JP6438551B2 - 置換アントラニル酸誘導体を製造する方法 - Google Patents

置換アントラニル酸誘導体を製造する方法 Download PDF

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Description

本発明は、式(I)
Figure 0006438551
〔式中、
は、フッ素若しくは塩素で1回若しくは複数回同じように若しくは異なるように置
換されていてもよいC−C−アルキル若しくはC−C10−アリールであるか、又
は、一般式(II)
Figure 0006438551
で表されるヘタリールラジカルであり;
は、好ましくは、C−C−アルキル、C−アリール又は一般式(II)で表
されるヘタリールラジカルであり;
は、さらに好ましくは、C−C−アルキル又は一般式(II)で表されるヘタ
リールラジカルであり;
ここで、上記式(II)において、
は、C−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C−アルコキ
シ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アル
キルスルホニル(ここで、これらは、フッ素又は塩素で1置換されていてもよいか又は同
じように若しくは異なるように多置換されていてもよい)であるか、又は、フッ素、塩素
、シアノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、シクロアルキルアミノ若しくはC−C
−トリアルキルシリルであり;
は、好ましくは、フッ素、塩素又はC−C−アルキルであり;
は、さらに好ましくは、フッ素又は塩素であり;
Zは、CH又はNであり;
Zは、好ましくは、及び、さらに好ましくは、Nであり;
及び、
Yは、水素、フッ素、塩素であるか、又は、フッ素若しくは塩素で1回若しくは複数回
同じように若しくは異なるように置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C
−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C
−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニルであるか、又は、シアノ、ア
ルキルアミノ、ジアルキルアミノ、シクロアルキルアミノ、C−C−トリアルキルシ
リルであるか、又は、一般式(III)
Figure 0006438551
で表されるラジカルであり;
ここで、上記式(III)において、
は、C−C−アルキル(ここで、該アルキルは、ハロゲンで1置換されていて
もよいか又は同じように若しくは異なるように多置換されていてもよい)であり;
は、好ましくは、C−C−ペルフルオロアルキルであり;
は、さらに好ましくは、CF又はCであり;
は、ORラジカル又はNRラジカルであり;
は、好ましくは、及び、さらに好ましくは、ORであり;
は、同様に、好ましくは、及び、さらに好ましくは、NRであり;
ここで、
、R及びRは、それぞれ独立して、水素、C−C−アルキル又はC−C
10−アリールであり;
、R及びRは、好ましくは、それぞれ独立して、水素、C−C−アルキル
又はC−アリールであり;
、R及びRは、さらに好ましくは、それぞれ独立して、水素又はC−C
アルキルであり;
は、水素であるか、又は、フッ素若しくは塩素で1回若しくは複数回同じように若
しくは異なるように置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−アルコキ
シ若しくはC−C−シクロアルキルであり;
は、同様に、ハロゲンであり;
は、好ましくは、C−C−アルキルであり;
は、さらに好ましくは、メチル、エチル又はtert−ブチルであり;
は、同様に、好ましくは、及び、さらに好ましくは、塩素であり;
は、水素、フッ素、塩素、シアノであるか、又は、フッ素若しくは塩素で1回若し
くは複数回同じように若しくは異なるように置換されていてもよいC−C−アルキル
、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィ
ニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−アルキルアミノ、ジ(C−C
−アルキル)アミノ、C−C−シクロアルキルアミノ、(C−C−アルコキシ)
イミノ、(C−C−アルキル)(C−C−アルコキシ)イミノ、SF若しくは
−C−トリアルキルシリルであり;
は、好ましくは、水素、塩素又はシアノであり;
は、さらに好ましくは、塩素又はシアノである〕
で表される置換アントラニル酸誘導体を調製するための新規方法に関し、ここで、該調製
方法は、式(IV)
Figure 0006438551
〔式中、
ラジカル、Rラジカル及びRラジカルは、それぞれ、上記で定義されていると
おりであり;
及び、
Xは、塩素、臭素又はヨウ素であり、好ましくは、臭素又はヨウ素であり、さらに好ま
しくは、臭素である〕
で表される置換アントラニル酸誘導体を、パラジウム触媒の存在下、及び、場合により、
同時にホスフィンリガンドの存在下で、一酸化炭素、及び、一般式(V)
Figure 0006438551
〔式中、Rは、上記で定義されているとおりである〕
で表される化合物、又は、一般式(VI)
Figure 0006438551
〔式中、R及びRは、それぞれ、上記で定義されているとおりである〕
で表される化合物と、反応させることを特徴とする。
一般式(VII)
Figure 0006438551
で表されるアントラニル酸誘導体を所望の反応のためにカルボキシル基を活性化する作用
剤(例えば、塩化チオニル、塩化オキサリル、ホスゲン、メタンスルホニルクロリド又は
トルエンスルホニルクロリド)の存在下で一般式(VIII)
Figure 0006438551
で表されるカルボン酸と反応させることによって式(I)で表される置換アントラニル酸
誘導体を得ることが可能であるということは、文献に既に記載されている(WO 200
3/015519;WO 2003/106427;WO 2004/067528;W
O 2006/062978;WO 2008/010897;WO 2008/070
158;WO 2008/082502;WO 2009/006061;WO 200
9/061991;WO 2009/085816;WO 2009 111553;B
ioorg. & Med. Chem. Lett. 15(2005) 4898−
4906;Bioorg. & Med. Chem. 16(2008) 3163−
3170)。
上記既知反応は、以下の反応スキーム(ここで、R、R、R、R及びRは、
例えば、上記で与えられている定義を有する)によって、示すことができる:
(a)R=OR(ここで、Rは、H又はNRではない)
Figure 0006438551
(b)R=OR(ここで、R=H)
Figure 0006438551
式(I)で表される置換アントラニル酸誘導体を調製するための上記既知方法では、一
般式(VII)で表される対応する置換アントラニル酸誘導体を入手できることが必要で
ある。一般式(VII)で表されるこれらの置換アントラニル酸誘導体は、既知であるか
、又は、既知有機化学的方法によって調製することができる。しかしながら、一般式(V
II)で表されるこれらの置換アントラニル酸誘導体の一部は、複雑な方法で、多段階で
且つ高コストでのみ、調製することが可能である。このことは、避けることのできない収
率損失の結果として、最終生成物に関する不経済な高コストをもたらし得る。.
式(I)で表される置換アントラニル酸誘導体は、既知殺虫抗力を有する化合物として
、高い関心が持たれている(例えば、以下のものを参照されたい:Bioorg. &
Med. Chem. Lett. 15(2005) 4898−4906;Bior
g. & Med. Chem. 16(2008) 3163−3170)。さらに、
一般式(IX)で表される置換アントラニル酸誘導体をパラジウム触媒、リガンド、第1
級アミン及び塩基の存在下で一酸化炭素と反応させることによって一般式(VII)で表
される置換アントラニル酸誘導体を得ることができるということも、既に知られている(
WO 2012/103436)。しかしながら、一般式(IV)で表されるアントラニ
ル酸アミドを対応して使用することが可能であるということは、知られていない。
国際特許出願公開第2003/015519号 国際特許出願公開第2003/106427号 国際特許出願公開第2004/067528号 国際特許出願公開第2006/062978号 国際特許出願公開第2008/010897号 国際特許出願公開第2008/070158号 国際特許出願公開第2008/082502号 国際特許出願公開第2009/006061号 国際特許出願公開第2009/061991号 国際特許出願公開第2009/085816号 国際特許出願公開第2009 111553号 国際特許出願公開第2012/103436号
Bioorg. & Med. Chem. Lett. 15(2005) 4898−4906 Bioorg. & Med. Chem. 16(2008) 3163−3170
従って、本発明の目的は、式(I)で表される置換アントラニル酸誘導体を調製するた
めの、より経済的に実行可能な新規方法を提供することである。
上記目的は、本発明に従って、一般式(I)で表されるアントラニル酸誘導体を調製す
る方法によって達成され、ここで、該調製方法は、一般式(IX)
Figure 0006438551
〔式中、X、R及びRは、それぞれ、上記で定義されているとおりである〕
で表される置換アントラニル酸誘導体を一般式(VIII)で表される酸と反応させて、
式(IV)
Figure 0006438551
で表される置換アントラニル酸誘導体を生成させ、及び、次いで、その後者を、パラジウ
ム触媒の存在下、及び、場合により、同時にホスフィンリガンドの存在下で、一酸化炭素
、及び、一般式(V)
Figure 0006438551
〔式中、Rは、上記で定義されているとおりである〕
で表される化合物、又は、一般式(VI)
Figure 0006438551
〔式中、R及びRは、それぞれ、上記で定義されているとおりである〕
で表される化合物と反応させて、一般式(I)で表される置換アントラニル酸誘導体を生
成させることを特徴とする。
本発明による調製方法は、下記スキームによって例証することができる:
Figure 0006438551
本発明は、さらに、一般式(IV)
Figure 0006438551
〔式中、Rラジカル、Rラジカル、Rラジカル及びXラジカルは、それぞれ、上記
で定義されているとおりである〕
で表される新規化合物も提供する。
好ましいのは、一般式(IV)〔式中、
は、フッ素若しくは塩素で1回若しくは複数回同じように若しくは異なるように置
換されていてもよいC−C−アルキル若しくはC−C10−アリールであるか、又
は、一般式(II)
Figure 0006438551
で表されるヘタリールラジカルであり;
ここで、上記式(II)において、
は、フッ素若しくは塩素で1回若しくは複数回同じように若しくは異なるように置
換されていてもよいC−C−アルキル、C−C−シクロアルキル、C−C
アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C
−アルキルスルホニルであるか、又は、フッ素、塩素、シアノ、アルキルアミノ、ジア
ルキルアミノ、シクロアルキルアミノ若しくはC−C−トリアルキルシリルであり、
好ましくは、フッ素、塩素又はC−C−アルキルであり、さらに好ましくは、フッ素
又は塩素であり;
Zは、CH又はNであり、好ましくは、Nであり;
及び、
Yは、水素、フッ素、塩素であるか、又は、フッ素若しくは塩素で1回若しくは複数回
同じように若しくは異なるように置換されていてもよいC−C−アルキル、C−C
−シクロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C
−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニルであるか、又は、シアノ、ア
ルキルアミノ、ジアルキルアミノ、シクロアルキルアミノ、C−C−トリアルキルシ
リルであるか、又は、一般式(III)
Figure 0006438551
で表されるラジカルであり;
ここで、上記式(III)中、
は、C−C−アルキル(ここで、該アルキルは、ハロゲンで1置換されていて
もよいか又は同じように若しくは異なるように多置換されていてもよい)であり;
は、好ましくは、C−C−ペルフルオロアルキルであり;
は、さらに好ましくは、CF又はCであり;
は、塩素であり;
は、さらに、メチルであり;
は、塩素又はシアノであり;
及び、
Xは、臭素又はヨウ素である〕
で表される化合物である。
特に好ましいのは、一般式(IV)〔式中、
は、一般式(II)
Figure 0006438551
で表されるヘタリールラジカルであり;
ここで、上記式(II)において、
は、フッ素又は塩素であり;
Zは、Nであり;
及び、
Yは、水素、フッ素、塩素であるか、又は、一般式(III)
Figure 0006438551
で表されるラジカルであり;
ここで、上記式(III)において、
は、CF又はCであり;
は、メチルであり;
は、塩素又はシアノであり;
及び、
Xは、臭素である〕
で表される化合物である。
一般式(IV)で表される特に好ましい化合物の例としては、以下のものを挙げること
ができる:
N−(2−ブロモ−4−シアノ−6−メチルフェニル)−1−(3−クロロピリジン−
2−イル)−3−{[5−(トリフルオロメチル)−2H−テトラゾール−2−イル]メ
チル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド;
N−(2−ブロモ−4−クロロ−6−メチルフェニル)−1−(3−クロロピリジン−
2−イル)−3−{[5−(ペンタフルオロエチル)−2H−テトラゾール−2−イル]
メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド。
一般的な定義
1個以上のフッ素原子又は塩素原子で置換されているアルキル基(=フルオロアルキル
基又はクロロアルキル基)は、例えば、トリフルオロメチル(CF)、ジフルオロメチ
ル(CHF)、CCl、CFCl、CFCH、ClCH、CFCCl
ら選択される。
アルキル基は、本発明に関連して、異なって定義されていない限り、直鎖又は分枝鎖の
ヒドロカルビル基である。
アルキルとC−C12−アルキルの定義には、例えば、メチル、エチル、n−プロピ
ル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル、n−ペンチ
ル、n−ヘキシル、1,3−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、n−ヘプチル、
n−ノニル、n−デシル、n−ウンデシル、n−ドデシルの意味が包含される。
シクロアルキル基は、本発明に関連して、異なって定義されていない限り、環状の飽和
ヒドロカルビル基である。
アリールラジカルは、本発明に関連して、異なって定義されていない限り、芳香族ヒド
ロカルビルラジカル(ここで、該芳香族ヒドロカルビルラジカルは、O、N、P及びSか
ら選択される1個、2個又はそれ以上のヘテロ原子を有することができ、並びに、さらな
る基で置換され得る)である。
アリールアルキル基及びアリールアルコキシ基は、本発明に関連して、異なって定義さ
れていない限り、アリール基で置換されていて且つアルキレン鎖を有し得る、それぞれ、
アルキル基及びアルコキシ基である。特に、アリールアルキルの定義には、例えば、ベン
ジル及びフェニルエチルの意味が包含され、並びに、アリールアルコキシの定義には、例
えば、ベンジルオキシの意味が包含される。
アルキルアリール基(アルカリール基)及びアルキルアリールオキシ基は、本発明に関
連して、異なって定義されていない限り、アルキル基で置換されていて且つC1−8−ア
ルキレン鎖を有することができ且つアリール骨格内又はアリールオキシ骨格内にO、N、
P及びSから選択される1個以上のヘテロ原子を有し得る、それぞれ、アリール基及びア
リールオキシ基である。
段階1
式(IV)で表されるアントラニル酸誘導体は、以下のように調製することができる:
Figure 0006438551
上記反応は、縮合剤の存在下で実施する。この目的に適している作用剤は、そのような
カップリング反応に関して慣習的な全ての作用剤である。その例としては、以下のものを
挙げることができる:酸ハロゲン化物形成物質、例えば、ホスゲン、三臭化リン、三塩化
リン、五塩化リン、オキシ塩化リン、塩化オキサリル又は塩化チオニル;無水物形成物質
、例えば、クロロギ酸エチル、クロロギ酸メチル、クロロギ酸イソプロピル、クロロギ酸
イソブチル又はメタンスルホニルクロリド;カルボジイミド類、例えば、N,N’−ジシ
クロヘキシルカルボジイミド(DCC);又は、別の慣習的な縮合剤、例えば、五酸化リ
ン、ポリリン酸、1,1’−カルボニルジイミダゾール、2−エトキシ−N−エトキシカ
ルボニル−1,2−ジヒドロキノリン(EEDQ)、トリフェニルホスフィン/四塩化炭
素、ブロモトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート、ビス(2−オキソ
−3−オキサゾリジニル)ホスフィンクロリド若しくはベンゾトリアゾール−1−イルオ
キシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート。さらに、ポリ
マー担持試薬(例えば、ポリマー結合シクロヘキシルカルボジイミド)も使用することが
できる。
好ましいのは、ホスゲン、塩化メシル及び塩化チオニルである。
調製方法段階1は、そのような反応に関して慣習的な不活性有機希釈剤の存在下で実施
することができる。そのようなものとしては、好ましくは、以下のものを挙げることがで
きる:脂肪族、脂環式又は芳香族の炭化水素類、例えば、石油エーテル、ヘキサン、ヘプ
タン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン又はデカ
リン;ハロゲン化炭化水素類、例えば、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジクロロメ
タン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン又はトリクロロエタン;エーテル類、
例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル
、メチルtert−アミルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメト
キシエタン、1,2−ジエトキシエタン又はアニソール;ケトン類、例えば、アセトン、
ブタノン、メチルイソブチルケトン又はシクロヘキサノン;ニトリル類、例えば、アセト
ニトリル、プロピオニトリル、n−ブチロニトリル、イソブチロニトリル又はベンゾニト
リル;アミド類、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミ
ド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリドン又はヘキサメチルリン酸トリアミ
ド;又は、それらの混合物。
調製方法段階1は、一般に、塩基の存在下で実施する。
適切な塩基は、アルカリ金属水酸化物、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム又
は水酸化カリウム、炭酸アルカリ金属塩、例えば、NaCO、KCO、及び、酢
酸アルカリ金属塩、例えば、NaOAc、KOAc、LiOAc、及び、さらに、アルカ
リ金属アルコキシド、例えば、NaOMe、NaOEt、NaOt−Bu、KOt−Bu
である。同様に、適切な塩基は、有機塩基、例えば、トリアルキルアミン類、アルキルピ
リジン類、ホスファゼン類及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン(DB
U)である。好ましいのは、有機塩基、例えば、ピリジン類、アルキルピリジン類、例え
ば、2,6−ジメチルピリジン、2−メチル−5−エチルピリジン又は2,3−ジメチル
ピリジンである。
本発明の調製方法段階1は、好ましくは、20℃〜+100℃の温度範囲内で実施し、
さらに好ましくは、30℃〜+80℃の温度で実施し、さらに好ましくは、30℃〜60
℃の温度で実施する。
本発明の調製方法段階1は、一般に、標準圧力下で実施する。しかしながら、代替的に
、オートフレーブ内で高圧下で又は減圧下で実施することも可能である。
その反応時間は、バッチサイズ及び温度に応じて、1時間〜数時間の範囲内で選択し得
る。
調製方法段階1は、場合により、触媒の存在下で実施することができる。その例として
は、4−ジメチルアミノピリジン又は1−ヒドロキシベンゾトリアゾールなどを挙げるこ
とができる。
段階2
一般式(I)で表される置換アントラニル酸誘導体は、以下のように、調製方法段階2
に従って調製することができる。
Figure 0006438551
上記反応は、パラジウム触媒の存在下で実施する。本発明による調製方法において使用
するパラジウム触媒は、パラジウム(II)塩、例えば、塩化パラジウム、臭化パラジウ
ム、ヨウ化パラジウム、酢酸パラジウム若しくはパラジウムアセチルアセトネート〔これ
らは、場合により、さらなるリガンド(例えば、アルキルニトリル類)によって安定化さ
せることができる〕、又は、Pd(0)種、例えば、活性炭担持パラジウム、Pd(PP
、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム若しくはトリス(ジベンジリデン
アセトン)ジパラジウムである。好ましいのは、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジ
ウム、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム、塩化パラジウム、臭化パラジウ
ム及び酢酸パラジウムであり;特に好ましいのは、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラ
ジウム、塩化パラジウム及び酢酸パラジウムである。
本発明による調製方法において使用するパラジウム触媒の量は、使用する一般式(IV
)で表される置換アントラニル酸誘導体に基づいて、0.001〜20モルパーセントで
ある。好ましくは、0.005〜10モルパーセントを使用し、さらに好ましくは、0.
01〜5モルパーセントを使用する。
本発明による調製方法において使用するホスフィンリガンドは、一般式(X)
Figure 0006438551
〔式中、R10ラジカル、R11ラジカル及びR12ラジカルは、それぞれ独立して、水
素、直鎖若しくは分枝鎖のC−C−アルキル、ビニル、アリール又はヘテロアリール
(ここで、該ヘテロアリールは、ピリジン、ピリミジン、ピロール、チオフェン及びフラ
ンの群から選択される)であり、ここで、これらは、直鎖若しくは分枝鎖のC−C
アルキル又はC−C10−アリール、直鎖若しくは分枝鎖のC−C−アルキルオキ
シ又はC−C10−アリールオキシ、直鎖若しくは分枝鎖のハロゲン化C−C−ア
ルキル又はハロゲン化C−C10−アリール、C−C10−アリールオキシカルボニ
ル、直鎖若しくは分枝鎖のC−C−アルキルアミノ、直鎖若しくは分枝鎖のC−C
−ジアルキルアミノ、C−C−アリールアミノ、C−C−ジアリールアミノ、
ヒドロキシル、カルボキシル、シアノ及びハロゲン(例えば、フッ素又は塩素)からなる
群から選択されるさらなる置換基で置換され得る〕
で表されるリガンドである。
有用なさらなるホスフィンリガンドとしては、キレートビスホスフィン類などがある。
その例としては、1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン、1,2−ビス(ジフェ
ニルホスフィノ)プロパン、1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン、2,2’−
ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル及び1,1’−ビス(ジフェニル
ホスフィノ)フェロセンなどを挙げることができる。
好ましいホスフィンリガンドは、トリアルキルホスフィン類、例えば、トリ−tert
−ブチルホスフィン及びトリアダマンチルホスフィン、並びに、さらに、トリアリールホ
スフィン類、例えば、トリフェニルホスフィン、トリ(オルト−トリル)ホスフィン又は
トリ(パラ−メトキシフェニル)ホスフィンである。特に好ましいのは、トリフェニルホ
スフィンである。
上記に代わるものとして、上記リガンドから1以上の調製方法段階で得られた確定した
パラジウム錯体を使用することも可能である。
本発明による調製方法においては、使用するパラジウムの量に基づいて、1〜20モル
当量のホスフィンを使用する。好ましくは、2〜15モル当量のホスフィンを使用する。
本発明による調製方法の調製方法段階2は、一酸化炭素(CO)の存在下で実施する。
一酸化炭素は、典型的には、気体形態で導入し、そして、該反応は、通常、オートフレー
ブ内で実施する。慣習的には、0.1〜50バールのCO圧で、好ましくは、1〜25バ
ールで、実施する。
代替的に、該一酸化炭素を適切な金属カルボニル錯体(例えば、ジコバルトオクタカル
ボニル又はモリブデンヘキサカルボニル)の形態で導入することも、原理上は可能である
。好ましくは、気体状の一酸化炭素を用いて実施する。
調製方法段階2は、一般に、塩基の存在下で実施する。適切な塩基は、有機塩基、例え
ば、トリアルキルアミン類、アルキルピリジン類、ホスファゼン類及び1,8−ジアザビ
シクロ[5.4.0]ウンデセン(DBU)などである。好ましいのは、有機塩基、例え
ば、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチル
アミン、ピリジン、アルキルピリジン類、例えば、2,6−ジメチルピリジン、2−メチ
ル−5−エチルピリジン又は2,3−ジメチルピリジンなどである。
一般式(I)で表される置換アントラニル酸誘導体を調製するのに必要とされる一般式
(V)又は一般式(VI)で表される化合物は、一般式(IV)で表される置換アントラ
ニル酸誘導体に基づいて、典型的には、過剰量で使用する。一般式(V)又は一般式(V
I)で表される化合物は、同時に溶媒としても役に立つ様な量で、使用することも可能で
ある。
調製実施例
下記調製実施例によって、本発明について例証するが、該調製実施例は、本発明を限定
するものではない。
実施例1
2−アセトアミド−5−シアノ−3−メチル安息香酸
Figure 0006438551
30mL容オートクレーブの中で、保護ガスとしての窒素下、2.54g[10mmo
l]のN−(2−ブロモ−4−シアン−6−メチルフェニル)アセトアミドと3.89g
[21mmol]のトリ−n−ブチルアミンと0.131g[0.5mmol]のトリフ
ェニルホスフィンと0.035g[0.05mmol]のビス(トリフェニルホスフィン
)パラジウム(II)クロリドと2gの水を合する。密閉した後、そのオートクレーブに
一酸化炭素をパージし、110℃まで加熱し、そして、10バールの一酸化炭素圧を維持
する。18時間経過した後、その混合物を室温まで冷却し、オートクレーブを減圧し、そ
の反応混合物を塩化メチレンと一緒に撹拌し、ケイ藻土で濾過する。その濾液を、最初に
希塩酸で洗浄し、次いで、水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下で濃縮する。こ
れにより、1.14gの標題化合物が得られる。
LC/MS:m/e=219(MH);
GC/MS(sil.):m/e=362(M、2×sil.、10%)、347(M
−15、2×sil.、45%)。
実施例2
N−(2−ブロモ−4−シアノ−6−メチルフェニル)−1−(3−クロロピリジン−
2−イル)−3−{[5−(トリフルオロメチル)−2H−テトラゾール−2−イル]メ
チル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド
Figure 0006438551
3.74gの1−(3−クロロピリジン−2−イル)−3−{[5−(トリフルオロメ
チル)−2H−テトラゾール−2−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボン酸
を20mLのアセトニトリルに溶解させた溶液に、1.86gの3−メチルピリジンを添
加する。次いで、0℃で、1.37gのメタンスルホニルクロリドを滴下して加える。0
℃で30分間経過した後、得られた赤い色の溶液を、2.11gの4−アミノ−3−ブロ
モ−5−メチルベンゾニトリルと1.12gの3−メチルピリジンを20mLのアセトニ
トリルに溶解させた溶液に、ゆっくりと滴下して加える。その反応混合物を室温で1時間
撹拌し、及び、40℃で1時間撹拌し、そして、室温まで冷却し、それに、水及び塩化メ
チレンを加える。その有機相を取り除き、希塩酸で洗浄し、脱水し、濃縮する。得られた
粗製生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(シクロヘキサン/酢酸エチル)で精製する
。これにより、1.30gの標題化合物が薄いベージュ色の固体として得られる。
LC/MS:m/e=566(MH79Br、及び、35Cl))。
実施例3
2−({[1−(3−クロロピリジン−2−イル)−3−{[5−(トリフルオロメチ
ル)−2H−テトラゾール−2−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−イル]カルボ
ニル}アミノ)−5−シアノ−3−メチル安息香酸メチル
Figure 0006438551
30mL容オートクレーブの中で、保護ガスとしての窒素下、0.567gのN−(2
−ブロモ−4−シアノ−6−メチルフェニル)−1−(3−クロロピリジン−2−イル)
−3−{[5−(トリフルオロメチル)−2H−テトラゾール−2−イル]メチル}−1
H−ピラゾール−5−カルボキサミドと0.463gのトリ−n−ブチルアミンと0.0
66gのトリフェニルホスフィンと0.035gのビス(トリフェニルホスフィン)パラ
ジウム(II)クロリドと10mLのメタノールを合する。密閉した後、そのオートクレ
ーブに一酸化炭素をパージし、110℃まで加熱し、そして、10バールの一酸化炭素圧
を維持する。18時間経過した後、その混合物を室温まで冷却し、オートクレーブを減圧
し、その反応混合物を塩化メチレンと一緒に撹拌し、ケイ藻土で濾過する。その濾液を、
最初に希塩酸で洗浄し、次いで、水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下で濃縮す
る。これにより、0.49gの標題化合物が得られる。
LC/MS:m/e=546(MH35Cl))。
実施例4
1−(3−クロロピリジン−2−イル)−N−[4−シアノ−2−(ジメチルカルバモ
イル)−6−メチルフェニル]−3−{[5−(トリフルオロメチル)−2H−テトラゾ
ール−2−イル]メチル}−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド
Figure 0006438551
30mL容オートクレーブの中で、保護ガスとしての窒素下、0.567gのN−(2
−ブロモ−4−シアノ−6−メチルフェニル)−1−(3−クロロピリジン−2−イル)
−3−{[5−(トリフルオロメチル)−2H−テトラゾール−2−イル]メチル}−1
H−ピラゾール−5−カルボキサミドと0.463gのトリ−n−ブチルアミンと0.0
66gのトリフェニルホスフィンと0.035gのビス(トリフェニルホスフィン)パラ
ジウム(II)クロリドと2mLのジメチルアミンを合する。密閉した後、そのオートク
レーブに一酸化炭素をパージし、110℃まで加熱し、そして、10バールの一酸化炭素
圧を維持する。18時間経過した後、その混合物を室温まで冷却し、オートクレーブを減
圧し、その反応混合物を塩化メチレンと一緒に撹拌し、ケイ藻土で濾過する。その濾液を
、最初に希塩酸で洗浄し、次いで、水で洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下で濃縮
する。これにより、0.475gの標題化合物が得られる。
LC/MS:m/e=559(MH35Cl))。

Claims (3)

  1. 一般式(IV)
    Figure 0006438551

    〔式中、
    は、一般式(II)
    Figure 0006438551

    で表されるヘタリールラジカルであり;
    ここで、上記式(II)において、
    は、ッ素又は塩素であり;
    Zは、CH又はNであり;
    及び、
    Yは、一般式(III)
    Figure 0006438551

    で表されるラジカルであり;
    ここで、上記式(III)において、
    は、C−Cパーフルオロアルキルであり;
    は、 −C−アルキルであり;
    は、アノであり;
    Xは、塩素、臭素又はヨウ素である〕
    で表される化合物。
  2. が、メチであり;
    及び、
    Xが、臭素又はヨウ素である;
    請求項1に記載の一般式(IV)で表される化合物。
  3. Zが、Nであり;
    が、CF又はCであり;
    が、メチルであり;
    及び、
    Xが、臭素である;
    請求項1及び2のいずれかに記載の一般式(IV)で表される化合物。
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