JP6002937B2 - テープフィーダ - Google Patents

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Description

本発明は、部品実装装置に取り付けられて部品の供給を行うテープフィーダに関するものである。
部品実装装置に部品を供給するパーツフィーダのひとつとして知られるテープフィーダは、キャリヤテープの送り孔に外周の送りピンを係合させたスプロケットを回転させてキャリヤテープの送り動作を行う。テープフィーダにはリールから引き出されて巻き癖のついているキャリヤテープをスプロケットの側に押さえるテープ押さえが設けられており、このテープ押さえによって、キャリヤテープの送り孔にスプロケットの送りピンが確実に係合されるようになっている。
このテープ押さえを備えたテープ押さえ機構としては、テープ押さえのキャリヤテープを挿入する側の端部をスプロケット側に向けて付勢することにより、テープ押さえの開き量を制限したものがある(例えば、特許文献1)。このような構成では、テープ押さえとスプロケットとの隙間を固定的に制限することができるため、リールから引き出されて巻き癖のついたキャリヤテープであっても容易にスプロケットの外周の送りピンに係合することができるという利点がある。
特開2009−140994号公報
しかしながら、テープ押さえを開く方向に操作するためのテープ押さえ操作部もテープ押さえに一体的設けられているため、テープ押さえを開くためにはテープ押さえ操作部を付勢ばねの付勢力以上の力で持ち上げる必要があるうえ、テープ押さえの開き量が固定的に制限されていてテープ押さえとスプロケットとの間の隙間が狭いことから、キャリヤテープの取り付け作業が行いにくいという問題点があった。
そこで本発明は、キャリヤテープの取り付け作業を容易に行うことができ、作業性を向上させることができるテープフィーダを提供することを目的とする。
請求項1に記載のテープフィーダは、キャリヤテープの送り孔に外周の送りピンを係合させたスプロケットを回転させて前記キャリヤテープの送り動作を行うテープフィーダであって、前記スプロケットを回転自在に保持するとともに前記スプロケットを回転駆動するスプロケット駆動部を備えたフィーダ基部と、前記キャリヤテープを前記フィーダ基部に向けて押さえるテープ押さえ機構を備え、前記テープ押さえ機構は、前記フィーダ基部に一端が枢支されて前記フィーダ基部に対して開閉自在であり、前記フィーダ基部に対して閉じる閉位置に位置した状態で前記キャリヤテープを前記スプロケットの側に押さえるテープ押さえと、前記フィーダ基部に揺動自在に取り付けられ、前記テープ押さえの他端を前記フィーダ基部の側に押圧して前記テープ押さえを前記閉位置に固定する固定位置と前記テープ押さえの前記他端の押圧を解除する非固定位置との間で揺動するテープ押さえ操作部材とを備え、前記テープ押さえ操作部材は、前記固定位置に位置して前記テープ押さえの前記他端を押圧した状態から前記非固定位置に揺動された場合に、前記テープ押さえの前記他端を下方から持ち上げて前記テープ押さえと前記フィーダ基部との間にキャリヤテープを挿入することができるキャリヤテープ挿入空間を形成し、前記非固定位置から前記テープ押さえの前記他端を着脱可能にする。
請求項2に記載のテープフィーダは、請求項1に記載のテープフィーダであって、前記テープ押さえ操作部材は、前記フィーダ基部との間に設けられた付勢部材によって前記テープ押さえの前記他端に近い側の端部が下方に付勢されており、その端部に前記テープ押さえの前記他端を押圧する押圧部と前記テープ押さえの前記他端を持ち上げる持ち上げ部が設けられている。
請求項3に記載のテープフィーダは、請求項1又は2に記載のテープフィーダであって、前記テープ押さえは、前記テープ押さえ操作部材が前記非固定位置に位置した状態から更に、前記テープ押さえ操作部材に設けられた規制部に当接するまで前記フィーダ基部に対して開く方向に移動することができる。
請求項4に記載のテープフィーダは、請求項1又は2に記載のテープフィーダであって、前記テープ押さえ操作部材の前記押圧部は、前記テープ押さえ操作部材が前記非固定位置に位置した状態では、前記閉位置から前記フィーダ基部に対して開く方向に揺動する前記テープ押さえと干渉せず、前記テープ押さえ操作部材が前記固定位置に位置した状態では、前記フィーダ基部に対して開いた位置から前記閉位置に向けて揺動する前記テープ押さえと干渉する形状を有している。
本発明では、キャリヤテープをフィーダ基部に向けて押さえるテープ押さえ機構が、フィーダ基部に一端が枢支されてフィーダ基部に対して開閉自在であり、フィーダ基部に対して閉じる閉位置に位置した状態でキャリヤテープをスプロケットの側に押さえるテープ押さえと、フィーダ基部に揺動自在に取り付けられ、テープ押さえの他端をフィーダ基部の側に押圧してテープ押さえを閉位置に固定する固定位置とテープ押さえの他端の押圧を解除する非固定位置との間で揺動するテープ押さえ操作部材とから成っており、テープ押さえとこれを操作するテープ押さえ操作部材とが別体として構成されているので、テープ押さえをフィーダ基部に対して開く方向への操作に要する力を低下することができ、キャリヤテープをスプロケットに係合させる作業が容易となり、作業性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態における部品実装装置の要部斜視図 本発明の第1実施形態におけるテープフィーダをフィーダベースとともに示す斜視図 本発明の第1実施形態におけるテープフィーダの側面図 本発明の第1実施形態におけるテープフィーダの部分拡大斜視図 (a)(b)(c)本発明の第1実施形態におけるテープフィーダの部分側面図 (a)(b)(c)本発明の第1実施形態におけるテープフィーダの部分側面図 (a)(b)本発明の第1実施形態におけるテープフィーダが備えるテープ押さえ操作部材の斜視図 本発明の第1実施形態における部品実装装置の制御系統を示すブロック図 本発明の第1実施形態における部品実装装置による部品実装作業の実行手順を示すフローチャート (a)(b)(c)本発明の第1実施形態におけるテープフィーダにキャリヤテープを取り付ける手順を説明する図 本発明の第2実施形態におけるテープフィーダの部分拡大斜視図 (a)(b)本発明の第2施形態におけるテープフィーダの部分側面図 (a)(b)本発明の第2実施形態におけるテープフィーダの部分側面図 (a)(b)本発明の第2実施形態におけるテープフィーダが備えるテープ押さえ操作部材の斜視図 (a)(b)(c)本発明の第2実施形態におけるテープフィーダにキャリヤテープを取り付ける手順を説明する図 (a)(b)本発明の第2実施形態におけるテープフィーダのテープ押さえが閉位置から開いた状態を示す図
(第1実施形態)
図1に示す本発明の第1実施形態における部品実装装置1は、基板2を搬入して位置決めし、その位置決めした基板2の電極部3に部品4を装着する部品実装作業を実行する装置である。
図1において、部品実装装置1は、基台10の中央に基板2を水平面内の一の方向(作業者OPから見た左右方向。X軸方向とする)に搬送して位置決めする基板搬送コンベア11を備えており、基台10上の基板搬送コンベア11の側部に設置されたフィーダベース12には部品4の供給を行う部品供給部としての複数のテープフィーダ13がそれぞれX軸方向と直交する水平方向(作業者OPから見た前後方向。Y軸方向とする)に着脱自在に取り付けられている。
基台10上には直交座標ロボットから成るヘッド移動機構14が設けられており、このヘッド移動機構14によって装着ヘッド15が水平面内で移動される。ヘッド移動機構14は、基台10に固定されてY軸方向に延びたY軸テーブル14a、Y軸テーブル14aに沿って移動されるX軸方向に延びたX軸テーブル14b及びX軸テーブル14bに沿って移動される移動ステージ14cから成り、装着ヘッド15は移動ステージ14cに取り付けられている。装着ヘッド15には、部品4を真空吸着する複数の吸着ノズル16が、上下方向(Z軸方向とする)への移動と上下軸回りの回転が自在な状態で取り付けられている。
装着ヘッド15には撮像視野を下方に向けた基板カメラ17が設けられており、基台10上のフィーダベース12と基板搬送コンベア11との間の領域には撮像視野を上方に向けた部品カメラ18が設けられている。
図2において、各テープフィーダ13は、部品収納部21aに部品4が収納されたキャリヤテープ21をリール22から引き出して送り、部品供給口13a(図1も参照)に部品4を連続的に供給する。以下のテープフィーダ13の説明では、フィーダベース12に挿着された状態で作業者OPから見た基台10の中央側(基板搬送コンベア11側)に向く方向をテープフィーダ13の前方と称し、これとは反対の方向(作業者OPの手前側の方向)をテープフィーダ13の後方と称する。また、この前後方向と直交する水平方向をテープフィーダの左右方向(横方向)と称する。
図2及び図3において、テープフィーダ13のフィーダベース12に着脱自在に装着される部分であるフィーダ基部31には、一側方(ここでは作業者OPから見た右側方)に開放された溝形状のキャリヤテープ21の通路(以下、テープ通路32と称する)が形成されており、フィーダ基部31の前方上部にはスプロケット駆動モータ33によって回転駆動されるスプロケット34が設けられている。
フィーダ基部31は、下面に設けられた断面が逆「T」字状でフィーダ基部31の長手方向(前後方向)に延びた連結部31aがフィーダベース12のスロット12a(図1、図2及び図3)にY軸方向に差し込まれることによってフィーダベース12に挿着される。このフィーダ基部31のフィーダベース12への挿着時には、図3に示すように、フィーダ基部31の下面の前端部に前方に突出して設けられた突起31bがフィーダベース12の前端部に設けられた突起当接部12bに後方から当接することで、フィーダ基部31のフィーダベース12に対する位置決めがなされる。
図2及び図3において、フィーダ基部31の後端下部には、横方向に延びてリール22の中心部を回転自在に保持する軸状のリール保持部35が設けられている。リール保持部35に保持されたリール22から引き出されたキャリヤテープ21はフィーダ基部31の後端のテープ入口32aからテープ通路32内に入り、フィーダ基部31の前上部に位置するスプロケット34の上方に導かれる。
キャリヤテープ21の長手方向には送り孔21bが一定間隔で設けられており(図2の拡大図)、これら送り孔21bのうちスプロケット34の直上に位置するものがスプロケット34の外周部に設けられた送りピン34pと係合される。スプロケット34はスプロケット駆動モータ33によって回転駆動され、キャリヤテープ21を牽引してフィーダ基部31のテープ通路32内をフィーダ基部31の後端側から前端側へ向けて進行させる。
このように各テープフィーダ13は、スプロケット34を回転自在に保持するとともに、スプロケット34を回転駆動するスプロケット駆動部としてのスプロケット駆動モータ33を備えたフィーダ基部31を有し、キャリヤテープ21の送り孔21bに外周の送りピン34pを係合させたスプロケット34を回転させてキャリヤテープ21の送り動作を行うものとなっている。
図2において、フィーダ基部31におけるスプロケット34の上部の領域を上方から覆う位置にはテープ押さえ36が設けられている。このテープ押さえ36はテープフィーダ13の前後方向に延びて前述の部品供給口13aが形成された上面部36a及びその上面部36aの横方向に対向する両端面から下方に延びた一対の側面部36bを有して成り、両側面部36bの後端から後方に延出した一対の後方延出部36cには被押圧軸37がテープフィーダ13の横方向に架設されている。
テープ押さえ36の前端(すなわちテープ押さえ36の一端)は枢支軸38によってフィーダ基部31の前端上部に枢支されており、これによりテープ押さえ36はフィーダ基部31に対して開閉自在になっている。
テープ押さえ36は、図2及び図3に示すフィーダ基部31に対して閉じる位置(以下、「閉位置」と称する)において、テープ通路32上のキャリヤテープ21のうち、スプロケット34の上端部の近傍領域における部分をスプロケット34の側に(上方から)押さえる。キャリヤテープ21はリール22に巻き付けられた状態で供給されるので、リール22から引き出された後も巻き癖がついて湾曲した状態となっているが、テープ押さえ36によってスプロケット34の側に押さえられることで、キャリヤテープ21のスプロケット34の送りピン34pと係合する部分の近傍の巻き癖が矯正され、キャリヤテープ21の送り孔21bに対してスプロケット34の送りピン34pを確実に係合させることができる。
このようにテープ押さえ36は、フィーダ基部31に一端が枢支されてフィーダ基部31に対して開閉自在であり、フィーダ基部31に対して閉じる閉位置に位置した状態でキャリヤテープ21をスプロケット34の側に押さえるものとなっている。
テープ押さえ36は、このテープ押さえ36とともにテープ押さえ機構39を構成するテープ押さえ操作部材40(図4)によって閉位置に保持される(図5(a)及び図6(a))。テープ押さえ操作部材40はフィーダ基部31上のテープ押さえ36の後方の位置に設けられており、図7(a),(b)に示すように、テープフィーダ13の前後方向に延びた上面部41及びその上面部41の横方向に対向する両端面から下方に延びた一対の側面部(左側面部42及び右側面部43)を有して成り、左側面部42に設けられた枢支孔42aにフィーダ基部31から左側方に突出して設けられた枢支突起31cが嵌入することによってテープ押さえ操作部材40全体が枢支突起31c回りに揺動自在になっている。
テープ押さえ操作部材40の上面部41の前端には、前方に延びた後に下方に屈曲した形状の押圧部44が設けられており、左側面部42の前端下部には前方に延びた持ち上げ部45が形成され、左側面部42の前端上部には前方に延びた規制部46が形成されている。また、左側面部42の後端には後上方に延びた後方延出部47が形成されており、この後方延出部47の上端には横方向に延びた操作部48が形成されている。なお、上記押圧部44の横方向寸法は、テープ押さえ36の一対の後方延出部36cの間隔よりも小さくなっている。
図4において、フィーダ基部31における枢支突起31cの後方のばね挿入孔31dには付勢ばね49が挿入されており、この付勢ばね49によってテープ押さえ操作部材40は後端側が上方に押し上げられている。このためテープ押さえ操作部材40はテープ押さえ36の後端に近い側の端部(すなわちテープ押さえ操作部材40の前端部)が下方に付勢された状態となっている。
図5(a)及び図6(a)に示すように、テープ押さえ操作部材40に付勢ばね49の付勢力のみが作用しているとき(操作部48が下方に押し下げられていないとき)には、テープ押さえ操作部材40は右側面部43の下方に凸のV字状に形成された下面のうち前方側の面(前方当接面43aとする。図7(a)も参照)をフィーダ基部31の右側面に形成された前方当接部31e(図4も参照)に上方から当接させる。この状態では、テープ押さえ操作部材40の押圧部44はテープ押さえ36の後端(被押圧軸37)を下方に押圧するので、テープ押さえ36は閉位置に固定される。
一方、上記のテープ押さえ操作部材40が前方当接面43aをフィーダ基部31の前方当接部31eに当接させている状態から、図5(b)及び図6(b)に示すように、作業者OPが操作部48を下方に押し下げると(図中に示す矢印A)、テープ押さえ操作部材40は付勢ばね49の付勢力に抗して枢支突起31c回りに揺動し(図中に示す矢印B)、右側面部43の下方に凸のV字状に形成された下面のうち後方側の面(後方当接面43bと称する。図7(a)も参照)をフィーダ基部31の右側面に形成された後方当接部31f(図4も参照)に上方から当接させる。テープ押さえ操作部材40は、操作部48が作業者OPによって押し下げられてから後方当接面43bをフィーダ基部31の後方当接部31fに当接させるまでの間に持ち上げ部45によってテープ押さえ36の後端(被押圧軸37)を持ち上げるので(図5(b)及び図6(b)の図中に示す矢印C)、テープ押さえ36の後端の押圧は解除され、テープ押さえ36はフィーダ基部31に対する閉位置からわずかに開いた状態となる。このようにテープ押さえ36が閉位置からわずかに開いた状態では、テープ押さえ36とフィーダ基部31との間に、キャリヤテープ21を挿入し、キャリヤテープ21の送り孔21bをスプロケット34の送りピン34pに係合させることができるのに必要十分な上下方向寸法を有するテープ挿入空間SPが形成される。
このように第1実施形態において、テープ押さえ操作部材40は、フィーダ基部31に揺動自在に取り付けられ、テープ押さえ36の後端(テープ押さえ36の枢支軸38によって枢支されている側が一端であるのに対して他端)をフィーダ基部31の側(下方)に押圧してテープ押さえ36を閉位置に固定する位置(図5(a)及び図6(a)に示す位置であり、「固定位置」と称する)と、テープ押さえ36の後端の押圧を解除する位置(図5(b)及び図6(b)に示す位置であり、「非固定位置」と称する)との間で揺動するようになっている。そして、テープ押さえ操作部材40は、固定位置に位置してテープ押さえ36の後端を押圧した状態から非固定位置に揺動された場合に、テープ押さえ36の後端を下方から持ち上げてテープ押さえ36とフィーダ基部31との間にキャリヤテープ21を挿入することができるテープ挿入空間SPを形成するようになっている。
ここで、テープ押さえ操作部材40は、詳細には、フィーダ基部31に揺動自在に取り付けられるとともにフィーダ基部31との間に設けられた付勢部材たる付勢ばね49によってテープ押さえ36の後端に近い側の端部(すなわち前端部)が下方に付勢されており、その端部(前端部)にテープ押さえ36の後端を押圧する押圧部44とテープ押さえ36の後端を持ち上げる持ち上げ部45が設けられたものとなっている。
上記のように、テープ押さえ操作部材40が非固定位置に位置した状態では、テープ押さえ36とフィーダ基部31との間にテープ挿入空間SPが形成されるが、テープ押さえ36はこの状態から更に、フィーダ基部31に対して開く方向に移動することができる(図5(c)及び図6(c))。これらの図中に示す矢印C1)。この移動は、被押圧軸37がテープ押さえ操作部材40に設けられた前述の規制部46に下方から当接するまでの間で可能であり、このテープ押さえ36の移動によって、テープ挿入空間SPを拡大させることができる。
図2及び図3において、キャリヤテープ21の表面(上面)には部品4が部品収納部21aから脱落するのを防止するためのトップテープ21tが貼り付けられている。このトップテープ21tは、部品収納部21aが部品供給口13aに到達する前に引き剥がされた後、テープ押さえ36における部品供給口13aの後方に隣接する位置に設けられたトップテープ引き出し口36T(図4も参照)から後方に引き出され(図2及び図3中に示す矢印D)、フィーダ基部31の後方に設けられたトップテープ回収機構50に回収される。
キャリヤテープ21は、前述のように、スプロケット34に牽引されてフィーダ基部31のテープ通路32上を進行するが、テープ押さえ36の部品供給口13aの下方位置を通過する前にキャリヤテープ21の表面からトップテープ21tが引き剥がされるので、部品供給口13aでは、各部品収納部21aに収納された部品4を上方へ取り出すことが可能である。
図8において、基板2の搬送及び位置決め動作は、部品実装装置1が備える制御装置60が基板搬送コンベア11の作動制御を行うことによってなされる。各テープフィーダ13におけるキャリヤテープ21の送り動作(部品供給口13aへの部品4の供給動作)は、制御装置60が各テープフィーダ13に備えられた前述のスプロケット駆動モータ33によりスプロケット34を回転作動させることによってなされる。なお、各テープフィーダ13はフィーダベース12に挿着されることによって制御装置60と電気的に接続され、制御装置60によるスプロケット駆動モータ33等の作動制御が可能となる。
装着ヘッド15の水平面内での移動動作は、制御装置60がヘッド移動機構14の作動制御(Y軸テーブル14aに対するX軸テーブル14bの移動制御及びX軸テーブル14bに対する移動ステージ14cの移動の制御)を行うことによってなされる(図8)。装着ヘッド15に対する各吸着ノズル16の上下方向への移動と上下軸回りの回転は、制御装置60が装着ヘッド15内に設けられたノズル駆動機構15A(図8)の作動制御を行うことによってなされ、各吸着ノズル16による部品4の吸着及びその解除動作は、制御装置60が吸着動作機構15B(図8)の作動制御を行うことによってなされる。
図8において、基板カメラ17による撮像動作の制御と部品カメラ18による撮像動作の制御は制御装置60によってなされる。基板カメラ17の撮像動作によって得られた画像データと部品カメラ18の撮像動作によって得られた画像データはそれぞれ制御装置60に入力され、制御装置60が備える画像認識部60aにおいて画像認識処理がなされる。
次に、上記構成の部品実装装置1により、基板2上の電極部3に部品4を装着する部品実装作業を行う手順を図9のフローチャートを参照して説明する。部品実装作業では、制御装置60は先ず、基板搬送コンベア11を作動させ、部品実装装置1の上流工程側の装置から送られてきた基板2を受け取って部品実装装置1の内部に搬入し、所定の作業位置に位置決めする(ステップST1)。
制御装置60は、基板2の搬入及び位置決めを行ったら、装着ヘッド15を移動させて基板カメラ17を基板2の上方に移動させ、基板カメラ17に基板2上の一対の基板マーク2m(図1)の撮像を行わせて画像認識部60aにおいて画像認識する。そして、得られた一対の基板マーク2mの位置を予め設定された基準の位置と比較することによって、基板2の基準の位置からの位置ずれを算出する(ステップST2)。
制御装置60は、基板2の基準の位置からの位置ずれを算出したら、テープフィーダ13の作動制御を行ってそのテープフィーダ13の部品供給口13aに部品4を供給しつつ、装着ヘッド15をテープフィーダ13の上方に位置させたうえで、テープフィーダ13の部品供給口13aに供給された部品4を吸着する(ステップST3)。
制御装置60は、吸着ノズル16により部品4を吸着したら、その部品4が部品カメラ18の上方を通過するように装着ヘッド15を移動させ、部品カメラ18に部品4を撮像させて画像認識部60aにおいて画像認識を行う(ステップST4)。この画像認識の際には、制御装置60は、部品4の吸着ノズル16に対する位置ずれ(吸着ずれ)を算出する。
制御装置60は、部品4の画像認識を行ったら、装着ヘッド15を基板2の上方に位置させ、吸着ノズル16により吸着した部品4を基板2上の電極部3に接触させたうえで吸着ノズル16による部品4の吸着を解除し、部品4を基板2に装着する(ステップST5)。この部品装着工程では、制御装置60は、ステップST2で求めた基板2の位置ずれと、ステップST4で求めた部品4の吸着ずれが修正されるように、基板2に対する吸着ノズル16の位置補正(回転補正を含む)を行う。
制御装置60は基板2に対する部品4の装着を行ったら、基板2に装着すべき全ての部品4の装着が終了したか否かの判断を行う(ステップST6)。そして、基板2に装着すべき全ての部品4の装着が終了していなかったときにはステップST3に戻って吸着ノズル16による次の部品4のピックアップを行い、基板2に装着すべき全ての部品4の装着が終了していたときには、基板搬送コンベア11を作動させて基板2を部品実装装置1から搬出し(ステップST7)、基板2の1枚当たりの部品実装作業を終了する。
部品実装装置1による部品実装作業は上述のような手順で実行されるが、生産開始時やテープフィーダ13が送り動作を行っているキャリヤテープ21に部品切れが生じた場合には、作業者OPはキャリヤテープ21を新規にテープフィーダ13に取り付ける作業を行う。作業者OPは、キャリヤテープ21を新規にテープフィーダ13に取り付ける場合には先ず、リール保持部35に保持されたリール22からキャリヤテープ21を一定量引き出したうえで、その引き出したキャリヤテープ21の一部をフィーダ基部31の横方向(右側)からテープ通路32内に嵌め込む。
このようにしてテープ通路32内にキャリヤテープ21の一部を嵌め込んだら、作業者OPは、テープ押さえ36の後端の操作部48を下方に押し下げ操作し(図10(a)→図10(b)。図10(b)中に示す矢印A)、テープ押さえ36とフィーダ基部31との間にテープ挿入空間SPを形成させる。そして、この操作部48を押し下げ操作した状態を継続したまま、これから取り付けようとするキャリヤテープ21の先頭部をテープ挿入空間SPにテープ押さえ36の後方から挿入し(図10(c)中に示す矢印E)、キャリヤテープ21の送り孔21bをスプロケット34の上端部に位置する送りピン34pに係合させる(係合操作)。このとき、テープ押さえ36は被押圧軸37がテープ押さえ操作部材40の規制部46に下方から当接するまでの間、フィーダ基部31に対して開く方向に押し上げられることとなるので、テープ挿入空間SPは拡大され、キャリヤテープ21をテープ挿入空間SP内に挿入し易くなる。
また、上記のようにしてテープ押さえ36がテープ押さえ操作部材40によって押し上げられてフィーダ基部31とテープ押さえ36との間にテープ挿入空間SPが形成されている状態では、キャリヤテープ21はテープ押さえ36によって押さえられて巻き癖が矯正された状態となっているので、作業者OPは上記係合操作を行い易い。
作業者OPは、上記のようにしてキャリヤテープ21の送り孔21bをスプロケット34の送りピン34pに係合させたら、テープ押さえ操作部材40の操作部48から手を離す。これによりテープ押さえ操作部材40は付勢ばね49の付勢力によって固定位置に復帰するので、テープ押さえ36の持ち上げ状態は解除され、テープ押さえ36は閉位置に位置してキャリヤテープ21はしっかりとスプロケット34の側に押さえられる。テープ押さえ36が閉位置に位置したら、作業者OPはトップテープ引き出し口36Tから引き出したトップテープ21tをトップテープ回収機構50に引き込む。これによりキャリヤテープ21のテープフィーダ13への取り付けが完了する。
このように、テープ押さえ操作部材40を固定位置から非固定位置に揺動させると、テープ押さえ36とフィーダ基部31との間にキャリヤテープ21を挿入することができるテープ挿入空間SPが形成されるようになっており、このテープ挿入空間SPから挿入したキャリヤテープ21はテープ押さえ36によって押さえられて巻き癖が矯正された状態となるので、キャリヤテープ21とスプロケット34の係合作業を行い易く、係合作業の後、テープ押さえ36を閉位置に位置させる間にキャリヤテープ21とスプロケット34の係合が外れることもないので、キャリヤテープ21の取り付け作業を容易に行うことができる。
以上説明したように、第1実施形態におけるテープフィーダ13では、キャリヤテープ21をフィーダ基部31に向けて押さえるテープ押さえ機構39が、フィーダ基部31に一端が枢支されてフィーダ基部31に対して開閉自在であり、フィーダ基部31に対して閉じる閉位置に位置した状態でキャリヤテープ21をスプロケット34の側に押さえるテープ押さえ36と、フィーダ基部31に揺動自在に取り付けられ、テープ押さえ36の他端をフィーダ基部31の側に押圧してテープ押さえ36を閉位置に固定する固定位置とテープ押さえ36の他端の押圧を解除する非固定位置との間で揺動するテープ押さえ操作部材40とから成っており、テープ押さえ36とこれを操作するテープ押さえ操作部材40とが別体として構成されているので、テープ押さえ36をフィーダ基部31に対して開く方向への操作に要する力を低下することができ、キャリヤテープ21をスプロケット34に係合させる作業が容易となり、作業性を向上させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を示す。第2実施形態におけるテープフィーダ(符号を113とする)は上述の第1実施形態におけるテープフィーダ13とテープ押さえ機構39を構成するテープ押さえ操作部材の形状が異なる。以下、第2実施形態におけるテープフィーダ113のテープ押さえ操作部材の符号を140とし、第1実施形態と同じ構成の部分は第1実施形態と同じ符号を付してその説明を省略する。
第2実施形態におけるテープフィーダ113では、テープ押さえ36は、テープ押さえ操作部材140(図11)によって閉位置に保持される(図12(a)及び図13(a))。テープ押さえ操作部材140は、図14(a),(b)に示すように、テープフィーダ113の前後方向に延びた上面部141及びその上面部141の横方向に対向する両端面から下方に延びた一対の側面部(左側面部142及び右側面部143)を有して成り、左側面部142に設けられた枢支孔142aにフィーダ基部31から左側方に突出して設けられた枢支突起31cが嵌入することによってテープ押さえ操作部材140全体が枢支突起31c回りに揺動自在になっている。
テープ押さえ操作部材140の上面部141の前端には、前方に延びた後に下方に屈曲した形状の押圧部144が設けられており、左側面部142の前端には前方に延びた前方延出部145が形成され、前方延出部145の前端上部には横方向に延びた持ち上げ部146が形成されている。また、左側面部142の後端には後上方に延びた後方延出部147が形成されており、この後方延出部147の上端には横方向に延びた操作部148が形成されている。なお、上記押圧部144の横方向寸法は、テープ押さえ36の一対の後方延出部36cの間隔よりも小さくなっている。
図11において、フィーダ基部31における枢支突起31cの後方のばね挿入孔31dには付勢ばね149が挿入されており、この付勢ばね149によってテープ押さえ操作部材140は後端側が上方に押し上げられている。このためテープ押さえ操作部材140はテープ押さえ36の後端に近い側の端部(すなわちテープ押さえ操作部材140の前端部)が下方に付勢された状態となっている。
図12(a)及び図13(a)に示すように、テープ押さえ操作部材140に付勢ばね149の付勢力のみが作用しているとき(操作部148が下方に押し下げられていないとき)には、テープ押さえ操作部材140は右側面部143の下方に凸のV字状に形成された下面のうち前方側の面(前方当接面143aとする。図14(a)も参照)をフィーダ基部31の右側面に形成された前方当接部31e(図11も参照)に上方から当接させる。この状態では、テープ押さえ操作部材140の押圧部144はテープ押さえ36の後端(被押圧軸37)を下方に押圧するので、テープ押さえ36は閉位置に固定される。
一方、上記のテープ押さえ操作部材140が前方当接面143aをフィーダ基部31の前方当接部31eに当接させている状態から、図12(b)及び図13(b)示すように、作業者OPが操作部148を下方に押し下げると(図中に示す矢印AA)、テープ押さえ操作部材140は付勢ばね149の付勢力に抗して枢支突起31c回りに揺動し(図中に示す矢印BB)、右側面部143の下方に凸のV字状に形成された下面のうち後方側の面(後方当接面143bと称する。図14(a)も参照)をフィーダ基部31の右側面に形成された後方当接部31f(図11も参照)に上方から当接させる。テープ押さえ操作部材140は、操作部148が作業者OPによって押し下げられてから後方当接面143bをフィーダ基部31の後方当接部31fに当接させるまでの間に持ち上げ部146によってテープ押さえ36の後端(被押圧軸37)を持ち上げるので(図中に示す矢印CC)、テープ押さえ36の後端の押圧は解除され、テープ押さえ36はフィーダ基部31に対する閉位置からわずかに開いた状態となる。このようにテープ押さえ36が閉位置からわずかに開いた状態では、テープ押さえ36とフィーダ基部31との間に、キャリヤテープ21を挿入し、キャリヤテープ21の送り孔21bをスプロケット34の送りピン34pに係合させることができるのに必要十分な上下方向寸法を有するテープ挿入空間SPが形成される。
このように第2実施形態において、テープ押さえ操作部材140は、フィーダ基部31に揺動自在に取り付けられ、テープ押さえ36の後端(テープ押さえ36の枢支軸38によって枢支されている側が一端であるのに対して他端)をフィーダ基部31の側(下方)に押圧してテープ押さえ36を閉位置に固定する位置(図12(a)及び図13(a)に示す位置であり、「固定位置」と称する)と、テープ押さえ36の後端の押圧を解除する位置(図12(b)及び図13(b)に示す位置であり、「非固定位置」と称する)との間で揺動するようになっている。そして、テープ押さえ操作部材140は、固定位置に位置してテープ押さえ36の後端を押圧した状態から非固定位置に揺動された場合に、テープ押さえ36の後端を下方から持ち上げてテープ押さえ36とフィーダ基部31との間にキャリヤテープ21を挿入することができるテープ挿入空間SPを形成するようになっている。
ここで、テープ押さえ操作部材140は、詳細には、フィーダ基部31に揺動自在に取り付けられるとともにフィーダ基部31との間に設けられた付勢部材たる付勢ばね149によってテープ押さえ36の後端に近い側の端部(すなわち前端部)が下方に付勢されており、その端部(前端部)にテープ押さえ36の後端を押圧する押圧部144とテープ押さえ36の後端を持ち上げる持ち上げ部146が設けられたものとなっている。
部品実装装置1による部品実装作業において、作業者OPがキャリヤテープ21を新規にテープフィーダ113に取り付ける場合には先ず、リール保持部35に保持されたリール22からキャリヤテープ21を一定量引き出したうえで、その引き出したキャリヤテープ21の一部をフィーダ基部31の横方向(右側)からテープ通路32内に嵌め込む。
このようにしてテープ通路32内にキャリヤテープ21の一部を嵌め込んだら、作業者OPは、テープ押さえ36の後端の操作部148を下方に押し下げ操作し(図15(a)→図15(b)。図15(b)中に示す矢印AA)、テープ押さえ36とフィーダ基部31との間にテープ挿入空間SPを形成させる。そして、この操作部148を押し下げた状態を継続したまま、これから取り付けようとするキャリヤテープ21の先頭部をテープ挿入空間SPにテープ押さえ36の後方から挿入し(図15(c)中に示す矢印EE)、キャリヤテープ21の送り孔21bをスプロケット34の上端部に位置する送りピン34pに係合させる(係合操作)。テープ押さえ36がテープ押さえ操作部材140によって押し上げられてフィーダ基部31とテープ押さえ36との間にテープ挿入空間SPが形成されている状態では、キャリヤテープ21はテープ押さえ36によって押さえられて巻き癖が矯正された状態となっているので、作業者OPは上記係合操作を行い易い。
作業者OPは、上記のようにしてキャリヤテープ21の送り孔21bをスプロケット34の送りピン34pに係合させたら、テープ押さえ操作部材140の操作部148から手を離す。これによりテープ押さえ操作部材140は付勢ばね149の付勢力によって固定位置に復帰するので、テープ押さえ36の持ち上げ状態は解除され、テープ押さえ36は閉位置に位置してキャリヤテープ21はしっかりとスプロケット34の側に押さえられる。テープ押さえ36が閉位置に位置したら、作業者OPはトップテープ引き出し口36Tから引き出したトップテープ21tをトップテープ回収機構50に引き込むことは第1実施形態の場合と同様である。
このように、テープ押さえ操作部材140を固定位置から非固定位置に揺動させると、テープ押さえ36とフィーダ基部31との間にキャリヤテープ21を挿入することができるテープ挿入空間SPが形成されるようになっており、このテープ挿入空間SPから挿入したキャリヤテープ21はテープ押さえ36によって押さえられて巻き癖が矯正された状態となるので、キャリヤテープ21とスプロケット34の係合作業を行い易く、係合作業の後、テープ押さえ36を閉位置に位置させる間にキャリヤテープ21とスプロケット34の係合が外れることもないので、キャリヤテープ21の取り付け作業を容易に行うことができる。
また、作業者OPは、定期的に、テープ押さえ36の内側の面に付着したごみを除去するメンテナンス作業を行う。このメンテナンス作業では、作業者OPは、図16(a)に示すように、テープ押さえ操作部材140の操作部148を押し下げて固定位置から非固定位置にし、テープ押さえ36の後端の押圧を解除した状態で(図中に示す矢印AA)、テープ押さえ36をフィーダ基部31に対して大きく開いた位置(開位置と称する)まで揺動させる(図中に示す矢印F)。これによりテープ押さえ36の内側の面が見えるようになるので、作業者OPはテープ押さえ36のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
このようにメンテナンス作業時には、テープ押さえ操作部材140は固定位置から非固定位置に揺動されてテープ押さえ36は閉位置から大きく開いた開位置まで揺動されるが、このテープ押さえ36の揺動の際、テープ押さえ操作部材140の押圧部144はテープ押さえ36(詳細にはテープ押さえ36の被押圧軸37)と干渉することがない(図16(a))。一方、テープ押さえ操作部材140が固定位置に位置させた状態では、テープ押さえ操作部材140の押圧部144はフィーダ基部31に対して開いた位置(例えば開位置)から閉位置に向けて揺動するテープ押さえ36と干渉する(図16(b))。
すなわち、本実施の形態において、テープ押さえ操作部材140の押圧部144は、テープ押さえ操作部材140が非固定位置に位置した状態では、閉位置からフィーダ基部31に対して開く方向に揺動するテープ押さえ36と干渉せず、テープ押さえ操作部材140が固定位置に位置した状態では、フィーダ基部31に対して開いた位置から閉位置に向けて揺動するテープ押さえ36と干渉する形状を有したものとなっている。
このため、新規にキャリヤテープ21をテープフィーダ113に取り付けた際、誤ってテープ押さえ操作部材140によるテープ押さえ36の閉位置への固定をし忘れた場合であっても、作業者OPはテープ押さえ36の後端がフィーダ基部31に対して浮き上がっている状態を認識することで、自身の作業ミスに気づくことができる。更には、テープ押さえ36の後端がフィーダ基部31に対して浮き上がっている状態をフィーダ基部31の左右方向から光センサなどによって検出し、このような状態でテープフィーダ113によるキャリヤテープ21の送り動作(スプロケット駆動モータ33の作動)を開始しようとした場合にエラー状態が報知されるような構成を採用すれば、作業者OPはより確実に自身の作業ミスを認識することができるようになる。
上記第2実施形態におけるテープフィーダ113においても、前述の第1実施形態におけるテープフィーダ13と同様に、キャリヤテープ21をフィーダ基部31に向けて押さえるテープ押さえ機構39が、フィーダ基部31に一端が枢支されてフィーダ基部31に対して開閉自在であり、フィーダ基部31に対して閉じる閉位置に位置した状態でキャリヤテープ21をスプロケット34の側に押さえるテープ押さえ36と、フィーダ基部31に揺動自在に取り付けられ、テープ押さえ36の他端をフィーダ基部31の側に押圧してテープ押さえ36を閉位置に固定する固定位置とテープ押さえ36の他端の押圧を解除する非固定位置との間で揺動するテープ押さえ操作部材140とから成っており、テープ押さえ36とこれを操作するテープ押さえ操作部材140とが別体として構成されているので、テープ押さえ36をフィーダ基部31に対して開く方向への操作に要する力を低下することができ、キャリヤテープ21をスプロケット34に係合させる作業が容易となり、作業性を向上させることができる。
なお、この第2実施形態におけるテープフィーダ113では、テープ押さえ36は第1実施形態の場合のようなテープ押さえ操作部材40の規制部46によって規制されることなく、フィーダ基部31に対して大きく開くことができるようになっているので、メンテナンス作業を容易に行うことができる。
キャリヤテープの取り付け作業を容易に行うことができ、作業性を向上させることができるテープフィーダを提供する。
13 テープフィーダ
21 キャリヤテープ
21b 送り孔
31 フィーダ基部
33 スプロケット駆動モータ(スプロケット駆動部)
34 スプロケット
34p 送りピン
36 テープ押さえ
39 テープ押さえ機構
40 テープ押さえ操作部材
44 押圧部
45 持ち上げ部
46 規制部
49,149 付勢ばね(付勢部材)
SP テープ挿入空間

Claims (4)

  1. キャリヤテープの送り孔に外周の送りピンを係合させたスプロケットを回転させて前記キャリヤテープの送り動作を行うテープフィーダであって、
    前記スプロケットを回転自在に保持するとともに前記スプロケットを回転駆動するスプロケット駆動部を備えたフィーダ基部と、
    前記キャリヤテープを前記フィーダ基部に向けて押さえるテープ押さえ機構を備え、
    前記テープ押さえ機構は、
    前記フィーダ基部に一端が枢支されて前記フィーダ基部に対して開閉自在であり、前記フィーダ基部に対して閉じる閉位置に位置した状態で前記キャリヤテープを前記スプロケットの側に押さえるテープ押さえと、
    前記フィーダ基部に揺動自在に取り付けられ、前記テープ押さえの他端を前記フィーダ基部の側に押圧して前記テープ押さえを前記閉位置に固定する固定位置と前記テープ押さえの前記他端の押圧を解除する非固定位置との間で揺動するテープ押さえ操作部材とを備え、
    前記テープ押さえ操作部材は、前記固定位置に位置して前記テープ押さえの前記他端を押圧した状態から前記非固定位置に揺動された場合に、前記テープ押さえの前記他端を下方から持ち上げて前記テープ押さえと前記フィーダ基部との間にキャリヤテープを挿入することができるキャリヤテープ挿入空間を形成し、前記非固定位置から前記テープ押さえの前記他端を着脱可能にすることを特徴とするテープフィーダ。
  2. 前記テープ押さえ操作部材は、前記フィーダ基部との間に設けられた付勢部材によって前記テープ押さえの前記他端に近い側の端部が下方に付勢されており、その端部に前記テープ押さえの前記他端を押圧する押圧部と前記テープ押さえの前記他端を持ち上げる持ち上げ部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のテープフィーダ。
  3. 前記テープ押さえは、前記テープ押さえ操作部材が前記非固定位置に位置した状態から更に、前記テープ押さえ操作部材に設けられた規制部に当接するまで前記フィーダ基部に対して開く方向に移動することができることを特徴とする請求項1又は2に記載のテープフィーダ。
  4. 前記テープ押さえ操作部材の前記押圧部は、前記テープ押さえ操作部材が前記非固定位置に位置した状態では、前記閉位置から前記フィーダ基部に対して開く方向に揺動する前記テープ押さえと干渉せず、前記テープ押さえ操作部材が前記固定位置に位置した状態では、前記フィーダ基部に対して開いた位置から前記閉位置に向けて揺動する前記テープ押さえと干渉する形状を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載のテープフィーダ。
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