JP5459239B2 - テープフィーダおよびテープフィーダにおけるテープ装着方法 - Google Patents

テープフィーダおよびテープフィーダにおけるテープ装着方法 Download PDF

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本発明は、部品実装装置に装着されキャリアテープに保持された電子部品を部品搭載機構によるピックアップ位置に供給するテープフィーダおよびこのテープフィーダにおいてキャリアテープをテープフィーダに装着するテープ装着方法に関するものである。
部品実装装置における電子部品の供給装置としてテープフィーダが知られている。このテープフィーダは電子部品を保持したキャリアテープを間欠送りすることにより、部品搭載機構の移載ヘッドによるピックアップ位置に電子部品を供給するものである。ピックアップ位置近傍においては、キャリアテープはテープフィーダの本体部内に設けられたテープ走行路に沿って上方をカバーテープによって覆われてガイドされた状態でテープ送り機構によってピッチ送りされる。そして電子部品は、ピックアップ位置においてテープガイドに設けられた部品取り出し用の開口部を介して、部品搭載機構の移載ヘッドによってピックアップされる。
電子部品を保持したキャリアテープは一般に供給リールに巻回された状態で供給され、新たなキャリアテープを装着する際には、供給リールから引き出されたキャリアテープをテープ取り込み部から差し込み、ピックアップ位置においてカバー部材の下面側にセットするテープ装着作業が行われる。このテープ装着作業においては、テープ送り機構を構成するスプロケットの送りピンにキャリアテープの送り孔を正しく係合させた状態で、押さえ部材によってキャリアテープを上方からテープ走行路に対して押しつけて本体部にセットするという複雑な操作を必要とする。
このため従来より、テープ装着作業を容易にするため、ピックアップ位置近傍においてキャリアテープをガイドするテープガイドを本体部から着脱自在とするとともに、キャリアテープからカバーテープを部分的に剥離するための剥離部材をテープガイドに備えた構成のテープフィーダが知られている(例えば特許文献1参照)。この構成によれば、テープガイドが本体部から取り外された状態でテープガイドにキャリアテープをセットすることができ、テープ装着作業の作業性を改善することができるという利点がある。
特許第4370058号公報
しかしながら上述の特許文献例を含め、キャリアテープからカバーテープを部分的に剥離するための剥離部材をテープガイドに備えた構成の従来技術には、吸着ノズルにて部品を取り出すピックアップ位置においてカバーテープが直立した状態にあることに起因して、以下のような難点があった。すなわちこの方式ではピックアップ位置にて直立した状態にあるカバーテープが吸着ノズルの昇降動作を阻害しないよう、カバーテープの高さ分だけ吸着ノズルの昇降ストロークを大きく設定する必要がある。そしてこのような吸着ノズルの昇降ストロークの増大は、吸着ノズルを下降させて部品を吸着する際の位置精度の低下を招くこととなり、結果として部品吸着精度が低下する。このように、キャリアテープからカバーテープを部分的に剥離するための剥離部材をテープガイドに備えた構成の従来技術には、剥離されたカバーテープがピックアップ位置において吸着ノズルの昇降動作の妨げとなることに起因して、部品吸着精度が低下するという問題があった。
そこで本発明は、キャリアテープからカバーテープを部分的に剥離するための剥離部材をテープガイドに備えた構成において、部品吸着精度を確保することができるテープフィーダおよびテープフィーダにおけるテープ装着方法を提供することを目的とする。
本発明のテープフィーダは、部品収納用の凹部内に電子部品を保持したキャリアテープをピッチ送りすることにより、移載ヘッドによるピックアップ位置に前記電子部品を順次供給するテープフィーダであって、前記凹部が形成されたベーステープおよびこのベーステープの上面に前記凹部を覆って貼着されたカバーテープよりなるキャリアテープを導くテープ走行路が設けられた本体部と、前記本体部に設けられスプロケットの送りピンを前記ベーステープに設けられた送り孔に係合させた状態で前記スプロケットを間歇回転させることにより前記キャリアテープを所定ピッチでピッチ送りするテープ送り機構と、前記本体部に対して着脱自在に構成され、この本体部上の前記ピックアップ位置を含む所定範囲において前記テープ送り機構によって送られたキャリアテープの幅方向をガイドするとともに、ガイド面によってこのキャリアテープを上側から押さえ込んでこのキャリアテープの上面をガイドし、さらにこのキャリアテープの下面を支持してガイドするガイド部と、前記ガイド部に設けられ、前記ベーステープから前記カバーテープを前記凹部が設けられた前記カバーテープの長辺方向の一側部から剥離して、この凹部内の電子部品を露呈させるカバーテープ剥離機構とを備え、前記カバーテープ剥離機構は、前記キャリアテープのピッチ送りにおいて前記ベーステープとカバーテープとの貼合せ面に介在することにより、前記貼合せ面を前記一側部から少なくとも前記凹部を含む剥離対象範囲で剥離させる剥離部材を有し、この剥離部材によって前記ベーステープから剥離されたカバーテープを前記一側部を他側部に向かって屈曲させるとともに、前記キャリアテープを前記ピックアップ位置に案内する過程において、前記屈曲されたカバーテープを前記ガイド部のガイド面に下面側から押し付けることにより、前記ピックアップ位置において前記カバーテープをベーステープに対して平行な状態となるように平面状に折り返す。
本発明のテープフィーダにおけるテープ装着方法は、部品収納用の凹部が形成されたベーステープおよびこのベーステープの上面に前記凹部を覆って貼着されたカバーテープよりなるキャリアテープを導くテープ走行路が設けられた本体部と、前記本体部に設けられスプロケットの送りピンを前記ベーステープに設けられた送り孔に係合させた状態で前記スプロケットを間歇回転させることにより前記キャリアテープを所定ピッチでピッチ送りするテープ送り機構と、前記本体部に対して着脱自在に構成され、この本体部上の前記ピックアップ位置を含む所定範囲において前記テープ送り機構によって送られたキャリアテープの幅方向をガイドするとともに、ガイド面によってこのキャリアテープを上側から押さえ込んでこのキャリアテープの上面をガイドし、さらにこのキャリアテープの下面を支持してガイドするガイド部と、前記ガイド部に設けられ、前記ベーステープから前記カバーテープを前記凹部が設けられた前記カバーテープの長辺方向の一側部から剥離して、この凹部内の電子部品を露呈させるカバーテープ剥離機構とを備え、前記カバーテープ剥離機構は、前記キャリアテープのピッチ送りにおいて前記ベーステープとカバーテープとの貼合せ面に介在することにより、前記貼合せ面を前記一側部から少なくとも前記凹部を含む剥離対象範囲で剥離させる剥離部材を有し、前記凹部内に電子部品を保持したキャリアテープをピッチ送りすることにより、移載ヘッドによるピックアップ位置に前記露呈した電子部品を順次供給するテープフィーダにおいて、前記キャリアテープをこのガイド部に装着するテープ装着方法であって、前記ガイド部が前記本体部から取り外された状態で、このガイド部に前記キャリアテープを導入する際に、前記剥離部材によって前記ベーステープから剥離されたカバーテープを前記一側部を他側部に向かって屈曲させるとともに、前記キャリアテープを前記ピックアップ位置に案内する過程において、前記屈曲されたカバーテープを前記ガイド部のガイド面に下面側から押し付けることにより、前記ピックアップ位置において前記カバーテープをベーステープに対して平行な状態となるように平面状に折り返す。
本発明によれば、ガイド部にキャリアテープを導入する際に、剥離部材によってベーステープから剥離されたカバーテープをカバーテープの長辺方向の一側部を他側部に向かって屈曲させるとともに、キャリアテープをピックアップ位置に案内する過程において、屈曲されたカバーテープをガイド部のガイド面に下面側から押し付けてピックアップ位置においてカバーテープをベーステープに対して平行な状態となるように平面状に折り返すことにより、ピックアップ動作のために必要とされる吸着ノズルの昇降ストロークを小さく設定することが可能となり、昇降ストロークの増大に伴って生じる吸着ノズルの水平位置ずれに起因する部品吸着精度の低下を防止することができる。
本発明の一実施の形態の部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態の部品実装装置の部分断面図 本発明の一実施の形態のテープフィーダの構成説明図 本発明の一実施の形態のテープフィーダの斜視図 本発明の一実施の形態のテープフィーダに装着されるガイド部の構成説明図 本発明の一実施の形態のテープフィーダに装着されるガイド部の機能説明図 本発明の一実施の形態のテープフィーダに装着されるガイド部の機能説明図 本発明の一実施の形態のテープフィーダに装着されるガイド部の機能説明図 本発明の一実施の形態のテープフィーダに装着されるガイド部の上部部材の構成説明図 本発明の一実施の形態のテープフィーダのガイド部に組み込まれるテープ剥離機構の剥離部材の形状説明図 本発明の一実施の形態のテープフィーダのガイド部に組み込まれるテープ剥離機構の配置説明図 本発明の一実施の形態のテープフィーダにおけるテープ剥離動作の動作説明図 本発明の一実施の形態のテープフィーダにおけるテープ剥離動作の動作説明図 本発明の一実施の形態のテープフィーダのテープ剥離機構における剥離抑制機構の構成および機能説明図 本発明の一実施の形態のテープフィーダにおけるテープ装着方法の工程説明図 本発明の一実施の形態のテープフィーダにおけるテープ装着方法の工程説明図
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず図1、図2を参照して、基板に電子部品を実装する部品実装装置1の構成を説明する。部品実装装置1は、基板に半導体チップなどの電子部品を実装する機能を有するものであり、図2は、図1におけるA−A断面を部分的に示している。
図1において基台1aの中央にはX方向(基板搬送方向)に基板搬送機構2が配設されている。基板搬送機構2は上流側から搬入された基板3を搬送し部品実装作業を実行するために設定された実装ステージに位置決めする。基板搬送機構2の両側方には、部品供給部4が配置されており、それぞれの部品供給部4には複数のテープフィーダ5が並設されている。テープフィーダ5は、電子部品を保持したキャリアテープをピッチ送りすることにより、以下に説明する移載ヘッドの吸着ノズルによるピックアップ位置に電子部品を供給する。
基台1a上面の両端部上にはY軸テーブル6A,6Bが配設されており、Y軸テーブル6A,6B上には2台のX軸テーブル7A、7Bが架設されている。Y軸テーブル6Aを駆動することにより、X軸テーブル7AがY方向に水平移動し、Y軸テーブル6Bを駆動することにより、X軸テーブル7BがY方向に水平移動する。X軸テーブル7A,7Bには、それぞれ移載ヘッド8および移載ヘッド8と一体的に移動する基板認識カメラ9が装着されている。
Y軸テーブル6A,X軸テーブル7A,Y軸テーブル6B,X軸テーブル7Bをそれぞれ組み合わせて駆動することにより移載ヘッド8は水平移動し、それぞれの部品供給部4から電子部品を吸着ノズル8a(図2参照)によってピックアップし、基板搬送機構2に位置決めされた基板3上に実装する。Y軸テーブル6A,X軸テーブル7A,Y軸テーブル6B,X軸テーブル7Bは、移載ヘッド8を移動させるヘッド移動機構となっている。
移載ヘッド8とともに基板3上に移動した基板認識カメラ9は、基板3を撮像して認識する。また部品供給部4から基板搬送機構2に至る経路には、部品認識カメラ10が配設されている。部品供給部4から電子部品を取り出した移載ヘッド8が実装ステージに位置決めされた基板3へ移動する際に、吸着ノズル8aに保持された電子部品を部品認識カメラ10の上方でX方向に移動させることにより、部品認識カメラ10は吸着ノズル8aに保持された電子部品を撮像する。そして撮像結果を認識装置(図示省略)によって認識処理することにより、吸着ノズル8aに保持された状態における電子部品の位置が認識されるとともに、電子部品の種類が識別される。ノズル保持部11は、複数種類の吸着ノズル8aを所定姿勢で収納し、移載ヘッド8がノズル保持部11にアクセスしてノズル交換動作を行うことにより、移載ヘッド8において対象とする電子部品の種類に応じてノズル交換が行われる。
部品供給部4の構造を説明する。図2に示すように、部品供給部4には複数のテープフィーダ5を装着するためのフィーダベース4aが設けられている。テープフィーダ5は、フィーダ装着用の台車12によって部品供給部4に配置され、台車12には、キャリアテープ15を巻回状態で収納したテープリール14を保持するためのリール保持部13が設けられている。リール保持部13はテープリール14を回転自在に保持するための保持ローラを備えており、部品供給部4に配置されたテープリール14を回転させることにより、キャリアテープ15を引き出すことができるようになっている。
次に、図3を参照してテープフィーダ5の構成および機能を説明する。図3に示すように、テープフィーダ5は本体部5aおよび本体部5aの下面から下方に凸設された装着部5bを備えた構成となっている。本体部5aの下面をフィーダベース4aに沿わせてテープフィーダ5を装着した状態では、装着部5bに設けられたコネクタ部5cがフィーダベース4aに嵌合する。これにより、テープフィーダ5は部品供給部4に固定装着されるとともに、テープフィーダ5は部品実装装置1の制御装置21と電気的に接続される。
本体部5aの内部には、テープリール14から引き出されて本体部5a内に取り込まれたキャリアテープ15を導くテープ走行路5dが、本体部5aの後端部から先端部まで連続して設けられている。キャリアテープ15は、テープ本体を構成するベーステープ15aに、電子部品16を収納保持する部品収納用の凹部である部品ポケット15bおよびキャリアテープ15をピッチ送りするための送り穴15dを所定ピッチで設けた構成となっており、部品ポケット15bの下面側にはベーステープ15aから下方に凸出したエンボス部15cが形成されている。ベーステープ15aの上面には、部品ポケット15bから電子部品16が脱落するのを防止するために、部品ポケット15bを覆ってカバーテープ15eが貼着されている。
本体部5aには、キャリアテープ15をピッチ送りするためのテープ送り部17が内蔵されている。テープ送り部17は、テープ走行路5dの先端部に設けられたスプロケット20を回転駆動する送りモータ19および送りモータ19を制御するフィーダ制御部18を備えている。テープフィーダ5がフィーダベース4aに装着された状態では、フィーダ制御部18は制御装置21と接続される。
スプロケット20には、送り穴15dに嵌合する送りピン20a(図16参照)が定ピッチで設けられており、これらの送りピンが送り穴15dに係合した状態で、送りモータ19を駆動して、回転軸19aに結合されたベベルギア25を介してスプロケット20を間歇回転させることにより、キャリアテープ15は下流側(図3において左側)へピッチ送りされる。スプロケット20および送りモータ19は、本体部5aに設けられスプロケット20の送りピン20aを送り穴15dに係合させた状態でスプロケット20を間歇回転させることにより、キャリアテープ15を所定ピッチでピッチ送りするテープ送り機構を構成する。
スプロケット20の手前側は、部品ポケット15b内の電子部品16を、移載ヘッド8の吸着ノズル8aによって吸着して取り出すピックアップ位置となっている。上述のテープ送り機構によってテープ走行路5dに沿って送られたキャリアテープ15は、上のピックアップ位置を含む所定範囲、すなわちキャリアテープ15を吸着ノズル8aによるピックアップ位置に導くとともに送り穴15dを送りピン20aに正しく係合させるために必要とされる範囲において、以下に説明するガイド部30によってガイドされる。そしてベーステープ15aに貼着されたカバーテープ15eは、ガイド部30に組み込まれたテープ剥離機構によってベーステープ15aとの貼合わせ面が部分的に剥離され、これにより部品ポケット15b内の電子部品16が露呈される。
図4に示すように、本体部5aにおいて先端部(テープ送り方向における下流側)の所定範囲は、ガイド部30が着脱されるガイド装着部22となっている。ガイド部30は、下部部材31および上部部材32より構成され、下部部材31に設けられた下流側装着部31a、上流側装着部31bを、それぞれ下流側嵌合部23、上流側係止部24に係合させて固定することにより、ガイド部30はガイド装着部22に装着され、逆順の操作を行うことによりガイド部30はガイド装着部22から取り外される。
以下、図5〜図8を参照して、ガイド部30を構成する各部およびこれら各部の機能を説明する。図5に示すように、ガイド部30は下部部材31および上部部材32より構成される。下部部材31は、A−A断面に示すように、下部部材31の本体を構成する長手形状の矩形断面部材の上面に溝部31gを形成した構成となっており、溝部31gの両側部のテープ支持部31e、31fによってキャリアテープ15を下面側から支持する機能を有している。キャリアテープ15が下部部材31上に載置された状態では、エンボス部15cが溝部31g内に嵌入し、テープ支持部31eによって送り穴15dが形成された範囲を、またベーステープ15aの反対側の端部をテープ支持部31fによって支持してテープ送りをガイドする。エンボス部15cを有しない平板状の紙テープなどの場合も同様に、キャリアテープ15はテープ支持部31e、31fによって支持される。
下部部材31の下流側(図5において左側)の先端部には下方に下流側装着部31aが延出しており、下流側装着部31aの下端部には嵌入部31cが下流側嵌合部23の嵌入凹部23a(図8参照)に嵌合する形状で設けられている。下部部材31の上流側(図5において右側)には上流側装着部31bが延出している。下部部材31の先端部には、被係止部31dが、上流側係止部24の係止部材24aによって係止可能な形状で設けられている。ガイド部30をテープフィーダ5のガイド装着部22に装着する際には、嵌入部31cを下流側嵌合部23の嵌入凹部23aに嵌合させた状態で、被係止部31dを係止部材24aによって係止する。
またガイド部30をテープフィーダ5のガイド装着部22から離脱させる場合には、係止部材24aによる被係止部31dの係止を解除した状態で、嵌入部31cを嵌入凹部23aから取り外す。したがって、下部部材31に設けられた嵌入部31c、被係止部31dは、下部部材31をガイド装着部22に着脱する着脱機構を構成する。すなわち本実施の形態におけるガイド部30の構成においては、下部部材31はキャリアテープ15の下面側をガイドする機能を有するとともに、ガイド装着部22と着脱する着脱機構が設けられた構成となっている。
上部部材32の形状を説明する。図5においてB−B断面に示すように、上部部材32は、下方に開口した矩形の枠形状の断面、すなわち水平な上面部32aの両側端から側面部32bが下方に延出した断面形状を有する長手部材を主体としている。上面部32aの裏面は、キャリアテープ15の上面をガイドするガイド面32sとなっている。上部部材32の下流側の先端部には側面部32bが下方に延出した軸支板32cおよび上面部32aが下方に湾曲して軸支板32cの上方を覆う上カバ−部32dが設けられている。軸支板32cには軸孔32eが設けられており、上部部材32を下部部材31に結合する際には、下流側装着部31aに設けられた軸支孔31hに嵌合する軸支ピン33を軸孔32eに挿通させ、上部部材32を軸支ピン33によって軸支する。これにより、上部部材32は下部部材31に対して開閉自在に結合される。
すなわち、下流側装着部31aに設けられた軸支孔31h、軸支板32cに設けられた軸孔32eおよび軸支ピン33は、上部部材32を下部部材31に対して開閉する開閉機構となっている。すなわちこの開閉機構は、下部部材31においてテープ送り方向における下流側に設けられた軸支点(軸支孔31hに嵌合した軸支ピン33)廻りに上部部材32を回動させることにより、上部部材32を下部部材31に対して開閉する。
上部部材32には、屈曲部32fに固定部材32jによって一端部を固定され固定部材32kによって他端部を軸支板32cを固定された下方ガイド部材40が、上部部材32のほぼ全長範囲にわたって配設されている。下方ガイド部材40はB−B断面において上面部32aの下方に位置し、下部部材31における溝部31gの位置に対応している。下方ガイド部材40は板バネなどの弾発性の板部材であり、上述の開閉機構によって上部部材32が下部部材31から開いた状態でキャリアテープ15を上部部材32に装着する際に、キャリアテープ15を下方からガイドする機能を有するものである。
そして上部部材32を下部部材31に対して閉じた状態、すなわち軸支ピン33廻りに上部部材32を回動させて下部部材31の上方を覆った状態(図6参照)では、上部部材32の側面部32bが、テープ支持部31e、31fの側面に位置してキャリアテープ15の幅方向をガイドするとともに、上面部32aの裏面に設けられたガイド面32sが下部部材31上を送られるキャリアテープ15の上面に位置してこのキャリアテープ15を上側から押さえ込み、上面をガイドする(図6(b)のC−C断面参照)。すなわち、上部部材32はキャリアテープ15の幅方向をガイドするとともに、ガイド面32sによってキャリアテープ15を上側から押さえ込んでキャリアテープ15の上面をガイドする機能を有している。
上部部材32の上流側において、側面部32bは下方に屈曲して延出した屈曲部32fとなっており、2つの屈曲部32fの間の空間は、上流側に開口してキャリアテープ15を導き入れるために設けられたテープ挿し入れ口32gを形成する。キャリアテープ15をガイド部30にセットする際には、キャリアテープ15の先端部をテープ挿し入れ口32gから挿し入れ、上部部材32の内側に設けられた下方ガイド部材40によってキャリアテープ15をガイドしながら、上部部材32内を下流側に導き入れる。すなわち、テープ挿し入れ口32gは、上部部材32においてテープ送り方向の上流側に設けられ、この上部部材32にキャリアテープ15を導き入れるテープ導入部となっている。
さらに屈曲部32fの下端部には係止用の係止ピン32iが設けられており、上部部材32を下部部材31に対して閉じた状態では、屈曲部32fは上流側装着部31bの下流側に設けられた係止用凹部31kに嵌入する。上流側装着部31bには、圧縮バネ部材35によって下流側水平方向に付勢されたピン形状の係止部材34が係止用凹部31k内に突出して装着されており、上部部材32を下部部材31に対して閉じた状態では、係止部材34が係止ピン32iを係止することにより、上部部材32の位置が固定される。上部部材32の上流側の端部には把持リング32hが設けられており、上部部材32の開閉操作時には作業者が把持リング32hを把持して押し下げ、引き上げの操作を行う。
テープ支持部31eにおいてガイド装着部22への装着状態でスプロケット20と干渉する範囲は、スプロケット20の形状に応じて逃がし部31iが設けられており、さらにテープ支持部31eには、以下に説明する位置決め機構を組み込むための切り欠き部31jが設けられている。切り欠き部31jは、テープ支持部31eの上面の一部を部分的に切り欠くとともに、細長部材の一端部を上方に屈曲させてピン取付け部36aとした形状の位置合わせ部材36を収納する範囲に設けられている。位置合わせ部材36は軸支ピン38によって下部部材31に軸支されており、軸支ピン38の一方側はテープ支持部31eの側面に固定された支持ブラケット39によって支持されている。なお、図5以外の他図においては、支持ブラケット39の図示は省略している。ピン取付け部36aの上面には、キャリアテープ15における送り穴15dのピッチに対応した間隔で1対の位置合わせピン37が設けられており、位置合わせピン37は切り欠き部31jを介してテープ支持部31eの上面に露呈可能となっている。
次に図6,図7を参照して、下部部材31に対して上部部材32を閉じた状態のガイド部30の形態および各部の機能について説明する。図6(a)は、上部部材32を軸支ピン33廻りに回動させて下部部材31に対して閉じた状態を示している。このとき屈曲部32fに設けられた係止ピン32iが係止部材34によって係止されることにより、上部部材32が固定される。この状態において、位置合わせ部材36は付勢手段(図示省略)によって軸支ピン38廻りに反時計方向(矢印a)に付勢されており、位置合わせピン37は切り欠き部31jを介してテープ支持部31eの上面に突出した状態となっている。
これにより、ガイド部30がから取り外された状態においては、上部部材32内に導き入れられて下部部材31との間で挟み込まれたキャリアテープ15の送り穴15dには、常に固定位置にある位置合わせピン37が嵌合し、ガイド部30とキャリアテープ15とのテープ送り方向における相対位置が決められる。ここで、位置合わせピン37の位置はこの位置決め状態において、キャリアテープ15の送り穴15dがスプロケット20の送りピン20aに正しく係合する位置に設定されている。したがって、位置合わせピン37によってキャリアテープ15が位置決めされた状態のガイド部30をガイド装着部22に装着して固定することにより、他の位置調節操作を必要とすることなくキャリアテープ15は、スプロケット20の送りピン20aが送り穴15dに係合する位置にセットされる。
図6(b)は、図6(a)に示す状態において、ピン取付け部36aの反対側端部36bに対して、下方から嵌合離脱用の外力Fを作用させた状態を示している。すなわちこの外力Fにより、位置合わせ部材36は付勢力に抗して軸支ピン38の廻りに時計回り方向に回動し、ピン取付け部36aが位置合わせピン37とともに下降して(矢印b)、テープ支持部31eの上面から退避した状態となる。本実施の形態ではガイド装着部22において、ピン取付け部36aの反対側端部36bに対応する位置に板バネ部材26(図8参照)を配設するようにしている。これにより、ガイド部30をガイド装着部22に装着した状態において、板バネ部材26が位置合わせ部材36に上向きの外力を作用させ(図6(b)参照)、位置合わせピン37はキャリアテープ15の送り穴15dから離脱する。したがって、位置合わせピン37によってキャリアテープ15のピッチ送りが阻害されることがない。
上記構成において、軸支ピン38によって軸支された位置合わせ部材36およびピン取付け部36aに設けられた位置合わせピン37は、ガイド部30においてキャリアテープ15の送り穴15dに位置合わせピン37を嵌合させることにより、このキャリアテープ15とガイド部30とのテープ送り方向における相対位置を位置決めする位置決め機構を構成する。そしてこの位置決め機構は、本実施の形態においては位置合わせピン37を下部部材31に設けて構成され、この下部部材31をガイド装着部22装着した状態において、位置合わせピン37を送り穴15dから離脱させる嵌合離脱機構を備えた構成となっている。
なお本実施の形態においては、嵌合離脱機構として、板バネ部材26によって位置合わせ部材36に回動力を作用させる構成例を示したが、ピン取付け部36aを下降させるように位置合わせ部材36を動作させる構成であれば、圧縮バネなど他の機構を用いる構成としてもよい。また本実施の形態においては、位置決め機構を下部部材31に設けた構成例を示しているが、キャリアテープ15とガイド部30とのテープ送り方向における相対位置を位置決めする機能を有する機構であれば、位置決め機構を上部部材32に設けるように構成してもよい。
図7は、把持リング32hを引き上げる(矢印c)ことにより、軸支ピン33廻りに上部部材32を回動させて、ガイド部30を開放した状態を示しており、新たなキャリアテープ15のセットはこの状態で行われる。この状態では、位置合わせピン37は切り欠き部31jを介してテープ支持部31eの上面に突出し、キャリアテープ15を位置合わせ可能な状態となっている。上部部材32に導き入れられたキャリアテープ15は、上部部材32を閉じて送り穴15dに位置合わせピン37が嵌合することにより、ガイド部30に対してテープ送り方向に位置決めされる。
図8は、このようにして下部部材31、上部部材32が閉じられた状態のガイド部30をガイド装着部22に装着する動作を示している。この装着作業においては、下流側装着部31aを下流側嵌合部23に、上流側装着部31bを上流側係止部24に対して位置合わせした状態で、まず下流側装着部31aを下降させて(矢印d)、嵌入部31cを嵌入凹部23aに嵌合させ、次いで上流側装着部31bを下降させて(矢印e)、被係止部31dを係止部材24aによって係止する。このとき、下流側装着部31a、上流側装着部31bの位置をより正確に位置決めするための位置合わせピンを下流側嵌合部23、上流側係止部24に設け、下流側装着部31a、上流側装着部31bに設けた嵌合孔に嵌合させることが望ましい。そしてこの状態においては、ガイド装着部22に設けられた板バネ部材26が位置合わせ部材36の反対側端部36bに下方から当接して位置合わせピン37の嵌合離脱のための外力を反対側端部36bに作用させ、これにより位置合わせピン37はテープ支持部31eの上面から退避する。
次に、ガイド部30の上部部材32に設けられたカバーテープ剥離機構50の構成について、図9〜図11を参照して説明する。図9(a)は、上部部材32の平面視を示しており、上面部32aには、第1開口部41、第2開口部42が設けられている。第1開口部41は、キャリアテープ15に保持された電子部品16を吸着ノズル8aによってピックアップするための部品取り出し開口41a、スプロケット20の送りピン20aと上面部32aとの干渉を避けるためのピン逃がし開口41bおよび後述するテープ剥離時におけるカバーテープ15eの部品取り出し開口41aへの引掛りを防止するテープ逃がし開口41cより構成される。第2開口部42は、以下に説明するカバーテープ剥離機構50によってキャリアテープ15からカバーテープ15eを剥離する際の剥離状態を目視確認するための確認用開口部として用いられる。
図9(b)に示すように、上部部材32の上面部32aの裏面であるガイド面32sには、カバーテープ剥離機構50が設けられている。カバーテープ剥離機構50は、キャリアテープ15のベーステープ15aからカバーテープ15eを部品ポケット15bが設けられた一側部から剥離して、部品ポケット15b内の電子部品16を露呈させる機能を有している(図13参照)。すなわち、カバーテープ剥離機構50は、キャリアテープ15のピッチ送りにおいてベーステープ15aとカバーテープ15eとの貼合せ面に介在することにより、貼合せ面を一側部から少なくとも部品ポケット15bを含む剥離対象範囲R(図13(e)参照)で剥離させるものであり、以下に説明する第1剥離部材51、第2剥離部材52より構成される。
そして後述する動作説明において詳述するように、カバーテープ剥離機構50は、第1剥離部材51、第2剥離部材52によってベーステープ15aから剥離されたカバーテープ15eを、一側部を他側部に向かって屈曲させるとともに、キャリアテープ15をピックアップ位置に案内する過程において、屈曲されたカバーテープ15eを上部部材32のガイド面32sに下面側から押し付けることにより、ピックアップ位置においてカバーテープ15eをベーステープ15aに対して平面状に折り返すようにしている。
このテープ剥離は、テープ挿し入れ口32gから導入されたキャリアテープ15がカバーテープ剥離機構50の上流側の先端部に到達することにより開始されるが、このときベーステープ15aとカバーテープ15eとの貼合せ面にカバーテープ剥離機構50の先端部に設けられた剥離刃先部51fを確実に進入させるために、側面部32bにおいて剥離刃先部51fの近傍に相当する所定範囲には、切り欠き部32lが設けられている。切り欠き部32lは、テープ挿し入れ口32gから挿入されたキャリアテープ15の貼合わせ面を、下方ガイド部材40によって確実にカバーテープ剥離機構50に対して位置合わせするための操作用に設けられている。すなわち切り欠き部32lにより、作業者の手指による押し上げ動作、または上部部材32に配設された機械的な押し上げ機構による下方ガイド部材40の持ち上げが可能となっている。
図10に示すように、カバーテープ剥離機構50は金属板を加工した第1剥離部材51の上面に金属棒を加工した第2剥離部材52を重ねた構成となっている。第1剥離部材51は途中に折曲げ部KLを有する細長形状の板部材であり、折り曲げ部KLよりも下流側、上流側はそれぞれ水平部51a、傾斜部51cとなっている。水平部51aには、電子部品16を取り出すための部品取り出し部51bが設けられており、傾斜部51cの上流側の側端部および先端部にはそれぞれテーパ状に刃先加工された側端刃先部51d、先端刃先部51eが設けられており、側端刃先部51d、先端刃先部51eの交点は先鋭形状の剥離刃先部51fとなっている。後述するように、テープ剥離過程において剥離刃先部51fは、ベーステープ15aとカバーテープ15eとの貼り合わせ面に進入する。
第2剥離部材52は、第1剥離部材51の傾斜部51cの上面に対応した底辺形状を有する棒状部材であり、D−D断面に示すように、第2剥離部材52の側面には下流側に向かって曲率半径が漸減する内円錐面など先窄み形状の凹錐面52cが設けられている。第2剥離部材52の上面には上部部材32への取り付け用の位置決め孔52aおよび取り付けねじ孔52bが設けられている。この凹錐面52cは、剥離刃先部51fによって剥離されて下流側にテープ送りされるカバーテープ15eが当接することによりこのカバーテープ15eを折り返し方向に屈曲させる屈曲作用面として機能する。
カバーテープ剥離機構50は、第1剥離部材51の傾斜部51cに第2剥離部材52の底面を当接させて、ロウ付けなどの接合方法によって両者を固着した構成となっている。この状態では、水平部51aと第2剥離部材52の上面とは同一面にあり、先端刃先部51e、剥離刃先部51fは第2剥離部材52の先端部から上流側へ突出し、さらに側端刃先部51dは第2剥離部材52の側方からはみ出した状態となる。
カバーテープ剥離機構50を上部部材32に装着する際には、位置決め孔52a、取り付けねじ孔52bを上部部材32に位置合わせし、上面部32aを介して取り付けねじ孔52bに固定ボルトを螺合締結することにより、カバーテープ剥離機構50は上部部材32に固定装着される。この状態では、図11(a)に示すように、部品取り出し部51bが上面部32aの部品取り出し開口41aに一致し、剥離刃先部51fが第2開口部42の下方に位置する。そして図11(b)に示すように、下部部材31に対して上部部材32を閉じた装着状態では、図11(c)に示すように、下部部材31の溝部31gの上方にカバーテープ剥離機構50の剥離刃先部51fが位置する。
これによりカバーテープ剥離機構50は、キャリアテープ15の位置決め機構であるピン取付け部36aが設けられた位置合わせピン37に対して、キャリアテープ15の幅方向に隣接する位置にあり、この位置決め機構とカバーテープ剥離機構50とが相互に干渉しない非干渉位置に配設されている。カバーテープ剥離機構50と位置決め機構とをこのような配置とすることにより、ガイド部30の長手方向の寸法増大が防止され、コンパクトなガイド部30を実現可能となっている。
次に、図12、図13を参照して、カバーテープ剥離機構50によるカバーテープ15eのテープ剥離過程について説明する。図12(a)は、上部部材32を開放した状態(図7参照)のガイド部30において、テープ挿し入れ口32gから挿入されたキャリアテープ15の先端がカバーテープ剥離機構50の剥離刃先部51fに到達して、第2開口部42から視認が可能となった状態を示している。この状態では、キャリアテープ15は下方ガイド部材40によって下方から持ち上げられ、図13(a)に示すように、剥離刃先部51fがベーステープ15aとカバーテープ15eとの貼合わせ面に進入し、これによりテープ剥離が開始される。
すなわち、図12(b)に示すように、キャリアテープ15が下流側へテープ送りされると(矢印f)、剥離刃先部51fの両側に形成された側端刃先部51d、先端刃先部51eがベーステープ15aとカバーテープ15eとの貼合わせ面に介在した状態でカバーテープ剥離機構50とキャリアテープ15とが相対移動し、これにより、図13(b)に示すように、カバーテープ15eはベーステープ15aにおいて部品ポケット15bが設けられた一側部(図13において右側部)から剥離される。そして剥離されて部分的にベーステープ15aから起立状態となったカバーテープ15eは凹錐面52cに当接し、この凹錐面52cの面形状による屈曲作用によって一側部の反対側の他側部(図13において左側部)に屈曲される。そして図12(c)に示すように、キャリアテープ15がさらにテープ送りされることにより(矢印g)、カバーテープ15eの剥離範囲が側端刃先部51dの刃先範囲に倣って拡大される。これとともに、図13(c)に示すように、キャリアテープ15が下方ガイド部材40によって第1剥離部材51の傾斜した下面に沿って押し上げられながら上昇することによりベーステープ15aは上昇し、この上昇によって剥離されたカバーテープ15eが先窄み形状の凹錐面52cに倣いながら押し上げられることによってカバーテープ15eの屈曲度合いが増大する。
そして図12(d)に示すように、キャリアテープ15がさらにテープ送りされて(矢印h)、吸着対象の電子部品16がピックアップ位置に対応した部品取り出し開口41aに到達した状態では、キャリアテープ15は上面部32aのガイド面32sに近接した状態となる。これにより、徐々に屈曲度合いが増したカバーテープ15eは、図13(d)に示すように、ガイド面32sに下面側から押し付けられ、ベーステープ15aに対して平面状に折り返された状態となる。この状態では、部品取り出し開口41a内において部品取り出し部51bの位置に到達した電子部品16は、図13(e)に示すように、部品ポケット15bを含んで設定された剥離対象範囲R内で完全に剥離され、電子部品16が上面側に露呈された状態となる。
そしてこのように露呈された電子部品16に対して、吸着ノズル8a(図3参照)がピックアップ動作を行うことにより、電子部品16は真空吸着されて取り出される。このピックアップ動作において、カバーテープ15eが平面状に折り返されていることから、剥離されたカバーテープ15eが立ち上がった姿勢のままの状態でピックアップ動作を実行する従来技術と比較して、ピックアップ動作のために必要とされる吸着ノズル8aの昇降ストロークを小さく設定することが可能となっている。これにより、昇降ストロークの増大に伴って生じる不具合、例えばノズル装着精度に起因してノズル昇降時に生じる水平位置ずれに起因する部品吸着精度の低下を防止することができる。
本実施の形態に示すガイド部30に設けられたカバーテープ剥離機構50は、キャリアテープ15のピッチ送りにおいてベーステープ15aとカバーテープ15eとの貼合せ面に介在することにより、貼合せ面を一側部から少なくとも凹部を含む剥離対象範囲Rで剥離させる第1剥離部材51、第2剥離部材52を有する構成となっている。そして第1剥離部材51、第2剥離部材52によってベーステープ15aから剥離されたカバーテープ15eを一側部を他側部に向かって屈曲させるとともに、キャリアテープ15をピックアップ位置に対応した部品取り出し開口41aに案内する過程において、屈曲されたカバーテープ15eを上部部材32のガイド面32sに下面側から押し付けることにより、ピックアップ位置においてカバーテープ15eをベーステープ15aに対して平面状に折り返すようにしている。
すなわち、カバーテープ剥離機構50を構成する第1剥離部材51、第2剥離部材52は、ピッチ送り方向における上流側の先端部に先鋭形状で設けられベーステープ15aとカバーテープ15eとの貼り合わせ面に進入する剥離刃先部51fと、剥離刃先部51fによって剥離されて下流側にピッチ送りされるカバーテープ15eが当接することによりこのカバーテープ15eを折り返し方向に屈曲させる屈曲作用面として機能しピックアップ位置に向かって先窄み形状の凹錐面52cを有した形態となっている。
このテープ剥離において、前述のようにカバーテープ剥離機構50は、ピン取付け部36a、位置合わせピン37より成るキャリアテープ15の位置決め機構とキャリアテープ15の幅方向に隣接する位置にあることから、ベーステープ15aからカバーテープ15eが剥離された状態で、キャリアテープ15は位置決め機構によって水平方向に位置決めされる。すなわちカバーテープ15eが剥離されて位置が不安定になりやすいベーステープ15aを位置合わせピン37によって確実に固定することが可能となり、キャリアテープ15を容易に精度よくガイド部30に位置合わせすることができる。
次に図14を参照して、ガイド部30の上部部材32においてカバーテープ剥離機構50の上流側に設けられ、このカバーテープ剥離機構50にまだ到達していないベーステープ15aからのカバーテープ15eの剥離を抑制する剥離抑制機構の構成と機能について説明する。図14(a)に示すように、上面部32aの裏面において第2開口部42の上流側(図14において右側)には、ブロック形状の押さえ部材43が配設されている。押さえ部材43は剥離刃先部51fから上流側に所定間隔(例えば部品ピッチ1つ分程度)だけ隔てた位置にあり、押さえ部材43の下面は剥離刃先部51fの高さ位置と略一致している。
キャリアテープ15を上部部材32に装着する際には、テープ挿し入れ口32gから導入されたキャリアテープ15は下面側を下方ガイド部材40によってガイドされるとともに、上面側(カバーテープ15e側)を押さえ部材43によって押さえ込まれた状態でテープ送りされる。すなわち、キャリアテープ15は板バネなどよりなる下方ガイド部材40の弾発力で上方に付勢されて押さえ部材43の下面に押し当てられる。なお、下方ガイド部材40の弾発力が不十分であれば、作業者の手指による押し上げや他の補助機構による押し上げ手段により下方ガイド部材40を押し上げるようにする。
これにより、キャリアテープ15は押さえ部材43によって上面を押さえ込まれた状態でテープ送りされ、図12,図13にて説明した過程を経てテープ剥離が行われる。このとき、このとき、図14(b)に示すように、キャリアテープ15の上面のカバーテープ15eは剥離刃先部51fから所定間隔で上流側に設けられた押さえ部材43に対して下方から押し付けられており、押さえ部材43に当接した範囲ではベーステープ15aからのカバーテープ15eの剥離が抑制される。これにより、カバーテープ15eが剥離して部品ポケット15bが開放されることによる電子部品16の脱落が防止される。すなわち、押さえ部材43は、カバーテープ15eを上面側から押さえ込むことによりまだカバーテープ剥離機構50に到達していないベーステープ15aからのカバーテープ15eの剥離を抑制する剥離抑制機構として機能している。
さらに、剥離刃先部51fとキャリアテープ15との位置合わせの様子は、上部部材32に設けられた第2開口部42を介して作業者が目視確認できるようになっている。すなわち上部部材32において、カバーテープ剥離機構50と剥離抑制機構である43との間に形成された第2開口部42は、上部部材32の上面を部分的に除去することによりこのカバーテープ剥離機構によるカバーテープの剥離状態を目視確認する確認用開口部として機能する。
次に図15,図16を参照して、テープフィーダ5において新たなキャリアテープ15を装着するテープ装着方法について説明する。まず、ガイド部30が本体部5aから取り外された状態で、テープ挿し入れ口32gより上部部材32にキャリアテープ15を導入する(テープ導入工程)。この作業は、図15(a)に示すように、屈曲部32fを係止用凹部31kから引き出し、上部部材32を下部部材31に対して回動させて(矢印m)、ガイド部30を開放した状態で行う。
このテープ導入工程において、キャリアテープ15を上部部材32に装着する際に、第1剥離部材51のピッチ送り方向における上流側の先端部に先鋭形状で設けられた剥離刃先部51fが貼合せ面の剥離を開始する剥離開始位置において、下方ガイド部材40とともに装着対象のキャリアテープ15を下面側から押し上げることにより、剥離開始位置において剥離刃先部51fを貼合せ面へ位置合わせして進入させる。
この後、キャリアテープ15が剥離開始位置から下流に送られることにより、カバーテープ剥離機構50によるテープ剥離が行われる。すなわちキャリアテープ15の上部部材32内値の導入に際しては、図13に示すように、第1剥離部材51によってベーステープ15aから剥離したカバーテープ15eを部品ポケット15b側の一側部から他側部へ向かって屈曲させるとともに、キャリアテープ15をピックアップ位置に対応して設けられた部品取り出し開口41aに案内する過程において、屈曲されたカバーテープ15eを上部部材32のガイド面32sに下面側から押し付けることにより、ピックアップ位置においてカバーテープ15eをベーステープ15aに対して平面状に折り返す。
またこのテープ剥離において、カバーテープ剥離機構50の上流側に配設された押さえ部材43によってキャリアテープ15を上面から押し付けることにより、カバーテープ剥離機構50にまだ到達していないベーステープ15aからのカバーテープ15eの剥離が抑制される。したがって、部品ポケット15b内で電子部品16が立ち姿勢となる部品立ちや、開放状態となった部品ポケット15bから電子部品16が脱落する部品落ちなどの不具合が防止される。そしてこのテープ導入工程以降の過程において、作業者はカバーテープ剥離機構50と押さえ部材43との間に上部部材32の上面を部分的に除去して設けられた確認用開口部である第2開口部42から、このカバーテープ剥離機構50によるカバーテープ15eの剥離状態を目視確認する。これにより、剥離異常などの不具合の発生を監視して、不良を防止することができる。
次いで、導入されたキャリアテープ15の送り穴15dに位置合わせピン37を嵌合させることにより、このキャリアテープ15とガイド部30とのテープ送り方向における相対位置を合わせる(位置合わせ工程)。すなわち図15(b)に示すように、送り穴15dの位置が位置合わせピン37に一致するようキャリアテープ15の位置を調整しながら、上部部材32を下部部材31に対して閉じることにより、送り穴15dに位置合わせピン37を嵌合させる。
そしてこの後、図15(c)に示すように、上部部材32を下部部材31に対して閉じる。このとき、位置合わせピン37、ピン取付け部36aよりなる位置決め機構とカバーテープ剥離機構50とは、図11に示すような配置となっていることから、位置決め機構とカバーテープ剥離機構50とが相互に干渉することなく、下部部材31と上部部材32を一体にすることができる。これにより、上下一体となった状態のガイド部30に、先頭部分のカバーテープ15eがカバーテープ剥離機構50によって剥離されて頭出し作業が完了した新たなキャリアテープ15が、テープ送り方向に正しく位置決めされてセットされた状態となる。ガイド装着部22へのキャリアテープ15の装着はこの状態で行われる。
すなわち、図16(a)に示すように、キャリアテープ15が装着された状態のガイド部30をガイド装着部22に対して位置合わせして装着し、固定する(ガイド部固定工程)。このガイド部固定工程においては、図8にて示すように、下流側装着部31aを下流側嵌合部23に、上流側装着部31bを上流側係止部24に対して位置合わせした状態で、まず下流側装着部31aを下降させ(矢印n)、次いで上流側装着部31bを下降させる(矢印o)。図16(b)は、このようにしてガイド部固定工程を完了した状態を示している。すなわち下流側嵌合部23においては嵌入部31cを嵌入凹部23aに嵌合させ、上流側係止部24では被係止部31dを係止部材24aによって係止することにより、ガイド部30をガイド装着部22に固定する。これにより、板バネ部材26がピン取付け部36aに当接して位置合わせピン37が下方に退避し、キャリアテープ15の送り穴15dから離脱して位置決めが解除され、キャリアテープ15のテープ送りが行える状態となる。これとともに、スプロケット20においては、送りピン20aがキャリアテープ15の送り穴15dに係合し、キャリアテープ15のピッチ送りが可能な状態となる。
上記説明したように、本実施の形態に示すテープフィーダ5は、ガイド部30にキャリアテープ15を導入する際に、カバーテープ剥離機構50によってベーステープ15aから剥離されたカバーテープ15eを一側部を他側部に向かって屈曲させるとともに、キャリアテープ15をピックアップ位置に案内する過程において、屈曲されたカバーテープ15eをガイド部30のガイド面32sに下面側から押し付けてピックアップ位置においてカバーテープ15eをベーステープ15aに対して平面状に折り返すようにしている。これにより、ピックアップ動作のために必要とされる吸着ノズル8aの昇降ストロークを小さく設定することが可能となり、昇降ストロークの増大に伴って生じる吸着ノズル8aの水平位置ずれに起因する部品吸着精度の低下を防止することができる。
また、キャリアテープ15からカバーテープ15eを部分的に剥離するためのカバーテープ剥離機構50をガイド部30に備えた構成において、ガイド部30においてカバーテープ剥離機構50の上流側にこのカバーテープ剥離機構50にまだ到達していないベーステープ15aからのカバーテープ15eの剥離を抑制する剥離抑制機構を備えるようにしている。これにより、カバーテープ15eの早期の剥離に起因する部品立ちや部品落ちなどの不具合を防止することができる。
さらに下部部材31においてキャリアテープ15とガイド部30とのテープ送り方向における相対位置を位置決めする位置決め機構と、上部部材32に設けられベーステープ15aからカバーテープ15eを剥離して部品ポケット15b内の電子部品16を露呈させるカバーテープ剥離機構50とを、上部部材32を下部部材31に対して閉じた状態において相互に干渉しない非干渉位置に配設するようにしている。これにより、カバーテープ15eがキャリアテープ15から剥離された状態において、キャリアテープ15を容易に精度良くガイド部30に位置合わせすることができる。
本発明のテープフィーダおよびテープフィーダにおけるテープ装着方法は、キャリアテープからカバーテープを部分的に剥離するための剥離部材をテープガイドに備えた構成において、部品吸着精度を確保することができるという効果を有し、テープフィーダから電子部品を取り出して基板に実装する部品実装分野において有用である。
1 部品実装装置
3 基板
4 部品供給部
5 テープフィーダ
5a 本体部
5d テープ走行路
8 移載ヘッド
15 キャリアテープ
15b 部品ポケット
15d 送り穴
15e カバーテープ
16 電子部品
17 テープ送り部
19 送りモータ
20 スプロケット
20a 送りピン
22 ガイド装着部
23 下流側嵌合部
24 上流側係止部
30 ガイド部
31 下部部材
31a 下流側装着部
31b 上流側装着部
31c 嵌入部
31d 被係止部
31e テープ支持部
32 上部部材
32a 上面部
32b 側面部
32c 軸支板
32g テープ挿し入れ口
32l 切り欠き部
32s ガイド面
33 軸支ピン
34 係止部材
36 位置合わせ部材
37 位置合わせピン
38 軸支ピン
40 下方ガイド部材
41 第1開口部
42 第2開口部
43 押さえ部材
50 カバーテープ剥離機構
51 第1剥離部材
51f 剥離刃先部
52 第2剥離部材
52c 凹錐面(屈曲作用面)
R 剥離対象範囲

Claims (4)

  1. 部品収納用の凹部内に電子部品を保持したキャリアテープをピッチ送りすることにより、移載ヘッドによるピックアップ位置に前記電子部品を順次供給するテープフィーダであって、
    前記凹部が形成されたベーステープおよびこのベーステープの上面に前記凹部を覆って貼着されたカバーテープよりなるキャリアテープを導くテープ走行路が設けられた本体部と、
    前記本体部に設けられスプロケットの送りピンを前記ベーステープに設けられた送り孔に係合させた状態で前記スプロケットを間歇回転させることにより前記キャリアテープを所定ピッチでピッチ送りするテープ送り機構と、
    前記本体部に対して着脱自在に構成され、この本体部上の前記ピックアップ位置を含む所定範囲において前記テープ送り機構によって送られたキャリアテープの幅方向をガイドするとともに、ガイド面によってこのキャリアテープを上側から押さえ込んでこのキャリアテープの上面をガイドし、さらにこのキャリアテープの下面を支持してガイドするガイド部と、
    前記ガイド部に設けられ、前記ベーステープから前記カバーテープを前記凹部が設けられた前記カバーテープの長辺方向の一側部から剥離して、この凹部内の電子部品を露呈させるカバーテープ剥離機構とを備え、
    前記カバーテープ剥離機構は、前記キャリアテープのピッチ送りにおいて前記ベーステープとカバーテープとの貼合せ面に介在することにより、前記貼合せ面を前記一側部から少なくとも前記凹部を含む剥離対象範囲で剥離させる剥離部材を有し、
    この剥離部材によって前記ベーステープから剥離されたカバーテープを前記一側部を他側部に向かって屈曲させるとともに、前記キャリアテープを前記ピックアップ位置に案内する過程において、前記屈曲されたカバーテープを前記ガイド部のガイド面に下面側から押し付けることにより、前記ピックアップ位置において前記カバーテープをベーステープに対して平行な状態となるように平面状に折り返すことを特徴とするテープフィーダ。
  2. 前記剥離部材は、前記ピッチ送り方向における上流側の先端部に先鋭形状で設けられ前記ベーステープとカバーテープとの貼り合わせ面に進入する剥離刃先部と、剥離刃先部によって剥離されて下流側にピッチ送りされるカバーテープが当接することによりこのカバーテープを折り返し方向に屈曲させる屈曲作用面とを有し、前記屈曲作用面は、前記ピックアップ位置に向かって先窄み形状の凹錐面であることを特徴とする請求項1記載のテープフィーダ。
  3. 前記ガイド部は、前記キャリアテープの下面側を支持してガイドし、前記本体部と着脱する着脱機構が設けられた下部部材と、前記キャリアテープの幅方向をガイドするとともに前記ガイド面によってキャリアテープを上側から押さえ込んでこのキャリアテープの上面をガイドする上部部材と、前記上部部材を前記下部部材に対して開閉する開閉機構とを備え、
    前記カバーテープ剥離機構は、前記上部部材に設けられていることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のテープフィーダ。
  4. 部品収納用の凹部が形成されたベーステープおよびこのベーステープの上面に前記凹部を覆って貼着されたカバーテープよりなるキャリアテープを導くテープ走行路が設けられた本体部と、前記本体部に設けられスプロケットの送りピンを前記ベーステープに設けられた送り孔に係合させた状態で前記スプロケットを間歇回転させることにより前記キャリアテープを所定ピッチでピッチ送りするテープ送り機構と、前記本体部に対して着脱自在に構成され、この本体部上の前記ピックアップ位置を含む所定範囲において前記テープ送り機構によって送られたキャリアテープの幅方向をガイドするとともに、ガイド面によってこのキャリアテープを上側から押さえ込んでこのキャリアテープの上面をガイドし、さらにこのキャリアテープの下面を支持してガイドするガイド部と、前記ガイド部に設けられ、前記ベーステープから前記カバーテープを前記凹部が設けられた前記カバーテープの長辺方向の一側部から剥離して、この凹部内の電子部品を露呈させるカバーテープ剥離機構とを備え、前記カバーテープ剥離機構は、前記キャリアテープのピッチ送りにおいて前記ベーステープとカバーテープとの貼合せ面に介在することにより、前記貼合せ面を前記一側部から少なくとも前記凹部を含む剥離対象範囲で剥離させる剥離部材を有し、前記凹部内に電子部品を保持したキャリアテープをピッチ送りすることにより、移載ヘッドによるピックアップ位置に前記露呈した電子部品を順次供給するテープフィーダにおいて、前記キャリアテープをこのガイド部に装着するテープ装着方法であって、
    前記ガイド部が前記本体部から取り外された状態で、このガイド部に前記キャリアテープを導入する際に、前記剥離部材によって前記ベーステープから剥離されたカバーテープを前記一側部を他側部に向かって屈曲させるとともに、前記キャリアテープを前記ピックアップ位置に案内する過程において、前記屈曲されたカバーテープを前記ガイド部のガイド面に下面側から押し付けることにより、前記ピックアップ位置において前記カバーテープをベーステープに対して平行な状態となるように平面状に折り返すことを特徴とするテープフィーダにおけるテープ装着方法。
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