JP6436623B2 - 首掛け景品、首掛け景品付き容器、及び吊り下げ具 - Google Patents

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Description

本発明は、首掛け景品、首掛け景品付き容器、及び吊り下げ具に関する。
従来、ボトル状の商品の販売促進を目的として、首掛け景品を商品の首部に掛けて、首掛け景品を物品と共に頒布することが行われている。首掛け景品は、試供品(例えば、食品、化粧品、医薬部外品、洗剤)や玩具といった物品が、袋等に収納されたものである。なお、上記のような試供品を景品とする場合、商品の販売促進に加えて、試供品の宣伝広告も行える。
特許文献1は、上記のような販売促進を目的として、首掛け景品用の収納具の一例を開示している。特許文献1の収納具は、物品を収納する袋状収納部と、当該袋状収納部とは別体の間隔片とを備える。間隔片の一端側には、ボトル類の首部が挿通される貫通孔が形成されている。間隔片の他端側には、接着部が設けられている。袋状収納部の中央部分には、袋側接着部が設けられている。間隔片の接着部は、袋側接着部と接着されている。
特許第4169258号公報
しかしながら、特許文献1に記載の収納具を用いて景品を商品の首部に掛けた場合、首掛け景品付き容器の箱への出し入れの際や、首掛け景品付き容器の搬送の際に、首掛け景品が商品から脱落する虞があった。このような脱落が生ずると、首掛け景品を再び商品に取り付ける手間が生じ、作業効率が低下してしまう。
そのため、本発明の目的は、容器からの脱落を抑制することが可能な首掛け景品、首掛け景品付き容器、及び吊り下げ具を提供することにある。
本発明の一つの観点に係る首掛け景品は、容器の首部に掛けるためにシート状の吊り下げ具が景品に取り付けられた首掛け景品であって、吊り下げ具は、フィルムの表面に粘着層が配置された粘着フィルムと、粘着層の一端側の一の領域を覆わないように粘着層の他の領域に貼り付けられた補強層とを備え、吊り下げ具には、容器の首部が挿通される貫通孔が粘着フィルム及び補強層を貫通するように形成され、粘着層の一の領域は景品の外表面に貼り付けられている。
本発明の一つの観点に係る首掛け景品では、吊り下げ具のうち粘着層の一の領域に対応する第1の部分が、粘着層及びフィルムの2層で構成されている。そのため、当該第1の部分は柔軟性を有している。これに対し、吊り下げ具のうち粘着層の他の領域に対応する第2の部分が粘着層、フィルム及び補強層の3層で構成されている。そのため、当該第2の部分は比較的高い剛性を有している。すなわち、第1の部分と第2の部分との境界部分において比較的大きな可撓性が得られる。従って、吊り下げ具の自由端をなす第2の部分が景品から離れるように吊り下げ具が曲げられると、第2の部分が景品側に近づこうとする復元力が、第1の部分と第2の部分との間の境界部分を支点として生ずる。その結果、本発明の一つの観点に係る首掛け景品を容器に取り付けると、第2の部分が景品に対して起立した起立状態となるため、第2の部分に生じた復元力によって首掛け景品が容器に当接した状態が保たれる。以上より、容器から首掛け景品が脱落することを抑制できる。
加えて、首掛け景品を容器に取り付ける際に、吊り下げ具の自由端をなす第2の部分の先端を容器の頭部に当接させた状態で首掛け景品を下方に移動させると、上記の復元力により、当接が保たれたまま第2の部分が起立状態に近づく。そのため、首掛け景品を下方に移動させるだけで、貫通孔が自然に首部に挿通される。その結果、首掛け景品を容易に容器に取り付けることが可能となる。
補強層の厚さは粘着フィルムの厚さ以上であってもよい。この場合、吊り下げ具のうち粘着層の他の領域に対応する第2の部分の剛性が、より高まる。そのため、上記の復元力がより大きくなる。従って、容器から首掛け景品が脱落することをより抑制できると共に、首掛け景品をより容易に容器に取り付けることができる。
補強層が貼り付けられた粘着層の他の領域と、粘着層の一の領域との境界線は、吊り下げ具の厚さ方向から見て、吊り下げ具の幅方向にわたって直線状又は凹凸を有する非直線状に延びていてもよい。境界線が直線状である場合には、吊り下げ具をより容易に製造できる。一方、境界線が凹凸を有する非直線状である場合には、第2の部分が景品に対して起立した起立状態においても、粘着層のうち境界線によって凸状を呈する部分が景品に付着した状態が保たれやすい。そのため、第2の部分が景品側に近づこうとする復元力がより大きくなる。そのため、容器から首掛け景品が脱落することをさらに抑制できると共に、首掛け景品をさらに容易に容器に取り付けることができる。
粘着フィルムは透明であってもよい。この場合、吊り下げ具が取り付けられた後であっても、景品の外装が見えやすくなる。
景品の外表面に貼り付けられた吊り下げ具が景品に近接した伏臥状態において、吊り下げ具の自由端部分の先端が景品と重なり合わないように、吊り下げ具が景品に取り付けられていてもよい。この場合、首掛け景品を容器に取り付ける際に、吊り下げ具の自由端をなす第2の部分の先端を容器の頭部に当接させやすくなる。そのため、首掛け景品の容器への取り付けがより簡便に行える。
吊り下げ具の幅は景品の幅よりも小さくてもよい。この場合、粘着層の一の領域の全部が景品に貼り付くので、粘着層が景品以外に貼り付いてしまう虞がほとんどない。また、首掛け景品の全体としての大きさが小さくなるので、より多くの首掛け景品を箱等に効率的に収容できる。その結果、運送効率を高めることができる。
景品の中央部は周縁よりも厚さ方向に膨らんでいてもよい。この場合、景品に取り付けられた吊り下げ具は、景品の外形に沿って湾曲する。そのため、第2の部分が景品側に近づこうとする復元力がより大きくなるので、容器からの脱落をより抑制できる。
袋状体の周縁には、袋状体の開封を補助するための切欠きが形成されており、切欠きの延長線上に粘着層が重ならないように、吊り下げ具が景品に取り付けられていてもよい。この場合、吊り下げ具を景品から取り除かなくても、景品の袋状体内に収納された物品を取り出すことができる。
本発明の他の観点に係る首掛け景品付き容器は、本体部と、本体部よりも細く且つ先端部に注ぎ口が形成された首部とを有する首掛け景品付き容器であって、粘着フィルムが注ぎ口側で且つ補強層が本体部側に位置するように、上記のいずれかの首掛け景品が首部に掛けられている。
本発明の他の観点に係る吊り下げ具は、容器の首部に景品を掛けるためのシート状の吊り下げ具であって、フィルムの表面に粘着層が配置された粘着フィルムと、粘着層の一端側の一の領域を覆わないように粘着層の他の領域に貼り付けられた補強層とを備え、粘着フィルム及び補強層には、容器の首部が挿通される貫通孔がこれらを貫通するように形成されている。
本発明によれば、容器からの脱落を抑制することが可能な首掛け景品、首掛け景品付き容器、及び吊り下げ具を提供できる。
図1は、本実施形態に係る首掛け景品付き容器を示す斜視図である。 図2は、図1のうち首掛け景品を主に示す側面図である。 図3は、首掛け景品を示す正面図である。 図4は、吊り下げ具を示す図である。 図5は、首掛け景品を容器の首部に取り付ける様子を説明するための図である。 図6は、従来の首掛け景品と本実施形態に係る首掛け景品との相違を説明するための図である。 図7は、吊り下げ具の他の例を示す図である。
本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、以下の本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明を以下の内容に限定する趣旨ではない。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
本実施形態に係る首掛け景品付き容器1は、図1及び図2に示されるように、容器10と、首掛け景品20とを備える。容器10は、内部に液体等の商品(例えば、飲料、洗剤、調味料)を貯留可能な本体部10aと、本体部10aよりも細く且つ本体部10aの端部から一体的に延びる首部10bと、首部10bの先端に形成された注ぎ口10cと、首部10bに着脱可能な蓋部10dとを有する。蓋部10dが首部10bに装着された状態では、注ぎ口10cは蓋部10dによって閉塞され、本体部10a内の商品が注ぎ口10cから外部に漏出することが防がれる。
首掛け景品20は、図1〜図3に示されるように、景品30と、吊り下げ具40とを有する。より詳しくは、首掛け景品20は、景品30の外表面に吊り下げ具40が取り付けられた(貼り付けられた)ものである。詳しくは後述するが、首掛け景品20は、吊り下げ具40を介して容器10の首部10bに取り付けられている。このような首掛け景品20は、容器10内の商品の販売促進を目的として、容器10の首部10bに掛けて頒布される。また、景品30が試供品の場合、商品の販売促進に加えて、試供品の宣伝広告も行える。
景品30は、袋状体32と、袋状体32内に収納された物品34とを含む。袋状体32は、本実施形態において略平坦な矩形状を呈する。袋状体32の材質としては、プラスチック、アルミ箔、アルミ蒸着フィルムを例示することができる。物品34としては、ウエットシート(例えば、化粧用シート、清拭シート)、ドライの不織布シート(例えば、メガネ拭き、クリーナー)、試供品(例えば、食品、化粧品、医薬部外品、洗剤)や玩具(例えば、カード、立体的な人形)を例示することができる。そのため、物品34が袋状体32内に収納されていると、景品30の中央部が、周縁部よりも厚さ方向に膨らんだ状態となる。
袋状体32の周縁には、図1及び図3に示されるように、袋状体32の開封を補助するための切欠き32aが形成されていてもよい。本実施形態では、切欠き32aは、袋状体32の各長辺にそれぞれ形成されている。各切欠き32aは共に、袋状体32の一方の短辺寄りに位置している。袋状体32の当該一方の短辺から各切欠き32aまでの距離は、共に略等しくなるよう設定されている。
吊り下げ具40は、図2及び図4に示されるように、シート状を呈している。具体的には、吊り下げ具40は、粘着フィルム42と、補強層48とを有する。粘着フィルム42の一端側は半円状を呈しており、粘着フィルム42の他端側は矩形状を呈している。すなわち、粘着フィルム42は、一端側が丸みを帯びたいわゆる舌片形状を呈している。
粘着フィルム42は、透明なフィルム44と、フィルム44の表面全体に配置された透明な粘着層46とを含む。そのため、粘着フィルム42は、全体として透明である。フィルム44は、プラスチックフィルムであると好ましい。具体的には、フィルム44として例えば、PETフィルムや、ポリプロピレン(PP)フィルムや、塩化ビニル(PVC)フィルムが挙げられる。フィルム44の厚さは、例えば16μm〜100μm程度に設定してもよいし、例えば50μm程度に設定してもよい。粘着層46は、接着剤により形成されていると好ましい。具体的には、粘着層46を形成する接着剤として例えば、アクリル樹脂系接着剤、ゴム系接着剤、ウレタン系接着剤、シリコーン系接着剤が挙げられる。粘着層46の厚さは、例えば10μm〜40μm程度に設定してもよいし、例えば20μm程度に設定してもよい。
補強層48は、粘着フィルム42(粘着層46)の一端側(半円状側)の領域A1に貼り付けられている。すなわち、補強層48は、粘着フィルム42(粘着層46)の他端側(矩形状側)の領域A2には貼り付けられていない。従って、領域A1においては粘着層46が補強層48によって覆われて外部に露出しておらず、領域A2においては粘着層46が補強層48によって覆われておらず外部に露出している。補強層48は、粘着フィルム42よりも高い剛性を有してもよい。補強層48の厚さは、特に限定されないが、粘着フィルム42の厚さ以上であってもよく、この場合には例えば80μm程度に設定してもよい。このような補強層48の材料としては、紙(例えばコート紙)やフィルム材(例えば、合成紙、PETフィルム、PPフィルム)が好ましい。
粘着フィルム42のうち領域A1に相当する部分には、図1〜図4に示されるように、貫通孔40aが形成されている。すなわち、貫通孔40aは、粘着フィルム42(フィルム44及び粘着層46)と補強層48とを貫通している。貫通孔40aの大きさは、首部10b及び蓋部10dよりも大きく、且つ、本体部10aの大きさよりも小さい。そのため、図1及び図2に示されるように、首部10b及び蓋部10dが貫通孔40a内に挿通された場合、首掛け景品20が容器10の首部10bに取り付けられる。換言すれば、景品30が吊り下げ具40を介して容器10の首部10bに取り付けられる。
本実施形態において、粘着層46のうち補強層48が貼り付けられた領域A1と、粘着層46のうち補強層48が貼り付けられていない領域A2との境界線Lは、吊り下げ具40の厚さ方向から見て、吊り下げ具40の幅方向にわたって凹凸を有する非直線状に延びている。具体的には、図4(a)に示されるように、境界線Lは、円弧が180°ずつ反転しながら連なった正弦波状を呈している。なお、吊り下げ具40が景品30に貼り付けられる前には、粘着層46を保護する目的で、粘着層46のうち補強層48が貼り付けられていない領域A2に剥離シートRが取り付けられている(図4(b)参照)。
吊り下げ具40の幅は、図3に示されるように、景品30の幅よりも狭くなるように設定されている。同図に示されるように、切欠き32aの延長線上(本実施形態では、各切欠き32aを結ぶ直線上)と粘着層46の領域A2とが重なり合わないように、吊り下げ具40が景品30に貼り付けられている。同図に示されるように、吊り下げ具40全体が景品30に近接した伏臥状態において、吊り下げ具40の自由端部分(粘着層46のうち補強層48が貼り付けられた領域A1の先端部分)が景品30と重なり合っていない。一方で、同図に示されるように、吊り下げ具40全体が景品30に近接した伏臥状態において、吊り下げ具40の当該自由端部分以外の部分は景品30と重なり合っている。
続いて、首掛け景品20を容器10に取り付けて首掛け景品付き容器1を製造する方法について説明する。まず、吊り下げ具40の粘着層46から剥離シートRを剥がした後に、粘着層46のうち領域A2を景品30の外表面に貼り付ける。これにより、吊り下げ具40が景品30に取り付けられ(貼り付けられ)、首掛け景品20が得られる。なお、剥離シートRを剥がす工程は、手作業で行ってもよいし、機械を用いて自動化してもよい。
続いて、図5に示されるように、吊り下げ具40の自由端部分の先端を容器10の蓋部10dに当接させたまま、首掛け景品20を下方に移動させる。すると、吊り下げ具40の自由端部分(領域A1の部分)が、次第に景品30に対して起立した起立状態となる(図5(b)参照)。吊り下げ具40の自由端部分が景品30(吊り下げ具40の領域A2の部分)に対して直交する程度まで起立すると、貫通孔40aが首部10b及び蓋部10dに向かい合う。その結果、貫通孔40aが首部10b及び蓋部10dに挿通され、首掛け景品20が容器10の首部10bに取り付けられ、首掛け景品付き容器1が完成する。首掛け景品付き容器1の完成状態においては、図1に示されるように、粘着フィルム42が注ぎ口10c側で且つ補強層48が本体部10a側に位置する。
ここで、図6(a)(b)に、特許文献1に記載されたような首掛け景品用の収納具100を示す。当該収納具100においては、袋状収納部116a内に物品116bが収納された景品116と間隔片112とが接着部114によって接続されている。そのため、貫通孔112aを容器10の首部10bに挿通して、間隔片112を介して景品116を容器10に取り付けると(図6(b)参照)、間隔片112が容易に変形してしまいうる。そのため、間隔片112を用いて景品116を容器10に取り付けると、景品116が容器10から脱落する懸念がある。
一方、本実施形態では、吊り下げ具40のうち粘着層46の領域A2に対応する第1の部分が、粘着層46及びフィルム44の2層で構成されている。そのため、当該第1の部分は柔軟性を有している。これに対し、吊り下げ具40のうち粘着層46の領域A1に対応する第2の部分が粘着層46、フィルム44及び補強層48の3層で構成されると共に、補強層48の厚さが粘着フィルム42の厚さよりも大きい。そのため、当該第2の部分は比較的高い剛性を有している。すなわち、第1の部分と第2の部分との境界部分(領域A1と領域A2との境界線Lの近傍)において比較的大きな可撓性が得られる。従って、吊り下げ具40の自由端部分が景品30から離れるように吊り下げ具が曲げられると、吊り下げ具40の自由端部分が景品30側に近づこうとする復元力F1が、第1の部分と第2の部分との間の境界部分を支点として生ずる(図6(d)参照)。その結果、首掛け景品20を容器10に取り付けると、吊り下げ具40の自由端部分が景品30に対して起立した起立状態となるため、吊り下げ具40の自由端部分に生じた復元力F1によって首掛け景品20が容器10に当接した状態が保たれる。以上より、容器10から首掛け景品20が脱落することを抑制できる。
また、特許文献1に記載されたような首掛け景品用の収納具100では、間隔片112全体が景品116に近接した伏臥状態において、間隔片112が景品116等の他の部材から付勢力を受けておらず、直線状に延びている(図6(a)参照)。そのため、景品116を容器10に取り付けるために、間隔片112の自由端部分の先端を容器10の蓋部10dに当接させつつ収納具100を下方に移動させると、間隔片112が座屈してしまう懸念がある。仮に、間隔片112の自由端部分と景品116との間に容器10の蓋部10dが入り込むように間隔片112の自由端部分が変形した場合であっても、間隔片112は接着部114を介して景品116に接続されているに過ぎないので、変形した間隔片112の自由端部分には元の伏臥状態に戻ろうとする復元力がほとんど作用しない。従って、この場合、間隔片112の自由端部分の先端を容器10の蓋部10dに当接させつつ収納具100を下方に移動させるだけでは、間隔片112の自由端部分が捲れ上がってしまい、景品116を容器10に取り付けられない懸念がある。
一方、本実施形態では、図6(c)に示されるように、吊り下げ具40全体が景品30に近接した伏臥状態において、補強層48が粘着フィルム42と景品30との間に位置しているため、補強層48が粘着フィルム42の領域A1(吊り下げ具40の自由端部分)を景品30から離間させようとする付勢力F2を生じさせる。そのため、吊り下げ具40の自由端部分の先端を容器10の蓋部10dに当接させるだけで、吊り下げ具40の自由端部分が容易に景品30から離れる。従って、吊り下げ具40の自由端部分と景品30との間に、容器10の蓋部10dが簡単に入り込む。しかも、首掛け景品20を容器10に取り付ける際に、吊り下げ具40の自由端部分の先端を容器10の蓋部10dに当接させた状態で首掛け景品20を下方に移動させると、上記の復元力F1により、当接が保たれたまま吊り下げ具40の自由端部分が起立状態に近づく。そのため、首掛け景品20を下方に移動させるだけで、貫通孔40aが自然に首部10b及び蓋部10dに挿通される。これらの結果、人手の場合も機械を用いた場合も、首掛け景品20を極めて効率よく容器10に取り付けることができる。
さらに、特許文献1に記載されたような首掛け景品用の収納具100では、容器10からの脱落を防止するために、貫通孔112aの直径を容器10の蓋部10dの直径よりも若干小さくし、放射状に延びる複数の切れ込み(図示せず)を貫通孔112aの縁に形成することもある。この場合、収納具100を容器10に取り付けるためには、蓋部10dに貫通孔112aを押し付けながら、貫通孔112a内に蓋部10dを押し込む必要が生ずる。そのため、収納具100の容器10への取り付けに時間がかかり、作業性に劣ることがあった。
一方、本実施形態では、上記のように首掛け景品20を下方に移動させるだけで、貫通孔40aが自然に首部10b及び蓋部10dに挿通される。そのため、作業性が極めて向上する。さらに、人手のみならず機械によっても首掛け景品20を容器10に取り付けることができるようになるので、作業の自動化にも貢献できる。加えて、本実施形態では、上記のように、吊り下げ具40の自由端部分に生じた復元力F1によって首掛け景品20が容器10に当接した状態が保たれる。従って、容器10から首掛け景品20が脱落することも抑制されている。
本実施形態では、粘着層46のうち補強層48が貼り付けられた領域A1と、粘着層46のうち補強層48が貼り付けられていない領域A2との境界線Lが、正弦波状を呈している。そのため、吊り下げ具40の自由端部分が景品30に対して起立した起立状態においても、粘着層46のうち境界線Lによって凸状を呈する部分が景品に付着した状態が保たれやすい。そのため、吊り下げ具40の自由端部分が景品30側に近づこうとする復元力F1がより大きくなるので、容器10から首掛け景品20が脱落することをより抑制できる。
本実施形態では、粘着フィルム42が透明である。そのため、吊り下げ具40が取り付けられた後であっても、景品30の外装が見えやすくなる。例えば、景品30の内容物が医薬部外品や化粧品などである場合、景品30の外装に表示されたそれらの成分が隠れずに見えることが重要となる。そのため、このような場合に粘着フィルム42が透明であることは、特に効果的である。
本実施形態では、景品30の外表面に貼り付けられた吊り下げ具40が景品30に近接した伏臥状態において、吊り下げ具40の自由端部分の先端が景品30と重なり合わないように、吊り下げ具40が景品30に取り付けられている。そのため、首掛け景品20を容器10に取り付ける際に、吊り下げ具40の自由端部分の先端を容器10の蓋部10dに当接させやすくなる。そのため、首掛け景品20の容器10への取り付けがより簡便に行える。
本実施形態では、吊り下げ具40の幅が景品30の幅よりも小さい。そのため、粘着層46の領域A2の全部が景品30に貼り付くので、粘着層46が景品30以外に貼り付いてしまう虞がほとんどない。また、首掛け景品20の全体としての大きさが小さくなるので、より多くの首掛け景品20を箱等に効率的に収容できる。その結果、運送効率を高めることができる。
本実施形態では、景品30の中央部は周縁よりも厚さ方向に膨らんでいる。そのため、景品30に取り付けられた吊り下げ具40は、景品30の外形に沿って湾曲する。従って、吊り下げ具40の自由端部分が景品30側に近づこうとする復元力F1がより大きくなるので、容器10からの脱落をより抑制できる。
本実施形態では、袋状体32の周縁に形成された切欠き32aの延長線上に粘着層46の領域A2が重ならないように、吊り下げ具40が景品30に取り付けられている。そのため、吊り下げ具40を景品30から取り除かなくても、景品30の袋状体32内に収納された物品34を取り出すことができる。
本実施形態では、粘着フィルム42の厚さが補強層48の厚さよりも薄いので、粘着フィルム42は柔軟性を有している。そのため、粘着フィルム42のうち領域A2に対応する部分は、景品30に貼り付けられた後も景品30の外形の変形に追従して変形しやすい。従って、粘着フィルム42が景品30から剥がれ難い吊り下げ具40を提供できる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態では境界線Lが正弦波状を呈していたが、直線状であってもよい(図7(a)参照)。この場合、吊り下げ具40をより容易に製造できる。また、凹凸を有する他の非直線状であってもよい(図7(b)〜(d)参照)。例えば、図7(b)では、境界線Lが鋸歯状(三角波状)を呈している。図7(c)では、境界線Lが方形波状を呈している。図7(d)では、境界線Lが、中央に向かうにつれて貫通孔40aに近づく緩やかな曲線状を呈している。もちろん、境界線Lが、中央に向かうにつれて貫通孔40aから遠ざかる緩やかな曲線状を呈していてもよいし、これらが直線状であってもよい。境界線Lがこれらのような凹凸を有する非直線状であると、境界線Lが正弦波状である場合と同様の効果を奏する。
粘着フィルム42は透明でなくてもよい。一方、補強層48が透明であってもよい。
吊り下げ具40全体が景品30に近接した伏臥状態において、吊り下げ具40全体が景品30と重なり合っていてもよい。
吊り下げ具40の幅は、景品30の幅と同程度であってもよいし、景品30の幅よりも大きくてもよい。図7(e)に示されるように、吊り下げ具40のうち領域A2に対応する部分の幅が、吊り下げ具40のうち領域A1に対応する部分の幅よりも小さくてもよい。
景品30の厚みは、全体として均一であってもよい。
本実施形態のような切欠き32aに代えて、景品30の周縁(袋状体32の周縁)に微小な孔を複数形成して、任意の箇所で景品30を開封可能としてもよい。
1…首掛け景品付き容器、10…容器、10b…首部、10c…注ぎ口、20…首掛け景品、30…景品、32…袋状体、32a…切欠き、34…物品、40…吊り下げ具、40a…貫通孔、42…粘着フィルム、44…フィルム、46…粘着層、48…補強層、L…境界線。

Claims (9)

  1. 容器の首部に掛けるためにシート状の吊り下げ具が景品に取り付けられた首掛け景品であって、
    前記吊り下げ具は、
    フィルムの表面に粘着層が配置された粘着フィルムと、
    前記粘着層の一端側の一の領域を覆わないように前記粘着層の他の領域に貼り付けられた補強層とを備え、
    前記吊り下げ具には、前記容器の前記首部が挿通される貫通孔が前記粘着フィルム及び前記補強層を貫通するように形成され、
    前記粘着層の前記一の領域は前記景品の外表面に貼り付けられており、
    前記補強層が貼り付けられた前記粘着層の前記他の領域と、前記粘着層の前記一の領域との境界線は、前記吊り下げ具の厚さ方向から見て、前記吊り下げ具の幅方向にわたって凹凸を有する非直線状に延びている、首掛け景品。
  2. 前記補強層の厚さは前記粘着フィルムの厚さ以上である、請求項1に記載の首掛け景品。
  3. 前記粘着フィルムは透明である、請求項1又は2に記載の首掛け景品。
  4. 前記景品の前記外表面に貼り付けられた前記吊り下げ具が前記景品に近接した伏臥状態において、前記吊り下げ具の自由端部分の先端が前記景品と重なり合わないように、前記吊り下げ具が前記景品に取り付けられている、請求項1〜のいずれか一項に記載の首掛け景品。
  5. 前記吊り下げ具の幅は前記景品の幅よりも小さい、請求項1〜のいずれか一項に記載の首掛け景品。
  6. 前記景品の中央部は周縁よりも厚さ方向に膨らんでいる、請求項1〜のいずれか一項に記載の首掛け景品。
  7. 前記景品は、袋状体と、前記袋状体内に収納された物品とを含み、
    前記袋状体の周縁には、前記袋状体の開封を補助するための切欠きが形成されており、
    前記切欠きの延長線上に前記粘着層が重ならないように、前記吊り下げ具が前記景品に取り付けられている、請求項に記載の首掛け景品。
  8. 本体部と、前記本体部よりも細く且つ先端部に注ぎ口が形成された首部とを有する首掛け景品付き容器であって、
    前記粘着フィルムが前記注ぎ口側で且つ前記補強層が前記本体部側に位置するように、請求項1〜のいずれか一項に記載の首掛け景品が前記首部に掛けられた、首掛け景品付き容器。
  9. 容器の首部に景品を掛けるためのシート状の吊り下げ具であって、
    フィルムの表面に粘着層が配置された粘着フィルムと、
    前記粘着層の一端側の一の領域を覆わないように前記粘着層の他の領域に貼り付けられた補強層とを備え、
    前記粘着フィルム及び前記補強層には、前記容器の前記首部が挿通される貫通孔がこれらを貫通するように形成されており、
    前記補強層が貼り付けられた前記粘着層の前記他の領域と、前記粘着層の前記一の領域との境界線は、前記吊り下げ具の厚さ方向から見て、前記吊り下げ具の幅方向にわたって凹凸を有する非直線状に延びている、吊り下げ具。
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