JP6309948B2 - ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物に関する。
電気機器部品や電子部品等(以下、「電気・電子部品等」とも言う)、これらのうち特に電源部品等は、その用途上、高い耐トラッキング性を備えていることが要求される。従って、電気・電子部品等の材料として使用される樹脂組成物に高い耐トラッキング性を与えるための技術がこれまで検討されてきた。
ポリブチレンテレフタレート樹脂は、高い耐トラッキング性を有する素材として知られる。そのため、ポリブチレンテレフタレート樹脂は、電気・電子部品等を構成する樹脂組成物に従来配合されてきた。他方、電気・電子部品等は、黒色の外観を有することが求められ得るところ、かかる場合には、ポリブチレンテレフタレート樹脂とともに黒色顔料としてカーボンブラック等が樹脂組成物に配合されてきた。また、特許文献1乃至3には、カーボンブラックを使用しない黒色や暗色のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物が記載されている。
特許第3527805号公報 特開平03−043484号公報 特表2003−517075号公報
しかし、カーボンブラックは、ポリブチレンテレフタレート樹脂が有する耐トラッキング性を低下させてしまう。また、特許文献1乃至3記載のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物は、いずれも耐トラッキング性が十分ではない可能性がある。さらに、特許文献1乃至3記載のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物において染料を使用すると、高温環境下で染料が昇華してしまい、褪色や色移りが生じる可能性がある。また、特許文献1乃至3記載のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物において無機顔料を使用すると、機械的特性が低下し得る。さらに、従来の黒色や暗色のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物は、ノンハロゲン化のニーズに応えることが困難であった。
従って、従来は、黒色を呈し、かつ、耐トラッキング性に優れるノンハロゲン系のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物を得ることが困難であった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、黒色を呈し、かつ、耐トラッキング性に優れるノンハロゲン系のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明者らの検討の結果、ポリブチレンテレフタレート樹脂と、所定の着色剤とを配合することで、黒色を呈しながらも高い耐トラッキング性を有するポリブチレンテレフタレート樹脂組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、本発明は下記を提供する。
(1) ポリブチレンテレフタレート樹脂と、
着色剤とを含むポリブチレンテレフタレート樹脂組成物であって、
上記着色剤は、[1]青色の有機顔料a、黄色の有機顔料b及び赤色の有機顔料c、又は、[2]青色の有機顔料a及び橙色の有機顔料dの組み合わせを少なくとも含み、
上記有機顔料a乃至dはいずれも分子構造中にハロゲン原子を含まず、
上記ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物から得られた成形品についてJIS Z8729:2004に準拠して測定したL表色系におけるL値は25以下であり、
UL746Aに準拠して測定される比較トラッキング指数がPLC等級0であるポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
(2) 上記着色剤は、DIN EN 12877に準拠して求められる耐熱性が260℃以上である(1)に記載のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
(3) 上記青色の有機顔料aは、Pigment Blue15:3、Pigment Blue16からなる群から選択される1種以上であり、
上記黄色の有機顔料bは、Pigment Yellow147、Pigment Yellow150、Pigment Yellow180、及びPigment Yellow181からなる群から選択される1種以上であり、
上記赤色の有機顔料cは、Pigment Red122、Pigment Red149、Pigment Red175、Pigment Red208、Pigment Red247、Pigment Red255からなる群から選択される1種以上であり、
上記橙色の有機顔料dは、Pigment Orange43、Pigment Orange68、Pigment Orange73からなる群から選択される1種以上である(1)又は(2)に記載のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
(4) さらに、リン系難燃剤、又は、リン系難燃剤及び窒素系難燃助剤を含む(1)から(3)のいずれかに記載のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
(5) さらに、ガラス繊維を含む(1)から(4)のいずれかに記載のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
本発明によれば、黒色を呈し、かつ、耐トラッキング性に優れるノンハロゲン系のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物が提供される。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されない。
[ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の構成]
本発明のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物(以下、単に「樹脂組成物」とも言う)は、ポリブチレンテレフタレート樹脂と、所定の有機顔料を含む着色剤とを少なくとも含む。以下、本発明の樹脂組成物を構成する成分について説明する。
(ポリブチレンテレフタレート樹脂)
本発明におけるポリブチレンテレフタレート樹脂(以下、「PBT樹脂」とも言う)とは、少なくともテレフタル酸又はそのエステル形成誘導体(低級アルコールエステル等)を含むジカルボン酸成分と、少なくとも炭素数4のアルキレングリコール(1,4−ブタンジオール)又はそのエステル形成誘導体を含むグリコール成分とを重縮合して得られるポリブチレンテレフタレート系樹脂である。PBT樹脂は、ホモPBT樹脂に限らず、ブチレンテレフタレート単位を60モル%以上(特に75〜95モル%程度)含有する共重合体(共重合PBT樹脂)であってもよい。PBT樹脂は、1種単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。
共重合PBT樹脂において、テレフタル酸及びそのエステル形成誘導体以外のジカルボン酸成分(コモノマー成分)としては、例えば、芳香族ジカルボン酸成分(イソフタル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸等の、C〜C12アリールジカルボン酸等)、脂肪族ジカルボン酸成分(コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸等のC〜C16アルキルジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸等のC〜C10シクロアルキルジカルボン酸等)、又はそれらのエステル形成誘導体等が例示できる。これらのジカルボン酸成分は、1種単独で又は2種以上組み合わせて使用できる。好ましいジカルボン酸成分(コモノマー成分)としては、芳香族ジカルボン酸成分(特にイソフタル酸等のC〜C10アリールジカルボン酸)、脂肪族ジカルボン酸成分(特にアジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸等のC〜C12アルキルジカルボン酸)が挙げられる。
共重合PBT樹脂において、1,4−ブタンジオール以外のグリコール成分(コモノマー成分)としては、例えば、脂肪族ジオール成分〔例えば、アルキレングリコール(エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,3−オクタンジオール等のC〜C10アルキレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール等のポリオキシC〜Cアルキレングリコール等)、シクロヘキサンジメタノール、水素化ビスフェノールA等の脂環式ジオール等〕、芳香族ジオール成分〔ビスフェノールA、4,4−ジヒドロキシビフェニル等の芳香族アルコール、ビスフェノールAのC〜Cアルキレンオキサイド付加体(例えば、ビスフェノールAのエチレンオキサイド2モル付加体、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド3モル付加体等)等〕、又はそれらのエステル形成誘導体等が挙げられる。これらのグリコール成分も1種単独で又は2種以上組み合わせて使用できる。好ましいグリコール成分(コモノマー成分)には、脂肪族ジオール成分(特に、C〜Cアルキレングリコール、ジエチレングリコール等のポリオキシC〜Cアルキレングリコール、シクロヘキサンジメタノール等の脂環式ジオール)が含まれる。
上記化合物をモノマー成分とする重縮合により生成するホモPBT樹脂又は共重合PBT樹脂は、いずれも本発明におけるPBT樹脂として使用できる。ホモPBT樹脂及び共重合PBT樹脂は、それぞれ1種単独で又は2種以上を混合して使用できる。また、未変性PBT樹脂(ホモPBT樹脂)と共重合PBT樹脂との併用も有用である。PBT樹脂としては、共重合PBT樹脂の範疇に属する熱可塑性分岐PBT樹脂も使用できる。これは、いわゆるポリブチレンテレフタレート又はブチレンテレフタレート単量体を主体とし、多官能性化合物との反応により分岐構造を有するポリエステル樹脂である。多官能性化合物としては、芳香族多価カルボン酸成分(トリメシン酸、トリメリット酸、ピロメリット酸及びこれらのアルコールエステル等)、ポリオール成分(グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等)が例示できる。
本発明の樹脂組成物中のPBT樹脂の割合は、ベース樹脂としてのPBT樹脂の機能が阻害されない限り特に限定されない。
(着色剤)
本発明における着色剤は、所定の有機顔料の組み合わせを含む。具体的には、本発明における着色剤は、(1)青色の有機顔料a、黄色の有機顔料b及び赤色の有機顔料c、又は、(2)青色の有機顔料a及び橙色の有機顔料dの組み合わせを少なくとも含む。以下、「青色の有機顔料a」、「黄色の有機顔料b」等は、単に「有機顔料a」、「有機顔料b」等とも言う。
「青色の有機顔料a、黄色の有機顔料b及び赤色の有機顔料c」ならびに「青色の有機顔料a及び橙色の有機顔料d」の組み合わせは、いずれも、樹脂組成物に黒色を与えるものである。なお、本発明における「黒色」とは、本発明の樹脂組成物から得られた成形品(例えば、シリンダー温度250℃、金型温度80℃で、射出成形して得られた平板(80mm×80mm×3mm))について、JIS Z8729:2004に準拠して測定したL表色系におけるL値(明度)が25以下(好ましくは20以下、さらに好ましくは15以下、特に好ましくは10以下)であることを指す。
本発明における着色剤としては、ポリブチレンテレフタレート樹脂の耐熱性を活かして、本発明の樹脂組成物が高温環境下で使用される部品に適用される場合を考慮し、耐熱性に優れたものを使用することが好ましい。本発明における着色剤としては、具体的には、DIN EN 12877に準拠して求められる耐熱性が260℃以上であるものが好ましい。
有機顔料a乃至有機顔料dは、下記で定義される有機顔料a乃至有機顔料dのいずれかであってもよい。なお、本発明における着色剤の名称は、カラーインデックス(Colour Index International)に基づく。
青色の有機顔料aは、Pigment Blue15:3、Pigment Blue16からなる群から選択される1種以上であってもよい。
黄色の有機顔料bは、Pigment Yellow147、Pigment Yellow150、Pigment Yellow180、及びPigment Yellow181からなる群から選択される1種以上であってもよい。
赤色の有機顔料cは、Pigment Red122、Pigment Red149、Pigment Red175、Pigment Red208、Pigment Red247、Pigment Red255からなる群から選択される1種以上であってもよい。
橙色の有機顔料dは、Pigment Orange43、Pigment Orange68、Pigment Orange73からなる群から選択される1種以上であってもよい。
なお、上記の有機顔料a乃至有機顔料dはいずれも耐熱性に優れ、DIN EN 12877に規定された耐熱性が260℃以上である。特に、上記の有機顔料a乃至有機顔料dのうち、Pigment Yellow147及びPigment Yellow150(いずれもDIN EN 12877に規定された耐熱性が280℃である)以外は、DIN EN 12877に規定された耐熱性が300℃以上であるので、高温環境下での変色や褪色の恐れが少ない点で特に好ましい。また、上記の有機顔料a乃至有機顔料dはいずれも分子構造中にハロゲン原子を含まない。
本発明者らの検討の結果、意外にも、上記有機顔料の組み合わせを含む着色剤を樹脂組成物に配合することにより、ポリブチレンテレフタレート樹脂の耐トラッキング性を犠牲にすることなく、黒色を呈するポリブチレンテレフタレート樹脂組成物が得られることが見出された。
各着色剤の配合比は、得られる樹脂組成物の色相が、所望の黒色となるように適宜調整できる。例えば、着色剤の組み合わせが「有機顔料a、有機顔料b及び有機顔料c」である場合、質量比で有機顔料a/有機顔料b/有機顔料c=10〜80/10〜80/10〜80(有機顔料a乃至cの合計における質量%)であってもよい。着色剤の組み合わせが「有機顔料a及び有機顔料d」である場合、質量比で有機顔料a/有機顔料d=10/90〜90/10(有機顔料a及びbの合計における質量%)であってもよい。着色剤の組み合わせが「有機顔料a、有機顔料b、有機顔料c及び有機顔料d」である場合、質量比で有機顔料a/有機顔料b/有機顔料c/有機顔料d=10〜70/10〜70/10〜70/10〜70(有機顔料a乃至dの合計における質量%)であってもよい。
上記の有機顔料a乃至有機顔料dとしては、いずれも分子構造中にハロゲン原子を含まないものを使用する。従って、本発明の樹脂組成物には、分子構造中にハロゲン原子を含まない有機顔料を含む着色剤が配合されるため、ノンハロゲン化の要求に応えやすい。
本発明における着色剤には、本発明の目的を阻害しない限り、上記の有機顔料a乃至有機顔料d以外の顔料(無機顔料、鉱物顔料等)や染料(植物色素、蛍光剤等)が含まれていてもよい。例えば、黒色の組成物を得るために従来使用された無機顔料である黒色顔料(カーボンブラック等)が、本発明における着色剤に少量含まれることは除外されない。ただし、本発明における着色剤として、上記の有機顔料a乃至有機顔料dと、カーボンブラックとを併用する場合、カーボンブラックの配合量を微量(例えば、PBT樹脂100質量部に対して、0.05質量部以下、好ましくは0.03質量部以下、より好ましくは0.02質量部以下、さらに好ましくは0.01質量部以下のカーボンブラック)とすることが、ポリブチレンテレフタレート樹脂が有する耐トラッキング性の低減を抑制しつつ、ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の遮光性を高められる点で好ましい。
ポリブチレンテレフタレート樹脂の耐トラッキング性をより犠牲にしにくく、かつ、ノンハロゲン化の要求に応えやすいため、本発明における着色剤は、好ましくは、(1)有機顔料a、有機顔料b及び有機顔料c、(2)有機顔料a及び有機顔料d、又は(3)有機顔料a、有機顔料b、有機顔料c及び有機顔料dからなる。
本発明の樹脂組成物における着色剤の割合は、樹脂組成物に黒色を与えられる限り、特に限定されないが、例えば、PBT樹脂100質量部に対して着色剤の総量が0.05質量部以上、好ましくは0.10質量部以上であってもよい。かかる配合量であれば、樹脂組成物が十分に黒色を呈するので好ましい。また、PBT樹脂100質量部に対して着色剤の総量が5.0質量部以下、好ましくは3.0質量部以下であってもよい。かかる配合量であれば、PBT樹脂の機械的特性を大きく損ないにくいので好ましい。
(難燃剤)
本発明の樹脂組成物には、難燃性を与えるために難燃剤及び難燃助剤が含まれていてもよい。難燃剤としては特に限定されないが、ハロゲン系難燃剤、リン系難燃剤、窒素系難燃剤、イオウ系難燃剤、ケイ素系難燃剤、アルコール系難燃剤、無機系難燃剤、芳香族樹脂難燃剤等が挙げられる。これらは1種単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。ハロゲン系難燃剤のうち臭素系難燃剤は、炭化しやすいので、ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の耐トラッキング性を低下させ得る点で好ましくない可能性がある。
上述の通り、本発明における有機顔料は、分子構造中にハロゲン原子を含まないため、ノンハロゲン化の要求に応えやすい。そのため、本発明における難燃剤としても、ハロゲン原子を含まない難燃剤(特に、リン系難燃剤)を使用することがノンハロゲン化の要求により応えやすい点で好ましい。
また、リン系難燃剤を使用する場合、窒素系難燃助剤(メラミンシアヌレート等)を併用すると、ノンハロゲン化の要求に応えつつ、樹脂組成物の難燃性及び耐トラッキング性をより高められる点で好ましい。本発明において使用できるその他の難燃助剤としては、三酸化アンチモン、五酸化アンチモン、ポリリン酸メラミン等が挙げられる。
本発明の樹脂組成物における難燃剤の割合は、樹脂組成物に所望の難燃性を与えられる限り特に限定されないが、例えば、PBT樹脂100質量部に対して難燃剤の総量が10.0質量部以上、60.0質量部以下であってもよい。また、本発明の樹脂組成物における難燃助剤の割合は、PBT樹脂100質量部に対して難燃助剤の総量が1.0質量部以上、30.0質量部以下であってもよい。
(その他の成分)
本発明の樹脂組成物には、本発明の目的を阻害しない範囲で、公知の添加剤(ガラス繊維、滴下防止剤、酸化防止剤、安定剤、結晶核剤、滑剤等)が含まれていてもよい。例えば、ガラス繊維が樹脂組成物中に配合されていると、樹脂組成物に優れた機械的強度を与えることができる。本発明の樹脂組成物における公知の添加剤の配合量は、得ようとする効果等に応じて適宜調整できる。また、上記の通り、本発明は、ノンハロゲン化の要求に応えやすいので、本発明の樹脂組成物に含まれる添加剤は、ハロゲン原子を有する化合物を含まないか、又はごく少量しか含まないものが好ましい。
[ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の製造方法]
本発明の樹脂組成物の製造方法としては、樹脂組成物を構成する成分を均一に混合等できれば特に限定されず、従来知られる樹脂組成物の製造方法から適宜選択することができる。
例えば、本発明において好適な樹脂組成物の製造方法としては、1軸又は2軸押出機等の溶融混練装置を用いて、各成分を溶融混練して押出した後、ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物を粉末、フレーク、ペレット等の所望の形態に加工する方法が挙げられる。
[ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の特性]
本発明によれば、黒色を呈しながらも、高い耐トラッキング性を有するポリブチレンテレフタレート樹脂組成物が提供される。樹脂組成物の耐トラッキング性は、UL746A 耐トラッキング性試験に準拠して評価される。本発明の樹脂組成物は、UL746Aに準拠して測定した比較トラッキング指数(CTI)がPLC(Performance Level Category)等級0を満たす。
また、本発明によれば、樹脂組成物中に含まれる着色剤としてハロゲン原子を含まない有機顔料を含む着色剤を使用し、かつ、ハロゲン原子を含まない難燃剤(リン系難燃剤等)を使用することにより、耐トラッキング性と難燃性とを兼ね備え、ノンハロゲン化のニーズをも満たす黒色のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物が容易に得られる。
以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[材料]
ポリブチレンテレフタレート樹脂(下記表中「PBT」):商品名「ジュラネックス(登録商標) 500FP」、ウィンテックポリマー社製
有機顔料a(下記表中「a(青)」):Pigment Blue15:3(商品名「PV Fast Blue BG」、クラリアント社製)
有機顔料b(下記表中「b(黄)」):Pigment Yellow181(商品名「PV Fast Yellow H3R」、クラリアント社製)
有機顔料c(下記表中「c−1(赤:非ハロゲン系)」):Pigment Red149(商品名「PV Fast Red B」、クラリアント社製)
有機顔料c(下記表中「c−2(赤:ハロゲン系)」):Pigment Red187(商品名「PV Fast Red HF4B」、クラリアント社製)
有機顔料d(下記表中「d(橙)」):Pigment Orange73
カーボンブラック:商品名「MA600B」、三菱化学社製
リン系難燃剤:商品名「Exolite OP1240」、クラリアント社製
メラミンシアヌレート:商品名「MELAPUR MC50」、BASF社製、これは難燃助剤に相当する
臭素系難燃剤:商品名「FR−1025」、アイシーエル・アイピー社製
三酸化アンチモン:商品名「PATOX−M」、日本精鉱社製、これは難燃助剤に相当する
ガラス繊維:商品名「CSF 3PE−941」、日東紡績社製
滴下防止剤:商品名「フルオン CD−076」、旭硝子社製
上記の材料を以下の表1乃至3に示す割合で混合し、30mmφのスクリューを有する2軸押出機((株)日本製鋼所製)にて260℃で溶融混練し、ペレット状のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物を得た。なお、下記表中の数値の単位は「質量部」である。
各樹脂組成物を使用して、耐トラッキング性、樹脂組成物の色味、難燃性の評価を以下の方法で行った。各評価結果を表1乃至3に示した。また、各樹脂組成物中のハロゲン原子の有無も表1乃至3に示した。
[耐トラッキング性の評価]
UL746A 耐トラッキング性試験に準拠して、各樹脂組成物について、CTIのPLC等級を判定した。PLC等級が最高ランクである「0」である場合は「OK」と評価し、PLC等級が「0」でない場合は「NG」と評価した。
[樹脂組成物の色味]
各樹脂組成物を、シリンダー温度250℃、金型温度80℃で、射出成形して製造した80mm×80mm×3mmの平板の色味を、分光色差計SE6000(日本電色工業社製)によって評価した。平板の色味が黒色である(つまり、JIS Z8729:2004に準拠して測定される、L表色系におけるL値が25以下である)場合は「OK」と評価し、樹脂組成物の色味が黒色ではない場合は「NG」と評価した。
[難燃性の評価]
各樹脂組成物を、シリンダー温度250℃、金型温度80℃で、射出成形して製造した試験片(0.8mm厚み)について、アンダーライターズ・ラボラトリーズのUL−94規格垂直燃焼試験に準拠して燃焼性を評価した。評価の結果、高い難燃性を有するという基準である「V−0」を満たす場合は「OK」と評価し、「V−0」を満たさない場合は「NG」と評価した。
Figure 0006309948
Figure 0006309948
Figure 0006309948
なお、有機顔料cとして、Pigment Red151を使用する以外は実施例2と同様に調製した組成物においては、耐トラッキング性、樹脂組成物の色味、ハロゲン原子の有無、難燃性のいずれもが実施例2と同等の結果であった。ただし、この組成物から得られた成形品、及び、実施例2記載の組成物から得られた成形品をそれぞれギアオーブン(東洋精機製作所社製)にて200℃で100時間処理した後に目視観察した結果、前者は後者と比較して顕著な変色が見られた。
表1乃至3に示される通り、本発明によれば、組成物の色味が黒色を呈しながら、高い耐トラッキング性を有するポリブチレンテレフタレート樹脂組成物が得られる。また、本発明によれば、樹脂組成物中のハロゲン原子の有無に関わらず、高い難燃性も実現し得る。

Claims (3)

  1. ポリブチレンテレフタレート樹脂と、
    着色剤とを含み、
    前記着色剤の総量が、前記ポリブチレンテレフタレート樹脂100質量部に対して、0.05質量部以上5.0質量部以下であるポリブチレンテレフタレート樹脂組成物であって、
    前記着色剤は、DIN EN 12877に準拠して求められる耐熱性が280℃以上であり、
    前記着色剤は、(1)青色の有機顔料a、黄色の有機顔料b及び赤色の有機顔料c、又は、(2)青色の有機顔料a及び橙色の有機顔料dの組み合わせを少なくとも含み、
    前記青色の有機顔料aは、Pigment Blue15:3、Pigment Blue16からなる群から選択される1種以上であり、
    前記黄色の有機顔料bは、Pigment Yellow147、Pigment Yellow150、Pigment Yellow180、及びPigment Yellow181からなる群から選択される1種以上であり、
    前記赤色の有機顔料cは、Pigment Red122、Pigment Red149、Pigment Red175、Pigment Red208、Pigment Red247、Pigment Red255からなる群から選択される1種以上であり、
    前記橙色の有機顔料dは、Pigment Orange43、Pigment Orange68、Pigment Orange73からなる群から選択される1種以上であり、
    前記有機顔料a乃至dはいずれも分子構造中にハロゲン原子を含まず、
    前記ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物から得られた成形品についてJIS Z8729:2004に準拠して測定したL表色系におけるL値は25以下であり、
    UL746Aに準拠して測定される比較トラッキング指数がPLC等級0であるポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
  2. さらに、リン系難燃剤、又は、リン系難燃剤及び窒素系難燃助剤を含む請求項1に記載のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
  3. さらに、ガラス繊維を含む請求項1又は2に記載のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
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