JP6166624B2 - 部品供給装置及びそれを用いた部品実装装置 - Google Patents

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Description

本発明は、部品供給装置及びそれを用いた部品実装装置に関し、例えば部品供給テープに内包された電子部品を基板等に供給するための部品供給装置及びそれを用いた部品実装装置に関する。
従来から、電子部品を収納する部品収納部が所定の間隔で並んで形成されたキャリアテープと部品収納部からの部品飛び出し防止のためにキャリアテープに形成された部品収納部を覆うように設けられたカバーテープからなる部品収納テープを、収納テープリールに巻き付けられた状態で順次繰り出して部品取出し位置まで間欠送りするテープ送り装置と、部品収納部にある電子部品を露出させて電子部品を取出し可能にする電子部品露出装置と、を備える部品供給装置が知られている。
このような従来の部品供給装置において、特許文献1には、電子部品露出装置が、カバーテープを切断して分割するカバーテープ切断装置と、切断して分割されたカバーテープを電子部品がキャリアテープから取出し可能に開口するカバーテープ開口装置と、カバーテープ切断装置にカバーテープを導入する舌部と、舌部に導入されたカバーテープがカバーテープ上面に対して垂直上方に移動しないようにカバーテープを拘束するカバーテープ押え装置と、カバーテープ開口装置により露出させられた電子部品を取出すための部品取出し孔とを備え、カバーテープ開口装置がカバーテープ切断装置により切断分割されたカバーテープをガイドするカバーテープ案内装置を備える装置が開示されている。
特許文献1に開示されている部品供給装置によれば、カバーテープの端部が上方あるいは左右方向に突出することを抑制することができ、部品吸着装着装置や隣接する部品供給装置とカバーテープの端部とが干渉することを回避することができる。
特開2010−199567号公報
ところで、部品収納テープのカバーテープは、部品収納部の搬送方向と直交する方向の両側でキャリアテープと接着されており、電子部品露出装置のカバーテープ切断装置は、一般に部品収納テープのキャリアテープに形成された部品収納部の略中央でカバーテープを切断するようになっている。また、カバーテープ案内装置や部品取出し孔は、その中央がカバーテープの切断箇所と略一致するように前記カバーテープ切断装置に連接して配置されている。
そのため、部品収納テープの製造工程における接着部Pの位置ずれ等に起因して接着部Pと部品収納部Sとの距離が該部品収納部Sの両側で不均一となると、図11に示すように、カバーテープ案内装置Rの一部が部品収納テープの接着部Pの外側にはみ出し、例えば切断後のカバーテープCの一方が接着部Pに乗り上げ、そのカバーテープCの一部がキャリアテープBに形成された部品収納部Sの上方に残存する可能性がある。このような状況下で、部品吸着装着装置等を用いて部品収納部Sに収納された電子部品Dを部品取出し孔Qから取出すと、部品収納部Sの上方に残存するカバーテープCの一部が部品吸着装着装置等と干渉し、その部品収納部Sに収納された電子部品Dを円滑に取出すことができなくなるといった問題が生じ得る。
また、部品収納テープがテープ送り装置によって搬送される際にその搬送方向と略直交する方向へ揺動する場合にも、カバーテープ案内装置の一部が部品収納テープの接着部の外側にはみ出し、切断後のカバーテープの一部がキャリアテープに形成された部品収納部の上方に残存する可能性がある。
このような問題に対し、カバーテープ案内装置のサイズを小型化することが考えられるものの、そのような方法ではカバーテープの開口量が減少するため、部品収納部に収納された電子部品を確実に露出させることができず、部品収納部に収納された電子部品を円滑に取出すことができなくなる。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、カバーテープの開口量を維持しながら、切断後のカバーテープと電子部品を取出すための部品吸着装着装置等との干渉を抑制し、部品収納テープの部品収納部に収納された電子部品を円滑に取出すことのできる部品供給装置及びそれを用いた部品実装装置を提供することにある。
上記する課題を解決するために、本発明に係る部品供給装置は、電子部品を収納する部品収納部が搬送方向に所定の間隔で並んで形成されたキャリアテープと該キャリアテープの部品収納部からの電子部品の飛び出しを防止するために前記部品収納部を覆うように設けられたカバーテープとを有し、前記キャリアテープと前記カバーテープとが前記部品収納部の搬送方向に直交する方向の両側に設けられた接着部を介して接着されている部品収納テープを部品取出し位置まで搬送するテープ送り装置と、前記キャリアテープの部品収納部に収納された電子部品を露出させて該電子部品を取出し可能にする電子部品露出装置と、を備える部品供給装置であって、前記電子部品露出装置は、前記部品収納部の両側に設けられた前記接着部間で前記カバーテープを切断して分割するカバーテープ切断部と、該カバーテープ切断部により切断分割されたカバーテープを開口させるラッセル部であって開口されたカバーテープから露出された電子部品を取出すための部品取出し孔が形成されたラッセル部とを有し、前記ラッセル部は、前記接着部間で搬送方向に直交する方向へ移動自在となっていることを特徴とする。
また、本発明に係る部品実装装置は、前記部品供給装置と、該部品供給装置から供給される電子部品を実装する基板を搬送する基板搬送装置と、前記部品供給装置の電子部品露出装置により露出された電子部品を吸着して前記基板搬送装置により搬送された基板に実装する部品吸着装着装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の部品供給装置及びそれを用いた部品実装装置によれば、ラッセル部が部品収納部の両側に設けられた接着部間で搬送方向に直交する方向へ移動自在となっていることで、カバーテープ切断部により切断分割されたカバーテープを開口させるラッセル部の位置を接着部間で調整することができ、該ラッセル部を部品収納テープの接着部間に配置して、切断後のカバーテープを部品収納部の外側へ確実に押し広げることができる。これにより、切断後のカバーテープと電子部品を取出すための部品吸着装着装置等との干渉を抑制することができ、部品収納テープの部品収納部に収納された電子部品を円滑に取出すことができるため、部品供給装置及び部品実装装置の動作信頼性を高めることができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明に係る部品供給装置の実施形態1の全体構成を概略的に示す全体構成図。 図1に示す部品供給テープを概略的に示す平面図。 図2AのA2−A2矢視断面図。 図1に示す電子部品露出装置の全体構成を概略的に示す斜視図。 図3Aに示す電子部品露出装置の三面図。 図3Aに示す電子部品露出装置をカバーに取付けた状態を概略的に示す平面図。 図3Aに示す電子部品露出装置をカバーに取付けた状態を概略的に示す側面図であり、内部を視認できるようにカバーの一部を切り欠いて示す一部切欠図。 図4BのA4−A4矢視断面図。 図3Aに示す電子部品露出装置でカバーテープを切開する状態を概略的に示す平面図。 図3Aに示す電子部品露出装置でカバーテープを切開する状態を概略的に示す側面図であり、内部を視認できるようにカバーの一部を切り欠いて示す一部切欠図。 図5BのA5−A5矢視断面図。 図5BのB5−B5矢視断面図。 図5BのC5−C5矢視断面図。 図1に示す電子部品露出装置の他例を示す平面図。 本発明に係る部品供給装置の実施形態2に適用される電子部品露出装置を概略的に示す斜視図。 図7に示す電子部品露出装置をカバーに取付けた状態を概略的に示す平面図。 図7に示す電子部品露出装置をカバーに取付けた状態を概略的に示す側面図であり、内部を視認できるようにカバーの一部を切り欠いて示す一部切欠図。 図7に示す電子部品露出装置でカバーテープを切開する状態を概略的に示す平面図。 図7に示す電子部品露出装置でカバーテープを切開する状態を概略的に示す側面図であり、内部を視認できるようにカバーの一部を切り欠いて示す一部切欠図。 図9BのA9−A9矢視断面図。 本発明に係る部品実装装置の実施形態の全体構成を概略的に示す全体構成図。 従来の部品供給装置を説明する縦断面図。
以下、本発明に係る部品供給装置及びそれを用いた部品実装装置の実施形態を図面を参照して説明する。
<部品供給装置の実施形態1>
図1は、本発明に係る部品供給装置の実施形態1の全体構成を概略的に示したものであり、電子部品露出装置30やガイド13や搬送路42等を覆うカバー40を取り外した状態を示したものである。
図1に示す部品供給装置10は、収納テープリール9に巻き付けられた部品供給テープ1を順次繰り出して部品取出し位置まで搬送し、その部品取出し位置で部品供給テープ1により供給された電子部品を部品吸着装着装置54により取出して基板等に実装するための装置である。
部品供給テープ1は、図2Aに示すように、主に、キャリアテープ2とカバーテープ3とから構成されている。キャリアテープ2には、図2Bに示すように、キャリアテープ2の表面から電子部品6が突出しないように該キャリアテープ2の表面を窪ませて形成された部品収納部5と、スプロケットなどの部品供給テープ1を搬送するテープ送り装置11(図1参照)と嵌合するための送り孔4とが、共に部品供給テープ1の搬送方向に所定の間隔で並んで形成されている。なお、電子部品6を収納する部品収納部5は、キャリアテープ2の断面を略コの字状に成形して形成してもよい(図11参照)。
カバーテープ3は、キャリアテープ2の部品収納部5に収納された電子部品6の飛び出しを防止するために部品収納部5を覆うように設けられている。キャリアテープ2とカバーテープ3とは、図2Aに示すように、部品収納部5の搬送方向と直交する方向(以下、幅方向という。)(矢印X方向)の両側が接着部7を介して接着されている。この接着部7は、例えばキャリアテープ2とカバーテープ3を局所的に溶着し冷却固化して形成され、一般に部品収納部5からの距離がその両側で等しくなるように搬送方向に沿って設けられている。
なお、キャリアテープ2に形成された送り孔4と部品収納部5の位置関係については、部品供給テープ1の幅方向(矢印X方向)と搬送方向(矢印Y方向)について規格(JIS C 0806-3)が定められており、部品供給テープ1の各製造メーカーは、その規格を満たすように当該部品供給テープ1を製造している。また、部品供給テープ1の幅方向のサイズは、「電子部品6の幅W6<部品収納部5の幅W5<接着部7間の距離W7」の関係となるように設定されている。これは、部品収納部5が電子部品6を収納するために部品収納部5の幅W5を電子部品6の幅W6よりも大きく設計する必要があり、部品収納部5の両側に接着代を設けるために接着部7間の距離W7を部品収納部5の幅W5よりも大きく設計する必要があるためである。
図1に示すように、部品供給装置10には部品供給テープ1が搬送路42から逸脱しないようにするガイド13が設けられている。収納テープリール9に巻き付けられた上記部品供給テープ1は、搬送路42とガイド13により支持されながら、テープ送り装置11により搬送方向(矢印Y方向)へ向かって間欠送りされる。なお、ガイド13は、断面が略コの字状の棒状部材で搬送路42の表面を覆うように設置されている。
部品供給装置10は、収納テープリール9と下流側のテープ送り装置11の間の搬送路42上であってガイド13の一部を切り欠いた部分に電子部品露出装置30を有している。搬送方向へ向かって搬送された部品供給テープ1のカバーテープ3がこの電子部品露出装置30により切開され、部品収納部5に収納された電子部品6が部品供給テープ1から露出される。部品供給テープ1から露出された電子部品6は、部品吸着装着装置54が鉛直方向(矢印Z方向)に移動することにより、部品吸着装着装置54の先端部に保持されて部品収納部5から取出される。電子部品6が取出された後の部品供給テープ1は、搬送方向へ向かって搬送された後、切断装置12により裁断されて廃棄される。
電子部品露出装置30は、図3Aに示すように、平面視で略矩形状の本体31、接着部7間でカバーテープ3を切断するカッター(カバーテープ切断部)32、カッター32により切断されたカバーテープ3を開口させるラッセル部33、カッター32へ搬送される部品供給テープ1を位置決めする位置決めガイド35、及び、本体31等をカバー40に取付けるための取付部36を有し、これらが一体に形成されている。
カッター32は、本体31の一部を略矩形状に切り欠いた箇所に本体31の下面から突出するように設けられている。また、ラッセル部33は、カッター32の下流側に連接して設けられ、カッター32により切断されたカバーテープ3を両側に押し広げて開口させる形状を呈している。ラッセル部33の下流側には、部品収納部5に収納された電子部品6を取出すためにラッセル部33及び本体31を鉛直方向に貫通する部品取出し孔34が形成されている。なお、カッター32及びラッセル部33は、例えば平面視でラッセル部33の幅方向の中央を通る平面に対して対称な形状を有している。位置決めガイド35は、カッター32の上流側に設けられ、カッター32へ搬送される部品供給テープ1のカバーテープ3がカバーテープ3上面に対して鉛直上方へ移動しないように該カバーテープ3を拘束する。なお、位置決めガイド35及び本体31のカッター32に対応する部分には切欠きが形成され、カッター32によるカバーテープ3の切断を阻害しないようになっている。
より具体的には、電子部品露出装置30のカッター32及びラッセル部33は、図3Bに示すように、その下面が本体31及び位置決めガイド35の下面から鉛直下方に僅かに突出して形成され、カッター32により電子部品6を覆うカバーテープ3を円滑に切断できるようになっている。また、本体31の搬送方向の両側に設けられた取付部36はそれぞれ、その上面が本体31の上面よりも鉛直下方となるような幅方向に延びる段差部29を有しており、電子部品露出装置30の幅方向の動きをガイドするようになっている。また、取付部36にはそれぞれ、幅方向に二つのネジ穴39が並んで形成されている。
上記した電子部品露出装置30は、図4Aに示すように、その取付部36を介して電子部品露出装置30やガイド13や搬送路42を覆うカバー40に取付けられる。
具体的には、カバー40の上面には、平面視で略矩形状の開口46が形成され、その開口46の上流側及び下流側にはそれぞれ、電子部品露出装置30のネジ穴39の上方に対応する部分に幅方向に延びる二つの長穴45が形成されている。カバー40の開口46の幅方向寸法は、電子部品露出装置30の本体31の幅方向寸法よりも大きい。これにより、カバー40の長穴45を貫通して該長穴45の幅よりも大きな頭部を有する段付きネジ41が嵌挿され、そのネジ41が電子部品露出装置30の取付部36に形成されたネジ穴39に締結された際、電子部品露出装置30が幅方向両側で隙間G1を有するようにカバー40に摺動自在に取付けられ、電子部品露出装置30がカバー40に対して幅方向両側へ隙間G1だけ移動自在に配置される。なお、上記したように、カバー40の開口46の上流側端部及び下流側端部は取付部36の段差部29と当接配置され、電子部品露出装置30の幅方向の動きをガイドするようになっている。
また、カバー40には、図4Bに示すように、電子部品露出装置30及び搬送路42の鉛直下方にバネ土台43が一体に設けられている。搬送路42とバネ土台43の間には圧縮されたバネ44が配置され、このバネ44の付勢力によりカバー40が搬送路42に向かって付勢されることによって、カバー40に取付けられた電子部品露出装置30が、鉛直方向で不動に固定された搬送路42に押圧される。
なお、搬送路42は、図4Cに示すように、断面が段付きの凹形状を有しており、その上段側が部品供給テープ1を載置する部分とされている。一方、下段側は、例えばキャリアテープ2の断面を略コの字状に成形して部品収納部5を形成した場合に前記部品収納部5が収容される部分とされている(図11参照)。
次に、電子部品露出装置30によって部品供給テープ1から電子部品6を露出させる動作を図5A〜図5Eを参照して説明する。
搬送路42に沿って搬送された部品供給テープ1の端部が電子部品露出装置30に到達し、位置決めガイド35がカバーテープ3と接触すると、位置決めガイド35と搬送路42とによって部品供給テープ1が鉛直方向で挟持される。ここで、位置決めガイド35は、該位置決めガイド35よりも鉛直下方に突出したカッター32の先端が部品供給テープ1のカバーテープ3とキャリアテープ2との層間に位置するように部品供給テープ1を位置決めする。
部品供給テープ1が更に搬送方向へ搬送され、部品供給テープ1の端部がカッター32の先端に到達すると、カッター32は部品供給テープ1に対するテープ送り装置11の搬送力の反力でカバーテープ3を切断する。カッター32の下流側に連接して設けられたラッセル部33は、図5A〜図5Cに示すように、部品供給テープ1に対するテープ送り装置11の搬送力の反力で切断後のカバーテープ3の端部を幅方向両側に押し広げる。なお、カッター32がカバーテープ3を切開する際、カッター32とラッセル部33の下面は、キャリアテープ2の上面と接触するように位置されている。
図5Dに示すように、ラッセル部33により切断後のカバーテープ3の端部が幅方向に押し広げられた状態で部品供給テープ1が更に搬送方向へ搬送され、キャリアテープ2に形成された部品収納部5が部品取出し孔34の下方に到達すると、図5Aに示すように、部品取出し孔34を通して部品収納部5内の電子部品6が露出される。部品取出し孔34を通して露出された電子部品6は、例えば真空圧やチャック機構等を利用した部品吸着装着装置54の先端部に保持されて部品収納部5から取出される(図1参照)。
なお、上記した電子部品露出装置30のラッセル部33と部品取出し孔34の幅(搬送方向と直交する方向での寸法)は、「部品収納部5の幅<部品取出し孔34の幅<ラッセル部33の幅<接着部7間の距離」の関係を満たすように形成される。これは、部品収納部5に収納された電子部品6を部品取出し孔34を介して確実に取出すために、部品取出し孔34の幅を部品収納部5の幅よりも大きく設計する必要があるためである。また、切断後のカバーテープ3がラッセル部33により押し広げられた状態で部品取出し孔34から電子部品6を確実に露出させるために、ラッセル部33の幅を部品取出し孔34の幅よりも大きく設計する必要があるためである。また、ラッセル部33を接着部7の間に配置し、切断後のカバーテープ3が接着部7に乗り上げることを抑止するために、接着部7間の距離をラッセル部33の幅よりも大きく設計する必要があるためである。ただし、電子部品6を部品取出し孔34から確実に露出させるために、部品取出し孔34の幅とカバーテープ3の切開量とは可能な限り大きいことが望ましい。そのため、電子部品露出装置30のラッセル部33と部品取出し孔34の幅は、「部品収納部5の幅<部品取出し孔34の幅<ラッセル部33の幅<接着部7間の距離」の大小関係を満たしつつ、「部品取出し孔34の幅≒ラッセル部33の幅≒接着部7間の距離」と成るように設計されている。
ところで、カバーテープ3は弾性力を有しており、ラッセル部33により切断後のカバーテープ3の端部を幅方向両側に押し広げる際、カバーテープ3からラッセル部33に作用する押し戻し力はラッセル部33が接着部7に近接するに従って大きくなる。そのため、部品収納部5の両側で該部品収納部5と接着部7との距離に差が生じ、カバーテープ3の両側でラッセル部33と接着部7との距離に差が生じた場合、ラッセル部33と接着部7との距離が近い方が、ラッセル部33と接着部7との距離が遠い方よりも切断されたカバーテープ3からラッセル部33が受ける力が大きくなる。
電子部品露出装置30は、カバー40に対して幅方向に移動自在に取付けられており、切断後のカバーテープ3の両側でラッセル部33と接着部7との距離に差が生じた場合、切断されたカバーテープ3からラッセル部33が受ける力に応じて幅方向で揺動する。そして、電子部品露出装置30は、図5Eに示すように、ラッセル部33が接着部7間であってラッセル部33と接着部7との距離が両側で略等しくなる位置に自動的に移動する。すなわち、電子部品露出装置30は、部品供給テープ1の搬送力の反力により、カッター32でカバーテープ3を切開しつつ、ラッセル部33と接着部7との距離が略等しくなる位置に自動的に誘導されて移動され、部品取出し孔34を通して部品収納部5に収納された電子部品6が確実に露出される。より具体的には、部品供給テープ1の接着部7が部品収納部5の両側で不均一に形成され、ラッセル部33の幅方向の略中央に設置されたカッター32が最初に部品収納部5に収納された電子部品6の略中央に位置合わせされた場合であっても、電子部品露出装置30が切断後のカバーテープ3からラッセル部33が受ける力に応じて移動(図中の右方向)され、カバーテープ3の切断位置が移動(図中の右方向)され、切断後のカバーテープ3が部品収納部5の外側へ押し広げられ、部品取出し孔34を通して部品収納部5に収納された電子部品6が確実に露出される。
なお、上記する実施形態1では、部品収納部5に収納された電子部品6を覆うカバーテープ3を円滑に切開するために、カッター32をラッセル部33の幅方向の略中央に設置し、カバーテープ3の切断位置を接着部7間の略中間位置へ移動させ、接着部7間の略中央でカバーテープ3を切断する形態について説明した。一方で、配置制約等により、図6に示すように、カッター32をラッセル部33の幅方向の略中央に設置できない場合がある。そのような場合であっても、電子部品露出装置30がカバー40に対して幅方向(搬送方向と直交する方向)に移動自在に取付けられ、ラッセル部33や部品取出し孔34、キャリアテープ2の部品収納部5、接着部7等が適正に配置されることで、切断後のカバーテープ3からラッセル部33が受ける力に応じてラッセル部33を接着部7間の適宜の位置に移動させることができ、例えば接着部7や切断後のカバーテープ3へのラッセル部33の乗り上げを回避して、部品取出し孔34を通して部品収納部5に収納された電子部品6を確実に露出させることができる。
<部品供給装置の実施形態2>
図7は、本発明に係る部品供給装置の実施形態2に適用される電子部品露出装置を概略的に示したものである。
なお、本実施の形態2は、実施の形態1に対して電子部品露出装置の構成が相違しており、その他の構成は実施の形態1と同様である。したがって、実施の形態1と同様の構成についてはその詳細な説明は省略する。
本実施の形態2における電子部品露出装置30Aは、図7に示すように、カバー40A(図8A参照)に対して固定して取付けられる固定部30bAと、該固定部30bA及びカバー40Aに対して幅方向(搬送方向と直交する方向)に移動自在に取付けられる可動部30aAと、を備えている。
固定部30bAは、平面視で略矩形状の本体31A、可動部30aAのカッター(カバーテープ切断部)32Aへ搬送される部品供給テープ1Aを位置決めする位置決めガイド35A、及び、本体31A等をカバー40Aに取付けるための取付部36Aを有し、これらが一体に形成されている。
本体31Aには、可動部30aAのカッター32Aやラッセル部33Aを配置するための略矩形状の開口46bAが形成され、開口46bAの下流側には、該本体31Aに可動部30aAを取付けるために幅方向に延びる二つの長穴38Aが搬送方向に並んで形成されている。また、位置決めガイド35A及び本体31Aのカッター32Aに対応する部分(すなわち、部品供給テープ1Aのカバーテープ3Aの切開位置に対応する部分)には、上記した実施形態1と同様に切欠きが形成され、カッター32Aによるカバーテープ3Aの切断を阻害しないようになっている。ここで、カッター32Aは、固定部30bAに対して幅方向に移動自在となっているため、位置決めガイド35A及び本体31Aの切欠きはカッター32Aの幅方向の動きに対応し得るように相対的に幅広に形成されている。また、本体31Aの搬送方向の両側に設けられた取付部36Aはそれぞれ、その上面が本体31Aの上面よりも鉛直下方となるような幅方向に延びる段差部29Aを有しており、固定部30bAがカバー40Aに対して位置決めされるようになっている。また、取付部36Aにはそれぞれ、幅方向に二つのネジ穴が並んで形成されている。
一方、可動部30aAは、カバーテープ3Aを切断するカッター32A、カッター32Aにより切断されたカバーテープ3Aを開口させるラッセル部33A、可動部30aAを固定部30bAに取付けるための取付部37Aを有し、これらが一体に形成されている。
カッター32Aは、固定部30bAの本体31Aに形成された開口46bAに前記本体31Aの下面から突出するように設けられる。ここで、開口46bAの幅方向寸法は、可動部30aAのカッター32A及びラッセル部33Aの幅方向寸法よりも大きい。また、ラッセル部33Aは、カッター32Aの下流側に連接して設けられ、カッター32Aにより切断されたカバーテープ3Aを両側に押し広げて開口させる形状を呈している。ラッセル部33Aの下流側には、部品収納部5Aに収納された電子部品6Aを取出すためにラッセル部33Aを鉛直方向に貫通する部品取出し孔34Aが形成されている。ラッセル部33Aの部品取出し孔34Aよりも下流側に連接して設けられた取付部37Aは、その上面がラッセル部33Aの上面よりも鉛直下方となるような幅方向に延びる段差部28Aを有しており、可動部30aAの幅方向の動きをガイドするようになっている。なお、取付部37Aには、固定部30bAの本体31Aに形成された長穴38Aに対応する位置にネジ穴が並んで形成されている。
上記した電子部品露出装置30Aの可動部30aAは、図8Aに示すように、その取付部37Aを介して固定部30bAに取付けられ、固定部30bAは、その取付部36Aを介して電子部品露出装置30A等を覆うカバー40Aに取付けられる。
具体的には、固定部30bAの本体31Aの長穴38Aを貫通して該長穴38Aの幅よりも大きな頭部を有する段付きネジ41aAが嵌挿され、そのネジ41aAが可動部30aAの取付部37Aに形成されたネジ穴に締結される。その際、可動部30aAが幅方向両側で隙間G2を有するように固定部30bAに摺動自在に取付けられ、可動部30aAがカバー40Aに固定して取付けられる固定部30bAに対して幅方向両側で隙間G2分だけ移動自在に配置される。なお、上記したように、固定部30bAの開口46bAの下流側端部は取付部37Aの段差部28Aと当接配置され、可動部30aAの幅方向の動きをガイドするようになっている。
また、カバー40Aの上面には、平面視で略矩形状の開口46aAが形成され、その開口46aAの上流側及び下流側にはそれぞれ、固定部30bAの取付部36Aのネジ穴の上方に対応する部分にネジ穴が形成されている。電子部品露出装置30Aの固定部30bAは、カバー40Aに形成されたネジ穴を貫通してネジ41bAが嵌挿され、そのネジ41bAが固定部30bAの取付部36Aに形成されたネジ穴に締結されることで、カバー40Aに対して固定して取付けられる。なお、上記したように、カバー40Aの開口46aAの上流側端部及び下流側端部は取付部36Aの段差部29Aと当接配置され、固定部30bAがカバー40Aに対して位置決めされるようになっている。
また、カバー40Aには、図8Bに示すように、電子部品露出装置30A及び搬送路42Aの鉛直下方にバネ土台43Aが一体に設けられている。搬送路42Aとバネ土台43Aの間には圧縮されたバネ44Aが配置され、このバネ44Aの付勢力によりカバー40Aが搬送路42Aに向かって付勢されることによって、カバー40Aに取付けられた電子部品露出装置30Aが、鉛直方向で不動に固定された搬送路42Aに押圧されている。
次に、電子部品露出装置30Aによって部品供給テープ1Aから電子部品6Aを露出させる動作を図9A〜図9Cを参照して説明する。
搬送路42Aに沿って搬送された部品供給テープ1Aの端部が電子部品露出装置30Aに到達し、固定部30bAの位置決めガイド35Aがカバーテープ3Aと接触すると、位置決めガイド35Aと搬送路42Aとによって部品供給テープ1Aが鉛直方向で挟持される。ここで、位置決めガイド35Aは、該位置決めガイド35Aよりも鉛直下方に突出した可動部30aAのカッター32Aの先端が部品供給テープ1Aのカバーテープ3Aとキャリアテープ2Aとの層間に位置するように部品供給テープ1Aを位置決めする。
部品供給テープ1Aが更に搬送方向へ搬送され、部品供給テープ1Aの端部がカッター32Aの先端に到達すると、カッター32Aは部品供給テープ1Aに対するテープ送り装置の搬送力の反力でカバーテープ3Aを切断する。カッター32Aの下流側に連接して設けられたラッセル部33Aは、図9A及び図9Bに示すように、部品供給テープ1Aに対するテープ送り装置の搬送力の反力で切断後のカバーテープ3Aの端部を幅方向両側に押し広げる。
ラッセル部33Aにより切断後のカバーテープ3Aの端部が幅方向に押し広げられた状態で部品供給テープ1Aが更に搬送方向へ搬送され、キャリアテープ2Aに形成された部品収納部5Aが部品取出し孔34Aの下方に到達すると、図9Aに示すように、部品取出し孔34Aを通して部品収納部5A内の電子部品6Aが露出される。
実施形態1に基づき説明したように、部品収納部5Aの両側で該部品収納部5Aと接着部7Aとの距離に差が生じ、カバーテープ3Aの両側で可動部30aAのラッセル部33Aと接着部7Aとの距離に差が生じた場合、ラッセル部33Aと接着部7Aとの距離が近い方が、ラッセル部33Aと接着部7Aとの距離が遠い方よりも切断されたカバーテープ3Aからラッセル部33Aが受ける力が大きくなる。
電子部品露出装置30Aの可動部30aAは、カバー40Aや固定部30bAに対して幅方向に移動自在に取付けられており、切断後のカバーテープ3Aの両側でラッセル部33Aと接着部7Aとの距離に差が生じた場合、切断されたカバーテープ3Aからラッセル部33Aが受ける力に応じて幅方向で揺動する。そして、可動部30aAは、図9Cに示すように、ラッセル部33Aが接着部7A間であってラッセル部33Aと接着部7Aとの距離が両側で略等しくなる位置に自動的に移動する。すなわち、電子部品露出装置30Aのうち可動部30aAは、部品供給テープ1Aの搬送力の反力により、カッター32Aでカバーテープ3Aを切開しつつ、ラッセル部33Aと接着部7Aとの距離が略等しくなる位置に自動的に誘導されて移動され、部品取出し孔34Aを通して部品収納部5Aに収納された電子部品6Aが確実に露出される。より具体的には、部品供給テープ1Aの接着部7Aが部品収納部5Aの両側で不均一に形成され、ラッセル部33Aの幅方向の略中央に設置されたカッター32Aが最初に部品収納部5Aに収納された電子部品6Aの略中央に位置合わせされた場合であっても、可動部30aAは、切断後のカバーテープ3Aからラッセル部33Aが受ける力に応じて移動(図中の右方向)され、カバーテープ3Aの切断位置が移動(図中の右方向)され、切断後のカバーテープ3Aが部品収納部5Aの外側へ押し広げられ、部品取出し孔34Aを通して部品収納部5Aに収納された電子部品6Aが確実に露出される。
なお、配置制約等により、カッター32Aをラッセル部33Aの幅方向の略中央に設置できない場合であっても、可動部30aAがカバー40A等に対して幅方向(搬送方向と直交する方向)に移動自在に取付けられ、ラッセル部33Aや部品取出し孔34A、キャリアテープ2Aの部品収納部5A、接着部7A等が適正に配置されることで、切断後のカバーテープ3Aからラッセル部33Aが受ける力に応じてラッセル部33Aを接着部7A間の適宜の位置に移動させることができ、例えば接着部7Aや切断後のカバーテープ3Aへのラッセル部33Aの乗り上げを回避して、部品取出し孔34Aを通して部品収納部5Aに収納された電子部品6Aを確実に露出させることができる。
<部品実装装置の実施形態>
図10は、本発明に係る部品実装装置の実施形態の全体構成を概略的に示したものであり、例えば上記した実施形態1の部品供給装置10を用いた部品実装装置を示したものである。なお、実施形態1の部品供給装置10に代えて実施形態2の部品供給装置10Aを当該部品実装装置に用いることができる。
図示する部品実装装置50は、主に、複数の部品供給装置10と、複数の部品供給装置10から供給される種々の電子部品6を実装する基板52を搬送する基板搬送コンベア(基板搬送装置)51と、部品供給装置10の電子部品露出装置30により露出された電子部品6を吸着して基板搬送コンベア51により搬送された基板52に実装する部品吸着装着装置54(図1参照)と、部品吸着装着装置54により吸着される電子部品6を撮影するカメラ(撮影装置)56と、を備えている。
各部品供給装置10は、基板搬送コンベア51の両側に設置された基台59上に着脱可能に固定して配置されている。基板搬送コンベア51に対して対向配置された部品供給装置10の両側には、基板搬送コンベア51を架橋するように基板搬送コンベア51の搬送方向と略直交する方向に延びるYビーム57が設置され、部品供給装置10の両側のYビーム57を架橋するように各部品供給装置10上に基板搬送コンベア51の搬送方向に延びるXビーム55が設置されている。Xビーム55の両端部には不図示のアクチュエータ(例えば、リニアモータなど)が取付けられ、このアクチュエータによりXビーム55が、基板52の搬送方向と略直交する方向にYビーム57に沿って移動自在となっており、部品供給装置10と基板搬送コンベア51により搬送される基板52との間を往来することができる。また、Xビーム55には部品吸着装着装置54と不図示のアクチュエータ(例えば、リニアモータなど)が設置されており、このアクチュエータにより部品吸着装着装置54が部品供給装置10上をXビーム55に沿って移動自在となっている。
さらに、各部品供給装置10と基板搬送コンベア51との間に、カメラ56とノズル保管部58が配置されている。カメラ56は、Xビーム55に設置した部品吸着装着装置54が部品供給装置10の部品取出し孔34を通して吸着した電子部品6の位置ずれに関する情報等を取得するためのものである。カメラ56が電子部品6を撮影することにより、使用者等は、例えば、基板52の搬送方向及び基板52の搬送方向と直交する方向に対する電子部品6の位置ずれや電子部品6の回転角度、電子部品6が吸着されているか否か等を確認することができる。なお、Xビーム55及びXビーム55に設置された部品吸着装着装置54がそれぞれアクチュエータにより動作され、部品吸着装着装置54が部品供給装置10から基板搬送コンベア51上の基板52に移動する際、当該部品吸着装着装置54がカメラ56上を通過することで、カメラ56が電子部品6の位置ずれに関する情報等を取得することができる。また、ノズル保管部58は、種々の電子部品6を吸着及び装着するために必要な、部品吸着装着装置54に取付けられる吸着ノズル(不図示)を保管しておく場所である。不図示の制御装置を介して部品吸着装着装置54に対して電子部品6に対応した吸着ノズルを取付けるように指示すると、部品吸着装着装置54等がアクチュエータにより動作され、部品吸着装着装置54がノズル保管部58まで移動されてその先端に取付けられた吸着ノズルが交換される。
この部品実装装置50による電子部品6の実装作業を概説すると、まず、基板搬送コンベア51により搬送方向(矢印F方向)へ向かって基板52が搬送され、基板52が対向配置された部品供給装置10の所定位置で位置決めされる。部品供給装置10により、収納テープリール9に巻き付けられた部品供給テープ1が順次繰り出されて部品取出し位置まで搬送され、その電子部品露出装置30により部品供給テープ1に内包された電子部品6が露出される。そして、部品吸着装着装置54により部品取出し位置で露出された電子部品6が吸着されて取出され、アクチュエータによりXビーム55や部品吸着装着装置54等が動作され、電子部品6を吸着した部品吸着装着装置54が基板52上まで移動されて当該基板52上に電子部品6が実装される。前記所定位置で電子部品6が装着された基板52は、基板搬送コンベア51により次の部品供給装置10に対応する位置まで搬送方向へ向かって搬送され、その位置で新たな電子部品6が実装されることとなる。
このような構成とすることで、切断後のカバーテープと電子部品を取出すための部品吸着装着装置54等との干渉を抑制することができ、部品収納テープの部品収納部に収納された電子部品を円滑に取出して基板に実装することができるため、部品実装装置50の信頼性を高めることができる。
なお、上記する実施形態では、部品供給装置の構成を簡素化するために、電子部品露出装置を構成するカッターやラッセル部が部品供給テープの搬送力の反力により自動的に接着部間の所定位置へ誘導されて移動される形態について説明したが、カッターやラッセル部の移動を精緻に制御するために、前記カッターやラッセル部をアクチュエータ(例えば、リニアモータなど)等の駆動装置から供給される駆動力により強制的に移動させてもよい。
また、上記する実施形態では、部品供給テープに送り孔を形成し、スプロケットなどのテープ送り装置を用いて部品供給テープを搬送する形態について説明したが、例えば部品供給テープの両面を挟む一対のローラ等からなるテープ送り装置を用いて部品供給テープを搬送してもよい。
また、上記する実施形態では、基板搬送コンベアを用いて基板を搬送する形態について説明したが、基板を搬送できれば適宜の搬送装置を使用することができる。
また、上記する実施形態では、カメラを用いて部品吸着装着装置に吸着された電子部品を撮影する形態について説明したが、電子部品を撮影できれば適宜の撮影装置を使用することができる。
また、上記する実施形態1の部品供給装置では、カバー40に設けられた長穴45を介してカバー40と部品露出装置30の取付部36とが取付けられる形態について説明し、実施形態2の部品供給装置では、カバー40Aに固定して取付けられる固定部30bAに設けられた長穴38Aを介して固定部30bAと可動部30aAの取付部37Aとが取付けられる形態について説明したが、双方を接続するための長穴は部品露出装置30の取付部36や可動部30aAの取付部37Aに形成してもよい。
また、部品供給テープのキャリアテープに形成される部品収納部、該部品収納部に収納される電子部品、送り孔、電子部品露出装置のカッター、ラッセル部、ラッセル部の部品取出し孔の形状等は適宜に変更することができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形形態が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1 部品供給テープ
2 キャリアテープ
3 カバーテープ
4 送り孔
5 部品収納部
6 電子部品
7 接着部
9 収納テープリール
10 部品供給装置
11 テープ送り装置
12 切断装置
13 ガイド
29 段差部
30 電子部品露出装置
30aA 電子部品露出装置の可動部
30bA 電子部品露出装置の固定部
31 本体
32 カッター(カバーテープ切断部)
33 ラッセル部
34 部品取出し孔
35 位置決めガイド
36 取付部
37A 本体との取付部
38A 本体の長穴
39 ネジ穴
40 カバー
41 ネジ
42 搬送路
43 バネ土台
44 バネ
45 カバーの長穴
46 カバーの開口
50 部品実装装置
51 基板搬送コンベア(基板搬送装置)
52 基板
54 部品吸着装着装置
55 Xビーム
56 カメラ(撮影装置)
57 Yビーム
58 ノズル保管部
59 基台
W5 部品収納部の幅
W6 電子部品の幅
W7 接着部間の距離

Claims (26)

  1. 電子部品を収納する部品収納部が搬送方向に所定の間隔で並んで形成されたキャリアテープと該キャリアテープの部品収納部からの電子部品の飛び出しを防止するために前記部品収納部を覆うように設けられたカバーテープとを有し、前記キャリアテープと前記カバーテープとが前記部品収納部の搬送方向に直交する方向の両側に設けられた接着部を介して接着されている部品供給テープを部品取出し位置まで搬送するテープ送り装置と、前記キャリアテープの部品収納部に収納された電子部品を露出させて該電子部品を取出し可能にする電子部品露出装置と、を備える部品供給装置であって、
    前記電子部品露出装置は、前記部品収納部の両側に設けられた前記接着部間で前記カバーテープを切断して分割するカバーテープ切断部と、該カバーテープ切断部により切断分割されたカバーテープを開口させるラッセル部であって開口されたカバーテープから露出された電子部品を取出すための部品取出し孔が形成されたラッセル部とを有し、
    前記ラッセル部は、前記接着部間で搬送方向に直交する方向へ移動自在となっていることを特徴とする部品供給装置。
  2. 前記カバーテープ切断部と前記ラッセル部とは一体に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の部品供給装置。
  3. 前記ラッセル部は、前記テープ送り装置により前記部品供給テープを搬送方向へ搬送しながら前記カバーテープを切断する際に切断後のカバーテープから受ける力により搬送方向に直交する方向へ移動するようになっていることを特徴とする、請求項1に記載の部品供給装置。
  4. 前記ラッセル部は、前記テープ送り装置により前記部品供給テープを搬送方向へ搬送しながら前記カバーテープを切断する際に切断後のカバーテープから受ける力により前記接着部間の所定位置へ誘導されるようになっていることを特徴とする、請求項1に記載の部品供給装置。
  5. 前記ラッセル部は、駆動装置から供給される駆動力により搬送方向に直交する方向へ移動するようになっていることを特徴とする、請求項1に記載の部品供給装置。
  6. 前記カバーテープ切断部は、前記ラッセル部の搬送方向に直交する方向の幅の範囲内に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の部品供給装置。
  7. 前記カバーテープ切断部は、前記ラッセル部の搬送方向に直交する方向の幅の中央に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の部品供給装置。
  8. 前記カバーテープ切断部及び前記ラッセル部は、該ラッセル部の搬送方向に直交する方向の幅の中央を通る平面に対して対称な形状を有していることを特徴とする、請求項1に記載の部品供給装置。
  9. 前記部品供給装置は前記部品供給テープを覆うカバーを有し、前記電子部品露出装置は、搬送方向に直交する方向へ延びる長穴を介して前記カバーに取付けられていることを特徴とする、請求項1に記載の部品供給装置。
  10. 前記長穴は前記カバーに設けられていることを特徴とする、請求項9に記載の部品供給装置。
  11. 前記カバーの上面に開口が形成され、前記長穴は前記カバーの前記開口の上流側端部及び下流側端部に設けられていることを特徴とする、請求項10に記載の部品供給装置。
  12. 前記電子部品露出装置には搬送方向に直交する方向へ延びる段差部が形成され、前記カバーの上面には平面視で矩形状の開口が形成され、前記電子部品露出装置の前記段差部と前記カバーの前記開口の上流側端部及び/又は下流側端部とが当接配置されていることを特徴とする、請求項9に記載の部品供給装置。
  13. 前記開口の搬送方向に直交する方向の寸法は、前記ラッセル部の搬送方向に直交する方向の寸法よりも大きいことを特徴とする、請求項12に記載の部品供給装置。
  14. 前記電子部品露出装置は、前記カバーテープ切断部へ搬送される前記部品供給テープを位置決めする位置決めガイドを有していることを特徴とする、請求項9に記載の部品供給装置。
  15. 前記位置決めガイドの前記カバーテープ切断部に対応する部分には切欠きが形成されて
    いることを特徴とする、請求項14に記載の部品供給装置。
  16. 前記部品供給装置は前記部品供給テープを覆うカバーを有し、前記電子部品露出装置は、前記カバーに固定して取付けられる固定部と前記ラッセル部及び前記カバーテープ切断部を含む可動部とからなり、前記可動部は、搬送方向に直交する方向へ延びる長穴を介して前記固定部に取付けられていることを特徴とする、請求項1に記載の部品供給装置。
  17. 前記長穴は前記固定部に設けられていることを特徴とする、請求項16に記載の部品供給装置。
  18. 前記固定部には開口が形成され、前記長穴は前記固定部の前記開口の下流側に設けられていることを特徴とする、請求項17に記載の部品供給装置。
  19. 前記可動部には搬送方向に直交する方向へ延びる段差部が形成され、前記固定部には平面視で矩形状の開口が形成され、前記可動部の前記段差部と前記固定部の前記開口の下流側端部が当接配置されていることを特徴とする、請求項16に記載の部品供給装置。
  20. 前記開口の搬送方向に直交する方向の寸法は、前記ラッセル部の搬送方向に直交する方向の寸法よりも大きいことを特徴とする、請求項19に記載の部品供給装置。
  21. 前記固定部は、前記カバーテープ切断部へ搬送される前記部品供給テープを位置決めする位置決めガイドを有していることを特徴とする、請求項16に記載の部品供給装置。
  22. 前記位置決めガイドの前記カバーテープ切断部に対応する部分には切欠きが形成されていることを特徴とする、請求項21に記載の部品供給装置。
  23. 前記部品供給装置は前記部品供給テープを搬送するための搬送路を有し、前記ラッセル部及び前記カバーテープ切断部は前記搬送路に押圧されていることを特徴とする請求項1に記載の部品供給装置。
  24. 前記部品供給装置は前記部品供給テープを覆うカバーを有し、前記電子部品露出装置が前記カバーに取付けられており、前記ラッセル部及び前記カバーテープ切断部は前記カバーが前記搬送路に向かって付勢されることによって前記搬送路に押圧されていることを特徴とする請求項23に記載の部品供給装置。
  25. 請求項1に記載の部品供給装置と、該部品供給装置から供給される電子部品を実装する基板を搬送する基板搬送装置と、前記部品供給装置の電子部品露出装置により露出された電子部品を吸着して前記基板搬送装置により搬送された基板に実装する部品吸着装着装置と、を備えることを特徴とする、部品実装装置。
  26. 前記部品実装装置は、前記部品吸着装着装置により吸着される電子部品を撮影する撮影装置を更に備えていることを特徴とする、請求項25に記載の部品実装装置。
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