JP2018174170A - 剥離補助ツール、テープフィーダ、カバーテープ剥離方法及び実装基板の製造方法 - Google Patents

剥離補助ツール、テープフィーダ、カバーテープ剥離方法及び実装基板の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018174170A
JP2018174170A JP2017069634A JP2017069634A JP2018174170A JP 2018174170 A JP2018174170 A JP 2018174170A JP 2017069634 A JP2017069634 A JP 2017069634A JP 2017069634 A JP2017069634 A JP 2017069634A JP 2018174170 A JP2018174170 A JP 2018174170A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
base
peeling
cover
feeder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017069634A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6803521B2 (ja
Inventor
亮司 江口
Ryoji Eguchi
亮司 江口
康夫 奥
Yasuo Oku
康夫 奥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2017069634A priority Critical patent/JP6803521B2/ja
Publication of JP2018174170A publication Critical patent/JP2018174170A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6803521B2 publication Critical patent/JP6803521B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

【課題】キャリアテープのベーステープからカバーテープを確実に剥離させることができる剥離補助ツール、テープフィーダ、カバーテープ剥離方法及び実装基板の製造方法を提供することを目的とする。【解決手段】キャリアテープ17をテープフィーダ内で走行させている間、ベーステープ21とカバーテープ22の間に剥離部材37を進入させてベーステープ21からカバーテープ22を剥離させるにおいて、ベーステープ21の先頭部21Sに剥離補助ツール40の基部41を連結し、ベーステープ21から予め剥離させたカバーテープ22の先頭部分22Sを剥離補助ツール40のカバーテープ支持部42に支持させて基部41とカバーテープ22の間に隙間SPを形成する。そして、キャリアテープ17をテープフィーダ内で走行させ、隙間SPに剥離部材37を進入させる。【選択図】図10

Description

本発明は、テープフィーダ内で走行させるキャリアテープに取り付けて用いられる剥離補助ツール、テープフィーダ、カバーテープ剥離方法及び実装基板の製造方法に関するものである。
基板に部品が実装された実装基板を製造する部品実装ラインにおいて基板に部品を実装する部品実装装置では、部品の供給装置としてテープフィーダが多用される。テープフィーダは、部品が収納されたベーステープにカバーテープを貼り付けて構成されるキャリアテープを部品供給媒体とするものであり、カバーテープを引き剥がしながらベーステープを走行させることで、所定の部品供給位置に部品を供給できるようになっている。
このようなテープフィーダの一種として、オートロード型のテープフィーダも知られている。オートロード型のテープフィーダでは、作業者によって挿入されたキャリアテープを自動で引き込んでロードし、キャリアテープを走行させながら、内部に備えた剥離部材によって、ベーステープからカバーテープを剥離する。剥離部材は、ベーステープとカバーテープの間に位置するように設けられており、キャリアテープが走行すると、ベーステープとカバーテープの間に剥離部材が進入して、ベーステープからカバーテープが剥離されるようになっている(例えば、下記の特許文献1)。
国際公開第2014/016980号
しかしながら、上記オートロード型のテープフィーダでは、キャリアテープの材質等によってはキャリアテープの先頭部において、剥離部材をベーステープとカバーテープの間に正確に進入させることができず、ベーステープからカバーテープを剥離させることができない場合があるという問題点があった。
そこで本発明は、キャリアテープのベーステープからカバーテープを確実に剥離させることができる剥離補助ツール、テープフィーダ、カバーテープ剥離方法及び実装基板の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の剥離補助ツールは、部品が収納されたベーステープと前記ベーステープに貼り付けられたカバーテープとを備え、テープフィーダ内を走行している間、前記ベーステープと前記カバーテープの間に剥離部材を進入させて前記ベーステープから前記カバーテープが剥離される構成のキャリアテープに取り付けられる剥離補助ツールであって、前記ベーステープの先頭部に連結される基部と、前記ベーステープから予め剥離させた前記カバーテープの先頭部分を前記基部に対して持ち上げ状態に支持し、前記キャリアテープが前記テープフィーダ内で走行したときに前記ベーステープと前記カバーテープの間に前記剥離部材を進入させる隙間を形成するカバーテープ支持部とを備えた。
本発明のテープフィーダは、上記本発明の剥離補助ツールが取り付けられた前記キャリアテープを走行させて所定の部品供給位置に部品を供給する。
本発明のカバーテープ剥離方法は、部品が収納されたベーステープと前記ベーステープに貼り付けられたカバーテープとを備えた構成のキャリアテープをテープフィーダ内で走行させている間、前記ベーステープと前記カバーテープの間に剥離部材を進入させて前記ベーステープから前記カバーテープを剥離させるカバーテープ剥離方法であって、前記ベーステープの先頭部に剥離補助ツールの基部を連結し、前記ベーステープから予め剥離させた前記カバーテープの先頭部分を前記剥離補助ツールのカバーテープ支持部に支持させて前記基部と前記カバーテープの間に隙間を形成する隙間形成工程と、前記キャリアテープを前記テープフィーダ内で走行させ、前記隙間に前記剥離部材を進入させる工程とを有する。
本発明の実装基板の製造方法は、上記本発明の剥補助離ツールが取り付けられたキャリアテープが供給する部品を基板に実装して実装基板を製造する。
本発明によれば、キャリアテープのベーステープからカバーテープを確実に剥離させることができる。
本発明の一実施の形態における部品実装ラインの構成を基板の流れとともに示す図 本発明の一実施の形態における部品実装ラインが備える部品実装装置の側面図 (a)(b)本発明の一実施の形態における部品実装装置の部品供給部が使用するキャリアテープを剥離補助ツールとともに示す図 本発明の一実施の形態における部品実装装置が備えるテープフィーダの側面図 本発明の一実施の形態における部品実装装置が備えるテープフィーダの一部の側断面図 (a)(b)本発明の一実施の形態における部品実装装置が備えるテープフィーダによりキャリアテープを走行させている状態を示す図 (a)(b)本発明の一実施の形態における剥離補助ツールをキャリアテープに取り付ける手順を説明する図 (a)(b)本発明の一実施の形態における剥離補助ツールをキャリアテープに取り付ける手順を説明する図 本発明の一実施の形態における剥離補助ツールを取り付けたキャリアテープの一部の(a)斜視図(b)側断面図 (a)(b)本発明の一実施の形態における剥離補助ツールを取り付けたキャリアテープからカバーテープが剥離される様子を示す図 (a)(b)本発明の一実施の形態における剥離補助ツールを取り付けたキャリアテープからカバーテープが剥離される様子を示す図 本発明の一実施の形態における剥離補助ツールを取り付けたキャリアテープからカバーテープが剥離される様子を示す図 本発明の一実施の形態における剥離補助ツールを取り付けたキャリアテープにより先行テープを押圧している状態を示す図 (a)(b)(c)(d)本発明の一実施の形態における剥離補助ツールを取り付けたキャリアテープにより先行キャリアテープを押圧している状態を示す図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施の形態における部品実装ライン1の構成を示している。部品実装ライン1は上流工程側から印刷装置2、部品実装装置3及びリフロー炉4を備えており、基板PBに部品PTが実装された実装基板JKを製造する。
部品実装ライン1において、印刷装置2は、図示しない基板供給部から供給される基板PBを搬入し、基板PB上に設けられた電極DKに半田SDを印刷する。印刷装置2は基板PBに半田SDを印刷したら、その基板PBを下流工程側の部品実装装置3に搬出する。
部品実装装置3は印刷装置2から搬出された基板PBを搬入し、印刷装置2によって半田SDが印刷された電極DKに部品PTを実装する部品実装作業を行う。部品実装装置3は、基板PBの電極DKに部品PTを実装したら、その基板PBを下流工程側のリフロー炉4に搬出する。
リフロー炉4は部品実装装置3から搬出された基板PBを受け取り、基板PBを搬送して炉内を進行させながら半田SDのリフローを行う。リフローによって半田SDが固化した基板PBは実装基板JKとしてリフロー炉4から搬出される。
このような構成の部品実装ライン1において、部品実装装置3は、図2に示すように、基台11、基板搬送部12、部品実装部13及び部品供給部14を備えている。図2において、基板搬送部12は基台11上を作業者OPから見た左右方向に延びる一対のベルトコンベア12aによって、基板PBを搬送する。部品実装部13は吸着ノズル13aを備えた実装ヘッド13Aを、ヘッド移動機構13Bによって水平面内方向に移動させる構成を有する。
図2において、部品実装装置3の部品供給部14は、基台11に連結される台車15に取り付けられた複数のテープフィーダ16と、台車15に保持されて各テープフィーダ16にキャリアテープ17を供給する複数のテープリール18を備えている。キャリアテープ17は図3(a),(b)に示すように、ベーステープ21とベーステープ21の上面に貼り付けられたカバーテープ22とで構成される。
図3(b)において、ベーステープ21には多数の凹状の部品収納部23がベーステープ21の長手方向に一列かつ等間隔に設けられている。各部品収納部23には部品PTが収納されている。カバーテープ22は各部品収納部23を覆って部品PTの脱落を防止している。ベーステープ21の部品収納部23の列と平行な位置には、多数の送り孔24が一列かつ等間隔に設けられている。
部品実装作業では、部品実装装置3は先ず、印刷装置2から搬出された基板PBを基板搬送部12により受け取って作業位置に位置決めする。そして、ヘッド移動機構13Bにより実装ヘッド13Aを移動させ、テープフィーダ16がキャリアテープ17を走行させて所定の部品供給位置16Kに供給する部品PTを吸着ノズル13aによりピックアップしたうえで、そのピックアップした部品PTを基板PBの電極DKに実装する。基板PBに実装すべき部品PTを全て基板PBに実装したら、基板搬送部12が基板PBを下流工程側のリフロー炉4に搬出する。
部品実装装置3が備えるテープフィーダ16は、ここでは、作業者OPによって供給(挿入)されたキャリアテープ17を自動で引き込んでロードし、走行させるオートロード型のテープフィーダである。テープフィーダ16は、図4に示すように、台車15に設けられたフィーダベース15F(図2も参照)に着脱自在に取り付けられる本体部31に、テープ通路32、3つのスプロケット(フィードスプロケット33、副スプロケット34及び主スプロケット35)、テープガイド36及び剥離部材37を備えた構成を有している。
図4において、テープ通路32はテープフィーダ16の本体部31の後端側(図4の紙面の左側)から前端側(図4の紙面の右側)に向けて延びている。テープ通路32の本体部31の後端側の開口はキャリアテープ17の入口(挿入口)であるテープ入口32aとなっており、本体部31の前端側の開口はキャリアテープ17の出口であるテープ出口32b)となっている。テープ通路32はキャリアテープ17の両側部をガイドする図示しないガイド部を有しており、テープ通路32を走行するキャリアテープ17がテープ通路32から脱落することがないようになっている。
図4において、フィードスプロケット33は、本体部31の後方下部のテープ通路32の上方に設けられている。フィードスプロケット33は、テープ入口32aからテープ通路32内に挿入されたキャリアテープ17の送り孔24に外周歯(フィードスプロケット外周歯33T)を係合させて回転することで、キャリアテープ17を前方に走行させる。
図4、図5及び図6(a),(b)において、副スプロケット34と主スプロケット35は、本体部31の前方上部のテープ通路32の下方に設けられている。主スプロケット35は副スプロケット34の前方に位置している。副スプロケット34はフィードスプロケット33が前方に走行させたキャリアテープ17の先頭部が到達した後、キャリアテープ17の送り孔24に外周歯(副スプロケット外周歯34T)を係合させて回転することで、キャリアテープ17を前方に走行させる。主スプロケット35は、副スプロケット34が走行させたキャリアテープ17の先頭部が到達した後、キャリアテープ17の送り孔24に外周歯(主スプロケット外周歯35T)を係合させて回転することで、キャリアテープ17を走行させる。
図4、図5及び図6(a),(b)において、テープガイド36は本体部31の前方上部に設けられている。テープガイド36は、天井部36aと天井部36aの両側部から下方に延びた2つの側壁部36bを有しており、副スプロケット34、主スプロケット35及び副スプロケット34と主スプロケット35の間のテープ通路32を上方から覆っている。テープガイド36は2つの側壁部36bによってキャリアテープ17の幅方向の両側部をガイドし、天井部36aにおいてテープ通路32内からのキャリアテープ17の脱落を防止する。テープガイド36の天井部36aの主スプロケット35よりも前方の位置には、キャリアテープ17によって部品供給位置16Kに位置された部品PTを吸着ノズル13aによって取り出すための部品取出し開口36Kが設けられている。
図4、図5及び図6(a),(b)において、剥離部材37はテープガイド36の天井部36aの下面に取り付けられており、斜め下方に延びた形状を有している。剥離部材37の斜め下方に延びた部分の先端部37Hは、テープ通路32を走行するキャリアテープ17のベーステープ21とカバーテープ22の間に位置している。このため副スプロケット34から主スプロケット35に向かってキャリアテープ17が送られると、剥離部材37の先端部37Hがベーステープ21とカバーテープ22の間に進入して(割り入って)、ベーステープ21からカバーテープ22が剥離される。なお、上述のように、剥離部材37はベーステープ21とカバーテープ22の間に進入する(割り入る)ことができればよく、スクレーパ等の扁平な板状部材でもよい。剥離部材37を扁平な板状部材にすると、部品PTと剥離部材37が接触した場合にそれぞれが破損してしまうことを抑制できる。
本実施の形態における部品実装装置3が備えるテープフィーダ16では、図3(a),(b)及び図6(a),(b)に示すように、テープフィーダ16内で走行されるキャリアテープ17の先端部に剥離補助ツール40が取り付けられるようになっている。次に、この剥離補助ツール40について説明する。
剥離補助ツール40は、図3(b)に示すように、板状の基部41の上面に一定間隔を置いて対向する一対のカバーテープ支持部42を有している。基部41の厚さ方向寸法はキャリアテープ17の厚さ方向とほぼ一致しており、基部41の後端面は平面状に形成されている。
キャリアテープ17の先頭部に剥離補助ツール40を取り付ける場合には、作業者OPは、キャリアテープ17の先頭部分を切断する。このとき、ベーステープ21から予め剥離させておいたカバーテープ22の先頭部分22Sがベーステープ21の先頭部21Sから突出して延びた状態となるようにする(図7(a))。なお、ベーステープ21から予め剥離させておくことで、キャリアテープ17の先頭部分を直接剥離する方式に比べて、剥離部材37がベーステープ21とカバーテープ22の間に進入(割り入る)位置精度が求められず、剥離を容易にすることができる。
キャリアテープ17の先端部を切断したら、作業者OPは、カバーテープ22の先頭部分22Sを捲り上げた(上方に反らせた)うえで、ベーステープ21の先頭部21Sの端面に、剥離補助ツール40の後端面を当接させる。そして、剥離補助ツール40の基部41の上面とベーステープ21の上面とを跨ぐようにして粘着テープNTを貼り付ける(図7(b)→図8(a))。これによりベーステープ21の先頭部21Sに剥離補助ツール40が連結された状態となる。このように剥離補助ツール40は簡単にキャリアテープ17と連結させることができる。
ベーステープ21の先頭部21Sに剥離補助ツール40が連結されたら、カバーテープ22をもとの状態に戻す(図8(b))。このときカバーテープ22の両端は2つのカバーテープ支持部42の上面に乗るので、ベーステープ21の先頭部21Sから剥離させておいたカバーテープ22の先頭部分22Sは、基部41に対し、持ち上げ状態に支持された状態となる。これにより、剥離補助ツール40の基部41の上面とカバーテープ22とは離間した状態が保持され、結果として、キャリアテープ17の先頭部において、ベーステープ21とカバーテープ22との間に剥離部材37の先端部37Hが進入し得るようにするための隙間SPが形成される(図9(a),(b)。隙間形成工程)。
このように本実施の形態において、剥離補助ツール40は、ベーステープ21の先頭部21Sに連結される基部41と、ベーステープ21から予め剥離させたカバーテープ22の先頭部分22Sを基部41に対して持ち上げ状態に支持し、キャリアテープ17がテープフィーダ16内で走行したときにベーステープ21とカバーテープ22の間に剥離部材37を進入させる隙間SPを形成するカバーテープ支持部42とを備えたものとなっている。
図3(b)及び図9(a)において、剥離補助ツール40の基部41には、キャリアテープ17のベーステープ21と連結された状態でベーステープ21の延びる方向に延びる長孔形状の貫通溝43が設けられている。この貫通溝43は、テープフィーダ16がキャリアテープ17をテープフィーダ16内で走行させるスプロケット(フィードスプロケット33、副スプロケット34及び主スプロケット35)の外周歯(フィードスプロケット外周歯33T、副スプロケット外周歯34T及び主スプロケット外周歯35T)との干渉を回避する干渉回避部として機能する。このため、キャリアテープ17の先頭部に剥離補助ツール40を取り付けても、スプロケットによるキャリアテープ17の送り動作は影響を受けない。
剥離補助ツール40を取り付けたキャリアテープ17の先頭部をテープフィーダ16のテープ入口32aから本体部31のテープ通路32内に挿入すると、フィードスプロケット33が回転し、キャリアテープ17が前方に走行する。テープ通路32を前方に走行したキャリアテープ17は送り孔24が副スプロケット外周歯34Tと係合し得る位置に達したところで副スプロケット34によってピッチ送りされるようになる。キャリアテープ17が副スプロケット34によってピッチ送りされるようになると、フィードスプロケット33によるキャリアテープ17の送り動作は停止され、以後、フィードスプロケット33はキャリアテープ17によって回転させられる状態となる。
キャリアテープ17が副スプロケット34によってピッチ送りされ始めると、キャリアテープ17の先頭部は剥離部材37の先端部37Hに差し掛かる。そして、剥離部材37の先端部37Hはベーステープ21とカバーテープ22の間の隙間SP内に進入する(図10(a)→図10(b)及び図11(a)→図11(b)。進入工程)。
剥離部材37の先端部37Hがベーステープ21とカバーテープ22の間の隙間SPに進入した状態でキャリアテープ17が副スプロケット34によって更にピッチ送りされると、剥離部材37の先端部37Hはベーステープ21とカバーテープ22の間に進入し、カバーテープ22はベーステープ21から剥離されていく(図12)。
このように本実施の形態では、キャリアテープ17をテープフィーダ16内で走行させている間、ベーステープ21とカバーテープ22の間に剥離部材37を進入させてベーステープ21からカバーテープ22を剥離させるカバーテープ剥離方法を採用している。そして、このカバーテープ剥離方法は、ベーステープ21の先頭部21Sに剥離補助ツール40を連結し、ベーステープ21から予め剥離させたカバーテープ22の先頭部分22Sを剥離補助ツール40のカバーテープ支持部42に支持させて基部41の上面とカバーテープ22の先頭部分22Sの間に隙間SPを形成する工程(前述の隙間形成工程)と、キャリアテープ17をテープフィーダ16内で走行させ、基部41の上面とカバーテープ22の先頭部分22Sの間に形成された隙間SPに剥離部材37を進入させる工程(前述の進入工程)を有するものとなっている。
副スプロケット34と主スプロケット35によってピッチ送りされ、カバーテープ22が剥離されたベーステープ21の部品収納部23は、テープガイド36の部品供給位置16Kに位置したところで上方に開放された状態となり(図6(b))、吸着ノズル13aによる部品PTのピックアップが可能となる。ベーステープ21は部品収納部23が部品供給位置16Kを通過した後、本体部31のテープ出口32bから排出される。一方、剥離されたカバーテープ22はベーステープ21とテープガイド36との間の空間内で幅方向にロール状にされたり押し潰されたりしながらベーステープ21とともに前方に進行し、テープガイド36の先端部から排出される。
キャリアテープ17は、その後尾部が主スプロケット35によってピッチ送りされた後は、前方へ走行される駆動力を失うことになる。このようにテープフィーダ16が先行して走行させて前方へ走行される駆動力を失ったキャリアテープ17(先行キャリアテープと称する)は、テープフィーダ16によって後続してピッチ送りされるキャリアテープ17によって押し出され、テープ出口32bから排出される。この場合、後続のキャリアテープ17は、図13に示すように、その先頭部に取り付けられた剥離補助ツール40の先端の当接部44(図3(b))を先行キャリアテープ17Aの後尾部に当接させて、テープ出口32bに向けて押圧する。
図3(b)に示すように、剥離補助ツール40の当接部44の端面は、キャリアテープ17の軸線方向と直交する平面から成る2つの平面部44aと、これら2つの平面部44aの間に形成されたV字状の切込部44bとを有した形状となっている。このため、先行キャリアテープ17Aの後尾部の形状が、先行キャリアテープ17Aの軸線と直交した平面で切断されている場合(図14(a))、先行キャリアテープ17Aの軸線に対して斜交した平面で切断されている場合(図14(b),(c))及び中央部が突出するようにV字形状に切断されている場合(図14(d))のいずれにおいても、先行キャリアテープ17Aの後尾部に対して面で当接し得るようになっている。
このように本実施の形態における剥離補助ツール40は、テープフィーダ16が先行して走行させた先行キャリアテープ17Aの後尾部と当接する当接部44が、先行キャリアテープ17Aの後尾部が有する可能性のある複数種の形状のそれぞれに対応した形状を有したものとなっている。これにより後続のキャリアテープ17は、先行キャリアテープ17Aを安定的かつ確実に押し出すことができる。
以上説明したように、本実施の形態における剥離補助ツール40、テープフィーダ16及びカバーテープ22の剥離方法では、キャリアテープ17がピッチ送りされる際、ベーステープ21とカバーテープ22との間に形成された隙間SPから剥離部材37がスムーズに進入するので、ベーステープ21からカバーテープ22を確実に剥離させることができる。また、これによりテープフィーダ16による部品PTの供給が確実に行われるようになり、部品実装装置3により基板PBに部品PTを実装する効率を向上させることができるので、部品実装ライン1により製造される実装基板JKの生産効率を向上させることができる。
キャリアテープのベーステープからカバーテープを確実に剥離させることができる剥離補助ツール、テープフィーダ、カバーテープ剥離方法及び実装基板の製造方法を提供する。
16 テープフィーダ
16K 部品供給位置
17 キャリアテープ
17A 先行キャリアテープ
21 ベーステープ
21S 先頭部
22 カバーテープ
22S 先頭部分
33 フィードスプロケット(スプロケット)
34 副スプロケット(スプロケット)
35 主スプロケット(スプロケット)
37 剥離部材
40 剥離補助ツール
41 基部
42 カバーテープ支持部
43 貫通溝(干渉回避部)
44 当接部
SP 隙間
NT 粘着テープ
PT 部品
PB 基板
JK 実装基板

Claims (8)

  1. 部品が収納されたベーステープと前記ベーステープに貼り付けられたカバーテープとを備え、テープフィーダ内を走行している間、前記ベーステープと前記カバーテープの間に剥離部材を進入させて前記ベーステープから前記カバーテープが剥離される構成のキャリアテープに取り付けられる剥離補助ツールであって、
    前記ベーステープの先頭部に連結される基部と、
    前記ベーステープから予め剥離させた前記カバーテープの先頭部分を前記基部に対して持ち上げ状態に支持し、前記キャリアテープが前記テープフィーダ内で走行したときに前記ベーステープと前記カバーテープの間に前記剥離部材を進入させる隙間を形成するカバーテープ支持部とを備えたことを特徴とする剥離補助ツール。
  2. 前記基部は前記ベーステープの先頭部と粘着テープによって連結されることを特徴とする請求項1に記載の剥離補助ツール。
  3. 前記カバーテープの先頭部分は、前記ベーステープの前記先頭部から突出して延びていることを特徴とする請求項1又は2に記載の剥離補助ツール。
  4. 前記テープフィーダが前記キャリアテープを前記テープフィーダ内で走行させるスプロケットとの干渉を回避する干渉回避部が形成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の剥離補助ツール。
  5. 前記テープフィーダが先行して走行させた先行キャリアテープの後尾部に当接する当接部を有していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の剥離補助ツール。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の剥離補助ツールが取り付けられた前記キャリアテープを走行させて所定の部品供給位置に部品を供給することを特徴とするテープフィーダ。
  7. 部品が収納されたベーステープと前記ベーステープに貼り付けられたカバーテープとを備えた構成のキャリアテープをテープフィーダ内で走行させている間、前記ベーステープと前記カバーテープの間に剥離部材を進入させて前記ベーステープから前記カバーテープを剥離させるカバーテープ剥離方法であって、
    前記ベーステープの先頭部に剥離補助ツールの基部を連結し、前記ベーステープから予め剥離させた前記カバーテープの先頭部分を前記剥離補助ツールのカバーテープ支持部に支持させて前記基部と前記カバーテープの間に隙間を形成する隙間形成工程と、
    前記キャリアテープを前記テープフィーダ内で走行させ、前記隙間に前記剥離部材を進入させる工程とを有することを特徴とするカバーテープ剥離方法。
  8. 請求項1〜5のいずれかに記載の剥補助離ツールが取り付けられたキャリアテープが供給する部品を基板に実装して実装基板を製造することを特徴とする実装基板の製造方法。
JP2017069634A 2017-03-31 2017-03-31 剥離補助ツール、テープフィーダ、カバーテープ剥離方法及び実装基板の製造方法 Active JP6803521B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017069634A JP6803521B2 (ja) 2017-03-31 2017-03-31 剥離補助ツール、テープフィーダ、カバーテープ剥離方法及び実装基板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017069634A JP6803521B2 (ja) 2017-03-31 2017-03-31 剥離補助ツール、テープフィーダ、カバーテープ剥離方法及び実装基板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018174170A true JP2018174170A (ja) 2018-11-08
JP6803521B2 JP6803521B2 (ja) 2020-12-23

Family

ID=64107512

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017069634A Active JP6803521B2 (ja) 2017-03-31 2017-03-31 剥離補助ツール、テープフィーダ、カバーテープ剥離方法及び実装基板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6803521B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004161355A (ja) * 2002-11-15 2004-06-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品供給用テープおよび電子部品供給用テープの接続方法
JP2010531780A (ja) * 2007-06-19 2010-09-30 フーバー−デーヴィス,インク. 部品テープ
JP2014157932A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Panasonic Corp キャリアテープ切断装置および切断方法
JP2015103668A (ja) * 2013-11-25 2015-06-04 三星テクウィン株式会社Samsung Techwin Co., Ltd テープ先端処理治具

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004161355A (ja) * 2002-11-15 2004-06-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品供給用テープおよび電子部品供給用テープの接続方法
JP2010531780A (ja) * 2007-06-19 2010-09-30 フーバー−デーヴィス,インク. 部品テープ
JP2014157932A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Panasonic Corp キャリアテープ切断装置および切断方法
JP2015103668A (ja) * 2013-11-25 2015-06-04 三星テクウィン株式会社Samsung Techwin Co., Ltd テープ先端処理治具

Also Published As

Publication number Publication date
JP6803521B2 (ja) 2020-12-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6681344B2 (ja) フィーダ装置
EP2211600B1 (en) Component feeder
JP6004270B2 (ja) カバーテープ剥離方法、および、テープフィーダ
US9743570B2 (en) Component supplying apparatus and component supplying method
JP5269714B2 (ja) 電子部品供給装置及び電子部品装着装置
US20160192548A1 (en) Feeder
JP6007253B2 (ja) 部品供給装置及び電子部品装着装置
JP2009071207A (ja) テープフィーダ
JP5487022B2 (ja) 部品装着装置、及び部品供給装置
JP5753985B2 (ja) テープ連結方法及びテープ連結具
JP6803521B2 (ja) 剥離補助ツール、テープフィーダ、カバーテープ剥離方法及び実装基板の製造方法
KR101690581B1 (ko) 부품 공급 유닛
JP7129618B2 (ja) テープフィーダ及び部品実装装置
JP2023053848A (ja) 端子連鎖帯の連結具及び端子供給装置
JP6861338B2 (ja) テープフィーダ及びテープフィーダにおけるカバーテープ剥離方法
JP6741910B2 (ja) テープフィーダ及び部品実装装置
JP6861339B2 (ja) テープフィーダ及びテープフィーダにおけるカバーテープ剥離方法
JP2018174169A (ja) テープフィーダ及び実装基板の製造方法
JP6785403B2 (ja) テープフィーダ及び部品実装装置
US11051440B2 (en) Component supply device
JP5684054B2 (ja) 部品供給装置及び電子部品装着装置
JP6999698B2 (ja) テープフィーダ
JP6775102B2 (ja) テープフィーダ及び部品実装装置
JP2022183258A (ja) フィーダ装置
JP2022031976A (ja) テープフィーダ

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20190121

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200923

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201013

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201026

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6803521

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151