JP6788776B2 - テープフィーダ及び実装基板の製造方法 - Google Patents

テープフィーダ及び実装基板の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、キャリアテープにより所定の部品供給位置に部品を供給するテープフィーダ及びこのテープフィーダを用いた実装基板の製造方法に関するものである。
基板に部品が実装された実装基板を製造する部品実装ラインにおいて基板に部品を実装する部品実装装置では、部品の供給装置としてテープフィーダが多用される。テープフィーダは部品を収納したキャリアテープを走行させて所定の部品供給位置に部品を供給するものであり、本体部にキャリアテープの走行路と、走行路内のキャリアテープと係合して回転することによりキャリアテープをピッチ送りする主スプロケットとを備えている。
このようなテープフィーダの一種として、挿入されたキャリアテープを自動で引き込んで主スプロケットと係合させるオートロード型のテープフィーダも知られている。オートロード型のテープフィーダは、走行路内にキャリアテープを挿入するとキャリアテープがフィードスプロケットによって送られ、主スプロケットと係合するようになっている。
このようなオートロード型のテープフィーダでは、先行して走行するキャリアテープ(先行キャリアテープ)を主スプロケットによって送り終えられる前から後続のキャリアテープ(後続キャリアテープ)を走行路に挿入しておくことができる。走行路に挿入された後続キャリアテープは走行路内で先行キャリアテープの上側に重ねられて待機状態となり、先行キャリアテープが送られてしまうと後続キャリアテープがフィードスプロケットによって送られ、走行路内を走行して主スプロケットと係合するようになっている(例えば、下記の特許文献1)。
特開2015−115412号公報
しかしながら、上記従来のテープフィーダでは、先行キャリアテープは待機状態となっている後続のキャリアテープとの間の摩擦によって、スムーズな走行が妨げられる場合があるという問題点があった。特に、キャリアテープがエンボス型のものである場合には摩擦がより大きくなるうえ、キャリアテープの部品収納部(エンボス部)が潰れてしまうおそれもあった。
そこで本発明は、後続のキャリアテープが待機状態にあるときであっても先行キャリアテープをスムーズに走行させることができるテープフィーダ及び実装基板の製造方法を提供することを目的とする。
本発明のテープフィーダは、部品を収納したキャリアテープの走行路を有した本体部と、前記本体部に設けられ、前記走行路内の前記キャリアテープに係合して回転することにより前記キャリアテープをピッチ送りする主スプロケットと、前記本体部の前記走行路の入口側に前記走行路の上方を前記走行路に沿って延びて設けられた導入路と、前記本体部に設けられ、前記導入路内の前記キャリアテープに係合して回転することにより前記キャリアテープを前記導入路から前記走行路に送り出し、前記キャリアテープを前記主スプロケットに係合させるフィードスプロケットとを備え、前記主スプロケットに係合した前記キャリアテープの前記導入路内の部分を前記導入路の下方に移動させると、前記フィードスプロケットに対する前記キャリアテープの係合が外れて前記導入路が開放される。
本発明の実装基板の製造方法は、上記本発明のテープフィーダが供給する部品を基板に実装して実装基板を製造する。
本発明によれば、後続のキャリアテープが待機状態にあるときであっても先行キャリアテープをスムーズに走行させることができる。
本発明の一実施の形態における部品実装ラインの構成を基板の流れとともに示す図 本発明の一実施の形態における部品実装ラインが備える部品実装装置の側面図 (a)(b)本発明の一実施の形態における部品実装装置が使用するキャリアテープを示す図 本発明の一実施の形態における部品実装装置が備えるテープフィーダの側面図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの部分斜視図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの(a)部分側面図(b)部分断面図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるテープフィーダが副スプロケットと主スプロケットによりキャリアテープを走行させている状態を示す図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの部分背面図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの部分側面図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの部分背面図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの部分側面図 本発明の一実施の形態の変形例におけるテープフィーダの部分斜視図 本発明の一実施の形態の変形例におけるテープフィーダの部分断面図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施の形態における部品実装ライン1の構成を示している。部品実装ライン1は上流工程側から印刷装置2、部品実装装置3及びリフロー炉4を備えており、基板PBに部品PTが実装された実装基板JKを製造する。
部品実装ライン1において、印刷装置2は、図示しない基板供給部から供給される基板PBを搬入し、基板PB上に設けられた電極DKに半田SDを印刷する。印刷装置2は基板PBに半田SDを印刷したら、その基板PBを下流工程側の部品実装装置3に搬出する。
部品実装装置3は印刷装置2から搬出された基板PBを搬入し、印刷装置2によって半田SDが印刷された電極DKに部品PTを実装する部品実装作業を行う。部品実装装置3は、基板PBの電極DKに部品PTを実装したら、その基板PBを下流工程側のリフロー炉4に搬出する。
リフロー炉4は部品実装装置3から搬出された基板PBを受け取り、基板PBを搬送して炉内を進行させながら半田SDのリフローを行う。リフローによって半田SDが固化した基板PBは実装基板JKとしてリフロー炉4から搬出される。
このような構成の部品実装ライン1において、部品実装装置3は、図2に示すように、基台11、基板搬送部12、部品実装部13及び部品供給部14を備えている。図2において、基板搬送部12は基台11上を作業者OPから見た左右方向に延びる一対のベルトコンベア12aによって、基板PBを搬送する。部品実装部13は吸着ノズル13aを備えた実装ヘッド13Aを、ヘッド移動機構13Bによって水平面内方向に移動させる構成を有する。なお、ここでは、説明の便宜上、作業者OPから見た左右方向をX軸方向、作業者OPから見た前後方向をY軸方向とする。また、上下方向をZ軸方向とする。
図2において、部品実装装置3の部品供給部14は、基台11に連結される台車15に取り付けられた複数のテープフィーダ16と、台車15に保持されて各テープフィーダ16にキャリアテープ17を供給する複数のテープリール18を備えている。キャリアテープ17は図3(a),(b)に示すように、ベーステープ21とベーステープ21の上面に貼り付けられたカバーテープ22を有して成る。
図3(a),(b)において、ベーステープ21には下方に突出したエンボス状の多数の部品収納部23がベーステープ21の長手方向に一列かつ等間隔に設けられている。各部品収納部23の内部には部品PTが収納されている。カバーテープ22は各部品収納部23の上方に向いた開口部を覆って部品PTの脱落を防止している。ベーステープ21の部品収納部23の列と平行な位置には、多数の送り孔24が一列かつ等間隔に設けられている。
部品実装作業では、部品実装装置3は先ず、印刷装置2から搬出された基板PBを基板搬送部12により受け取って作業位置に位置決めする。そして、ヘッド移動機構13Bにより実装ヘッド13Aを移動させ、テープフィーダ16がキャリアテープ17を走行させて所定の部品供給位置16K(図2)に供給する部品PTを吸着ノズル13aによりピックアップしたうえで、そのピックアップした部品PTを基板PBの電極DKに実装する。基板PBに実装すべき部品PTを全て基板PBに実装したら、基板搬送部12が基板PBを下流工程側のリフロー炉4に搬出する。
部品実装装置3が備えるテープフィーダ16は、ここでは、作業者OPによってテープフィーダ16の後部(作業者OPから見たY軸方向の手前側)から挿入されたキャリアテープ17を自動で引き込んで走行させるオートロード型のテープフィーダである。テープフィーダ16は、図4に示すように、台車15に設けられたフィーダベース15F(図2も参照)に着脱自在に取り付けられる本体部31に、3つのスプロケット(フィードスプロケット32、副スプロケット33及び主スプロケット34)、テープガイド35、剥離部材36、案内部37及び制御部38を備えている。制御部38はテープフィーダ16の各部の動作制御を行う。制御部38は、テープフィーダ16がフィーダベース15Fに取り付けられると、部品実装装置3の制御装置(図示せず)と電気的に接続される。
図4、図5及び図6(a)において、本体部31は、キャリアテープ17の走行路41を備えている。走行路41は本体部31の後方から前方に向けて延びている。本体部31の走行路41内の入口側(後端側)には導入路42が設けられている。導入路42は、走行路41の上方を、走行路41に沿って延びて設けられている。導入路42は、Y軸方向に突出して延びてキャリアテープ17の幅方向の両端部を支持する一対のテープ支持部43によって形成されている(図6(b))。フィードスプロケット32は、本体部31の後部に、導入路42に上方から臨んで設けられている。
図4において、フィードスプロケット32は、本体部31に設けられたフィードスプロケット駆動モータ32Mによって駆動される。フィードスプロケット32はフィードスプロケット駆動モータ32Mの駆動軸にワンウェイクラッチを介して取り付けられている。このワンウェイクラッチは、フィードスプロケット駆動モータ32Mの駆動軸がフィードスプロケット32の下端を前方に移動させる方向(図4中に示す矢印R。テープ送り方向と称する)に回転したときにはその回転をフィードスプロケット32に伝達し、駆動軸の回転が停止している状態では、フィードスプロケット32の駆動軸に対するテープ送り方向の自由回転を許容する。
フィードスプロケット32とフィードスプロケット駆動モータ32Mの駆動軸との間には、駆動軸が停止した状態でフィードスプロケット32がキャリアテープ17の送り方向に回転したことを検出する回転センサ44が設けられている(図4)。導入路42内に入ったキャリアテープ17の先頭部がフィードスプロケット32に到達すると、フィードスプロケット32の外周歯がキャリアテープ17の送り孔24に上方から係合し、フィードスプロケット32はテープ送り方向に回転させられる。このときフィードスプロケット32が一定量以上回転したことが回転センサ44によって検出されると、フィードスプロケット駆動モータ32Mはフィードスプロケット32の回転駆動を開始し、キャリアテープ17は導入路42から走行路41内に送り出される。
図4において、副スプロケット33と主スプロケット34は、本体部31の前方上部に、走行路41に下方から臨んで設けられている。副スプロケット33は、本体部31に設けられた副スプロケット駆動モータ33Mによって駆動され、主スプロケット34は本体部31に設けられた主スプロケット駆動モータ34Mによって駆動される。副スプロケット駆動モータ33Mは副スプロケット33の上端を前方に移動させる方向に副スプロケット33をピッチ回転させ、主スプロケット駆動モータ34Mは主スプロケット34の上端を前方に移動させる方向に主スプロケット34をピッチ回転させる。
図4において、走行路41の途上には走行テープ検出センサ45が設けられている。走行テープ検出センサ45は、走行路41内を走行するキャリアテープ17の先頭部及び終端部が所定の基準位置(ここでは走行テープ検出センサ45が設けられた位置)を通過した状態を検出する。また、走行テープ検出センサ45は、基準位置を通過した部品収納部23の数をカウントすることにより、キャリアテープ17の先頭部の位置を検出する。
フィードスプロケット32の回転によって走行路41内を送られてきたキャリアテープ17が上記基準位置に達したことが走行テープ検出センサ45によって検出されると、副スプロケット33が副スプロケット駆動モータ33Mによって駆動され、主スプロケット34が主スプロケット駆動モータ34Mによって駆動される。走行路41内を送られてきたキャリアテープ17が副スプロケット33に到達すると、副スプロケット33はキャリアテープ17の送り孔24に外周歯を下方から係合させてキャリアテープ17を前方へピッチ送りする。主スプロケット34は、副スプロケット33によって送られてきたキャリアテープ17の送り孔24に外周歯を下方から係合させて、キャリアテープ17を前方へピッチ送りする。
図4及び図7(a),(b)において、テープガイド35は本体部31の前方上部に、副スプロケット33及び主スプロケット34を上方から覆う位置に設けられている。テープガイド35の前方部分には、キャリアテープ17によって部品供給位置16Kに位置された部品PTを吸着ノズル13aによって取り出すための部品取出し開口35Kが設けられている。
図4及び図7(a),(b)において、剥離部材36はテープガイド35に取り付けられている。剥離部材36は、斜め下方に延びた先端部36Hを、走行路41を走行するキャリアテープ17のベーステープ21とカバーテープ22の間の位置に位置させており、副スプロケット33から主スプロケット34に向かってキャリアテープ17が送られると、ベーステープ21とカバーテープ22の間に剥離部材36の先端部36Hが進入して(割り入って)、カバーテープ22がベーステープ21から剥離される。剥離されたカバーテープ22はその幅方向にロール状にされたり押し潰されたりしながらベーステープ21とともに前方に進行し、テープガイド35の前端から排出される。
主スプロケット34がピッチ回転してキャリアテープ17を前方に進行させると、剥離部材36によってカバーテープ22が剥離された部品収納部23が部品供給位置16Kに到達し、部品供給位置16Kに部品PTが供給される。部品供給位置16Kに供給された部品PTは、その上方に位置された吸着ノズル13aによって、部品取出し開口35Kを介して吸着(ピックアップ)される。
このように本実施の形態において、主スプロケット34は、走行路41内のキャリアテープ17と係合して回転することにより、キャリアテープ17をピッチ送りして部品PTを所定の部品供給位置16Kに供給するようになっている。なお、キャリアテープ17が主スプロケット34によってピッチ送りされるようになったら、フィードスプロケット駆動モータ32Mによるフィードスプロケット32の回転駆動と、副スプロケット駆動モータ33Mによる副スプロケット33の回転駆動は停止される。
図4及び図8において、走行路41内においてY軸方向に突出して延びた一対のテープ支持部43の間の領域は、主スプロケット34と係合したキャリアテープ17のうち導入路42内の部分を導入路42の下方に移動させる際の通路(移動通路46と称する)となっている。一対のテープ支持部43によってキャリアテープ17(ベーステープ21)の両端部が支持されたキャリアテープ17が捻じられて水平姿勢から傾いた姿勢になると、キャリアテープ17は移動通路46を通って落下し、走行路41の下面を形成するテープ支持面47によってキャリアテープ17の下面(ここでは各エンボス状の部品収納部23の下面)が支持される。導入路42から落下するキャリアテープ17は、その過程でフィードスプロケット32の外周歯との係合が外れ、導入路42が開放されて、導入路42から新たにキャリアテープ17を挿入できるようになる。
図4、図5、図6(a)及び図8において、案内部37は、ブラケット部51とホイール部52を有している。ブラケット部51は本体部31に両端が支持された水平な揺動軸53によって揺動自在に支持されている。ホイール部52は、ブラケット部51に水平姿勢に取り付けられた回転軸54の回りに回転自在に取り付けられている。ホイール部52の外周には複数の抜止めピン52Pが一定間隔で設けられている。
図6(a)及び図8において、ブラケット部51には水平に突出して延びた爪部56が設けられている。ブラケット部51は初期位置(図6(a)に示す位置)と初期位置からホイール部52を上方へ移動させた上方位置との間で揺動軸53の回りに揺動自在である。
図5及び図8において、本体部31の爪部56とX軸方向に対向する位置には突起部57が設けられている。ブラケット部51が初期位置に位置した状態では、爪部56と突起部57は水平方向に対向して位置する。爪部56と突起部57は、キャリアテープ17の挿入口37Kを形成する。本体部31の突起部57よりも上方の位置には、当接突起58が設けられている。
ブラケット部51が初期位置に位置した状態で、挿入口37Kからキャリアテープ17が挿入されると、そのキャリアテープ17は爪部56と突起部57によってベーステープ21の両端部が下方から支持され、かつ案内されて、導入路42内に入る。爪部56と突起部57によってベーステープ21が支持されたキャリアテープ17は、送り孔24にホイール部52の抜止めピン52Pを係合させ、ホイール部52を回転させながら前方へ進む。
ホイール部52は図示しないワンウェイクラッチによって、キャリアテープ17の挿入方向にのみ回転が許容される。このため、導入路42内にキャリアテープ17が入った後は、爪部56と突起部57の間のテープ通路60からキャリアテープ17を脱落させてキャリアテープ17と抜止めピン52Pとの係合を外さない限りはキャリアテープ17を導入路42から引き抜くことはできず、意図しない導入路42からのキャリアテープ17の抜けが防止される。
図4及び図6(a)において、本体部31のフィードスプロケット32のやや前方の位置には、ストッパ部材61と待機テープ検出センサ62が設けられている。ストッパ部材61は、走行路41内を先行のキャリアテープ17(先行キャリアテープ17Aと称する)が走行している状態では導入路42内に張り出し、導入路42に挿入された後続のキャリアテープ17(後続キャリアテープ17Bと称する)の先頭部に当接して後続キャリアテープ17Bのそれ以上の進行を阻止し、後続キャリアテープ17Bを待機状態にするように動作する。このときフィードスプロケット32はキャリアテープ17の送り動作を開始するのに必要な量は回転せず、キャリアテープ17はフィードスプロケット32によって送られることなく、待機状態を維持する。待機テープ検出センサ62は、このようにストッパ部材61に当接して待機状態となっている後続キャリアテープ17Bを検出する。
テープフィーダ16にキャリアテープ17を新たに取り付ける場合、作業者OPは、挿入口37Kからキャリアテープ17を挿入する。挿入口37Kから挿入されたキャリアテープ17は、ホイール部52に設けられた抜止めピン52Pに送り孔24に嵌入させながら進行し、導入路42に入ってフィードスプロケット32と係合する。このときキャリアテープ17はストッパ部材61と当接することなく進行し、フィードスプロケット32を一定回転以上回転させる。このためフィードスプロケット32は回転を開始してキャリアテープ17を送り(図9(a)中に示す矢印A)、キャリアテープ17は主スプロケット34に係合する。
制御部38は、走行テープ検出センサ45からの検出情報に基づいて、キャリアテープ17が主スプロケット34と係合したことを検知したら、部品実装装置3が備える図示しない報知手段を介してその旨を作業者OPに報知する。この報知を受けた作業者OPは、ブラケット部51を揺動軸53の回りに揺動させて(図9(b)中に示す矢印B1)、上方位置に位置させる。
このブラケット部51の移動(揺動)によって、キャリアテープ17が爪部56によって引き上げられる(図9(b)及び図10(a)。図10(a)中に示す矢印C1)。この過程でキャリアテープ17(ベーステープ21)の一端側が当接突起58に下方から当接するので、キャリアテープ17は捻じられて斜めに傾いた姿勢となり(図10(b)→図10(c)。及び図9(b))、キャリアテープ17は、テープ通路60及び移動通路46を通って下方に落下する(図10(c)及び図11(a)。図10(c)中に示す矢印C2)。これによりキャリアテープ17の送り孔24はフィードスプロケット32の外周歯から離脱し、キャリアテープ17とフィードスプロケット32との係合が外れた状態となる。
キャリアテープ17がテープ通路60及び移動通路46を通って落下したら、作業者OPはブラケット部51を逆方向に揺動させて(図11(a)中に示す矢印B2)、案内部37を初期位置に復帰させる。これにより導入路42が開放され、案内部37から新たにキャリアテープ17を挿入できるようになる。
このように本実施の形態では、主スプロケット34に係合したキャリアテープ17の導入路42内の部分を導入路42の下方に移動させると、フィードスプロケット32に対するキャリアテープ17の係合が外れて導入路42が開放されるようになっている。
案内部37を初期位置に復帰させたら、作業者OPは、後続キャリアテープ17Bを挿入口37Kから挿入する。挿入口37Kから挿入された後続キャリアテープ17Bは導入路42に入って導入路42内を進み、フィードスプロケット32の外周歯と係合する。このとき走行路41内に先行キャリアテープ17Aがあるのでストッパ部材61は導入路42内に張り出して後続キャリアテープ17Bの進行を阻止し、後続キャリアテープ17Bは待機状態となる(図11(b))。
走行路41を走行する先行キャリアテープ17Aの終端部がストッパ部材61を超えて前方に進行すると、ストッパ部材61は導入路42から退避して後続キャリアテープ17Bの進行の阻止を解除する。後続キャリアテープ17Bの待機状態が解除されたことが待機テープ検出センサ62によって検出されたら、制御部38はフィードスプロケット32を回転させる。これにより後続キャリアテープ17Bは先行キャリアテープ17Aに追随して走行路41を走行し、その後、主スプロケット34と係合する。
本実施の形態におけるテープフィーダ16では、導入路42から後続キャリアテープ17Bを挿入した場合、後続キャリアテープ17Bは先行キャリアテープ17Aとは上下に重ならず、互いに押し合う状態とはならない。このため、先行キャリアテープ17Aの使用中に後続キャリアテープ17Bを取り付けて待機させていても、先行キャリアテープ17Aが後続キャリアテープ17Bとの間の摩擦によってスムーズな走行を妨げられることはない。また、本実施の形態の場合のように、キャリアテープ17がエンボス型のものである場合には、部品収納部23が潰れてしまうおそれがない。
上述の実施の形態では、導入路42の下方に移動されたキャリアテープ17は、本体部31に設けられたテープ支持面47によって各部品収納部23の下面が支持されるようになっていたが、図12及び図13の変形例に示すように、テープ支持面47を中央部が窪んだ溝状に形成することにより、部品収納部23の下面ではなく、ベーステープ21の両端部がテープ支持面47によって支持されるようにすることができる。このようにすると、キャリアテープ17の走行時にキャリアテープ17が本体部31側から受ける摩擦力を軽減することができ、キャリアテープ17をよりスムーズに走行させることができるようになる。
以上説明したように、本実施の形態におけるテープフィーダ16では、本体部31に、キャリアテープ17が挿入される導入路42及びこれと繋がる走行路41を備えており、本体部31に設けられたフィードスプロケット32は、導入路42に挿入されたキャリアテープ17を走行路41に送り出すようになっている。そして、主スプロケット34と係合したキャリアテープ17の導入路42内の部分を、導入路42の下方に移動させることで、キャリアテープ17とフィードスプロケット32との係合を外し、導入路42を開放して導入路42から後続キャリアテープ17Bを挿入できるようになっている。このため、導入路42に挿入した後続キャリアテープ17Bが走行路41内で先行キャリアテープ17Aと重なることはなく、先行キャリアテープ17Aは後続キャリアテープ17Bとの間の摩擦を受けない。よって、後続キャリアテープ17Bが待機状態にあるときであっても先行キャリアテープ17Aをスムーズに走行させることができる。
また、これにより、テープフィーダ16による部品PTの供給が確実に行われるようになり。このため、部品実装装置3により基板PBに部品PTを実装する効率を向上させることができ、部品実装ライン1により製造される実装基板JKの生産効率を向上させることができる。
なお、上述の実施の形態では、キャリアテープ17がエンボス型である場合を例にして説明したが、キャリアテープ17がエンボス型でない単純なテープ形状のものである場合であっても、同様の効果を得ることができる。
後続のキャリアテープが待機状態にあるときであっても先行キャリアテープをスムーズに走行させることができるテープフィーダ及び実装基板の製造方法を提供する。
16 テープフィーダ
17 キャリアテープ
17A 先行キャリアテープ(先行のキャリアテープ)
17B 後続キャリアテープ(後続のキャリアテープ)
31 本体部
32 フィードスプロケット
34 主スプロケット
41 走行路
42 導入路
43 テープ支持部
46 移動通路
61 ストッパ部材
PB 基板
JK 実装基板
PT 部品

Claims (4)

  1. 部品を収納したキャリアテープの走行路を有した本体部と、
    前記本体部に設けられ、前記走行路内の前記キャリアテープに係合して回転することにより前記キャリアテープをピッチ送りする主スプロケットと、
    前記本体部の前記走行路の入口側に前記走行路の上方を前記走行路に沿って延びて設けられた導入路と、
    前記本体部に設けられ、前記導入路内の前記キャリアテープに係合して回転することにより前記キャリアテープを前記導入路から前記走行路に送り出し、前記キャリアテープを前記主スプロケットに係合させるフィードスプロケットとを備え、
    前記主スプロケットに係合した前記キャリアテープの前記導入路内の部分を前記導入路の下方に移動させると、前記フィードスプロケットに対する前記キャリアテープの係合が外れて前記導入路が開放されることを特徴とするテープフィーダ。
  2. 前記導入路は前記キャリアテープの幅方向の両端部を支持する一対のテープ支持部によって形成されており、前記一対のテープ支持部の間が前記導入路内の前記キャリアテープを前記導入路の下方に移動させる移動通路となることを特徴とする請求項1に記載のテープフィーダ。
  3. 前記導入路に挿入されて前記フィードスプロケットと係合した後続のキャリアテープは、前記走行路内に先行のキャリアテープがある場合には前記本体部に設けられたストッパ部材により進行が阻止されて待機状態となり、前記走行路を走行する前記先行のキャリアテープの終端部が前記ストッパ部材を超えて進行すると、前記ストッパ部材による前記後続のキャリアテープの進行の阻止が解除され、前記フィードスプロケットが回転をして前記後続のキャリアテープを前記走行路に送り出すことを特徴とする請求項1又は2に記載のテープフィーダ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のテープフィーダが供給する部品を基板に実装して実装基板を製造することを特徴とする実装基板の製造方法。
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