JP6415740B2 - テープ処理方法およびテープ補修部材 - Google Patents

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Description

本発明は、テープフィーダで使用中の部品供給テープを、その残存部品を無駄にすることなく再使用するためのテープ処理方法およびテープ補修部材に関するものである。
従来から、部品実装装置に適用される部品供給装置として、テープを担体として部品を供給する、テープフィーダが知られている。テープフィーダは、リールに巻回された部品供給テープをリールから引き出しながら搬送することにより、部品供給テープに収納されている複数の部品を所定の部品取出位置に順次供給するものである。
部品供給テープは、部品収納用の複数の凹部(部品収納部)が形成されたキャリアテープと、このキャリアテープに貼着されて部品を覆うカバーテープとで構成されており、テープフィーダは、部品供給テープの搬送中にカバーテープをキャリアテープから剥ぎ取ることで、部品収納部を部品取出位置において開放するように構成されている。
近年、次世代のテープフィーダとして、特許文献1に開示されるものが開発されている。このテープフィーダは、部品供給テープの搬送中に、カバーテープをその幅方向中央で長手方向に沿って切開しながら両側に押し広げ、これにより部品収納部を開放するように構成されている。つまり、このテープフィーダは、カバーテープをキャリアテープから剥ぎ取ることなく(キャリアテープへのカバーテープの貼着状態を保ちながら)部品収納部を開放するものである。この構成によれば、カバーテープの剥ぎ取り機構が不要になるため、テープフィーダの構成の簡素化や低廉化を図ることができることに加え、カバーテープとキャリアテープとを一体のまま回収できる分、使用済みテープの回収および廃棄の作業性が向上するというメリットがある。
ところで、特許文献1に記載のテープフィーダでは、部品を確実に露出させるためには、カバーテープの切開部分を部品供給位置の両側に十分に押し広げる必要がある。そのため、部品取出位置よりも十分に上流側(部品供給テープの搬送方向上流側)の位置からカバーテープの切開が開始されており、これにより次のような問題が生じている。すなわち、部品供給テープのうち、カバーテープの切開開始位置から部品供給位置に至る区間には幾つかの部品が存在するが、部品変更(段取り替え)に伴うリール交換の際には、カバーテープが切開されている区間を全て切り落とした上で、当該部品供給テープを次回使用時まで保管することが実務上行われている。これは、保管中、若しくは次回使用時にカバーテープの切開部分から部品が脱落してテープフィーダに供給ミスが発生することを未然に防止するためであるが、このような部品供給テープの運用により、リール交換の度に比較的多くの部品が無駄になっている。この点は、特許文献1のようにカバーテープを切開するタイプのテープフィーダ以外に、搬送中にカバーテープを片開きする、つまりカバーテープの幅方向片側だけを剥いで部品供給部を開放するタイプのテープフィーダについても同様である。
特開2015−53320号公報
本発明は、テープフィーダで使用中の部品供給テープを、その残存部品を無駄にすることなく再使用するために有用な技術を提供することを目的としている。
そして、本発明は、部品が収納された複数の部品収納部を列状に備えたキャリアテープおよび部品収納部を覆うようにキャリアテープに貼着されたカバーテープを備えた帯状の部品供給テープを部品取出位置に向かって搬送しながら、この搬送方向における前記部品取出位置よりも上流側の位置で、キャリアテープへのカバーテープの貼付け状態を保ちながら当該カバーテープを開封するテープフィーダにおいて、開封された前記部品供給テープを再使用するためのテープ処理方法であって、カバーテープの開封部分を閉じて補修テープで固定することにより、前記部品収納部をカバーテープで塞いだ状態に戻すテープ補修工程と、前記部品供給テープのうち、前記搬送方向最下流側に位置する先頭部品の位置よりも前記搬送方向下流側の所定の切断位置で当該部品供給テープを切断するテープ切断工程と、を含むものである。
部品実装装置の全体構成を示す平面図である。 テープフィーダの全体構成を示す側面図である。 部品供給テープを示す平面図である。 開封装置の斜視図である。 (a)は、開封装置と部品供給テープとの関係を示すテープフィーダの平面図であり、(b)はテープフィーダの縦断面図(図4(a)のIV―IV線断面図)である。 (a)〜(d)は、カバーテープの開封状態を時系列的に示した部品供給テープの平面図である。 補修テープが貼付けられた部品供給テープの一例を示す平面図である。 補修テープの一例を示す平面図である。 テープ補修部材(第1実施形態)を示す平面図である。 (a)はテープ補修部材の側面図であり、(b)は折り曲げ部に沿ってシート状部材を折り曲げた状態のテープ補修部材の側面図である。 (a)は、テープ補修部材(第2実施形態)を示す平面図であり、(b)は、(a)に示すテープ補修部材の側面図である。 テープ補修部材の使用方法の説明図であり、(a)は、折り曲げ部に沿ってシート状部材を折り曲げた状態、(b)は、補修シートを部品供給テープに貼着した状態、(c)は、保護シートとシート状部材とを取り外した状態をそれぞれ示すシート補修部材の側面図である。 (a)は、テープ補修部材(第3実施形態)の補修テープを示す平面図であり、(b)は、補修テープが貼付けられた標準サイズテープを示す平面図である。 (a)は、補修テープが貼付けられた大型サイズテープを示す平面図であり、(b)は、補修テープが貼付けられた小型サイズテープを示す平面図である。 補修テープが貼付けられた部品供給テープの一例を示す平面図である。 (a)〜(c)は、カバーテープの開封状態を時系列的に示した部品供給テープの平面図である。 (a)は、テープ補修部材を示す平面図であり、(b)は、(a)に示すテープ補修部材の正面図である。 テープ補修部材の使用方法の説明図であり、(a)は、補修テープから裏側シート状部材を剥がした状態、(b)は、補修テープをキャリアテープに貼付けた状態、(c)は、補修テープから表側シート状部材を剥がした状態、(d)は、補修テープを介してカバーテープをキャリアテープに固定した状態、をそれぞれ示す部品供給テープの断面図である。 補修テープをキャリアテープに貼付けた状態を示す、部品供給テープの斜視図である。
本発明について詳述する前に、先ず、部品実装装置とこの部品実装装置に適用されるテープフィーダの構成について説明する。
図1は、部品実装装置を平面図で示している。なお、図面中には、方向関係を明確にするために、XY座標軸を示している。X方向は水平面と平行な方向であり、Y方向は水平面上でX方向と直交する方向である。
図1に示す部品実装装置Mは、基台100と、この基台100上においてプリント配線板等の基板Pを搬送する基板搬送機構102と、部品供給部105と、ヘッドユニット106と、このヘッドユニット106を駆動するヘッドユニット駆動機構と、部品認識カメラ107とを備えている。
基板搬送機構102は、基板Pを搬送する一対のベルトコンベア103を備えており、図1の右側(X1方向側)から基板Pを受け入れて所定の実装作業位置(同図に示す位置)に搬送し、実装作業後、この基板Pを同図の左側(X2方向側)に搬出する。
部品供給部105は、基板搬送機構102の両側(Y方向両側)に配置されている。各部品供給部105には、コンベア103に沿って複数のテープフィーダ10が配置されている。各テープフィーダ10は、テープを担体(キャリア)として、IC、トランジスタ、コンデンサ等の小片状のチップ部品(以下、部品と略す)を供給するものである。
前記ヘッドユニット106は、各部品供給部105から部品を取り出して基板P上に実装するものであり、ヘッドユニット駆動機構により一定の領域内で移動可能に設けられている。具体的には、ヘッドユニット駆動機構は、高架のフレーム上に各々固定されてY方向に延びる一対の固定レール110と、これら固定レール110に移動可能に支持されたX方向に延びるユニット支持部材111と、このユニット支持部材111に螺合挿入されてY軸サーボモータ113により駆動されるボールねじ軸112とを含む。また、ヘッドユニット駆動機構は、ユニット支持部材111に固定され、ヘッドユニット106をX方向に移動可能に支持する固定レール114と、ヘッドユニット106に螺合挿入されてX軸サーボモータ116を駆動源として駆動されるボールねじ軸115とを含む。つまり、ヘッドユニット駆動機構は、X軸サーボモータ116によりボールねじ軸115を介してヘッドユニット106をX方向に駆動し、また、Y軸サーボモータ113によりボールねじ軸112を介してユニット支持部材111をY方向に移動させる。その結果、ヘッドユニット106を一定の領域内でX方向およびY方向に移動させる。
ヘッドユニット106は、複数本の軸状のヘッド5と、これらヘッド5を駆動するヘッド駆動機構とを備えている。当例では、ヘッドユニット106は、X方向に一列に並ぶ、合計5本のヘッド5を備えている。
ヘッド駆動機構は、図示を省略するが、サーボモータを駆動源として各ヘッド5を個別に昇降させる昇降駆動機構と、各ヘッド5に共通する一つのサーボモータを有し、各ヘッド5を同時にヘッド中心軸回り(R方向)に回転させる回転駆動機構とを含む。
各ヘッド5の先端にはそれぞれ、部品吸着用のノズルが備えられている。各ヘッド5のノズルは、電動切替弁を介して負圧発生装置、正圧発生装置および大気の何れかにそれぞれ連通可能とされている。つまり、ノズルに負圧が供給されることで部品が吸着、保持され、その後、正圧が供給されることで、当該部品の吸着、保持が解除される。
部品認識カメラ107は、各ヘッド5により部品供給部105から取り出された部品の吸着状態を認識するために、当該部品を下側から撮像するものである。部品認識カメラ107は、基台100上の各部品供給部105と基板搬送機構102との間の位置にそれぞれ配設されている。
図2は、上記テープフィーダ10の全体構成を側面図で概略的に示している。テープフィーダ10は、上記の通り、基板上に実装するためのIC、トランジスタ、コンデンサ等の小片状の部品を、テープを担体として供給するものである。
テープフィーダ10は、部品を収納した帯状の部品供給テープ1が巻回されたリール11を保持するテープ保持部12と、このテープ保持部12に保持されたリール11から部品供給テープ1を引き出しながら所定の部品取出位置Pに向かって搬送する搬送装置14と、この搬送装置14により搬送される部品供給テープ1の後記カバーテープ3を開封する開封装置16と、部品取り出し後の部品供給テープ1(空テープ)を細断する細断装置18と、を備えている。
図3に示すように、部品供給テープ1は、帯状のキャリアテープ2とこれに接着された帯状のカバーテープ3とで構成されている。
キャリアテープ2は、可撓性を有するポリスチレンやポリカーボネイドなどの樹脂製素材で形成されており、長手方向(図3の左右方向)に一定間隔で並ぶ複数の部品収納部2aと、同じく長手方向に一定間隔で並ぶ複数の送り孔2bとを備えている。
部品収納部2aは、キャリアテープ2に形成された、上向きに開口する平面視長方形の凹部からなり、各部品収納部2aには、それぞれ平面視長方形の部品Cが収納されている。送り孔2bは、キャリアテープ2に形成された貫通孔であり、部品供給テープ1を繰り出すために、搬送装置14の後記スプロケット22が係合するものである。送り孔2bは、図3に示すように、部品収納部2aに対して幅方向(図3の上下方向)にオフセットされている。なお、部品収納部2aと送り孔2bとは、規格化された所定の位置関係で設けられている。
カバーテープ3は、ポリスチレンやポリカーボネイドなどの透明な樹脂製フィルムから形成されており、部品収納部2aを上方から塞ぐように、キャリアテープ2の全長に亘ってその上面に接着されている。カバーテープ3の幅は、部品収納部2aの幅よりも適度に大きく設定されており、キャリアテープ2のうち、部品収納部2aが形成された領域のみを覆うように(つまり、送り孔2bを覆うことなく)、当該キャリアテープ2の上面に接着されている。なお、カバーテープ3は、溶着によってその幅方向の両端部のみがキャリアテープ2に接着されている。
搬送装置14は、部品供給テープ1をその長手方向に沿って水平に案内する上部ガイド20aおよび下部ガイド20bと、各ガイド20a、20bにより案内される部品供給テープ1の長手方向の互いに異なる位置でそれぞれ前記送り孔2bに係合する一対のスプロケット22と、これらスプロケット22を回転駆動する図外のサーボモータ等とを備えている。つまり、搬送装置14は、サーボモータにより各キャリアテープ2を回転駆動することにより、部品供給テープ1を各ガイド20a、20bに沿って部品取出位置Pに搬送する。なお、以下の説明で用いる「上流側」、「下流側」という表現は、テープフィーダ10における部品供給テープ1の搬送方向Yを基準とするものである。
開封装置16は、上部ガイド20aの下流側であってかつ下部ガイド20bの上方に配置されている。開封装置16は、ガイド20a、20bに沿って搬送される部品供給テープ1のカバーテープ3を、前記部品取出位置Pよりも上流側の位置で開封するものであり、当例では、カバーテープ3を切開することにより、当該カバーテープ3を開封する。
詳しく説明すると、図4および図5(a)(b)に示すように、開封装置16は、平面視矩形状のプレート状の本体部24と、この本体部24の下側に設けられた、位置決めガイド部26、カッター部28及びラッセル部30とを備えている。これら位置決めガイド部26、カッター部28及びラッセル部30は、この順番で上流側から並んでいる。
位置決めガイド部26は、ガイド20a、20bに沿って案内される部品供給テープ1に上側から当接することにより当該部品供給テープ1を下部ガイド20bと共に上下方向に位置決めするものであり、カッター部28は、部品供給テープ1のカバーテープ3をその長手方向に沿って切断するものであり、ラッセル部30は、カッター部28により切断されたカバーテープ3を押し広げるものである。この構成により、開封装置16は、図6(a)〜(d)に示すように、部品供給テープ1の搬送に伴い、カバーテープ3を切開する。なお、図5(a)及び図6(a)では、カッター部28及びラッセル部30等を仮想線(二点鎖線)で図示しており、図6(b)〜図6(d)では、便宜状、カッター部28及びラッセル部30等を省略している。
なお、図5(a)に示すように、カッター部28は、部品収納部2aの幅方向中央に位置するように配置されており、ラッセル部30は、このカッター部28の位置を中心とした幅方向に対称な平面視三角形状の輪郭を有している。これにより、開封装置16は、部品収納部2aの幅方向中央でカバーテープ3を切断しながら、その切断位置から幅方向外側に対称にカバーテープ3を押し広げるようになっている。つまり、開封装置16は、キャリアテープ2へのカバーテープ3の接着状態を保ちながらカバーテープ3を開封する。
開封装置16は、さらに部品供給テープ1から部品Cを取り出すための部品取出孔32を備えている。この部品取出孔32は、図4及び図5(b)に示すように、ラッセル部30の下流側に隣接して設けられた、本体部24を上下方向に貫通する断面正方形の貫通孔である。つまり、この部品取出孔32の中心が上記部品取出位置Pであり、部品収納部2aに収納されている部品Cは、この部品取出孔32を通じて部品供給テープ1から取り出される。具体的には、部品実装装置に装備されたヘッド5(図2参照)が部品取出孔32を通じて上下動しながら部品Cを負圧で吸着することにより、部品供給テープ1から部品Cが取り出される。
細断装置18は、部品Cが取り出された後の部品供給テープ1(空テープ)を一定寸法に細断する装置であり、部品取出位置Pから下流側に離間した位置に設けられている。これにより、空テープは、細かく細断されながら所定の回収ボックに回収される。
上述のように、テープフィーダ10は、搬送装置14により部品供給テープ1を搬送しながら開封装置16によりカバーテープ3を切開し、このように切開されたカバーテープ3の開口部分を通じて前記ヘッド5に部品Cを供給する。
ところで、上記のようなテープフィーダ10では、図6(d)に示すように、部品供給テープ1は、部品取出位置P(部品取出孔32)よりも上流側の位置でカバーテープ3が切開される。そのため、部品供給テープ1のうち、カバーテープ3の切開(開封)開始位置Psから部品取出位置Pに至る区間には幾つかの部品Cが存在するが、部品変更(段取り替え)に伴うリール交換の際には、カバーテープ3が切開されている区間を全て切り落とした上で、当該部品供給テープ1を保管することが実務上行われていた。これは、部品供給テープ1の保管中、若しくは次回使用時にカバーテープ3の切開部分から部品Cが脱落してテープフィーダ10に供給ミスが発生することを未然に防止するためであるが、このような部品供給テープ1の運用により、リール交換の度に比較的多くの部品が無駄になっていた。
しかし、このような不都合は、以下に説明する、本発明のテープ処理方法を適用することによって解消することが可能となる。
先ず、テープフィーダ10で使用中の部品供給テープ1(リール11)を交換する際には、図7に示すように、カバーテープ3の切開部分を元に戻し、つまり、押し広げられた部分を元の閉じた状態に戻し、切開ライン4に沿ってカバーテープ3の上面に補修テープ40を貼付けることにより、切開ライン4の両側のカバーテープ3を補修テープ40で固定する。これにより、切開開始位置Psから部品取出位置Pに至る区間の部品収納部2aをカバーテープ3で塞いだ状態(部品Cを再度カバーテープ3で覆った状態)に部品供給テープ1を補修する(テープ補修工程)。
図7の例では、カバーテープ3の切開開始位置Psより上流側の第1の位置P1と、この第1の位置P1よりも下流側の位置であってかつ部品取出位置Pよりも下流側の第2の位置P2との間の区間に亘って補修テープ40を貼付けている。第1の位置P1は、切開開始位置P1よりも上流側に位置する最初の部品収納部2aのほぼ中央の位置であり、第2の位置P2は、後述する切断位置P3よりも適度に下流側の任意の位置である。
補修テープ40は、図8に示すように、カバーテープ3とほぼ同じ幅の透明又は半透明の樹脂製フィルムからなる帯状のテープであり、好ましくはカバーテープ3と同等の樹脂製フィルムから構成されている。補修テープ40は、その片側の面であってかつ当該面の幅方向両端部に長手方向に延びる粘着部41aを有しており、これらの間は非粘着部41bとされている。粘着部41aの間隔(非粘着部41bの幅)は、部品収納部2aの幅よりも適度に広く設定されており、従って、カバーテープ3への補修テープ40の貼付けは、非粘着部41bで部品収納部2aを覆うようにして行う。
補修テープ40の貼り付けが完了したら、次に、予め定められた切断位置P3で部品供給テープ1を補修テープ40と共に切断する(テープ切断工程)。
切断位置P3は、部品供給テープ1に残存する部品Cのうち、先頭に位置する部品C(搬送方向最下流側に位置する部品/以下、適宜、先頭部品C1という)の位置を基準に定められた位置である。具体的には、切断位置P3は、先頭部品C1の位置から、いわゆる空打ち動作の分だけ下流側の位置である。すなわち、上記テープフィーダ10では、リール交換後、部品供給のために部品供給テープ1を搬送する本動作の前に、部品供給テープ1を予め定められた送り量だけ搬送する、いわゆる空打ち動作と呼ばれる試運転動作を実行する。この空打ち動作は、部品供給テープ1を搬送するだけで、ヘッド5による部品Cの取り出しを伴わない。そのため、部品Cの無駄な消費を無くすために、上記切断位置P3は、この空打ち動作による送り量の分だけ先頭部品C1よりも下流側の位置に定められている。図示の例では、切断位置P3は、先頭部品C1が収納されている部品収納部2aから数えて3つの目と4つ目の部品収納部2aの間の位置に定められている。
そして、上記のように切断位置P3で切断した部品供給テープ1(リール11)を保管し、必要に応じて上記テープフィーダ10で再使用するようにする。この場合には、リール11をテープ保持部12にセットし、上記切断位置P3を先端としてリール11から部品供給テープ1を引き出して所定の経路に沿って搬送装置14にセットする。これにより、上記テープフィーダ10において、部品供給テープ1を再使用するようにする。
以上のようなテープ処理方法によれば、部品収納部2aをカバーテープ3で元通りに塞いだ状態で部品供給テープ1を保管することが可能となるので、部品供給テープ1の保管中や再使用時にカバーテープ3の切開部分に残った部品Cが脱落することがない。従って、部品Cを無駄にすることなく部品供給テープ1を再使用することが可能となる。
特に、上記のテープ処理方法によれば、部品供給テープ1を切断する際には、空打ち動作の送り量の分だけ下流側の位置を切断位置P3とし、この切断位置P3で部品供給テープ1を切断するので、再使用する際に、テープフィーダ10の空打ち動作に伴い部品Cが無駄に消費されることが無い。従って、この点でも、部品Cを無駄にすることなく部品供給テープ1を再使用することが可能となる。
また、上記のテープ処理方法によれば、部品供給テープ1のうち、切断位置P3よりも下流側の位置(第2の位置P2)からその上流側の領域に補修テープ52を貼付けているため、部品供給テープ1を切断する際には、部品供給テープ1と共に補修テープ52が切断される。これにより、切断後の部品供給テープ1の端部(先端)と補修テープ52の端部とが面一となる。つまり、切断後の部品供給テープ1の端部(先端)を、カバーテープ3が未開封の状態と同等の状態にすることができる。従って、部品供給テープ1の再使用の際には、当該部品供給テープ1の先端をそのまま搬送装置14にセットして搬送するだけ、新規の部品供給テープ1と遜色なく開封装置16によりカバーテープ3を切開することが可能になるという利点がある。
また、上記のテープ処理方法によれば、透明又は半透明の補修テープ40を用いているため、補修テープ40の貼付け後も部品Cの有無や部品収納部2aの位置を外側から難なく視認することができる。そのため、部品供給テープ1を切断する際には、先頭部品C1の位置や部品収納部2aの位置を確実に確認しながら切断位置P3を正確に特定することができるという利点もある。
また、上記のテープ処理方法によれば、幅方向両端にのみ粘着部41aを有する補修テープ40を用い、各粘着部41aが部品収納部2aの両側に位置するように当該補修テープ40をカバーテープ3に貼付けるようにしているので、カバーテープ3の切開部分を介して部品Cが補修テープ40に貼り付くなどのトラブルを防止することができるという利点もある。
次に、上述したテープ処理方法に適したテープ補修部材について説明する。
図9は、テープ補修部材の第1実施形態を示す平面図であり、図10(a)は、テープ補修部材の側面図である。同図に示すテープ補修部材50Aは、カバーテープ3に貼着可能な複数の補修テープ52と、これら補修テープ52がその粘着性を保った状態で剥離可能に貼着されたシート状部材54とを備えている。
補修テープ52は、上述した補修テープ40(図8参照)と同等の構成を有している。すなわち、補修テープ52は、透明又は半透明の樹脂製フィルムからなる帯状のテープであり、その片側の面であってかつ当該面の幅方向両端部に長手方向に延びる粘着部53aを有し、これらの間が非粘着部53bとされたものである。補修テープ52の幅は、カバーテープ3の幅とほぼ等しい幅に設定され、補修テープ52の長さ(長手方向の寸法)は、上記第1の位置P1から第2の位置P2までの距離とほぼ等しい長さに設定されている。
シート状部材54は、表面に離型剤が塗布された平面視長方形の厚紙であり、複数の補修テープ52が剥離可能に貼着されている。図示の例では、10枚の補修テープ52が、それらの短辺をシート状部材54の長辺に沿わした状態で並列に貼着されている。同図に示すように、シート状部材54の横幅(図9の左右方向の寸法)は、10枚分の補修テープ52の幅と同等であり、縦幅(図9の上下方向の寸法)は、補修テープ52の長手方向の寸法よりも長い。これにより、シート状部材54には、各補修テープ52の端部からその長手方向外側に延びる延設部55が設けられている。また、シート状部材54のうち、補修テープ52が貼着された領域には、補修テープ52の長手方向である第1方向Yの一端に近い位置で補修テープ52の幅方向である第2方向Xに延びる折り曲げ部56が形成されている。換言すれば、各補修テープ52は、それぞれ折り曲げ部56に跨る状態でシート状部材54に貼付けられている。折り曲げ部56は、例えばミシン目やV溝により形成されており、これにより、図10(b)に示すように、延設部55をそれ以外の部分に対して容易に折り曲げることが可能となっている。
このテープ補修部材50Aの使用方法は次の通りである。すなわち、テープフィーダ10で使用中の部品供給テープ1(リール11)を交換する際には、シート状部材54から補修テープ52を剥がし、これをカバーテープ3の上面に貼付ける。これにより、部品収納部2aをカバーテープ3で塞いだ状態に部品供給テープ1を補修することができる。なお、具体的な貼付け位置や貼付け方法は、上述したテープ処理方法で説明した補修テープ40の貼付け位置や貼付け方法と同じである。
なお、シート状部材54から補修テープ52を剥がす場合には、図10(b)に示すように、シート状部材54の延設部55を折り曲げ部56に沿って折り曲げることにより補修テープ52の一端部をシート状部材54から剥離させ、この状態で、当該一端部を摘んで補修テープ52を剥がすことで、シート状部材54から容易に補修テープ52を剥離させることができる。
このようなテープ補修部材50Aによれば、テープフィーダ10で使用中の部品供給テープ1(リール11)を交換する際には、シート状部材54から補修テープ52を剥がしてカバーテープ3に貼付けるだけで、上述したテープ処理を実施することが可能となる。すなわち、補修テープ52は、その長さ(長手方向の寸法)が第1の位置P1から第2の位置P2までの距離と等しい長さに設定されているので、作業者は、補修テープ52の長手方向一端を、部品供給テープ1の上記第1の位置P1(切開開始位置Psよりも上流側に位置する最初の部品収納部2aの中央)に合わせてカバーテープ3に貼付けるだけで、必要な範囲に亘って補修テープ52を適切に貼付けることができる。そのため、その都度、補修テープを適当な長さに切断しながらカバーテープ3に貼付けるといった手間が要らず、簡単かつ速やかに上述したテープ処理を実施することができ、また、その品質を安定的に維持することが可能となる。
次に、テープ補修部材の第2実施形態について説明する。なお、以下の説明では、第1実施形態のテープ補修部材50Aと共通する部材には同一の符号を付し、主に第1実施形態のテープ補修部材50Aとの相違点について説明する(後述する第3実施形態についても同様である)。
図11(a)は、第2実施形態にかかるテープ補修部材を平面図で示しており、図11(b)は、テープ補修部材を側面図で示している。同図に示すテープ補修部材50Bは、補修テープ52と、この補修テープ52が剥離可能に貼着されたシート状部材54と、補修テープ52を保護する保護シート57とを備えている。
シート状部材54は、図示の例では、縦幅(図11(a)の上下方向の寸法)よりも横幅が大きい平面視長方形の厚紙である。シート状部材54の短辺方向の中央には、長辺方向に延びるミシン目やV溝からなる折り曲げ部56が形成されており、これにより、シート状部材54は、折り曲げ部56を境とする第1シート部54aと第2シート部54bとに区画され、第1シート部54aに一枚の補修テープ52が剥離可能に貼り付けられている。つまり、シート状部材54は、補修テープ52の幅方向である第2方向Xと平行な方向における所定位置に補修テープ52の長手方向である第1方向Yと平行に延びる折り曲げ部56を備えるとともに、前記折り曲げ部56を境として折り曲げ可能な第1シート部54aを含む。
そして、シート状部材54と共に補修テープ52を挟み込むように、保護シート57がシート状部材54および補修テープ52に剥離可能に貼付けられている。なお、図11(b)では、テープ補修部材50Bの構造を明確化するために、保護シート57とシート状部材54とを分離した状態で図示しているが(図12(a)〜(c)についても同じである)、実際には、保護シート57とシート状部材54とは補修テープ52を挟み込んだ状態で密着している。
シート状部材54の横幅は、補修テープ52の長手方向(第1方向Y)の寸法と同等であり、補修テープ52は、その長辺(第1方向Y)とシート状部材54の長辺とが平行になる状態でシート状部材54(第1シート部54a)に貼付けられている。
保護シート57は、その片側の面(補修テープ52側の面)が微粘着性の粘着面とされた平面視長方形のシートである。保護シート57は、例えばポリエチレンテレフタレート等の透明な樹脂製シートから形成されており、図11(b)に示すように、補修テープ52の位置から第2シート部54bの全体を覆う大きさを有している。なお、保護シート57の粘着面の粘着力は補修テープ52の粘着面(粘着部53a)の粘着力よりも低い。
このテープ補修部材50Bの使用方法は次の通りである。すなわち、テープフィーダ10で使用中の部品供給テープ1(リール11)を交換する際には、まず、図12(a)に示すように、補修テープ52を保護シート57と共に第1シート部54aから剥がしながら第1シート部54aを折り曲げ部56の位置で第2シート部54b(保護シート57)に対して直角に折り曲げる。次に、第1シート部54aの表面、具体的には、補修テープ52が貼付けられていた面を部品供給テープ1の側面に当接させ、当該側面に沿ってテープ補修部材50B全体を移動させることによって、補修テープ52の長手方向一端を、部品供給テープ1の上記第1の位置P1(切開開始位置Psよりも上流側に位置する最初の部品収納部2aの中央)に位置決めする(図12(b)参照)。そしてこの状態で、補修テープ52を保護シート57と共にカバーテープ3に押し付ける。これにより、補修テープ52をカバーテープ3に貼付ける。なお、テープ補修部材50Bは、第2シート部54b(保護シート57)に対して第1シート部54aを直角に折り曲げ、第1シート部54aの表面を部品供給テープ1の側面に当接させると、自ずと補修テープ52がカバーテープ3に重なるように、折り曲げ部56から補修テープ52までの寸法が設定されている。従って、上記のように、第1シート部54aの表面を部品供給テープ1の側面に当接させた状態で、補修テープ52を保護シート57と共にカバーテープ3に押し付けることで、補修テープ52をカバーテープ3に貼付けることができる。
そして最後に、図12(c)に示すように、保護シート57を補修テープ52から剥がすことにより、カバーテープ3への補修テープ52の貼り付けが完了する。なお、上記の通り、保護シート57の粘着面の粘着力は、補修テープ52の粘着面(粘着部53a)の粘着力よりも低いため、保護シート57を摘まんで引っ張るだけで、保護シート57を容易に補修テープ52から剥がすことができる。
このようなテープ補修部材50Bにおいても、補修テープ52の長手方向一端を、部品供給テープ1の上記第1の位置P1に合わせてカバーテープ3に貼付けるだけで、必要な範囲に亘って補修テープ52を適切に貼付けることができるため、第1実施形態のテープ補修部材50Aと同様に、簡単かつ速やかに上述したテープ処理を実施することができ、また、その品質を安定的に維持することが可能となる。特に、第2実施形態のテープ補修部材50Bによれば、シート状部材54のうち第1シート部54aを直角に折り曲げてその表面を部品供給テープ1の側面に当接させれば、カバーテープ3に対して補修テープ52が自ずと幅方向に位置決めされるので、カバーテープ3に対する幅方向のズレを伴うことなく良好に補修テープ52をカバーテープ3に貼付けることができる。
次に、テープ補修部材の第3実施形態について説明する。
図13(a)は、第3実施形態にかかるテープ補修部材の補修テープを平面図で示しており、図13(b)は、補修テープが貼り付けられた部品供給テープ(後記標準サイズテープ1a)を平面図で示している。
第3実施形態にかかるテープ補修部材50Cの基本的な構成は第1実施形態のテープ補修部材50Aと同じである。但し、補修テープ52に位置情報表示60が記されている点で、第1実施形態のテープ補修部材50Aと構成が相違している。
位置情報表示60は、補修テープ52を部品供給テープ1に貼付けたときに上記切断位置P3を示す表示である。当例では、4種類の部品供給テープ1に対応する3つの表示61a〜61c(適宜、第1表示61a、第2表示61b、第3表示61cという)が記されている。具体的に説明すると、第1表示61aは、標準的な大きさの部品Cが4mmピッチで収納された部品供給テープ1(標準サイズテープ1aという)の切断位置P3を示す表示であり、第2表示61bは、標準よりも大きい大型の部品Cが4mmピッチで収納された部品供給テープ1(大型サイズテープ1bという/図14(a)参照)の切断位置P3を示す表示であり、第3表示61cは、標準よりも小さい小型の部品Cが2mmピッチで収納された部品供給テープ1(小型サイズテープ1cという/図14(b)参照)および小型の部品Cよりもさらに小さい超小型の部品Cが1mmピッチで収納された部品供給テープ1(超小型サイズテープという/図示省略)の切断位置P3を示す表示である。
部品供給テープ1に補修テープ52を貼付けた状態で、第2表示61bは第1表示61aよりも下流側に位置し、第3表示61cは第1表示61aよりも上流側に位置している。何れの表示61a〜61cも切断位置P3を示すライン表示62と部品Cのピッチを示す文字表示63とを含んでいる。なお、小型サイズテープ1cと超小型サイズテープの切断位置P3はほぼ同じ位置であるため、第3表示61cは、切断位置P3を示す1本のライン62と2種類の部品Cのピッチをそれぞれ示す文字表示63とを含んでいる。
このテープ補修部材50Cの使用方法は、第1実施形態のテープ補修部材50Aと同様であり、シート状部材54から補修テープ52を剥がし、これをカバーテープ3の上面に貼付ける。
具体的には、図13(b)に示すように、補修テープ52は、これを部品供給テープ1に貼付けたときに、文字表示63を送り孔2bの側から読み取れるようにその貼付け方向が定められている。従って、この貼付け方向に従い、補修テープ52の長手方向一端部(図13(a)では右端)を部品供給テープ1の上記第1の位置P1に合わせた状態で、補修テープ52をカバーテープ3に貼付ける。そして、この状態で位置情報表示60(61a〜1c)に従って部品供給テープ1を切断する。同図では、補修テープ52は標準サイズテープ1aに貼付けられているため、当該標準サイズテープ1aに対応する第1表示61aのライン表示62に沿って標準サイズテープ1aを切断すればよい。
図14(a)は、補修テープ52を大型サイズテープ1bに貼付けた例を、図14(b)は、補修テープ52を小型サイズテープ1cにそれぞれ貼付けた場合を示している。図14(a)の場合には、大型サイズテープ1bに対応する第2表示61bの位置で、図14(b)の場合には、小型サイズテープ1cに対応する第3表示61cの位置でそれぞれ部品供給テープ1(1b、1c)を切断すればよい。
このようなテープ補修部材50Cによれば、補修テープ52に切断位置P3の位置情報表示60(61a〜61c)が記されているので、補修テープ52を部品供給テープ1(1a〜1c等)に貼付けるだけで、切断位置P3の位置を簡単かつ速やかに認識して、当該部品供給テープ1を切断することができる。そのため、上記テープ切断工程の作業性が向上する。
特に、上記テープ補修部材50Cによれば、大型、標準、小型および超小型の4種類の部品供給テープ1(1a〜1c等)に対して1つのテープ補修部材50Cを共通で使用できるので、部品供給テープ1の種類毎にテープ補修部材を使い分ける手間が軽減されるという利点もある。
なお、上記補修テープ52は、文字表示63を送り孔2bの側から読み取れるように当該補修テープ52を部品供給テープ1に貼付けたときに、位置情報表示60(61a〜61c)が正しい切断位置P3を示すように構成されているが、例えば、作業者が誤って逆向き(図13(b)では左右逆向き)で補修テープ52を貼付けることが考えられる。従って、このような誤作業を防止するために、例えば図13(a)中に破線で示すように、三角形の表示や矢印表示など、補修テープ52の貼付け基準となる位置を示す基準情報表示65をさらに補修テープ52に記すようにしてもよい。
以上、本発明のテープ処理方法およびこの運用方法に使用されるテープ補修部材50A〜50Cについて説明したが、これらのテープ処理方法およびテープ補修部材50A〜50Cは、本発明にかかるテープ処理方法およびテープ補修部材の好ましい実施形態の例示であって、その具体的な方法や構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、以下のような変形も可能である。
上述したテープ処理方法では、カバーテープ3の切開開始位置Psより上流側の第1の位置P1と部品取出位置Pよりも下流側の第2の位置P2との間の区間に亘って補修テープ40(52)を貼付けているが(図7参照)、補修テープ40は、少なくとも切断位置P3と先頭部品C1の位置との間の領域に貼付けられていればよい。つまり、再使用の際に部品供給テープ1の先端部分となる切断位置P3と先頭部品C1の位置との間の領域において、カバーテープ3の切開部分を元に戻して切開ライン4の両側のカバーテープ3を補修テープ40で固定しておけば、それより上流側に補修テープ40が貼付けられていなくても、図15に示すように、当該上流側のカバーテープ3もある程度下流側のカバーテープ3に倣った状態となって部品収納部2a(部品C)がカバーテープ3で覆われた状態となる。従って、図7のように広い範囲に亘って補修テープ40を貼り付けるのが部品Cの脱落を防止する上では望ましいが、少なくとも切断位置P3と先頭部品C1との間の領域に補修テープ40が貼付けられていれば、部品Cの脱落を防止することが可能となる。
また、上述した実施形態では、カバーテープ3の中央をその長手方向に沿って切開するタイプのテープフィーダ10において使用中の部品供給テープ1を再使用する場合のテープ処理方法と、そのテープ処理方法に適したテープ補修部材について説明したが、本発明のテープ処理方法は、カバーテープ3を片開きするタイプのテープフィーダ10、具体的には、カバーテープ3とキャリアテープ2との間に介在可能な偏平なカッター部28を備え、図16(a)〜(c)に示すように、部品供給テープ1の搬送に伴い、カッター部28によってカバーテープ3の幅方向一端部のみをキャリアテープ2から剥がしながら部品供給部2aを開放するタイプのテープフィーダ10において使用中の部品供給テープ1を再使用する場合にも適用可能である。この場合には、片開きされたカバーテープ3を元に戻してカバーテープ3を補修テープでキャリアテープ2に固定し、その後、先頭部品C1よりも下流側の所定の切断位置P3で部品供給テープ1を切断するようにすればよい。
図17(a)、(b)は、上記のように片開きされた部品供給テープ1のテープ処理に適したテープ補修部材50Dを示しており、図17(a)は平面図で、図17(b)は正面図で、それぞれテープ補修部材50Dを概略的に示している。これらの図に示すように、テープ補修部材50Dは、補修テープ72と、補修テープ72を挟み込むようによその両側に剥離可能に貼着された一対のシート状部材74、75とを備えている。補修テープ72は、カバーテープ3と同等の透明又は半透明の樹脂製フィルムからなる平面視直角三角形の細長いテープで、その表面(図17(b)では上面/本発明の第1粘着部に相当する)に表側粘着部73aを、裏面に裏側粘着部73b(本発明の第2粘着部に相当する)を備えている。表側粘着部73aは、平面視で補修テープ72の相似形(直角三角形)をなし、裏側粘着部73bは、補修テープ72の長手方向に伸びる隣辺72bに沿った細長い長方形をなし、当該補修テープ72の幅方向(図17(a)の左右方向)一端部にのみ設けられている。なお、当例では、補修テープ72のうち、幅方向に延びる隣辺72aが本発明の第1隣辺に相当し、長手方向に沿った前記隣辺72bが本発明の第2隣辺に相当する。
前記一対のシート状部材74、75は、補修テープ72と略同等の平面視直角三角形の樹脂製シートから構成されている。これらのシート状部材74、75のうち、補修テープ72の表面に貼着された表側シート状部材74は、補修テープ72の長手方向一端から外側に延設された摘み部76を備え、補修テープ72の裏面に貼着された裏側シート状部材75は、補修テープ72の長手方向他端から外側に突設された摘み部77を備えている。
なお、図17(b)では、テープ補修部材50Dの構造を明確化するために、シート状部材74、75と補修テープ72との間に隙間を設けて図示しているが、実際には、シート状部材74、75と補修テープ72とは密着している。
このテープ補修部材50Dの使用方法は次の通りである。
まず、摘み部77を摘み、図18(a)に示すように、裏側シート状部材75を補修テープ72から剥がし、図18(b)及び図19に示すように、補修テープ72を表側シート状部材74と共にカバーテープ3の上面に貼付ける。詳しくは、補修テープ72の尖端を上流側に向けかつ隣辺72bをキャリアテープ2の側縁部に沿わせた状態で、補修テープ72を裏側粘着部73bによってキャリアテープ2に貼付ける。なお、補修テープ72の隣辺72bをキャリアテープ2の側縁部に沿わせると、裏側粘着部73bがキャリアテープ2の元のカバーテープ3の接着位置に自ずと位置するように、補修テープ72における裏側粘着部73bの位置が設定されている。
次に、摘み部76を摘み、図18(c)に示すように、表側シート状部材74を補修テープ72から剥がす。そして、カバーテープ3を表側粘着部73aに押さえ付けることにより、図18(d)に示すように、補修テープ72を介してカバーテープ3をキャリアテープ2に固定する。これにより、部品収納部2aをカバーテープ3で塞いだ状態に部品供給テープ1を補修することができる。
なお、上述したテープ補修部材50Dは、片開きされた部品供給テープ1を補修する場合に適したテープ補修部材の一例であって、その具体的な形状などは、適宜変更可能である。例えば、先に説明した第1〜第3実施形態のテープ補修部材50A〜50Cと基本構造が類似するようなもの(例えば、上記位置情報表示を備えるもの)であってもよい。
以上説明した本発明をまとめると以下の通りである。
すなわち、本発明の一の局面にかかるテープ処理方法は、部品が収納された複数の部品収納部を列状に備えたキャリアテープと、部品収納部を覆うようにキャリアテープに貼着されたカバーテープとを備えた帯状の部品供給テープを部品取出位置に向かって搬送しながら、この搬送方向における前記部品取出位置よりも上流側の位置で、キャリアテープへのカバーテープの貼付け状態を保ちながら当該カバーテープを開封するテープフィーダにおいて、開封された前記部品供給テープを再使用するためのテープ処理方法であって、カバーテープの開封部分を閉じて補修テープで固定することにより、前記部品収納部をカバーテープで塞いだ状態に戻すテープ補修工程と、前記部品供給テープのうち、前記搬送方向最下流側に位置する先頭部品の位置よりも前記搬送方向下流側の所定の切断位置で当該部品供給テープを切断するテープ切断工程と、を含むものである。
このようなテープ処理方法によれば、部品収納部をカバーテープで塞いだ状態で部品供給テープを保管し、さらに再使用することが可能となるので、カバーテープの開封部分に残った部品が脱落することを防止しながら、部品供給テープを再使用することが可能となる。従って、部品を無駄にすることなく部品供給テープを再使用することが可能となる。
なお、「キャリアテープへのカバーテープの貼付け状態を保ちながら当該カバーテープを開封する」とは、キャリアテープからカバーテープを完全に剥ぎ取ることなくカバーテープを開封する意味であり、カバーテープを切開する場合の他、カバーテープの幅方向一端部のみをキャリアテープから剥がすことによりカバーテープを片開きする場合を含む意味である。
上記のテープ処理方法において、前記テープ補修工程では、少なくとも前記切断位置と先頭部品の位置との間の領域に補修テープを貼付けるのが好適である。
すなわち、カバーテープのうち、切断位置に近い領域を補修テープで固定しておけば、それよりも上流側(搬送方向上流側)のカバーテープもそれに倣った状態となり易い。そのため、上記のような領域に補修テープを貼付ける方法によれば、部品収納部をカバーテープで塞いだ状態を良好に維持することが可能となる。
この場合、前記テープ補修工程では、前記切断位置よりも前記搬送方向下流側の所定位置から上流の領域に補修テープを貼付けるのが好適である。
この方法によれば、テープ切断工程において部品供給テープと共に補修テープが切断され、切断後の部品供給テープの端部(先端)と補修テープの端部とが面一となる。つまり、切断後の部品供給テープの端部(先端)を、カバーテープが未開封の状態と同等の状態にすることができる。
また、上記のテープ処理方法において、前記テープ補修工程では、透明又は半透明の前記補修テープを用いるのが好適である。
この方法によれば、補修テープの貼付け後も部品収納部の部品の有無を難なく外側から視認することができる。そのため、例えば、残存する先頭部品の位置を基準にして部品供給テープの前記切断位置を認識するような場合でも、当該認識を正確に行うことが可能となる。
なお、前記テープフィーダが、部品供給のために部品供給テープを搬送する本動作の前に、予め定められた送り量だけ部品供給テープを搬送する試運転動作を実行するものである場合には、前記テープ切断工程では、先頭部品の位置から前記送り量の分だけ前記搬送方向下流側の位置を前記切断位置として当該切断位置で部品供給テープを切断するのが好適である。
この方法によれば、部品供給テープの再使用の際、テープフィーダの試運転動作によって部品が無駄に消費されるのを防止することが可能となる。
また、上記のテープ処理方法において、前記テープ補修工程では、前記切断位置を示す位置情報表示が予め記された前記補修テープをカバーテープに貼付けるのが好適である。
この方法によれば、テープ切断工程において部品供給テープを切断する際には、補修テープに記された位置情報表示に従って部品供給テープを切断することで、簡単かつ正確に部品供給テープを切断することが可能となる。そのため、テープ切断工程の作業性が向上する。
なお、前記テープフィーダが、部品供給テープの移動に伴い前記カバーテープをその長手方向に沿って切開しつつ幅方向両側に押し広げることで当該カバーテープを開封するものである場合には、前記テープ補修工程では、前記カバーテープの切開部分を元に戻してその切開ラインに沿って補修テープを当該カバーテープに貼付けるのが好適である。
この方法によれば、カバーテープが切開された部品供給テープについて、良好に、部品収納部をカバーテープで塞いだ状態で保管し、さらに再使用することが可能となる。
なお、前記テープフィーダが、部品供給テープの移動に伴い前記カバーテープの幅方向一端部のみをキャリアテープから剥がすことによりカバーテープを片開きするものである場合には、開封部分が閉じるように、カバーテープを補修テープでキャリアテープに固定することで、同様に部品供給テープを再使用することが可能となる。
一方、本発明の一の局面にかかるテープ補修部材は、上記のようなテープ処理方法に用いられるテープ補修部材であって、前記カバーテープに貼付け可能な帯状の補修テープと、この補修テープがその粘着性を保った状態で剥離可能に貼付けられたシート状部材とを含み、前記補修テープは、その片側の面であってかつ当該面の幅方向両端部にのみ粘着部を有しているものである。
このテープ補修部材によれば、シート状部材から補修テープを剥がし、これを部品供給テープに貼付けてカバーテープを固定することで、部品収納部をカバーテープで塞いだ状態に部品供給テープを補修することができる。特に、補修テープは、その幅方向両端のみに粘着部を有しているので、例えば粘着部が部品収納部の両側に位置するように補修テープをカバーテープに貼付けることで、カバーテープの開封部分を介して部品が補修テープに貼り付くことを防止しながら、部品供給テープを補修することが可能となる。
上記のテープ補修部材において、前記補修テープの長手方向を第1方向と定義したときに、前記シート状部材は、第1方向における所定位置に当該第1方向と直交する第2方向に延びる折り曲げ部を備えている、若しくは前記補修テープの長手方向を第1方向と定義したときに、前記シート状部材は、第1方向と直交する第2方向における所定位置に前記第1方向に延びる折り曲げ部を備えているのが好適である。
より具体的には、前記補修テープは、前記折り曲げ部に跨る状態でシート状部材に貼付けられているのが好適である。
この構成によれば、折り曲げ部の位置でシート状部材を折り曲げることにより、補修テープの一部だけをシート状部材から剥がした状態で、当該補修テープを部品供給テープに貼付けることが可能となる。そのため、補修テープの貼付け作業性が向上する。
なお、シート状部材が、第1方向と直交する第2方向における所定位置に第1方向に延びる折り曲げ部を備えているものでは、当該シート補修部材は、前記シート状部材と共に補修テープを挟み込むようにシート状部材および補修テープに剥離可能に貼付けられた保護シートをさらに備え、前記シート状部材は、前記折り曲げ部を境として折り曲げ可能な第1シート部を含み、前記補修テープは、その長手方向が前記折り曲げ部と平行になる状態で前記第1シート部に貼付けられているものであってもよい。
この構成によれば、次のような手順に従うことで比較的簡単に部品供給テープに補修テープを貼付けることが可能となる。すなわち、補修テープを保護シートと共に第1シート部から剥がしながら第1シート部を折り曲げ部の位置で第2シート部に対して直角に折り曲げる。次に、この状態で第1シート部を部品供給テープ(キャリアテープ)の側面に当接させて、補修テープをカバーテープに押し当てる。最後に、補修テープから保護シートを剥がす。
なお、上記のようなシート補修部材において、補修テープの前記折り曲げ部はミシン目により形成されているのが好適である。
この構成によれば、簡単な構造で、シート状部材を僅かな力で難なく折り曲げることが可能となる。そのため、補修テープの貼付け作業性がより一層向上する。
一方、本発明の他の一の局面にかかるテープ補修部材は、カバーテープが片開きされた部品供給テープのテープ処理方法に用いられるテープ補修部材であって、前記カバーテープに貼付け可能な第1粘着部を一方側の面に備えるとともに、前記キャリアテープに貼付け可能な第2粘着部を他方側の面に備えた直角三角形状の補修テープと、この補修テープの両面にその粘着性を保った状態で剥離可能に貼付けられた一対のシート状部材とを含む、ものである。
このテープ補修部材によれば、シート状部材から補修テープを剥がし、カバーテープとキャリアテープとの間に介在するように当該補修テープを貼付けてカバーテープを固定することで、部品収納部をカバーテープで塞いだ状態に部品供給テープを補修することができる。
この場合、前記補修テープは、対辺に隣接する第1隣辺とこの第1隣辺よりも長い第2隣辺とを備え、前記第2粘着部は、第2隣辺に沿って当該補修テープの端部にのみ設けられているのが好適である。
この構成によれば、カバーテープを元の貼着位置の近傍でキャリアテープに貼付けることが可能となる。
なお、上記のテープ補修部材においては、前記補修テープは、透明又は半透明であるのが好適である。
この構成によれば、補修テープの貼付け後も部品収納部の部品の有無を難なく外側から視認することができる。そのため、例えば、残存する先頭部品の位置を基準にして部品供給テープの前記切断位置を認識するような場合でも、当該認識を正確に行うことが可能となる。
また、テープ補修部材において、前記補修テープは、部品供給テープの前記切断位置を示す位置情報表示を備えているのが好適である。
この構成によれば、部品供給テープを切断する際に、補修テープに備えられた位置情報表示に従って部品供給テープを切断することで、簡単かつ正確に部品供給テープを切断することが可能となる。
この場合、前記補修テープは、第1の部品供給テープに対応する第1位置情報表示と、前記第1の部品供給テープとは部品供給部の配列ピッチが異なる第2の部品供給テープに対応する第2位置情報表示とを備えているのが好適である。
この構成によれば、一つのテープ補修部材を、第1の部品供給テープおよび第2の部品供給テープの双方に用いることが可能となり、利便性が向上する。

Claims (19)

  1. 部品が収納された複数の部品収納部を列状に備えたキャリアテープと、部品収納部を覆うようにキャリアテープに貼着されたカバーテープとを備えた帯状の部品供給テープを部品取出位置に向かって搬送しながら、この搬送方向における前記部品取出位置よりも上流側の位置で、キャリアテープへのカバーテープの貼付け状態を保ちながら当該カバーテープを開封するテープフィーダにおいて、開封された前記部品供給テープを再使用するためのテープ処理方法であって、
    カバーテープの開封部分を閉じて補修テープで固定することにより、前記部品収納部をカバーテープで塞いだ状態に戻すテープ補修工程と、
    前記部品供給テープのうち、前記搬送方向最下流側に位置する先頭部品の位置よりも前記搬送方向下流側の所定の切断位置で当該部品供給テープを切断するテープ切断工程と、を含むことを特徴とするテープ処理方法。
  2. 請求項1に記載のテープ処理方法において、
    前記テープ補修工程では、少なくとも前記切断位置と先頭部品の位置との間の領域に補修テープを貼付けることを特徴とするテープ処理方法。
  3. 請求項2に記載のテープ処理方法において、
    前記テープ補修工程では、前記切断位置よりも前記搬送方向下流側の所定位置から上流の領域に補修テープを貼付けることを特徴とするテープ処理方法。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載のテープ処理方法において、
    前記テープ補修工程では、透明又は半透明の前記補修テープを用いる、ことを特徴とするテープ処理方法。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載のテープ処理方法において、
    前記テープフィーダは、部品供給のために部品供給テープを搬送する本動作の前に、予め定められた送り量だけ部品供給テープを搬送する試運転動作を実行するものであり、
    前記テープ切断工程では、先頭部品の位置から前記送り量の分だけ前記搬送方向下流側の位置を前記切断位置として当該切断位置で部品供給テープを切断する、ことを特徴とするテープ処理方法。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載のテープ処理方法において、
    前記テープ補修工程では、前記切断位置を示す位置情報表示が予め記された前記補修テープをカバーテープに貼付けることを特徴とするテープ処理方法。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載のテープ処理方法において、
    前記テープフィーダは、部品供給テープの移動に伴い前記カバーテープをその長手方向に沿って切開しつつ幅方向両側に押し広げることで当該カバーテープを開封するものであって、
    前記テープ補修工程では、前記カバーテープの切開部分を元に戻してその切開ラインに沿って補修テープを当該カバーテープに貼付ける、ことを特徴とするテープ処理方法。
  8. 請求項1乃至6の何れか一項に記載のテープ処理方法において、
    前記テープフィーダは、部品供給テープの移動に伴い前記カバーテープの幅方向一端部のみをキャリアテープから剥がすことによりカバーテープを片開きするものである、ことを特徴とするテープ処理方法。
  9. 請求項1乃至7の何れか一項に記載のテープ処理方法に用いられるテープ補修部材であって、
    前記カバーテープに貼付け可能な帯状の補修テープと、この補修テープがその粘着性を保った状態で剥離可能に貼付けられたシート状部材とを含み、
    前記補修テープは、その片側の面であってかつ当該面の幅方向両端部にのみ粘着部を有している、ことを特徴とするテープ補修部材。
  10. 請求項9に記載のテープ補修部材において、
    前記補修テープの長手方向を第1方向と定義したときに、
    前記シート状部材は、第1方向における所定位置に当該第1方向と直交する第2方向に延びる折り曲げ部を備えている、ことを特徴とするテープ補修部材。
  11. 請求項9に記載のテープ補修部材において、
    前記補修テープの長手方向を第1方向と定義したときに、
    前記シート状部材は、第1方向と直交する第2方向における所定位置に前記第1方向に延びる折り曲げ部を備えている、ことを特徴とするテープ補修部材。
  12. 請求項10又は11に記載のテープ補修部材において、
    前記補修テープは、前記折り曲げ部に跨る状態でシート状部材に貼付けられている、ことを特徴とするテープ補修部材。
  13. 請求項11に記載のテープ補修部材において、
    前記シート状部材と共に補修テープを挟み込むようにシート状部材および補修テープに剥離可能に貼付けられた保護シートをさらに備え、
    前記シート状部材は、前記折り曲げ部を境として折り曲げ可能な第1シート部を含み、
    前記補修テープは、その長手方向が前記折り曲げ部と平行になる状態で前記第1シート部に貼付けられている、ことを特徴とするテープ補修部材。
  14. 請求項10乃至13の何れか一項に記載のテープ補修部材において、
    前記折り曲げ部はミシン目により形成されている、ことを特徴とするテープ補修部材。
  15. 請求項8に記載のテープ処理方法に用いられるテープ補修部材であって、
    前記カバーテープに貼付け可能な第1粘着部を一方側の面に備えるとともに、前記キャリアテープに貼付け可能な第2粘着部を他方側の面に備えた直角三角形状の補修テープと、この補修テープの両面にその粘着性を保った状態で剥離可能に貼付けられた一対のシート状部材とを含む、ことを特徴とするテープ補修部材。
  16. 請求項15に記載のテープ補修部材において、
    前記補修テープは、対辺に隣接する第1隣辺とこの第1隣辺よりも長い第2隣辺とを備え、前記第2粘着部は、第2隣辺に沿って当該補修テープの端部にのみ設けられている、ことを特徴とするテープ補修部材。
  17. 請求項9乃至16の何れか一項に記載のテープ補修部材であって、
    前記補修テープは、透明又は半透明である、ことを特徴とするテープ補修部材。
  18. 請求項9乃至17の何れか一項に記載のテープ補修部材において、
    前記補修テープは、部品供給テープの前記切断位置を示す位置情報表示を備えている、ことを特徴とするテープ補修部材。
  19. 請求項18に記載のテープ補修部材において、
    前記補修テープは、第1の部品供給テープに対応する第1位置情報表示と、前記第1の部品供給テープとは部品供給部の配列ピッチが異なる第2の部品供給テープに対応する第2位置情報表示とを備えている、ことを特徴とするテープ補修部材。
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