JP6861339B2 - テープフィーダ及びテープフィーダにおけるカバーテープ剥離方法 - Google Patents

テープフィーダ及びテープフィーダにおけるカバーテープ剥離方法 Download PDF

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Description

本発明は、キャリアテープを走行させて所定の部品供給位置に部品を供給するテープフィーダ及びテープフィーダにおけるカバーテープ剥離方法に関するものである。
基板に部品を実装する部品実装装置では、部品の供給装置としてキャリアテープを部品供給媒体とするテープフィーダが多用される。キャリアテープは、部品収納部に部品を収納したベーステープの上面に、部品収納部を覆うカバーテープの幅方向の両端部が貼着された構成を有する。テープフィーダは、テープ通路上でキャリアテープを走行させ、テープ通路上に設けた剥離部材によってベーステープからカバーテープを剥離させることによって、部品収納部を開放する。
このようなテープフィーダの一種として、オートロード型のテープフィーダが知られている。オートロード型のテープフィーダは、作業者によって挿入されたキャリアテープを自動で引き込んでロードし、キャリアテープを走行させる。剥離部材はテープ通路上を走行するキャリアテープに対し、ベーステープとカバーテープの間に先端部を割り入らせてカバーテープの一方の端部をベーステープから剥離させて部品収納部を開放する。このため剥離後のカバーテープはベーステープ上に残り、カバーテープはベーステープと一緒にテープフィーダから排出される。このときカバーテープのベーステープから剥離させた側の粘着部がテープ通路上の部材に付着しないようにするため、一旦剥離させたカバーテープを部品収納部の開放後に再度元の状態(部品収納部を覆う状態)に復帰させるようにしているものも知られている(例えば、下記の特許文献1)。
国際公開第2014/016980号
しかしながら、上記特許文献1に開示されたテープフィーダでは、ベーステープから剥離させたカバーテープは粘着部を外側に晒した状態で一定距離を進行するため、粘着部がテープ通路上の部材に付着することを完全には防止し難いという問題点があった。
そこで本発明は、剥離後のカバーテープの粘着部がテープ通路上の部材に付着することを防止してカバーテープをスムーズに排出させることができるテープフィーダ及びテープフィーダにおけるカバーテープ剥離方法を提供することを目的とする。
本発明のテープフィーダは、部品収納部に部品を収納したベーステープの上面に前記部品収納部を覆うカバーテープの幅方向の両端部が貼着されて構成されるキャリアテープをテープ通路上で走行させ、前記テープ通路上に設けた剥離部材により前記ベーステープから前記カバーテープを剥離させて前記部品収納部を開放するテープフィーダであって、前記剥離部材は、前記テープ通路上を走行する前記キャリアテープに対し、前記ベーステープと前記カバーテープの間に割り入って前記ベーステープから前記カバーテープの幅方向の一方の端部を分離させる先端部と、前記テープ通路上を走行する前記キャリアテープに対し、前記先端部によって前記ベーステープから分離させた前記カバーテープの前記一方の端部を下方に押し下げた後に前記カバーテープをその幅方向に押圧して他方の端部側に寄せていく押圧面と、前記押圧面によって前記他方の端部側に寄せられる前記カバーテープの前記一方の端部側を誘導する位置に設けられ、前記カバーテープの前記一方の端部側の部分をその下面側でロールさせる凹面部とを備えた。
本発明のテープフィーダにおけるカバーテープ剥離方法は、部品収納部に部品を収納したベーステープの上面に前記部品収納部を覆うカバーテープの幅方向の両端部が貼着されて構成されるキャリアテープをテープ通路上で走行させ、前記テープ通路上に設けた剥離部材により前記ベーステープから前記カバーテープを剥離させて前記部品収納部を開放するテープフィーダにおけるカバーテープ剥離方法であって、前記テープ通路上を走行する前記キャリアテープに対し、前記ベーステープと前記カバーテープの間に前記剥離部材の先端部を割り入らせて前記ベーステープから前記カバーテープの幅方向の一方の端部を分離させる分離工程と、前記テープ通路上を走行する前記キャリアテープに対し、前記先端部によって前記ベーステープから分離させた前記カバーテープの前記一方の端部を前記剥離部材が有する押圧面によって下方に押し下げた後に前記カバーテープをその幅方向に押圧して他方の端部側に寄せていく押圧工程とを含み、前記押圧工程で前記カバーテープを前記他方の端部側に寄せていく際、前記押圧面によって前記他方の端部側に寄せられる前記カバーテープの前記一方の端部側を誘導する位置に設けられた前記剥離部材の凹面部において、前記カバーテープの前記一方の端部側の部分を前記カバーテープの下面側でロールさせる。
本発明によれば、剥離後のカバーテープの粘着部がテープ通路上の部材に付着することを防止してカバーテープをスムーズに排出させることができる。
本発明の一実施の形態における部品実装ラインの構成を基板の流れとともに示す図 本発明の一実施の形態における部品実装ラインが備える部品実装装置の側面図 (a)(b)本発明の一実施の形態における部品実装装置が備えるテープフィーダが使用するキャリアテープを示す図 本発明の一実施の形態における部品実装装置が備えるテープフィーダの側面図 本発明の一実施の形態における部品実装装置が備えるテープフィーダの側面図 (a)(b)本発明の一実施の形態における部品実装装置が備えるテープフィーダによりキャリアテープを走行させている状態を示す図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダが備える剥離部材の斜視図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの断面平面図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダが備える剥離部材の一部の斜視図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態におけるテープフィーダが備える剥離部材の端面図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態におけるテープフィーダが備える剥離部材の端面図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態におけるテープフィーダが備える剥離部材によりキャリアテープのベーステープからカバーテープが剥離されている状態を示す断面平面図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態におけるテープフィーダが備える剥離部材によりキャリアテープのベーステープからカバーテープが剥離されている状態を示す端面図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態におけるテープフィーダが備える剥離部材によりキャリアテープのベーステープからカバーテープが剥離されている状態を示す端面図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダが備える剥離部材によりキャリアテープのベーステープからカバーテープが剥離されている状態を示す図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施の形態における部品実装ライン1の構成を示している。部品実装ライン1は上流工程側から印刷装置2、部品実装装置3及びリフロー炉4を備えており、基板PBに部品PTが実装された実装基板JKを製造する。
部品実装ライン1において、印刷装置2は、図示しない基板供給部から供給される基板PBを搬入し、基板PB上に設けられた電極DKに半田SDを印刷する。印刷装置2は基板PBに半田SDを印刷したら、その基板PBを下流工程側の部品実装装置3に搬出する。
部品実装装置3は印刷装置2から搬出された基板PBを搬入し、印刷装置2によって半田SDが印刷された電極DKに部品PTを実装する部品実装作業を行う。部品実装装置3は、基板PBの電極DKに部品PTを実装したら、その基板PBを下流工程側のリフロー炉4に搬出する。
リフロー炉4は部品実装装置3から搬出された基板PBを受け取り、基板PBを搬送して炉内を進行させながら半田SDのリフローを行う。リフローによって半田SDが固化した基板PBは実装基板JKとしてリフロー炉4から搬出される。
このような構成の部品実装ライン1において、部品実装装置3は、図2に示すように、基台11、基板搬送部12、部品実装部13及び部品供給部14を備えている。図2において、基板搬送部12は基台11上を作業者OPから見た左右方向に延びる一対のベルトコンベア12aによって、基板PBを搬送する。部品実装部13は吸着ノズル13aを備えた実装ヘッド13Aを、ヘッド移動機構13Bによって水平面内方向に移動させる構成を有する。
図2において、部品実装装置3の部品供給部14は、基台11に連結される台車15に取り付けられた複数のテープフィーダ16と、台車15に保持されて各テープフィーダ16にキャリアテープ17を供給する複数のテープリール18を備えている。キャリアテープ17は図3(a),(b)に示すように、ベーステープ21とベーステープ21の上面に貼り付けられたカバーテープ22を有して成る。
図3(b)において、ベーステープ21には多数の上方に開口した部品収納部23がベーステープ21の長手方向に一列かつ等間隔に設けられている。各部品収納部23には部品PTが収納されている。カバーテープ22は各部品収納部23を覆って部品PTの脱落を防止している。カバーテープ22は幅方向の両端部それぞれの下面にカバーテープ22の長手方向に延びた筋状の粘着部22Tを有しており、これら粘着部22Tをベーステープ21の上面に貼着させることで、部品収納部23を覆っている。ベーステープ21の部品収納部23の列と平行な位置には、多数の送り孔24が一列かつ等間隔に設けられている。
部品実装作業では、部品実装装置3は先ず、印刷装置2から搬出された基板PBを基板搬送部12により受け取って作業位置に位置決めする。そして、ヘッド移動機構13Bにより実装ヘッド13Aを移動させ、テープフィーダ16がキャリアテープ17を走行させて所定の部品供給位置16K(図2)に供給する部品PTを吸着ノズル13aによりピックアップしたうえで、そのピックアップした部品PTを基板PBの電極DKに実装する。基板PBに実装すべき部品PTを全て基板PBに実装したら、基板搬送部12が基板PBを下流工程側のリフロー炉4に搬出する。
次に、部品実装装置3が備えるテープフィーダ16について説明する。テープフィーダ16は、ここではオートロード型のテープフィーダであり、作業者OPによって供給(挿入)されたキャリアテープ17を自動で引き込んでロードし、走行させる。テープフィーダ16は、図4に示すように、台車15に設けられたフィーダベース15F(図2も参照)に着脱自在に取り付けられる本体部31に、テープ通路32、3つのスプロケット(フィードスプロケット33、副スプロケット34及び主スプロケット35)、テープガイド36及び剥離部材37を備えている。
図4において、テープ通路32はテープフィーダ16の本体部31の後端側(図4の紙面の左側)から前端側(図4の紙面の右側)に向けて延びている。テープ通路32の本体部31の後端側の開口はキャリアテープ17の入口(挿入口)であるテープ入口32aとなっており、本体部31の前端側の開口はキャリアテープ17の出口であるテープ出口32b)となっている。テープ通路32はキャリアテープ17の両側部をガイドする図示しないガイド部を有しており、テープ通路32を走行するキャリアテープ17がテープ通路32から脱落することがないようになっている。
図4において、フィードスプロケット33は、本体部31の後方下部のテープ通路32の上方に設けられている。フィードスプロケット33は、テープ入口32aからテープ通路32内に挿入されたキャリアテープ17の送り孔24に外周歯(フィードスプロケット外周歯33T)を係合させて回転することにより、キャリアテープ17を前方に走行させる。
図4、図5及び図6(a),(b)において、副スプロケット34と主スプロケット35は、本体部31の前方上部を延びるテープ通路32の下方に設けられている。主スプロケット35は副スプロケット34の前方に位置している。副スプロケット34はフィードスプロケット33が前方に走行させたキャリアテープ17の先頭部が到達した後、キャリアテープ17の送り孔24に外周歯(副スプロケット外周歯34T)を係合させて回転することにより、キャリアテープ17を前方に走行させる。主スプロケット35は、副スプロケット34が走行させたキャリアテープ17の先頭部が到達した後、キャリアテープ17の送り孔24に外周歯(主スプロケット外周歯35T)を係合させて回転することにより、キャリアテープ17を走行させる。
図4、図5及び図6(a),(b)において、テープガイド36は本体部31の前方上部に設けられている。テープガイド36は、天井部36aと天井部36aの両側部から下方に延びた2つの側壁部36bを有しており、副スプロケット34、主スプロケット35及び副スプロケット34と主スプロケット35の間のテープ通路32を上方から覆っている。テープガイド36は2つの側壁部36bによってキャリアテープ17の幅方向の両側部をガイドし、天井部36aにおいてテープ通路32内からのキャリアテープ17の脱落を防止する。テープガイド36の天井部36aの主スプロケット35よりも前方の位置には、キャリアテープ17によって部品供給位置16Kに位置された部品PTを吸着ノズル13aによって取り出すための部品取出し開口36Kが設けられている。
図5、図6(a),(b)及び図7において、剥離部材37はテープガイド36の天井部36aの下面に取り付けられており、テープガイド36の下方を後下方に向けて延びている。剥離部材37は、テープ通路32のうちテープガイド36によって覆われる部分を走行するキャリアテープ17に対し、部品収納部23側に寄った位置に設けられている(図8)。
図8、図9、図10(a),(b),(c)及び図11(a),(b),(c)に示すように、剥離部材37は、テープ通路32のうちテープガイド36によって覆われた部分とほぼ平行に延びた上面(ガイド面41とする)と、ガイド面41に対してほぼ直交する面から成る押圧面42とを有しており、下端には先端が尖鋭状に形成された先端部43を備えている。先端部43は断面(剥離部材37の延びる方向に対して垂直に切断した場合の断面)が上方に湾曲した形状を有しており、その湾曲した上面は、後方から前方に向けて徐々に高さが高くなる傾斜面44となっている。傾斜面44はガイド面41となだらかに接続している。ここで、図10(a)は図8のA−A端面図であり、図10(b)は図8のB−B端面図であり、図10(c)は図8のC−C端面図である。また、図11(a)は図8のD−D端面図であり、図11(b)は図8のE−E端面図であり、図11(c)は図8のF−F端面図である。
剥離部材37の先端部43は、剥離部材37の下方のテープ通路32上を走行するキャリアテープ17のベーステープ21とカバーテープ22の間に位置している。押圧面42は、相対走行するキャリアテープ17の幅方向に対して斜めに延びている(図7、図8及び図9)。ガイド面41上の傾斜面44との接続部には、下方に窪んだ形状の凹面部45が形成されている(図10(c)及び図11(a),(b)も参照)。
作業者OPがキャリアテープ17の先頭部をテープフィーダ16のテープ入口32aからテープ通路32内に挿入すると、フィードスプロケット33が回転し、キャリアテープ17はテープ通路32上を前方に走行する。テープ通路32上を前方に走行したキャリアテープ17は、送り孔24が副スプロケット外周歯34Tと係合したところで副スプロケット34によってピッチ送りされる。キャリアテープ17が副スプロケット34によってピッチ送りされるようになると、フィードスプロケット33によるキャリアテープ17の送り動作は停止され、以後、フィードスプロケット33はキャリアテープ17によって従動回転させられる。
キャリアテープ17が副スプロケット34によってピッチ送りされ始めると、キャリアテープ17の先頭部は剥離部材37の先端部43に差し掛かり、剥離部材37は、ベーステープ21からカバーテープ22を剥離する。以下、図12(a),(b),(c)、図13(a),(b),(c)及び図14(a),(b),(c)を用いて、剥離部材37によってベーステープ21からカバーテープ22が剥離される手順(カバーテープ剥離方法)を説明する。ここで、図13(a)は図12(c)のA−A端面図であり、図13(b)は図12(c)のB−B端面図であり、図13(c)は図12(c)C−C端面図である。また、図14(a)は図12(c)のD−D端面図であり、図14(b)は図12(c)のE−E端面図であり、図14(c)は図12(c)のF−F端面図である。なお、図12(c)中のA−A,B−B,・・・,F−Fの剥離部材37に対する位置は、図8中のA−A,B−B,・・・,F−Fの剥離部材37に対する位置と同じである。
剥離部材37によるカバーテープ剥離方法では、先ず、テープ通路32上を走行するキャリアテープ17に対し、ベーステープ21とカバーテープ22の間に先端部43を割り入らせて(図12(a))、ベーステープ21からカバーテープ22の幅方向の一方の端部(ここではベーステープ21の端部側の端部であり、外側端部と称する)を分離させる(分離工程。図13(a)→図13(b))。具体的には、剥離部材37の先端部43の上面によってカバーテープ22をベーステープ21に対して持ち上げつつ、先端部43の外側端部側のエッジによって、カバーテープ22の外側端部の粘着部22Tをベーステープ21から引き剥がす(図13(b))。
先端部43によってカバーテープ22の外側端部をベーステープ21から分離させたら、テープ通路32上を走行するキャリアテープ17に対し、ベーステープ21から分離させたカバーテープ22の外側端部を押圧面42によって下方に押し下げた後(図12(b)及び図13(c))、押圧面42によって、カバーテープ22をその幅方向に押圧してカバーテープ22の他方の端部(ベーステープ21の中央部側の端部。内側端部と称する)側に寄せていく。なお、この過程では、テープガイド36の天井部36aで高さ方向に押圧してカバーテープ22をコンパクトにする(押圧工程。図14(a)→図14(b)→図14(c))。
上記押圧工程では、剥離部材37によって外側端部が剥離されたカバーテープ22は、内側端部がベーステープ21に貼着された状態を維持しつつ、カバーテープ22の内側端部側(ベーステープ21の中央部側)に寄せられていく(図13(c)→図14(a)→図14(b)→図14(c))。この際、カバーテープ22の外側端部側の部分は、剥離部材37の凹面部45の上面(凹面)に誘導されて、カバーテープ22の下面側でロールさせるので、カバーテープ22は内側端部側(ベーステープ21の中央部側)に寄せられる過程でロール状の塊22G(図12(c)、図14(c)及び図15)となっていく。これによりキャリアテープ17の各部品収納部23はテープフィーダ16の部品供給位置16Kに到達した時点で開放された状態となり、吸着ノズル13aによる部品PTのピックアップ(吸着)が可能となる。
剥離後のカバーテープ22の他方の端部(内側端部)側はベーステープ21に貼着された状態を維持しているので、剥離後のカバーテープ22はベーステープ21と一緒に排出させることができる。ここで、ベーステープ21上に残るカバーテープ22のロール状の塊22Gは排出に適したコンパクトな形状になるだけでなく、ベーステープ21から分離した側の端部(外側端部)の粘着部22Tを内側に巻き込んでいるので、その粘着部22Tがテープフィーダ16のテープ通路32上の部材(ここではテープガイド36の内面)に付着することはなく、カバーテープ22のスムーズな排出が可能である。また、剥離後のカバーテープ22を折り返す剥離方法よりも高さ方向に空間を設けなくてもよいため、テープフィーダ16を小型化することができる。
以上説明したように、本実施の形態におけるテープフィーダ16(及びテープフィーダ16におけるカバーテープ剥離方法)では、ベーステープ21から剥離させたカバーテープ22の一方の端部(外側端部)を、剥離部材37の押圧面42によって下方に押し下げた後にカバーテープの他方の端部側(内側端部側)に寄せていき、カバーテープの22のベーステープ21から剥離された側の粘着部22Tをカバーテープ22の内側に巻き込むようにしている。カバーテープ22の粘着部22Tはカバーテープ22の剥離後すぐに、外側に晒されることなく、カバーテープ22の内側に巻き込まれてしまうので、カバーテープ22がベーステープ21と一緒に排出される際にテープ通路32上の部材に付着することはなく、剥離後のカバーテープ22をスムーズに排出させることができる。
剥離後のカバーテープの粘着部がテープ通路上の部材に付着することを防止してカバーテープをスムーズに排出させることができるテープフィーダ及びテープフィーダにおけるカバーテープ剥離方法を提供する。
16 テープフィーダ
17 キャリアテープ
21 ベーステープ
22 カバーテープ
23 部品収納部
32 テープ通路
37 剥離部材
42 押圧面
43 先端部
45 凹面部
PT 部品

Claims (4)

  1. 部品収納部に部品を収納したベーステープの上面に前記部品収納部を覆うカバーテープの幅方向の両端部が貼着されて構成されるキャリアテープをテープ通路上で走行させ、前記テープ通路上に設けた剥離部材により前記ベーステープから前記カバーテープを剥離させて前記部品収納部を開放するテープフィーダであって、
    前記剥離部材は、
    前記テープ通路上を走行する前記キャリアテープに対し、前記ベーステープと前記カバーテープの間に割り入って前記ベーステープから前記カバーテープの幅方向の一方の端部を分離させる先端部と、
    前記テープ通路上を走行する前記キャリアテープに対し、前記先端部によって前記ベーステープから分離させた前記カバーテープの前記一方の端部を下方に押し下げた後に前記カバーテープをその幅方向に押圧して他方の端部側に寄せていく押圧面と、
    前記押圧面によって前記他方の端部側に寄せられる前記カバーテープの前記一方の端部側を誘導する位置に設けられ、前記カバーテープの前記一方の端部側の部分をその下面側でロールさせる凹面部とを備えたことを特徴とするテープフィーダ。
  2. 前記先端部は断面が上方に湾曲した形状を有しており、その湾曲した上面は徐々に高さが高くなる傾斜面となっており、
    前記凹面部は、前記剥離部材の上面の前記傾斜面との接続部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のテープフィーダ。
  3. 部品収納部に部品を収納したベーステープの上面に前記部品収納部を覆うカバーテープの幅方向の両端部が貼着されて構成されるキャリアテープをテープ通路上で走行させ、前記テープ通路上に設けた剥離部材により前記ベーステープから前記カバーテープを剥離させて前記部品収納部を開放するテープフィーダにおけるカバーテープ剥離方法であって、
    前記テープ通路上を走行する前記キャリアテープに対し、前記ベーステープと前記カバーテープの間に前記剥離部材の先端部を割り入らせて前記ベーステープから前記カバーテープの幅方向の一方の端部を分離させる分離工程と、
    前記テープ通路上を走行する前記キャリアテープに対し、前記先端部によって前記ベーステープから分離させた前記カバーテープの前記一方の端部を前記剥離部材が有する押圧面によって下方に押し下げた後に前記カバーテープをその幅方向に押圧して他方の端部側に寄せていく押圧工程とを含み、
    前記押圧工程で前記カバーテープを前記他方の端部側に寄せていく際、前記押圧面によって前記他方の端部側に寄せられる前記カバーテープの前記一方の端部側を誘導する位置に設けられた前記剥離部材の凹面部において、前記カバーテープの前記一方の端部側の部分を前記カバーテープの下面側でロールさせることを特徴とするテープフィーダにおけるカバーテープ剥離方法。
  4. 前記先端部は断面が上方に湾曲した形状を有しており、その湾曲した上面は徐々に高さが高くなる傾斜面となっており、
    前記凹面部は、前記剥離部材の上面の前記傾斜面との接続部に形成されていることを特徴とする請求項3に記載のテープフィーダにおけるカバーテープ剥離方法。
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