JP5753985B2 - テープ連結方法及びテープ連結具 - Google Patents

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Description

本発明は、部品実装装置のテープフィーダにおいて用いられるキャリヤテープを連結するテープ連結方法及びテープ連結具に関するものである。
部品実装装置の部品供給部として使用されるテープフィーダは、キャリヤテープと呼ばれるテープ状の部品供給媒体を用いて部品の連続供給を行う。このキャリヤテープは、テープ本体部の上面に形成された多数の凹状部の各々に電子部品が収納されるとともに、各凹状部から電子部品が脱落するのを防止するためのトップテープがテープ本体部に貼り付けられた構成となっている。キャリヤテープはリールに巻き付けられた状態でテープフィーダに供給され、テープフィーダはキャリヤテープをリールから引き出して一定の方向に送りつつトップテープを剥離し、凹状部内の部品が順次所定位置(テープフィーダに設けられた部品取り出し口)を通過するように作動する。
テープフィーダによるキャリヤテープの送り動作が進行してキャリヤテープの後端部がリールから抜け落ちた状態になると、そのキャリヤテープに新たなキャリヤテープと連結する(繋ぎ合わせる)スプライシングが行われる。スプライシングには、端部同士を突き合わせた連結対象の2つのキャリヤテープに跨って貼り付けられる粘着シート状のテープ連結具が用いられる(特許文献1)。
特開2003−155002号公報
しかしながら、上記従来のテープ連結具は、テープ本体部同士を連結する部分とトップテープ同士を連結する部分が予め分離しており、これら分離した両部はその非粘着面が共通のベーステープに貼り付けられて一体に保持される一方、両部の粘着面には互いに独立して剥離可能なトップテープが貼り付けられた状態で供給されていた。このためテープ連結具は製造工程が複雑になってコストがかかり、キャリヤテープの連結作業も大変面倒で作業性がよくないという問題点があった。
そこで本発明は、キャリヤテープの連結作業を容易かつ迅速に行うことができるテープ連結方法及びテープ連結具を提供することを目的とする。
請求項1に記載のテープ連結方法は、電子部品を収納するテープ本体部及びそのテープ本体部の電子部品を収納する凹状部を覆ってテープ本体部上に貼り付けられたトップテープを備えたキャリヤテープを連結するテープ連結方法であって、連結対象の2つのキャリヤテープの端部同士を突き合わせるテープ突き合わせ工程と、端部同士を突き合わせた前記2つのキャリヤテープのテープ本体部同士及びトップテープ同士がそれぞれ連結されるように、前記2つのキャリヤテープに跨って1枚の粘着シートから成るテープ連結具を貼り付けるテープ連結具貼り付け工程とを含み、前記テープ連結具貼り付け工程では、前記テープ連結具の一辺に形成されたギザギザ形状の中の2つの谷部を、前記2つのキャリヤテープのうちトップテープが先に剥離される方のテープ本体部上におけるトップテープの両側辺上に位置させることにより、テープ本体部からトップテープが剥離される際、前記2つの谷部から前記テープ連結具に亀裂が入ってトップテープ同士を連結する部分がテープ本体部同士を連結する部分から分離するようにした。
請求項2に記載のテープ連結具は、電子部品を収納するテープ本体部及びそのテープ本体部の電子部品を収納する凹状部を覆ってテープ本体部上に貼り付けられたトップテープを備えたキャリヤテープを連結するテープ連結具であって、端部同士を突き合わせた連結対象の2つのキャリヤテープのテープ本体部同士及びトップテープ同士がそれぞれ連結されるように前記2つのキャリヤテープに跨って貼り付けられる1枚の粘着シートから成り、一辺に形成されたギザギザ形状の中の2つの谷部が、前記2つのキャリヤテープのうちトップテープが先に剥離される方のテープ本体部上におけるトップテープの両側辺上に位置されることにより、テープ本体部からトップテープが剥離される際、前記2つの谷部から亀裂が入ってトップテープ同士を連結する部分がテープ本体部同士を連結する部分から分離するようになっている。
本発明では、1枚の粘着シートから成るテープ連結具を、その一辺に形成されたギザギザ形状の中の2つの谷部をトップテープが先に剥離される方のキャリヤテープのテープ本体部上におけるトップテープの両側辺上に位置させるように貼り付けるだけでよいので、キャリヤテープの連結作業を容易かつ迅速に行うことができる。また、キャリヤテープの連結に用いるテープ連結具は1枚の粘着シートの一辺にギザギザ形状を形成したものであればよいので製造工程が簡単であり、ロールテープとして供給することもできるので製造コストを安価にすることができる。更に、テープ連結具の貼り付け時には、テープ連結具の一辺に形成されたギザギザ形状の中の2つの谷部をテープ本体部上のトップテープの両側辺上に位置させればよいことから、一定の条件下において、或る幅方向寸法を有するひとつの(1種の)のテープ連結具で複数のテープ幅を有するキャリヤテープの連結作業を行うことができる。
本発明の一実施の形態における部品実装装置の側面図 (a)(b)本発明の一実施の形態における部品実装装置のテープフィーダテープに用いられるキャリヤテープをリールとともに示す上方斜視図 本発明の一実施の形態におけるテープ連結具によるキャリヤテープの連結手順を示す図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるテープ連結具によるキャリヤテープの連結手順を示す図 本発明の一実施の形態におけるテープ連結具により連結したキャリヤテープの(a)部分上方斜視図(b)部分下方斜視図 本発明の一実施の形態におけるテープ連結具により連結したキャリヤテープの部分平面図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるテープ連結具により連結したキャリヤテープをリールとともに示す上方斜視図 本発明の一実施の形態におけるテープ連結具により連結したキャリヤテープの部分平面図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1に示す部品実装装置1は基板2に電子部品3を実装する装置であり、基台10上に設けられた基板搬送コンベア11によって基板2を水平面内の一の方向(図1における紙面に垂直な方向)に搬送して位置決めした後、ヘッド移動機構12により装着ヘッド13を移動させ、基板搬送コンベア11の側方に取り付けられた部品供給部としてのテープフィーダ14より供給する電子部品3を装着ヘッド13の吸着ノズル13aによりピックアップして基板2に装着する。電子部品3は基板2に装着される前に部品カメラ15で撮像され、得られた画像認識結果に基づいて装着時の姿勢補正がなされる。
図1において、テープフィーダ14は床面F上を移動自在で基台10に結合される台車16に取り付けられている。台車16には電子部品3を収納したテープ状の部品供給媒体であるキャリヤテープ20が巻き付けられたリールRが交換自在に保持されており、テープフィーダ14はリールRからキャリヤテープ20を引き出して所定の位置(部品供給口14a)に電子部品3を供給する。
図2(a),(b)に示すように、キャリヤテープ20は、電子部品3を収納する凹状部21aを備えたテープ本体部21と、テープ本体部21の凹状部21aに収納された電子部品3が凹状部21aから脱落しないようにテープ本体部21の凹状部21aが開口している面(上面21s)に貼り付けられた透明のトップテープ22から成る。
図2(a),(b)において、テープ本体部21の凹状部21aの列の隣にはテープフィーダ14が備えるスプロケット14s(図1)の外周ピンが下方から嵌入する送り孔21bの列が設けられている。テープフィーダ14はスプロケット14sを回転させることでキャリヤテープ20を牽引し、テープフィーダ14内に設けられたテープ通路14t(図1)上を進行させる。これによりテープフィーダ14の部品供給口14aに電子部品3が連続的に供給され、装着ヘッド13は部品供給口14aから電子部品3を次々とピックアップすることができる。
テープフィーダ14は上記キャリヤテープ20の進行動作時に併せてテープ本体部21からトップテープ22を剥離するトップテープ剥離動作を行う。トップテープ22の剥離動作はテープフィーダ14に設けられたトップテープ剥離機構14h(図1)によってなされ、剥離されたトップテープ22はテープフィーダ14内に設けられた図示しないテープ回収室に回収される。
部品実装装置1による基板2への電子部品3の装着動作が進行(すなわちテープフィーダ14によるキャリヤテープ20の送り動作が進行)してキャリヤテープ20の後端部がリールRから抜け落ちた状態になると、そのリールRから抜け落ちたキャリヤテープ20の後端部に新たなキャリヤテープ20の先端部を連結して繋ぎ合わせるスプライシングが行われる。
スプライシングには、片面(下面)が貼着面となっている一枚の粘着シートから成るテープ連結具30(図3)が用いられる。このテープ連結具30は図3に示すようにロールテープRTとして作業者に供給され、作業者はロールテープRTから必要な長さだけギザギザ形状の刃面を有するカッターCTで切り出してそれをテープ連結具30として用いる。
図3において、テープ連結具30は、連結する2つのキャリヤテープ20に貼り付けた場合にキャリヤテープ20の幅方向に延びる辺となる2つの短辺31とキャリヤテープ20の長手方向に延びる辺となる2つの長辺32を有した長方形形状を有しており、その幅方向寸法(2つの長辺32の間の距離)Wはキャリヤテープ20の幅方向寸法Dよりも大きくなっている。また、2つの短辺31には、上記カッターCTによって必要な長さが切り出された際にカッターCTの刃面形状が転写されて成るギザギザ形状が形成されている。
テープ連結具30により2つのキャリヤテープ20を連結する場合には、作業者は先ず、連結対象の2つのキャリヤテープ20の端部同士を突き合わせる(図3。テープ突合せ工程)。具体的には、リールRから抜け落ちた側のキャリヤテープ20(キャリヤテープ20の進行時における先行側のキャリヤテープ20であり、図3において符号20aで示す)の後端部20Eと、新たなキャリヤテープ20(キャリヤテープ20の進行時における後進側のキャリヤテープ20であり、図3において符号20bで示す)の先端部20Tとを、これらが互いに対向する状態で突き合わせる。そして、2つのキャリヤテープ20の端部同士の突き合わせが終了したら、2つのキャリヤテープ20のテープ本体部21同士及びトップテープ22同士がそれぞれ連結されるように、2つのキャリヤテープ20に跨ってテープ連結具30を貼り付ける(図4(a),(b)及び図5(a),(b)。テープ連結具貼り付け工程)。
テープ連結具30の貼り付けでは、作業者は、テープ連結具30の下面(粘着面)を2つのキャリヤテープ20の上面(トップテープ22が貼り付けられている面)と対向させたうえで、(1)テープ連結具30の長辺32の中間部が2つのキャリヤテープ20の突き合わせ部分の近傍に位置し、かつ(2)2つの長辺32のうち、2つのキャリヤテープ20の送り孔21bの列が設けられている側の長辺32(図4(a)において符号32aで示す)がそのキャリヤテープ20の側辺に近接するようにしつつ、(3)2つの短辺31のうち、トップテープ22が先に剥離される方の(すなわち先行側の)キャリヤテープ20上に位置することとなる方の短辺31(図4(a)において符号31aで示す)に形成されたギザギザ形状の中の2つの谷部V1,V2が先行側のキャリヤテープ20のテープ本体部21上におけるトップテープ22の両側辺L1,L2上に位置するようにして(図4(a)の拡大図及び図6)、テープ連結具30を2つのキャリヤテープ20の上面に貼り付ける(図4(a))。
ここで、前述のように、テープ連結具30の幅方向寸法Wはキャリヤテープ20の幅方向寸法Dよりも大きくなっているため、2つのキャリヤテープ20の上面にはテープ連結具30の一部のみが貼り付けられ、他の部分は2つのキャリヤテープ20の外方(凹状部21aの列の側の側辺の外方)にはみ出ることとなる(図4(a))。
作業者は、テープ連結具30の一部を2つのキャリヤテープ20の上面に貼り付けたら、上記キャリヤテープ20の外方にはみ出た部分を2つのキャリヤテープ20の凹状部21aの側辺に沿うように折り曲げて(図4(b)中に示す矢印A。このとき形成される折り曲げ線BLを図4(b)中に示す)、その折り曲げたはみ出し部(図4(b)において符号30Sで示す)の粘着面を2つのキャリヤテープ20の上面とは反対側の面(テープ本体部21の下面21t)に貼り付ける(図5(a),(b))。
これにより連結対象の2つのキャリヤテープ20の、テープ本体部21の送り孔21b側の上面21s同士、テープ本体部21の凹状部21a側の下面21t同士及びトップテープ22同士がそれぞれ1枚のテープ連結具30によって連結され、2つのキャリヤテープ20、すなわち先行側のキャリヤテープ20aと後行側のキャリヤテープ20bとが連結された状態となる。
なお、このテープ連結具貼り付け工程において、テープ本体部21の下面21tに貼り付けたテープ連結具30のはみ出し部30Sによって送り孔21bが完全に塞がれてしまうと、テープフィーダ14のスプロケット14sの外周ピンが送り孔21bに嵌入できなくなってテープフィーダ14によるキャリヤテープ20の送り動作ができなくなるおそれがあることから、テープ連結具30の幅方向寸法Wは一定の範囲内に制限される。
また、テープ連結具30の短辺31に形成されたギザギザ形の中の2つの谷部V1,V2がテープ本体部21上におけるトップテープ22の両側辺L1,L2上に位置し得るように、ギザギザ形状を構成する谷部同士の間隔が設定される。
上記手順によって2つのキャリヤテープ20が連結されると、その連結されたキャリヤテープ20はテープフィーダ14のスプロケット14sによって牽引され、2つのキャリヤテープ20を連結するテープ連結具30もテープフィーダ14内のテープ通路14t上を進行していく。そして、テープフィーダ14のトップテープ剥離機構14hによってテープ本体部21からトップテープ22が剥離されていき、その剥離がテープ連結具30の箇所に差し掛かったときには(図7(a)→図7(b))、テープ連結具30の先行側のキャリヤテープ20の側の短辺に形成された2つの谷部V1,V2から亀裂CR(図7(b)及び図8)が入り、そこからテープ連結具30がキャリヤテープ20の長手方向に剪断されて、トップテープ22同士を連結する部分がテープ本体部21同士を連結する部分から分離する。
このため連結対象の2つのキャリヤテープ20のうち、トップテープ22同士は、テープ連結具30の一部(2つのトップテープ22に跨いで貼り付けられた部分)によって繋がったままテープ本体部21から剥離され、テープ本体部21同士は、トップテープ22を跨いで貼り付けられた部分を除いた残りの部分(2つのテープ本体部21の送り孔21b側の上面21sに跨いで貼り付けられた部分及び2つのテープ本体部21の下面21tを跨いで貼り付けられた部分)によって連結されているので、トップテープ22が剥離されても安定状態で連結状態が維持される。
なお、テープ連結具30は、2つの谷部V1,V2から亀裂CRが入った後は、テープ本体部21からトップテープ22が剥離される動作によってトップテープ22の両側辺L1,L2に沿って剪断されることになるが、その剪断がスムーズに進行するように、谷部V1,V2を起点として長辺32に沿って延びるミシン目や筋等を設けるようにしてもよい。
このように本実施の形態において、電子部品3を収納するテープ本体部21及びそのテープ本体部21の電子部品3を収納する凹状部21aを覆ってテープ本体部21上に貼り付けられたトップテープ22を備えたキャリヤテープ20を連結するテープ連結方法は、連結対象の2つのキャリヤテープ20の端部同士を突き合わせる「テープ突き合わせ工程」及び端部同士を突き合わせた2つのキャリヤテープ20のテープ本体部21同士及びトップテープ22同士がそれぞれ連結されるように、2つのキャリヤテープ20に跨って1枚の粘着シートから成るテープ連結具30を貼り付ける「テープ連結具貼り付け工程」を含み、テープ連結具貼り付け工程では、テープ連結具30の一辺(先行側のキャリヤテープ20a上に位置する短辺31)に形成されたギザギザ形状の中の2つの谷部V1,V2を、2つのキャリヤテープ20のうちトップテープ22が先に剥離される方(先行側のキャリヤテープ20a)のテープ本体部21上におけるトップテープ22の両側辺L1,L2上に位置させることにより、テープ本体部21からトップテープ22が剥離される際、2つの谷部V1,V2からテープ連結具30に亀裂CRが入ってトップテープ22同士を連結する部分がテープ本体部21同士を連結する部分から分離するようにしたものとなっている。
また、このテープ連結方法に用いられるテープ連結具30は、端部同士を突き合わせた連結対象の2つのキャリヤテープ20のテープ本体部21同士及びトップテープ22同士がそれぞれ連結されるように2つのキャリヤテープ20に跨って貼り付けられる1枚の粘着シートから成り、一辺(先行側のキャリヤテープ20a上に位置する短辺31)に形成されたギザギザ形状の中の2つの谷部V1,V2が、2つのキャリヤテープ20のうちトップテープ22が先に剥離される方(先行側のキャリヤテープ20a)のテープ本体部21上におけるトップテープ22の両側辺L1,L2上に位置されることにより、テープ本体部21からトップテープ22が剥離される際、2つの谷部V1,V2から亀裂CRが入ってトップテープ22同士を連結する部分がテープ本体部21同士を連結する部分から分離するようになっている。
本実施の形態におけるテープ連結方法(テープ連結具30)では、1枚の粘着シートから成るテープ連結具30を、その一辺に形成されたギザギザ形状の中の2つの谷部V1,V2をトップテープ22が先に剥離される方の(先行側の)キャリヤテープ20aのテープ本体部21上におけるトップテープ22の両側辺L1,L2上に位置させるように貼り付けるだけでよいので、キャリヤテープ20の連結作業を容易かつ迅速に行うことができる。
また、キャリヤテープ20の連結に用いるテープ連結具30は1枚の粘着シートの一辺にギザギザ形状を形成したものであればよいので製造工程が簡単であり、ロールテープRTとして供給することもできるので製造コストを安価にすることができる。
更に、テープ連結具30の貼り付け時には、テープ連結具30の一辺に形成されたギザギザ形状の中の2つの谷部V1,V2をテープ本体部21上のトップテープ22の両側辺L1,L2上に位置させればよいことから、前述の折り返し部30Sがテープ本体部21の下面21t側において送り孔21bを完全に塞ぐことがない範囲内で、或る幅方向寸法を有するひとつの(1種の)のテープ連結具30で複数のテープ幅を有するキャリヤテープ20の連結作業を行うことができる。
なお、上述の実施の形態では、テープ連結具30がギザギザ形状の刃面を有するカッターCTによって必要な長さが切り出されていたために2つの短辺31それぞれにギザギザ形状が形成されていたが、このギザギザ形状は少なくともトップテープ22が先に剥離される方の(先行側の)キャリヤテープ20上に位置することとなる短辺31に設けられていればよい。
また、テープ連結具30は、上述の実施の形態では、ロールテープRTとして作業者に供給され、作業者はそのロールテープRTから必要な長さだけ切り出して用いるようになっていたが、このようなテープ連結具30の供給形態に替えて、予め必要な長さに切り出されたテープ連結具30がシート状の台紙(図示せず)に貼り付けられた状態で作業者に供給され、作業者はその台紙からテープ連結具30を剥がして用いるようになっているのであってもよい。
キャリヤテープの連結作業を容易かつ迅速に行うことができるテープ連結方法及びテープ連結具を提供する。
3 電子部品
20 キャリヤテープ
21 テープ本体部
21a 凹状部
22 トップテープ
30 テープ連結具
31a 先行側のキャリヤテープ上に位置する短辺(一辺)
L1,L2 トップテープの両側辺
V1,V2 谷部
CR 亀裂

Claims (2)

  1. 電子部品を収納するテープ本体部及びそのテープ本体部の電子部品を収納する凹状部を覆ってテープ本体部上に貼り付けられたトップテープを備えたキャリヤテープを連結するテープ連結方法であって、
    連結対象の2つのキャリヤテープの端部同士を突き合わせるテープ突き合わせ工程と、
    端部同士を突き合わせた前記2つのキャリヤテープのテープ本体部同士及びトップテープ同士がそれぞれ連結されるように、前記2つのキャリヤテープに跨って1枚の粘着シートから成るテープ連結具を貼り付けるテープ連結具貼り付け工程とを含み、
    前記テープ連結具貼り付け工程では、前記テープ連結具の一辺に形成されたギザギザ形状の中の2つの谷部を、前記2つのキャリヤテープのうちトップテープが先に剥離される方のテープ本体部上におけるトップテープの両側辺上に位置させることにより、テープ本体部からトップテープが剥離される際、前記2つの谷部から前記テープ連結具に亀裂が入ってトップテープ同士を連結する部分がテープ本体部同士を連結する部分から分離するようにしたことを特徴とするテープ連結方法。
  2. 電子部品を収納するテープ本体部及びそのテープ本体部の電子部品を収納する凹状部を覆ってテープ本体部上に貼り付けられたトップテープを備えたキャリヤテープを連結するテープ連結具であって、
    端部同士を突き合わせた連結対象の2つのキャリヤテープのテープ本体部同士及びトップテープ同士がそれぞれ連結されるように前記2つのキャリヤテープに跨って貼り付けられる1枚の粘着シートから成り、一辺に形成されたギザギザ形状の中の2つの谷部が、前記2つのキャリヤテープのうちトップテープが先に剥離される方のテープ本体部上におけるトップテープの両側辺上に位置されることにより、テープ本体部からトップテープが剥離される際、前記2つの谷部から亀裂が入ってトップテープ同士を連結する部分がテープ本体部同士を連結する部分から分離するようになっていることを特徴とするテープ連結具。
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