JP6299340B2 - 転送側ファクシミリ装置、ファクシミリ通信システム、及び受信側ファクシミリ装置 - Google Patents

転送側ファクシミリ装置、ファクシミリ通信システム、及び受信側ファクシミリ装置 Download PDF

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Description

本発明は、転送側ファクシミリ装置、ファクシミリ通信システム、及び受信側ファクシミリ装置に関し、特に、ファクシミリ装置間でファクシミリデータを転送する技術に関する。
ファクシミリ装置においては、ファクシミリデータを受信したときに、予め転送先として設定されている他のファクシミリ装置に対して、当該受信したファクシミリデータを転送する機能を備えるものがある。例えば、下記特許文献1,2には、職場に設置されているファクシミリ装置がユーザーの帰宅後に受信したファクシミリデータを、当該ユーザーの自宅のファクシミリ装置に転送するファクシミリ装置が示されている。また、下記特許文献3には、送信機から受信機への転送のためのリダイヤル回数が一定回数に達した時は、設定された別の受信機に画情報を転送し、この転送時には、送信機が、画情報を別の受信機に転送したことを、最初に送信を試みた受信機に報知する、という技術が開示されている。
実開平4−8571号公報 実開平4−8573号公報 特開平6−30230号公報
しかしながら、上記特許文献1,2に示されるファクシミリ装置では、ファクシミリデータを転送する側のファクシミリ装置は、データ転送を行う設定になっていると、転送先へ必ずファクシミリデータを転送する。この場合、上記例でいえば、ユーザーが自宅から職場への出勤中に、職場のファクシミリ装置が転送対象のファクシミリデータを受信すると、当該ファクシミリデータは自宅のファクシミリ装置に転送されてしまい、ユーザーは、職場に到着後、職場では当該ファクシミリデータを受け取ることができない。
また、上記特許文献3に示されるファクシミリ装置の場合、最初に転送がされる受信機が自宅のファクシミリ装置であるとすると、このファクシミリ装置の電源を切れば、転送側ファクシミリ装置としての送信機から転送を試みたファクシミリデータは、別のファクシミリ装置に転送されるため、自宅のファクシミリ装置が当該ファクシミリデータを受信してしまうことによりユーザーが所望地で当該ファクシミリデータによる画像を受け取ることができない事態は避けられるが、送信機が複数のファクシミリ装置に対して何度もダイヤリングを実施する事態が生じると、その間は、転送対象となるファクシミリデータがファクシミリ装置の内蔵メモリーに保留され続けるため、大容量のメモリーが必要となり、コストが高くなるという問題がある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、ファクシミリ装置間で転送されるファクシミリデータを、ユーザー所望の場所に設置されたファクシミリ装置で確実に受け取り可能にすることを目的とする。
本発明の一局面に係る転送側ファクシミリ装置は、ファクシミリ通信を行う転送側ファクシミリ通信部と、
前記転送側ファクシミリ通信部に、受信側ファクシミリ装置への転送対象とされるファクシミリデータが受信されたとき、当該受信されたファクシミリデータを、前記転送側ファクシミリ通信部により、前記受信側ファクシミリ装置に転送させる転送側制御部と、
画像形成を行う画像形成部とを備え、
前記転送側ファクシミリ通信部は、前記受信されたファクシミリデータの転送のために、前記転送側制御部による制御の下で前記受信側ファクシミリ装置との通信を開始したとき、予め定められたファクシミリ通信プロトコルでの通信信号を用いて、本転送側ファクシミリ装置から転送するファクシミリデータの受信可否の内容を示す受信可否信号を、前記受信側ファクシミリ装置から受信し、
前記転送側制御部は、
前記転送側ファクシミリ通信部が受信した前記受信可否信号が前記転送対象となるファクシミリデータの受信可を示す場合に、前記転送側ファクシミリ通信部に、前記受信側ファクシミリ装置に対する当該転送対象となるファクシミリデータの転送を行わせ
前記転送側ファクシミリ通信部により受信された前記受信可否信号が前記転送対象となるファクシミリデータの受信不可を示す場合には、前記転送側ファクシミリ通信部に、前記受信側ファクシミリ装置との通信を終了させ、前記画像形成部に、前記転送対象となるファクシミリデータを画像形成させるものである。
また、本発明の更なる一局面に係るファクシミリ通信システムは、上記転送側ファクシミリ装置と、前記受信側ファクシミリ装置とを備え、
前記受信側ファクシミリ装置は、
前記転送側ファクシミリ装置から転送されてくる前記転送対象となるファクシミリデータを受信するか否かを示す受信可否を設定する受信可否設定部と、
ファクシミリ通信を行う受信側ファクシミリ通信部と、
前記受信側ファクシミリ通信部により前記転送側ファクシミリ装置からの発呼に応じて当該転送側ファクシミリ装置とのファクシミリ通信が確立した場合に、前記受信可否設定部によって設定された受信可否の内容を示す受信可否信号を、前記予め定められたファクシミリ通信プロトコルでの通信信号を用いて、前記受信側ファクシミリ通信部から、前記転送側ファクシミリ装置に送信させる受信側制御部と、を備える
本発明によれば、ファクシミリ装置間で転送されるファクシミリデータを、ユーザー所望の場所に設置されたファクシミリ装置で確実に受け取ることが可能になる。
本発明の第1実施形態に係るファクシミリ装置としての複合機の内部構成の概略を示すブロック図である。 複合機とファクス送信の相手先となるファクシミリ装置とのファクス通信処理を示す図である。 第1実施形態に係る複合機が受信側ファクシミリ装置となる場合におけるファクシミリデータ転送に関する処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る複合機が転送側ファクシミリ装置となる場合におけるファクシミリデータ転送に関する処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る複合機が転送側ファクシミリ装置となる場合において、受信側ファクシミリ装置に向けて、転送対象とされるファクシミリデータを転送する処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るファクシミリ装置としての複合機の内部構成の概略を示すブロック図である。 第2実施形態に係る複合機が転送側ファクシミリ装置となる場合におけるファクシミリデータ転送に関する処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る複合機が受信側ファクシミリ装置となる場合におけるファクシミリデータ転送に関する処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態に係るファクシミリ装置、ファクシミリ通信システム、及びファクス通信プログラムについて図面を参照して説明する。最初に、本発明の第1実施形態に係るファクシミリ装置を説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るファクシミリ装置としての複合機の内部構成の概略を示すブロック図である。
第1実施形態に係る複合機1は、制御ユニット100と、画像読取部110と、画像メモリー120と、画像形成部130と、ファクシミリ通信部140とを有する。
画像読取部110は、原稿を読み取って原稿画像を取得するスキャナー等を備える。画像読取部110は、例えば原稿載置台上の原稿や、搬送されてくる原稿の画像を読み取るスキャナー、及び読取済の原稿を排出する排出機構を有するADF(Auto Document Feeder)である。画像読取部110は、ファクス送信の対象とされる原稿を1枚ずつ読み取ることで、ファクス送信の対象とするデータとして、各頁の原稿のデータ(原稿画像)をその頁情報と共に頁単位で取得する。
画像メモリー120は、画像読取部110によって読み取られた原稿のデータ、ファクシミリ通信部140又は通信インターフェイス160により取得されたファクシミリ送信の対象となるデータ等、画像形成部130の印刷対象となるデータを一時的に保存する領域である。
画像形成部130は、画像読取部110によって読み取られた原稿のデータや、ファクシミリ通信部140により公衆回線を通じて他のファクシミリ装置から受信されたデータ等であって、画像メモリー120に記憶されているデータを読み出し、当該データを用いて画像形成(印刷)を行う。
ファクシミリ通信部140は、ファクシミリ通信に必要な諸機能を実行し、公衆回線を通じて外部のファクシミリ装置との間で画像データを送受信する。例えば、制御部101は、ファクス送信用に画像読取部110により読み取られて画像メモリー120に一時的に記憶されている各頁の原稿のデータを頁順に読み出して、ファクシミリ通信部140に、ユーザーによる操作部47の操作で指定された相手先のファクシミリ装置に向けてファクス送信させる。なお、後述する受信側ファクシミリ装置におけるファクシミリ通信部140が特許請求の範囲における受信側ファクシミリ通信部の一例となり、後述する転送側ファクシミリ装置におけるファクシミリ通信部140が特許請求の範囲における転送側ファクシミリ通信部の一例となる。
また、電話通信部180は、公衆回線を通じて他の電話との通話通信を行う機能を実行する。
さらに、複合機1は、画像読取部110が読み取った画像の編集及び加工処理等を行う画像処理部190を有している。また、複合機ネットワーク接続された他のパーソナルコンピューターやサーバーとの間で各種データの通信を行うための通信インターフェイス160とを有している。
制御ユニット100は、CPU、ROM及びRAM等からなり、複合機1の全体的な動作を司る。制御ユニット100は、制御部101、受信可否設定部102、モード設定部103、及びデータ転送設定部104を備えている。なお、HDD170又は図略のROMに複合機1のファクス通信プログラムが記憶されており、制御ユニット100は、当該ファクス通信プログラムに従って動作することにより、制御部101(本実施形態で説明するファクシミリデータ転送処理の実行に関する機能について)、受信可否設定部102、モード設定部103、及びデータ転送設定部104として機能する。但し、制御部101、受信可否設定部102、モード設定部103、及びデータ転送設定部104は、当該ファクス通信プログラムに基づく動作によらず、それぞれハード回路により構成されるものとしてもよい。以下、特に触れない限り、各実施形態について同様である。
制御部101は、複合機1の全体的な動作を司る。また、制御部101は、後述するファクシミリデータ転送に関する処理を実行する。なお、後述する受信側ファクシミリ装置における制御部101が特許請求の範囲における受信側制御部の一例となり、後述する転送側ファクシミリ装置における制御部101が特許請求の範囲における転送側制御部の一例となる。
受信可否設定部102は、ファクシミリデータを転送してくる他のファクシミリ装置(以下、転送側ファクシミリ装置という)から公衆回線を通じて当該転送データを受信するか否かを示す受信可否を設定する。例えば、受信可否設定部102は、転送側ファクシミリ装置からの転送データを受信する設定とする場合は、転送受信フラグを立てて記憶しておき(転送受信フラグ=1(true))、一方、当該転送データを受信しない設定とする場合は、転送受信フラグを立てず(転送受信フラグ=0(false))、この状態を記憶しておく。受信可否設定部102は、当該複合機1が受信側ファクシミリ装置として機能するために備えられている。
なお、上記制御部101は、ファクシミリ通信部140により転送側ファクシミリ装置とのファクシミリ通信が確立された場合に、受信可否設定部102によって設定された受信可否の如何を示す受信可否信号を、予め定められたファクシミリ通信プロトコルを用いて、当該複合機1から転送側ファクシミリ装置に対して送信させる。本実施形態では、上記予め定められたプロトコルとしてT.30プロトコルを用い、当該プロトコルにおける通信信号であるNSS信号を、上記受信可否信号とする例を説明する。
また、制御部101は、転送側ファクシミリ装置とのファクシミリ通信時には、ファクシミリ通信部140から、転送側ファクシミリ装置に対して、当該装置間で行われる通信が、(1)通常のファクシミリ通信、又は(2)上記受信可否信号を送信する通信、のいずれであるかを示す通信種別信号を、上記受信可否信号と共に送信させる。
モード設定部103は、当該複合機1を留守番電話モードに設定する。留守番電話モードとは、ユーザーによる受話不可能時に電話通信部180が受信した通話相手方からの音声メッセージを、例えば制御ユニット100に内蔵されるメモリーに音声データとして録音させるモードをいう。制御部101は、当該複合機1を留守番電話モードで動作制御する。
上記受信可否設定部102は、例えば、当該複合機1がモード設定部103により留守番電話モードに設定されている状態であるか否かを判断し、留守番電話モードに設定された状態であれば、上記転送受信フラグを立てる。すなわち、受信可否設定部102は、上記予め定められた状態を、複合機1が留守番電話モードに設定されている状態とする。なお、受信可否設定部102は、当該複合機1が留守番電話モードに設定されていない状態であれば、上記転送受信フラグを立てない。
データ転送設定部104は、当該複合機1が、ファクシミリデータを他のファクシミリ装置に対して転送する転送側ファクシミリ装置として機能するために備えられている。データ転送設定部104は、ファクシミリ通信部140が他のファクシミリ装置から上記受信可否信号を受信したときに、当該受信可否信号が示す転送データの受信可否の内容に従って、当該複合機1に、当該他のファクシミリ装置に対してデータ転送を行わせるか否かを設定する。すなわち、データ転送設定部104は、当該受信可否信号が転送受信可を示す場合は、当該受信可否信号を送信してきた他のファクシミリ装置に対して、転送対象となるファクシミリデータをファクシミリ通信部140から転送させるためにデータ転送フラグを立てて記憶しておき(データ転送フラグ=1(true))、一方、当該受信可否信号が転送受信不可を示す場合は、当該受信可否信号を送信してきた当該他のファクシミリ装置に対しては、転送対象となるファクシミリデータを転送させないために転送受信フラグを立てず(データ転送フラグ=0(false))、この状態を記憶しておく。
データ転送設定部104は、他のファクシミリ装置との間でファクシミリ通信が確立しているときに、ファクシミリ通信部140によって上記受信可否信号と共に受信された通信種別信号が、ファクシミリ通信がデータ転送の設定を行うための転送設定通信であることを示すかを判断し、上記受信可否信号が示す転送データの受信可否の内容に従った設定を行う。通信種別信号は、ファクシミリ通信部140に、(a)通常のファクシミリ通信、又は(b)受信可否信号を送信する通信のいずれであるかを示す信号である。
当該複合機1が転送側ファクシミリ装置として、他のファクシミリ装置から、ファクシミリ通信部140が転送対象となるファクシミリデータを受信したとき、制御部101は、データ転送設定部104により上記データ転送フラグが立てられていれば、ファクシミリ通信部140から、転送先として予め定められたファクシミリ装置であって、上記受信可否信号を送信してきたファクシミリ装置に対して、当該受信された転送対象となるファクシミリデータを転送させる。
次に、複合機1とファクス送信の相手先となるファクシミリ装置とのファクス通信処理を説明する。図2は、複合機1とファクス送信の相手先となるファクシミリ装置とのファクス通信処理を示す図である。
送信側としての複合機1はそのファクシミリ通信部140が(以下、当該ファクス通信処理の説明において単に複合機1という)、ユーザーによる操作部47の操作で入力されるファクス送信指示(すなわち、ファクス送信ジョブ)に基づくダイヤリングにより発呼し、CNG信号を送信して、相手先のファクシミリ装置に対して、複合機1がファクシミリ通信を行うファクシミリ装置であることを通知する(♯1)。
相手先のファクシミリ装置はそのファクシミリ通信部が(以下、当該ファクス通信処理の説明において単に相手先ファクシミリ装置という)が、受信側として上記CNG信号を受信すると、当該相手先ファクシミリ装置はこれに対する応答信号としてのCED信号と、自身が有するオプション機能を表す非標準機能識別信号としてのNSF信号と、受信側の装置機能(CCITT仕様等)を知らせるDIS信号とを複合機1に送り返す(♯2)。NSF信号は、固有の標準方式ではない特殊ファシリティを通知するために当該ファクシミリ装置で用いられるT.30プロトコルによるメッセージ信号である。
CED信号、NSF信号及びDIS信号を相手先ファクシミリ装置から受信した複合機1(発呼側)は、当該複合機1のセットアップデータ(CCITT仕様等)を知らせるDCS信号と、NSF信号に応答する非標準機能識別信号としてのNSS信号と、モデムトレーニング用のTCF信号とを、相手先ファクシミリ装置に対して送出する(♯3)。すなわち、相手先のファクシミリ装置からNSF信号により特殊ファシリティが通知されているため、自身が当該特殊ファシリティに対応する機能を有している場合には、対応可能である旨を、当該発呼側のファクシミリ装置から相手先のファクシミリ装置に対してNSS信号により通知する。本実施形態では、当該NSF信号及びNSS信号に、後述するデータ転送に必要な情報が付加されて通信される。
上記DCS信号、NSS信号及びTCF信号を受信した相手先ファクシミリ装置は、受信成功を示すCFR信号を複合機1に返信する(♯4)。
送信側としての複合機1が当該CFR信号を受信すると、当該ファクス送信ジョブでファクス送信対象とする第1頁目のデータ(PIX)を、相手先ファクシミリ装置に対して送信する(♯5)。さらに、複合機1は、ファクス送信の対象とする他頁のデータが存在する場合は、他頁のデータが存在することを示すMPS信号を相手先ファクシミリ装置に送信する。
受信側としての相手先ファクシミリ装置では、受信した第1頁目のデータ(PIX)を画像メモリーに一時的に記憶させる。そして、相手先ファクシミリ装置は、第1頁目のデータを正しく受信したことを示すMCF信号を複合機1に対して返信する(♯6)。
複合機1は、相手先ファクシミリ装置からMCF信号を受信すると、ファクス送信の対象とする次頁のデータがある限り次頁のデータ(PIX)及びMPS信号を相手先ファクシミリ装置に送信する。この場合、相手先ファクシミリ装置では、受信した頁のデータ(PIX)を画像メモリーに一時的に記憶させてMCF信号を複合機1に返信する♯6の処理を繰り返す。以降、複合機1がファクス送信の対象とする全頁のデータを相手先ファクシミリ装置に送信完了するまで、♯5及び♯6の処理が繰り返される。
そして、複合機1が、ファクス送信の対象とする最終頁のデータ(PIX)を相手先ファクシミリ装置に送信したときは、データ送信を終了することを示すEOP信号を相手先ファクシミリ装置に送信する(♯7)。相手先ファクシミリ装置は、上記最終頁のデータを受信したことを示すMCF信号を複合機1に返信する(♯8)。
複合機1は、EOP信号を送信した後に、相手先ファクシミリ装置から上記MCF信号を受信すると、相手先ファクシミリ装置にDCN信号を送信して回線を遮断する(♯9)。
次に、第1実施形態に係る複合機1が受信側ファクシミリ装置となる場合におけるファクシミリデータ転送に関する処理を説明する。図3は、第1実施形態に係る複合機1が受信側ファクシミリ装置となる場合におけるファクシミリデータ転送に関する処理を示すフローチャートである。
例えば、ユーザーが複合機1に電源を投入し、受信可否設定部102により複合機1が電源オンの状態になっていることが検出されると(S1でYES)、受信可否設定部102は、モード設定部103による複合機1が留守番電話モードに設定されているか否かを判断する(S2)。
ここで、受信可否設定部102は、複合機1が留守番電話モードに設定されていると判断した場合(S2でYES)、ファクシミリ装置データの転送を行うファクシミリ装置として予め定められた他のファクシミリ装置(転送側ファクシミリ装置)から、転送対象とされるファクシミリデータを、当該受信側ファクシミリ装置としての複合機1で受信することを許可する設定とするために、転送受信フラグを転送受信フラグ=1(true)とする(S3)。
一方、受信可否設定部102が、複合機1が留守番電話モードに設定されていないと判断した場合(S2でNO)、受信可否設定部102は、転送対象とされるファクシミリデータの複合機1による受信を不許可とする設定にするために、転送受信フラグを転送受信フラグ=0(false)とする(S8)。
S3又はS8により転送受信フラグが設定された後、ファクシミリ通信部140は、上記予め定められている転送側ファクシミリ装置に対して発呼し、CNG信号を送信する(S4)。
上記転送側ファクシミリ装置が当該発呼に応答してCED信号、DIS信号、及びNSF信号を当該複合機1に対して返信し、当該複合機1のファクシミリ通信部140がこれら信号を受信すると(S5)、ファクシミリ通信部140は、当該NSF信号に応答してのDCS信号、更にNSS信号及びTCF信号を、転送側ファクシミリ装置に対して送信する(S6)。このとき、制御部101は、NSS信号に、当該確立されているファクシミリ通信が受信可否信号を送信するための通信であることを示す内容の通信種別信号と、S3又はS8において設定された転送受信フラグの内容を示す受信可否信号とを含めた上で、当該NSS信号を、ファクシミリ通信部140から転送側ファクシミリ装置に対して送信させる。この後、ファクシミリ通信部140はDCN信号を転送側ファクシミリ装置に対して送信し(S7)、当該通信を終了させる。
なお、上記では、受信可否設定部102は、複合機1が留守番電話モードに設定されていると判断した場合に(S2でYES)、転送受信フラグ=1(true)としているが(S3)、これに限られず、例えば、受信可否設定部102が、S1で電源オンと判断した場合には、S2の処理を行わず、転送受信フラグ=1(true)とするようにしてもよい。或いは、複合機1において、ユーザーによる操作部47の操作で上記データ転送を受信可能とする指示が入力されていること等の他の条件を満たす場合に、受信可否設定部102が、転送受信フラグ=1(true)とするようにしてもよい。
次に、第1実施形態に係る複合機1が転送側ファクシミリ装置となる場合におけるファクシミリデータ転送に関する処理を説明する。図4は、第1実施形態に係る複合機1が転送側ファクシミリ装置となる場合におけるファクシミリデータ転送に関する処理を示すフローチャートである。
複合機1が転送側ファクシミリ装置(以下、単に転送側ファクシミリ装置という)となる場合、図3で示した一連の処理を行って受信側ファクシミリ装置となる複合機1からの発呼(図3のS4)を転送側ファクシミリ装置のファクシミリ通信部140が受ける(S11でYES)。転送側ファクシミリ装置は、この発呼を受けて、受信側ファクシミリ装置との回線を開き確立する(S12)。続いて、ファクシミリ通信部140は、受信側ファクシミリ装置に対して、CED信号と、自身が有するオプション機能を表す非標準機能識別信号としてのDIS信号と、NSF信号を送り返す(S13)。
これに応答して、受信側ファクシミリ装置が当該NSF信号に応答してのNSS信号、更にDCS信号及びTCF信号を転送側ファクシミリ装置に返信し、転送側ファクシミリ装置のファクシミリ通信部140がこれら各信号を受信すると(S14)、データ転送設定部104は、上記NSS信号に含まれる通信種別信号が、当該ファクシミリ通信が上記転送設定通信であることを示すか否かを判断し(S15)、当該通信種別信号が転送設定通信を示すものではないと判断した場合(S15でNO)、制御部101は、通常のファクシミリデータの受信制御を行う(S18)。すなわち、転送側ファクシミリ装置のファクシミリ通信部140は、上記S1で検出した受信側ファクシミリ装置からの発呼が、通常通りにファクシミリデータを送信するための通信を示すものであるとして、受信側ファクシミリ装置に対してCFR信号を返信し、以後は、受信側ファクシミリ装置からファクシミリデータを受信するために、図2に示される♯4〜♯9の処理を行う。
また、データ転送設定部104が、通信種別信号が上記転送設定通信を示すと判断した場合(S15でYES)、上記NSS信号に更に含まれる受信可否信号が、転送対象とされるファクシミリデータの受信を受信側ファクシミリ装置が許可しているか否かのいずれを示すかを判断する(S16)。ここで、データ転送設定部104は、上記受信可否信号が転送対象ファクシミリデータの受信可(受信可否=true)を示すと判断した場合(S16でYES)、データ転送フラグを立てて記憶しておく(データ転送フラグ=1(true))。すなわち、データ転送設定部104は、これ以後に受信側ファクシミリ装置への転送対象となるファクシミリデータを他のファクシミリ装置から受信したとき、受信側ファクシミリ装置にファクシミリデータを転送する処理を行うデータ転送モードに、転送側ファクシミリ装置を設定する(S17)。
他方、データ転送設定部104が、上記受信可否信号が転送データの受信不可を示すと判断した場合(S16でNO)、以後に当該受信側ファクシミリ装置への転送対象となるファクシミリデータを受信しても、データ転送フラグを立てずに記憶しておき(データ転送フラグ=0(false))、これ以後に当該受信側ファクシミリ装置への転送対象とされるファクシミリデータを受信しても受信側ファクシミリ装置にファクシミリデータを転送しないように、データ転送モードの設定を解除しておく(S19)。
次に、第1実施形態に係る複合機1が転送側ファクシミリ装置となる場合において、受信側ファクシミリ装置に向けて、転送対象とされるファクシミリデータを転送する処理を説明する。図5は、第1実施形態に係る複合機1が転送側ファクシミリ装置となる場合において、受信側ファクシミリ装置に向けて、転送対象とされるファクシミリデータを転送する処理を示すフローチャートである。
転送側ファクシミリ装置において、ファクシミリ通信部140が別のファクシミリ装置から、受信側ファクシミリ装置への転送対象となるファクシミリデータを受信すると(S21でYES)、制御部101は、データ転送設定部104のデータ転送フラグが立っているか否か、すなわち、データ転送モードに設定されているか否かを判断する(S22)。
ここで、制御部101は、データ転送フラグが立っており、データ転送モードに設定されていると判断した場合(S22でYES)、ファクシミリ通信部140に、データ転送先としての受信側ファクシミリ装置に対して発呼を行わせる(S23)。また、制御部101は、データ転送フラグが立っておらず、データ転送モードに設定されていないと判断した場合(S22でNO)、画像形成部130に、S21で受信したファクシミリデータを画像形成させる(S28)。すなわち、転送側ファクシミリ装置は、S21で受信したファクシミリデータを転送せずに、自局で出力する。
そして、上記発呼に応答して受信側ファクシミリ装置から、CED信号、DIS信号及びNSF信号の返信を受信すると(S24)、ファクシミリ通信部140から、受信側ファクシミリ装置にDCS信号、NSS信号及びTCF信号を送信する(S25)。制御部101は、受信側ファクシミリ装置からCFR信号が返信されてくるのを待って、ファクシミリ通信部140により、S21で受信された転送対象となるファクシミリデータを、図2に示した♯5〜♯7の処理を行うことにより、当該受信側ファクシミリ装置に対して送信させる(S26)。
転送側ファクシミリ装置のファクシミリ通信部140が、転送対象ファクシミリデータの最終ページのデータを送信した後、受信側ファクシミリ装置からMCF信号を受信すると、ファクシミリ通信部140は、受信側ファクシミリ装置にDCN信号を送信して、ファクス通信を終了させる(S27)。
このように、第1実施形態によれば、受信側ファクシミリ装置から、転送側ファクシミリ装置に対して、転送対象となるファクシミリデータを転送させるか否かを設定可能による。このため、例えば、ユーザーは職場である本社のファクシミリ装置に届いたファクシミリデータを、出張先である支社に設置されているファクシミリ装置に転送させる設定としておき、出張先の支社で当該ファクシミリデータを受信できるようにしておき、本社に帰る際には、支社において、支社のファクシミリ装置を上記受信側ファクシミリ装置として、転送側ファクシミリ装置である本社のファクシミリ装置に、転送を行わせない設定に切り替えてから帰社することで、ユーザーが本社への帰社中に、本社の転送側ファクシミリ装置から支社の受信側ファクシミリ装置にファクシミリデータが転送されてしまってユーザーが本社で当該ファクシミリデータを受け取れないという事態を回避することが可能になる。これにより、ユーザーは、当該両ファクシミリ装置間で転送されるファクシミリデータを、ユーザー所望の場所に設置されたファクシミリ装置で確実に受け取ることが可能になる。なお、ユーザーが自宅及び職場の両ファクシミリ装置によりファクシミリデータの転送を行う場合も同様である。
また、受信側ファクシミリ装置から転送側ファクシミリ装置に対して、NSS信号に含めて、通信種別信号及び転送受信可否信号を送信するので、転送側ファクシミリ装置では、当該通信種別信号に基づいて、通常のファクシミリ通信か、上記転送対象となるファクシミリデータの転送を許可又は不許可にする設定を行うための通信かを区別できるので、当該転送設定に必要な通信を、ファクシミリ通信に用いられるプロトコルを用いて実現することが可能である。
また、受信側ファクシミリ装置においては、留守番電話モードに設定されている場合には、上記ファクシミリデータの転送受信を不許可とし、留守番電話モードに設定されていない場合に、上記ファクシミリデータの転送受信を許可するため、ユーザーが当該受信側ファクシミリ装置の設置場所にいる蓋然性が高い状態のときに、転送側ファクシミリ装置に、ファクシミリデータの転送を行わせ、ユーザーが当該受信側ファクシミリ装置の設置場所にいる蓋然性が低い状態のときには、ファクシミリデータの転送を行わせないようにすることができる。
また、転送側ファクシミリ装置は、NSS信号として受信側ファクシミリ装置から受信した転送受信可否信号の示す内容に基づいて、転送対象となるファクシミリデータを転送するか否かを設定するので、受信側ファクシミリ装置からの指示に従って適時に、データ転送モードを、ファクシミリデータを転送するか否か設定することが可能である。この点からも、ユーザーは、当該両ファクシミリ装置間で転送されるファクシミリデータを、ユーザー所望の場所に設置されたファクシミリ装置で確実に受け取ることが可能になる。
なお、上記に示したファクシミリデータの転送処理を行う転送側ファクシミリ装置及び受信側ファクシミリ装置が本発明に係るファクシミリ通信システムの一実施形態となる。
次に、本発明の第2実施形態に係るファクシミリ装置、及びファクス通信プログラムについて図面を参照して説明する。図6は、本発明の第2実施形態に係るファクシミリ装置としての複合機の内部構成の概略を示すブロック図である。なお、図1に示した第1実施形態と同様の構成については説明を省略する。
第2実施形態に係る複合機1は、制御ユニット100が、第1実施形態と同様に、制御ユニット101、受信可否設定部102、及びモード設定部103を備えるが、データ転送設定部104は備えられていない。
次に、第2実施形態に係る複合機1が転送側ファクシミリ装置となる場合におけるファクシミリデータ転送に関する処理を説明する。図7は、第2実施形態に係る複合機1が転送側ファクシミリ装置となる場合におけるファクシミリデータ転送に関する処理を示すフローチャートである。
複合機1が転送側ファクシミリ装置となる場合、ファクシミリ通信部140が、受信側ファクシミリ装置への転送対象となるファクシミリデータを受信すると(S31でYES)、制御部101は、ファクシミリ通信部140に、データ転送先としての受信側ファクシミリ装置に対して発呼を行わせる(S32)。
そして、上記発呼に応答して受信側ファクシミリ装置から、CED信号、DIS信号及びNSF信号の返信をファクシミリ通信部140が受信すると(S33)、データ転送設定部104は、上記NSF信号に含まれる受信可否信号が、転送対象として送信されてくるファクシミリデータの受信可を示すか否かを判断する(S34)。
ここで、データ転送設定部104が、上記NSF信号に含まれる受信可否信号が上記受信可を示すと判断すると(S34でYES)、ファクシミリ通信部140は、受信側ファクシミリ装置にDCS信号、NSS信号及びTCF信号を送信し(S35)、受信側ファクシミリ装置からCFR信号が返信されてくるのを待って、ファクシミリ通信部140が、S31で受信された転送対象となるファクシミリデータを、図2に示した♯5〜♯7の処理を行うことにより、当該受信側ファクシミリ装置に対して送信する(S36)。
そして、ファクシミリ通信部140が、転送対象ファクシミリデータの最終ページのデータを送信した後、受信側ファクシミリ装置からMCF信号を受信すると、ファクシミリ通信部140は、受信側ファクシミリ装置にDCN信号を送信して、ファクス通信を終了させる(S37)。
一方、データ転送設定部104が、上記受信可否信号が上記受信不可を示すと判断した場合(S34でNO)、ファクシミリ通信部140は、受信側ファクシミリ装置にDCN信号を送信して、受信側ファクシミリ装置との当該ファクス通信を終了させる(S38)。そして、制御部101は、画像形成部130に、S31で受信したファクシミリデータを画像形成させる(S39)。すなわち、転送側ファクシミリ装置は、S31で受信したファクシミリデータを転送せずに、自局で出力する。
次に、第2実施形態に係る複合機1が受信側ファクシミリ装置となる場合におけるファクシミリデータ転送に関する処理を説明する。図8は、第2実施形態に係る複合機1が受信側ファクシミリ装置となる場合におけるファクシミリデータ転送に関する処理を示すフローチャートである。
複合機1が受信側ファクシミリ装置となる場合、図7で示したS32の処理により転送側ファクシミリ装置からの発呼を、受信側ファクシミリ装置のファクシミリ通信部140が受けると(S41でYES)、転送側ファクシミリ装置との回線を開き確立する(S42)。
続いて、受信可否設定部102は、転送受信フラグ=1(true)となっているか、転送受信フラグ=0(false)となっているかを判断し(S43)、受信可否設定部102は、転送受信フラグ=1(true)と判断した場合(S43でYES)、複合機1による転送ファクシミリデータの受信を許可する設定とするために、NSF信号に転送受信可=trueを設定する(S44)。受信可否設定部102による転送受信可否の設定方法は第1実施形態と同様である。
そして、ファクシミリ通信部140は、転送側ファクシミリ装置に対して、CED信号と、S44で設定された内容のNSF信号と、DIS信号とを送り返す(S45)。
これに応答して、転送側ファクシミリ装置が当該NSF信号に応答してのNSS信号、更にDCS信号及びTCF信号を返信し、受信側ファクシミリ装置のファクシミリ通信部140がこれら各信号を受信すると(S46)、以後は、転送側ファクシミリ装置からファクシミリデータを受信するために、図2の♯3〜♯9の処理を行って転送対象のファクシミリデータを受信する(S47)。この後は、転送側ファクシミリ装置から送信されてくるDCN信号を受信し(S48)、通信が終了する。
一方、受信可否設定部102が、転送受信フラグ=0(false)と判断した場合(S43でNO)、複合機1による転送対象ファクシミリデータの受信を不許可の設定にするために、NSF信号に転送受信不可=falseを設定する(S49)。そして、ファクシミリ通信部140は、転送側ファクシミリ装置に対して、当該NSF信号、CED信号、及びDIS信号を送信する。この後は、転送側ファクシミリ装置から送信されてくるDCN信号を受信し、通信が終了する。
このように、第2実施形態によれば、転送側ファクシミリ装置が、ファクシミリデータ転送のための通信を開始した時に、受信側ファクシミリ装置からの返答に応じて、受信側ファクシミリ装置が当該ファクシミリデータの転送を受信許可しているか否かを判断するため、第1実施形態と同様に、ユーザーは、当該両ファクシミリ装置間で転送されるファクシミリデータを、ユーザー所望の場所に設置されたファクシミリ装置で確実に受け取ることが可能になる。
また、転送側ファクシミリ装置は、NSF信号として受信側ファクシミリ装置から受信した転送受信可否信号の示す内容に基づいて、転送対象となるファクシミリデータを転送するか否かを設定するので、受信側ファクシミリ装置からの指示に従って適時にファクシミリデータを転送するか否かを設定可能である。この点からも、ユーザーは、当該両ファクシミリ装置間で転送されるファクシミリデータを、ユーザー所望の場所に設置されたファクシミリ装置で確実に受け取ることができる。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。図1乃至図8を用いて上記各実施形態に示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明の構成及び処理はこれに限定されるものではない。
1 複合機
47 操作部
100 制御ユニット
101 制御部
102 受信可否設定部
103 モード設定部
104 データ転送設定部
140 ファクシミリ通信部
160 通信インターフェイス
180 電話通信部

Claims (3)

  1. ファクシミリ通信を行う転送側ファクシミリ通信部と、
    前記転送側ファクシミリ通信部に、受信側ファクシミリ装置への転送対象とされるファクシミリデータが受信されたとき、当該受信されたファクシミリデータを、前記転送側ファクシミリ通信部により、前記受信側ファクシミリ装置に転送させる転送側制御部と、
    画像形成を行う画像形成部とを備え、
    前記転送側ファクシミリ通信部は、前記受信されたファクシミリデータの転送のために、前記転送側制御部による制御の下で前記受信側ファクシミリ装置との通信を開始したとき、予め定められたファクシミリ通信プロトコルでの通信信号を用いて、本転送側ファクシミリ装置から転送するファクシミリデータの受信可否の内容を示す受信可否信号を、前記受信側ファクシミリ装置から受信し、
    前記転送側制御部は、
    前記転送側ファクシミリ通信部が受信した前記受信可否信号が前記転送対象となるファクシミリデータの受信可を示す場合に、前記転送側ファクシミリ通信部に、前記受信側ファクシミリ装置に対する当該転送対象となるファクシミリデータの転送を行わせ
    前記転送側ファクシミリ通信部により受信された前記受信可否信号が前記転送対象となるファクシミリデータの受信不可を示す場合には、前記転送側ファクシミリ通信部に、前記受信側ファクシミリ装置との通信を終了させ、前記画像形成部に、前記転送対象となるファクシミリデータを画像形成させる転送側ファクシミリ装置。
  2. 請求項1に記載の転送側ファクシミリ装置と、前記受信側ファクシミリ装置とを備え、
    前記受信側ファクシミリ装置は、
    前記転送側ファクシミリ装置から転送されてくる前記転送対象となるファクシミリデータを受信するか否かを示す受信可否を設定する受信可否設定部と、
    ファクシミリ通信を行う受信側ファクシミリ通信部と、
    前記受信側ファクシミリ通信部により前記転送側ファクシミリ装置からの発呼に応じて当該転送側ファクシミリ装置とのファクシミリ通信が確立した場合に、前記受信可否設定部によって設定された受信可否の内容を示す受信可否信号を、前記予め定められたファクシミリ通信プロトコルでの通信信号を用いて、前記受信側ファクシミリ通信部から、前記転送側ファクシミリ装置に送信させる受信側制御部と、を備えたファクシミリ通信システム。
  3. 前記受信側ファクシミリ装置の前記受信側制御部が、転送データの受信可を示す前記受信可否信号を前記受信側ファクシミリ通信部から前記転送側ファクシミリ装置に対して送信させたとき、前記受信側ファクシミリ通信部は、前記転送側ファクシミリ装置から転送される前記ファクシミリデータを受信する請求項に記載のファクシミリ通信システム。
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