JP6470933B2 - ラベル付容器 - Google Patents

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Description

本発明は、小径筒面および大径筒面を有する容器と、容器に貼着されたPOPラベルと、を備えるラベル付容器に関する。
従来から、飲料、菓子、化粧品、薬、洗剤、シャンプーなどの様々な物質が容器に入れられて商品として流通している。これらの商品の容器には、広告または原材料表示などのためにラベルが貼着あるいは印刷されている。また、これらのラベルの中には、消費者の注意をひきつけて、広告宣伝効果を高めるために、ラベルの一部を容器の表面から張り出させた状態で容器に貼着されるPOPラベルがある。POPラベルは、主に、容器の首部または胴部に貼着される。POPラベルが、容器に貼着されることにより商品のアイキャッチ性が向上する。
特許文献1,2には、先端部にキャップが設けられた容器において、胴部の上端部にPOPラベルが貼着されたラベル付容器が記載されている。
特許文献3には、表面に多数の凹凸が形成された凹凸面と、平滑な円筒面と、を有する容器において、ラベルが凹凸面と円筒面とに跨って貼着されたラベル付容器が記載されている。
特開2006−3497号公報 特開2013−54173号公報 特開2012−192961号公報
近年、容器の形状が複雑化し、POPラベルの貼り付け位置が多様に変化している。例えば、容器が小径筒面と大径筒面とを有し、ラベルの一部を小径筒面に貼着して、ラベルの残りの部分を大径筒面側に突出させる場合がある。この場合、小径筒面と大径筒面との径が異なり、さらに、小径筒面と大径筒面との間に段差面が存在するため、小径筒面にPOPラベルを密着させることが困難であった。すなわち、POPラベルの一部を小径筒面に貼着し、残りの部分を大径筒面に突き出した場合、POPラベルは、小径筒面と小径筒面との間の段差などの間部分を乗り越えることになる。しかし、この間部分を乗り越える際には、POPラベルには、シワが生じやすい。また、この場合、POPラベルの一部は、小径筒面に沿うようにきつめに湾曲し、残りの部分は、より大きい大径筒面に沿うように、より緩やかに湾曲する。換言すれば、POPラベルの一部は、湾曲度合いがきつく、残りの部分は、湾曲度合いが緩やかとなる。このように、一つのPOPラベルの中で、湾曲度合いが異なる部分が存在する場合も、シワが発生する。こうしたシワは、POPラベルの美観を損ねる。また、この場合、POPラベルには、湾曲度合いのきつい部分を、湾曲度合いの緩やかな部分に合わすように変形しようとする力や、シワを解消しようとする力が発生する。その結果、小径筒面に貼着されたPOPラベルの一部が浮き上がり、POPラベルが、剥がれやすくなるという問題があった。特許文献1から特許文献3に記載された構成では、このような不都合を解消することは考慮されていない。
本発明の目的は、POPラベルの一部を容器の小径筒面に貼着し、残りの部分を大径筒面側に突出させる構成で、POPラベルのシワの発生や剥がれをより抑制できるラベル付容器を提供することである。
本発明に係るラベル付容器は、小径筒面および前記小径筒面よりも大径の大径筒面を有する容器と、前記容器に貼着されたPOPラベルと、を備えるラベル付容器であって、前記POPラベルは、前記小径筒面に貼着される小径貼着部と、前記大径筒面側に突出するべく、前記小径貼着部に対して高さ方向に隣り合う大径側突出部と、前記小径貼着部と前記大径側突出部との間において、幅方向両端から中央に向かって延びる一対の切込みと、を含む。
なお、「小径筒面」および「大径筒面」の少なくとも一方は、平滑面である場合に限定せず、例えば、上下方向に延びる線状の凹または凸が、周方向に複数配置される凹凸面である場合も含む。また、「幅方向」とは、POPラベルの容器への装着前の状態で、POPラベルの面方向に沿い、かつ、高さ方向に対し直交する方向をいい、POPラベルの幅方向長さと高さ方向長さとの大小関係は限定されない。
本発明に係るラベル付容器によれば、POPラベルの一部を容器の小径筒面に貼着し、残りの部分を大径筒面側に突出させる構成で、POPラベルのシワの発生や剥がれを抑制できる。
本発明に係る実施形態のラベル付容器を示す斜視図である。 図1のラベル付容器においてPOPラベルをA−A断面で切断した側面図である。 図2のB部拡大図である。 図1のラベル付容器に用いられるPOPラベルを裏面側から見た図である。 図1のC部を斜め左上側から見た斜視図である。 比較例のラベル付容器において、図5に対応する図である。 本発明に係る実施形態において、POPラベルの他の例を裏面側から見た図である。 本発明に係る実施形態において、POPラベルの他の例を裏面側から見た図である。 本発明に係る実施形態において、POPラベルの他の例を裏面側から見た図である。 本発明に係る実施形態において、POPラベルの他の例を裏面側から見た図である。
以下に図面を用いて本発明に係る実施形態につき、詳細に説明する。以下で説明する形状、材質などは、説明のための例示であって、ラベル付容器の仕様により変更が可能である。以下では、同様の構成には同一の符号を付して説明する。なお、以下では、容器が第1大径筒面、第2大径筒面、第1小径筒面および第2小径筒面を有する場合を説明するが、小径筒面および大径筒面を有する形状であれば種々の形状の容器を用いることができる。また、以下では、POPラベルが跨る小径筒面および大径筒面が段差面を介して隣接する場合を説明するが、小径筒面および大径筒面は、外周面の断面形状が高さ方向に対し傾斜するテーパ面を介して隣接してもよい。
図1は、本実施形態のラベル付容器10を示す斜視図である。図2は、ラベル付容器10においてPOPラベル40のみをA−A断面で切断した側面図である。図3は、図2のB部拡大図である。
ラベル付容器10は、容器20と、容器20に貼着されたPOPラベル40と、を含む。容器20は、特に限定されないが、飲料、調味料などの食品、化粧品、化学品などを充填して、商品として店頭などで販売される。容器20は、容器本体21と、容器本体21の上部にねじ結合されるキャップ22と、を含む。図1では、キャップ22の外形を太線で示している。容器本体21の上部にキャップ22が結合された状態で、容器20は、下側から上側に向かって、胴部23、肩部24、第1大径筒面25、第1小径筒面26、第2大径筒面27、および第2小径筒面28を順に有する。
胴部23は、その下側が括れており、その横断面形状は略楕円形である。なお、容器20の胴部の横断面形状は円形でも多角形でもよく、種々の形状とすることができる。また、以下の説明において、「上側」および「下側」は、容器20を水平面に自立させた状態での方向をいう。
肩部24は、胴部23から上側に離れるにしたがって横断面形状が小さくなるようなテーパ形状部である。胴部23および肩部24には、図示しない熱収縮性の筒状ラベルが装着される。
第1大径筒面25は、肩部24の上側に隣接する大径円筒部分の外周面である。第1小径筒面26は、大径円筒部分よりも先端側(上側)に位置する小径円筒部分の外周面である。第1小径筒面26と、第1大径筒面25と、は下側段差面29を介して隣接している。
第2大径筒面27、第1小径筒面28は、いずれも、キャップ22の外周面の一部である。第2大径筒面27は、キャップ22の下側部分の外周面で、第1小径筒面26の上側に位置している。キャップ22の下端面は、この第2大径筒面27と第1小径筒面26との間に介在する中間段差面30となる。
第2小径筒面28は、キャップ22の上側部分の外周面であり、第2大径筒面27に上側段差面31を介して隣接する。上側段差面31、中間段差面30、および下側段差面29は、容器20を水平面に自立させた状態で水平面と略平行な平坦面である。なお、小径筒面26,28および大径筒面25,27の少なくとも一方は、平滑な円筒面である場合に限定されず、例えば、上下方向に延びる線状の凹または凸が、周方向に複数配置される凹凸面であってもよい。
また、容器本体21のうち、第1小径筒面26の上側位置に第2大径筒面27の外径と同じ外径を有するフランジを形成し、キャップ22の下端をこのフランジの上面に突き当ててもよい。このようにフランジが形成される場合、フランジの外周面とキャップ22の第2大径筒面27とが連続する部分により第2大径筒面が形成される。また、フランジの下面が中間段差面となる。
第1大径筒面25および第2大径筒面27の直径はほぼ同じであり、第1小径筒面26および第2小径筒面28の直径もほぼ同じである。第1大径筒面25および第2大径筒面27は、それぞれ第1小径筒面26および第2小径筒面28よりも大径である。なお、第1大径筒面25および第2大径筒面27の直径は異ならせてもよい。第1小径筒面26および第2小径筒面28の直径も異ならせてもよい。このように容器20では、後述のPOPラベル40が跨る小径筒面と大径筒面とが分離可能な2つの部材により形成されている。なお、小径筒面と大径筒面とが一体成形により形成されていてもよい。
POPラベル40は、第1小径筒面26と中間段差面30と第2大径筒面27の下側部分(第2大径筒面27の第1小径筒面26側部分)とに貼着される。図4は、貼着前のPOPラベル40を裏面側から見た図である。POPラベル40は、第1小径筒面26に貼着される小径貼着部42と、第2大径筒面27に突き出す大径側突出部43と、小径貼着部42および大径側突出部43の間に形成される一対の切込み41と、を有する。
2つの切込み41は、POPラベル40の幅方向(容器20に貼着した際に容器20の周方向)両端からラベル中央に向かって延びる切り込みである。各切込み41は、高さ方向(容器20に貼着した際に容器20の高さ方向)に所定の幅を有している。
POPラベル40のうち、小径貼着部42は、各切込み41よりも下側の部位である。小径貼着部42は、幅方向に長い矩形状となっている。小径貼着部42の裏面側のほぼ全面には、粘着剤が塗布されており、後述する粘着面45を構成する。図4では、斜格子で示す部分により粘着面45を示している。また、各切込み41の内側端部には下側(小径貼着部42側)に向かって、略半円状に窪む内側凹部44が形成される。内側凹部44を形成することにより、後述する連結部46の可動量が増し、より段差部分に追従しやすくすることができる。なお、内側凹部44は省略されてもよい。
大径側突出部43は、各切込み41よりも上側(第2大径筒面27側)に形成される。大径側突出部43は、後述のようにPOPラベル40を容器20に貼着した場合に、容器20の第2大径筒面27側に突出する部分である。これによって、大径側突出部43は、第2大径筒面27側に突出するべく、小径貼着部42に対して高さ方向に隣り合う。大径側突出部43は、小径貼着部42と同様の(または大きい)幅方向長さを有し、矩形状に形成される。大径側突出部43の高さ方向長さは、小径貼着部42の高さ方向長さよりも大きい。
POPラベル40において、小径貼着部42と大径側突出部43との間には、一対の切込み41に挟まれる連結部46が形成される。連結部46の幅方向長さは、当然ながら、小径貼着部42および大径側突出部43のいずれの幅方向長さよりも小さい。例えば、連結部46の幅方向長さは、小径貼着部42の幅方向長さの1/5〜1/2である。連結部42の幅方向長さが余りに大きいと、POPラベルの一部を容器の小径筒面に貼着し、残りの部分を大径筒面側に突出させる際にPOPラベルにシワが発生するおそれがあり、連結部42の幅方向長さが余りに小さいと、POPラベルの意図せぬ破れ等が生じるおそれがある。
POPラベル40の裏面には、粘着面45が形成されている。本実施形態において、粘着面45は、小径貼着部42から大径側突出部43の途中まで形成されている。より具体的に言えば、粘着面45は、小径貼着部42のほぼ全面、連結部46のほぼ全面、大径側突出部43のうち下端中央部分に、形成されている。なお、粘着面45は、小径貼着部42のほぼ全面と、連結部46の一部のみとに形成されてもよい。
このようなPOPラベル40は、図3、図4に示すように所定の外形を有する基材47の裏面(図3の左面、図4の表面)の一部に粘着剤を塗布することにより形成される。この粘着剤によって粘着面45が形成される。基材47には、フィルムと呼ばれるシート材が用いられる。シート材としては、例えば紙、合成紙、合成樹脂製シート、金属蒸着シート、発砲樹脂シート、およびこれらのうちから2つ以上が選択されて積層された積層シートなどを用いることができる。合成樹脂製シートの材質は特に限定されず、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、環状オレフィン、ポリエチレンを含む共重合ポリマーなどのポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレート、ポリ乳酸などのポリエステル系、ポリアミド系、ポリスチレン系などが挙げられる。また、基材47の裏面に意匠を印刷する場合には、外部から視認可能とするために、基材47として透明シート材を用いてもよい。基材47の厚みは通常30μm〜150μm程度である。基材47の表面(図3の右面)または裏面には図示しない意匠が印刷される。
また、粘着剤は、基材47の裏面全体に塗布し、基材47のうち、粘着面45を形成しない部分に隠蔽剤、例えば紫外線硬化型インキ、シリコーンを含むコート剤などを塗布するようにしてもよい。また、粘着剤は、基材47のうち、粘着面45を形成する部分に網目状または多数のドット状に塗布してもよい。
粘着剤としては感圧型粘着剤が好ましいが、感熱型粘着剤を用いてもよい。なお、感圧型粘着剤は、室温で粘着性を有し、加圧することによって物品に接着する粘着剤であって、物品から剥離後、再貼付可能なものである。感熱型粘着剤は、室温で粘着性を示さず、加熱することにより粘着性を発揮する粘着剤である。
上記のPOPラベル40は、図1から図3、図5に示すように容器20に貼着される。具体的には、小径貼着部42は、そのほぼ全面が、第1小径筒面26に貼着され、第1小径筒面26に沿って湾曲される。また、POPラベル40の連結部46は、第1小径筒面26と第2大径筒面27との間の段差を乗り越えるように容器20に貼着される。なお、図3における矢印αで示す範囲が連結部46の範囲となる。大径側突出部43は、下端中央部分のみが第2大径筒面27に貼着されるものの、その他の部分は、第2大径筒面27には貼着されていない。そのため、大径側突出部43は、第2大径筒面27には沿わず、殆ど湾曲しない。これによって、図5に示すようにPOPラベル40は、小径貼着部42が曲面状に曲げられる。また、大径側突出部43は、中間段差面30よりも第2大径筒面27側に突出する。さらに大径側突出部43の上端部は、第2大径筒面27の上端よりも上側に突出する。
また、図3に示すように、POPラベル40の連結部46の上端は、第2大径筒面27上に位置することが好ましい。また、連結部46の下端は、第1小径筒面26上に位置することが好ましい。また、連結部46の上端が第2大径筒面27上に位置し、かつ、連結部46の下端が第1小径筒面26上に位置することがより好ましい。すなわち、連結部46は、第1小径筒面26と第2大径筒面27とに跨ることが好ましい。かかる構成とすることで、小径貼着部42および大径側突出部43が、段差部分にかからないため、小径貼着部42および大径側突出部43にシワが生じにくくなる。
上記のラベル付容器10によれば、POPラベル40を容器20の第1小径筒面26に貼着し第2大径筒面27側に突出させる構成で、第1小径筒面26と第2大径筒面27の間の段差を幅細の連結部46が乗り越える。連結部46は小径貼着部42および大径側突出部43よりも幅が小さい。したがって、連結部46は、柔軟に、段差部分に追従することができ、シワが生じにくい。また、小径貼着部42は、段差部分にかからないため、小径貼着部42の湾曲の曲率は、高さ方向で変化しない。結果として、小径貼着部42にシワが発生することを抑制できる。これによって、POPラベル40の粘着面45のうち、小径貼着部42の裏面に位置する部分が浮き上がることを抑制できるので、POPラベル40の容器20の表面からの剥がれを抑制できる。さらに、上記のラベル付容器10によれば、小径の第1小径筒面26に貼着される小径貼着部42と、大径の第2大径筒面27側に突出する大径側突出部43と、が切込み41により部分的に分断されている。そのため、大径側突出部43の湾曲度合いが、小径貼着部42の湾曲度合いに与える影響が大幅に低減され、大径側突出部43の湾曲度合いにほぼ関係なく、小径貼着部42は、第1小径筒面26に沿った曲率を維持しやすくなる。同様に、大径側突出部43も、小径貼着部42の湾曲度合いに影響されない。結果として、大径側突出部43および小径貼着部42に生じるシワを大幅に低減できる。また、小径貼着部42は、大径側突出部43の湾曲度合いにほぼ関係なく、第1小径筒面26に沿った曲率を維持しやすいため、POPラベル40の容器からの剥がれも効果的に防止できる。
これに対して、切込みを設けない場合を考える。図6は、比較例を示す図であり、切込みのない長方形状のPOPラベル40aの下端部を、第1小径筒面26に貼着した様子を示す図である。この場合、POPラベル40aの幅が大きい部分が第1小径筒面26と中間段差面30との連続部に大きくかかるので、POPラベル40aの下側部分に大きくシワが発生する可能性がある。一つのPOPラベル40の中に湾曲度合いの緩やかな部分と、湾曲度合いのきつい部分と、が完全に繋がっており、湾曲度合いのきつい部分が、湾曲度合いの緩やかな部分に合わせるように変形しようとする。その結果、POPラベル40の容器20の表面からの剥がれが発生しやすい。
また、図4に示したPOPラベル40の裏面には、粘着力を発揮する粘着面45が形成されており、粘着面45は、小径貼着部42から、大径側突出部43の途中まで、連続して設けられている。このため、少ない粘着面45で大径側突出部43を上側に突出する姿勢を効率的に維持しやすい。なお、図4に示したPOPラベル40では、大径側突出部43の中では、この大径側突出部43の下端中央部にのみ粘着面を設けていたが、その他の位置にも粘着面を設けてもよい。例えば、図4の二点鎖線βで示す、大径側突出部43の下端かつ幅方向両端箇所にも粘着剤を塗布し、粘着面を形成してもよい。このように、大径側突出部43の幅方向両端に粘着面を設けた場合には、大径側突出部43を容器20の第2大径筒面27に、より大きく沿うように配置することができる。
図7から図10は、POPラベル40の他の例を示している。以下では上記の実施形態と同様の構成については説明を省略または簡略化する。
図7は、他の例のPOPラベル40を裏面側から見た図である。本例のPOPラベル40の場合、粘着面45は小径貼着部42にのみ設けられる。また、各切込み部41の内側端部で小径貼着部42側に円弧形に窪む内側凹部は形成されていない。このようなPOPラベル40を用いる場合でも各切込み部41と、各切込み部41で挟まれた連結部46が容器20の中間段差面30に対向するので、POPラベル40の容器20の表面からの剥がれを抑制できる。
図8は、他の例のPOPラベル40を裏面側から見た図である。本例の場合、POPラベル40に形成される2つの切込み48は、高さ方向に幅を有さない、線状の切込み線である。このようなPOPラベル40は、矩形状に形成された基材47を、単純に切断して切込み48を形成し、その後、基材47の裏面に粘着面45を設けることにより形成できる。粘着面45は切込み48よりも下側の小径貼着部42と、切込み48よりも上側の大径側突出部43の下端部の幅方向中央部とにわたって設けることができる。なお、このように切込み48を線状の切込線とした場合、幅方向中央に向かって切込みが進行し、小径貼着部42と大径側突出部43とが切断(分断)される恐れがある。そのため、切込みを、高さ方向の幅を有さない線状切込み線とする場合には、切込み線の内側端部にパンチ孔等を設け、切込み線の更なる進行を阻害することが望ましい。
図8に示したPOPラベル40を用いる場合、一対の切込み48の間に形成される連結部46は、極めて短くなる。そのため、連結部46だけで、第1小径筒面26と第2大径筒面27の間の段差を乗り越えることは困難であり、小径貼着部42の上端部分、大径側突出部43の下端部分が、段差部分にかかることになる。その結果、図8に示すPOPラベル40の場合、図2または図7に示したPOPラベル40よりもシワが生じる可能性はある。しかし、この場合であっても、小径貼着部42と大径側突出部43とが、部分的に分離されているため、一方の湾曲が、他方の湾曲に与える影響を大幅に低減できる。その結果、図8のPOPラベル40のほうが、図6に示した比較例のPOPラベル40aよりも、シワを低減でき、また、容器20からの剥がれを抑制できる。また、切込み線である切込み48を形成する場合、POPラベル40の加工性が高い。このような構成は、中間段差面30の高さが小さい場合に有効である。
図9、図10は、さらに、他の例のPOPラベル40を裏面側から見た図である。図9、図10に示す別例のように、POPラベル40の大径側突出部43は菱形(図9の場合)としたり、楕円形(図10の場合)としたりしてもよい。このような構成では、大径側突出部43と小径貼着部42との間の間隙が、切込み49として機能する。
10 ラベル付容器、20 容器、21 容器本体、22 キャップ、23 胴部、24 肩部、25 第1大径筒面、26 第1小径筒面(小径筒面)、27 第2大径筒面(大径筒面)、28 第2小径筒面、29 下側段差面、30 中間段差面、31 上側段差面、40,40a POPラベル、41 切込み、42 小径貼着部、43 大径側突出部、44 内側凹部、45 粘着面、46 連結部、47 基材、48 切込み、49 切込み。

Claims (5)

  1. 小径筒面および前記小径筒面よりも大径の大径筒面を有する容器と、前記容器に貼着されたPOPラベルと、を備えるラベル付容器であって、
    前記POPラベルは、
    前記小径筒面に貼着される小径貼着部と、
    前記大径筒面側に突出するべく、前記小径貼着部に対して高さ方向に隣り合う大径側突出部と、
    前記小径貼着部と前記大径側突出部との間において、幅方向両端から中央に向かって延びる一対の切込みと、
    を含み、
    前記POPラベルの裏面には、粘着力を発揮する粘着面が形成されており、
    前記粘着面は、前記小径貼着部から、前記大径側突出部の途中まで、連続して設けられており、
    前記粘着面によって、前記小径筒面と前記大径筒面とに貼着されている、
    ラベル付容器。
  2. 請求項1に記載のラベル付容器において、
    前記各切込みは、前記高さ方向に幅を有し、
    前記一対の切込みの間には、幅細の連結部が形成され、
    前記連結部は、前記小径筒面と大径筒面の間に跨る、
    ラベル付容器。
  3. 請求項1に記載のラベル付容器において、
    前記各切込み部は、前記高さ方向の幅を有さない、線状の切込み線である、
    ラベル付容器。
  4. 請求項に記載のラベル付容器において、
    前記POPラベルの前記裏面のうち、前記粘着面以外の部分には粘着面が形成されていない、
    ラベル付容器。
  5. 請求項1から請求項のいずれか1に記載のラベル付容器において、
    前記大径突出部の前記小径貼着部側端部で、かつ、幅方向両端部のそれぞれに前記粘着面とは離れて第2粘着面が形成されている、
    ラベル付容器。
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