JP6336647B2 - 乗り物用シート - Google Patents

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Description

本発明は、乗り物に設置されるシートに取り付けられる支持体と、この支持体に設けられるダンパ室に収容される重錘と、この重錘の振動を許容するようにこの重錘を被覆しながら前記ダンパ室に装填される弾性部材とよりなるダイナミックダンパを有する、乗り物用シートの改良に関する。
かゝる乗り物用シートは、特許文献1に開示されるように知られている。
日本特開2002−242986号公報
上記特許文献1に開示される乗り物用シートでは、重錘の外周に弾性部材を一体成形している。しかしながら、弾性部材の成形時、重錘を成形キャビティの所定位置に保持する位置決め手段が必要で、弾性部材の成形装置が複雑となり、弾性部材の成形コストの低減を困難にしており、その上、重錘の位置決め精度が低い場合には、弾性部材の肉厚が一定しないことから、弾性部材のばね定数が変化し、ダイナミックダンパの制振性能が安定しないことになる。しかも弾性部材の成形後は、その外観からは、弾性部材の所定位置に重錘が保持されているか否かを確認することもできない。
本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたもので、重錘を弾性部材により簡単に支持することができるとともに、ダイナミックダンパの制振特性の調整及び変更を低コストで容易に行うことができる前記乗り物用シートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、乗り物に設置されるシートに取り付けられる支持体と、この支持体に設けられるダンパ室に収容される重錘と、この重錘の振動を許容するようにこの重錘を被覆しながら前記ダンパ室に装填される弾性部材と、よりなると共に前記支持体が前記弾性部材を介して前記重錘を全方向において弾性支持するダイナミックダンパを有する乗り物用シートであって、前記弾性部材に、前記重錘を被覆しない非被覆領域を設けたことを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴に加えて、前記ダイナミックダンパがシートのヘッドレスト内に設けられており、前記弾性部材の前記非被覆領域が、前記ヘッドレスト内に配置された左右一対の骨部材の間に挟まれて配置されることを第2の特徴とする。
また本発明は、第2の特徴に加えて、前記ダイナミックダンパの左右には、左右一対の前記骨部材をそれぞれ覆うようにして該骨部材と係合する支持部が、前記弾性部材の前記非被覆領域を挟むように設けられていることを第3の特徴とする。
また本発明は、第1〜第3の特徴の何れかに加えて、前記弾性部材を、前記重錘の一端部を被覆する第1弾性部分と、同重錘の他端部を被覆する第2弾性部分とで構成すると共に、これら第1及び第2弾性部分間に前記非被覆領域を設けたことを第の特徴とする。
さらに本発明は、第1〜第4の特徴の何れかに加えて、前記重錘を多角形に形成すると共に、前記ダンパ室を前記重錘と相似する多角形に形成し、前記重錘の一端周縁部及び他端周縁部を前記弾性部材で被覆したことを第の特徴とする。
さらにまた本発明は、第1〜第の特徴の何れかに加えて、前記弾性部材を前記重錘の外面に沿って層状に配設したことを第の特徴とする。
さらにまた本発明は、第の特徴に加えて、前記第1及び第2弾性部分を、前記重錘の一端部及び他端部にそれぞれ嵌装するキャップ状に形成したことを第の特徴とする。
さらにまた本発明は、第又は第の特徴に加えて、前記第1及び第2弾性部分を、相互に互換し得るよう同一形状に形成したことを第の特徴とする。
尚、前記支持体弾性部材、骨部材及び支持部は、後述する実施形態中のダンパケース17シート状弾性部材16、前縦骨部材12c及び第1,第2弾性支持部24A,24Bにそれぞれ対応する。
本発明の第1の特徴によれば、乗り物に設置されるシートに取り付けられる支持体と、この支持体に設けられるダンパ室に収容される重錘と、この重錘の振動を許容するようにこの重錘を被覆しながら前記ダンパ室に装填される弾性部材と、よりなると共に前記支持体が前記弾性部材を介して前記重錘を全方向において弾性支持するダイナミックダンパを、乗り物用シートが有していて、このダイナミックダンパの弾性部材に、重錘を被覆しない非被覆領域が設けられるので、前記非被覆領域の広さを増減することにより、弾性部材のばね定数を容易に調節することができ、これによりダイナミックダンパの制振特性の調整及び変更を低コストで容易に行うことができる。
本発明の第の特徴によれば、前記弾性部材を、前記重錘の一端部を被覆する第1弾性部分と、同重錘の他端部を被覆する第2弾性部分とで構成すると共に、これら第1及び第2弾性部分間に前記非被覆領域を設けたので、前記非被覆領域の幅を増減することにより、弾性部材のばね定数を一層容易に調節することができる。
本発明の第の特徴によれば、前記重錘を多角形に形成すると共に、前記ダンパ室を前記重錘と相似する多角形に形成し、前記重錘の一端周縁部及び他端周縁部を前記シート状シート状弾性部材で被覆したので、制振上必要最小限の量の弾性部材をもって重錘がダンパ室の内面に接触することを効果的に回避することができ、したがってその接触による異音の発生を確実に防ぐことができる。
本発明の第の特徴によれば、前記弾性部材を前記重錘の外面に沿って層状に配設したので、ダンパ室においてシート状弾性部材が占めるスペースは狭くて足り、支持体のコンパクト化を図ることができる。
本発明の第の特徴によれば、前記第1及び第2弾性部分を、前記重錘の一端部及び他端部にそれぞれ嵌装するキャップ状に形成したので、キャップ状の第1及び第2弾性部分を重錘の一端部及び他端部に単に嵌装するのみで、接着なしで重錘に取り付けることができる。
本発明の第の特徴によれば、前記第1及び第2弾性部分を、相互に互換し得るよう同一形状に形成したので、第1及び第2弾性部分の何れを重錘の一端部及び他端部の何れに組み付けても良く、したがって誤組を防ぐことができる。
図1は本発明の第1参考形態に係る自動車用シート装置の側面図である。(第1の参考の形態) 図2は図1の2部(ヘッドレスト周辺部)の拡大図である。(第1の参考の形態) 図3は図2の3矢視図である。(第1の参考の形態) 図4は図2の4矢視図である。(第1の参考の形態) 図5は図3の5−5線断面図である。(第1の参考の形態) 図6は図3に対応した斜視図である。(第1の参考の形態) 図7は図6中のダイナミックダンパの分解斜視図である。(第1の参考の形態) 図8はヘッドレストのクッション部材の発泡材による成形方法説明図である。(第1の参考の形態) 図9は本発明の第2参考形態を示す、図3に対応する正面図である。(第2の参考の形態) 図10は本発明の第3参考形態を示すヘッドレストの斜視図である。(第3の参考の形態) 図11は本発明の第4参考形態を示す、自動車用シート装置の斜視図である。(第4の参考の形態) 図12は本発明の第5参考形態を示す、自動車用シート装置の斜視図である。(第5の参考の形態) 図13は本発明の第6参考形態を示す、自動車用シート装置の斜視図である。(第6の参考の形態) 図14は本発明の第7参考形態を示す、図3に対応する正面図である。(第7の参考の形態) 図15は本発明の第1実施形態を示す、図7との対応図である。(第1の実施の形態) 図16は本発明の第2実施形態を示す、図15との対応図である。(第2の実施の形態) 図17は本発明の第8参考形態を示す、図5との対応図である。(第8の参考の形態) 図18は図17中のダイナミックダンパの分解斜視図である。(第8の参考の形態) 図19は本発明の第9参考形態を示す、図17に対応した断面図で、(A)は、重錘をダンパケースに収容する前の弾性部材の状態を示し、(B)は、重錘を弾性部材と共にダンパケースに収容したときの弾性部材の状態を示すである。(第9の参考の形態)
A・・・・・・非被覆領域
D・・・・・・ダイナミックダンパ
S・・・・・・シート
6・・・・・・シートのフレーム(シートクッションフレーム)
10・・・・・シートのフレーム(シートバックフレーム)
12・・・・・シートのフレーム(ヘッドレストフレーム)
13・・・・・クッション部材
15・・・・・重錘
15f・・・・重錘の第1の面(前面)
15r・・・・重錘の第2の面(後面)
16・・・・・弾性部材(シート状弾性部材)
17・・・・・支持体(ダンパケース)
17C・・・・ダンパ室
先ず、図1〜図8に示す本発明の第1参考形態より説明する。尚、以下の説明中、前後、左右とは、本発明を適用する乗り物としての自動車を基準にしていうことにする。
第1の参考の形態
図1において、自動車用シートSは、シートクッション2、シートバック3及びヘッドレスト4とよりなっている。シートクッション2は、下部に複数の支持脚7、7を形成したシートクッションフレーム6を有しており、その支持脚7、7が自動車の床Fに固着される。
シートクッションフレーム6の後端部には上方に突出する左右一対のブラケット8が連設され、これらブラケット8に、シートバック3が有するシートバックフレーム10が枢軸9を介してリクライニング可能に連結される。
またシートバックフレーム10の上端部には、左右一対の支持筒11、11が固設されており、これら支持筒11、11によってヘッドレスト4が昇降及び固定可能に支持される。
図2〜図6に示すように、ヘッドレスト4は、ヘッドレストフレーム12と、それに支持される発泡ウレタン製のクッション部材13と、その表面を被覆する表皮14とよりティアドロップ型に構成され、そのヘッドレストフレーム12にダイナミックダンパDが取り付けられる。
ヘッドレストフレーム12は、パイプ材を屈曲させてなるもので、前記一対の支持筒11、11に支持される左右一対の主骨部材12a、12aと、これら主骨部材12a、12aの上端から前方へ屈曲した上骨部材12b、12bと、これら上骨部材12b、12bの前端から下方へ屈曲して延びる左右一対の前縦骨部材12c、12cと、これら前縦骨部材12c、12cの下端部を相互に一体に連結する前横骨部材12dとで構成され、左右の前縦骨部材12c、12cには、上記パイプ材より小径の補強用クロスバー19が橋渡されるように溶接される。而して、主骨部材12a、12aの上部から前横骨部材12dまでに亙りヘッドレストフレーム12を覆うようにクッション部材13が形成され、このクッション部材13は表皮14で被覆される。
このクッション部材13の形成前に、前縦骨部材12c、12cと前横骨部材12dを利用してダイナミックダンパDが取り付けられる。そのダイナミックダンパDは、重錘15と、この重錘15を、その全面に重なるように覆うシート状弾性部材16と、これら重錘15及びシート状弾性部材16を収容するダンパケース17とよりなっており、ダンパケース17は、シート状弾性部材16を介して重錘15を全方向において弾性支持するようになっている。シート状弾性部材16は、クッション部材13よりも軟質になっている。
図2、図5及び図7に明示するように、上記重錘15は鋳鉄製で、前後方向に偏平な多面体、図示例では六面体をなしており、その前面15fは、平面もしくはそれに近い凸状の湾曲面に形成され、後面15rは、前面15fより大きく突出した湾曲面に形成される。さらに重錘15は、その前後方向の肉厚が上方に向かって漸増するように形成され、これによって重錘15の重心Gは、重錘15の中心Cよりも上方位置を占めることになる。また六面体の重錘15の各稜線部には丸みが付される。
シート状弾性部材16は、所望の肉厚に成形されたウレタンフォーム製であって、重錘の前面15fに対応する方形の中央部16aから四枚のシート片16b〜16eを張り出してなっており、このシート状弾性部材16により重錘15を覆うに当たっては、シート状弾性部材16の中央部16aに重錘15の後面15rを載せた後、四枚のシート片16b〜16eをそれぞれ起立させてから重錘15の前面15f側に折って、その後面15rに両面接着テープ18を介して接着する。こうして四枚のシート片16b〜16eの先端部は、重錘15の後面15rにおいて互いに重なることなく対向配置される。
このようにシート状弾性部材16で覆った重錘15は、前後二つ割りのダンパケース17内に収容される。而して、重錘15は、シート状弾性部材16を介してダンパケース17に支持されることになる。
図2〜図7に示すように、ダンパケース17は、上記重錘15の外形に相似する形状をなすもので、したがって前後方向に偏平な箱型をなしており、その前壁17fは、重錘15の前面15fに対応して平面もしくはそれに近い湾曲面に形成され、後壁17rは、重錘15の後面15rに対応して後方へ大きく突出するように湾曲した湾曲面に形成される。
このダンパケース17は、前側の第1ケース半体17Aと、後側の第2ケース半体17Bとに二分割され、各ケース半体17A、17Bは、それぞれ合成樹脂で成形される。両ケース半体17A、17Bの対向面の一方と他方には、互いに嵌合し得る方形の嵌合溝20と嵌合突壁21とがそれぞれ形成され、また嵌合突壁21の先端部には、外側方へ突出する複数の連結爪22、22…が形成され、これら連結爪22、22…が弾性的にスナップ係合し得る複数の連結孔23、23…が嵌合溝20の底部に形成される。
第2ケース半体17Bの左右両側壁に第1及び第2弾性支持部24A、24Bが一体に形成される。これら第1及び第2弾性支持部24A、24Bは、それぞれ第2ケース半体17Bの左右両側壁から外方へ突出する板状のアーム25a、25bと、このアーム25a、25bの先端に連設されて前記前縦骨部材12c、12cに、それを把持するようにスナップ係合し得る優弧状の把持爪26a、26bとで構成される。即ち、優弧状の把持爪26a、26bは、前縦骨部材12c、12cを、それぞれの半周を超えて弾性的に把持することができる。この優弧状の把持爪26a、26bは、前縦骨部材12c、12cに前方から係合するように、各開口部27a、27bを後方へ向けている。したがって、乗員の頭部からの後向き荷重は、第1及び第2弾性支持部24A、24Bの把持爪26a、26bを前縦骨部材12c、12cに係合させる方向に作用することになり、把持爪26a、26bの離脱を防ぐことができる。またアーム25a、25bの長さの選定により、両把持爪26a、26bの中心間距離を、両前縦骨部材12c、12cの中心間距離に一致させ、把持爪26a、26bの前縦骨部材12c、12cへの係合を的確に行わせることができる。
優弧状の把持爪26a、26bは、それらの内径D1、D2が互いに異なるように形成される。図示例では、第2弾性支持部24Bの把持爪26bの内径D2は、第1弾性支持部24Aの把持爪26aの内径D1より大きく設定される。また優弧状の把持爪26a、26bは、それらの剛性が互いに異なるように形成される。図示例では、第1弾性支持部24Aの把持爪26aの剛性を、第2弾性支持部24Bの把持爪26bより低くするように、第1弾性支持部24Aの把持爪26aの先端部に切欠き28が設けられ、或いは把持爪26aの肉厚が把持爪26bより薄く設定される。また上記第1及び第2弾性支持部24A、24Bは、前記重錘15の重心Gを挟むように配置される。
また各把持爪26a、26bには窓孔29が設けられ、この窓孔29から、各把持爪26a、26bと前縦骨部材12c、12cとの係合状態を目視で確認し得るようになっている。
一方、第1ケース半体17Aの下側壁には位置決め支持部30が一体に形成される。この位置決め支持部30は、第1ケース半体17Aの下側壁から下方へ突出する板状のアーム30aと、このアーム30aの下端に連設されて前記前横骨部材12dに当接係合し得るU字状の当接爪30bとで構成され、この当接爪30bが、前横骨部材12dに後方から当接係合することで、前記把持爪26a、26bと左右の前縦骨部材12c、12cとの係合位置が規定される。こうしてヘッドレストフレーム12上でのダンパケース17の取り付け位置が決定される。
第1、第2弾性支持部24B及び位置決め支持部30のアーム25a、25bの根元には、その根元の剛性を強化する増肉部31が形成され、さらに、第1、第2弾性支持部24A、24Bのアーム25a、25bに当接してそれらの前方への撓み、即ち把持爪26a、26bの開口部27a、27bと反対側へアーム25a、25bの撓みを規制する一対のストッパ32、32が第1ケース半体17Aの左右両側壁に形成される。各ストッパ32は、対応する把持爪26a、26bの背面に直線的に当接する中央壁部32aと、この中央壁部32aの両側端に連なっていて対応するアーム25a、25bから把持爪26a、26bの背面にわたる湾曲面に当接する一対の側壁部32b、32bとで、断面コ字状に構成される。このような構成のストッパ32は、剛性が高い上、対応するアーム25a、25bから把持爪26a、26bにわたる背面との当接面積を広く確保し得るので、集中応力を極力回避しつゝ、アーム25a、25bの撓みを効果的に規制することができる。したがって、乗員の頭部からダンパケース17に大きな後向きの荷重が作用しても、ストッパ32、32がアーム25a、25bの前面に当接して、アーム25a、25bの前方への撓みを規制することになり、ダンパケース17の無用な後方移動を規制することができる。
また上記ストッパ32は、前記嵌合溝20の外側壁に一体に連結されるので、嵌合溝20の外側壁の剛性強化に寄与することにもなる。
また位置決め支持部30のアーム部30aには、第1ケース半体17Aの下側壁と当接爪30bとの間を連結する複数条の補強リブ33が形成される。
次に、上記ダイナミックダンパDの、ヘッドレスト4への埋設方法について図8により説明する。
機台35の下面には、ヘッドレストフレーム12を除くヘッドレスト4の外形に対応するキャビティ36を形成する、上下開閉可能な成形型37a、37bが取り付けられており、そのキャビティ36の内面には、予めヘッドレスト4の表皮14を張設しておく。
表皮14には、その上面に開口する発泡性合成樹脂流し込み口38が設けられており、成形台35の上面に固定される支持板39には、発泡材流し込み口38に挿入されるノズルガイド筒40が設けられる。また支持板39には、ノズルガイド筒40にノズル41を挿入させる発泡材供給装置40を取り付ける。さらに支持板39上に設けられるブラケット43には、ノズルガイド筒40内に配置されるヘッドレストフレーム12の主骨部材12a、12aを支持させる。而して、表皮14内において、ヘッドレストフレーム12の前縦骨部材12c、12cに支持されるダイナミックダンパDは、発泡材流し込み口38の一側方へオフセットして配置されることになる。
而して、発泡材供給装置40からノズル41を通してウレタン等の発泡材44をキャビティ36内面に密着した袋状の表皮14内に注入し、それを発泡させることにより、表皮14内に、ヘッドレストフレーム12及びダイナミックダンパDを覆うクッション部材13を形成することができる。その際、前縦骨部材12c、12cに支持されるダイナミックダンパDは、発泡材流し込み口38の一側方にオフセットして配置されることで、発泡材流し込み口38への発泡材44の流し込み圧力がダイナミックダンパDに直接作用することはなく、したがってその流し込み圧力によるダイナミックダンパDの弾性支持部24A、24Bの前縦骨部材12c、12cからの離脱の心配はない。また第1及び第2ケース半体17A、17Bは、その結合に際して、相対向面の嵌合溝20及び嵌合突壁21を互いに嵌合させているので、発泡材44が両ケース半体17A、17Bの接合面から浸入することをラビリンス効果により確実に阻止することができ、ダイナミックダンパDの適正な制振機能を維持することができる。
こうして製造されたヘッドレスト4は、成形型37a、37bを上下に開くことにより、型外に取り出すことができる。
この第1参考形態の作用について説明する。
ダイナミックダンパDの組み立てに当たっては、前述のようにシート状弾性部材16で覆った重錘15をダンパケース17の第1ケース半体17A又は第2ケース半体17Bに嵌め込んでから、両ケース半体17A、17Bの開口部を合わせて、一方の開口部の嵌合溝20に他方の開口部の嵌合突壁21を深く嵌入すると、連結爪22、22…と係止孔23、23…との係合により、両ケース半体17A、17Bをねじ類を用いることなく、簡単に結合することができ、同時に重錘15を、その全方向においてシート状弾性部材16を介してダンパケース17に支持させることができる。
こうして組み立てたダイナミックダンパDをヘッドレストフレーム12に取り付けるに当たっては、先ず、第1及び第2弾性支持部24A、24Bの把持爪26a、26bをヘッドレストフレーム12の左右の前縦骨部材12c、12cに対して前方から押圧すると、左右の把持爪26a、26bは、左右の前縦骨部材12c、12cにスナップ係合して前縦骨部材12c、12cを把持することができる。したがって、ねじ類を用いることなく、ダンパケース17をヘッドレストフレーム12に簡単、容易に取り付けることができ、しかも把持爪26a、26bのスナップ係合のために、左右の前縦骨部材12c、12cに特別な加工を施す必要もない。
その際、第1弾性支持部24Aの把持爪26aの内径D1よりも、第2弾性支持部24Bの把持爪26bの内径D2が大きく設定され、把持爪26a、26bは、その剛性が互いに異なっているので、左右の前縦骨部材12c、12cの中心間距離と、左右の把持爪26a、26bの中心間距離との製作誤差を、左右の把持爪26a、26bの比較的少ない弾性変形により吸収することができ、したがって前記製作誤差にも拘らず、両把持爪26a、26bを両前縦骨部材12c、12cに容易、確実に取り付けることができる。
自動車の走行中、自動車の振動が床Fからシートクッション2及び枢軸9を経てシートバック3及びヘッドレスト4に伝達したとき、ダイナミックダンパDにおいて重錘22がシート状弾性部材16の弾性変形を伴って共振して、シートバック3及びヘッドレスト4の振動エネルギを代替吸収することにより、シートバック3及びヘッドレスト4を制振することができる。またシート状弾性部材16は、ダイナミックダンパDを覆うクッション部材13よりも軟質になっているので、ダイナミックダンパDは、クッション部材13の弾性に干渉されることなく制振機能を発揮することができる。
このようなダイナミックダンパDにおいて、重錘15を多面体に形成し、この重錘15を、予め所望厚さに成形したシート状弾性部材16で覆って支持したので、重錘15の外周面に所望の肉厚の弾性部材を極めて簡単に形成することができ、安定した制振特性を有するダイナミックダンパDを安価に提供することができる。
その際、重錘15を覆ったシート状弾性部材16の両端部を相互に重ねることなく対向させるように配置したので、シート状弾性部材16の重なりによる、その肉厚の増加を防ぎ、シート状弾性部材16のばね定数の安定化、延いてはダイナミックダンパDの制振特性の安定化を図ることができる。
またシート状弾性部材16の両端部は、多面体の重錘15の面上で相互に対向させたので、多面体の重錘15の稜線部をもシート状弾性部材16により確実に覆うことができて、ダイナミックダンパDの制振特性の一層の安定化を図ることができる。
さらに重錘15の、シート状弾性部材16に接する稜線部には丸みを付したので、重錘15の稜線部によるシート状弾性部材16の損傷を防ぎ、シート状弾性部材16の耐久性を高めることができる。
さらにまたシート状弾性部材16の両端部を、重錘15の、着座者と反対側の後面15rで相互に対向させたので、重錘15の振動時、シート状弾性部材16の両端部間に摩擦による異音が発生しても、その異音は着座者には届き難く、着座者に良好な乗り心地を与えることができる。
さらにまたシート状弾性部材16の各端部を重錘15に接着したので、シート状弾性部材16の端部を重錘15に接着するだけで、重錘15を覆ったシート状弾性部材16の固定を簡単に行うことができ、シート状弾性部材16の取り付け作業を容易に行うことができる。
さらにまた重錘15を偏平な六面体に形成した場合には、シート状弾性部材16を、重錘15の偏平方向を向く前面15fに対応する方形の中央部16aと、この中央部16aの周囲から張り出した四枚のシート片16b〜16eとで構成し、その中央部16aを重錘の前面15fに重ね、四枚のシート片16b〜16eをそれぞれ内方へ折曲させて重錘15の後面15rで前記四枚のシート片の端部を相互に重ねることなく対向させたので、一枚の単純形状のシート状弾性部材16により、しかもシート状弾性部材16に皺をつけることなく六面体の重錘15の六面を覆うことができ、これにより重錘15を全方向で安定したばね定数をもって弾性支持し、ダイナミックダンパDに全方向の良好な制振性能を発揮させることができる。
さらにまたヘッドレストフレーム12に支持されるダンパケース17内に、重錘15と、それを覆ったシート状弾性部材16とを収容したので、ダンパケース17によって、シート状弾性部材16周りにクッション部材13等の異物が侵入することを防いで、ダイナミックダンパDの適正な制振機能を確保することができる。
またダンパケース17は、互いに分離可能に結合される第1及び第2ケース半体17A、17Bより構成されるので、これらを分離することにより、ダンパケース17への重錘15及びシート状弾性部材16の収容、取り出しを簡単に行うことができる。しかも第2ケース半体17Bに、この第2ケース半体17Bの位置と反対方向、即ち前方からヘッドレストフレーム12の前縦骨部材12c、12cに係合する前記第1及び第2弾性支持部24A、24Bが形成され、第1ケース半体17Aに、この第1ケース半体17Aの位置と反対方向、即ち後方から前横骨部材12dに当接する位置決め支持部30が形成されるので、重錘15が前後方向に激しく振動し、後向きの振動衝撃力が第2ケース半体17Bに作用すると、その振動衝撃力は、第2ケース半体17Bから延びる第1及び第2弾性支持部24A、24Bを介して左右の前縦骨部材12c、12cによって支承される。また前向きの振動衝撃力が第1ケース半体17Aに作用すると、その振動衝撃力は、第1ケース半体17Aから延びる位置決め支持部30を介して前横骨部材12dによって支承される。したがって、前後何れの方向の振動衝撃力も、第1及び第2ケース半体17A、17Bを分離する方向には作用しないので、重錘15の振動衝撃力によるダンパケース17の分解を阻止することができる。また重錘15の振動は、ダンパケース17によってクッション部材13への伝達が抑えられので、乗員に違和感を与えない。
また上記第1及び第2弾性支持部24A、24Bは、重錘15の重心Gを挟むように配置されるので、重錘15の振動衝撃力を第2ケース半体17Bを介して安定良く支承することができる。
また重錘15は、その重心Gが、重錘15の中心Cより上方に来るように形成されるので、重錘22の重心Gは、シートクッション2及びヘッドレスト4よりなる振動系の支持点より極力離れた位置を占めることになり、したがって比較的小質量の重錘22をもってダイナミックダンパDの制振機能を付与することができる。
またダンパケース17は、重錘15の外形に対応して前後方向に偏平な箱型をなし、その前壁17fは、重錘15の前面15fに対応して平面もしくはそれに近い湾曲面に形成され、後壁17rは、重錘15の後面15rに対応して後方に凸側を向けて前壁17fより大きく湾曲した湾曲面に形成されるので、乗員の頭部がクッション部材13を介してダンパケース17の前壁17fに強く押しつけられるときでも、ダンパケース17の前壁17fの比較的広い面積で乗員の頭部を支承することになり、乗員に違和感を与えない。一方、大きく湾曲した重錘15の後面及びダンパケース17の後壁17rは、ヘッドレスト4内のスペースを有効に利用して重錘15の肉厚増を許容し、ダイナミックダンパDの制振機能の向上に寄与し得る。
次に、図9に示す本発明の第2参考形態について説明する。
第2の参考の形態
この第2参考形態では、ヘッドレストフレーム12に支持される三個以上の弾性支持部24A〜24Cが重錘15の重心Gを囲む多角形34の頂点に位置するようにダンパケース17に形成されるもので、具体的には、ダンパケース17に、三個の第1〜第3弾性支持部24A〜24Cが逆三角形34の三頂点に配置されるように形成され、その逆三角形34の領域に重錘15の重心Gが位置するように重錘15が形成される。第3弾性支持部24Cは、基本的には第1及び第2弾性支持部24A、24Bと同様に、アーム25cと優弧状の把持爪26cとで構成される。
第1及び第2弾性支持部24A、24Bは、前参考形態と同様に、第2ケース半体17Bに形成されていて、ヘッドレストフレーム12の左右の前縦骨部材12c、12cに前方からスナップ係合するようになっており、第3弾性支持部24Cは、第1ケース半体17Aに形成されていて、前横骨部材12dに後方からスナップ係合するようになっている。
その他の構成は、前参考形態と同様であるので、図9中、前参考形態と対応する部分には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
この第2参考形態によれば、ヘッドレストフレーム12に支持される三個以上の弾性支持部24A〜24Cが重錘15の重心Gを囲む多角形34の頂点に位置するようにダンパケース17に形成されることで、重錘15の振動衝撃力をダンパケース17を介して全部の弾性支持部24A〜24Cに略均等に分散させて、ダンパケース17の振動を効果的に小さく抑え、乗り心地の向上に寄与し得る。
次に、図10に示す本発明の第3参考形態について説明する。
第3の参考の形態
この第3参考形態では、前記第1参考形態中のダイナミックダンパDがヘッドレストフレーム12の左右の上骨部材12b、12bに取り付けられる。即ち、ダンパケース17の第1及び第2弾性支持部24A、24Bは、左右の上骨部材12b、12bに上方からスナップ係合され、位置決め支持部30は、左右の上骨部材12b、12bの後端部間を連結するクロスメンバ46に下方から当接係合される。その他の構成は、前記第1参考形態と同様であるので、図10中、第1参考形態と対応する部分には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
この第3参考形態によれば、左右の上骨部材12b、12b間のスペースをダイナミックダンパDの設置に有効利用することで、ヘッドレスト4のクッション部材13において、乗員の頭部が当接する前部の肉厚を充分に確保すると共に、シートクッション2及びヘッドレスト4よりなる振動系の支持点から重錘22の重心Gまでの距離を充分に得て、ダイナミックダンパDの制振機能を高めることができる。
次に、図11に示す本発明の第4参考形態について説明する。
第4の参考の形態
この第4参考形態では、シートバック3において、そのシートバックフレーム10の上部の左右の角部の内隅に、正面視で略直角三角形状のダンパケース17を備えたダイナミックダンパDを配置し、そのダンパケース17の上面及び一側面に形成される一対の弾性支持部24A、24Bがシートバックフレーム10の縦骨部材10a及び横骨部材10bにそれぞれスナップ係合される。ダイナミックダンパDの構造は、ダンパケース17及びそれに収容される重錘15の形状が第1参考形態のものと異なるのみで、基本的には同一である。
この第4参考形態によれば、シートバックフレーム10の最上部に配置されるダイナミックダンパDの作用により、シートバック3の制振を効果的に行うことができる。しかもシートバックフレーム10の上部角部の内隅のデッドスペースをダイナミックダンパDの設置に有効利用することができる。尚、上記ダイナミックダンパDは、シートバックフレーム10の上部の左右何れか一方の角部の内隅のみに配設することもある。
次に、図12に示す本発明の第5参考形態について説明する。
第5の参考の形態
この第5参考形態では、シートバックフレーム10の左右の縦骨部材10a、10aの上部間を一体に連結する波状骨部材49の中央部で互いに反対方向へ傾斜した一対の傾斜骨部49a、49aに、ダンパケース17の左右両側面に形成される一対の弾性支持部24A、24Bがそれぞれスナップ係合される。その際、一対の弾性支持部24A、24Bは、一対の傾斜骨部49a、49aに対応して斜めに配置され、これにより一対の弾性支持部24A、24Bは、一対の傾斜骨部49a、49aでの上下動が阻止される。ダイナミックダンパDの基本構造は、第1参考形態のものと同じである。こうしてシートバックフレーム10の上部且つ中央部に取り付けられる一個のダイナミックダンパDの作用により、シートバック3の制振を効果的に行うことができる。
次に、図13に示す本発明の第6参考形態について説明する。
第6の参考の形態
この第6参考形態では、シートクッション2の制振のために、シートクッションフレーム6の前部に溶接されて左右方向に延びる前部補強板6aにダイナミックダンパDのダンパケース17が取り付けられる。この場合のダンパケース17には、その上面に一対の弾性支持部50、50が形成される。各弾性支持部50は、ダンパケース17の外側面から突出する軸部50aと、この軸部50aの先端に形成される矢尻状の係止突起50bとで構成され、係止突起50bの弾性的な縮径を可能にすべく、係止突起50bの先端から軸部50aに亙りスリット50cが設けられる。また軸部50aには、ゴム製の弾性カラー52が嵌装される。一方、前部補強板6aには、上記一対の弾性支持部50、50に対応して一対の係止孔51、51が穿設され、これら係止孔51、51に弾性支持部50、50の係止突起50bを下方から押し込むことで、各係止突起50bは弾性的に縮径しないが対応する係止孔51を通過した後、原形に拡径し、即ちスナップ係合して係止孔51からの離脱が阻止される。その際、軸部50aに嵌装された弾性カラー52が前部補強板6aとダンパケース17との間で圧縮され、その反発力により、係止突起50bは前部補強板6aの前面にガタ無く保持される。上記弾性支持部50、50以外、ダンパケース17及びそれに収容される重錘15及びそれを覆うシート状弾性部材16の構造は、前記第1参考形態のものと基本的に同一である。したがって、図13中、第1参考形態と対応する部分には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
この第6参考形態によれば、シートクッションフレーム6の前端部に配置されるダイナミックダンパDの作用により、シートクッション2の制振を効果的に行うことができる。しかもシートクッションフレーム6の前端の前部補強板6a下方のデッドスペースをダイナミックダンパDの設置に有効利用することができ、さらに単純な押し込み操作により弾性支持部50、50を前部補強板6aの係止孔51、51にスナップ係合させることができ、ダンパケース17の取り付けを容易に行うことができる。
次に、図14に示す本発明の第7参考形態について説明する。
第7の参考の形態
この第7参考形態は、ダンパケース17には弾性支持部を設けず、ダンパケース17を、シート状弾性部材16より硬質のクッション部材13に埋設保持させたもので、その他の構成は前記第1参考形態と同様であるので、図14中、第1参考形態と対応する部分には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
この第7参考形態によれば、ダンパケース17に弾性支持部を設けない分、ダイナミックダンパDの構造の簡素化を図ることができる。ダンパケース17を、発泡材製のクッション部材13に埋設する際には、ダンパケース17を糸でヘッドレストフレーム12に吊るして所定位置に保持し、クッション部材13の成形後、上記糸を切断することになる。
次に、図15に示す本発明の第1実施形態について説明する。
第1の実施の形態
この第1実施形態では、シート状弾性部材16が、重錘15の上端部を被覆する第1弾性部分16Aと、重錘15の下端部を被覆する第2弾性部分16Bとで構成される。これら第1及び第2弾性部分16A、16Bは同一の構造及び形状を持つもので、重錘15の上端部及び下端部をそれぞれ囲繞するようにして重錘15の外面に接着剤18を介して接着される弾性帯片16f、16fと、重錘15の上端面及び下端面、並びに帯片16f、16fの上端面及び下端面に接着剤18を介して接着される弾性端板16g、16gよりなっており、したがって、重錘15の上端周縁部及び下端周縁部はシート状弾性部材16により被覆されることになる。而して、第1及び第2弾性部分16A、16B間には、重錘15を被覆しない非被覆領域Aが設けられる。
第1及び第2弾性部分16A、16Bは同一の構造及び形状を持つのに対して、重錘15の上端部及び下端部の形状は、相互に若干相違があるが、第1及び第2弾性部分16A、16Bの伸縮に若干の差をつけることで、同一の構造及び形状を持つ第1及び第2弾性部分16A、16Bを重錘15の上端部及び下端部に支障なく接着することができる。
シート状弾性部材16は、重錘15の外面と、その外面と対向するダンパ室17Cの内面との間に圧縮状態で介装される。これにより、ダンパ室17C内でのシート状弾性部材16のずれを防いで重錘15を常に所定位置に保持し、重錘15の無用な動きを抑えて、所定の制振機能を確保することができる。
その他の構成は、前記第1参考形態と略同様であるので、図15中、第1参考形態に対応する部分には、同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
この第1実施形態によれば、シート状弾性部材16を構成する第1及び第2弾性部分16A、16B間に、重錘15を被覆しない非被覆領域Aを設けたので、その非被覆領域Aの上下間隔を増減すること、具体的には、弾性帯片16fの上下幅を増減することにより、シート状弾性部材16のばね定数を容易に調節することができ、これによりダイナミックダンパDの制振特性の調整及び変更を低コストをもって容易に行うことができる。
また多角形の重錘15の上端周縁部及び下端周縁部はシート状弾性部材16で被覆されるので、制振上必要最小限の量のシート状弾性部材16をもって重錘15がダンパ室17Cの内面に接触することを効果的に回避することができ、したがってその接触による異音の発生を確実に防ぐことができる。
またシート状弾性部材16は、重錘15の外面に沿って層状に配設されるので、ダンパ室17Cにおいてシート状弾性部材16が占めるスペースは狭くて足り、ダンパケース17のコンパクト化を図ることができる。
また第1及び第2弾性部分16A、16Bは、相互に互換し得るよう同一形状に形成されるので、第1及び第2弾性部分16A、16Bの何れを重錘15の上端部及び下端部の何れに組み付けても良く、したがって誤組を防ぐことができる。
次に、図16に示す本発明の第2実施形態について説明する。
第2の実施の形態
この第2実施形態では、シート状弾性部材16を構成する第1及び第2弾性部分16A、16Bが、重錘15の上端部及び下端部に嵌装されるキャップ状に形成される。その他の構成は、前記第1参考形態と同様であるので、図16中、第1参考形態に対応する部分には、同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
この第2実施形態によれば、キャップ状の第1及び第2弾性部分16A、16Bを重錘15の上端部及び下端部に単に嵌装するのみで、接着なしで重錘15に取り付けることができ、しかも第1及び第2弾性部分16A、16Bを重錘15と共にダンパ室17Cに収容すれば、接着した前記第1実施形態と同様に効果を得ることができる。
次に、図17及び図18に示す本発明の第8参考形態について説明する。
第8の参考の形態
この第8参考形態では、ダイナミックダンパDにおけるシート状弾性部材16は、重錘15の六面に接着される六枚のウレタンフォーム製の弾性シート16h、16i、16j、16j…よりなっており、特に重錘15の前面及び後面を覆う弾性シート16h、16iは、他の弾性シート16j、16j…よりも肉厚が厚くなっている。この場合、全ての弾性シート16h、16i、16j、16j…を同一素材で構成するか、或いは前部及び後部の弾性シート16h、16iを、他の弾性シート16j、16j…よりも柔らかい素材で構成する。
その他の構成は、重錘15及びダンパケース17の形状を除けば、前記第1参考形態と同様であるので、図17及び図18中、第1参考形態に対応する部分には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
而して、自動車の走行中、自動車の床Fから前席のシートSに振動が伝達すると、前席のシートSでは、一般にヘッドレスト4を含むシートバック3系が前後方向Vに加振される。ところで、ヘッドレスト4に装着されたダイナミックダンパDにおいて、シート状弾性部材16を構成する六枚の弾性シート16h、16i、16j…は、重錘15の前面及び後面を覆う弾性シート16h、16iが、他の弾性シート16j、16j…よりも肉厚が厚くなっており、しかも全ての弾性シート16h、16i、16j、16j…が同一素材で構成されるか、或いは前部及び後部の弾性シート16h、16iが、他の弾性シート16j、16j…よりも柔らかい素材で構成されているので、重錘15の前面及び後面を覆う弾性シート16h、16iは、他の弾性シート16j、16j…よりも圧縮変形がし易くなっている。したがって、重錘15は、その前後の弾性シート16h、16iの圧縮変形を伴ってシートバック3系の前後振動に共振して、シートバック3系の振動エネルギを代替吸収することになり、シートバック3系、即ちシートバック3及びヘッドレスト4を制振することができる。
その際、重錘15の振動は、ダンパケース17によってクッション部材13への伝達が抑えられので、乗員に違和感を与えない。
また重錘15の前面及び後面以外の外面を覆う弾性シート16j、16j…は、重錘15の前面及び後面を覆う弾性シート16h、16iよりも肉厚が薄くなっているので、その分、ダンパケース17、したがってダイナミックダンパDのコンパクト化を図ることができ、またダイナミックダンパDは、シートバック3系に対して前後方向Vの制振方向性を持つことになる。
また厚肉の弾性シート16h、16iにより前面及び後面が覆われる重錘15は、シートバック3系の前後振動方向と直交する方向に広がるように、シートバック3系の振動方向に偏平に形成されるので、その偏平な重錘15は、広範囲に並んでシートバック3系の前後振動方向に共振する多数個の重錘と等価であり、したがって偏平な重錘15は、広範囲でシートバック3系の前後振動方向に共振して、それを、より効果的に制振することになる。
次に、図19に示す本発明の第9参考形態について説明する。
第9の参考の形態
この第9参考形態では、図19(A)に示すように、ダンパケース17に収容される前の重錘15の全ての面には、シート状弾性部材16として、同一素材で同厚の弾性シート16h、16i、16j、16j…が接着され、図19(B)に示すように、上記のように弾性シート16h、16i、16j、16j…で覆った重錘15をダンパケース17に収容したとき、重錘15の前面及び後面を覆う弾性シート16h、16iの圧縮セット量は、他の弾性シート16j、16j…の圧縮セット量よりも少なく制御される。その結果、ダンパケース17内では、重錘15の前面及び後面を覆う弾性シート16h、16iの肉厚は、他の弾性シート16j、16j…の肉厚より大となる。ダンパケース17は、前参考形態と同様にヘッドレスト4内に装着される。その他の構成は、前記第8参考形態と同様であり、図19中、第8参考形態と対応する部分には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
この第9参考形態によれば、重錘15の前面及び後面を覆う弾性シート16h、16iの圧縮セット量が、他の弾性シート16j、16j…のそれよりも小さいことから、前記第8参考形態と同様に、重錘15の前面及び後面を覆う弾性シート16h、16iは、他の弾性シート16j、16j…よりも圧縮変形がし易くなり、その結果、重錘15は、シートバック3系の前後振動に共振して、シートバック3系を制振することができる。またこの第9参考形態においても、重錘15の前面及び後面以外の外面を覆う弾性シート16j、16j…は、重錘15の前面及び後面を覆う弾性シート16h、16iよりも肉厚が薄くなっているので、その分、ダンパケース17、したがってダイナミックダンパDのコンパクト化を図ることができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、ダンパケース17を構成する第1及び第2半体17A、17Bの一方を、開口部を有する箱状に、他方を、上記開口部を閉鎖する蓋状に形成することもできる。また本発明のシート装置は、自動車用に限らず、鉄道車両、航空機等にも適用可能である。またシートSは、乗り物の壁面から張り出して設置することもできる。

Claims (8)

  1. 乗り物に設置されるシートに取り付けられる支持体と、この支持体に設けられるダンパ室に収容される重錘と、この重錘の振動を許容するようにこの重錘を被覆しながら前記ダンパ室に装填される弾性部材と、よりなると共に前記支持体が前記弾性部材を介して前記重錘を全方向において弾性支持するダイナミックダンパを有する乗り物用シートであって、
    前記弾性部材に、前記重錘を被覆しない非被覆領域を設けたことを特徴とする、乗り物用シート。
  2. 請求項1記載の乗り物用シートにおいて、
    前記ダイナミックダンパがシートのヘッドレスト内に設けられており、前記弾性部材の前記非被覆領域が、前記ヘッドレスト内に配置された左右一対の骨部材の間に挟まれて配置されることを特徴とする、乗り物用シート。
  3. 請求項2記載の乗り物用シートにおいて、
    前記ダイナミックダンパの左右には、左右一対の前記骨部材をそれぞれ覆うようにして該骨部材と係合する支持部が、前記弾性部材の前記非被覆領域を挟むように設けられていることを特徴とする、乗り物用シート。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の乗り物用シートにおいて、
    前記弾性部材を、前記重錘の一端部を被覆する第1弾性部分と、同重錘の他端部を被覆する第2弾性部分とで構成すると共に、これら第1及び第2弾性部分間に前記非被覆領域を設けたことを特徴とする、乗り物用シート。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の乗り物用シートにおいて、
    前記重錘を多角形に形成すると共に、前記ダンパ室を前記重錘と相似する多角形に形成し、前記重錘の一端周縁部及び他端周縁部を前記弾性部材で被覆したことを特徴とする、乗り物用シート。
  6. 請求項1〜の何れかに記載の乗り物用シートにおいて、
    前記弾性部材を前記重錘の外面に沿って層状に配設したことを特徴とする、乗り物用シート。
  7. 請求項記載の乗り物用シートにおいて、
    前記第1及び第2弾性部分を、前記重錘の一端部及び他端部にそれぞれ嵌装するキャップ状に形成したことを特徴とする、乗り物用シート。
  8. 請求項又は記載の乗り物用シートにおいて、
    前記第1及び第2弾性部分を、相互に互換し得るよう同一形状に形成したことを特徴とする、乗り物用シート。
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