JP5820742B2 - 現金管理装置 - Google Patents

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本発明は、補充用の現金の管理に用いられる現金管理装置に関する。
現金管理装置を任意の場所で運用した場合であっても、現金管理の厳正化および業務効率の向上を図ることができる現金管理装置がある(例えば特許文献1参照)。
特開2011−159164号公報(図3,図5)
特許文献1記載の現金管理装置の棒金収納庫にあっては、金種毎に棒金の収納位置である棒金収納凹部が規定されている。よって、各棒金収納凹部には、設定された収納対象金種以外の直径の大きい金種の棒金は適正な収納が困難となり、これにより一部の誤収納を簡易的に規制するようになっている。
このように、収納対象金種以外の直径の大きい大径異金種棒金については、その誤収納を簡易的に規制することができるが、収納対象金種棒金以外の直径の小さい小径異金種棒金については、誤収納を規制できない可能性がある。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、収納対象金種棒金以外の直径の小さい小径異金種棒金について、誤収納を検出可能となる現金管理装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、集積硬貨の外周面全体に包装紙を巻き付け、該包装紙の前記集積硬貨の両端から突出する部分をそれぞれ内側に丸めて加締めた棒金を入出庫可能な現金管理装置であって、現金管理装置本体と、所定数量の棒金を立位状態で収納する棒金収納部と、該棒金収納部を収納するとともに前記現金管理装置本体に対してスライド開閉可能に設けられた収納庫と、を備えてなり、前記棒金収納部は、該棒金収納部の底部の一部を形成するとともに上方に突出して前記棒金を載置させる複数の載置台部を備え、該載置台部は、円筒状の載置台本体部と、該載置台本体部の外周から径方向に突出する部分突出部とからなり、前記部分突出部の前記載置台本体部とは反対側の端部が前記載置台本体部と同心の円筒面上に配置されており、前記円筒面の径が収納対象金種棒金の包装紙の加締部分の内径よりも小さくされることにより、載置される収納対象金種棒金を鉛直に沿わせ、前記円筒面の径が小径異金種棒金の包装紙の加締部分の内径よりも大きくされることにより該加締部分の一部を前記部分突出部に引っ掛けて、載置される小径異金種棒金を鉛直に対し傾斜させることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記部分突出部は、小径異金種棒金が隣り合う前記載置台部それぞれに載置されたとき、前記小径異金種棒金が互いに向かい合う方向以外に傾斜するように配置されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記載置台部は、前記部分突出部が、前記収納庫の開閉方向と直交する前記載置台本体部の直径方向に沿って、前記開閉方向において交互に逆向きとなるように配置されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記載置台部は、前記部分突出部が、前記収納庫の開閉方向に平行な前記載置台本体部の直径方向に沿って、前記開閉方向において交互に逆向きとなるように配置されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし4のいずれか一項に係る発明において、前記棒金収納部の鉛直方向に沿う壁部は、前記載置台部からの高さが、前記収納対象金種棒金の高さに対して1/3以上2/3以下であることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1ないし5のいずれか一項に係る発明において、前記現金管理装置本体に設けられて前記収納庫の開閉位相情報を取得する位相検出部と、前記現金管理装置本体に設けられて、前記収納庫の開閉に伴って通過する前記棒金の上下方向の端部から貨幣検出情報を取得する貨幣検出部と、前記棒金の数量マスタ情報を記憶する記憶部と、前記開閉位相情報に基づいて前記貨幣検出情報を補正し該補正された貨幣検出情報と前記数量マスタ情報とを照合して前記収納庫における前記棒金の数量検出情報を取得する制御部と、を備えてなり、前記制御部は、前記補正された貨幣検出情報に基づいて前記小径異金種棒金の有無を判定することを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、設定金種である収納対象金種棒金が収納されたとき、収納対象金種棒金は、包装紙の加締部分が部分突出部に引っ掛かることなく載置台部に載置されて鉛直に沿う鉛直立位状態になる。他方、小径異金種棒金が収納されたとき、小径異金種棒金は、包装紙の加締部分の一部が部分突出部に引っ掛かることで鉛直に対し傾斜する傾斜立位状態となる。よって、収納対象金種棒金と小径異金種棒金とで収納状態が異なることになる。したがって、設定金種である収納対象金種棒金以外の直径の小さい小径異金種棒金について、誤収納を検出可能となる。
請求項2に係る発明によれば、部分突出部によって隣り合う小径異金種棒金同士が互いに向かい合う方向以外に傾斜することになるため、傾斜立位状態となったときの視認性をさらに向上させることができる。
請求項3に係る発明によれば、部分突出部が、収納庫の開閉方向と直交する左右方向に沿って、開閉方向において交互に逆向きとなるように配置されているため、隣り合う小径異金種棒金が傾斜立位状態となったとき、左右方向のずれ量が大きくなり、視認性をさらに向上させることができる。
請求項4に係る発明によれば、部分突出部が、収納庫の開閉方向と平行する前後方向に沿って、開閉方向において交互に逆向きとなるように配置されているため、隣り合う小径異金種棒金が傾斜立位状態となったとき、前後方向のずれ量が大きくなり、視認性をさらに向上させることができる。
請求項5に係る発明によれば、棒金収納部の鉛直方向に沿う壁部の載置台部からの高さが、収納対象金種棒金の高さに対して1/3以上2/3以下であるため、収納対象金種棒金が取り出し易く、かつ小径異金種棒金の上面の位置が、収納対象金種棒金のときの位置に対して明確に大きくなって視認性をさらに向上させることができる。
請求項6に係る発明によれば、現金管理装置本体に設けられた貨幣検出部が、収納庫の開閉に伴って通過する棒金の上下方向の端部から貨幣検出情報を取得して開閉位相情報に基づいて補正すると、制御部は、小径異金種棒金が傾斜立位状態にあると貨幣検出情報が、鉛直立位状態にある場合に対し異なることから、この貨幣検出情報に基づいて小径異金種棒金の有無を判定することになる。したがって、小径異金種棒金が収納されたことを使用者が例え見逃したとしても、小径異金種棒金の検出を自動的に行って報知することができる。
本発明の一実施形態に係る現金管理装置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る現金管理装置を示す要部の制御系ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る現金管理装置の棒金収納庫を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る現金管理装置の棒金トレイを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る現金管理装置の載置台部および棒金を示す図であって、(I)は載置台部に収納対象金種棒金を載置させた状態を、(II)は載置台部に小径異金種棒金を載置させた状態をそれぞれ示すものである。 本発明の一実施形態に係る現金管理装置の載置台部の配置を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る現金管理装置の棒金収納庫近傍を示す部分斜視図である。 本発明の一実施形態に係る現金管理装置の棒金収納庫を示す平面図であって、(I)は現金管理装置本体に配置される下側の棒金検出反射センサとの対応関係を示すもの、(II)は現金管理装置本体に配置される上側の棒金検出反射センサとの対応関係を示すものである。 本発明の一実施形態に係る現金管理装置の棒金検出反射センサによる出力を示す特性線図であって、(I)は収納対象金種棒金検出時の出力例を、(II)は小径異金種棒金検出時の出力例をそれぞれ示すものである。 本発明の一実施形態に係る現金管理装置の変形例としての棒金画像センサによる出力を示す特性線図であって、(I)は収納対象金種棒金検出時の出力例を、(II)は小径異金種棒金検出時の出力例をそれぞれ示すものである。 本発明の一実施形態に係る現金管理装置の収納庫近傍を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る現金管理装置の載置台部の配置の変形例を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る現金管理装置の載置台部の配置の別の変形例を示す平面図である。
本発明の一実施形態に係る現金管理装置を図面を参照して以下に説明する。
図1に示す本実施形態に係る現金管理装置10は、店舗の係員側スペースに設置されて係員により取り扱われるものであり、より窓口カウンタに近い位置で主に小束紙幣および棒金を入出庫可能に収納するものである。
現金管理装置10は、箱型の現金管理装置本体11と、この現金管理装置本体11に上下方向に複数段具体的には8段設けられた収納庫12とを有している。これら収納庫12は、その左右側壁に設けられたスライドレール13を介して現金管理装置本体11に対して水平方向に沿ってスライド開閉可能となっている。これら収納庫12は、前方に引き出され、後方に押し込まれることになり、このように前後方向にのみ所定範囲で移動可能となるように現金管理装置本体11に連結されている。
複数段の収納庫12のうち、最も上側のものは、予備収納庫12(A)となっており、結束されていないバラ紙幣、包装されていないバラ硬貨、汚損紙幣や汚損硬貨、金券等を収納する。また、残りの収納庫12は、上側4段が小束紙幣を収納する小束収納庫12(B)となっており、下側3段が棒金を収納する棒金収納庫12(C)となっている。勿論、収納庫12の全体の数や、そのうちの小束収納庫12(B)および棒金収納庫12(C)の個々の数等は任意に設定可能であり、例えば、予備収納庫12(A)以外のすべてを、棒金収納庫12(C)とすることも勿論可能である。
現金管理装置本体11の上部には、操作者によって操作入力がなされるとともに操作者に対して表示を行う操作表示部15と、データを印字により出力するプリンタ16とが設けられている。操作表示部15は、操作者に対して操作ガイダンス等の情報を表示する表示部17と、操作者のIDカードを走査するカードリーダ18と、操作者により操作される操作キーボード19と、操作者に対して音声を出力する音声発生部20とを有している。
現金管理装置本体11には、複数の収納庫12のそれぞれに対して、収納庫12を閉状態で個別にロックする図2に示すロック機構22が設けられており、図1に示す複数の収納庫12のそれぞれの側方に、ロック機構22のロック解除時のみ点灯する表示灯23が設けられている。さらに、現金管理装置本体11には、図2に示すように、操作表示部15、プリンタ16、音声発生部20、ロック機構22および表示灯23等に接続されてこれらを制御する制御部25と、収納している棒金および小束紙幣の数量情報および金種情報や処理関連のデータ等を記憶する記憶部26とが設けられている。
収納庫12は、図3に示すように、取っ手30が中央に設けられた前板部31と、前板部31の左右両側から後方に延出する一対の側板部32と、一対の側板部32の後端部同士を連結する後板部33とを有する枠体34を有している。この枠体34は、図1に示す小束収納庫12(B)と図3に示す棒金収納庫12(C)とで共通となっている。
図3に示すように、棒金収納庫12(C)は、棒金Bを入出庫可能に収納するもので、上記した枠体34内に固定される複数、具体的には、前後に金種径に応じて6つまたは5つ、左右に4列の合成樹脂製の図4にも示す棒金トレイ41を有している。
ここで、図5に示すように、棒金Bは、単一金種の硬貨を所定枚数中心軸線を一致させて集積してなる集積硬貨Cを、その外周面全体に樹脂フィルムあるいは紙からなる包装紙Pを所定長さ巻き付けて一体化したものである。ここで、包装紙Pは、集積硬貨Cの全長よりも幅が広く形成されており、集積硬貨Cの両端から同長さ突出する部分がそれぞれ内側に丸められて加締められている。このようにして形成された包装紙Pの両端の加締部PKは、同形状で、集積硬貨Cよりも軸方向外側において円環状をなし、その内径が集積硬貨Cの外径よりも小径となって集積硬貨Cを軸方向外側から押さえる。
図3に示すように、棒金トレイ41には、棒金Bが中心軸線を上下にした立位状態で収納されるものである。図4に示すように、棒金トレイ41は、円筒を一部切り取った形状の湾曲面42を、複数具体的には左側の3カ所と右側の3カ所と前端1カ所と後端1カ所の8カ所に有する鉛直方向に沿う壁部43と、壁部43の下部を閉塞する全体として水平方向に沿う底部44とを有している。壁部43および底部44は、下方に凹む上方開口形状の棒金収納部45を構成している。湾曲面42は左側の3カ所が左右方向の位置を合わせており、右側の3カ所も左右方向の位置を合わせている。左右前端の湾曲面42は前後方向の位置を合わせており、中央前端の湾曲面42はこれらよりも前側に配置されている。左右後端の湾曲面42は前後方向の位置を合わせており、中央後端の湾曲面42はこれらよりも後側に配置されている。
これにより、棒金トレイ41の棒金収納部45には、左側に3本の棒金Bが左右方向の位置を合わせて前後1列に並べられ、右側に3本の棒金Bが左右方向の位置を合わせて前後1列に並べられ、左右方向の中央に4本の棒金Bが左右方向の位置を合わせて前後1列に並べられ、所定数量である合計10本の棒金Bが立位状態で収納されるようになっている。左右の棒金Bは前後方向の位置を互いに合わせており、中央の棒金Bは、これらに対して前後方向の位置をずらしている。棒金Bは、棒金収納部45に、その上部開口を介して上方から挿入されることになり、棒金収納部45の壁部43および他の棒金Bで支持されて中心軸線を鉛直配置した鉛直立位状態に維持される。
なお、各棒金トレイ41の棒金収納部45は、それぞれ予め設定された単一の収納対象金種の棒金Bのみが収納されるように決められている。言い換えれば、棒金収納庫12(C)は、金種毎に棒金Bの収納位置である棒金収納部45を収納している。各棒金トレイ41の棒金収納部45の湾曲面42の径は、収納対象金種の棒金Bの外径よりも若干大径となっている。
棒金トレイ41の底部44つまり棒金収納部45の底部44は、水平に配置される最下部49と、最下部49よりも上方に突出して棒金Bを載置させる複数具体的には10カ所の載置台部50とからなっている。底部44の一部を形成する載置台部50は、図6にも示すように、円筒状の載置台本体部51と、載置台本体部51の外周からその径方向外方に突出する複数の小片部52からなる部分突出部53とで構成されている。図4に示すように、載置台部50は、底部44において載置台本体部51が各湾曲面42と同心をなすようにして湾曲面42と同じ8カ所に形成され、さらに、これらの内側の前後2カ所に形成されている。載置台本体部51の内側は、棒金Bを検出するための、上下に貫通する貫通孔54となっている。載置台本体部51およびその内側の貫通孔54は、左側の3カ所が左右方向の位置を合わせて前後1列に並べられており、中央の4カ所が左右方向の位置を合わせて前後1列に並べられていて、右側の3カ所が左右方向の位置を合わせて前後1列に並べられている。
載置台本体部51の上面57と部分突出部53の複数の小片部52の上面58とは同一の水平面に配置されており、載置台部50の上面59を構成している。図6に示すように、部分突出部53を構成する複数の小片部52は、それぞれの載置台本体部51とは反対側の端面60が、載置台本体部51と同心の円筒面上に配置されている。端面60を含む円筒面の中心を部分突出部53の中心とし、これら端面60を含む円筒面の直径を部分突出部53の直径とする。よって、部分突出部53の中心は円筒状の載置台本体部51の中心と一致する。載置台部50は、部分突出部53以外に載置台本体部51から径方向外方に突出する部分がない。上面59のすべての縁部には図4に示すように面取り59aが形成されており、端面60の両側縁部にも面取り60aが形成されている。
載置台部50には、部分突出部53を構成する小片部52が具体的には3カ所形成されている。1つの部分突出部53を構成する3カ所の小片部52は、全体として載置台本体部51の円周方向の180°よりも狭い範囲であって120°を超える範囲に形成されており、具体的には60°ピッチの等ピッチで形成されて全体として120°を超える範囲に形成されている。
部分突出部53の上記直径は、図5に示す設定された収納対象金種棒金B(a)の包装紙Pの加締部PKの内径よりも若干小さくされており、収納対象金種よりも小径の小径異金種棒金B(b)の加締部PKの内径よりも大きくされている。また、載置台部50の突出高さは、収納対象金種棒金B(a)の加締部PKの集積硬貨Cからの突出量よりも大きくなっている。これにより、載置台部50は、図5(I)に示すように収納対象金種棒金B(a)の加締部PKを逃げて上面58の全面で加締部PKの内側の集積硬貨Cを直接支持するようになっている。このように支持される結果、収納対象金種棒金B(a)は載置台部50上で鉛直に沿う鉛直立位状態となる。
他方、載置台部50は、その上面58の全面では小径異金種棒金B(b)の加締部PKの内側の集積硬貨Cを支持することはできず、小径異金種棒金B(b)は、載置台部50の上面58に加締部PKで乗り上げる状態となる。このとき、載置台部50は、片側範囲が部分突出部53の3カ所の小片部52によって大径となっており、逆の片側範囲が載置台本体部51によって小径となっているため、図5(II)に示すように、容易に載置台本体部51が加締部PKの内側に入り込み、よって加締部PKが部分突出部53の両端2カ所の小片部52に乗り上げることになる。その結果、小径異金種棒金B(b)は、上側ほど水平方向で部分突出部53とは反対側に位置するように傾斜する傾斜立位状態となる。言い換えれば、載置台部50の部分突出部53は、収納対象金種棒金B(a)を鉛直に沿わせ且つ小径異金種棒金B(b)を鉛直に対し傾斜させることになる。なお、部分突出部53を3カ所の小片部52に分けるのではなく、一つの扇形の小片部で形成しても良い。
ここで、図6に示すように、複数の載置台部50は、すべて、隣り合うもの同士が、部分突出部53を反対向きにはしないように部分突出部53が配置されている。その結果、部分突出部53は、小径異金種棒金B(b)が隣り合う載置台部50それぞれに載置されたとき、図6に矢印で示すように、互いに向かい合う方向以外に傾斜させる。
具体的には、左右方向中央の列において、最も後側の載置台部50は前側に隣り合う載置台部50に向け、残り3カ所の載置台部50は後側に隣り合う載置台部50に向けて、部分突出部53を突出させている。また、左側の列において、最も後側の載置台部50は、左右方向中央の後から2番目の載置台部50に向けて、真ん中の載置台部50は、右向きに、最も前側の載置台部50は、左右方向中央の前から2番目の載置台部50に向けて、部分突出部53を突出させている。また、右側の列において、最も後側の載置台部50は、左右方向中央の後から2番目の載置台部50に向けて、真ん中の載置台部50は、左向きに、最も前側の載置台部50は、左右方向中央の前から2番目の載置台部50に向けて、部分突出部53を突出させている。これにより、平面視で外周側に配置されている8カ所の載置台部50では、図6に矢印で示すように、小径異金種棒金B(b)が放射状に外向きに傾斜することになり、これらの内側の前後2カ所の載置台部50では、いずれも前向きに傾斜することになる。よって、すべての載置台部50に小径異金種棒金B(b)が載置されたとき、すべての小径異金種棒金B(b)は、隣り合うもの同士が互いに向かい合う方向には傾斜しないようになっている。
図4に示す載置台部50の上面59の高さ位置は、いずれの棒金トレイ41においても収納対象金種棒金B(a)を載置した場合にその上端部の棒金収納庫12(C)での高さ位置が一定するように設定されている。つまり、長さが短い収納対象金種棒金B(a)を収納する棒金トレイ41は、これが配置された棒金収納庫12(C)での載置台部50の高さ位置が高く、長さが長い収納対象金種棒金B(a)を収納する棒金トレイ41は、これが配置された棒金収納庫12(C)での載置台部50の高さ位置が低くなっている。ただし、各棒金収納部45の載置台部50までの深さは、収納した棒金Bを取り出し容易とすべく上方に突出させるように設定されている。具体的に、棒金収納部45の鉛直方向に沿う壁部43は、載置台部50の上面59からの高さが、収納対象金種棒金B(a)の高さに対して1/3以上2/3以下の高さとなっている。
以上により、棒金トレイ41の棒金収納部45には、収納対象金種棒金B(a)以外の径の大きい大径異金種棒金と、収納対象金種棒金B(a)以外の高さの高い長大異金種棒金とは、収納が困難となり、一部の誤収納を簡易的に規制するようになっている。つまり、大径異金種棒金は壁部43あるいは他の棒金に干渉して収納が困難となり、長大異金種棒金は、直ぐ上にある収納庫12の前板部31に干渉して、この長大異金種棒金が収納された棒金収納庫12(C)の現金管理装置本体11への押し込みを阻害する。さらに、収納対象金種棒金B(a)以外の径の小さい小径異金種棒金B(b)は、傾斜立位状態となって、外観的に判別可能となるとともに、後述する棒金検出反射センサ(貨幣検出部)76,77の貨幣検出反射データが、傾斜立位状態にある小径異金種棒金B(b)と鉛直立位状態にある収納対象金種棒金B(a)とで異なることになり、これに基づいて制御部25が小径異金種棒金B(b)を自動判別する。
各棒金トレイ41には、それぞれの棒金収納部45より外側の上面に、収納対象の金種を目視可能に明示する金種明示部62が設けられている。各棒金トレイ41に収納すべき設定金種を示す収納金種データは、予め設定されて記憶部26に記憶されることになる。
ここで、左右方向における同列に配置されて前後に並ぶ棒金トレイ41は、すべて収納対象金種が同一金種となっており、各列の最も前側の棒金トレイ41は、収納本数が不足した状態でも棒金Bを倒さずに収納可能な端数用となっている。そして、端数用の棒金トレイ41には、図4に示すように、棒金Bの転倒防止用の複数具体的には10本の補助棒63が隣り合う載置台部50の間位置に立設されており、端数用であることを明示する端数明示部64が棒金収納部45より外側に形成されている。10本の補助棒63は、棒金収納部45の中央の前後の載置台部50を、2本共通でそれぞれを6本が囲むように配置されている。これにより、各湾曲面42の内側に同軸に配置される棒金Bは、湾曲面42とこれに対向する2本あるいは3本の補助棒63とで単独でも立位状態に維持されることになり、棒金収納部45の中央位置に配置される棒金Bは、それぞれ6本の補助棒63で単独でも立位状態に維持されることになる。その結果、最も前側の棒金トレイ41の棒金Bは、他の棒金Bがなくても転倒が防止され立位状態に維持されるようになっている。
ここで、最も前側を除く棒金トレイ41には必ず棒金Bを満杯状態つまり10本収納し、棒金Bを満杯状態以外で収納する場合には、最も前側の棒金トレイ41に収納することがルール化されており、係員は、最も前側の棒金トレイ41から棒金Bを必要数だけ取り出し、最も前側の棒金トレイ41が空になり、その後側の棒金トレイ41から棒金Bを取り出す場合には、この後側の棒金トレイ41の残りの端数の棒金Bを、最も前側の棒金トレイ41に移載するようになっている。
図7に示すように、現金管理装置本体11の各棒金収納庫12(C)が挿入される棒金収納庫挿入空間形成部75の下部の前端部には、棒金収納庫12(C)の左右4列の棒金トレイ41のそれぞれの3列の貫通孔54の直ぐ下側となる位置に、左右方向に同列で前後方向に並ぶ貫通孔54を介して棒金Bの下端部の反射光を検出する光学反射型の棒金検出反射センサ76が位置固定で設けられている。
また、現金管理装置本体11の各棒金収納庫12(C)が挿入される棒金収納庫挿入空間形成部75の上部の前端部には、棒金収納庫12(C)の左右4列の棒金トレイ41のそれぞれの3列の載置台部50の上方近接位置に、左右方向に同列で前後方向に並ぶ棒金Bの上端部の反射光を検出する光学反射型の棒金検出反射センサ(貨幣検出部)77が、それぞれ位置固定で設けられている。
つまり、棒金検出反射センサ76は、図8(I)にも示すように、1つの棒金収納庫12(C)に対し左右方向に並べられて12カ所設けられ、棒金検出反射センサ77も、図8(II)にも示すように、1つの棒金収納庫12(C)に対し左右方向に並べられて12カ所設けられている。
棒金検出反射センサ76は、検出方向を上方に向けており、各発光素子が上方に発光した光の上方からの反射光を対応する受光素子で受光するようになっている。その結果、各棒金収納庫12(C)のそれぞれの直ぐ下に設けられた棒金検出反射センサ76が、これらの直ぐ上で前後にスライドする棒金収納庫12(C)の各棒金収納部45に収納された棒金Bの下端部の反射光データである貨幣検出反射データ(貨幣検出情報)を貫通孔54を介して取得することになる。
棒金検出反射センサ77は、検出方向を下方に向けており、各発光素子が下方に発光した光の下方からの反射光を対応する受光素子で受光するようになっている。その結果、各棒金収納庫12(C)のそれぞれの直ぐ上に設けられた棒金検出反射センサ77が、これらの直ぐ下で前後にスライドする棒金収納庫12(C)の各棒金収納部45に収納された棒金Bの上端部の反射光データである貨幣検出反射データ(貨幣検出情報)を取得することになる。
なお、検出対象となる棒金収納庫12(C)が最も現金管理装置本体11から引き出されて図示略の前端位置ストッパに当接し停止する前端位置から最も現金管理装置本体11に押し込まれて図示略の後端位置ストッパに当接し停止する後端位置まで移動すると、棒金検出反射センサ76,77は、検出対象となる棒金収納庫12(C)の各棒金収納部45の前後方向の全範囲を検出できるようになっている。棒金検出反射センサ76は、棒金収納庫12(C)の開閉に伴って通過する、この棒金収納庫12(C)内の棒金Bの下端部から貨幣検出反射データを取得することになり、棒金検出反射センサ77は、棒金収納庫12(C)の開閉に伴って通過する、この棒金収納庫12(C)内の棒金Bの上端部から貨幣検出反射データを取得することになる。
ここで、制御部25は、棒金検出反射センサ76,77の貨幣検出反射データから、反射光量が多い棒金Bの部分と、棒金Bがなく反射光量が少なくなる他の部分とを区別することで、棒金Bが収納されている範囲を検出するとともに、棒金Bの反射光量から金種等を識別することになる。
制御部25は、後述するロータリエンコーダ88で検知ディスク87のスリットを検知する毎に棒金検出反射センサ76,77のそれぞれの貨幣検出反射データを取り込むことになり、取り込んだそれぞれの貨幣検出反射データを、後述するロータリエンコーダ88の開閉位相データに基づいて、例えば所定の一定開閉速度での貨幣検出反射データに補正する。
そして、制御部25は、棒金検出反射センサ76,77で棒金Bが検出されている範囲を基準として検出範囲を設定し、この検出範囲における、棒金検出反射センサ76,77の補正後の貨幣検出反射データと、記憶部26に記憶された棒金B用の数量マスタデータ(数量マスタ情報)とを照合することで、棒金収納庫12(C)内の棒金Bの数量である数量検出データ(数量検出情報)を取得する。例えば、棒金検出反射センサ76,77の補正後の貨幣検出反射データの中で、一つの棒金Bと判断できる、数量マスタデータの棒金判断基準光量データ以上の光量があり且つ数量マスタデータの棒金判断基準面積データ以上の纏まった面積を有する棒金部分を数えて、これを棒金Bの数量である数量検出データとする。
また、制御部25は、上記検出範囲における、棒金検出反射センサ76,77の補正後の貨幣検出反射データと、記憶部26に記憶された金種マスタデータ(金種マスタ情報)とを照合することで、棒金収納庫12(C)内の棒金Bの金種である金種検出データ(金種検出情報)を取得する。例えば、棒金検出反射センサ76,77の補正後の貨幣検出反射データの中で、上記のように検出した棒金部分と前後方向位置が同じ部分のデータから、光量が金種マスタデータの棒金判断基準光量データ以上となる部分と未満となる部分との境界位置を割り出して、棒金Bの外径および孔の有無を求め、これらと棒金部分の貨幣検出反射データの反射光量とを金種マスタデータの金種基準データと比較して、許容範囲内で一致する金種基準データに対応する金種を、この棒金部分に対応する棒金Bの金種とする金種検出データを取得する金種判断を行う。
さらに、制御部25は、小径異金種棒金B(b)が傾斜立位状態にあると貨幣検出反射データが、収納対象金種棒金B(a)が鉛直立位状態にある場合に対し異なることから、棒金検出反射センサ76,77の補正後の貨幣検出反射データに基づいて小径異金種棒金B(b)が収納されているのか、収納対象金種棒金B(a)が収納されているのかを判定することになる。例えば、収納対象金種棒金B(a)が鉛直立位状態にあると、図9(I)に示すように貨幣検出反射データの出力レベルが一定となり、小径異金種棒金B(b)が傾斜立位状態にあると図9(II)に示すように貨幣検出反射データの出力レベルが変化したり、出力レベルが低下したりすることになるため、これらの違いにより、収納対象金種棒金B(a)が鉛直立位状態にあるのか、小径異金種棒金B(b)が傾斜立位状態にあるのかを判断する。
なお、制御部25は、左右方向の位置が合う棒金検出反射センサ76,77の両方のデータを総合して棒金Bの数量検出データおよび金種検出データ等を取得することになり、棒金検出反射センサ76,77の各組それぞれについて、別々に、棒金Bの数量検出データおよび金種検出データを取得する。
そして、制御部25は、例えば、棒金収納庫12(C)内のすべての棒金収納部45について、棒金検出反射センサ77で検出される規定の金種以外の金種の棒金Bが収納されていること、つまり傾斜立位状態にある小径異金種棒金B(b)を含み対応金種の収納位置に収納されていない異金種棒金Bを検出する等の異常を検出すると、表示部17に異常内容とともに警告表示を行わせ、音声発生部20で警告音を発生させる。
なお、棒金検出反射センサ76,77にかえてCCDカメラ等の画像検出センサを設けることも可能である。その場合、収納対象金種棒金B(a)が鉛直立位状態にあれば、図10(I)に示すように円形の画像が得られることになり、小径異金種棒金B(b)が傾斜立位状態にあれば、図10(II)に示すように楕円形の画像が得られることになるため、これらの違いにより、収納対象金種棒金B(a)が鉛直立位状態にあるのか、小径異金種棒金B(b)が傾斜立位状態にあるのかを判断する。
現金管理装置本体11内には、前後位置に、図11に示すように、支持軸81,82を介して歯付プーリ83,84が位置固定で回転可能に設けられており、後端の歯付プーリ84の上側にも、支持軸85を介して歯付プーリ86が位置固定で回転可能に設けられている。支持軸85には、所定の等間隔でスリットが形成された検知ディスク87が歯付プーリ86と一体回転するように設けられており、現金管理装置本体11には、検知ディスク87の上側に検知ディスク87の回転を検知するロータリエンコーダ(位相検出部)88が位置固定で設けられている。なお、ロータリエンコーダ88は、検知ディスク87のスリットの検知数から検知ディスク87の回転量を検知することになり、単位時間当たりのスリットの検知数から検知ディスク87の回転速度を検知することになる。
そして、三つの歯付プーリ83,84,86にはタイミングベルト91が巻回されており、このタイミングベルト91には、収納庫12のうちの対応するものの後端部が固定されている。これにより、収納庫12が開閉されるとこれに連動してタイミングベルト91が回転して三つの歯付プーリ83,84,86および検知ディスク87を回転させることになり、よって、ロータリエンコーダ88が、検知ディスク87の回転データである個別の収納庫12の開閉位相データ(開閉位相情報)を取得することになる。制御部25は、この開閉位相データから収納庫12の開閉方向およびその位置を割り出すことになり、移動量を時間で除算することで収納庫12の開閉速度を割り出すことになる。なお、検知ディスク87と一体回転する歯付プーリ86の前方にはタイミングベルト91の弛みをとるテンションプーリ92が設けられている。
また、現金管理装置本体11には、対応する収納庫12の後端部の検知片95を検知することで、この収納庫12が現金管理装置本体11に最も押し込まれた後端位置である全閉位置にあることを示す開閉位相データ(開閉位相情報)を取得する位置固定の全閉検知センサ(位相検出部)96が収納庫12のそれぞれに対して設けられている。現金管理装置本体11には、収納庫12の後端部の検知片95を検知することで、この収納庫12が現金管理装置本体11から最も引き出された前端位置である全開位置にあることを示す開閉位相データ(開閉位相情報)を取得する位置固定の全開検知センサ(位相検出部)97が収納庫12のそれぞれに対して設けられている。つまり、全閉検知センサ96および全開検知センサ97は、収納庫12の開閉位相情報を取得する。
加えて、現金管理装置本体11には、図2に示すように、収納庫12を個別に全閉位置でロックするロック機構22が設けられている。ロック機構22は、制御部25から出力される開指令信号で開状態となる。制御部25は、開状態とした収納庫12が現金管理装置本体11から引き出されると開指令信号を停止させることになり、この状態でロック機構22は、収納庫12が全閉位置に戻されると、収納庫12を引き出し不可に自動的かつ機械的にロックする。
以上に述べた本実施形態に係る現金管理装置10によれば、設定金種である収納対象金種棒金B(a)が収納されたとき、収納対象金種棒金B(a)は、包装紙Pの加締部PKが部分突出部53に引っ掛かることなく載置台部50に載置されて鉛直に沿う鉛直立位状態になる。他方、小径異金種棒金B(b)が収納されたとき、小径異金種棒金B(b)は、包装紙Pの加締部PKの一部が部分突出部53に引っ掛かることで鉛直に対し傾斜立位状態となる。よって、収納対象金種棒金B(a)と小径異金種棒金B(b)とでは視覚的に収納状態が異なることになり、よって、小径異金種棒金B(b)の検出を容易にする。したがって、設定金種である収納対象金種棒金B(a)以外の直径の小さい小径異金種棒金B(b)について、誤収納を検出可能となる。
また、部分突出部53によって隣り合う小径異金種棒金B(b)同士が互いに向かい合う方向以外に傾斜することになるため、傾斜立位状態となったときの視認性をさらに向上させることができる。
また、棒金収納部45の鉛直方向に沿う壁部43の載置台部50からの高さが、収納対象金種棒金B(a)の高さに対して1/3以上2/3以下であるため、収納対象金種棒金B(a)が取り出し易く、かつ小径異金種棒金B(b)の上面の位置が、収納対象金種棒金B(a)のときの位置に対して明確に大きくなって視認性をさらに向上させることができる。
また、現金管理装置本体11に設けられた棒金検出反射センサ76,77が、収納庫12(C)の開閉に伴って通過する棒金Bの上下方向の端部から貨幣検出反射データを取得して開閉位相情報に基づいて補正すると、制御部25は、小径異金種棒金B(b)が傾斜立位状態にあると貨幣検出反射データが鉛直立位状態にある場合に対し異なることから、この貨幣検出反射データに基づいて小径異金種棒金B(b)の有無を判定することになる。したがって、小径異金種棒金B(b)が収納されたことを使用者が例え見逃したとしても、小径異金種棒金B(b)の検出を自動的に行って報知することができる。
なお、棒金収納部45の底部44を構成する載置台部50の小片部52からなる部分突出部53の向きは、上記に限定されることはなく、例えば、以下の変形が可能である。
図12に示すように、部分突出部53を、収納庫12の開閉方向と直交する載置台本体部51の直径方向に沿って、開閉方向において交互に逆向きとなるように配置する。これにより、隣り合う小径異金種棒金B(b)が傾斜立位状態となったとき、図12に矢印で示す方向に倒れることになって上面の左右方向のずれ量が大きくなり、視認性を向上させることができる。
図13に示すように、部分突出部53を、収納庫12の開閉方向に平行な載置台本体部の直径方向に沿って、開閉方向において交互に逆向きとなるように配置する。これにより、隣り合う小径異金種棒金B(b)が傾斜立位状態となったとき、図13に矢印で示す方向に倒れることになって上面の前後方向のずれ量が大きくなり、視認性を向上させることができる。
10 現金管理装置
11 現金管理装置本体
12 収納庫
12(C) 棒金収納庫
25 制御部
26 記憶部
43 壁部
44 底部
45 棒金収納部
50 載置台部
51 載置台本体部
52 小片部
53 部分突出部
76 棒金検出反射センサ(貨幣検出部)
77 棒金検出反射センサ(貨幣検出部)
88 ロータリエンコーダ(位相検出部)
96 全閉検知センサ(位相検出部)
97 全開検知センサ(位相検出部)
B 棒金
B(a) 収納対象金種棒金
B(b) 小径異金種棒金

Claims (6)

  1. 集積硬貨の外周面全体に包装紙を巻き付け、該包装紙の前記集積硬貨の両端から突出する部分をそれぞれ内側に丸めて加締めた棒金を入出庫可能な現金管理装置であって、
    現金管理装置本体と、
    所定数量の棒金を立位状態で収納する棒金収納部と、
    該棒金収納部を収納するとともに前記現金管理装置本体に対してスライド開閉可能に設けられた収納庫と、を備えてなり、
    前記棒金収納部は、
    該棒金収納部の底部の一部を形成するとともに上方に突出して前記棒金を載置させる複数の載置台部を備え、
    該載置台部は、
    円筒状の載置台本体部と、該載置台本体部の外周から径方向に突出する部分突出部とからなり、
    前記部分突出部の前記載置台本体部とは反対側の端部が前記載置台本体部と同心の円筒面上に配置されており、
    前記円筒面の径が収納対象金種棒金の包装紙の加締部分の内径よりも小さくされることにより、載置される収納対象金種棒金を鉛直に沿わせ、
    前記円筒面の径が小径異金種棒金の包装紙の加締部分の内径よりも大きくされることにより該加締部分の一部を前記部分突出部に引っ掛けて、載置される小径異金種棒金を鉛直に対し傾斜させることを特徴とする現金管理装置。
  2. 前記部分突出部は、
    小径異金種棒金が隣り合う前記載置台部それぞれに載置されたとき、前記小径異金種棒金が互いに向かい合う方向以外に傾斜するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の現金管理装置。
  3. 前記載置台部は、
    前記部分突出部が、前記収納庫の開閉方向と直交する前記載置台本体部の直径方向に沿って、前記開閉方向において交互に逆向きとなるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の現金管理装置。
  4. 前記載置台部は、
    前記部分突出部が、前記収納庫の開閉方向に平行な前記載置台本体部の直径方向に沿って、前記開閉方向において交互に逆向きとなるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の現金管理装置。
  5. 前記棒金収納部の鉛直方向に沿う壁部は、前記載置台部からの高さが、前記収納対象金種棒金の高さに対して1/3以上2/3以下であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の現金管理装置。
  6. 前記現金管理装置本体に設けられて前記収納庫の開閉位相情報を取得する位相検出部と、
    前記現金管理装置本体に設けられて、前記収納庫の開閉に伴って通過する前記棒金の上下方向の端部から貨幣検出情報を取得する貨幣検出部と、
    前記棒金の数量マスタ情報を記憶する記憶部と、
    前記開閉位相情報に基づいて前記貨幣検出情報を補正し該補正された貨幣検出情報と前記数量マスタ情報とを照合して前記収納庫における前記棒金の数量検出情報を取得する制御部と、を備えてなり、
    前記制御部は、
    前記補正された貨幣検出情報に基づいて前記小径異金種棒金の有無を判定することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の現金管理装置。
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