JP6447265B2 - 棒金収納装置 - Google Patents

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本発明は、棒金収納装置に関する。
近年、小売店やスーパーマーケットなどの流通施設および商業施設において、売上金を入金し、釣銭準備金を出金する現金処理装置が設置されている。現金処理装置の一例として、同一金種の所定枚数(例えば、50枚)の硬貨を棒状に包装して得られる棒金の収納機能を備える現金処理装置も知られている。
棒金の収納機能は、例えば、棒金を立位状態で収納するための棒金収納空間が金種ごとに設けられた棒金トレイにより実現される。当該棒金トレイには、各金種の棒金が各金種に対応する棒金収納空間に正しく収納されることが望まれる。このような観点から、特許文献1には、棒金の誤収納を検出するための技術が開示されている。具体的には、特許文献1には、棒金収納空間の底部から突出する載置台部を設ける技術が開示されている。当該技術によれば、棒金収納空間に対応する金種の棒金より径の小さい棒金が当該棒金収納空間に収納された場合に、載置台部における棒金の載置状態に応じて、棒金に傾きが生じる。従って、オペレータは、棒金の傾きに基づいて棒金の誤収納を検出し得る。
特開2013−175031号公報
しかし、特許文献1に記載の技術では、棒金収納空間に対応する金種の棒金より径の小さい棒金が当該棒金収納空間に収納されても、載置台部における棒金の載置状態によっては棒金に傾きが生じない。このため、棒金の誤収納の検出漏れが生じ得る。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、棒金の誤収納をより高精度に検出することが可能な、新規かつ改良された棒金収納装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、棒金を立位状態で収納する棒金収納空間を有する棒金トレイを備え、前記棒金収納空間は、前記棒金の側面に対向する側部により形成され、前記側部の少なくとも一部は、前記棒金収納空間の下方にかけて前記棒金収納空間の断面が狭まるテーパ領域を有する、棒金収納装置が提供される。
前記棒金収納装置は、前記テーパ領域より上方に位置する第1のセンサと、前記第1のセンサより下方に位置する第2のセンサと、を有し、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサの出力は、検出範囲における棒金の有無に応じて変化してもよい。
前記テーパ領域は、前記棒金の立位方向と平行な第1の領域と、前記棒金の立位方向に対して傾斜する第2の領域を含み、前記第2のセンサは、前記第1の領域側に設けられてもよい。
前記テーパ領域は、前記棒金収納空間の下端側に位置してもよい。
前記テーパ領域は、前記棒金収納空間の底部と離隔して位置し、前記第2のセンサは、前記棒金収納空間の底部に設けられてもよい。
前記棒金トレイは、第1の棒金収納空間および第2の棒金収納空間を有し、前記第1の棒金収納空間を形成する側部は前記テーパ領域を有し、前記第2の棒金収納空間を形成する側部は前記テーパ領域を有さなくてもよい。
前記棒金トレイはさらに第3の棒金収納空間を有し、前記第1の棒金収納空間を形成する側部が有する前記テーパ領域のテーパ角度は、前記第3の棒金収納空間を形成する側部が有する前記テーパ領域のテーパ角度と異なってもよい。
以上説明したように本発明によれば、棒金の誤収納をより高精度に検出することが可能である。
本発明の第1の実施形態による現金処理装置の外観を示す斜視図である。 棒金収納部の構成を示す斜視図である。 棒金が収納された棒金収納部の状態を示す斜視図である。 棒金収納部の平面図である。 比較例による棒金収納空間の断面図である。 本発明の第1の実施形態による棒金収納空間を示す、図4におけるA−A断面図である。 棒金の収納状態を示す説明図である。 各金種の棒金収納空間を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態による棒金収納空間を示す断面図である。 異金種の棒金の収納状態を示す説明図である。 変形例による棒金収納空間の構成を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
<0.導入>
本発明の実施形態は、小売店やスーパーマーケットなどの流通施設および商業施設に設置される現金処理装置に適用される。本実施形態による現金処理装置は、例えば、レジで用いられる釣銭準備金として紙幣および硬貨を出金する釣銭出金、およびレジから回収された紙幣および硬貨を入金する売上入金などの処理を実行可能である。さらに、本実施形態による現金処理装置は、硬貨を棒状に包装して得られる棒金を収納する棒金収納装置としての機能を包含する。以下、このような本実施形態による現金処理装置の構成を詳細に説明する。
<1.第1の実施形態>
(1−1.現金処理装置の構成)
図1は、本発明の第1の実施形態による現金処理装置100の外観を示す斜視図である。図1に示したように、現金処理装置100は、操作表示部102、硬貨入金口104、硬貨処理部106、硬貨出金口108、紙幣入出金口110、紙幣処理部112および棒金収納部114を備える。
操作表示部102は、オペレータ操作を検出する操作部としての機能、および各種画面を表示する表示部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置により実現される。また、操作部としての機能は例えば静電容量方式または抵抗膜方式のタッチパネルにより実現される。
硬貨入金口104は、硬貨の投入を受け付ける。例えば、硬貨入金口104は、複数の硬貨を同時に投入可能な大きさを有し、図1に示したように硬貨処理部106および硬貨出金口108よりも上部に配置される。なお、硬貨入金口104は開閉されるシャッタを有してもよく、硬貨が投入される際に当該シャッタが開かれ得る。
硬貨処理部106は、硬貨の入出金処理を行う。具体的には、硬貨処理部106は、硬貨入金口104に投入される硬貨を収納し、オペレータ操作によって指示される金種および枚数の硬貨を硬貨出金口108に送出する。
硬貨出金口108は、硬貨を現金処理装置100の外部に放出する。例えば、硬貨出金口108は、複数の硬貨を同時に保留可能な大きさを有し、図1に示したように硬貨処理部106よりも下部に配置される。また、硬貨出金口108は開閉されるシャッタを有し、硬貨が放出される際に当該シャッタが開かれる。
紙幣入出金口110は、入金される紙幣の投入を受け付け、出金される紙幣を現金処理装置100の外部に放出する。例えば、紙幣入出金口110は、複数の紙幣を同時に保留可能な大きさを有し、図1に示したように紙幣処理部112よりも上部に配置される。また、紙幣入出金口110は開閉されるシャッタを有し、紙幣が投入され、または放出される際に当該シャッタが開かれる。
紙幣処理部112は、紙幣の入出金処理を行う。具体的には、紙幣処理部112は、紙幣入出金口110に投入された紙幣を収納し、ユーザ操作によって指示された金種および枚数の紙幣を紙幣入出金口110に放出する。
棒金収納部114は、棒金を収納するための構成であり、現金処理装置100から引き出し可能に構成される。オペレータは、棒金収納部114を現金処理装置100から引き出すことにより、棒金収納部114に収納された棒金を取り出すことが可能である。以下、図2〜図4を参照し、棒金収納部114の構成をより具体的に説明する。
(1−2.棒金収納部の構成)
図2は、棒金収納部114の構成を示す斜視図である。図2に示したように、棒金収納部114は、棒金を立位状態で収納するための棒金トレイ120を有する。棒金トレイ120は、複数の棒金収納列Rを含み、各棒金収納列Rは、棒金を収納するための複数の棒金収納空間により形成される。
例えば、各棒金収納列Rは、図2に示したように、一円玉の棒金を収納するための2つの棒金収納空間S1、五円玉の棒金を収納するための1つの棒金収納空間S2、十円玉の棒金を収納するための3つの棒金収納空間S3、五十円玉の棒金を収納するための1つの棒金収納空間S4、百円玉の棒金を収納するための3つの棒金収納空間S5、および五百円玉の棒金を収納するための1つの棒金収納空間S6により形成される。すなわち、棒金収納列Rは、異なる金種の棒金を収納するための棒金収納空間S1〜S6により形成される。一方、棒金収納部114の引出し方向上には、同一金種の棒金を収納するための棒金収納空間が形成される。
上述した棒金収納空間S1〜S6の平面視における大きさは、棒金収納空間S1〜S6の各々に対応する金種に応じて異なる。具体的には、平面視における棒金収納空間S1〜S6の引出し方向上の径は、棒金収納空間S1〜S6の各々に対応する金種の棒金の径と略同サイズ、すなわち、棒金が収納された場合に棒金が棒金収納空間Sの引出し方向上の両側面に接するサイズに設計される。なお、各金種の棒金収納空間S1〜S6を特に区別する必要が無い場合には、各金種の棒金収納空間S1〜S6を単に棒金収納空間、または棒金収納空間Sと総称する。
図3は、棒金が収納された棒金収納部114の状態を示す斜視図である。図3に示したように、上述した棒金トレイ120の各棒金収納空間Sに、各棒金収納空間Sに対応する金種の棒金が収納されることにより、棒金トレイ120において棒金が格子状に配列される。
上述した棒金収納部114は、棒金収納部114の有高を管理するために、各棒金収納空間Sに棒金が収納されているか否かを判定するための棒金検出基板を有する。この棒金検出基板は、各棒金収納空間Sに収納された棒金の側面と対向するように、棒金収納列Rの列方向に沿って設けられる。以下、図4を参照し、棒金検出基板の構成をより具体的に説明する。
図4は、棒金収納部114の平面図である。図4に示したように、棒金収納部114においては、棒金収納列Rの各々に対して棒金検出基板130が設けられる。より詳細には、棒金収納列Rの棒金検出基板130側の側面の頂部を結ぶ直線と平行するように棒金検出基板130が設けられ、このため、棒金検出基板130と棒金収納空間S1〜S6の各側面との距離は同一となる。なお、棒金検出基板130は、棒金トレイ120に覆われる位置に設けられるので、図4においては棒金検出基板130を破線で示している。
また、棒金検出基板130は、図示しないコネクタを介して制御基板150と接続されている。
さらに、棒金検出基板130は、図4に示したように、棒金収納列Rに含まれる各棒金収納空間Sに対応する位置に、棒金の有無に応じて出力が変化するセンサとしてコイルLを有する。コイルLは、例えば棒金検出基板130に配線パターンで形成される。このコイルLのインダクタンスは、コイルLに対応する棒金収納空間Sにおける棒金の有無に応じて変化する。
ここで、棒金検出基板130は、当該コイルLのインダクタンスを検出値として制御基板150に出力する。制御基板150は、棒金の有無を判定する判定部としての機能を有し、具体的には、当該棒金検出基板130から入力される検出値に基づき、各棒金収納空間Sにおける棒金の有無を判定することが可能である。
(1−3.比較例)
本発明の実施形態は、上述した棒金トレイ120の構成に関し、特に、棒金収納空間Sの構成に関する。そこで、本発明の実施形態による棒金収納空間Sの技術的意義の理解のために、本発明の実施形態による棒金収納空間Sの説明に先立ち、比較例による棒金収納空間の構成を以下に説明する。
図5は、比較例による棒金収納空間90の断面図である。図5に示したように、比較例による棒金収納空間90は、棒金の側面に対向する側部92および棒金の底面に対向する底部94により形成される。棒金収納空間90は円柱状の空間であり、棒金収納空間90の径は、当該棒金収納空間90に対応する金種の棒金の径と略同一に設計される。このような棒金収納空間90に棒金が収納されると、棒金収納空間90に対して設けられたセンサLの出力が変化することにより、棒金の収納が検出される。
しかし、棒金収納空間90に所定の金種でない棒金が収納された場合(棒金が誤収納された場合)であっても、センサLの出力に基づいて所定の金種の棒金が収納されたと誤検出されてしまう。棒金長は金種ごとに異なるので、オペレータは、棒金が誤収納されたことを棒金の上端の高さに基づいて認識し得るが、棒金長の金種ごとの差分を目視で確実に認識することは困難であった。
そこで、上記事情を一着眼点にして本発明の実施形態が創作されるに至った。本発明の実施形態によれば、棒金の誤収納をより高精度に検出することが可能である。以下、このような本発明の実施形態の構成を詳細に説明する。
(1−4.棒金収納空間の構成)
図6は、本発明の第1の実施形態による棒金収納空間S6(第1の棒金収納空間)を示す、図4におけるA−A断面図である。五百円玉用の棒金収納空間S6は、図6に示したように、棒金の側面に対向する側部21および棒金の底面に対向する底部24により形成される。
さらに、本実施形態による側部21は、棒金収納空間S6の下方にかけて棒金収納空間Sの断面が狭まるテーパ領域Tを有する。かかる構成により、棒金収納空間Sに五百円玉以外の棒金が収納された場合に、オペレータが棒金の誤収納を目視により認識し易くなる。この点について、図7を参照して具体的に説明する。
図7は、棒金の収納状態を示す説明図である。棒金収納空間S6の径は、五百円玉の棒金B6と略同一である。ここで、五百円玉の径は日本国内における硬貨の径の中で最大であるので、他の硬貨の棒金、例えば十円玉の棒金B3の径と棒金収納空間S6の径の差分は、五百円玉の棒金B6の径と棒金収納空間S6の径の差分よりも大きい。
従って、棒金収納空間S6に五百円玉の棒金B6が収納された状態と棒金収納空間S6に十円玉用の棒金B3が収納された状態を比較すると、図7に示したように、十円玉の棒金B3の方がテーパ領域Tにおける降下量が大きくなる。結果、棒金収納空間S6に五百円玉の棒金B6が収納された状態と棒金収納空間S6に十円玉の棒金B3が収納された状態とでは、棒金B6の上面と棒金B3の上面の高さに、棒金B6と棒金B3の長さ以上の差分dが生じる。
かかる構成により、オペレータは、棒金収納部114における棒金の誤収納を目視により容易にかつ高精度に検出することが可能である。
なお、棒金トレイ120には、テーパ領域Tを有する棒金収納空間と、テーパ領域Tを有さない棒金収納空間が混在していてもよい。例えば、日本国内における最小硬貨径を有する一円玉用の棒金収納空間S1(第2の棒金収納空間)には、一円玉より径が大きい金種の棒金の収納が困難であるので、棒金収納空間S1では棒金の誤収納が生じ難い。従って、図8に示したように、一円玉用の棒金収納空間S1には、誤収納の検出のためのテーパ領域Tが設けられなくてもよい。
また、棒金収納空間のテーパ領域Tのテーパ角度は金種ごとに異なってもよい。この背景として、最大硬貨径を有する五百円玉と他の硬貨との径の差分は、他の硬貨間の径の差分よりも大きい。このため、五百円玉用の棒金収納空間S6と例えば中間径硬貨である十円玉用の棒金収納空間S3のテーパ角度が同一であった場合、棒金収納空間S3のテーパ領域Tにおける他金種の棒金の降下量は、棒金収納空間S6のテーパ領域における他金種の棒金の降下量より小さくなる。すなわち、棒金収納空間S3における棒金の誤収納の検出が比較的難しくなる。上記背景に基づき、図8に示したように、十円玉用の棒金収納空間S3(第3の棒金収納空間)のテーパ領域Tのテーパ角度pは、五百円玉用の棒金収納空間S6のテーパ角度qよりも小さく設計されてもよい。かかる構成によれば、中間径硬貨用の棒金収納空間に棒金が誤収納された場合の棒金の降下量が増加するので、中間径硬貨用の棒金収納空間における棒金の誤収納もより高精度に検出することが可能となる。
<2.第2の実施形態>
以上、本発明の第1の実施形態を説明した。続いて、本発明の第2の実施形態を説明する。第2の実施形態によれば、以下に説明するように、棒金の誤収納を自動的に検出することが可能である。
図9は、本発明の第2の実施形態による棒金収納空間を示す断面図である。図9に示したように、第2の実施形態による棒金収納空間は、棒金Bの側面に対向する側部21および棒金の底面に対向する底部24により形成される。側部21は、第1の実施形態と同様に、棒金収納空間の下方にかけて棒金収納空間の断面が狭まるテーパ領域Tを有する。
また、第2の実施形態においては、テーパ領域より上方に位置するコイルL1(第1のセンサ)およびコイルL1より下方に位置するコイルL2(第2のセンサ)が棒金収納空間に対して設けられる。
かかる構成においては、棒金収納空間に正しい棒金Bが図9に示したように収納された場合、棒金Bは、コイルL1の検出範囲に含まれるが、コイルL2の検出範囲には含まれない。このため、正しい棒金BはコイルL1のみによって検出される。一方、棒金収納空間に異金種の棒金Bが収納されると、図10に示したように、棒金Bがテーパ領域Tにおいて降下する。このため、棒金Bは、コイルL1およびコイルL2の双方によって検出される。
従って、図4を参照して説明した制御基板150は、コイルL1によってのみ棒金Bが検出されていることに基づき、棒金Bが正しく収納されていると判断することができる。また、制御基板150は、コイルL2からの出力に基づいて、すなわち、異金種棒金検出センサとして機能するコイルL2により棒金が検出されていることに基づいて、棒金収納空間に棒金が誤収納されていると判断することが可能である。
なお、テーパ領域Tは、図9に示したように、棒金Bの立位方向と平行な第1の領域と、棒金の立位方向に対して傾斜する第2の領域を含み、コイルL2は、第1の領域側に設けられる。かかる構成により、いずれの金種の棒金が誤収納された場合でも、当該棒金の側面とコイルL2の距離を一定に保つことができるので、棒金が誤収納された場合のコイルL2の出力を安定させることが可能である。
(変形例)
上記では、コイルL2が側部21に対向して設けられる構成、および、テーパ領域Tが棒金収納空間の下端に設けられる構成を説明したが、本実施形態はかかる構成に限定されない。以下、図11を参照し、本実施形態の変形例を説明する。
図11は、変形例による棒金収納空間の構成を示す説明図である。図11に示したように、変形例による棒金収納空間は、棒金Bの側面に対向する側部21および棒金の底面に対向する底部24により形成される。
さらに、変形例による側部21は、図11に示したように、棒金収納空間の底部24と離隔して位置するテーパ領域Tを有する。ここで、テーパ領域Tの最小径xは、当該棒金収納空間に収納されるべき金種の棒金の次に径が大きい棒金の径以上であって、当該棒金収納空間に収納されるべき金種の棒金の径未満に設計される。かかる構成により、当該棒金収納空間に収納されるべき金種の棒金はテーパ領域Tを通過せず、当該棒金未満の径を有する金種の棒金はテーパ領域Tを通過する。
また、変形例においては、テーパ領域より上方に位置するコイルL1、および、底部24側に位置するコイルL2が棒金収納空間に対して設けられる。
かかる構成においては、棒金収納空間に正しい棒金が収納された場合、当該棒金は、コイルL1の検出範囲に含まれるが、コイルL2の検出範には含まれない。このため、正しい棒金BはコイルL1のみによって検出される。一方、棒金収納空間に異金種の棒金Bが収納されると、棒金Bがテーパ領域Tを通過する。このため、棒金Bは、コイルL1およびコイルL2の双方によって検出される。
従って、図4を参照して説明した制御基板150は、コイルL1によってのみ棒金Bが検出されていることに基づき、棒金Bが正しく収納されていると判断することができる。また、制御基板150は、コイルL2からの出力に基づいて、すなわち、異金種棒金検出センサとして機能するコイルL2により棒金が検出されていることに基づいて、棒金収納空間に棒金が誤収納されていると判断することが可能である。
<3.むすび>
以上説明したように、本実施形態によれば、棒金収納空間に異金種の棒金が収納された場合、オペレータは、棒金の上面の高さに基づいて棒金の誤収納を目視により検出することが可能である。特に、本発明の第2の実施形態によれば、棒金の誤収納をコイルL2の出力に基づいて自動的に検出することも可能である。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
21 側部
24 底部
100 現金処理装置
102 操作表示部
104 硬貨入金口
106 硬貨処理部
108 硬貨出金口
110 紙幣入出金口
112 紙幣処理部
114 棒金収納部
120 棒金トレイ
130 棒金検出基板
150 制御基板

Claims (7)

  1. 棒金を立位状態で収納する棒金収納空間を有する棒金トレイを備え、
    前記棒金収納空間は、前記棒金の側面に対向する側部により形成され、
    前記側部の少なくとも一部は、前記棒金収納空間の下方にかけて前記棒金収納空間の断面が狭まるテーパ領域を有する、棒金収納装置。
  2. 前記棒金収納装置は、
    前記テーパ領域より上方に位置する第1のセンサと、
    前記第1のセンサより下方に位置する第2のセンサと、
    を有し、
    前記第1のセンサおよび前記第2のセンサの出力は、検出範囲における棒金の有無に応じて変化する、請求項1に記載の棒金収納装置。
  3. 前記テーパ領域は、前記棒金の立位方向と平行な第1の領域と、前記棒金の立位方向に対して傾斜する第2の領域を含み、
    前記第2のセンサは、前記第1の領域側に設けられる、請求項2に記載の棒金収納装置。
  4. 前記テーパ領域は、前記棒金収納空間の下端側に位置する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の棒金収納装置。
  5. 前記テーパ領域は、前記棒金収納空間の底部と離隔して位置し、
    前記第2のセンサは、前記棒金収納空間の底部に設けられる、請求項2に記載の棒金収納装置。
  6. 前記棒金トレイは、第1の棒金収納空間および第2の棒金収納空間を有し、
    前記第1の棒金収納空間を形成する側部は前記テーパ領域を有し、
    前記第2の棒金収納空間を形成する側部は前記テーパ領域を有さない、請求項1〜5のいずれか一項に記載の棒金収納装置。
  7. 前記棒金トレイはさらに第3の棒金収納空間を有し、
    前記第1の棒金収納空間を形成する側部が有する前記テーパ領域のテーパ角度は、前記第3の棒金収納空間を形成する側部が有する前記テーパ領域のテーパ角度と異なる、請求項6に記載の棒金収納装置。
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