JP2007067156A - テープフィーダー及び表面実装機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 剥離強度が異なる場合があっても、安定した張力でカバーテープを引き取ることができるテープフィーダーを提供する。
【解決手段】 キャリアテープからカバーテープを剥離させることにより所定の部品取出位置において収納部品を露出させるテープフィーダーにおいて、モータの回転駆動力によりカバーテープを引き取ることによってキャリアテープからカバーテープを剥離させるテープ引取り手段を備え、テープ引き取り手段には、所定トルク以上のトルクが負荷した際に回転駆動力の伝達を解除するトルクリミッタが設ける構成とした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、表面実装機に搭載されるテープフィーダーに関するものであって、特にテープを担体としてIC等のチップ部品を供給するテープフィーダーに関するものである。
従来から、表面実装機に搭載されて実装用の部品を供給する手段の1つとしていわゆるテープフィーダーが知られている。このテープフィーダーは、多数の部品を一定間隔で収納したテープをリールから引出しつつフィーダー前方の部品取出位置まで送り出し、この位置で実装用ヘッドにより部品の取出しを行わせるものである。担体であるテープは、部品収納部をもつキャリアテープとこれに貼着されることにより部品収納部を塞ぐ薄いカバーテープとから構成されており、テープフィーダーは、テープを送り出しながら、その途中でカバーテープをキャリアテープから剥離させることにより部品取出位置において部品収納部を開放するようになっている。
特開平06−232593号公報
上記特許文献1によれば、剥離後のカバーテープは、モータからの一定の駆動力を動力源とした一対の回転部材間に挟持されつつ引き取られる。しかしながら、カバーテープを剥離するためには、適切な引取力をカバーテープに与える必要があり、引取力が弱い場合には、キャリアテープとカバーテープとの剥離不良が発生し、引取力が強い場合にはキャリアテープの位置がずれて吸着不良が生じたり、カバーテープが途中で切れてしまうという問題がある。
多数の部品を収納するテープは、その部品の形状等によりテープ幅の異なるものが存在しており、各テープ毎にキャリアテープとカバーテープとの貼着力が異なっている。そのため、テープフィーダーにおいて、テープ幅の異なるテープに交換した場合には、キャリアテープを剥離する際、上記問題が生じるとともに、カバーテープを安定して引き取れず、剥離不良が発生する場合もあった。この場合には、テープ幅に応じてカバーテープの引き取り経路を変更して引き取ることで問題を解消できる場合もあったが、引き取り経路を変更した場合には、テープフィーダーの外観形状が変わってしまうため、テープフィーダーに装着されるカバー部材が使用できなくなったり、使用できた場合であっても不要な隙間ができてしまい、テープフィーダーのコンパクト化等において不利になる場合もあった。
本発明では、上記課題を解決するためになされたものであり、貼着力等の違いや、テープ幅などの違いなどによりカバーテープの剥離強度が異なる場合があっても、安定した引取力でカバーテープを引き取ることができるテープフィーダーを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明のテープフィーダーは、部品を一定間隔で収納したキャリアテープとこのキャリアテープに貼着されることにより収納部品を覆うカバーテープとからなる部品供給テープを間歇的に送り出しながら、前記キャリアテープからカバーテープを剥離させることにより所定の部品取出位置において収納部品を露出させるテープフィーダーにおいて、モータの回転駆動力により前記カバーテープを引き取ることによって前記キャリアテープからカバーテープを剥離させるテープ引取り手段を備え、該テープ引き取り手段には、所定トルク以上のトルクが負荷した際に前記回転駆動力の伝達を解除するトルクリミッタが設けられていることを特徴としている。
この構成によれば、カバーテープを引き取る際に引取り手段における引取り用のギアに所定以上のトルクがかかった場合、トルクリミッタが空回転し、引取力を発生させるモータの回転駆動力の伝達を解除するため、適切な引取力をカバーテープに与えることができる。したがって、カバーテープを安定して引き取ることができるため、部品の吸着位置がばらついたり、テープが切れてしまうという問題を解消することができる。
また、前記トルクリミッタは、伝達解除トルクを変更可能とすることが好ましい。
このようにすると、カバーテープの種類等に応じて適切な引取力を与えるように伝達解除トルクを自由に設定することができる。
さらに、前記トルクリミッタを制御する制御手段を備え、テープ幅に応じて伝達解除トルクを変更することが好ましい。
このようにすると、テープ幅に応じた適切な伝達解除トルクを与えることができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の表面実装機は、実装機本体に設けられた移動可能なヘッドユニットにより部品供給部から部品を吸着し、所定の位置に位置決めされている基板の上に前記部品を装着するように構成された表面実装機において、前記部品供給部に前記テープフィーダーが配設されていることを特徴としている。
この構成により、貼着力等の違いや、テープ幅などの違いなどによりカバーテープの剥離強度が異なる場合であっても、安定してカバーテープを引き取ることができる表面実装機とすることができる。
また、前記実装機本体に設けられている制御手段からの信号に基づき、トルクリミッタの伝達解除トルクを変更することが好ましい。
このようにすると、表面実装機からテープ幅に応じた伝達解除トルクの変更操作が可能となるため、トルクリミッタの伝達解除トルクの変更が容易となる。
本発明によるテープフィーダーによれば、カバーテープの引き取る際に引取り用のギアに所定以上のトルクがかかった場合、トルクリミッタが空回転し、引取力を発生させるモータの回転駆動力の伝達を解除するため、適切な引取力をカバーテープに与えることができる。したがって、カバーテープを安定して引き取ることができ、部品の吸着位置がばらついたり、テープが切れてしまうという問題を解消することができる。
本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1,図2は、本発明に係るテープフィーダーが適用される表面実装機の全体構成を概略的に示している。
これらの図において、表面実装機(以下、実装機と略す)の基台1上には基板搬送用のコンベア2が配置されており、このコンベア2上をプリント基板3が搬送されて所定の実装作業位置で停止され、図外のプッシュアップピン等の基板保持手段により保持されるようになっている。なお、以下の説明では、コンベア2の方向をX軸方向、水平面上でX軸と直交する方向をY軸方向、X軸およびY軸に直交する方向をZ軸方向として説明を進めることにする。
コンベア2の両側には、プリント基板3に実装する電子部品を供給するための部品供給部4が設けられている。これらの部品供給部4には、X軸方向に多数列のテープフィーダー4aが配置されている。各テープフィーダー4aには、IC、トランジスタ、コンデンサ等の小片状のチップ部品を収納保持した後記テープが巻回されたリールが着脱可能に装着されており、このリールからフィーダー先端の部品取出部に前記テープを間欠的に繰り出しながら、後述するヘッドユニット5により、テープに収納された部品をピックアップさせるように構成されている。なお、テープフィーダー4aの構成については後に詳述する。
前記基台1の上方には、さらに部品実装用のヘッドユニット5が設けられている。このヘッドユニット5は、部品供給部4から部品を吸着してプリント基板P上に実装し得るように、一定の領域内でX軸方向およびY軸方向にそれぞれ移動可能とされている。すなわち、前記基台1には、ヘッドユニット5の支持部材11がY軸方向の固定レール7に移動可能に配置され、この支持部材11上にヘッドユニット5がX軸方向のガイド部材14に沿って移動可能に支持されている。そして、Y軸サーボモータ9により駆動されるボールねじ8に支持部材11が螺合装着されることにより、支持部材11のY軸方向の移動が行われる一方、X軸サーボモータ15により駆動されるボールねじ13にヘッドユニット5が装着されることにより、ヘッドユニット5のX軸方向の移動が行われるように構成されている。
前記ヘッドユニット5には部品を吸着してプリント基板3に実装するための複数の実装用ヘッド20が搭載されており、当実施形態では、4本の軸状に構成された実装用ヘッド20がX軸方向に一列に並べられた状態で搭載されている。
これらの実装用ヘッド20は、Z軸サーボモータ(図示省略)を駆動源とする昇降機構に連結されるとともにR軸サーボモータ(図示省略)を駆動源とする回転機構にそれぞれ連結されており、これら各機構によりヘッドユニット5に対して上下方向(Z軸方向)および回転方向(R軸方向)に駆動されるようになっている。
また、各実装用ヘッド20の先端には部品吸着用のノズル21が設けられている。各ノズル21はそれぞれ図外のバルブ等を介して負圧供給手段に接続されており、前記テープフィーダー4aからの部品取出し時には、ノズル21の先端に負圧が供給されることにより部品の吸着が行われるようになっている。なお、ノズル21は、実装用ヘッド20に対して着脱可能に装着されており、必要に応じて基台1上のノズルステーション(図示せず)に収納された他のノズル21、すなわち先端形状や大きさの異なる他のノズル21と自動交換されるようになっている。
基台1上には、さらに各実装用ヘッド20による部品の吸着状態を画像認識するための部品認識カメラ17が設けられている。この部品認識カメラ17は、コンベア2とフロント側(図1では下側)の部品供給部4との間に設けられており、ヘッドユニット5がこの部品認識カメラ17上方の所定の撮像位置に配置されたときに、各実装用ヘッド21による吸着部品をその下側から撮像するようになっている。
以上の構成により上記実装機では次のようにしてプリント基板3に部品が実装される。
先ずヘッドユニット5が部品供給部4の上方に移動し、各実装用ヘッド20によりテープフィーダー4aからの部品の取出しが行われる。具体的には、部品を吸着すべき所定の実装用ヘッド20が下降して部品を吸着し、さらに部品を吸着した状態で上昇することによりテープフィーダー4aから部品がピックアップされる。この際、可能な場合には、複数の実装用ヘッド20により同時に部品が取出される。
全ての実装用ヘッド20による部品の吸着が完了すると、ヘッドユニット5が部品認識カメラ17の上方に移動し、各実装用ヘッド20の吸着部品が撮像されることにより、その撮像結果に基づき各部品の吸着状態が調べられる。そして、ヘッドユニット5がプリント基板3上に移動した後、所定の部品装着位置に順次ヘッドユニット5が移動しながら各実装用ヘッド20の昇降が行われ、この昇降に伴い各部品がプリント基板3上に実装されることとなる。
図3は、上記テープフィーダー4aの構成を概略的に示している。
同図に示すように、テープフィーダー4aは、その前端部(図3では右端部)が図1に示すフィーダー取付台6に支持され、図示していないクランプ手段などによりこの取付台6に対して着脱可能に固定されている。
テープフィーダー4aのフィーダー本体30には、その後端部(図3では左端部)にテープ32(部品供給テープ)を巻回したリール(図示せず)が回転可能に保持されており、このリールから前方へテープ32が導出されている。
なお、テープ32は、IC、トランジスタ、コンデンサ等の小片状の部品を一定間隔置きに収納、保持するものであり、図4に示すように、キャリアテープ33とこれに貼着されるカバーテープ34とから構成されている。
キャリアテープ33は、上方に開口した空洞状の部品収納部33aを一定間隔置きに有しており、各部品収納部33aには前記IC等の部品が収納されている。また、キャリアテープ33の一辺側には、その縁部に沿って上下に貫通する小片状の係合孔33bが一定間隔で設けられている。一方、カバーテープ34は、前記部品収納部33aが開口する部分を覆うように前記キャリアテープ33の上面に接着されている。
前記フィーダー本体30の前端部分には、部品取出部37(本発明の部品取出位置に相当する)が設けられている。この部品取出部37は、実装用ヘッド20により部品をピックアップさせる部分で、この部分では、リールから送り出されたテープ32がテープガイド部(切欠部分36)を介して上方に露出するとともに、前記カバーテープ34がキャリアテープ33から引き剥がされつつ前記切欠部分36の縁に沿って折り返されており、これによってキャリアテープ33の部品収納部33aが上方に開放されて、実装用ヘッド20による部品の取出しが可能となっている。
前記フィーダー本体30には、テープ送り機構と、カバーテープ34の引取り機構とが設けられており、それぞれが一のモータにより駆動可能になっている。
テープ送り機構は、テープ32をリールから引出しつつテープガイド部に送り出すもので、部品取出部37の下方に配置されるスプロケット46と、このスプロケット46と同軸上に一体的に固定されるギア47と、モータ42と、このモータ42の回転駆動力を前記ギア47に伝達するとともに減速機構を構成するギア43,44等からなり、部品取出部37に案内されるテープ32の前記係合孔33bに対して前記スプロケット46が係合した構成となっている。そして、部品供給時には、前記モータ42によりスプロケット46を回転駆動することにより、テープ32をリールから引出しつつ間歇的に一定のピッチで送り出すようになっている。
引取り機構は、テープ32(キャリアテープ33)からカバーテープ34を引き剥がすもので、本発明に係る引取り手段に相当するものである。この引取り機構は、フィーダー本体30において上記送り機構よりも後側に設けられており、モータ42と、引取りギア対52a,52bと、前記モータ42の回転駆動力を引取りギア対52a,52bに伝達するギア45等から構成されている。そして、前記引取りギア対52a,52bの間に、シャッタ部分36の前記切欠部分36aで折り返されることによりテープ32から引き剥がされたカバーテープ34が案内され、これによって部品供給時には、モータ42によって引取りギア対52a,52bを回転駆動することにより、カバーテープ34を引取りつつ直接その引取力によりカバーテープ34をキャリアテープ33から引き剥がすようになっている。
また引取りギア52aにはトルクリミッタ52cが備え付けられており、前記ギア45からの回転駆動力はトルクリミッタ52cを介して伝達される。そしてトルクリミッタ52cに所定の伝達解除トルク以上の負荷がかかった場合には、トルクリミッタが空回転することによってモータ42からの回転駆動力を伝達解除するようになっている。すなわち、必要以上に大きな回転駆動力がモータ42から入力された場合に、トルクリミッタ52cが空回転することによってモータ42からの回転駆動力の伝達を抑制し、設定された引取力またはそれ以下の引取力を保ちながら、カバーテープ34の引き取りを行うものである。
ここで、図5は、モータ42の回転駆動力に応じた入力トルクT0と、カバーテープ34の引き取り力に対応した出力トルクT1との関係を示す図である。図5において、テープ32(例えばテープ幅8mm)を使用し、伝達解除トルク値をtoに設定した場合には、引取動作中、カバーテープ34の引取力が上昇してトルクtoに達した時点で、トルクリミッタ52cが作動することにより、その後の引取動作においてもトルクはtoに保たれ、伝達解除トルクtoを超えることはない。
また、トルクリミッタ52cは伝達解除トルクの設定が変更可能であり、後述する制御装置からの入力信号によって変更できる。例えば、テープ幅が幅広のもの(テープ幅8mmより大)を使用した場合には、剥離強度が大きいため、伝達解除トルクtoをさらに高い値に調整することが可能である(図5における2点鎖線)。
図6は、上記テープフィーダー4aの駆動を制御する制御系統を示している。
同図において制御装置60は、実装機全体を統括的に制御するものである。この制御装置60は、実装機本体に設けられており、前記テープフィーダー4aが前記取付台6に組付けられると、この取付台6に設けられる端子(図示せず)を介して制御装置60とテープフィーダー4aの制御基板40とが電気的に接続されるようになっている。
制御装置60は、論理演算を実行する周知のCPU、そのCPUを制御する種々のプログラムなどを予め記憶するROMおよび装置動作中に種々のデータを一時的に記憶するRAM等から構成されており、その機能構成として、主制御部61、記憶部62、軸制御部63等を含んでいる。
主制御部61は、予め記憶されたプログラムに従ってヘッドユニット5等を作動させるべく前記サーボモータ9,15等の駆動の制御、およびテープ送り機構および引取り機構を作動させるべく前記モータ42の駆動を統括的に軸制御部63を介して制御するものである。
また、部品供給部4にセットされる各テープフィーダー4aにおけるテープ32の「テープ幅」に応じて記憶部62に記憶されているトルクデータベースからトルク値を特定し、そのトルク値に基づいてトルクリミッタ52cの伝達解除トルクを設定すべく制御部70に制御信号を出力する。
なお、当実施形態では、この実装機本体側に設けられる主制御部61が本発明に係る制御手段(部品供給装置の制御手段)の機能を兼ね備えた構成となっている。
記憶部62には、テープ32からカバーテープ34を引き取る際の前記モータ42における駆動トルクの上限値(伝達解除トルク値)が記憶されている。すなわちテープ32の「テープ幅」と「伝達解除トルク値」とを対応させたデータベースが格納されている。なお、データベース中の「伝達解除トルク値」は、カバーテープ34について安定して剥離できるトルクの上限値であって、カバーテープの規格化された剥離強度がある場合にはその剥離強度に基づいて定められ、規格化された剥離力が存在しない場合には事前に剥離試験を行って求められている。
なお、図6において、入力部64はタッチパネル、キーボード等からなる入力手段であって、テープフィーダー4aにおけるテープ幅等がこの入力部64を操作することにより制御装置60に入力される。また、モータ42における伝達解除トルク値の直接的な入力も行うことができる。なお、表示部65は、液晶表示器等の表示手段であって、実装機の実装動作状況等、各種情報がこの表示部65により表示されるようになっている。
テープフィーダー4aの前記制御基板40には、上記モータ42の他に、モータ42を駆動制御するための機能構成として、制御部70、モータドライバ部72等を構成する回路が組込まれている。
制御部70は、CPUから構成され、部品実装動作時には、前記主制御部60からの制御信号に従ってモータドライバ部72を介して前記モータ42を駆動制御するものである。また、モータドライバ部72は、前記モータ42に制御電流を供給することによりモータ42を駆動させるものである。
また、制御部70は、制御装置60の記憶部62に格納されているデータベース中の伝達解除トルク値、あるいは、ユーザーにより入力部64に直接入力される伝達解除トルク値データを制御装置60から受け、それに応じた制御信号を出力して、トルクリミッタ52cの伝達解除トルク値を変更する。
このように構成されている本実施形態におけるテープフィーダー4aにおいて、入力部64から「テープ幅」を入力すると、記憶部62から対応する「伝達解除トルク」が選択され、制御装置60から制御部70に出力される。そして、制御部70により、トルクリミッタ52cは選択された伝達解除トルク値に設定される。
または、入力部から直接「伝達解除トルク」を入力することにより、伝達解除トルク値をカバーテープ34が切れず、キャリアテープ33の位置がずれて吸着不良を起こさない上限値に設定するようにしてもよい。
このように設定された伝達解除トルクでカバーテープ34を引き取れば、剥離不良を発生させることなくカバーテープ34を引き取ることができる。仮に大きな抵抗がカバーテープ34にかかったとしても、トルクリミッタ52cが作動してカバーテープ34に伝達解除トルク値を超える引取力がかからないため、カバーテープ34を一定の引取力で安定して引き取ることができる。
また、部品の形状等が異なるか、あるいはテープ幅が異なるなど、カバーテープ34の剥離強度が異なるテープ32を使用する場合であっても、それに応じてトルクリミッタ52cの伝達解除トルク値を変更するだけで安定してカバーテープ34を引き取ることができる。したがって、さまざまなテープ32に対して安定して剥離可能であり、カバーテープ34の引き取り経路の変更も不要となるため、テープフィーダー4aのカバー部材を統一でき、テープフィーダー4aのコンパクト化においても有利になる。
さらに、上記実施形態では、テープ送り機構と引き取り機構のモータ42を1つにしているため、制御基板40に設けるモータドライバーを1つにすることができる。したがって、低コスト化が図れるとともに、コンパクト・軽量なテープフィーダー4aとすることができる。
また、減速ギア43,44,45の調整により、カバーテープ34を引き取る引取り量をキャリアテープ33の送り量よりも多くなるように設定することで、部品の吸着動作を安定させるようにしてもよい。すなわち、カバーテープ34の引取り量を多くなるように設定することで、カバーテープ34が常に先行して引き取られることによってカバーテープ34の引取力が上昇するが、伝達解除トルク値以上になるとトルクリミッタ52cが作動するため、引取力は伝達解除トルク値に保たれる。したがって、伝達解除トルク一定の状態で安定して引き取りが行えるため、部品の吸着動作を安定させることができる。
また、上記実施形態では、テープ送り機構と引き取り機構のモータを1つとしているが、テープ送り機構および引取り機構に対し、それぞれ独立にモータを設けてもよい。この場合には、上記送り量の調整は、減速ギアの設定だけでなく、それぞれのモータに対し独立に回転制御することによっても行うことが可能である。
また、上記実施形態では、トルクリミッタ52cの伝達解除トルク値の変更を制御装置から行っているが、トルクリミッタ52cに備えられた変更手段を使用することも可能であり、その場合には、トルクリミッタ52cにおいて直接伝達解除トルクの変更を行う構成としてもよい。
本発明に係る部品供給装置が適用される表面実装機を示す平面略図である。 上記表面実装機のヘッドユニットを示す平面図である。 表面実装機に搭載されるテープフィーダーの構成を示す概略図である。 テープの構成を示す斜視図である。 モータからの回転駆動力による入力トルクT0と、カバーテープの引き取り力による出力トルクT1との関係を示す図である。 テープフィーダーの駆動を制御する制御系統を示すブロック図である。
符号の説明
4 部品供給部
4a テープフィーダー
33 キャリアテープ
34 カバーテープ
37 部品取出部
42 モータ
52a,52b 引取りギア対
53c トルクリミッタ

Claims (5)

  1. 部品を一定間隔で収納したキャリアテープとこのキャリアテープに貼着されることにより収納部品を覆うカバーテープとからなる部品供給テープを間歇的に送り出しながら、前記キャリアテープからカバーテープを剥離させることにより所定の部品取出位置において収納部品を露出させるテープフィーダーにおいて、
    モータの回転駆動力により前記カバーテープを引き取ることによって前記キャリアテープからカバーテープを剥離させるテープ引取り手段を備え、該テープ引き取り手段には、所定トルク以上のトルクが負荷した際に前記回転駆動力の伝達を解除するトルクリミッタが設けられていることを特徴とするテープフィーダー。
  2. 前記トルクリミッタは、伝達解除トルクを変更可能としたことを特徴とする請求項1に記載のテープフィーダー。
  3. 前記トルクリミッタを制御する制御手段を備え、テープ幅に応じて伝達解除トルクを変更することを特徴とする請求項2に記載のテープフィーダー。
  4. 実装機本体に設けられた移動可能なヘッドユニットにより部品供給部から部品を吸着し、所定の位置に位置決めされている基板の上に前記部品を装着するように構成された表面実装機において、
    前記部品供給部に前記請求項1乃至3のいずれか1項に記載のテープフィーダーが配設されていることを特徴とする表面実装機。
  5. 前記実装機本体に設けられている制御手段からの信号に基づき、トルクリミッタの伝達解除トルクを変更することを特徴とする請求項4に記載の表面実装機。
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