JP6319296B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、主として、吸引プラテンを備えるインクジェット記録装置により印刷に供される印刷用ロール紙およびインクジェット記録装置に関するものである。
従来、この種の印刷用ロール紙として、セパレーターに、粘着剤付きの多数のラベル片を等間隔で貼着した形態のラベル集合体が、知られている(特許文献1参照)。
このラベル集合体は、ラベル片とラベル片との間において、セパレーターにミシン目を有しており、ラベル片に印刷を行った後、ミシン目の部分でラベル片毎に切り離し得るようになっている。この場合、ミシン目には、破線状、一点鎖線状および二点鎖線状のものが用意されており、このミシン目の形態とラベル片の材質(普通紙、感熱紙)とが紐付けられている。これにより、切り離したミシン目跡を観察することで、ラベル片の材質を知ることができる。そして、このように構成されたラベル集合体は、サーマルプリンターに用いるべく、ロール状に巻回されラベルロールの形態で提供される。
特開2012−118187号公報
このような、従来のラベル集合体(ラベルロール)では、ラベル片の部分の曲げ剛性に比して、直線状のミシン目の部分における曲げ剛性が極端に低くなる。このため、例えば保管や運搬のために、印刷後のラベルロールを再度巻回するときに、ラベルロールがミシン目の部分で屈曲してしまい、極端に扱い難いものとなる。
また、吸引プラテンを搭載したインクジェットプリンタ等により印刷を行う場合、繰り出したラベルロールが、ミシン目の部分で屈曲し、吸引プラテン上のラベルロールを平坦に吸引できなくなる問題がある。特に、ラベルロールの残量が少なくなると、ラベルロールの巻き癖が強く作用し、吸引力に抗して、ミシン目とミシン目の間でラベルロールが湾曲し、浮きが生ずる。このため、ペーパーギャップが適切に維持できず、印刷品質が悪化するだけでなく、ラベルロールの浮き部分が印刷ヘッドに干渉するおそれがある。
本発明は、ミシン目の部分において、切り離しの容易性を損なうことなく、曲げ剛性を高く維持することができるロール紙に印刷可能なインクジェット記録装置を提供することを課題としている。
本発明のインクジェット記録装置は、幅方向にミシン目を有するロール紙に印刷可能であり、ロール紙として、直線状のミシン目を有する第1ロール紙と、第1ロール紙のミシン目と異なる形状のミシン目を有する第2ロール紙と、に選択的に印刷を行うインクジェット記録装置であって、ロール紙に対し、インクを吐出する印刷ヘッドと、印刷ヘッドに対峙し、送られるロール紙に吸引力を作用させる吸引プラテンと、吸引プラテンに連通する吸引ファンと、吸引ファンの駆動を制御し、第1ロール紙に印刷する場合と、第2ロール紙に印刷する場合と、で異なる吸引力を作用させる制御部と、を備えることを特徴とする。
この場合、制御部は、第1ロール紙に印刷する場合の吸引力と、第2ロール紙に印刷する場合の吸引力と、を示す制御テーブルを用いて、吸引ファンの駆動を制御することが好ましい。
また、ロール紙は、ロール紙の種別を示す被読取り部を有し、被読取り部から種別を読み取って、制御部に出力する読取り部を備え、制御部は、読取り部から入力した種別に基づいて、吸引ファンの駆動を制御することが好ましい。
この場合、種別には、ロール紙毎に厚みの情報が含まれ、制御部は、厚みに応じて吸引ファンの駆動を制御することが好ましい。
同様に、種別には、ロール紙毎に材質の情報が含まれ、制御部は、材質に応じて吸引ファンの駆動を制御することが好ましい。
一方、第2ロール紙のミシン目が、鋸刃形状および波形形状のいずれかの形状を含むことが好ましい。
また、第2ロール紙は、セパレーターと、粘着剤によりセパレーターに貼着されたラベル片と、を備え、ミシン目は、第2ロール紙の延在方向に隣接する2つの前記ラベル片の間におけるセパレーターに形成されていることが好ましい。
さらに、第2ロール紙は、ミシン目における幅方向の両外端部のいずれか一方が、幅方向に沿った直線状であることが好ましい。
なお、以下の構成であってもよい。
本発明の印刷用ロール紙は、延在方向に所定の間隔で、且つ幅方向に横断するように形成された複数のミシン目を有し、各ミシン目が、鋸刃形状および波形形状のいずれかであることを特徴とする。
この構成によれば、幅方向に横断する各ミシン目が、鋸刃形状または波形形状であるため、ミシン目を構成するカット部およびアンカット部のうちのカット部が、延在方向において揃うことなく分散する。すなわち、鋸刃形状または波形形状のミシン目の形成領域において、その全域にカット部が分散する。このため、ミシン目の形成領域の曲げ剛性を高く維持することができる。したがって、ロール状に巻回した状態から繰り出しても、ミシン目の部分で屈曲することがない。一方、ミシン目のカット部は、鋸刃形状または波形形状の連続性を有しているため、ミシン目としての切り離しの容易性を損なうことがない。
この場合、セパレーターと、粘着剤を介してセパレーターの延在方向に等間隔で貼着された複数のラベル片と、を備え、各ミシン目は、隣接する2つのラベル片間におけるセパレーターに形成されていることが好ましい。
複数のラベル片をセパレーターに貼着した、いわゆる合成ラベル紙(ロール紙)では、各ラベル片の部分に対しのミシン目の部分の曲げ剛性が低くなり、繰り出した自由状態において、ミシン目の部分で腰折れ的に屈曲し易い。
この構成によれば、ミシン目の部分(形成領域)の曲げ剛性を高く維持することができるため、自由状態で、ミシン目の部分が簡単に屈曲してしまうのを有効に防止することができる。
また、各ミシン目の形状における幅方向の変位幅と、延在方向の単位変位長との比率が、1:1乃至1:5であることが好ましい。
この構成によれば、ミシン目の部分において、切り離しの容易性を損なうことなく、曲げ剛性を高く維持することができる。
一方、各ミシン目を構成するカット部の長さとアンカット部の長さとの比率が、略1:1であることが好ましい。
一般的に用いられるミシン目は、カット部の長さとアンカット部の長さとの比率が、略2:1である。これを略1:1とすることで、曲げ剛性を更に高く維持することができる。
また、各ミシン目における幅方向の両外端部が、それぞれ幅方向に沿った直線状であることが好ましい。
この構成によれば、切離し開始部分が直線状となっているため、ミシン目としての切り離しの容易性を、適切に維持することができる。
さらに、インクジェット記録装置における印刷に際し、印刷ヘッドの対峙するプラテンから吸引力(吸着力)を受けることが好ましい。
この構成によれば、ミシン目での屈曲が抑制されるため、ペーパーギャップが適切に維持でき、インクジェット記録装置を用いた印刷に好適な印刷用ロール紙を提供することができる。
本発明のインクジェット記録装置は、上記した印刷用ロール紙である専用ロール紙と、幅方向に直線状の複数のミシン目を有する汎用ロール紙と、を選択的に導入して印刷を行うインクジェット記録装置であって、専用ロール紙および汎用ロール紙に対し、インクを選択的に吐出して印刷を行う印刷ヘッドと、印刷ヘッドの対峙し、送られてゆく専用ロール紙および汎用ロール紙に吸引力を作用させる吸引プラテンと、吸引プラテンに連通する吸引ファンと、専用ロール紙と汎用ロール紙とで吸引力を異にする制御テーブルを用いて、吸引ファンの駆動を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、導入した記録媒体が、専用ロール紙の場合と汎用ロール紙の場合とで、吸引ファンを介して、吸引プラテンの吸引力を変更することができる。これにより、ミシン目の部分の曲げ剛性が異なる専用ロール紙および汎用ロール紙に、それぞれ適切な吸引力を作用させることができる。具体的には、専用ロール紙には小さい吸引力を、汎用ロール紙には大きい吸引力を作用させる。これにより、専用ロール紙および汎用ロール紙への高い印刷品質を維持しつつ、省電力化および低騒音化を図ることができる。
また、本発明のインクジェット記録装置は、専用ロール紙および汎用ロール紙の種別を読み取る読取り部を備え、種別には、専用ロール紙および汎用ロール紙の厚みや材質の情報が含まれ、制御部は、厚みや材質の情報に応じて吸引ファンの駆動を制御することが好ましい。この構成によれば、導入した記録媒体の厚みや材質の情報に基づいて、それぞれ適切な吸引力を作用させることができる。
第1実施形態に係る印刷用ロール紙(専用ロール紙)の外観斜視図である。 第1実施形態に係る印刷用ロール紙(専用ロール紙)の部分平面図である。 第1実施形態の変形例に係る印刷用ロール紙(専用ロール紙)の部分平面図である。 第2実施形態に係る印刷用ロール紙(専用ロール紙)の部分平面図である。 第2実施形態の変形例に係る印刷用ロール紙(専用ロール紙)の部分平面図である。 専用ロール紙に対応する汎用ロール紙の部分平面図である。 ロール紙を用いるインクジェット記録装置の構造図である。 インクジェット記録装置の吸引プラテン廻りの構造図である。 専用ロール紙および汎用ロール紙における自由状態の外観図である。 吸引プラテン上のロール紙における紙浮き量の測定結果を表した図である。 第2実施形態に係るインクジェット記録装置の吸引プラテン廻りの構造図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明の一実施形態に係るロール紙である合成ラベル紙、およびこれを用いて印刷を行うインクジェット記録装置について説明する。このインクジェット記録装置は、主としてロール紙(記録媒体)に印刷を行うものであり、印刷時に適切なペーパーギャップを維持すべく、送られてゆくロール紙に吸引力を作用させる吸引プラテンを備えている。使用されるロール紙には、特殊形状のミシン目を有する本実施形態の第2ロール紙である合成ラベル紙(以下、「専用ロール紙」と言う。)の他、通常形状のミシン目を有する第1ロール紙である合成ラベル紙(以下、「汎用ロール紙」と言う。)や、ミシン目の無いロール紙等が用意されている。
以下、専用ロール紙について、汎用ロール紙と比較しつつ説明すると共に、専用ロール紙および汎用ロール紙等に印刷を実施するインクジェット記録装置について説明する。
図1は、合成ラベル紙である専用ロール紙の外観斜視図である。同図に示すように、専用ロール紙10Aは、台紙となるセパレーター11(剥離紙)と、粘着剤13を介してセパレーター11の延在方向に等間隔で貼着した複数のラベル片12と、を備えている。複数のラベル片12は、粘着剤13付きのテープを、いわゆるダイカット(ハーフカット)することにより、形成されている。実施形態の専用ロール紙10Aは、隣接する2つのラベル片12間に、3mm程度(6mm以下)の間隙14を有し、この間隙14の中央にミシン目15Aが形成されている。すなわち、複数のラベル片12の配置ピッチに合わせて、ラベル片12間に位置するセパレーター11の部分に、これを横断するように複数のミシン目15Aが形成されている。
図1および図2に示すように、各ミシン目15Aは、セパレーター11の幅方向(横断方向)に沿って鋸刃形状に形成されている。すなわち、各ミシン目15Aは、セパレーター11において、ラベル片12間の間隙14を形成領域とし、この形成領域いっぱいに幅変位するように鋸刃形状に形成されている。例えば、この鋸刃形状は、頂部が鋭角とならないように台形形状を連ねた形状とすることが好ましい。また、ミシン目15Aの形状における幅方向の変位幅Wと、延在方向の単位変位長Lとの比率を、1:1乃至1:5とすることが好ましく、実施形態のものは、これを1:2としている。また、は各ミシン目15Aを構成するカット部CCの長さと、アンカット部UCの長さとの比率を、略2:1または略1:1とすることが好ましい。
図2(a)の専用ロール紙10Aは、上記の変位幅Wと単位変位長Lとの比率を1:2とし、且つカット部CCとアンカット部UCとの比率を2:1としたミシン目15Aを有しており、以下、このミシン目15Aを「ギザ」Gと称呼する。
図2(b)の専用ロール紙10Aは、上記の変位幅Wと単位変位長Lとの比率を1:2とし、且つカット部CCとアンカット部UCとの比率を1:1としたミシン目15Aを有しており、以下、このミシン目15Aを「ギザマイクロ」GMと称呼する。
図3は、第1実施形態の変形例に係る専用ロール紙10Bである。この変形例の専用ロール紙10Bは、そのミシン目15Bにおいて、第1実施形態の鋸刃形状を踏襲すると共に、切り離し容易な形態となっている。
図3(a)は、上記の「ギザ」Gの変形例であり、幅方向の両外端部が、それぞれ幅方向に沿った直線状に形成されている。すなわち、「ギザ」Gの変形例に係るミシン目15Bは、カット部CCとアンカット部UCとの比率を2:1とし、専用ロール紙10Bの幅方向において、直線、鋸刃形状、直線を連ねた形状となっている。
図3(b)は、上記の「ギザマイクロ」GMの変形例であり、この場合も、幅方向の両外端部が、それぞれ幅方向に沿った直線状に形成されている。すなわち、「ギザマイクロ」GMの変形例に係るミシン目15Bは、カット部CCとアンカット部UCとの比率を1:1とし、専用ロール紙10Bの幅方向において、直線、鋸刃形状、直線を連ねた形状となっている。
このように、第1実施形態の専用ロール紙10A,10Bによれば、そのミシン目15A,15Bが鋸刃形状に形成されているため、ミシン目15A,15Bのカット部CCが、専用ロール紙10A,10Bの延在方向において揃うことなく分散する。すなわち、鋸刃形状のミシン目15A,15Bの形成領域(間隙14)において、その全域にカット部CCが分散する。このため、ミシン目15A,15Bとしての切り離しの容易性を損なうこと無く、ミシン目15A,15Bの形成領域の曲げ剛性を高く維持することができる。したがって、ロール状に巻回した状態から繰り出しても、ミシン目15A,15Bの部分で屈曲することがなく(図9(b)参照)、詳細は後述するが、吸引プラテン56からの過度の浮き上がりを適切に防止することができる。
次に、図4を参照して、第2実施形態に係る専用ロール紙20Aにつき、主に第1実施形態の専用ロール紙10Aと異なる部分について説明する。同図に示すように、第2実施形態の専用ロール紙20Aにおける各ミシン目25Aは、セパレーター11の幅方向(横断方向)に沿って波形形状に形成されている。すなわち、各ミシン目25Aは、セパレーター11において、その形成領域(間隙14)いっぱいに幅変位する波形形状に形成されている。この場合も、ミシン目25Aの形状における幅方向の変位幅Wと、延在方向の単位変位長Lとの比率を、1:1乃至1:5とすることが好ましく、実施形態のものは、これを1:5としている。また、は各ミシン目25Aを構成するカット部CCの長さと、アンカット部UCの長さとの比率を、略2:1または略1:1とすることが好ましい。
図4(a)の専用ロール紙20Aは、上記の変位幅Wと単位変位長Lとの比率を1:5とし、且つカット部CCとアンカット部UCとの比率を2:1としたミシン目25Aを有しており、以下、このミシン目25Aを「ラウンド」Rと称呼する。
図4(b)の専用ロール紙20Aは、上記の変位幅Wと単位変位長Lとの比率を1:5とし、且つカット部CCとアンカット部UCとの比率を1:1としたミシン目25Aを有しており、以下、このミシン目25Aを「ラウンドマイクロ」RMと称呼する。
図5は、第2実施形態の変形例に係る専用ロール紙20Bである。この専用ロール紙20Bは、そのミシン目25Bにおいて、第2実施形態の波形形状を踏襲すると共に、切り離し容易な形態となっている。
図5(a)は、上記の「ラウンド」Rの変形例であり、幅方向の両外端部が、それぞれ幅方向に沿った直線状に形成されている。すなわち、「ラウンド」Rの変形例に係るミシン目25Bは、カット部CCとアンカット部UCとの比率を2:1とし、専用ロール紙20Bの幅方向において、直線、波形形状、直線を連ねた形状となっている。
図5(b)は、上記の「ラウンドマイクロ」RMの変形例であり、この場合も、幅方向の両外端部が、それぞれ幅方向に沿った直線状に形成されている。すなわち、「ラウンドマイクロ」RMの変形例に係るミシン目25Bは、カット部CCとアンカット部UCとの比率を1:1とし、専用ロール紙20Bの幅方向において、直線、波形形状、直線を連ねた形状となっている。
このように、第2実施形態の専用ロール紙20A,20Bによれば、そのミシン目25A,25Bが波形形状に形成されているため、ミシン目25A,25Bのカット部CCが、専用ロール紙20A,20Bの延在方向において揃うことなく分散する。すなわち、波形形状のミシン目25A,25Bの形成領域(間隙14)において、その全域にカット部CCが分散する。このため、ミシン目25A,25Bとしての切り離しの容易性を損なうこと無く、ミシン目25A,25Bの形成領域の曲げ剛性を高く維持することができる。したがって、ロール状に巻回した状態から繰り出しても、ミシン目25A,25Bの部分で屈曲することがなく(図9(c)参照)、詳細は後述するが、吸引プラテン56からの過度の浮き上がりを適切に防止することができる。
次に、図6を参照して、上記の専用ロール紙10A(10B),20A(20B)に対応する汎用ロール紙30について説明する。この汎用ロール紙30では、そのミシン目35が、セパレーター11の幅方向(横断方向)に沿って直線状に形成されている。
図6(a)の汎用ロール紙30は、カット部CCとアンカット部UCとの比率を5:1とした直線状のミシン目35を有しており、以下、このミシン目35を「通常」Nと称呼する。
図6(b)の汎用ロール紙30は、カット部CCとアンカット部UCとの比率を0.5:1とした直線状のミシン目35を有しており、以下、このミシン目35を「通常マイクロ」NMと称呼する。
詳細は後述するが、汎用ロール紙30をロール状に巻回した状態から繰り出すと、汎用ロール紙30は、ミシン目35の部分で屈曲し(図9(a)参照)、吸引プラテン56からの過度の浮き上がりを生ずる。
次に、図7および図8を参照して、本実施形態のインクジェット記録装置50について説明する。また、図9および図10を参照して、専用ロール紙10A,20Aである「ギザ」G、「ギザマイクロ」GM、「ラウンド」Rおよび「ラウンドマイクロ」RM、並びに汎用ロール紙30である「通常」Nおよび「通常マイクロ」NMのそれぞれにつき、吸引プラテン56からの紙浮き量の測定結果について説明する。なお、以降の説明では、専用ロール紙10A,10B,20A,20Bや汎用ロール紙30の上位概念としての記録媒体を、ロール紙Pとする。
図7に示すように、インクジェット記録装置50は、略立方体の外観形状を有し、その前面には、インクジェット記録装置50の内部を開放するための開閉蓋51が設けられている。また、開閉蓋51の上側には、本体ケース52との間に排紙口53が構成されている。手前に引き倒すようにして開閉蓋51を開放すると、ロール紙収納部55が広く解放され、ドロップイン方式でロール紙Pの交換が可能となる。また、開閉蓋51の開放に伴って吸引プラテン56が引き出され、ロール紙Pの紙送り経路57が開放される。
インクジェット記録装置1の内部には、ロール紙Pを収納するロール紙収納部55と、ロール紙収納部55の後端から上方に延び、更に排紙口53まで水平に延びる紙送り経路57と、紙送り経路57に沿ってロール紙Pを繰り出しながら送る紙送り機構58と、紙送り経路57の水平経路部分に上側から臨む印刷機構59と、紙送り経路57を挟んで印刷機構59に対峙する吸引プラテン56と、が設けられている。
また、排紙口53の近傍には、紙送り経路57に臨んでロール紙Pをカットするカッター61が設けられている。さらに、インクジェット記録装置1には、その後部に内蔵した吸引ファン62と、この吸引ファン62と上記の吸引プラテン56とを接続する吸引ダクト63と、が設けられている(図8参照)。
紙送り機構58は、ロール紙収納部55の斜め後方に配設した給紙ローラー65と、紙送り経路57の経路変更部分に配設したテンションガイド66と、吸引プラテン56の上流側近傍に配設した送りローラー67と、吸引プラテン56の下流側近傍に配設した排紙ローラー68と、を有している。給紙ローラー65、送りローラー67および排紙ローラー68は、駆動ローラーおよび従動ローラーから成る、いわゆるニップローラで構成されている。
テンションガイド66は、上下方向に回動自在に且つ上方に回動付勢され、巻回状態のロール紙Pをロール紙収納部55から円滑に繰り出すべく、給紙ローラー65と送りローラー67との間でロール紙Pに一定のテンションを付与する。一方、送りローラー67に対し排紙ローラー68は、僅かに周速が速くなるように(スリップ回転する)構成されており、吸引プラテン56上を送られてゆくロール紙Pに一定のテンション付与する(張りを持たせる)。
給紙ローラー65、送りローラー67および排紙ローラー68は、同期回転し、ロール紙Pを紙送り経路57に沿って送る。詳細は後述するが、印刷時のおける紙送り機構58は、印刷機構59に同期してロール紙Pを間欠送り(改行送り)する。また、紙送り機構58は、例えばロール紙Pをセットした直後の空送り時には、ユーザーのマニュアル操作により、ロール紙Pを連続送りする。
印刷機構59は、インクジェットヘッドである印刷ヘッド71と、印刷ヘッド71を搭載したキャリッジ72と、キャリッジ72を左右方向に移動自在に支持するガイド軸73と、キャリッジ72をガイド軸73に沿って、左右方向に移動させる移動機構74と、を有している。印刷ヘッド71は、図示しないインカートリッジからY・M・C・Bの4色のインクを導入し、これら4色のインクを選択的に吐出してカラー印刷を行う。
移動機構74は、特に図示しないが、主動プーリーおよび従動プーリー間に架け渡したタイミングベルトと、主動プーリーを介して、タイミングベルトを正逆走行させるキャリッジモーターと、を有している。タイミングベルトの一部は、キャリッジ72が固定されており、キャリッジモーターを正逆回転させることにより、キャリッジ72に搭載された印刷ヘッド71が左右方向に往復動する。
すなわち、移動機構74により、印刷ヘッド71を左右方向に往動および復動させながら、印刷ヘッド71を駆動させて4色のインクを選択的に吐出することで、印刷が行われ(主走査)、且つ往動と復動との間において、紙送り機構58によるロール紙Pの行送り(副走査)が行われる。これにより、ロール紙Pに一連のカラー印刷が実施される。一連のカラー印刷が実施され更に余白分の送りが行われると、ロール紙Pの送りが停止し、カッター61が作動してロール紙Pの印刷済み部分が切り離される(排紙)。もっとも、本実施形態のロール紙Pのうち、ミシン目15A,25A,30が設けられているロール紙Pでは、モード切替えによりオートカットを使用しないようにしてもよい。
図7および図8に示すように、吸引プラテン56は、吸引ダクト63を介して吸引ファン62に接続されている。この場合、吸引プラテン56は、開閉蓋51の開閉に伴って移動するため、吸引ダクト63は、離接自在に構成された吸引プラテン56側のプラテン側ダクト63aと吸引ファン62側のファン側ダクト63bと、を有している。
吸引ファン62は、電源のONに同期して駆動し、紙送り機構58により送られてゆくロール紙Pに、吸引プラテン56を介して吸引力を作用させる。ロール紙Pが間欠送りされる実際の印刷動作において吸引プラテン56は、ロール紙Pが停止している状態ではこれを吸着し、ロール紙Pが送られている状態ではこれに吸引力(吸着力)を作用させる。これにより、吸引プラテン56上のロール紙Pは平坦に維持され、ロール紙Pと印刷ヘッド71との間隙であるペーパーギャップが適切に維持される。
図8に示すように、吸引プラテン56は、表面に広い吸引領域81を有すると共に、内部に吸引領域81に連通する吸引チャンバー82を有して、箱状に形成されている。吸引プラテン56の左奥には、プラテン側ダクト63aが接続されており、吸引チャンバー82は、このプラテン側ダクト63aおよび上記のファン側ダクト63bを介して、吸引ファン62に連通している。
吸引領域81は、複数のガイドリブ83により、複数の個別吸引領域84に領域分けされている。そして、各個別吸引領域84には適宜、吸引口85が設けられている。これら吸引口85は、吸引チャンバー82に連通しており、吸引ファン62の駆動により、ロール紙Pを個別吸引領域84の単位で吸引する。センター中心で送られるロール紙Pのうち、幅の狭いロール紙Pは、主に中央に位置する複数の個別吸引領域84に吸引され、幅の広いロール紙Pは、主に全域の複数の個別吸引領域84に吸引される。
次に、図9を参照して、ロール紙Pである専用ロール紙10A,20Aおよび汎用ロール紙30における自由状態の形態について説明する。また、図10を参照して、これら専用ロール紙10A,20Aおよび汎用ロール紙30の、吸引プラテン56からの紙浮き量の測定結果について説明する。
図9は、汎用ロール紙30、専用ロール紙10A、専用ロール紙20Aにつき、ロール状から繰り出した自由状態を表している。より具体的には、同図は、これら汎用ロール紙30、専用ロール紙10A、専用ロール紙20Aにおいて、巻き癖が顕著なロール芯に近い部分を繰り出した状態を表している。
図9(a)の汎用ロール紙30では、「通常」N(「通常マイクロ」NM)のミシン目35が形成されており、自由状態において、このミシン目35の部分で屈曲する。すなわち、ラベル片12の部分がその巻き癖により大きく湾曲し、ラベル片12とラベル片12との間のミシン目35の部分が、極端に低い曲げ剛性により谷折れ状態に屈曲する。そして、実施形態の汎用ロール紙30では、巻き癖により大きく湾曲する部分の高さ(自由状態での「浮き」)が、7.0mmであった。
一方、図9(b)の専用ロール紙10Aでは、「ギザ」G(「ギザマイクロ」GM)のミシン目15Aが形成されており、自由状態において、このミシン目15Aの部分で湾曲する。すなわち、ラベル片12の部分がその巻き癖により緩やかに湾曲し、ミシン目15Aの部分が、セパレーター11の持つ曲げ剛性を維持し、凹状に緩やかに湾曲する。そして、実施形態の専用ロール紙10Aでは、自由状態での「浮き」が、3.5mmであった。
同様に、図9(c)の専用ロール紙20Aでは、「ラウンド」R(「ラウンドマイクロ」GM)のミシン目25Aが形成されており、自由状態において、このミシン目25Aの部分で湾曲する。すなわち、ラベル片12の部分がその巻き癖により緩やかに湾曲し、ミシン目25Aの部分が、セパレーター11の持つ曲げ剛性を維持し、凹状に緩やかに湾曲する。そして、実施形態の専用ロール紙20Aでは、自由状態での「浮き」が、3.5mmであった。
なお、特に図示しないが、ミシン目の無い同種のロール紙P(合成ラベル紙)では、自由状態での「浮き」が、3.0mmであった。これにより、専用ロール紙10A,20Aでは、ミシン目15A,25Aによる曲げ剛性の低下が極めて少ないことが確認できる。
図10は、専用ロール紙10A,20Aおよび汎用ロール紙30における、吸引プラテン56からの紙浮き量の測定結果である。この測定では、吸引プラテン56から吸引力(負圧:350Pa)を作用させ、「ギザ」G、「ギザマイクロ」GMの専用ロール紙10A、「ラウンド」Rおよび「ラウンドマイクロ」RMの専用ロール紙20A、並びに「通常」Nおよび「通常マイクロ」NMの汎用ロール紙30のそれぞれにつき、吸引プラテン56からの紙浮き量を測定した。
同図に示すように、「通常」Nの汎用ロール紙30では、紙浮き量が1.2mm強、またカット部CCの短い「通常マイクロ」NMの汎用ロール紙30では、紙浮き量が0.9mmであった。実施形態のインクジェット記録装置50では、印刷品質の観点からこの紙浮き量を0.6mm以下とすることが好ましい。したがって、汎用ロール紙30では、印刷品質を保証できないものとなる。
一方、「ギザ」Gの専用ロール紙10Aでは、紙浮き量が0.6mm弱、同様に「ギザマイクロ」GMの専用ロール紙10Aでも、紙浮き量が0.6mm弱であった。
また、「ラウンド」Rの専用ロール紙20Aでは、紙浮き量が0.6mm弱、カット部CCの短い「ラウンドマイクロ」RMの専用ロール紙20Aでは、紙浮き量が0.4mm弱であった。
専用ロール紙10Aと専用ロール紙20Aとの対比から、ミシン目15A,25Aにおいて、幅方向に延在するカット部CCを極力少なくすること、およびカット部CCを短くすることが、紙浮き量(曲げ剛性)に影響することが確認できた。しかし、この場合には、いずれも紙浮き量が0.6mm以下であり、印刷品質を保証できるものとなる。
以上のように、ミシン目15A,25Aを鋸刃形状や波形形状とする専用ロール紙10A,20Aを用いることにより、紙浮き量を抑制することができ、印字品質を良好に維持することができる。
もっとも、ミシン目35が直線状の汎用ロール紙30であっても、吸引力を強くすれば、浮き量を抑制(0.6mm以下)することができ、印字品質を良好に維持することができる。
図11は、第2実施形態に係るインクジェット記録装置50であり、このインクジェット記録装置50では、ロール紙Pが専用ロール紙10A,20Aの場合と、汎用ロール紙30の場合とで、吸引プラテン56の吸引力を変化させるようにしている。
同図に示すように、吸引ファン62は、制御部91に接続され、また制御部91は入力部92に接続されており、制御部91は、入力部92からの入力情報に基づいて、吸引ファン62の回転速度を制御(インバーター制御)する。入力部92は、例えば投入したロール紙PのRFID、バーコード、2次元コード、ブラックマークを読み取る読取り部93を有し、読み取ったロール紙Pの種別を制御部91に出力する。制御部91は、ロール紙Pの種別と吸引ファン62の回転速度との関係を規定した制御テーブル94を有しており、ロール紙Pの種別に基づいて、吸引ファン62の回転速度(回転数)を制御する。
例えば、ロール紙Pが、専用ロール紙10A,20Aの場合には、吸引ファン62の回転数を5000rpmとし、汎用ロール紙30の場合には、吸引ファン62の回転数を6000rpmとする。このように、吸引ファン62を介して、吸引プラテン56の吸引力を制御することにより、専用ロール紙10A,20A、汎用ロール紙30を問わず、これらを適切に吸引することができる。これにより、印刷品質を安定に維持することができる。なお、入力部92において、ロール紙Pの種別を手動で入力するようにしてもよいし、インクジェット記録装置50と接続されたコンピューターに入力部を設けて、そこから入力してもよい。また、上記以外のロール紙Pも含めて制御テーブル94を構成し、吸引ファン62の制御を行うことが好ましい。
更に、ロール紙Pの種別に、ロール紙Pの厚みや材質等のパラメーター情報を含ませて、このパラメーター情報に基づいて吸引ファン62の回転速度(回転数)を制御しても良い。
なお、上記の実施の形態では、吸引プラテンを例に挙げて説明したが、プラテンに静電気吸着機構を設けることにより、ロール紙をプラテンに吸着させる場合にも本発明を同様に適用できる。
10A 専用ロール紙(印刷用ロール紙)、10B 専用ロール紙、11 セパレーター、12 ラベル片、13 粘着剤、15A ミシン目、15B ミシン目、20A 専用ロール紙、20B 専用ロール紙、25A ミシン目、25B ミシン目、30 汎用ロール紙、35 ミシン目、50 インクジェット記録装置、56 吸引プラテン、58 紙送り機構、59 印刷機構、62 吸引ファン、71 印刷ヘッド、91 制御部、P ロール紙、W 変位幅、L 単位変位長、CC カット部、UC アンカット部。

Claims (8)

  1. 幅方向にミシン目を有するロール紙に印刷可能であり、前記ロール紙として、直線状の前記ミシン目を有する第1ロール紙と、前記第1ロール紙の前記ミシン目と異なる形状の前記ミシン目を有する第2ロール紙と、に選択的に印刷を行うインクジェット記録装置であって、
    記ロール紙に対し、インクを吐出する印刷ヘッドと、
    前記印刷ヘッド対峙し、送られる前記ロール紙に吸引力を作用させる吸引プラテンと、
    前記吸引プラテンに連通する吸引ファンと、
    前記吸引ファンの駆動を制御し、前記第1ロール紙に印刷する場合と、前記第2ロール紙に印刷する場合と、で異なる吸引力を作用させる制御部と、を備えことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記制御部は、前記第1ロール紙に印刷する場合の吸引力と、前記第2ロール紙に印刷する場合の吸引力と、を示す制御テーブルを用いて、前記吸引ファンの駆動を制御することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記ロール紙は、当該ロール紙の種別を示す被読取り部を有し、
    前記被読取り部から前記種別を読み取って、前記制御部に出力する読取り部を備え、
    前記制御部は、前記読取り部から入力した前記種別に基づいて、前記吸引ファンの駆動を制御することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  4. 記種別には、前記ロール紙毎に厚みの情報が含まれ、
    前記制御部は、前記厚みに応じて前記吸引ファンの駆動を制御することを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記種別には、前記ロール紙毎に材質の情報が含まれ、
    前記制御部は、前記材質に応じて前記吸引ファンの駆動を制御することを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記第2ロール紙の前記ミシン目が、鋸刃形状および波形形状のいずれかの形状を含むことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記第2ロール紙は、
    セパレーターと、
    粘着剤により前記セパレーターに貼着されたラベル片と、を備え、
    記ミシン目は、前記第2ロール紙の延在方向に隣接する2つの前記ラベル片間における前記セパレーターに形成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記第2ロール紙は、
    記ミシン目における前記幅方向の両外端部のいずれか一方、前記幅方向に沿った直線状であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
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