JP2011204961A - 電子部品供給装置及び装着装置 - Google Patents

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Yutaka Ikeda
裕 池田
Akito Tanoguchi
亮斗 田ノ口
Tsutomu Yanagida
勉 柳田
Katsunao Usui
克尚 臼井
Kazuyoshi Oyama
和義 大山
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Abstract

【課題】幅広の部品収納テープであっても保持ノズル等との干渉の心配がない高精度・高信頼性の電子部品供給装置を実現する。
【解決手段】カバーテープ切断装置により切断されたカバーテープ16は、カバーテープ開口装置33により押し開かれ、カバーテープ側方ガイド33a,33bにガイドされて側方に曲げられ、シュート70とカバーテープ落しガイド71a,71bとで形成されるカバーテープ落としポケット72a,72bに導入される。これにより、切断されたカバーテープ16が開口装置33の上に突出することはなく、保持ノズルとの干渉も発生せず、保持ノズルの待機高さを高くする必要もないので高精度・高信頼化が図られる。
【選択図】図10

Description

本発明は、電子部品の供給装置に係り、特に電子部品を収納して搬送するためのキャリアテープとそれを覆うカバーテープとからなる部品収納テープを用いた電子部品供給装置、及びこれを利用した電子部品の実装装置に関する。
従来から、部品収納テープを用いた部品供給装置は、各種部品装着装置に電子部品を供給するための装置として広く利用され、多数の方式が提案されている。このための部品収納テープは、一般にキャリアテープとカバーテープから成り、カバーテープをキャリアテープから剥離することで、電子部品を露出させ、電子部品を取出し可能としている。例えば、特許文献1の第8図には、このようにして剥離したカバーテープを巻取りリールで回収する機構を備えた従来技術が説明されている。
このような従来の部品供給装置において、部品収納テープの搬送は、テープ送り装置の搬送力と、カバーテープの剥離抵抗やその後のカバーテープ及びキャリアテープの搬送抵抗とのバランスを調整し、所定範囲に入るようにすることで搬送精度を維持するようにしている。
また、部品収納テープの電子部品点数が少なくなると、部品収納テープの補充を行わなければならない。電子部品を補充するためには、電子部品の残量が少なくなった収納テープリールに巻かれた使用中の部品収納テープを収納テープリールより解いて、部品収納テープの最終端部を切断する処理をしなければならない。
さらに、新たな収納テープリールから新たな部品収納テープを引き出して先頭端部を切断し、前記最終端部と先頭端部をテープ等で接続しなければならない。この使用中の部品収納テープと新たな部品収納テープを接続する作業は相当の手間を要する。また、カバーテープを除去する作業も必要となる。さらに、カバーテープを剥離するための剥離力を発生させるカバーテープ送り装置等も必要となるため、部品供給装置が大型化および複雑化する課題があった。
これらの課題を解決する手段として、特許文献1には、部品収納テープの表面に装着されたカバーテープを、その中央部から両側の方向へ部分的に剥離させる剥離手段を設けることで、巻取りリールによるカバーテープの回収を不要とすることが開示されている。更に、特許文献2では、カバーテープの中央部を切って分割する手段と、分割したカバーテープをめくり返す手段とを設けることで、カバーテープをキャリアテープから剥離させること無く、電子部品を露出させる装置が提案されている。
しかしながら、特許文献1は、供給リールとピッチ送り手段との間にカバーテープ剥離手段を設けているため、部品収納テープを搬送した際に収納テープリールの巻かれている部品収納テープの巻き径が変化すると、収納テープリールから受ける搬送抵抗力が変化し、部品収納テープを搬送する搬送精度が悪化する恐れがある。さらに、部品収納テープは、ピッチ送り手段のみで搬送されるように構成されているため、収納テープリールを入れ換える際には、部品収納テープを手動で剥離手段まで供給し、電子部品を露出させることが必要となる。
さらにカバーテープを切断する手段として、カッターを設けているが、カッターの刃が下向きに構成されており、カッターの刃をカバーテープの上面に押し付けることによりカバーテープを切断するようになっている。カッターの刃をカバーテープに押し付ける方法でカバーテープを切断しようとした場合、カバーテープにより覆われている電子部品をカッターの刃によって損傷させる恐れや、カバーテープがカッターの刃を押し付ける方向に逃げてカバーテープを切断できない恐れがある。
この点、特許文献2の例では、カバーテープをキャリアテープから部分的に剥離させる手段として、剥離手段の先端部を鋭いエッジとして、カバーテープの中央部分を下面から切断し、カバーテープを両側にめくり返すようにしている。この先端部を鋭いエッジとした剥離手段は、カバーテープの下面から切断するため、カバーテープを上方に押し上げる力が作用し、この押し上げる力がカバーテープとキャリアテープの接着力を上回ると、カバーテープはキャリアテープから完全に剥離してしまう恐れがある。
特開平4−22196号公報 米国特許第6,402,452号公報
以上のような背景に鑑み、同一出願人は、部品収納テープの搬送精度を向上させるとともに、電子部品への損傷等が少ない信頼性の高い電子部品の供給装置を開発している。
その中で、新たな課題として、大型の部品を収納する部品収納テープの場合はカバーテープの幅も広くなるために、特許文献1のように中央で切断すると、テープ上でカバーテープを折りたたむことは困難になることが判った。
また、特許文献2の場合、カバーテープを片側に押し上げる構造となっているため、吸着ノズルと干渉する恐れがある。吸着ノズルとの干渉を避けるために、吸着ノズル位置を高位置に待機させると、電子部品を吸着するための降下時間が長くなり、生産性を低下させる要因となることが判った。
そこで本発明の目的とするところは、前述した背景技術にも配慮しつつ、部品収納テープの幅が広くなってもカバーテープの処理を確実に行うことができ、信頼性及び生産性に優れた電子部品供給装置、及びこれを用いた電子部品装着装置を提供することにある。
前記目的を達成するための本発明の主な特徴は、テープリールに巻き付けられた収納テープを繰り出して、その収納テープの部品収納部に収納された電子部品を供給する電子部品供給装置において、収納テープのカバーテープを送り方向に沿って切断するカバーテープ切断装置と、切断されたカバーテープを開口して電子部品を露出させるカバーテープ開口装置と、当該開口装置でキャリアテープから剥離されたカバーテープをテープ送り方向に対して側方に案内するカバーテープガイドとを備えることで、切断したカバーテープをテープ進行方向の側方に処理できるようにしたことにある。
テープの送り方向に切断されたカバーテープを、その進行方向の側方に処理することができるので、例え幅広の部品収納テープであっても吸着ノズル等との干渉の心配はなく、吸着ノズル等の待機高さを高くする必要もないので、電子部品供給装置及びこれを用いた電子部品装着装置の信頼性及び生産性を向上することができる。
本発明を適用する電子部品供給装置の一概略構成図。 図1における電子部品露出装置の側断面図。 図1で使用するキャリアテープの構造を示す斜視図。 本発明を適用する電子部品供給装置の他の概略構成図。 本発明を適用する電子部品装着装置の一概略構成図。 本発明を適用する電子部品露出装置の一断面図。 図6のAA−AA断面図。 図6のBB−BB断面図。 図6のCC−CC断面図。 本発明の一実施例に係るカバーテープ開口装置の断面図。 図10に係る一実施例の上面図。 図10に係る一実施例の部分拡大図。 本発明の他の実施例に係るカバーテープ開口装置部の斜視図。 図13に係る実施例の上面図。 本発明の電子部品収納テープの端部処理部の一例を説明する概略図。
前記した本発明の目的及び特徴の他、以下述べる実施の形態ではその具体化に向けて一層の工夫を施しているが、それらに付いては実施例の中で詳述する。
また、以下述べる実施例では、同一出願人が開発中の装置を先ず説明し、この装置に本発明を適用した場合について詳細に説明するが、このような装置への適用に限られるものでないことは勿論である。
先ず、本発明を適用する開発中の装置について、図1〜図9を参照して説明する。
図1は本発明本発明を適用する電子部品供給装置の概略構成を示す。図に示すように、収納テープリール2に巻き付けられた部品収納テープ1は、電子部品供給装置8の取込口側8aから取り込まれ、図示していないガイドにより支持されながら、第2の送り装置4に送られて矢印Aの方向に搬送される。収納テープリール2は、取込口側8aに取り替え可能に保持固定されても良いし、部品供給装置8から離れた位置に保持されても良い。
第2の送り装置4は、例えば、部品収納テープ1に設けられた孔と嵌合する突起部を持つ歯車状のものであっても良いし、部品収納テープの上面と下面の挟み込む一対のローラを有して成るものであっても良い。従来からの第1の送り装置3と第2の送り装置4との間に設けられた電子部品露出装置7は、電子部品を部品収納部に保持しているキャリアテープからカバーテープ6を部分的に剥離させることにより、電子部品を露出させる。第1の送り装置3は、第2の送り装置4と同様に、例えば、部品収納テープ1に設けられた孔と嵌合する突起部を持つ歯車状のものであっても良いし、部品収納テープの上面と下面の挟み込む一対のローラを有して成るものであっても良い。
露出させられた電子部品は、部品保持装着装置9が矢印Dのように上下に移動することにより、部品保持装着装置9の先端部に保持させられる。部品保持装着装置9が電子部品を先端部に保持する装置は、真空圧やチャック機構などであっても良い。部分的に剥離させられたカバーテープ6は、第1の送り装置3と第2の送り装置4により、排出口側8bを出て、矢印Bの方向へキャリアテープとともにカッター部5へ搬送され、カッター部5の動作により裁断される。
図1の部品供給装置では、部品収納テープ1は、第2の送り装置4により、電子部品露出装置7に送り込まれる。部品収納テープ1の剛性などテープ状態に依存することなく確実に電子部品露出装置7に挿入させるためには、第1の送り装置3と第2の送り装置4との距離を近接させても良いし、その結果、収納テープリール2と第2の送り装置4との距離が長くなった場合には、図示していないが、一個以上の第3の送り装置を別途設けても良い。これにより、部品供給装置や部品供給システムが大型化した場合も精度良い部品収納テープの搬送が可能となる。
また、図において、電子部品供給装置8は電子部品装着装置本体に組み込まれている場合でも本発明を適用できるが、点線で示している部分で取り外し可能となっている場合でも本発明を適用することが出来る。多くの場合は、この電子部品供給装置8は電子部品装着装置本体に対して取り外し自在となっており、多数の電子部品供給装置8を準備することで、装着装置本体の生産性を向上するようにしている。
図2に、図1における電子部品露出装置7の側断面図を示す。図に示すように、搬入されたキャリアテープ10のカバーテープを舌部31ですくい、カバーテープ押さえ30で両側端を押さえつつ、カバーテープの送り方向に沿って切断手段32で切断し、開口手段33でカバーテープを開くことで電子部品を露出させ、部品取出し口34から電子部品を取出せるように構成されている。本実施例では、この電子部品露出装置7にも多くの特徴があるが、この点は後に図を用いて詳細に説明する。
次に、図3を用いて本実施例で使用する部品収納テープ1の一例を説明する。部品収納テープ1は、キャリアテープ10とカバーテープ11とから成っている。キャリアテープ10は、電子部品(図示せず)を収納する部品収納部13と、部品収納テープ1を移動させる搬送力をキャリアテープ10に作用させる送り孔14とから成っている。カバーテープ11は、部品収納部13の搬送方向と直交する方向の両側にて、キャリアテープ10と接着あるいは融着され、部品収納部13の中に封入された電子部品がキャリアテープ10から飛び出すことが無いようにしている。
図4は、図1に示す電子部品供給装置の他の実施例を示す。図1の実施例と異なる点は、第2の送り装置4が部品露出装置7と近接しているところにある。部品露出装置7と第2の送り装置4が近接することにより、電子部品を部品収納部に保持しているキャリアテープからカバーテープを部分的に剥離させるために必要なカバーテープ搬送力を、第2の送り装置4により安定して供給することが可能となり、電子部品を安定して露出させることが可能となる。
図4の部品供給装置8では、部品収納テープ1は、第2の送り装置4により、電子部品露出装置7に送り込まれる。部品収納テープ1の剛性などテープ状態に依存することなく確実に第2の送り装置4まで部品収納テープ1を搬送させるために、図示していない第3の送り装置を第2の送り装置4と収納テープリール2との間に別途設けてもよい。これにより、部品供給装置や部品供給システムが大型化した場合も精度良い部品収納テープの搬送が可能となる。
次に、本実施例の電子部品供給装置8を適用し、電子部品の装着を行う電子部品装着装置の一例を説明する。図5は電子部品装着装置50の平面図である。電子部品装着装置50の基台59上に種々の電子部品をそれぞれの電子部品の取り出し位置(部品保持位置)に1個ずつ供給する電子部品供給装置53の一部が着脱可能に複数個並んで設置固定されている。対向する部品供給装置53群の間には、基板搬送コンベア51が設けられている。基板搬送コンベア51は、矢印Fの方向から搬送されてくる基板を所定の位置に位置決めして、基板52上に電子部品が装着された後、矢印Gの方向に搬送する。
55は、基板52が搬送される方向と同方向に長い一対のXビームであり、その両端部には図示していないアクチュエータ(例えば、リニアモータなど)が取り付けられている。このアクチュエータによりXビーム55は、基板52が搬送される方向と直交する方向に、Yビーム57に沿って移動可能に支持されており、部品供給装置53と基板52との間を行き来することが可能である。さらにXビーム55には、図示していないアクチュエータ(例えば、リニアモータなど)により、Xビーム55の長手方向に、Xビームに沿って移動する部品吸着装着装置54が設置されている。部品供給装置53と基板搬送コンベア51との間には、認識カメラ56とノズル保管部58が配置されている。
認識カメラ56は、部品供給装置53にて部品吸着装着装置54に吸着した電子部品の位置ずれ情報を取得するためのもので、電子部品が基板搬送方向及び基板搬送方向と直交する方向にどれだけ位置ずれしているか、また回転角度はどの程度か、電子部品を撮影することにより確認できる。言うまでもなく、撮影することにより電子部品が吸着されているか否かを確認することもできる。Xビーム55及びYビーム57が並行して動作することにより、部品供給装置53から基板52上に移動する際に、部品吸着装着装置54は認識カメラ56上を通過させられ、前述した電子部品の位置ずれ情報を取得する。
ノズル保管部58は、種々の電子部品を吸着及び装着するために必要な、部品吸着装着装置54に取り付けられた図示していない複数の吸着ノズルを保管しておくところである。電子部品に対応した吸着ノズルを取り付けるように指示された場合、部品吸着装着装置54はXビーム55及びYビーム57の並行動作により、ノズル保管部58まで移動させられ、吸着ノズルを交換する。
次に、本発明を適用する電子部品露出装置部分の構成例について、図を用いて詳細に説明する。
図6に電子部品露出装置7の構成を説明する斜視図を示す。部品収納テープ1(カバーテープは明示せず)の上面側に、電子部品露出装置7は配置される。電子部品露出装置7は、カバーテープ11の下面とキャリアテープ10との間に挿入されてカバーテープ11をカバーテープ切断装置へガイドする舌部31と、舌部31によってカバーテープ切断装置へ導かれるカバーテープ6の両端部を押えるカバーテープ押え装置30と、カバーテープ切断装置により切断分割されたカバーテープ11を両側に広げて、電子部品を露出させるカバーテープ開口装置33と、カバーテープ開口装置33により露出させられた電子部品をキャリアテープ10の部品収納部から取出すための部品取出し口34と、から成っている。
図7に電子部品露出装置7を説明した図6中のAA−AA断面を示し、カバーテープ切断装置32を説明する。カバーテープ切断装置32は、カバーテープ11をカバーテープ切断装置32に導く舌部31と連続して設けられている。また舌部31により導かれたカバーテープ11を切断して分割するために、カバーテープ切断装置32の刃の部分は、カバーテープ11の下面側に刃が向かうように上向きに設定されている。また、カバーテープ切断装置32の刃は、部品収納テープ1を搬送する抵抗を軽減するために、傾斜した構造となっている。また、カバーテープ切断装置32の刃の部分は、舌部31の下面にでておらず、電子部品は、舌部31の下面に在って刃と接触しない構成となっている。また、カバーテープ切断装置32の刃の切れ味を持続させるために、図示していない加熱装置により、刃の部分を加熱してもよい。
図8に電子部品露出装置7を説明した図6中のBB−BB断面を示し、カバーテープ押え装置32を説明する。刃を傾斜構造としたために、カバーテープ11を上方に持ち上げる力が発生するが、カバーテープ11が浮き上がってキャリアテープ10より完全に剥離することが無いように、カバーテープ押え装置30を設けている。カバーテープ押え装置30の下面は、舌部31の上面と同等か、下方に位置し、カバーテープ11が上方に移動することを抑制する。
図9に電子部品露出装置7を説明した図6中のCC−CC断面を示し、カバーテープ開口装置33を説明する。図6に示したように、カバーテープ開口装置33の先端側は、切断されたカバーテープ11の切断部分に挿入されやすいように、幅を狭く、あるいは鋭いエッジにし、カバーテープ11が進入しやすいようにする。また、分割されたカバーテープ11を押し広げる抵抗力を軽減するために、徐々にカバーテープ11を押し広げる形状となっている。図9は、カバーテープ11を押し広げて、電子部品を露出させた状態のカバーテープ11とカバーテープ開口装置33の関係を示している。図9に示すように、カバーテープ開口装置33は、カバーテープ11の分割された端部をガイドしてカバーテープ11を変形させ、かつ、端部が上方あるいは左右方向に進行しないように形状を規定されている。
以上の装置において、本発明では、幅広の部品収納テープに対応するために、開口装置33で剥離されたカバーテープを側方に案内するカバーテープガイドを設けることで、切断したカバーテープをテープ進行方向の側方に処理できるようにしている。このための本発明の一実施例を図10〜12に示す。
図10は本発明の一実施例に係るカバーテープ開口装置部の断面図であり、図9のカバーテープ開口装置33の両側端部にカバーテープガイド(33a,33b,71a,71b)を形成した点に特徴がある。このカバーテープガイドのうちカバーテープ側方ガイド33a,33bは、キャリアテープ10から剥離されたカバーテープ16の上方への動きを規制して側方に案内する役割を担い、カバーテープ落しガイド71a,71bは側方に案内されたカバーテープ16を下方に落す役割を担っている。
図10において、シュート70はキャリアテープ10を案内する部材である。前記したカバーテープ切断装置32により切断されたカバーテープ16は、カバーテープ開口装置33により押し開かれ、電子部品が取り出し可能となる。開口装置33で剥離されたカバーテープ16は、カバーテープ側方ガイド33a,33bに案内されながら、シュート70とカバーテープ落しガイド71a,71bとで形成されるカバーテープ落としポケット72a,72bに導入される。
この構造により、切断されたカバーテープ16がカバーテープ開口装置33の上に突出することはなく、吸着ノズルとの干渉の心配も無いので、吸着ノズルの待機高さを高くする必要もない。また、切断されたカバーテープ16は、カバーテープ落としポケット72a,72b内に格納されるため、隣接する電子部品露出装置及び部品類と干渉することがない。
図11に図10の上面図を示す。部品収納テープ1は矢印Hが示す方向に移動するものとする。前述のカバーテープ切断装置によって切断されたカバーテープ16は、シュート70が形成する溝空間を移動する際に、カバーテープ開口装置33によって図中の左右方向に開口されていく。即ち、カバーテープ切断装置によって、送り方向に沿って直線状に1ライン切断することで開口されていくカバーテープ16は、カバーテープガイド33a,33bによって、案内方向を変更されて、シュート70とカバーテープ落しガイド71a,72bとで形成されるカバーテープ落としポケット72a,72bに案内される。
また、カバーテープ開口手段33によりカバーテープ16は、キャリアテープ10に配置されている部品収納部をすべて露出するように開口される。カバーテープ16が部品収納部に干渉しないように開口されるため、部品収納部に収納された電子部品73を部品保持装着手段(例えば図1の9)によって保持することが可能となる。
さらに、電子部品が保持された後の部品収納テープ1は、矢印Hが示す方向に移動し、カバーテープ16の切断端は、カバーテープ落しポケット72a,72bにあって、キャリアテープ10から引き剥がされることなく、移動させられる。
図12にカバーテープガイドを構成するカバーテープ側方ガイド33b及びカバーテープ落しガイド71bの配置を示す。図12では図10の右側部のみを示すが、左側部も同じ機能を有する配置となっている。カバーテープ側方ガイド33bと水平面とがなす角度αで、この角度αにより、カバーテープ16を案内するカバーテープ側方ガイド33bとの接触面は、カバーテープ落しガイド71bの面と交わるようになっており、前記二つの面が交わった直線とカバーテープ落しガイド71bの先端とのギャップであるカバーテープ落しガイドギャップhは、カバーテープ16がカバーテープ落しポケット72aに案内されるように設定されている。
以上により、例え幅広の部品収納テープであっても、カバーテープ6を両側方に開いて、下方に落とし込む構造としているため、切断されたカバーテープ16が吸着ノズルと干渉する恐れも無く、吸着ノズルの待機高さを高くする必要もない。また、切断されたカバーテープ16は、隣接する電子部品露出装置及び部品類との間に落とし込むようにするため、周辺装置に影響を与える心配もない。
本発明の第二の実施例を図13〜15を参照して説明する。本実施例では特に、カバーテープ切断装置ではテープ送り方向に沿って直線状に2ライン切断するように構成し、カバーテープガイドでは、切断され剥離された中央部分のカバーテープを一方の側方にのみ案内する点に特徴がある。
図13はカバーテープ開口装置部の斜視図を示す。部品収納テープ1は矢印Hが示す方向に移動するものとする。カバーテープ切断装置を構成する2枚の刃32a,32bが図に示すように、部品収納部13より外側で接着部19より内側に設置され、カバーテープ6を切断するようになっている。この時、カバーテープ切断装置の2枚の刃32a,32bは、部品収納テープ1が移動する方向にずらして配置されており、2箇所でカバーテープ6を切断するようになっている。カバーテープ開口手段により切断されたカバーテープ16の進行方向を側方Jの方向に変更し、部品収納テープ1の進行する方向と直交する方向であってかつ下方に落とし込むようになっている。
これにより、部品収納部13にカバーテープ6が干渉することなく、カバーテープ6を切断できる。また、切断されたカバーテープ16を折り曲げて、下方に落とし込む構造としているため、切断されたカバーテープ16が吸着ノズルと干渉する恐れもなく、吸着ノズルの待機高さを高くする必要もない。また、切断されたカバーテープ16は、隣接する片側の電子部品露出装置等との間に落とし込むようにするため、隣接する装置とのスペース上の制約も少ない。
図14は図13の上面図であって、特にカバーテープ開口装置33との関係を示すものである。図示するようにカバーテープ開口装置33、カバーテープ切断装置の刃32a,32bの略先端を結ぶように形成され、切断されたカバーテープ16を折り曲げて進行方向を変えるようになっている。
図15は、このようにして切断され側方に落されたカバーテープ16の処理方法を示す。図示するように、カバーテープ16は部品収納テープ1の進行する方向と直交する側方に排出され、電子部品装着装置側に設けられたカバーテープ収納箱74に収納されるようになっている。一方、キャリアテープは、図1等で説明したように直進した後にカッター部5で裁断される。これにより、カバーテープとキャリアテープを分別して別々に収納することが可能となる。
このように本実施例によれば、カバーテープが幅広になった場合でも、カバーテープガイドで側方に案内するので、部品保持装着装置や隣接する部品供給装置等との干渉を避けることが可能である。また、カバーテープが電子部品を露出させるために開口された後、開口状態を保ったまま、部品収納テープを排出することが可能である。
1・・・部品収納テープ
2・・・収納テープリール
3・・・第1の送り装置
4・・・第2の送り装置
5・・・カッター部
6・・・切断されたテープ
7・・・電子部品露出装置
8・・・電子部品供給装置
9・・・部品保持装着装置
10・・・キャリアテープ
11・・・カバーテープ
13・・・部品収納部
14・・・送り孔
15・・・電子部品
16・・・切断されたカバーテープ
31・・・舌部
32,32a,32b・・・カバーテープ切断装置
33・・・カバーテープ開口装置
33a,33b・・・カバーテープ側方ガイド
34・・・電子部品取出し口
70・・・シュート
71a,71b・・・カバーテープ落しガイド
72a,72b・・・カバーテープ落しポケット
73・・・電子部品
74・・・カバーテープ収納箱

Claims (9)

  1. 電子部品を収納する部品収納部が所定の間隔で形成されているキャリアテープと当該キャリアテープの部品収納部を覆うカバーテープとからなる部品収納テープを、収納テープリールに巻き付けられた状態から繰り出して当該部品収納部に収納された電子部品を供給する電子部品供給装置において、前記カバーテープを当該カバーテープの送り方向に沿って切断するカバーテープ切断装置と、切断されたカバーテープを開口して電子部品を露出させるカバーテープ開口装置と、当該開口装置でキャリアテープから剥離されたカバーテープをテープ送り方向に対して側方に案内するカバーテープガイドと、を備えることを特徴とする電子部品供給装置。
  2. 請求項1において、前記カバーテープガイドは、キャリアテープから剥離されたカバーテープの上方への動きを規制して側方に案内する側方ガイドで構成することを特徴とする電子部品供給装置。
  3. 請求項2において、前記カバーテープガイドは、前記側方ガイドで側方に案内されたカバーテープを下方に落す落しガイドを備えることを特徴とする電子部品供給装置。
  4. 請求項3において、前記落しガイドに案内されたカバーテープを収容するカバーテープ落しポケットを備えることを特徴とする電子部品供給装置。
  5. 請求項1において、前記キャリアテープとカバーテープとの間に挿入して当該カバーテープの一部をキャリアテープから剥離する舌部を、前記カバーテープ切断装置の前段に設置し、当該カバーテープ切断装置は前記舌部で剥離したキャリアテープ部を切断すること
    を特徴とする電子部品供給装置。
  6. 請求項1において、前記カバーテープ切断装置は前記カバーテープの送り方向に沿って直線状に1ライン切断するように構成し、前記カバーテープガイドは、切断された前記1ラインを中央にして前記開口装置で両側に剥離したカバーテープを、テープ送り方向に対して両側方に案内するように構成する
    を特徴とする電子部品供給装置。
  7. 請求項1において、前記カバーテープ切断装置は前記カバーテープの送り方向に沿って直線状に2ライン切断するように構成し、前記カバーテープガイドは、切断された前記2ラインに挟まれる中央部分を前記開口装置で剥離し、この剥離された中央部分のカバーテープをテープ送り方向に対して側方に案内するように構成する
    を特徴とする電子部品供給装置。
  8. 請求項1乃至7記載の何れかの電子部品供給装置を装備した電子部品装着装置において、前記電子部品供給装置によって供給される電子部品を保持して取出す保持装置を備え、前記保持した電子部品を目標位置に装着することを特徴とする電子部品装着装置。
  9. 請求項8において、前記カバーテープガイドによりテープ送り方向に対して側方に案内されたカバーテープを収納するカバーテープ収納箱を備えることを特徴とする電子部品装着装置。
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