JP2017033367A - 現金管理装置 - Google Patents

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隆雄 秋岡
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Abstract

【課題】棒金の出し入れ作業を容易化可能となる現金管理装置の提供。
【解決手段】底部64と壁部63とを有し棒金Bを底部64に垂直状をなす姿勢で1カ所に5本収納可能な棒金収納凹部61を備え、棒金収納凹部61は、棒金Bを2本並べて収納する2本収納領域72と、2本収納領域72と平行であって棒金Bを1列に並べて3本収納するとともに棒金配列方向の中央位置を2本収納領域72と合わせた3本収納領域71と、を有し、2本収納領域72および3本収納領域71の一方が他方に対し低くなるように底部64を水平に対し傾斜させている。
【選択図】図3

Description

本発明は、現金の管理に用いられる現金管理装置に関する。
装置本体から引き出し可能に設けられた複数の収納庫に現金を収納し、現金の入出庫を行う現金管理装置がある。この種の現金管理装置には、棒金用の収納庫に棒金を収納する棒金用トレイが設けられているものがあり、この棒金用トレイに、棒金を立位状態で1カ所に10本収納可能であって下方に凹む上方開口形状の棒金収納凹部が設けられているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−118016号公報
上記の現金管理装置にあっては、棒金を出したり入れたりする出し入れ作業において、1カ所の棒金収納凹部から棒金を纏めて掴んで出し入れする作業が容易ではない。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、棒金の出し入れ作業を容易化可能となる現金管理装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、底部と壁部とを有し棒金を前記底部に垂直状をなす姿勢で1カ所に5本収納可能な棒金収納凹部を備え、前記棒金収納凹部は、棒金を2本並べて収納する2本収納領域と、前記2本収納領域と平行であって棒金を1列に並べて3本収納するとともに棒金配列方向の中央位置を前記2本収納領域と合わせた3本収納領域と、を有し、前記2本収納領域および前記3本収納領域の一方が他方に対し低くなるように前記底部を水平に対し傾斜させていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、装置本体と、前記棒金収納凹部を有して、前記装置本体に引き出し可能に設けられる収納庫と、を有し、前記棒金収納凹部は、前記2本収納領域および前記3本収納領域のそれぞれの棒金配列方向を前記引き出しの方向に直交させていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記棒金収納凹部は、前記引き出しの方向の奥側に前記2本収納領域が、手前側に前記3本収納領域が配置されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に係る発明において、前記棒金収納凹部の底部には、棒金の下端部に係合する係合部が、前記2本収納領域に2カ所、前記3本収納領域に3カ所、それぞれ設けられていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明において、前記係合部には、係合する棒金を検出する棒金検出センサが設けられていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5のいずれか一項に係る発明において、前記棒金収納凹部は、前記2本収納領域の棒金配列方向の両外側に該2本収納領域内に中心を有する湾曲壁面を有し、前記3本収納領域の棒金配列方向の両外側に該3本収納領域内に中心を有する湾曲壁面を有し、前記2本収納領域および前記3本収納領域の配列方向の両外側に平坦壁面を有することを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1乃至6のいずれか一項に係る発明において、前記棒金収納凹部には、前記3本収納領域の棒金配列方向の中央の1本収納領域と前記2本収納領域の両1本収納領域とから等距離の位置と、前記3本収納領域の棒金配列方向の一側および中央の両1本収納領域と前記2本収納領域の前記一側の1本収納領域とから等距離の位置と、前記3本収納領域の棒金配列方向の他側および中央の両1本収納領域と前記2本収納領域の前記他側の1本収納領域とから等距離の位置とに、それぞれ棒金を前記底部に垂直状をなす姿勢に維持しうるピンが立設されていることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1乃至7のいずれか一項に係る発明において、装置本体と、前記棒金収納凹部を有して、前記装置本体に引き出し可能に設けられる収納庫と、を有し、2カ所の前記棒金収納凹部が高さ位置を合わせて前記引き出しの方向の前後に並んで設けられていることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項1乃至7のいずれか一項に係る発明において、装置本体と、前記棒金収納凹部を有して、前記装置本体に引き出し可能に設けられる収納庫と、を有し、2カ所の前記棒金収納凹部が前記底部を同一平面状に配置して前記引き出しの方向の前後に並んで設けられていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、底部と壁部とを有し棒金を底部に垂直状をなす姿勢で1カ所に5本収納可能な棒金収納凹部を備えており、この棒金収納凹部が、棒金を2本並べて収納する2本収納領域と、2本収納領域と平行であって棒金を1列に並べて3本収納する3本収納領域と、を有するとともに、これら2本収納領域および3本収納領域が棒金配列方向の中央位置を合わせている。このため、両手で5本の棒金を纏めて掴んで出し入れする際に掴み易く出し入れし易い。したがって、棒金の出し入れ作業を容易化可能となる。しかも、棒金収納凹部が、2本収納領域および3本収納領域の一方が他方に対し低くなるように底部を水平に対し傾斜させていることから、両手で5本の棒金を纏めて掴んで出し入れする際に一層掴み易く出し入れし易い。
請求項2に係る発明によれば、棒金収納凹部は、2本収納領域および3本収納領域のそれぞれの棒金配列方向を、収納庫の引き出しの方向に対し直交させている。このため、両手で5本の棒金を纏めて掴んで出し入れする際に一層掴み易く出し入れし易い。
請求項3に係る発明によれば、棒金収納凹部は、収納庫の引き出しの方向の奥側に2本収納領域が、手前側に3本収納領域が配置されているため、5本の棒金からなる棒金群を、両手で棒金収納凹部に合わせた形状にしつつ掴む際に掴み易く、よって、5本の棒金を両手で掴んで棒金収納凹部に対し出し入れする作業がさらに容易化可能となる。
請求項4に係る発明によれば、棒金収納凹部の底部に、棒金の下端部に係合する係合部が、2本収納領域に2カ所、3本収納領域に3カ所、それぞれ設けられているため、棒金の下端部を係合部に係合させることで、収納庫の引き出し時および押し込み時に、収納状態にある棒金のガタツキを抑制することができる。
請求項5に係る発明によれば、係合部に係合された棒金を棒金検出センサで検出することができる。よって、棒金の収納数を計数することができる。
請求項6に係る発明によれば、棒金収納凹部が、2本収納領域および3本収納領域のそれぞれの棒金配列方向の両外側に湾曲壁面を有する形状をなしているため、これら湾曲壁面で四隅の棒金を案内することができる。よって、5本の棒金を纏めて正確に棒金収納凹部に挿入することが可能となる。
請求項7に係る発明によれば、3本収納領域の棒金配列方向の中央の1本収納領域と2本収納領域の両1本収納領域とから等距離の位置と、3本収納領域の棒金配列方向の一側および中央の両1本収納領域と2本収納領域の前記一側の1本収納領域とから等距離の位置と、3本収納領域の棒金配列方向の他側および中央の両1本収納領域と2本収納領域の前記他側の1本収納領域とから等距離の位置とに、それぞれ棒金を底部に垂直状をなす姿勢に維持しうるピンが立設されている。このため、棒金収納凹部内に収納された、満杯状態にない1本〜4本の棒金を少ない数のピンで底部に垂直状をなす姿勢に維持することができる。
請求項8に係る発明によれば、2カ所の棒金収納凹部が高さ位置を合わせて引き出しの方向の前後に並んで設けられているため、2カ所の棒金収納凹部の全体の高さを抑えることができる。また、2カ所の棒金収納凹部から同じ高さで5本の棒金を掴むことができるため、5本の棒金を両手で掴んで棒金収納凹部に対し出し入れする作業を2回繰り返す場合に、作業をさらに容易化可能となる。
請求項9に係る発明によれば、2カ所の棒金収納凹部が底部を同一平面状に配置して引き出しの方向の前後に並んで設けられているため、これらの棒金収納凹部を1つのトレイに形成することが容易となる。
本発明の第1実施形態に係る現金管理装置を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る現金管理装置を示す要部の制御系ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る現金管理装置の棒金収納庫を示す部分側断面図である。 本発明の第1実施形態に係る現金管理装置の満杯収納用の棒金トレイを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る現金管理装置の満杯収納用の棒金トレイを示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る現金管理装置の端数収納用の棒金トレイを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る現金管理装置の端数収納用の棒金トレイを示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る現金管理装置の棒金収納庫を示す部分側断面図である。 本発明の第3実施形態に係る現金管理装置の棒金収納庫を示す部分側断面図である。 本発明の第3実施形態に係る現金管理装置の満杯収納用の棒金トレイを示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る現金管理装置の満杯収納用の棒金トレイを示す平面図である。 本発明の第3実施形態に係る現金管理装置の端数収納用の棒金トレイを示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る現金管理装置の端数収納用の棒金トレイを示す平面図である。 本発明の第4実施形態に係る現金管理装置の棒金収納庫を示す部分側断面図である。
本発明の第1実施形態に係る現金管理装置を図1〜図7を参照して以下に説明する。
図1に示す第1実施形態に係る現金管理装置10は、金融機関の店舗の係員側スペースに設置されて係員により取り扱われるものであり、より窓口カウンタに近い位置で使用され、主に小束紙幣および棒金を入出庫可能に収納するものである。
現金管理装置10は、箱型の装置本体11と、この装置本体11に上下方向に複数段具体的には8段設けられた収納庫12とを有している。これら収納庫12は、その左右側壁に設けられたスライドレール13を介して装置本体11に対して水平方向に沿って引き出し可能となっている。これら収納庫12は、現金管理装置10の前方に引き出されることで内部にアクセス可能となるように開かれ、現金管理装置10の後方に押し込まれると内部にアクセス不可となるように閉じられる。このように前後方向にのみ所定範囲でスライド可能となるように、各収納庫12は装置本体11に連結されている。以下の前および後は、現金管理装置10の前(操作者側)および後(操作者とは反対側)であり、収納庫12の引き出し方向の前および後と一致する。
複数段の収納庫12のうち、最も上側のものは、予備収納庫12(A)となっており、結束されていないバラ紙幣、包装されていないバラ硬貨、汚損紙幣や汚損硬貨、金券等を収納する。また、残りの収納庫12は、上側4段が小束紙幣を収納する小束収納庫12(B)となっており、下側3段が棒金を収納する棒金収納庫12(C)となっている。勿論、収納庫12の全体の数や、そのうちの小束収納庫12(B)および棒金収納庫12(C)の個々の数等は任意に設定可能であり、例えば、予備収納庫12(A)以外の全てを、棒金収納庫12(C)とすることも勿論可能である。
装置本体11の上部には、操作者によって操作入力がなされるとともに操作者に対して表示を行う操作表示部15と、データを印字により出力するプリンタ16とが設けられている。操作表示部15は、操作者に対して操作ガイダンス等の情報を表示する表示部17と、操作者のIDカードを走査するカードリーダ18と、操作者により操作される操作キーボード19と、操作者に対して音声を出力する音声発生部20とを有している。
装置本体11には、複数の収納庫12のそれぞれに対して、収納庫12を閉状態で個別にロックする図2に示す電磁式のロック機構22が設けられており、図1に示す複数の収納庫12のそれぞれの側方に、ロック機構22のロック解除時のみ点灯する表示灯23が設けられている。さらに、装置本体11には、図2に示すように、操作表示部15、プリンタ16、音声発生部20、ロック機構22および表示灯23等に接続されてこれらを制御する制御部25と、収納している棒金および小束紙幣の数量情報および金種情報や処理関連のデータ等を記憶する記憶部26とが設けられている。
収納庫12は、図1に示すように取っ手30が中央に設けられた前板部31と、前板部31の左右両側から図3に示すように後方に延出する一対(図3において一方のみ図示)の側板部32と、一対の側板部32の後端部同士を連結する図示略の後板部と、これらで囲まれる空間部分の下部開口を閉塞する底板部33とを有する枠体34を有している。この枠体34は、図1に示す小束収納庫12(B)と棒金収納庫12(C)とで共通となっている。枠体34は、一対の側板部32がスライドレール13の一側に連結されており、スライドレール13の他側が装置本体11に連結されていて、これにより装置本体11に対して引き出し可能となっている。
図3に示すように、棒金収納庫12(C)は、棒金Bを入出庫可能に収納するものである。棒金収納庫12(C)は、枠体34に取り付けられて固定される支持ベース40と、棒金Bを収納可能であって支持ベース40に取り付けられて固定される最前位置および前から2番目の端数収納用の合成樹脂製の棒金トレイ50aと、前から3番目以降全部の満杯収納用の棒金トレイ50bとを有している。なお、1つの棒金収納庫12(C)に対し、前後に1列状に複数の棒金トレイ50a,50bが設けられており、図示は略すが、このような列が左右に複数列設けられている。
ここで、各棒金トレイ50a,50bは、それぞれ予め設定された単一の収納対象金種の棒金Bのみが収納されるように決められている。また、左右方向における同列に配置されて前後に1列に並ぶ複数の棒金トレイ50a,50bは、全て収納対象金種が同一金種となっている。例えば、図1に示す3段の棒金収納庫12(C)のうちの最も上段の棒金収納庫12(C)は、最も左側および左から2番目の2列の棒金トレイ50a,50bが共に1円棒金収納用、最も右側および右から2番目の2列の棒金トレイ50a,50bが共に5円棒金収納用となっている。また、3段の棒金収納庫12(C)のうちの上から2段目の棒金収納庫12(C)は、最も左側および左から2番目の2列の棒金トレイ50a,50bが共に10円棒金収納用、最も右側および右から2番目の2列の棒金トレイ50a,50bが共に50円棒金収納用となっている。また、3段の棒金収納庫12(C)のうちの最下段の棒金収納庫12(C)は、最も左側および左から2番目の2列の棒金トレイ50a,50bが共に100円棒金収納用、最も右側および右から2番目の2列の棒金トレイ50a,50bが共に500円棒金収納用となっている。勿論、各棒金収納庫12(C)への収納金種は任意に設定可能であり、頻繁に出庫が行われる金種(1円棒金、10円棒金および100円棒金)を1つの棒金収納庫12(C)に纏めて収納するようにしても良い。また、左右方向における同列に配置されて前後に1列に並ぶ複数の棒金トレイ50a,50bは、必ずしも全て収納対象金種が同一金種となっていなくても良い。
図3に示すように、棒金Bは、単一金種の硬貨Cを所定枚数(50枚)だけ中心軸線を一致させて集積してなる集積硬貨を、その外周面全体に樹脂フィルムあるいは紙からなる包装紙を所定長さ巻き付けて一体化したものであり、略円柱状をなしている。棒金Bには、包装紙の余長部分を加締めた加締部Kが軸方向両端部に形成されている。加締部Kは、棒金Bの外径と略同径で棒金Bの中心軸を中心とする円環状をなして棒金Bの軸方向両側に所定長さ突出している。
図4に示すように、満杯収納用の棒金トレイ50bは、長方形の平板状をなす基板部60と、基板部60の内側範囲に設けられて下方に凹む上方開口形状をなす1カ所のみの棒金収納凹部61とを有している。棒金収納凹部61は基板部60の中間部に形成されている。棒金トレイ50bは、棒金収納凹部61にその上端開口部を介して上方から棒金Bが挿入されることになり、棒金収納凹部61は、このように挿入された棒金Bを図3に示すように上方に一部突出させて収納する。
棒金収納凹部61は、基板部60に対し垂直方向に沿う壁部63と、基板部60に平行をなして壁部63の下部を閉塞する底部64とを有している。壁部63は、基板部60よりも下方向に延出しており、よって、底部64は基板部60よりも下方に位置している。基板部60の上面には、一の角部の近傍に、収納対象の金種を目視可能に明示する金種明示部65が設けられている。図4,図5は10円棒金用の棒金トレイ50bを例示しており、金種明示部65に10円棒金が収納対象であることを示す「10」の数字が明示されている。
図5に示すように、棒金収納凹部61の壁部63は、図5における左側に、円筒を一部切り取った形状の2カ所の湾曲壁面66が連設されており、図5における右側に、円筒を一部切り取った形状の2カ所の湾曲壁面66が連設されている。棒金収納凹部61は、金種明示部65から遠い側の図5における左右2カ所の湾曲壁面66が対向し、これらの間隔が、金種明示部65に近い側で対向する図5における左右2カ所の湾曲壁面66同士の間隔よりも広くなっている。
棒金収納凹部61の壁部63は、金種明示部65から遠い側の図5における左右の湾曲壁面66を結ぶ平坦壁面67と、金種明示部65に近い側の図5における左右の湾曲壁面66を結ぶ、平坦壁面67よりも長さが短い平坦壁面68とを有している。
棒金収納凹部61に設けられた4カ所の湾曲壁面66は、いずれも湾曲の中心をそれぞれが設けられた棒金収納凹部61の内側に配置している。棒金収納凹部61に設けられた平坦壁面67および平坦壁面68は互いに平行をなしている。棒金収納凹部61に設けられた4カ所の湾曲壁面66と2カ所の平坦壁面67,68とが、閉状に連続する囲壁面69を構成している。
1つの棒金トレイ50bに設けられた1カ所の棒金収納凹部61には、予め設定された単一の収納対象金種の棒金Bのみが収納されることになり、湾曲壁面66の径は、収納対象金種の棒金Bの外径よりも若干大径となっている。
棒金収納凹部61は、金種明示部65から遠い側の互いに対向する間隔が広い一対の湾曲壁面66の間に、これらを結ぶ方向に並んで3カ所の1本収納領域70が1列状に設けられている。よって、金種明示部65から遠い側の間隔が広い一対の湾曲壁面66の間は、棒金Bを同時に3本、互いに平行をなすように1列に並べて収納可能な3本収納領域71となっている。
また、棒金収納凹部61は、金種明示部65に近い側の互いに対向する間隔が狭い一対の湾曲壁面66の間に、これらを結ぶ方向に並んで2カ所の1本収納領域70が設けられている。よって、金種明示部65に近い側の間隔が狭い一対の湾曲壁面66の間は、棒金Bを同時に2本、互いに平行をなすように並べて収納可能な2本収納領域72となっている。
棒金収納凹部61は、棒金Bを満杯状態で5本収納する。つまり、1つの棒金トレイ50bには、棒金Bを底部64に垂直状をなす姿勢で1カ所に5本収納可能であって下方に凹む上方開口形状の棒金収納凹部61が1カ所設けられている。言い換えれば、棒金収納凹部61に、棒金Bが立位状態で所定の複数本である5本収納可能となっている。
また、棒金収納凹部61は、これに設けられた3本収納領域71と2本収納領域72とが互いに平行をなして隣接しており、これら3本収納領域71および2本収納領域72の棒金配列方向の中央位置を合わせている。その結果、同一の棒金収納凹部61に設けられた3本収納領域71と2本収納領域72とは、両方の中央位置を通り基板部60に直交する面を基準に鏡面対称の形状をなしている。
隣接する3本収納領域71と2本収納領域72とを有する棒金収納凹部61は、棒金BをM字状に収納する。棒金収納凹部61は、3本収納領域71の棒金配列方向の両外側に3本収納領域71内に中心を有する湾曲壁面66を有しており、2本収納領域72の棒金配列方向の両外側に2本収納領域72内に中心を有する湾曲壁面66を有していて、3本収納領域71および2本収納領域72の配列方向の両外側に平坦壁面67,68を有している。
隣接する3本収納領域71および2本収納領域72において、3本収納領域71に収納された棒金Bに対して、2本収納領域72に収納された棒金Bは、棒金Bの半径分だけ図5における左右方向にずれることになる。棒金Bは、棒金収納凹部61に、その上部開口を介して上方から挿入されることになり、棒金収納凹部61に満杯に収納された状態では、棒金収納凹部61の壁部63および他の棒金Bで支持されて、底部64に垂直状をなす姿勢に維持される。
底部64の各棒金Bの収納位置、つまり各1本収納領域70の底位置には、図4に示すように、底部64の最深面78から上方に突出して係合部80が設けられている。係合部80は、平面視円形の短柱状をなしており、その上面81が底部64の最深面78と平行となっている。係合部80は、図3に示すように、棒金Bの下端の硬貨Cから軸方向外側に突出する包装紙の円形状の加締部Kの内側に嵌合する。係合部80は、全ての1本収納領域70のそれぞれ底位置中央に設けられている。係合部80は、図5に示すように、各湾曲壁面66の各内側位置に湾曲壁面66と同じ4カ所形成され、さらに、3本収納領域71を形成する湾曲壁面66間の中央の1カ所に形成されている。つまり、棒金収納凹部61の底部64には、3本収納領域71の底部を構成する部分に3カ所、2本収納領域72の底部を構成する部分に2カ所、係合部80がそれぞれ設けられている。係合部80は、これが配置された1本収納領域70に挿入された棒金Bの下端部の加締部Kの内側に嵌合する。
係合部80には、係合する棒金Bの有無および金種を検出する磁気センサ等の棒金検出センサ82が設けられており、このような棒金検出センサ82が、すべての係合部80に個別に設けられている。
図6,図7に示す端数収納用の棒金トレイ50aは、満杯収納用の棒金トレイ50bに対して、棒金収納凹部61に満杯状態にない1本〜4本の棒金Bを底部64に垂直状をなす姿勢にそれぞれ維持しうる複数、具体的には3カ所のピン95が底部64に立設されている点が相違している。
3カ所のピン95は、その1つが、2本収納領域72の2カ所の1本収納領域70と、3本収納領域71の棒金配列方向の中央1カ所の1本収納領域70とから等距離の位置に配置されている。つまり、このピン95は、2本収納領域72の2カ所の係合部80と、3本収納領域71の中央1カ所の係合部80とから等距離の位置に配置されている。
3カ所のピン95は、他の1つが、3本収納領域71の棒金配列方向の一側(左側)の端部の1本収納領域70および中央の1本収納領域70と、2本収納領域72の同じ一側(左側)の1本収納領域70とから等距離の位置に配置されている。つまり、このピン95は、3本収納領域71の棒金配列方向の一側(左側)の端部および中央の2カ所の係合部80と、2本収納領域72の棒金配列方向の同じ一側(左側)の1カ所の係合部80とから等距離の位置に配置されている。
3カ所のピン95は、さらに他の1つが、3本収納領域71の棒金配列方向の他側(右側)の端部の1本収納領域70および中央の1本収納領域70と、2本収納領域72の同じ他側(右側)の1本収納領域70とから等距離の位置に配置されている。つまり、このピン95は、3本収納領域71の棒金配列方向の他側(右側)の端部および中央の2カ所の係合部80と、2本収納領域72の棒金配列方向の同じ他側(右側)の1カ所の係合部80とから等距離の位置に配置されている。
第1実施形態では、3カ所のピン95は、上端部の高さ位置を、それぞれが形成される棒金収納凹部61の開口端部よりも低くしている。これにより、棒金トレイ50aの重量増およびコスト増を抑制している。なお、この3カ所のピン95の上端部の高さ位置を、それぞれが形成される棒金収納凹部61の開口端部にほぼ合わせても良い。このように構成すれば、棒金収納凹部61内に収納された、満杯状態にない1本〜4本の棒金Bをより安定的に、底部64に垂直状をなす姿勢に維持することができる。
図3に示すように、支持ベース40は、各列の最も前側の端数収納用の棒金トレイ50aを支持する傾斜支持部101が、前後方向から見て水平に対し傾斜しない状態で、後下がりに傾斜しており、この傾斜支持部101に棒金トレイ50aの基板部60が固定されている。その際に、棒金収納凹部61の2本収納領域72および3本収納領域71が前後に並ぶ姿勢で、棒金トレイ50aが傾斜支持部101に取り付けられている。言い換えれば、2本収納領域72および3本収納領域71のそれぞれの棒金配列方向を棒金収納庫12(C)の引き出しの方向に直交させる姿勢で棒金トレイ50aが傾斜支持部101に取り付けられている。その結果、棒金トレイ50aは、基板部60と平行な底部64を、水平に対し、2本収納領域72および3本収納領域71の一方である2本収納領域72が他方である3本収納領域71に対し低くなるように傾斜させている。言い換えれば、棒金トレイ50aは、棒金収納凹部61の2本収納領域72および3本収納領域71のうち、後側つまり棒金収納庫12(C)の引き出しの方向の奥側に2本収納領域72が、手前側に3本収納領域71が配置される姿勢で傾斜支持部101に取り付けられている。
傾斜支持部101に取り付けられた状態の端数収納用の棒金トレイ50aの棒金収納凹部61は、その底部64が、前後方向から見て水平に対し傾斜しない状態で、棒金収納庫12(C)の引き出し方向を基準として、後下がりに傾斜しており、その壁部63が、前後方向から見て鉛直に対し傾斜しない状態で、棒金収納庫12(C)の引き出し方向を基準として、後上がりに傾斜している。つまり、端数収納用の棒金トレイ50aは、その底部64が後側(奥側)ほど下側に位置するように傾斜しており、その壁部63が後側(奥側)ほど上側に位置するように傾斜している。傾斜支持部101に支持された棒金トレイ50は、底部64が水平に対し45度より小さい角度(例えば30度)をなすように傾斜している。傾斜支持部101に支持された棒金トレイ50は、底部64の最深面78および係合部80の上面81が、前後方向から見て水平に対し傾斜しない状態で後下がりに傾斜しており、その壁部63の囲壁面69が、前後方向から見て鉛直に対し傾斜しない状態で後上がりに傾斜している。
支持ベース40は、各列の前から2番目の端数収納用の棒金トレイ50aを支持する傾斜支持部102が、前後方向から見て水平に対し傾斜しない状態で、後下がりに傾斜しており、この傾斜支持部102に、上記傾斜支持部101に取り付けられた最も前側の棒金トレイ50aと同様の姿勢で前から2番目の棒金トレイ50aが取り付けられている。ここで、支持ベース40に取り付けられた状態で、最も前側の棒金トレイ50aと前から2番目の棒金トレイ50aとは、高さ位置を合わせている。言い換えれば、これら2つの棒金トレイ50aにおいて、2カ所の棒金収納凹部61が高さ位置を合わせて棒金収納庫12(C)の引き出しの方向の前後に並んで設けられている。
すべての列の最も前側の棒金トレイ50aはすべて同様の姿勢で支持ベース40に取り付けられており、すべての列の前から2番目の棒金トレイ50aもすべて同様の姿勢で支持ベース40に取り付けられている。
棒金収納庫12(C)に設けられるすべての端数収納用の棒金トレイ50aの棒金収納凹部61は、引き出しの方向の奥側に2本収納領域72が、手前側に3本収納領域71が配置されている。さらに、棒金収納庫12(C)に設けられるすべての端数収納用の棒金トレイ50aにおいても、3本収納領域71および2本収納領域72は、前後方向つまり収納庫12の引き出し方向に直交する方向に延在している。言い換えれば、棒金収納庫12(C)に設けられるすべての端数収納用の棒金トレイ50aにおいて、3本収納領域71および2本収納領域72は、それぞれの棒金配列方向を、前後方向つまり収納庫12の引き出し方向に直交させている。
このように支持ベース40の傾斜支持部101に取り付けられた棒金トレイ50aおよび傾斜支持部102に取り付けられた棒金トレイ50aのそれぞれの棒金収納凹部61に棒金Bを収納する場合、棒金Bをいずれか任意の1本収納領域70の係合部80に、係合部80を加締部Kで覆うようにして載置させる。すると、棒金Bは、係合部80の上面81に最下の硬貨Cを接触させて載置される。いずれの1本収納領域70に収納しても、棒金Bは、囲壁面69およびいずれかのピン95で支持されて底部64に垂直状をなす姿勢に維持される。言い換えれば、端数収納用の棒金トレイ50aの棒金収納凹部61は、その底部64に対し垂直状をなして立ち上がる姿勢で棒金Bを収納することになり、さらに言い換えれば、その壁部63の底部64からの延出方向に沿う姿勢で棒金Bを収納することになる。端数収納用の棒金トレイ50aは、壁部63が底部64から後ろ下がりに延出していることから、棒金Bを壁部63およびいずれかのピン95で支持して後ろ上がりに延出する姿勢で収納させる。
支持ベース40は、各列の前から3番目以降全部の満杯収納用の棒金トレイ50bを支持する水平支持部103が水平に配置されており、この水平支持部103に棒金トレイ50bの基板部60が固定されている。その際に、棒金トレイ50bは、棒金収納凹部61の2本収納領域72および3本収納領域71のうち、後側に2本収納領域72が前側に3本収納領域71が配置される姿勢となり、2本収納領域72および3本収納領域71のそれぞれの棒金配列方向を棒金収納庫12(C)の引き出しの方向に直交させる姿勢となるように水平支持部103に取り付けられている。
水平支持部103に取り付けられた状態の満杯収納用の棒金トレイ50bの棒金収納凹部61は、底部64が水平に配置されており、その壁部63が鉛直に配置されている。つまり、水平支持部103に支持された満杯収納用の棒金トレイ50bの棒金収納凹部61は、底部64の最深面78および係合部80の上面81が水平に配置されており、その壁部63の囲壁面69が鉛直に配置されている。
水平支持部103に取り付けられた状態の1つの棒金トレイ50bに対して、棒金収納凹部61に満杯に収納された状態の棒金Bは、底部64に対し垂直状をなして立ち上がる姿勢となり、棒金収納凹部61の壁部63および他の棒金Bで支持されて中心軸線を鉛直配置した鉛直立位状態に維持される。ここで、棒金トレイ50aの前側の3本収納領域71に収納された棒金Bの最上端位置と、棒金トレイ50bに収納された棒金Bの最上端位置とが、高さ位置を合わせるように、傾斜支持部101,102および水平支持部103の高さおよび形状が設定されている。棒金収納庫12(C)に設けられる満杯収納用のすべての棒金トレイ50bは、すべて同様の姿勢で支持ベース40に取り付けられている。
棒金収納庫12(C)に設けられるすべての満杯収納用の棒金トレイ50bの棒金収納凹部61は、引き出しの方向の奥側に2本収納領域72が、手前側に3本収納領域71が配置されている。さらに、棒金収納庫12(C)に設けられるすべての満杯収納用の棒金トレイ50bにおいては、3本収納領域71および2本収納領域72は、前後方向つまり収納庫12の引き出し方向に直交する方向に延在している。言い換えれば、棒金収納庫12(C)に設けられるすべての満杯収納用の棒金トレイ50bにおいて、3本収納領域71および2本収納領域72は、それぞれの棒金配列方向を、前後方向つまり収納庫12の引き出し方向に直交させている。
このように支持ベース40の水平支持部103に取り付けられた棒金トレイ50bの棒金収納凹部61に棒金Bを収納する場合、5本の棒金Bを例えばそれぞれ一本ずつ各係合部80に、係合部80を加締部Kで覆うようにして載置させる。棒金収納凹部61に5本の棒金Bが各係合部80に載置されると、各棒金Bはその周囲にある壁部63の湾曲壁面66、平坦壁面67,68および他の棒金Bの外周面のうちのいずれかに接触して倒れが規制された状態で、対応する係合部80に、その上面81に最下の硬貨Cを接触させて載置される。
以上により、満杯収納用の棒金トレイ50bの棒金収納凹部61も、その底部64に対し垂直状をなして立ち上がる姿勢で棒金Bを収納することになり、言い換えれば、その壁部63の底部64からの延出方向に沿う姿勢で棒金Bを収納することになる。満杯収納用の棒金トレイ50は、壁部63が底部64から鉛直上方に延出していることから、棒金Bを壁部63および他の棒金Bのいずれかで支持して鉛直に沿う姿勢、つまり中心軸線を上下方向に沿わせた鉛直状の立位姿勢で収納させる。
各棒金トレイ50に収納すべき設定金種を示す収納金種データは、予め設定されて記憶部26に記憶されている。
装置本体11には、収納庫12が装置本体11に最も押し込まれた後端位置である全閉位置にあることを検出する図2に示す全閉検出センサ90が収納庫12のそれぞれに対して設けられている。装置本体11には、収納庫12が装置本体11から引き出された開状態にあることを検出する開検出センサ91が収納庫12のそれぞれに対して設けられている。
加えて、装置本体11には、収納庫12を個別に全閉位置でロックするロック機構22が設けられている。ロック機構22は、制御部25から出力される開指令信号で開状態となる。制御部25は、開状態とした収納庫12が装置本体11から引き出されたことが開検出センサ91で検出されると、開指令信号を停止させることになり、この状態でロック機構22は、収納庫12が全閉位置に戻されると、収納庫12を引き出し不可に自動的かつ機械的にロックする。制御部25は、一の収納庫12が装置本体11から引き出されたことが開検出センサ91で検出された後、この一の収納庫12が全閉位置に戻されたことが全閉検出センサ90で検出されると、この一の収納庫12に収納された棒金Bの金種別の数を全ての棒金検出センサ82の検出結果から把握する。
制御部25は、棒金検出センサ82が検出したデータが、記憶部26に記憶された1円硬貨の棒金Bの判定範囲内にあれば、この棒金検出センサ82が設けられた係合部80に1円硬貨の棒金Bが載置されていると判定する。同様にして、制御部25は、各係合部80への1円硬貨の棒金B、5円硬貨の棒金B、10円硬貨の棒金B、50円硬貨の棒金B、100円硬貨の棒金B、500円硬貨の棒金Bの載置を判定する。他方、制御部25は、棒金検出センサ82が検出したデータが、いずれの金種の棒金Bの判定範囲内にもなければ、係合部80に棒金Bが載置されていないと判定する。
また、制御部25は、各棒金トレイ50に収納すべき設定金種以外の棒金Bが収納されている誤収納を検出する。つまり、すべての棒金検出センサ82について検出されるべき棒金の金種データ、つまり棒金検出センサ82が設けられた係合部80の載置対象棒金の金種データが、予め記憶部26に記憶されており、制御部25は、このデータと各棒金トレイ50の各棒金検出センサ82の検出結果とを比較する。そして、制御部25は、棒金検出センサ82で検出されるべき金種の棒金Bが棒金検出センサ82で検出されれば、収納が適正であると判定し、棒金検出センサ82で検出されるべき金種の棒金Bとは異なる金種の棒金Bが棒金検出センサ82で検出されれば、収納が適正でない誤収納であると判定する。例えば、検出されるべき棒金Bの金種が100円硬貨であると記憶部26の記憶内容から把握した係合部80に、棒金検出センサ82の検出結果から10円硬貨の棒金Bが載置されていることを検出すると、誤収納とする。この場合、制御部25は、誤収納の内容(棒金Bが誤収納されている係合部80の位置情報と、誤収納の金種と、適正な金種とを含む内容)を表示部17に表示させる等して操作者に報知する。
以上に述べた第1実施形態に係る現金管理装置10によれば、棒金トレイ50a,50bは、底部64と壁部63とを有し棒金Bを底部64に垂直状をなす姿勢で1カ所に5本収納可能な棒金収納凹部61を備えており、この棒金収納凹部61が、棒金Bを2本並べて収納する2本収納領域72と、2本収納領域72と平行であって棒金Bを1列に並べて3本収納する3本収納領域71と、を有するとともに、これら2本収納領域72および3本収納領域71が棒金配列方向の中央位置を合わせている。このため、両手で5本の棒金Bを纏めて掴んで出し入れする際に掴み易く出し入れし易い。したがって、棒金Bの出し入れ作業を容易化可能となる。
しかも、棒金トレイ50aの棒金収納凹部61は、2本収納領域72および3本収納領域71の一方が他方に対し低くなるように底部64を水平に対し傾斜させていることから、両手で5本の棒金を纏めて掴んで出し入れする際に一層掴み易く出し入れし易い。
また、棒金トレイ50a,50bの棒金収納凹部61は、3本収納領域71および2本収納領域72の棒金配列方向を、棒金収納庫12(C)の引き出しの方向に対し直交させている。このため、両手で5本の棒金Bを纏めて掴んで出し入れする際に一層掴み易く出し入れし易い。
また、棒金トレイ50a,50bの棒金収納凹部61は、棒金収納庫12(C)の引き出しの方向の奥側に2本収納領域72が、手前側に3本収納領域71が配置されているため、5本の棒金Bからなる棒金群を、両手で棒金収納凹部61に合わせた形状にしつつ掴む際に掴み易く、よって、5本の棒金Bを両手で掴んで棒金収納凹部に対し出し入れする作業がさらに容易化可能となる。
また、棒金トレイ50a,50bの棒金収納凹部61の底部64には、棒金Bの下端部の加締部Kに係合する係合部80が、3本収納領域71に3カ所、2本収納領域72に2カ所、それぞれ設けられているため、棒金Bの下端の加締部Kを係合部80に係合させることで、収納庫12の引き出し時および押し込み時に、収納状態にある棒金Bのガタツキを抑制することができる。
また、各係合部80に係合された棒金Bの有無および金種を各係合部80に埋設された棒金検出センサ82で個別に検出することができる。よって、現金管理装置10内に収納された棒金Bの金種別の収納数を計数して管理することができる。
また、棒金トレイ50a,50bの棒金収納凹部61が、3本収納領域71および2本収納領域72のそれぞれの棒金配列方向の両外側に湾曲壁面66を有する形状をなしているため、これら湾曲壁面66で四隅の棒金Bを案内することができる。よって、5本の棒金Bを纏めて正確に棒金収納凹部61に挿入することが可能となる。
また、端数収納用の棒金トレイ50aは、3本収納領域71の棒金配列方向の中央の1本収納領域70と2本収納領域72の両1本収納領域70とから等距離の位置と、3本収納領域71の棒金配列方向の一側の端部の1本収納領域70および中央の1本収納領域70と2本収納領域72の前記一側の1本収納領域70とから等距離の位置と、3本収納領域71の棒金配列方向の他側の端部の1本収納領域70および中央の1本収納領域70と2本収納領域72の前記他側の1本収納領域70とから等距離の位置とに、それぞれ棒金Bを立位状態に維持しうるピン95が立設されている。このため、棒金収納凹部61内に収納された、満杯状態にない1本〜4本の棒金Bを少ない数のピン95で立位状態に維持することができる。
また、棒金トレイ50a,50bが棒金の最上端の高さ位置を合わせているため、棒金Bを棒金収納凹部に対し出し入れする作業の作業性が向上する。
次に、本発明の第2実施形態に係る現金管理装置を主に図8を参照して第1実施形態との相違部分を中心に以下に説明する。
第2実施形態において、前端および前から2番目の端数収納用の棒金トレイ50aは、その底部64を水平に対して第1実施形態とは相違する方向に傾斜させて支持ベース40aに取り付けられている。前から3番目以降全部の満杯収納用の棒金トレイ50bは、第1実施形態と同様、その底部64を水平に配置して支持ベース40aの第1実施形態と同様の水平支持部103に取り付けられている。
支持ベース40aは、各列の最も前側および前から2番目の端数収納用の棒金トレイ50aを支持する傾斜支持部101a,102aが、前後方向から見て水平に対し傾斜しない状態で、前下がりに傾斜しており、これら傾斜支持部101a,102aに棒金トレイ50aの基板部60が固定されている。棒金トレイ50aは、第1実施形態と同様に、棒金収納凹部61の2本収納領域72および3本収納領域71のうち、後側に2本収納領域72が前側に3本収納領域71が配置される姿勢となり、2本収納領域72および3本収納領域71のそれぞれの棒金配列方向を棒金収納庫12(C)の引き出しの方向に直交させる姿勢となるように傾斜支持部101a,102aに取り付けられている。その結果、最も前側および前から2番目の棒金トレイ50aのそれぞれの棒金収納凹部61は、2本収納領域72および3本収納領域71の一方が他方に対し低くなるように底部64を水平に対し傾斜させており、詳しくは、前側の3本収納領域71が後側の2本収納領域72より低くなるように底部64を水平に対し傾斜させている。
傾斜支持部101a,102aに取り付けられた状態の端数収納用の棒金トレイ50aの棒金収納凹部61は、その底部64が、前後方向から見て水平に対し傾斜しない状態で、棒金収納庫12(C)の引き出し方向を基準として前下がりに傾斜しており、その壁部63が、前後方向から見て鉛直に対し傾斜しない状態で、棒金収納庫12(C)の引き出し方向を基準として前上がりに傾斜している。つまり、端数収納用の棒金トレイ50aは、その底部64が前側ほど下側に位置するように傾斜しており、その壁部63が前側ほど上側に位置するように傾斜している。傾斜支持部101,102に支持された棒金トレイ50は、底部64が水平に対し45度より小さい角度(例えば30度)をなすように傾斜している。傾斜支持部101,102に支持された端数収納用の棒金トレイ50aは、底部64の最深面78および係合部80の上面81が、前後方向から見て水平に対し傾斜しない状態で前下がりに傾斜しており、その壁部63の囲壁面69が、前後方向から見て鉛直に対し傾斜しない状態で前上がりに傾斜している。
このように傾斜支持部101a,102aに取り付けられた棒金トレイ50aの棒金収納凹部61に棒金Bを収納すると、底部64が前下がりに傾斜していることから、棒金Bは底部64から垂直状をなして前上がりに延出する姿勢で収納される。
以上に述べた第2実施形態によれば、端数収納用の棒金トレイ50aの棒金収納凹部61は、底部64を前下がりに傾斜させているため、すべての棒金Bの上面が前方から目視可能となる。よって、棒金Bの収納数の前方からの目視確認が容易となる。また、棒金トレイ50aは前方からの棒金Bの出し入れが容易となる。したがって、使い勝手性が向上する。
なお、第1,第2実施形態のそれぞれにおいて、前端に端数収納用の棒金トレイ50aをその底部64を水平に対し傾斜させて設け、前から2番目に満杯収納用の棒金トレイ50bをその底部64を水平に対し棒金トレイ50aと同様に傾斜させて設け、前から3番目以降全部に満杯収納用の棒金トレイ50bをその底部64を水平に配置して設けても良い。また、第1,第2実施形態のそれぞれにおいて、前端に端数収納用の棒金トレイ50aをその底部64を水平に対し傾斜させて設け、前から2番目以降全部に満杯収納用の棒金トレイ50bをその底部64を水平に配置して設けても良い。また、第1,第2実施形態のそれぞれにおいて、前端に端数収納用の棒金トレイ50aをその底部64を水平に対し傾斜させて設け、前から2番目以降全部に満杯収納用の棒金トレイ50bをその底部64を水平に対し棒金トレイ50aと同様に傾斜させて設けても良い。
次に、本発明の第3実施形態に係る現金管理装置を主に図9〜図13を参照して第1実施形態との相違部分を中心に以下に説明する。
第3実施形態において、図9に示す端数収納用の棒金トレイ50cおよび満杯収納用の棒金トレイ50dには、それぞれ第1実施形態と同様の棒金収納凹部61が2カ所ずつ設けられている。端数収納用の棒金トレイ50cに設けられた2カ所の棒金収納凹部61は、互いの底部64を同一平面上に配置して基板部60の中間部に前後に隣接して形成されており、左右方向の位置を合わせて平行に配置されている。棒金トレイ50dに設けられた2カ所の棒金収納凹部61は、互いの底部64を同一平面上に配置して基板部60の中間部に前後に隣接して形成されており、左右方向の位置を合わせて平行に配置されている。
図10,図11に示す満杯収納用の棒金トレイ50dの2カ所の棒金収納凹部61は、3本収納領域71と2本収納領域72との並び順を互いに合わせて並列に配列されている。2カ所の棒金収納凹部61のそれぞれにおいて、3本収納領域71と2本収納領域72とは互いに平行をなして隣接しており、それぞれの棒金配列方向の中央位置を合わせている。その結果、2カ所の棒金収納凹部61のそれぞれにおいて、3本収納領域71と2本収納領域72とは、両方の中央位置を通り基板部60に直交する面を基準に鏡面対称の形状をなしている。3本収納領域71と2本収納領域72とを有する2カ所の棒金収納凹部61は、それぞれ棒金BをM字状に収納する。2カ所の棒金収納凹部61の2カ所の3本収納領域71の棒金配列方向の中央位置および2カ所の2本収納領域72の棒金配列方向の中央位置が同一直線上に配置されている。
第3実施形態において、図12,図13に示す端数収納用の棒金トレイ50cは、満杯収納用の棒金トレイ50cの2カ所の棒金収納凹部61のそれぞれに、満杯状態にない1本〜4本の棒金Bを底部64に垂直状をなす姿勢にそれぞれ維持しうる複数、具体的には3カ所のピン95が底部64に立設されている。
第3実施形態において、図9に示す支持ベース40cは、各列の最も前側の端数収納用の棒金トレイ50cを支持する傾斜支持部101cが、前後方向から見て水平に対し傾斜しない状態で、後ろ下がりに傾斜しており、この傾斜支持部101cに棒金トレイ50cの基板部60が固定されている。棒金トレイ50cは、各棒金収納凹部61が、第1実施形態と同様に、2本収納領域72および3本収納領域71のうち、後側に2本収納領域72が前側に3本収納領域71が配置される姿勢となり、2本収納領域72および3本収納領域71のそれぞれの棒金配列方向を棒金収納庫12(C)の引き出しの方向に直交させる姿勢となるように傾斜支持部101cに取り付けられている。その結果、最も前側の棒金トレイ50cの2カ所の棒金収納凹部61は、それぞれが2本収納領域72および3本収納領域71の一方が他方に対し低くなるように底部64を水平に対し傾斜させており、詳しくは、前側の3本収納領域71より後側の2本収納領域72より低くなるように底部64を水平に対し傾斜させている。
傾斜支持部101cに取り付けられた状態の端数収納用の棒金トレイ50cの2カ所の棒金収納凹部61は、それぞれの底部64が、前後方向から見て水平に対し傾斜しない状態で、棒金収納庫12(C)の引き出し方向を基準として後ろ下がりに傾斜しており、その壁部63が、前後方向から見て鉛直に対し傾斜しない状態で、棒金収納庫12(C)の引き出し方向を基準として後ろ上がりに傾斜している。つまり、端数収納用の棒金トレイ50cは、2カ所の棒金収納凹部61のそれぞれの底部64が前側ほど上側に位置するように傾斜しており、それぞれの壁部63が後側ほど上側に位置するように傾斜している。傾斜支持部101cに支持された棒金トレイ50cは、2カ所の棒金収納凹部61のそれぞれの底部64が水平に対し45度より小さい角度(例えば30度)をなすように傾斜している。傾斜支持部101cに支持された端数収納用の棒金トレイ50cは、2カ所の棒金収納凹部61のそれぞれの底部64の最深面78および係合部80の上面81が、前後方向から見て水平に対し傾斜しない状態で後ろ下がりに傾斜しており、それぞれの壁部63の囲壁面69が、前後方向から見て鉛直に対し傾斜しない状態で後ろ上がりに傾斜している。
このように傾斜支持部101cに取り付けられた棒金トレイ50cの2カ所の棒金収納凹部61に棒金Bを収納すると、底部64が後ろ下がりに傾斜していることから、棒金Bは底部64から垂直状をなして後ろ上がりに延出する姿勢で収納される。
支持ベース40cは、前から2番目以降全部の満杯収納用の棒金トレイ50dを支持する水平支持部103cが水平に配置されており、この水平支持部103cに棒金トレイ50dの基板部60が固定されている。その際に、棒金トレイ50dは、2カ所の棒金収納凹部61のそれぞれについて、2本収納領域72および3本収納領域71のうち、後側つまり引き出しの方向の奥側に2本収納領域72が、前側つまり引き出しの方向の手前側に3本収納領域71が配置される姿勢となり、2本収納領域72および3本収納領域71のそれぞれの棒金配列方向を棒金収納庫12(C)の引き出しの方向に直交させる姿勢となるように水平支持部103cに取り付けられている。
水平支持部103cに取り付けられた状態の満杯収納用の棒金トレイ50dの2カ所の棒金収納凹部61は、それぞれの底部64が水平に配置されており、それぞれの壁部63が鉛直に配置されている。水平支持部103cに支持された棒金トレイ50dの2カ所の棒金収納凹部61は、それぞれの底部64の最深面78および係合部80の上面81が水平に配置されており、それぞれの壁部63の囲壁面69が鉛直に配置されている。
以上に述べた第3実施形態によれば、棒金トレイ50c,50dのそれぞれについて、2カ所の棒金収納凹部61が底部64を同一平面状に配置して引き出しの方向の前後に並んで設けられているため、これらの棒金収納凹部61を1つの棒金トレイ50cあるいは1つの棒金トレイ50dに形成することが容易となる。したがって、コストを低減することができる。
次に、本発明の第4実施形態に係る現金管理装置を主に図14を参照して第3実施形態との相違部分を中心に以下に説明する。
第4実施形態において、第3実施形態と同様の前端の端数収納用の棒金トレイ50cが、その底部64を水平に対して第3実施形態とは相違する方向に傾斜させて支持ベース40eに取り付けられている。また、前から2番目以降全部の満杯収納用の棒金トレイ50dは、第3実施形態と同様、その底部64を水平に配置して支持ベース40eの第3実施形態と同様の水平支持部103cに取り付けられている。
支持ベース40eは、最も前側の端数収納用の棒金トレイ50cを支持する傾斜支持部101eが、前後方向から見て水平に対し傾斜しない状態で、前下がりに傾斜しており、この傾斜支持部101eに棒金トレイ50cの基板部60が固定されている。棒金トレイ50cは、第3実施形態と同様に、2カ所の棒金収納凹部61のそれぞれについて、2本収納領域72および3本収納領域71のうち、後側に2本収納領域72が前側に3本収納領域71が配置される姿勢となり、2本収納領域72および3本収納領域71のそれぞれの棒金配列方向を棒金収納庫12(C)の引き出しの方向に直交させる姿勢となるように傾斜支持部101eに取り付けられている。その結果、最も前側の棒金トレイ50cの2カ所の棒金収納凹部61は、それぞれ、2本収納領域72および3本収納領域71の一方が他方に対し低くなるように底部64を水平に対し傾斜させており、詳しくは、前側の3本収納領域71が後側の2本収納領域72より低くなるように底部64を水平に対し傾斜させている。
傾斜支持部101eに取り付けられた状態の端数収納用の棒金トレイ50cの2カ所の棒金収納凹部61は、それぞれの底部64が、前後方向から見て水平に対し傾斜しない状態で、棒金収納庫12(C)の引き出し方向を基準として前下がりに傾斜しており、それぞれの壁部63が、前後方向から見て鉛直に対し傾斜しない状態で、棒金収納庫12(C)の引き出し方向を基準として前上がりに傾斜している。つまり、端数収納用の棒金トレイ50cは、2カ所の棒金収納凹部61のそれぞれの底部64が前側ほど下側に位置するように傾斜しており、それぞれの壁部63が前側ほど上側に位置するように傾斜している。傾斜支持部101eに支持された棒金トレイ50cは、2カ所の棒金収納凹部61のそれぞれの底部64が水平に対し45度より小さい角度(例えば30度)をなすように傾斜している。傾斜支持部101eに支持された端数収納用の棒金トレイ50cは、2カ所の棒金収納凹部61のそれぞれの底部64の最深面78および係合部80の上面81が、前後方向から見て水平に対し傾斜しない状態で前下がりに傾斜しており、それそれの壁部63の囲壁面69が、前後方向から見て鉛直に対し傾斜しない状態で前上がりに傾斜している。
このように傾斜支持部101eに取り付けられた棒金トレイ50cの棒金収納凹部61に棒金Bを収納すると、底部64が前下がりに傾斜していることから、棒金Bは底部64から垂直状をなして前上がりに延出する姿勢で収納される。
以上に述べた第4実施形態によれば、端数収納用の棒金トレイ50cの2カ所の棒金収納凹部61は、それぞれの底部64を前下がりに傾斜させているため、すべての棒金Bの上面が前方から目視可能となる。よって、棒金Bの収納数の前方からの目視確認が容易となる。また、棒金トレイ50cは前方からの棒金Bの出し入れが容易となる。したがって、使い勝手性が向上する。
第1〜第4実施形態においては、水平に対し傾斜する底部64の角度は、上記に限らず、任意に設定することができる。また、第1〜第4実施形態を適宜組み合わせても良い。
10 現金管理装置
11 装置本体
12(C) 棒金収納庫(収納庫)
50a〜50d 棒金トレイ
61 棒金収納凹部
66 湾曲壁面
67 平坦壁面
68 平坦壁面
63 壁部
64 底部
71 3本収納領域
72 2本収納領域
80 係合部
82 棒金検出センサ
95 ピン
B 棒金

Claims (9)

  1. 底部と壁部とを有し棒金を前記底部に垂直状をなす姿勢で1カ所に5本収納可能な棒金収納凹部を備え、
    前記棒金収納凹部は、
    棒金を2本並べて収納する2本収納領域と、
    前記2本収納領域と平行であって棒金を1列に並べて3本収納するとともに棒金配列方向の中央位置を前記2本収納領域と合わせた3本収納領域と、を有し、
    前記2本収納領域および前記3本収納領域の一方が他方に対し低くなるように前記底部を水平に対し傾斜させていることを特徴とする現金管理装置。
  2. 装置本体と、
    前記棒金収納凹部を有して、前記装置本体に引き出し可能に設けられる収納庫と、を有し、
    前記棒金収納凹部は、前記2本収納領域および前記3本収納領域のそれぞれの棒金配列方向を前記引き出しの方向に直交させていることを特徴とする請求項1記載の現金管理装置。
  3. 前記棒金収納凹部は、前記引き出しの方向の奥側に前記2本収納領域が、手前側に前記3本収納領域が配置されていることを特徴とする請求項2記載の現金管理装置。
  4. 前記棒金収納凹部の底部には、棒金の下端部に係合する係合部が、前記2本収納領域に2カ所、前記3本収納領域に3カ所、それぞれ設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の現金管理装置。
  5. 前記係合部には、係合する棒金を検出する棒金検出センサが設けられていることを特徴とする請求項4記載の現金管理装置。
  6. 前記棒金収納凹部は、
    前記2本収納領域の棒金配列方向の両外側に該2本収納領域内に中心を有する湾曲壁面を有し、
    前記3本収納領域の棒金配列方向の両外側に該3本収納領域内に中心を有する湾曲壁面を有し、
    前記2本収納領域および前記3本収納領域の配列方向の両外側に平坦壁面を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載の現金管理装置。
  7. 前記棒金収納凹部には、
    前記3本収納領域の棒金配列方向の中央の1本収納領域と前記2本収納領域の両1本収納領域とから等距離の位置と、前記3本収納領域の棒金配列方向の一側および中央の両1本収納領域と前記2本収納領域の前記一側の1本収納領域とから等距離の位置と、前記3本収納領域の棒金配列方向の他側および中央の両1本収納領域と前記2本収納領域の前記他側の1本収納領域とから等距離の位置とに、それぞれ棒金を前記底部に垂直状をなす姿勢に維持しうるピンが立設されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項記載の現金管理装置。
  8. 装置本体と、
    前記棒金収納凹部を有して、前記装置本体に引き出し可能に設けられる収納庫と、を有し、
    2カ所の前記棒金収納凹部が高さ位置を合わせて前記引き出しの方向の前後に並んで設けられていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項記載の現金管理装置。
  9. 装置本体と、
    前記棒金収納凹部を有して、前記装置本体に引き出し可能に設けられる収納庫と、を有し、
    2カ所の前記棒金収納凹部が前記底部を同一平面状に配置して前記引き出しの方向の前後に並んで設けられていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項記載の現金管理装置。
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