する信号を、そのまま変更することなく出力する。これにより、筐体102を開いた状態で電子機器100を操作することができる。
次に、図5(B)に示すように電子機器100が線IIで電子機器100が半分に折り畳まれた状態について説明する。電子機器100が半分に折り畳まれた状態において、筐体102を外側に、押圧センサ1を内側にして折り畳まれる。押圧センサ1の圧電フィルム10は、線II付近で大きく湾曲される。また、この状態において、表面パネル103及び表示部104は表から視認できない。
電子機器100が半分に折り畳まれた状態において、図5(B)の矢印502に示すように、圧電フィルム10の湾曲部が押圧操作を受け付けたとき、押圧センサ1は、圧電フィルム10が平らな場合とは異なった出力をする。これにより、状態検知部21は、筐体102が折り畳まれた状態であることを検知する。なお、筐体102の湾曲部周辺をある程度の硬さの素材で形成することも可能である。この場合、電子機器100が折り畳まれた状態において、筐体102が曲がると同時に内側へ歪む力がかかる。従って筐体102の湾曲部が圧電フィルム10を押すため、圧電フィルム10の湾曲部が外部から押圧操作を受け付けることなく、状態検知部21は筐体102が折り畳まれた状態であることを検知することができる。
状態検知部21は電子機器100が半分に折り畳まれた状態を検知すると、処理部22は、押圧センサ1で発生する信号を第2の操作として処理する。電子機器100が半分に折り畳まれた状態で、例えば図5(B)の矢印503に示すように、筐体102が押圧操作を受け付けた場合、押圧センサ1には筐体102を介してZ軸の負方向に押圧力が加えられる。このとき処理部22は、押圧センサ1が筐体102側から受ける押圧力のみ検知する。すなわち、第2の操作とは、例えば、押圧センサ1で発生する信号を筐体102側から入力された信号として扱うことを示す。この場合、処理部22は押圧センサ1で発生する信号を、例えば発生する電荷を正負逆に反転して出力する。また、外側からの押圧操作によって、押圧センサ1側から筐体102側へ押圧力がかかった場合に発生する信号をゼロとして扱うことも可能である。これにより、筐体102を折り畳まれた状態で開くことなく外部から電子機器100を操作することができる。このように、筐体102の開閉状態に応じて、押圧センサ1で発生する信号の処理を変更することにより、電子機器100は、それぞれの状態に応じた操作を受け付けることができる。また、筐体102が開かれた状態において発生する表示部104の表示に使用される消費電力を抑制することができる。
次に、図5(C)に示すように線IIIで電子機器100の一部が折り畳まれた状態について説明する。この状態において、電子機器100を半分に折り畳んだ状態と同様の説明については省略する。押圧センサ1の圧電フィルム10は、線III付近で大きく湾曲される。また、この状態において、表面パネル103及び表示部104は表から一部視認できる状態である。
図5(C)に示すように、線IIIで電子機器100の一部が折り畳まれた状態において、図5(C)の矢印504に示すように、圧電フィルム10の湾曲部が押圧操作を受け付けたとき、押圧センサ1は、圧電フィルム10が平らな場合とは異なった出力をする。これにより、状態検知部21は、筐体102が折り畳まれた状態であることを検知する。なお、押圧センサ1において、圧電フィルム10、第1電極11又は第2電極12をY軸方向へ沿って複数分断した状態で配置することも可能である。この場合、折り畳まれた箇所の圧電フィルム10毎に出力が検出されるため、折り畳まれた箇所を検知することができる。
状態検知部21は電子機器100が折り畳まれた状態を検知すると、処理部22は、押圧センサ1で発生する信号を第2の操作として処理する。電子機器100の一部が折り畳まれた状態で、例えば図5(C)の矢印505に示すように、筐体102が押圧操作を受け付けた場合、押圧センサ1には筐体102を介してZ軸の負方向に押圧力が加えられる。このとき処理部22は、押圧センサ1が筐体102側から受ける押圧力のみ検知する。これにより、筐体102の一部を折り畳んだ状態で電子機器100を操作することができる。また、この場合、筐体102の表示部104の一部を視認しながら筐体102に押圧操作を加えることにより電子機器100を操作することができる。なお、電子機器100の一部が折り畳まれた状態はこれに限定されず、表から視認できる表示部104の割合が、比較的広い場合や狭い場合等、使用状態に応じて変更することが可能である。これにより、操作が複雑で広い操作範囲が必要な場合と、単純な操作で比較的狭い操作範囲で十分な場合などに対応することができる。
図6(A)、及び図6(B)は第二実施形態に係る電子機器を説明するための断面概略図である。なお、第二実施形態において、第一実施形態に係る電子機器100と同様の構成については説明を省略する。
図6(A)、及び図6(B)に示すように、第二実施形態に係る電子機器200は、線IIで湾曲する構成である。電子機器200は、筐体102の少なくとも湾曲部分に押圧センサ1が配置されている。電子機器200は、表示部104として、押圧検知機能を備えた有機ELディスプレイを備える。
図6(A)に示すように、筐体102が開かれている状態において、状態検知部21は、筐体102が開かれている状態であることを検知する。この場合、処理部22は、図6(A)の矢印601に示すような有機ELディスプレイに与えられた押圧力をそのまま出力する。すなわち、処理部22は、表示部104で発生する信号を第1の操作として処理する。
これに対して、図6(B)に示すように、筐体102が折り畳まれた状態において、図6(B)の矢印602に示すように、筐体102が押圧操作を受け付けた場合、状態検知部21は筐体102が折り畳まれた状態であることを検知する。この場合、処理部22は有機ELディスプレイに与えられた押圧力をそのまま出力することなく第2の操作として処理する。例えば、図6(B)の矢印603に示すように、筐体102が押圧操作を受け付けた場合、処理部22は有機ELディスプレイに与えられた押圧力を筐体102に操作された押圧力として処理し出力する。このように、筐体102の開閉状態に応じて、有機ELディスプレイに与えられた押圧力の処理を変更することにより、電子機器200はそれぞれの状態に応じた操作を受け付けることができる。
図7は第三実施形態に係る電子機器を説明するための斜視図である。第三実施形態に係る電子機器300は、サブディスプレイ71を備えること以外は第一実施形態と概ね同様の構成となっている。従って、第三実施形態においては、第一実施形態と異なるところについてのみ説明を行い、後は省略する。
図7に示すように、電子機器300は、さらに裏面105にサブディスプレイ71を備える。電子機器300が折り畳まれた状態において、筐体102が押圧操作を受け付けた場合、状態検知部21は筐体102が折り畳まれた状態であることを検知する。この場合、電子機器300は、サブディスプレイ71を表示する。サブディスプレイ71に表示された操作キーなどの選択肢を操作することが可能となる。また、このとき、筐体102の内側の表示部104側は表示を消すことにより消費電力を抑制することができる。このように、筐体102の開閉状態に応じて、各ディスプレイに与えられた押圧力を検出するように信号が処理されることにより、電子機器300はそれぞれの状態に応じた操作を受け付けることができる。
なお、本実施形態に係る電子機器において、折り畳まれた状態で押圧センサは複数の押圧パターンを検出することも可能である。例えば、押圧センサが二回の押圧操作を連続して検知すると音の再生を、三回の押圧操作を連続して検知すると音の停止を、一回の押圧操作に続き長押しを検知すると音の再生ボリュームの増加など、操作のバリエーションに応じて、電子機器を操作することが可能となる。また、押圧パターンで操作する場合、電子機器上に特定のボタン等を設ける又は表示する必要がなくなる。
なお、本実施形態に係る電子機器において、押圧センサが必要以上の力で押圧操作を受け付けた場合に警告を発することも可能である。例えば、アラーム音を鳴らす、又は電子機器を振動させる場合が挙げられる。これにより、電子機器が必要以上の力を受けて故障することを防止することができる。
なお、本実施形態に係る電子機器において、押圧センサは一枚であったが複数設けることも可能である。この場合、電子機器の操作面に対してマトリックス状や平行に並べて押圧センサを配置することにより、押圧操作を受け付けた場所に応じた信号の処理を行うことができる。例えば、方向により音の再生ボリュームを変化させたり、音の再生速度を変化させたりすることができる。
最後に、前記実施形態の説明は、すべての点で例示であり、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲は、特許請求の範囲と均等の範囲を含む。
1…押圧センサ
10…圧電フィルム
11…第1電極
12…第2電極
14…第1主面
15…第2主面
21…状態検知部
22…処理部
100,200,300…電子機器
102…筐体

Claims (5)

  1. 折り畳み可能な筐体と、
    圧電フィルムと、前記圧電フィルムの第1主面に配置される第1電極と、前記圧電フィルムの第2主面に、前記第1電極と対向するように配置される第2電極と、を備える押圧センサと、
    前記筐体が折り畳まれた状態であるか否かを検知する状態検知部と、
    前記状態検知部が前記筐体の折り畳まれていない状態を検知した場合に、前記圧電フィルムが押圧操作を受け付けたとき、前記押圧センサで発生する信号を第1の操作として処理し、前記状態検知部が前記筐体の折り畳まれた状態を検知した場合に、前記圧電フィルムが押圧操作を受け付けたとき、前記押圧センサで発生する信号を第2の操作として処理する処理部と、
    を備え、
    前記筐体は、前記筐体が折り畳まれた状態で湾曲する湾曲部分を備え、前記筐体が折り畳まれた状態で当該湾曲部分以外で前記筐体の主面同士が対向し、
    前記押圧センサは、前記筐体の少なくとも前記湾曲部分に配置されており、
    前記湾曲部分が押圧操作を受け付けたときに、前記押圧センサが信号を出力する電子機器。
  2. 前記押圧センサは、前記筐体が折り畳まれた状態において前記筐体より内側に配置されている請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記筐体が折り畳まれた状態において前記筐体より内側に配置されている表示部をさらに備え、
    前記押圧センサは、前記表示部と重ねて配置されている請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記押圧センサは透明である請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電子機器。
  5. 前記押圧センサは複数の押圧パターンを検出する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電子機器。
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